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JP4415715B2 - 記録装置、記録データ生成プログラム - Google Patents

記録装置、記録データ生成プログラム Download PDF

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JP4415715B2 JP2004075944A JP2004075944A JP4415715B2 JP 4415715 B2 JP4415715 B2 JP 4415715B2 JP 2004075944 A JP2004075944 A JP 2004075944A JP 2004075944 A JP2004075944 A JP 2004075944A JP 4415715 B2 JP4415715 B2 JP 4415715B2
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Description

本発明は、外部から画像データを入力する画像データ入力手段と、被記録材へインクを噴射する記録ヘッドを主走査方向へ往復動させる主走査駆動手段と、被記録材を副走査方向へ所定の搬送量にて搬送する副走査駆動手段と、記録ヘッド、主走査駆動手段、及び副走査駆動手段を制御して被記録材への記録を実行する記録制御手段とを備えた記録装置に関する。
インクジェットプリンタ等の記録装置においてデジタルカメラで撮影したデジタル画像等の画像データを被記録材(プリント用紙)に記録する際には、記録装置とデータ通信可能に接続されたパーソナルコンピュータ等のホスト装置としての情報処理装置に搭載されたコンピュータで実行されるプログラム(プリンタドライバ等)で、画像データの展開処理、色変換処理、2値化処理等の画像処理がなされて記録データが生成されて記録装置へ送信される。記録装置は、その記録データを受信してその記録データに基づいて被記録材への記録を実行する。また、近年は、デジタルカメラを直接接続してデジタルカメラ内のデジタル画像から直接記録を実行したり、メモリカードに格納されているデジタル画像を記録装置に設けられたメモリカードスロットを介して直接記録を実行したりする機能(ダイレクトプリント)を備えた記録装置が公知である。このようなダイレクトプリントを実行する場合には、記録装置側で画像データの展開処理、色変換処理、2値化処理等の画像処理がなされて記録データの生成が行われる。
パーソナルコンピュータ或いは記録装置で実行される記録データの生成は、データ展開可能なデータ領域の制約等により、1枚の被記録材への記録に対して複数に分割して行われるようになっているのが一般的である。つまり、記録データを生成して記録を実行し、記録実行済みの記録データを消去した後、次の記録データを生成して記録を実行することを繰り返して1枚の被記録材への記録が実行されるのが一般的である。例えば、一般的なインクジェットプリンタの場合には、記録ヘッドを主走査方向へ1回走査させて記録を実行する度に記録データが生成されて記録が実行される。記録データは、当該被記録材の記録に使用されるあらかじめ生成された全ての画像オブジェクトの座標情報を検索して、当該主走査動作で記録を実行する領域に展開される画像オブジェクトか否かを全画像オブジェクトについて判定し、展開される画像オブジェクトの画像データを読み込み、デコード等の画像処理をし、座標情報で指定された座標に画像展開処理する手順を経て生成される。
したがって、一般的なインクジェットプリンタの場合には、記録ヘッドを主走査方向へ1回走査させて記録を実行する度に上述した手順を繰り返し実行して記録データの生成が行われることになる。そのため、特に1枚の被記録材に多数の画像を配置した記録を実行する場合には、使用される画像データの数が増えることによって、主走査動作毎に全検索される画像オブジェクトの数が多くなるので、主走査動作の度に生成される記録データの生成処理時間が長くなり、それによって、記録実行時間が長くなってしまうという課題が生じる。このような課題を解決する従来技術の一例としては、全ての画像(描画)オブジェクトをあらかじめ定めた画像(描画)オブジェクト数の単位(描画データ群)で分割して保持し、各描画データ群の開始位置と終了位置を記憶しておき、記録実行位置に対応した描画データ群の画像(描画)オブジェクトのみを検索するようにしたものが公知である(例えば特許文献1を参照)。主走査動作の度に全ての画像(描画)オブジェクトを検索することなく記録を実行することが可能になり、記録実行時間を短縮することができる。
特開平9−244824号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている従来技術においては、記録データを生成する際にその画像オブジェクトが生成しようとしている記録データの範囲に含まれるか否かの検索対象となる画像オブジェクトの数を減らすことができるものの、描画データ群の範囲内では、依然として記録データを生成する度に全ての画像オブジェクトを無条件に検索しなければならず、それによる記録実行時間の増加が依然として生じていた。また、描画データ群の範囲内では、既に検索する必要のない画像オブジェクトまで検索対象に含まれてしまう可能性があり、その分無駄な処理時間が生じてしまう可能性があった。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、主走査動作毎に記録データを生成して記録を実行する記録装置において、記録データの生成時間を短縮して記録実行時間を短縮することにある。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様は、外部から画像データを入力する画像データ入力手段と、被記録材へインクを噴射する記録ヘッドを主走査方向へ往復動させる主走査駆動手段と、前記被記録材を副走査方向へ所定の搬送量にて搬送する副走査駆動手段と、前記記録ヘッド、前記主走査駆動手段、及び前記副走査駆動手段を制御して被記録材への記録を実行する記録制御手段とを備えた記録装置であって、前記記録制御手段は、前記画像データ入力手段にて入力可能な状態にある複数の画像データの中から選択された画像データを所定の様式で記録実行領域に配置するオブジェクト情報を生成するオブジェクト情報生成手段と、該オブジェクト情報生成手段に生成されたオブジェクト情報を管理し、前記主走査駆動手段による主走査ライン毎のオブジェクト画像生成要求及び画像合成要求を出力するオブジェクト管理手段と、該オブジェクト管理手段からのオブジェクト画像生成要求に基づいて、前記画像データ入力手段にて画像データを読み込んで画像展開処理するオブジェクト画像生成手段と、前記オブジェクト画像生成手段にて画像展開処理された画像を前記オブジェクト管理手段からの画像合成要求に基づいて合成する画像合成手段とを有し、前記オブジェクト管理手段は、画像展開を開始する主走査ラインを示す開始ライン情報、及び画像展開を終了する主走査ラインを示す終了ライン情報を各オブジェクト情報にセットした後、全オブジェクトの開始ライン情報及び終了ライン情報をリスト化するリスト情報を生成し、前記リスト情報に基づいて主走査ライン毎のオブジェクト画像生成要求及び画像合成要求を出力する、ことを特徴とした記録装置である。
