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JP4642432B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池のアノード極への供給圧力を調整するレギュレータを有する燃料電池システムに関するものである。
燃料電池自動車等に搭載される燃料電池システムの一例としては、酸化剤ガスを燃料電池のカソード極に供給するとともに、燃料ガスを燃料電池のアノード極に供給して、これらのガスの電気化学反応により発電出力を得るシステムが知られている。
ところで、燃料電池で発電をさせる際に、アノード極とカソード極との圧力の差分(極間差圧)を一定以内の範囲に保持する必要がある。そこで、燃料電池のカソード入口圧力(基準圧)に対する燃料電池のアノード供給圧力の差圧が一定以内の範囲に保持されるように、信号圧として印加される酸化剤ガスの圧力に基づいて前記アノード供給圧力を調整するレギュレータを有するシステムがある。例えば、特許文献1には、アノード極に印加する圧力をレギュレータを介して自動的に調整可能とするために、カソード極に印加する圧力をエアインジェクタで制御する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2002−373682号公報
しかしながら、前記レギュレータに信号圧を印加する酸化剤ガスには、燃料電池システムの外気(エア)を導入する手法が一般的であり、燃料電池の運転時間や外部環境によっては、レギュレータに信号圧を印加するエアが流通する信号圧ラインやエアインジェクタに結露水が発生してしまう。この結露水が信号圧ラインやエアインジェクタに残留した状態で燃料電池システムを停止させてしまうと、氷点下等の低温環境下で上述の結露水が凍結してしまい、燃料電池システムを低温環境下で始動させる際に信号圧の微調整を行うことができないという問題がある。
本発明は、信号圧ラインにおける残留水の凍結を防止して、低温環境下で始動させる際に信号圧の微調整を行うことができる燃料電池システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、燃料電池のカソード極に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給手段(例えば、実施の形態におけるエアコンプレッサ3)と、前記燃料電池のアノード極に燃料ガスを供給する燃料ガス供給手段(例えば、実施の形態における水素タンク2)と、前記燃料電池の運転状態に応じて前記カソード極の圧力を調整するカソード圧力調整手段(例えば、実施の形態におけるECU25)と、前記酸化剤ガス供給手段から供給されるエア圧力を信号圧として印加され、この信号圧に基づいて前記アノード極への供給圧力を調整するレギュレータとを有する燃料電池システムにおいて、前記燃料電池の発電停止時または停止後に、前記カソード極、前記アノード極、および前記レギュレータに信号圧を印加するエアが流通する信号圧ラインを掃気ガスにより掃気する掃気手段(例えば、実施の形態における掃気ガス供給手段19)と、前記掃気手段から供給された前記掃気ガスを冷却するインタークーラ(例えば、実施形態におけるインタークーラ11)と、前記インタークーラをバイパスするバイパス流路(例えば、実施形態におけるバイパス流路12)と、を有し、前記信号圧ラインを掃気する前記掃気手段の前記掃気ガスの温度は、前記バイパス流路を流通させることにより前記燃料電池の発電停止直前の前記カソード極の温度に比べて高い温度にすることを特徴とする。
この発明によれば、燃料電池の運転時間や外部環境によって前記信号圧ラインに結露水が発生したときに、前記燃料電池の発電停止時または停止後に前記掃気手段により前記信号圧ラインを掃気することで、前記信号圧ラインから結露水を外部に排出できるため、氷点下時においても前記信号圧ラインの凍結を防ぐことができる。これにより、低温環境下で始動する場合であっても、前記信号圧ラインを介して前記レギュレータに信号圧を精度よく伝達することが可能となる。
