JP4585078B2 - Automatic analyzer and cleaning method for reaction tube - Google Patents
Automatic analyzer and cleaning method for reaction tube Download PDFInfo
- Publication number
- JP4585078B2 JP4585078B2 JP2000102661A JP2000102661A JP4585078B2 JP 4585078 B2 JP4585078 B2 JP 4585078B2 JP 2000102661 A JP2000102661 A JP 2000102661A JP 2000102661 A JP2000102661 A JP 2000102661A JP 4585078 B2 JP4585078 B2 JP 4585078B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cleaning
- reaction tube
- time
- water
- cycle time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検試料の成分分析を自動的に行う自動分析装置、及びこの自動分析装置に設けて好適な反応管の洗浄方法に関し、特に反応管の自動洗浄における洗浄効果の向上等を図った自動分析装置及び反応管の洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動分析装置においては、例えば血液や尿等で代表される被検試料を試薬と共に反応管4内に分注し、例えば反応速度法等の光測定により成分分析を行うようになっているのであるが、測定を終えた反応管を他の被検試料の測定に用いるためには、反応管内の測定済みの反応液(被検試料と試薬との混合液)を廃液して該反応管を洗浄する必要がある。このため、従来の自動分析装置には洗浄ユニットが設けられており、以下に説明するように測定済みの反応液が納められた反応管の洗浄を行うようになっている。
【0003】
すなわち、前記洗浄ユニットは、まず、反応管内に高濃度サクションノズルを差し込むと共に廃液ポンプを駆動し、測定済みの反応液をこの高濃度サクションノズルを介して吸引し装置外に廃液する。
【0004】
次に、廃液された反応管に対して洗浄ノズルを差し込み、この洗浄ノズルを介してアルカリ性の希釈液を反応管内に吐出し、真空ポンプを駆動してこのアルカリ性の希釈液を吸引して廃液する。
【0005】
次に、アルカリ性の希釈液が廃液された反応管に対して洗浄ノズルを差し込み、この洗浄ノズルを介して酸性洗剤を反応管内に吐出し、真空ポンプを駆動してこの酸性洗剤を吸引して廃液する。
【0006】
次に、複数段設けられた各純水洗浄ノズルを介して、この酸性洗剤が廃液された反応管に対して純水を吐出し、真空ポンプを駆動してこの洗浄液を吸引して廃液する動作を複数回にわたって繰り返し実行する。
【0007】
最後に、洗浄液が廃液された反応管内に乾燥ノズルを差し込み、この乾燥ノズルを介して反応管内の残水を吸引して一連の洗浄工程を終了する。
【0008】
このような洗浄動作は、例えば一つの反応管の反応液に基づいて複数項目の測定を行うシングルマルチ型の自動分析装置で行われており、また、所定の反応管内の反応液を測定している最中に測定済みの反応管を洗浄する等のように、測定動作と並行して行われるようになっている。そして、アルカリ性の希釈液及び酸性洗剤を用いて洗浄を行うようになっているため、短時間で効率的に反応管の洗浄が可能となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の自動分析装置は、アルカリ性の希釈液及び酸性洗剤を用いて反応管の洗浄を行うことで、洗浄時間の短縮化を図ることができるのはよいが、前述のように洗浄動作は測定動作と並行して行われるため、各反応管の洗浄に割り当てることのできる時間は僅か数秒と非常に短時間である。このため、洗浄を行っても反応管に汚れが残存し、この汚れが長年に渡って蓄積されることが懸念される。そして、この蓄積された汚れにより、気泡の付着等で突発的なデータ異常や測定データのバラツキ等が発生するおそれがある。
【0010】
この問題は、洗浄ノズルの段数を増設することで改善が見込まれるが、洗浄ノズルを増設すると、自動分析装置の構成が複雑化するうえ、洗剤や純水の使用量も倍増し好ましいことではない。
【0011】
従って、反応管内に汚れが蓄積しないように、定期的に反応管を手洗浄することが好ましいのであるが、この手洗浄は、数百個もある反応管を全て装置から取り外し、これらを洗剤に浸けた後、一つ々々ブラシ等で洗う作業である。このため、この手洗浄の励行をユーザに強いることはできず、結局、サービスマンが出向いて手洗浄を行う、サービスレベルでの対応が必要となる。
【0012】
しかし、近年における反応管は、被検試料や試薬の微量化を図るために例えば5mm×4mm角と小型化されており、容易に手洗浄できる大きさや構造ではなく、手洗浄に細心の注意を必要とする。また、自動分析装置の処理検体数に応じて反応管内の汚れの蓄積の仕方が異なるため、手洗浄を行うタイミングは各装置毎に異なり、事前に各装置毎に稼働実績等を調べ、各装置毎に最適なタイミングで手洗浄を行う必要がある。このため、この手洗浄のサービスの実現は困難であり、現実的なものではない。
【0013】
なお、反応管に超音波を照射して洗浄を行うことも考えられるが、反応管に強力な超音波を照射すると、この超音波により反応管の表面に微細な傷が付き、該反応管が無数の傷により次第に白濁したような状態となる。この傷が発生すると、光測定の際の光の屈折率や透過率が変化し正確な測定に支障を来すため、反応管の洗浄に超音波を用いることは適さない。
【0014】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、測定動作と並行して反応管の洗浄を行う場合に比べて、反応管に対する洗浄効果を向上させることを目的とする。
【0015】
請求項1の本発明に係る自動分析装置は、上述の課題を解決するための手段として、試料及び試薬を反応管に分注して、その混合液を測定する自動分析装置において、前記反応管へ洗浄水を吐出すると共に前記反応管内の洗浄水を吸引する洗浄手段と、測定動作と並行して行われる洗浄モードにおける洗浄サイクル時間に対応する第1の洗浄サイクル時間と、当該第1の洗浄サイクル時間よりも長く、測定動作を行わない時間に行う洗浄モードにおける洗浄サイクル時間に対応する第2の洗浄サイクル時間とを設定する洗浄サイクル時間設定手段と、前記第1の洗浄サイクル時間及び前記第2の洗浄サイクル時間に基づいて、前記洗浄水が前記反応管に吐出されてから吸引されるまでの時間を設定する吸引時間設定手段と、前記測定動作を行わない時間に、前記反応管に所定の洗浄水を吐出してから前記吸引時間設定手段により設定された時間経過後に、この吐出した洗浄水を吸引するように前記洗浄手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0017】
また、請求項6の本発明に係る反応管の洗浄方法は、上述の課題を解決するための手段として、反応管へ洗浄水を吐出すると共に前記反応管内の洗浄水を吸引し、試料及び試薬を反応管に分注して、その混合液を測定する測定動作と並行して行われる洗浄モードにおける洗浄サイクル時間に対応する第1の洗浄サイクル時間と、当該第1の洗浄サイクル時間よりも長く、測定動作を行わない時間に行う洗浄モードにおける洗浄サイクル時間に対応する第2の洗浄サイクル時間とを設定し、前記第1の洗浄サイクル時間及び前記第2の洗浄サイクル時間に基づいて、前記洗浄水が前記反応管に吐出されてから吸引されるまでの時間を設定し、前記測定動作を行わない時間に、前記反応管に所定の洗浄水を吐出してから前記吸引時間設定手段により設定された時間経過後に、この吐出した洗浄水を吸引するように前記洗浄手段を制御することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
まず、本発明を適用した第1の実施の形態の自動分析装置の構成を図1〜図3を参照して説明する。
【0023】
図1は、この第1の実施の形態の自動分析装置の全体構成を示す斜視図である。この自動分析装置は、被検試料の各種成分と反応する試薬を納めた複数の試薬ボトルを収納した試薬ラック1を設置可能な試薬庫2及び3と、円周上に複数の反応管4を配置した反応ディスク5と、被検試料が納められた被検試料容器17がセットされるディスクサンプラ6とを有している。
【0024】
試薬庫2,3、反応ディスク5及びディスクサンプラ6は、それぞれ駆動装置により回動されるようになっている。測定に必要な試薬は、試薬庫2或いは試薬庫3の試薬ラック1に収納されている試薬ボトル7から、それぞれ分注アーム8或いは分注アーム9を用いて反応ディスク5上の反応管4に分注される。
