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JP4534872B2 - シート搬送装置 - Google Patents

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JP4534872B2
JP4534872B2 JP2005157389A JP2005157389A JP4534872B2 JP 4534872 B2 JP4534872 B2 JP 4534872B2 JP 2005157389 A JP2005157389 A JP 2005157389A JP 2005157389 A JP2005157389 A JP 2005157389A JP 4534872 B2 JP4534872 B2 JP 4534872B2
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Description

本発明は、サイズの異なるシートを正確に搬送するためのシート搬送装置に関するものである。
従来より、プリンタでは、複数サイズのシート(印画シート)に対応できるように形成されている。シートの搬送には、搬送ローラ対を用いるのが一般的であり、複数の搬送ローラ対が各箇所に配置されている。また、搬送ローラ対のピッチは、最もサイズの小さいシートに合わせて設定するのが、最も簡単な方法であり、一般的である。
しかし、上記構成においてサイズの大きいシートを搬送する場合には、印画動作中で印画動作専用の搬送ローラによってシートが搬送されているにもかかわらず、印画動作専用の搬送ローラ以外の搬送ローラが印画動作中の搬送に関与してしまうという欠点がある。この欠点により、双方のローラ対の搬送速度差によって印画に悪影響を与えたり、一方の搬送ローラ対をシートが抜け出るときの衝撃が瞬間的な搬送ムラとなってスジが入ったりするという欠点がある。
そこで、このような欠点を補う技術として、例えば特許文献1に記載の技術が知られている。
特開平7−271126号公報 上記特許文献1の技術は、シートがゆるやかなループを形成するように湾曲した搬送ガイド板を上流と下流の搬送ローラ対間に形成し、さらに搬送ガイド板の途中に、シートのたるみと緊張状態に応じて上下動する補助搬送ローラを設置したものである。これにより、上流の搬送ローラ対と下流の搬送ローラ対の間の距離よりも小さいサイズのシートを搬送できるとともに、上流側と下流側との搬送ローラ対間の速度差や突入時のショックが吸収され、搬送ムラをなくすことができる。
しかし、前述の従来の技術であっても、大きいサイズのシートの搬送は、上流又は下流の搬送ローラ対による単独搬送と、上流の搬送ローラ対、下流の搬送ローラ対、及び補助ローラ対のうち、いずれか2つの組合せ又は3つ全ての組合せによる搬送が混在することとなるので、相互のローラ対の影響を受けるおそれがあり、より正確なシートの搬送が求められる技術分野によっては、不十分であるという問題がある。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、サイズの異なるシートを搬送する場合に、正確な搬送を実現できるようにすることである。
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。
なお、下記の解決手段において、かっこ書きで示すものは、本実施形態で対応するものを示している。