また、前記掃気ガスの温度を前記カソード極の温度に比べて高い温度で掃気することで、前記掃気ガスの相対湿度を低くすることができるので、より多量の水分を前記掃気ガス中に取り込むことができ、前記信号圧ラインや前記圧力調整手段に発生した結露水の排出性を向上することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のものであって、前記信号圧ラインには、前記レギュレータに印加する信号圧を調整可能な圧力調整手段が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、前記燃料電池の発電停止時または停止後に前記掃気手段により前記信号圧ラインを掃気することで、前記信号圧ラインやこれに設けられた圧力調整手段から結露水を外部に排出できるため、氷点下時においても前記信号圧ラインや圧力調整手段の凍結を防ぐことができる。これにより、低温環境下で始動する場合であっても、前記信号圧ラインを介して前記レギュレータに信号圧を精度よく伝達することが可能となり、前記圧力調整手段により信号圧を精度よく調整することが可能となる。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載のものであって、前記掃気手段の掃気ガスの圧力を前記燃料電池の発電停止直前の前記カソード極の圧力に比べて高い圧力にすることを特徴とする。
この発明によれば、前記掃気ガスの圧力を前記カソード極の圧力に比べて高い圧力で掃気することで、前記信号圧ラインや前記圧力調整手段に発生した結露水の排出性を向上することができる。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載のものであって、前記燃料電池の掃気が必要かどうかを判定する掃気判定手段をさらに備え、該掃気判定手段は、外気温が所定温度以下の場合に掃気が必要であると判定し、前記掃気を行うことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載のものであって、前記掃気手段の掃気ガスは、前記酸化剤ガスであることを特徴とする。
この発明によれば、掃気ガスに酸化剤ガスを用いることで、カソード極に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給手段と前記掃気手段とを共用化することができるため、システムに必要な部品点数の増加を防ぐことができ、システム全体としてコンパクトな構成とすることができる。
請求項6に係る発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載のものであって、前記信号圧ラインは、酸化剤ガス供給流路における前記インタークーラよりも下流側で接続されるとともに、前記酸化剤ガス供給流路との接続箇所よりも下流側に信号圧ライン開閉弁を備えていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、低温環境下で始動する場合であっても、前記信号圧ラインを介して前記レギュレータに信号圧を精度よく伝達することが可能となる。
また、前記信号圧ラインや前記圧力調整手段に発生した結露水の排出性を向上することができる。
請求項2に係る発明によれば、低温環境下で始動する場合であっても、前記信号圧ラインを介して前記レギュレータに信号圧を精度よく伝達することが可能となり、前記圧力調整手段により信号圧を精度よく調整することが可能となる。
請求項3に係る発明によれば、前記信号圧ラインや前記圧力調整手段に発生した結露水の排出性を向上することができる。
請求項4に係る発明によれば、掃気に必要なエネルギーを必要最小限に抑制することができる。
請求項5に係る発明によれば、システムに必要な部品点数の増加を防ぐことができ、システム全体としてコンパクトな構成とすることができる。
請求項6に係る発明によれば、信号圧ライン開閉弁を開閉作動させることで、信号圧ラインへの酸化剤ガスの流通を許容または遮断させることができる。
以下、図面を参照して本発明に係る燃料電池システムについて実施の形態を説明する。
図1は、この発明の第1の実施の形態における燃料電池システムの構成を示すブロック図である。燃料電池1は、固体高分子電解質膜の両側にアノード極とカソード極が設けられ各電極の外側に反応ガスを供給するためのガス通路が設けられてなるセルを多数積層して構成されている。
この燃料電池1は、アノード極に燃料ガスとしての水素ガスが供給され、カソード極に酸化剤ガスとしてのエアが供給されて発電を行う。
水素は高圧水素タンク2から水素供給流路4に供給され、遮断弁5を通った後にレギュレータ6により減圧された後、エゼクタ7を通り、燃料電池1のアノード極に供給される。この水素ガスは発電に供された後、燃料電池1から水素オフガスとして排出され、循環流路8を通ってエゼクタ7に吸引され、前記高圧水素タンク2から供給される水素ガスと合流し再び燃料電池1に供給され循環するようになっている。
なお、循環流路8は電磁駆動式のパージ弁(図示せず)を介して水素オフガス排出流路9に接続されている。
一方、エアはコンプレッサ3によって加圧されてエア供給流路10に供給され、インタークーラ(I/C)11を介して冷却された後に、燃料電池1のカソード極に供給される。このエア中の酸素が酸化剤として供された後、燃料電池1からエアオフガスとしてエアオフガス排出流路14から排出される。
また、エア供給流路10には、インタークーラ11をバイパスするバイパス流路12が接続されている。バイパス流路12にはバイパス流路開閉弁13が設けられ、該バイパス流路開閉弁13を開閉作動させることで、バイパス流路12へのエアの流通を許容または遮断させることができる。
また、エア供給流路10には、インタークーラ11やバイパス流路12の下流側で信号圧ライン22が接続されている。信号圧ライン22には、エア供給流路10との接続箇所近傍に信号圧ライン開閉弁23が設けられ、該信号圧ライン開閉弁23を開閉作動させることで、信号圧ライン22へのエアの流通を許容または遮断させることができる。
信号圧ライン22は、前記信号圧ライン開閉弁23の下流側でレギュレータ6に接続されている。
レギュレータ6は、例えばエア式の比例圧力制御弁(図示せず)からなり、コンプレッサ3から信号圧ライン22に供給されるエアの圧力を信号圧として入力され、レギュレータ6出口の水素圧力が前記信号圧に応じた所定圧力範囲となるように減圧制御する。本実施の形態においては、大気圧を基準として、信号圧の所定倍(例えば3倍)の圧力をレギュレータ6出口の圧力となるように制御している。
また、信号圧ライン22には、レギュレータ6の下流側でエアインジェクタ24が設けられている。このエアインジェクタ24の開度を調整することで、レギュレータ6に入力する信号圧を調整することができる。
また、水素供給流路4とエア供給流路10とは供給側合流流路15を介して接続されている。供給側合流流路15には開閉弁(エア導入弁)17が設けられ、開閉弁17の開閉作動により供給側合流流路15へのガス(この場合はエア)の流通を許容または遮断させることができる。
また、水素オフガス排出流路9とエアオフガス排出流路14とは、排出側合流流路16を介して接続されている。排出側合流流路16には開閉弁(エア排出弁)18が設けられ、開閉弁18の開閉作動により排出側合流流路16へのガス(この場合はエア)の流通を許容または遮断させることができる。
ECU25は、燃料電池1に要求されている出力(以下、要求出力)に応じて、エアコンプレッサ3を駆動して所定量のエアを燃料電池1に供給し、さらに、遮断弁5やそれぞれの開閉弁13、21、17、18の開閉作動、エアインジェクタ24の開度調整などの制御を行う。
上記のように構成された燃料電池システムの動作について説明する。図2は図1に示す燃料電池システムの動作を示すフローチャートである。また、図3は、図1に示す燃料電池システムの水素遮断弁5、エア導入弁17、エア排出弁18、エアコンプレッサ吐出流量、カソード作動圧(カソード極に流入するガス圧力)、カソード流量(カソード極に流入するガス流量)、アノード流量(アノード極に流入するガス流量)、インタークーラーバイパス流量(バイパス流路12の流量)、掃気エア温度、エアインジェクタ24のそれぞれの時間に対する変化を示すグラフ図である。
まず、ステップS10で、イグニッションスイッチがONからOFFに切り換わって(IG−OFF)、運転停止信号が入力される(時刻t1)。ステップS12で、水素供給流路4の遮断弁5が閉じられて、燃料電池1のアノード極への水素の供給を停止させる(発電停止)。
ステップS14で、エアコンプレッサ3の回転数を増大させてエア供給流路14に供給するエアの圧力を上昇させる。そして、このエアをエア供給流路14を介して燃料電池1のカソード極に供給して、燃料電池1のカソード極の掃気処理を行う。本実施の形態では、掃気ガスにエアを用いており、エアコンプレッサ3を掃気手段として機能させている。これにより、システムに必要な部品点数の増加を防ぐことができ、システム全体としてコンパクトな構成とすることができる。
