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JP4534920B2 - 自動変速機 - Google Patents

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Description

本発明は、3つのクラッチと2つのブレーキとによって前進6速を得るようにした自動変速機に関する。
この種の自動変速機として、従来より、入力軸と、これを減速する減速ギヤセットと、2組のシンプルプラネタリギヤセットを組み合わせたシンプソン型遊星歯車列と、3つのクラッチと、2つのブレーキと、出力軸とを有して構成され、摩擦要素である3つのクラッチと2つのブレーキとを適宜締結、開放するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1の図1等を参照。)。
前記の自動変速機においては、オーバドライブの変速段を得るために遊星歯車列のキャリア及びリングギヤへの入力が必要であるが、入力軸と出力軸とを同軸に設けると、回転要素が3つに限られるシンプルプラネタリギヤセットでは、キャリア及びリングギヤの両方への入力経路は成立しなくなる。そのため、入力軸と出力軸とを異なる軸線上に平行に配置せざるを得ず、このことが変速機の大型化を招く。
そこで、シンプソン型の遊星歯車列に代えて、所謂ラビニヨ型の遊星歯車列(ダブルピニオンにそれぞれサンギヤを噛み合わせた複合遊星歯車列)を用いることが、例えば同文献の図3、図13等に開示されている。また、このものでは、入力軸と出力軸とを同軸に設けるために、入力回転を減速する減速ギヤセットとして1組のシングルピニオンタイプのプラネタリギヤセットを用いている。
しかし、一般的にラビニヨ型の遊星歯車列は、構造が複雑でギヤの噛み合い箇所が多いことから、ギヤノイズや振動が大きくなりやすいという難がある。また、シンプソン型に比べて高コストにもなりやすく、加えて、強度の確保が難しいことや遊星歯車列の内部でトルク循環が発生することなど、種々の問題を内包する。
斯かる点を考慮して、特許文献2、3には、ラビニヨ型ではなく、シンプソン型の遊星歯車列を採用するとともに、これを構成する2組のプラネタリギヤセットのうちの一方を所謂ダブルリングギヤタイプ又はダブルサンギヤタイプのものとして、キャリアへの回転の入出力をセンターメンバによって径方向で行うようにすることが提案されている。
特開平4−219553号公報 国際公開第2002/099316号パンフレット 特開2004−069050号公報
しかしながら、前記提案例のようなダブルリングギヤタイプ、ダブルサンギヤタイプなどのプラネタリギヤセットは、単純にリングギヤやサンギヤを半分に割ったものではなく、そうして分割した個々のギヤがそれぞれ駆動力を伝達することを考慮して、各々、十分な強度を有するように構成しなくてはならない。
そのため、前記ダブルリングギヤタイプなどのプラネタリギヤセットの外形は、概略、2組のプラネタリギヤセットを組み合わせたものと同程度の寸法になり、回転軸の方向にかなり大きくなってしまう。また、分割されたギヤに跨って噛み合うピニオンが長くなって傾きを生じやすいことから、ラビニヨ型の遊星歯車列ほどではないにしても、ギヤノイズや振動が大きくなる傾向がある。
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、前記提案例のような6段自動変速機においてギヤノイズの発生を抑えながら、そのコンパクト化を図ることにある。
前記の目的を達成するために、本発明では、ダブルリングギヤタイプやダブルサンギヤタイプなどのプラネタリギヤセットを、敢えて2組のプラネタリギヤセットに置き換えるとともに、そのために追加する1組のプラネタリギヤセットは、伝達トルクの小さい常時減速用として、その小型化を図ったものである。
具体的に、請求項1の発明は、入力軸と同軸上に出力部を配設し、それぞれサンギヤ、キャリア及びリングギヤからなる第1〜第4の4組のプラネタリギヤセットを備え、第1〜第3の3つのクラッチと第1、第2の2つのブレーキとを選択的に作動させて、前記入力軸から出力部までの駆動力の伝達系路を切り替えることにより、少なくとも前進6速を得るようにした自動変速機を前提とする。
