JP4439024B2 - Automatic analyzer - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、試薬を使用して複数の分析項目について試料を分析するための自動分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動分析装置で使用される試薬は、その調製によってキャリブレーションに影響を与えている。また、調製済の試薬においても、試薬を入れるための試薬ボトルの違いまたは出荷ロットの違いなどによってそのキャリブレーションに影響を与えている。
【0003】
このような違いによって影響を受ける試薬のキャリブレーションの測定誤差を少なくするために、従来の自動分析装置において試料の分析に使用する試薬を同種の試薬に交換する場合には、その交換の都度試薬のキャリブレーションを行っている。また、試薬の交換に関しては、複数の同種の試薬を装置上に配置しておき、試料の分析に使用している試薬が不足した場合に予め決定した使用順序を基にして同種の試薬を選択してから使用する自動分析装置が実用新案登録番号2503751に記載されている。
【0004】
また、装置全体のスループットを向上させるために、試料の分析に使用する試薬がなくなった場合に備えて、複数の試薬を装置上に配置して試薬の交換の手間を省く自動分析装置や、試薬の交換に伴うキャリブレーションを自動で行う自動分析装置も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来の自動分析装置では、試薬の交換後にキャリブレーションを行うことになり、装置全体のスループットが低下する。この際、キャリブレーションに問題があれば、測定中にオペレータがチェックして対策を講じることになり、装置全体のスループットは更に低下する。また、試薬の使用順序を予め決定しておかなければならないという問題がある。
【0006】
すなわち、装置自体で自動的に試薬を交換する場合においても、オペレータは試薬のキャリブレーション状況を常に意識している必要がある。そのため、オペレータに負担がかかり、また、試薬のキャリブレーションに問題が生じた場合には装置全体のスループットが低下するという問題がある。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、試薬を使用して試料の分析を行う場合に患者検体の測定開始前に時間的に余裕を持ってその試薬と同種の試薬をキャリブレーションすることにより、装置全体のスループットを向上させ、オペレータの負担を軽減可能な自動分析装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明の自動分析装置は、ある検査項目について使用される同種の試薬を複数有し、これらの試薬を交換しながら試料の測定を行うものであって、複数の試薬を収納する収納手段と、前記複数の試薬のうち前記測定に使用する試薬とこの測定に使用する試薬以外の少なくとも1つの試薬が同種の試薬であることを認識する認識手段と、前記複数の試薬毎に1回のテストに必要な試薬の量を基にして所定のテスト可能数以下の場合にキャリブレーションを実行することをキャリブレーション条件として登録する登録手段と、前記登録手段に登録されている前記測定に使用する試薬のキャリブレーション条件を読み出して、前記測定に使用する試薬の残りテスト可能数が、登録されたキャリブレーション条件を満たしているか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって、前記測定に使用する試薬の残りテスト可能数が前記キャリブレーション条件を満たしていると判断された場合には、前記認識手段によって認識された前記使用する試薬以外の少なくとも1つの同種の試薬について、キャリブレーションを行うキャリブレーション手段と、を備え、前記判断手段は、前記少なくとも1つの同種の試薬についてのキャリブレーションの後に、前記使用する試薬と前記少なくとも1つの同種の試薬との合計の残りテスト可能数を算出し、この合計の残りテスト可能数が前記所定のテスト可能数を越えているか否か判断し、前記合計の残りテスト可能数が前記所定のテスト可能数を越えていないと判断された場合、前記キャリブレーション手段は、前記認識手段によって認識された前記使用する試薬および前記少なくとも1つの同種の試薬以外の更なる同種の試薬についてキャリブレーションを行い、前記判断手段は、前記更なる同種の試薬のキャリブレーションの後に、前記使用する試薬、前記少なくとも1つの同種の試薬および更なる同種の試薬の合計の残りテスト可能数を算出し、この合計の残りテスト可能数が前記所定のテスト可能数を越えているか否か判断し、前記キャリブレーション手段及び前記判断手段は、前記合計の残りテスト可能数が前記所定のテスト可能数を越えていると判断されるまで、それぞれ前記キャリブレーション及び前記判断を反復し、前記合計の残りテスト可能数が前記所定のテスト可能数を越えていると判断された場合、前記キャリブレーション手段はキャリブレーションを終了する、ことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0015】
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態では、試料の分析に使用している試薬のテスト可能数が予め設定されたテスト可能数以下になった場合にはその試薬と同種の別の試薬についてキャリブレーションを行い、試料の分析に使用している試薬とキャリブレーションを行った試薬の合計のテスト可能数が予め設定されたテスト可能数を越えた場合に試薬のキャリブレーションを終了して試料の分析を行うようにしている。
【0016】
