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JP4661767B2 - エンジン冷却系の故障診断装置 - Google Patents

エンジン冷却系の故障診断装置 Download PDF

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JP4661767B2
JP4661767B2 JP2006296263A JP2006296263A JP4661767B2 JP 4661767 B2 JP4661767 B2 JP 4661767B2 JP 2006296263 A JP2006296263 A JP 2006296263A JP 2006296263 A JP2006296263 A JP 2006296263A JP 4661767 B2 JP4661767 B2 JP 4661767B2
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Description

本発明は、エンジン冷却系の故障診断装置に関する。
従来から、ラジエータとサーモスタットとを備えたエンジンの冷却系が知られている。このサーモスタットは冷却水温度を感知して、冷却水が循環する循環流路を開閉して、冷却水の流れを制御する。エンジンの冷却水が所定温度以上である場合にはサーモスタットは開弁し、冷却水はラジエータを循環するように流れてラジエータで放熱する。また、冷却水が所定温度よりも低い場合にはサーモスタットは閉弁し、冷却水はラジエータをバイパスして流れ、冷却水温度が上昇してエンジンの暖機が図られる。
このようなエンジンの冷却系において、サーモスタットが開弁したまま固着(以下「開固着」という。)して故障すると、エンジン冷機時であっても冷却水がラジエータを循環するために、冷却水の温度を速やかに上昇させることができず、エンジンの暖機が遅れて燃費が悪化し、エミッションが増加する。
そのため、ラジエータからの放熱量とエンジンから冷却水への受熱量との割合である熱量比を用いてサーモスタットの故障を診断する故障診断装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2001−73773号公報
ところで、上記した故障診断装置によってサーモスタットなど、ラジエータへの冷却水の流れを制御する弁機構の故障を診断する場合には、算出した熱量比に基づいて間接的に弁機構の開固着による故障を判定するために診断精度が劣るという問題がある。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、エンジン冷却系の弁機構の故障を直接的に診断するとともに診断精度を向上できる故障診断装置を提供することを目的とする。
本発明は、以下のような解決手段によって前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために本発明の実施形態に対応する符号を付するが、これに限定されるものではない。
本発明は、冷却水温度を感知してラジエータ(11)に流れる冷却水を制御する弁機構(13)を備えるエンジン冷却系の故障診断装置であって、エンジン(20)の冷却水温度を推定する温度推定手段(ステップS60)と、エンジン(20)の冷却水の実温度を検出する実温度検出手段(23)と、弁機構閉弁時に冷却水温度が上昇する温度範囲で、推定した冷却水温度が弁機構開故障時の冷却水温度に基づいて設定された基準温度以上となった後に、検出した実温度が基準温度よりも低い場合には弁機構が故障していると判定する故障判定手段(ステップS71〜S75)と、故障判定手段が、誤診断をしやすい車両の運転条件のときに、弁機構の故障を診断した場合には、実温度と推定温度との温度差に基づいて判定した結果を取り消す判定結果取消手段(ステップS80)と、を備える。
本発明よれば、冷却水の推定温度が基準温度を越えてから、すなわち弁機構が正常に作動しているならば実際の冷却水温度が十分に上昇している状態において、冷却水温度の実測値が基準温度よりも低い場合には、弁機構が故障していると診断する。そのため、弁機構の故障を直接的に診断することができるとともに診断精度の向上を図ることができる。
また、車両が誤診断をしやすい運転条件にある場合には、実温度と推定温度と野温度差に基づいて判定結果をキャンセルするようにしたので、弁機構の故障診断の精度向上を図ることが可能となる。
以下、図面を参照にして本発明の実施の形態を説明する。
図1は、エンジン冷却系の循環流路を示す図である。