このものにおいて、前記第1、第2の2組のプラネタリギヤセットでは、それぞれ入力回転を常時減速して出力するように、所定の回転要素を前記入力軸に連結する一方、前記第3、第4の2組のプラネタリギヤセットは、いずれもシングルピニオンプラネタリギヤセットを用いて、合わせて4つの回転要素を有するように互いに連結した上で、その回転要素のうちのいずれか1つを前記出力部に連結する。そして、前記第1及び第2プラネタリギヤセットは、それぞれ、前記第3及び第4プラネタリギヤセットを中間に挟むように、軸方向の両側位置に配置するものとする。
前記構成の自動変速機は、従来例(特許文献2、3)のものと同じく、入力回転を常時減速する1組のプラネタリギヤセットと、これに組み合わされる2組のプラネタリギヤセットからなるシンプソン型遊星歯車列とを備えており、3つのクラッチと2つのブレーキとを選択的に作動させることで、前進6速を得ることが可能なものである。そして、さらに1組のプラネタリギヤセットを追加したことで、従来例のようなダブルリングギヤタイプなどのプラネタリギヤセットを用いる必要がなくなり、これによりギヤノイズや振動が大きくなる虞れがない。
また、そうして追加する1組のプラネタリギヤセットを常時減速用として、トルク負荷を極小化することで、このプラネタリギヤセットを十分に小型化することができる。こうして小型化した常時減速用プラネタリギヤセットを、もう1組の常時減速用プラネタリギヤセットとともに、前記シンプソン型遊星歯車列の軸方向両側にそれぞれ配置すれば、例えばそれら小型のプラネタリギヤセットを囲むように多板クラッチなどを配置することが可能になり、変速機のコンパクト化に有利になる。
前記の構成において、第1及び第2プラネタリギヤセットをそれぞれシングルピニオンプラネタリギヤセットとして、各々のサンギヤを変速機ケースに固定するようにすれば、構造を簡素化できて、好ましい(請求項2の発明)。また、各々のサンギヤをそれぞれ変速機ケースの軸方向一端部及び他端部のボス部に固定するようにすれば(請求項3、6の発明)、組み付け作業性も向上する。
また、前記第1及び第2プラネタリギヤセットによる回転の減速比は、互いに異なるものとするのが好ましい(請求項4、7の発明)。こうすれば、入力軸から第1及び第2プラネタリギヤセットを介してそれぞれシンプソン型遊星歯車列に入力する回転の減速比が異なるものとなるので、前進6速の各変速段における変速比の設定自由度が高くなるからである。
より具体的に、前記自動変速機の好ましい構成例は、第1プラネタリギヤセットを第1サンギヤ、第1キャリア及び第1リングギヤからなるシングルピニオンプラネタリギヤセットとし、第2プラネタリギヤセットも、第2サンギヤ、第2キャリア及び第2リングギヤからなるシングルピニオンプラネタリギヤセットとして、第1サンギヤ及び第2サンギヤをそれぞれ変速機ケースに常時固定する一方、第1リングギヤ及び第2リングギヤはそれぞれ入力軸に常時連結する。
同様に、第3プラネタリギヤセットも第3サンギヤ、第3キャリア及び第3リングギヤからなるシングルピニオンプラネタリギヤセットとし、第4プラネタリギヤセットも第4サンギヤ、第4キャリア及び第4リングギヤからなるシングルピニオンプラネタリギヤセットとして、前記第3リングギヤと第4キャリアと出力部とを常時連結するとともに、前記第3キャリアと第4リングギヤとを常時連結する。
また、前記第1キャリアと第3サンギヤとを断接する第1クラッチと、前記第3サンギヤと変速機ケースとを断接する第1ブレーキと、前記第3キャリアと変速機ケースとを断接する第2ブレーキと、前記第3キャリアと第2リングギヤとを断接する第2クラッチと、前記第4サンギヤと第2キャリアとを断接する第3クラッチと、を備える。
そして、前記第3クラッチ及び第2ブレーキの締結により第1速を、前記第3クラッチ及び第1ブレーキの締結により第2速を、前記第1クラッチ及び第3クラッチの締結により第3速を、前記第3クラッチ及び第2クラッチの締結により第4速を、前記第1クラッチ及び第2クラッチの締結により第5速を、そして、前記第2クラッチ及び第1ブレーキの締結により第6速を、それぞれ得るように構成する(請求項5の発明)。
こうすれば、第1〜6速の各変速段におけるギヤの噛み合い数が比較的少なくなって、高い伝達効率が得られるとともに、隣接する変速段に切換えるときに締結、解放するクラッチやブレーキ等の数が常に1つずつであるから、制御性も高いものである。
