Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP4493840B2 - レボシメンダンの経口組成物 - Google Patents

レボシメンダンの経口組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP4493840B2
JP4493840B2 JP2000513579A JP2000513579A JP4493840B2 JP 4493840 B2 JP4493840 B2 JP 4493840B2 JP 2000513579 A JP2000513579 A JP 2000513579A JP 2000513579 A JP2000513579 A JP 2000513579A JP 4493840 B2 JP4493840 B2 JP 4493840B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
levosimendan
composition
active ingredient
enantiomer
methyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000513579A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001517702A (ja
Inventor
ハルユラ、マーリト
ラルマ、イルッカ
アンチラ、サイラ
レヒトネン、ラッセ
Original Assignee
オリオン コーポレーション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by オリオン コーポレーション filed Critical オリオン コーポレーション
Publication of JP2001517702A publication Critical patent/JP2001517702A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4493840B2 publication Critical patent/JP4493840B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/495Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with two or more nitrogen atoms as the only ring heteroatoms, e.g. piperazine or tetrazines
    • A61K31/50Pyridazines; Hydrogenated pyridazines
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/04Inotropic agents, i.e. stimulants of cardiac contraction; Drugs for heart failure
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/48Preparations in capsules, e.g. of gelatin, of chocolate
    • A61K9/4841Filling excipients; Inactive ingredients
    • A61K9/4858Organic compounds

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Hospice & Palliative Care (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Description