循環流路1は、エンジンを冷却する冷却水が循環する流路である。循環流路1は、第1循環流路10aと第2循環流路10bとから構成される。第1循環流路10aは、エンジン20のシリンダブロック21に形成されるジャケット22を流れた冷却水をラジエータ11に流し、再びエンジン20に戻す。第2循環流路10bは、第1循環流路10aから分岐した冷却水をヒータ14に流してエンジン20に戻す。なお、本実施形態では説明の便宜上、冷却水がエンジン20から流出する側を上流とし、エンジン20に冷却水が流入する側を下流とする。
第1循環流路10aには、上流から順にウォータポンプ12、ラジエータ11、サーモスタット13が設置される。また、第1循環流路10aには、ラジエータ11をバイパスするバイパス流路10cが設けられる。
ウォータポンプ12は、エンジン20とラジエータ11との間の上流側の第1循環流路10aに設置される。このウォータポンプ12は、エンジン20によって駆動されて循環流路内の冷却水を循環させる。そのため、ウォータポンプ12の吐出量は、エンジン回転速度に応じて変化する。
ラジエータ11は、ウォータポンプ12の下流に設置される。ラジエータ11は、流入した冷却水を走行風によって冷却し、冷却水温度を低下させて下流に流す。
サーモスタット13は、エンジン20とラジエータ11との間の下流側の第1循環流路10aに設置される。このサーモスタット13は冷却水温度を検知して、第1循環流路10aを開閉する。エンジン始動時など、冷却水温度が所定温度より低い場合にはサーモスタット13は閉弁する。このようにサーモスタット13が閉弁状態にあるときは、冷却水はラジエータ11を通らずにバイパス流路10cを流れる。また、エンジン20が暖機されて冷却水が所定温度以上になると、サーモスタット13は開弁する。サーモスタット13が開弁状態にあるときは、冷却水はラジエータ11を流れて放熱する。
一方、第2循環流路10bの途中には、ヒータ14が設置される。
ヒータ14は、図示しない空調装置の一部を構成する。このヒータ14はエンジン20を冷却した冷却水の熱を吸熱し、この熱を利用して空気を加熱する。この加熱された空気は、車室内の暖房として使用する。
また、エンジン20のシリンダブロック21には、温度センサ23が設置される。この温度センサ23は、シリンダブロック内部に形成されるジャケット22を流れる冷却水の実際の温度を検出し、その検出信号をコントローラ30に出力する。
コントローラ30は、サーモスタット13の故障を診断するために設けられる。コントローラ30は、CPU、ROM、RAM及びI/Oインタフェースから構成される。コントローラ30には、温度センサ23の出力信号が入力するほか、吸気温度、エンジン回転速度、燃料噴射弁(図示しない)からの燃料噴射パルス幅、点火プラグ(図示しない)からの点火時期などの出力信号が入力する。
上記したエンジン20の冷却系では、サーモスタット13は冷却水温度を感知して第1循環流路10aを開閉し、冷却水が流れる流路を切り換えて冷却水温度を適正温度に維持する。つまり、エンジン冷間始動時には、エンジン20が冷機状態から暖機状態になるまで、サーモスタット13は閉弁して冷却水をバイパス流路10cに流す。これにより、冷却水温度を速やかに適正温度域に上昇させ、燃費向上やエミッション低減を図る。また、冷却水温度が適正温度域を越えたときには、サーモスタット13は開弁して、冷却水温度が上昇し続けないように冷却水をラジエータ11に流して冷却する。これにより、冷却水温度を適正温度域まで低下させ、エンジン20のオーバーヒートを防止する。
ところで、このようなエンジン冷却系において、サーモスタット13が開固着して故障すると、冷却水は常にラジエータ11を循環して放熱する。そうすると、エンジン冷機時などエンジン20の暖機が必要な場合に、冷却水温度を速やかに上昇させることができず、エンジン20の暖機が遅れて燃費が悪化し、エミッションが増加するという問題が生じる。
そこで、本実施形態では、冷却水温度を推定し、その推定温度に基づいて故障診断条件が成立しているか否かを判定した後に、温度センサ23によって検出した冷却水温度の実測値に基づいてサーモスタット13の故障を診断する。また、誤診断をしやすい車両の運転状態で故障診断したときに、その診断結果をキャンセルするようにして診断精度の向上を図る。
図2は、コントローラ30がサーモスタット13の故障を診断するときの制御を示すフローチャートである。この制御は、エンジン20の運転開始ともに実行され、一定周期、例えば10ミリ秒周期でサーモスタット13が故障していると診断されるまで実施される。なお、サーモスタット13の故障診断は、サーモスタット13の開固着による故障を診断するものであるので、サーモスタット13が正常であれば閉弁状態にある冷却水の温度範囲で実施される。
まず、ステップS10〜S60において、エンジン20の冷却系の循環流路1を流れる冷却水の冷却水温度を推定する。