【0025】
また、ディスクサンプラ6上に配置されている被検試料容器17に納められた被検試料は、サンプリングアーム10のサンプリングプローブ16により、反応ディスク5上の反応管4に分注される。被検試料と試薬が分注された反応管4は、反応ディスク5の回動により撹拌位置まで移動し、撹拌ユニット11により被検試料と試薬が撹拌され混合液(反応液)が形成される。その後、測光系13は、測光位置まで移動した反応管4に対して光を照射して反応管4内の反応液の吸光度変化を測定することにより、被検試料の成分分析を行う。そして、分析が終了すると、反応管4内の反応液は廃棄され、その後反応管4は洗浄ユニット12により洗浄されるようになっている。
【0026】
次に、図2は、前記洗浄ユニット12の制御の流れを説明するためのブロック図である。当該実施の形態の自動分析装置は、測定動作と並行して反応管4の洗浄を行う通常の洗浄モード(ノーマル洗浄モード)の他に、一日の測定終了後に全ての反応管4を洗浄する「デイウォッシュモード」、及び一週間毎に全ての反応管4を洗浄する「ウイークエンドウォッシュモード」が設けられている。
【0027】
なお、当該実施の形態においては、一日の終わり、或いは週の終わりに反応管4をまとめて洗浄するモードが設けられているものとして説明を進めるが、本発明に係る技術的思想は、測定の空き時間(待ち時間)を利用して反応管を洗浄することにある。このため、この「一日の終わり」或いは「週の終わり」は、前記「測定の空き時間」の一例であり、例えば午前中の測定終了から午後の測定開始までの間の空き時間を利用して反応管4の洗浄を行い、或いは3日や10日毎に反応管4の洗浄を行う等のように、他の空き時間を利用した洗浄モードを設けても良いことは勿論のこととして理解されたい。
【0028】
図2に示す操作部21は、当該自動分析装置のコンソールに設けられている操作部を示しており、ユーザは、この操作部21を操作して、前述の洗浄モードの設定や、この設定した洗浄モードにおいて一つの反応管4の洗浄にかける時間(洗浄サイクルタイム)等を設定するようになっている。
【0029】
また、当該自動分析装置は、この操作部21の他、操作部21で設定された洗浄モードを示す洗浄モードデータや洗浄サイクルタイムを示す洗浄サイクルタイムデータ等を記憶するメモリ22と、測定の終了を検出する測定終了検出部23と、測定終了検出部23により測定の終了が検出された際にメモリ22に記憶されている洗浄モードデータ及び洗浄サイクルタイムデータ等に基づいて前記洗浄ユニット12を制御する制御部24とを有している。
【0030】
次に、図3は、当該自動分析装置における前記洗浄ユニット12を含む洗浄系のブロック図である。この図3において、当該自動分析装置の洗浄系は、アルカリ性洗剤の原液が納められたアルカリ洗剤ボトル30と、酸性洗剤の原液が納められた酸性洗剤ボトル31と、このアルカリ洗剤ボトル30に納められたアルカリ性洗剤の原液と純水とを混合してアルカリ性洗剤水を形成すると共に、酸性洗剤ボトル31に納められた酸性洗剤の原液と純水とを混合して酸性洗剤水を形成する洗剤ポンプ32とを有している。
【0031】
また、この洗浄系は、図2に示した制御部24の通電により、アルカリ性洗剤の原液,酸性洗剤の原液及び洗剤ポンプ32で形成されたアルカリ性洗剤水や酸性洗剤水の流れを制御する電磁バルブ33,34を有している。なお、この図3に示す各電磁バルブ33,34等に付されている「NO(ノーマルオープン)」の記号は、その電磁バルブが、非通電時には開状態となっており、通電時に閉状態となる電磁バルブであることを示し、「NC(ノーマルクローズ)」の記号は、その電磁バルブが、非通電時には閉状態となっており、通電時に開状態となる電磁バルブであることを示し、「COM(共通孔)」の記号は、その電磁バルブが共通バルブであることを示している。
【0032】
洗浄ユニット12は、反応管4に対して高濃度水の吐出及び吸引を行う第1の洗浄ノズルユニット35と、反応管4に対してアルカリ性洗剤水の吐出及び吸引を行う第2の洗浄ノズルユニット36と、反応管4に対して酸性洗剤水の吐出及び吸引を行う第3の洗浄ノズルユニット37と、反応管4に対して純水の吐出及び吸引を行う第4,第5の洗浄ノズルユニット38,39と、反応管4内の残水の吸引を行うサクションノズルユニット40と、残水が吸引された反応管4内を乾燥させる乾燥ノズルユニット41とで構成されている。
【0033】
各ノズルユニット35〜41は、それぞれ上下機構35a〜41aを有しており、前記制御部24は、この上下機構35a〜41aを介して各ノズルユニット35〜41を上昇制御及び下降制御するようになっている。
【0034】
第1の洗浄ノズルユニット35及び第4,第5の洗浄ノズルユニット38,39は、分岐管42,電磁バルブ43を介して、該各ノズルユニット35,38,39に純水を供給するための洗浄用ベローズポンプ44に接続されている。
【0035】
また、第1の洗浄ノズルユニット35は、高濃度廃液用ベローズポンプ45,46に接続されており、洗浄用ベローズポンプ44を介して反応管4内に吐出された高濃度水の廃液を、この高濃度廃液用ベローズポンプ45,46により吸引して廃液するようになっている。
【0036】
また、第4,第5の洗浄ノズルユニット38,39は、それぞれ分岐管47,48を介して真空ポンプ49,50(VP)に接続されており、洗浄用ベローズポンプ44を介して反応管4内に吐出された純水の廃液を、この真空ポンプ49,50により吸引して廃液するようになっている。
【0037】
第2の洗浄ノズルユニット36は、分岐管51及び電磁バルブ33を介して前記洗剤ポンプ32に接続されると共に、分岐管48を介して真空ポンプ50に接続されており、洗剤ポンプ32を介して反応管4内に吐出されたアルカリ性洗剤水を、真空ポンプ50により吸引して廃液するようになっている。
【0038】
同様に、第3の洗浄ノズルユニット37は、分岐管51及び電磁バルブ34を介して前記洗剤ポンプ32に接続されると共に、分岐管48を介して真空ポンプ50に接続されており、洗剤ポンプ32を介して反応管4内に吐出された酸性洗剤水を、真空ポンプ50により吸引して廃液するようになっている。
【0039】
サクションノズルユニット40は、分岐管48を介して真空ポンプ50に接続されており、反応管4内の残水をこの真空ポンプ50により吸引して廃液するようになっている。
【0040】
そして、乾燥ノズルユニット41は、電磁バルブ52を介して真空ポンプ53に接続されると共に真空ポンプ54に接続されており、該各真空ポンプ53,54により反応管4内を乾燥させるようになっている。
【0041】
各反応管4は、この第1の洗浄ノズルユニット35から乾燥ノズルユニット41までの間を順に移動制御されることで、「高濃度水の吐出」→「高濃度水の吸引」→「アルカリ性洗剤水の吐出」→「アルカリ性洗剤水の吸引」→「酸性洗剤水の吐出」→「酸性洗剤水の吸引」→「第1回目の純水の吐出」→「第1回目の純水の吸引」→「第2回目の純水の吐出」→「第2回目の純水の吸引」」→「残水の吸引」→「乾燥」の順に各洗浄工程が施されるようになっている。
【0042】
次に、このように構成された当該実施の形態の自動分析装置における「まとめ洗浄」の制御の流れについて図1乃至図5を参照しながら説明する。図4は、この「まとめ洗浄」時における各部の制御の流れを示すフローチャート、図5は、ユーザにより設定された洗浄サイクルタイムに基づいて制御される洗剤(アルカリ性洗剤水或いは酸性洗剤水)の吐出及び吸引のタイミングを示すタイムチャートである。
【0043】
まず、この「まとめ洗浄」を実行するためには、ユーザが図2に示す操作部21を操作して洗浄モードの設定、一つの反応管4の洗剤洗浄に掛ける時間(ノズルを下降制御して洗剤を吐出してから廃液を行いノズルを上昇制御するまでの時間=洗浄サイクルタイム)の設定、及び各反応管4の洗浄回数(洗浄カウント)等の設定を行う必要がある。前述のように当該実施の形態の自動分析装置には、この「まとめ洗浄」として一日の終わりに全ての反応管4をまとめて洗浄する「デイウォッシュモード」と、一週間毎に全ての反応管4をまとめて洗浄する「ウイークエンドウォッシュモード」が設けられている。
【0044】
制御部24は、ユーザにより「デイウォッシュモード」或いは「ウイークエンドウォッシュモード」が選択されると、この選択された洗浄モードを示す洗浄モードデータをメモリ22に記憶制御する。また、制御部24は、ユーザにより洗浄サイクルタイム及び洗浄カウントが設定されると、これらに対応する洗浄サイクルタイムデータ及び洗浄カウントデータをメモリ22に記憶制御する。
【0045】
なお、このまとめ洗浄を行う目的は、反応管4に付着した汚れをきれいに洗浄することにあるため、測定動作と並行して行われる通常の洗浄サイクルタイムが例えば「4.5秒」であった場合、まとめ洗浄時における洗浄サイクルタイムは例えば「6秒」に設定する等のように、通常の洗浄サイクルタイムよりも長めに設定することが好ましいであろう。