本発明は、一対の第1搬送ローラ(搬送ローラ5及び補助ローラ6)と、前記第1搬送ローラよりもシートの搬送経路の下流側に位置する一対の第2搬送ローラ(ピンチローラ9A及びキャプスタン10A、又はピンチローラ9B及びキャプスタン10B)と、前記第1搬送ローラと前記第2搬送ローラとの間の搬送経路近傍に設けられるとともに、シートを挟持する位置とシートを挟持しない退避位置とに位置することが可能な一対の中間ローラ(ローラ7及びピックアップローラ8)と、搬送されるシートのサイズが、前記第1搬送ローラと前記第2搬送ローラとの搬送経路間以上の長さを有する第1サイズ(14×17インチ)であるか、又は前記第1搬送ローラと前記第2搬送ローラとの搬送経路間の長さよりも短い第2サイズ(11×14インチ)であるかを読み取るサイズ読取り手段(ICタグ読取り装置23)とを備え、前記サイズ読取り手段によりシートが前記第1サイズであると読み取られたときは、前記中間ローラを、シートを挟持しない位置に移動させるように制御するとともに、前記サイズ読取り手段によりシートが前記第2サイズであると読み取られたときは、前記中間ローラによりシートを挟持するように制御し、前記第1搬送ローラと前記第2搬送ローラとの搬送経路の間には、シートを位置決めするための位置決め部が設けられており、前記位置決め部によりシートが位置決めされるときは、前記中間ローラを前記退避位置に配置するとともに、前記サイズ読取り手段によりシートのサイズが前記第2サイズであると読み取られた場合において、前記位置決め部による位置決めが終了したときは、前記中間ローラをシートの挟持位置に配置するように制御するシート搬送装置である。
(作用)
上記発明においては、シートのサイズが第1サイズであるか第2サイズであるかが読み取られる。そして、大きい第1サイズの場合には中間ローラが開放され第1搬送ローラ及び第2搬送ローラによってシートが搬送される。これに対し、小さい第2サイズの場合には、第1搬送ローラ、中間ローラ及び第2搬送ローラによってシートが搬送される。
なお、以下の実施形態において、第2搬送ローラは、ピンチローラ9A及びキャプスタン10A、又はピンチローラ9B及びキャプスタン10Bの双方又は一方に相当する。
また、位置決め部は、実施形態では位置決め部30に相当する。
上記発明によれば、サイズに応じて中間ローラによりシートを挟持する場合と挟持しない場合とを設けることで、シートのサイズに応じて適切なローラ対で搬送を行うことができる。これにより、正確な搬送を行うことができる。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、本発明におけるシート搬送装置は、サーマル方式のプリンタに適用されている。
図1は、本実施形態のプリンタ1の概略を示す図である。このプリンタ1は、例えば病院内で使用され、コンピューター断層撮影(CT)された画像データを、印画ヘッド11を用いて熱転写によりシート(フィルム状のカット紙)に印画するタイプを例にしたものである。
また、プリンタ1は、横置き及び縦置きの双方に用いることができる。例えば図1において、給紙トレイ2を底面側にする横置きと、図1で示された面側を天面側にする縦置きとの双方で設置することができる。
そして、以下の説明では、横置き型、すなわち給紙トレイ2側をプリンタ1の底面側とし、図1中、左側(折り返しローラ14側)をプリンタ1の前面側と定義する。
図1において、プリンタ1の底面側には、未印画のシート束が収納された給紙トレイ2が設けられており、最上部に位置するシートに接触するように給紙ローラ3が設けられている。
また、本実施形態では、装着時のシートは、125枚を一束とする1パックであって、図1に示すように保護シートによって包装されたものである。そして、最上部の1枚が給紙ローラ3に接触している。さらにまた、保護シートの図1中、下面側には、ICタグが設けられている。このICタグには、少なくともシートのサイズ(本実施形態では、11×14インチ(小さいサイズ)、又は14×17インチ(大きいサイズ)のいずれか)に関する情報が記録されている。
さらに、プリンタ1の筐体部であって、上記のICタグに対向する位置には、ICタグ読取り装置23が設けられている。ICタグ読取り装置23は、1パックのシートが装着されると、その保護シートのICタグを読み取る。
そして、給紙ローラ3により搬出されたシートは、一対の搬送ローラ4により挟持されて搬送される。また、プリンタ1の背面側には、上下2段に設けられた搬送ローラ5が設けられている。さらに、これらの搬送ローラ5には、搬送ローラ5とともにシートを挟持するために補助ローラ6が設けられている。