ステップS10では、コントローラ30は、エンジン20のシリンダ内で燃料が燃焼することによって発生するエンジン発熱量Qを算出する。エンジン発熱量算出処理の詳細については、図4を参照して後述する。
ステップS20では、コントローラ30は、ジャケット22を流れる冷却水がシリンダブロック21から放熱するときのシリンダブロック放熱量Q1を算出する。シリンダブロック放熱量算出処理の詳細については、図5を参照にして後述する。
ステップS30では、コントローラ30は、冷却水がラジエータ11に流入して放熱するときのラジエータ放熱量Q2を算出する。ラジエータ放熱量算出処理の詳細については、図6を参照して後述する。
ステップS40では、コントローラ30は、冷却水がヒータ14を通過して放熱したときのヒータ放熱量Q3を算出する。ヒータ放熱量算出処理の詳細については、図7を参照して後述する。
ステップS50では、コントローラ30は、ステップS10〜S40で算出した算出値に基づいて冷却水温度の上昇量ΔTを次式によって算出する。
ここで、ジャケット22を流れる冷却水の冷却水流量W1は、図3に示すように、予め実験などによって設定されたエンジン回転速度‐冷却水流量特性に基づいて決定する。
図3は、ウォータポンプ駆動時のエンジン回転速度と冷却水流量との関係を示す図である。横軸はエンジン回転速度を示し、縦軸は冷却水流量を示す。図3に示すように、エンジン回転速度と冷却水流量との関係は、ジャケット22、ラジエータ11やヒータ14を流れる冷却水ごとに設定されている。ウォータポンプ12は、エンジン20によって駆動するので、冷却水流量はエンジン回転速度が大きくなるにしたがって大きくなる。なお、ラジエータ11やヒータ14を流れる冷却水流量については後述するラジエータ放熱量算出処理(ステップS30)、ヒータ放熱量算出処理(ステップS40)において説明する。
そして、図2に示すように、ステップS60では、コントローラ30はステップS50で算出した冷却水温度上昇量ΔTに基づいて冷却水の推定温度Tを次式によって算出し、ステップS71に移る。
そして、ステップS71〜S75において、コントローラ30は、サーモスタット13の故障を診断する。
まず、ステップS71では、コントローラ30は、推定温度Tが基準温度Tc以上であるか否かを判定する。
サーモスタット13が開固着しているときには、冷却水は常にラジエータに流れて放熱するので、冷却水温度の実際の温度は推定温度Tからずれて上昇し、そのずれは時間の経過とともに大きくなっていく。そこで、基準温度Tcは、サーモスタット13が開弁する開弁温度Toよりも低い温度であって、開固着している場合に推定温度Tからのずれがある程度大きくなってサーモスタット13の故障診断がしやすい温度に設定される。なお、サーモスタットが開固着している場合には、冷却水温度は一定温度(上限温度)までしか上昇しなくなるので、その上限温度に基づいて基準温度Tcを設定するようにしてもよい。
そして、推定温度Tが基準温度Tc以上(T≧Tc)となったときに、サーモスタット13の故障診断条件が成立していると判定してステップS72に移り、T<Tcの場合には故障診断条件が成立していないと判定して処理を一旦抜ける。
ステップS72では、コントローラ30は、故障診断条件が成立してからの経過時間Dが基準時間Dc以上となっているか否かを判定する。つまり、故障診断条件が成立(T≧Tc)した後に、基準時間経過させることによって冷却水温度を確実に上昇させて、後述するサーモスタット13の故障診断の誤診断を防止する。そして、D<Dcの場合には基準時間Dcを経過していないので一旦処理を抜け、基準時間Dcが経過するまで待機する。また、D≧Dcの場合には基準時間Dcを経過しているので、ステップS73に移る。なお、この基準時間Dcは1分以下を目安とするのが望ましい。
ステップS73では、コントローラ30は、シリンダブロック21に設置された温度センサ23によってジャケット22を流れる冷却水温度を検出し、その実測値Trが基準温度Tc以上となっているか否かを判定する。つまり、サーモスタット13が正常に作動している場合にはサーモスタット13は閉弁状態にあり、冷却水はバイパス流路10cを流れているので、基準時間Dcの経過とともに冷却水温度の実測値Trは上昇して基準温度Tc以上となる。一方、サーモスタット13が開固着して故障している場合には、冷却水はラジエータ11に流入して放熱するため所定時間経過しても冷却水温度の実測値Trは上昇せず、基準温度Tcよりも小さくなる。そして、Tr≧Tcの場合にはステップS74に移り、Tr<Tcの場合にはステップS75に移る。
ステップS74では、コントローラ30は、サーモスタット13は閉弁しており、正常に作動しているとして正常(OK)判定し、その判定結果をRAMに記憶してステップS80に移る。