【0046】
当該実施の形態の自動分析装置は、このメモリ22に記憶された記憶事項に基づき、図4に示すフローチャートに従って動作することで、反応管4のまとめ洗浄を実行する。
【0047】
すなわち、図2に示す測定終了検出部23は、例えばタイマにより現在の時刻を監視しており、また、測定系からのフラグ情報により稼働状態を監視している。図4に示すフローチャートのステップS1では、この測定終了検出部23が、前記タイマによる現在の時刻や測定部の稼働状態に基づいて、現在、当該自動分析装置は通常の測定動作を行っているか否かを判別する。制御部24は、測定終了検出部23により、現在、当該自動分析装置において通常の測定動作が終了したものと判断された場合は(Noの場合は)ステップS2に進み、測定終了検出部23により、現在、当該自動分析装置において通常の測定動作が行われているものと判断された場合は(Yesの場合は)ステップS13に進み、この図4のフローチャートに示すルーチンを実行することなく、そのまま測定動作を継続制御する。
【0048】
次に、ステップS2に進むと、制御部24は、反応管4に吐出した洗剤水を吸引して廃液するまでの待ち時間(吸引待ち時間)を算出してステップS3に進む。具体的には、反応管4の通常の洗浄サイクルタイムが例えば「4.5秒」であり、このまとめ洗浄に対してユーザが設定した洗浄サイクルタイムが例えば「6秒」であった場合、制御部24は、まとめ洗浄に対してユーザが設定した洗浄サイクルタイムから通常の洗浄サイクルタイムを減算処理した値を吸引待ち時間(Td)として算出する(Td=6秒−4.5秒=1.5秒)。
【0049】
次に、この吸引待ち時間(Td)を算出してステップS3に進むと、制御部24は、各洗浄ノズルユニット35〜41や反応ディスク5等を初期位置(ホーム位置:Home)に移動制御してステップS4に進み、当該まとめ洗浄における1サイクル目の洗浄動作が開始される。なお、この例においては、前記「洗浄カウント」が例えば「2」に設定されており、これにより各反応管4が2回ずつ(2サイクル)洗浄されるものとして説明を進める。
【0050】
洗浄動作が開始されると、制御部24は、ステップS5において、図3に示す上下機構35aを介して第1の洗浄ノズルユニット35を反応管4内に下降制御して高濃度水を吐出し吸引することで仮洗浄を行い、該洗浄ノズルユニット35を反応管4内から上昇制御した後に、上下機構36aを介して第2の洗浄ノズルユニット36を下降制御してステップS6に進む。ステップS6では、制御部24が、洗剤ポンプ32により形成されたアルカリ洗剤水を反応管4内に吐出するように第2の洗浄ノズルユニット36を制御すると共に、このアルカリ洗剤水を吐出したタイミングで経過時間のカウントを開始してステップS7に進む。
【0051】
前述のように、この例における前記吸引待ち時間は例えば1.5秒となっているため、制御部24は、ステップS7において、反応管4内にアルカリ洗剤水を吐出してから1.5秒経過したか否か(吸引待ち時間が経過したか否か)を判別する。そして、吸引待ち時間が経過していない場合は(Noの場合は)、吸引待ち時間が経過するまで反応管4内をアルカリ洗剤水で満たした状態で待機し、吸引待ち時間が経過したタイミングでステップS8に進む。
【0052】
ステップS8では、吸引待ち時間が経過したため、制御部24が、反応管4内のアルカリ洗剤水を吸引するように第2の洗浄ノズルユニット36及び真空ポンプ50を制御してステップS9に進む。これにより、反応管4内のアルカリ洗剤水が、真空ポンプ50により分岐管48を介して廃液されることとなる。
【0053】
ステップS9では、制御部24が上下機構36aを上昇制御することにより、アルカリ洗剤水の廃液が終了した反応管4内から第2の洗浄ノズルユニット36を上昇させてステップS10に進む。
【0054】
このようなステップS5からステップS9における第2の洗浄ノズルユニット36の下降制御から上昇制御までの各タイミングは、図5に示すようになっている。すなわち、図5(a)の時刻t1において第2の洗浄ノズルユニット36が下降制御されたとすると、この下降制御後の時刻t2〜時刻t3の間にアルカリ洗剤水を反応管4内に吐出制御し、このアルカリ洗剤水の吐出から1.5秒の吸引待ち時間Tdが経過した時刻t4〜時刻t5の間に反応管4内のアルカリ洗剤水を吸引して廃液し、この廃液後の時刻t6に第2の洗浄ノズルユニット36を上昇制御する。この第2の洗浄ノズルユニット36の下降制御から上昇制御までの間である時刻t1〜時刻t6の間がまとめ洗浄時における洗浄サイクルタイムとなっている。
【0055】
次に、ステップS10では、制御部24が、図3に示す上下機構38aを介して第4の洗浄ノズルユニット38を下降制御すると共に、洗浄用ベローズポンプ44を駆動し、アルカリ洗剤水による洗剤洗浄が終了した反応管4に対して、該洗浄用ベローズポンプ44からの純水を吐出制御する。そして、真空ポンプ49を吸引駆動して反応管4内の純水を吸引制御して廃液する。これにより、第1回目の純水による洗浄工程が終了する。
【0056】
また、このような第1回目の純水による洗浄工程が終了すると、制御部24は、上下機構39aを介して第5の洗浄ノズルユニット39を下降制御すると共に、洗浄用ベローズポンプ44を駆動し、第1回目の純水による洗浄工程が終了した反応管4に対して、該洗浄用ベローズポンプ44からの純水を吐出制御する。そして、真空ポンプ49を吸引駆動して反応管4内の純水を吸引制御して廃液する。これにより、第2回目の純水による洗浄工程が終了する。すなわち、当該実施の形態の自動分析装置においては、純水による反応管4の洗浄を続けて2回行うことにより、反応管4内に洗剤を残さないようになっている。
【0057】
さらに、この第2回目の純水による洗浄工程が終了すると、制御部24は、上下機構40aを介してサクションノズルユニット40を下降制御すると共に、真空ポンプ50を吸引駆動して、第2回目の純水による洗浄工程が終了した反応管4内の残水を吸引制御して廃液する。
【0058】
ステップS10は、このような純水による2回の洗浄工程と、サクションノズルユニット40による残水の吸引工程とを実行するようになっており、これら各行程が終了した時点で、反応管4のアルカリ洗剤水(及び純水)による洗浄工程が終了する。
【0059】
ここで、このステップS5からステップS10においては、反応管4をアルカリ洗剤水(及び純水)で洗浄するものとして説明を行ったのであるが、当該実施の形態の自動分析装置は、高い洗剤洗浄効果を得るためにこのアルカリ洗剤水による洗剤洗浄の他、酸性洗浄水による洗剤洗浄も行うようになっている。このため、当該実施の形態の自動分析装置では、前述のアルカリ洗剤水による洗剤洗浄の終了後に、第3の洗浄ノズル37を下降制御して洗剤ポンプ32により形成された酸性洗剤水を反応管4内に吐出し、前記吸引待ち時間経過後に真空ポンプ50を吸引駆動して反応管4内の酸性洗剤水を吸引して廃液する。そして、この廃液後に第3の洗浄ノズル37を上昇制御し、前述の純水による2回の洗浄工程及び残水吸引工程を実行する。
【0060】
従って、図4のフローチャートは、一度目の洗剤洗浄、すなわち、アルカリ洗剤水による洗剤洗浄と、純水による2回の洗浄工程及び残水吸引工程が終了した後にステップS11に進むようになっているが、実動作は、アルカリ洗剤水による洗剤洗浄に続いて酸性洗剤水による洗剤洗浄が一連の工程で行われ、この酸性洗剤水による洗剤洗浄終了後にステップS11に進むものと理解されたい(ステップS5からステップS10までの各ルーチンは、アルカリ洗剤水による洗剤洗浄と、酸性洗剤水による洗剤洗浄とでそれぞれ実行されるものと理解されたい。)。
【0061】
次に、当該実施の形態の自動分析装置では、各反応管4に対しそれぞれステップS5からステップS10の洗浄行程が順次流れ作業的に施されるようになっているのであるが、制御部24は、このステップS5からステップS10の洗浄工程が施された(終了した)反応管4の数をカウントしている。
【0062】
ステップS11では、制御部24が、このカウント値に基づいて、当該自動分析装置の全ての反応管4に対して、ステップS5からステップS10の洗浄工程が施されたか否かを判別し、Yesの場合はステップS12に進み、Noの場合はステップS5に戻り、該洗浄工程が終了していない反応管4に対してステップS5からステップS10の洗浄工程を施すこととなる。
【0063】
具体的には、当該実施の形態の自動分析装置に例えば165本の反応管4がセットされていたとすると、制御部24は、ステップS5からステップS10の洗浄工程が終了する毎に1カウントずつカウント値をインクリメントする。そして、この場合、「165」のカウント値を検出するまではステップS5に戻り、このステップS5からステップS10の洗浄行程を継続制御し、「165」のカウント値を検出したタイミングでステップS12に進むこととなる。
【0064】
