JP4673274B2 - 外部ストレス耐性の高い磁気抵抗効果型ヘッド - Google Patents
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Description
さらに、非特許文献1には、固定層が電気的な放電現象を受けた場合や機械的な衝撃を受けた場合にも耐える強化策として、2枚の固定層のそれぞれの異方性エネルギーを大きくすることと、その差分の絶対値を小さくすることが提案されている。
さらなる記録密度の向上のため、磁気抵抗効果素子の素子サイズは益々縮小されており、トラック幅が約100nmあるいはそれ以下、素子高さも約100nmあるいはそれ以下にまで縮小されている。素子サイズの縮小に伴って、素子体積が減るため、固定層の磁化固定に蓄積されるエネルギーは減少している。一方、高密度記録のため、磁気ヘッド浮上量の低減が進み、磁気ヘッドと媒体表面の衝突頻度が増大しており、衝突により固定層磁化が回転するという不具合が出てきている。また、磁気ヘッド作製工程における静電気や機械的応力によっても、固定層磁化が回転しやすくなっている。
固定層の磁化が変化しないようにするには、固定層磁化の蓄積エネルギーを大きくして耐力を高めておく必要がある。さらに、衝撃によって固定層磁化が変化しても元に復元するような素子構造とする必要がある。
本発明の目的は、外部ストレスに対して固定層の磁化が変化し難く、変化しても復元し易い再生素子構造を提供することにある。
具体的には反強磁性層と接する側を第1固定層、非磁性導電層と接する側を第2固定層としたときに、反強磁性層との交換結合エネルギーを高くできるように第1固定層の組成をCo100-xFex(xはat%で20≦x≦30)とし、第2固定層の組成をCo100-xFex(xはat%で0≦x≦10)とした。異方性エネルギーの差を小さくするために第2固定層と第1固定層の磁化量の差を0−0.5nm・Tとし、第1固定層と第2固定層の磁歪定数の差を5.0×10−6以下となるようにした。
また、第1の固定層をさらにA層とB層の2層に分割して2枚のCoFe層で構成した。このうち反強磁性層と接するA層の組成をCo100-xFex(xはat%で20≦X≦30)とし、Ru膜と接するB層の組成をCo100-xFex(xはat%で0≦X≦10)とし、A層B層の比率によって磁気特性を調整した。
これによって、第1固定層と反強磁性層との交換結合エネルギーを落とさずに、磁歪定数の差|λ1-λ2|を5.0×10−6以下にすることができるようになり、外部からの応力や磁界による固定層回転が抑止できるようになった。
<実施例1>
図1に、実施例1による磁気ヘッド(磁気抵抗効果型ヘッド)の素子部を浮上面から見た図を示す。磁気抵抗効果型ヘッドは、GMRヘッドであり、素子部20の積層構造は、次の通りである。反強磁性層1は、膜厚6nmのIrMnCr膜で構成されており、その上に第1固定層2、反強磁性結合層4、第2固定層5、非磁性導電層6、自由層7、保護層8が積層されている。なお、反強磁性層1は、IrMnCr膜に限らず、IrMnを主成分とする反強磁性体であれば良い。
第1固定層2および第2固定層5ともCoFe合金で、第1固定層2の組成はCo75Fe25(以下CoFe25%と略す)で、第2の固定層5はCo95Fe5(以下CoFe5%と略す)であり、膜厚はそれぞれ18オングストローム(磁化:3.5nm・T)と21オングストローム(磁化:3.9nm・T)である。反強磁性結合層4には膜厚4.5オングストロームのRu膜を使用した。この上に非磁性導電層6として膜厚18オングストロームのCu膜を積層し、さらに自由層7と保護層8を積層する。自由層7は2層膜であり、Cu膜側を膜厚10オングストロームのCoFe層とし、保護層側を膜厚15オングストロームのNiFe層としてある。保護層8は膜厚20nmのTa膜で形成した。
<実施例2>
