JP4596975B2 - 画像符号化方法、及び画像処理装置 - Google Patents
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Description
H.264方式の圧縮手順について、図8を用いて説明する。なお、H.264の詳細については非特許文献1に詳述されている通りである。
図8において、入力された画像データは、マクロブロックに分けられ、減算部701に送られる。減算部701は、画像データと予測値との差分を求めて、整数DCT(Discrete Cosine Transform)変換部702に出力する。整数DCT変換部702は、入力したデータを整数DCT変換して量子化部703に出力する。量子化部703は、入力したデータを量子化する。量子化されたデータの一方は、差分画像データとしてエントロピー符号化部715に送られる。もう一方は、逆量子化部704で逆量子化された後、逆整数DCT変換部705で逆整数DCT変換される。逆整数DCT変換されたデータは、加算部706で予測値が加えられる。これにより、画像が復元される。
H.264方式のインター予測では、複数のピクチャを予測に用いることができる。このため、参照ピクチャを特定するためにリストを2つ(「List 0」及び「List 1」)用意する。各リストには最大5枚の参照ピクチャが割り当てられるようにしている。
また、図9において、802は、参照リスト(List 0)を示す。この参照リスト(List 0)802には、一旦符号化され復号化されたピクチャが収められている。例えば、ピクチャP21(表示順が21番目のPピクチャ)でインター予測を行う場合、参照リスト(List 0)802内の既に符号化が終わって復号化されたピクチャを参照する。図9に示す例では、ピクチャP06、P09、P12、I15、P18が参照リスト802に収められている。
ピクチャP21の符号化が終わると、こんどは新たにピクチャP21が復号化され参照リスト(List 0)802に追加される。参照リスト(List 0)802から、最も古い参照ピクチャ(ここではピクチャP06)が除去される。この後符号化は、ピクチャB19、B20と行われ、ピクチャP24へと続く。このときの参照リスト(List 0)802の様子を図10に示す。
図11では、上から順番にピクチャが符号化されるようにしている。また、符号化中のピクチャと、その符号化中のピクチャに対する参照リスト(List 0及びList 1)の内容を示している。図11に示す様に、Pピクチャ(またはIピクチャ)が符号化されると、参照リスト(List 0及びList 1)が更新され、参照リスト(List 0及びList 1)中の最も古いピクチャが除去される。この例では、参照リスト(List 1)は1つのピクチャしか持っていない。これは、後方向予測のために参照するピクチャの数を多くすると、復号までのバッファ量が増えてしまうためである。すなわち、符号化中のピクチャとあまりに離れたところにある後方のピクチャの参照を避けたためである。
このように、全てのBピクチャを参照リストに加えた場合、必ずしもインター予測の精度が向上せず、圧縮効率も改善されなかった。
次に、図面を参照しながら、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の画像処理装置の構成の一例を示したブロック図である。
図1において、入力された画像データは、マクロブロックに分けられ、減算部101に送られる。減算部101は、画像データと予測値との差分を求めて、整数DCT変換部102に出力する。整数DCT変換部102は、入力したデータを整数DCT変換して量子化部103に出力する。量子化部103は、入力したデータを量子化する。量子化されたデータの一方は、差分画像データとしてエントロピー符号化部115に送られる。もう一方は、逆量子化部104で逆量子化された後、逆整数DCT変換部105で逆整数DCT変換される。逆整数DCT変換されたデータは、加算部106で予測値が加えられる。これにより、画像が復元される。
Bピクチャセレクター116は、Bピクチャの符号化後、参照リストに加えるBピクチャを選択する。Bピクチャを参照リストに加える場合は、メモリーコントローラー113に対し、Bピクチャを加えるように参照リストを更新するように伝える。
符号化が開始すると、各ピクチャに対して符号化処理を行う(ステップS201)。
次に、符号化したピクチャが、最終ピクチャかどうかを判断し(ステップS202)、最終ピクチャであれば、符号化を終了する。
図3において、まず、ピクチャP21の符号化を行う場合、参照リスト(List 0)の内部には、ピクチャB10、I15、B13、P18、B16があり、これらのピクチャが符号化の際に参照される。一方、参照リスト(List 1)にはピクチャB16がある(Pピクチャの符号化では使用しない)。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態での圧縮手順は、図1に示した第1の実施形態の構成とほぼ同様にして実現することができる。ただし、本実施形態では、IピクチャまたはPピクチャの間にあるBピクチャが複数枚ある場合、一連のBピクチャのうち、最後に符号化されるBピクチャのみを、参照リストの更新の際に、参照リストに加えるようにしている。このように、本実施形態と前述した第1の実施形態とは、参照リストに加えるピクチャが異なるだけであるので、前述した第1の実施形態と同一の部分についての詳細な説明を省略する。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態での圧縮手順は、図1に示した第1の実施形態の構成とほぼ同様にして実現することができる。ただし、本実施形態では、IピクチャまたはPピクチャの間にあるBピクチャが複数枚かつ奇数である場合、一連のBピクチャのうち、中央で符号化されるBピクチャのみを、参照リストの更新の際に、参照リストに加えるものである。このように、本実施形態と前述した第1の実施形態とは、参照リストに加えるピクチャが異なるだけであるので、前述した第1の実施形態と同一の部分についての詳細な説明を省略する。
