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JP4569410B2 - 車両用側面衝突検出装置 - Google Patents

車両用側面衝突検出装置 Download PDF

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JP4569410B2
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本発明は、車両のドア内空間の圧力変動に基づいて当該車両の側面衝突を検出する車両用側面衝突検出装置に関するものである。
車両のドア内空間の圧力変動に基づいて当該車両の側方に加わる衝撃を検出する車両用側面衝突検出装置として、例えば、下記特許文献1に開示されているものがある。この開示技術では、ドアを強く閉めたとき等に側面衝突時と同様の衝撃的圧力上昇が発生することから、空気圧センサからの圧力情報に基づいて所定の信号処理を行うことにより、このようなドアの強閉等による圧力上昇を側面衝突による圧力上昇と誤判定するのを防止可能にしている。具体的には、ドアの強閉等による非衝突時の圧力上昇の場合には、ドア内圧が当該圧力上昇の前に一旦負圧になる点に着目し、この負圧発生をECU(Electronic Control Unit)で検出し所定の信号処理を行うことによって、ドアの強閉等による圧力上昇と側面衝突による圧力上昇と区別可能にしている。
ところで、近年、このような車両用側面衝突検出装置が、サイドエアバッグ装置に適用される場合には、当該車両の側面衝突時に、運転席や助手席に加えて後部座席についてもサイドエアバッグを展開する要望がある。このため、例えば図7に示すように、サイドエアバックシステム120の全体を制御するECU121に、複数の圧力センサユニット123a〜123dやエアバック装置125a〜125dが接続されることがある。このような構成の場合には、各圧力センサユニット123a〜123dの前記負圧発生に関する所定の信号処理を当該ECU121に行わせるとECU121の処理負担が増大することから、圧力センサユニット123a等に個々に設けられたセンサECUに当該所定の信号処理を行わせることが多い。なお、ECU121は、制御部121aを中心にシステムバスを介して接続される記憶部121bや通信I/F部121cにより構成されている。
例えば、圧力センサユニット123aを構成する圧力検出部123a1により検出される圧力の変動を当該車両周囲の大気圧を基準に検出する場合には、当該基準となる大気圧と圧力検出部123a1により検出された圧力とを比較演算する機能(図7に示す演算ブロック)や、大気圧データを半導体メモリ装置等(以下「メモリ」という)に記憶する機能(図7に示す記憶ブロック)、さらには圧力検出部123a1から出力された圧力信号に含まれる電気的、機械的なノイズを除去する機能(図7に示すフィルタブロック)等が当該圧力センサユニット123aにも必要となる。
つまり、このような圧力センサユニット123aでは、圧力検出部123a1のほかに、制御部、記憶部、入出力インタフェース部等を有するセンサECU123a3を備えることによって、当該圧力センサユニット123a内で前述したような信号処理を可能にしてサイドエアバックシステム120のECU121の処理負担を軽減している。なお、図7に示す符号123a2は、圧力検出部123a1から出力された圧力信号を増幅可能な信号増幅部である。また、圧力センサユニット123b、123c、123dは、圧力センサユニット123aと同様に構成されている。
特開平8−324379号公報
しかしながら、図7に示すようなサイドエアバックシステム120に適用される車両用側面衝突検出装置によると、ドア内空間の圧力は、大気圧によっても変動するため、側面衝突によるドア内空間の圧力変動を高精度に測定するためには、当該車両が走行する道路等の標高に応じた大気圧の変動分を基準となる大気圧データに対し補正する必要がある。そのため、各圧力センサユニット123a〜123dごとに前述した信号処理を可能にしようとすると、基準となる大気圧データを保持等するメモリ装置等や適宜補正する演算装置等が必要となることから、センサECU123a3を構成する半導体チップの回路規模の増大により圧力センサユニット123a等自体の大型化を招くほか、製品コストの上昇にもつながるという問題がある。
