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JP4520836B2 - 侵入検知装置 - Google Patents

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JP4520836B2
JP4520836B2 JP2004347781A JP2004347781A JP4520836B2 JP 4520836 B2 JP4520836 B2 JP 4520836B2 JP 2004347781 A JP2004347781 A JP 2004347781A JP 2004347781 A JP2004347781 A JP 2004347781A JP 4520836 B2 JP4520836 B2 JP 4520836B2
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Description

本発明は、重要な施設、敷地を侵入者から護る侵入検知装置に関する。
例えば、国際空港における侵入検知装置は、外部からの侵入(乗り越え、破断)を検出するだけではなく、海外からの密航者等が潜入していたカーゴ等から逃げ、フェンスをよじ登り、国外へ逃亡することを検知し、未然に防ぐ必要がある。
そのため、1.2〜1.6mmのワイヤを9〜16段敷設し、ワイヤに検知用の微弱電流を流すことで、フェンスよじ登りの際は、断線により検知するように構成されている。
しかし、(1)塩害等により腐食しやすい、(2)風等による繰り返し荷重により破断しやすい、(3)突発的な衝撃により破断しやすい、(4)ワイヤ(スチール線)のため雪やEMIの影響で誤作動を起こす等において改善が望まれている。
そこで、例えば、外力が加えられた時に伝搬する光を外力に応じて偏波変動させる光ファイバをフェンスに配設し、光の偏波変動を監視し、監視領域への侵入者の有無を判断する侵入者検出装置(例えば、特許文献1、2、3参照)が提案されている。
また、フェンスの上部にFBGを内蔵した光ファイバケーブルを敷設し、光ファイバケーブルに張力が掛かると、内蔵したFBGに歪みが発生し、歪みによる波長変化を捉えることで侵入場所を特定する光ファイバ式侵入検知システム(例えば、非特許文献1参照)が提案されている。
特開2001−6055号公報 特開2000−40187号公報 特開2000−82187号公報 日立電線株式会社発行のカタログ「光ファイバ式侵入検知システム」
しかし、従来の侵入者検出装置では、フェンスにワイヤセンサを敷設し、侵入者によるワイヤセンサの破断を検出するため、ワイヤに検知用の微弱電流を流す電源供給源を必要とし、国際空港のように広大な敷地に設置する場合には、大掛かりな工事を必要とする上、疲労破断や誤作動等への対応等のメンテナンスに多大な労力を必要とする。
一方、FBGを内蔵した光ファイバケーブルをフェンスの上部に敷設した光ファイバ式侵入検知システムでは、乗り越えではなく、フェンス下部を破られた場合に、侵入場所を速やかに特定することが困難である。また、FBGを内蔵した光ファイバケーブルをフェンスに複数段に敷設した光ファイバ式侵入検知システムでは、FBGを内蔵した光ファイバケーブルに張力を与えることが困難となり、FBGを内蔵した光ファイバケーブルの敷設を確実に行うことができない。しかも、FBGを内蔵した光ファイバケーブルをフェンスに複数段に敷設するため、コストが嵩むという問題がある。
さらに、光を外力に応じて偏波変動させる光ファイバをフェンスに配設し、光の偏波変動を監視する検出装置では、その偏波の変動を検知するため演算処理などを行う必要があり、検知部にはコストが嵩み、フェンスに複数段に敷設し広大な敷地をカバーするには検知部も多く必要となり、さらにコストが嵩むという問題がある。
本発明は斯かる従来の問題点を解決するために為されたもので、その目的は、外部からの乗り越え、破断、内部からのよじ登りを確実に防止することが可能な侵入検知装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、所定の領域に張り巡らされたフェンスと、前記フェンスの上部に沿って敷設された乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブルと、前記乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブルの下段側で前記フェンスに沿って敷設された破断検知用光ファイバケーブルと、前記乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブルと前記破断検知用光ファイバケーブルとを連結し、前記破断検知用光ファイバケーブルに掛かる応力を前記乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブルに伝達する伝達手段と、前記伝達手段から伝達される張力に基づいて発生する前記FBGの撓みを検知する乗り越え検知装置と、前記破断検知用光ファイバケーブルの破断を検知する破断検知装置とを備えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の侵入検知装置において、前記伝達手段は、前記破断検知用光ファイバケーブルと前記乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブルとを連結する紐部材であることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1記載の侵入検知装置において、前記伝達手段は、前記破断検知用光ファイバケーブルと前記乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブルとを連結する伝達ロッドであり、前記伝達ロッドは、前記破断検知用光ファイバケーブルに固定され、前記乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブルにテンションを付与するテンション機構に端部が連絡し、前記応力を前記乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブルに伝達することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1記載の侵入検知装置において、前記破断検知用光ファイバケーブルは、前記フェンスに対し横方向と縦方向とに個別に蛇行して敷設され、前記横方向に蛇行する前記破断検知用光ファイバケーブルが、前記乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブルに連結する複数本の伝達部材と少なくとも2箇所において連結され、前記縦方向に蛇行する前記破断検知用光ファイバケーブルが、前記横方向に蛇行する前記破断検知用光ファイバケーブルとともに、前記乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブルに連結する複数本の伝達部材と少なくとも1箇所において連結されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1記載の侵入検知装置において、前記破断検知用光ファイバケーブルは、前記フェンスに対し横方向に蛇行して敷設されるとともに、その一部が前記乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブルに向かって縦方向に蛇行し、かつ各交差点において連結部を設け、前記破断検知用光ファイバケーブル一部と前記乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブルとを連結して成ることを特徴とする。
(作用)
本発明では、最上段の1段を乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブル、残りを通常の光(ドロップ)ケーブルとするとともに、フェンスよじ登りを検知するために、乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブルと残りの通常の光(ドロップ)ケーブルとを連結したので、よじ登りによる通常の光(ドロップ)ケーブルの撓みを乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブルで検知し、侵入または逃亡を未然に防ぐことができる。
本発明によれば、外部からの乗り越え、破断、内部からのよじ登りについて、場所の特定が確実に検知されるため、防犯効果が高く、これらを確実に防止することができる。
また、本発明は、ワイヤセンサ等の破断を主としたシステムではなく、被覆可能な耐腐食性の高い光ファイバを検知に用いるため、メンテナンスが容易である。
また、本発明は、検知線の電源供給や信号線が不要であり、伝送ロスの少ない光を使用するため、施工が容易である。
また、乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブルを最小限1段にできるため、コストダウンになる。
以下、本発明を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係る侵入検知装置1を示す。
本実施形態に係る侵入検知装置1は、監視装置11と、乗り越え検知装置12と、破断検知装置13と、光パッチパネル14とを備えた監視センター10を有する。
監視センター10の光パッチパネル14には、途中に光ケーブル中継器16を備えた光ケーブル用配線管路15が連絡している。光ケーブル用配線管路15には、乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブル30と破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oとに個別に連絡する光幹線ケーブル17が配線されている。光ケーブル用配線管路15は、警戒区域19に設置されたフェンス20の基部に設けた光成端ボックス18に連絡している。光成端ボックス18において、乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブル30と破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oとを分離している。ここでは、監視センター10から警戒区域19までの距離を2km、警戒区域19に設置されたフェンス20の長さを1.5kmとした。なお、FBGとは、歪みに応じて光反射ピーク波長が変化するファイバブラッググレーティングを意味する。
フェンス20の上部の忍び返し21には、フェンス20に設けたテンション機構31a〜31oにより所定の張力を掛けた状態で乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブル30が敷設されている。乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブル30の一端側は、光成端ボックス18に光ケーブル32を介して連絡し、他端側は、テンション機構32より先に設けた終端装置33に連絡している。ここでは、検知区域を100m区画(No.1〜No.15)とした。従って、乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブル30の15個のFBGは、それぞれの中心周波数が重ならないようにずらされている。
フェンス20の壁面22には、各検知区域毎に15本の破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oが蛇行して敷設されている。ここで、破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oは、各検知区域においてケーブルの間隔が200〜300mmとなるように蛇行している。そして、それぞれの曲がり部においては、光ファイバケーブルの伝送に支障を与えない所定の曲げアールを確保できるように保持金物をフェンス20に取り付ける。検知区画No.1に敷設された破断検知用光ファイバケーブル40aは、光成端ボックス18に連絡している。残りの検知区画No.2に敷設された破断検知用光ファイバケーブル40b〜検知区画No.15に敷設された破断検知用光ファイバケーブル40oは、光成端ボックス18からフェンス20の全長に亘ってフェンス20を取り付ける地面に敷設されている光ケーブル用配線管路23を介して光成端ボックス18に連絡している。
さらに、次の警戒区域(図1の右矢印部分)へは、図示しない別の光幹線ケーブル17以降の一式のケーブルおよび管路が用意され、同様に敷設される。
フェンス20の上部の忍び返し21に敷設された乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブル30と、フェンス20の各検知区域毎に壁面22に敷設された15個の破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oとは、各検知区域において、ケーブル、ワイヤなどの紐部材50を、乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブル30と破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oの任意の場所とに括り付けることによって、破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oに掛かる荷重を乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブル30のFBGに伝達するように構成されている。
