JP4595253B2 - 電力供給装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、互いに定格電圧の異なる2種類の電源として高電圧蓄電手段及び低電圧蓄電手段を有する電力供給装置に関し、より詳しくは、発電機により発電された電力を高電圧蓄電手段に蓄電し、その電圧をコンバータによって降圧して低電圧蓄電手段に充電するようにした電力供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エンジン自動停止自動再始動装置を有する車両においては、所定の停止条件成立に応じてエンジンが自動停止されるとともに、所定の再始動条件成立に応じてエンジンが自動再始動される。従来、この車両の電源として、定格電圧の異なる2種類のバッテリを用いる技術が、例えば特開2000−314333号公報に記載されている。一方は、例えば36ボルトの定格電圧を有する高電圧バッテリであり、モータジェネレータ(MG)に接続されている。高電圧バッテリは、エンジン運転時にMGによって発電された電力を蓄電し、自動再始動に際し同MGに電力を供給する。他方は、例えば12ボルトの定格電圧を有する低電圧バッテリであり、DC/DCコンバータを介して高電圧バッテリに接続されている。この低電圧バッテリは、前記コンバータによって降圧された電力を蓄電し、制御機器等に電力を供給する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記車両においては、DC/DCコンバータの出力電圧が適正範囲を超えて高くなった場合、動作保証範囲よりも高い電圧の電力が低電圧バッテリに供給される。このような出力電圧が異常に高くなる現象は、例えば、高電圧側から低電圧側への短絡によりDC/DCコンバータで内部リークが起こった場合に見られる。その結果、低電圧バッテリや、同バッテリから電力供給を受けている制御機器等が正常に機能しなくなるおそれがある。
【0004】
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、DC/DCコンバータ等のコンバータの出力電圧が過剰に高くなった場合に、低電圧バッテリ等の低電圧蓄電手段が影響を受けて正常に機能しなくなるのを回避できる電力供給装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明では、発電機により発電された電力を蓄電する高電圧蓄電手段と、前記高電圧蓄電手段の電圧を降圧するコンバータと、前記コンバータにより降圧された電力を蓄電する低電圧蓄電手段と、前記コンバータの出力電圧が予め定められた第1判定値よりも高い場合に、前記コンバータによる前記低電圧蓄電手段の充電を禁止する充電禁止手段とを備えた電力供給装置において、前記充電禁止手段による充電禁止状態が所定時間継続した後に、前記コンバータの出力電圧が前記低電圧蓄電手段の定格電圧値以上の値として設定された第2判定値よりも高い場合には、前記発電機による発電を禁止する発電禁止手段をさらに備えている。
【0006】
上記の構成によれば、発電機によって発電された電力は高電圧蓄電手段に蓄電される。この高電圧蓄電手段の電圧はコンバータによって降圧され、低電圧蓄電手段に充電される。ところで、コンバータの出力電圧が所定の第1判定値よりも高くなると、そのコンバータによる低電圧蓄電手段の充電が充電禁止手段によって禁止される。従って、何らかの原因によりコンバータの出力電圧が過剰に高くなったとしても、そのことが原因で、低電圧蓄電手段が過剰な電力供給を受けて正常に機能しなくなるのを回避できる。
また、充電禁止手段による充電禁止状態が所定時間継続されたにもかかわらずコンバータの出力電圧が低くならない場合には、発電機による発電が禁止される。
【0007】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記充電禁止手段によって前記低電圧蓄電手段への充電が禁止されているときであっても、前記発電機による発電を許可する発電許可手段をさらに備えるものとする。