以上、説明したように、本願発明に係る自動変速機によると、3つのクラッチと2つのブレーキとによって前進6速を得るものにおいて、シンプソン型の遊星歯車列を構成する第3及び第4プラネタリギヤセット以外に第1及び第2の2組のプラネタリギヤセットを設け、それらを常時減速用のものとして小型化を図りつつ、それぞれ前記遊星歯車列の軸方向両側に配置したことで、入力軸を出力部と同軸に配置しながら、オーバードライブを含む高変速段を達成することができ、しかも、ギヤノイズや振動が大きくなる虞れもなく、変速機のコンパクト化にも有利になる。
特に請求項3、6の発明によると、小型のプラネタリギヤセットを変速機ケースの軸方向の端部に配置して、そのサンギヤをケース端部のボス部等に固定することで、構造を簡素化でき、組み付け作業性も向上する。
さらに、前記のように入力を常時減速する2組のプラネタリギヤセットの減速比を異ならせれば、これが同じ場合に比べて、各変速段における変速比の設定自由度が高くなる(請求項4、7の発明)。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る自動変速機ATを、一例として、車両に横置きに搭載されるFF車用のパワートレインに適用した場合の変速歯車機構の構成を示す骨子線図(スケルトン図)である。同図においてInputは、駆動源である図外のエンジンなどからの回転駆動力がトルクコンバータ(図示せず)を介して入力する入力軸であり、Outputは、回転駆動力をファイナルギヤ等を介して駆動輪側に出力する出力ギヤ(出力部)である。入力軸Input及び出力ギヤOutputは同軸上に配置されている。
図において符号GS1〜GS4は、いずれもサンギヤ、キャリア及びリングギヤを回転要素とする第1〜第4の4組のプラネタリギヤセットであり、第1及び第2プラネタリギヤセットGS1,GS2は、それぞれ第3及び第4プラネタリギヤセットGS3,GS4よりも小型のものとされて、該第3及び第4プラネタリギヤセットGS3,GS4を中間に挟む軸方向の両側位置に配置されている。
前記第1プラネタリギヤセットGS1は、第1サンギヤS1と、第1リングギヤR1と、該両ギヤS1,R1に噛み合う第1ピニオンP1を支持する第1キャリアPC1と、を有するシングルピニオンタイプのプラネタリギヤセットであり、第2プラネタリギヤセットGS2は、第2サンギヤS2と、第2リングギヤR2と、該両ギヤS2,R2に噛み合う第2ピニオンP2を支持する第2キャリアPC2と、を有するシングルピニオンタイプのプラネタリギヤセットである。
そして、前記第1サンギヤS1及び第2サンギヤS2が、それぞれ、図示しないが、軸方向に隣接する変速機ケース端部の壁部、或いは入力軸Inputを支持する壁部のボス部にスプラインなどによって固定(常時固定)されている。一方、前記第1リングギヤR1及び第2リングギヤR2は、それぞれ第1及び第2連結メンバーM1,M2により入力軸Inputに連結(常時連結)されている。これにより、前記入力軸Inputの回転は第1及び第2プラネタリギヤセットGS1,GS2においてそれぞれ常時減速されて、第1及び第2キャリアPC1,PC2から出力される。
そのように小型の常時減速用プラネタリギヤセットGS1,GS2を、入力軸Inputの方向(軸方向)の両端側にそれぞれ配置し、それらを囲むように湿式多板クラッチなどからなる第1〜第3のクラッチC1〜C3と第1ブレーキB1とを配置しているので、変速機ATのコンパクト化に有利である。尚、変速機ケースの反エンジン側の端部においてはプラネタリギヤセットGS1,GS2の外周にクラッチなどを配設せず、その部位を小径化して、車両への搭載性を向上することもできる。
また、そうして変速機ケースの軸方向の端部に配置した2プラネタリギヤセットGS1,GS2のサンギヤS1,S2を軸方向に隣接する壁部やボス部を利用して固定しているので、構造が簡素化できるとともに、組み付け作業性も向上する。
さらに、前記第1及び第2プラネタリギヤセットGS1,GS2における入力回転の減速比(即ち、それぞれのリングギヤ及びピニオンの歯数の比)は、互いに異なる値に設定されており、このことで、後述の如く達成される前進1〜6速の各変速段における変速比の設定自由度が高くなる。すなわち、後述するように、第1プラネタリギヤセットGS1による入力回転の減速比は第1〜4速の各変速段に関与し、第2プラネタリギヤセットGS2による入力回転の減速比は第3、5速の各変速段に関与しているので、例えば第2、4速の変速比を固定したまま第3速の変速比を変更することが可能になる(この際、第5速の変速比も変化する)。