次に、斯くして構成された本実施形態に係る侵入検知装置1の作用を説明する。
監視センター10において、図示しない光源から放射される光は、光パッチパネル14から光ケーブル用配線管路15内の光幹線ケーブル17を介してフェンス20の上部の忍び返し21に敷設された乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブル30と、フェンス20の各検知区域毎に壁面22に敷設された15個の破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oとに伝搬される。
そして、監視センター10では、乗り越え検知装置12および破断検知装置13からの信号を監視装置11にて監視する。
ここで、侵入者が、例えば検知区画No.1のフェンス20をよじ登ろうとすると、フェンス20の各検知区域毎に壁面22に敷設された15本の破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oの上下方向の間隔が200〜300mmと狭いため、侵入者が破断検知用光ファイバケーブル40aに足を掛けるか接触することとなり、破断検知用光ファイバケーブル40aに応力が掛かる。これにより、紐部材50が乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブル30の検知区画No.1に位置するFBGに歪みを生成し、この歪みを乗り越え検知装置12が直ちに検出し、監視装置11に検知区画No.1からの侵入を報知し、侵入者を確実に捕捉することができる。
また、侵入者が、例えば検知区画No.1のフェンス20において、フェンス20を破って侵入しようとすると、フェンス20の各検知区域毎に壁面22に敷設された15本の破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oの上下方向の間隔が200〜300mmと狭いため、侵入者が破断検知用光ファイバケーブル40aを引っ張るか接触することとなり、破断検知用光ファイバケーブル40aに応力が掛かる。これにより、紐部材50が乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブル30の検知区画No.1に位置するFBGに歪みを生成し、この歪みを乗り越え検知装置12が直ちに検出し、監視装置11に検知区画No.1からの侵入を報知し、侵入者を確実に捕捉することができる。
さらに、侵入者が、例えば検知区画No.1のフェンス20において、フェンス20を破り、破断検知用光ファイバケーブル40aを切断しようとすると、フェンス20の各検知区域毎に壁面22に敷設された15本の破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oの上下方向の間隔が200〜300mmと狭いため、侵入者が破断検知用光ファイバケーブル40aを引っ張るか接触することとなり、破断検知用光ファイバケーブル40aに応力が掛かる。これにより、紐部材50が乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブル30の検知区画No.1に位置するFBGに歪みを生成し、この歪みを乗り越え検知装置12が直ちに検出し、監視装置11に検知区画No.1からの侵入を報知するとともに、破断検知装置13が直ちに検出し、監視装置11に検知区画No.1からの侵入を報知し、侵入者を確実に捕捉することができる。
さらに、侵入者が乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブル30を乗り越える時に引っ張ると、FBGに歪みが生じ、この歪みを乗り越え検知装置12が直ちに検出し、監視装置11に検知区画No.1からの侵入を報知し、侵入者を確実に捕捉することができる。
以上のように、本実施形態によれば、侵入者がフェンス20によじ登ったり、フェンス20を破ったりすると、紐部材50を介してその際に生じる応力を確実に乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブル30に伝達することができるので、監視センター10において侵入者の存在および位置を確実に捕捉することができる。
なお、本実施形態では、検知区画毎にテンション機構31a〜31oを設けたが、所定の間隔としても良い。
図2は、本発明の第二実施形態に係る侵入検知装置1Aを示す。
本実施形態は、フェンス20の主柱24の間に柱25を設け、各柱25にケーブル、ワイヤなどの紐部材50を連結した点で、第一実施形態に係る侵入検知装置1とは相違する。
紐部材50と乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブル30および破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oとの連結は、×印で示す箇所において行われる。
本実施形態においても、第一実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
図3は、本発明の第三実施形態に係る侵入検知装置1Bを示す。
本実施形態は、各検知区画を4つのブロックB1〜B4に分けるとともに、破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oの光ケーブル40xを各ブロックB1〜B4毎に左右方向に蛇行した点で、第一実施形態に係る侵入検知装置1とは相違する。
4つのブロックB1〜B4に分けられた破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oの光ケーブル40xは、プルボックス41において光ケーブル用配線管路23に連絡している。
4つのブロックB1〜B4に分けられた破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oの光ケーブル40xは、各ブロックB1〜B4において4本の紐部材50で乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブル30に連絡している。
本実施形態においては、各検知区画が4本の紐部材50と破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oの光ケーブル40xによって第一実施形態よりも細かく区画されているので、侵入者が破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oに掛ける応力をより早く検知することが可能となる。
本実施形態においても、第一実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
なお、図3では、乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブル30の配線を光成端ボックス18毎で行うように示してあるが、図1と同様にしても良い。
図4は、本発明の第四実施形態に係る侵入検知装置1Cを示す。
本実施形態は、ケーブル、ワイヤなどの紐部材50を、伝達ロッド50Aにした点で、第一実施形態に係る侵入検知装置1とは相違する。
伝達ロッド50Aは、図5に示すように、テンション機構31b〜31oにおいて乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブル30に直接固定する固定グリップ31uを介して先端50aが固定され、破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oに保持金物50bを介して結束されている。テンション機構31b〜31oは、乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブル30に所定の張力を与えるために、テンションユニット31sが乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブル30を牽引するテンションアーム31tに所定のテンションを付与している。ここで、保持金物50bは、破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oの曲がり部においては、光ファイバケーブルの伝送に支障を与えない所定の曲げアールを確保できるようにフェンス20に取り付けてある。
本実施形態においては、図5に示すように、破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oに応力が掛かると、連結ロッド50Aがテンション機構31b〜31oの固定グリップ31uを押し上げ、乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブル30のFBGに歪みが生じ、この歪みを乗り越え検知装置12が直ちに検出し、監視装置11に検知区画No.1からの侵入を報知し、侵入者を確実に捕捉することができる。
本実施形態においても、第一実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
なお、図5は、伝達ロッド50Aの動きと保持金物50bとの関係を示すために、破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oの一部を省略して示してある。
図6は、本発明の第五実施形態に係る侵入検知装置1Dを示す。
本実施形態は、各ブロックB1〜B4毎に左右方向に蛇行する破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oの光ケーブル40xとともに、破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oの光ケーブル40yを各ブロックB1〜B4毎に上下方向に蛇行し、かつ紐部材50を連結点50bにおいて光ケーブル40xに連結し、連結点50cにおいて光ケーブル40x、40yに連結した点で、第三実施形態に係る侵入検知装置1Bとは相違する。
各ブロックB1〜B4毎に上下方向に蛇行する破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oの光ケーブル40yは、紐部材50との連結点50cにおいて、各ブロックB1〜B4毎に左右方向に蛇行する破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oの光ケーブル40xと連結されるため、乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブル30と連絡している。40y’は、光ケーブル40yの折り返し部分を示す。
そして、各ブロックB1〜B4毎に上下方向に蛇行する破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oの光ケーブル40yは、ブロックB1〜B3においては、プルボックス41において光ケーブル用配線管路23に連絡し、ブロックB4においては、光成端ボックス18において光ケーブル用配線管路23に連絡している。
本実施形態においては、各ブロックB1〜B4毎に上下方向に蛇行する破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oの光ケーブル40yは、紐部材50と等間隔で縦方向に敷設され、所定の間隔で各ブロックB1〜B4毎に左右方向に蛇行する破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oの光ケーブル40xと紐部材50によって固定されているので、各ブロックB1〜B4毎に左右方向および上下方向に蛇行して敷設された破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oの光ケーブル40x、40yが破断されると、直ちに破断検知装置13に通報することができる。
本実施形態においても、各ブロックB1〜B4毎に左右方向に蛇行する破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oの光ケーブル40xに応力が掛かると、紐部材50を介して瞬時に乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブル30に伝搬し、侵入行為を事前に検知することができる。
なお、紐部材50は、連結ロッドに置き換えても良い。
図7は、本発明の第六実施形態に係る侵入検知装置1Eを示す。
本実施形態は、各ブロックB1〜B4毎に左右方向に蛇行する破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oの光ケーブル40xの一部を、乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブル30に直に連結した点で、第三実施形態に係る侵入検知装置1Bとは相違する。
本実施形態では、各ブロックB1〜B4毎に左右方向に蛇行する破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oの光ケーブル40xが、自信が交差する点において結束等により連結され、上下方向の部位40x’を伝達部材50Bとして機能させている。
本実施形態によれば、破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oに設けた伝達部材50Bの一部が切断されれば、直ちに破断検知装置13に通報することができる。
本実施形態においても、各ブロックB1〜B4毎に左右方向に蛇行する破断検知用光ファイバケーブル40a〜40oの光ケーブル40xに応力が掛かると、伝達部材50Bを介して瞬時に乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブル30に伝搬し、侵入行為を事前に検知することができる。
なお、上記実施形態に用いた乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブル30では、中心波長を変えてFBGを設定できるのに数の制限がある。そのため、さらに、フェンス20の長さが長い場合には、別の乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブル30を敷設することとなる。従って、設置すべき敷地が広大であっても、本発明を用いることは可能である。
FBGを利用した光ファイバケーブルの利用範囲を拡大することが可能となる。
本発明の第一実施形態に係る侵入検知装置を示す説明図である。 本発明の第二実施形態に係る侵入検知装置の要部を示す説明図である。 本発明の第三実施形態に係る侵入検知装置の要部を示す説明図である。 本発明の第四実施形態に係る侵入検知装置の要部を示す説明図である。 図4の侵入検知装置の要部を示す説明図である。 本発明の第五実施形態に係る侵入検知装置の要部を示す説明図である。 本発明の第六実施形態に係る侵入検知装置の要部を示す説明図である。
符号の説明
1,1A,1B,1C,1D,1E 侵入検知装置
10 監視センター
11 監視装置
12 乗り越え検知装置
13 破断検知装置
14 光パッチパネル
20 フェンス
21 忍び返し
22 壁面
30 乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブル
31a〜31o テンション機構
40a〜40o 破断検知用光ファイバケーブル
50 紐部材
50A 伝達ロッド
50B 伝達部材

Claims (5)

  1. 所定の領域に張り巡らされたフェンスと、
    前記フェンスの上部に沿って敷設された乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブルと、
    前記乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブルの下段側で前記フェンスに沿って敷設された破断検知用光ファイバケーブルと、
    前記乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブルと前記破断検知用光ファイバケーブルとを連結し、前記破断検知用光ファイバケーブルに掛かる応力を前記乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブルに伝達する伝達手段と、
    前記伝達手段から伝達される張力に基づいて発生する前記FBGの撓みを検知する乗り越え検知装置と、
    前記破断検知用光ファイバケーブルの破断を検知する破断検知装置と
    を備えたことを特徴とする侵入検知装置。
  2. 請求項1記載の侵入検知装置において、
    前記伝達手段は、前記破断検知用光ファイバケーブルと前記乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブルとを連結する紐部材である
    ことを特徴とする侵入検知装置。
  3. 請求項1記載の侵入検知装置において、
    前記伝達手段は、前記破断検知用光ファイバケーブルと前記乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブルとを連結する伝達ロッドであり、前記伝達ロッドは、前記破断検知用光ファイバケーブルに固定され、前記乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブルにテンションを付与するテンション機構に端部が連絡し、前記応力を前記乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブルに伝達する
    ことを特徴とする侵入検知装置。
  4. 請求項1記載の侵入検知装置において、
    前記破断検知用光ファイバケーブルは、前記フェンスに対し横方向と縦方向とに個別に蛇行して敷設され、
    前記横方向に蛇行する前記破断検知用光ファイバケーブルが、前記乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブルに連結する複数本の伝達部材と少なくとも2箇所において連結され、
    前記縦方向に蛇行する前記破断検知用光ファイバケーブルが、前記横方向に蛇行する前記破断検知用光ファイバケーブルとともに、前記乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブルに連結する複数本の伝達部材と少なくとも1箇所において連結されている
    ことを特徴とする侵入検知装置。
  5. 請求項1記載の侵入検知装置において、
    前記破断検知用光ファイバケーブルは、前記フェンスに対し横方向に蛇行して敷設されるとともに、その一部が前記乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブルに向かって縦方向に蛇行し、かつ各交差点において連結部を設け、
    前記破断検知用光ファイバケーブル一部と前記乗り越え検知用FBG内蔵光ファイバケーブルとを連結して成る
    ことを特徴とする侵入検知装置。
JP2004347781A 2004-11-30 2004-11-30 侵入検知装置 Active JP4520836B2 (ja)

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