ステップS75では、コントローラ30は、サーモスタット13が開固着しており、正常に作動していないとして、故障(NG)判定し、その判定結果をRAMに記憶してステップS80に移る。
ステップS80では、コントローラ30は、判定結果キャンセル処理を実行する。判定結果キャンセル処理では、誤診断をしやすい車両の運転状態であって、所定の条件が成立したときには、RAMに一時的に記憶した正常(OK)判定又は故障(NG)判定の判定結果を取り消す。これにより、サーモスタット13の故障診断の診断精度の向上を図る。なお、この判定結果キャンセル処理の詳細については、図9を参照して後述する。
ステップS91では、コントローラ30は、判定結果キャンセル処理に基づいて判定結果を確定する。つまり、判定結果がキャンセルされていないときであって、正常(OK)判定の場合には、正常(OK)判定を確定し、処理を終了する。また、故障(NG)判定の場合には、故障(NG)判定を確定し、図示しない警告装置によってサーモスタット13の故障を運転者に警告して処理を終了する。一方、判定結果がキャンセルされているときには、正常(OK)判定又は故障(NG)判定をせずに処理を終了し、サーモスタット13の故障診断を繰り返す。
図4は、エンジン発熱量算出処理を示すフローチャートである。
ステップS11では、コントローラ30は、エンジン20のエンジン回転速度を読み込む。
ステップS12では、コントローラ30は、燃料噴射弁(図示しない)の燃料噴射量を制御する燃料噴射パルス幅を読み込む。
ステップS13では、コントローラ30は、読み込んだエンジン回転速度と燃料噴射パルス幅とから発熱量推定値qを決定する。この発熱量推定値qは、ROMに格納されたエンジン回転速度‐燃料噴射パルス幅特性から決定する(図5参照)。このエンジン回転速度‐燃料噴射パルス幅特性は、予め実験を通じて設定される。
図5は、エンジン回転速度と燃料噴射パルス幅とから求められる発熱量推定値qを示す図である。横軸はエンジン回転速度を示し、縦軸は燃料噴射パルス幅を示す。図5に示すように、エンジン回転速度及び燃料噴射パルス幅が大きくなるにしたがってエンジン20からの発熱量推定値qは大きくなる。
ステップS14では、コントローラ30は、ROMに格納された特性マップに基づいて点火時期から点火時期補正係数Kaを設定する。エンジン20からの発熱量は燃料の点火時期によって変化するため、その変化を点火時期補正係数Kaによって補正する。なお、この点火時期補正係数Kaの特性マップは、予め実験を通じて設定される。
ステップS15では、コントローラ30は、点火時期補正係数Kaと発熱量推定値qとからエンジン20からの発熱量であるエンジン発熱量Qを次式によって算出する。
図6は、シリンダブロック放熱量算出処理を示すフローチャートである。
ステップS21では、コントローラ30は、ジャケット22を流れる冷却水の流量であるジャケット冷却水流量W1を決定する。ジャケット冷却水流量W1は、図3に示したように、予め実験などによって設定したエンジン回転速度‐冷却水流量特性に基づいて、エンジン回転速度に応じて決定する。
ステップS22では、コントローラ30は、シリンダブロック21に設置された温度センサ23によって、ジャケット内を流れる冷却水の冷却水温度T1を読み込む。
ステップS23では、コントローラ30は、図示しない吸気温度センサからの信号に基づいて吸気温度TANを読み込む。
ステップS24では、コントローラ30は、ジャケット22を流れる冷却水によってシリンダブロックが冷却されるときのシリンダブロック放熱量Q1を算出する。このシリンダブロック放熱量Q1は次式によって算出される。
図7は、ラジエータ放熱量算出処理を示すフローチャートである。
ステップS31では、コントローラ30は、ラジエータ11を流れる冷却水の流量であるラジエータ冷却水流量W2を決定する。ここで、ラジエータ冷却水流量W2は、図3に示したように、予め設定されたエンジン回転速度‐冷却水流量特性に基づいて、エンジン回転速度に応じて決定する。サーモスタット13の故障診断は、サーモスタット13が正常であれば閉弁状態にある冷却水温度範囲で実施されるので、ラジエータ11に流入する冷却水の流量はジャケット22やヒータ14を流れる冷却水の流量と比較して小さい。
ステップS32では、コントローラ30は、ラジエータ内を流れる冷却水の冷却水温度T2を読み込む。この冷却水温度T2は、温度センサ23によって検出したジャケット内の冷却水温度を代用する。なお、温度センサ23によって検出した冷却水温度を代用するのではなく、ラジエータ11に温度センサを別途備え、その温度センサによってラジエータ内を流れる冷却水温度を検出するようにしてもよい。
