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JP4564185B2 - Buttonhole sewing machine - Google Patents

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JP4564185B2
JP4564185B2 JP2001032484A JP2001032484A JP4564185B2 JP 4564185 B2 JP4564185 B2 JP 4564185B2 JP 2001032484 A JP2001032484 A JP 2001032484A JP 2001032484 A JP2001032484 A JP 2001032484A JP 4564185 B2 JP4564185 B2 JP 4564185B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボタン穴かがりミシンに関し、特にボタン穴形状の設定に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動的に、ボタン穴を開けるとともに、該ボタン穴の周囲にかがり縫いを施す電子式のボタン穴かがりミシンが知られている。
このようなボタン穴かがりミシンでは、形成可能なボタン穴かがり縫いの大きさや形状について、パターンデータを複数記憶し、操作パネル上でその1つを呼び出すことによって所定のボタン穴かがり縫いを行っていた。
【0003】
例えば、図10に示すように、被縫製物に滴状の穴Qとこれに連続する直線状の切込みRとからなるボタン穴(以下「鳩目穴P」という)を形成すると共に、鳩目穴Pの周囲に鳩目穴かがり縫い目Mを施す鳩目穴かがりミシンが知られている。
鳩目穴かがり縫い目Mは、穴Qの周囲に放射状に施される鳩目部Tと、鳩目部Tに連続して切込みRの左右に施される側縫い部S1、S2とからなる。
鳩目穴かがりミシンは、上糸が通された縫い針を有し上下動および左右動(針振り)される針棒と、下糸が保持されたルーパおよびスプレッダを有し前記針棒と同期駆動されるルーパ機構と、の協働により、鳩目穴Pに沿ってかがり縫いを施す。鳩目部Tでは旋回しながらかがり縫いが施される。ルーパおよびスプレッダは、鳩目穴Pに対して内側の針落ち位置となる「内針」と、外側の針落ち位置となる「外針」と、を順次形成できるように左右1対設けられる。
【0004】
図11には、従来の鳩目穴かがりミシンにおけるパターンデータテーブルの1例を示した。ここでは、9種類のパターンデータを記憶することが可能であり、1つのパターンデータは1〜7のデータ項目を有する。
データ項目1は、鳩目穴Pの穴Qの形状を設定するものである。図10(c)に示すように穴Qの大きさを横幅ewと縦長さelとによって規定し、これらewとelの組み合わせを図10(b)に示すように予めテーブルとして記憶している。データ項目1では、この中(1〜5)から数字を選択するようになっている。
データ項目2〜6は、図10(a)に示す鳩目穴かがり縫い目Mを構成する各部の針数や長さに関するデータである。すなわち、データ項目2は穴かがり長さ(図10のml)、データ項目3は側縫い部針数(図10のln)、データ項目4は鳩目部針数(図10のen)、データ項目5は側縫い部メススペース(図10のls)、データ項目6は鳩目部メススペース(図10のes)である。データ項目7は、かがり縫いの前に布切りを行う先メス、かがり縫いの後に布切りを行う後メスを選択するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、鳩目穴かがり縫い目Mを施すとき、縫い目に「目飛び」が生じると、ボタン穴の見栄えが低下して好ましくない。
図12に示すように、従来の鳩目穴かがりミシンでは、鳩目部Tを旋回しながらかがるとき(図12において矢印で示す反時計方向)、穴Qが切込みRに繋がる付近の点線で図示する領域A1、A2において「目飛び」が生じる場合があった。特に、穴Qの周囲のかがりおわりとなる領域A1で「目飛び」が生じ易く、鳩目穴かがり縫い目Mの見栄えを低下させていた。
【0006】
図13は、かがり縫いを施しているときに、左ルーパ31と左スプレッダ32と周辺の下糸34とを示す模式図である。
図13(a)に示すように、下糸34は、左スプレッダ32の孔32aに通され、左ルーパ31先端の凹部31aに掛けられて経由し、被縫製物の針落ち位置35に至る。縫製中、左ルーパ31と左スプレッダ32とは、左ルーパ31と左スプレッダ32との間隔を広狭させながら所定軌道に沿って往復運動する。左ルーパ31と左スプレッダ32との動作により、左スプレッダ32から左ルーパ31に連なる下糸34aと、左ルーパ31から被縫製物に連なる下糸34bと、の間隔が広げられる。広げられた下糸34aと下糸34bとのあいだの斜線で示す領域Lに縫い針33(図14(b))が落ちる。
図13(b)に示すように、左ルーパ31と左スプレッダ32とにより広げられる下糸34bの角度θが充分広いと、縫い針33が下降する位置(図13(b)に「○」で図示)が領域L(斜線で示す)に含まれ、上糸と下糸が絡んで所定の縫い目が形成される。
一方、下糸34の角度θ’が狭く(θ’<θ)、縫い針33が下降する位置が下糸34が広げられた領域Lから外れると「目飛び」が生じる(図13(a)は外れた状態を図示)。
【0007】
図14は切込みRの周囲をかがるときの模式図である。
図14(a)に示すように、送り台(図示しない)がY方向に移動すると共に、縫い針33が針振りされて内針(n−3)から外針(n−2)に落ちる。次いで逆方向に針振りされて内針(n−1)に落ちる。その後再び、送り台がY方向に移動すると共に、縫い針33が針振りされて外針nに落ちる。このように、切込みRの周囲では内針と次の外針とがX方向に長さAで離間してかがられる。
長さAが充分に確保されると、図14(b)に示すように、左ルーパ31と左スプレッダ32とにより下糸34が充分に広げられ、縫い針33が所望の位置に確実に入り込む。この場合には、図14(c)に示すように、左ルーパ31と左スプレッダ32とが閉じると共に、下糸34が縫い針33の周囲に巻き付き、上糸と下糸が絡んで所定の縫い目が形成される。
【0008】
対して図15は穴Qの周囲のかがりおわりとなる領域A1(図12参照)をかがるときの模式図である。
この場合には、図15(a)に示すように、内針(n−3、n−1)が切込みRに向かって順次ずれていくために、外針と次の内針とがX方向に離間する長さA’は、X軸に対する下糸34bの角度が狭く(θ<θ’)なり、切込みRの周囲をかがる場合(図14参照)と比較して短くなる(すなわち長さA>長さA’)。これに伴って、図15(b)に示すように、左ルーパ31と左スプレッダ32とによる下糸34の開きが狭くなる。このために、下糸34が広げられた部分から縫い針33が外れると、図15(c)に示すように、左ルーパ31と左スプレッダ32とが閉じたときに、下糸34が縫い針33の周囲に巻き付かず「目飛び」となる。
【0009】
従来の鳩目穴かがりミシンでは、ボタン穴を施す生地の種類などにより、穴Qが切込みRと繋がる領域A2で上述の「目飛び」が生じても、この「目飛び」を防止する手段がなく、ボタン穴の見栄えを低下させていた。
なお、上記説明のミシンでは、右側縫い部S2から縫い始めて左側縫い部S1で縫い終わる構成となっているが、左側縫い部S1から縫い始めて右側縫い部S2で縫い終わる構成のミシンであれば、A1の領域で目飛びが発生しやすい。
【0010】
本発明の課題は、ボタン穴かがりミシンにおいて、ボタン穴かがり縫いの見栄えを向上させ、より高級感があるボタン穴かがり縫いを形成することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、例えば、図1〜9に示すように、下端部に設けられた縫い針25を上下動する針棒10と、
針棒の下方に対向して配置され、前記針棒の上下動に併せて駆動するルーパ(例えば、左ルーパ31)と、
鳩目ボタン穴かがり縫い目(例えば、鳩目穴かがり縫い目M)を形成するための制御データ(例えば、パターンデータ)を記憶する記憶手段(例えば、RAM3)と、
前記制御データに基づいて作成された針落ち位置データ(例えば、縫い目データ)に基づいてボタン穴かがり縫い目を形成する制御手段(例えば、CPU1)を備えるボタン穴かがりミシン100において、
前記鳩目ボタン穴かがり縫い目は、鳩目部Tと、左右の平行部S11、S21と、前記鳩目部と前記左右の平行部とを接続する左右の鳩目接続部S12、S22とからなり、
前記制御データは前記左右の鳩目接続部の前記左右の平行部の長手方向に沿った長さを設定する左右鳩目部設定データ(例えば、「鳩目部Y拡大率」(sy))を含み、
前記左右鳩目部設定データの前記左右の鳩目接続部の前記左右の平行部の長手方向に沿った長さを拡大するように内容を変更する変更手段を備え、
前記制御手段は前記左右鳩目部設定データに基づいて前記左右の鳩目接続部の縫い目を形成することを特徴とする。
【0012】
ここで、「制御データ」は、ボタン穴かがり縫いを行うために必要な、各部の長さデータや針数データなどからなるもので、これによりボタン穴かがり縫いの形状や大きさを決定するものである。
【0013】
請求項1記載の発明によれば、左右鳩目部設定データを所望に設定して、左右の鳩目接続部の左右の平行部の長手方向に沿った長さを拡大するように内容を変更する変更手段を備えることで、ボタン穴かがり縫い目の形状を自在に調整できる。
例えば、鳩目部および左右の平行部が一定の形状をもつ条件で、鳩目接続部の平行部に沿う方向の長さが、より長くなるように左右鳩目部設定データを設定する。この場合には、鳩目接続部が平行部に接続される部分では、鳩目接続部と平行部とがなす角度がより小さくなるように設定されることになる。