また、このようなメモリ装置に当該大気圧データを保持しない場合には、時定数が比較的大きなフィルタ回路を別途設けることによって、圧力検出部123a1 から出力される圧力情報を数秒間に亘って平準化したものを衝突前の基準となる大気圧データとする構成が考えられる。ところが、このような数秒といった大きな時定数を確保するためには、静電容量の大きなコンデンサ等によりフィルタ回路を構成する必要から、このような構成を採ったとしても、圧力センサユニット123a等自体の大型化を招くほか、製品コストの上昇にもつながるという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、車両の側面衝突を正確に検出することができる車両用側面衝突検出装置を提供することにある。また、本発明の他の目的は、製品コストの上昇を抑制することができる車両用側面衝突検出装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、
第1ドア[12a]と第2ドア[12b]とが設けられた車両[10]と、
第1ドアについて当該ドア内空間の圧力を検出する第1圧力検出手段[23a,S201]と、
第2ドアについて当該ドア内空間の圧力を検出する第2圧力検出手段[23b,S303]と、
第1圧力検出手段が検出した第1圧力P2と、第2圧力検出手段が検出した第2圧力P2’と、所定係数Vとに基づいて、第2圧力P2’を基準にした第1圧力P2の変動量ΔVを以下の数式により算出する演算手段[S205]と、
ΔV=V(P2−P2’)/P2’
演算手段が算出した変動量ΔVが所定量Voを超えているかどうかを判定し、変動量ΔVが所定量Voを超えていれば車両の側面衝突が発生したと判断し、変動量ΔVが所定量Voを超えていなければ車両の側面衝突が発生していないと判断する判定手段[S207]とを備え、
第1圧力検出手段が第1圧力P2を検出した後または前あるいは同時に、第2圧力検出手段が第2圧力P2’を検出する車両用側面衝突検出装置[20]を技術的特徴とする。
なお、[]内の数字等は、[発明を実施するための最良の形態]の欄で説明する符号に対応し得るものである(以下同じ)。
請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の車両用側面衝突検出装置において、
前記車両には前記第1ドア[12a]と第2ドア[12b]以外のドア[12c,12d]が設けられ、
前記第2圧力検出手段[S303]は、前記第2ドアを含めた第1ドア以外の複数のドア[12b〜12d]について、それぞれのドア内空間の圧力を検出し、それぞれのドア内空間の圧力の平均値を前記第2圧力P2’とすることを技術的特徴とする。
請求項3に記載の発明は、
請求項1または請求項2に記載の車両用側面衝突検出装置において、
前記車両の側方方向の加速度Gを検出する加速度検出手段[24a,24b,S401]を備え、
前記判定手段[S207,S403]は、前記演算手段が算出した変動量ΔVが所定量Voを超えており、且つ、加速度検出手段が検出した加速度Gが所定値Goを超えていれば[S207;Yes、S403;Yes]車両の側面衝突が発生したと判断し、それ以外であれば車両の側面衝突が発生していないと判断することを技術的特徴とする。
請求項1では、第2圧力P2’を基準にした第1圧力P2の変動量ΔV(=V(P2−P2’)/P2’)を演算手段[S205]が算出し、その変動量ΔVが所定量Voを超えていれば車両の側面衝突が発生したと判定手段[S207]が判断するため、車両の側面衝突を正確に検出できる。
そして、請求項1では、圧力情報の演算等を第1圧力検出手段[23a,S201]および第2圧力検出手段[23b,S303]が行う必要がないことから、各圧力検出手段の構成を簡素化できるとともに、各圧力検出手段を小型化でき、製品コストの上昇を抑制することができる。
また、請求項1では、第1圧力検出手段が第1圧力P2を検出した後または前あるいは同時に、第2圧力検出手段が第2圧力P2’を検出するため、例えば、一つのドアについて当該ドア内空間の圧力の時間変動に基づいて車両の側面衝突を検出する場合に比べ、当該時間変動を記憶しておく必要がないことから、車両用側面衝突検出装置[20]の構成を簡素化でき、製品コストの上昇を抑制することができる。
請求項2では、第2圧力検出手段[S303]が、第2ドアを含めた第1ドア以外の複数のドア[12b〜12d]について、それぞれのドア内空間の圧力を検出し、それぞれのドア内空間の圧力の平均値を第2圧力P2’とする。
そのため、請求項2によれば、第2ドアのドア内空間の圧力だけを検出する請求項1に比べ、測定精度を向上させることができる。