一方、前記第3プラネタリギヤセットGS3は、第3サンギヤS3と、第3リングギヤR3と、該両ギヤS3,R3に噛み合う第3ピニオンP3を支持する第3キャリアPC3と、を有するシングルピニオンタイプのプラネタリギヤセットであり、第4プラネタリギヤセットGS4は、第4サンギヤS4と、第4リングギヤR4と、該両ギヤS4,R4に噛み合う第4ピニオンP4を支持する第4キャリアPC4と、を有するシングルピニオンタイプのプラネタリギヤセットである。
そして、前記第3リングギヤR3と第4キャリアPC4とが互いに一体に回転するように、第3連結メンバM3により連結(常時連結)されるとともに、その第4キャリアPC4に出力ギヤOutputが一体に回転するように連結されている。また、前記第3キャリアPC3と第4リングギヤR4とが互いに一体的に回転するように、第4連結メンバM4により連結(常時連結)されている。つまり、第3及び第4プラネタリギヤセットGS3,GS4は、合わせて4つの回転要素(第3サンギヤS3、第3キャリアPC3=第4リングギヤR4、第3リングギヤS3=第4キャリアPC4、第4サンギヤS4)を有するように互いに連結されて、シンプソン型の遊星歯車列を構成している。
そうして、前記第1〜第3の3つのクラッチC1〜C3と第1、第2の2つのブレーキB1,B2とを選択的に作動させて、入力軸Inputから出力ギヤOutputまでの駆動力の伝達系路を切り替えることにより、前進6速と後退速とが得られるようになっている。具体的には、まず、第1クラッチC1は、第1キャリアPC1と第3サンギヤS3とを選択的に断接するクラッチであり、図2の締結作動表に示すように3速、5速及び後退速にて締結されることから、3/5/Rクラッチ(3/5/RC)とも呼ばれる。
第2クラッチC2は、第3キャリアPC3と第2リングギヤR2とを選択的に断接するクラッチであり、高速側の4〜6速にて締結されることからハイ・クラッチ(High/C)とも呼ばれる。第3クラッチC3は、第4サンギヤS4と第2キャリアPC2とを断接するものであり、低速側の1〜4速にて締結されることから、ロー・クラッチ(Low/C)とも呼ばれる。
さらに、第1ブレーキB1は、第3サンギヤS3を選択的に変速機ケースに断接して、これを選択的に停止させるブレーキであり、2速及び6速にて締結されることから、2/6ブレーキ(2/6 Br.)とも呼ばれる。第2ブレーキB2は、第3キャリアPC3及び第4リングギヤR4を連結する第4連結メンバM4を、選択的に変速機ケースに断接して、これを選択的に停止させるブレーキであり、1速及び後退速にて締結されることから、ロー・リバース・ブレーキ(L/R Br.)とも呼ばれる。尚、図に点線で示すように、第2ブレーキB2と並列にワンウエイクラッチOWCを配置してもよい。
前記各クラッチC1〜C3やブレーキB1,B2の作動状態と変速段との関係をまとめると、図2の締結作動表のようになる。図において(●印)はクラッチ等が締結される場合を示しているが、第2ブレーキB2と並列にワンウエイクラッチOWCを配置した場合、前進1速では第2ブレーキB2を締結する必要はなく、例えばマニュアルモードやホールドモードなど、エンジンブレーキの必要な場合にのみ締結すればよい。
尚、図示しないが、前記第1〜第3クラッチC1〜C3、第1、第2ブレーキB1,B2には変速油圧制御装置が接続されており、この変速油圧制御装置が、図2の締結作動表に示すように、各変速段にて締結圧(●印)や解放圧(無印)を作り出すようになっている。このような変速油圧制御装置としては、油圧制御タイプ、電子制御タイプ、油圧+電子制御タイプ等が考えられる。
(自動変速機の作動)
次に、本実施形態の自動変速機ATの各変速段における作動について説明する。
−前進1速−
前進1速は、図2に示すように、第3クラッチC3と第2ブレーキB2の締結により得られる。このとき、まず第3クラッチC3の締結により第2キャリアPC2と第4サンギヤとが連結されるので、入力軸Inputから第2プラネタリギヤセットGS2の第2リングギヤR2に入力した回転が、減速されて第2キャリアPC2から出力され、第4プラネタリギヤセットGS4の第4サンギヤS4に入力される。この第4プラネタリギヤセットGS4においては第2ブレーキB2の締結により第4リングギヤR4が停止されるので、第4サンギヤS4に入力した回転は減速されて、第4キャリアPC4から出力される。