【0008】
上記の構成によれば、低電圧蓄電手段への充電が禁止されていても、前記発電機が発電を継続することにより高電圧蓄電手段が充電され得るため、高電圧蓄電手段に接続されている電気負荷の動作継続が可能となる。
【0009】
請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載の発明において、前記充電禁止手段は、前記コンバータの出力電圧が予め定められた第1判定値より高い場合に、前記コンバータによる前記低電圧蓄電手段の充電を所定時間禁止するものであるとする。
【0010】
上記の構成によれば、低電圧蓄電手段への充電を禁止してから前記コンバータの出力電圧が低下するまでの時間を十分確保できる。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のいずれか1つに記載の発明において、前記第1判定値は、前記コンバータの出力電圧が通常採り得る範囲の上限値よりも高い値に設定されているとする。
【0011】
上記の構成によれば、コンバータの出力電圧が、通常採り得る範囲の上限値を越えて設定された第1判定値よりも高くなると、すなわち、出力電圧が過剰に高くなると、充電禁止手段が機能してコンバータによる低電圧蓄電手段の充電が禁止される。
【0012】
請求項5に記載の発明では、請求項1〜4のいずれか1つに記載の発明において、前記第2判定値は、前記低電圧蓄電手段の定格電圧値であるものとする。
【0013】
また、請求項6に記載の発明では、請求項1〜4のいずれか1つに記載の発明において、前記第2判定値は、前記低電圧蓄電手段の定格電圧値と前記第1判定値との中間の値であるものとする。
【0014】
ここで、充電禁止手段による充電禁止状態が所定時間継続されたにもかかわらずコンバータの出力電圧が低くならない場合には、その原因の1つとして、コンバータが短絡していて高電圧側から低電圧側へ電流がリークしていることが考えられる。この状態で発電機の発電が続けられると、低電圧蓄電手段に過剰な電力が供給されるおそれがある。これに対し、請求項5に記載の発明では、コンバータの出力電圧が低電圧蓄電手段の定格電圧値よりも高いと、前記充電禁止に加え発電機による発電が禁止される。従って、コンバータが短絡した場合には、低電圧蓄電手段に異常を引き起こす原因の1つである高電圧の電力が発生されなくなる。その結果、低電圧蓄電手段が過剰な電力供給を受けて正常に機能しなくなるのを回避できる。
【0015】
この効果は、請求項6に記載の発明のように、低電圧蓄電手段の定格電圧値に代えて、同定格電圧値と第1判定値との中間の第2判定値を用いた場合にも同様に得られる。すなわち、コンバータの出力電圧が第2判定値よりも高い場合にも、前記充電禁止に加え発電機による発電が禁止される。従って、この場合にも、請求項5に記載の発明と同様に、低電圧蓄電手段が過剰な電力供給を受けて正常に機能しなくなるのを回避できる。
【0016】
請求項7に記載の発明では、請求項1〜6のいずれか1つに記載の発明において、前記発電禁止手段による発電禁止にともない前記コンバータの出力電圧が前記第2判定値以下となる場合には、前記充電禁止手段による充電禁止を解除する充電禁止解除手段をさらに備えるものとする。
【0017】
コンバータの出力電圧が第2判定値よりも高くなる原因が前述したようなコンバータの短絡であった場合、発電が禁止されると、高電圧蓄電手段の電力がコンバータによって降圧されることなくそのまま低電圧蓄電手段に供給される。これは、高電圧蓄電手段と低電圧蓄電手段とが電気的に直結された状態となるからである。その結果、コンバータの出力電圧が第2判定値よりも高くなる可能性が高い。それにもかかわらずコンバータの出力電圧が第2判定値以下となる場合には、前述したように出力電圧が第2判定値よりも高くなった原因が、前記コンバータの短絡以外の原因によることがわかる。この原因としては、例えば定格電圧よりも高い電圧を有するバッテリ等の電源を用いてジャンパスタートを行い、その後、同ジャンパスタートを解除したことが考えられる。
【0018】