図5に実施例2による磁気抵抗効果型ヘッドの素子部30を浮上面から見た図を示す。反強磁性層1は、膜厚6nmのIrMnCr膜で構成され、その上に2つに分割された第1固定層A層3−1および第1固定層B層3−2が積層され、その上に反強磁性結合層4を介して第2固定層5が積層され、さらにその上に非磁性導電層6、自由層7、保護層8が積層されている。なお、反強磁性層1は、IrMnCr膜に限らず、IrMnを主とする反強磁性体であれば良い。ここで、第1固定層A層3−1は膜厚10オングストロームのCoFe25%膜からなり、第1固定層B層3−2は膜厚9.4オングストロームのCoFe10%膜からなる。また、第2固定層5はCoFe10%膜であり、膜厚は21オングストローム(磁化:3.9nm・T)である。非磁性導電層6、自由層7及び保護層8は、実施例1と同じである。図6に示すように、第1固定層の磁歪定数はA層とB層の比率Xによって定まり、磁歪定数は約5.0×10−6から10.0×10−6まで変化する。上記のA層、B層の膜厚はX=0.56に相当し、このときの磁歪定数は、7.2×10−6となる。ここで反強磁性層1と接する側のA層にCoFe25%を用いているので、IrMnCrとの交換結合エネルギーの大きな低下を招くことはない。B層のCoFe10%の比率を変えることによって磁歪定数のみを調整することができる。また第2固定層5の磁歪定数は3.0×10−6となるので、固定層の磁歪定数差(λ1−λ2)は、図4の右端に示すように、4.2×10−6となる。この場合の固定層の磁化反転率を図2中に□印で示すように、dM=0〜0.2nm・Tの範囲で反転率ゼロを実現できる。
<実施例3>
図7に実施例3によるトンネル型磁気抵抗効果ヘッドの素子部40を浮上面から見た図を示す。反強磁性層1には、膜厚60オングストロームのIrMnCr膜を用い、第1固定層2には膜厚17オングストロームのCoFe25%膜を用い、反強磁性結合層には4.5オングストロームのRu膜を用い、第2の固定層2には膜厚19オングストロームのCoFeB膜を用いた。障壁層11としては、膜厚10オングストロームのMgO膜を用い、自由層7には膜厚35オングストロームのCoFe10%膜を用い、その上に保護層として膜厚100オングストロームのTa膜を用いた。なお、反強磁性層1は、IrMnCr膜に限らず、IrMnを主とする反強磁性体であれば良い。第1固定層の組成は、Co100-xFex(xはat%で20≦x≦30)の範囲であれば良い。
上記素子構造において、CoFe10%膜では3.0×10−6の磁歪定数を持つのに対して、15〜30%のB添加により、CoFeB膜では磁歪定数は8.0×10−6と増大する。したがって、B添加のない場合よりも、第1固定層と第2固定層の磁歪定数差は小さくすることができる。
2…第1固定層、
3-1…第1固定層A層、
3-2…第1固定層B層、
4…反強磁性結合層、
5…第2固定層、
6…非磁性導電層、
7…自由層、
8…保護層、
9…永久磁石層、
10…電極層、
11…障壁層、
12…絶縁層、
13…電極層、
14…下部磁気シールド層、
15…上部磁気シールド層、
20,30…GMR素子、
40…TMR素子、
50…磁気ヘッド(磁気抵抗効果ヘッド)。
Claims (20)
- 下部磁気シールド層と上部磁気シールド層の間に、反強磁性層と、該反強磁性層と交換結合して磁化方向が固定されている固定層と、非磁性導電層と、外部磁界に対して磁化方向が回転可能である自由層とを備えた磁気抵抗効果型ヘッドにおいて、
前記反強磁性層は、IrMnを主成分とする反強磁性体であり、
前記固定層は、前記反強磁性層と接する第1固定層と、前記非磁性導電層と接し、前記第1固定層と反強磁性結合しているCo100−XFeX(Xはat%で0≦X≦10)合金の第2固定層とを有し、
前記第1固定層は、前記反強磁性層と接するCo100−XFeX(Xはat%で20≦X≦30)合金の第1固定層A層と、反強磁性結合層と接するCo100−XFeX(Xはat%で0≦X≦10)合金の第1固定層B層とを有することを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。 - 前記第2固定層は、Co100−XFeX(Xはat%で0≦X≦5)合金であることを特徴とする請求項1記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
- 前記第1固定層の磁化量をM1とし、前記第2固定層の磁化量をM2としたときに、磁化量の差M2−M1が、0≦M2−M1≦0.5(nm・T)の範囲にあることを特徴とする請求項1記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