こうして前進1速では、第2プラネタリギヤセットGS2において常時減速された入力回転が、さらに第4プラネタリギヤセットGS4の第4リングギヤR4と第4ピニオンP4との歯数比に応じて減速されて、出力ギヤOutputに出力されるようになる。
−前進2速−
前進2速では、図2に示すように、前進1速時の第2ブレーキB2を解放し、第1ブレーキB1を締結する。つまり、前進2速は、第3クラッチC3と第1ブレーキB1を締結することで得られる。このときには、まず、第1ブレーキB1の締結により第3プラネタリギヤセットGS3において第3サンギヤS3が停止されるとともに、前進1速時と同様に、第3クラッチC3の締結によって第2プラネタリギヤセットGS2からの減速回転が第4プラネタリギヤセットGS4の第4サンギヤに入力される。
こうして第4サンギヤS4が回転すると、前記前進1速時と同様に第4キャリアPC4が減速回転することになるが、そうすると、その第4キャリアPC4と一体に第3プラネタリギヤセットGS3の第3リングギヤR3が回転することになり、この第3プラネタリギヤセットGS3においては第3サンギヤS3が停止されているため、第3キャリアPC3も同じ方向に回転することになる。
そうすると、前記第3キャリアPC3に常時連結されている第4プラネタリギヤセットGS4の第4リングギヤR4が回転して、その分は、前記した第4サンギヤS4から第4キャリアPC4への減速回転が増速されることになるので、この前進2速では、入力軸Inputからの入力回転が、前進1速よりも高速の減速回転として出力ギヤOutputに出力されるようになる。
−前進3速−
前進3速では、図2に示すように、前進2速時の第1ブレーキB1を解放し、第1クラッチC1を締結する。つまり、前進3速は、第1クラッチC1と第3クラッチC3とを締結することで得られる。このときには、まず、前進1速、2速時と同様に、第3クラッチC3の締結により第2プラネタリギヤセットGS2からの減速回転が第4プラネタリギヤセットGS4の第4サンギヤS4に入力される。
一方、第1クラッチC1の締結により第1キャリアPC1と第3サンギヤS3とが連結されるので、入力軸Inputから第1リングギヤR1に入力した回転が減速されて第1キャリアPC1から第3プラネタリギヤセットGS3の第3サンギヤS3に入力される。そして、シンプソン型遊星歯車列を構成する第3及び第4プラネタリギヤセットGS3,GS4において、第3サンギヤS3及び第4サンギヤS4にそれぞれ入力された減速回転が合成されて、第4キャリアPC4から出力ギヤOutputに出力される。
すなわち、前進3速では、前進2速では停止していた第3サンギヤS3が第3キャリアPC3と同じ方向に回転することになり、その分、第3キャリアPC3の回転が増速されるので、これと一体に回転する第4リングギヤR4の回転が前進2速時に比べて増速されることになる。よって、この前進3速では、入力軸Inputからの入力回転が、前進2速よりも高速の減速回転として出力ギヤOutputに出力されるようになる。
−前進4速−
前進4速では、図2に示すように、前進3速時の第1クラッチC1を解放し、第2クラッチC2を締結する。つまり、前進4速は、第2クラッチC2と第3クラッチC3とを締結することで得られる。このときにも前進1〜3速時と同様に第3クラッチC3の締結によって、第2プラネタリギヤセットGS2からの減速回転が第4プラネタリギヤセットGS4の第4サンギヤS4に入力される。
同時に、第2クラッチC2の締結により、第2リングギヤR2の回転、即ち入力軸Inputからの入力回転がそのまま第3キャリアPC3(これと一体に回転する第4リングギヤR4)に伝達されるようになり、こうして第4リングギヤR4、第4サンギヤS4にそれぞれ入力された回転が第4プラネタリギヤセットGS4において合成されて、第4キャリアPC4から出力ギヤOutputへ出力される。この前進4速では、入力軸Inputの回転がやや減速されて、出力ギヤOutputに出力されるようになる。
−前進5速−
前進5速では、図2に示すように、前進4速時の第3クラッチC3を解放し、第1クラッチC1を締結する。つまり、前進5速は、第1クラッチC1と第2クラッチC2とを締結することで得られる。このときには、まず、前進4速時と同様に第2クラッチC2の締結によって、第2リングギヤR2の回転、即ち入力軸Inputからの入力回転がそのまま第3キャリアPC3に伝達される。