図1は本発明の第1の実施の形態の自動分析装置の構成を示す図である。図1において、本発明の第1の実施の形態の自動分析装置は、分析対象となる試料がそれぞれ入っている複数の試料ボトルを収納する試料収納ユニット10と、試料の分析に使用する試薬がそれぞれ入っている複数の試薬ボトルを収納する試薬収納ユニット20と、試薬収納ユニット20に収納されている試薬ボトルに入っている試薬のキャリブレーションおよび試薬を使用して試料収納ユニット10に収納されている試料ボトルに入っている試料の分析を行う分析ユニット30と、試料収納ユニット10、試薬収納ユニット20、および分析ユニット30の動作を制御する制御ユニット40と、キーボード、マウスなどにより構成され、オペレータによりキャリブレーション条件、試薬ID、試薬の有効期間などを入力するための入力ユニット50と、分析ユニット30による試薬のキャリブレーションにより得られたキャリブレーション結果などを表示する表示ユニット60と、このキャリブレーション結果や入力ユニット50から入力されたキャリブレーション条件、試薬ID、試薬の有効期間などを記憶する記憶ユニット70とを備えている。
【0017】
次に、本発明の第1の実施の形態の自動分析装置における試薬のキャリブレーション処理について説明する。
【0018】
図2は本発明の第1の実施の形態の自動分析装置における試薬のキャリブレーション処理の流れを説明するための図、図3は本発明の第1の実施の形態の自動分析装置の制御ユニットにおける試薬のキャリブレーションの判定処理を示すフローチャートである。
【0019】
なお、ここでは、例えば、ある検査項目(分析項目)について使用される3つの試薬ボトルに入っている同種の試薬を予め準備し、これら3つの試薬ボトルを交換しながら試料の分析(測定)を行う場合についてを考える。なお、説明の便宜上、3つの試薬ボトルにそれぞれボトル番号を付けているが、実際には、各試薬ボトルにボトル番号を付ける必要はない。また、試料の分析を行う場合においては、最初にボトル番号1の試薬ボトルに入っている試薬が使用されるとして説明する。
【0020】
まず、3つの同種の試薬がそれぞれ入っている3つの試薬ボトルを試薬収納ユニット20に収納し、各試薬ボトルに対して図4に示すような同一の試薬IDであるa10001をオペレータにより入力ユニット50から入力して登録処理を行う。なお、この登録処理として例えばバーコードを用いた自動登録処理を行うことも可能である。
【0021】
また、各試薬ボトルに入っている試薬の有効期間をオペレータにより入力ユニット50から入力して登録処理を行う。図5はその登録処理結果の一例を示している。
【0022】
さらに、検査項目における試薬のキャリブレーション条件、例えば「試薬のテスト可能数が100テスト以下である」という内容の条件をオペレータにより入力ユニット50から入力して登録処理を行う。
【0023】
上記試薬ID、試薬の有効期間、キャリブレーション条件などは制御ユニット40により記憶ユニット70に記憶される。その後、試薬のキャリブレーションが行われる。
【0024】
まず、試料の分析開始時において、所定の試薬(ここでは、ボトル番号1の試薬ボトルに入っている試薬)を選択する(ステップA1)。次に、記憶ユニット70に記憶されている選択した試薬のキャリブレーション条件をチェックし、このキャリブレーション条件を満足するかどうか、すなわち別の試薬についてキャリブレーションを行う必要があるかどうかを判断する(ステップA2)。
【0025】
具体的には、ボトル番号1の試薬ボトルに入っている試薬の量を図示しない液面センサなどを用いて測定し、その測定結果および1回のテスト(分析)に必要な試薬の量を基にしてその試薬のテスト可能数を計算し、計算したテスト可能数が100テスト以下であるかどうかを判断する。なお、計算された試薬のテスト可能数は記憶ユニット70に記憶される。
【0026】
ステップA2において、ボトル番号1の試薬ボトルに入っている試薬がキャリブレーション条件を満足しない場合(すなわち計算された試薬のテスト可能数が100テストを越える場合)には、別の試薬についてキャリブレーションを行うことなく、試料の分析が行われる。
【0027】
一方、ステップA2において、ボトル番号1の試薬ボトルに入っている試薬がキャリブレーション条件を満足した場合(すなわち計算された試薬のテスト可能数が100テスト以下である場合)には、試薬収納ユニット20に収納されている試薬ボトルに入っている試薬(ボトル番号1の試薬ボトルに入っている試薬を除く)の中で同一の試薬IDを有する試薬(同種の別の試薬)があるかどうかを判断する(ステップA3)。
【0028】
具体的には、図6に示すように、ボトル番号1の試薬ボトルに入っている試薬の量(テスト可能数)が40テスト分と100テスト以下である場合には、上述したキャリブレーション条件を満足する。従って、この場合には、その試薬と同種の別の試薬のキャリブレーションを行うことが必要となる。
【0029】
なお、ステップA3において、同一の試薬IDを有する試薬がない場合には、キャリブレーションする試薬がないことをオペレータに通知する(ステップA8)。具体的には、例えば、表示ユニット60にキャリブレーションする試薬がないことを示すメッセージを表示させる。これにより、オペレータは同種の別の試薬を準備することになる。
【0030】
一方、ステップA3において、同一の試薬IDを有する試薬がある場合には、記憶ユニット70に記憶されている試薬の有効期間を基にして試薬収納ユニット20に収納されている試薬ボトルに入っている同種の試薬の中で有効期間の短い試薬(ここでは、ボトル番号2の試薬ボトルに入っている試薬)を選択し(ステップA4)、選択した試薬のキャリブレーションを行うことをオペレータに通知する(ステップA5)。具体的には、表示ユニット60にキャリブレーションを行うことを示すメッセージを表示させる。これにより、オペレータに試薬のキャリブレーションを行うことを認識させる。
【0031】
なお、オペレータに通知するための上述したメッセージについては、例えば音声ユニット(図示しない)を予め設けておき、この音声ユニットから出力させるようにすることも可能である。
【0032】