ステップS33では、コントローラ30は、図示しない吸気温度センサからの信号に基づいて吸気温度TANを読み込む。
ステップS34では、コントローラ30は、冷却水がラジエータ11で放熱するときのラジエータ放熱量Q2を算出する。ラジエータ放熱量Q2は、冷却水流量W2及び冷却水温度T2のほか、ラジエータ外面を構成する材料の熱貫流率K2とラジエータ内の冷却水流路長L2とに基づいて次式によって算出される。
図8は、ヒータ放熱量算出処理を示すフローチャートである。
ステップS41では、コントローラ30は、ヒータ14を流れる冷却水の流量であるヒータ冷却水流量W3を決定し、ステップS44に移る。ヒータ冷却水流量W3は、図3に示したように、予め実験などによって設定されたエンジン回転速度‐冷却水流量特性に基づいて、エンジン回転速度に応じて決定する。
ステップS42では、コントローラ30は、ヒータ内を流れる冷却水の冷却水温度T3を読み込む。この冷却水温度T3は、シリンダブロック21に設置された温度センサ23によって検出したジャケット内の冷却水温度を代用する。なお、温度センサ23によって検出した冷却水温度を代用するのではなく、ヒータ14に温度センサを別途備え、その温度センサによってヒータ内を流れる冷却水温度を検出するようにしてもよい。
ステップS43では、コントローラ30は、図示しない吸気温度センサからの信号に基づいて吸気温度TANを読み込む。
ステップS44では、コントローラ30は、冷却水がヒータ14で放熱するときのヒータ放熱量Q3を算出する。ヒータ放熱量Q3は、ヒータ冷却水流量W3、冷却水温度T3及び吸気温度TANのほか、ヒータ表面と大気の間の熱貫流率K3とヒータ内部の冷却水流路長L3とに基づいて次式によって算出する。
図9は、判定結果キャンセル処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS81及びS82において、車両の運転状態について判断する。
ステップS81では、コントローラ30は、車両がアイドルストップ中か否かを判定する。
車両がアイドルストップ中にある場合には、エンジン20は停止し、ウォータポンプ12も停止するので、冷却水は循環流路内を循環しなくなる。このとき、エンジン発熱量Qはゼロとなるので、冷却水の推定温度Tは上昇しなくなる。これに対して、実際の冷却水温度は、車両がアイドルストップ中であってもエンジン20などの熱によって上昇してしまう。つまり、サーモスタット13が開固着して故障している場合であっても、冷却水は循環していないのでラジエータで放熱せず、冷却水の実際の温度は上昇してしまう。そうすると、冷却水の実際の温度が基準温度Tcを越えてしまい、このような状態でサーモスタット13の故障を診断した場合には、サーモスタット13が開固着して故障しているにもかかわらず正常に作動していると誤診断してしまう。そのため、車両がアイドルストップしているときには誤診断をしやすい条件であると判定し、ステップS83に移る。また、車両がアイドルストップしていないときには、ステップS82に移る。
なお、車両のアイドルストップは、車両が停止しており、冷却水温度が所定値以上であって、バッテリ残量が所定範囲内にあるときに行う。そのため、車両停止中の冷却水温度及びバッテリ残量に基づいて車両がアイドルストップ中か否かを判定することができる。
そして、車両がアイドルストップしていない場合には、ステップS82において、コントローラ30は、車両がアイドルストップから復帰してからの時間が所定時間内であるか否かを判定する。つまり、アイドルストップから復帰して所定時間が経過していない場合には、まだ冷却水の推定温度Tと実際の温度との差は大きく、誤診断をしやすい運転状態にあると判定する。したがって、アイドルストップから復帰して所定時間が経過していない場合には誤診断をしやすい条件であるとして、ステップS83に移る。アイドルストップから復帰して所定時間が経過している場合には誤診断をするおそれはないと判定し、処理を終了する。
ステップS83では、コントローラ30は、アイドルストップ時の温度センサ23によって検出した冷却水の実測値Trと推定温度Tとの温度差αを次式から算出して、ステップS84に移る。
ステップS84では、コントローラ30は、アイドルストップ時の温度差αstと現在の温度差αとの差の絶対値(ΔTWN)が所定値以上となっているか否かを判定する。