【0001】
[技術分野]
本発明は、活性成分としての[[4-(1,4,5,6-テトラヒドロ-4-メチル-6-オキソ-3-ピリダジニル)フェニル]ヒドラゾノ]プロパンジニトリルの(−)エナンチオマーであるレボシメンダンの実質的に純粋な多形相Iからなる経口投与のための医薬組成物に関する。レボシメンダンはうっ血性心不全の治療において有用である。
【0002】
[発明の背景]
[[4-(1,4,5,6-テトラヒドロ-4-メチル-6-オキソ-3-ピリダジニル)フェニル]ヒドラゾノ]プロパンジニトリル(I)のラセミ混合物は、本出願人の欧州特許No.383449B1にすでに記載されている。化合物(I)は、うっ血性心不全の治療において効能があり、トロポニンに対する有意なカルシウム依存性結合を有することが明らかにされた。
【0003】
【化1】
Figure 0004493840
【0004】
(I)の光学活性なエナンチオマーは本出願人の欧州特許No.565546B1にすでに記載されている。その強心性の効能は、ほとんどが(I)の(−)エナンチオマーすなわちレボシメンダンによるものであるということが明らかにされた。
【0005】
レボシメンダンは、腸内細菌による、より低位の胃腸管(lower gastrointestinal tract)における代謝の影響を受けやすいため、レボシメンダンの経口投与は困難であることが立証されてきた。より低位の胃腸管内で形成された代謝産物は、頭痛や動悸のような、経口投与されたレボシメンダンに認められる副作用を与え得る。このため、より低位の胃腸管内におけるレボシメンダンの蓄積を避け、または低減するであろう、レボシメンダンを経口的に投与する方法および組成物が切望されている。
【0006】
[発明の要約]
レボシメンダンは速やかに溶解し、活性成分としてのレボシメンダンの実質的に純粋な結晶性多形相Iからなる経口組成物から血漿に速やかに吸収されることが現在わかっている。速やかな吸収は、より低位の胃腸管内におけるレボシメンダンの蓄積を低減し、その結果、レボシメンダンの胃腸代謝を低減する。
このように、本発明は、活性成分としてレボシメンダンの実質的に純粋な結晶性多形相Iと共に、薬学的に許容し得る担体からなる経口組成物を提供する。
【0007】
[詳細な説明]
「レボシメンダンの実質的に純粋な結晶性多形相I」の語は本発明では、重量で少なくとも約90%、好ましくは少なくとも95%、より好ましくは少なくとも99%が結晶性多形相Iである(-)-[4-(1,4,5,6-テトラヒドロ-4-メチル-6-オキソ-3-ピリダジニル)フェニル]ヒドラゾノ]プロパンジニトリルを意味する。
【0008】
レボシメンダンの結晶性多形相Iは、二つの異なる合成段階でのラセミ体の分割により化合物(II)から調製できる。
【0009】
【化2】
Figure 0004493840
【0010】
ラセミ化合物(II)は、文献(J. Med. Chem.、17巻、273〜281頁、(1974年))で既知の方法で合成できる。
【0011】
最初の分割段階は、(II)のラセミ混合物を酢酸エチル溶媒中でD-またはL-酒石酸で反応することからなる。好ましくは、酢酸エチル溶媒は、0〜約6重量%、好ましくは2〜4重量%、より好ましくは約3重量%の水を含む。D-またはL-酒石酸と、化合物(II)とは約等モルで使用することが好ましい。(-)-6-(4-アミノフェニル)-4,5-ジヒドロ-5-メチル-3(2H)-ピリダジノンとD-酒石酸とのジアステレオマー塩、または対応する(+)-6-(4-アミノフェニル)-4,5-ジヒドロ-5-メチル-3(2H)-ピリダジノンとL-酒石酸との塩は、酢酸エチルから良い収率で結晶化される。結晶性のジアステレオマー塩はろ過でき、遊離の塩基はたとえば炭酸カリウム溶液またはアンモニウムなどで塩を塩基性化することにより遊離できる。母液はろ過後に回収でき、さきほど沈殿により取り除くことができなかったエナンチオマーを回収するためにさらに処理することができる。その処理は、たとえば母液の冷却および生じた結晶性ジアステレオマー塩の回収からなっていてもよい。
【0012】
通常、前述の方法により得られた生成物は、(II)の目的のエナンチオマーを約90重量%含有する。生成物の純度は再結晶により約96重量%まで上げることができる。アセトニトリルが好ましい再結晶溶媒である。たとえば、(−)エナンチオマーが豊富な生成物は、アセトニトリル溶媒に添加され、その混合物を還流し、沈殿物をろ過することにより再結晶される。ろ液は濃縮され、必要に応じて、(II)の(−)エナンチオマーを結晶化するために冷却される。
【0013】
化合物(II)の部分分割は、酢酸エチルとは別の溶媒系を使用して達成することができる。そのような溶媒には、イソプロパノール、イソブタノール、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、アセトンおよびアセトニトリルが含まれる。D-またはL-酒石酸とは別の分割用の酸、たとえば安息香酸またはスルホン酸を用いても化合物(II)の部分分割が可能である。しかし、酢酸エチルまたは水性の酢酸エチル溶媒中で、D-またはL-酒石酸を用いる方法によりもっとも光学純度の高い化合物(II)が得られる。
【0014】
[[4-(1,4,5,6-テトラヒドロ-4-メチル-6-オキソ-3-ピリダジニル)フェニル]ヒドラゾノ]プロパンジニトリル(I)の(−)エナンチオマーは、欧州特許No. 383449B1に記載されているように酸性条件下で亜硝酸ナトリウムおよびマロン酸ニトリルで反応させることにより(−)エナンチオマーが豊富な6-(4-アミノフェニル)-4,5-ジヒドロ-5-メチル-3(2H)-ピリダジノン(II)から調製される。(−)エナンチオマーが豊富な化合物(I)はその後に回収される。
【0015】
化合物(I)の部分的に豊富にしたエナンチオマー混合物中の少量成分は、溶液中に残りの主要成分を残して、アセトンからろ別できる。これより(I)の実質的に純粋な(−)エナンチオマーは母液から結晶化により回収される。
【0016】
このようにして、先に回収した(−)エナンチオマーの豊富な化合物(I)はアセトン溶媒、好ましくは水を2重量%まで含むアセトン溶媒に懸濁される。その混合物は還流され、沈殿物はろ過される。ついで、ろ液は濃縮され、必要に応じて約0〜(−5)℃に冷却される。(I)の沈殿した結晶性の(−)エナンチオマーは回収される。その生成物は通常、(I)の目的とする(−)エナンチオマーを99重量%よりも多く含んでいる。
【0017】
化合物(I)の前記で得られた多形相Iの結晶学上の純度は、もし望むなら、得られた(I)の(−)エナンチオマーを結晶学的に純粋な多形相Iの形成に必要な時間、少なくとも約70℃で加熱することにより改善できる。適当な温度は通常70〜160℃の範囲であり、好ましくは80〜130℃である。時間は通常1〜48時間の範囲であり、好ましくは4〜24時間である。この処理は生成物の乾燥工程の一部であっても良く、真空中で実施されても良い。
【0018】
(-)-[[4-(1,4,5,6-テトラヒドロ-4-メチル-6-オキソ-3-ピリダジニル)フェニル]ヒドラゾノ]プロパンジニトリルの多形相IはX線結晶学により確認される。図1は多形相Iの3〜33 2θ°範囲におけるX線粉末回折パターンであり、表1は結晶学上のデータである。
