JP4506695B2 - Body reinforcement structure - Google Patents
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Description
本発明は、ダッシュパネルと車体フロアとの連接部を補強する車体補強構造に関する。 The present invention relates to a vehicle body reinforcement structure that reinforces a connecting portion between a dash panel and a vehicle body floor.
車両においては、骨格振動によりキャビンのパネルが振動して発音してしまう場合がある。このため、車体構造としては、例えば、フロア共振時における振動モードに位相差を持つクロスメンバとフロアパネルとの各部位を、抗張力を備えた連結部材で連結して両者の振幅を減少させる構造がある(例えば、特許文献1参照)。 In a vehicle, a cabin panel may vibrate and generate sound due to skeletal vibration. For this reason, as the vehicle body structure, for example, there is a structure in which each part of the cross member having a phase difference in the vibration mode at the time of floor resonance and the floor panel are connected by a connecting member having a tensile force to reduce the amplitude of both. Yes (see, for example, Patent Document 1).
しかし、この従来構造では、連結部材を除いた基本構造に逆位相で振動する部位がない場合、骨格振動に伴う乗員に対する発音を十分にキャンセル(相殺)できない。
本発明は、上記事実を考慮して、骨格振動に伴う乗員に対する発音を十分にキャンセルすることができる車体補強構造を提供することを課題とする。 In view of the above facts, an object of the present invention is to provide a vehicle body reinforcement structure that can sufficiently cancel the sound generation to the occupant accompanying the skeletal vibration.
請求項1に記載する本発明の車体補強構造は、エンジンルームとキャビンとを隔成するダッシュパネルと、前記ダッシュパネルの下部側に連接した車体フロアと、前記ダッシュパネルと前記車体フロアとの連接部の車体前後に亘って配置された高剛性の骨格部材と、前記骨格部材に対して車体上方側に離間して配置された高剛性部材と、前記連接部側と前記高剛性部材側とを連結して前記連接部を補強する連結手段と、を有し、前記連結手段は、前記連接部における連接面に対して立設した状態で配置され、特定周波数に対して前記ダッシュパネルと前記車体フロアとを逆位相に振動させる節部に立設されていることを特徴とする。 The vehicle body reinforcing structure according to the first aspect of the present invention includes a dash panel that separates an engine room and a cabin, a vehicle body floor that is connected to a lower side of the dash panel, and a connection between the dash panel and the vehicle body floor. A high-rigidity skeleton member disposed across the front and rear of the vehicle body, a high-rigidity member spaced apart from the skeleton member on the vehicle body upper side, the connecting portion side, and the high-rigidity member side. Connecting means for connecting and reinforcing the connecting portion, and the connecting means is arranged in a standing state with respect to the connecting surface of the connecting portion , and the dash panel and the vehicle body with respect to a specific frequency. It is characterized by being erected on a node that vibrates in the opposite phase with the floor .
請求項1に記載する本発明の車体補強構造によれば、高剛性の骨格部材へ振動が入力された場合、骨格部材と共にダッシュパネル及び車体フロアも振動するが、連接部側と高剛性部材側とを連結する連結手段が連接面に対して立設されているので、連結手段の立設部分の前後で、ダッシュパネルと車体フロアとの振動位相を変化させることができる。これにより、ダッシュパネルの振動特性と車体フロアの振動特性とを調整することが可能となる。ここで、連結手段は、特定周波数に対してダッシュパネルと車体フロアとを逆位相に振動させる節部に立設されているので、骨格部材へ特定周波数の振動が入力された場合、車室内の空気をダッシュパネル側と車体フロア側とにおいて逆位相で振動させることができ、乗員に対する発音をキャンセルさせることができる。
According to the vehicle body reinforcing structure of the present invention described in
請求項2に記載する本発明の車体補強構造は、請求項1記載の構成において、前記連接部に車幅方向に延びる補強部材を配設し、前記連結手段が前記補強部材に対応して立設されたことを特徴とする。 A vehicle body reinforcement structure according to a second aspect of the present invention is the vehicle body reinforcement structure according to the first aspect, wherein a reinforcement member extending in the vehicle width direction is disposed at the connecting portion, and the connecting means stands up corresponding to the reinforcement member. It was established.