図7において、動画撮影記録時、レンズ1401を通してCCD1402で撮像された画像信号は、A/D1403でデジタルデータとされカメラ処理部1404で輝度や色の補正等が行われる。カメラ処理部1404から出力されたデータは、動画エンコード・デコード処理部(画像処理部)1405で動画像データのエンコード処理が行われ、記録再生制御部(REC/PB)1406によって記録媒体1407に記録される。ここで、エンコード方法は、例えば、前述したMPEG4 part-10:AVC(ISO/IEC 14496-10、別名H.264)方式が挙げられる。このように、図7に示した例では、前述した各実施形態の画像処理装置は、動画エンコード・デコード処理部(画像処理部)1405に設けられる。また、記録媒体1407は、例えば磁気テープやディスクである。またエンコードした動画データを、デジタルインターフェース(I/F)1415を通して外部に出力する事も出来る。
前述した実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
また、前述した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、前記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
103 量子化部
104 逆量子化部
105 逆整数DCT変換部
109 デブロッキングフィルター
110 フレームメモリ
111 インター予測部
112 動き検出部
113 メモリーコントローラー
115 エントロピー符号化部
114 選択部
116 Bピクチャセレクター
Claims (6)
- メモリにデータとして記憶された複数枚のピクチャを参照ピクチャとして参照し、参照した結果に基づいて、画像データを構成するピクチャの符号化を行う画像符号化方法であって、
前記画像データは、ピクチャ間のインター予測を行わないIピクチャ、前方向のインター予測を行うPピクチャ、及び双方向のインター予測を行うBピクチャを含み、前記Iピクチャまたは前記Pピクチャから次の前記Pピクチャまでの間に、前記Bピクチャが複数枚存在するものであり、
前記Pピクチャまたは前記Bピクチャを符号化する際に参照される参照ピクチャを複数枚保存する第1の参照リストと、前記Bピクチャを符号化する際にのみ参照される参照ピクチャを複数枚保存する第2の参照リストとに、前記メモリに記憶される複数枚の参照ピクチャを分類して管理する管理ステップと、
前記Iピクチャまたは前記Pピクチャから次の前記Pピクチャまでの間に存在する複数枚のBピクチャのうち、所定の一部のBピクチャを選択する選択ステップと、
前記Iピクチャまたは前記Pピクチャの符号化が行われた場合には、当該IピクチャまたはPピクチャの復元画像を新たな参照ピクチャとして前記第1及び第2の参照リストの両方に追加して、前記第1及び第2の参照リストの更新を行い、前記Bピクチャの符号化が行われた場合には、前記選択ステップで選択されたBピクチャの復元画像のみを新たな参照ピクチャとして少なくとも前記第1の参照リストに追加して、少なくとも前記第1の参照リストの更新を行う更新ステップとを有することを特徴とする画像符号化方法。 - 前記選択ステップは、前記Iピクチャまたは前記Pピクチャから次の前記Pピクチャまでの間に存在する複数枚のBピクチャのうち、符号化順序で最初のBピクチャを選択することを特徴とする請求項1に記載の画像符号化方法。
- 前記選択ステップは、前記Iピクチャまたは前記Pピクチャから次の前記Pピクチャまでの間に存在する複数枚のBピクチャのうち、符号化順序で最後のBピクチャを選択することを特徴とする請求項1に記載の画像符号化方法。
- 前記Iピクチャまたは前記Pピクチャから次の前記Pピクチャまでの間に存在する複数枚のBピクチャは、奇数枚であり、
前記選択ステップは、前記Iピクチャまたは前記Pピクチャから次の前記Pピクチャまでの間に存在する奇数枚のBピクチャのうち、符号化順序で真ん中のBピクチャを選択することを特徴とする請求項1に記載の画像符号化方法。 - 前記更新ステップは、前記選択ステップで選択されたBピクチャの復元画像については、前記第1の参照リストのみに追加することを特徴とする請求項1に記載の画像符号化方法。
- メモリにデータとして記憶された複数枚のピクチャを参照ピクチャとして参照し、参照した結果に基づいて、画像データを構成するピクチャの符号化を行う画像処理装置であって、
前記画像データは、ピクチャ間のインター予測を行わないIピクチャ、前方向のインター予測を行うPピクチャ、及び双方向のインター予測を行うBピクチャを含み、前記Iピクチャまたは前記Pピクチャから次の前記Pピクチャまでの間に、前記Bピクチャが複数枚存在するものであり、
前記Pピクチャまたは前記Bピクチャを符号化する際に参照される参照ピクチャを複数枚保存する第1の参照リストと、前記Bピクチャを符号化する際にのみ参照される参照ピクチャを複数枚保存する第2の参照リストとに、前記メモリに記憶される複数枚の参照ピクチャを分類して管理する管理手段と、
前記Iピクチャまたは前記Pピクチャから次の前記Pピクチャまでの間に存在する複数枚のBピクチャのうち、所定の一部のBピクチャを選択する選択手段と、
前記Iピクチャまたは前記Pピクチャの符号化が行われた場合には、当該IピクチャまたはPピクチャの復元画像を新たな参照ピクチャとして前記第1及び第2の参照リストの両方に追加して、前記第1及び第2の参照リストの更新を行い、前記Bピクチャの符号化が行われた場合には、前記選択手段により選択されたBピクチャの復元画像のみを新たな参照ピクチャとして少なくとも前記第1の参照リストに追加して、少なくとも前記第1の参照リストの更新を行う更新手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
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