ジャンパスタートは、例えば路上等において、消費電気量の増加等により、車両に搭載されたバッテリが放電気味となりバッテリ容量が不足して電圧が低下し、電装品が作動しなくなった場合(いわゆるバッテリあがりの場合)に、エンジンを始動させるために行われる処置である。ジャンパスタートでは、電気量の不足した低電圧蓄電手段に、他の蓄電手段がケーブル等によって電気的に接続される。他の蓄電手段に接続されたほかのエンジンが高い回転速度で回転されることにより、発電能力が高められる。この状態で、電気量の不足した低電圧蓄電手段に電力が供給される。ここで、他の蓄電手段の定格電圧が、前記電気量の不足した低電圧蓄電手段の定格電圧と同程度であれば問題はない。
【0019】
しかし、ジャンパスタートに際し、他の蓄電手段として、電気量の不足した低電圧蓄電手段よりも定格電圧の高いものが用いられると、前述したように発電が停止されてもコンバータの出力電圧が下がりにくく、第2判定値よりも高くなる場合が起こり得る。この場合、電気量の不足している低電圧蓄電手段側のエンジンが始動されて、他の蓄電手段との接続が外されると、前記コンバータの出力電圧が第2判定値以下となり得る。この状況下では、エンジンが始動されたからといっても低電圧蓄電手段の電気量は依然として不足しているため、充電が必要である。
【0020】
これに対し、請求項7に記載の発明では、発電禁止手段によって発電が禁止された後にコンバータの出力電圧が第2判定値以下となった場合には、充電禁止解除手段によって充電禁止状態が解除される。この解除にともないコンバータによる低電圧蓄電手段の充電が再開される。このように蓄電の必要なジャンパスタート後に充電が行われるため、不足している低電圧蓄電手段の電気量を早期に回復させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の電力供給装置を、アイドリングストップ機能を有する車両に具体化した一実施形態について、図面に従って説明する。アイドリングストップ機能とは、例えば車両走行中における信号待ちといった一時的な車両停止時にエンジンの運転を停止させ、運転者の始動要求に応じてエンジンの運転を再開させる機能のことである。なお、本実施形態では、エンジンの通常の運転停止・開始と区別するために、アイドリングストップ制御中のエンジンの運転停止を「自動停止」といい、運転再開を「自動始動」というものとする。
【0022】
図1に示すように、車両には動力源としてエンジン11が搭載されている。エンジン11の出力軸であるクランク軸12には自動変速機13が接続されている。自動変速機13用のオイルポンプ14は、クランク軸12に直結されたトルクコンバータ(図示略)等により駆動される。また、クランク軸12にはモータジェネレータ(以下「MG」という)15が、電磁クラッチ16、プーリ17、ベルト18、プーリ19及び減速機構21を介して駆動連結されている。MG15は、エンジン11を再始動させるためのモータとして機能する。また、MG15は、エンジン11の運転時には、そのエンジン11によって駆動されて発電するオルタネータ(発電機)として機能する。
【0023】
減速機構21として、本実施形態では遊星歯車式と呼ばれるタイプが用いられている。減速機構21は、サンギヤ22、キャリア23、リングギヤ24、ピニオンギヤ25等を含み、ブレーキ26及びワンウェイクラッチ27を介してMG15及びプーリ19の間に組込まれている。なお、ワンウェイクラッチ27をクラッチに置き換えてもよい。
【0024】
エンジン11の周囲には各種補機が配置されている。これらの補機としては、例えば、パワーステアリング用ポンプ28及びエアコン用コンプレッサ29があるが、そのほかにもエンジンオイルポンプ、エンジンウォータポンプ(いずれも図示略)等が挙げられる。各補機の出力軸に取り付けられたプーリ31,32は、前記ベルト18により前記プーリ17,19に駆動連結されている。
【0025】