アイドルストップをした瞬間は、推定温度Tと実際の温度にはあまり差がなく、温度差αstは小さい。これに対して、アイドルストップした後は、推定温度Tは上昇しないが実際の温度は上昇するので、温度差αは大きくなる。このように、冷却水の実際の温度が上昇して温度差αが大きくなった場合に、サーモスタット13の故障を診断すると上述したように誤診断する可能性がある。そこで、ΔTWNを算出して、ΔTWNが所定値よりも小さい場合には、アイドルストップ時の温度差αstと現在の温度差αがほとんど変化しておらず、サーモスタット13の故障を診断しても誤診断する可能性がないと判定する。そして、RAMに記憶している判定結果(ステップS74又はステップS75)をキャンセルせずに、処理を抜ける。一方、ΔTWNが所定値以上である場合には、サーモスタット13の故障診断の診断精度が低いと判定し、ステップS85に移る。
ステップS85では、コントローラ30は、RAMに記憶している判定結果(ステップS74又はステップS75)をキャンセルして、処理を抜ける。
図10は、本実施形態のサーモスタット13の故障診断を示すタイムチャートである。ここで、横軸は時間を示し、縦軸は冷却水温度を示す。実線は推定温度Tを示す。また、破線はサーモスタット13が正常に作動している場合の冷却水温度の実測値Trを示し、一点鎖線はサーモスタット13が開固着によって故障している場合の冷却水温度の実測値Trを示す。
エンジン20はエンジン始動と同時に発熱するので、温度センサ23によって検出される冷却水温度の実測値Trはエンジンの始動とともに上昇する。これと同時に、エンジン発熱量Q、シリンダブロック放熱量Q1、ラジエータ放熱量Q2及びヒータ放熱量Q3などから算出(ステップS10〜S60)される冷却水の推定温度Tも上昇する。
そして、時刻t1において、冷却水の推定温度Tが基準温度Tcに達すると、サーモスタット13の故障診断条件が成立したと判定する(ステップS71)。この故障診断条件成立後から基準時間Dcが経過するまでは冷却水の温度を上昇させる(ステップS72)。診断条件成立後から基準時間Dcが経過し、冷却水温度が十分に上昇した時刻t2において、温度センサ23によって冷却水温度の実測値Trを検出する。
ここで、図10の破線に示すように、時刻t2において、冷却水温度の実測値Trが基準温度Tc以上になっている場合には、コントローラ30は、サーモスタット13が閉弁しており正常に作動しているとして正常(OK)判定し、その判定結果を一時的にRAMに記憶する(ステップS74)。一方、図10の一点鎖線に示すように、時刻t2において、冷却水温度の実測値Trが基準温度Tcに達していない場合には、コントローラ30は、サーモスタット13が開固着しており、正常に作動していないとして故障(NG)判定し、その判定結果を一時的にRAMに記憶する(ステップS75)。
そして、判定結果キャンセル処理(ステップS80)において、判定結果がキャンセルされていないときであって、正常(OK)判定の場合には、その判定結果を確定し、処理を終了する(ステップS91)。また、故障(NG)判定の場合には、故障(NG)判定を確定して、サーモスタット13の故障を運転者に警告して処理を終了する(ステップS91)。一方、判定結果がキャンセルされているときには、正常(OK)判定又は故障(NG)判定を確定せずに処理を終了し(ステップS91)、サーモスタット13の故障診断を繰り返す。
以上により、本実施形態のサーモスタット13の故障診断装置は下記の効果を得ることができる。
本実施形態では、冷却水の推定温度Tが基準温度Tcを越えてから、すなわちサーモスタット13が正常に作動しているならば実際の冷却水温度が十分に上昇している状態において、冷却水温度の実測値Trが基準温度Tcよりも低い場合にサーモスタット13が故障していると診断する。そのため、サーモスタット13の故障を直接的に診断することができるとともに診断精度の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、推定温度Tに基づいてサーモスタット13の故障診断を開始する。実際の冷却水温度が所定温度以上となったときにサーモスタット13の故障の診断を開始する方法も考えられるが、サーモスタット13が故障している場合にはそもそも冷却水温度が上昇しないので故障診断を開始できないおそれがある。これに対して本願発明では、必ず診断を開始することができ、診断精度が向上する。
さらに、推定温度Tが基準温度Tcに達して診断条件が成立してから基準時間Dcを経過した後にサーモスタット13の故障を診断する。そのため、サーモスタット13が正常に作動している場合に冷却水温度の実測値Trと推定温度Tとに僅かなずれがあった場合であっても、冷却水温度を基準温度Tcまで確実に上昇させることができるので、誤診断を防止することができる。
さらに、車両がアイドルストップ中などであって、ΔTWNが所定値以上である場合には、誤診断をする可能性があるとして、RAMに一時的に記憶した正常(OK)判定又は故障(NG)判定の判定結果をキャンセルする。これにより、サーモスタット13の故障診断の精度向上を図ることが可能となる。