ここで、記録実行領域とは、主走査駆動手段及び副走査駆動手段によって記録が実行される領域のことであり、主走査ラインとは、主走査駆動手段による1回の主走査動作で実行される記録実行領域を意味する。
まず、記録データを生成して記録を実行する前に、画像展開を開始する主走査ラインを示す開始ライン情報、及び画像展開を終了する主走査ラインを示す終了ライン情報を各オブジェクト情報にセットする。つまり、記録実行領域における座標情報としてのオブジェクトの展開幅、展開高さ、展開水平方向(主走査方向)の始点、及び展開垂直方向(副走査方向)の始点等のオブジェクト情報から、そのオブジェクトが画像展開される最初の主走査ライン及び最後の主走査ラインをオブジェクト毎に演算して特定し、開始ライン情報及び終了ライン情報として各オブジェクトのオブジェクト情報にあらかじめ追加しておく。つづいて、全オブジェクトの開始ライン情報及び終了ライン情報をリスト化するリスト情報を生成する。つまり、リスト情報を参照することによってオブジェクト毎に画像展開が開始される主走査ラインと画像展開が終了する主走査ラインとを、検索及び演算等をすることなく特定することができる。そして、リスト情報を生成した後、最初の主走査ラインから順番に記録データを生成する際には、リストを参照して当該主走査ラインに画像展開処理されるオブジェクトを特定して主走査ライン毎のオブジェクト画像生成要求及び画像合成要求を出力する。オブジェクト画像生成要求に基づいて画像データが画像展開処理され、画像合成要求に基づいて展開された画像が合成されて主走査ライン毎の記録データが生成される。
このように、あらかじめ全オブジェクトについて、オブジェクト毎に画像展開を開始する主走査ラインと画像展開を終了する主走査ラインとを特定してオブジェクト情報に追加し、全オブジェクトについての画像展開を開始する主走査ラインと画像展開を終了する主走査ラインをリスト化するリスト情報を生成しておくことによって、各主走査動作時の記録データを生成する度に全オブジェクトの座標情報を毎回検索する必要がなくなる。つまり、当該主走査ライン上に展開されるオブジェクトか否かをオブジェクト毎に判定する際に、各オブジェクトの座標情報(オブジェクトの展開幅、展開高さ、展開水平方向の始点、及び展開垂直方向の始点等)から毎回演算して判定するのではなく、リストを参照して得られる各オブジェクトの開始ライン情報及び終了ライン情報と当該主走査ラインとを比較して、単純に当該主走査ラインが各オブジェクトの開始ラインと終了ラインとの間にあるか否かで判定することができる。それによって、記録データを生成する際の処理手順を大幅に削減することができる。
これにより、本発明の第1の態様に示した記録装置によれば、主走査動作毎に記録データを生成して記録を実行する記録装置において、記録データを生成する際の処理手順を大幅に削減することができるので、記録データの生成時間を短縮して記録実行時間を短縮することができるという作用効果が得られる。
本発明の第2の態様は、前述した第1の態様において、前記オブジェクト管理手段は、前記リスト情報を生成する際に全オブジェクト情報を開始ライン情報に基づいてオブジェクト発生順に並べ替えて生成し、前記リスト情報の最初のオブジェクトから順番に各オブジェクトの開始ライン情報を参照して前記画像合成手段にて画像合成する主走査ラインと比較し、開始ライン情報が当該主走査ライン以前の主走査ラインであり、かつ終了ライン情報が当該主走査ライン以降であるオブジェクトのオブジェクト画像生成要求を出力し、開始ライン情報が当該主走査ラインより後に処理する主走査ラインにセットされているオブジェクトに到達した時点で、以降のオブジェクトの開始ライン情報を参照せずに画像合成要求を出力する、ことを特徴とした記録装置である。
このように、リスト情報を生成する際に全オブジェクト情報を開始ライン情報に基づいてオブジェクト発生順に並べ替えて生成し、そのリスト情報の最初のオブジェクトから順番に各オブジェクトの開始ライン情報を参照して、画像合成手段にて画像合成する主走査ラインと比較する。開始ライン情報が当該主走査ライン以前の主走査ラインであり、かつ終了ライン情報が当該主走査ライン以降のオブジェクトは、当該主走査ラインに画像展開処理されるべきオブジェクトなので、そのオブジェクトのオブジェクト画像生成要求を出力する。そして、リスト情報は、各オブジェクトの開始ライン情報に基づいてオブジェクト発生順に全オブジェクトをリスト化しているので、リスト情報の先頭から順番に開始ライン情報を参照し、記録データを生成する主走査ラインより後の主走査ラインにセットされている開始ライン情報に到達した時点で、以降のオブジェクトは、全て開始ライン情報が当該主走査ラインより後の主走査ラインにセットされたオブジェクト情報ということになる。したがって、開始ライン情報が当該主走査ラインより後に処理する主走査ラインにセットされているオブジェクトに到達した時点で、以降のオブジェクトの開始ライン情報を参照する必要がなく、その時点で画像合成要求を出力することができる。それによって、記録データを生成する際にリスト情報を参照する時間を合理的に短縮することができるので、記録データを生成する際の処理手順をさらに削減することができる。
本発明の第3の態様は、前述した第2の態様において、前記オブジェクト管理手段は、前記リスト情報の最初のオブジェクトから順番に各オブジェクトの終了ライン情報を参照して前記画像合成手段にて画像合成する主走査ラインと比較し、終了ライン情報と当該主走査ラインとが一致したオブジェクトを除外して前記リスト情報を更新する、ことを特徴とした記録装置である。
このように、リスト情報の最初のオブジェクトから順番に各オブジェクトの終了ライン情報を参照して画像合成手段にて画像合成する主走査ラインと比較していく。終了ライン情報と当該主走査ラインとが一致したオブジェクトは、当該主走査ラインで画像展開処理された後は不要となり、以降画像展開処理されることはない。そこで、終了ライン情報と当該主走査ラインとが一致した場合には、そのオブジェクトを除外してリスト情報を更新し、以降は、更新したリスト情報を参照して記録データを生成するようにする。主走査動作毎の記録データを生成していく過程で不要となったオブジェクト情報をリスト情報から除外していくことによって、リスト情報がスリム化されていくことになる。したがって、記録データを生成する際にリスト情報を参照する時間を合理的に短縮することができるので、記録データを生成する際の処理手順をさらに削減することができる。