請求項3では、加速度検出手段[24a,24b,S401]が検出した加速度Gが所定値Goを超えていれば車両の側面衝突が発生したと判断するため、各圧力検出手段の検出結果のみに基づいて車両の側面衝突を判断する請求項1,2に比べ、検出精度を更に向上させることができる。
以下、本発明の車両用側面衝突検出装置を車両のサイドエアバックシステムに適用した実施形態を、図1〜図6に基づいて説明する。なお、図1(A) には、本発明の車両用側面衝突検出装置を適用したサイドエアバックシステム20のシステム構成例を示す構成図、図1(B) には、圧力センサユニット23aの取付け位置を示す前方右座席17のドア12aの説明図、がそれぞれ示されている。また、図2には、本実施形態に係るサイドエアバックシステム20の構成例を示すブロック図が示されており、さらに図3および図4には、サイドエアバッグシステムの制御例を示すフローチャートが示されている。また、図5および図6には、サイドエアバックシステム20の他の構成例であるサイドエアバックシステム20’を示すブロック図やその制御例を示すフローチャートが示されている。
まず、サイドエアバックシステム20の構成を図1および図2を参照して説明する。
図1(A) に示すように、車両10のサイドエアバックシステム20は、主に、ECU21、圧力センサユニット23a、23b、23c、23d(以下「圧力センサユニット23a〜23d」)、エアバック装置25a、25b、25c、25d(以下「エアバック装置25a〜25d」)から構成されている。
図2に示すように、ECU21は、例えば、当該車両10のエンジンルーム内に設けられており、制御部21a、記憶部21b、通信I/F部21c等により構成されている。このECU21は、圧力センサユニット23a〜23dから得られる圧力情報に基づいて当該車両10の側方に加わる衝撃を検出し、エアバック装置25a〜25dに制御情報を送出する機能を有するものである。そのため、通信I/F部21cを介して、車内LAN27に接続される圧力センサユニット23a〜23dからセンサ信号(圧力情報)を取得したり、制御線28に接続されるエアバック装置25a〜25dに制御信号(制御情報)を送出するように構成されている。制御部21aはマイクロコンピュータ(CPU)、記憶部21bは半導体メモリ装置(ROM、RAM)、通信I/F部21cは通信制御装置(CCU)、にそれぞれ相当するものである。
なお、[背景技術]の欄で説明した従来の圧力センサユニット123a〜123dにより個々に行われる負圧発生に関する所定の信号処理や、図7に示す演算ブロック、記憶ブロック、フィルタブロック等により行われる各信号処理は、本実施形態では、当該ECU21により全て信号処理可能に構成されるとともに、ECU21は、後述するように、圧力センサユニット23a〜23dからのセンサ信号の入力からエアバック装置25a〜25dへの制御信号の出力までを10ミリ秒以内に処理可能な情報処理能力を有する。
圧力センサユニット23a〜23dは、周囲空間の気圧を検出可能なピエゾ式、容量式等の半導体圧力センサ素子である圧力検出部と、この圧力検出部から出力されるセンサ信号を増幅可能な信号増幅部とからなり、例えば、圧力センサユニット23aの場合、圧力検出部23a1および信号増幅部23a2により構成されている。
これらの圧力センサユニット23a〜23dは、図1(A) に示すように、当該車両10の側面ドアのドア内空間にそれぞれ設けられており、例えば、図1(B) に示すように、圧力センサユニット23aは、前方右座席17のドア12aを構成するドアアウタパネル11aとドアインナパネル11bとにより形成されるドア内空間のほぼ中央に位置するように、当該ドア12a内に取り付けられている。同様に、圧力センサユニット23bは前方左座席18のドア12b、圧力センサユニット23cは後方座席19のドア12c、圧力センサユニット23dは後方座席19のドア12d、にそれぞれ設けられている。圧力センサユニット23a〜23dは、車内LAN27を介してそれぞれECU21とデータ通信可能に構成されている。
なお、これらの圧力センサユニット23a〜23dは、圧力検出部23a1〜23d1から出力されたセンサ信号に基づく圧力情報を情報処理可能なマイクロコンピュータやマイクロプロセッサあるいはデジタルシグナルプロセッサを備えることはなく、当該センサ信号の信号処理に関しては、信号増幅(電流増幅、電圧増幅)する信号増幅部23a2〜23d2を備えるに止まる点にハードウェア構成上の特徴がある。これにより、圧力センサユニット23a〜23dの構成を簡素化するとともに体格の小型化および部品コストの低減を可能にしている。