ところで、ボタン穴かがり縫いは、ボタン穴の内側の針落ち位置となる内針と、外側の針落ち位置となる外針と、のあいだで針振りしながらかがり縫いを施す。また、縫い目は、針棒の上下動に併せて駆動するルーパにより、縫い針の周囲に糸が巻き付けられて形成される。ここで、縫い目は、隣り合う内針と外針とがボタン穴に向かって離間する長さが、充分に長く確保されている条件でより確実に形成される。
上述のように、鳩目接続部と平行部とがなす角度がより小さくなるように設定されると、鳩目接続部と平行部とが接続される周辺では、内針となる位置がボタン穴に向かって順次ずれていく量がより小さくなる。すなわち、隣り合う内針と外針とがボタン穴に向かって離間する長さがより長くなる。
以上から、左右の鳩目接続部の平行部に沿う方向の長さがより長くなるように左右鳩目部設定データを設定することで、鳩目接続部におけるかがり縫いを施すとき、「目飛び」を防止して縫い目がより確実に形成されるようになる。これにより、見栄えがよく高級感があるボタン穴かがり縫い目を施すことができる。
【0014】
なお、左右鳩目部設定データとしては、鳩目接続部と平行部とがなす角度をより小さくできれば、左右の鳩目接続部の長さの他にも前記角度を設定しても良く、基準となる寸法に対する比率などを設定しても良い。
【0016】
さらに、請求項1記載の発明によれば、変更手段により左右鳩目部設定データを所望の数値に容易に変更でき、ある縫製条件の設定から別の異なる設定への変更が極めて容易となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
本発明の一例としてボタン穴かがりミシン(以下、ミシン)100は、自動制御により、ボタン穴として鳩目穴を形成すると共に、鳩目穴の周囲に鳩目穴かがり縫いを施す。
図1に示すように、ミシン100は、主に、略矩形箱状をなすベッド部21と、ベッド部21の後部に設けられた縦胴部22と、縦胴部22から前方に延出して設けられたアーム部23を有するミシン本体24とから構成される。また、ミシン100は、オペレータが各種設定を行うための操作パネル5(図5参照)と、ミシン100の一連の縫製動作を制御する制御回路110(図2参照)とを備える。
【0018】
詳細に図示はしないが、アーム部23内には上軸が前後方向に延在して設けられる。一方、ベッド部21内には下軸が前後方向に延在して設けられる。下軸には主軸サーボモータ7(図2参照)が接続される。下軸はタイミングベルトを備えた伝動機構を介して上軸と接続される。主軸サーボモータ7により回転される下軸の回転力が、伝動機構を介して伝動されて上軸が回転する。
【0019】
アーム部23の先端部から下方に延出して、下端部に縫い針25を有する針棒26が上下動および左右への振れ移動が可能に設けられる。針棒26は針棒上下駆動機構および針棒振り機構を介して上軸に接続される。
ベッド部21には、針棒26に対向してルーパ(図9に左ルーパ31を図示)とルーパを補助するスプレッダ(図9に左スプレッダ32を図示)とを有するルーパ部27を上部に備えたルーパ土台28が設けられる。ルーパおよびスプレッダはルーパ駆動機構およびスプレッダ駆動機構を介して下軸に接続される。
【0020】
針棒26およびルーパー土台28は、Z軸パルスモータ13(図2参照)とタイミングベルトとを有する回動機構に接続され、同期して垂直な軸回りを中心に回転する。これは鳩目穴Pの滴状の穴Qの周縁部に放射状の縫い目を形成するための機構である。
【0021】
ベッド部21の上面には被縫製物がセットされる送り台29が設けられる。送り台29の上面に、被縫製物を押えるための1対の布押え2A(図1に上げた状態で図示)が設けられる。送り台29は、ベッド部21内に設けられたX軸パルスモータ9およびY軸パルスモータ11などからなる送り機構により、CPU1の制御のもとで、X方向(図1における紙面に垂直な方向)およびY方向(図1に明示する前後方向)に水平移動される(図2参照)。
【0022】
ミシン100は、被縫製物に鳩目穴Pをあけるメス機構を備える。メス機構は、ベッド部21に設けられる固定メス(図示しない)と、固定メスの上方に設けられたメス受け台2Bの上方で前記メス受け台2Bを上下動する布切りパルスモータ16(図2参照)を有するメス駆動機構と、を主体に構成される。前記布切りパルスモータ16を駆動し、メス受け台2Bを固定メスに向かって下降させると、メス受け台2Bと固定メスとの間にセットされた被縫製物が押し切られ、鳩目穴Pがあけられる。
【0023】
以下、図2を参照してミシン100の制御構成を説明する。
図2には、ミシン100の制御回路110を示した。制御回路110は、CPU1、ROM2、RAM3、およびインターフェース4a、4b、4c…、各種駆動回路、操作パネル5、スタートスイッチ15等から構成される。
ROM(read only memory)2には、鳩目穴かがり縫い目Mを施すための制御プログラムや制御データが書き込まれている。
【0024】
本発明の記憶手段であるRAM3(random access memory)は、複数のパターンデータ(制御データ)を記憶するとともに、操作パネル5を介して選択された1つのパターンデータを記憶し、また、パターンデータの中のデータ項目の値が変更された場合にはその値等も記憶するようになっている。さらにRAM3は、縫製中の各種処理の際に一時的に使用されるメモリエリアとしても機能する。また、パターンデータから生成される縫い目データ(針落ち位置データ、後述する)も記憶する。
【0025】
RAM3に記憶されるパターンデータの一例を図3に示した。RAM3には、9個のパターンデータが記憶されており、各パターンデータには、パターンNo.1で示すように1〜8のデータ項目に対応して具体的な値が設定されている。
データ項目1および3〜8は図11に示した従来のパターンデータと同様である。すなわち、データ項目1および3〜7により鳩目穴かがり縫い目Mの形状や大きさが決定される。特に、データ項目1は穴Qの基準となる横幅ewおよび縦幅elを選択する。また、データ項目8については先メスか後メスかを選択する。
データ項目2は、データ項目1で選択された穴Qの形状をY方向に拡大するための拡大率となる「鳩目部Y拡大率」(sy、左右鳩目部設定データ)を設定する。「鳩目部Y拡大率」(sy)としては1よりも大きな数値が設定され、穴Qの縦幅elに乗算され、穴QのY方向の長さを拡大する(図4参照)。
【0026】
以下、図4に基づいて「鳩目部Y拡大率」(sy)をより具体的に説明する。
図4中、点OはXY座標の原点位置であり、点Aは側縫い部S2の始点であり、点Bは滴状の穴Qと直線状の切込みRとの境の右側の点であり、点Cは側縫い部S2の終点となると共に鳩目部Tの始点であり、点Dは鳩目部Tの終点となると共に側縫い部S1の始点であり、点Eは滴状の穴Qと直線状の切込みRとの境の左側の点となる点であり、点Fは側縫い部S1の終点である。また、C−D間を直径とする円と点Bをとおる直線とが接する接点B1を定める。C−D間を直径とする円と点Eをとおる直線とが接する接点D1を定める。
【0027】
本実施の形態の鳩目穴かがり縫い目Mは、側縫い部S1、S2は、切込みRに沿って左右にかがられる平行部S11、S21と、左右の平行部S11、S21と略円弧状の鳩目部Tの両端とを繋ぐ鳩目接続部S12、S22とからなる。
鳩目接続部S12は、点Bから接点B1に至る直線からなる鳩目直線部S13と、接点B1から点Cに至る円弧B1Cである鳩目円弧部S14とからなる。鳩目接続部S22は、点Dから接点D1に至る円弧DD1である鳩目円弧部S24と、接点D1から点Eに至る直線からなる鳩目直線部S23とからなる。
【0028】
穴QのY方向の縦幅を(el×sy)に拡大する「鳩目部Y拡大率」(sy)を設定することで、穴QがY方向に細長くなるように設定される。
これに伴って、かがり縫いの経路は、鳩目接続部S12、S22をY軸に正射影した長さL1、L2がより長くなるように設定される。また、鳩目接続部S12、S22と平行部S11、S21とがなす角度θ1、θ2がより小さくなるように設定される。
【0029】
CPU(Central Processing Unit)1は、ROM2の制御プログラムや制御データにしたがって、鳩目穴かがり縫いに関する一連の処理を制御する本発明の制御手段である。
CPU1は、インターフェース4fを介して、操作パネル5に接続され、操作パネル5上の表示を制御するとともに、操作パネル5を介して入力される入力信号を受けて各種設定の選択・変更などを行うようになっている。作業者は、操作パネル5を介して、図3に示したパターンデータを選択したり、選択したパターンデータの各データ項目の数字を変更できるようになっている。操作パネル5については後述する。
【0030】
さらに、CPU1には、インターフェース4a、4b、4c、4d、4e、4fを介して、主軸サーボモータ駆動回路6と、X軸パルスモータ駆動回路8と、Y軸パルスモータ駆動回路10と、Z軸パルスモータ駆動回路12と、布切りパルスモータ駆動回路14と、スタートスイッチ15とが接続される。
主軸サーボモータ駆動回路6はCPU1の制御のもとで主軸サーボモータ7を駆動する。X軸パルスモータ駆動回路8は、CPU1の制御のもとで送り台29をX方向(上述)に移動させるX軸パルスモータ9を駆動する。Y軸パルスモータ駆動回路10は、CPU1の制御のもとで送り台29をY方向(上述)に移動させるY軸パルスモータ11を駆動する。Z軸パルスモータ駆動回路12はCPU1の制御のもとでZ軸パルスモータ13を駆動する。布切りパルスモータ駆動回路14はCPU1の制御のもとで布切りパルスモータ16を駆動する。スタートスイッチ15は、CPU1の制御のもとでボタン穴かがり縫いおよび布切り処理などを行うための起動信号を出力させる。
【0031】
本発明における変更手段である操作パネル5は、図5に示すように主に準備スイッチP13、パターンナンバー選択部5a、先メス後メス表示部5b、データ項目選択部5c、データ値設定部5d、データ設定スイッチP6とから構成される。