搬送ローラ5及び補助ローラ6を通過した後のシートが通過する位置には、ローラ7及びピックアップローラ8が設けられている。ここで、ローラ7の回転軸は固定されているが、ピックアップローラ8は、フレーム31に回動可能に固定されているとともに、フレーム31は、フレーム軸31aを支点として両方向に回動可能に設けられている。
そして、フレーム31が、フレーム軸31aを支点として、図1中、時計回り又は反時計回りに回動され、搬送されるシートを、ローラ7とピックアップローラ8とで挟持したり、挟持しないでローラ7とピックアップローラ8との間を開放したりするように構成されている。
また、ピックアップローラ8の駆動は、ICタグ読取り装置23の読取り結果に基づいて行われる。ICタグ読取り装置23の読取り結果が、11×14インチ(小さいサイズ)である場合には、フレーム31がフレーム軸31aを支点として、図1中、時計回りに回動され、ローラ7とピックアップローラ8とでシートを挟持して搬送するように設定されている。一方、読取り結果が、14×17インチ(大きいサイズ)である場合には、フレーム31がフレーム軸31aを支点として、図1中、反時計回りに回動され、ローラ7とピックアップローラ8との間を開放し、両者間の隙間をシートが通り抜けるように設定されている。
また、ローラ7及びピックアップローラ8が設けられている位置には、位置決め部30が設けられている。位置決め部30は、画像の向きがずれたり、画像が欠落しないように、シートの位置決めを行うものである。
これらのローラ7及びピックアップローラ8を通過した後のシートが通過する位置には、図1中、シートの上面側に印画ヘッド11が取り付けられている。なお、印画ヘッド11は、ヘッド支持体12に取り付けられており、その支点を中心として回動可能に形成されている。また、印画ヘッド11に対向する位置(図1中、シートの下面側)には、プラテンローラ13が配置されている。そして、印画を行うときは、(図示しない駆動部で)ヘッド支持体12を図1中、反時計回りに回動させることで、印画ヘッド11がシートを挟んでプラテンローラ13に押し付けられる。
そして、印画ヘッド11とプラテンローラ13間をシートが通過するときに、印画ヘッド11によりシートに印画が行われる。なお、図1では図示しないが、シートと印画ヘッド11間には、インクリボンが配置され、インクリボンを介して印画ヘッド11がシートに印画を行う。また、印画を行わないときは、ヘッド支持体12を図1中、時計回りに回動させることで、印画ヘッド11がプラテンローラ13から離れる位置で待機する。
さらにまた、印画ヘッド11及びプラテンローラ13の上流側及下流側には、それぞれピンチローラ9A、9B及びキャプスタン10A、10Bが配置されており、これらによりシートが搬送される。なお、図1に示すように、印画ヘッド11の上流側に設けられたものを、それぞれピンチローラ9A及びキャプスタン10Aといい、印画ヘッド11の下流側に設けられたものを、それぞれピンチローラ9B及びキャプスタン10Bという。そして、単にピンチローラ9及びキャプスタン10というときは、双方、又は任意のいずれか一方のピンチローラ9及びキャプスタン10を指すものとする。
さらに、印画ヘッド11により印画が行われたシートは、折返しローラ14に送られ、この折返しローラ14によってシートの搬送方向が180度反転され、図1中、左方向から右方向に搬送方向が切り替えられる。さらにシートが搬送されると、ピンチローラ32とローラ34との間を通過する。
ここで、ローラ34の回転軸は、固定されている。また、ピンチローラ32は、フレーム33に回転可能に取り付けられている。そして、このフレーム33は、支点33aを中心として回動可能に設けられている。なお、これらのピンチローラ32及びローラ34は、さらに下流の濃度測定部16にまでシートを送るためのものとなっている。
そして、ICタグ読取り装置23によるシートサイズの読取り結果が、11×14インチ(小さいサイズ)である場合には、フレーム33が支点33aを中心として、図1中、反時計回りに回動され、ピンチローラ32とローラ34とでシートを挟持して搬送するように設定されている。一方、読取り結果が、14×17インチである場合には、フレーム33が支点33aを中心として、図1中、時計回りに回動され、ピンチローラ32とローラ34との間を開放し、両者間の隙間をシートが通り抜けるように設定されている。
また、ピンチローラ32及びローラ34のさらに下流側には、濃度測定部16が設けられている。濃度測定部16は、濃度測定器によって印画濃度をチェックし、画質の状態を監視するものである。濃度測定部16は、搬送ローラ5と同様の搬送ローラ16と、この搬送ローラ16に当接している2つの補助ローラ17(図1中、搬送ローラ16の上下2箇所)とを有する。そして、これらの搬送ローラ16及び2つの補助ローラ17によって、シートは、再度、180度反転されるように構成されている。
濃度測定部16をシートが通過した後の下流側には、それぞれ上下一対の搬送ローラ18が設けられている。そして、この搬送ローラ18を抜け出たシートが収納されるための排紙トレイ19が設けられている。排紙トレイ19は、上述した給紙トレイ2の上側に位置している。
次に、ピックアップローラ8及びピンチローラ32の駆動について説明する。
図2は、ピックアップローラ8及びピンチローラ32を含む機構部を示す斜視図である。また、図3及び図4は、その側面図である。なお、図3及び図4においては、図面の理解を容易にするため、一部のギヤやローラ等については、見えない部分であっても実線で図示している。
図2において、モータ40は、ピックアップローラ8及びピンチローラ32の駆動源となるモータである。このモータ40の回転軸には、ベルト車41が固定されている。一方、その近傍には、ベルト車43が設けられており、ベルト車41及び43との間にベルト42がかけられている。また、ベルト車43と同軸でベルト車44が設けられている。さらに、このベルト車44の近傍にベルト車46が設けられている。そして、これらベルト車44及び46間にベルト45がかけられている。
さらに、ベルト車45には、同軸でギヤ47が設けられている。また、このギヤ47とかみ合うギヤ48が設けられている。さらにまた、ギヤ48と同軸で、ギヤ49が設けられている(図3、図4参照)。
また、ギヤ50及びギヤ51が同軸で設けられており、ギヤ49とギヤ50とがかみ合っている。さらに、ギヤ50とかみ合うギヤ52が設けられており、ギヤ52と同軸でギヤ53が設けられている。そして、ギヤ53とギヤ54がかみ合っている。
さらにまた、図2に示すように、ギヤ54は、ピックアップローラ8と同軸で設けられている。ギヤ54及びピックアップローラ8は、フレーム31に回転可能に取り付けられている。さらにフレーム31は、上述したように、フレーム軸31aを中心として回動可能に取り付けられている。
また、上述したように、図2中、フレーム33が支点33aを中心として回動可能に設けられている。さらに、フレーム33の一端側には、ピンチローラ32が回転可能に取り付けられている。
さらに、フレーム33には、スプリング56が取り付けられており、フレーム33を、支点33aを中心として、図2〜図4中、反時計方向に付勢している。
一方、フレーム31の左右両端側には、ローラ57が回転自在に取り付けられている。そして、フレーム31が図2〜図4中、反時計回りに回動すると、フレーム31に取り付けられているローラ57が、フレーム33と当接する。フレーム31がさらに反時計回りに回動すると、ローラ57がフレーム33を押して、スプリング56の付勢力に抗して、フレーム33を、図2〜図4中、時計回りに回動させる。
また、フレーム31が、図2〜図4中、時計回りに回転されると、ピックアップローラ8は、ローラ7と当接する位置まで回動する(図4に示す位置)。さらにまた、このときは、図4に示すように、フレーム33とローラ57との当接が解除されるとともに、フレーム33は、スプリング56によって、図4中、反時計回りに付勢され、ピンチローラ32がローラ34と当接する位置で停止する。