エアバック装置25a〜25dは、図1(A) に示すように、前方右座席17、前方左座席18、後方座席19の内部ドア側に、それぞれ設けられており、エアバッグを展開させることによって当該車両10の側面方向からの衝撃から車室内の乗員を保護する機能を有する。具体的には、図2に示すように、エアバック装置25a〜25dは、制御線28を介してECU21に電気的に接続可能な図略の着火装置、この着火装置による着火をトリガに瞬時に膨張媒体ガスを発生可能な図略のインフレータ、この膨張媒体ガスにより瞬時に展開可能な図略のエアバッグ等により構成されている。
次にサイドエアバックシステム20の制御例を図3および図4を参照して説明する。図3(A) には、サイドエアバックシステム20による基準圧データ取得処理の流れを示すフローチャートが示されており、また図3(B) にはサイドエアバックシステム20による衝撃検出処理の流れを示すフローチャートが示されている。また、図4には、衝撃検出処理の改変例に係るフローチャートが示されている。なお、基準圧データ取得処理や衝撃検出処理等を実行可能なプログラムは、前述したECU21の記憶部21b(PROMやEEPROM)に予め格納されており、ECU21の制御部21aが当該プログラムを読み込むことによりこれらの処理を実行可能にしている。
まず、図3(A) に示す基準圧データ取得処理の流れを説明する。この処理は、後述するように、時刻t1におけるドア内圧力P1(大気圧)として所定演算に用いられる基準圧データを取得して記憶するものである。そのため、当該処理は、例えば、所定時間(例えば5ミリ秒)ごとのタイマ割込によって起動される。また、図3(B) に示す衝撃検出処理と所定時間(例えば5ミリ秒)ごとに交互に処理してもよい。これらにより、最新の基準圧(大気圧)データを保持可能にしている。
ステップS101では、各圧力センサユニット23a〜23dからセンサ信号(圧力情報)を取得する処理が行われ、これにより取得されたセンサ信号に基づく圧力情報は、ステップS103により、各圧力センサユニット23a〜23dごとに対応する基準圧データ(時刻t1におけるドア内圧力P1)として、ECU21の記憶部21b(RAM)にそれぞれ記憶される。なお、これらの基準圧データは大気圧のデータに相当するもので、以下当該基準圧データに基づく圧力情報のことを単に「ドア内圧力P1」という。
このように基準圧データ取得処理により取得されたドア内圧力P1は、図3(B) に示す衝撃検出処理に用いられる。この衝撃検出処理も、基準圧データ取得処理と同様に所定時間(例えば5ミリ秒)ごとのタイマ割込によって起動される処理で、基準圧データ取得処理と所定時間(例えば5ミリ秒)ごとに交互に処理してもよい。
図3(B) に示すように、衝撃検出処理では、まずステップS201により各圧力センサユニット23a〜23dからそれぞれのセンサ信号(圧力情報)を取得する処理が行われる。これらの取得されたセンサ信号に基づく圧力情報は、時刻t2におけるドア内圧力P2となり、続くステップS205によるΔVの算出処理に用いられる。
ステップS203では、各圧力センサユニット23a〜23dごとに対応してECU21の記憶部21b(RAM)に記憶されたドア内圧力P1を、当該記憶部21bから読み出す処理が行われる。そして、このステップS203の後、読み出された各圧力センサユニット23a〜23dごとのドア内圧力P1(時刻t1におけるもの)と、ステップS201により取得された各圧力センサユニット23a〜23dごとのドア内圧力P2(時刻t1後の時刻t2におけるもの)と、に基づいてΔVを算出する処理がステップS205によって行われる。
このステップS205により算出されるΔVは、ΔV=V(P2−P1)/P1により与えられる体積変化量で、各圧力センサユニット23a〜23dごとに対応して求められる。つまり、この算出式では、当該車両10の側面方向からの衝突による衝撃によってドア12a等の体積が減少することに着目し、これによる体積変化量ΔVを、当該衝突前のt1におけるドア内圧力P1と当該衝突後のt2におけるドア内圧力P2とにより算出可能にしている。なお、Vは、ドア内の初期体積、即ち側面衝突がない場合のドア内の体積で、予め所定値に設定されているものである。
ステップS205により演算された体積変化量ΔVは、ステップS207によって所定量Voを超えて変化しているか否かを判断される。即ち、ステップS207では、当該体積変化量ΔVが、所定量Voを超えていれば(S207;Yes)、側面衝突が発生したと判断(検出)してステップS209に処理を移行し、所定量Voを超えていなければ(S207;No)、側面衝突は発生していないと判断して本衝撃検出処理を終了する。