次に、当該実施の形態の自動分析装置においては、前述のように各反応管4の洗浄回数(洗浄カウント)を予め設定するようになっている。この洗浄回数は、一連の全ての反応管4の洗浄工程が終了した時点で1カウントとして計数するようになっている。すなわち、当該実施の形態の自動分析装置に例えば165本の反応管4がセットされていたとすると、この165本の反応管4が全て洗浄された時点で1カウントとして計数するようになっている。
【0065】
ステップS12では、制御部12が、ユーザにより予め設定された洗浄回数と、実際の洗浄回数とを比較し、実際の洗浄回数がユーザにより予め設定された洗浄回数と一致したか否かを判別する。
【0066】
すなわち、ユーザにより予め設定された洗浄回数が例えば「3」であった場合、前記165本の反応管4が全て洗浄された回数が「3回」であるか否かを判別する。そして、実際の洗浄回数が、ユーザにより予め設定された洗浄回数に満たない場合は(Noの場合は)、ステップS5に戻り、前述の「アルカリ性洗剤水の吐出」→「アルカリ性洗剤水の吸引」→「酸性洗剤水の吐出」→「酸性洗剤水の吸引」→「第1回目の純水の吐出」→「第1回目の純水の吸引」→「第2回目の純水の吐出」→「第2回目の純水の吸引」」→「残水の吸引」の各洗浄工程が実行され、実際の洗浄回数が、ユーザにより予め設定された洗浄回数になった場合は(Yesの場合は)洗浄は終了する。
【0067】
これにより、全ての反応管4を、ユーザに設定された回数ずつ洗浄することができる。なお、1本の反応管4のサイクルタイムを例えば「6秒」に設定した場合、165本の反応管4の1回の洗浄は16分程度で終了する。
【0068】
例えば「デイウォッシュモード」が選択された場合には、1日の検査の終了後に全ての反応管4の一日の汚れをきれいに洗浄して次回の検査に備えることができ、また、「ウイークエンドウォッシュモード」が選択された場合には、検査の終了後に全ての反応管4の一週間の汚れをきれいに洗浄して次回の検査に備えることができる。これらの場合は、測定に備える必要がないので、洗浄モード終了の後、セルに純水を満たす等のモードを持つことが一般的である。
【0069】
以上の説明から明らかなように、当該実施の形態の自動分析装置は、測定を行っていない空き時間を利用して反応管の洗浄を集中的に行うことができるうえ、反応管に吐出された洗浄水を、通常よりも長い時間、反応管内に留めておくことができるため、洗浄効果の向上を図ることができ、反応管に汚れが蓄積する不都合を防止することができる。また、反応管の自動洗浄における洗浄効果の向上を図ることができる。このため、多数の反応管を定期的に手洗浄する面倒な作業を不要とすることができる。また、反応管内の汚れの蓄積を防止することができ、常に正確な測定が可能な状態に反応管を保持して、突発的なデータ異常や測定データのバラツキ等が発生する不都合を防止することができる。また、洗浄手段の簡単な制御により構成簡単かつ低コストで実現することができるため、洗浄ノズルを増設する等して装置の構成が複雑化しコスト高となる不都合を防止することができる。さらに、洗浄に超音波を用いていないため、傷付けることなく反応管の洗浄を行うことができる。また、測定動作と並行して反応管4の洗浄を行う通常の洗浄モード(ノーマル洗浄モード)の他に、例えば「デイウォッシュモード」或いは「ウイークエンドウォッシュモード」等のような、全ての反応管4をまとめて洗浄する洗浄モード(まとめ洗浄モード)が設けられているため、一日の終わり、或いは週の終わり等に全ての反応管4をまとめてきれいに洗浄することができる。
【0070】
また、このまとめ洗浄モードでは、洗浄サイクルが、ノーマル洗浄モードのよりも長めに設定されるため、ノーマル洗浄モードでは洗浄しきれずに反応管4に付着していた汚れもきれいに洗浄することができる。このため、反応管に汚れが残存し、また、残存した汚れが蓄積される不都合を防止することができるうえ、この残存した汚れが原因で突発的なデータ異常や測定データのバラツキ等が発生する不都合を防止することができる。
【0071】
また、反応管4に汚れが蓄積する不都合を防止することができるため、例えばサービスマンにより定期的に全ての反応管4を手洗浄するメンテナンスサービスを不要とすることができる(或いはメンテナンスサービスを行う期間を長くすることができる。)。このため、全ての反応管4を手洗浄する労力を省略或いは軽減することができる。
【0072】
また、洗浄ノズルの段数を増設する等のように、ハードウェアに変更を加えることなく実現することができるため、当該自動分析装置の構成が複雑化する不都合を防止することができ、また、洗浄ノズルの段数を増設することで洗剤や純水の使用量が倍増する不都合を防止することができる。
【0073】
また、洗浄に超音波を使用していないため、超音波により反応管の表面に発生した微細な傷により、光測定の際の光の屈折率や透過率が変化して正確な測定に支障を来す不都合を防止することができ、反応管を常に正確な光測定が可能な状態に保持することができる。
【0074】
また、アルカリ洗剤水や酸性洗剤水等の洗剤水を吐出した場合に、前記吸引待ち時間をおいて吸引を行うこととしたが、この吸引待ち時間の概念は、洗剤以外の例えば純水等を吐出した場合にも適用してもよい(洗剤以外の純水等を吐出した場合に吸引待ち時間をおいて吸引を行うようにしてもよい。)。
【0075】
また、ユーザにより設定された洗浄回数分、アルカリ洗剤水及び酸性洗剤水による洗剤洗浄を行うこととしたが、これは、例えば1回目の洗浄工程では洗剤を用い、2回目の洗浄工程以降は洗剤を用いずに純水のみで洗浄を行うようにしてもよい。この場合、2回目の洗浄工程以降の洗浄工程においては、図3に示す第2の洗浄ノズルユニット36及び第3の洗浄ノズルユニット37からのアルカリ洗剤水及び酸性洗剤水による洗剤洗浄は行われないため、使用する洗剤の節約を図ることができる。
【0076】
そして、この他であっても、本発明は、上述の実施の形態に限定されることはなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、例えば設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
【0077】
本発明に係る自動分析装置及び反応管の洗浄方法は、測定動作と並行して反応管の洗浄を行う場合に比べて、反応管に対する洗浄効果を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動分析装置及び反応管の洗浄方法を適用した実施の形態となる自動分析装置の外観を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態の自動分析装置に設けられている洗浄制御系のブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態の自動分析装置に設けられている洗浄系のブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態の自動分析装置の洗浄動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態の自動分析装置の洗浄動作を説明するためのタイムチャートである。
【符号の説明】
1…試薬ラック、2…試薬庫、3…試薬庫、4…反応管、5…反応ディスク、6…ディスクサンプラ、7…試薬ボトル、8…分注アーム、9…分注アーム、10…ディスクサンプラ用分注アーム、11…撹拌ユニット、12…洗浄ユニット、13…測光系、14…プローブ、15…プローブ、16…サンプリングプローブ、17…被検試料容器、21…操作部、22…メモリ、23…測定終了検出部、24…制御部、30…アルカリ洗剤ボトル、31…酸性洗剤ボトル、32…洗剤ポンプ、35…第1の洗浄ノズルユニット、36…第2の洗浄ノズルユニット、37…第3の洗浄ノズルユニット、38…第4の洗浄ノズルユニット、39…第5の洗浄ノズルユニット、40…サクションノズルユニット、41…乾燥ノズルユニット[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an automatic analyzer that automatically performs component analysis of a test sample, and a reaction tube cleaning method that is preferably provided in the automatic analyzer, and in particular, to improve the cleaning effect in automatic cleaning of reaction tubes. The present invention relates to an automatic analyzer and a method for cleaning a reaction tube.
[0002]
[Prior art]
In a conventional automatic analyzer, for example, a test sample typified by blood or urine is dispensed into a reaction tube 4 together with a reagent, and component analysis is performed by light measurement such as a reaction rate method. However, in order to use the measured reaction tube for measurement of another test sample, the measured reaction solution (mixed solution of the test sample and the reagent) in the reaction tube is discarded and the reaction tube is used. Need to be cleaned. For this reason, the conventional automatic analyzer is provided with a washing unit, and the reaction tube containing the measured reaction solution is washed as described below.
[0003]
That is, the cleaning unit first inserts a high-concentration suction nozzle into the reaction tube and drives the waste liquid pump, and sucks the measured reaction liquid through the high-concentration suction nozzle to drain it out of the apparatus.
[0004]
Next, a washing nozzle is inserted into the waste reaction tube, and an alkaline diluent is discharged into the reaction tube through this washing nozzle, and a vacuum pump is driven to suck and discharge the alkaline diluent. .
[0005]
Next, a cleaning nozzle is inserted into the reaction tube in which the alkaline diluting liquid is discarded, and the acidic detergent is discharged into the reaction tube through the cleaning nozzle, and the vacuum pump is driven to suck the acidic detergent and discharge the waste liquid. To do.
[0006]
Next, through each of the pure water cleaning nozzles provided in a plurality of stages, the operation of discharging the pure water to the reaction tube in which the acidic detergent has been drained and driving the vacuum pump to suck the cleaning liquid to waste Is repeatedly executed several times.
[0007]
Finally, a drying nozzle is inserted into the reaction tube from which the cleaning liquid is discarded, and the residual water in the reaction tube is sucked through the drying nozzle to complete a series of cleaning steps.
[0008]
Such a washing operation is performed by, for example, a single-multi type automatic analyzer that measures a plurality of items based on a reaction solution in one reaction tube, and measures a reaction solution in a predetermined reaction tube. It is performed in parallel with the measurement operation, such as washing the measured reaction tube during the operation. And since it wash | cleans using an alkaline dilution liquid and acidic detergent, the reaction tube can be wash | cleaned efficiently in a short time.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional automatic analyzer can reduce the washing time by washing the reaction tube with an alkaline diluent and an acidic detergent. Since it is performed in parallel with the measurement operation, the time that can be allocated to the cleaning of each reaction tube is only a few seconds, which is very short. For this reason, there is a concern that dirt remains in the reaction tube even after washing, and this dirt accumulates over many years. Then, the accumulated dirt may cause sudden data abnormality due to bubble adhesion, variation in measurement data, and the like.
[0010]
This problem can be improved by increasing the number of stages of cleaning nozzles, but adding additional cleaning nozzles is not desirable because it complicates the configuration of the automatic analyzer and doubles the amount of detergent and pure water used. .
[0011]
Therefore, it is preferable to periodically clean the reaction tubes manually so that dirt does not accumulate in the reaction tubes. This manual cleaning removes all of the hundreds of reaction tubes from the apparatus and turns them into detergent. After soaking, it is the work of washing with a brush etc. one by one. For this reason, it is not possible to force the user to perform this manual cleaning, and eventually a service person needs to go to the service level to perform hand cleaning.
[0012]
However, reaction tubes in recent years have been reduced in size to, for example, 5 mm × 4 mm square in order to reduce the amount of test samples and reagents, and are not of a size or structure that can be easily hand-washed. I need. In addition, since the accumulation method of dirt in the reaction tube differs depending on the number of samples processed by the automatic analyzer, the timing of manual cleaning differs for each device, and the operation results etc. are checked for each device in advance. It is necessary to perform hand washing at the optimal timing every time. For this reason, realization of this hand washing service is difficult and unrealistic.
[0013]
In addition, it is conceivable to irradiate the reaction tube with ultrasonic waves, but when the reaction tube is irradiated with strong ultrasonic waves, the ultrasonic wave causes fine scratches on the surface of the reaction tube, and the reaction tube It gradually becomes clouded by countless scratches. When this scratch occurs, the refractive index and transmittance of light at the time of light measurement change and hinder accurate measurement. Therefore, it is not suitable to use ultrasonic waves for cleaning the reaction tube.
[0014]
The present invention has been made in view of the above problems,Improve the cleaning effect on the reaction tube compared to cleaning the reaction tube in parallel with the measurement operation.With the goal.
[0015]
According to a first aspect of the present invention, there is provided an automatic analyzer that dispenses a sample and a reagent into a reaction tube and measures the mixed solution as means for solving the above-mentioned problems. It is performed in parallel with the measuring operation, and the cleaning means for discharging the cleaning water to the suction pipe and sucking the cleaning water in the reaction tube.Corresponds to the cleaning cycle time in cleaning modeFirst wash cycle timeAnd the first cleaning cycle timeLonger thanCorresponds to the cleaning cycle time in the cleaning mode when the measurement operation is not performedSecond wash cycle timeWhenBased on the cleaning cycle time setting means for setting the first cleaning cycle time and the second cleaning cycle time, the time from when the cleaning water is discharged to the reaction tube until it is sucked is set. The aspirating time setting means and a period of time set by the aspirating time setting means after the predetermined washing water is discharged to the reaction tube during the time when the measurement operation is not performed, so that the discharged washing water is aspirated. And a control means for controlling the cleaning means.
[0017]
Moreover, the reaction tube cleaning method according to the present invention of
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
First, the configuration of the automatic analyzer according to the first embodiment to which the present invention is applied will be described with reference to FIGS.
[0023]
FIG. 1 is a perspective view showing the overall configuration of the automatic analyzer according to the first embodiment. This automatic analyzer includes
[0024]
The
[0025]
Further, the test sample stored in the
[0026]
Next, FIG. 2 is a block diagram for explaining the flow of control of the
[0027]
In this embodiment, the description will be given on the assumption that a mode for cleaning the reaction tubes 4 at the end of the day or the end of the week is provided, but the technical idea according to the present invention is the measurement. This is to wash the reaction tube using the idle time (waiting time). Therefore, the “end of day” or “end of week” is an example of the “measurement free time”. For example, the free time from the end of measurement in the morning to the start of measurement in the afternoon is used. It is understood that a cleaning mode using other idle time may be provided, such as cleaning the reaction tube 4 or cleaning the reaction tube 4 every 3 days or 10 days. I want.
[0028]
The
[0029]
In addition to the
[0030]
Next, FIG. 3 is a block diagram of a cleaning system including the
[0031]
This cleaning system is an electromagnetic valve that controls the flow of alkaline detergent water and acidic detergent water formed by the alkaline detergent stock solution, the acidic detergent stock solution, and the detergent pump 32 by energization of the
[0032]
The
[0033]
Each nozzle unit 35-41 has up-and-
[0034]
The first
[0035]
The first
[0036]
The fourth and fifth
[0037]
The second
[0038]
Similarly, the third
[0039]
The suction nozzle unit 40 is connected to a
[0040]
The drying nozzle unit 41 is connected to a
[0041]
Each reaction tube 4 is controlled to move from the first
[0042]
Next, the flow of control of “collective cleaning” in the automatic analyzer of the embodiment configured as described above will be described with reference to FIGS. FIG. 4 is a flowchart showing a flow of control of each part at the time of “collective cleaning”, and FIG. 5 is a discharge of detergent (alkaline detergent water or acidic detergent water) controlled based on the cleaning cycle time set by the user. It is a time chart which shows the timing of suction.
[0043]
First, in order to execute this “collective cleaning”, the user operates the
[0044]
When the “day wash mode” or “weekend wash mode” is selected by the user, the
[0045]
In addition, since the purpose of performing this collective cleaning is to clean the dirt adhering to the reaction tube 4, the normal cleaning cycle time performed in parallel with the measurement operation was, for example, “4.5 seconds”. In this case, it is preferable to set the cleaning cycle time at the time of the collective cleaning longer than the normal cleaning cycle time, for example, to set to “6 seconds”.
[0046]
The automatic analyzer according to this embodiment performs collective cleaning of the reaction tube 4 by operating according to the flowchart shown in FIG. 4 based on the stored items stored in the
[0047]
That is, the measurement
[0048]
Next, when progressing to step S2, the
[0049]
Next, when the suction waiting time (Td) is calculated and the process proceeds to step S3, the
[0050]
When the cleaning operation is started, in step S5, the
[0051]
As described above, since the suction waiting time in this example is 1.5 seconds, for example, the
[0052]
In step S8, since the suction waiting time has elapsed, the
[0053]
In step S9, the
[0054]
Each timing from the lowering control to the raising control of the second
[0055]
Next, in step S10, the
[0056]
When the first cleaning process using pure water is completed, the
[0057]
Furthermore, when the second cleaning process with pure water is completed, the
[0058]
Step S10 includes two cleaning steps with pure water and suction of residual water by the suction nozzle unit 40.CraftWhen each of these steps is completed, the reaction tube 4 is washed with alkaline detergent water (and pure water).CraftThe process ends.
[0059]
Here, in step S5 to step S10, the reaction tube 4 has been described as being washed with alkaline detergent water (and pure water). However, the automatic analyzer according to the present embodiment provides high detergent washing. In order to obtain the effect, in addition to the detergent cleaning with the alkaline detergent water, the detergent cleaning with the acidic cleaning water is also performed. For this reason, in the automatic analyzer according to this embodiment, after the detergent cleaning with the alkaline detergent water is completed, the
[0060]
Therefore, the flowchart of FIG. 4 shows the first detergent cleaning, that is, the detergent cleaning with alkaline detergent water, the two cleaning steps with pure water, and the residual water suction.CraftAfter the process is completed, the process proceeds to step S11. In actual operation, the detergent cleaning with the alkaline detergent water is followed by the detergent cleaning with the acidic detergent water in a series of steps, and the detergent cleaning with the acidic detergent water is performed. It should be understood that the process proceeds to step S11 after the completion (recognize that each routine from step S5 to step S10 is executed in each of the detergent cleaning with the alkaline detergent water and the detergent cleaning with the acidic detergent water). .
[0061]
Next, in the automatic analyzer according to the present embodiment, the cleaning steps from step S5 to step S10 are sequentially performed on each reaction tube 4 in a flow manner. , Washing from step S5 to step S10CraftThe number of reaction tubes 4 subjected to the process (completed) is counted.
[0062]
In step S11, the
[0063]
Specifically, if, for example, 165 reaction tubes 4 are set in the automatic analyzer according to the embodiment, the
[0064]
Next, in the automatic analyzer according to this embodiment, the number of times of washing (washing count) of each reaction tube 4 is set in advance as described above. The number of times of washing is counted as one count at the time when a series of washing steps for all the reaction tubes 4 is completed. That is, if, for example, 165 reaction tubes 4 are set in the automatic analyzer according to the present embodiment, the count is made as one count when all the 165 reaction tubes 4 are washed.