請求項2に記載する本発明の車体補強構造によれば、連結手段が補強部材に対応して立設されるので、骨格部材と連結手段の立設部分との間で荷重が伝達される際に、荷重の伝達が確実になり、ダッシュパネルと車体フロアとの振動位相をより確実に変化させることができる。また、補強部材によってダッシュパネルの変形が抑えられる。
According to the vehicle body reinforcing structure of the present invention described in
請求項3に記載する本発明の車体補強構造は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記連接部に振動が伝達された状態では、前記連接部に伝達された振動を前記連結手段が軸力で抑制することを特徴とする。 According to a third aspect of the present invention, there is provided the vehicle body reinforcing structure according to the first or second aspect , wherein in the state in which vibration is transmitted to the connecting portion, the vibration transmitted to the connecting portion is connected to the connecting portion. The means is suppressed by an axial force.
請求項3に記載する本発明の車体補強構造によれば、連接部に振動が伝達された場合、連接部に伝達された振動を連結手段が軸力で抑制するので、連結手段の立設部分の前後で、ダッシュパネルと車体フロアとの振動位相を変化させることができる。 According to the vehicle body reinforcing structure of the present invention described in claim 3 , when the vibration is transmitted to the connecting portion, the connecting means suppresses the vibration transmitted to the connecting portion by the axial force. Before and after, the vibration phase between the dash panel and the vehicle body floor can be changed.
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載の車体補強構造によれば、特定周波数に対してダッシュパネルと車体フロアとを逆位相に振動させる節部に連結手段が立設されているので、骨格部材へ特定周波数の振動が入力された場合に車室内の空気をダッシュパネル側と車体フロア側とにおいて逆位相で振動させることで、骨格振動に伴う乗員に対する発音を十分にキャンセルすることができるという優れた効果を有する。 As described above, according to the vehicle body reinforcement structure of the first aspect of the present invention , the connecting means is erected at the node that vibrates the dash panel and the vehicle body floor in opposite phases with respect to the specific frequency. Therefore, when vibration of a specific frequency is input to the skeletal member, the air in the passenger compartment is vibrated in opposite phases on the dash panel side and the vehicle body floor side, thereby sufficiently canceling the sound generation for the occupant accompanying the skeletal vibration It has an excellent effect of being able to.
請求項2に記載の車体補強構造によれば、補強部材により骨格部材と連結手段の立設部分との間の荷重伝達を確実にすることで、ダッシュパネルと車体フロアとの振動位相をより確実に変化させることができるという優れた効果を有する。 According to the vehicle body reinforcing structure of the second aspect, the vibration phase between the dash panel and the vehicle body floor can be more reliably ensured by the load transmission between the frame member and the standing portion of the connecting means by the reinforcing member. It has an excellent effect of being able to be changed.
請求項3に記載の車体補強構造によれば、連結手段の軸力によって、連結手段の立設部分の前後で、ダッシュパネルと車体フロアとの振動位相を変化させて発音をキャンセルすることができるという優れた効果を有する。 According to the vehicle body reinforcing structure of the third aspect , the sound generation can be canceled by changing the vibration phase between the dash panel and the vehicle body floor before and after the erected portion of the connecting means by the axial force of the connecting means. It has an excellent effect.
[第1実施形態]
本発明における車体補強構造の第1の実施形態を図面に基づき説明する。なお、図中の矢印UPは車両の上方向、矢印FRは車両の前方向、矢印Wは車両の幅方向をそれぞれ示す。
[First Embodiment]
A first embodiment of a vehicle body reinforcing structure in the present invention will be described with reference to the drawings. In the figure, arrow UP indicates the upward direction of the vehicle, arrow FR indicates the forward direction of the vehicle, and arrow W indicates the width direction of the vehicle.
図1の模式図に示されるように、車体10には、エンジンルーム12とキャビン14とを隔成するダッシュパネル16が略垂直に配設されている。ダッシュパネル16の下部側には、キャビン14のフロア面を構成する車体フロア18が連接されている(図1では、車体フロア18におけるフロントフロア部が示されている。)。車体フロア18における車幅方向中間部には、車体前後方向に沿ってフロアトンネル部18Aが形成されており、このフロアトンネル部18Aは、車体前後方向から見た断面形状が開口部を車体下方に向けた略コ字状になっている。
As shown in the schematic diagram of FIG. 1, a
ダッシュパネル16と車体フロア18との連接部20(境界領域部)は、略垂直に配設されたダッシュパネル16から車体後側下方へ向かって屈曲される第1変曲部20Aと、車体フロア18から車体前側上方へ向かって屈曲される第2変曲部20Bとを備えており、第1変曲部20A及び第2変曲部20Bは、車幅方向に沿って延在している。連接部20は、フロアトンネル部18Aの左右両側が車体前側上方へ向かって傾斜状に形成されており、連接部20の表側の連接面20Cには、車幅方向に延びる補強部材としてのダッシュロアクロスメンバ32が左右一対配設されている。
The connecting portion 20 (boundary region portion) between the
ダッシュロアクロスメンバ32は、連接部20の車幅方向中央部寄りにおける連接面20C、すなわち、フロアトンネル部18Aの前方部における立上部19付近まで延びており、車幅方向から見た断面形状が開口部を車体下方に向けた断面ハット状となっている。ダッシュロアクロスメンバ32は、連接部20に溶接等により結合されており、これによって、車幅方向に延びる閉断面構造を形成している。
The dash
車体10の前部における両サイドには、車体前後方向に沿って高剛性の骨格部材としてのフロントサイドメンバ22が左右一対延在しており、これらのフロントサイドメンバ22は、ダッシュパネル16と車体フロア18との連接部20の車体前後に亘って配置されている。また、フロントサイドメンバ22の後端部には、図3の模式図に示されるように、車体フロア18の下方で車体前後方向に沿って延在するフロアアンダリインフォース23が連結されている。
A pair of left and right
図1に示されるように、フロントサイドメンバ22は、車体前部の両サイドに車体前後方向に沿って配置されるフロントサイドメンバ前部22Aと、ダッシュパネル16の付近で車体後側下方へ向かって屈曲されるキックアップ部22Bと、このキックアップ部22Bから車両後方側へ延出されるフロントサイドメンバ後部22Cとによって構成されている。
As shown in FIG. 1, the
フロントサイドメンバ前部22Aは、フロントサイドメンバアウタとフロントサイドメンバインナとによって構成された閉断面構造とされている。また、キックアップ部22B及びフロントサイドメンバ後部22Cは、車体前後方向から見た断面形状が開口部を車体上方に向けた断面ハット状となっている。キックアップ部22Bと連接部20との接合、及び、フロントサイドメンバ後部22Cと車体フロア18との接合によって、それぞれ車体前後方向に延びる閉断面構造を形成している。換言すれば、連接部20は、キックアップ部22Bに沿って配置され、車体フロア18は、フロントサイドメンバ後部22Cに沿って配置されており、連接部20から車体フロア18にかけての側面視形状は、キックアップ部22Bからフロントサイドメンバ後部22Cにかけての側面視形状(キック形状)に沿った形状となっている。
The front side
キックアップ部22Bは、車体上下方向にオフセットしたフロントサイドメンバ前部22Aとフロントサイドメンバ後部22Cとを繋いでおり、キックアップ部22B及びその前後部分、すなわち、キックアップ部22Bの周辺のキック部22K(図3参照)は、前突性能を確保するために、他部分に比べて高剛性になっている。
The kick-up
図1に示されるように、車体10には、フロントサイドメンバ22に対して車体上方側に離間して高剛性部材としてのインパネリインフォース24が図示しないインストルメントパネル内に配置されている。インパネリインフォース24は、高剛性を有したパイプ状の車体構成部材であり、連接部20の上方で車幅方向に沿って延在しており、車体10の左右の取付部25(図2の模式的平面図参照)間に配設されている。
As shown in FIG. 1, in the
インパネリインフォース24における車幅方向中間部には、連結手段としてのインパネブレース26が取り付けられている。インパネブレース26は、連接部20側に延びており、連接部20側とインパネリインフォース24側とを連結して連接部20を補強している。ここで、インパネブレース26は、ダッシュロアクロスメンバ32に固定されており、これによって、インパネブレース26は、ダッシュロアクロスメンバ32を介して(ダッシュロアクロスメンバ32に対応して)連接部20における連接面20Cに対して立設した状態で配置されている。また、本実施形態では、インパネブレース26は、第1変曲部20Aとインパネリインフォース24とを繋ぐ車幅方向に延在した第1仮想面30A、第2変曲部20Bとインパネリインフォース24とを繋ぐ車幅方向に延在した第2仮想面30B、及び、連接部20で囲まれる領域に設けられている。
An
また、インパネブレース26は、軸状の部材とされており、連接部20に振動が伝達された状態では、連接部20に伝達された振動を軸力で抑制するようになっている。このため、インパネブレース26の軸方向(矢印X方向)は、連接面20Cに対して垂直方向又は略垂直方向とされるのが好ましく、本実施形態では、略垂直方向とされている。このインパネブレース26は、特定周波数(例えば、中周波数域までの特定の周波数、固体伝播音の生じ易い0Hz〜400Hzの範囲内における特定の周波数等)に対してダッシュパネル16と車体フロア18とを逆位相に振動させる節部28(図4参照)に立設されている。
The
(作用・効果)
次に、上記実施形態の作用並びに効果を説明する。
(Action / Effect)
Next, the operation and effect of the above embodiment will be described.
図3に示されるように、荷重Fがフロントサイドメンバ22へ車体上下方向に入力された場合、キック部22Kが高剛性になっているため、フロントサイドメンバ22を含む骨格の広範囲の部位が振動する。このとき、振動している部位の質量は大きく、ダッシュパネル16及び車体フロア18も振動するが、図4に示されるように、連接部20に伝達された振動がインパネブレース26の軸力で抑制されることにより、キック部22Kの面直振動が抑えられ、ダッシュパネル16と車体フロア18とが逆位相に振動する骨格モード(車室音場の体積変化を起こしにくいモード)を励起する。すなわち、(インパネブレース26の先端部を支点として)インパネブレース26の立設部分の前後で、ダッシュパネル16と車体フロア18との振動位相を変化させ、ダッシュパネル16の振動特性と車体フロア18の振動特性とを調整することができる。これにより、発音をキャンセルすることが可能となり、小さな対策質量で、骨格振動に伴う乗員に対する発音を十分にキャンセルすることができる。
As shown in FIG. 3, when the load F is input to the
ここで、図1に示されるフロントサイドメンバ22とインパネブレース26の立設部分との間で荷重が伝達される際に、ダッシュロアクロスメンバ32によって荷重の伝達が確実になり、ダッシュパネル16と車体フロア18との振動位相をより確実に変化させることができる。また、このとき、ダッシュロアクロスメンバ32によってダッシュパネル16の変形が抑えられる。
Here, when the load is transmitted between the
インパネブレース26は、特定周波数に対してダッシュパネル16と車体フロア18とを逆位相に振動させる節部28(図4参照)に立設されているので、フロントサイドメンバ22へ特定周波数の振動が入力された場合、インパネブレース26は、ダッシュパネル16と車体フロア18とが逆位相に振動する音になりにくい骨格モードを励起する。その結果として、車室内の空気がダッシュパネル16側と車体フロア18側とにおいて逆位相で振動し、乗員に対する発音が十分にキャンセルされてロードノイズを低減することが可能となる。
The
[第2実施形態]
次に、車体補強構造の第2の実施形態を図5及び図6に基づき説明する。第2の実施形態に係る車体補強構造は、インパネブレース26における連接部20側の立設位置が異なる点が特徴であり、他の構成については、第1の実施形態とほぼ同様の構成であるので、同一符号を付して説明を省略する。
[Second Embodiment]
Next, a second embodiment of the vehicle body reinforcing structure will be described with reference to FIGS. The vehicle body reinforcement structure according to the second embodiment is characterized in that the standing position on the connecting
図5の模式図に示されるように、インパネブレース26は、連接部20側の車幅方向中央部寄りにおける連接面20C、すなわち、フロアトンネル部18Aの前方部における立上部19に対して立設されている。