本発明の第4の態様は、前述した第1の態様〜第3の態様のいずれかにおいて、前記リスト情報は、リストの先頭オブジェクトを指定する先頭オブジェクトポインタと、各オブジェクトにセットされた次のオブジェクト情報の先頭を指定する次オブジェクト情報先頭ポインタとで構成される、ことを特徴とした記録装置である。先頭オブジェクトポインタによってリスト情報の先頭オブジェクト情報を指定し、以降の各オブジェクト情報は、各オブジェクトにセットされた次のオブジェクトの先頭を指定する次オブジェクト情報先頭ポインタによって指定することによって、各オブジェクトを所定の並び順でリスト化することができる。
本発明の第5の態様は、前述した第1の態様〜第4の態様のいずれかにおいて、前記オブジェクト管理手段は、主走査ラインの実行順にカウントアップする主走査ライン番号を全ての主走査ラインにあらかじめ付加し、各オブジェクトの開始ライン情報及び終了ライン情報を該当する主走査ラインの主走査ライン番号で指定する、ことを特徴とした記録装置である。
まず、主走査ラインの実行順にカウントアップする主走査ライン番号を全ての主走査ラインにあらかじめ付加する。そして、各オブジェクトの開始ライン情報及び終了ライン情報を該当する主走査ラインの主走査ライン番号で指定してセットする。このように、各オブジェクトに追加する開始ライン情報及び終了ライン情報を主走査ライン番号で指定することによって、記録データを生成する主走査ラインの主走査ライン番号と、開始ライン情報及び終了ライン情報にセットされている主走査ライン番号との大小関係を判定するだけで当該主走査ラインに画像展開処理されるオブジェクトを容易に特定することが可能になる。
本発明の第6の態様は、被記録材へインクを噴射する記録ヘッドを主走査方向へ往復動させる主走査駆動手段と、前記被記録材を副走査方向へ所定の搬送量にて搬送する副走査駆動手段と、前記記録ヘッド、前記主走査駆動手段、及び前記副走査駆動手段を制御して被記録材への記録を実行する記録制御手段とを備えた記録装置の記録データの生成をコンピュータに実行させるための記録データ生成プログラムであって、選択された画像データを所定の様式で記録実行領域に配置するオブジェクト情報を生成するオブジェクト情報生成手順と、生成されたオブジェクト情報を管理し、前記主走査駆動手段による主走査ライン毎のオブジェクト画像生成要求及び画像合成要求を出力するオブジェクト管理手順と、前記オブジェクト画像生成要求に基づいて画像データの画像展開処理するオブジェクト画像生成手順と、前記オブジェクト画像生成手順にて画像展開処理された画像を前記画像合成要求に基づいて合成する画像合成手順とを有し、前記オブジェクト管理手順は、画像展開を開始する主走査ラインを示す開始ライン情報、及び画像展開を終了する主走査ラインを示す終了ライン情報を各オブジェクト情報にセットした後、全オブジェクトの開始ライン情報及び終了ライン情報をリスト化するリスト情報を生成する手順と、前記リスト情報に基づいて主走査ライン毎のオブジェクト画像生成要求及び画像合成要求を出力する手順とを有している、ことを特徴とした記録データ生成プログラムである。
本発明の第6の態様に示した記録データ生成プログラムによれば、前述した第1の態様に記載の発明と同様の作用効果を得ることができるとともに、この記録データ生成プログラムを実行することができる任意の記録装置又は情報処理装置に、前述した第1の態様に記載の発明と同様の作用効果をもたらすことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、本発明に係る「記録装置」の一例としてのインクジェット式記録装置の概略構成について説明する。
図1は、本発明に係るインクジェット式記録装置の概略の平面図であり、図2はその側面図である。
インクジェット式記録装置50には、記録紙Pにインクを噴射して記録を行う記録ヘッド62を記録紙Pに対して主走査方向Xに走査させる「主走査駆動手段」として、キャリッジガイド軸51に軸支され、主走査方向Xに移動するキャリッジ61が設けられている。キャリッジ61には、記録ヘッド62と、記録ヘッド62から噴射する各色のインクが充填されたインクカートリッジ611とが搭載されている。記録ヘッド62と対向して、記録ヘッド62のヘッド面と記録紙Pとのギャップを規定するプラテン52が設けられている。また、インクジェット式記録装置50には、記録ヘッド62を記録紙Pに対して副走査方向Yに走査させる「副走査駆動手段」として、記録紙Pを副走査方向Yに搬送する搬送駆動ローラ53と搬送従動ローラ54が設けられている。搬送駆動ローラ53は、ステッピング・モータ等の回転駆動力により回転制御され、搬送駆動ローラ53の回転により、記録紙Pは副走査方向Yに搬送される。搬送従動ローラ54は、複数設けられており、それぞれ個々に搬送駆動ローラ53に付勢され、記録紙Pが搬送駆動ローラ53の回転により搬送される際に、記録紙Pに接しながら記録紙Pの搬送に従動して回転する。搬送駆動ローラ53の表面には、高摩擦抵抗を有する皮膜が施されている。搬送従動ローラ54によって、搬送駆動ローラ53の表面に押しつけられた記録紙Pは、その表面の摩擦抵抗によって搬送駆動ローラ53の表面に密着し、搬送駆動ローラ53の回転によって副走査方向に搬送される。キャリッジ61とプラテン52の間に記録紙Pを副走査方向Yに所定の搬送量で搬送する動作と、記録ヘッド62を主走査方向Xに一往復させる間に記録ヘッド62から記録紙Pにインクを噴射する動作とを交互に繰り返すことによって記録紙Pに記録が行われる。
搬送駆動ローラ53の副走査方向Yの上流側には、給紙トレイ57が配設されている。給紙トレイ57は、例えば普通紙やフォト紙等の記録紙Pを給紙可能な構成となっており、記録紙Pを自動給紙する給紙手段としてのASF(オート・シート・フィーダー)が設けられている。ASFは、給紙トレイ57に設けられた2つの給紙ローラ57b及び図示してない分離パッドを有する自動給紙機構である。この2つの給紙ローラ57bの1つは、給紙トレイ57の一方側に配置され、もう1つの給紙ローラ57bは、記録紙ガイド57aに取り付けられており、記録紙ガイド57aは、記録紙Pの幅に合わせて幅方向に摺動可能に給紙トレイ57に設けられている。そして、給紙ローラ57bの回転駆動力と、分離パッドの摩擦抵抗により、給紙トレイ57に置かれた複数の記録紙Pを給紙する際に、複数の記録紙Pが一度に給紙されることなく1枚ずつ正確に自動給紙される。また、給紙ローラ57bと搬送駆動ローラ53との間には、公知の技術による紙検出器63が配設されている。紙検出器63は、立位姿勢への自己復帰習性が付与され、かつ記録紙搬送方向にのみ回動し得るよう記録紙Pの搬送経路内に突出する状態で枢支されたレバーを有し、このレバーの先端が記録紙Pに押されることでレバーが回動し、それによって記録紙Pが検出される構成を成す検出器である。紙検出器63は、給紙ローラ57bより給紙された記録紙Pの始端位置、及び終端位置を検出し、その検出位置に合わせて記録領域が決定され、記録が実行される。
一方、記録実行後の記録紙Pを排紙する手段として、排紙駆動ローラ55と排紙従動ローラ56とが設けられている。排紙駆動ローラ55は、ステッピング・モータ等の回転駆動力により回転制御され、排紙駆動ローラ55の回転により、記録実行後の記録紙Pは副走査方向Yに排紙される。排紙従動ローラ56は、周囲に複数の歯を有し、各歯の先端が記録紙Pの記録面に点接触するように鋭角的に尖っている歯付きローラになっている。複数の排紙従動ローラ56は、それぞれ個々に排紙駆動ローラ55に付勢され、記録紙Pが排紙駆動ローラ55の回転により排紙される際に記録紙Pに接して記録紙Pの排紙に従動して回転する。そして、給紙ローラ57bや搬送駆動ローラ53、及び排紙駆動ローラ55を回転駆動する図示していない搬送駆動用モータ、並びにキャリッジ61を主走査方向に駆動する図示していないキャリッジ駆動用モータは、「記録制御手段」としての記録制御部100により駆動制御される。また、記録ヘッド62も同様に、記録制御部100により駆動制御されて記録紙Pの表面にインクを噴射する。
図3は、本発明に係るインクジェット記録装置50の概略のブロック図である。
記録制御部100は、システムバスSBを備えており、システムバスSBには、ROM21、「記憶媒体」としてのRAM22、USBコントローラ23、「画像データ入力手段」としてのメモリカードスロット25から入力した画像データをRAM22に格納する「画像データ格納手段」としてのメモリカードインタフェース24、MPU(マイクロプロセッサ)26、I/O27、並びにヘッドドライバ28がデータ転送可能に接続されている。MPU26では各種処理の演算処理が行われる。ROM21には、MPU26の演算処理に必要なソフトウェア・プログラム及びデータがあらかじめ記憶されている。RAM22は、ソフトウェア・プログラムの一時的な記憶領域、MPU26の作業領域等として使用される。
各種モータ制御部31は、インクジェット式記録装置50の各種モータを駆動制御する駆動制御回路である。各種センサー32は、インクジェット記録装置50の各種状態情報を検出してI/O27に出力する。I/O27は、MPU26における演算処理結果に基づいて、各種モータ制御部31に対して出力制御を行い、かつ各種センサー32からの入力情報等を入力する。USBコントローラ23は、デュアルロールUSBインタフェース機能を備えている。例えば、USBホストコントローラを搭載した「ホスト装置」としての情報処理装置200として、パーソナルコンピュータ等のUSBホスト装置が接続された場合には、インクジェット式記録装置50をUSBデバイスとして機能させる。記録実行時に画像データは、情報処理装置200においてRGBデータからYMCデータに色変換された後、2値化処理が行われて2値化されたYMCデータに変換されて記録データが生成される。生成された記録データは、インクジェット式記録装置50を制御するための制御データとともに記録制御データとして情報処理装置200からインクジェット式記録装置50へ送信される。
情報処理装置200から送信された記録制御データは、USBコントローラ23が受信した後、RAM22へ格納される。RAM22へ格納された記録制御データは、MPU26にて実行されるプログラム処理によって、コマンド解析、及びデータ圧縮された記録データを展開する処理等が実行されて、制御データと記録データとに分離される。制御データは、MPU26へ転送され、展開された記録データは、「ヘッド駆動手段」としてのヘッドドライバ28へ転送される。
一方、USBコントローラ23は、USBバスインタフェースを搭載したデジタルカメラ等のUSBデバイスとしての情報処理装置200が接続された場合には、インクジェット式記録装置50をUSBホスト装置として機能させる。また、メモリカードインタフェース24は、メモリカードスロット25に挿入されたメモリカードに格納されている画像データの読み出しを実行する。USBコントローラ23を介してデジタルカメラ等のUSBデバイスから読み出された画像データ、或いはメモリカードインタフェース24を介してメモリカードから読み出された画像データは、MPU26にて実行されるプログラム処理によってRGBデータからYMCデータに色変換された後、2値化処理が行われて2値化されたYMCデータに変換されて記録データが生成される。生成された記録データは、情報処理装置200から記録データを受信した場合と同様にヘッドドライバ28へ転送される。ヘッドドライバ28は、その記録データに基づいて記録ヘッド62を駆動し、記録ヘッド62のヘッド面から各色のインクが記録紙Pの記録面に噴射されて記録紙Pへの記録が実行される。
図4は、記録制御部100における記録データ生成の機能ブロック図である。
オブジェクト情報生成手段131は、記録実行領域の画像レイアウトを規定するPIFデータと、レイアウト内に配置する選択された画像データの画像リストを入力して、メモリカード21又はUSBコネクタ106を介して入力可能な状態にある複数の画像データの中から操作パネル102の操作によって選択された画像データを所定の様式で記録実行領域に配置するオブジェクト情報を生成する。オブジェクト情報生成手段131にて生成されたオブジェクト情報は、オブジェクト管理手段132へ登録される。オブジェクト管理手段132は、画像展開を開始する主走査ラインを示す開始ライン情報、及び画像展開を終了する主走査ラインを示す終了ライン情報を各オブジェクト情報にセットした後、全オブジェクトの開始ライン情報及び終了ライン情報をリスト化する「リスト情報」としてのオブジェクト処理順リストを生成する。オブジェクト管理手段132は、オブジェクト処理順リストに基づいて「主走査駆動手段」による主走査ライン毎のオブジェクト画像生成要求及び画像合成要求を出力する。オブジェクト画像生成手段133は、オブジェクト管理手段132からのオブジェクト画像生成要求に基づいて、メモリカード21又はUSBコネクタ106を介して画像データを読み込んで画像展開処理する。オブジェクト画像生成手段133にて画像展開処理された画像は、オブジェクト管理手段132からの画像合成要求に基づいて画像合成手段134で合成される。
このように、あらかじめ全オブジェクトについて、オブジェクト毎に画像展開を開始する主走査ラインと画像展開を終了する主走査ラインとを特定した開始ライン情報及び終了ライン情報をオブジェクト情報に追加する。そして、全オブジェクトについての画像展開を開始する主走査ラインと画像展開を終了する主走査ラインをリスト化するオブジェクト処理順リストを生成しておくことによって、各主走査動作時の記録データを生成する度に全オブジェクトの座標情報を毎回検索する必要がなくなる。つまり、オブジェクト処理順リストを参照して得られる各オブジェクトの開始ライン情報及び終了ライン情報と当該主走査ラインとを比較して、単純に当該主走査ラインが各オブジェクトの開始ラインと終了ラインとの間にあるか否かで判定することができる。それによって、記録データを生成する際の処理手順を大幅に削減することができる。
図5は、オブジェクト生成手段131におけるオブジェクト生成手順を示したフローチャートである。
まず、PIFデータと画像データとを読み込み(ステップS41)、PIFコマンドを解析して(ステップS42)、オブジェクトを生成する(ステップS43)。つづいて、生成したオブジェクトがフレームオブジェクトか否かを判定する(ステップS44)。フレームオブジェクトである場合には(ステップS44でYes)、フレームパラメータを解析し(ステップS45)、解析したフレームパラメータに基づいてフレーム情報をセットし(ステップS46)、その他セットすべき情報があればセットして(ステップS47)、オブジェクト管理手段へ登録する(ステップS48)。生成したオブジェクトがフレームオブジェクトでない場合には(ステップS44でNo)、つづいて、画像オブジェクトか否かを判定する(ステップS50)。画像オブジェクトである場合には(ステップS50でYes)、画像パラメータを解析し(ステップS51)、画像リストを読み込んで(ステップS52)、画像情報をセットし(ステップS53)、オブジェクト管理手段へ登録する(ステップS48)。生成したオブジェクトが画像オブジェクトでない場合には(ステップS50でNo)、つづいて、線オブジェクトか否かを判定する(ステップS54)。線オブジェクトである場合には(ステップS54でYes)、線パラメータを解析し(ステップS55)、解析した線パラメータに基づいて線情報をセットし(ステップS56)、オブジェクト管理手段へ登録する(ステップS48)。生成したオブジェクトが線オブジェクトでない場合には(ステップS54でNo)、つづいて、文字オブジェクトか否かを判定する(ステップS57)。文字オブジェクトである場合には(ステップS57でYes)、文字パラメータを解析し(ステップS58)、解析した文字パラメータに基づいて文字情報をセットし(ステップS59)、オブジェクト管理手段へ登録する(ステップS48)。生成したオブジェクトが線オブジェクトでない場合(ステップS57でNo)、及び各オブジェクトをオブジェクト管理へ登録した後は、PIFデータが終了したか否かを判定する(ステップS49)。PIFデータが終了していなければ(ステップS49でNo)、ステップS41に戻って残りのPIFデータを読み込み、PIFデータが終了していれば(ステップS49でYes)、そのまま当該手順を終了する。
図6は、オブジェクト管理手段132におけるオブジェクト管理手順を示したフローチャートである。
記録データを生成して記録を実行する前に、オブジェクト情報生成部131にて生成された各オブジェクトのオブジェクト情報に画像展開を開始する主走査ラインを示す開始ライン情報、及び画像展開を終了する主走査ラインを示す終了ライン情報をセットする処理を行う(ステップS61〜ステップS64)。オブジェクトには、生成順にシーケンシャルなオブジェクト番号が個々に付されており、まず、そのオブジェクト番号をキーにオブジェクトを検索するためのオブジェクト番号カウンタを初期化する(ステップS61)。つづいて、オブジェクト番号をキーに検索したオブジェクトの開始ライン情報及び終了ライン情報をオブジェクト情報に追加する(ステップS62)。具体的には、記録実行領域におけるオブジェクトの展開幅、展開高さ、展開水平方向(主走査方向X)の始点、及び展開垂直方向(副走査方向Y)の始点等のオブジェクト情報から、そのオブジェクトが画像展開される最初の主走査ライン及び最後の主走査ラインをオブジェクト毎に演算して特定し、開始ライン情報及び終了ライン情報として各オブジェクトのオブジェクト情報にあらかじめ追加しておく。主走査ラインには、主走査ラインの実行順にカウントアップする主走査ライン番号が全ての主走査ラインにあらかじめ付加されており、開始ライン情報及び終了ライン情報は、該当する主走査ラインの主走査ライン番号で指定されてセットされる。このように、各オブジェクトに追加する開始ライン情報及び終了ライン情報を主走査ライン番号で指定することによって、記録データを生成する主走査ラインの主走査ライン番号と、開始ライン情報及び終了ライン情報にセットされている主走査ライン番号との大小関係を判定するだけで当該主走査ラインに画像展開処理されるオブジェクトを容易に特定することが可能になる。
つづいて、次のオブジェクトを検索すべくオブジェクト番号カウンタをカウントアップし(ステップS63)、存在するオブジェクト番号を超えたか否かを判定する(ステップS64)。存在するオブジェクト番号を超えていない場合には(ステップS64でNo)、カウントアップしたオブジェクト番号のオブジェクトを検索して、検索したオブジェクトの開始ライン情報及び終了ライン情報をオブジェクト情報に追加し(ステップS62)、オブジェクト番号カウンタをカウントアップし(ステップS63)、全てのオブジェクト情報に開始ライン情報及び終了ライン情報をセットするまで繰り返す。そして、存在するオブジェクト番号を超えた時点で(ステップS64でYes)、つまり、全てのオブジェクト情報に開始ライン情報及び終了ライン情報をセットし終えた時点で、全オブジェクトをオブジェクト情報の開始ライン順(オブジェクト発生順)にリスト化する「リスト情報」としてのオブジェクト処理順リストを生成する(ステップS65)。このオブジェクト処理順リストを参照することによってオブジェクト毎に画像展開が開始される主走査ラインと画像展開が終了する主走査ラインとが検索及び演算等をすることなく特定することができる。
つづいて、処理ライン番号をオブジェクト処理順リストの先頭オブジェクトの開始ラインに設定する(ステップS66)。処理ライン番号は、記録データを生成する主走査ラインの主走査ライン番号のことであり、以下同様である。オブジェクト処理順リストの先頭オブジェクトは、記録紙Pの記録実行領域への記録を実行する際に最初に発生するオブジェクトであるから、この先頭オブジェクトの開始ラインが記録実行領域における最初の主走査動作で記録が実行される主走査ラインということになる。また、オブジェクト処理順リストでリスト化された各オブジェクトには、オブジェクト発生順にシーケンシャルなリスト番号が個々に付されており、リスト番号をキーにリスト化されたオブジェクトがオブジェクト発生順に順次参照されていくことになる。そして、リスト番号をキーにオブジェクト情報を参照するためのリスト番号カウンタの初期値にこの先頭オブジェクトのリスト番号をセットする(ステップS67)。つづいて、オブジェクト処理順リストの先頭オブジェクトは、当該主走査ラインに画像展開処理されるオブジェクトなので、画像生成要求をオブジェクト画像生成手段133へ出力する(ステップS68)。以下、オブジェクト処理順リストを参照しながらステップS68〜ステップS72の手順を繰り返し実行して、処理ライン番号と各オブジェクトの開始ライン情報(番号)及び終了ライン情報(番号)とを順番に比較しながら当該主走査ラインに画像展開処理されるオブジェクトを特定し、そのオブジェクトの画像生成要求をオブジェクト画像生成手段133へ出力していく。
