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JP4402083B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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JP4402083B2
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Description

本発明は、例えば電子写真方式、静電記憶方式の複写機、プリンタなどの画像形成装置に適用して有用なものである。
図1で、画像形成装置としてのレーザプリンタ全体の構成についての概略を説明する。
レーザプリンタは、図1に示す様に画像形成部において、図示しないコントローラから送信された画像信号に基づいて形成される画像光により静電潜像を形成し、この静電潜像を現像して可視画像を重畳転写してカラー可視画像を形成し、このカラー可視画像を転写材2へ転写し、その転写材2上のカラー可視画像を定着させるもので、画像形成部は、現像色分並置したステーション毎の感光体(5Y、5M、5C、5K)、一次帯電手段としての注入帯電手段(7Y、7M、7C、7K)、現像手段(8Y、8M、8C、8K)、トナーカートリッジ(11Y、11M、11C、11K)、中間転写体12、給紙部、転写部および定着部11によって構成されている。
感光体(5Y、5M、5C、5K)、一次帯電手段としての注入帯電手段(7Y、7M、7C、7K)、現像手段(8Y、8M、8C、8K)は、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジ(22Y、22M、22C、22K)に搭載されている。
感光ドラム(感光体)5Y、5M、5C、5Kは、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成し、図示しない駆動モータの駆動力が伝達されて回転するもので、駆動モータは感光ドラム5Y、5M、5C、5Kを画像形成動作に応じて反時計周り方向に回転させる。感光ドラム5Y、5M、5C、5Kへの露光光はスキャナ部10Y、10M、10C、10Kから送られ、感光ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面に選択的に露光することにより、静電潜像が形成されるように構成されている。
一次帯電手段として、各ステーション毎にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の感光体を帯電させための4個の注入帯電器7Y、7M、7C、7Kを備える構成で、各注入帯電器にはスリーブ7YS、7MS、7CS、7KSが備えられている。
現像手段として、上記静電潜像を可視化するために、各ステーション毎にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の現像を行う4個の現像器8Y、8M、8C、8Kとを備える構成で、各現像器には、スリーブ8YS、8MS、8CS、8CKが設けられている。各々の現像器は脱着可能に取り付けられている。
中間転写体12は、感光ドラム5Y、5M、5C、5Kに接触しており、カラー画像形成時に時計周り方向に回転し、感光ドラム5Y、5M、5C、5Kの回転に伴って回転し、可視画像の転写を受ける。また、中間転写体12は画像形成時に後述する転写ローラ9aが接触して転写材2を狭持搬送することにより転写材2に中間転写体12上にカラー可視画像を同時に重畳転写する。
転写ローラ9aは、中間転写体12上にカラー可視画像を重畳転写している間は、中間転写体に当接させるが、印字処理終了時は、9bの位置に離開する。
定着部13は、転写材2を搬送させながら、転写されたカラー可視画像を定着させるものであり、転写材2を加熱する定着ローラ14と転写材2を定着ローラ14に圧接させるための加圧ローラ15とを備えている。定着ローラ14と加圧ローラ15は中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ16、17が内蔵されている。すなわち、カラー可視画像を保持した転写材2は定着ローラ14と加圧ローラ15により搬送されるとともに、熱および圧力を加えることによりトナーが表面に定着される。
可視画像定着後の転写材2は、排紙部に排出して画像形成動作を終了する。
排紙オプション装置30は、第1排紙ビン35、第2排紙ビン36、第3排紙ビン37で転写材を仕分けして積載するものである。ビン昇降モータ38により、前記排紙ビン35〜37を上下に移動させて転写材を各ビンに仕分けする。フラッパ39は、排紙オプション装置30に送られた転写材をコントローラからの指示に基づいて転写材の表裏の切り替えを行うように搬送切り替えを行う。コントローラからフェイスアップ指定がなされた場合は、転写材はローラ31へ導かれてそのまま排紙口に送られる。また、コントローラからフェイスダウン指定がなされた場合は、フラッパ39により、ローラ32、および、ローラ33に導かれ、一旦転写材の後端がローラ32を超えるまで搬送されたのち、ローラ33が反転して転写材の後端からローラ34に送り込まれ、排紙口へ送られる。
プリンタは、転写材搬送路上の下段搬送センサA23、上段搬送センサA24、下段搬送センサB25、上段搬送センサB26、レジストセンサ19、定着前センサ27、定着排紙センサ20、排紙センサ28によって、搬送状況を管理する。
クリーニング手段21は、感光ドラム5Y、5M、5C、5K及び中間転写体12上に残ったトナーをクリーニングするものであり、感光ドラム5Y、5M、5C、5K上に形成されたトナーによる可視画像を中間転写体12に転写した後の廃トナーあるいは中間転写体9上に形成された4色のカラー可視画像を転写材2に転写した後の廃トナーは、クリーナ容器に蓄えられる。
図2は、画像形成装置のシステム構成を説明するためのブロック図である。コントローラ201は、ホストコンピュータ200、排紙オプション制御部202、エンジン制御部203と相互に通信が可能となっている。コントローラ201は、ホストコンピュータ200から画像情報と印字命令を受け取り、受け取った画像情報を解析してビットデータに変換し、ビデオインターフェイス部210を介して、転写材毎に印字予約コマンド、印字開始コマンド、および、ビデオ信号をエンジン制御部203に送出する。また、この時、コントローラ201は、ホストコンピュータ200からの指示に基づいて、排紙オプション制御部202へ排紙制御オプションの使用に関する指示も送出する。
コントローラ201は、エンジン制御部203へ、ホストコンピュータ200からの印字命令に従って印字予約コマンドを送信し、印字可能な状態となったタイミングで、エンジン制御部203へ印字開始コマンドを送信する。
エンジン制御部203は、コントローラ201からの印字予約コマンドの順に印字の実行準備を行ない、コントローラからの印字開始コマンドを待つ。エンジン制御部は、印字指示を受信すると、コントローラ201に、ビデオ信号の出力の基準タイミングとなる/TOP信号を出力し、印字予約コマンドに従って印字動作を開始する。なおコントローラ201は、オプション制御部202,ホストコンピュータ201,エンジン制御部203へのインターフェースと、プロセッサ、メモリなどにより構成できる。
図5はエンジン制御部203の印字動作のフローチャートである。コントローラ201は、印字に先だってまずエンジン制御部203や排紙オプション制御部202に対して予め必要な資源を予約するための予約コマンド(印字予約コマンドあるいは排紙ビン予約コマンド等)を送信しておく。予約コマンドには、これから発行される印字指示の順序に対応して使用される資源が特定されている。例えば、予約コマンドにより、最初の印字指示に対しては排紙ビン1の使用を、その次の印字指示に対して排紙ビン2の使用を予約したり、あるいは使用する給紙カセットの予約等を行う。その後、予約した内容で印字させるべく印字開始信号をエンジン制御部に対して発行する。
エンジン制御部203は、印字予約コマンドを受信すると、印字開始コマンドの受信を待って(501)、印字動作を行うための前処理(以後、「前回転シーケンス」という)を実行する(502)。前回転シーケンス終了後、/TOP信号を出力して、1枚目の印字予約コマンドに従って印字動作を開始する(503)。/TOP信号はコントローラ201とエンジン制御部との間における垂直同期信号に相当し、コントローラ201からエンジン制御部203へのページごとの画像データ送信のトリガとなる。
エンジン制御部203は、スループットを維持するための次の印字動作開始タイミング(以後、「通常印字開始タイミング」という)までに次の印字予約コマンドを受信していない場合は、印字動作の後処理(以下、「後回転シーケンス」という)を実行し、印字動作を終了する(509)。なお、通常印字開始タイミングは、媒体の搬送機構や、画像形成機構などの制約などにより、通常は最適な値が選択されて与えられている。またこの値は実験的に求める等することもできる。
次の通常印字開始タイミングまでに、印字予約コマンドを受信している場合で、かつ、その印字予約コマンドに対する印字開始コマンドを受信している場合には、1枚目に引き続き、2枚目の印字動作を開始する(502、506)。
次の通常印字開始タイミングまでに、印字予約コマンドを受信している場合で、かつ、印字開始コマンドを受信していない場合は、後回転シーケンスを実行して印字開始コマンド待ちの状態となり(508)、印字開始コマンドを受信するのを待って、前回転シーケンスを開始する(502)。
図3は、同一排紙ビンへの2枚連続印字する場合の通信シーケンスである。
コントローラ201は、エンジン制御部203に対して、印字予約コマンド1(301)と印字予約コマンド2(302)を、排紙オプション制御部202に対して排紙ビン1排紙予約コマンド1(303)と排紙ビン1排紙予約コマンド2(304)を送信した後、エンジン制御部203に対して、印字開始コマンド1(304)を送信する。
エンジン制御部203は、印字開始コマンド1(304)を受信すると、前回転シーケンスを実行した後、コントローラ部201に対して、/TOP信号1(305)を出力して、画像形成動作を開始する。
コントローラ制御部201は、/TOP信号1(305)に同期して、ビデオ信号を出力し、次の印字予約コマンド2(302)に対する印字開始コマンド2(305)を出力する。
エンジン制御部203は、印字開始コマンド2(306)を受信すると、2枚目の通常印字開始タイミングで、コントローラ201へ/TOP信号2(308)を送信し、1枚目に引き続き、印字予約コマンド2(302)の印字動作を継続する。
図4は同一排紙ビンへの2枚連続印字時のエンジン制御部のタイミングチャートである。図4は、既に2枚分に印字予約コマンドがコントローラ部201から送信されていることを前提としている。
エンジン制御部201は、1枚目の印字予約コマンドに対する印字開始コマンド1(303)を受信すると、前回転シーケンスを開始する。前回転シーケンス時、エンジン制御部203は、前回転シーケンス終了時410に、立ち上がるように帯電AC高圧を印加し、前回転シーケンス終了後(帯電AC高圧の立ち上がりと同時に)、/TOP信号1(305)を出力して1枚目の印字動作を開始する。
エンジン制御部203は、1枚目の/TOP信号1(305)送信後、2枚目の通常印字開始タイミング(411)までに、印字開始コマンド2(306)を受信した場合は、2枚目の通常印字開始タイミング(411)で、/TOP信号2(307)を出力して、1枚目に引き続き、2枚目の印字動作を開始する。その後、次の通常印字開始タイミングまでに、3枚目の印字予約コマンド、および、印字開始コマンドを受信していない場合には、後回転シーケンスを開始し、印字動作を終了する。エンジン制御部203は、後回転シーケンス開始と同時に帯電AC高圧の印加を停止する(412)。
次に、異なる排紙ビンへの印字動作について説明する。
図6は、異なる排紙ビンへの2枚連続印字する場合の通信シーケンスである。
コントローラ201は、エンジン制御部203に対して2枚分の印字予約コマンド1(601)、印字予約コマンド2(602)を、排紙オプション制御部202に対して排紙ビン1排紙予約1(603)、排紙ビン2排紙予約2(604)を送信する。コントローラ201は、排紙ビン2排紙予約2(604)を送信後、排紙オプション制御部202より、排紙ビン1から排紙ビン2へ移動するのに必要な時間を取得する(605)。
その後、コントローラ201は、エンジン制御部203に対して、印字開始コマンド1(606)を送信することにより、エンジン制御部は1枚目の/TOP信号1(607)を出力し、印字動作を開始する。
2枚目の印字開始コマンド送信に際して、コントローラ201は、排紙オプション制御部202が排紙ビンの切り替えに要する時間だけ、1枚目と2枚目の紙間を通常の場合よりも広げる必要がある。
このとき、コントローラ201が、通常印字開始タイミングまでに印字開始コマンドを送信すると、エンジン制御部203は最適なスループットを確保して連続印字を継続する(紙間を広げずに連続印字を継続する)ため、コントローラ201は、異なる排紙ビンに転写材を排紙できるだけの紙間が確保できるタイミングで、印字開始コマンド2(609)を送信する必要がある。
図7は、異なる排紙ビンへ転写材を排紙する場合のエンジン制御部のタイミングチャートである。図7は、既に2枚分に印字予約コマンドがコントローラ部201から送信されていることを前提としている。
エンジン制御部201は、印字開始コマンド1(704)を受信すると、前回転シーケンスを開始する。エンジン制御部203は、前回転シーケンス終了時(705)に、立ち上がるように帯電AC高圧を印加し、前回転シーケンス終了後、/TOP信号1(714)を出力して1枚目の印字動作を開始する。
異なる排紙ビンに連続して排紙する場合、コントローラ201は、異なる排紙ビンに転写材を排紙できるだけの紙間が確保できるタイミング、即ち、通常印字開始タイミング(706)から排紙ビンを切り替える時間Cだけ後に、印字開始コマンド2(708)を送信する。
エンジン制御部203は、通常(排紙ビンを切り替えない)印字開始タイミング(706)までに、印字開始コマンドを受信しないため、一旦後回転シーケンスを実行した後、印字開始コマンド2(708)の受信をまって、前回転シーケンスを開始する。
しかしながら、上述のシーケンスでは、1枚目の印字動作後に後回転シーケンスを実行するため、結果的に、1枚の印字動作を2回繰り返すことになる。そのため、本来、排紙ビンを切り替えるのに要する時間Cだけ紙間を広げれば良いのに対して、前回転シーケンスの時間の分さらに加算された時間Dだけ紙間が広がることになり、2枚目の前回転シーケンスだけ余計なダウンタイムが発生する。
このダウンタイムを無くすためには、通常印字開始タイミング(706)であったとしても、後回転シーケンスを実行せずに印字開始コマンドが送信されるのを待ち、印字開始コマンドを受信したのと同時に、印字動作を開始すればよい。
図8に、通常印字開始タイミングまでに印字開始コマンドを受信していない場合であっても、未実行の印字予約コマンドを受信している場合には、後回転シーケンスを実行せずに、印字開始コマンドを待つ場合のエンジン制御部203のタイミングチャートを示す。図8は、既に2枚分に印字予約コマンドがコントローラ部201から送信されていることを前提としている。
エンジン制御部201は、印字開始コマンド1(806)を受信すると、前回転シーケンスを開始する。エンジン制御部203は、前回転シーケンス終了時(807)に、立ち上がるように帯電AC高圧を印加する。その後、前回転シーケンスの終了と同時に、/TOP信号(815)を出力して1枚目の印字動作を開始する。
コントローラ201は、次の通常印字開始タイミング(816)よりも、排紙ビンを切り替える時間Cだけ後に、印字開始コマンドを送出する(809)。
エンジン制御部203は、次の通常印字開始タイミング(807)までに印字開始コマンドが送信されないものの、既に2枚目の印字予約コマンドを受信しているため、後回転シーケンスを開始せず、印字開始コマンド待ちの状態となる。その後、印字開始コマンド(809)を受信すると、/TOP信号(817)を出力し、2枚の印字動作を開始する。
上記シーケンスにより、紙間を広げた場合であっても、2枚目の印字前に前回転シーケンスが不要な分だけ図7のようなダウンタイムの発生を防ぐことができる。
しかしながら、この場合、通常の連続印字に比べ、排紙ビンを切り替える時間Cだけ、帯電ACバイアスを余計に印加することなる。
一般に、感光ドラムの寿命は、主に、感光ドラムの回転時間と感光ドラムに印加する帯電AC高圧の印加時間に依存する。そのため、感光ドラムの寿命は、これらを考慮して設定している場合が多い。
例えば、帯電AC高圧に関して言えば、1枚印字(以後、「間欠印字」という)した場合に印加する帯電AC高圧を基準として算出する。
図10は、間欠印字の帯電ACバイアスの印加状態を示す。帯電AC高圧は、画像形成開始タイミング直前に立ち上がるように印加し、後回転シーケンス開始と同時に立ち下げる(1004)。この立ち上げ期間A、立ち下げ期間B、及び、印字動作中に印加している期間(1003〜1004間)を間欠印字時に印加する帯電AC高圧として、感光ドラムの寿命を設定する。
従って、図8のシーケンスでは、設定した帯電AC印加時間に比べ、Eの期間(=C−(A+B))だけ、想定している帯電AC高圧印加時間よりも多くなることになる。これは、感光ドラム劣化速度が、想定したものより早くなることを意味する。
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたもので、例えば排紙ビン切り替え等のオプション制御部の処理、あるいは、コントローラ部の画像展開処理など、連続印字できずに通常よりも紙間を広げる場合であっても、無駄なダウンタイムを防ぎ、また、ドラム劣化速度を遅らせることを目的としている。
この問題を解決するために、本出願に係わる発明は次のような構成を備える。
画像が形成される像担持体と、前記像担持体を帯電するために交流電圧印加される帯電部と、
予め設定された間隔で第1のページの画像形成と前記第1のページに引き続く第2のページの画像形成を実行する際に、前記帯電部に交流電圧を印加するように前記帯電部への前記交流電圧の印加動作を制御する制御手段と、
前記第1のページの画像形成が終了した後、前記第2のページの画像形成が前記予め設定された間隔の時点で開始されない場合、前記予め設定された間隔に基づく前記第2のページの画像形成の開始時点からの遅延時間を前記制御手段に送信する送信手段と、を有し、
前記制御手段は、前記送信手段から前記遅延時間を受信すると、前記遅延時間が所定時間より長いと判定した場合、前記第1のページの画像形成を終了してから前記第2のページの画像形成を開始するまでに前記帯電部への前記交流電圧の印加を一時停止させ、前記遅延時間が前記所定時間より短いと判定した場合、前記帯電部への前記交流電圧の印加を継続させることを特徴とする。
本発明によれば、例えば排紙ビン切り替え等のオプション制御部の処理、あるいは、コントローラ部の画像展開処理など、連続印字できずに通常よりも紙間を広げる場合であっても、無駄なダウンタイムの防止と、ドラム劣化等の部品の劣化速度を遅らせることの両立が可能となった。
[実施形態1]
本実施形態は、排紙ビン切り替え等のオプション制御部の処理、あるいは、コントローラ部の画像展開処理によって、通常よりも紙間を広げる場合、コントローラがエンジン制御部へ対して、印字開始コマンドを送出する前に、後回転シーケンスを延期させるためのコマンド(以後、「画像形成タイミング延期コマンド」という)を送出することで、無駄なダウンタイムを防ぎ、また、感光体の劣化速度を遅らせる方法についてのものである。
本実施形態では、特に、排紙ビン切り替え等のオプション制御部の処理によって、通常よりも紙間を広げる場合について述べる。なお、画像形成装置(レーザビームプリンタ)自体は図1及び図2において説明したとおりのものであるので、その説明は省略する。
<印刷時の通信シーケンス>
図9は、本実施形態のコントローラ201と排紙オプション制御部202とエンジン制御部203との間の通信シーケンス(コントローラ201の制御)である。
コントローラ201は、エンジン制御部203に対して2枚分の印字予約コマンド1(901)、印字予約コマンド2(902)を、排紙オプション制御部202に対して排紙ビン1排紙予約1(903)、排紙ビン2排紙予約2(904)を送信する。コントローラ201は、排紙ビン2排紙予約2(904)を送信後、排紙オプション制御部202より、排紙ビン1から排紙ビン2へ移動するのに必要な時間Ttを取得する(905)。
その後、コントローラ201は、エンジン制御部203に対して、印字開始コマンド1(906)を送信することにより、エンジン制御部は1枚目のプリント動作を開始(/TOP信号1(907)を出力)する。
2枚目の印字動作は排紙ビンを切り替えるのに時間を要するため、コントローラ201は、通常印字開始タイミングまでに、紙間を広げるために要する時間(以後、「延期時間」という)を付加した画像形成タイミング延期コマンドを送出する(909)。コントローラ201が画像形成タイミング延期コマンドに付加する延期時間は、排紙オプション制御部から取得した排紙ビン切り替え時間を基に算出される。
なお、遅延の原因が排紙ビン切り替えではない場合にはコントローラ自身による予測処理などで遅延時間を決定できる。コントローラ201自身は従来技術の欄で説明したとおりプロセッサを核として構成されており、一定の手順のプログラムを実行させることでこのような予測処理を行わせることも容易である。例えばバンディング処理を行って印刷する際に、印刷すべき画像に含まれるオブジェクトが大量でレンダリング処理に非常に時間を要するような場合、データアンダーランを防止するためページ単位でレンダリングが行われることがある。このような場合には1ページ分の画像データが生成されて初めて印字指示が発行されるために、ページ間が空いて明いてしまうことがあり得る。そこで、コントローラ201は1ページレンダリングに要する時間をオブジェクトの種類や量などをもとに見積もり、ページ単位でラスタライズする注目ページの直前のページの印字が終了してから注目ページのラスタライズの終了予測時刻までの時間を遅延時間と決定する。そしてその遅延時間を画像形成タイミング延期コマンドに付加してエンジン制御部203に送出する。
このように遅延時間は、その遅延が生じる原因により予測できるために、遅延原因に応じた方法で決定される。
その後、コントローラ201は、延期した画像形成タイミングまでに、2枚目の印字開始コマンドを送出する(909)ことにより、エンジン制御部は、画像形成タイミング延期コマンドにより通知された、延期された画像形成タイミングにおいて/TOP信号を出力し(911)、画像形成動作を開始する。
<エンジン制御部における制御手順>
図13は、本実施形態のエンジン制御部203のフローチャートである。
エンジン制御部203は、印字予約コマンドを受信すると、印字開始コマンドの受信を待って(ステップ1301)、前回転シーケンスを実行する(ステップ1302)。前回転シーケンス終了後、/TOP信号を出力して、1枚目の印字予約コマンドによって指定された印字動作条件にしたがって、印字動作を開始する(ステップ1303)。
エンジン制御部203は、通常印字開始タイミングまでに、次の印字予約コマンドを受信していない場合は、印字動作の後処理を実行し、印字動作を終了する(ステップ1315)。
2枚目の通常印字開始タイミングまでに次の印字予約を受信している場合で、かつ、画像形成タイミング延期コマンドを受信していない場合は、2枚目の印字予約に対する印字開始コマンドを受信しているか否かを判断し、受信している場合には、2枚目の/TOP信号を出力し、画像形成を開始し(ステップ1306,1312,1303)、受信していない場合には、後回転シーケンスを実行して、2枚目の印字開始コマンドの受信を待つ(ステップ1313,1314)。
2枚目の通常印字開始タイミングまでに、次の印字予約コマンド、および、画像形成タイミング延期コマンドを受信している場合、エンジン制御部203は、指定された延期時間によってステップ1307において2通りの処理に分岐する。
(第1の処理)
第1の処理は、図11の場合である。指定された延期時間Cが、帯電AC高圧を立ち下げる時間B(1107)と帯電AC高圧を立ち上げる時間A(1108)を足した時間よりも長い場合、エンジン制御部203は、2枚目の通常印字開始タイミング(1105)で、帯電AC高圧をたち下げる(ステップ1308)。その後、画像形成タイミング延期コマンドによって指定された延期時間後の2枚目の印字開始タイミング(1105)で、帯電AC高圧が立ち上がるように帯電AC高圧の印加する(図11のタイミング1109、図13のステップ1309、1310)。
その後、画像形成タイミング延期コマンドによって指定された遅延時間だけ延期した2枚目の印字開始タイミングまでに、印字開始コマンドを受信している場合は、/TOP信号出力し2枚目の画像形成を開始する(図13のステップ1312、1312,1303)。画像形成タイミング延期コマンドによって指定された時間だけ延期した2枚目の印字開始タイミングまでに印字開始コマンドを受信しなかった場合は、後回転シーケンスを実行し、2枚目の印字開始コマンドの送信を待つ(ステップ1313、1314)。
(第2の処理)
第2の処理は、図12の場合である。指定された延期時間Cが、帯電AC高圧を立ち下げる時間B(1209)と帯電AC高圧を立ち上げる時間A(1210)を足した時間よりも短い場合、エンジン制御部203は、帯電AC高圧の印加を継続し、画像形成タイミング延期コマンドによって指定された時間だけ延期した2枚目の印字開始タイミング(1207)までに印字開始コマンドを受信している場合は、/TOP信号を出力して2枚の印字動作を開始する(図13のステップ1311,1312)。
一方、画像形成タイミング延期コマンドによって指定された時間だけ延期した2枚目の印字開始タイミング(1207)までに印字開始コマンドを受信していない場合は、後回転シーケンスを実行し、印字開始コマンドが送信されるのを待つ(1313,1314)。
以上述べた制御により、排紙ビン切り替え等のオプション制御部の処理によって、通常よりも第1のページと第2のページとの紙間を広げる場合であっても、第2のページの印字開始時刻に合わせて前処理である現像ドラムへの帯電を行っておくために、無駄なダウンタイムを防ぐことができる。また、ドラムへの帯電を一旦停止してから再度帯電を開始し、印字可能な状態に達するまでの時間よりも紙間が広い場合には、ドラムの帯電をいったん停止することで、ドラム劣化速度を遅らせることが可能となる。
なお、上述の実施形態は本発明の趣旨に基づいて種々変更することが可能であり、これらを発明の範囲から排除するものではない。例えば、遅延時間の原因はオプション制御部の処理に起因するものとは限らず、レンダリングの遅延なども原因となり得る。さらに、紙間の間延びによって停止すべきなのもドラムの帯電に限らず、直ちに印字可能な待機状態におけば消耗が進行する部品であれば本発明を適用することでその寿命の延命を図ることができる。
このように、本実施形態によれば、画像形成装置におけるもっともクリティカルな処理にあわせて遅延なく直ちに印字が開始できるようにコントローラからエンジン制御部に指示を与えておき、エンジン制御部においては、その指示に応じて、消耗部品の稼働、たとえばドラムへの帯電を一旦停止すべきかさらに判断する。
[実施形態2]
実施形態2は、印字予約コマンドに転写材毎の画像形成タイミングの遅延時間情報を付加することにより、用紙毎に画像形成タイミング情報を設定する場合を示す実施形態である。この場合、エンジン制御部は、転写材毎に指定された遅延時間情報により、感光体に印加する帯電AC高圧の制御を変更する。
本実施形態では、印字予約コマンドに、転写材毎の印字条件のほかに転写材毎の画像形成タイミングの遅延時間情報を付加する場合について述べる。なお、画像形成装置(レーザビームプリンタ)自体は図1及び図2において説明したとおりのものであるので、その説明は省略する。
図14は、本実施形態のエンジン制御部203のフローチャートである。エンジン制御部203は、印字予約コマンドを受信すると、印字開始コマンドの受信を待って(ステップ1401)、前回転シーケンスを実行する(ステップ1402)。前回転シーケンス終了後、/TOP信号を出力して、1枚目の印字予約コマンドによって指定された印字動作条件にしたがって、印字動作を開始する(ステップ1403)。
エンジン制御部203は、通常印字開始タイミングまでに、次の印字予約コマンドを受信していない場合は、印字動作の後処理を実行し、印字動作を終了する(ステップ1405、1415)。
2枚目の通常印字開始タイミングまでに、次の印字予約を受信している場合で、かつ、その印字予約で画像形成タイミングの延期時間が指定されていない場合は、2枚目の印字予約に対する印字開始コマンドを受信しているか否かを判断し、受信している場合には、2枚目の/TOP信号を出力して画像形成を開始し(ステップ1406,1412,1403)、受信していない場合には、後回転シーケンスを実行し、2枚目の印字開始コマンドの受信を待つ(ステップ1413,1414)。
2枚目の通常印字開始タイミングまでに、次の印字予約コマンドを受信している場合で、かつ、その印字予約コマンドによって印字予約で画像形成タイミングの延期時間が指定されている場合は、指定された延期時間によって以下の2通りの処理のいずれかを行う。