ステップA6では、分析ユニット30に対してステップA4において選択した試薬のキャリブレーションの実行指示を行う。これにより、分析ユニット30では、その試薬のキャリブレーションが行われる。なお、このキャリブレーション結果は制御ユニット40により記憶ユニット70に記憶される。
【0033】
ステップA7では、ボトル番号2の試薬ボトルに入っている試薬の量を液面センサにより測定し、その測定結果および1回のテストに必要な試薬の量を基にしてその試薬のテスト可能数を計算する。さらに、ボトル番号2の試薬ボトルに入っている試薬のテスト可能数を記憶ユニット70に記憶されている試薬(ボトル番号1の試薬ボトルに入っている)のテスト可能数に加算する。
【0034】
ステップA7の処理後、ステップA2の処理に戻って、ステップA7において加算された試薬のテスト可能数が100テスト以下であるかどうかが再度判断される。
【0035】
具体的には、例えば、図6に示すように、ボトル番号2の試薬ボトルに入っている試薬の量(テスト可能数)が80テスト分ある場合には、加算された合計のテスト可能数は40テスト+80テスト=120テストとなるので、ステップA2においてキャリブレーション条件(100テスト以下)を満足しないと判断される。従って、ここで試薬のキャリブレーションの実行を終了し、試料の分析を行う。
【0036】
一方、例えば、図7に示すように、ボトル番号2の試薬ボトルに入っている試薬の量が40テスト分ある場合には、加算された合計のテスト可能数は40テスト+40テスト=80テストとなり、ステップA2においてキャリブレーション条件(100テスト以下)を満足すると判断される。従って、この場合には、上述したステップA3からA7までの処理が再度行われる。なお、ここでは、ボトル番号3の試薬ボトルに入っている試薬についてキャリブレーションが行われることになる。
【0037】
その後、例えば、図7に示すように、ボトル番号3の試薬ボトルに入っている試薬の量が80テスト分ある場合には、加算された合計のテスト可能数は40テスト+40テスト+80テスト=160テストとなり、ステップA2においてキャリブレーション条件(100テスト以下)を満足しないと判断される。従って、試薬のキャリブレーションの実行を終了し、試料の分析を行う。
【0038】
以上のように、試薬がキャリブレーション条件を満足しないようになるまでステップA2からステップA7までの処理を繰り返すことにより、キャリブレーションされている試薬の量をある程度(ここでは100テストを越えるテスト可能数)確保してから試料の分析を行うようにしている。
【0039】
ここでは、上述した試薬のキャリブレーションの判定処理が試料の分析開始時に行われる場合について説明したが、さらに、試料の分析中の例えば予め設定された所定時間毎に同様に行われる。
【0040】
なお、試料の分析中において、使用している試薬が何らかの理由で使用できなくなった場合には、使用できなくなった試薬をこれと同種で既にキャリブレーションされている試薬と交換し、交換した試薬を使用して試料の分析を継続する。なお、使用できなくなった試薬と同種でキャリブレーションされている試薬が複数ある場合には、それらの中で有効期間が最も短い試薬と交換して試料の分析を継続する。その際、記憶ユニット70に記憶されているその試薬のキャリブレーション結果が適用される。その後、上述したキャリブレーションの判定処理が行われ、キャリブレーション条件を満足する場合にはさらに同種の別の試薬についてのキャリブレーションが行われることになる。
【0041】
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態では、本発明の第1の実施の形態のようにキャリブレーション条件が満足しなくなるまで試薬のキャリブレーションを行うのではなく、試料の分析に使用している試薬がキャリブレーション条件を満足し、この試薬と同種の別の試薬についてキャリブレーションが行われていない場合に、同種の別の1つの試薬についてのみキャリブレーションを行って試料の分析を開始するようにしている。
【0042】
図8は本発明の第2の実施の形態の自動分析装置の制御ユニットにおけるキャリブレーションの判定処理を示すフローチャートである。なお、本発明の第2の実施の形態の自動分析装置は、本発明の第1の実施の形態と同様に構成されている。
【0043】
なお、ここでは、本発明の第1の実施の形態と同様に、例えば、ある検査項目(分析項目)について使用される2つの試薬ボトルに入っている同種の試薬を予め準備し、これら2つの試薬ボトルを交換しながら試料の分析を行う場合についてを考える。また、2つの試薬ボトルにそれぞれボトル番号を付け、試料の分析を行う場合においては、最初にボトル番号1の試薬ボトルに入っている試薬が使用されるとして説明する。
【0044】
さらに、各試薬ボトルに対する同一の試薬ID、各試薬ボトルに入っている試薬の有効期間、および検査項目における試薬のキャリブレーション条件、例えば「試薬のテスト可能数が100テスト以下である」という内容の条件をオペレータにより入力ユニット50から入力して登録処理を行い、制御ユニット40により記憶ユニット70に記憶した後、試薬のキャリブレーションが行われる。
【0045】
まず、試料の分析開始時において、所定の試薬(ここでは、ボトル番号1の試薬ボトルに入っている試薬)を選択する(ステップB1)。次に、記憶ユニット70に記憶されている選択した試薬のキャリブレーション条件をチェックし、このキャリブレーション条件を満足するかどうか、すなわち別の試薬のキャリブレーションを行う必要があるかどうかを判断する(ステップB2)。
【0046】
具体的には、ボトル番号1の試薬ボトルに入っている試薬の量を液面センサなどを用いて測定し、その測定結果および1回のテスト(分析)に必要な試薬の量を基にしてその試薬のテスト可能数を計算し、計算したテスト可能数が100テスト以下であるかどうかを判断する。なお、計算された試薬のテスト可能数は記憶ユニット70に記憶される。
【0047】
ステップB2において、ボトル番号1の試薬ボトルに入っている試薬がキャリブレーション条件を満足しない場合(すなわち計算された試薬のテスト可能数が100テストを越える場合)には、別の試薬についてキャリブレーションを行うことなく、試料の分析が行われる。
【0048】
一方、ステップB2において、ボトル番号1の試薬ボトルに入っている試薬がキャリブレーション条件を満足した場合(すなわち計算された試薬のテスト可能数が100テスト以下である場合)には、試薬収納ユニット20に収納されている試薬ボトルに入っている試薬(ボトル番号1の試薬ボトルに入っている試薬を除く)の中で同一の試薬IDを有する試薬(同種の別の試薬)があるかどうかを判断する(ステップA3)。
【0049】
具体的には、図9に示すように、ボトル番号1の試薬ボトルに入っている試薬の量(テスト可能数)が40テスト分と100テスト以下である場合には、上述したキャリブレーション条件を満足する。従って、この場合には、その試薬と同種の別の試薬のキャリブレーションを行うことが必要となる。
【0050】
なお、ステップB3において、同一の試薬IDを有する試薬がない場合には、キャリブレーションする試薬がないことをオペレータに通知する(ステップB7)。具体的には、例えば、表示ユニット60にキャリブレーションする試薬がないことを示すメッセージを表示させる。これにより、オペレータは同種の別の試薬を準備することになる。
【0051】
一方、ステップB3において、同一の試薬IDを有する試薬がある場合には、記憶ユニット70に記憶されている有効期間を基にして試薬収納ユニット20に収納されている試薬ボトルに入っている同種の試薬の中で有効期間の短い試薬(ここでは、ボトル番号2の試薬ボトルに入っている試薬)を選択し(ステップB4)、選択した試薬のキャリブレーションを行うことをオペレータに通知する(ステップB5)。具体的には、表示ユニット60にキャリブレーションを行うことを示すメッセージを表示させる。これにより、オペレータに試薬のキャリブレーションを行うことを認識させる。
【0052】
なお、本発明の第1の実施の形態と同様に、オペレータに通知するための上述したメッセージについては、例えば音声ユニット(図示しない)を予め設けておき、この音声ユニットから出力させるようにすることも可能である。
【0053】
ステップB6では、分析ユニット30に対してステップB4において選択した試薬のキャリブレーションの実行指示を行う。これにより、分析ユニット30では、その試薬のキャリブレーションが行われる。なお、このキャリブレーション結果は制御ユニット40により記憶ユニット70に記憶される。
【0054】
なお、図9に示すように、ボトル番号2の試薬ボトルに入っている試薬の量(テスト可能数)が40テスト分ある場合、合計のテスト可能数は40テスト+40テスト=80テストとなり、キャリブレーション条件(100テスト以下)を満足することになる。しかし、本発明の第2の実施の形態では、本発明の第1の実施の形態のように試薬のキャリブレーションを再度行うことなく、試料の分析を開始する。
【0055】
ここでは、上述した試薬のキャリブレーションの判定処理が試料の分析開始時に行われる場合について説明したが、さらに、試料の分析中の例えば予め設定された所定時間毎に同様に行われる。
【0056】
なお、試料の分析中において、使用している試薬が何らかの理由で使用できなくなった場合には、使用できなくなった試薬をこれと同種で既にキャリブレーションされている試薬と交換し、交換した試薬を使用して試料の分析を継続する。その際、記憶ユニット70に記憶されているその試薬のキャリブレーション結果が適用される。その後、上述したキャリブレーションの判定処理が行われ、別の1つの試薬についてのみキャリブレーションが行われることになる。
【0057】
以上のように、試薬を使用する前に時間的に余裕を持って試薬のキャリブレーションを行っているので、オペレータがそのキャリブレーション結果を確認することができる。従って、キャリブレーション結果に問題があった場合には、再度キャリブレーションを行ってその問題の解決を図ることができるため、キャリブレーション結果の問題による試料の分析のやり直しを防ぐことができ、装置全体のスループットを向上させることができる。
【0058】
また、同種の試薬については同一の試薬IDを付しているので、オペレータは同種の試薬を容易に認識することができ、また、どの試薬が同種であるかということをオペレータが指示する必要がなく、オペレータにかかる負担を軽減することができる。
【0059】
また、試薬の有効期間を登録しておくことにより、有効期間の短い試薬から順に使用されるので、試薬の使用順序を予め設定する必要がなく、試薬を効率よく使用することが可能となる。
【0060】
また、試薬を交換する場合においてもオペレータは試薬のキャリブレーション状況を常に意識している必要がなくなるので、オペレータにかかる負担を軽減することができる。
【0061】
更に、測定中に使用している試薬が何らかの理由で使えなくなった場合、すぐに同じIDの試薬と、その試薬で行われたキャリブレーションの結果とを使うことができるため、測定中の試薬の変化によるキャリブレーションの再測定を意識せずに新しい試薬が自動的に選択され、オペレータの負担が軽減できる。
【0062】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、患者検体の測定開始時に測定に使用する試薬と同種の試薬をキャリブレーションすることにより、装置全体のスループットを向上させ、オペレータの負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の自動分析装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の自動分析装置における試薬のキャリブレーション処理の流れを説明するための図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の自動分析装置の制御ユニットにおける試薬のキャリブレーションの判定処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態の自動分析装置の記憶ユニットに記憶される試薬IDを示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の自動分析装置の記憶ユニットに記憶される試薬IDおよび試薬の有効期間を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の自動分析装置における試薬のキャリブレーションの判定処理を説明するための図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態の自動分析装置における試薬のキャリブレーションの判定処理を説明するための図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の自動分析装置の制御ユニットにおける試薬のキャリブレーションの判定処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施の形態の自動分析装置における試薬のキャリブレーションの判定処理を説明するための図である。
【符号の説明】
10 試料収納ユニット
20 試薬収納ユニット
30 分析ユニット
40 制御ユニット
50 入力ユニット
60 表示ユニット
70 記憶ユニット[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an automatic analyzer for analyzing a sample for a plurality of analysis items using a reagent.
[0002]
[Prior art]
Reagents used in conventional automated analyzers affect calibration by their preparation. In addition, the calibration of the prepared reagent is affected by the difference in reagent bottles for putting the reagent or the difference in shipping lots.
[0003]
In order to reduce the measurement error of the calibration of the reagent affected by such differences, when replacing the reagent used for sample analysis with the same kind of reagent in the conventional automatic analyzer, the reagent should be replaced each time. Calibration is in progress. In addition, regarding reagent replacement, multiple reagents of the same type are placed on the device, and the same type of reagent is selected based on a predetermined order of use when there are not enough reagents used for sample analysis. An automatic analyzer to be used after that is described in utility model registration number 2503751.
[0004]
In addition, in order to improve the throughput of the entire device, an automatic analyzer that eliminates the need for reagent replacement by arranging multiple reagents on the device in preparation for when there is no reagent used for sample analysis, There is also known an automatic analyzer that automatically performs calibration associated with replacement.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional automatic analyzer described above, calibration is performed after reagent replacement, and the throughput of the entire apparatus is reduced. At this time, if there is a problem in the calibration, the operator will check and take measures during the measurement, and the throughput of the entire apparatus will be further reduced. In addition, there is a problem that the order of use of reagents must be determined in advance.
[0006]
That is, even when the reagent is automatically replaced by the apparatus itself, the operator needs to always be aware of the reagent calibration status. For this reason, there is a problem that the operator is burdened and the throughput of the entire apparatus is reduced when a problem occurs in reagent calibration.
[0007]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide the same kind of reagent as that of the reagent with a time margin before starting measurement of a patient specimen when a sample is analyzed using the reagent. By calibrating the reagent, an automatic analyzer capable of improving the throughput of the entire apparatus and reducing the burden on the operator is provided.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the automatic analyzer of the invention described in
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0015]
(Embodiment 1)
In the first embodiment of the present invention, when the testable number of reagents used for analyzing a sample is less than or equal to a preset testable number, calibration is performed for another reagent of the same type as that reagent. If the total testable number of the reagent used for sample analysis and the calibrated reagent exceeds the preset testable number, calibrate the reagent and analyze the sample. Like to do.
[0016]
FIG. 1 is a diagram showing the configuration of the automatic analyzer according to the first embodiment of the present invention. In FIG. 1, the automatic analyzer according to the first embodiment of the present invention includes a
[0017]
Next, a reagent calibration process in the automatic analyzer according to the first embodiment of the present invention will be described.
[0018]
FIG. 2 is a diagram for explaining a flow of reagent calibration processing in the automatic analyzer according to the first embodiment of the present invention, and FIG. 3 is a control unit of the automatic analyzer according to the first embodiment of the present invention. 5 is a flowchart showing a reagent calibration determination process in FIG.
[0019]
Here, for example, the same kind of reagent contained in three reagent bottles used for a certain inspection item (analysis item) is prepared in advance, and analysis (measurement) of the sample is performed while exchanging these three reagent bottles. Think about what to do. For convenience of explanation, bottle numbers are assigned to the three reagent bottles, but it is not actually necessary to assign a bottle number to each reagent bottle. In the case of analyzing a sample, it is assumed that the reagent contained in the reagent bottle of
[0020]
First, three reagent bottles each containing three reagents of the same type are stored in the
[0021]
In addition, the operator enters the valid period of the reagent contained in each reagent bottle from the
[0022]
Furthermore, the calibration process of the reagent in the inspection item, for example, the condition “content of testable number of reagents is 100 tests or less” is input from the
[0023]
The reagent ID, reagent validity period, calibration conditions, and the like are stored in the
[0024]
First, at the start of sample analysis, a predetermined reagent (here, a reagent contained in a reagent bottle of bottle number 1) is selected (step A1). Next, the calibration condition of the selected reagent stored in the
[0025]
Specifically, the amount of the reagent contained in the reagent bottle of
[0026]
In step A2, if the reagent contained in the reagent bottle of
[0027]
On the other hand, in step A2, when the reagent contained in the reagent bottle of
[0028]
Specifically, as shown in FIG. 6, when the amount of the reagent (the number of testable items) contained in the reagent bottle of
[0029]
In step A3, when there is no reagent having the same reagent ID, the operator is notified that there is no reagent to be calibrated (step A8). Specifically, for example, a message indicating that there is no reagent to be calibrated is displayed on the
[0030]
On the other hand, if there is a reagent having the same reagent ID in step A3, it is in the reagent bottle stored in the
[0031]
For the above-described message for notifying the operator, for example, a voice unit (not shown) may be provided in advance and output from this voice unit.
[0032]
In step A6, an instruction to execute calibration of the reagent selected in step A4 is issued to the
[0033]
In step A7, the amount of the reagent contained in the reagent bottle of
[0034]
After the process of step A7, the process returns to the process of step A2, and it is determined again whether or not the testable number of reagents added in step A7 is 100 tests or less.
[0035]
Specifically, for example, as shown in FIG. 6, when the amount (testable number) of reagents contained in the reagent bottle of
[0036]
On the other hand, for example, as shown in FIG. 7, when the amount of the reagent contained in the reagent bottle of
[0037]
After that, for example, as shown in FIG. 7, when the amount of the reagent contained in the reagent bottle of the
[0038]
As described above, by repeating the processing from step A2 to step A7 until the reagent does not satisfy the calibration condition, the amount of the calibrated reagent is reduced to some extent (in this case, the testable number exceeding 100 tests). ) The sample is analyzed after it is secured.
[0039]
Here, a case has been described in which the above-described reagent calibration determination process is performed at the start of sample analysis. However, the determination process is performed in the same manner, for example, every predetermined time during sample analysis.
[0040]
When analyzing the sample, if the reagent being used becomes unusable for some reason, replace the reagent that can no longer be used with a reagent of the same type that has already been calibrated, and replace the replaced reagent. Use to continue analysis of the sample. When there are a plurality of reagents that are calibrated in the same type as the reagent that can no longer be used, the sample is replaced with a reagent having the shortest effective period, and the analysis of the sample is continued. At that time, the calibration result of the reagent stored in the
[0041]
(Embodiment 2)
In the second embodiment of the present invention, the reagent used for analyzing the sample is not calibrated until the calibration condition is not satisfied as in the first embodiment of the present invention. If the calibration condition is satisfied and calibration is not performed for another reagent of the same type as this reagent, the calibration of only one other reagent of the same type is performed and the analysis of the sample is started. Yes.
[0042]
FIG. 8 is a flowchart showing calibration determination processing in the control unit of the automatic analyzer according to the second embodiment of the present invention. Note that the automatic analyzer of the second embodiment of the present invention is configured in the same manner as the first embodiment of the present invention.
[0043]
Here, as in the first embodiment of the present invention, for example, the same kind of reagents contained in two reagent bottles used for a certain inspection item (analysis item) are prepared in advance, and the two Consider the case where a sample is analyzed while changing reagent bottles. Further, in the case where the bottle number is assigned to each of the two reagent bottles and the sample is analyzed, it is assumed that the reagent contained in the reagent bottle of
[0044]
Furthermore, the same reagent ID for each reagent bottle, the validity period of the reagent contained in each reagent bottle, and the calibration condition of the reagent in the inspection item, for example, “the number of testable reagents can be 100 tests or less” The conditions are entered from the
[0045]
First, at the start of sample analysis, a predetermined reagent (here, a reagent contained in a reagent bottle of bottle number 1) is selected (step B1). Next, the calibration condition of the selected reagent stored in the
[0046]
Specifically, the amount of reagent contained in the bottle No. 1 reagent bottle is measured using a liquid level sensor or the like, and based on the measurement result and the amount of reagent necessary for one test (analysis). The testable number of the reagent is calculated, and it is determined whether or not the calculated testable number is 100 tests or less. The calculated testable number of reagents is stored in the
[0047]
In step B2, if the reagent in the reagent bottle of
[0048]
On the other hand, in step B2, if the reagent contained in the reagent bottle of
[0049]
Specifically, as shown in FIG. 9, when the amount of reagent (number of testable items) contained in the reagent bottle of
[0050]
In step B3, if there is no reagent having the same reagent ID, the operator is notified that there is no reagent to be calibrated (step B7). Specifically, for example, a message indicating that there is no reagent to be calibrated is displayed on the
[0051]
On the other hand, if there is a reagent having the same reagent ID in step B3, the same type contained in the reagent bottle stored in the
[0052]
As in the first embodiment of the present invention, for the above-described message for notifying the operator, for example, a voice unit (not shown) is provided in advance and is output from this voice unit. Is also possible.
[0053]
In step B6, the
[0054]
In addition, as shown in FIG. 9, when the amount of the reagent contained in the reagent bottle with the bottle number 2 (the number of testable items) is 40 tests, the total testable number is 40 tests + 40 tests = 80 tests, and calibration Will satisfy the following conditions (100 tests or less). However, in the second embodiment of the present invention, the sample analysis is started without performing the reagent calibration again as in the first embodiment of the present invention.
[0055]
Here, a case has been described in which the above-described reagent calibration determination process is performed at the start of sample analysis. However, the determination process is performed in the same manner, for example, every predetermined time during sample analysis.
[0056]
When analyzing the sample, if the reagent being used becomes unusable for some reason, replace the reagent that can no longer be used with a reagent of the same type that has already been calibrated, and replace the replaced reagent. Use to continue analysis of the sample. At that time, the calibration result of the reagent stored in the
[0057]
As described above, since the reagent is calibrated with sufficient time before using the reagent, the operator can check the calibration result. Therefore, if there is a problem with the calibration result, it can be calibrated again to solve the problem, so that it is possible to prevent re-analysis of the sample due to the problem of the calibration result. Throughput can be improved.
[0058]
In addition, since the same reagent ID is assigned to the same type of reagent, the operator can easily recognize the same type of reagent, and the operator needs to instruct which reagent is the same type. Therefore, the burden on the operator can be reduced.
[0059]
In addition, by registering the effective period of the reagent, the reagents are used in order from the reagent having the short effective period, so that it is not necessary to set the order of using the reagents in advance, and the reagents can be used efficiently.
[0060]
In addition, even when the reagent is replaced, the operator does not need to be constantly aware of the calibration status of the reagent, so the burden on the operator can be reduced.
[0061]
Furthermore, if the reagent used during measurement becomes unavailable for any reason, the reagent with the same ID and the result of calibration performed with that reagent can be used immediately. A new reagent is automatically selected without being conscious of re-measurement of calibration due to change, and the burden on the operator can be reduced.
