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JP4404706B2 - 指紋入力方法、指紋入力装置、指紋認証方法、指紋認証システム及びプログラム - Google Patents

指紋入力方法、指紋入力装置、指紋認証方法、指紋認証システム及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、指紋入力方法、指紋入力装置、指紋認証方法、指紋認証システム及びプログラムに関する。
従来の技術には、以下の指紋照合装置がある。
使用者の指紋データ及び使用者固有のセンサー調整情報が記録されるIDカードと、使用者の指紋を読み取る指紋センサ回路、指紋センサ回路で読み取られた使用者の指紋に基づく入力指紋特徴データを作成する特徴抽出回路、及び、入力指紋特徴データとIDカードに記録された使用者の指紋データとを照合し、使用者本人であるか否かを判定する照合判定回路を有する指紋照合端末とを備え、IDカードに記録されたセンサー調整情報に基づき、指紋センサ回路の読み取り感度を調整する指紋照合装置であり、使用者固有のセンサー調整情報がIDカード内に秘匿されるため、指紋照合装置の悪用を防ぐことができ、高い安全性を得ることができる(特許文献1参照。)。
また、従来の技術には、以下の指紋認証システムがある。
指紋センサに対して移動する指の指紋を読み取って登録し、指紋センサに対して静止している指の指紋を読み取って、登録された指紋と照合し、以て認証を行う指紋処理回路とを備えた指紋認証システムであり、指紋読み取りを行うためにユーザが行うべき操作を軽減し、汚れが指紋センサの周囲に付着するのを軽減し、小型や安価に機器に適用できる(特許文献2参照。)。
特開2003−281507号公報 特開2003−303338号公報
上述の従来の技術には、以下の問題点がある。
ゲイン及びオフセットを自動調整せず固定値で指紋画像を採取すると、ある指の通常の状態では特徴抽出が行える指紋画像が得られていたのに、別の指の通常の状態では特徴抽出が行える指紋画像が得られないといったことが発生する。また、同じ指であっても指の状態によって特徴抽出が行える指紋画像が得られる場合と得られない場合が発生する。これは指紋というものがその日の天候や体調によってその状態が常に変化するため、その指の状態に適したゲイン及びオフセットの値がその時々毎に異なるからである。スイープ型指紋読取センサのゲイン及びオフセットの自動調整機能を有効にすればその時毎に適切なゲイン及びオフセットの値を設定することができる。しかし、この機能を有効にしたままスライス画像を採取すると図5のように指紋の隆線以外の背景部分に濃淡の差が現れてしまう。このようにゲイン及びオフセットを固定にすると特定の状態でしか特徴抽出を行える指紋画像が得られず、ゲイン及びオフセットの自動調整を常に行うと、再構成後の指紋画像の隆線以外の背景部分に濃淡の差が現れてしまい特徴抽出を行いづらい画像となってしまう。
即ち、スイープ型指紋読取装置はライン状のセンサに指をスイープすることで時系列ごとの指紋画像を読み取り、それを合成し、一つの指紋画像とする。しかし、一般的なスイープ型指紋読み取り装置では採取したスライス画像毎にゲイン及びオフセットの値が調整され、スライス毎の指紋以外の背景部分に濃淡差ができてしまっていた。このため、照合を行うプログラムが隆線以外の濃淡を隆線と間違うことがあり、照合を行いづらい画像となっていた。
上述の従来の技術の問題点に鑑み、本発明の目的は、指紋画像が特徴抽出を行いやすい画像となり、照合精度を高めることができる、指紋入力方法、指紋入力装置、指紋認証方法、指紋認証システム及びプログラムを提供することにある。
本発明の指紋入力方法は、
センサから得られた指紋のスライス画像より指紋の全体画像を再構築する指紋入力方法において、最初の入力時にセンサのゲイン及びオフセットを適切な値に調整すると共に固定し、指紋入力終了まで同じゲイン及びオフセットの値でスライス画像を採取する。
本発明の指紋入力装置は、
センサから得られた指紋のスライス画像より指紋の全体画像を再構築する指紋入力装置において、最初の入力時にセンサのゲイン及びオフセットを適切な値に調整すると共に固定し、指紋入力終了まで同じゲイン及びオフセットの値でスライス画像を採取することを特徴とする指紋入力装置。
本発明の指紋認証方法は、
上位装置又は上位アプリケーションから認証開始のコマンドを受け取った指紋処理制御部により起動されたスライス指紋読取部により、スライス画像の読み込みを行う第1のステップと、指紋処理制御部により起動されたスライス画像判定部により、スライス指紋読取部で読み込まれたスライス画像から指紋センサに指が置かれたかどうかを調べる第2のステップと、第2のステップで、指紋センサに指が置かれていないことが判断されると、第1のステップに戻り、第1のステップから第2のステップまでの処理を繰り返し実行しながら指紋入力待ち状態を継続し、指紋入力待ち状態において、第2のステップで指紋センサに指が置かれたことが判断されると、指紋処理制御部により起動されたセンサ設定部により、スライス指紋読取部で読み込まれたスライス画像から適切なゲイン及びオフセットの値を算出し設定する第3のステップと、指紋処理制御部により起動されたスライス指紋読取部により、スライス画像の読み込み'行う第4のステップと、読み込まれたスライス画像をRAMに格納する第5のステップと、格納したスライス画像数がRAMのスライス画像を保存することが可能な最大数になったかどうかを調べる第6のステップと、第6のステップで最大数になっていないことが判断されると、指紋処理制御部により起動されたスライス画像判定部により指が指紋センサから離れたかどうかを調べる第7のステップと、第7のステップで指が指紋センサから離れていないことが判断されると、第4のステップに戻り、第6のステップで最大数になったことが判断されるか、または、第7のステップで指が指紋センサから離れたことが判断されるまで、第4のステップから第7のステップの処理までを繰り返し、繰り返し処理の過程で、第6のステップで最大数になったことが判断されるか、または、第7のステップで指が指紋センサから離れたことが判断されると、指紋処理制御部により起動されたスライス移動量判定部により、2つのスライス画像を比較し、その移動量を算出し、指紋処理制御部により起動されたスライス結合部により、スライス移動量判定部で算出された移動量に基づいてスライス画像同士を結合することにより全体の指紋画像に再構成してRAMに格納する第8のステップと、指紋処理制御部により起動された画像前処理部により、再構成してRAMに格納されている指紋画像のノイズ除去を行って特徴を抽出しやすい指紋画像に加工する前処理を行い、データベースに登録されている登録指の指紋画像の特徴情報を読み込む第9のステップと、指紋処理制御部により起動された特徴抽出部により、特徴抽出処理を実行する第10のステップと、指紋処理制御部により起動された指紋照合・判定部により、第9のステップでデータベースから読み出した登録指の指紋画像の特徴情報と第10のステップで抽出された特徴情報とを照合する第11のステップと、第11のステップでの照合の結果を受け取った指紋処理制御部により、結果を表すデータを上位装置又は上位アプリケーションに送る第12のステップとを有する。
本発明の指紋認証システムは、
上位装置又は上位アプリケーションから認証開始のコマンドを受け取った指紋処理制御部により起動され、スライス画像の読み込みを行うスライス指紋読取部と、指紋処理制御部により起動され、スライス指紋読取部で読み込まれたスライス画像から指紋センサに指が置かれたかどうかを調べるスライス画像判定部と、スライス画像判定部で'指紋センサに指が置かれていないことが判断されると、スライス指紋読取部の処理に戻り、スライス指紋読取部からスライス画像判定部までの処理を繰り返し実行しながら指紋入力待ち状態を継続し、指紋入力待ち状態において、スライス画像判定部で指紋センサに指が置かれたことが判断されると、指紋処理制御部により起動され、スライス指紋読取部で読み込まれたスライス画像から適切なゲイン及びオフセットの値を算出し設定するセンサ設定部と、指紋処理制御部により起動され、スライス画像の読み込みを行いRAMに格納し、格納したスライス画像数がRAMのスライス画像を保存することが可能な最大数になったかどうかを調べるスライス指紋読取部と、スライス指紋読取部で最大数になっていないことが判断されると、指紋処理制御部により起動され、指が指紋センサから離れたかどうかを調べるスライス画像判定部と、スライス画像判定部で指が指紋センサから離れていないことが判断されると、スライス指紋読取部の処理に戻り、最大数になったことが判断されるか、または、スライス画像判定部で指が指紋センサから離れたことが判断されるまで、スライス指紋読取部からスライス画像判定部までの処理を繰り返し、繰り返し処理の過程で、スライス指紋読取部で最大数になったことが判断されるか、または、スライス画像判定部で指が指紋センサから離れたことが判断されると、指紋処理制御部により起動され、2つのスライス画像を比較し、その移動量を算出するスライス移動量判定部と、指紋処理制御部により起動され、スライス移動量判定部で算出された移動量に基づいてスライス画像同士を結合することにより全体の指紋画像に再構成してRAMに格納するスライス結合部と、指紋処理制御部により起動され、再構成してRAMに格納されている指紋画像のノイズ除去を行って特徴を抽出しやすい指紋画像に加工する前処理を行い、データベースに登録されている登録指の指紋画像の特徴情報を読み込む画像前処理部と、指紋処理制御部により起動され、特徴抽出処理を実行する特徴抽出部と、指紋処理制御部により起動され、画像前処理部でデータベースから読み出した登録指の指紋画像の特徴情報と特徴抽出部で抽出された特徴情報とを照合する指紋照合・判定部と、指紋照合・判定部での照合の結果を受け取り、結果を表すデータを上位装置又は上位アプリケーションに送る指紋処理制御部とを有する。
本発明のプログラムは、
コンピュータに上述の指紋入力方法を実行させる。
本発明のプログラムは、
コンピュータに上述の指紋認証方法を実行させる。
従って、本発明の指紋入力方法及び当該方法を用いた指紋入力装置は、センサから得られた指紋部分画像(スライス画像)より指紋の全体画像を再構築する指紋入力方法及び装置において、最初の入力時にセンサのゲイン及びオフセットを適切な値に調整すると共に固定し、指紋入力終了まで同じ値でスライス画像を採取することにより、スライス画像から再構成された指紋画像の隆線以外の濃淡差を少なくすることができる。
即ち、本発明では指紋が入力されるとセンサのゲイン及びオフセットの調整が行われ、ゲイン及びオフセットの値を固定することにより、採取した全てのスライス画像の隆線や背景部分の濃さのばらつきを少なくすることができる。このことによって再構成後の指紋画像は隆線以外の濃淡が少なくなり、照合を行いやすい画像となる。
本発明には、以下の効果がある。
本発明のように全てのスライス画像を同一のゲイン及びオフセットを用いて採取すると、スライス毎に異なっていた背景部分の濃淡差がなくなり、再構成後の指紋画像に指紋以外の不必要な濃淡の差がない画像となる。これにより、指紋画像が特徴抽出を行いやすい画像となり、照合精度を高めることができる。
図1を参照すると、本発明の実施の形態として指紋認証システムが示されている。この指紋認証システムは、指紋センサ10及び指紋処理回路20から構成されている。
指紋センサ10は、スイープ型の指紋センサから構成されている。この指紋センサ10としては、光、熱、容量、圧力等に感応する素子を使用することができる。この指紋センサ10の外形は、例えば10×5mm程度の大きさを有し、小型の機器、例えば携帯電話等にも搭載可能なサイズになっている。
この指紋センサ10は、指紋処理回路20からの指令に応じてセンサ素子のゲイン及びオフセットを変更する機能を有している。この指紋センサ10は、指が当てられている部分の指紋を読み取り、図2に示したような短冊状のスライス画像として指紋処理回路20に送る。
指紋処理回路20は、インタフェース(I/F)21、中央処理装置(以下、「CPU」という)22、リードオンリメモリ(以下、「ROM」という)23、ランダムアクセスメモリ(以下、「RAM」という)24、記憶装置25及びこれらを接続するバス26から構成されている。バス26は、インタフェース21、CPU22、ROM23、RAM24及び記憶装置25の間のアドレス、データ、制御信号等を送受するために使用される。
インタフェース21は、この指紋処理回路20と指紋センサ10との間の信号の送受を制御する。即ち、このインタフェース21は、バス26から送られてくる制御信号を指紋センサ10に送ると共に、指紋センサ10から送られてくる指紋画像をバス26に送る。なお、図1では、インタフェース21は、バス26に接続される構成としているが、図1中に破線で示すように、CPU22に接続されるように構成することもできる。
CPU22は、指紋センサ10から得られる指紋画像の再構成処理、指紋照合処理等を実行する。このCPU22の動作の詳細は、後にフローチャートを参照して詳細に説明する。
ROM23は、CPU22が動作するためのプログラムを記憶する。CPU22は、このROM23からプログラムを順次読み出して、指紋画像の再構成処理、指紋照合処理等を実行する。
RAM24は、CPU22がプログラムに従って処理を行う際の作業用領域として使用される。このRAM24には、カウンタ、レジスタ、フラグ、テーブル等が定義される。
記憶装置25は、例えばハードディスク(HDD)やフラッシュROM(FROM)から構成されている。この記憶装置25はユーザ情報を記憶する。この記憶装置25の一部又は全部を指紋処理回路20の外部に設置することもできる。この場合、必要の都度、外部装置25からユーザ情報を読み込んでRAM24に一時的に格納し、このRAM24に格納されたユーザ情報を使用して処理を行うように構成する。
なお、この指紋認証システムが、例えば携帯電話、PHS、PDAといった小型化が必須である機器に適用される場合は、記憶装置25としてFROMを、パーソナルコンピュータ等の小型化が必須とまでは言えない機器に適用される場合は、HDDを使用するように構成できる。
次に、この指紋認証システムに搭載されるソフトウェアの構成を、図3を参照しながら説明する。
このソフトウェアは、指紋処理制御部30、データベース40、指紋センサ制御部50、画像再構成部60及び指紋照合部70から構成されている。
指紋処理制御部30は、上位装置又は上位アプリケーション(AP)から送られてくるコマンドを解釈し、データベース40、指紋センサ制御部50、画像再構成部60及び指紋照合部70を制御して認証処理を実行させる。また、データベース40、指紋センサ制御部50、画像再構成部60及び指紋照合部70によって実行された認証処理の結果を、上位装置又は上位アプリケーションに送る。上位装置とは、この指紋認証システムが適用される装置を言い、上位アプリケーションとは、認証処理の結果を使用するプログラムを言う。
データベース40は、ユーザ情報、個人情報等を記憶する。このデータベース40は、上述した記憶装置25に形成される。このデータベース40は、IDや指紋情報、各個人に関する個人情報といったユーザ情報を格納する。このデータベース40からのユーザ情報の読み出し、書き込み、削除は、指紋処理制御部30からの指示により行われる。
指紋センサ制御部50は、センサ設定部51、スライス指紋読取部52、スライス画像判定部53から構成されている。センサ設定部51は、指紋処理制御部30からの指示に応答して、指紋センサ10の動作設定を行う。この動作設定には、ゲイン及びオフセットの設定が含まれる。スライス指紋読取部52は、指紋センサ10を制御してスライス画像を読み込み、RAM24に格納する。スライス画像判定部53は、スライス指紋読取部52で読み取られたスライス画像からセンサに指が置かれているかどうかを判別する。判別方法は前回採取したスライス画像との差分が一定値以上である場合を指が置いてあると判定する方法やスライス画像に隆線らしき濃淡が現れたならば指が置いてあると判定する方法などがある。
画像再構成部60は、スライス移動量判定部61及びスライス結合部62から構成されている。
スライス移動量判定部61は、2つのスライス画像を比較し、その移動量を算出する。スライス結合部62は、スライス移動量判定部61で算出された移動量に基づいてスライス画像同士を結合することにより全体の指紋に再構成してRAM24に格納する。
指紋照合部70は、画像前処理部71、特徴抽出部72及び指紋照合・判定部73から構成されている。
画像前処理部71は、上記スライス結合部62で結合された指紋画像のノイズ除去等を行って特徴を抽出しやすい指紋画像に加工する。特徴抽出部72は、画像前処理部71で加工された指紋画像から特徴情報を抽出する。指紋照合・判定部73は、特徴抽出部72で抽出された特徴情報と、データベース40に格納されている特徴情報とを照合し、両者の異同を判定する。
次に、本発明の実施の形態の動作について説明する。
先ず、この指紋認証システムにおいて、指紋の登録では、スイープ読取によって読み取られた複数のスライス画像を結合することにより登録指の指紋画像が再構成されて、データベース40に登録される。この場合、指紋画像の特徴が抽出され、指紋の特徴を表す特徴情報が登録される。なお、データベース40には、再構成された登録指の指紋画像そのものを登録することができる。或いはまた、指紋画像を数字や文字等に変換して登録するように構成できる。
この指紋の登録における登録指の指紋を再構成する動作は、後に図4を参照して説明する指紋の認証処理の中のステップS10〜S17の処理と同じである。従って、ここでは説明を割愛する。
次に、この指紋認証システムにおける認証動作を、図4に示したフローチャートを参照しながら説明する。なお、登録指はデータベース40に既に登録されているものとする。
指紋認証システムが起動され、上位装置又は上位アプリケーションから認証開始のコマンドを受け取ると、先ず、指紋処理制御部30はスライス指紋読取部52を起動する。このスライス指紋読取部52では、スライス画像の読み込みが行われる(ステップS10)。続いて、スライス指紋読取部52は制御を指紋処理制御部30に戻す。指紋処理制御部30はスライス画像判定部53を起動する。スライス画像判定部53はスライス指紋読取部52で読み込まれたスライス画像から指紋センサ10に指が置かれたかどうかを調べ(ステップS11)、制御を指紋処理制御部30に戻す。ここで、指紋センサ10に指が置かれていないことが判断されると、ステップS10に戻り、以下、ステップS10〜S11の処理を繰り返し実行しながら指紋入力待ち状態を継続する。
この指紋入力待ち状態において、ステップS11で指紋センサ10に指が置かれたことが判断されると、指紋処理制御部30は、センサ設定部51を起動する。センサ設定部51は先に読み込まれたスライス画像から適切なゲイン及びオフセットの値を算出し設定する(ステップS12)。これ以降ゲイン及びオフセットの変更を行わないことによりゲイン及びオフセットの値が固定され、今後読み込まれるスライス画像は全て同じゲイン及びオフセットの値を使用して採取されることになる。その後、センサ設定部51は、制御を指紋処理制御部30に戻す。
続いて、指紋処理制御部30は、スライス指紋読取部52を起動する。このスライス指紋読取部52は、スライス画像の読み込みを行い(ステップS13)、その後、読み込まれたスライス画像をRAM24に格納する(ステップS14)。続いて、取得した画像数がRAM24のスライス画像を保存することが可能な最大数になったかどうかが調べられ、スライス指紋読取部52は、制御を指紋処理制御部30に戻す(ステップS15)。このステップS15で「NO」であると判断されると、指紋処理制御部30はスライス画像判定部53を起動する。その後、スライス画像判定部53により指が指紋センサ10から離れたかどうかが調べられ、スライス画像判定部53は、制御を指紋処理制御部30に戻す(ステップS16)。このステップS16で「NO」であると判断されると、シーケンスはステップS13に戻る。以下、ステップS15またはステップS16で「YES」と判断されるまでステップS13〜S16の処理が繰り返し実行される。
上記繰り返し実行の過程で、上記ステップS15またはステップS16で「YES」であると判断されると、指紋処理制御部30は、画像再構成部60のスライス移動量判定部61及びスライス結合部62を起動する。これにより、画像を再構成する処理が実行される(ステップS17)。
この画像を再構成する処理では、スライス移動量判定部61は、2つのスライス画像を比較し、その移動量を算出する。スライス結合部62は、スライス移動量判定部61で算出された移動量に基づいてスライス画像同士を結合することにより全体の指紋に再構成してRAM24に格納する。その後、スライス結合部62は、制御を指紋処理制御部30に戻す。
続いて、指紋処理制御部30は、指紋照合部70の画像前処理部71を起動する。画像前処理部71は、先に読み取ってRAM24に格納されている指紋画像のノイズ除去等を行って特徴を抽出しやすい指紋画像に加工する前処理を行う。そして、データベース40に登録されている登録指の特徴情報を読み込む(ステップS18)。その後、画像前処理部71は、制御を指紋処理制御部30に戻す。
指紋処理制御部30は、続いて、特徴抽出部72を起動する。これにより、特徴抽出部72は特徴抽出処理を実行する(ステップS19)。その後、特徴抽出部72は、制御を指紋処理制御部30に戻す。
指紋処理制御部30は、続いて、指紋照合・判定部73を起動する。この指紋照合・判定部73は、ステップS18でデータベース40から読み出した登録指の指紋画像の特徴情報とステップS19で抽出された特徴情報とを照合する(ステップS20)。照合は、例えば類似度が一定値以上であるかどうかを調べることにより行われる。
なお、指紋画像そのものがデータベース40に登録されている場合は、上記ステップS19の特徴抽出処理はスキップされる、または上記ステップ19において再構成された指紋画像と登録されていた指紋画像の両方の画像が特徴抽出されるため、ステップS20の照合処理では指紋画像同士が照合される場合と特徴抽出後特徴同士が照合される場合がある。また、指紋画像を数字や文字に変換したデータがデータベース40に登録されている場合は、上記ステップS19では、照合のために読み込まれた指紋画像を数値や文字等に変換する処理が行われ、ステップS20の照合処理では数字や文字同士が照合される。
このステップS20での照合の結果を受け取った指紋処理制御部30は、その結果を表すデータを上位装置又は上位アプリケーションに送り(ステップS21)、指紋認証処理を終了する。
また、上述の本発明の実施の形態についての指紋入力方法のプログラムにより、コンピュータにその指紋入力方法を実行させることができる。
また、上述の本発明の実施の形態についての指紋認証方法のプログラムにより、コンピュータにその指紋認証方法を実行させることができる。
本発明の実施の形態の指紋認証システムの構成のブロック図である。 短冊状のスライス画像を示す図である。 指紋認証システムに搭載されるソフトウェアの構成を示す図である。 本発明の実施の形態の指紋認証システムにおける認証動作のフロチャートである。 ゲイン及びオフセットの自動調整機能を有効にしたまま指紋部分画像(スライス画像)を採取した場合と、最初だけゲイン及びオフセットの調整機能を実行して指紋部分画像(スライス画像)を採取した場合を示す図である。
符号の説明
10 (スイープ型の)指紋センサ
20 指紋処理回路
21 インタフェース(I/F)
22 中央処理装置(CPU)
23 リードオンリメモリ(ROM)
24 ランダムアクセスメモリ(RAM)
25 記憶装置(HDD、FROMなど)
26 バス
30 指紋処理制御部
40 データベース
50 指紋センサ制御部
51 センサ設定部
52 スライス指紋読取部
53 スライス画像判定部
60 画像再構成部
61 スライス移動量判定部
62 スライス結合部
70 指紋照合部
71 画像前処理部
72 特徴抽出部
73 指紋照合・判定部
80 上位装置または上位アプリケーション(AP)

Claims (3)

  1. 上位装置又は上位アプリケーションから認証開始のコマンドを受け取った指紋処理制御部により起動されたスライス指紋読取部により、スライス画像の読み込みを行う第1のステップと、
    前記指紋処理制御部により起動されたスライス画像判定部により、前記スライス指紋読取部で読み込まれたスライス画像から指紋センサに指が置かれたかどうかを調べる第2のステップと、
    該第2のステップで、前記指紋センサに指が置かれていないことが判断されると、前記第1のステップに戻り、前記第1のステップから前記第2のステップまでの処理を繰り返し実行しながら指紋入力待ち状態を継続し、
    該指紋入力待ち状態において、前記第2のステップで前記指紋センサに指が置かれたことが判断されると、前記指紋処理制御部により起動されたセンサ設定部により、前記スライス指紋読取部で読み込まれたスライス画像から適切なゲイン及びオフセットの値を算出し設定する第3のステップと、
    前記指紋処理制御部により起動されたスライス指紋読取部により、スライス画像の読み込み'行う第4のステップと、
    読み込まれたスライス画像をRAMに格納する第5のステップと、
    格納したスライス画像数が前記RAMのスライス画像を保存することが可能な最大数になったかどうかを調べる第6のステップと、
    該第6のステップで前記最大数になっていないことが判断されると、前記指紋処理制御部により起動されたスライス画像判定部により指が指紋センサから離れたかどうかを調べる第7のステップと、
    該第7のステップで指が前記指紋センサから離れていないことが判断されると、前記第4のステップに戻り、前記第6のステップで前記最大数になったことが判断されるか、または、前記第7のステップで指が前記指紋センサから離れたことが判断されるまで、前記第4のステップから前記第7のステップまでの処理を繰り返し、
    前記繰り返し処理の過程で、前記第6のステップで前記最大数になったことが判断されるか、または、前記第7のステップで指が前記指紋センサから離れたことが判断されると、前記指紋処理制御部により起動されたスライス移動量判定部により、2つのスライス画像を比較し、その移動量を算出し、前記指紋処理制御部により起動されたスライス結合部により、前記スライス移動量判定部で算出された移動量に基づいてスライス画像同士を結合することにより全体の指紋画像に再構成して前記RAMに格納する第8のステップと、
    前記指紋処理制御部により起動された画像前処理部により、再構成して前記RAMに格納されている指紋画像のノイズ除去を行って特徴を抽出しやすい指紋画像に加工する前処理を行い、データベースに登録されている登録指の指紋画像の特徴情報を読み込む第9のステップと、
    前記指紋処理制御部により起動された特徴抽出部により、特徴抽出処理を実行する第10のステップと、
    前記指紋処理制御部により起動された指紋照合・判定部により、前記第9のステップで前記データベースから読み出した登録指の指紋画像の特徴情報と前記第10のステップで抽出された特徴情報とを照合する第11のステップと、
    該第11のステップでの照合の結果を受け取った前記指紋処理制御部により、前記結果を表すデータを前記上位装置又は前記上位アプリケーションに送る第12のステップとを有する、指紋認証方法。
  2. 上位装置又は上位アプリケーションから認証開始のコマンドを受け取った指紋処理制御部により起動され、スライス画像の読み込みを行うスライス指紋読取部と、
    前記指紋処理制御部により起動され、前記スライス指紋読取部で読み込まれたスライス画像から指紋センサに指が置かれたかどうかを調べるスライス画像判定部と、
    該スライス画像判定部で前記指紋センサに指が置かれていないことが判断されると、前記スライス指紋読取部の処理に戻り、前記スライス指紋読取部から前記スライス画像判定部までの処理を繰り返し実行しながら指紋入力待ち状態を継続し、
    該指紋入力待ち状態において、前記スライス画像判定部で前記指紋センサに指が置かれたことが判断されると、前記指紋処理制御部により起動され、前記スライス指紋読取部で読み込まれたスライス画像から適切なゲイン及びオフセットの値を算出し設定するセンサ設定部と、
    前記指紋処理制御部により起動され、スライス画像の読み込みを行いRAMに格納し、格納したスライス画像数が前記RAMのスライス画像を保存することが可能な最大数になったかどうかを調べる前記スライス指紋読取部と、
    該スライス指紋読取部で前記最大数になっていないことが判断されると、前記指紋処理制御部により起動され、指が前記指紋センサから離れたかどうかを調べるスライス画像判定部と、
    該スライス画像判定部で指が前記指紋センサから離れていないことが判断されると、前記スライス指紋読取部の処理に戻り、前記最大数になったことが判断されるか、または、前記スライス画像判定部で指が前記指紋センサから離れたことが判断されるまで、前記スライス指紋読取部から前記スライス画像判定部までの処理を繰り返し、
    前記繰り返し処理の過程で、前記スライス指紋読取部で前記最大数になったことが判断されるか、または、前記スライス画像判定部で指が前記指紋センサから離れたことが判断されると、前記指紋処理制御部により起動され、2つのスライス画像を比較し、その移動量を算出するスライス移動量判定部と、
    前記指紋処理制御部により起動され、前記スライス移動量判定部で算出された移動量に基づいてスライス画像同士を結合することにより全体の指紋画像に再構成して前記RAMに格納するスライス結合部と、
    前記指紋処理制御部により起動され、再構成して前記RAMに格納されている指紋画像のノイズ除去を行って特徴を抽出しやすい指紋画像に加工する前処理を行い、データベースに登録されている登録指の指紋画像の特徴情報を読み込む画像前処理部と、
    前記指紋処理制御部により起動され、特徴抽出処理を実行する特徴抽出部と、
    前記指紋処理制御部により起動され、前記画像前処理部で前記データベースから読み出した登録指の指紋画像の特徴情報と前記特徴抽出部で抽出された特徴情報とを照合する指紋照合・判定部と、
    該指紋照合・判定部での照合の結果を受け取り、該結果を表すデータを前記上位装置又は前記上位アプリケーションに送る指紋処理制御部とを有する、指紋認証システム。
  3. コンピュータに請求項に記載の指紋認証方法を実行させるためのプログラム。
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