MG15には、インバータ33を介して、高電圧蓄電手段である高電圧バッテリ34が電気的に接続されている。インバータ33はスイッチング動作により、高電圧バッテリ34からMG15への電気エネルギの供給を可変にして、MG15の回転速度を可変にする。また、インバータ33は、前記スイッチング動作によりMG15で発電された電力を高電圧バッテリ34に供給する。
【0026】
高電圧バッテリ34は、周知のように電気エネルギを化学エネルギに変えて貯蔵し、必要に応じて電気エネルギとして取り出すことのできる、いわゆる二次電池である。高電圧バッテリ34は専らMG15を駆動するための電源として用いられるものであり、MG15がオルタネータ(発電機)として機能しているときには、発電された電力を蓄電する。高電圧バッテリ34には、コンバータの一種であるDC/DCコンバータ35を介して、低電圧蓄電手段である低電圧バッテリ36が接続されている。低電圧バッテリ36もまた前記高電圧バッテリ34と同様に二次電池であり、前記各種補機や、後述するコントローラ37等を駆動するための電源として用いられている。ここで、高電圧バッテリ34の定格電圧が36ボルトであるのに対し、低電圧バッテリ36の定格電圧は12ボルトである。DC/DCコンバータ35は、高電圧バッテリ34の電圧を降圧して低電圧バッテリ36に充電する。
【0027】
車両には、各種センサ及び各種スイッチからの信号に基づき電磁クラッチ16の断続制御、及びインバータ33のスイッチング制御等を行うコントローラ37が設けられている。各種センサ及び各種スイッチとしては、例えばエアコンスイッチ38、自動停止走行(エコラン)モードスイッチ39、シフトポジションセンサ40、冷却水温センサ41、車速センサ42、ブレーキセンサ43、アクセル開度センサ44等が挙げられる。
【0028】
エンジン11が自動停止した状態では、コントローラ37は電磁クラッチ16に切断(オフ)信号を出力する。この信号に応じ、プーリ17とクランク軸12とが動力非伝達状態となる。一方、エンジン11の停止中に補機を作動させる場合は、補機の負荷等が考慮されたトルクでMG15の出力軸が回転するように、コントローラ37はインバータ33に対して相応のスイッチング信号を出力する。なお、このときブレーキ26を作動状態(リングギヤ固定)にし、電磁クラッチ16を切断状態にしておく。このような状態にすることにより、MG15とプーリ19とはMG15から見て回転を減速し動力を伝達する状態となり、補機等を駆動するのに必要な動力を容易に確保できる。
【0029】
また、エンジン11が運転されている際に、MG15を発電機として使用したり補機等を駆動したりするには、ブレーキ26を解除(非作動)状態にし電磁クラッチ16を接続状態にする。このようにすると、エンジン11側から動力が伝達され、MG15で動力を吸収することにより、MG15とプーリ19とがワンウェイクラッチ27により直結された状態となる。その結果、エンジン11の回転速度が高くなっても、MG15や補機等が高速で運転されるのを防止できる。なお、ワンウェイクラッチ27をクラッチに置き換えても実質的に上記と同様な作用が得られる。
【0030】
次に、エコランモードでエンジン11を再始動する場合、コントローラ37は電磁クラッチ16を接続(オン)させる信号を出力する。また、減速機構21のブレーキ26を作動(オン)させる信号を出力し、リングギヤ24を回転不能にロックしておく。この状態でMG15を回転させると、サンギヤ22の回転はピニオンギヤ25に伝達される。ここで、リングギヤ24がロックされているので、ピニオンギヤ25は自転しながらサンギヤ22の周りを公転する。ピニオンギヤ25を保持するキャリア23もサンギヤ22の周りを公転し、キャリア23と同軸のプーリ19も回転する。このときのプーリ19の回転速度は、サンギヤ22及びリングギヤ24の歯数によって決まる減速比で、MG15の軸の回転速度が減速されたものとなる。MG15からエンジン11の始動に十分なトルクが伝達され、エンジン11が再始動される。これは、MG15を小型にできるという効果につながる。この際、プーリ19が回転するので同時に補機も駆動される。
【0031】
エンジン11の自動停止後の自動始動は、コントローラ37が所定の制御プログラムを実行することによって実現される。コントローラ37は、例えば以下の条件が成立している場合に、エンジン11を自動停止すべきと判定する。その条件とは、車速が零であり、ブレーキペダルが踏まれていて、アクセルペダルが踏まれておらず、エンジン11の冷却水温や自動変速機13の作動油温が所定範囲内にあり、バッテリ34,36のSOC(充電状態)が所定範囲内であり、かつシフトレバーのポジションに関してDレンジ又はNレンジが選択されていること等である。あるいは、ただ単にPレンジが選択されていること等である。この場合には、コントローラ37はエンジン11への燃料供給を停止させるための信号を出力する。一方、例えば、アクセルペダルが踏まれたとき、又はブレーキペダルが戻されたとき、コントローラ37はエンジン11を自動始動すべきであると判定する。この場合、コントローラ37はエンジン11への燃料供給を再開してエンジン11を自動始動させるための信号を出力する。
【0032】
コントローラ37は、前述した電磁クラッチ16の断続制御、及びインバータ33のスイッチング制御のほかにも、DC/DCコンバータ35の出力電圧Vcを監視し、同出力電圧Vcが過剰に高い場合にはフェイルセーフ処理を行う。次に、図2に示すフローチャートに従いフェイルセーフ処理の具体的内容について説明する。
【0033】
このフェイルセーフルーチンの各処理は、コンバータ異常フラグFに基づき、所定のタイミングで、例えば所定時間毎に繰り返し実行される。コンバータ異常フラグFは、例えばエンジン11の始動時に「0」に設定され、DC/DCコンバータ35の出力電圧Vcが所定の第1判定値Aよりも高くなった場合に、出力電圧異常として「1」に設定される。ここで、異常判定の精度を高めるうえでは、Vc>Aの状態がある程度の期間にわたって続いた場合に、コンバータ異常フラグFが「1」に設定されることが望ましい。第1判定値Aは、出力電圧Vcの適正範囲(通常採り得る範囲)の上限値よりも大きな値に設定されている。
【0034】
コントローラ37はまず、ステップ110において、コンバータ異常フラグFが「0」であるか否かを判定する。この判定条件が満たされている(F=0)と、ステップ120において、出力電圧Vcが第1判定値Aよりも高いか否かを判定し、満たされていない(Vc≦A)とフェイルセーフルーチンを終了する。従って、この場合には、DC/DCコンバータ35による低電圧バッテリ36への通常の充電制御が行われるとともに、MG15による通常の発電制御が行われる。ステップ120の判定条件が満たされている(Vc>A)と、ステップ130においてコンバータ異常フラグFを「0」から「1」に切替え、ステップ140へ移行する。なお、前記ステップ110での判定条件が満たされていない(F=1)場合には、前述したステップ120,130の処理を行うことなくステップ140へ移行する。
【0035】
ステップ140では、充電制御を禁止するための信号をDC/DCコンバータ35に出力する。この信号に応じ、DC/DCコンバータ35では低電圧バッテリ36の充電が停止される。このステップ140においては充電が停止されるが、発電に関しては特に制限をしていない。すなわち、MG15による通常の発電制御は継続され得るのである。この結果、発電された電力は高電圧バッテリ34には充電される。次に、ステップ150において、充電制御を禁止し始めてから所定時間T、例えば30秒が経過したか否か、すなわち、充電制御禁止状態が所定時間T以上継続したか否かを判定する。この判定条件が満たされていないとフェイルセーフルーチンを終了し、満たされているとステップ160において、出力電圧Vcが第2判定値Bよりも高いか否かを判定する。第2判定値Bは、低電圧バッテリ36の定格電圧値(12ボルト)と第1判定値Aとの中間の値であり、ここでは15ボルトに設定されている。
【0036】
ステップ160の判定条件が満たされている(Vc>B)と、所定時間Tにわたって充電を止めているにもかかわらず、出力電圧Vcの高い状態が続いているのは異常であるとして、ステップ170において、MG15による発電制御を禁止する信号をインバータ33に出力する。この信号に応じてMG15では発電が停止される。