[0062]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, by calibrating a reagent of the same type as that used for measurement at the start of measurement of a patient sample, the throughput of the entire apparatus can be improved and the burden on the operator can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of an automatic analyzer according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram for explaining a flow of reagent calibration processing in the automatic analyzer according to the first embodiment of the present invention;
FIG. 3 is a flowchart showing a reagent calibration determination process in the control unit of the automatic analyzer according to the first embodiment of the present invention;
FIG. 4 is a diagram showing reagent IDs stored in the storage unit of the automatic analyzer according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a diagram showing a reagent ID and a reagent validity period stored in the storage unit of the automatic analyzer according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a diagram for explaining a reagent calibration determination process in the automatic analyzer according to the first embodiment of the present invention;
FIG. 7 is a diagram for explaining a reagent calibration determination process in the automatic analyzer according to the first embodiment of the present invention;
FIG. 8 is a flowchart showing a reagent calibration determination process in the control unit of the automatic analyzer according to the second embodiment of the present invention;
FIG. 9 is a diagram for explaining a reagent calibration determination process in the automatic analyzer according to the second embodiment of the present invention;
[Explanation of symbols]
10
Claims (1)
複数の試薬を収納する収納手段と、
前記複数の試薬のうち前記測定に使用する試薬とこの測定に使用する試薬以外の少なくとも1つの試薬が同種の試薬であることを認識する認識手段と、
前記複数の試薬毎に1回のテストに必要な試薬の量を基にして所定のテスト可能数以下の場合にキャリブレーションを実行することをキャリブレーション条件として登録する登録手段と、
前記登録手段に登録されている前記測定に使用する試薬のキャリブレーション条件を読み出して、前記測定に使用する試薬の残りテスト可能数が、登録されたキャリブレーション条件を満たしているか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によって、前記測定に使用する試薬の残りテスト可能数が前記キャリブレーション条件を満たしていると判断された場合には、前記認識手段によって認識された前記使用する試薬以外の少なくとも1つの同種の試薬について、キャリブレーションを行うキャリブレーション手段と、
を備え、
前記判断手段は、前記少なくとも1つの同種の試薬についてのキャリブレーションの後に、前記使用する試薬と前記少なくとも1つの同種の試薬との合計の残りテスト可能数を算出し、この合計の残りテスト可能数が前記所定のテスト可能数を越えているか否か判断し、
前記合計の残りテスト可能数が前記所定のテスト可能数を越えていないと判断された場合、前記キャリブレーション手段は、前記認識手段によって認識された前記使用する試薬および前記少なくとも1つの同種の試薬以外の更なる同種の試薬についてキャリブレーションを行い、
前記判断手段は、前記更なる同種の試薬のキャリブレーションの後に、前記使用する試薬、前記少なくとも1つの同種の試薬および更なる同種の試薬の合計の残りテスト可能数を算出し、この合計の残りテスト可能数が前記所定のテスト可能数を越えているか否か判断し、
前記キャリブレーション手段及び前記判断手段は、前記合計の残りテスト可能数が前記所定のテスト可能数を越えていると判断されるまで、それぞれ前記キャリブレーション及び前記判断を反復し、
前記合計の残りテスト可能数が前記所定のテスト可能数を越えていると判断された場合、前記キャリブレーション手段はキャリブレーションを終了する、
ことを特徴とする自動分析装置。It has multiple reagents of the same type used for a certain inspection item, and measures a sample while exchanging these reagents.
Storage means for storing a plurality of reagents;
Recognizing means for recognizing that at least one of the plurality of reagents other than the reagent used for the measurement and the reagent used for the measurement is the same type of reagent;
Registration means for registering as a calibration condition performing calibration when the number of reagents required for one test for each of the plurality of reagents is equal to or less than a predetermined testable number;
The calibration condition of the reagent used for the measurement registered in the registration unit is read, and it is determined whether or not the remaining testable number of the reagent used for the measurement satisfies the registered calibration condition. Judgment means,
When the determination means determines that the remaining testable number of reagents used for the measurement satisfies the calibration condition, at least one same kind other than the reagent used is recognized by the recognition means. Calibration means for calibrating the reagent of
With
The determination means calculates a total remaining testable number of the reagent to be used and the at least one same type of reagent after calibration for the at least one same type of reagent, and calculates the total remaining testable number. Determines whether or not the predetermined testable number is exceeded,
When it is determined that the total remaining testable number does not exceed the predetermined testable number, the calibration unit is not the reagent used and the at least one similar reagent recognized by the recognition unit Calibrate additional reagents of the same type
The determination means calculates a remaining testable number of the sum of the reagent to be used, the at least one same kind of reagent and the further same kind of reagent after the calibration of the further same kind of reagent, Determine whether the testable number exceeds the predetermined testable number,
The calibration unit and the determination unit repeat the calibration and the determination, respectively, until it is determined that the total remaining testable number exceeds the predetermined testable number,
When it is determined that the total remaining testable number exceeds the predetermined testable number, the calibration unit ends the calibration.
An automatic analyzer characterized by that .
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