パターンナンバー選択部5aは、パターンナンバーを選択するためのもので、パターン表示部P1に現在選択しているパターンナンバーが表示される(図5では「1」)。パターン表示部P1下の+キーP2、−キーP3により数字を1〜9の範囲の中で1つずつ変更することによって、異なるパターンデータを選択できる。
【0032】
データ項目選択部5cは、パターンナンバー選択部5aで選択したパターンデータの中のデータ項目を選択するものである。項目表示部P10に現在選択しているデータ項目が表示される(図5では「2」)。項目表示部P10下の+キーP11、−キーP12により数字を1〜8の範囲の中で1つずつ変更することによって、異なるデータ項目を選択できる。
データ項目選択部5cにおいてデータ項目を選択すると、データ値設定部5dの値表示部P7にそのデータ項目について予め設定されている数字が表示される。値表示部P7下の+キーP8、−キーP9によって値表示部P7の数字を所定の範囲の中で所定間隔ずつ増減することによって、値を変更できる。
また、先メス後メス表示部5bには、LED(発光ダイオード)からなる先メス表示灯P4及び後メス表示灯P5が設けられている。前記データ項目選択部5cでデータ項目としてナンバー8を選択し、そこで、データ値設定部5dで先メスを示す「1」または後メスを示す「2」を選択すると、それに応じて先メス表示灯P4、後メス表示灯P5のいずれかが点灯する。図5では、先メスを選択した状態を示している。
【0033】
なお、データ値設定部5dの値表示部P7において、データ項目「2」の「鳩目部Y拡大率」(sy)に対応して「1.1」と表示されているが、これは鳩目穴Pの穴Qの縦幅elを1.1倍に拡大するためである。
データ設定スイッチP6は、データ設定作業を行う際に操作するスイッチである。つまり、データ設定スイッチP6を押すと、それによりデータ値の変更などが可能となる。また、各項目や数字の選択や変更は、再度、データ設定スイッチP6を押すことで確定する。
準備スイッチP13は、設定作業の終了後、選択あるいは設定しなおしたデータ値に対応する縫い目データを作成するためのスイッチである。
【0034】
図7(a)には、ミシン100によるボタン穴かがり縫いのゼネラルフローを示した。
このゼネラルフローは、例えばミシン100の主電源(図示せず)がONになったときに開始し、まず、ステップA1においてパターンナンバー選択部5aの+キーP2、−キーP3が操作されてパターンデータのナンバーが変更されたか否か判定する処理を行い、変更されればステップA2においてパターンナンバーを更新し、ステップA3に移行する。ステップA1で変更されていないと判定すれば、そのままステップA3に移行する。
ステップA3においては、データ設定スイッチP6が操作されたか否か判定し、操作されていればデータ設定モードに入りステップA4においてデータ設定処理を行う。このデータ設定処理については後述する。ステップA4の後、あるいはステップA3においてデータ設定スイッチP6が操作されていないと判定した場合には、ステップA5に移行する。
【0035】
ステップA5では、準備スイッチP13が操作されたか否かを判定する。操作されなければ、ステップA1に戻り、操作されればステップA6において、CPU1により縫い目データが作成される。
【0036】
以下、縫い目データを作成する一例を示す。
図4に示すように、予め登録されたメス形状(実線で図示)に対して、縫い目形状(破線で図示)を形成するための針落ち位置(X座標とY座標とZ旋回量)を定める。本実施の形態では、縫い目データは、各針落ち点のX座標の差から定まるX移動量と、各針落ち点のY座標の差から定まるY移動量と、Z旋回量とを定める。
なお、図4においては、図を簡略化するために、鳩目穴Pに対して内側の針落ち位置(内針「●」で図示)を主体に示し、外側の針落ち位置(外針「○」で図示)については一部のみを示す。
【0037】
(側縫い部S2)
点Aから点Cでは、各針落ち点のY座標(原点OからのY軸方向の位置)は、点Aから点CまでのY軸方向の総移動量(ml−ew/2)を、側縫い部針数(ln)により均等分割して算出される。算出されたY座標に対して、点Aから点CまでのX座標(原点OからのX軸方向の位置)を算出する。算出された各針落ち点のX座標、Y座標の差を求めることで、X移動量、Y移動量が算出される。
すなわち、点BのY座標はY=L−el×syであるので、算出されるY座標はY≦L−el×syである。点Aから点BまでのX移動量は0である。
また、点Bから点CまでのX座標を算出するには、点Bから点Cまでの縫い目の経路を、点Bから接点B1に至る直線(すなわち鳩目直線部S23)と、C−D間を直径とする円のうちの接点B1から点Cに至る円弧B1C(すなわち鳩目円弧部S24)とからなると仮定して接点B1の座標を求め、その座標に基づいて各針落ち点のY座標に対応するX座標を求める。
【0038】
なお、詳細は省略するが接点B1の座標(x1、y1)は、例えば、以下の式を展開して算出することができる。
接点B1を通る接線は、CDを直径とする円の半径がew/2+esであるので、
1・x+y1・y=(ew/2+es)2 …(1)
で与えられ、
また接点B1と点Bを通る直線は、点BのXY座標が(ls、L−el・sy)であることから、
y−y1=(L−el・sy−y1)・(x−x1)/(ls−x1) …(2)
で与えられる。
さらに、接点B1は、半径が(ew/2+es)、中心のXY座標が(0、L−ew/2)のCDを直径とする円上にあるから、x1とy1には次の関係がある。
1 2+(y1−(L−ew/2))2=(ew/2+es)2 …(3)
すなわち、これらの式を展開して求めた接点B1の座標(x1、y1)を、上記(2)式に代入して得られた式に、各針落ち点のY座標の値を代入してY座標に対応するX座標を算出する。
【0039】
なお、点Aから点CまでのZ旋回量は0である。また、原点Oから点Aでは、ミシン100を動作させずに送り台29だけを移動させる空送りがなされ、X移動量はls、Y移動量は(L−ml)、Z旋回量は0である。
【0040】
(鳩目部T)
点Cから点Dでは、C−D間を直径とする円周を鳩目部針数(en)により均等分割し、X移動量とY移動量とZ旋回量とをそれぞれ算出する。
すなわち点Cからn番目の針落ち点のX座標およびY座標は、
X座標=(ew/2)・cos(π・n/en)
Y座標=L−ew/2+(ew/2)・sin(π・n/en)
但しn=0からenである。そして、点Aから点Cまでと同様に(X、Y)座標より(X、Y)移動量を算出する。Z旋回量は180°/(en−1)である。
【0041】
(側縫い部S1)
点Dから点Fでは、点Aから点Cまでと同様に、各針落ち点のY座標は、点Dから点FまでのY軸方向の総移動量(ew/2−ml)を、側縫い部針数(ln)により均等分割して算出される。算出されたY座標に対して、点Dから点FまでのX座標を算出し、さらに各針落ち点の移動量を算出する。点Dから点EまでのX座標を算出するには、点Dから点Fまでの縫い目の経路を、C−D間を直径とする円のうちの点Dから接点D1に至る円弧(すなわち鳩目円弧部S14)と、接点D1から点Eに至る直線(すなわち鳩目直線部S13)とからなると仮定し、接点D1の座標を算出し、その座標に基づいて各針落ち点のY座標に対応するX座標を算出する。接点D1の座標及び接点D1から点Eまでの針落ち点の各移動量は、上記した点Bから接点B1の場合と同様にして算出することができる。また、点Eから点FまでのX移動量は0である。なお、点Dから点FまでのZ旋回量は0である。
また、点Fから原点Oでは、ミシン100を動作させずに送り台29だけを移動させる空送りがなされ、X移動量は−ls、Y移動量は(ml−L)、Z旋回量は−180°である。
【0042】
以上の通りにして、各針落ち点のあいだのX移動量とY移動量とZ回動量とが定められ、図6に示すように、X移動量・Y移動量・Z回動量として格納されたデータテーブルNが、RAM3に記憶される。
なお、図6は、内針から外針へ針振りされるときの縫い目データを示している。すなわち、本実施の形態では、内針から外針に至るあいだに送り台29が移動されて針振りされるがこの場合に限定されない。その他、外針から内針に至るあいだに送り台29を移動させても良く、内針から外針に至るあいだと外針から内針に至るあいだとの両方に適宜振り分けても良い。
【0043】
次いで、ステップA7において、送り台29を原点位置に移動させるとともに、針棒26およびルーパもZ軸回転における原点位置に移動させる。
次に、ステップA8において、スタートスイッチ15がON状態になったか否かを監視し、ONになればステップA9に移行する。ステップA9において、パターンデータ内のデータ項目「8」で先メスが選択されているかどうか判定する。
先メスであればステップA10において、布切りパルスモータ16を駆動することによりメス受け台を駆動させてメス駆動処理を行う。ステップA10の後、あるいはステップA9において先メスではないと判定した場合、ステップA11に移行し、ここで、縫い始め位置(側縫い部S2の始点A)へ送り台29を移動させる処理を行う。
【0044】
次いで、ステップA12において、穴かがり動作を行う。
「鳩目部Y拡大率」(sy)により、穴Qの縦幅elが(el×sy)に拡大されたデータテーブルN(図6参照)に基づいて、ミシン100は鳩目穴かがり縫い目Mを施す。
すなわち、データテーブルNには、実際の鳩目穴形状(図8(a)(b)に実線で示す)に対し、縦幅elのみがY方向に拡大された鳩目穴形状(図8(b)に2点鎖線で示す)の周囲に所定の縫い目を形成する縫い目データが作成されている。この縫い目データに基づく縫い目を形成することで、図4に示すように、鳩目直線部S13、S23の平行部S11、S21に対する傾斜がより緩やかになる。これにより、内針が切込みRに向かって順次ずれていく量が少なくなり、内針と次の外針とがX方向により大きく離間するようになる。