【0037】
また、前記ステップ160の判定条件が満たされていない(Vc≦B)と、ステップ180において、充電禁止を解除する信号をDC/DCコンバータ35に出力するとともに、発電禁止を解除する信号をインバータ33に出力する。これらの信号に応じて、DC/DCコンバータ35では低電圧バッテリ36に充電するための制御が再開され、インバータ33ではMG15に発電を行わせるための制御が再開される。そして、ステップ170又は180の処理を行うと、フェイルセーフルーチンを終了する。
【0038】
上記フェイルセーフルーチンに従うと、例えば、DC/DCコンバータ35の出力電圧Vcが第1判定値A以下である場合、すなわち適正範囲にある場合には、ステップ110→120→リターンの順に処理が行われる。出力電圧Vcが第1判定値Aを上回ると、その回の制御周期では、ステップ110→120→130→140→150→リターンの順に処理が行われる。この一連の処理の中で、コンバータ異常フラグFが「0」から「1」に切替えられる(ステップ130)。
【0039】
次回の制御周期では、ステップ110の判定条件が満たされなくなる。このため、ステップ120の判定条件が満たされてから所定時間Tが経過していなければ、ステップ110→140→150→リターンの順に処理が行われる。そして、所定時間Tが経過すると、ステップ150の判定条件が満たされる。そのため、ステップ110→140→150の順に処理が行われる。
【0040】
ここで、ステップ160の判定条件が満たされている(Vc>B)場合、DC/DCコンバータ35による充電制御を停止しているにもかかわらず、依然として出力電圧Vcが高いことになる。このような現象が起こる原因としては、次の2つが考えられる。1つ目は、DC/DCコンバータ35が短絡していて、MG15で発電された電力がDC/DCコンバータ35で降圧されることなく、同コンバータ35から出力されていることである。すなわち、高電圧側から低電圧側へ電流がリークしていることである。そのまま、MG15の発電が続けられると低電圧バッテリ36に電力が過剰に供給されるおそれがある。
【0041】
2つ目は、低電圧バッテリ36よりも定格電圧の高い(例えば24ボルト)バッテリを用いてジャンパスタートが行われていることである。すなわち、バッテリ容量が不足して電圧が低下した低電圧バッテリ36に、他の車両に搭載されている24ボルトバッテリがケーブル等によって電気的に接続される。24ボルトバッテリに接続されたエンジンが高速回転されることにより十分な発電が行われ、バッテリ容量の不足した低電圧バッテリ36に電力が供給される。このようなバッテリは、寒冷地仕様の自動車、トラック等の大型の車両において見られる。これらのどちらかが原因となって、出力電圧Vcが高くなっているものと考えられる。ただし、この段階では、その原因を特定することは困難である。
【0042】
本実施形態では、こういった場合、ステップ160の判定処理を経た後に、ステップ170→リターンの順に処理が行われる。ステップ170の処理によりMG15による発電制御が停止される。ここで、出力電圧Vcが第2判定値Bよりも高くなる真の原因がDC/DCコンバータ35の短絡であった場合、高電圧バッテリ34と低電圧バッテリ36とが電気的に直結された状態となる。そのため、発電の禁止により、高電圧バッテリ34の電力がコンバータ35で降圧されることなくそのまま低電圧バッテリ36に供給される。DC/DCコンバータ35からは、高電圧バッテリ34の定格電圧である36ボルトから電圧降下分を考慮した値が出力されることとなる。ここで、定格電圧から電圧降下分を考慮した値(電圧値)を試験的に求め、そのような電圧降下分を考慮した値よりも小さな値に第2判定値Bを設定することができる。
【0043】
次回の制御周期では、ステップ110→140→150→160の順に処理が行われるが、前述したように出力電圧Vcが36ボルトから電圧降下分を差し引いた値であることから、ステップ160の判定条件が満たされる。このため、ステップ160の処理を経た後、ステップ170→リターンの順に処理が行われることとなる。発電制御が引き続き停止される。
【0044】
これに対し、先に説明した原因がジャンパスタートによるものであった場合、24ボルトバッテリにおいて電圧降下があるものの、上述したように第2判定値Bが設定されることで、DC/DCコンバータ35の出力電圧Vcは第2判定値B(=15ボルト)よりも高くなる。この現象は、低電圧バッテリ36と同程度の定格電圧のバッテリを用いた場合には起こらない。そして、バッテリ容量の不足している低電圧バッテリ36に接続されているエンジンが始動された後に、ケーブルが外される等して、24ボルトバッテリと低電圧バッテリ36との電気的な接続が絶たれると、24ボルトバッテリからの電力供給がなくなるため、出力電圧Vcは第2判定値Bよりも低くなる。そのため、この場合には、ステップ160の判定処理を経た後、ステップ180→リターンの順に処理が行われる。ステップ180の処理により、充電制御及び発電制御がともに再開される。
【0045】
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)DC/DCコンバータ35の出力電圧Vcが第1判定値Aよりも高くなると、そのコンバータ35による低電圧バッテリ36の充電制御を禁止するようにしている。従って、何らかの原因により出力電圧Vcが過剰に高くなったとしても、そのことが原因で、低電圧バッテリ36が過剰な電力供給を受けて正常に機能しなくなるのを回避できる。このようにして、DC/DCコンバータ35の異常時であっても低電圧バッテリ36が正常に機能するのを保証できる。
【0046】
(2)バッテリは化学反応により電気エネルギを発生する。このため、低電圧バッテリ36の電圧は、MG15による発電が止められると、すぐに下がるとは限らない。従って、仮に充電制御の停止直後に、出力電圧Vcと第2判定値Bとの比較判定を行った場合、しばらくすれば電圧が下がる場合であっても、下がらないとして誤判定をするおそれがある。
【0047】
これに対し、本実施形態では、DC/DCコンバータ35の出力電圧Vcが第1判定値Aより高い場合に、同コンバータ35による低電圧バッテリ36の充電を所定時間T禁止するようにしている。そして、充電制御の停止状態が所定時間T継続した後(図2のステップ150)に、出力電圧Vcと第2判定値Bとの比較判定(ステップ160)を行うようにしている。このため、充電を禁止してから出力電圧Vcが低下するまでの時間を十分確保して、前述した誤判定を少なくすることができる。
【0048】
(3)充電禁止状態が所定時間Tにわたって継続しているにもかかわらず出力電圧Vcが下がらず第2判定値Bよりも高い場合、MG15による発電を禁止するようにしている。従って、DC/DCコンバータ35が短絡した場合には、低電圧バッテリ36に異常を引き起こす原因の1つである、高電圧の電力が発生されなくなる。その結果、低電圧バッテリ36に電力が過剰に供給されて、同低電圧バッテリ36が正常に機能しなくなるのを回避できる。これにともない、低電圧バッテリ36から電力供給を受けているコントローラ37をはじめとする各種電子機器の正常な作動を保証することが可能となる。
【0049】
(4)発電が禁止された後に出力電圧Vcが第2判定値B以下となった場合には充電禁止を解除し、DC/DCコンバータ35による低電圧バッテリ36の通常の充電制御を再開するようにしている。このように蓄電の必要なジャンパスタート後に充電を行うため、不足している低電圧バッテリ36のバッテリ容量(電源として使用する際に役立つ電気量)を早期に回復させることができる。低電圧バッテリ36からコントローラ37等の各種電子機器に所定の電力を供給し、同電子機器を正常に機能させて、制御対象を適正に制御することができる。その結果、エンジン11の始動はもちろんのこと車両を走行させることが確実に可能となる。
【0050】
(5)ジャンパスタート後には、低電圧バッテリ36のバッテリ容量が依然として不足しているため充電が必要である。これに対し本実施形態では、発電禁止後に出力電圧Vcが第2判定値B以下となる場合には、発電禁止を解除するようにしている。このため、発電を再開させて高電圧バッテリ34を充電し、上記(4)の効果をより一層確実なものとすることができる。