【0019】
回折パターンはX線粉末回折(XRPD)装置シーメンスD500(ドイツ国、カールスルーエ、シーメンスAG)によって測定された。銅製の標的X線(波長0.1541nm)チューブが、出力40kV×40mAで用いられた。X線粉末回折の分析において、サンプルは、直径20mmおよび高さ約2mmの特定の円筒状サンプル台に約500mgの粉末をかるく押えることによって設置された。回折パターンの正確な評価は、ソフトウエアパッケージ Diffrac AT V3.1を用いて行われた。回折パターンの主要な特性が、2θ値およびピークの相対強度として出力された。
【0020】
【表1】
Figure 0004493840
【0021】
相対強度値は結晶の配向が異なっているので著しく変化してもよい。したがって、表1に示された相対強度値は、たとえば微粉化していない粉末のみの代表とみなすことができる。
【0022】
本発明は、薬学的に許容し得る担体とともに活性成分としてのレボシメンダンの実質的に純粋な結晶性多形相Iからなる経口投与のための組成物を提供する。本発明の組成物は、たとえば錠剤、糖衣錠、カプセル、散剤および顆粒錠などの剤形で固形の組成物を含む。本発明に係る組成物中の活性な化合物の含有量は、一般的には重量で約0.01〜100%、好ましくは0.1〜20%、もっとも好ましくは0.5〜10%である。一般にレボシメンダンは、1日に1回または数回に分けて、患者の年令、体重および体調に応じて、用量約0.1〜10mg、好ましくは0.5〜5mgをヒトに経口的に投与される。
【0023】
本発明に係る組成物は、レボシメンダンの実質的に純粋な結晶性多形相Iとともに薬学的に許容し得る担体とを混合することにより調製できる。薬学的に許容し得る担体には、標準的な薬学の実施に従って使用されているものおよび活性成分と適合性のあるものが含まれる。錠剤で経口投与するための適切な担体および賦形剤には、ラクトース、とうもろこしデンプン、ステアリン酸マグネシウム、リン酸カルシウムおよびタルクが含まれる。カプセルで経口投与するための有用な担体および賦形剤には、ラクトース、とうもろこしデンプン、ステアリン酸マグネシウムおよびタルクが含まれる。カプセルは、活性成分を担体および賦形剤で混合し、粉末状の混合物を硬ゼラチンカプセルなどのカプセルに入れて調製することができる。錠剤は、活性成分を担体および賦形剤で混合し、粉末状の混合物を錠剤に圧縮することにより調製することができる。
【0024】
つぎの実施例により本発明についてさらに説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
【0025】
実施例1 医薬の例
硬ゼラチンカプセル サイズ3
レボシメンダン(多形I) 2.0mg
ラクトース 198mg
【0026】
実施例2 薬物動態研究
2mgのレボシメンダンのカプセルを1回経口投与した後の健康な志願者における、レボシメンダンの2つの異なる多形(I)および(II)の薬物動態パラメーターが研究された。硬ゼラチンカプセル(サイズ3)AおよびBの処方はつぎのとおりであった:
【0027】
カプセルA:
レボシメンダン(多形I) 2.0mg
ラクトース 198mg
【0028】
カプセルB:
レボシメンダン(多形II) 2.0mg
ラクトース 198mg
【0029】
薬物動態研究の結果を表2および3に示す。Tmaxの値が小さいことは、薬物の血漿への吸収が速いことを表す。
【0030】
【表2】
Figure 0004493840
【0031】
【表3】
Figure 0004493840
【0032】
実施例3 (-)-6-(4-アミノフェニル)-4,5-ジヒドロ-5-メチル-3(2H)-ピリダジノンの調製
6-(4-アミノフェニル)-4,5-ジヒドロ-5-メチル-3(2H)-ピリダジノンのラセミ体100gを窒素雰囲気下で、酢酸エチル2997ml、水94.4ml、D-酒石酸77.8gおよび(-)-6-(4-アミノフェニル)-4,5-ジヒドロ-5-メチル-3(2H)-ピリダジノンのD-酒石酸塩1.0gに加えた。その混合物を25℃で1.5時間撹拌した。ついで、その混合物を65℃に加熱し、2時間撹拌した。沈殿物を温かい状態でろ過し、酢酸エチル561mlで洗浄した。その沈殿物を水400mlと混合し、混合物のpHをNH3で9〜10に調整した。その混合物を0℃に冷却し、2時間撹拌した。沈殿物をろ過し、冷水322mlで3回洗浄し、真空下50℃で乾燥した。収率は35gであり、(−/+)エナンチオマーの比は93/7%であった。さらに生成物(35g)を窒素雰囲気下でアセトニトリル777mlおよびセライト2.0gに添加した。沈殿物を温かい状態でろ過し、アセトニトリル33mlで洗浄し、それをろ液に加えた。アセトニトリル253mlをろ液から蒸留し、残った混合物を−5℃に冷却した。沈殿をろ過し、アセトニトリル76mlで洗浄し、真空下50℃で乾燥した。収率24.5g。(−/+)エナンチオマー比96/4%。
【0033】
実施例4 (-)-[[4-(1,4,5,6-テトラヒドロ-4-メチル-6-オキソ-3-ピリダジニル)フェニル]ヒドラゾノ]プロパンジニトリルの調製
前実施例で得られた96/4(−/+)分割%の6-(4-アミノフェニル)-4,5-ジヒドロ-5-メチル-3(2H)-ピリダジノンは、欧州特許No.383449B1に記載されているように亜硝酸ナトリウムとマロン酸ニトリルで処理した。回収された96/4(−/+)分割%の[[4-(1,4,5,6-テトラヒドロ-4-メチル-6-オキソ-3-ピリダジニル)フェニル]ヒドラゾノ]プロパンジニトリル10gを、アセトン150ml、水0.9ml、活性炭素0.2gおよびセライト0.4gに添加した。その混合物を1時間還流し、温かい状態でろ過した。沈殿物は熱アセトン10mlで洗浄され、それはろ液に加えられた。ろ液は30分間還流された。アセトン61mlをろ液から蒸留し、残留混合物を0〜(−5)℃に冷却した。混合物はろ過され、冷アセトン10mlで洗浄された。結晶性生成物は真空中、100℃で5時間乾燥した。生成物には目的の(−)エナンチオマーが99%よりも多く含まれており、収率は6.8mgであった。生成物は実質的に純粋な結晶性多形Iであった。
【0034】
生成物の光学純度は高速液体クロマトグラフィ(HPLC)で決定した。化合物(II)のエナンチオマーはセルロースタイプのキラルカラム(キラルセル(Chiralcel)OJ25×0.46cm)を使って分離された。移動相はエタノールから構成されていた。流速は0.5ml/分であった。化合物(I)のエナンチオマーはβ−シクロデキストリンカラム(シクロボンドIベータ(Cyclobond I Bata)、4.6×250mm)を使って分離された。移動相は、1%のトリエチルアンモニウムアセテートでpHを6.0に調整した、36%のメタノールを含む水から構成されていた。流速は0.8ml/分であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、(-)-[[4-(1,4,5,6-テトラヒドロ-4-メチル-6-オキソ-3-ピリダジニル)フェニル]ヒドラゾノ]プロパンジニトリルの多形相Iについての3〜33 2θ°におけるX線粉末回折パターンである。

Claims (6)

  1. 活性成分としてのレボシメンダンの実質的に純粋な結晶性多形相Iと、薬学的に許容し得る担体とからなり、かかるレボシメンダンの結晶性多形相Iがつぎの位置にピークを有するX線回折パターンにより特徴づけられる経口投与用の組成物。
    【外1】
    Figure 0004493840
  2. 錠剤、糖衣錠、カプセル、散剤または顆粒剤の剤形である請求項1記載の組成物。
  3. 組成物中の活性成分の量が組成物の重量に対して0.1〜20%である請求項1または2記載の組成物。
  4. 組成物中の活性成分の量が組成物の重量に対して0.5〜10%である請求項3記載の組成物。
  5. 活性成分の量が0.1〜10mgである請求項1、2、3または4記載の組成物。
  6. 薬学的に許容し得る担体がラクトースである請求項1、2、3、4または5記載の組成物。
JP2000513579A 1997-09-26 1998-09-24 レボシメンダンの経口組成物 Expired - Fee Related JP4493840B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FI973804A FI973804A (fi) 1997-09-26 1997-09-26 Levosimendaanin oraalisia koostumuksia
FI973804 1997-09-26
PCT/FI1998/000753 WO1999016443A1 (en) 1997-09-26 1998-09-24 Oral compositions of levosimendan

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001517702A JP2001517702A (ja) 2001-10-09
JP4493840B2 true JP4493840B2 (ja) 2010-06-30

Family

ID=8549609

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000513579A Expired - Fee Related JP4493840B2 (ja) 1997-09-26 1998-09-24 レボシメンダンの経口組成物

Country Status (36)

Country Link
US (1) US6355269B1 (ja)
EP (1) EP1014987B1 (ja)
JP (1) JP4493840B2 (ja)
KR (1) KR100762022B1 (ja)
CN (1) CN1149994C (ja)
AR (1) AR013519A1 (ja)
AT (1) ATE260659T1 (ja)
AU (1) AU732489B2 (ja)
BG (1) BG64746B1 (ja)
BR (1) BR9813213A (ja)
CA (1) CA2304702C (ja)
CZ (1) CZ294984B6 (ja)
DE (1) DE69822172T2 (ja)
DK (1) DK1014987T3 (ja)
EA (1) EA001647B1 (ja)
EE (1) EE03854B1 (ja)
ES (1) ES2217580T3 (ja)
FI (1) FI973804A (ja)
GE (1) GEP20032943B (ja)
HK (1) HK1032001A1 (ja)
HR (1) HRP20000171B1 (ja)
HU (1) HUP0003757A3 (ja)
ID (1) ID24486A (ja)
IL (1) IL134802A (ja)
MX (1) MXPA00002956A (ja)
MY (1) MY118156A (ja)
NO (1) NO320047B1 (ja)
NZ (1) NZ503207A (ja)
PL (1) PL190862B1 (ja)
PT (1) PT1014987E (ja)
RS (1) RS49708B (ja)
SI (1) SI1014987T1 (ja)
SK (1) SK283187B6 (ja)
TR (1) TR200000635T2 (ja)
WO (1) WO1999016443A1 (ja)
YU (1) YU17700A (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9606474D0 (en) * 1996-03-27 1996-06-05 Orion Yhytmo Oy Method for obtaining pure enantiomers of a pyridazinone derivative
FI980901A (fi) * 1998-04-23 1999-10-24 Orion Yhtymae Oyj Levosimendaania säädellysti vapauttavia oraalisia koostumuksia
FI980902A (fi) * 1998-04-23 1999-10-24 Orion Yhtymae Oyj Levosimendaanin stabiileja koostumuksia
FI20000577A0 (fi) * 2000-03-13 2000-03-13 Orion Yhtymae Oy Pyridatsinyylifenyylihydratsoneja
US8067032B2 (en) 2000-12-22 2011-11-29 Baxter International Inc. Method for preparing submicron particles of antineoplastic agents
CN100512798C (zh) * 2000-12-22 2009-07-15 巴克斯特国际公司 亚微米颗粒悬浮液制备方法
US9700866B2 (en) 2000-12-22 2017-07-11 Baxter International Inc. Surfactant systems for delivery of organic compounds
FI20010233A0 (fi) * 2001-02-08 2001-02-08 Orion Corp Menetelmä sydämen vajaatoiminnan hoitoon
FI20011465A0 (fi) * 2001-07-04 2001-07-04 Orion Corp Pyridatsinonijohdannaisen uusi käyttö
US20060003012A9 (en) 2001-09-26 2006-01-05 Sean Brynjelsen Preparation of submicron solid particle suspensions by sonication of multiphase systems
JP2005504090A (ja) 2001-09-26 2005-02-10 バクスター・インターナショナル・インコーポレイテッド 分散体および溶媒相または液相の除去によるサブミクロンサイズ−ナノ粒子の調製
CN100428937C (zh) * 2003-10-30 2008-10-29 北京海合天科技开发有限公司 左西孟旦冷冻干燥组合物
KR20120090940A (ko) * 2009-07-14 2012-08-17 시플라 리미티드 레보시멘단의 제조방법 및 상기 제조방법에 사용되는 중간체
CN104418810A (zh) * 2013-09-04 2015-03-18 北京博时安泰科技发展有限公司 一种左西孟旦的合成新路线
CN103554032A (zh) * 2013-11-12 2014-02-05 江苏正大清江制药有限公司 高光学纯度(-)-6-(4-氨基苯基)-4,5-二氢-5-甲基-3(2h)-哒嗪酮的制备方法
ITMI20132185A1 (it) * 2013-12-23 2015-06-24 Edmond Pharma Srl Polimorfi di levosimendan
CN104987310A (zh) * 2015-06-03 2015-10-21 青岛农业大学 左西孟旦的合成工艺
CN111474289A (zh) * 2019-10-31 2020-07-31 武汉嘉诺康医药技术有限公司 一种利用反相色谱分离分析左西孟旦中右西孟旦的方法
CA3161960A1 (en) 2019-12-16 2021-06-24 Tenax Therapeutics, Inc. Levosimendan for treating pulmonary hypertension with heart failure with preserved ejection fraction (ph-hfpef)
CN111548310B (zh) * 2020-05-12 2021-07-02 成都欣捷高新技术开发股份有限公司 一种左西孟旦钠晶型及其制备方法
CN111718299B (zh) * 2020-07-23 2023-03-10 成都欣捷高新技术开发股份有限公司 一种左西孟旦钠晶型b及其制备方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8903130D0 (en) * 1989-02-11 1989-03-30 Orion Yhtymae Oy Substituted pyridazinones
GB2251615B (en) * 1991-01-03 1995-02-08 Orion Yhtymae Oy (-)-[[4-(1,4,5,6-tetrahydro-4-methyl-6-oxo-3-pyridazinyl)phenyl]hydrazono]pro panedinitrile
GB2266841A (en) * 1992-05-06 1993-11-17 Orion Yhtymae Oy Compounds for use as anti-ischemic medicaments
GB9606474D0 (en) 1996-03-27 1996-06-05 Orion Yhytmo Oy Method for obtaining pure enantiomers of a pyridazinone derivative
GB9614098D0 (en) * 1996-07-05 1996-09-04 Orion Yhtymae Oy Transdermal delivery of levosimendan

Also Published As

Publication number Publication date
AU732489B2 (en) 2001-04-26
SK283187B6 (sk) 2003-03-04
HRP20000171A2 (en) 2000-12-31
EE03854B1 (et) 2002-10-15
CA2304702C (en) 2007-09-04
DE69822172D1 (de) 2004-04-08
PL190862B1 (pl) 2006-02-28
DK1014987T3 (da) 2004-05-24
MXPA00002956A (es) 2003-05-19
SI1014987T1 (en) 2004-08-31
BG104250A (en) 2000-12-29
EA200000360A1 (ru) 2000-10-30
PL339461A1 (en) 2000-12-18
US6355269B1 (en) 2002-03-12
EP1014987A1 (en) 2000-07-05
PT1014987E (pt) 2004-06-30
AR013519A1 (es) 2000-12-27
EP1014987B1 (en) 2004-03-03
MY118156A (en) 2004-09-30
BR9813213A (pt) 2000-08-29
HUP0003757A2 (hu) 2001-05-28
AU9350698A (en) 1999-04-23
YU17700A (sh) 2002-10-18
HRP20000171B1 (en) 2009-06-30
HK1032001A1 (en) 2001-07-06
WO1999016443A1 (en) 1999-04-08
KR100762022B1 (ko) 2007-09-28
DE69822172T2 (de) 2005-02-24
NO20001585L (no) 2000-03-27
IL134802A0 (en) 2001-04-30
CZ2000919A3 (cs) 2000-09-13
CN1149994C (zh) 2004-05-19
CA2304702A1 (en) 1999-04-08
EE200000187A (et) 2001-04-16
KR20010030679A (ko) 2001-04-16
ATE260659T1 (de) 2004-03-15
GEP20032943B (en) 2003-04-25
FI973804A (fi) 1999-03-27
EA001647B1 (ru) 2001-06-25
BG64746B1 (bg) 2006-02-28
FI973804A0 (fi) 1997-09-26
CZ294984B6 (cs) 2005-04-13
CN1271282A (zh) 2000-10-25
NZ503207A (en) 2001-04-27
HUP0003757A3 (en) 2001-07-30
TR200000635T2 (tr) 2000-09-21
NO20001585D0 (no) 2000-03-27
SK3842000A3 (en) 2000-09-12
JP2001517702A (ja) 2001-10-09
IL134802A (en) 2004-01-04
RS49708B (sr) 2007-12-31
ES2217580T3 (es) 2004-11-01
NO320047B1 (no) 2005-10-17
ID24486A (id) 2000-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4493840B2 (ja) レボシメンダンの経口組成物
JP2635445B2 (ja) (−)−[[4−(1,4,5,6−テトラヒドロ−4−メチル−6−オキソ−3−ピリダジニル)フェニル]ヒドラゾノ]プロパンジニトリル
JP5277295B2 (ja) ピリダジノン誘導体の純粋なエナンチオマーの取得方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100330

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100407

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees