JP4438354B2 - 情報管理装置、情報管理方法 - Google Patents
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Description
例えばこのようなEPGが提供される放送を受信して視聴するユーザは、放送受信装置側で、EPGを表示させる。そして、この番組表に対する番組の選択操作を行うことで、これから視聴したいとする番組を選択することができる。また、録画予約設定を行うこともできるようにされている。
つまり、ユーザが選択して視聴したとされる番組についての履歴(視聴履歴)や、予約録画設定をした番組などについての履歴(番組予約履歴)として、ジャンルに対応した履歴を記憶しておくようにする。このようなジャンルに関する視聴履歴及び予約録画履歴などに基づいて、ジャンル区分によるユーザの番組の嗜好を推定した嗜好情報を構築することが可能となる。
そして、このような嗜好情報を利用すれば、例えばユーザの嗜好に応じて番組予約録画の自動設定を行ったり、また、ユーザがテレビジョン放送を視聴しているときに、しかるべきタイミングで、ユーザに対して、好みのジャンルの番組の視聴を勧めるようなメッセージを表示させるなどすることが可能となる。つまり、ユーザの嗜好に応じた利便性の高いアプリケーションを実現することが可能になる。
送出形態の異なる複数の放送に対応する機器としては、ジャンル区分による嗜好情報として、送出形態の異なる放送の間で統合された嗜好情報を保持し、この嗜好情報を利用して先に述べたような、ユーザの嗜好に応じたアプリケーションを提供することの方が、効率的である。
つまり、EPGのフォーマットに応じてジャンルなどの番組の分類の仕方がまちまちであるような状況であっても、分類に基づく嗜好情報としては、EPGフォーマット間で適正に統一されるようにして管理されることが求められている。
つまり、 番組ガイド情報を受信取得する番組ガイド情報受信取得手段と、上記番組ガイド情報受信取得手段により受信取得された、番組の分類区分の規定が異なるとされる複数の電子番組ガイド情報ごとに対応するもので、少なくとも、電子番組ガイド情報ごとに規定される、階層化された分類区分のもとでの各階層における番組の分類項目を、予め設定した共通分類項目に対応付けて形成される、分類項目対応情報を保持する分類項目対応情報保持手段と、階層化された分類区分のもとでの各階層における上記共通分類項目の各々と、ユーザの嗜好度を示す値である嗜好値とが対応付けられて形成される嗜好情報を保持する嗜好情報保持手段と、上記電子番組ガイド情報において提示される番組のうちから、所定条件に従って番組の指定が行われた場合において、上記分類項目対応情報を参照して、この指定された番組を提示する上記電子番組ガイド情報で規定する、この指定された番組についての、特定層における分類項目に対応付けられている特定層対応共通分類項目を特定し、さらに、この指定された番組についての特定層における分類項目が属する上層の分類項目に対応付けられている上層対応共通分類項目を特定する共通分類項目特定手段と、上記嗜好情報における嗜好値のうち、上記共通分類項目特定手段により特定された、上記特定層対応共通分類項目に対応付けられる嗜好値と、上記上層対応共通分類項目に対応付けられる嗜好値を変更する嗜好値変更手段とを備えて構成することとした。
つまり、 番組ガイド情報を受信取得する番組ガイド情報受信取得手順と、上記番組ガイド情報受信取得手順により受信取得された、番組の分類区分の規定が異なるとされる複数の電子番組ガイド情報ごとに対応するもので、少なくとも、電子番組ガイド情報ごとに規定される、階層化された分類区分のもとでの各階層における番組の分類項目を、予め設定した共通分類項目に対応付けて形成される、分類項目対応情報を保持する分類項目対応情報保持管理手順と、階層化された分類区分のもとでの各階層における上記共通分類項目の各々と、ユーザの嗜好度を示す値である嗜好値とが対応付けられて形成される嗜好情報を保持する嗜好情報保持管理手順と、上記電子番組ガイド情報において提示される番組のうちから、所定条件に従って番組の指定が行われた場合において、上記分類項目対応情報を参照して、この指定された番組を提示する上記電子番組ガイド情報で規定する、この指定された番組についての、特定層における分類項目に対応付けられている特定層対応共通分類項目を特定し、さらに、この指定された番組についての特定層における分類項目が属する上層の分類項目に対応付けられている上層対応共通分類項目を特定する共通分類項目特定手順と、上記嗜好情報における嗜好値のうち、上記共通分類項目特定手段により特定された、上記特定層対応共通分類項目に対応付けられる嗜好値と、上記上層対応共通分類項目に対応付けられる嗜好値を変更する嗜好値変更手順とを実行するように構成する。
そして、電子番組ガイド情報により提示される番組のうちから、所定条件に従って番組の指定が行われた場合には、この指定された番組に対応する共通分類項目を特定する。そして、嗜好情報において、この特定された分類項目に対応する嗜好値を変更するようにされる。ここでの嗜好値の変更は、先の所定条件に従った番組の指定に応じて、この番組が含まれる分類項目についての嗜好の強さを変更するという管理を行っていることを意味する。
1.記録再生装置のハードウエア構成
2.記録再生装置の機能ブロック構成
3.EPGのジャンル設定例
4.嗜好情報のデータ構成例
5.嗜好値管理手順
6.嗜好値管理のための処理動作
7.変形例
1.記録再生装置のハードウエア構成
図1は、本発明の実施の形態としての記録再生装置1のハードウエア構成を示している。
この記録再生装置11は、デジタル衛星放送受信機に映像記録再生機能が付加された装置であり、膨大な記憶容量を備えるHDD(ハードディスクドライブ)85に数多くの映像を録画することができるとともに、ユーザの意図を的確に把握して録画映像の保存管理に反映することができるものである。
