JP4522014B2 - バイオセンサシート、バイオセンサカートリッジ、およびバイオセンサ分与装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、生体試料中の特定成分を高精度で、迅速かつ容易に定量するためのバイオセンサシート、バイオセンサカートリッジ、およびバイオセンサ分与装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、酵素の特異的触媒作用を利用した種々のバイオセンサが開発され、臨床分野への応用が試みられており、生体試料中の特定成分を迅速にかつ精度よく測定できるバイオセンサが実用化されている。
【0003】
グルコースセンサを例にとると、糖尿病患者の増加が著しい今日、血糖値を容易に測定し管理できるように、従来のように血液を遠心して血しょうを分離する煩雑な手順を要さず全血で測定できるセンサが要望されるなか、特開昭61−294351号公報などで提案がなされている。この種のセンサは、専用の測定器にセットすると、電極系へ所定の電圧が供給され電極間に流れる電流が計測され、その電流値をもとに試料液中の基質濃度が計算され、濃度値として表示部に示されるようになっている。
【0004】
特開平8ー262026号公報には、複数個のバイオセンサをセットしたバイオセンサカートリッジを装填し、ノブ操作によりバイオセンサを1個ずつ試験位置に配置するようにしたバイオセンサ分与装置が記載されている。このようなバイオセンサ分与装置の開発によって、センサを測定器本体に取り付ける際に誤って落としたり、逆方向に挿入したり、さらには逆方向に挿入したままで計測してしまうなどの、高齢者が多い糖尿病患者等の使用者に起こりがちな不具合が改善されてきている。
【0005】
図6〜図7に示すバイオセンサ分与装置30では、上部ケース31と下部ケース32とからなるハウジング33の中に、複数の血中グルコースセンサ34をセンサキャビティー35内に包有したバイオセンサカートリッジ36が装填されている。ハウジング33の後部33aにはデータポートコネクタ(図示せず)が設けられていて、このデータポートコネクタを介して、ハウジング33内のプリント配線基板上の電子部品にデータを入力したり、プリント配線基板の電気回路に蓄積されたデータを監視用機器やコンピュータへ取り出すようになっている。
【0006】
また、上部ケース31に配置された滑動アクチュエータ(図示せず)を待機位置から試験位置へと移動させることにより、センサキャビティー35の一つからセンサ34が放出され、センサ34上の接点がハウジング33内のプリント配線基板のマイクロプロセッサや他のデータ処理回路に電極接点部37において結合されるとともに、センサ34の試験端がハウジング33の試験端33bから突出されるようになっている。
【0007】
したがって、センサ34の試験端を血液試料に挿入することで、血液試料のデータを得、処理することができる。処理データはディスプレイユニットの表示画面38に表示されたり、蓄積される。試験終了後に滑動アクチュエータを待機位置へと移動させると、使用済みのセンサ34はハウジング33から排出され、バイオセンサカートリッジ36がラッチ39により回転し、センサキャビティー35から新たなセンサ34が放出されて試験位置に配置される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したような従来のバイオセンサ装置では、試験終了後に血液などの生体試料の付着したセンサ34を剥き出しのまま廃棄しなければならず衛生的に問題があり、また測定のたびに廃棄操作を要するため使用者にとって非常に不便であった。
本発明は上記問題を解決するもので、バイオセンサを1個ずつ試験位置に配置できるとともに、使用済みのバイオセンサを衛生的に、かつ容易に廃棄できるようにすることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、バイオセンサを複数個縦列に配置したバイオセンサシート、このバイオセンサシートを筐体内に収納したバイオセンサカートリッジ、このセンサカートリッジを装填するバイオセンサ分与装置を構成することにより、分与装置のレバーやダイヤルなどによる簡易な手動操作のみで、カートリッジ内のバイオセンサを送出し測定位置にセットしたり、測定終了後のバイオセンサをカートリッジ内に回収できるようにしたものである。これにより、複数回の生体値測定を簡便容易に行う事が可能になった。