すなわち、ピックアップローラ8がローラ7と当接する位置までフレーム31が回動されたときは、ピンチローラ32がローラ34と当接する位置までフレーム33が回動される。したがって、これとは逆に、ピックアップローラ8がローラ7から離れた位置に移動したときは、ピンチローラ32もまた、ローラ34から離れた位置まで移動する(図3)。
このように、ピックアップローラ8及びピンチローラ32の動作が、簡単な構造で安価に提供できるとともに、動作が一連の流れになっているため、メカ制御センサを必要とせず、誤検知による誤動作や装置の損傷を防止することができる。
また、ピックアップローラ8とピンチローラ32とで、動力の共有化を図ったので、部品コスト及び製造コストを低減させるだけでなく、機構が簡略化されるため、誤動作や故障の少ない安定した品質を提供することができる。
さらにまた、図2に示すように、ピックアップローラ8と同軸で、トルクリミッタ55が設けられている。このトルクリミッタ55は、ギヤ54に一定力以下の回転力が伝達されたときは、ギヤ54を回転させずにフレーム31を回動させるとともに、ギヤ54に前記一定力を超える回転力が伝達されたときは、ギヤ54を回転させるためのものである。
すなわち、ギヤ54に作用する回転力が一定力以下では、ギヤ54は回転せずに、フレーム31を、フレーム軸31aを中心として、図2〜図4中、時計回りに回動させる。これにより、フレーム31は、ピックアップローラ8とローラ7とが当接する位置まで移動される(図4に示す位置)。
そして、ピックアップローラ8とローラ7とが当接した後、さらにギヤ54に回転力が伝達されると、その回転力は上記一定力を超え、トルクリミッタ55を介してギヤ54及びピックアップローラ8を回転させる。
以上の構成において、ICタグ読み取り装置23で、サイズが小さいシート(11×14インチ)であると読み取られたときの動作について説明する。
プリンタ1は、図1中、給紙ローラ3を反時計回りに回転させ、給紙トレイ2から1枚のシートを搬出する。シートが搬送され続けると、搬送ローラ5及び補助ローラ6によって挟持され、搬送される。このとき、ピックアップローラ8は、ローラ7から離れ、ピックアップローラ8とローラ7との間を開放した位置で待機している。そして、シートの先端が、ピックアップローラ8を通り過ぎたあたりでシートの搬送を停止する。なお、シートがこの位置まで到達したか否かは、例えばシート検知センサ(図示せず)によって検知することができる。そして、位置決め部30によりシートの位置決めが行われる。このように、ピックアップローラ8とローラ7との間を開放して位置決めを行うので、位置決め動作を妨害することなく正確に行うことができる。
位置決めが終了すると、モータ40が駆動され、モータ40を図2〜図4中、反時計回りに回転するように制御する。これにより、その回転力は、ギヤ52及び53に伝達され、ギヤ52及び53は、図3及び中4中、時計回りに回転する。そして、そのギヤ52及びギヤ53の回転力は、フレーム31を時計回りに回動させる力となる。フレーム31が時計回りに回動されると、ピックアップローラ8がローラ7と当接する(図4に示す位置)。この位置でフレーム31の回動は停止するが、さらにギヤ52及び53が回転されると、トルクリミッタ55の保持力を超える力となり、ギヤ54及びピックアップローラ8を、反時計回りに回転させる。これにより、ピックアップローラ8及びローラ7によってシートを搬送する。
そして、シートの先端がピンチローラ9A及びキャプスタン10Aにさしかかるときは、ピンチローラ9Aは、キャプスタン10Aから離れ、両ローラ間を開放している。これにより、シートは、キャプスタン10A上を通過する。そして、シートの先端がキャプスタン10A上を通過した直後に、ピンチローラ9Aがキャプスタン10A側に移動し、シートを挟持するとともに、ピックアップローラ8がローラ7から退避し、ピックアップローラ8及びローラ7によるシートの挟持を回避する。なお、シートの先端がキャプスタン10A上を通過したか否かは、例えばシート検知センサ(図示せず)を用いて行う。
さらに、シートは、ピンチローラ9A及びキャプスタン10Aによってさらに下流まで搬送される。このとき、ヘッド支持体12は、図1中、時計回りに回動された位置で待機しており、印画ヘッド11は、プラテンローラ13から離れた位置にある。したがって、搬送されてくるシートは、プラテンローラ13上を通過する。さらにシートが搬送されると、そのシートは、ピンチローラ9B及びキャプスタン10Bによって挟持される。その後、ピンチローラ9Aは、キャプスタン10Aから離れ、両ローラ間を開放する。すなわち、これにより、シートは、ピンチローラ9B及びキャプスタン10Bのみによって挟持された状態となる。なお、シートがピンチローラ9B及びキャプスタン10Bによって挟持されたか否かは、上記と同様に、例えばシート検知センサによって行われる。
そして、シートの頭出しが行われる。頭出しが終了すると、その信号がヘッド支持体12の駆動部(図示せず)に送られる。そして、ヘッド支持体12は、図1中、反時計回りに回動され、印画ヘッド11をシートに接触させる。そして、印画ヘッド11により印画を行うとともに、ピンチローラ9B及びキャプスタン10Bによってシートを搬送するように制御する。
さらに、シートが搬送されると、折り返しローラ14によって、その搬送方向が、図1中、右方向となる。さらにシートが搬送されると、ピンチローラ32及びローラ34の位置に到達する。
上述したように、印画時は、ピックアップローラ8は、ローラ7に対して退避位置に配置されるので、その動作と連動して、ピンチローラ32は、ローラ34に対して退避位置に(ピンチローラ32とローラ34との間が開放されるように)配置されている。
印画が終了すると、その信号がモータ40の駆動部に送られ、ピンチローラ32がローラ34に対して当接する方向にフレーム33が回動される。そして、ピンチローラ32とローラ34とでシートを挟持し、搬送する。すなわち、ピンチローラ32は、印画終了まで退避位置で待機し、印画が終了するとシートを挟持するように制御される。そして、図3及び図4に示すように、これらピンチローラ32及びローラ34と、搬送ベルト60によって、シートを濃度測定部16まで搬送する。
そして、濃度測定部16により印画された画像の濃度が測定されるとともに、シートは、搬送ローラ16及び補助ローラ17によって挟持され、搬送される。
さらに、搬送ローラ16及び補助ローラ17を抜け出たシートは、搬送ローラ18によって挟持・搬送され、排紙トレイ19に収納される。
これに対し、ICタグ読み取り装置23で、サイズが大きいシート(14×17インチ)であると読み取られたときは、モータ40を、図2〜図4中、時計回りに回転するように制御する。これにより、ギヤ52及び53は、図3及び中4中、反時計回りに回転する。そして、その回転力がフレーム31に伝達されると、フレーム31を、図2〜図4中、反時計回りに回動させる力となる。フレーム31が反時計回りに回動されると、ピックアップローラ8は、ローラ7に対して退避位置に移動する(図3に示す位置)。
また、フレーム31が図3のように回動されたときは、フレーム31に取り付けられているローラ57がフレーム33と当接する。その結果、フレーム33は、支点33aを中心として時計回りに回動し、図3に示す位置となる。このフレーム33の回動によって、ピンチローラ32は、ローラ34から遠ざかる方向に移動され、ローラ34と接触しない。
以上の状態は、サイズが大きいシートを搬送している間中は、ずっと維持される。すなわち、サイズが大きいシートが搬送されている間は、ピックアップローラ8及びローラ7、並びにピンチローラ32及びローラ34は、搬送に関与しない。
そして、プリンタ1は、図1中、給紙ローラ3を反時計回りに回転させ、給紙トレイ2から1枚のシートを搬出する。シートを搬送し続けると、搬送ローラ5及び補助ローラ6によって挟持され、搬送される。また、上述と同様に、シート先端がキャプスタン10A上に達したところ(サイズが大きいシートの後端が搬送ローラ5及び補助ローラ6を抜けた位置、いいかえれば、大きいサイズのシートが搬送ローラ5及び補助ローラ6で搬送可能な位置)で、位置決め部30によりシートの位置決めが行われる。