なお、この記録再生装置11は、AV機器として実装することができ、例えば、セットトップボックスのようなテレビジョン受信機と一体で構成することもできる。
そこで、デジタル衛星放送システムでは、多くの番組のなかから所望の番組を確実に選択できるようにするために、放送番組についての情報である、電子番組ガイド(EPG) の情報を伝送するようにしている。デジタル衛星放送受信装置側では電子番組ガイドのデータに基づいて番組ガイド表を作成して表示出力可能に構成されている。この番組ガイド表は、GUI(Graphical User Interface)として構成されており、例えばユーザは、この番組ガイド表に対する操作を行うことで所望の番組を選択することなどができるようになっている。
また、周知のようにして、EPGの情報によっては、例えばニュース、スポーツ、ドラマなど、ジャンルによる分類項目により番組を区分して管理できるようにしている。
このようにして、番組ごとに対応してジャンルが設定されたEPGを利用することで、大量のチャンネルの中から見たいジャンルの番組を検索することができる。また、後述するようにして形成される嗜好情報などを利用することで、ユーザーが嗜好するとされるジャンルの番組を自動的に録画することも可能とされている。
復調器72は、デジタル変調されている受信データを復調し、デコーダ73 に出力する。
例えばデジタル衛星放送の場合、放送波からチューナ71により受信され、復調器72により復調されたデジタルデータは、MPEG2方式で圧縮されたAVデータ、およびデータ放送用データが多重化されているトランスポートストリームである。AVデータとは、放送コンテンツ本体を構成する映像情報および音声情報であり、データ放送用データとは、放送コンテンツ本体に付随するデータ、即ち例えば上述したEPGデータである。
分離された音声データは、PCM(Pulse Code Modulation )デコードされた後、付加音と合成され、ミキサ(MUX)75 を介してスピーカ93 に出力される。
また、分離された映像データは、伸張された後、コンポーザ77を介してディスプレイ94 に出力される。
RAM74は、デコーダ73によるこれらの作業データを保存することができる。
スピーカ93は、ミキサ75より供給された音声信号を出力する。またディスプレイ94は、コンポーザ77より供給された映像信号を表示(再生)する。
なお、もちろん装置筐体パネルに操作スイッチ等が形成され、ユーザーがそのようなパネル上の操作スイッチを操作できるようにしてもよい。その場合、パネル上の操作スイッチによる操作を、ユーザインターフェース制御部76が検出し、操作情報としてCPU81に供給する。
このグラフィック処理コントローラ78は、例えば、GUI(Graphical User Interface )操作画面、EPG一覧画面、あるいは、スケジュール画面等を描画する。
これらの描画画面データはコンポーザ77において、放送映像等と合成され、或いは切り換えられてディスプレイ94に出力されることで、ユーザーに対して表示される。
このCPU81は、例えば、リモートコントローラ91およびユーザインターフェース制御部76を介して入力された操作信号に基づいて、放送受信及び出力、コンテンツの録画/再生、EPGデータを用いた放送番組管理や嗜好情報の管理、HDD85に記録したコンテンツ管理、グラフィック処理コントローラ78による管面表示データの生成などのための所要の制御を実行する。
ROM83 は、記録再生装置11の電源オン時に実行する自己診断・初期化プログラムや、ハードウェア操作用の制御コードなどを格納する読み出し専用メモリである。
また、ROM83としては、書き換え可能な不揮発性領域を有するようにされてもよい。この場合には、例えば、後述する嗜好情報(各種ジャンルテーブル)等、嗜好情報管理に必要とされる情報を、このROM83の不揮発性メモリとしての領域に記憶させるようにすることができる。
HDD86は、ハードディスクインタフェース87を介してバス79に接続されており、CPU81の制御に基づいて、デコーダ73或いは通信制御部80から供給されるデータや制御情報の記録再生が行われる。例えばEPGデータ、放送コンテンツ等の記録/再生が行われる。
HDD85から再生された放送コンテンツ等の映像データは、コンポーザ77を介してディスプレイ94に供給され、映像出力される。また再生された音声データは、ミキサ75を介してスピーカ93に供給され、音声出力される。
また、光学ディスクドライブ85において光学ディスクに対して記録再生されるデータは、光学ディスクインターフェイス84を介して接続されるバス79を経由して転送されるようになっている。
この外部機器100は、アンテナ100aにて受信した放送波について、内部のチューナ100bにより受信選局を行う。ここで、チューナ100bは、記録再生装置11側のチューナ71とは異なる放送形態による放送を受信可能な構成を採っているものとされる。例えば、チューナ71が地上波放送を受信選局可能な構成とされているのとすれば、チューナ100bは、所定の衛星放送を利用したデジタル衛星放送を受信選局可能な構成とされている。
そして、外部機器100のチューナ100bにより受信選局された信号は、記録再生装置11の復調器72に対して入力されるようになっている。本実施の形態の記録再生装置11の復調器72は、チューナ71が対応する放送形態の受信選局信号のみではなく、外部機器100から入力されることが想定される所定数の放送形態の受信選局信号についても復調可能な構成が採られているものである。また、復調器72の復調処理によって、外部機器100が受信選局する放送形態に対応するEPGデータも抽出することができる。
また、この図では、記録再生装置11と接続可能な外部機器100を1つのみであるとして示しているが、これはあくまでも、最も簡易な構成を示しているのであり、例えば実際としては、記録再生装置11としては、互いに異なる放送形態の放送波を受信選局可能な複数の外部機器100を接続できるように構成されて構わない。
