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JP4587673B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は薬事法指定の防腐剤を含有しない洗浄剤組成物に関するものである。更に詳しくは、特定の香料を使用した、薬事法指定の防腐剤を含有しない洗浄剤組成物に関する。
通常、洗浄剤は、製造から使用開始まで比較的長期間倉庫や店頭などで保存される場合が多く、また使用開始後も少量ずつ使用されるため、製造から全量使用し終わるまで長期間品質が安定している必要がある。従って化粧料の腐敗に伴う変質の防止は、その商品価値を損なわないためにきわめて重要である。
その為、従来化粧料には品質の劣化防止の目的で各種の化学合成品系の防腐剤が用いられている。このような化学合成品系の防腐剤としては、安息香酸及びその塩、イソプロピルメチルフェノール、パラオキシ安息香酸エステル(パラベン)、フェノキシエタノール、ソルビン酸及びその塩、デヒドロ酢酸及びその塩、塩化ベンザルコニウム、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、グルコン酸クロルヘキシジン、感光素などが挙げられる。中でもパラオキシ安息香酸エステルやフェノキシエタノールは化粧料用防腐剤として汎用されている。(非特許文献1)
一般にこれらの化学合成品系の防腐剤は、規定量の添加ではカビ、酵母の発生を防止するには未だ充分ではなく、カビや酵母の発生を充分防止することができるようにするため添加量を多くしたり、顕著な効果を示すものを使用したりすると、皮膚刺激の問題が生じる場合もある。また、化粧品中で発育しやすい大腸菌や緑膿菌等は耐性菌ができやすいため、規定量添加しても腐敗を生ずることもある。
また、天然物、特に植物由来からの抽出物を有効成分とする食品用保存料や、化粧料用防腐剤の開発が進められている。例えば、アルニカ、アロエ、ウイキョウ、エイジツ、オウバク、オウレン、オトギリソウ、カミツレ、クジン、ゲンノショウコ、サルビア、サンザシ、サンショウ、シコン、シソ、シャクヤク、シラカバ、スイカズラ、スギナ、セイヨウキズタ、セイヨウノコギリソウ、セージ、タイム、チャ、チョウジ、トウキ、ドクダミ、ニンニク、ハマメリス、ビワ、ホップ、ムクロジ、メリッサ、ユーカリ、ラベンダー、レモン、ローズマリー等から水や有機溶媒により抽出したものなどが挙げられる。(特許文献1)
しかし、上記の植物抽出物は安全性の点ではクリアするものの、ある特定の菌のみにしか効果が得られなかったり、また抗菌性が比較的弱かったりなど、化学合成品系の防腐剤と同等の防腐効果は得られない。また植物抽出物の中には特異な臭気を有するものが多く、2種類以上の植物抽出物の併用や、植物抽出物と化学合成品系の防腐剤とを併用することにより強い防腐効果を発揮することができても、化粧料へ配合した場合にその臭気などの点より商品価値が低下するため、有効な抗菌活性を示す量を配合することができないなどの問題があった。
また、化粧品の保存性を高める方法として、銀、銅、亜鉛などの抗菌性金属イオンをゼオライトにイオン交換させて抗菌性ゼオライトをつくり、これを有機系防腐剤の代替として頭髪化粧品に利用する技術が知られている(特許文献2)。また、微粒子状の抗菌性ゼオライト、2価以上の多価アルコールもしくは糖類または両者併用した混合物、有機酸もしくはその塩類または両者併用した混合物および水を必須成分として、抗菌性ゼオライトが再凝集や沈殿しにくくした抗菌性化粧料も提案されている。(特許文献3)
しかし、抗菌性ゼオライトは抗菌性の点では優れているが、化粧品用防腐剤として用いると皮膚刺激性が強く、実用性に乏しいという問題があった。
また、抗菌性金属イオンを含有する特定の抗菌性燐酸塩も化粧品用防腐剤として提案されている。(特許文献4)
また、商品に香りを付与するために使用される調合香料を構成する多数の香料の中に、強い抗菌活性を有する数種の香料が存在することが知られており、シンナミックアルデヒドも強い抗菌活性を持つ香料であることが知られている。(非特許文献2)
しかし、強い抗菌活性を有する香料は、非常に強い、化粧品にそぐわない香りを有しており、化粧品に防腐剤として効力が発揮される有効濃度を配合すると、臭くて商品にならないという問題がある。
特開2002−241217号公報 特開昭60−174707号公報 特開2000−7520号公報 特開平5−155733号公報 化粧品の実際知識 東洋経済新報社 1987年発行 Jon J.KABARA,香料系防腐剤 抗菌剤としての精油と香料物質,香粧品・医薬品 防腐・殺菌剤の科学(189−220),フレグランスジャーナル社1990年発行
本発明が解決しようとする問題点は、皮膚刺激他の問題が生じる可能性のある各種化学合成品系の防腐剤を用いず、強い抗菌活性を有する香料を防腐剤として効力が発揮される濃度配合すると、臭気が強すぎて、実際に使用できる洗浄剤組成物を得ることが困難な点である。
本発明者らは上記課題を解決すべく検討を重ねた結果、特別の香気を持つ天然精油と、シンナミックアルデヒドを組み合わせることにより、全体として香りがまろやかになり、シンナミックアルデヒドが防腐剤として効果のある濃度を使用しても香りがまろやかな洗浄剤組成物が得られることを見出し、本発明を完成した。
本発明は、カモミールオイル、ダバナオイル、ガルバナムオイル、バイオレットリーフオイルからなる群から選ばれる1種又は2種以上の精油とシンナミックアルデヒドを含有し、薬事法指定の防腐剤を含まないことを特徴とする洗浄剤組成物であり、詳しくはシンナミックアルデヒドの含有量が0.01〜0.5%であることを特徴とする洗浄剤組成物である。
本発明の洗浄剤組成物は、安息香酸、安息香酸塩類、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、感光素、クロルクレゾール、クロロブタノール、サリチル酸、サリチル酸塩類、ソルビン酸及びその塩類、デヒドロ酢酸及びその塩類、トリクロロヒドロキシジフェニルエーテル(別名トリクロサン)、パラオキシ安息香酸エステル及びそのナトリウム塩、フェノキシエタノール、フェノール、ラウリルジアミノエチルグリシンナトリウム、レゾルシン、亜鉛・アンモニア・銀複合置換型ゼオライト、安息香酸パントテニルエチルエーテル、イソプロピルメチルフェノール、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルヘキシジン、オルトフェニルフェノール、オルトフェニルフェノールナトリウム、グルコン酸クロルヘキシジン、クレゾール、クロラミンT、クロルキシレノール、クロルフェネシン、クロルヘキシジン、1,3―ジメチロール―5,5―ジメチルヒダントイン、臭化アルキルイソキノリニウム、チアントール、チモール、トリクロロカルバニリド、パラクロルフェノール、ハロカルバン、ヒノキチオール、ピリチオン亜鉛、メチルクロロイソチアゾリノン・メチルイソチアゾリノン液、N,N―メチレンビス[N―(3―ヒドロキシメチル―2,5―ジオキソ―4―イミダゾリジニル)ウレア]、ヨウ化パラジメチルアミノスチリルヘプチルメチルチアゾリウムなど薬事法(平13厚労告158・一部改正)に挙げられる防腐剤を用いなくとも、細菌、カビ、酵母等によって品質が劣化しないという利点がある。
本発明に使用するカモミールオイルは、Matricaria chamomilla L.もしくはAnthemis nobilis L.の乾燥した花を水蒸気蒸留して得られる。ダバナオイルはArtemisia pallensの乾燥した全草を水蒸気蒸留して得られる。ガルバナムオイルはセリ科のFerula galbanifluaおよび近縁植物の浸出物を水蒸気蒸留して得られる。バイオレットリーフオイルはViola odorate L.の新鮮な葉を石油エーテルなどで抽出して得られるコンクリートをアルコールで再び抽出して得られる。これら精油類の洗浄剤組成物への添加量は重要であり、洗浄剤組成物中に含有されるシンナミックアルデヒドの0.0001〜3倍量が適当であり、より好ましくは、0.001〜2.5倍量である。前記範囲を外れると洗浄剤組成物の香りに違和感が生じる。
本発明の洗浄剤組成物に含有されるシンナミックアルデヒドの量は洗浄剤組成物に対して0.01〜0.5%であり、より好ましくは0.03〜0.1%である。本発明のシンナミックアルデヒドの割合は重要であり、前記下限範囲をはずれると十分な防腐効果は得られず、上限範囲を超えると洗浄剤組成物の香りに違和感が生じる。
本発明の洗浄剤組成物は上記した必須構成成分の他に、本発明の効果を損なわない範囲において通常の化粧料に用いられる他の成分、例えば、粉末成分、液体油脂、固体油脂、ロウ、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、シリコーン、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、保湿剤、水溶性高分子、増粘剤、皮膜剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、糖、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調製剤、皮膚栄養剤、ビタミン、酸化防止剤、酸化防止助剤、香料、水等を必要に応じて適宜配合し、目的とする剤形に応じて常法により製造することが出来る。
以下に実施例を示して本発明を更に具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
〔配合例1〕
カモミールオイル:シンナミックアルデヒドを70:30の割合で配合した香料1を作成した。
〔配合例2〕
ダバナオイル:シンナミックアルデヒドを70:30の割合で配合した香料2を作成した。
〔配合例3〕
ガルバナムオイル:シンナミックアルデヒドを70:30の割合で配合した香料3を作成した。
〔配合例4〕
バイオレットリーフオイル:シンナミックアルデヒドを70:30の割合で配合した香料4を作成した。
〔配合例5〕
ラベンダーオイル:シンナミックアルデヒドを70:30の割合で配合した香料5を作成した。
〔配合例6〕
カモミールオイル:チモールを70:30の割合で配合した香料6を作成した。
〔配合例7〕
カモミールオイル:ユゲノールを70:30の割合で配合した香料7を作成した
〔試験例1〕
香料1〜香料7の調合香料を用いて枯草菌、大腸菌、黄色ブドウ球菌、緑膿菌に対する生育阻害試験を行った。
試験に用いた微生物は以下の通りである。
学 名 和 名 IFO番号 ATCC番号
Bacillus subtilis 枯草菌 3134 6633
Escherichia coli 大腸菌 3972 8739
Staphylococcus aureus 黄色ブドウ球菌 12732 6538P
Pseudomonas aeruginosa 緑膿菌 13275 9027
使用培地は、Meueller-Hinton Broth Medium " Becton Dickinson and Company "(以下、MH)22gを精製水1000mlに溶かし、121℃、10分間加圧滅菌したものを用いた。
検体の調製は、調合香料とTween80(ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート)を同容量混合攪拌後、液体培地にて0.5%(V/V)となるように希釈したあと、2倍希釈列を作成する。パラオキシ安息香酸類はジメチルスルホキシド(以下、DMSO)に溶解して、検体液とし同様に行った。
菌液の調製は、各菌を1×107CFU/mlに調製した。
培養試験の方法は、検体100μl、菌液5μlをマイクロプレート上に取り、攪拌後密閉して37℃ 16〜18時間培養を行い、最小発育阻止濃度(MIC)判定を行った。
試験結果を表1に示す
Figure 0004587673
表1の結果から香料1〜7は洗浄剤組成物の防腐剤として通常用いられる、パラベン類と比較して、枯草菌、大腸菌、黄色ブドウ球菌、緑膿菌に対して同等の生育阻害効果を示すことがわかる。
〔試験例2〕
香料1〜7の調合香料を用いてカンジダ、クロカビに対する生育阻害試験を行った。
試験に用いた微生物は以下の通りである
学 名 和 名 IFO番号 ATCC番号
Candida albicans カンジダ 1594 10231
Aspergillus niger クロカビ 9455 16404
使用培地は、RPMI-1640 Medium " SIGMA "(以下、RPMI-1640 )10.4gと3-[N-morpholino] propanesulfonic acid “SIGMA” (以下MOPS)34.53gを精製水に溶かし、0.1N NaOHにてpHを7に調整し全量を1000mlとした後、フィルターにて滅菌したものを用いた。
検体の調製は、調合香料とTween80を同容量混合攪拌後、液体培地にて0.5%(V/V)となるように希釈したあと、2倍希釈列を作成する。パラオキシ安息香酸類はDMSOに溶解して、検体液とし同様に行った。
菌液の調製は、カンジダは2.5×103CFU/ml、クロカビは2.0×104CFU/mlに各々調製した。
試験の方法は、検体と菌液各50μl、マイクロプレート上に取り、攪拌後密閉して37℃ 46〜50時間培養を行い、最小発育阻止濃度判定を行った。結果を表2に示す。
Figure 0004587673
表2の結果から香料1〜7は洗浄剤組成物の防腐剤として通常用いられる、パラベン類と比較して、カンジダ、クロカビに対して同等の生育阻害効果を示すことがわかる。
〔配合例8〕
下記処方に従いシャンプーベース1を作成した。
[シャンプーベース1]
ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル
硫酸ナトリウム 9.0
ラウリル硫酸ナトリウム 4.0
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 3.0
高重合メチルポリシロキサン 2.0
メチルポリシロキサン 1.0
ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 1.0
プロピレングリコール 2.0
塩化O−[2−ヒドロキシ−3−トリメチルアン
モニオプロピル]ヒドロキシエチルセルロース 0.5
ジステアリン酸エチレングリコール 2.0
精製水 75.3
合計 99.8
〔実施例1〕
香料1を0.2%シャンプーベース1に賦香して本発明のシャンプー組成物1を得た。
〔実施例2〕
香料2を0.2%シャンプーベース1に賦香して本発明のシャンプー組成物2を得た。
〔実施例3〕
香料3を0.2%シャンプーベース1に賦香して本発明のシャンプー組成物3を得た。
〔実施例4〕
香料4を0.2%シャンプーベース1に賦香して本発明のシャンプー組成物4を得た。
〔比較例1〕
香料5を0.2%シャンプーベース1に賦香してシャンプー組成物5を得た。
〔比較例2〕
香料6を0.2%シャンプーベース1に賦香してシャンプー組成物6を得た。
〔比較例3〕
香料7を0.2%シャンプーベース1に賦香してシャンプー組成物7を得た。
〔比較例4〕
パラオキシ安息香酸メチルを0.2%シャンプーベース1に賦香してシャンプー組成物8を得た。
〔試験例3〕
これら実施例1〜4のシャンプー組成物1〜4と、比較例1〜4のシャンプー組成物5〜8のカビ及び菌に対する防腐効力試験を行った。
試験方法は、50ml容のサンプル瓶に検体29.7gをとり、Group1,2の菌・胞子懸濁液0.3mlを加えよく混和後、25℃の恒温器中に静置。菌接種 3(G1のみ), 7,14,21(G2のみ), 28日後にそれぞれの検体1gを段階希釈し、混釈法にて平板を作成、細菌類は30℃で48時間、真菌類は25℃で3〜7日間培養後、生育コロニー数を計数し、これと希釈倍率を乗じて検体1gあたりの生存菌数(CFU/g)を算出。検体ごとの菌郡別の菌数の挙動を求めた。
試験に用いた、各使用菌株は以下のとおりである。
Group 1:Staphylococcus aureus ATCC #6538
Escherichia coli ATCC #8739
Pseudomonas aeruginosa ATCC #9027
Group 2:Candida albicans ATCC #10231
Aspergillus niger ATCC #16404
Penicillium sp.
試験期間は、2002年7月26日〜8月27日である。
効力の判定は下記判定基準を満たした場合を合格とした。
Group1菌群(細菌類)
接種28日目までに生存細菌数が検出限界未満(<10CFU/g/ml)に減少
Group2菌群(真菌類)
接種28日目までに生存細菌数が接種真菌数の0.1%未満に減少
結果を表3,表4に示す。
Figure 0004587673
Figure 0004587673
表3表4の結果から本発明のシャンプー組成物1〜4は、防腐剤としてパラベンを配合したシャンプー組成物8と比較して、なんら遜色の無いカビ、細菌により製品劣化を起こさない物であることが判る。
〔試験例4〕
実施例1〜4のシャンプー組成物1〜4と、比較例1〜3のシャンプー組成物5〜7のビン香及び頭髪洗浄時の香りの良さを一般パネル(n=9)を用いて官能により評価を行った。
香りの評価基準は下記の通り。
3:全く違和感無くかげる香り。
2:違和感無くかげる香り。
1:違和感がありよくない香り。
0:非常に違和感があり悪い香り。
結果を表5に示す。
Figure 0004587673
表5の結果から、本発明のシャンプー組成物1〜4は、非常に違和感の無いかぎやすい香りであることがわかる。
〔実施例5〕
下記処方に従って本発明のボディソープ1を作成した。
[ボディソープ1]
ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル
硫酸ナトリウム 15.0
ラウリル硫酸トリエタノールアミン 5.0
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 5.0
ジステアリン酸エチレングリコール 2.0
モノパルミチン酸グリセリン 1.0
吸着精製ラノリン 2.0
グリセリン 2.0
プロピレングリコール 3.0
香料1 0.2
精製水 64.8
合計 100.0
〔実施例6〕
下記処方に従って本発明の洗顔料1を作成した。
[洗顔料1]
ステアリン酸 10.0
ラウリン酸 10.0
ステアリルアルコール 6.0
水添ラノリン 4.0
スクワラン 9.0
オクチルドデカノール 3.0
1,3−ブチレングリコール 6.0
ポリエチレングリコール1500 4.0
ポリオキシエチレン(25)セチルエーテル 3.0
モノステアリン酸グリセリン 2.0
水酸化カリウム 適 量
香料2 0.1
精製水 残 量
合計 100.0
本発明によれば、安息香酸, 安息香酸塩類などの各種化学合成品系の防腐剤を用いなくとも、細菌、かび、酵母等によって品質が劣化しない、香りの良い洗浄剤組成物を提供できる。

Claims (1)

  1. ダバナオイル、ガルバナムオイル、バイオレットリーフオイルからなる群から選ばれる1種又は2種以上の精油とシンナミックアルデヒドを含有し、シンナミックアルデヒドの含有量が0.01〜0.5%であり、前記精油とシンナミックアルデヒドの含有量の比が70:30であり、かつ、安息香酸、安息香酸塩類、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、感光素、クロルクレゾール、クロロブタノール、サリチル酸、サリチル酸塩類、ソルビン酸及びその塩類、デヒドロ酢酸及びその塩類、トリクロロヒドロキシジフェニルエーテル(別名トリクロサン)、パラオキシ安息香酸エステル及びそのナトリウム塩、フェノキシエタノール、フェノール、ラウリルジアミノエチルグリシンナトリウム、レゾルシン、亜鉛・アンモニア・銀複合置換型ゼオライト、安息香酸パントテニルエチルエーテル、イソプロピルメチルフェノール、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルヘキシジン、オルトフェニルフェノール、オルトフェニルフェノールナトリウム、グルコン酸クロルヘキシジン、クレゾール、クロラミンT、クロルキシレノール、クロルフェネシン、クロルヘキシジン、1,3―ジメチロール―5,5―ジメチルヒダントイン、臭化アルキルイソキノリニウム、チアントール、チモール、トリクロロカルバニリド、パラクロルフェノール、ハロカルバン、ヒノキチオール、ピリチオン亜鉛、メチルクロロイソチアゾリノン・メチルイソチアゾリノン液、N,N―メチレンビス[N―(3―ヒドロキシメチル―2,5―ジオキソ―4―イミダゾリジニル)ウレア]、ヨウ化パラジメチルアミノスチリルヘプチルメチルチアゾリウムを含まないことを特徴とする洗浄剤組成物。
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