位置決めが終了すると、シート先端がキャプスタン10A上にさしかかる。なお、このときは、ピンチローラ9Aは、キャプスタン10Aから離れた位置にあり、両ローラ間を開放している。その後、ピンチローラ9Aは、キャプスタン10A側に移動され、ピンチローラ9Aとキャプスタン10Aとでシートを挟持し、搬送する。また、印画ヘッド11とプラテンローラ13間も開放されており、シートはその間を通過する。
そして、シートの先端が、印画ヘッド11の下流側にあるピンチローラ9Bとキャプスタン10Bの位置まで搬送されると、これらピンチローラ9B及びキャプスタン10Bによって挟持される。その後は、再度、ピンチローラ9Aがキャプスタン10Aから離れるように移動され、ピンチローラ9Aとキャプスタン10Aとの間を開放する。すなわち、これにより、シートは、ピンチローラ9Bとキャプスタン10Bのみによって挟持される。そして、この状態でシートの頭出しが行われる。
頭出しが終了すると、その信号がヘッド支持体12の駆動部(図示せず)に送られる。そして、ヘッド支持体12は、図1中、反時計回りに回動され、印画ヘッド11をシートに接触させる。そして、印画ヘッド11により印画を行うとともに、ピンチローラ9B及びキャプスタン10Bによってシートを搬送するように制御する。
さらに、シートが搬送されると、折り返しローラ14によって、その搬送方向が、図1中、右方向となる。さらにシートが搬送されると、ピンチローラ32及びローラ34の位置に到達する。
上述したように、サイズの大きいシートの印画時は、ピンチローラ32とローラ34との間は開放されているので、シートは、この間を通り抜ける。
そして、シートは、さらに搬送されると、搬送ローラ16及び補助ローラ17によって挟持され、搬送される。同時に、濃度測定部16により印画された画像の濃度が測定される。
さらに、搬送ローラ16及び補助ローラ17を抜け出たシートは、搬送ローラ18によって挟持・搬送され、排紙トレイ19に収納される。
以上のように、本実施形態では、モータ40の正/逆回転に応じて、ピックアップローラ8やピンチローラ32の位置を移動させることで、シートを挟持する位置と挟持しない位置とをとることができる。そして、印画中は、印画ヘッド11より下流側のピンチローラ9B及びキャプスタン10Bのみによってシートが搬送されるので、搬送速度を一定に保つことができる。さらに、シートの搬送中は、その搬送に必要なローラ対のみでシートを挟持し、不必要なローラ間を開放させて行うので、ローラ間の橋渡し時の瞬間的な搬送ムラが生じることを防止することができる。さらにまた、シートがローラ間を抜け出るときの衝撃が印画に悪影響を及ぼすことをなくすことができる。
また、シートの位置決め時は、ローラ対間を開放して行うので、正確な位置決めを行うことができる。さらにまた、シートの頭出し時は、ピンチローラ9B及びキャプスタン10Bのみによってシートが挟持されるので、正確な頭出しを行うことができる。
なお、本実施形態では、ピックアップローラ8の突出及び退避によって、シートを挟持する場合と挟持しない場合とを設けた。しかし、これに限らず、クラッチ等を用いて動力と接続/切り離しをすることで、ピックアップローラ8の動力を制御することも考えられる。しかし、相互ローラ間の速度差による影響は排除できても、シートが抜け出るときの衝撃に対しての影響が問題として残るので、本実施形態では、ピックアップローラ8の突出及び退避を行うこととした。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、例えば以下のような種々の変形等が可能である。
(1)本実施形態では、駆動源(モータ40)の駆動力を伝達する手段として、ギヤやベルトを用いたが、これに限ることなく、例えば摩擦力によって駆動力を伝達するゴムローラ等を用いても良い。
(2)また、図2に示すように、ピックアップローラ8は1つ設け、ピンチローラ32は2つ設けたが、これに限らず、使用されるシートの材質や横幅に応じて任意の数に設定することができる。
(3)さらにまた、本実施形態では、シートにICタグを設け、ICタグ読取り装置23でICタグに記述されたシートのサイズ情報を読み取るようにしたが、例えばバーコードをシートに付し、バーコードリーダでシートサイズを読み取る等、IC以外の手段を用いることも可能である。
さらに、例えばシートごとにICタグを設けることが可能であるときは、ICタグ読み取り装置23は、シートごとにサイズを読取り、ローラ7に対するピックアップローラ8の位置、及びローラ34に対するピンチローラ32を位置を切り替えても良い。また、ローラ7に対するピックアップローラ8の位置の切替えは、シートの先端部がローラ7及びピックアップローラ8の位置に到達するまでであれば、いつ行っても良い。
(4)また、本実施形態では、ICタグの読み取りは、シートが搬送される前に行ったが、これに限らず、シート先端部がピックアップローラ8を超えたあたりまで読み取れば良い。
(5)さらにまた、本実施形態では、排紙トレイ19を、給紙トレイ2の上面側に配置した。しかし、排紙トレイ19は、必ずしも設ける必要はなく、給紙トレイ2の上面空間を、シートの排紙位置とするだけであっても良い。
(6)さらに、本実施形態では、プリンタの例として、サーマル方式のプリンタを例に挙げたが、電子写真や、インクジェットプリンタ等、各種のプリンタに適用することが可能である。
本実施形態のプリンタの概略を示す図である。 ピックアップローラ及びピンチローラを含む機構部を示す斜視図である。 ピックアップローラ及びピンチローラを含む機構部を示す側面図であり、ローラとピックアップローラとが接触した状態を示す。 ピックアップローラ及びピンチローラを含む機構部を示す側面図であり、ローラに対してピックアップローラが離れた状態を示す。
符号の説明
5 搬送ローラ(第1搬送ローラ)
6 補助ローラ(第1搬送ローラ)
7 ローラ(中間ローラ)
8 ピックアップローラ(中間ローラ)
9A ピンチローラ(第2搬送ローラ)
9B ピンチローラ(第3搬送ローラ)
10A キャプスタン(第2搬送ローラ)
10B キャプスタン(第3搬送ローラ)
11 印画ヘッド
23 ICタグ読み取り装置(サイズ読取り手段)
30 位置決め部
32 ピンチローラ(他の搬送ローラ)

Claims (1)

  1. 一対の第1搬送ローラと、
    前記第1搬送ローラよりもシートの搬送経路の下流側に位置する一対の第2搬送ローラと、
    前記第1搬送ローラと前記第2搬送ローラとの間の搬送経路近傍に設けられるとともに、シートを挟持する位置とシートを挟持しない退避位置とに位置することが可能な一対の中間ローラと、
    搬送されるシートのサイズが、前記第1搬送ローラと前記第2搬送ローラとの搬送経路間以上の長さを有する第1サイズであるか、又は前記第1搬送ローラと前記第2搬送ローラとの搬送経路間の長さよりも短い第2サイズであるかを読み取るサイズ読取り手段と
    を備え、
    前記サイズ読取り手段によりシートが前記第1サイズであると読み取られたときは、前記中間ローラを、シートを挟持しない位置に移動させるように制御するとともに、
    前記サイズ読取り手段によりシートが前記第2サイズであると読み取られたときは、前記中間ローラによりシートを挟持するように制御し、
    前記第1搬送ローラと前記第2搬送ローラとの搬送経路の間には、シートを位置決めするための位置決め部が設けられており、
    前記位置決め部によりシートが位置決めされるときは、前記中間ローラを前記退避位置に配置するとともに、前記サイズ読取り手段によりシートのサイズが前記第2サイズであると読み取られた場合において、前記位置決め部による位置決めが終了したときは、前記中間ローラをシートの挟持位置に配置するように制御する
    シート搬送装置
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