JP4503404B2 - 光造形装置及び光造形方法 - Google Patents
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また、上記の例では、パターン8が直線状の線分Aのみから構成される場合を例示したが、これに限らず、曲線状の線分を含んでいても良い。曲線状或いは斜めの線分に沿って露光面を移動させる際には、X軸パルスモータ43及びY軸パルスモータ44の両方を駆動制御する。また、パターン8に沿った最短の移動経路を次のようにして特定しても良い。すなわち、パターン8が、いわゆる一筆書きの要領で描画可能であるかを判定し、一筆書きの要領での描画が可能である場合には、一筆書きの際の移動経路が最短の移動経路であるため、その経路を最短の移動経路と特定する。また、パターン8に、一筆書きの要領で描画可能なパターンと、一筆書き描画が不可能なパターンとが含まれている場合には、一筆書き可能なパターンを描画する際の移動経路と、当該一筆書き可能なパターンから一筆書き描画が不可能なパターンに移動する際の最短の移動経路と、一筆書き不可能なパターンを描画する際の最短の移動経路とに基づいて、パターン8全体を描画する際の最短の移動経路を特定する。
また、露光面(面状描画マスク3)のX方向及びY方向への各々の移動速度が異なる場合には、X方向に移動する移動距離及びX方向の移動速度と、Y方向に移動する移動距離及びY方向の移動速度とに基づいて露光に要する時間を算出し、1層の光硬化層9を形成する際の露光に要する時間が短い方の手順を選択する構成としても良い。
上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形可能である。そこで以下に、各種の変形例について説明する。
上述した実施の形態では、光源1からの光を直接集光レンズ2に照射する構成としたが、これに限らず、図10に示すように、光源1からの光を、光伝送機構60を介して集光レンズ2に導く構成としても良い。具体的には、光伝送機構60は、光源1からの光をライン状にして出力するロッドレンズ61と、当該ロッドレンズ61から出力されたライン状の光を拡散させる結像レンズ62と、当該結像レンズ62により拡散された光を集光レンズ2に向けて照射する反射鏡63とを有している。このように、光伝送機構60を介して光源1の光を集光レンズ2に伝達する構成とすることで、光源1と集光レンズ2とを離間配置することができると共に、光源1の光軸と集光レンズ2との光軸とを合致させる必要がなく、光学系のレイアウトが柔軟になる。
上述した実施の形態では、面状描画マスク3として液晶式のものを用いた構成を例示したが、これに限らず、微小ドットエリアでの遮光及び透光が可能であり、なおかつ、連続的に、これらの遮光及び透光が可能であればよく、例えば、デジタルマイクロミラーシャッターを面状に配置した面状描画マスク(以下「DMD式面状描画マスク」という)を用いる構成としても良い。このように、面状描画マスク3として、DMD式面状描画マスクを用いる場合には、図12に示すように、形成しようとする所定の断面形状とDMD式面状描画マスクの連続移動に対応させてコンピュータ50に予め記憶させた情報に応じて、面状に配置された複数の微小なミラーシャッターのうち特定のミラーシャッターは光が投影レンズ4および造形面5の方向に反射される(導かれる)方向に向き、一方光を遮蔽させるべき箇所に位置するミラーシャッターは光が投影レンズ4および造形面5の方向に反射されない(導かれない)方向に向き、そのような操作を、所定の断面形状を有する光硬化した樹脂層が形成されるまで連続的(動画的)に繰り返すように設計すれば良い。
上述した実施の形態では、面状描画マスク3を造形面5に対して平行移動させる構成としたが、必ずしもそれに限定されず、必要に応じて造形面5に対して非平行状態で移動させてもよい。例えば、立体造形物を製造するに当たって、各光硬化層のすべてにおいて、形成しようとする所定の断面形状パターンが面状描画マスクの寸法(面積)よりも大きな連続した描画領域となるような形状および構造を有する立体造形物の製造においては、面状描画マスク3を光硬化性樹脂組成物の表面(造形面5)に対して連続的に移動させると共に面状描画マスクのマスク画像を、形成しようとする断面形状パターンに対応させて面状描画マスク3の移動と同期させて連続的に変えながら(動画的に変えながら)、光硬化性樹脂組成物の表面に面状描画マスク3を介して光を照射して、所定の断面形状パターンを有する光硬化層を形成し、これを積層形成することで、目的とする立体造形物を製造することができる。
上述した実施の形態では、面状描画マスク3の数が1個の構成について例示したが、これに限定されず、複数(2個以上)の面状描画マスク3を備える構成とし、これらの面状描画マスク3が同時に連続移動して露光像6を形成するようにしても良い。このようにすることで、造形速度が一層向上する。
上述した実施の形態では、造形浴槽10に満たした液状の光硬化性樹脂組成物に対して光を照射して、当該造形浴槽10内に配置された造形テーブル11の上面に光硬化層を形成し、当該光硬化層を積層形成して立体造形物を形成する構成について例示したが、これに限らず、例えば、気体雰囲気中に造形テーブルを配置し、その造形テーブル面に1層分の液状、ペースト状、粉末状或いは薄膜状の光硬化性樹脂組成物を施して面状描画マスク3を介して光を照射して所定のパターンおよび厚みを有する光硬化層を形成した後、該光硬化層面に1層分の液状、ペースト状、粉末状または薄膜状の光硬化性樹脂組成物を施して面状描画マスク3を介して制御下に光を照射して所定のパターンおよび厚みを有する光硬化層を一体に積層形成する工程を繰り返して行って、立体造形物を形成する構成としても良い。
光硬化性樹脂組成物の種類は特に制限されず、光造形に用い得る液状、ペースト、粉末状、薄膜状などの光硬化性樹脂組成物のいずれもが使用できる。例えば、光硬化性樹脂組成物としては、アクリル系化合物や多官能性ビニル化合物、各種エポキシ系化合物などの1種または2種以上と、光重合開始剤および必要に応じて増感剤などを含有する光硬化性樹脂組成物を用いることができる。また、これらの成分以外にも、必要に応じて、レベリング剤、リン酸エステル塩系界面活性剤以外の界面活性剤、有機高分子改質剤、有機可塑剤などを含有していてもよい。さらに、必要に応じて、固体微粒子やウィスカーなどの充填材を含有していてもよい。充填材を含有する光硬化性樹脂組成物を用いると、硬化時の体積収縮の低減による寸法精度の向上、機械的物性や耐熱性の向上などを図ることができる。
本光造形装置は、精密部品や、電気・電子部品、家具、建築構造物、自動車用部品、各種容器類、鋳物、金型、母型などのためのモデルや加工用モデルの製造に用いることができ、また、複雑な熱媒回路の設計用の部品、複雑な構造の熱媒挙動の解析企両用の部品、その他の複雑な形状や構造を有する各種の立体造形物の製造にも用いることができる。
3 面状描画マスク
5 造形面(未硬化樹脂層)
8 パターン
9 光硬化層
10 造形浴槽
11 造形テーブル
50 コンピュータ
51 記憶装置
100 光造形装置
A 線分
Claims (7)
- 未硬化樹脂層の表面に所定パターンを有するマスクを介して光を照射して1層分の光硬化層を形成した後に、当該光硬化層の表面に新たな未硬化樹脂層を形成し、当該未硬化樹脂層に前記マスクを介して光を照射して新たな光硬化層を積層形成する工程を繰り返して立体造形物を形成する光造形装置において、
前記マスクを介して照射された光による露光面を前記未硬化樹脂層の表面上を往復移動させながら光を照射して、前記1層分の光硬化層を形成する第1手順と、
前記未硬化樹脂層に形成すべきパターンに沿って前記露光面を移動させながら光を照射して、前記1層分の光硬化層を形成する第2手順とを
前記未硬化樹脂層に形成すべきパターンに応じて切り替える制御装置を備える
ことを特徴とする光造形装置。 - 前記制御装置は、前記第1手順および前記第2手順のうち、前記1層分の光硬化層を形成する際の露光に要する時間が短い方の手順に切り替える
ことを特徴とする請求項1に記載の光造形装置。 - 前記制御装置は、前記露光に要する時間を、前記1層分の光硬化層を形成する間に前記露光面が移動する移動距離、及び、前記露光面の移動速度に基づいて求める
ことを特徴とする請求項2に記載の光造形装置。 - 光の照射エネルギーの総量を一定に維持する速度で前記露光面を移動させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光造形装置。
- 前記未硬化樹脂層の表面のうち、前記光が複数回にわたって照射される個所では、前記光の照射回数に応じて1回の光の照射光量を小さくするようにしたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の光造形装置。
- 前記マスクは、微小ドットエリアでの遮光及び透光が可能な複数の微小光シャッターが面状に配置され、これらの微小光シャッターによりマスク画像を形成する面状マスクであり、前記未硬化樹脂層の表面に対する前記露光面の連続移動と同期して、形成すべきパターンに応じて前記マスク画像を連続的に変化させる
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の光造形装置。 - 未硬化樹脂層の表面に所定パターンを有するマスクを介して光を照射して1層分の光硬化層を形成した後に、当該光硬化層の表面に新たな未硬化樹脂層を形成し、当該未硬化樹脂層に前記マスクを介して光を照射して新たな光硬化層を積層形成する工程を繰り返して立体造形物を形成する光造形方法において、
前記マスクを介して照射された光による露光面を前記未硬化樹脂層の表面上を往復移動させながら光を照射して、前記1層分の光硬化層を形成する第1手順と、
前記未硬化樹脂層に形成すべきパターンに沿って前記マスクを移動させながら光を照射して、前記1層分の光硬化層を形成する第2手順とを
前記未硬化樹脂層に形成すべきパターンに応じて切り替える
ことを特徴とする光造形方法。
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