従って、矢印で示す反時計方向に旋回しながら穴Qに沿って切込みRに繋がる付近をかがるとき、図9に示すように、外針の針落ち位置に対する1針前の内針の針落ち位置は、拡大前(図8(a)に対応)には位置35aであったのに対して拡大後(図8(b)に対応)には位置35bとなる。そして、左スプレッダ32から左ルーパ31に連なる下糸34aと、左ルーパ31から被縫製物に連なる下糸34bと、がより大きな角度で広がり、縫い針25が下降する位置(「○」で図示)が、広げられた下糸34の内側に入り込むようになる。従って、上糸と下糸とが確実に絡んで「目飛び」が防止され所定の縫い目を形成でき、見栄えがよく高級感がある鳩目穴かがり縫いMが施される。
【0045】
所定の針数の縫製後、ステップA13に移行し、ここでステップA7同様に送り台、及び針棒26とルーパを原点位置に移動させる。
次いで、ステップA14において、パターンデータ内のデータ項目「8」で後メスが選択されているか否か判定し、後メスが選択されていればステップA15に移行しメス受台駆動処理を行う。ステップA15の後、あるいはステップA14において後メスではないと判定した場合にはステップA8に戻り、再びスタートスイッチ15の操作を待つ状態になり、スタートスイッチ15が押されれば穴かがり動作を繰り返すことができる。
【0046】
図7(b)には、前記ステップA4のデータ設定処理のフローチャートを示した。まず、ステップB1で操作パネル5上の項目表示部P10の表示を「1」とし、値表示部P7に現在設定されている鳩目穴形状1〜5のいずれかの値を表示する。次いで、ステップB2において+キーP11、−キーP12によりデータ項目ナンバーが変更されたか否か判定し、変更されていればステップB3においてデータ項目ナンバーを更新し、項目表示部P10及び値表示部P7の表示を変更する。ステップB3後、あるいはステップB2でデータ項目ナンバーが変更されていないと判定した場合、ステップB4に移行する。
ステップB4では、現在選択されているデータ項目の値(値表示部P7に表示されている値)が、+キーP8及び−キーP9により変更されたか否か判定し、変更されていなければステップB6に移行する。値が変更されていれば、ステップB5において、選択されているデータ項目に応じて、データ値を更新し値表示部P7の表示内容を変更し、ステップB6に移行する。
ステップB6でデータ設定スイッチP6が操作されたか否か判定し、操作されていればステップB7において更新されたデータ値を更新し、ステップA5に戻る。ステップB6でデータ設定スイッチP6が操作されていないと判定すれば、ステップB2に戻る。
【0047】
以上の本発明の実施の形態のミシン100によれば、左右の鳩目接続部S12、S22のY方向の長さL1、L2がより長くなるように「鳩目部Y拡大率」(sy)を設定することで、鳩目接続部S12、S22における「目飛び」が防止され、見栄えがよく高級感があるボタン穴かがり縫い目を施すことができる。
また、「鳩目部Y拡大率」(sy)を所望に設定することで、鳩目穴Pの穴Qの周囲に形成されるボタン穴かがり縫い目の形状をY方向に自在に拡大することができ、ボタン穴をさまざまなレイアウトに施すことができる。これにより、地域や個人により異なるデザインの好みに対応させてボタン穴を形成できる。
【0048】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることはなく、適宜変更可能である。
例えば、RAM3に記憶されるパターンデータは図3に示した内容に限定されない。
例えば、データ項目として、鳩目接続部S12、S22をY軸に正射影した長さL1、L2(図4参照)を設定するように構成しても良い。また、鳩目接続部S12、S22と平行部S11、S21とがなす角度θ1、θ2(図4参照)を設定するように構成しても良い。この場合には、長さL1、L2または角度θ1、θ2を設定することで鳩目接続部S12、S22の長さが定まり、長さL1、L2または角度θ1、θ2が左右鳩目部設定データとなる。そして、長さL1、L2がより長くなるように、また、角度θ1、θ2がより小さくなるように設定することで、鳩目接続部S12、S22における「目飛び」を防止できる。
さらにこの場合に、長さL1、L2または角度θ1、θ2の基準値を定めておき、この基準値を任意の演算処理により補正するための補正値を設定しても良い。さらに、この補正値を複数格納したテーブルをRAM3に記憶させても良い。
【0049】
また、パターンデータを記憶する記憶手段としてRAM3としたが、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)や、フロッピーディスクなどのような外部記憶媒体であってもよい。
パターンデータの数、データ項目の数、操作パネルにおける操作方法などは適宜変更可能である。
さらに、上記実施の形態ではパターンデータを複数記憶し、そのうちの1つを選択し縫い目データを作成するように構成したが、記憶手段には縫い目データが複数記憶されていてもよい。あるいは、複数のパターンデータと各パターンデータに対応する縫い目データが記憶されていてもよい。その場合、パターンデータを選択すると、自動的に縫い目データが特定されるように構成すればよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、具体的な細部構成等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0050】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、左右の鳩目接続部の平行部に沿う方向の長さがより長くなるように左右鳩目部設定データを設定することで、鳩目接続部における「目飛び」を防止して、見栄えがよく高級感があるボタン穴かがり縫い目を施すことができる。
【0051】
さらに、請求項1記載の発明によれば、ある縫製条件の設定から別の異なる設定への変更が極めて容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施の形態のボタン穴かがりミシン100を示す図である。
【図2】図1のボタン穴かがりミシン100の制御構成を示すブロック図である。
【図3】RAM3に記憶されているパターンデータの1例を示す図である。
【図4】CPU1における縫い目データの作成を説明するための図である。
【図5】操作パネル5の正面図である。
【図6】RAM3に記憶されているデータテーブルの1例を示す図である。
【図7】ミシン100におけるボタン穴かがり縫いのフローチャートである。
【図8】穴Qを拡大する前後の鳩目穴かがり縫い目Mを示す図である。
【図9】穴Qを拡大して「目飛び」が防止される様子を説明するための図である。
【図10】従来のボタン穴かがりミシンにより施される鳩目穴かがり縫い目Mを示す図である。
【図11】従来のパターンデータを示す図である。
【図12】従来のボタン穴かがり縫い目Mにおいて「目飛び」が生じやすい領域A1、A2を示す図である。
【図13】従来のボタン穴かがり縫い目Mにおいて生じる「目飛び」を説明するための図である。
【図14】切込みRの周囲をかがるときの模式図である。
【図15】図12の領域A1をかがるときの模式図である。
【符号の説明】
1 CPU(制御手段)
3 RAM(記憶手段)
5 操作パネル(変更手段)
10 針棒
25 縫い針
31 左ルーパ(ルーパ)
100 ボタン穴かがりミシン
M 鳩目穴かがり縫い目(ボタン穴かがり縫い目)
T 鳩目部
S1 側縫い部
S2 側縫い部
S11 平行部
S21 平行部
S12 鳩目接続部
S22 鳩目接続部
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a buttonhole sewing machine, and more particularly to setting a buttonhole shape.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there has been known an electronic button hole sewing machine that automatically opens a button hole and performs an over stitching around the button hole.
In such a buttonhole sewing machine, a plurality of pattern data are stored for the size and shape of buttonhole sewing that can be formed, and predetermined buttonhole sewing is performed by calling one of them on the operation panel. .
[0003]
For example, as shown in FIG. 10, a button hole (hereinafter referred to as “eyelet hole P”) including a drop-like hole Q and a continuous linear cut R is formed in the sewing product, and the eyelet P There are known eyelet-holed sewing machines in which eyelet-holed seams M are provided around the eyelet.
The eyelet seam M includes a eyelet portion T that is radially provided around the hole Q, and side seams S1 and S2 that are provided to the left and right of the cut R continuously from the eyelet portion T.
The eyelet sewing machine has a needle that passes through the upper thread and has a needle bar that moves vertically and horizontally (needle swing), and a looper and spreader that holds the lower thread. By cooperating with the looper mechanism to be done, over stitching is performed along the eyelet hole P. At the eyelet part T, the stitch is sewn while turning. The looper and spreader are provided in a pair of left and right so that an “inner needle” that is an inner needle drop position with respect to the eyelet hole P and an “outer needle” that is an outer needle drop position can be formed sequentially.
[0004]
FIG. 11 shows an example of a pattern data table in a conventional eyelet-punching sewing machine. Here, nine types of pattern data can be stored, and one pattern data has 1 to 7 data items.
Data item 1 sets the shape of the hole Q of the eyelet hole P. As shown in FIG. 10C, the size of the hole Q is defined by the horizontal width ew and the vertical length el, and the combination of these ew and el is stored in advance as a table as shown in FIG. 10B. In data item 1, a number is selected from among (1 to 5).
Data items 2 to 6 are data relating to the number of stitches and the length of each part constituting the eyelet stitching stitch M shown in FIG. That is, data item 2 is the drilling length (ml in FIG. 10), data item 3 is the number of side stitching needles (ln in FIG. 10), data item 4 is the number of eyelet stitches (en in FIG. 10), data item 5 is a side stitching female space (Is in FIG. 10), and data item 6 is an eyelet female space (es in FIG. 10). The data item 7 is used to select a first knife for performing cloth cutting before overlock sewing and a post knife for performing cloth cutting after overlock sewing.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, when the stitch seam M is applied to the eyelet, if a “jump” occurs in the seam, the appearance of the button hole is lowered, which is not preferable.
As shown in FIG. 12, in a conventional eyelet-holed sewing machine, when turning over the eyelet part T (counterclockwise direction indicated by an arrow in FIG. 12), the hole Q is illustrated by a dotted line near the notch R. In some cases, “skipping” may occur in the areas A1 and A2. In particular, the “eye skipping” easily occurs in the area A1 around the hole Q, and the appearance of the eyelet seam M is lowered.
[0006]
FIG. 13 is a schematic diagram showing the left looper 31, the left spreader 32, and the surrounding lower thread 34 when overlock stitching is performed.
As shown in FIG. 13 (a), the lower thread 34 is passed through the hole 32a of the left spreader 32 and is passed through the recess 31a at the tip of the left looper 31 to reach the needle drop position 35 of the sewing product. During sewing, the left looper 31 and the left spreader 32 reciprocate along a predetermined track while widening and narrowing the distance between the left looper 31 and the left spreader 32. By the operation of the left looper 31 and the left spreader 32, the interval between the lower thread 34a that continues from the left spreader 32 to the left looper 31 and the lower thread 34b that continues from the left looper 31 to the workpiece is widened. The sewing needle 33 (FIG. 14 (b)) falls in a region L indicated by oblique lines between the spread lower thread 34a and lower thread 34b.
As shown in FIG. 13B, when the angle θ of the lower thread 34b spread by the left looper 31 and the left spreader 32 is sufficiently wide, the sewing needle 33 descends at the position where the sewing needle 33 descends (“◯” in FIG. 13B). (Illustrated) is included in the region L (indicated by hatching), and the upper thread and the lower thread are entangled to form a predetermined stitch.
On the other hand, when the angle θ ′ of the lower thread 34 is narrow (θ ′ <θ) and the position where the sewing needle 33 descends deviates from the region L where the lower thread 34 is widened, “jumping” occurs (FIG. 13A). Shows the disengaged state).
[0007]
FIG. 14 is a schematic diagram when the periphery of the cut R is bent.
As shown in FIG. 14A, the feed base (not shown) moves in the Y direction, and the sewing needle 33 is swung to fall from the inner needle (n-3) to the outer needle (n-2). Next, the needle is swung in the opposite direction and falls to the inner needle (n-1). Thereafter, the feed base moves again in the Y direction, and the sewing needle 33 is swung and falls to the outer needle n. Thus, around the incision R, the inner needle and the next outer needle are spaced apart by the length A in the X direction.
When the length A is sufficiently secured, as shown in FIG. 14B, the lower thread 34 is sufficiently spread by the left looper 31 and the left spreader 32, and the sewing needle 33 surely enters the desired position. . In this case, as shown in FIG. 14C, the left looper 31 and the left spreader 32 are closed, the lower thread 34 is wound around the sewing needle 33, and the upper thread and the lower thread are entangled with each other to have a predetermined stitch. Is formed.
[0008]
On the other hand, FIG. 15 is a schematic view when the area A1 (see FIG. 12) where the periphery of the hole Q is over is bent.
In this case, as shown in FIG. 15A, since the inner needles (n-3, n-1) are sequentially shifted toward the incision R, the outer needle and the next inner needle are in the X direction. The length A ′ that is spaced apart from each other is smaller than the case where the angle of the lower thread 34b with respect to the X axis is narrow (θ <θ ′) and the circumference of the incision R is bent (see FIG. 14) (that is, the length A> length A ′). Accordingly, as shown in FIG. 15B, the opening of the lower thread 34 by the left looper 31 and the left spreader 32 becomes narrower. For this reason, when the sewing needle 33 is removed from the portion where the lower thread 34 is widened, the lower thread 34 becomes sewn when the left looper 31 and the left spreader 32 are closed as shown in FIG. 33 does not wrap around 33 and becomes “eye skipping”.
[0009]
In the conventional eyelet sewing machine, there is no means for preventing the “eye skipping” even if the above “eye skipping” occurs in the region A2 where the hole Q is connected to the notch R depending on the type of cloth to which the button hole is applied. , Had reduced the appearance of the buttonhole.
In the above-described sewing machine, the sewing starts from the right sewing portion S2 and finishes sewing at the left sewing portion S1, but the sewing machine starts sewing from the left sewing portion S1 and finishes sewing at the right sewing portion S2. Skipping easily occurs in the area A1.
[0010]
An object of the present invention is to improve the appearance of buttonhole sewing in a buttonhole sewing machine and form buttonhole sewing with a higher-class feeling.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
  In order to solve the above problems, the invention described in claim 1 includes, for example, as shown in FIGS. 1 to 9, a needle bar 10 that moves up and down a sewing needle 25 provided at the lower end,
  A looper (e.g., left looper 31) that is disposed below the needle bar and that is driven in accordance with the vertical movement of the needle bar;
  Storage means (for example, RAM 3) for storing control data (for example, pattern data) for forming the eyelet button-hole stitches (for example, the piggy-hole stitches M);
  In the buttonhole sewing machine 100 including control means (for example, CPU1) for forming a buttonhole stitch based on needle drop position data (for example, stitch data) created based on the control data,
  The eyelet buttonhole stitch includes a eyelet portion T, left and right parallel portions S11 and S21, and left and right eyelet connection portions S12 and S22 that connect the eyelet portion and the left and right parallel portions,
  The control data of the left and right eyelet connection portionsAlong the longitudinal direction of the left and right parallel partsIncluding left and right eyelet part setting data (for example, “eyelet part Y enlargement ratio” (sy)) for setting the length,
  Changing means for changing the contents so as to enlarge the length along the longitudinal direction of the left and right parallel parts of the left and right eyelet connection part of the left and right eyelet part setting data;
  The control means forms the stitches of the left and right eyelet connection portions based on the left and right eyelet portion setting data.
[0012]
Here, the “control data” consists of the length data of each part and the number of stitches data necessary for buttonhole stitching, which determines the shape and size of buttonhole stitching. It is.
[0013]
  According to the first aspect of the present invention, the left and right eyelet part setting data is set as desired, and the left and right eyelet connection partsAlong the longitudinal direction of the left and right parallel partsLengthThere is a change means to change the contents to expandBy doing so, the shape of the buttonhole stitching can be freely adjusted.
  For example, the left and right eyelet part setting data is set so that the length of the eyelet connecting part in the direction along the parallel part becomes longer under the condition that the eyelet part and the left and right parallel parts have a certain shape. In this case, in the part where the eyelet connection part is connected to the parallel part, the angle formed by the eyelet connection part and the parallel part is set to be smaller.
  By the way, in the buttonhole over stitching, overlock stitching is performed while swinging the needle between the inner needle that becomes the needle drop position inside the button hole and the outer needle that becomes the needle drop position outside. The seam is formed by winding a thread around the sewing needle by a looper that is driven in conjunction with the vertical movement of the needle bar. Here, the seam is more reliably formed under the condition that the length that the adjacent inner needle and outer needle are separated toward the button hole is sufficiently long.
  As described above, when the angle formed by the eyelet connecting portion and the parallel portion is set to be smaller, the position of the inner needle is directed toward the button hole in the periphery where the eyelet connecting portion and the parallel portion are connected. The amount of sequential shift becomes smaller. That is, the length that the adjacent inner needle and outer needle are separated toward the button hole becomes longer.
  From the above, by setting the left and right eyelet setting data so that the length in the direction along the parallel part of the left and right eyelet connection portions is longer, it is possible to prevent `` eye skipping '' when performing overlock stitching at the eyelet connection portions As a result, the seam is more reliably formed. As a result, it is possible to apply a buttonhole seam having a good appearance and a high-class feeling.
[0014]
As the left and right eyelet part setting data, as long as the angle formed by the eyelet connecting part and the parallel part can be made smaller, the angle may be set in addition to the length of the left and right eyelet connecting parts. You may set the ratio with respect to.
[0016]
  Furthermore, according to the invention of claim 1,The right and left eyelet setting data can be easily changed to a desired numerical value by the changing means, and the change from one sewing condition setting to another different setting becomes extremely easy.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
As an example of the present invention, a buttonhole sewing machine (hereinafter referred to as a sewing machine) 100 forms a eyelet hole as a buttonhole by automatic control and performs eyelet stitching around the eyelet hole.
As shown in FIG. 1, the sewing machine 100 mainly includes a bed portion 21 having a substantially rectangular box shape, a vertical body portion 22 provided at a rear portion of the bed portion 21, and a front portion extending from the vertical body portion 22. The sewing machine main body 24 includes an arm portion 23 provided. The sewing machine 100 also includes an operation panel 5 (see FIG. 5) for an operator to make various settings, and a control circuit 110 (see FIG. 2) that controls a series of sewing operations of the sewing machine 100.
[0018]
Although not shown in detail, an upper shaft is provided in the arm portion 23 so as to extend in the front-rear direction. On the other hand, a lower shaft is provided in the bed portion 21 so as to extend in the front-rear direction. A spindle servomotor 7 (see FIG. 2) is connected to the lower shaft. The lower shaft is connected to the upper shaft via a transmission mechanism having a timing belt. The rotational force of the lower shaft rotated by the main shaft servomotor 7 is transmitted through the transmission mechanism, and the upper shaft rotates.
[0019]
A needle bar 26 that extends downward from the distal end of the arm 23 and has a sewing needle 25 at the lower end is provided so as to be able to move up and down and move left and right. The needle bar 26 is connected to the upper shaft via a needle bar vertical drive mechanism and a needle bar swing mechanism.
The bed portion 21 is provided with a looper portion 27 having a looper (a left looper 31 is shown in FIG. 9) facing the needle bar 26 and a spreader (a left spreader 32 is shown in FIG. 9) for assisting the looper. A looper base 28 is provided. The looper and the spreader are connected to the lower shaft via the looper drive mechanism and the spreader drive mechanism.
[0020]
The needle bar 26 and the looper base 28 are connected to a rotation mechanism having a Z-axis pulse motor 13 (see FIG. 2) and a timing belt, and rotate synchronously around a vertical axis. This is a mechanism for forming a radial seam at the periphery of the drop-shaped hole Q of the eyelet hole P.
[0021]
On the upper surface of the bed portion 21, a feed base 29 on which a workpiece is set is provided. On the upper surface of the feed base 29, a pair of cloth pressers 2A (shown in the state of being raised in FIG. 1) for pressing the sewing product is provided. The feed base 29 is controlled in the X direction (direction perpendicular to the paper surface in FIG. 1) under the control of the CPU 1 by a feed mechanism including an X axis pulse motor 9 and a Y axis pulse motor 11 provided in the bed portion 21. ) And the Y direction (front-rear direction clearly shown in FIG. 1) (see FIG. 2).
[0022]
The sewing machine 100 includes a knife mechanism that opens eyelet holes P in a sewing product. The knife mechanism includes a fixed knife (not shown) provided on the bed 21 and a cloth cutting pulse motor 16 that moves the knife holder 2B up and down above the knife holder 2B provided above the fixed knife (FIG. 2). A female drive mechanism having a reference). When the cloth cutting pulse motor 16 is driven and the knife cradle 2B is lowered toward the fixed knife, the workpiece set between the knife cradle 2B and the fixed knife is pushed out, and the eyelet hole P is opened. It is done.
[0023]
Hereinafter, the control configuration of the sewing machine 100 will be described with reference to FIG.
FIG. 2 shows the control circuit 110 of the sewing machine 100. The control circuit 110 includes a CPU 1, a ROM 2, a RAM 3, and interfaces 4a, 4b, 4c..., Various drive circuits, an operation panel 5, a start switch 15, and the like.
A ROM (read only memory) 2 is written with a control program and control data for applying the eyelet stitch seam M.
[0024]
A RAM 3 (random access memory), which is a storage means of the present invention, stores a plurality of pattern data (control data), stores one pattern data selected via the operation panel 5, and stores the pattern data. When the value of the data item inside is changed, the value is also stored. Further, the RAM 3 also functions as a memory area that is temporarily used during various processes during sewing. Further, stitch data (needle entry position data, which will be described later) generated from the pattern data is also stored.
[0025]
An example of pattern data stored in the RAM 3 is shown in FIG. The RAM 3 stores nine pattern data. Each pattern data has a pattern No. As indicated by 1, specific values are set corresponding to the data items 1 to 8.
Data items 1 and 3 to 8 are the same as the conventional pattern data shown in FIG. That is, the shape and size of the eyelet stitching seam M are determined by the data items 1 and 3-7. In particular, the data item 1 selects the horizontal width ew and the vertical width el that serve as a reference for the hole Q. In addition, for the data item 8, the first knife or the rear knife is selected.
The data item 2 sets “eyelet portion Y enlargement ratio” (sy, left and right eyelet portion setting data) that is an enlargement factor for enlarging the shape of the hole Q selected in the data item 1 in the Y direction. A numerical value larger than 1 is set as the “eyelet portion Y enlargement ratio” (sy), and the vertical width el of the hole Q is multiplied to enlarge the length of the hole Q in the Y direction (see FIG. 4).
[0026]
Hereinafter, the “eyelet portion Y enlargement ratio” (sy) will be described more specifically based on FIG. 4.
In FIG. 4, the point O is the origin position of the XY coordinates, the point A is the start point of the side stitching portion S2, and the point B is the point on the right side of the boundary between the drop-shaped hole Q and the linear notch R. , Point C is the end point of the side stitch portion S2 and the start point of the eyelet portion T, point D is the end point of the eyelet portion T and the start point of the side stitch portion S1, and point E is the drop-shaped hole Q and The point is the point on the left side of the boundary with the straight cut R, and the point F is the end point of the side sewing portion S1. Further, a contact point B where a circle having a diameter between CD and a straight line passing through the point B is in contact with each other.1Determine. Contact point D where a circle having a diameter between CD and a straight line passing through point E contacts1Determine.
[0027]
The eyelet seam M of the eyelet of the present embodiment is such that the side seams S1 and S2 are parallel portions S11 and S21 bent sideways along the notch R, and the left and right parallel portions S11 and S21 and a substantially arc shaped eyelet. It consists of eyelet connection parts S12 and S22 that connect both ends of the part T.
Eyelet connection part S12 is contact point B from point B1Eyelet straight part S13 consisting of a straight line leading to1Arc B from point C to point C1It consists of an eyelet arc portion S14 which is C. Eyelet connection part S22 is contact point D from point D1Arc DD leading to1Eyelet arc portion S24 and contact D1The eyelet straight portion S23 is a straight line extending from the point E to the point E.
[0028]
By setting the “eyelet portion Y enlargement ratio” (sy) that enlarges the vertical width of the hole Q in the Y direction to (el × sy), the hole Q is set to be elongated in the Y direction.
Along with this, the path of over stitching is set so that the lengths L1 and L2 obtained by orthogonal projection of the eyelet connection portions S12 and S22 on the Y axis are longer. Further, the angles θ1 and θ2 formed by the eyelet connection portions S12 and S22 and the parallel portions S11 and S21 are set to be smaller.
[0029]
A CPU (Central Processing Unit) 1 is a control means of the present invention that controls a series of processes related to eyelet stitching according to a control program and control data in a ROM 2.
The CPU 1 is connected to the operation panel 5 through the interface 4f, controls the display on the operation panel 5, and receives various input signals input through the operation panel 5 to select and change various settings. It is like that. The operator can select the pattern data shown in FIG. 3 or change the number of each data item of the selected pattern data via the operation panel 5. The operation panel 5 will be described later.
[0030]
Further, the CPU 1 is connected to the spindle servo motor drive circuit 6, the X-axis pulse motor drive circuit 8, the Y-axis pulse motor drive circuit 10, and the Z-axis via the interfaces 4a, 4b, 4c, 4d, 4e, and 4f. A pulse motor driving circuit 12, a cloth cutting pulse motor driving circuit 14, and a start switch 15 are connected.
The spindle servo motor drive circuit 6 drives the spindle servo motor 7 under the control of the CPU 1. The X-axis pulse motor drive circuit 8 drives the X-axis pulse motor 9 that moves the feed base 29 in the X direction (described above) under the control of the CPU 1. The Y-axis pulse motor drive circuit 10 drives the Y-axis pulse motor 11 that moves the feed base 29 in the Y direction (described above) under the control of the CPU 1. The Z-axis pulse motor drive circuit 12 drives the Z-axis pulse motor 13 under the control of the CPU 1. The cloth cutting pulse motor drive circuit 14 drives the cloth cutting pulse motor 16 under the control of the CPU 1. The start switch 15 outputs a start signal for performing buttonhole sewing and cloth cutting processing under the control of the CPU 1.
[0031]
As shown in FIG. 5, the operation panel 5 which is a changing means in the present invention mainly includes a preparation switch P13, a pattern number selection unit 5a, a front knife rear knife display unit 5b, a data item selection unit 5c, a data value setting unit 5d, And data setting switch P6.
The pattern number selection section 5a is for selecting a pattern number, and the currently selected pattern number is displayed on the pattern display section P1 ("1" in FIG. 5). Different pattern data can be selected by changing the numbers one by one within the range of 1 to 9 by the + key P2 and the-key P3 below the pattern display portion P1.
[0032]
The data item selection unit 5c selects a data item in the pattern data selected by the pattern number selection unit 5a. The currently selected data item is displayed in the item display portion P10 ("2" in FIG. 5). Different data items can be selected by changing the numbers one by one within the range of 1 to 8 with the + key P11 and the-key P12 under the item display part P10.
When a data item is selected in the data item selection section 5c, a number set in advance for the data item is displayed on the value display section P7 of the data value setting section 5d. The value can be changed by increasing / decreasing the number on the value display portion P7 by a predetermined interval within a predetermined range by the + key P8 and the − key P9 below the value display portion P7.
The front knife rear knife display section 5b is provided with a tip knife display lamp P4 and a rear knife display lamp P5 made of LEDs (light emitting diodes). When the data item selection unit 5c selects number 8 as a data item and the data value setting unit 5d selects “1” indicating the leading knife or “2” indicating the trailing knife, the leading knife indicator light is accordingly selected. Either P4 or the rear knife indicator lamp P5 is lit. FIG. 5 shows a state in which the tip knife is selected.
[0033]
In the value display part P7 of the data value setting part 5d, “1.1” is displayed corresponding to the “eyelet part Y enlargement ratio” (sy) of the data item “2”. This is because the vertical width el of the hole Q of P is enlarged by 1.1 times.
The data setting switch P6 is a switch operated when performing data setting work. That is, when the data setting switch P6 is pressed, the data value can be changed. The selection or change of each item or number is confirmed by pressing the data setting switch P6 again.
The preparation switch P13 is a switch for creating stitch data corresponding to the data value selected or reset after the setting work is completed.
[0034]
FIG. 7A shows a general flow of buttonhole stitching by the sewing machine 100.
This general flow starts when, for example, the main power source (not shown) of the sewing machine 100 is turned on. First, in step A1, the + key P2 and the -key P3 of the pattern number selection unit 5a are operated to generate pattern data. If the number is changed, the pattern number is updated in step A2, and the process proceeds to step A3. If it is determined in step A1 that it has not been changed, the process proceeds to step A3.
In step A3, it is determined whether or not the data setting switch P6 has been operated. If it has been operated, the data setting mode is entered, and data setting processing is performed in step A4. This data setting process will be described later. After step A4 or when it is determined in step A3 that the data setting switch P6 has not been operated, the process proceeds to step A5.
[0035]
In step A5, it is determined whether or not the preparation switch P13 has been operated. If not operated, the process returns to step A1, and if operated, the stitch data is created by the CPU 1 in step A6.
[0036]
Hereinafter, an example of creating stitch data will be shown.
As shown in FIG. 4, a needle drop position (X coordinate, Y coordinate, and Z turning amount) for forming a seam shape (shown by a broken line) is determined with respect to a previously registered female shape (shown by a solid line). . In the present embodiment, the stitch data defines the X movement amount determined from the X coordinate difference of each needle drop point, the Y movement amount determined from the Y coordinate difference of each needle drop point, and the Z turning amount.
In FIG. 4, in order to simplify the drawing, the needle drop position on the inner side (illustrated by the inner needle “●”) with respect to the eyelet hole P is mainly shown, and the needle drop position on the outer side (outer needle “O Only a part is shown.
[0037]
(Side sewing part S2)
From point A to point C, the Y coordinate (position in the Y-axis direction from the origin O) of each needle drop point is the total amount of movement (ml-ew / 2) in the Y-axis direction from point A to point C. It is calculated by equally dividing by the number of side stitches (ln). With respect to the calculated Y coordinate, an X coordinate (a position in the X-axis direction from the origin O) from the point A to the point C is calculated. By calculating the difference between the calculated X coordinate and Y coordinate of each needle drop point, the X movement amount and the Y movement amount are calculated.
That is, since the Y coordinate of the point B is Y = L−el × sy, the calculated Y coordinate is Y ≦ L−el × sy. The amount of X movement from point A to point B is zero.
In addition, in order to calculate the X coordinate from the point B to the point C, the path of the seam from the point B to the point C is changed from the point B to the contact B.1And a contact point B in a circle having a diameter between C and D (that is, the straight line portion S23).1Arc B from point C to point C1Assuming that it consists of C (that is, the eyelet arc portion S24), the contact B1And the X coordinate corresponding to the Y coordinate of each needle drop point is obtained based on the coordinates.
[0038]
Although details are omitted, contact B1Coordinates (x1, Y1) Can be calculated by, for example, expanding the following expression.
Contact B1Since the radius of the circle with the diameter CD is ew / 2 + es,
x1X + y1・ Y = (ew / 2 + es)2  ... (1)
Given in
Contact B1Since the XY coordinate of the point B is (ls, L-el · sy),
y-y1= (L-el · sy-y1) ・ (Xx1) / (Ls-x1(2)
Given in.
Furthermore, contact B1Is on a circle whose diameter is CD with a radius of (ew / 2 + es) and a central XY coordinate of (0, L-ew / 2).1And y1Has the following relationship:
x1 2+ (Y1-(L-ew / 2))2= (Ew / 2 + es)2  ... (3)
That is, contact B obtained by developing these equations1Coordinates (x1, Y1) Is substituted into the equation (2) above, and the value of the Y coordinate of each needle drop point is substituted into the equation obtained to calculate the X coordinate corresponding to the Y coordinate.
[0039]
Note that the Z turning amount from point A to point C is zero. In addition, from the origin O to the point A, an idle feed is performed in which only the feed base 29 is moved without operating the sewing machine 100, the X movement amount is ls, the Y movement amount is (L-ml), and the Z turning amount is 0. .
[0040]
(Eyelet part T)
From point C to point D, the circumference having a diameter between C and D is equally divided by the number of eyelet needles (en), and the X movement amount, the Y movement amount, and the Z turning amount are calculated.
That is, the X coordinate and Y coordinate of the nth needle drop point from point C are
X coordinate = (ew / 2) · cos (π · n / en)
Y coordinate = L−ew / 2 + (ew / 2) · sin (π · n / en)
However, n = 0 to en. Then, similarly to the points A to C, the (X, Y) movement amount is calculated from the (X, Y) coordinates. The Z turning amount is 180 ° / (en−1).
[0041]
(Side stitching part S1)
From point D to point F, as with point A to point C, the Y coordinate of each needle drop point represents the total amount of movement (ew / 2-ml) in the Y-axis direction from point D to point F. It is calculated by equally dividing the number of stitches (ln) at the stitching portion. With respect to the calculated Y coordinate, the X coordinate from point D to point F is calculated, and the movement amount of each needle drop point is calculated. In order to calculate the X coordinate from the point D to the point E, the path of the seam from the point D to the point F is changed from the point D of the circle having a diameter between C and D to the contact D.1To the arc (that is, the eyelet arc portion S14) and the contact D1Is assumed to be a straight line extending from the point E to the point E (that is, the eyelet straight line portion S13), and the contact D1And the X coordinate corresponding to the Y coordinate of each needle drop point is calculated based on the coordinates. Contact D1Coordinates and contact D1Each movement amount of the needle entry point from point E to point E varies from point B to point B1It can be calculated in the same manner as in the above case. Further, the amount of X movement from point E to point F is zero. Note that the Z turning amount from the point D to the point F is zero.
Further, from the point F to the origin O, an idle feed is performed in which only the feed base 29 is moved without operating the sewing machine 100, the X movement amount is -ls, the Y movement amount is (ml-L), and the Z turning amount is -180. °.
[0042]
As described above, the X movement amount, the Y movement amount, and the Z rotation amount between the needle drop points are determined and stored as the X movement amount, the Y movement amount, and the Z rotation amount as shown in FIG. The data table N is stored in the RAM 3.
FIG. 6 shows stitch data when the needle is swung from the inner needle to the outer needle. In other words, in the present embodiment, the feed base 29 is moved and shaken between the inner needle and the outer needle, but the present invention is not limited to this case. In addition, the feed base 29 may be moved during the period from the outer needle to the inner needle, and may be appropriately allocated to both the period from the inner needle to the outer needle and the period from the outer needle to the inner needle.
[0043]
Next, in step A7, the feed base 29 is moved to the origin position, and the needle bar 26 and the looper are also moved to the origin position in the Z-axis rotation.
Next, in step A8, it is monitored whether or not the start switch 15 is turned on. If turned on, the process proceeds to step A9. In step A9, it is determined whether the first knife is selected in the data item “8” in the pattern data.
In the case of the tip knife, in step A10, the knife cutting process is performed by driving the cloth cutting pulse motor 16 to drive the knife receiver. After step A10 or when it is determined in step A9 that the knife is not the leading knife, the process proceeds to step A11 where the feed base 29 is moved to the sewing start position (start point A of the side sewing portion S2).
[0044]
Next, in step A12, a boring operation is performed.
Based on the data table N (see FIG. 6) in which the vertical width el of the hole Q is enlarged to (el × sy) by the “eyelet portion Y enlargement ratio” (sy), the sewing machine 100 performs the eyelet stitching stitch M. .
That is, in the data table N, an eyelet shape (FIG. 8B) in which only the vertical width el is enlarged in the Y direction with respect to the actual eyelet shape (shown by a solid line in FIGS. 8A and 8B). Seam data for forming a predetermined seam is created around (indicated by a two-dot chain line). By forming the seam based on the seam data, as shown in FIG. 4, the slopes of the eyelet straight portions S13 and S23 with respect to the parallel portions S11 and S21 become gentler. As a result, the amount by which the inner needle sequentially shifts toward the incision R is reduced, and the inner needle and the next outer needle are more greatly separated in the X direction.
Accordingly, when turning near the notch R along the hole Q while turning counterclockwise as indicated by the arrow, as shown in FIG. 9, the needle of the inner needle one stitch before the needle drop position of the outer needle is shown. The dropping position is the position 35a before the expansion (corresponding to FIG. 8A), but becomes the position 35b after the expansion (corresponding to FIG. 8B). Then, the lower thread 34a connected from the left spreader 32 to the left looper 31 and the lower thread 34b connected from the left looper 31 to the sewing product spread at a larger angle, and the sewing needle 25 descends (shown by “◯”). ) Enters the inside of the spread lower thread 34. Accordingly, the upper thread and the lower thread are surely entangled to prevent “jumping” and a predetermined stitch can be formed, and the eyelet stitching M having a good appearance and a high-class feeling is performed.
[0045]
After sewing the predetermined number of stitches, the process proceeds to step A13, where the feed base, the needle bar 26 and the looper are moved to the origin position as in step A7.
Next, in step A14, it is determined whether or not the rear knife is selected in the data item “8” in the pattern data, and if the rear knife is selected, the process proceeds to step A15 to perform the knife base driving process. After step A15, or if it is determined in step A14 that the knife is not a rear knife, the process returns to step A8 and waits for the operation of the start switch 15 again. If the start switch 15 is pressed, the boring operation is repeated. Can do.
[0046]
FIG. 7B shows a flowchart of the data setting process in step A4. First, in step B1, the display of the item display part P10 on the operation panel 5 is set to “1”, and any value of the eyelet hole shapes 1 to 5 currently set is displayed on the value display part P7. Next, in step B2, it is determined whether or not the data item number has been changed by the + key P11 and -key P12. If the data item number has been changed, the data item number is updated in step B3, and the item display unit P10 and the value display unit P7 Change the display. After step B3 or when it is determined in step B2 that the data item number has not been changed, the process proceeds to step B4.
In step B4, it is determined whether or not the value of the currently selected data item (the value displayed on the value display portion P7) has been changed by the + key P8 and the -key P9. Migrate to If the value has been changed, in step B5, the data value is updated according to the selected data item, the display content of the value display part P7 is changed, and the process proceeds to step B6.
In step B6, it is determined whether or not the data setting switch P6 has been operated. If it has been operated, the data value updated in step B7 is updated, and the process returns to step A5. If it is determined in step B6 that the data setting switch P6 has not been operated, the process returns to step B2.
[0047]
According to the sewing machine 100 of the embodiment of the present invention described above, the “eyelet portion Y enlargement ratio” (sy) is set so that the lengths L1 and L2 in the Y direction of the left and right eyelet connection portions S12 and S22 are longer. By doing so, “eye skipping” at the eyelet connecting portions S12 and S22 is prevented, and a buttonhole stitch having a good appearance and a high-class feeling can be applied.
Further, by setting the “eyelet portion Y enlargement ratio” (sy) as desired, the shape of the buttonhole stitch formed around the hole Q of the eyelet hole P can be freely enlarged in the Y direction, Button holes can be applied to various layouts. Thereby, a buttonhole can be formed corresponding to the design preference which changes with areas and individuals.
[0048]
In addition, this invention is not limited to the said embodiment, It can change suitably.
For example, the pattern data stored in the RAM 3 is not limited to the content shown in FIG.
For example, the lengths L1 and L2 (see FIG. 4) obtained by orthogonal projection of the eyelet connection portions S12 and S22 on the Y axis may be set as the data items. Moreover, you may comprise so that the angle (theta) 1 and (theta) 2 (refer FIG. 4) which eyelet connection part S12, S22 and parallel part S11, S21 make may be set. In this case, by setting the lengths L1 and L2 or the angles θ1 and θ2, the lengths of the eyelet connection portions S12 and S22 are determined, and the lengths L1 and L2 or the angles θ1 and θ2 become the left and right eyelet portion setting data. . Then, by setting the lengths L1 and L2 to be longer and the angles θ1 and θ2 to be smaller, it is possible to prevent “jumping” at the eyelet connection portions S12 and S22.
Further, in this case, a reference value for the lengths L1 and L2 or the angles θ1 and θ2 may be determined, and a correction value for correcting the reference value by an arbitrary calculation process may be set. Further, a table storing a plurality of correction values may be stored in the RAM 3.
[0049]
Further, although the RAM 3 is used as the storage means for storing the pattern data, an external storage medium such as an EEPROM (Electrically Erasable Programmable Read Only Memory) or a floppy disk may be used.
The number of pattern data, the number of data items, the operation method on the operation panel, and the like can be changed as appropriate.
Furthermore, in the above-described embodiment, a plurality of pattern data is stored and one of them is selected to create stitch data. However, a plurality of stitch data may be stored in the storage means. Alternatively, a plurality of pattern data and stitch data corresponding to each pattern data may be stored. In this case, it is only necessary that the stitch data is automatically specified when the pattern data is selected.
In addition, it is needless to say that specific details and the like can be appropriately changed without departing from the spirit of the present invention.
[0050]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, by setting the left and right eyelet part setting data so that the length in the direction along the parallel part of the left and right eyelet connecting parts is longer, the “eye skipping” in the eyelet connecting part is reduced. The buttonhole seam which looks good and has a high-class feeling can be applied.
[0051]
  Furthermore, according to the invention of claim 1,It is very easy to change from one sewing condition setting to another.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a buttonhole sewing machine 100 according to an embodiment to which the invention is applied.
2 is a block diagram showing a control configuration of the buttonhole sewing machine 100 of FIG. 1; FIG.
FIG. 3 is a diagram showing an example of pattern data stored in a RAM 3;
FIG. 4 is a diagram for explaining creation of stitch data in a CPU 1;
FIG. 5 is a front view of an operation panel 5;
6 is a diagram illustrating an example of a data table stored in a RAM 3. FIG.
7 is a flowchart of buttonhole over stitching in the sewing machine 100. FIG.
FIG. 8 is a view showing an eyelet stitch seam M before and after enlarging the hole Q;
FIG. 9 is a diagram for explaining a state in which “hole skipping” is prevented by enlarging a hole Q;
FIG. 10 is a view showing an eyelet stitching seam M applied by a conventional buttonhole sewing machine.
FIG. 11 is a diagram showing conventional pattern data.
FIG. 12 is a diagram showing areas A1 and A2 in which “eye skipping” is likely to occur in a conventional buttonhole stitching M;
FIG. 13 is a diagram for explaining “jumping” occurring in a conventional buttonhole stitching M;
FIG. 14 is a schematic view when the periphery of the cut R is bent.
15 is a schematic diagram when the region A1 in FIG. 12 is bent.
[Explanation of symbols]
1 CPU (control means)
3 RAM (storage means)
5 Operation panel (change means)
10 Needle bar
25 Sewing needle
31 Left looper (looper)
100 buttonhole sewing machine
M Eyelet seam (button hole seam)
T eyelet part
S1 Side sewing part
S2 Side stitching
S11 parallel part
S21 parallel part
S12 Eyelet connection part
S22 Eyelet connection part

Claims (1)

下端部に設けられた縫い針を上下動する針棒と、
針棒の下方に対向して配置され、前記針棒の上下動に併せて駆動するルーパと、
鳩目ボタン穴かがり縫い目を形成するための制御データを記憶する記憶手段と、
前記制御データに基づいて作成された針落ち位置データに基づいてボタン穴かがり縫い目を形成する制御手段を備えるボタン穴かがりミシンにおいて、
前記鳩目ボタン穴かがり縫い目は、鳩目部と、左右の平行部と、前記鳩目部と前記左右の平行部とを接続する左右の鳩目接続部とからなり、
前記制御データは前記左右の鳩目接続部の前記左右の平行部の長手方向に沿った長さを設定する左右鳩目部設定データを含み、
前記左右鳩目部設定データの前記左右の鳩目接続部の前記左右の平行部の長手方向に沿った長さを拡大するように内容を変更する変更手段を備え、
前記制御手段は前記左右鳩目部設定データに基づいて前記左右の鳩目接続部の縫い目を形成することを特徴とするボタン穴かがりミシン。
A needle bar that moves up and down the sewing needle provided at the lower end;
A looper that is arranged to face the lower side of the needle bar and that is driven in accordance with the vertical movement of the needle bar;
Storage means for storing control data for forming the eyelet buttonhole stitches;
In a buttonhole sewing machine comprising a control means for forming a buttonhole stitching seam based on needle drop position data created based on the control data,
The eyelet buttonhole seam consists of a eyelet part, left and right parallel parts, and left and right eyelet connection parts connecting the eyelet parts and the left and right parallel parts,
The control data includes left and right eyelet part setting data for setting a length along a longitudinal direction of the left and right parallel parts of the left and right eyelet connection parts,
Changing means for changing the contents so as to enlarge the length along the longitudinal direction of the left and right parallel parts of the left and right eyelet connection part of the left and right eyelet part setting data;
The buttonhole sewing machine characterized in that the control means forms a seam of the left and right eyelet connecting portions based on the left and right eyelet portion setting data.
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