また、この図では図示を省略しているが、記録再生装置11としては、CPU81が外部機器100におけるチューナ100bの動作を制御できるようにも構成されている。
2.記録再生装置の機能ブロック構成
図2は、上記したハードウエア構成に基づく記録再生装置11についての機能的な構成を、機能ブロックにより示している。なお、この図に示す構成は、主として本実施の形態の嗜好情報管理に関連する機能を示しているものとされる。
先にも説明したように、外部機器100−1においては、アンテナ100a−1により受信した放送波について、チューナ100b−1により選局を行う。この選局動作によっては、放送コンテンツ(コンテンツデータ)とEPGデータが取得できることになるが、これらの放送コンテンツ及びEPGデータは、記録再生装置11に対して出力される。同様にして、外部機器100−2においては、アンテナ100a−2により受信した放送波について、チューナ100b−2により選局を行う。この選局動作によって取得された放送コンテンツ(コンテンツデータ)及びEPGデータも記録再生装置11に対して出力される。
EPGデータは、例えば各放送番組(コンテンツ)毎に、タイトル、ジャンル、チャンネル、放送日時(開始/終了時刻やそれによる時間長(データサイズ))、出演者、解説、その他各種の情報が含まれている。ただし、後述もするように、ジャンルの区分の仕方など、EPGのフォーマット(規格)に応じて細部においては異なってくる場合がある。
記録再生装置11では、これらのEPGデータを利用してEPGデータベース22を作成して保持するようにされる。EPGデータベース22の作成は、CPU81の制御処理によって行われる。
このEPGデータベース22は、例えばHDD86に書き込んで保持させておくようにしても良いし、また、ROM83の不揮発性メモリとしての領域に書き込んで保持させておくようにしても良い。
予約録画リストは、例えば将来的にHDD86に記録して保存させるべき番組、つまり予約録画すべき番組をリストとして登録して形成される情報であり、例えば次のようにして作成される。
先ず、ユーザによる記録再生装置11に対する操作として、録画番組を指定した上での録画予約操作が行われたとする。この予約録画操作は、ユーザインターフェイス(U/I)処理ブロック29により指定された番組の予約録画を指示する操作コマンドとして処理されることになる。これに応じて、録画予約リスト22に対して、予約録画操作に応じて指定された録画番組のリストが追加登録されることになる。
なお、上記したような録画予約番組の登録による録画予約リスト22の作成は、CPU81の制御処理として実行されるものである。
例えば、ここで、録画予約操作が行われたのに応じては、先にも説明したように、録画予約リストが追加登録されるのであるが、嗜好情報管理ブロック26としては、この録画予約操作の対象となった番組(録画予約番組)を予約録画したEPGデータのフォーマットと、このEPGデータにおいて規定される録画予約番組のジャンルについて、EPGデータベース22を参照することで認識するようにされる。
このようなことを背景として、嗜好情報27としては、後述するようにして、EPGのフォーマットごとに対応した嗜好情報(ジャンルテーブル)も有するが、EPGのフォーマット間で統一化(共通化)された嗜好情報も有するようにして形成されている。
録画処理部45の機能はCPU81が、HDDインターフェース87、HDD86をコントロールして動作させることにより実現される。
3.EPGのジャンル設定例
これまでの説明から理解されるようにして、EPGとしては、例えば、放送の送出形態などの違いに応じて、異なるフォーマット(規格)となる。例えば、現状においては、どのEPGにおいても、番組をジャンルにより区分しているのであるが、このジャンルによる区分も、フォーマットごとに異なる設定がされている。
この点について、図3を参照して説明する。
この場合には、EPG−1,EPG−2のいずれについても、先ず、メインジャンルとサブジャンルによる階層化されたジャンル設定が行われている。
つまり、先ず、メインジャンルとしてのジャンル区分が行われ、各メインジャンルごとに、さらにサブジャンルにより細分化されるようにしてジャンル区分がされるようになっている。また、EPG−1,EPG−2のいずれにおいても、各メインジャンル名に対応しては、メインジャンルIDが対応付けられるようにして割り当てられる。また、サブジャンル名に対応しては、サブジャンルIDが割り当てられる。
また、図3(a)においてはEPG−1のメインジャンルID=2により特定される、メインジャンル名「スポーツ」のサブジャンルを示し、図3(b)には、EPG−2のサブジャンルとして、同じメインジャンルID=2により特定される「スポーツ1」のサブジャンルを示している。
これら図3(a)(b)のサブジャンルを比較しても分かるように、EPG−1とEPG−2とで同じメインジャンルID=2は、この場合スポーツに関連しているという点では共通している。しかしながら、その階層下のサブジャンルの内容は、EPG−1とEPG−2とで異なっている部分のあることが分かる。例えば、EPG−1のサブジャンルID=5は、サブジャンル名として「陸上競技」であると規定されているのに対して、EPG−2については、同じサブジャンルID=5が示すサブジャンル名としては「バレーボール」であると規定されている。
4.嗜好情報のデータ構成例
これまでの説明から理解されるように、EPGにおけるジャンルの情報は、例えば自動録画などのための嗜好情報を作成するのに利用される。そして、本実施の形態としては、上記図3に示したようにしてEPGのフォーマットが異なるのに起因してジャンルの区分設定にも相違が生じているような場合でも、統一化されたジャンル区分に基づいた嗜好情報、つまり、フォーマットが異なる複数のEPGに対して共通となる嗜好情報を作成して管理するようにされる。以下、このような嗜好情報の管理について説明を行っていくこととして、先ず、嗜好情報を管理するためのデータの構成について説明を行うこととする。