また、前進3速時と同様に、第1クラッチC1の締結によって第1プラネタリギヤセットGS1からの減速回転が第3プラネタリギヤセットGS3の第3サンギヤS3に入力され、こうして第3サンギヤS3及び第3キャリアPC3にそれぞれ入力された回転が第3プラネタリギヤセットGS3において合成されて、第3リングギヤR3(これと一体に回転する第4キャリアPC4)から出力ギヤOutputへ出力される。この前進5速では入力回転がやや増速されて出力されるようになる。
−前進6速−
前進6速では、図2に示すように、前進5速時の第1クラッチC1を解放し、第1ブレーキB1を締結する。つまり、前進6速は、第2クラッチC2と第1ブレーキB1とを締結することで得られる。このときには、第1ブレーキB1の締結により、第3プラネタリギヤセットGS3において第3サンギヤS3が停止するから、前進4速、5速時と同様に入力軸Inputの回転がそのまま第3キャリアPC3に伝達されると、この回転が増速されて第3リングギヤR3(第4キャリアPC4)から出力ギヤOutputに出力されるようになる。つまり、前進6速では、入力回転が実質的に第3プラネタリギヤセットGS3のみを通って、増速されて出力される。
−後退速−
後退速は、図2に示すように、第1クラッチC1と第2ブレーキB2とを締結することで得られる。このときには、前進3速、5速と同様に、第1プラネタリギヤセットGS1によって常時減速された入力回転が、第1クラッチC1を介して第3プラネタリギヤセットGS3の第3サンギヤS3に伝達される。そして、前進1速時と同様に第2ブレーキB2の締結により第3キャリアPC3が停止されるので、前記のように第3サンギヤS3に伝達された減速回転が逆転して、第3リングギヤR3(第4キャリアPC4)から出力軸Outputに出力されるようになる。
(自動変速機の特長)
上述の如く、本実施形態の自動変速機ATは、第1〜第4の4組のシングルピニオンタイプのシンプルプラネタリギヤセットGS1〜GS4を備え、第1〜第3の3つのクラッチC1〜C3と第1、第2の2つのブレーキB1,B2とを選択的に作動させて、前進6速と後退速とを得るようになっている。言い換えると、前記変速機ATは、ラビニヨタイプなどの複合型のプラネタリギヤセットを含まず、ダブルサンギヤタイプ、ダブルピニオンタイプ、ダブルリングギヤタイプのプラネタリギヤセットを必要としない上に、回転要素同士を断接するクラッチ、ブレーキ等の個数が5つ以下と比較的、少なくて済み、その分、コンパクト化、コスト及び重量の低減、騒音の低減等に有利である。
すなわち、「背景技術」の記載において引用した特許文献2、3などに詳しいが、動力伝達系路の切換えのために所謂シンプソン型遊星歯車列を採用して、これに対する入力を仮に1組の常時減速プラネタリギヤセットから行おうとすると、オーバードライブの変速段を得るためには遊星歯車列の2組のプラネタリギヤセットのいずれかにおいて、キャリア及びリングギヤの両方、或いはキャリア及びサンギヤの両方のいずれかへの入出力経路が必要になるが、入力軸Inputと出力ギヤOutputとを同軸に配置した場合には、前記いずれかのプラネタリギヤセットをダブルリングギヤタイプかダブルサンギヤタイプにしないと、成立しない。
これに対し、本実施形態では、さらに1組の常時減速のプラネタリギヤセット(第1、第2のいずれかのプラネタリギヤセットGS1,GS2)を追加して、ここからも遊星歯車列(第3、第4プラネタリギヤセットGS3,GS4)への入力を行えるようにしたので、入力軸Inputと出力ギヤOutputとを同軸に配置した場合でも、特許文献3、3のようなダブルリングギヤタイプなどの複雑な構造のプラネタリギヤセットは不要であり、これに起因するギヤノイズや振動の問題は生じない。
また、そうして1組のプラネタリギヤセットを追加していても、これを伝達トルクの小さい常時減速用として、できるだけ小型化しているので、前記特許文献1、2のダブルリングギヤタイプやダブルサンギヤタイプのものと比較して、むしろコンパクトに構成できる。すなわち、前記特許文献2、3に記載のダブルリングギヤタイプなどのプラネタリギヤセットは、常時減速用ではなく、駆動力の伝達系路の切換えに用いられているので、いずれかの変速段において非常に大きなトルクが作用する可能性がある。