- 前記第1固定層A層と前記第1固定層B層との間に、第1固定層A層のFe組成と第1固定層B層のFe組成の間のFe組成を有する少なくとも一層のCoFe合金層を有することを特徴とする請求項1記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
- 下部磁気シールド層と上部磁気シールド層の間に、反強磁性層と、該反強磁性層と交換結合して磁化方向が固定されている固定層と、非磁性導電層と、外部磁界に対して磁化方向が回転可能である自由層とを備えた磁気抵抗効果型ヘッドにおいて、
前記反強磁性層は、IrMnを主成分とする反強磁性体であり、
前記固定層は、前記反強磁性層と接するCo 100−X Fe X (Xはat%で20≦X≦30)合金の第1固定層と、前記非磁性導電層と接し、前記第1固定層と反強磁性結合しているCo100−XFeX(Xはat%で0≦X≦10)合金の第2固定層とを有し、
前記第1固定層は、前記反強磁性層の側から前記第2固定層側に向けて、Fe組成が連続的に減少していることを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。 - 前記第1固定層と第2固定層は、Ruからなる反強磁性結合層を介して反強磁性結合していることを特徴とする請求項1または5に記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
- 前記反強磁性層は、IrMnCrであることを特徴とする請求項1または5に記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
- 下部磁気シールド層と上部磁気シールド層の間に、反強磁性層と、該反強磁性層と交換結合して磁化方向が固定されている固定層と、非磁性導電層と、外部磁界に対して磁化方向が回転可能である自由層とを備えた磁気抵抗効果型ヘッドにおいて、
前記反強磁性層は、IrMnを主成分とする反強磁性体であり、
前記固定層は、前記反強磁性層と接するCoFe合金の第1固定層と、前記非磁性導電層と接し、前記第1固定層と反強磁性結合しているCoFe合金の第2固定層とを有し、
前記第1固定層は、前記反強磁性層と接するCo100−XFeX(Xはat%で20≦X≦30)合金の第1固定層A層と、反強磁性結合層と接するCo100−XFeX(Xはat%で0≦X≦10)合金の第1固定層B層とを有し、
前記第1固定層の磁歪定数をλ1とし、前記第2固定層の磁歪定数をλ2としたときに、磁歪定数の差|λ1−λ2|が5.0×10−6以下であることを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。 - 下部磁気シールド層と上部磁気シールド層の間に、反強磁性層と、該反強磁性層と交換結合して磁化方向が固定されている固定層と、非磁性導電層と、外部磁界に対して磁化方向が回転可能である自由層とを備えた磁気抵抗効果型ヘッドにおいて、
前記反強磁性層は、IrMnを主成分とする反強磁性体であり、
前記固定層は、前記反強磁性層と接するCoFe合金の第1固定層と、前記非磁性導電層と接し、前記第1固定層と反強磁性結合しているCoFe合金の第2固定層とを有し、
前記第1固定層はCo100−XFeX(Xはat%で20≦X≦30)合金であり、前記第2固定層はCo100−XFeX(Xはat%で0≦X≦10)合金であって、かつ、
前記第1固定層は、前記反強磁性層の側から前記第2固定層側に向けて、Fe組成が連続的に減少しており、
前記第1固定層の磁歪定数をλ1とし、前記第2固定層の磁歪定数をλ2としたときに、磁歪定数の差|λ1−λ2|が5.0×10−6以下である
あることを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。 - 下部磁気シールド層と上部磁気シールド層の間に、反強磁性層と、該反強磁性層と交換結合して磁化方向が固定されている固定層と、非磁性導電層と、外部磁界に対して磁化方向が回転可能である自由層とを備えた磁気抵抗効果型ヘッドにおいて、
前記反強磁性層は、IrMnを主成分とする反強磁性体であり、
前記固定層は、前記反強磁性層と接するCoFe合金の第1固定層と、前記非磁性導電層と接し、前記第1固定層と反強磁性結合しているCoFe合金の第2固定層とを有し、
前記第1固定層はCo100−XFeX(Xはat%で20≦X≦30)合金であり、前記第2固定層はCo100−XFeX(Xはat%で0≦X≦5)合金であって、かつ、
前記第1固定層は、前記反強磁性層の側から前記第2固定層側に向けて、Fe組成が連続的に減少しており、
前記第1固定層の磁歪定数をλ1とし、前記第2固定層の磁歪定数をλ2としたときに、磁歪定数の差|λ1−λ2|が5.0×10−6以下であることを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。 - 下部磁気シールド層と上部磁気シールド層の間に、反強磁性層と、該反強磁性層と交換結合して磁化方向が固定されている固定層と、非磁性導電層と、外部磁界に対して磁化方向が回転可能である自由層とを備えた磁気抵抗効果型ヘッドにおいて、
前記反強磁性層は、IrMnを主成分とする反強磁性体であり、
前記固定層は、前記反強磁性層と接するCoFe合金の第1固定層と、前記非磁性導電層と接し、前記第1固定層と反強磁性結合しているCoFe合金の第2固定層とを有し、
前記第1固定層は、前記反強磁性層の側から前記第2固定層側に向けて、Fe組成が連続的に減少しており、
前記第1固定層の磁歪定数をλ1とし、前記第2固定層の磁歪定数をλ2としたときに、磁歪定数の差|λ1−λ2|が5.0×10−6以下であることを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。 - 前記第1固定層A層と前記第1固定層B層との間に、第1固定層A層のFe組成と第1固定層B層のFe組成の間のFe組成を有する少なくとも一層のCoFe合金層を有することを特徴とする請求項8から11のいずれかに記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
- 前記第1固定層A層と前記第1固定層B層との間に、第1固定層A層のFe組成と第1固定層B層のFe組成の間のFe組成を有する少なくとも一層のCoFe合金層を有することを特徴とする請求項8記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
- 前記第1固定層と第2固定層は、Ruからなる反強磁性結合層を介して反強磁性結合していることを特徴とする請求項8から11のいずれかに記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
- 前記反強磁性層は、IrMnCrであることを特徴とする請求項8から11のいずれかに記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
- 下部磁気シールド兼電極層と上部磁気シールド兼電極層の間に、反強磁性層と、該反強磁性層と交換結合して磁化方向が固定されている固定層と、絶縁層と、外部磁界に対して磁化方向が回転可能である自由層とを備えたトンネル磁気抵抗効果型ヘッドにおいて、
前記反強磁性層は、IrMnを主成分とする反強磁性体であり、
前記固定層は、前記反強磁性層と接するCoFe合金の第1固定層と、前記絶縁層と接し、前記第1固定層と反強磁性結合しているCoFeB合金の第2固定層とを有し、
前記第1固定層は、前記反強磁性層と接するCo100−XFeX(Xはat%で20≦X≦30)合金の第1固定層A層と、反強磁性結合層と接するCo100−XFeX(Xはat%で0≦X≦10)合金の第1固定層B層とを有し、
前記第1固定層の磁歪定数をλ1とし、前記第2固定層の磁歪定数をλ2としたときに、磁歪定数の差|λ1−λ2|が5.0×10−6以下であることを特徴とするトンネル磁気抵抗効果型ヘッド。 - 前記第2固定層は15〜30at%のBを含むCoFeB合金であることを特徴とする請求項16記載のトンネル磁気抵抗効果型ヘッド。
- 前記第1固定層の磁化量をM1とし、前記第2固定層の磁化量をM2としたときに、磁化量の差M2−M1が、0≦M2−M1≦0.5(nm・T)の範囲にあることを特徴とする請求項16記載のトンネル磁気抵抗効果型ヘッド。
- 前記第1固定層と第2固定層は、Ruからなる反強磁性結合層を介して反強磁性結合していることを特徴とする請求項16記載のトンネル磁気抵抗効果型ヘッド。
- 前記反強磁性層は、IrMnCrであることを特徴とする請求項16記載のトンネル磁気抵抗効果型ヘッド。
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