なお、以降においては、嗜好情報管理に関する説明を簡単で分かりやすいものとするために、本実施の形態の記録再生装置11が対応可能とされて、ジャンルの共通化(統一化)を図るべきEPGフォーマットとしては、少なくも、図3に示したEPG−1と、EPG−2の2つであることとする。そして、主としては、EPG−1及びEPG−2との間で統合化された嗜好情報を管理するための例について説明していく。
この図に示すようにして、嗜好情報27は、大別して、EPG別メインジャンルテーブル群300、EPG別サブジャンルテーブル群400、共通メインジャンルテーブル500、及び共通サブジャンルテーブル群600とから成る。
なお、この図では、EPG別サブジャンルテーブル群400として、EPG別メインジャンルテーブル300−1のメインジャンルごとに対応するEPG別サブジャンルテーブル群400−1〜400−nのみを示しているが、当然のこととして、他のEPG別メインジャンルテーブル300−2〜300−nのそれぞれに在るメインジャンル項目ごとの階層下のEPG別サブジャンルテーブルも含まれる。
この場合、サブジャンル項目(サブジャンル名)としては、「すべて」「野球」「サッカー」「ゴルフ」「相撲」「陸上競技」「バレーボール」「テニス」のようにして規定されている。なお、これらのサブジャンル項目も図3(a)に示したEPG−1のサブジャンル名と同様となっている。そして、これらのサブジャンル項目に対応して、それぞれサブジャンルID=0,1,2,3,4,5,6,7が対応付けられる。また、各サブジャンル項目ごとに、そのサブジャンル項目が該当するとされる共通サブジャンル項目を示す共通サブジャンルIDが対応付けられる。また、この場合にも、各サブジャンル項目ごとに嗜好値が対応付けられる。
なお、共通サブジャンルIDが示す共通サブジャンル項目(共通メインジャンル名)についても、図7により後述する。
そして、上記した各メインジャンル項目(メインジャンルID=0,1,2,3,4,5,6,7,8)に対しても、図のようにして、共通メインジャンルID及び嗜好値が割り与えられる。
なお、この場合の共通メインジャンルIDが示す共通メインジャンル項目(共通メインジャンル名)も、EPG−1のEPG別メインジャンルテーブルと同様に、図7により後述するものとなる。つまり、EPG−1のEPG別メインジャンルテーブルと同じ規定による共通メインジャンルIDが割り振られている。
この場合の、サブジャンル項目(サブジャンル名)としても、図3(b)と同様にして、「すべて」「野球」「サッカー」「ゴルフ」「バスケットボール」「バレーボール」「テニス」「アメフト(アメリカンフットボール)」「ラグビー」「アイスホッケー」「その他」のようにして区分されている。そして、これらのサブジャンル項目に対応しては、それぞれサブジャンルID=0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10が対応付けられる。また、各サブジャンル項目ごとに、そのサブジャンル項目が該当するとされる共通サブジャンル項目を示す共通サブジャンルIDが対応付けられる。また、この場合にも、各サブジャンル項目ごとに嗜好値が対応付けられる。
ここでの共通サブジャンルIDが示す共通サブジャンル項目(共通メインジャンル名)もまた、図7により後述するものである。つまり、EPG−1のEPG別サブジャンルテーブルと同じ規定による共通サブジャンルIDが割り振られる。
先ず、この場合の共通メインジャンルテーブルは、図7(a)に示すようにして、共通メインジャンル項目として、「その他」「映画」「スポーツ」「ドラマ」「音楽」「アニメーション」「バラエティ」「ニュース」のようにして区分され、これらの共通メインジャンル項目ごとに、図示するようにして、共通メインジャンルID=0,1,2,3,4,5,6,7が対応付けられている。また、各共通メインジャンル項目ごとに、嗜好値も対応付けられた構造となっている。
そして、上記各共通サブジャンル項目に対しては、それぞれ、共通サブジャンルID=0〜12が対応付けられることになる。また、各共通サブジャンル項目に対して嗜好値が対応付けられる。
具体例として、図5(a)に示したEPG−1のEPG別メインジャンルテーブルを見てみると、映画関連のメインジャンル項目としては、メインジャンルID=0の「BS映画」と、メインジャンルID=1の「映画」の2種類がある。
また、図6(a)に示したEPG−2のEPG別メインジャンルテーブルでは、映画系のメインジャンル項目としては、メインジャンルID=1の「洋画」がある。
このようにして、EPG−1とEPGー2とでは、例えば映画関連のジャンルの定義(ジャンル設定)について同一ではないことがわかる。
同様に、図6(a)に示すように、EPG−2のEPG別メインジャンルテーブルにおける映画関係のメインジャンル項目である、「洋画」(メインジャンルID=1)に対応付けられる共通メインジャンルIDも、[1]となっている。図7(a)を参照して分かるように、共通メインジャンルID=1は、共通メインジャンル項目として「映画」が対応する。
つまり、EPG−1とEPG−2との間で定義が異なっている映画関連のメインジャンル項目については、共通メインジャンル項目としては、何れも「映画」に属するものとして共通に扱われることになる。
このように、スポーツ関連のメインジャンルの区分も、EPG−1とEPG−2とでは異なっているが、上記各メインジャンル項目に対応付けられる共通メインジャンルIDは、全て、「スポーツ」の共通メインジャンル項目を示す[2]とされている。
つまり、EPG−1とEPG−2との間で定義が異なるスポーツ関連のメインジャンル項目についても、共通メインジャンル項目としては、何れも「スポーツ」に属するものとして統合的に管理されることになる。
つまり、例えば図5(b)に示すEPG−1のEPG別サブジャンルテーブルにおいて、「バレーボール」のサブジャンル項目に対しては、EPG−1のフォーマットに従ってサブジャンルID=6が付されている。
これに対して、図6(b)に示すEPG−2のEPG別サブジャンルテーブルにおいて、同じ「バレーボール」のサブジャンル項目に対しては、EPG−2のフォーマットに従ってサブジャンルID=4が付されている。つまり、「バレーボール」という同じ内容のサブジャンル項目であっても、EPGのフォーマットの違いに応じて、この場合には、サブジャンルIDの割り当てが異なっている。
しかしながら、EPG−1のEPG別サブジャンルテーブルとEPG−2のEPG別サブジャンルテーブルの何れにおいても、「バレーボール」のサブジャンル項目に対応付けられる共通サブジャンルIDは[5]で共通となっている。共通サブジャンルID=5は、図7(b)に示すようにして、「バレーボール」の共通サブジャンル項目を示している。
5.嗜好値管理手順
続いては、上記図4〜図7により説明した嗜好情報27を形成する各ジャンルテーブルに格納される嗜好値の管理の仕方について説明する。
図8は、本実施の形態としての嗜好値の管理手順をフローチャートにより示している。ここで、本実施の形態の記録再生装置11に対する操作として、例えばEPGデータに基づいて表示されるGUI(Graphical User Interface)としての番組表に対する操作として、或る番組(放送コンテンツ)を指定しての番組の録画予約のための操作が行われたとする。図8のステップS101に示す手順としては、このような番組録画予約のための操作に応じて予約録画設定を行う。つまり、図2に示した予約録画リスト23に対して、録画予約の指定操作が行われた番組(放送コンテンツ)を登録する。
そして、ステップS102においては、録画予約操作を行った番組表の基となるEPGのフォーマットを認識した上で、さらに録画予約操作により指定された番組についてのEPGフォーマットにより設定されているサブジャンルを先ず認識する。そして、嗜好情報27において、この認識したEPGのフォーマットに対応するEPG別サブジャンルテーブルにアクセスする。そして、このEPG別サブジャンルテーブルにおいて、認識したサブジャンルに対応付けられている嗜好値について、所定値分の増加させるようにして更新する。
そこで、ステップS103の手順としては、嗜好情報27において、上記のようにして認識した共通サブジャンルIDが格納された共通サブジャンルテーブルにアクセスする。そして、このアクセスした共通サブジャンルテーブルにおいて、上記認識した共通サブジャンルIDに対応付けられている嗜好値について、所定値分の増加をさせるようにして更新する。
先ず、ステップS104では、録画予約操作により指定された番組についてのEPGフォーマットにより設定されているメインジャンルを認識する。そして、嗜好情報27において、この認識したEPGのフォーマットに対応するEPG別メインジャンルテーブルにアクセスし、認識したメインジャンルに対応付けられている嗜好値について、所定値分を増加させるようにして更新する。
また、ステップS105の手順としては、上記ステップS104の手順によりアクセスしたEPG別サブジャンルテーブルから、認識したメインジャンルに対応付けられている共通メインジャンルID(共通メインジャンル項目)を認識する。そして、嗜好情報27において、上記のようにして認識した共通メインジャンルIDが格納された共通メインジャンルテーブルにアクセスする。そして、このアクセスした共通メインジャンルテーブルにおいて、上記認識した共通メインジャンルIDに対応付けられている嗜好値について、所定値分の増加をさせるようにして更新する。
そして、この図9(f)に示す共通サブジャンルテーブルにおいて、共通サブジャンル項目として「バレーボール」(共通サブジャンルID=5)に対応付けられている嗜好値について所定値分を増加させるようにして更新を行う。
そして、この図9(b)に示すEPG別メインジャンルテーブルにおいて、メインジャンル項目として「スポーツ」(メインジャンルID=2)に対応付けられている嗜好値について所定値分を増加させるようにして更新を行う。
先ず、EPG−2のEPGデータに基づく番組表に対する操作による番組予約録画は、図9では、「予約2」として示している。この予約2は、EPG−2のフォーマット下では、メインジャンル項目が「スポーツ1」に分類され、サブジャンル項目が「バレーボール」に分類されている番組であるとする。
そして、この図9(f)に示す共通サブジャンルテーブルにおいて、この共通サブジャンルID=5(共通サブジャンル項目「バレーボール」)に対応付けられている嗜好値について所定値分を増加させるようにして更新を行う。
そして、この図9(d)に示すEPG別メインジャンルテーブルにおいて、メインジャンル項目として「スポーツ1」(メインジャンルID=2)に対応付けられている嗜好値について所定値分を増加させるようにして更新を行う。
つまり、「予約1」としてEPG−1を対象として予約録画設定した番組と、「予約2」としてEPG−2を対象として予約録画設定した番組は、共にサブジャンル項目としては「バレーボール」に該当し、また、メインジャンル項目としては、「スポーツ」若しくは「スポーツ1」とされてスポーツ関連とされている。
そして、これらの「予約1」「予約2」の番組のジャンルは、何れの場合にも、共通メインジャンルテーブルにおいては共通メインジャンル項目「スポーツ」として統合されており、これに応じて、何れの場合にも、共通メインジャンル項目「スポーツ」に対応付けた嗜好値を更新している。
同様にして、「予約1」「予約2」の番組は、サブジャンルとしては、何れの場合にも、共通サブジャンル項目「バレーボール」に統合されている。そして、これに応じて、何れの場合にも、共通サブジャンルテーブルにおいては、共通サブジャンル項目「スポーツ」に対応付けた嗜好値を更新している。
つまり、共通メインジャンルテーブル及び共通サブジャンルテーブルの嗜好値を参照し、例えば嗜好値が所定以上のジャンルであるとか、所定の上位順までの嗜好値に対応するジャンルであるとか、所定規則に従って、ユーザの嗜好が高いとされる共通メインジャンル、共通サブジャンルを特定するようにされる。そして、特定されたこれらの共通メインジャンル及び共通サブジャンルに括られるジャンルの番組を、EPG−1のEPGデータから検索して抽出し、同様に、EPG−2のEPGデータから検索して抽出する。このようにして抽出された番組を、自動録画すべき番組として決定して、予約録画リスト23に登録するようにされる。
このような場合において、フォーマットの異なるEPGごとに独立した嗜好情報に基づいて、それぞれのEPGデータから自動録画すべき番組を決定するものとすれば、或るEPGフォーマットに対応してはスポーツ番組が重点的に自動録画され、他のEPGフォーマットに対応しては音楽番組が重点的に自動録画されることになる。
これに対して、本実施の形態のようにして、EPG間で統合された嗜好情報を、自動録画における番組決定に利用すれば、ユーザがスポーツ番組をよく視聴するとされるフォーマットのEPGからも、例えば音楽番組を選択して自動録画させることが可能となる。逆に、ユーザが音楽番組をよく視聴するとされるフォーマットのEPGからは、スポーツ関連番組を選択して自動録画させることが可能となる。つまり、フォーマットの異なるEPG間で、嗜好が偏ることなく自動録画番組を決定することができる。これにより、例えばユーザとしては、自身の好みの番組が自動録画される可能性をより高いものとすることが可能となる。
このEPGフォーマットごとに対応した嗜好値は、例えば、上記したように、フォーマットの異なるEPGごとに独立した嗜好情報に基づいて、それぞれのEPGデータから自動録画すべき番組を決定する場合に用いることができる。例えば、ユーザによっては、このような自動録画のほうが、自身の視聴スタイルに適している場合もあると考えられる。
6.嗜好値管理のための処理動作
先に図8及び図9により説明した嗜好値管理の手順は、図1に示す構成から見た場合には、CPU81がプログラムに従って処理を実行することで実現されるものとなる。そこで、本実施の形態としての嗜好値管理を実現するためにCPU81が実行すべきとされる処理について、図10及び図11を参照して説明する。
そして、この状態において、例えばユーザによるリモートコントローラ91の操作によって、或る番組(放送コンテンツ)を指定しての録画予約のための操作が行われたとする。この操作に応じては、U/I制御部76からバス79を介して、録画予約のコマンドが出力される。
CPU81は、このコマンドを入力すると、図10のステップS201の処理として、予約録画設定を行う。つまり、図2に示した予約録画リスト23に対して、録画予約の指定操作が行われた番組(放送コンテンツ)を登録するための処理を実行する。なお、予約録画リスト23は、ここではHDD87において記憶されているものとなる。従って、予約録画リスト23に対して番組を登録するときには、HDD87に記憶されている予約録画リスト23を読み出して書き換えを行うことになる。なお、このステップS201の処理は、先に図8に示したステップS101の手順に対応する。
ステップS202においては、上記ステップS201により予約録画設定した番組(予約番組)について、EPG別サブジャンルテーブルが存在するか否かについて判別する。これは、今回の予約番組が提示されていたEPGのサブジャンル項目が、本実施の形態における共通ジャンルの統合対象となっているか否かについての判断を行うことである。
なお、ここでは、EPG別サブジャンルテーブルを含み、嗜好情報27は、HDD87に記憶されているものであるとする。従って、上記EPG別サブジャンルテーブルを含み、嗜好情報27を形成するジャンルテーブルを参照したり、更新(書き換え)する場合には、HDD87において嗜好情報27として記憶されている所要のジャンルテーブルの情報にアクセスするようにされる。
先ず、ステップS203においては、嗜好情報27のEPG別サブジャンルテーブルのなかから、今回の予約番組に割り与えられたジャンルに対応するEPG別サブジャンルID(EPGフォーマットにより規定されるサブジャンルIDのことである)が存在するか否かについて判別する。そして、対応するEPG別サブジャンルIDが存在するとして肯定結果が得られたのであれば、ステップS204に進む。
ステップS204では、EPG別サブジャンルテーブルにおいて、今回の予約番組に割り与えられたジャンルに対応するEPG別サブジャンルIDに対応付けられた嗜好値を所定値分により増加させ、ステップS205に進む。このステップS204の処理は、図8におけるステップS102の手順に相当する。
これに対して、ステップS203において、対応するEPG別サブジャンルIDが存在しないとして否定結果が得られた場合には、ステップS204の処理をパスしてステップS205に進む。
また、ステップS206において肯定結果が得られた場合には、ステップS207に進んで、共通サブジャンルテーブルにおいて「その他」の共通サブジャンル項目に対応付けられた嗜好値について所定値分により増加させる。
このための処理としては、先ず、図11のステップS301に示すようにして、先のステップS201により予約録画設定した番組(予約番組)について、EPG別メインジャンルテーブルが存在するか否かについて判別する。つまり、今回の予約番組が提示されていたEPGのメインジャンル項目についても、本実施の形態における共通ジャンルの統合対象となっているか否かについての判断を行うようにされる。
ステップS301において否定結果が得られた場合、今回の予約番組に対応しては、EPG別メインジャンルテーブルが存在していないということになる。この場合、この予約番組のジャンルに基づいたメインジャンルに関する嗜好値の更新(増加)を行うことはできないから、このまま処理を終了することになる。
先ず、ステップS302においては、嗜好情報27のEPG別メインジャンルテーブルのなかから、今回の予約番組に割り与えられたジャンルに対応するEPG別メインジャンルID(EPGフォーマットにより規定されるメインジャンルIDのことである)が存在するか否かについて判別する。そして、対応するEPG別メインジャンルIDが存在するとして肯定結果が得られたのであれば、ステップS303に進む。
ステップS303では、EPG別サブジャンルテーブルにおいて、今回の予約番組に割り与えられたジャンルに対応するEPG別サブジャンルIDに対応付けられた嗜好値を所定値分により増加させ、ステップS304に進む。このステップS303の処理は、図8におけるステップS104の手順に相当する。
これに対して、ステップS302において、対応するEPG別メインジャンルIDが存在しないとして否定結果が得られた場合には、ステップS303の処理をパスしてステップS205に進む。
また、ステップS304において肯定結果が得られた場合には、ステップS306に進んで、共通メインジャンルテーブルにおいて「その他」の共通メインジャンル項目に対応付けられた嗜好値について所定値分により増加させる。
上記図11及び図12に示される処理が実行されることで、先に、図8及び図9により説明したような嗜好値の更新管理が実現されることになる。
また、上記説明では、嗜好値を増加させることについて言及しているが、嗜好値の更新として、嗜好値を減少させることも考えられる。例えば、自動録画処理ブロック28による自動録画予約設定により録画予約リストに登録された番組を、ユーザが後から選択して削除するような操作を行った場合、この削除対照となった番組のジャンルは、ユーザの嗜好には適合しているものではないと考えられるので、このような操作に応じては、削除対照となった番組のジャンルに対応する嗜好値を所定値分低減させるようにするものである。
また、1回の嗜好値の増加/低減(更新)を行うのにあたり、どれだけの値を増加/低減させるのかについては、各種の規則を考えることができるので、この点についても特に限定されるべきものではない。例えば、嗜好値を増加させるきっかけとしては、録画予約操作により番組が指定された場合と、一定期間の視聴履歴情報に基づいて嗜好度が高いと判定したジャンルの番組について変化があった場合であることとした場合、両者の場合における嗜好値の増加量として、異なる値を設定するようにすることが考えられる。具体的には、録画予約操作の場合は、ユーザがより積極的に嗜好する番組を選択していると考えて、視聴履歴情報に変化があった場合よりも、高い増加値を設定するようにされる。
7.変形例
これまで説明した実施の形態としては、例えばユーザによる録画予約操作のようにして、ユーザの番組の嗜好が反映されたユーザ操作などに対応して嗜好値を更新する、つまり、嗜好情報を作成管理するという構成について説明した。
ここで、例えば他の記録再生装置としての製品においても、本実施の形態と同様に共通ジャンルを設定して嗜好情報を管理しているものとしたうえで、例えば同じユーザが、複数の異なる製品としての記録再生装置を利用しているような状況を考えてみる。このような場合において、例えば、他の記録再生装置において作成保持されている嗜好情報を、本実施の形態の記録再生装置11に取り込んで、その取り込んだ嗜好情報の内容が、これまでにおいて、記録再生装置11において保持している嗜好情報の内容に反映されるようにすれば、より利便性が高まることになる。
以降説明する変形例としては、このような状況にも対応して、共通ジャンルの定義が異なる他の製品としての記録再生装置から嗜好情報を取り込み、これを適切に、本実施の形態の記録再生装置11の嗜好情報に反映できるようにするための構成とされる。
先ず、この図においては、他製品の記録再生装置として、外部機器100−1,100−2の2つが示されている。これらの外部機器100−1,100−2は、上記しているように、本実施の形態の記録再生装置11と同様に共通ジャンルを設定して嗜好情報を管理しているものとされるが、共通ジャンルの設定規則に関しては、本実施の形態の記録再生装置と、外部機器100−1,100−2との各々の間で異なっているものである。
また、嗜好情報101bは、例えば先に説明した本実施の形態の嗜好値管理と同様の処理手順により、外部機器100−1において作成保持される嗜好情報である。つまり、本実施の形態の共通メインジャンルテーブル、及び共通サブジャンルテーブルに対応する。
これは、このメインジャンルIDは、外部機器100−1としての製品独自で規定したメインジャンル項目に対応するものであり、記録再生装置11からみた場合には、外部規格のメインジャンル区分によるものであることを示す。従って、嗜好情報101bにおけるメインジャンルIDは、本実施の形態の記録再生装置11が管理するメインジャンルIDとは異なるジャンル区分によるものとなっており、共通性を有してはいないものとされる。
記録再生装置11では、外部機器100−1から図示する転送用嗜好情報101−1を受信取得すると、先ず、転送用嗜好情報101−1に含まれる製品ID101aから、この転送用嗜好情報101−1が製品Aに対応して規定されたジャンル区分に基づいたものであることを認識する。そこで、転送用嗜好情報101−1の嗜好情報101bと、メインジャンル対応テーブル700−1とを対照させる。これにより、転送用嗜好情報101−1の嗜好情報101bにおいて、各メインジャンルIDごとに対応付けられている嗜好値(外部側)を、記録再生装置11で規定される共通メインジャンルIDに対応付けることができる。
同様に、嗜好情報101bにおいて、[邦画:ID=2]に対応付けられている嗜好値(外部側)の「40」も、記録再生装置11の共通メインジャンルID=1(共通メインジャンル項目:映画)に対応させることができる。
また、嗜好情報101bにおいて、[スポーツ:ID=3]に対応付けられている嗜好値(外部側)の「20」は、記録再生装置11の共通メインジャンルID=2(共通メインジャンル項目:スポーツ)に対応させることができる。
また、嗜好情報101bにおいて[ドラマ:ID=4]に対応付けられている嗜好値(外部側)の「50」は、記録再生装置11の共通メインジャンルID=3(共通メインジャンル項目:ドラマ)に対応させることができる。
これにより、上記説明と同様にして、転送用嗜好情報101−2の嗜好情報101bにおいて、各メインジャンルID(外部側)ごとに対応付けられている嗜好値を、記録再生装置11で規定される共通メインジャンルIDに対応付けることができる。
なお、このときの共通メインジャンルテーブルの嗜好値の変更として、どのようにして製品側の嗜好値を反映させるのかについては各種考えられるものであり、ここでは特に限定されるべきものではない。
また、本発明として共通化して規定する分類区分(共通メインジャンル、共通サブジャンル)は、実際の使い勝手や管理の事情などを考慮して設定されれば良く、実施の形態として図示した内容に限定されるべきものではない。また、分類区分としては、例えば放送チャンネルや放送時間帯などをはじめ、ジャンル以外の区分が行われる場合にも本発明は適用できる。
また、本発明における「番組」は、分類区分に応じた放送コンテンツの単位を示すもので、例えば一般に番組表において、放送時間帯で区分される番組単位の概念に限定されるべきものではない。例えば、放送時間帯で区分される1つの番組について、その放送内容に応じて、ジャンル設定が変更されるような場合であれば、本発明としての番組は、1番組内の放送内容を、ジャンルごとに分割して得られる放送コンテンツの単位にまで細分化されるものとして扱うことができる。
Claims (3)
- 番組ガイド情報を受信取得する番組ガイド情報受信取得手段と、
上記番組ガイド情報受信取得手段により受信取得された、番組の分類区分の規定が異なるとされる複数の電子番組ガイド情報ごとに対応するもので、少なくとも、電子番組ガイド情報ごとに規定される、階層化された分類区分のもとでの各階層における番組の分類項目を、予め設定した共通分類項目に対応付けて形成される、分類項目対応情報を保持する分類項目対応情報保持手段と、
階層化された分類区分のもとでの各階層における上記共通分類項目の各々と、ユーザの嗜好度を示す値である嗜好値とが対応付けられて形成される嗜好情報を保持する嗜好情報保持手段と、
上記電子番組ガイド情報において提示される番組のうちから、所定条件に従って番組の指定が行われた場合において、上記分類項目対応情報を参照して、この指定された番組を提示する上記電子番組ガイド情報で規定する、この指定された番組についての、特定層における分類項目に対応付けられている特定層対応共通分類項目を特定し、さらに、この指定された番組についての特定層における分類項目が属する上層の分類項目に対応付けられている上層対応共通分類項目を特定する共通分類項目特定手段と、
上記嗜好情報における嗜好値のうち、上記共通分類項目特定手段により特定された、上記特定層対応共通分類項目に対応付けられる嗜好値と、上記上層対応共通分類項目に対応付けられる嗜好値を変更する嗜好値変更手段と、
を備える情報管理装置。 - 外部機器の、階層化された分類区分のもとでの階層ごとにおける上記共通分類項目の各々と、ユーザの嗜好度を示す値である嗜好値とが対応付けられて形成される嗜好情報を入力して取得する外部嗜好情報取得手段と、
上記外部機器の嗜好情報において、その外部機器により規定される各階層の分類項目と、各階層の上記共通分類項目とを対応付けて形成される外部対応用分類項目対応情報を保持する分類項目対応情報保持手段と、
上記外部嗜好情報取得手段により取得した外部機器の嗜好情報と、上記外部対応用分類項目対応情報とを対照することで、外部機器の嗜好情報に対応付けられている各階層の嗜好値の各々を、上記共通分類項目に対応付ける対照処理手段とをさらに備えると共に、
上記嗜好値変更手段は、上記対照処理手段により得られた、各階層の上記共通分類項目と、外部機器の嗜好情報に対応付けられていた嗜好値との対応付け関係に基づいて、上記嗜好情報保持手段が保持する上記嗜好情報における所要の嗜好値を変更するようにされている、
請求項1に記載の情報管理装置。 - 番組ガイド情報を受信取得する番組ガイド情報受信取得手順と、
番組ガイド情報受信取得手順により受信取得された、 番組の分類区分の規定が異なるとされる複数の電子番組ガイド情報ごとに対応するもので、少なくとも、電子番組ガイド情報ごとに規定される、階層化された分類区分のもとでの各階層における番組の分類項目を、予め設定した共通分類項目に対応付けて形成される、分類項目対応情報を保持する分類項目対応情報保持管理手順と、
階層化された分類区分のもとでの各階層における上記共通分類項目の各々と、ユーザの嗜好度を示す値である嗜好値とが対応付けられて形成される嗜好情報を保持する嗜好情報保持管理手順と、
上記電子番組ガイド情報において提示される番組のうちから、所定条件に従って番組の指定が行われた場合において、上記分類項目対応情報を参照して、この指定された番組を提示する上記電子番組ガイド情報で規定する、この指定された番組についての、特定層における分類項目に対応付けられている特定層対応共通分類項目を特定し、さらに、この指定された番組についての特定層における分類項目が属する上層の分類項目に対応付けられている上層対応共通分類項目を特定する共通分類項目特定手順と、
上記嗜好情報における嗜好値のうち、上記共通分類項目特定手段により特定された、上記特定層対応共通分類項目に対応付けられる嗜好値と、上記上層対応共通分類項目に対応付けられる嗜好値を変更する嗜好値変更手順と、
を実行する情報管理方法。
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