【0010】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の本発明は、生体試料中の特定成分に関する電気的データを取得する複数のバイオセンサをそれぞれの試験端が同一方向を向くように縦列に配列したベースシートと、前記ベースシートの表面を覆い各バイオセンサを囲むようにベースシートに剥離可能に接合され各バイオセンサを個別に密封するカバーフィルムとで構成されたバイオセンサシートであり、各バイオセンサの試験端が先行するように長手方向に沿って送り出しつつ、カバーフィルムを剥離することで、バイオセンサを順次に試験位置に配置することが可能になる。
【0011】
さらに、請求項1記載の本発明は、各バイオセンサが、その試験端の近傍領域が自立する剛性を有し、試験端に背反する一端において、前記ベースシートの前記各バイオセンサが形成されている領域を除く他の領域と連続する舌状となるように、可撓性のベースシート上に形成されたことを特徴とするもので、バイオセンサシートを何らかの開口部を通して送り出した時に、バイオセンサが開口部より突き出すことになり、試験端へ生体試料を点着する操作を容易に行える。バイオセンサをベースシートと一体に形成した場合には、個々のバイオセンサが脱落するのを防止できる。
【0012】
請求項2記載の本発明は、請求項1記載のバイオセンサシートにおいて、カバーフィルムが、送出方向に対して45度以下の角度でベースシートに溶着されたことを特徴とするもので、バイオセンサシートの送出動作に伴って剥離する際のフィルムの剥離抵抗を低減できる。
【0013】
請求項3記載の本発明は、請求項1記載のバイオセンサシートにおいて、バイオセンサの1ユニット分ずつが交互に折り畳まれて積層されたことを特徴とするもので、保存形態が一定であるため、回収後も自動的に積層させることが可能である。
【0014】
請求項4記載の本発明は、請求項1記載のバイオセンサシートを収納しバイオセンサを1ユニットずつ供給するバイオセンサカートリッジであって、センサ供給室とセンサ回収室とに隔壁により区分され、センサ供給室に開口するセンサ送出口とセンサ回収室に開口するセンサ回収口とが互いに平行に形成された筐体と、前記バイオセンサシートを前記センサ送出口とセンサ回収口との間で筐体の外側を通るように保持し、長手方向に沿って順送して、未使用のバイオセンサをセンサ送出口の外部へ突出させて供給するとともに、使用済みのバイオセンサをセンサ回収口より筐体内へ回収するシート送り手段と、前記センサ送出口の近傍の筐体内に配置されバイオセンサシートのカバーフィルムを剥離するフィルム剥離手段とを有したことを特徴とするもので、バイオセンサを順次に供給できるとともに、使用済みのバイオセンサを清潔にセンサ回収室内に回収できる。
【0015】
請求項5記載の本発明は、請求項4記載のバイオセンサカートリッジにおいて、シート送り手段が、バイオセンサシートを巻回しセンサ送出口に向けて送り出す供給ローラと、センサ回収口を通ったバイオセンサシートを巻き取る巻き取りローラとを有したことを特徴とするもので、バイオセンサの送り出しを容易に行える。
【0016】
請求項6記載の本発明は、請求項4記載のバイオセンサカートリッジにおいて、シート送り手段が、センサ回収口の下流側に配置されてバイオセンサシートを挟持し、センサ送出口の上流側に積層されたバイオセンサシートを引き込んで下流側に積層する引き込み手段を有したことを特徴とするもので、バイオセンサを折り畳みながら引き込むので、引き込み手段にかかる抵抗の変化をあまり考慮することなく設計できる。
【0017】
請求項7記載の本発明は、請求項4記載のバイオセンサカートリッジにおいて、バイオセンサシートの周囲のセンサ送出口を封止する封止部材を有したことを特徴とするもので、外気の流通を防止することができ、各バイオセンサを一定の環境下に維持できる。