ステップS207により側面衝突が検出されると(S207;Yes)、ステップS209により該当するドアに対応したエアバック装置を展開させるため、該当のエアバック装置に制御信号(制御情報)を送出する処理が行われる。例えば、圧力センサユニット23aからのセンサ信号に基づいてステップS207によりドア12aに側面衝突が検出された場合には、ドア12aに対応するエアバック装置25aを展開させるための制御信号をエアバック装置25aの着火装置に送出する。同様に、圧力センサユニット23aからのセンサ信号に対してはエアバック装置25b、圧力センサユニット23cからのセンサ信号に対してはエアバック装置25c、圧力センサユニット23dからのセンサ信号に対してはエアバック装置25d、にそれぞれ制御信号を送出する。
なお、本衝撃検出処理は、ECU21の情報処理能力により、ステップS201による圧力センサユニット23a等のドア内圧力P2の取得処理から、ステップS209によるエアバック装置25a等の制御信号(制御情報)の出力処理までを10ミリ秒以下(以内)で行うことが可能であることから、上述した各処理(S101、S103、S201、S203、S205、S207)を圧力センサユニット23a〜23dに行わせることがない。これにより、圧力センサユニット23a〜23dでは、マイクロコンピュータ等を持つ必要がないため、構成を簡素にしかつ体格の小型化、部品コストの低減を可能にしている。
このように本実施形態に係るサイドエアバックシステム20によると、圧力センサユニット23a〜23dとECU21とを備え、圧力センサユニット23a〜23dから出力されるセンサ信号(圧力情報)に基づく時刻t1におけるドア内圧力P1と、この時刻t1後の時刻t2におけるセンサ信号(圧力情報)に基づくドア内圧力P2と、に基づいて当該時刻t2時の衝撃を検出し(S207)、それを制御情報(検出情報)としてエアバック装置25a〜25dに制御信号に送出する。またセンサ信号(圧力情報)の入力から制御信号(制御情報、検出情報)の出力までを10ミリ秒以内で処理可能にしている。
これにより、ECU21では、例えば、時刻t2よりも前の時刻t1におけるドア内圧力P2’を基準にして時刻t2のドア内圧力P2の変動量を検出することができるので、このようなセンサ信号(圧力情報)に基づく情報処理を、圧力センサユニット23a〜23dではなく、センサ信号(圧力情報)の入力から制御信号(制御情報、検出情報)の出力までを10ミリ秒以内で処理可能なECU21によって専ら行うことにより、センサ信号(圧力情報)の演算等を処理可能なマイクロコンピュータ等(情報処理手段)を圧力センサユニット23a〜23dに持たせる必要がなくなる。このため、圧力センサユニット23a〜23dの構成を簡素化できる一方で、センサ信号(圧力情報)に基づく情報処理をECU21に委ねることができるので、当該車両10の側方に加わる衝撃を正確に検出しかつ製品コストの上昇を抑制することができる。また、圧力センサユニット23a〜23dを小型化できる。
次に、上述した衝撃検出処理の改変例を図4に基づいて説明する。この図4に示す改変例では、時刻t2において出力される他のドア12b等のセンサ信号に基づく他のドア内圧力P2’を、時刻t1のドア内圧力P1に置き換えることにより、時刻t2の他のドア内圧力P2’と時刻t2のドア内圧力P2とに基づいて当該時刻t2時の衝撃を検出しそれをエアバック装置25a等の制御信号(検出信号)として出力する点で、前述した図3(B) に示す衝撃検出処理と異なる。このため、図3(B) に示す衝撃検出処理と実質的に同一の処理ステップとは同一符号を付し、ここではこれらの説明を省略する。
図4に示すように、衝撃検出処理の改変例では、図3(A) に示す基準圧データ取得処理を行うことなく、ステップS201によりドア内圧力P2を取得した後または前あるいは同時に、ドア内圧力P2を取得したドアとは異なるドア、例えばドア内圧力P2をドア12aから取得した場合には、それ以外のドア12b(またはドア12cやドア12d)のドア内圧力P2’を、基準圧データとしてステップS303により取得する。ステップS303によるドア内圧力P2’の取得は、ステップS201と同様に、ドア12bの場合、圧力センサユニット23bからのセンサ信号に基づいて行われる。