ステップS16で、エア導入弁17を開き、エアコンプレッサ3から供給されるエアを供給側合流流路15を介して水素供給流路4に導入する(時刻t2)。そして、水素供給流路4からエアを燃料電池1のアノード極に供給する。これにより、燃料電池1のアノード極の掃気処理を行う。ステップS18で、エア排出弁18を開き、水素オフガス排出流路9から排出側合流流路16を介してエアオフガス排出流路14に排出し、掃気済みのエアを外部に排出する(時刻t3)。このように、エアによりカソード極のみならずアノード極の掃気処理も併せて行うことができるので、水素を消費することなく、掃気処理を行うことができる。
ステップS20で、インタークーラバイパス弁(バイパス流路開閉弁)13を開き、バイパス流路12にエアを流通させる。その結果、エアを冷却するインタークーラ11を通るエア流量が減少するため、燃料電池1のカソード極に供給されるエアの温度を高くすることができる。これにより、エアの相対湿度を低くすることができるので、より多量の水分をエア中に取り込むことができる。
そして、ステップS22で、信号圧ライン22の掃気処理が必要か否かの判定を行い、判定結果がYESであればステップS24に進み、判定結果がNOであればステップS28に進む。本実施の形態では、前記掃気処理の必要か否かの判定は、外気温が所定温度以下か否かにより行う。所定温度としては、0度であってもよいが、季節や日時、場所等を加味して設定することができる。例えば、日中にステップS22の判定を行った場合には、その季節の夜間の気温等を考慮して、所定温度を0度よりも高い温度に設定してもよい。
ステップS24では、エアインジェクタ24を開き、信号圧ライン22にエアを流通させる(時刻t4)。このときに、タイマー(図示せず)により計測処理を開始する。そして、ステップS26では、タイマーでの計測時間TMが所定時間TMINJ以上か否かを判定する。この判定結果がYESであればステップS28に進む。また、この判定結果がNOであれば、ステップS30に進み、タイマーをインクリメントして、ステップS26の処理に戻る。
ステップS28では、エアインジェクタ24を閉じて、信号圧ライン22やエアインジェクタ24の掃気処理を終了する(時刻t5)。このときに、ステップS32でエア導入弁17を閉じ、ステップS34でエア排出弁18を閉じて、アノード極へのエアの供給を停止する。そして、エアコンプレッサ3を停止して、本フローチャートの処理を終了する。
以下、本発明の第2の実施の形態について、図4、図5を用いて説明する。図4は本発明の第2の実施の形態における燃料電池システムのブロック図である。図5は図4に示す燃料電池システムの動作を示すフローチャートである。以下、前述の実施の形態と同様の構成や処理内容については同一の符号を付してその説明を適宜省略する。
図4に示すように、本実施の形態における燃料電池システムは掃気ガス供給手段19を備えている。掃気ガス供給手段19は掃気ガス供給流路20を介して信号圧ライン22に接続されている。掃気ガス供給流路20は、信号圧ライン開閉弁23の下流側であってレギュレータ6の上流側の部位で、信号圧ライン22に接続されている。また、掃気ガス供給流路20には掃気ガス供給流路開閉弁(掃気弁)21が設けられ、該開閉弁21を開閉作動することで掃気ガス供給流路20への掃気ガスの流通を許容または遮断させることができる。ここで、掃気ガスとしては、窒素等の不活性ガスを用いてもよいし、エアであってもよい。
そして、本実施の形態における燃料電池システムの動作は、図5に示すように、ステップS12で、水素遮断弁5を閉じた後、ステップS42に進む。ステップS42では、掃気弁21を開いて、掃気ガス供給手段19から掃気ガス供給流路20に掃気ガスを供給する。ついで、ステップS44で、信号圧ライン開閉弁23を開いて、エア供給流路10に掃気ガスを供給する。これ以降の処理は、図2に示すものと同様であるので省略する。このように、本実施の形態においては、掃気ガス供給手段19の掃気ガスにより燃料電池1のアノード極やカソード極、そして、信号圧ライン22やエアインジェクタ24の掃気を行っている。
以上説明したように、上述した第1および第2の実施の形態においては、燃料電池1の運転時間や外部環境によって前記信号圧ライン22やエアインジェクタ24に結露水が発生したときに該結露水を外部に排出できるため、氷点下時においても前記信号圧ライン22やエアインジェクタ24の凍結を防ぐことができる。これにより、低温環境下で始動する場合であっても、前記信号圧ライン22を介して前記レギュレータ6に信号圧を精度よく伝達することが可能となり、エアインジェクタ24によって信号圧を精度よく調整することが可能となる。
また、信号圧ライン22やエアインジェクタ24を掃気するエアの圧力を前記カソード極の圧力に比べて高い圧力で掃気し、エアの温度を前記カソード極の温度に比べて高い温度で掃気することで、結露水の排出性を向上することができる。
なお、本発明の内容は上述の実施の形態のみに限られるものでないことはもちろんである。例えば、上述の実施の形態では、アノード極とカソード極との掃気処理を別々に行ったが、同時に行ってもよい。また、エアインジェクタ24や信号圧ライン22の掃気処理は、アノード極やカソード極の掃気処理と並行して行ってもよい。また、掃気ガスとしてエアを用いる場合、アノード極やカソード極の掃気処理を開始する際にバイパス流路開閉弁13を開いてもよい。
本発明の第1の実施の形態における燃料電池システムのブロック図である。 図1に示す燃料電池システムの動作を示すフローチャートである。 図1に示す燃料電池システムの水素遮断弁、エア導入弁、エア排出弁、エアコンプレッサ吐出流量、カソード作動圧、カソード流量、アノード流量、インタークーラーバイパス流路、掃気エア温度、エアインジェクタのそれぞれの時間に対する変化を示すグラフ図である。 本発明の第2の実施の形態における燃料電池システムのブロック図である。 図4に示す燃料電池システムの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…燃料電池
2…水素タンク(燃料ガス供給手段)
3…エアコンプレッサ(酸化剤ガス供給手段)
6…レギュレータ
19…掃気ガス供給手段
22…信号圧ライン
24…エアインジェクタ
25…ECU(カソード圧力調整手段)

Claims (6)

  1. 燃料電池のカソード極に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給手段と、
    前記燃料電池のアノード極に燃料ガスを供給する燃料ガス供給手段と、
    前記燃料電池の運転状態に応じて前記カソード極の圧力を調整するカソード圧力調整手段と、
    前記酸化剤ガス供給手段から供給されるエア圧力を信号圧として印加され、この信号圧に基づいて前記アノード極への供給圧力を調整するレギュレータとを有する燃料電池システムにおいて、
    前記燃料電池の発電停止時または停止後に、前記カソード極、前記アノード極、および前記レギュレータに信号圧を印加するエアが流通する信号圧ラインを掃気ガスにより掃気する掃気手段と
    前記掃気手段から供給された前記掃気ガスを冷却するインタークーラと、
    前記インタークーラをバイパスするバイパス流路と、を有し、
    前記信号圧ラインを掃気する前記掃気手段の前記掃気ガスの温度は、前記バイパス流路を流通させることにより前記燃料電池の発電停止直前の前記カソード極の温度に比べて高い温度にすることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記信号圧ラインには、前記レギュレータに印加する信号圧を調整可能な圧力調整手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記掃気手段の掃気ガスの圧力を前記燃料電池の発電停止直前の前記カソード極の圧力に比べて高い圧力にすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記燃料電池の掃気が必要かどうかを判定する掃気判定手段をさらに備え、該掃気判定手段は、外気温が所定温度以下の場合に掃気が必要であると判定し、前記掃気を行うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の燃料電池システム。
  5. 前記掃気手段の掃気ガスは、前記酸化剤ガスであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の燃料電池システム。
  6. 前記信号圧ラインは、酸化剤ガス供給流路における前記インタークーラよりも下流側で接続されるとともに、前記酸化剤ガス供給流路との接続箇所よりも下流側に信号圧ライン開閉弁を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の燃料電池システム。
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