【0051】
(6)低電圧バッテリ36への充電が禁止されているときであっても、DC/DCコンバータ35による発電を許可するようにしている。このように発電が継続されることにより高電圧バッテリ34が充電され得るため、高電圧バッテリ34に接続されている電気負荷は動作し続けることが可能となる。
【0052】
なお、本発明は次に示す別の実施形態に具体化することができる。
・第1判定値A、第2判定値B及び所定時間Tの各値を適宜変更してもよい。
・本発明の電力供給装置は、車両に限らず、高電圧蓄電手段及び低電圧蓄電手段といった2つの電源(蓄電手段)を有するものであれば広く適用可能である。
【0053】
・前記実施形態では、DC/DCコンバータ35の出力電圧Vcについての異常をコントローラ37が監視及び判断したが、同コンバータ35自身にこれらの処理を行わせてもよい。
【0054】
・図2のステップ180の処理として、充電禁止解除及び発電禁止解除の一方を省略してもよい。
・図2のステップ160の処理として、第2判定値Bに代えて、低電圧バッテリ36の定格電圧値(12ボルト)を用いてもよい。すなわち、充電禁止状態が所定時間T継続した後に、出力電圧Vcが低電圧バッテリ36の定格電圧値よりも高い場合には、MG15による発電を禁止するようにしてもよい。このようにしても前記実施形態と同様の作用及び効果を奏する。要は、ステップ160では、充電禁止によっても依然として出力電圧Vcが高いかどうかを判定できればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施形態についてその構成を示す略図。
【図2】フェイルセーフ処理の手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
15…MG(モータジェネレータ)、34…高電圧バッテリ、35…DC/DCコンバータ、36…低電圧バッテリ、37…コントローラ、Vc…出力電圧、A…第1判定値、B…第2判定値、T…所定時間。
Claims (7)
- 発電機により発電された電力を蓄電する高電圧蓄電手段と、
前記高電圧蓄電手段の電圧を降圧するコンバータと、
前記コンバータにより降圧された電力を蓄電する低電圧蓄電手段と、
前記コンバータの出力電圧が予め定められた第1判定値よりも高い場合に、前記コンバータによる前記低電圧蓄電手段の充電を禁止する充電禁止手段と
を備えた電力供給装置において、
前記充電禁止手段による充電禁止状態が所定時間継続した後に、前記コンバータの出力電圧が前記低電圧蓄電手段の定格電圧値以上の値として設定された第2判定値よりも高い場合には、前記発電機による発電を禁止する発電禁止手段をさらに備えることを特徴とする電力供給装置。 - 前記充電禁止手段によって前記低電圧蓄電手段への充電が禁止されているときであっても、前記発電機による発電を許可する発電許可手段をさらに備える請求項1に記載の電力供給装置。
- 前記充電禁止手段は、前記コンバータの出力電圧が予め定められた第1判定値より高い場合に、前記コンバータによる前記低電圧蓄電手段の充電を所定時間禁止するものである請求項1又は2に記載の電力供給装置。
- 前記第1判定値は、前記コンバータの出力電圧が通常採り得る範囲の上限値よりも高い値に設定されている請求項1〜3のいずれか1つに記載の電力供給装置。
- 前記第2判定値は、前記低電圧蓄電手段の定格電圧値である請求項1〜4のいずれか1つに記載の電力供給装置。
- 前記第2判定値は、前記低電圧蓄電手段の定格電圧値と前記第1判定値との中間の値である請求項1〜4のいずれか1つに記載の電力供給装置。
- 前記発電禁止手段による発電禁止にともない前記コンバータの出力電圧が前記第2判定値以下となる場合には、前記充電禁止手段による充電禁止を解除する充電禁止解除手段をさらに備える請求項1〜6のいずれか1つに記載の電力供給装置。
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