(第1の処理)
指定された延期時間Cが、帯電AC高圧を立ち下げる時間B(図11の時間1107)と帯電AC高圧を立ち上げる時間A(図11の時間1108)を足した時間よりも長い場合、エンジン制御部203は、延期時間が指定されていない場合の2枚目の印字動作タイミング(図11のタイミング1105)で、帯電AC高圧をたち下げる(ステップ1408)。その後、印字予約コマンドで指定された延期時間経過後の2枚目の印字開始タイミング(図11のタイミング1105)で、帯電AC高圧が立ち上がるように帯電AC高圧の印加を開始し(図11のタイミング1109、図14のステップ1409、1410)、延期時間終了時までに印字開始コマンドを受信している場合は、/TOP信号出力し2枚目の画像形成を開始する(ステップ1412,1403)。延期時間終了時までに印字開始コマンドを受信しなかった場合は、後回転シーケンスを実行し、2枚目の印字開始コマンドの送信を待つ(ステップ1413、1414)。
(第2の処理)
一方、指定された延期時間Cが、帯電AC高圧を立ち下げる時間B(図12の時間1209)と帯電AC高圧を立ち上げる時間A(図12の時間1210)を足した時間よりも短い場合、エンジン制御部203は、帯電AC高圧の印加を継続する。延期時間後の2枚目の印字開始タイミング(図12のタイミング1207)までに印字開始コマンドを受信している場合は、/TOP信号を出力して2枚の印字動作を開始し(ステップ1411,1412)、延期時間終了時までに印字開始コマンドを受信しなかった場合は、後回転シーケンスを実行し、2枚目の印字開始コマンドの送信を待つ(ステップ1413、1414)。
以上述べたことにより、印字予約コマンドに延期時間を含ませ、第1の実施形態と同様の効果を達成できる。すなわち、排紙ビン切り替え等のオプション制御部の処理によって、通常よりも紙間を広げる場合であっても、無駄なダウンタイムを防ぎ、また、ドラム劣化速度を遅らせることが可能となる。
なお、本実施形態では、図6の手順では排紙ビンの変更による遅延時間を印字予約時にエンジン制御部に通知できない。そのため、本実施形態においては、印字予約の前に、紙間の間延びの原因となりえる事項について予め処理を済ませておくのが望ましい。図6に即して説明すると、印字予約コマンド601,602を、排紙ビン変更時間通知605を受け取った後に発行する。
あるいは実施形態1と組み合わせ、印字予約発行時点で判明している紙間の間延び原因があれば、それに起因する延期時間を印字予約コマンドによりエンジン制御部に送信し、印字予約コマンド発行後に判明した紙間の間延び原因があれば、それは画像形成タイミング延期コマンドによりエンジン制御部に通知する。
この場合にはエンジン制御部は、図14のステップ1406の直前に図13のステップ1306の処理を行い、そこでの判定結果が「No」であればステップ1406に分岐し、「Yes」であればステップ1407に分岐する。すなわち、遅延時間情報がいずれかのコマンドで与えられている場合には、指定された延期時間をステップ1407でテストし、いずれのコマンドによっても与えられていない場合には、遅延はないものとして処理を進行させる。
なお、上述の実施形態は本発明の趣旨に基づいて種々変更することが可能であり、これらを発明の範囲から排除するものではない。
[実施形態3]
実施形態3では、コントローラからエンジン制御部へ送信する印字開始コマンドに、転写材毎の画像形成タイミングの遅延時間情報を付加した場合について説明する。なお、画像形成装置(レーザビームプリンタ)自体は図1及び図2において説明したとおりのものであるので、その説明は省略する。
この場合、エンジン制御部は、印字開始コマンドによって指定された画像形成タイミングの遅延時間情報により、感光体に印加する帯電AC高圧の制御を変更する。
図15は、本実施形態のエンジン制御部203のフローチャートである。エンジン制御部203は、印字予約コマンドを受信すると、印字開始コマンドの受信を待って(ステップ1501)、前回転シーケンスを実行する(ステップ1502)。前回転シーケンス終了後、/TOP信号を出力して、1枚目の印字予約コマンドに従って印字動作を開始する(ステップ1503)。
エンジン制御部203は、2枚目の通常印字開始タイミングまでに、次の印字予約コマンドを受信していない場合は、印字動作の後処理を実行し、印字動作を終了する(ステップ1505、1515)。
エンジン制御部203は、2枚目の通常印字開始タイミングまでに、次の印字予約を受信している場合で、かつ、その印字予約に対する印字開始コマンドを受信していない場合には、後回転シーケンスを実行し、2枚目の印字開始コマンドの送信を待つ(ステップ1513,1514)。
エンジン制御部203は、2枚目の通常印字開始タイミングまでに、次の印字予約を受信している場合で、かつ、その印字予約に対する印字開始コマンドで画像形成タイミングの延期時間が指定されている場合は、指定された延期時間によって以下の2通りの処理のいずれかを行う。
指定された延期時間Cが、帯電AC高圧を立ち下げる時間B(図11の時間1107)と帯電AC高圧を立ち上げる時間A(図11の時間1108)を足した時間よりも長い場合、エンジン制御部203は、枚目の通常印字開始タイミング(図11のタイミング1105)で、帯電AC高圧をたち下げる(ステップ1508)。
その後、印字開始コマンドで指定された延期時間経過後(図11のタイミング1105)に、帯電AC高圧が立ち上がるように帯電AC高圧の印加を開始し(図11のタイミング1109、図15のステップ1510、1511)、帯電AC高圧が立ち上がった後、/TOP信号出力し2枚目の画像形成を開始する(ステップ1512,1503)。
指定された延期時間Cが、帯電AC高圧を立ち下げる時間B(図12の時間1209)と帯電AC高圧を立ち上げる時間A(図12の時間1210)を足した時間よりも短い場合、エンジン制御部203は、帯電AC高圧の印加を継続し、延期時間後に、/TOP信号を出力して2枚の印字動作を開始する(ステップ1512、1503)。
以上述べたことにより、排紙ビン切り替え等のオプション制御部の処理によって、通常よりも紙間を広げる場合であっても、無駄なダウンタイムを防ぎ、また、ドラム劣化速度を遅らせることが可能となる。
さらに本実施形態では、印字開始コマンドに延期時間が含まれる場合があることを除けば、従来と全く同じコマンドを、全く同じタイミングで発行すればよいので、コントローラの構成について変更点が少なく、開発等の労力を軽減できる。
なお、本実施形態では印字開始コマンドで通知した遅延時間が経過すると印刷のシーケンスが開始されてしまうので、コントローラが予測した遅延時間が現実の遅延時間と一致しない場合に問題が生じる可能性がある。したがって、これを解消するために、予測した遅延が現実の遅延よりも短かった場合には、画像形成遅延タイミングコマンドにより遅延を延長し、逆の場合には現在進行している遅延をキャンセルして直ちに印字開始させるコマンドを設ける方法などが考えられる。
なお、上述の実施形態は本発明の趣旨に基づいて種々変更することが可能であり、これらを発明の範囲から排除するものではないことは実施形態1と同様である。
[実施形態4]
実施形態4は、用紙毎の印字予約コマンド送出前に画像形成タイミング延期コマンドを送出することにより、用紙毎に画像形成タイミング情報を設定する場合を示す実施形態である。この場合、エンジン制御部は、転写材毎に指定された遅延時間情報により、感光体に印加する帯電AC高圧の制御を変更する。
なお、画像形成装置(レーザビームプリンタ)自体は図1及び図2において説明したとおりのものであるので、その説明は省略する。
図16は、本実施形態のエンジン制御部203のフローチャートである。エンジン制御部203は、印字予約コマンドを受信すると、印字開始コマンドの受信を待って(ステップ1601)、前回転シーケンスを実行する(ステップ1602)。前回転シーケンス終了後、/TOP信号を出力して、1枚目の印字予約コマンドによって指定された印字動作条件にしたがって、印字動作を開始する(ステップ1603)。
エンジン制御部203は、通常印字開始タイミングまでに、次の印字予約コマンドを受信していない場合は、印字動作の後処理を実行し、印字動作を終了する(ステップ1605、1615)。
2枚目の通常印字開始タイミングまでに、次の印字予約を受信している場合で、かつ、印字予約受信前に、画像形成タイミング延期コマンドを受信していない場合は、2枚目の印字予約に対する印字開始コマンドを受信しているか否かを判断し、受信している場合には、2枚目の/TOP信号を出力して画像形成を開始し(ステップ1606,1612,1603)、受信していない場合には、後回転シーケンスを実行し、2枚目の印字開始コマンドの受信を待つ(ステップ1613,1614)。
2枚目の通常印字開始タイミングまでに、次の印字予約コマンドを受信している場合で、かつ、印字予約受信前に、画像形成タイミング延期コマンドを受信している場合は、画像形成タイミング延期コマンドで指定された延期時間によって以下の2通りの処理のいずれかを行う。
(第1の処理)
指定された延期時間Cが、帯電AC高圧を立ち下げる時間B(図11の時間1107)と帯電AC高圧を立ち上げる時間A(図11の時間1108)を足した時間よりも長い場合、エンジン制御部203は、延期時間が指定されていない場合の2枚目の印字動作タイミング(図11のタイミング1105)で、帯電AC高圧をたち下げる(ステップ1608)。その後、画像形成タイミング延期コマンドで指定された延期時間経過後の2枚目の印字開始タイミング(図11のタイミング1105)で、帯電AC高圧が立ち上がるように帯電AC高圧の印加を開始し(図11のタイミング1109、図16のステップ1609、1610)、延期時間終了時までに印字開始コマンドを受信している場合は、/TOP信号出力し2枚目の画像形成を開始する(ステップ1612,1603)。延期時間終了時までに印字開始コマンドを受信しなかった場合は、後回転シーケンスを実行し、2枚目の印字開始コマンドの送信を待つ(ステップ1613、1614)。
(第2の処理)
一方、指定された延期時間Cが、帯電AC高圧を立ち下げる時間B(図12の時間1209)と帯電AC高圧を立ち上げる時間A(図12の時間1210)を足した時間よりも短い場合、エンジン制御部203は、帯電AC高圧の印加を継続する。延期時間後の2枚目の印字開始タイミング(図12のタイミング1207)までに印字開始コマンドを受信している場合は、/TOP信号を出力して2枚の印字動作を開始し(ステップ1611,1612)、延期時間終了時までに印字開始コマンドを受信しなかった場合は、後回転シーケンスを実行し、2枚目の印字開始コマンドの送信を待つ(ステップ1613、1614)。
以上述べたことにより、印字予約コマンドの前に画像形成タイミング延期コマンドを送信し、第1の実施形態と同様の効果を達成できる。すなわち、排紙ビン切り替え等のオプション制御部の処理によって、通常よりも紙間を広げる場合であっても、無駄なダウンタイムを防ぎ、また、ドラム劣化速度を遅らせることが可能となる。
なお、本実施形態では、図6の手順では排紙ビンの変更による遅延時間を印字予約時にエンジン制御部に通知できない。そのため、本実施形態においては、印字予約の前に、紙間の間延びの原因となりえる事項について予め処理を済ませておくのが望ましい。図6に即して説明すると、印字予約コマンド601,602を、排紙ビン変更時間通知605を受け取った後に発行する。
なお、上述の実施形態は本発明の趣旨に基づいて種々変更することが可能であり、これらを発明の範囲から排除するものではない。
また、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体およびプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
画像形成装置としてのレーザプリンタの全体構成図である。 画像形成装置としてのレーザプリンタの概略システム図である。 従来例としての通信シーケンス1の図である。 従来例としてのエンジン制御部のシーケンスチャート1の図である。 従来例としてのエンジン制御部のフローチャートである。 従来例としての通信シーケンス2の図である。 従来例としてのエンジン制御部のシーケンスチャート2である。 従来例としてのエンジン制御部のシーケンスチャート3である。 実施形態1にかかわる通信シーケンスの図である。 従来例としての帯電AC高圧印加時間の説明図である。 実施形態1、実施形態2、実施形態3にかかわる帯電AC高圧の印字時間の説明図1である。 実施形態1、実施形態2、実施形態3にかかわる帯電AC高圧の印字時間の説明図2である。 実施形態1にかかわるエンジン制御部のフローチャートである。 実施形態2にかかわるエンジン制御部のフローチャートである。 実施形態3にかかわるエンジン制御部のフローチャートである。 実施形態4にかかわるエンジン制御部のフローチャートである。
符号の説明
2 濃度センサ
6 色ずれ測定センサ
18 駆動ローラ
19 レジ前センサ
20 定着排紙センサ
23 下段搬送センサA
24 上段搬送センサA
25 下段搬送センサB
26 上段搬送センサB
27 定着前センサ
28 排紙センサ

Claims (9)

  1. 画像が形成される像担持体と、前記像担持体を帯電するために交流電圧印加される帯電部と、
    予め設定された間隔で第1のページの画像形成と前記第1のページに引き続く第2のページの画像形成を実行する際に、前記帯電部に交流電圧を印加するように前記帯電部への前記交流電圧の印加動作を制御する制御手段と、
    前記第1のページの画像形成が終了した後、前記第2のページの画像形成が前記予め設定された間隔の時点で開始されない場合、前記予め設定された間隔に基づく前記第2のページの画像形成の開始時点からの遅延時間を前記制御手段に送信する送信手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記送信手段から前記遅延時間を受信すると、前記遅延時間が所定時間より長いと判定した場合、前記第1のページの画像形成を終了してから前記第2のページの画像形成を開始するまでに前記帯電部への前記交流電圧の印加を一時停止させ、前記遅延時間が前記所定時間より短いと判定した場合、前記帯電部への前記交流電圧の印加を継続させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記所定時間とは、前記第1のページの画像形成の終了後、前記帯電部が前記交流電圧の印加動作を停止するのに必要な立ち下げ動作を含む終了動作を経て停止状態へ移行するまでの時間と前記第2のページの画像形成を開始するために、前記帯電部が前記交流電圧を印加するのに必要な立ち上げ動作を含む準備動作を経て前記印加動作を再開するまでの時間を加算した時間であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置から排出された記録媒体を積載する複数の積載部を有する積載装置が着脱可能であり、
    前記第1のページが画像形成された記録媒体を第1の積載部へ、前記第2のページが画像形成された記録媒体を第2の積載部へ積載する場合、前記遅延時間は、前記第1の積載部から前記第2の積載部へ排出先を切り替えるのに要する時間を含むことを特徴とする請求項1又は請求項に記載の画像形成装置。
  4. 外部装置からの画像情報を処理する画像処理手段をさらに備え、
    前記送信手段は、前記画像処理手段の処理結果に応じて前記第1のページ及び前記第2のページの画像形成の開始指示を前記制御手段にさらに送信し、
    前記送信手段は、前記第1のページの画像形成の開始指示を送信した後に前記遅延時間を送信することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 外部装置からの画像情報を処理する画像処理手段をさらに備え、
    前記送信手段は、前記画像処理手段により生成された前記第1のページ及び前記第2のページの画像情報を前記制御手段にさらに送信し、
    前記送信手段は、前記第2のページの画像情報を送信する際に、前記遅延時間も送信することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 外部装置からの画像情報を処理する画像処理手段をさらに備え、
    前記送信手段は、前記画像処理手段の処理結果に応じて前記第1のページ及び前記第2のページの画像形成の開始指示を前記制御手段にさらに送信し、
    前記送信手段は、前記第2のページの画像形成の開始指示を送信する際に、前記遅延時間も送信することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記遅延時間は、前記画像処理手段による前記画像情報を処理する時間を含むことを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記帯電部への前記交流電圧の印加を一時停止させた場合前記遅延時間に応じて前記帯電部への交流電圧の印加動作を開始することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、前記第2のページの画像形成の開始時点からの前記遅延時間と前記所定時間の差分の時間が経過した時点に前記印加動作を開始させることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
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