これにより、ドア内圧力P2’を基準にして当該時刻t2のドア内圧力P2の変動量を検出することができるので、ECU21は、当該時刻t2よりも前の時刻t1におけるドア内圧力P1を取得したり、取得したドア内圧力P1に関する情報を記憶する必要がなくなる。このため、ECU21の構成も簡素化できるので、当該車両10の側方に加わる衝撃を正確に検出しかつ製品コストの上昇を一層抑制することができる。
なお、図4に示すフローチャートでは、フローチャートの表記の便宜上、ステップS303によるドア内圧力P2’の取得を、ステップS201によるドア内圧力P2の取得よりも後に表現しているが、前述したように、ステップS303によるドア内圧力P2’の取得がステップS201によるドア内圧力P2の取得よりも前になってもよいし、またシステム構成上可能であれば同時になってもよい。
また、ステップS303によるドア内圧力P2’の取得を、複数のドア、例えばドア12b、12c、12dについて行いこれらの平均値をドア内圧力P2’としてもよい。これにより、基準圧データとして取得されるドア内圧力P2’は、複数の圧力センサユニットから得られるドア内圧力に基づくデータとなるので、一つの圧力センサユニットから当該データを得る場合に比べると、測定精度を向上させることができる。
続いて、上述したサイドエアバックシステム20の他の構成例として、サイドエアバックシステム20’の構成等を図5および図6に基づいて説明する。
図5に示すように、ここで説明するサイドエアバックシステム20’は、圧力センサユニット23a〜23dに加えて、Gセンサユニット24a、24bを備えることによってこれらのGセンサユニット24a等により検出される当該車両10の側方方向の加速度による加速度情報を含めて時刻t2における衝撃を検出可能にしたものである。このため、前述のサイドエアバックシステム20を実質的に同一の構成等については図5および図6において同一符号を付すものとしそれらの説明を省略する。
図5に示すように、Gセンサユニット24a、24bは、当該車両10の側方方向(幅方向)に加わる加速度を検出可能なピエゾ式、容量式等の半導体加速度センサ素子である加速度検出部24a1、24b1と、この加速度検出部24a1、24b1から出力されるセンサ信号を増幅可能な信号増幅部24a2、24b2とからなる。これらのGセンサユニット24a、24bは、当該車両10の、前後の側面ドア(例えば、Gセンサユニット24aであれば図1(A) に示すドア12aとドア12c、Gセンサユニット24aであればドア12bとドア12d)の間に位置するセンターピラーに取り付けられており、車内LAN27を介してそれぞれECU21とデータ通信可能に構成されている。
これにより、ECU21では、Gセンサユニット24a、24bから時刻t2において出力されるセンサ信号(加速度情報)を取得することが可能となるので、例えば、圧力センサユニット23a〜23dから出力されるセンサ信号に基づく圧力情報だけではなく、当該Gセンサユニット24a、24bから出力されるセンサ信号に基づく加速度情報にも基づいて当該車両10の側方方向の加速度を含めて当該時刻t2時の衝撃を検出することができる。具体的には、図6に衝突検出処理の流れが示されているので、ここからは図6に基づいて当該衝突検出処理の処理概要を説明する。
図6に示すように、サイドエアバックシステム20’に係る衝突検出処理では、図4を参照して説明したサイドエアバックシステム20の衝突検出処理と同様に、ステップS201により各圧力センサユニット23a〜23dから出力されるセンサ信号に基づいてドア内圧力P2を取得する処理を行った後、ステップS303により時刻t2における他のドアのドア内圧力P2’を取得する処理を行う。そして、ステップS205により体積変化量ΔVを算出した後、ステップS207により側面衝突があったか否かを判断する。
そして、ステップS207により側面衝突検出があったと判断した場合(S207;Yes)、ステップS401により、当該衝突に係るセンサ信号を出力した圧力センサユニット23a等が設けられているドア側のGセンサユニット24a(またはGセンサユニット24b)からセンサ信号に基づく加速度情報、つまり加速度Gを取得する処理が行われ、さらにステップS403により、この取得された加速度Gが所定値Goを超えているか否かを判断する処理が行われる。そして、加速度Gが所定値Goを超えている場合には(S403;Yes)には、ステップS209により該当するエアバック装置25a等に制御信号を送出し、超えていない場合には(S403;No)にはエアバック装置25a等に制御信号を送出することなく本衝突検出処理を終了する。
即ち、ステップS207によって側面衝突があったと判断されても、図3(B) や図4に示す衝突検出処理のように、直ちに該当するエアバック装置25a等に制御信号を送出するのではなく(図3(B) 、図4;S209)、該当するGセンサユニット24a等からのセンサ信号による加速度G(加速度情報)に基づいて当該車両10の側面に衝突による衝撃が生じているか否かの判断を行うので、圧力センサユニット23a〜23dからのセンサ信号だけに基づいて衝撃を検出する場合に比べて当該車両10の側方に加わる衝撃をより正確に検出することができる。
なお、ステップS401による加速度Gを取得する処理は、ステップS207によるΔV>Voを判断する処理の前(例えば、ステップS201とS303との間またはステップS303とS205との間)で行うように構成してもよい。これにより、ステップS207による判断処理の後、直ちにステップS403による加速度Gの大きさ判定処理が可能となるので、処理速度の向上が可能となる。
図1(A) は、本発明の車両用側面衝突検出装置を適用したサイドエアバッグシステムのシステム構成例を示す構成図で、図1(B) は、圧力センサユニットの取付け位置を示す前方右座席のドアの説明図である。 本実施形態に係るサイドエアバッグシステムの構成例を示すブロック図である。 本サイドエアバッグシステムの制御例を示すフローチャートで、図3(A) は基準圧データ取得処理の流れを示すもので、図3(B) は衝撃検出処理の流れを示すものである。 本サイドエアバッグシステムの他の制御例を示すフローチャートで、改変例による衝撃検出処理の流れを示すものである。 本サイドエアバッグシステムの他の構成例を示すブロック図である。 図5に示す本サイドエアバッグシステムの制御例を示すフローチャートで、衝撃検出処理の流れを示すものである。 従来の車両用側面衝突検出装置の適用例に相当するサイドエアバッグシステムの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
10…車両
12a…ドア(第1ドア)
12b…ドア(第2ドア)
12c,12d…ドア(第1ドアと第2ドア以外のドア)
21…ECU(第1,第2圧力検出手段、演算手段、判定手段、加速度検出手段)
23a…圧力センサユニット(第1圧力検出手段)
23b,23c,23d…圧力センサユニット(第2圧力検出手段)
24a,24b…Gセンサユニット(加速度検出手段)

Claims (3)

  1. 第1ドアと第2ドアとが設けられた車両と、
    第1ドアについて当該ドア内空間の圧力を検出する第1圧力検出手段と、
    第2ドアについて当該ドア内空間の圧力を検出する第2圧力検出手段と、
    第1圧力検出手段が検出した第1圧力P2と、第2圧力検出手段が検出した第2圧力P2’と、所定係数Vとに基づいて、第2圧力P2’を基準にした第1圧力P2の変動量ΔVを以下の数式により算出する演算手段と、
    ΔV=V(P2−P2’)/P2’
    演算手段が算出した変動量ΔVが所定量Voを超えているかどうかを判定し、変動量ΔVが所定量Voを超えていれば車両の側面衝突が発生したと判断し、変動量ΔVが所定量Voを超えていなければ車両の側面衝突が発生していないと判断する判定手段と
    を備え、
    第1圧力検出手段が第1圧力P2を検出した後または前あるいは同時に、第2圧力検出手段が第2圧力P2’を検出することを特徴とする車両用側面衝突検出装置。
  2. 請求項1に記載の車両用側面衝突検出装置において、
    前記車両には前記第1ドアと第2ドア以外のドアが設けられ、
    前記第2圧力検出手段は、前記第2ドアを含めた第1ドア以外の複数のドアについて、それぞれのドア内空間の圧力を検出し、それぞれのドア内空間の圧力の平均値を前記第2圧力P2’とすることを特徴とする車両用側面衝突検出装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両用側面衝突検出装置において、
    前記車両の側方方向の加速度Gを検出する加速度検出手段を備え、
    前記判定手段は、前記演算手段が算出した変動量ΔVが所定量Voを超えており、且つ、加速度検出手段が検出した加速度Gが所定値Goを超えていれば車両の側面衝突が発生したと判断し、それ以外であれば車両の側面衝突が発生していないと判断することを特徴とする車両用側面衝突検出装置。
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