As shown in the schematic diagram of FIG. 5, the
図6には、第2の実施形態における車体10の斜視図が示されている。図6に示されるように、車体フロア18には、車体フロア18の強度を向上するために、車幅方向に延びるフロアクロスメンバ34が配設されている。フロアクロスメンバ34とフロントサイドメンバ22とは、車体フロア18を間に挟んで車体上下方向から溶接等により結合された状態となっている。また、車体フロア18におけるフロアトンネル部18Aの上部には、トンネルブレース36が被覆されている。
FIG. 6 shows a perspective view of the
インパネリインフォース24における車幅方向中央寄りの中間部には、車体後側下方へ向かって延びる左右一対のフロアトゥブレース38が溶接等により固着されている。フロアトゥブレース38の先端下部は、トンネルブレース36にボルト39等の固定手段によって固定されている。また、インパネリインフォース24には、図中右側のフロアトゥブレース38の取付部よりもやや車幅方向外側にカウルトゥブレース40が溶接等により固着されている。カウルトゥブレース40は、車体前側上方へ向かって延びており、ダッシュパネル16の上方に配設されているカウル42側にボルト41等の固定手段によって固定されている。インパネリインフォース24は、左右両端側が取付部25とされるブラケットに固定されると共に、フロアトゥブレース38及びカウルトゥブレース40に支持されることによって車体上下方向の剛性を確保している。
A pair of left and right floor toe braces 38 extending downward toward the rear side of the vehicle body are fixed to the middle portion of the
インパネリインフォース24の下面部には、図中左側のフロアトゥブレース38の取付部よりもやや車幅方向外側(図中左側)に、下方へ延びる高剛性の取付用ブラケット(図示省略)が溶接されており、この取付用ブラケットにインパネブレース26の上端部が取り付けられるようになっている。取付用ブラケットは、車体前後方向及び車体上下方向を含む面として取付面(図示省略)を備えていると共に、この取付面を車幅方向に貫通するボルト挿通孔(図示省略)が形成されている。インパネブレース26の上端部にも、ボルト挿通孔(図示省略)が貫通形成されており、インパネブレース26の一般面26Aの上端部が車幅方向の外側から前記取付用ブラケットの取付面に重ね合わせられると共に、ボルト挿通孔同士が位置合わせされてボルト(図示省略)が挿通されて締結されることで、インパネブレース26の上端部が取付用ブラケットに固定されている。
A high-rigidity mounting bracket (not shown) that extends downward is welded to the lower surface of the
インパネブレース26は、細長い略矩形状の鉄製の板材をプレス成形等により折り曲げて形成されており、インパネブレース26の前部及び後部(組付け状態における車体前方側部分及び車体後方側部分)には、それぞれ補強部26Bが形成されている。補強部26Bは、一般面26Aの前端側及び後端側からそれぞれ略直角に屈曲されて車幅方向の外側へ向けて延出されたフランジ部を備えていると共に、これらのフランジ部からさらに内側へ(互いの先端部が接近する方向に)略直角に屈曲された折返部を備えている。このように、インパネブレース26の前部及び後部に補強部26Bを形成して略コ字状に屈曲させることで、インパネブレース26の剛性が確保され、振動状態でモーメントが発生しても、インパネブレース26は、曲がりにくくなっている。このため、連接部20に振動が伝達された状態では、インパネブレース26は、連接部20に伝達された振動を軸力で十分に抑制できるようになっている。
The
また、インパネブレース26の一般面26Aの下端部は、車幅方向外側の下方へ向けて屈曲されてボルト挿通孔が形成されており、トンネルブレース36の側部36Aに沿って配置されてボルト43等の固定手段によって固定されている。
Further, the lower end portion of the
以上説明した第2の実施形態についても、第1の実施形態と同様の作用によって骨格振動に伴う乗員に対する発音を十分にキャンセルすることができる。 Also in the second embodiment described above, it is possible to sufficiently cancel the sound generation for the occupant due to the skeleton vibration by the same action as the first embodiment.
[実施形態の補足説明]
なお、図6において、第1の実施形態におけるインパネブレース26の配置状態を一例として二点鎖線のインパネブレース26で示す。
[Supplementary explanation of the embodiment]
In FIG. 6, the arrangement state of the
上記実施形態では、連結手段は、板材を折り曲げたインパネブレース26となっているが、連結手段は、連結部材として機能する棒状部材(例えば、連結シャフト)等のような剛性を備えた他の連結手段であってもよい。
In the above embodiment, the connecting means is the
また、上記実施形態では、連結手段としてのインパネブレース26は、補強部材としてのダッシュロアクロスメンバ32やトンネルブレース36に固定されているが、連結手段は、例えば、フロアトンネル部18Aの前方部における立上部19に他部材を介さずに直接固定する等のように、連接部20に直接固定してもよい。
In the above embodiment, the
さらに、上記実施形態では、連結手段としてのインパネブレース26は、取付用ブラケットを介して高剛性部材としてのインパネリインフォース24に固定されているが、連結手段は、例えば、インパネリインフォース24に直接固定してもよく、また、インパネリインフォース24に固着されているステアリングサポート44やフロアトゥブレース38等のような他の高剛性部材に固定してもよい。なお、連結手段を他の高剛性部材に固定する場合であっても、連結手段の軸方向は、連接面に対して垂直方向又は略垂直方向とされるのが好ましい。
Further, in the above embodiment, the
さらにまた、上記実施形態では、補強部材としてのダッシュロアクロスメンバ32が連接部20の表側の連接面20Cに配設されているが、車幅方向に延びる補強部材は、連接部の裏側(下側)に配設してもよい。この場合、連結手段は、補強部材に対応して、すなわち、車体フロアを介して補強部材の上方に立設するのがよい。
Furthermore, in the above-described embodiment, the dash
10 車体
12 エンジンルーム
14 キャビン
16 ダッシュパネル
18 車体フロア
20 連接部
20C 連接面
22 フロントサイドメンバ(骨格部材)
24 インパネリインフォース(高剛性部材)
26 インパネブレース(連結手段)
28 節部
32 ダッシュロアクロスメンバ(補強部材)
DESCRIPTION OF
24 Instrument panel reinforcement (high rigidity member)
26 Instrument panel brace (connection means)
28
Claims (3)
前記ダッシュパネルの下部側に連接した車体フロアと、
前記ダッシュパネルと前記車体フロアとの連接部の車体前後に亘って配置された高剛性の骨格部材と、
前記骨格部材に対して車体上方側に離間して配置された高剛性部材と、
前記連接部側と前記高剛性部材側とを連結して前記連接部を補強する連結手段と、
を有し、
前記連結手段は、前記連接部における連接面に対して立設した状態で配置され、特定周波数に対して前記ダッシュパネルと前記車体フロアとを逆位相に振動させる節部に立設されていることを特徴とする車体補強構造。 A dash panel separating the engine room and the cabin;
A vehicle body floor connected to the lower side of the dash panel;
A high-rigidity skeleton member disposed across the vehicle body at the connecting portion between the dash panel and the vehicle body floor;
A highly rigid member that is spaced apart from the skeleton member above the vehicle body; and
Connecting means for connecting the connecting portion side and the high-rigidity member side to reinforce the connecting portion;
Have
The connecting means is arranged in a standing state with respect to the connecting surface in the connecting portion, and is set up in a node portion that vibrates the dash panel and the vehicle body floor in opposite phases with respect to a specific frequency. Car body reinforcement structure characterized by.
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