そのため、単純にリングギヤやサンギヤを半分に割ればよいというものではなく、そうして分割した個々のギヤに、それぞれ前記のような大トルクが作用することを考慮して、十分な強度を確保しなくてはならないから、その外形は、実質的に2組のプラネタリギヤセットを組み合わせたものと同程度に大きくなってしまう。
これに対し、トルク負荷の小さな常時減速用プラネタリギヤセットはかなり小型化することができるので、前記のように駆動力の伝達系路の切換えに用いる1組のプラネタリギヤセットに常時減速用プラネタリギヤセットを1組、追加しても、両者を合わせた配置スペースはダブルリングギヤタイプなどのものに比べてむしろ小さくて済み、しかも、2組のプラネタリギヤセットを離して配置することもできるので、レイアウトの自由度が高く、スペースを有効に利用できる。
そこで、この実施形態では、上述したように、比較的大きな第3、第4の2組のプラネタリギヤセットGS3,GS4によって構成されるシンプソン型遊星歯車列の軸方向両側に、それぞれ小型の常時減速用プラネタリギヤセットGS1,GS2を配置し、それらを囲むように湿式多板クラッチなどからなる第1〜第3のクラッチC1〜C3と第1ブレーキB1とを配置している。こうして配置スペースの有効利用により、変速機ATのコンパクト化が図られている。
尚、この実施形態では前記特許文献2、3のものに比べてプラネタリギヤセットの個数自体は増えることになるが、構造の複雑なダブルリングギヤタイプなどを用いないので、コスト面でもあまり不利にはならず、むしろコスト低減も可能と考えられる。
さらに、詳しい説明は省略するが、この実施形態の変速機ATは、前記特許文献2、3のものと同様に、シンプソン型の遊星歯車列を構成する第3及び第4プラネタリギヤセットGS3,GS4の遊星歯車比を一般的に適用可能な範囲(例えば、サンギヤ歯数/リングギヤ歯数=0.35〜0.65、好ましくは0.38〜0.60)とし、且つ、好ましいといわれている高速段になるほど段間比が小さいという条件を達成しながら、十分にワイドな変速比(前進1速/6速=5.5〜6.0)を得ることができる。この際、第3、第4リングギヤR3,R4の直径をあまり大きくする必要がないので、このことも変速機のコンパクト化に有利になる。
しかも、入力回転がそれぞれ上述の如く伝達される前進1〜6速の各変速段において、回転の伝達に直接、関与する回転要素の数が比較的少なく、ギヤの噛み合いによる機械的な損失が小さいから、高い伝達効率が得られる。特に最高変速段の前進6速においては、入力回転が第1プラネタリギヤセットGS1のみを通って増速されて、出力ギヤOutputに出力されるようになっており、回転の伝達に関与する回転要素の数が最小になるので、効率は非常に高い。
さらにまた、前進1〜6速の全ての変速段でいずれかの回転要素の回転速度が過度に高くなることがなく、耐久性、信頼性にも有利であるし、1速から2速、2速から3速、…というように隣接する変速段に切換えるときに締結、解放させるクラッチC1〜C3、ブレーキB1,B2等の数は、前記締結作動表(図2)に示すように常に1つずつであるから、制御性も高いものである。
尚、本発明の具体的な構成は、前記実施形態の自動変速機ATに限定されず、それ以外の種々の構成を包含するものである。すなわち、前記の実施形態においては、上述したように、常時減速用の第1、第2プラネタリギヤセットGS1,GS2ををれぞれ変速機ケースの端部に配置しているが、これに限るものではない。
また、前記実施形態1、2では、本発明の自動変速機ATをFF車用の横置きパワートレインに適用した例を示したが、本発明はRR車用の横置きパワートレインにも適用可能である。さらに、エンジン、トルクコンバーターを図の左側に設置する例を説明したが、右側に設置することも可能である。
本発明は、車両の自動変速機であって、5つ以下の摩擦要素により前進6速を達成する軽量、コンパクトなものであるから、特に乗用車に搭載するものとして有用である。
本発明の実施形態に係る自動変速機の概略構成を示す骨子線図である。 同自動変速機の締結作動表である
符号の説明
AT 自動変速機
B1 第1ブレーキ
B2 第2ブレーキ
C1 第1クラッチ、
C2 第2クラッチ
C3 第3クラッチ
GS1 第1プラネタリギヤセット
GS2 第2プラネタリギヤセット
GS3 第3プラネタリギヤセット
GS4 第4プラネタリギヤセット
Input 入力軸
Output 出力ギヤ(出力部)
PC1 第1キャリア
PC2 第2キャリア
PC3 第3キャリヤ
PC4 第4キャリヤ
R1 第1リングギヤ
R2 第2リングギヤ
R3 第3リングギヤ
R4 第4リングギヤ
S1 第1サンギヤ
S2 第2サンギヤ
S3 第3サンギヤ
S4 第4サンギヤ

Claims (7)

  1. 入力軸と同軸上に出力部を配設し、それぞれサンギヤ、キャリア及びリングギヤからなる第1〜第4の4組のプラネタリギヤセットを備え、第1〜第3の3つのクラッチと第1、第2の2つのブレーキとを選択的に作動させて、前記入力軸から出力部までの駆動力の伝達系路を切り替えることにより、少なくとも前進6速を得るようにした自動変速機において、
    前記第1、第2の2組のプラネタリギヤセットは、それぞれ入力回転を常時減速して出力するように、所定の回転要素が前記入力軸に連結されており、
    前記第3、第4の2組のプラネタリギヤセットは、いずれもシングルピニオンプラネタリギヤセットであり、合わせて4つの回転要素を有するように互いに連結されて、その回転要素のうちの何れか1つが前記出力部に連結されており、
    前記第1及び第2プラネタリギヤセットは、それぞれ、前記第3及び第4プラネタリギヤセットを中間に挟む軸方向の両側位置に配置されていることを特徴とする自動変速機。
  2. 請求項1の自動変速機において、
    第1及び第2プラネタリギヤセットは、それぞれシングルピニオンプラネタリギヤセットであり、各々のサンギヤが変速機ケースに固定されていることを特徴とする自動変速機。
  3. 請求項2の自動変速機において、
    第1及び第2プラネタリギヤセットの各々のサンギヤは、それぞれ変速機ケースの軸方向一端部及び他端部のボス部に固定されていることを特徴とする自動変速機。
  4. 請求項1の自動変速機において、
    第1及び第2プラネタリギヤセットによる回転の減速比が互いに異なることを特徴とする自動変速機。
  5. 請求項1の自動変速機において、
    第1プラネタリギヤセットは、第1サンギヤ、第1キャリア及び第1リングギヤからなるシングルピニオンプラネタリギヤセットであり、
    第2プラネタリギヤセットは、第2サンギヤ、第2キャリア及び第2リングギヤからなるシングルピニオンプラネタリギヤセットであり、
    前記第1サンギヤ及び第2サンギヤがそれぞれ変速機ケースに常時固定される一方、第1リングギヤ及び第2リングギヤはそれぞれ入力軸に常時連結されており、
    第3プラネタリギヤセットは、第3サンギヤ、第3キャリア及び第3リングギヤからなるシングルピニオンプラネタリギヤセットであり、
    第4プラネタリギヤセットは、第4サンギヤ、第4キャリア及び第4リングギヤからなるシングルピニオンプラネタリギヤセットであり、
    前記第3リングギヤと第4キャリアと出力部とが常時連結されるとともに、前記第3キャリアと第4リングギヤとが常時連結されており、
    前記第1キャリアと第3サンギヤとを断接する第1クラッチと、
    前記第3サンギヤと変速機ケースとを断接する第1ブレーキと、
    前記第3キャリアと変速機ケースとを断接する第2ブレーキと、
    前記第3キャリアと第2リングギヤとを断接する第2クラッチと、
    前記第4サンギヤと第2キャリアとを断接する第3クラッチと、を備え、
    前記第3クラッチ及び第2ブレーキの締結により第1速が、前記第3クラッチ及び第1ブレーキの締結により第2速が、前記第1クラッチ及び第3クラッチの締結により第3速が、前記第3クラッチ及び第2クラッチの締結により第4速が、前記第1クラッチ及び第2クラッチの締結により第5速が、そして、前記第2クラッチ及び第1ブレーキの締結により第6速が、それぞれ得られるように構成されていることを特徴とする自動変速機。
  6. 請求項5の自動変速機において、
    第1サンギヤ及び第2サンギヤは、それぞれ変速機ケースの軸方向一端部及び他端部のボス部に固定されていることを特徴とする自動変速機。
  7. 請求項5の自動変速機において、
    第1及び第2プラネタリギヤセットによる回転の減速比が互いに異なることを特徴とする自動変速機。
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