【0018】
請求項8記載の本発明は、請求項4記載のバイオセンサカートリッジにおいて、筐体内に乾燥剤を有したことを特徴とするもので、各バイオセンサに使用される試薬物質の特性劣化を防止し、性能を維持保証できる。
【0019】
請求項9記載の本発明は、請求項4記載のバイオセンサカートリッジにおいて、センサ送出口からセンサ回収口にわたる回収経路を構成する壁体を、バイオセンサシートに舌状に形成されたバイオセンサを下流側へ折り曲げ可能な間隙を設けて筐体の外側に配置したことを特徴とするもので、使用済みのバイオセンサは生体試料の付着部分を内側にして折り畳まれながら回収経路に入るので、測定者に生体試料が付着するのを防止できる。
【0020】
請求項10記載の本発明は、請求項5記載のバイオセンサカートリッジにおいて、バイオセンサシートを送り出す供給ローラと、カバーフィルムを巻き取るフィルム巻き取りローラと、使用済みのバイオセンサシートを巻き取る巻き取りローラが、その回転軸に対して滑りクラッチを持つように構成されたことを特徴とするもので、バイオセンサの使用数によって巻き径が変化することに起因するバイオセンサの送り量の変化を吸収できる。
【0021】
請求項11記載の本発明は、請求項4記載のバイオセンサカートリッジを装着し、シート送り手段を介してバイオセンサシートの送出を駆動するとともに、各バイオセンサで取得された電気的データを処理し処理結果を出力するバイオセンサ分与装置であって、装置本体の外周に、前記バイオセンサカートリッジをそのセンサ送出口が形成された函体の第一の側面とそれに隣接した第二の側面とが露出するように収容し、前記第一の側面と第二の側面とをこれらの周囲の外側面とほぼ面一に配置する凹部を有したことを特徴とするもので、生体試料からの生体データの複数回の測定を簡便、容易にかつ、連続的に行うことが可能である。センサ送出口が装置本体の端部にあるので、バイオセンサへの生体試料の点着操作も容易である。
【0022】
請求項12記載の本発明は、請求項11記載のバイオセンサ分与装置において、バイオセンサカートリッジのシート送り手段に接続する手動可能な作動アクチュエータを、バイオセンサカートリッジの函体の第一の側面および第二の側面と交わる方向の装置本体の外側面に配置したことを特徴とするもので、測定者が操作時にセンサ供給口を覆うことがないので、バイオセンサの供給動作は妨げられない。また、バイオセンサカートリッジの函体の第一の側面に沿う方向の装置本体の外側面とそれに背反する外側面のいずれにも、測定値の表示手段を設けることが可能となる。
【0023】
以下、本発明の実施の形態を図面に基いて説明する。
(実施の形態1)
図1はバイオセンサカートリッジを備えたバイオセンサ分与装置の外観斜視図図2はバイオセンサシートの(a)分解斜視図、(b)断面図、(c)平面図、図3は図1のバイオセンサカートリッジのA−A断面図、図4は図1のバイオセンサ分与装置の供給部近傍箇所の断面図である。
【0024】
このバイオセンサ分与装置1は血中グルコースに係るものであり、ほぼ矩形箱状の本体装置2とバイオセンサカートリッジ3とで構成されていて、バイオセンサ4を順次に試験位置に配置する機能と、バイオセンサ4を通じて血中グルコース濃度のデータを採取する機能とを有している。
【0025】
本体装置2には、その長手方向に沿う一端(以下、前端2aという)に、バイオセンサカートリッジ3を収容するための凹部5が形成され、他端(以下、後端2bという)寄りの上面に、バイオセンサカートリッジ3に関する情報と実施された試験に関する情報とを表示する液晶ディスプレイユニットの表示画面6が配置されている。凹部5は、バイオセンサカートリッジ3の外形に相応する矩形であって、前端側が開放するとともに上向きに開放しており、凹部5内に収容されたバイオセンサカートリッジ3がその周囲の本体装置2の上面および前端面と面一をなすように構成されている。
【0026】
凹部5の上向きの底面には2個の駆動ローラ7,8と電極アーム9とが立設されている。凹部5の近傍の本体装置2の上面には、凹部5の内側面に設けられたラッチ(図示せず)をバイオセンサカートリッジ3のラッチ凹部3aに係合させるためのボタン10が配置され、本体装置2の上面および前端面と交わる方向の外側面には、駆動ローラ7,8に連結した回転盤状の(あるいはスライド自在な)作動アクチュエータ11の操作部が露出している。
【0027】
電極アーム9は、本体装置2の内部のプリント配線基板上に形成されたマイクロプロセッサその他のデータ処理回路(図示せず)に接続しており、このデータ処理回路に、本体装置2の後端2bに設けられた手動ボタンやデータポートコネクタ(図示せず)が接続している。これにより、手動ボタンからデータ処理回路に情報を入力することで、試験操作の際にバイオセンサ4が発生するデータを取得し、実施されている試験に関する情報を処理し蓄積し、蓄積された情報を表示画面6に表示したり、データポートコネクタを介して装置外部の分析用機器やコンピュータ機器に出力可能である。
【0028】
バイオセンサ4は、図2に示すように、酵素を含んだ酵素反応部4aと電極接点部4bとを有したものであって、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの樹脂シート12にて、酵素反応部4aと電極接点部4bとが長手方向に沿ってこの順に前後に並ぶように、複数個、縦列に形成されている。樹脂シート12はその下面においてほぼ同一幅のバイオセンサベース13に接合されていて、バイオセンサシート14を構成している。このバイオセンサシート14の上面はラミネートフィルム15で覆われている。
【0029】
ただし、樹脂シート12においては、酵素反応部4aのやや前方から電極接点部4bに至るバイオセンサ4の領域が、前端側が円弧状をなすU型溝4cにより舌状に分離されていて、バイオセンサ4以外の領域でバイオセンサベース13に密着接合されている。このため、個々のバイオセンサ4は脱落することなく、バイオセンサシート14が順送されるに従ってバイオセンサカートリッジ3の試験端3bへ向かって前進していく。バイオセンサ4の前端の点着部4dから酵素反応部4aまでは生体試料を吸い上げる毛細管が延びている。
【0030】
またラミネートフィルム15は、バイオセンサシート14に対して、各バイオセンサ4の点着部4aの前方と電極接点部4bの後方とで、45度以下のV型に溶着されるとともに、ラミネートフィルム15自体の長手方向の縁部に沿って連続的に溶着されていて、各バイオセンサ4は互いに隔離されて密閉されている。15aは溶着ラインである。このため、封入された各バイオセンサ4は外気の出入りがなく乾燥状態に保たれることになり、1つのバイオセンサ4が開放されても他のバイオセンサ4に影響することがない。
【0031】
バイオセンサカートリッジ3は、図3に示すように、函体16の内部が隔壁17によりセンサ供給室18とセンサ回収室19とに区分されている。函体16には、隔壁17に沿うようにセンサ供給室18に開口するセンサ供給口20と、このセンサ供給口20と平行をなすようにセンサ回収室19に開口するセンサ回収口21とが形成されている。函体16の外方には、センサ供給口20からセンサ回収口21までの函体16の外側面を所定の間隙22aをおいて覆うセンサ案内壁22が配置されている。
【0032】
センサ供給室18には、ラミネートフィルム15で覆われたバイオセンサシート14を巻回したセンサ供給ローラ23と、ラミネートフィルム15をバイオセンサシート14から剥離する剥離ローラ24と、剥離されたラミネートフィルム15を巻き取るフィルム巻き取りローラ25と、センサ供給ローラ23の回転をフィルム巻き取りローラ25に伝えるための伝動ローラ26とが配置されている。センサ供給ローラ23とフィルム巻き取りローラ25とは回転軸がギアなどにより係合されて回転するようになっていて、回転軸に対して、巻き取り部が滑りクラッチを挟みこみ、滑り対偶となっている。センサ供給口20の近傍には、センサ供給口20を覆い得る可撓性の防湿部材27が配置され、センサ供給ローラ23の近傍には乾燥剤28が配置されている。
【0033】
センサ回収室19には、センサ供給ローラ23,フィルム巻き取りローラ25と連動してバイオセンサシート14を巻き取るセンサ回収ローラ29と、センサ回収口21の近傍でバイオセンサシート14を挟持しセンサ回収ローラ29へと案内する1対のガイドローラ30とが配置されている。
【0034】
なお、センサ供給口20の近傍には本体装置2の電極アーム9が進入可能な開口(図示せず)が形成されており、センサ供給ローラ23には本体装置2の駆動ローラ7が嵌入するようになっている。また、初期状態において、バイオセンサシート14の前端部はラミネートフィルム15が剥離されてセンサ回収ローラ29に巻きつけられていて、ラミネートフィルム15の前端部は電極アーム9の近傍で剥離ローラ24により隔壁17から離間する方向に案内されフィルム巻き取りローラ25に巻きつけられている。
【0035】
以下、このバイオセンサ分与装置1の動作を説明する。
バイオセンサカートリッジ3を本体装置2の凹部5に装着する時には、凹部5の内側面のラッチ(上掲)をボタン10により退避させた状態で、函体16を上方よりセットする。これにより、凹部5の底面の駆動ローラ7,8と電極アーム9とがバイオセンサカートリッジ3の函体16の内部に進入し、駆動ローラ7,8がそれぞれセンサ供給ローラ23、センサ回収ローラ29に嵌入する。函体16が凹部5の底面に到達したら、凹部5の内側面のラッチがバネ等の作用で自動的に(あるいはボタン10の操作により)函体16のラッチ凹部3aに係合し、バイオセンサカートリッジ3を固定する。
【0036】
試験に際してはまず、作動アクチュエータ11を回転(スライド式の場合は本体装置2の前端2a側に作動)させる。これにより本体装置2がその試験モードに設定され、駆動ローラ7,8が予め決められた量だけ回転し、それに伴われて回転するセンサ供給室18内のセンサ供給ローラ23がバイオセンサシート14を隔壁17に沿って1ユニット分だけ送り出す。この送り出されているバイオセンサシート14のラミネートフィルム15を電極アーム9の直前で剥離ローラ24が変向させて剥離し、それにより露出したバイオセンサ4の点着部4dがセンサ供給口20を通じて試験端3bから突き出される。剥離されたラミネートフィルム15は、センサ供給ローラ23に伴われて回転するフィルム巻き取りローラ25が巻き取る。
【0037】
バイオセンサ4が試験端3bから所定長さだけ突き出る試験位置に配置されたら、バイオセンサ4の電極接点部4bは電極アーム9に接触した状態となり、本体装置2内に配置されたプリント配線基板の電子回路に電気的に結合する。同時に、液晶ディスプレイユニットの表示画面6が表示モードへと賦活される。この表示画面6に関する上方からの視認は、作動アクチュエータ11を操作する際も妨げられることはない。
【0038】
この状態で、バイオセンサカートリッジ3の試験端3b(センサ供給口20)から突き出ているバイオセンサ4の点着部4dに、例えば穿刺した指に蓄積された血液を接触させる。これにより、点着部4dの血液が毛管作用により吸い込まれて充分量にて酵素反応部4aに導かれ、血液中の試験対象成分たるグルコースが酵素反応部4a内の試薬と化学的に反応する。その結果、血中グルコースレベルに対応する電気信号が電極接点部4b、電極アーム9を通して本体装置2内のプリント配線基板の電子回路に取り出されてデータ処理され、血中グルコースレベルとして表示画面6に表示される。
【0039】
試験が完了し、情報の取得やデータの送出が完了したら、作動アクチュエータ11を試験前と同様に手動で操作する。これにより、センサ供給ローラ23、センサ回収ローラ29が回転してバイオセンサシート14が送り出される。センサ供給口20より突き出ていた使用済みのバイオセンサ4は、函体16とセンサ案内壁22との間隙22aに引き込まれる際に下流側へ折り返されることになり、血液が付着している面が内側に配置された状態でセンサ回収室19へ回収される。
【0040】
その際に、バイオセンサシート14は作動アクチュエータ11の操作で一定量ずつ送り出されるようになっており(図示を省略したラッチなどにより)、使用済みのバイオセンサ4がセンサ回収室19へ回収され、かつ未使用のバイオセンサ4がセンサ供給室18内に留まっている時点で一旦送り停止される。それに伴って、本体装置2はオフ又は待機の状態となる。引き続き試験を実施する場合は、未使用のバイオセンサ4が試験位置に配置されるまで作動アクチュエータ11を操作すればよい。使用済みバイオセンサ4や次に使用するバイオセンサ4の位置は表示画面6で確認可能である。
【0041】
このようにして、作動アクチュエータ11を手動操作するだけで、函体16内のバイオセンサ4を順次に試験位置に配置でき、同時に、使用済みのバイオセンサ4を函体16内に回収できる。よって、複数回の試験も簡便容易に行えるのみならず、使用者が血液で手を汚すなどの、衛生面での余計な心配を低減できる。バイオセンサシート14の全てのバイオセンサ4が使用済みになれば、バイオセンサカートリッジ2の全体を廃棄すればよい。バイオセンサ分与装置自体は比較的コンパクトに構成できるので、使用者が携帯することも可能である。
【0042】
図5に、上記したセンサ供給ローラ23やセンサ回収ローラ29などを用いないバイオセンサカートリッジ3を示す。
このセンサカートリッジ3では、バイオセンサ4の1ユニット分ずつが交互に折り畳まれ積層されたバイオセンサシート14が用いられ、センサ回収室19に、バイオセンサシート14を挟持して引き込むセンサ引き込みローラ31とそれに平行な対向部材32とが配置されている。
【0043】
これにより、センサ引き込みローラ31を動作させることで、使用済みのバイオセンサ4をガイドローラ30で案内して1ユニットずつ引き込み、折り畳んで収納し、それに伴ってセンサ供給室18で新たなバイオセンサ4を1ユニットずつ送り出すことができる。
【0044】
なお、上記したバイオセンサシート14では、各バイオセンサ4の点着部4dがセンサ供給口20から突き出るようにU型溝4cを形成したが、点着部4dがセンサ供給口20の外側に配置されさえすれば生体試料を点着可能なので、バイオセンサシート14を、U型溝4cを持たないテープ状のものとしてもよい。また、血中グルコースを試験するものとして説明したが、試薬を用いて分析できる他の生体試料用に構成することも可能である。実際には、生体試料以外のいかなる種類の化学的流体に関しても適用可能である。
【0045】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、バイオセンサを複数個縦列に配置し密封したバイオセンサシートを筐体内に収納してバイオセンサカートリッジを構成し、そのセンサカートリッジを、測定機能等を持った本体装置に装填するようにしたため、簡易な手動操作で、筐体内のバイオセンサを送出して試験位置に配置し、試験データを採取し、使用済みのバイオセンサを筐体内に回収することができる。これにより、複数回の生体値測定を簡便容易に行うことが可能になり、バイオセンサをセットする際や廃棄する際の煩わしさを従来より低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるバイオセンサカートリッジを備えたバイオセンサ分与装置の外観斜視図
【図2】図1のバイオセンサカートリッジに収納されるバイオセンサシートの(a)分解斜視図、(b)断面図、(c)平面図
【図3】図1のバイオセンサカートリッジのA−A断面図
【図4】図1のバイオセンサ分与装置の供給部近傍箇所の断面図
【図5】図1のバイオセンサ分与装置に装填可能な他のバイオセンサカートリッジの断面図
【図6】従来のバイオセンサ分与装置の外観斜視図
【図7】図6のバイオセンサ分与装置の内部を示す斜視図
【符号の説明】
1 バイオセンサ分与装置
2 本体装置
3 バイオセンサカートリッジ
4 バイオセンサ
4c U型溝
4d 点着部
5 凹部
11 作動アクチュエータ
12 樹脂シート
13 バイオセンサベース
14 バイオセンサシート
15 ラミネートフィルム
15a 溶着ライン
16 函体
17 隔壁
18 センサ供給室
19 センサ回収室
22 センサ案内壁
23 センサ供給ローラ
24 剥離ローラ
25 フィルム巻取りローラ
27 防湿部材
28 乾燥剤
29 センサ回収ローラ
31 センサ引き込みローラ
32 対向部材
Claims (12)
- 生体試料中の特定成分に関する電気的データを取得する複数のバイオセンサをそれぞれの試験端が同一方向を向くように縦列に配列したベースシートと、
前記ベースシートの表面を覆い前記各バイオセンサを囲むように前記ベースシートに剥離可能に接合され前記各バイオセンサを個別に密封するカバーフィルムと
で構成されたバイオセンサシートであって、
前記各バイオセンサが、その試験端の近傍領域が自立する剛性を有し、試験端に背反する一端において、前記ベースシートの前記各バイオセンサが形成されている領域を除く他の領域と連続する舌状となるように、可撓性の前記ベースシート上に形成されたバイオセンサシート。 - 前記カバーフィルムが、送出方向に対して45度以下の角度で前記ベースシートに溶着された請求項1記載のバイオセンサシート。
- 前記バイオセンサの1ユニット分ずつが交互に折り畳まれて積層された請求項1記載のバイオセンサシート。
- 請求項1記載のバイオセンサシートを収納し前記各バイオセンサを1ユニットずつ供給するバイオセンサカートリッジであって、
センサ供給室とセンサ回収室とに隔壁により区分され、前記センサ供給室に開口するセンサ送出口と前記センサ回収室に開口するセンサ回収口とが互いに平行に形成された筐体と、
前記バイオセンサシートを前記センサ送出口と前記センサ回収口との間で前記筐体の外側を通るように保持し、長手方向に沿って順送して、未使用の前記バイオセンサを前記センサ送出口の外部へ突出させて供給するとともに、使用済みの前記バイオセンサを前記センサ回収口より前記筐体内へ回収するシート送り手段と、
前記センサ送出口の近傍の前記筐体内に配置され前記バイオセンサシートの前記カバーフィルムを剥離するフィルム剥離手段と
を有したバイオセンサカートリッジ。 - 前記シート送り手段が、前記バイオセンサシートを巻回し前記センサ送出口に向けて送り出す供給ローラと、前記センサ回収口を通った前記バイオセンサシートを巻き取る巻き取りローラとを有した請求項4記載のバイオセンサカートリッジ。
- 前記シート送り手段が、前記センサ回収口の下流側に配置されて前記バイオセンサシートを挟持し、前記センサ送出口の上流側に積層された前記バイオセンサシートを引き込んで下流側に積層する引き込み手段を有した請求項4記載のバイオセンサカートリッジ。
- 前記バイオセンサシートの周囲の前記センサ送出口を封止する封止部材を有した請求項4記載のバイオセンサカートリッジ。
- 前記筐体内に乾燥剤を有した請求項4記載のバイオセンサカートリッジ。
- 前記センサ送出口から前記センサ回収口にわたる回収経路を構成する壁体を、前記バイオセンサシートに舌状に形成された前記バイオセンサを下流側へ折り曲げ可能な間隙を設けて前記筐体の外側に配置した請求項4記載のバイオセンサカートリッジ。
- 前記バイオセンサシートを送り出す前記供給ローラと、前記カバーフィルムを巻き取るフィルム巻き取りローラと、使用済みの前記バイオセンサシートを巻き取る前記巻き取りローラとが、その回転軸に対して滑りクラッチを持つように構成された請求項5記載のバイオセンサカートリッジ。
- 請求項4記載のバイオセンサカートリッジを装着し、このバイオセンサカートリッジの前記バイオセンサシートの送出を駆動するとともに、前記各バイオセンサで取得された電気的データを処理し処理結果を出力するバイオセンサ分与装置であって、
装置本体の外周に、前記バイオセンサカートリッジをそのセンサ送出口が形成された函体の第一の側面とそれに隣接した第二の側面とが露出するように収容し、前記第一の側面と前記第二の側面とをこれらの周囲の外側面とほぼ面一に配置する凹部を有したバイオセンサ分与装置。 - 前記バイオセンサカートリッジの前記シート送り手段に接続する手動可能な作動アクチュエータを、前記バイオセンサカートリッジの函体の前記第一の側面および前記第二の側面と交わる方向の装置本体の外側面に配置した請求項11記載のバイオセンサ分与装置。
Priority Applications (1)
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