[0065]
In step S12, the
[0066]
That is, when the number of times of washing set in advance by the user is “3”, for example, it is determined whether or not the number of times of washing the 165 reaction tubes 4 is “3”. When the actual number of times of cleaning is less than the number of times of cleaning set in advance by the user (in the case of No), the process returns to step S5, and the above-described “discharge of alkaline detergent water” → “suction of alkaline detergent water” → "Discharge of acidic detergent water" → "Suction of acidic detergent water" → "First discharge of pure water" → "First suction of pure water" → "Second discharge of pure water" → When each cleaning step of “second suction of pure water” → “suction of residual water” is executed and the actual number of times of cleaning reaches the number of times of cleaning set in advance by the user (in the case of Yes) ) Cleaning is finished.
[0067]
Thereby, all the reaction tubes 4 can be washed by the number of times set by the user. When the cycle time of one reaction tube 4 is set to “6 seconds”, for example, one cleaning of the 165 reaction tubes 4 is completed in about 16 minutes.
[0068]
For example, when “day wash mode” is selected, all the reaction tubes 4 can be cleaned for one day after the completion of one day of inspection to prepare for the next inspection. When the “mode” is selected, all the reaction tubes 4 can be cleaned for one week after the inspection is completed to prepare for the next inspection. In these cases, since it is not necessary to prepare for the measurement, it is common to have a mode in which the cell is filled with pure water after completion of the cleaning mode.
[0069]
As is clear from the above description, the automatic analyzer of this embodiment isCleaning of the reaction tube can be performed intensively using the idle time during which measurement is not performed, and the washing water discharged to the reaction tube can be kept in the reaction tube for a longer time than usual. Therefore, it is possible to improve the cleaning effect and prevent the inconvenience that dirt accumulates in the reaction tube. Further, the cleaning effect in the automatic cleaning of the reaction tube can be improved. For this reason, the troublesome work of periodically manually washing a large number of reaction tubes can be eliminated. In addition, accumulation of dirt in the reaction tube can be prevented, and the reaction tube is always kept in a state where accurate measurement is possible to prevent inconveniences such as sudden data abnormalities and variations in measurement data. Can do. Further, since the configuration can be realized simply and at low cost by simple control of the cleaning means, it is possible to prevent the disadvantage that the configuration of the apparatus becomes complicated and the cost is increased by adding additional cleaning nozzles. Furthermore, since no ultrasonic waves are used for cleaning, the reaction tube can be cleaned without being damaged. Also,In addition to the normal cleaning mode (normal cleaning mode) in which the reaction tube 4 is cleaned in parallel with the measurement operation, all the reaction tubes 4 such as “day wash mode” or “weekend wash mode” are combined. Therefore, all the reaction tubes 4 can be cleaned cleanly at the end of the day or the end of the week.
[0070]
Further, in this collective cleaning mode, the cleaning cycle is set longer than that in the normal cleaning mode, so that dirt that has not been cleaned in the normal cleaning mode and has adhered to the reaction tube 4 can be cleaned cleanly. For this reason, it is possible to prevent the inconvenience that the reaction tube remains contaminated and the remaining contamination is accumulated, and the remaining contamination causes sudden data abnormality and measurement data variation. Inconvenience can be prevented.
[0071]
In addition, since it is possible to prevent inconvenience that dirt accumulates in the reaction tube 4, for example, a maintenance service for manually washing all the reaction tubes 4 by a service person can be eliminated (or a maintenance service is performed). The period can be lengthened.) For this reason, the labor of manually washing all the reaction tubes 4 can be omitted or reduced.
[0072]
Moreover, since it can be realized without changing the hardware, such as increasing the number of stages of cleaning nozzles, it is possible to prevent inconvenience that the configuration of the automatic analyzer is complicated, By increasing the number of nozzles, it is possible to prevent the inconvenience of doubling the amount of detergent or pure water used.
[0073]
In addition, since ultrasonic waves are not used for cleaning, fine scratches generated on the surface of the reaction tube due to ultrasonic waves change the refractive index and transmittance of light during optical measurement, which hinders accurate measurement. Inconvenience can be prevented, and the reaction tube can always be kept in a state where accurate light measurement is possible.
[0074]
In addition, when detergent water such as alkaline detergent water or acidic detergent water is discharged, suction is performed after the suction waiting time. The concept of this suction waiting time is, for example, pure water other than the detergent. The present invention may be applied to the case of discharging (when pure water other than detergent is discharged, suction may be performed with a suction waiting time).
[0075]
Moreover, although it was decided to perform detergent washing with alkaline detergent water and acidic detergent water for the number of washing times set by the user, this is, for example, using a detergent in the first washing process and after the second washing process. You may make it wash | clean only with pure water, without using. In this case, in the cleaning process after the second cleaning process, the detergent cleaning with the alkaline detergent water and the acidic detergent water from the second
[0076]
And even if it is other than this, this invention is not limited to the above-mentioned embodiment, If it is a range which does not deviate from the technical idea which concerns on this invention, for example, various changes according to a design etc. Of course, it is possible.
[0077]
The automatic analyzer and reaction tube cleaning method according to the present invention include:The cleaning effect on the reaction tube can be improved as compared with the case where the reaction tube is cleaned in parallel with the measurement operation.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an external appearance of an automatic analyzer according to an embodiment to which an automatic analyzer and a reaction tube cleaning method according to the present invention are applied.
FIG. 2 is a block diagram of a cleaning control system provided in the automatic analyzer according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a block diagram of a cleaning system provided in the automatic analyzer according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a flowchart for explaining a cleaning operation of the automatic analyzer according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a time chart for explaining a cleaning operation of the automatic analyzer according to the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記反応管へ洗浄水を吐出すると共に前記反応管内の洗浄水を吸引する洗浄手段と、
測定動作と並行して行われる洗浄モードにおける洗浄サイクル時間に対応する第1の洗浄サイクル時間と、当該第1の洗浄サイクル時間よりも長く、測定動作を行わない時間に行う洗浄モードにおける洗浄サイクル時間に対応する第2の洗浄サイクル時間とを設定する洗浄サイクル時間設定手段と、
前記第1の洗浄サイクル時間及び前記第2の洗浄サイクル時間に基づいて、前記洗浄水が前記反応管に吐出されてから吸引されるまでの時間を設定する吸引時間設定手段と、
前記測定動作を行わない時間に、前記反応管に所定の洗浄水を吐出してから前記吸引時間設定手段により設定された時間経過後に、この吐出した洗浄水を吸引するように前記洗浄手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする自動分析装置。In an automatic analyzer that dispenses samples and reagents into a reaction tube and measures the mixture,
Cleaning means for discharging cleaning water into the reaction tube and suctioning the cleaning water in the reaction tube;
First a cleaning cycle time, the first rather long than the cleaning cycle time, wash cycle in a washing mode for the time of not performing measurement operations corresponding to the cleaning cycle time in the measurement operation and cleaning mode to be performed in parallel a cleaning cycle time setting means for setting a second wash cycle time corresponding to the time,
A suction time setting means for setting a time from when the cleaning water is discharged to the reaction tube until it is sucked based on the first cleaning cycle time and the second cleaning cycle time;
The cleaning means is controlled so that the discharged cleaning water is sucked after a lapse of time set by the suction time setting means after the predetermined cleaning water is discharged to the reaction tube during the time when the measurement operation is not performed. And an automatic analyzer.