まず、ステップS68にてオブジェクト画像生成手段133へ画像生成要求を出力したオブジェクトの終了ライン番号と処理ライン番号とが一致するか否かを判定する(ステップS69)。オブジェクトの終了ライン番号と処理ライン番号とが一致する場合には(ステップS69でYes)、オブジェクト処理順リストから当該オブジェクトを削除してオブジェクト処理順リストを更新した後(ステップS70)、オブジェクト処理順リストの次のオブジェクトを参照すべくリスト番号カウンタをカウントアップする(ステップS71)。一方、オブジェクトの終了ライン番号と処理ライン番号とが一致しなかった場合には(ステップS69でNo)、そのままオブジェクト処理順リストを維持して次のオブジェクトを参照すべくリスト番号カウンタをカウントアップする(ステップS71)。このように、終了ライン番号と処理ライン番号とが一致した場合には、そのオブジェクトが画像展開される主走査ラインの記録が全て実行された状態であり、以降そのオブジェクトは不要になるので、そのオブジェクトを削除してオブジェクト処理順リストを更新し、以降は、更新したオブジェクト処理順リストを参照して記録データを生成するようにする。それによって、オブジェクト処理順リストがスリム化されていくことになり、記録データを生成する際にオブジェクト処理順リストを参照する時間を合理的に短縮することができるので、記録データを生成する際の処理手順をさらに削減することができる。
つづいて、リスト番号カウンタのカウント値に対応したリスト番号のオブジェクトの開始ライン番号を参照して処理ライン番号と比較し、処理ライン番号がその開始ライン番号以上か否かを判定する(ステップS72)。そのオブジェクトが当該主走査ラインに画像展開処理されるオブジェクトである条件は、処理ライン番号が開始ライン番号以上でかつ終了ライン番号以下という条件であるが、当該実施例においては、処理ライン番号と終了ライン番号とが一致したオブジェクトは、ステップS70でオブジェクト処理順リストから削除されているので、処理ライン番号が開始ライン番号以上か否かのみを判定することによって、そのオブジェクトが当該主走査ラインに画像展開処理されるオブジェクトであるか否かを判定することができる。処理ライン番号が開始ライン番号以上である場合には(ステップS72でYes)、そのオブジェクトの画像生成要求をオブジェクト画像生成手段133へ出力し(ステップS68)、ステップS68〜ステップS72の手順を繰り返す。一方、処理ライン番号が開始ライン番号未満である場合には(ステップS72でNo)、以降のオブジェクト処理順リストの開始ライン情報を参照せずに画像合成手段134へ画像合成要求を出力して当該主走査ラインの記録データを生成し(ステップS73)、次の主走査ラインの記録データを生成すべく処理ライン番号カウンタのカウント値をカウントアップする(ステップS74)。
このように、オブジェクト処理順リストを生成する際に全オブジェクト情報を開始ライン番号に基づいてオブジェクト発生順に並べ替えて生成し、そのオブジェクト処理順リストの最初のオブジェクトから順番に各オブジェクトの開始ライン番号を参照して処理ライン番号(画像合成手段にて画像合成する主走査ラインの主走査ライン番号)と比較する。そして、処理ライン番号が開始ライン番号未満となるオブジェクト情報に到達した時点で、以降のオブジェクトは、全て当該主走査ラインより後の主走査ラインに記録を実行する際に発生するオブジェクトということになる。したがって、開始ライン番号が処理ライン番号未満になった時点で以降のオブジェクトの開始ライン番号を参照する必要がなく、その時点で画像合成手段134へ画像合成要求を出力して当該主走査ラインの記録データを生成することができる。それによって、記録データを生成する際にオブジェクト処理順リストを参照する時間を合理的に短縮することができるので、記録データを生成する際の処理手順をさらに削減することができる。
つづいて、オブジェクト処理順リストから全てのオブジェクトが削除されたか否かを判定する(ステップS75)。画像展開される主走査ラインの記録が全て実行されて不要になったオブジェクトは、オブジェクト処理順リストから順次削除されてオブジェクト処理順リストが更新されていくので、オブジェクト処理順リストから全てのオブジェクトが削除された時点で記録実行領域への記録が全て終了することになる。そこで、オブジェクト処理順リストから全てのオブジェクトが削除されていない場合には(ステップS75でNo)、リスト番号カウンタの初期値にこの時点におけるオブジェクト処理順リストの先頭オブジェクトのリスト番号をセットして(ステップS67)、以下同様の手順を繰り返して記録データを生成して記録を続行する。そして、オブジェクト処理順リストから全てのオブジェクトが削除された時点で(ステップS75でYes)、つまり、記録実行領域への記録が全て終了した時点で当該手順を終了する。尚、上述した記録データの生成手順をパーソナルコンピュータ等の情報処理装置200に搭載されたコンピュータで実行し、情報処理装置200で記録データを生成してインクジェット式記録装置50へデータ転送して記録を実行する構成とすることも可能である。
つづいて、オブジェクト処理順リストについて、図7〜図12を参照しながら説明する。
図7は、オブジェクト処理順リストの構成を模式的に示したものである。
オブジェクト処理順リストは、リストの先頭オブジェクトを指定する先頭オブジェクトポインタと、各オブジェクトにセットされた次のオブジェクト情報の先頭を指定する次オブジェクト情報先頭ポインタとで構成される。先頭オブジェクトポインタによってオブジェクト処理順リストの先頭オブジェクト情報を指定し、以降の各オブジェクト情報は、各オブジェクトにセットされた次のオブジェクトの先頭を指定する次オブジェクト情報先頭ポインタによって指定することによって、各オブジェクトを所定の並び順でリスト化することができる。
図8は、画像展開処理されたオブジェクトが展開された画像展開領域を模式的に示したものである。
当該実施例においては、記録実行領域における各オブジェクトの展開幅、展開高さ、展開水平方向(主走査方向X)の始点、及び展開垂直方向(副走査方向Y)の始点は、PIFデータ(図4)から360dpi換算値で得られる。開始ライン番号は以下に示す式(1)で、終了ライン番号は以下に示す式(2)でそれぞれ算出する。