本発明は上記した実施形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなし得ることは明白である。
エンジンの冷却水を流す循環流路を示す図である。 サーモスタットの故障診断を実施する制御を示すフローチャートである。 エンジン回転速度と冷却水流量との関係を示す図である。 エンジン発熱量算出処理を示すフローチャートである。 発熱量推定値qを決定するためのマップを示す図である。 シリンダブロック放熱量算出処理を示すフローチャートである。 ラジエータ放熱量算出処理を示すフローチャートである。 ヒータ放熱量算出処理を示すフローチャートである。 判定結果キャンセル処理を示すフローチャートである。 サーモスタットの故障診断を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 循環流路
10a 第1循環流路
10b 第2循環流路
10c バイパス流路
11 ラジエータ
13 サーモスタット(弁機構)
14 ヒータ
20 エンジン
21 シリンダブロック
22 ジャケット
23 温度センサ(実温度検出手段)
30 コントローラ
ステップS60 実温度推定手段
ステップS71〜S75 故障判定手段
ステップS80 判定結果取消手段

Claims (8)

  1. 冷却水温度を感知してラジエータに流れる冷却水を制御する弁機構を備えるエンジン冷却系の故障診断装置であって、
    前記エンジンの冷却水温度を推定する温度推定手段と、
    前記エンジンの冷却水の実温度を検出する実温度検出手段と、
    前記弁機構閉弁時に冷却水温度が上昇する温度範囲で、前記推定した冷却水温度が弁機構開故障時の冷却水温度に基づいて設定された基準温度以上となった後に、前記検出した実温度が基準温度よりも低い場合には弁機構が故障していると判定する故障判定手段と、
    前記故障判定手段が、誤診断をしやすい車両の運転条件のときに、前記弁機構の故障を診断した場合には、実温度と推定温度との温度差に基づいて前記判定した結果を取り消す判定結果取消手段と、
    を備えることを特徴とするエンジン冷却系の故障診断装置。
  2. 前記温度推定手段は、前記エンジンの発熱量と、前記エンジンのシリンダブロックの放熱量と、前記ラジエータの放熱量と、車室内の暖房に使用されるヒータの放熱量とから冷却水温度を推定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエンジン冷却系の故障診断装置。
  3. 前記誤診断をしやすい車両の運転条件にあるか否かを判定する運転条件判定手段を備え、
    前記運転条件判定手段は、前記車両がアイドルストップしている場合に誤診断をしやすい運転条件であると判定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジン冷却系の故障診断装置。
  4. 前記運転条件判定手段は、前記車両がアイドルストップからエンジンを始動して復帰し、復帰してからの経過時間が所定時間以内である場合に、誤診断をしやすい運転条件にあると判定する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のエンジン冷却系の故障診断装置。
  5. 前記運転条件判定手段は、車両が停止しているときの冷却水温度とバッテリ残量とに基づいてアイドルストップしているか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載のエンジン冷却系の故障診断装置。
  6. 前記判定結果取消手段は、アイドルストップ時の温度差と今回の温度差との差の絶対値が所定値以上である場合に、前記故障判定手段の判定結果を取り消す、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載のエンジン冷却系の故障診断装置。
  7. 前記故障判定手段は、前記推定した冷却水温度が基準温度以上となってから基準時間経過後に前記実温度検出手段によって実温度を検出する、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載のエンジン冷却系の故障診断装置。
  8. 前記実温度検出手段は、前記エンジンのシリンダブロックに設置され、前記シリンダブロックに形成されるジャケット内の冷却水の実温度を検出する、
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一つに記載のエンジン冷却系の故障診断装置。
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