前記制御手段は、前記洗浄回数設定手段により設定された回数分の洗浄工程を各反応管に対して施すように前記洗浄手段を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項記載の自動分析装置。A cleaning number setting means for setting the number of times to perform the cleaning step;
4. The control unit according to claim 1, wherein the control unit controls the cleaning unit to perform a cleaning process for each reaction tube by the number of times set by the cleaning number setting unit. An automatic analyzer according to claim 1.
試料及び試薬を反応管に分注して、その混合液を測定する測定動作と並行して行われる洗浄モードにおける洗浄サイクル時間に対応する第1の洗浄サイクル時間と、当該第1の洗浄サイクル時間よりも長く、測定動作を行わない時間に行う洗浄モードにおける洗浄サイクル時間に対応する第2の洗浄サイクル時間とを設定し、
前記第1の洗浄サイクル時間及び前記第2の洗浄サイクル時間に基づいて、前記洗浄水が前記反応管に吐出されてから吸引されるまでの時間を設定し、
前記測定動作を行わない時間に、前記反応管に所定の洗浄水を吐出してから前記吸引時間設定手段により設定された時間経過後に、この吐出した洗浄水を吸引するように前記洗浄手段を制御することを特徴とする反応管の洗浄方法。The washing water of the reaction tube by suction while discharging the wash water in the counter応管,
A first cleaning cycle time corresponding to a cleaning cycle time in a cleaning mode performed in parallel with a measurement operation of dispensing a sample and a reagent into a reaction tube and measuring the mixed solution, and the first cleaning cycle time rather long than set a second wash cycle time corresponding to the cleaning cycle time in the cleaning mode for the time of not performing measurement operation,
Based on the first washing cycle time and the second washing cycle time, set a time from when the washing water is discharged to the reaction tube until it is sucked,
The cleaning means is controlled so that the discharged cleaning water is sucked after a lapse of time set by the suction time setting means after the predetermined cleaning water is discharged to the reaction tube during the time when the measurement operation is not performed. A method for cleaning a reaction tube.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000102661A JP4585078B2 (en) | 2000-04-04 | 2000-04-04 | Automatic analyzer and cleaning method for reaction tube |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000102661A JP4585078B2 (en) | 2000-04-04 | 2000-04-04 | Automatic analyzer and cleaning method for reaction tube |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001289864A JP2001289864A (en) | 2001-10-19 |
JP2001289864A5 JP2001289864A5 (en) | 2007-05-24 |
JP4585078B2 true JP4585078B2 (en) | 2010-11-24 |
Family
ID=18616501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000102661A Expired - Lifetime JP4585078B2 (en) | 2000-04-04 | 2000-04-04 | Automatic analyzer and cleaning method for reaction tube |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4585078B2 (en) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3863087B2 (en) * | 2002-10-25 | 2006-12-27 | シスメックス株式会社 | Sample analyzer and dilution fluid for pipette washing used in the device |
JP5016882B2 (en) * | 2006-09-26 | 2012-09-05 | 株式会社東芝 | Automatic analyzer |
JP5031592B2 (en) * | 2008-01-10 | 2012-09-19 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | B / F separation cleaning method and B / F separation cleaning apparatus |
JP5134452B2 (en) * | 2008-06-20 | 2013-01-30 | 株式会社東芝 | Automatic analyzer |
JP2010160109A (en) * | 2009-01-09 | 2010-07-22 | Toshiba Corp | Automatic analyzer |
JP5622435B2 (en) * | 2010-04-30 | 2014-11-12 | 株式会社東芝 | Automatic analyzer |
JP5977085B2 (en) * | 2012-01-12 | 2016-08-24 | 株式会社ユニフレックス | Vessel cleaning equipment |
JP5789635B2 (en) * | 2013-04-26 | 2015-10-07 | 株式会社堀場製作所 | Whole blood blood cell immunoassay device |
US10307782B2 (en) * | 2013-09-12 | 2019-06-04 | Hitachi High-Technologies Corporation | Nozzle cleaning method and automated analyzer |
JP6479580B2 (en) * | 2015-06-02 | 2019-03-06 | キヤノンメディカルシステムズ株式会社 | Automatic analyzer |
JP7120067B2 (en) * | 2019-02-13 | 2022-08-17 | 株式会社Jvcケンウッド | Cleaning equipment and cleaning method |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0534359A (en) * | 1991-07-26 | 1993-02-09 | Shimadzu Corp | Automatic apparatus for chemical analysis |
JPH0798321A (en) * | 1993-09-29 | 1995-04-11 | Hitachi Ltd | Liquid sample analyzer |
JPH08297125A (en) * | 1995-04-26 | 1996-11-12 | Suzuki Motor Corp | Method and device for sucking cleaning liquid |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63180838A (en) * | 1987-01-22 | 1988-07-25 | Toshiba Corp | Automatic chemical analyzer |
JPH0783939A (en) * | 1993-09-13 | 1995-03-31 | Aloka Co Ltd | Method and apparatus for suction for microplate |
JP3577837B2 (en) * | 1996-05-02 | 2004-10-20 | 株式会社島津製作所 | Automatic chemical analyzer |
-
2000
- 2000-04-04 JP JP2000102661A patent/JP4585078B2/en not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0534359A (en) * | 1991-07-26 | 1993-02-09 | Shimadzu Corp | Automatic apparatus for chemical analysis |
JPH0798321A (en) * | 1993-09-29 | 1995-04-11 | Hitachi Ltd | Liquid sample analyzer |
JPH08297125A (en) * | 1995-04-26 | 1996-11-12 | Suzuki Motor Corp | Method and device for sucking cleaning liquid |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001289864A (en) | 2001-10-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10254302B2 (en) | Method for clinical examinations and cleaning method therefor | |
JP6437432B2 (en) | Automatic analyzer | |
EP0503003B1 (en) | Apparatus and method for cleaning reagent delivery probes | |
CN113811773A (en) | Automatic analyzer and cleaning method thereof | |
JP4585078B2 (en) | Automatic analyzer and cleaning method for reaction tube | |
CN110320380B (en) | Automatic analysis device and automatic analysis method | |
JP7451252B2 (en) | automatic analyzer | |
JP2001133466A (en) | Automatic analyzer | |
JPH06230014A (en) | Automatic analysis device | |
JP3288067B2 (en) | Automatic chemical analyzer | |
JP4977582B2 (en) | Automatic analyzer | |
JP4175916B2 (en) | Automatic analyzer | |
JP6227441B2 (en) | Analysis apparatus and method | |
JP6928712B2 (en) | Automatic analyzer | |
JPH01209372A (en) | Cleaner for automatic chemical analyzer | |
JP2010286420A (en) | Cleaning method of dispensing nozzle, automatic analyzer, and container | |
JPH11352131A (en) | Automatic analyzer | |
JP3029718B2 (en) | Automatic chemical analyzer sampling system | |
JPH1073601A (en) | Autoanalyzer | |
JPH08101214A (en) | Automatic clinical analyzer | |
JP2003294773A (en) | Clinical examination automatic analyzer, cleaning method for clinical examination automatic analyzer | |
JPWO2019078030A1 (en) | Cleaning method for automatic analyzer and probe | |
JPH03115866A (en) | Automatic analyzer | |
US20220034926A1 (en) | Automatic analyzer | |
JPS62184359A (en) | Method for cutting liquid drop of pipette and method for wiping away liquid sticking to pipette |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050427 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20050620 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070404 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070404 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090709 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091013 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100528 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100723 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100810 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100903 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4585078 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |