JP4649966B2 - 現像装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents
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Description
特許文献1では、環境や作像条件が変化しても画像の線幅を一定に保ち最適な画質を提供するため、感光体上に比較用パターン像を形成し、その線幅の変化を検出するようにした方式が示されている。すなわち、比較パターン像の線幅を反射型フォトセンサで検出し、予め設定されている基準線幅との差がなくなるように、現像剤担持体又は薄層化規制部材の電圧を制御するようにしている。また、この特許文献では、現像剤担持体の表面電位を検出し、この表面電位の情報も併せて比較パターン像の線幅を調整する方式も示されている。
また、特許文献2では、感光体上に現像されたトナー像の濃度を検出する濃度読み取り手段を設け、この濃度読み取り手段から得られたトナー濃度と現像バイアス値に基づいて転写バイアスを決定し、最適な画質を提供する方式が示されている。特に、この中では、感光体の電位特性やトナーの帯電特性が温湿度によって大きく影響されるため、上述の方式によって温湿度の影響が防止できるとされている。
更に、現像剤担持体上の現像剤を帯電規制する際の通電状態に着目して、帯電条件を制御しようとしたものでもない。
また、現像剤担持体1は現像剤を担持できるものであればロール状、ベルト状いずれでもよく、効果的に現像を行う観点からは現像剤担持体1が、当該現像剤担持体1に対向し静電潜像が担持される像担持体に接触配置される態様が好ましいが、像担持体と非接触配置の態様であっても差し支えない。
更にまた、帯電制御手段4としては、少なくとも帯電バイアス供給手段3を制御できればよく、他の制御(例えば現像バイアス等)を同時に行う態様であってもよい。また、帯電制御手段4は、帯電バイアス供給時の通電状態を検出する検出手段5を備えているため、このことにより、検出手段5からの情報に基づき帯電制御手段4での制御が一層有効になされるようになる。
また、検出手段5としては、現像剤担持体1又は帯電規制部材2の電圧変化を検出することが好ましく、この場合、現像剤担持体1と帯電規制部材2との間で定電流制御する場合に有効となる。
また、この半導電性樹脂層は体積抵抗率が108〜1011Ω・cmの範囲とすることが好ましく、仮に体積抵抗率が108Ω・cmより小さいと、帯電規制時に十分な放電電流が流せず、現像剤への十分な帯電付与がなされないようになる。一方、体積抵抗率が1011Ω・cmより大きいと、帯電規制時の放電が起こり難くなり、現像剤への帯電付与作用そのものが機能しないようになる。
また、本発明は、上述された現像装置を含む画像形成装置をも対象とするものである。
そして、本発明では、回転自在な筒状薄膜部材と、この筒状薄膜部材を支持するように当該筒状薄膜部材内に固定的に内包され且つ周面の少なくとも一部に凹部が形成された導電部材とを有し、前記筒状薄膜部材の表面に現像剤を担持する現像剤担持体と、前記導電部材の前記凹部に対応する部位にて前記現像剤担持体の前記筒状薄膜部材に接触配置され且つ当該現像剤担持体上の現像剤の帯電規制を行う帯電規制部材とを用いたので、現像剤へ付与されるストレスを抑えることができる。
更に、帯電バイアスを定電流制御するようにすれば、帯電時の一層安定した電界を供給することができ、現像剤の帯電量を一層安定させることができる。
そして、これらの現像装置を用いることで、現像特性の安定した画像形成装置を提供できる。
◎実施の形態1
図2は、本発明が適用された実施の形態1の画像形成装置を示す。
同図において、符号21は、矢印方向に回転する表面に有機感光体等の感光層を備えて静電潜像が担持される感光体であり、この感光体21は帯電ロール等の帯電装置22によって帯電され、レーザ書込装置又はLEDアレイ等を有する露光装置23によって静電潜像が書き込まれる。この書き込まれた静電潜像は、光の当たった感光体21表面電位が低下し、光の当たっていない高電位部分とのコントラストによる電位画像として形成される。
また、現像ロール32の背後には、現像ロール32と離間した位置にトナーを現像ロール32へ供給するトナー供給ロール34が配設されている。
また、感光体21上に残留したトナーは、例えばドクターブレード式のクリーニング装置29によって除去される。
そして、本実施の形態では、感光体21上のトナー像を転写された記録材28は定着装置50に搬送され、この定着装置50によりトナー像は記録材28に定着される。尚、定着装置50は、例えばヒートロール方式で、加熱ロール52と加圧ロール51とを有し、この加熱ロール52と加圧ロール51との間に記録材28を通過させることによりトナー像を記録材28に定着するようになっている。
そして、特に、本実施の形態の帯電ロール37にはバイアス電源41が接続され、帯電ロール37と現像ロール32間に定電流制御された帯電電流が流せるようになっている。また、帯電ロール37からは、電圧検出手段としての検出部43を介して制御装置44に接続され、検出部43で検出された帯電ロール37の電圧情報が制御装置44に伝達されるようになっている。更に、制御装置44からは、この検出部43からの電圧情報によってバイアス電源41が制御され、適正な帯電電流が流せるようになっている。尚、符号39は、帯電ロール37上の付着トナーを清掃するクリーニングブレードである。
一方、帯電ロール37は、SUSの金属ロールにチューブを被覆した構成となっており、SUSの金属ロールの両端の軸371に固定されたウレタン樹脂製のゴムロール372が配設されている。そして、このゴムロール372はシームレスチューブ321の支持部材323に対向する位置にあり、帯電ロール37の回転によって現像ロール32のシームレスチューブ321が支持部材323と共に回転し、シームレスチューブ321が回転するようになる。また、シームレスチューブ321と帯電ロール37とは、所定の食い込み量dで圧接した状態で維持されているため、現像ロール32(シームレスチューブ321)は帯電ロール37の回転に従動して安定な回転を行うようになっている。
そして、この制御装置44では、検出部43からの電圧情報が入力インタフェース64を介してCPU61に取り込まれた後、CPU61が、電圧情報の変化を読み取って適正な帯電条件が設定されるように、出力インタフェース65を介して、バイアス電源41を制御し、必要な場合には帯電電流を変化させるようになる。また、このとき、バイアス電源33,27をも制御し、現像バイアス及び転写バイアスの適正化をも図るようになっている。
同図において、トナーホッパ35内でアジテータ36によって撹拌されたトナーは、アジテータ36の羽根の回転によってトナー供給ロール34側に供給される。トナー供給ロール34上に担持されたトナーは、トナー供給ロール34の回転に伴って搬送され、現像ロール32との対向部位に到達する。このとき、この対向部位での現像ロール32とトナー供給ロール34との間の供給バイアス(バイアス電源33とバイアス電源42とで形成される)による電界作用により、トナー供給ロール34上のトナーは現像ロール32側へ供給され、現像ロール32上にはトナー量が略規制されたトナー層が形成される。
そして、このトナー薄層が現像ロール32と感光体21とのニップ域の現像領域に搬送され、現像領域では、バイアス電源33からの現像バイアスにより現像が行われ、感光体21上の静電潜像がトナーによって現像される。更に、現像領域の下流側では、現像ロール32上で現像されずに残った残留トナーは掻き取り部材38によって掻き取られる。本実施の形態では、現像領域における感光体21と現像ロール32とは適切な接触圧(小さい接触圧)で接触しているため、現像された感光体21上のトナー像の画質向上にも役立っている。
一般的に、帯電時に湿度が増加すると、放電開始電圧は上がり、流れる電流は減少する方向に向かうが、帯電電流を定電流制御していると、減少した電流を補填するために流し込む電圧が上昇する。反対に、湿度が低下すると、放電開始電圧は下がり、流し込む電圧は小さくなる。一方、温度が上昇すると、放電開始電圧は下がり、流れる電流が増加する方向に向かうが、定電流制御のため流し込む電圧が小さくなる。反対に、温度が低下すると、放電開始電圧は上がり、流し込む電圧が大きくなる。そのため、帯電時に一定電流を流し続けると、環境条件によって帯電されるトナーの帯電量が異なり、良好な画像形成ができない帯電量(基準値を外れた帯電量)となることがある。
その上、環境変化には、現像ロール32や帯電ロール37に使用する材質そのものの影響をも考慮する必要がある。
トナーの帯電量が大きくなりすぎると、現像量が減少して、画像濃度が低くなる等の画像欠陥が発生する。また、反対にトナーの帯電量が小さくなりすぎると、現像ロール32へのトナー付着力(主として鏡像力によって付着している)が小さくなり、クラウドが発生したり、現像以外の部位へのトナー飛散を起こし易く、機内汚染等の影響が発生する。
したがって、帯電電流を流し込む電圧がどう変化したかを検出して、環境に合った電流値に設定し直すことで、適正な帯電条件が維持されることとなる。また、このように、環境変化を検出することで、その条件にあった現像条件、転写条件に変更することもでき、全体としての画質の安定化に繋がることとなる。
検出部43からの電圧情報が制御装置44に取り込まれると、制御装置44では、先ず帯電ロール37の電圧に変化があるかどうかを基準値(許容範囲を含む)と比較する(ステップS1)。尚、基準値としては、画像形成装置が許容される環境条件の中で、適切な画像形成が可能な帯電電流値の範囲によって求まる値となっている。
この電圧の変化がなければ、環境変化がなかったものと判断し、帯電ロール37へ印加する電流、現像バイアス、転写バイアスを設定値のまま(現状のままの設定値)とし(ステップS2)、ルーチンを終了することで、適正な帯電量が維持され、適正な画像形成が継続する。
更に、このとき、電圧が下降していれば、帯電ロール37へ印加する電流を所定量だけ上げるように制御し、同時に現像バイアス及び転写バイアスを変更する(ステップS5)。
すなわち、環境変化によって電圧が上昇若しくは下降した際、帯電電流を設定されたままの定電流値とすると、トナー帯電量の増加や減少が発生し、適正な画像が形成されなくなる。そのため、適正な帯電電流を流すことで、トナー帯電量の適正化が可能になる。
更にまた、上述のように、帯電ロール37へ流す電流値を変化させた場合は、再度検出部43での電圧を計測し、この電圧が基準値内に入っているかどうかの判定を行う。そして、この判定の結果、電圧が基準値内にあればルーチンを終了し、そうでなければ、ステップS1に戻る(ステップS6)。
また、本実施の形態では、現像ロール32と帯電ロール37との接触圧もシームレスチューブ321を使用することで軽減され、トナーへ付与されるストレスも、例えば現像ロール32に弾性体を使用した場合に比べ、大幅に低減される。したがって、トナーの固着も起こり難く、長期に亘って使用しても安定した現像性能を維持することができる。
更に、現像ロール32の回転を帯電ロール37の駆動力によって行っているため、現像ロール32とトナー供給ロール34との駆動条件をトナー供給に適した条件に任意に設定することができる。また、ギア等の駆動系を別途必要としないため、装置の簡略化、低コスト化を図ることができる。
また、例えば表面電位計を使用し、帯電ニップ域近傍の帯電ロール37上の表面電位を検出するようにすれば、ニップ域での電圧変化と略同様の変化を検出することも可能となり、温度センサ、湿度センサ等を必要としない分、装置コストの低減化が可能になる。
このような帯電ロール71は、ステンレス等の金属軸72の両端部に、円形状の支持部72aを備え、表面にシームレスチューブ73を被せた構成を採っている。
そして、このシームレスチューブ73は、表層にイオン伝導性物質を導電剤とする表面樹脂層73aを有し、裏面には導電層73bを積層したもので構成されている。そのため、本例においては、シームレスチューブ73の内側には、特に表面樹脂層73aを支持し、表面樹脂層73aに通電するための導電部材(図3に示すような導電部材)を備える必要はなくなる。
このようにすれば、現像ロール32と帯電ロール71との圧接状態が安定し、安定した帯電制御が可能になる。
図8は、本発明が適用された実施の形態2に係る現像装置30を示す。同図において、本実施の形態は、実施の形態1の現像装置30と略同様に構成されるが、帯電バイアスの供給方法が実施の形態1と異なり、実施の形態1では定電流制御を行ったのに対し、本実施の形態では定電圧制御を行うようになっている。尚、実施の形態1と同様な構成要素には同様の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施の形態における検出部45は、例えば抵抗器等で構成され、帯電時の通電される電流値を検出するようになっており、制御装置44へは、この抵抗器の電圧降下の情報が伝達される。
そのため、例えば環境変化によって帯電状態が変化すると、通電電流が変化し、この通電電流の変化を検出部45で検出することで、制御装置44からバイアス電源41の定電圧値を変化させるようにすることで、帯電状態の安定化が行われるようになる。
検出部45からの電流情報(電圧降下)が制御装置44に取り込まれると、制御装置44では、先ず帯電ロール37の電流に変化があるかどうかを基準値(許容範囲を含む)と比較する(ステップS11)。尚、基準値としては、画像形成装置が許容される環境条件の中で、適切な画像形成が可能な帯電電圧値の範囲によって求まる値となっている。
この電流の変化がなければ、環境変化がなかったものと判断し、帯電ロール37へ印加する電圧を設定値のまま(現状のままの設定値)とし(ステップS12)、ルーチンを終了することで、適正な帯電量が維持され、適正な画像形成が継続される。
更に、このとき、電流が少なくなっていれば、帯電ロール37へ印加する電圧を所定量だけ上げるように制御する(ステップS15)。
すなわち、環境変化によって電流が上昇若しくは下降した際、帯電電圧を設定されたままの定電圧値とすると、トナー帯電量の増加や減少が発生し、適正な画像が形成されなくなる。そのため、適正な帯電電圧を印加することで、トナー帯電量の適正化が可能になる。
更にまた、上述のように、帯電ロール37へ印加する電圧値を変化させた場合は、再度検出部45での電圧降下を計測し、この電流値が基準値内に入っているかどうかの判定を行う。そして、この判定の結果、電流が基準値内にあればルーチンを終了し、そうでなければ、ステップS11に戻る(ステップS16)。
更に、本実施の形態では、帯電量制御のみ示したが、実施の形態1と同様、現像バイアスや転写バイアスを同時に制御することも可能である。
本実施例は、現像ロールと帯電ロールが共にシームレスチューブを有する構成で、帯電ロールの軸方向長さを約8cmとした実験機を用い、実施の形態1のように、定電流制御を行ったときの帯電ロールへ流す電流値とトナー帯電量との関係を評価したものである。
現像ロールのシームレスチューブとしては、厚さ100μmのイオン伝導性物質を含んだポリフッ化ビニリデン(PVDF)で、体積抵抗率を次の4種のもの、すなわち、1×108、1×109、1×1010、1×1011Ω・cmのものを使用した。
また、帯電ロールのシームレスチューブは、厚さ100μmのイオン伝導性物質を含んだPVDFで体積抵抗率が1×1010Ω・cmのものを使用した。
そして、帯電電流として印加する電流を−10〜−40μAとしたときに、現像ロール上に形成されるトナー薄層の帯電量を測定した。
結果は、図10に示すように、現像ロールのシームレスチューブ4種の体積抵抗率のものにあっては、いずれも印加電流とほぼ比例して帯電量が変化し、また、印加電流を変化させることで、帯電量を制御できることが確認された。
中でも、現像ロールのシームレスチューブの体積抵抗率を1×108Ω・cmとしたときは、印加電流を−10〜−40μAと変化させると、帯電量は−15〜−60μC/gと変化した。
尚、本実施例ではトナーとして負帯電トナーを使用したことからバイアス電源から帯電ロールに流し込む印加電流をマイナス(帯電ロールからバイアス電源方向に流れる)としたが、正帯電トナーを使用する場合は印加電流がプラスとなる。
本実施例は、帯電ロールに定電流を流す実施例1の代わりに、実施の形態2のように、定電圧制御したときの、印加電圧とトナー帯電量との関係を評価確認したものである。
帯電ロール及び現像ロールは、実施例1と同様の構成であり、現像ロールのシームレスチューブの体積抵抗率を変化させて、トナー帯電量を測定した。
結果は、図11に示すように、現像ロールのシームレスチューブを変化させても、印加電圧と帯電量との関係はいずれも直線的に変化した。したがって、実施例1のように定電流制御をする場合と同様に、環境変化に対する帯電量制御が可能になる。
尚、定電圧制御では、図11からも分かるように、印加電圧と帯電量との関係を示す直線の傾きが急峻なため、印加電圧を変えて帯電量を制御しようとする方式には困難さを伴う。すなわち、印加電圧を少し変化させただけで、帯電量の大きな変化がもたらされるため、精細な帯電量の制御が困難となる懸念がある。
したがって、本発明における帯電量制御は、実施例1のように、定電流制御をする方が一層実用的であり、帯電量の細部に亘る制御が可能となることが確認された。
Claims (10)
- 回転自在な筒状薄膜部材と、この筒状薄膜部材を支持するように当該筒状薄膜部材内に固定的に内包され且つ周面の一部に凹部が形成された導電部材とを有し、前記筒状薄膜部材の表面に現像剤を担持する現像剤担持体と、
前記導電部材の前記凹部に対応する部位にて前記現像剤担持体の前記筒状薄膜部材に接触配置され且つ当該現像剤担持体上の現像剤の帯電規制を行う帯電規制部材と、
この帯電規制部材と前記現像剤担持体との間にて現像剤の帯電を行う定電流制御された帯電バイアスを供給する帯電バイアス供給手段と、
帯電バイアス供給時の環境変化に対応した前記帯電規制部材の通電状態を検出可能な検出手段と、
前記検出手段による検出結果に基づいて現像剤の帯電量を基準値に保つように前記帯電バイアスの定電流値を制御する帯電制御手段と、を備え、
前記帯電制御手段は、前記検出手段による検出結果と予め定めた環境条件下での前記帯電規制部材の通電状態に相当する設定値との差から変化量を求め、前記帯電バイアスの定電流値が前記変化量に相当する環境条件に対応した電流値となるように前記帯電バイアス供給手段を制御することを特徴とする現像装置。 - 回転自在な筒状薄膜部材と、この筒状薄膜部材を支持するように当該筒状薄膜部材内に固定的に内包され且つ周面の一部に凹部が形成された導電部材とを有し、前記筒状薄膜部材の表面に現像剤を担持する現像剤担持体と、
前記導電部材の前記凹部に対応する部位にて前記現像剤担持体の前記筒状薄膜部材に接触配置され且つ当該現像剤担持体上の現像剤の帯電規制を行う帯電規制部材と、
この帯電規制部材と前記現像剤担持体との間にて現像剤の帯電を行う定電圧制御された帯電バイアスを供給する帯電バイアス供給手段と、
帯電バイアス供給時の環境変化に対応した前記帯電規制部材の通電状態を検出可能な検出手段と、
前記検出手段による検出結果に基づいて現像剤の帯電量を基準値に保つように前記帯電バイアスの定電流値を制御する帯電制御手段と、を備え、
前記帯電制御手段は、前記検出手段による検出結果と予め定めた環境条件下での前記帯電規制部材の通電状態に相当する設定値との差から変化量を求め、前記帯電バイアスの定電圧値が前記変化量に相当する環境条件に対応した電圧値となるように前記帯電バイアス供給手段を制御することを特徴とする現像装置。 - 請求項1記載の現像装置において、
帯電バイアス供給手段は、直流の定電流を供給するものであることを特徴とする現像装置。 - 請求項1記載の現像装置において、
検出手段は、現像剤担持体又は帯電規制部材の電圧変化を検出することを特徴とする現像装置。 - 請求項1又は2に記載の現像装置において、
現像剤担持体及び帯電規制部材の少なくともいずれか一方の対向表面には半導電性樹脂層が設けられることを特徴とする現像装置。 - 請求項5記載の現像装置において、
半導電性樹脂層は、体積抵抗率が108Ω・cm以上で且つ1011Ω・cm以下であることを特徴とする現像装置。 - 請求項5記載の現像装置において、
半導電性樹脂層は、導電剤としてイオン伝導性物質を含むものであることを特徴とする現像装置。 - 請求項1又は2に記載の現像装置において、
更に、前記帯電規制部材の駆動力を現像剤担持体に伝達する駆動力伝達手段を備えることを特徴とする現像装置。 - 請求項8記載の現像装置において、
駆動力伝達手段は、帯電規制部材の回転軸を芯材として筒状薄膜部材の両端に位置し且つ筒状薄膜部材に押し付けられる駆動押圧部材と、
筒状薄膜部材の内周面側に設けられ且つ駆動押圧部材と共に筒状薄膜部材を挟持する支持部材とを備えることを特徴とする現像装置。 - 静電潜像を担持する像担持体と、
この像担持体上の静電潜像を現像する請求項1乃至9のいずれかに記載の現像装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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