展開垂直方向始点×(展開垂直解像度÷360) …(1)
開始ライン番号+(展開高さ×(展開垂直解像度÷360))−1 …(2)

上記式からオブジェクトAは、開始ライン番号=1、終了ライン番号=8、オブジェクトBは、開始ライン番号=10、終了ライン番号=17、オブジェクトCは、開始ライン番号=2、終了ライン番号=18、オブジェクトDは、開始ライン番号=21、終了ライン番号=25、となる。
図9は、オブジェクト処理順リストの構成を模式的に示したものであり、オブジェクト情報生成手段131にて生成されたオブジェクトA〜Dのオブジェクト情報を、開始ライン番号順(オブジェクト発生順)に並び替えてリスト化した状態を示したものである。
オブジェクトAは、開始ライン番号=1、オブジェクトBは、開始ライン番号=10、オブジェクトCは、開始ライン番号=2、オブジェクトDは、開始ライン番号=21、がそれぞれセットされている。リストの先頭オブジェクトを指定する先頭オブジェクトポインタは、オブジェクトAの先頭ポインタがセットされ、オブジェクトAの次オブジェクト情報先頭ポインタは、オブジェクトCの先頭ポインタがセットされ、オブジェクトCの次オブジェクト情報先頭ポインタは、オブジェクトBの先頭ポインタがセットされ、オブジェクトBの次オブジェクト情報先頭ポインタは、オブジェクトDの先頭ポインタがセットされ、最後のオブジェクトDの次オブジェクト情報先頭ポインタは、NULLデータがセットされる。それによって、オブジェクト処理順リストは、オブジェクトA→オブジェクトC→オブジェクトB→オブジェクトDという並び順にオブジェクト情報が並び替えられてリスト化される(図9)。
以下、主走査ライン番号0〜26の主走査ラインが設定された画像展開領域の主走査ライン番号1〜25にオブジェクトA〜Dが画像展開処理されて記録データが生成されていく過程を参照しながらさらに説明する。
図10は、オブジェクト処理順リストの構成を模式的に示したものであり、オブジェクトAが画像展開される主走査ラインの記録が全て実行されてオブジェクトAが不要になり、オブジェクトAのオブジェクト情報が削除されて更新された状態を示したものである。
(主走査ライン番号1)
オブジェクト管理手段132からオブジェクト画像生成手段133へオブジェクトAの画像生成要求が出力された後、オブジェクト管理手段132から画像合成手段134へ画像合成要求が出力されて、主走査ライン番号1の主走査ラインの記録データが生成される。
(主走査ライン番号2〜8)
オブジェクト管理手段132からオブジェクト画像生成手段133へオブジェクトA及びオブジェクトCの画像生成要求が出力された後、オブジェクト管理手段132から画像合成手段134へ画像合成要求が出力されて、主走査ライン番号2〜8の主走査ラインの記録データが主走査ライン毎に生成される。そして、主走査ライン番号8の主走査ラインの記録データが生成された時点で、主走査ライン番号とオブジェクトAの終了ライン番号が一致するので、つまり、オブジェクトAが画像展開される主走査ラインの記録が全て実行されてオブジェクトAが不要になるので、オブジェクト処理順リストは、オブジェクトAのオブジェクト情報が削除されて更新される(図10)。
図11は、オブジェクト処理順リストの構成を模式的に示したものであり、オブジェクトBが画像展開される主走査ラインの記録が全て実行されてオブジェクトBが不要になり、オブジェクトBのオブジェクト情報が削除されて更新された状態を示したものである。
(主走査ライン番号9)
オブジェクト管理手段132からオブジェクト画像生成手段133へオブジェクトCの画像生成要求が出力された後、オブジェクト管理手段132から画像合成手段134へ画像合成要求が出力されて、主走査ライン番号9の主走査ラインの記録データが生成される。
(主走査ライン番号10〜17)
オブジェクト管理手段132からオブジェクト画像生成手段133へオブジェクトC及びオブジェクトBの画像生成要求が出力された後、オブジェクト管理手段132から画像合成手段134へ画像合成要求が出力されて、主走査ライン番号10〜17の主走査ラインの記録データが主走査ライン毎に生成される。そして、主走査ライン番号17の主走査ラインの記録データが生成された時点で、主走査ライン番号とオブジェクトBの終了ライン番号が一致するので、つまり、オブジェクトBが画像展開される主走査ラインの記録が全て実行されてオブジェクトBが不要になるので、オブジェクト処理順リストは、オブジェクトBのオブジェクト情報が削除されて更新される(図11)。
図12は、オブジェクト処理順リストの構成を模式的に示したものであり、オブジェクトCが画像展開される主走査ラインの記録が全て実行されてオブジェクトCが不要になり、オブジェクトCのオブジェクト情報が削除されて更新された状態を示したものである。
(主走査ライン番号18)
オブジェクト管理手段132からオブジェクト画像生成手段133へオブジェクトCの画像生成要求が出力された後、オブジェクト管理手段132から画像合成手段134へ画像合成要求が出力されて、主走査ライン番号18の主走査ラインの記録データが生成される。そして、主走査ライン番号18の主走査ラインの記録データが生成された時点で、主走査ライン番号とオブジェクトCの終了ライン番号が一致するので、つまり、オブジェクトCが画像展開される主走査ラインの記録が全て実行されてオブジェクトCが不要になるので、オブジェクト処理順リストは、オブジェクトCのオブジェクト情報が削除されて更新される(図12)。
(主走査ライン番号19〜20)
画像展開処理されるオブジェクトが存在しないので、記録データは生成されない。
(主走査ライン番号21〜25)
オブジェクト管理手段132からオブジェクト画像生成手段133へオブジェクトDの画像生成要求が出力された後、オブジェクト管理手段132から画像合成手段134へ画像合成要求が出力されて、主走査ライン番号21〜25の主走査ラインの記録データが主走査ライン毎に生成される。そして、主走査ライン番号25の主走査ラインの記録データが生成された時点で、主走査ライン番号とオブジェクトDの終了ライン番号が一致するので、つまり、オブジェクトDが画像展開される主走査ラインの記録が全て実行されてオブジェクトDが不要になるので、オブジェクト処理順リストは、オブジェクトDのオブジェクト情報が削除されて更新される。オブジェクト処理順リストから全てのオブジェクトが削除されて、先頭ポインタがNULLになった時点(図示せず)で記録実行領域への記録が全て終了する。
このようにして、主走査動作毎に記録データを生成して記録を実行するインクジェット式記録装置50において、記録データの生成時間を短縮して記録実行時間を短縮することができる。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
本発明に係るインクジェット式記録装置の平面図である。 本発明に係るインクジェット式記録装置の側面図である。 本発明に係るインクジェット式記録装置のブロック図である。 記録データ生成手段の機能ブロック図である。 オブジェクト生成手順を示したフローチャートである。 オブジェクト管理手順を示したフローチャートである。 オブジェクト管理手順を示したフローチャートである。 オブジェクト処理順リストの構成を模式的に示したものである。 オブジェクトが展開された画像展開領域を模式的に示したものである。 オブジェクト処理順リストの構成を模式的に示したものである。 オブジェクト処理順リストの構成を模式的に示したものである。 オブジェクト処理順リストの構成を模式的に示したものである。 オブジェクト処理順リストの構成を模式的に示したものである。
符号の説明
21 ROM、22 RAM、23 USBコントローラ、24 メモリカードインタフェース、25 メモリカードスロット、26 MPU、27 I/O、28 ヘッドドライバ、50 インクジェット式記録装置、51 キャリッジガイド軸、52 プラテン、53 搬送駆動ローラ、54 搬送従動ローラ、55 排紙駆動ローラ、56 排紙従動ローラ、57 給紙トレイ、57b 給紙ローラ、61 キャリッジ、62 記録ヘッド、63 紙検出器、100 記録制御部、200 情報処理装置、P 記録紙、SB システムバス、X 主走査方向、Y 副走査方向

Claims (4)

  1. 外部から画像データを入力する画像データ入力手段と、被記録材へインクを噴射する記録ヘッドを主走査方向へ往復動させる主走査駆動手段と、前記被記録材を副走査方向へ所定の搬送量にて搬送する副走査駆動手段と、前記記録ヘッド、前記主走査駆動手段、及び前記副走査駆動手段を制御して被記録材への記録を実行する記録制御手段とを備えた記録装置であって、
    前記記録制御手段は、前記画像データ入力手段にて入力可能な状態にある複数の画像データの中から選択された画像データを所定の様式で記録実行領域に配置するオブジェクト情報を生成するオブジェクト情報生成手段と、
    該オブジェクト情報生成手段に生成されたオブジェクト情報を管理し、前記主走査駆動手段による主走査ライン毎のオブジェクト画像生成要求及び画像合成要求を出力するオブジェクト管理手段と、
    該オブジェクト管理手段からのオブジェクト画像生成要求に基づいて、前記画像データ入力手段にて画像データを読み込んで画像展開処理するオブジェクト画像生成手段と、
    前記オブジェクト画像生成手段にて画像展開処理された画像を前記オブジェクト管理手段からの画像合成要求に基づいて合成する画像合成手段とを有し、
    前記オブジェクト管理手段は、画像展開を開始する主走査ラインを示す開始ライン情報、及び画像展開を終了する主走査ラインを示す終了ライン情報を各オブジェクト情報にセットした後、全オブジェクト情報を開始ライン情報に基づいてオブジェクト発生順に並べ替えて、全オブジェクトの開始ライン情報及び終了ライン情報をリスト化するリスト情報を生成し、前記リスト情報の最初のオブジェクトから順番に各オブジェクトの開始ライン情報を参照して前記画像合成手段にて画像合成する主走査ラインと比較し、開始ライン情報が当該主走査ライン以前の主走査ラインであり、かつ終了ライン情報が当該主走査ライン以降であるオブジェクトのオブジェクト画像生成要求を出力し、開始ライン情報が当該主走査ラインより後に処理する主走査ラインにセットされているオブジェクトに到達した時点で、以降のオブジェクトの開始ライン情報を参照せずに画像合成要求を出力し、前記リスト情報の最初のオブジェクトから順番に各オブジェクトの終了ライン情報を参照して前記画像合成手段にて画像合成する主走査ラインと比較し、終了ライン情報と当該主走査ラインとが一致したオブジェクトを除外して前記リスト情報を更新する、ことを特徴とした記録装置。
  2. 請求項1において、前記リスト情報は、リストの先頭オブジェクトを指定する先頭オブジェクトポインタと、各オブジェクトにセットされた次のオブジェクト情報の先頭を指定する次オブジェクト情報先頭ポインタとで構成される、ことを特徴とした記録装置。
  3. 請求項1又は2において、前記オブジェクト管理手段は、主走査ラインの実行順にカウントアップする主走査ライン番号を全ての主走査ラインにあらかじめ付加し、各オブジェクトの開始ライン情報及び終了ライン情報を該当する主走査ラインの主走査ライン番号で指定する、ことを特徴とした記録装置。
  4. 被記録材へインクを噴射する記録ヘッドを主走査方向へ往復動させる主走査駆動手段と、前記被記録材を副走査方向へ所定の搬送量にて搬送する副走査駆動手段と、前記記録ヘッド、前記主走査駆動手段、及び前記副走査駆動手段を制御して被記録材への記録を実行する記録制御手段とを備えた記録装置の記録データの生成をコンピュータに実行させるための記録データ生成プログラムであって、
    選択された画像データを所定の様式で記録実行領域に配置するオブジェクト情報を生成するオブジェクト情報生成手順と、
    生成されたオブジェクト情報を管理し、前記主走査駆動手段による主走査ライン毎のオブジェクト画像生成要求及び画像合成要求を出力するオブジェクト管理手順と、
    前記オブジェクト画像生成要求に基づいて画像データの画像展開処理するオブジェクト画像生成手順と、
    前記オブジェクト画像生成手順にて画像展開処理された画像を前記画像合成要求に基づいて合成する画像合成手順とを有し、
    前記オブジェクト管理手順は、画像展開を開始する主走査ラインを示す開始ライン情報、及び画像展開を終了する主走査ラインを示す終了ライン情報を各オブジェクト情報にセットした後、全オブジェクト情報を開始ライン情報に基づいてオブジェクト発生順に並べ替えて、全オブジェクトの開始ライン情報及び終了ライン情報をリスト化するリスト情報を生成する手順と、
    前記リスト情報の最初のオブジェクトから順番に各オブジェクトの開始ライン情報を参照して前記画像合成手順にて画像合成する主走査ラインと比較し、開始ライン情報が当該主走査ライン以前の主走査ラインであり、かつ終了ライン情報が当該主走査ライン以降であるオブジェクトのオブジェクト画像生成要求を出力し、開始ライン情報が当該主走査ラインより後に処理する主走査ラインにセットされているオブジェクトに到達した時点で、以降のオブジェクトの開始ライン情報を参照せずに画像合成要求を出力する手順と、
    前記リスト情報の最初のオブジェクトから順番に各オブジェクトの終了ライン情報を参照して前記画像合成手順にて画像合成する主走査ラインと比較し、終了ライン情報と当該主走査ラインとが一致したオブジェクトを除外して前記リスト情報を更新する手順とを有している、ことを特徴とした記録データ生成プログラム。
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