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JP4482282B2 - コージェネレーションシステム及びそれに用いられるエンジン発電機起動方法 - Google Patents

コージェネレーションシステム及びそれに用いられるエンジン発電機起動方法 Download PDF

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JP4482282B2 JP2003052649A JP2003052649A JP4482282B2 JP 4482282 B2 JP4482282 B2 JP 4482282B2 JP 2003052649 A JP2003052649 A JP 2003052649A JP 2003052649 A JP2003052649 A JP 2003052649A JP 4482282 B2 JP4482282 B2 JP 4482282B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジン発電機の出力電力を家電機器等の電力消費機器に供給すると共にエンジン発電機の排熱を貯湯の加熱などに利用するコージェネレーションシステム及びコージェネレーションシステムに用いられるエンジン発電機の起動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、商用電力の使用量低減のため、エンジン発電機を自家用電源として使用すると共にその排熱を熱交換器による湯水の加熱に利用するコージェネレーションシステムが広まりつつある。
このようなコージェネレーションシステムとしては、本件出願人が出願した特許文献1に開示のものがある。特許文献1のコージェネレーションシステムは、貯湯タンクや貯湯系統等を有する熱利用ユニットとエンジン発電機等の排熱装置、高温暖房機等により構成されており、エンジン発電機等の排熱装置の排熱をエンジン排熱系統を介して貯湯系統に供給し貯湯系統から貯湯タンクに該排熱を湯として貯湯すると共に、該排熱を高温暖房機等にも供給して排熱の有効利用を行うものである。以下、コージェネレーションシステムに用いられるエンジン発電機について図5を用いて説明する。
【0003】
図5はコージェネレーションシステムに用いられるエンジン発電機の構成図である。
図5において、8はエンジン発電機、801はガスや石油等を燃料として駆動されるエンジン、802はエンジン801の駆動により発電を行う発電機、803はエンジン801の排気ガスを外部へ送る排気管、804は排気管803の途中に設けられた排気室、805は排気室804内に配設され排気ガスの熱により通過する冷却水を加熱するための排熱熱交換器、806は排気口、807はエンジン801のシリンダ、808はシリンダ807の周囲に形成され通過する冷却水によりシリンダ807の過熱を防ぐためのエンジン冷却室である。エンジン発電機8には熱利用ユニットから往路側接続管8aを介して冷却水が送られる。エンジン発電機8に送られた冷却水はエンジン冷却室808においてエンジン801のシリンダ807を冷却し、排熱熱交換器805において排気ガスの熱により加熱され、戻り側接続管8bを介して熱利用ユニットに戻る。このようにして、冷却水は熱利用ユニットとエンジン発電機8との間を循環する。排熱熱交換器805では、循環する冷却水に排気室804を通過する排気ガスの熱が供給される。熱利用ユニットではこの熱を冷却水から取り入れて貯湯の加熱等に利用している。
また、図5において、809は発電機802で発電された電力を中継する中継器、904は中継器809から図示しない分電盤に電力を送るエンジン発電機ラインである。発電機802で発電された電力は、中継器809を介してエンジン発電機ライン904から分電盤に送られ、分電盤から図示しない家電機器等の各電力消費機器に供給される。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−364919号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術では、以下のような課題を有していた。
(1)エンジン発電機8及び熱利用ユニットは屋外に設置されるため、エンジン発電機8が長時間停止した場合に、これらを接続する往路側接続管8aや戻り側接続管8bの内部の冷却水は屋外の外気の温度と略同一になる。外気の温度が例えばマイナス10℃以下等で水の凝固点を大きく下まわる場合、接続管8a,8b内の冷却水は不凍液を用いるため凍ることはないが、外気の温度と略同一の温度になり、ここで熱利用ユニットにおいて貯湯運転等を行うために排熱熱交換器805にこの冷却水を循環させエンジン発電機8を起動すると、エンジン801の高温の排気ガスが排気室804内で排熱熱交換器805のフィンの間等を通過する際に、高温の排気ガスに含まれる水蒸気が一瞬で結氷し、排気ガスの通過を阻害してエンジン発電機の故障の原因となり易いという課題を有していた。
【0006】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、外気の温度が水の凝固点を下まわる場合であっても、排熱熱交換器に不凍液を循環させエンジン発電機を起動した際に、エンジンの高温の排気ガスに含まれる水蒸気の結氷によるエンジン発電機の故障を引き起こすことがなく使用性に優れるコージェネレーションシステムを提供することを目的とする。
また、本発明は、上記従来の課題を解決するもので、外気の温度が水の凝固点を下まわる場合であっても、排熱熱交換器に不凍液を循環させエンジン発電機を起動した際に、エンジンの高温の排気ガスに含まれる水蒸気の結氷によるエンジン発電機の故障を引き起こすことがないエンジン発電機起動方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明のコージェネレーションシステム及びエンジン発電機起動方法は、以下の構成を有している。
【0008】
本発明の請求項1に記載のコージェネレーションシステムは、エンジン発電機の排熱を貯湯の加熱等に利用するコージェネレーションシステムであって、コージェネレーションシステム全体を制御すると共にエンジン発電機の起動及び停止を制御する制御装置と、エンジン発電機の排熱熱交換器において排熱により加熱される不凍液が循環するエンジン排熱系統と、エンジン排熱系統に配設され不凍液を加熱するヒータと、外気の温度を検出する外気温度センサ及び不凍液の温度を検出する排熱温度センサの内少なくともいずれか1と、を備え、制御装置は、エンジン発電機を起動する際に外気温度センサ又は排熱温度センサにより検出される温度が予め設定された所定温度以下であれば、ヒータをオンしエンジン発電機の排気室内で高温の排気ガスに含まれる水蒸気が排熱熱交換器の表面に結氷することがない温度まで不凍液を加熱した後、エンジン発電機を起動する構成を有している。
【0009】
この構成により、以下のような作用を有する。
(1)制御装置は、外気温度センサ又は排熱温度センサにより検出された外気又は不凍液の温度が予め設定された所定温度以下であると判定して、ヒータをオンしエンジン発電機の排気室内で高温の排気ガスに含まれる水蒸気が排熱熱交換器の表面に結氷することがない温度まで不凍液を加熱した後、エンジン発電機を起動するので、不凍液の温度が所定温度、例えば水の凝固点である0℃を下まわる場合であっても、エンジンの排気ガスに含まれる水蒸気が排熱熱交換器のフィン等の表面に結氷することなく、エンジン発電機の故障を防ぐことができる。
【0010】
ここで、制御装置は、ヒータをオンした後、不凍液が加熱され所定の起動温度になると、或いはヒータをオンしてから所定の起動時間が経過すると、高温の排気ガスに含まれる水蒸気が排熱熱交換器において結氷が生じることがない温度、例えば1℃乃至5℃以上まで加熱されたとして、ヒータをオフしてからエンジン発電機の起動を行う。
【0011】
本発明の請求項2に記載のコージェネレーションシステムは、請求項1に記載の発明において、前記エンジン排熱系統に配設された排熱ポンプを備え、前記制御装置は、前記排熱ポンプを駆動して前記不凍液を前記エンジン排熱系統に循環させながら前記ヒータにより前記不凍液を加熱する構成を有している。
【0012】
この構成により、請求項1の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)制御装置は、ヒータをオンする前又はヒータをオンした後、排熱ポンプを駆動して不凍液をエンジン排熱系統に循環させながらヒータにより加熱するので、エンジン発電機の排気室内で高温の排気ガスに含まれる水蒸気が排熱熱交換器の表面に結氷することがない温度まで短時間で不凍液を加熱することができ、短時間でエンジン発電機を起動することができる。
【0013】
本発明の請求項3に記載のコージェネレーションシステムは、請求項1又は2に記載の発明において、前記外気温度センサ及び前記排熱温度センサ、又は、前記排熱温度センサを備え、前記制御装置は、前記ヒータをオンした後、前記排熱温度センサにより検出される温度が、前記エンジン発電機の排気室内で高温の排気ガスに含まれる水蒸気が前記排熱熱交換器の表面に結氷することがない所定起動温度以上になったと判定した場合に前記エンジン発電機を起動する構成を有している。
【0014】
この構成により、請求項1又は2の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)制御装置は、ヒータをオンした後、排熱温度センサにより検出される温度が、エンジン発電機の排気室内で高温の排気ガスに含まれる水蒸気が排熱熱交換器の表面に結氷することがない所定起動温度以上になったと判定した場合に自動でエンジン発電機を起動することができるので、エンジン発電機の故障を確実に防ぐことができる。
【0015】
本発明の請求項4に記載のコージェネレーションシステムは、請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の発明において、前記制御装置は、前記ヒータをオンしてから前記エンジン発電機の排気室内で高温の排気ガスに含まれる水蒸気が前記排熱熱交換器の表面に結氷することがない温度まで加熱することができる所定起動時間が経過したと判定した場合に前記エンジン発電機を起動する構成を有している。
【0016】
この構成により、請求項1乃至3の内いずれか1項の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)制御装置は、ヒータをオンしてからエンジン発電機の排気室内で高温の排気ガスに含まれる水蒸気が排熱熱交換器の表面に結氷することがない温度まで不凍液を加熱することができる所定起動時間が経過したと判定した場合に自動でエンジン発電機を起動することができる。
【0017】
本発明の請求項5に記載のコージェネレーションシステムは、請求項1乃至4の内いずれか1項に記載の発明において、前記制御装置は、前記エンジン発電機の出力電力に余剰電力が生じた場合は前記ヒータをオンし前記余剰電力を熱として回収する構成を有している。
【0018】
この構成により、請求項1乃至4の内いずれか1項の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)制御装置は、エンジン発電機の出力電力に余剰電力が生じた場合はヒータをオンし、その余剰電力によりヒータを駆動して不凍液を加熱することで、余剰電力を熱として回収することができるので、余剰電力が商用電源側に逆潮流することを防ぎ、余剰電力を効率良く回収することができる。
(2)一つのヒータを、外気の温度が所定温度以下である場合の不凍液の加熱と余剰電力の回収とに併用することができるので、部品点数を削減することができる。
【0019】
請求項6に記載のエンジン発電機起動方法は、エンジン発電機の排熱を貯湯の加熱等に利用するコージェネレーションシステムにおけるエンジン発電機起動方法であって、外気の温度、又は、前記エンジン発電機の排熱熱交換器において排熱により加熱される不凍液の温度が予め設定された所定温度以下であるか否かを判定する初期温度判定ステップと、前記初期温度判定ステップにおいて前記外気の温度又は前記不凍液の温度が予め設定された所定温度以下であると判定した場合に、前記不凍液が循環するエンジン排熱系統に配設されたヒータをオンするヒータオンステップと、前記ヒータオンステップにおいて前記ヒータをオンした後、前記エンジン排熱系統を循環する前記不凍液の温度が、前記エンジン発電機の排気室内で高温の排気ガスに含まれる水蒸気が前記排熱熱交換器の表面に結氷することがない所定起動温度以上か否かを判定する起動温度判定ステップと、前記起動温度判定ステップにおいて前記不凍液の温度が前記所定起動温度以上であると判定した場合に前記エンジン発電機を起動するエンジン発電機起動ステップと、を備えた構成を有している。
【0020】
この構成により、以下のような作用を有する。
(1)初期温度判定ステップにおいて外気の温度又は不凍液の温度が予め設定された所定温度以下であると判定して、ヒータオンステップにおいてヒータをオンした後、起動温度判定ステップにおいて排熱温度センサにより検出される温度が、エンジン発電機の排気室内で高温の排気ガスに含まれる水蒸気が排熱熱交換器の表面に結氷することがない所定起動温度以上になったと判定した場合に、エンジン発電機起動ステップにおいて自動でエンジン発電機を起動することができ、エンジンの排気ガスに含まれる水蒸気が排熱熱交換器のフィン等の表面に結氷することなく、エンジン発電機の故障を確実に防ぐことができる。
【0021】
請求項7に記載のエンジン発電機起動方法は、請求項6に記載の発明において、前記ヒータオンステップにおいて前記ヒータをオンする前又はオンした後に、前記エンジン排熱系統に配設された排熱ポンプを駆動する排熱ポンプ駆動ステップを備えた構成を有している。
【0022】
この構成により、請求項6の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)ヒータオンステップにおいてヒータをオンする前又はオンした後、排熱ポンプ駆動ステップにおいて排熱ポンプを駆動して不凍液をエンジン排熱系統に循環させながらヒータにより加熱するので、エンジン発電機の排気室内で高温の排気ガスに含まれる水蒸気が排熱熱交換器の表面に結氷することがない温度まで短時間で不凍液を加熱することができ、短時間でエンジン発電機を起動することができる。
【0025】
請求項8に記載のエンジン発電機起動方法は、請求項6又は7に記載の発明において、前記ヒータオンステップにおいて前記ヒータをオンしてから、前記エンジン発電機の排気室内で高温の排気ガスに含まれる水蒸気が前記排熱熱交換器の表面に結氷することがない温度まで加熱することができる所定起動時間が経過したか否かを判定する起動時間判定ステップを備え、前記エンジン発電機起動ステップは、前記起動時間判定ステップにおいて前記ヒータをオンしてから前記所定起動時間が経過したと判定した場合に前記エンジン発電機を起動する構成を有している。
【0026】
この構成により、請求項6又は7の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)ヒータオンステップにおいてヒータをオンし、起動時間判定ステップにおいてヒータをオンしてから、エンジン発電機の排気室内で高温の排気ガスに含まれる水蒸気が排熱熱交換器の表面に結氷することがない温度まで加熱することができる所定起動時間が経過したと判定した場合に、エンジン発電機起動ステップにおいて自動でエンジン発電機を起動することができる。
【0027】
以下、本発明の一実施の形態について、図1乃至図4を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態1におけるコージェネレーションシステムを示す構成図である。
図中、1は本実施の形態1においてコージェネレーションシステム、1aは後述のエンジン発電機と共にコージェネレーションシステム1を構成する熱利用ユニット、1bは温度成層を形成して貯湯を行う貯湯系統、2は後述のエンジン発電機の排熱を利用して貯湯系統1bにおける湯水の加熱等を行うエンジン排熱系統、3は温水を使用した暖房を行う暖房系統、4は暖房系統3を高温に加熱するための高温暖房系統、5は風呂の追い焚きのための熱交換を行う風呂加熱系統、6は風呂の追い焚きを行う風呂追い焚き系統、7は全体を制御する制御装置、7aは熱利用ユニット1aの外装に配設され外気温を検出する外気温度センサ、8はエンジン発電機、9は給水給湯系統である。
【0028】
図1の貯湯系統1bにおいて、101は貯湯タンク、102は循環ポンプ、103〜106は湯水の温度を計測する貯湯温度センサ、108は通水水量を連続的に制御すると共に通水のオン、オフ制御を行う循環比例弁、109は循環する湯水の温度を計測する循環温度センサ、110,111は貯湯タンク101内に温度成層を形成するためのじゃま板、124はエンジン排熱系統2に配設された熱の供給側124aと貯湯系統1bに配設された受給側124bとからなる熱交換器、125は循環ポンプ102から吐出される湯水をバイパスするバイパス路である。
エンジン排熱系統2において、201は排熱ポンプ、202は湯が100℃を越えないようにするために大気に開放されたエンジン冷却水タンク、204はエンジン排熱系統2に配設された熱の供給側204aと暖房系統3に配設された熱の受給側204bとを有する熱交換器204、205は排熱温度センサ、206はエンジン発電機8の発電能力に余剰が生じた場合にその余剰電力を回収して熱源として使用されると共に、エンジン排熱系統を循環する不凍液の温度が低い場合に不凍液を加熱するためのヒータ、207は排熱ポンプ201からの不凍液が吐出される往路口、208はガスエンジン発電機8からの不凍液が供給される戻り口である。
【0029】
高温暖房系統4において、302は高温暖房系統4に配設された熱の供給側302aと暖房系統3に配設された熱の受給側302bとからなる熱交換器、401は補助熱源機、403は高温暖房系統4を作動させるためのオン、オフ動作の暖房弁である。
風呂加熱系統5においては、501は風呂加熱系統5に配設された熱の供給側501aと風呂追い焚き系統6に配設された熱の受給側501bとからなる熱交換器、502は熱交換器501の下流側に配設されたふろ弁である。
給水給湯系統9において、112aは後述の湯張り経路9aの上流側に配設された風呂加熱系統5から供給される湯の流量を調節する湯比例弁、112bは後述の給水口118から供給される水の流量を調節する水比例弁、117は給湯口、118は給水口である。また、給水給湯系統9は、風呂追い焚き系統6と給水給湯系統9をバイパスして接続する湯張り経路9aを有する。湯張り経路9aにおいて、114は通水のオン、オフ制御を行う湯張り弁である。
【0030】
エンジン発電機8において、801はエンジン、802は発電機、803は排気管、804は排気室、805は排熱熱交換器、806は排気口、807はシリンダ、808はエンジン冷却室、8aは往路側接続管、8bは戻り側接続管であり、これらは従来の技術の図5において説明したものと同様であるので同一の符号を付けて説明を省略する。なお、エンジン発電機8にはエンジン排熱系統2の往路口207から往路側接続管8aを介して不凍液が送られる。エンジン発電機8に送られた不凍液はエンジン冷却室808においてエンジン801のシリンダ807を冷却し、排熱熱交換器805において排気ガスの熱により加熱され、戻り側接続管8bを介して戻り口208からエンジン排熱系統2に戻る。このように、不凍液はエンジン排熱系統2とエンジン発電機8との間を循環する。
【0031】
なお、熱利用ユニット1a内に配設された外気温度センサ7a、貯湯温度センサ103〜106、循環温度センサ109、排熱温度センサ205等の温度センサとしては、サーミスタや熱電対、測温抵抗体、バイメタル温度計等の種々のものが用いられる。
【0032】
次に、コージェネレーションシステム1の電気系統について説明する。
図2は分電盤及びコージェネレーションシステム全体の電気系統を示す電気系統図である。
図2において、1aは熱利用ユニット、1bは貯湯系統、2はエンジン排熱系統、7は制御装置、7aは外気温度センサ、8はエンジン発電機、101は貯湯タンク、124は熱交換器、201は排熱ポンプ、205は排熱温度センサ、206はヒータであり、これらは図1において説明したものと同様であるので同一の符号を付けて説明を省略する。901は外部商用電源、902は電力消費機器、903は分電盤、903aは商用電源ライン、903bは消費機器ライン、903cは電力供受給ライン、904はエンジン発電機ライン、905はヒータライン、906は分電盤903に配設され商用電源ライン903aを流れる電流の逆潮流を検出するための電流センサである。なお、エンジン発電機ライン904は従来の技術の図5において説明したものと同様のものである。
【0033】
図2に示すように、外部商用電源901から供給された電力は商用電源ライン903a、分電盤903、消費機器ライン903bを介して電力消費機器902に供給される。エンジン発電機8が駆動している場合は、エンジン発電機8で発電された電力はエンジン発電機ライン904、電力供受給ライン903c、分電盤903、消費機器ライン903bを介して電力消費機器902に供給される。電力消費機器902においてエンジン発電機904で発電された電力のみでは足りない場合は、不足分が外部商用電源901から供給される。一方、エンジン発電機904で発電された電力がすべて電力消費機器902において消費されず余剰電力が生じた場合は、ヒータ206により余剰電力を熱として回収する。
制御装置7は、エンジン発電機8の出力電力に余剰電力が生じたことを逆潮流(分電盤903から外部商用電源901へ向かう方向の電流の流れ)の発生により検知する。なお、制御装置7は逆潮流の発生を電流センサ906の検出値に基づいて検知することができる。エンジン発電機8の出力電力に余剰電力が生じた場合は、制御装置7はヒータ206をオンし、エンジン発電機8で生じた余剰電力をエンジン発電機ライン904からヒータライン905を介してヒータ206に供給しヒータ206を駆動して不凍液を加熱することで、余剰電力を熱として回収する。これにより、余剰電力が商用電源側に逆潮流することを防ぎ、余剰電力を効率良く回収することができる。
【0034】
また、エンジン発電機8の駆動時には、図2に示すように、エンジン排熱系統2において、不凍液は排熱ポンプ201によりエンジン発電機8に送られ、排熱熱交換器805(図1参照)において、排熱により加熱され、エンジン排熱系統2に戻り、ヒータ206、熱交換器124、排熱温度センサ205を介して排熱ポンプ201へ循環する。本実施の形態1においては、後述するようにエンジン発電機8の起動時(駆動開始時)に、制御装置7は外気の気温が所定温度以下であればヒータ206をオンし、エンジン排熱系統2を循環する不凍液を加熱してからエンジン発電機8を起動している。なお、ヒータ206がオンされると、外部商用電源901から商用電源ライン903a、分電盤903、電力供受給ライン903c、ヒータライン905を介してヒータ206に電力が供給され、ヒータ206により不凍液が加熱される。
【0035】
以上のように構成されたコージェネレーションシステムについて、その動作を図3及び図4を用いて説明する。
図3及び図4は本実施の形態1におけるコージェネレーションシステムの貯湯運転を示すフローチャートである。なお、本実施の形態1においては、貯湯運転時における制御装置7の動作を説明している。貯湯運転の開始時においては、循環比例弁108、暖房弁403、ふろ弁502、及び湯張り弁114は閉じられ、湯比例弁112a及び水比例弁112bは全閉になっている。
制御装置7は、貯湯運転を開始すると、図3においてまず、初期チェックが正常か否かを判定する(S1)。ここで、初期チェックとは、エンジン排熱系統2を循環する不凍液の濃度低下の検知、エンジン排熱系統2の漏水の検知等が含まれる。制御装置7はこれらの異常が全て検知されなかった場合に初期チェックが正常であると判定する。なお、初期チェックが正常ではないと判定した場合は、異常が解消され正常と判定するまで待機する。
ステップS1において、初期チェックが正常と判定した場合は、排熱ポンプ201を駆動する(S2、排熱ポンプ駆動ステップ)。続いて、外気温度センサ7aにより検出される外気の温度が所定温度以下であるか否かを判定する(S3、初期温度判定ステップ)。本実施の形態1においては、所定温度を1℃に設定した。所定温度は試験結果等に基づいて排熱熱交換器805において結氷しない温度に適宜設定されることが好ましい。なお、ステップS2(排熱ポンプ駆動ステップ)における排熱ポンプ201の駆動はステップS3において外気の温度が所定温度以下であるか否かを判定した後に行ってもよく、或いは後述のステップS4においてヒータ206のオンすると同時に又はオンした後に行ってもよい。また、ステップS3において、本実施の形態1においては外気温度センサ7aにより検出される外気の温度が所定温度以下であるか否かを判定しているが、これに限られるものではなく、排熱温度センサ205により検出される不凍液の温度が所定温度以上であるか否かを判定してもよい。エンジン発電機8が長時間停止した場合には、不凍液の温度が屋外の外気の温度と略同一になるため、どちらの温度であっても用いることができる。
【0036】
ステップS3(初期温度判定ステップ)において、外気の温度が所定温度以下であると判定した場合は、制御装置7はヒータ206をオンし(S4、ヒータオンステップ)、エンジン排熱系統2を循環する不凍液を加熱する。続いて、制御装置7は、排熱温度センサ205により検出される温度が所定起動温度以上か否かを判定する(S5、起動温度判定ステップ)。本実施の形態1においては、所定起動温度を5℃に設定した。所定起動温度は試験結果等に基づいて排熱熱交換器805において結氷しない温度に適宜設定されることが好ましい。
ステップS5(起動温度判定ステップ)において不凍液の温度が所定起動温度以上でないと判定した場合は、ヒータ206をオンしてから所定起動時間経過したか否かを判定する(S6、起動時間判定ステップ)。ヒータ206をオンしてから所定起動時間経過したと判定した場合はステップS7に移行し、ヒータ206をオンしてから所定起動時間経過していないと判定した場合はステップS5(起動温度判定ステップ)に戻る。このように、制御装置7は、不凍液の温度が所定起動温度以上と判定するか、又はヒータ206をオンしてから所定起動時間経過したと判定するまでヒータ206により不凍液を加熱する。
【0037】
ステップS5(起動温度判定ステップ)において不凍液の温度が所定起動温度以上であると判定した場合、或いはステップS6(起動時間判定ステップ)においてヒータ206をオンしてから所定起動時間経過したと判定した場合は、制御装置7は、ヒータ206をオフし(S7)、エンジン熱要求出力をオンとし、即ちエンジン発電機8に起動命令を送信し、エンジン発電機8を起動する(S8、エンジン発電機起動ステップ)。また、制御装置7はステップS8(エンジン発電機起動ステップ)においてエンジン発電機8を起動すると、制御装置7の基盤等に設けられた図示しない発電ランプを点滅させ、アイドリング中であることを使用者等に報知する(S9)。なお、アイドリング中とは、エンジン発電機8は駆動しているが発電していない状態をいう。
【0038】
次に、制御装置7は、図4において、排熱温度センサ205により検出される温度、即ちエンジン排熱系統2を循環する不凍液の温度が60℃以上か否かを判定する(S10)。不凍液の温度が60℃以上でないと判定した場合は60℃以上と判定するまで待機する。不凍液の温度が60℃以上と判定した場合は、循環ポンプ102をオンする(S11)。ここで、本実施の形態1においてはステップS10において不凍液の温度が60℃以上と判定した場合に循環ポンプ102をオンしているが、60℃以上に限られるものではなく、目標とする貯湯温度に基づいて、適宜設定されることが好ましい。
ここで、貯湯系統1bにおいて循環ポンプ102が駆動されると、循環比例弁108が閉じられているため、貯湯系統1b内の水は循環ポンプ102からバイパス路125、熱交換器124、循環温度センサ109を通って循環ポンプ102に戻る経路を循環する。これは、循環ポンプ102の駆動開始直後には、循環する水がまだ貯湯可能な温度まで達していないため、貯湯可能な温度に達するまでバイパス路125を循環させ熱交換器124において加熱するためである。
制御装置7はステップS11において循環ポンプ102をオンすると、次に、循環温度センサ109により検出される温度、即ち貯湯系統1bの水の温度が、冬期であれば72℃以上、夏期であれば67℃以上か否かを判定する(S12)。ここで、本実施の形態1において、冬期であれば72℃以上、夏期であれば67℃以上と設定された温度は貯湯タンク101に貯湯可能な温度であり、これに限られるものではなく、機器の設計仕様に基づいて、適宜設定されることが好ましい。なお、冬期及び夏期は、給水口118からの入水温度を検出し、その温度が冬期又は夏期のいずれに属するか判定することで決定される。例えば、入水温度が24℃以下であれば冬期、24℃を超えると夏期となる。貯湯系統1bの水の温度が、冬期であれば72℃以上、夏期であれば67℃以上でないと判定した場合は、各々の温度に達するまで待機する。
【0039】
ステップS12において、貯湯系統1bの水の温度が、冬期であれば72℃以上、夏期であれば67℃以上と判定した場合は、制御装置7は循環比例弁108を開き(S13)、貯湯タンク101への貯湯を開始する。循環比例弁108が開かれると、貯湯系統1bの水は熱交換器124において熱の供給側124aを流れる不凍液から熱を受給し、循環温度センサ109、循環ポンプ102を介して貯湯タンク101に流入し、じゃま板110,111により温度成層を形成しながら貯湯タンク101に貯湯される。貯湯タンク101の下部からは最も温度の低い水が流出し循環比例弁108を介して熱交換器124で加熱される。このようにして、水が貯湯系統1bを循環しながら加熱され貯湯される。
貯湯タンク101への貯湯を開始すると、制御装置7は、図示しない安全装置が作動しているか否かを判定する(S14)。ここで、安全装置は、エンジン排熱系統2を循環する不凍液の濃度低下を検知した時、エンジン排熱系統2の漏水を検知した時等に作動する。なお、安全装置が作動していると判定した場合は後述のステップS16に移行してエンジン発電機8を停止する。
ステップS14において、安全装置が作動していないと判定した場合は、制御装置7は、貯湯温度センサ103〜106により検出される温度に基づいて貯湯タンク101の貯湯量が予め設定された目標貯湯量に到達したか否かを判定する(S15)。目標貯湯量に到達していないと判定した場合は目標貯湯量に到達するまで引き続き継続して貯湯を行い、目標貯湯量に到達したと判定した場合はエンジン熱出力要求をオフして、即ちエンジン発電機8に停止命令を送信して、エンジン発電機8を停止し(S16)、5分経過すると(S17)、排熱ポンプ201をオフし、循環ポンプ102をオフし、循環比例弁108を閉じて貯湯タンク101への貯湯を停止し(S18)、処理を終了する。
【0040】
以上のように本実施の形態1におけるコージェネレーションシステムは構成されているので、以下のような作用を有する。
(1)制御装置7は、ステップS3(初期温度判定ステップ)において外気温度センサ7aにより検出された外気の温度が予め設定された所定温度以下であると判定して、ステップS4(ヒータオンステップ)においてヒータ206をオンし不凍液を加熱する。
(2)ステップS4(ヒータオンステップ)においてヒータ206をオンする前に、ステップS2(排熱ポンプ駆動ステップ)において排熱ポンプ201を駆動して不凍液をエンジン排熱系統2に循環させながらヒータ206により加熱することができる。
(3)ステップS4(ヒータオンステップ)においてヒータ206をオンした後、ステップS5(起動温度判定ステップ)において排熱温度センサ205により検出される温度が予め設定された所定起動温度以上になったと判定した場合、或いは、ステップS4(ヒータオンステップ)においてヒータ206をオンし、ステップS6(起動時間判定ステップ)においてヒータ206をオンしてから予め設定された所定起動時間が経過したと判定した場合に、ステップS8(エンジン発電機起動ステップ)においてエンジン発電機8を起動する。
(4)不凍液の温度が、排熱熱交換器805の表面において排気ガスに含まれる水蒸気の結氷が生じることがない所定起動温度に達してから又はヒータ206をオンして所定起動時間が経過してからエンジン発電機8を起動するので、エンジン発電機8の故障を確実に防止することができる。
(5)ヒータ206を、外気の温度が所定温度以下である場合の不凍液の加熱と余剰電力の回収とに併用することができるので、部品点数を削減することができる。
【0041】
請求項1に記載の発明によれば、
(1)不凍液の温度が所定温度、例えば水の凝固点である0℃を下まわる場合であっても、エンジンの排気ガスに含まれる水蒸気が排熱熱交換器のフィン等の表面に結氷することなく、エンジン発電機の故障を防ぐことができる使用性及び安全性に優れたコージェネレーションシステムを提供することができる。
【0042】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加え、
(1)不凍液を短時間で排熱熱交換器の表面において排気ガスに含まれる水蒸気の結氷が生じることがない温度まで加熱することができ、短時間でエンジン発電機を起動することができるコージェネレーションシステムを提供することができる。
【0043】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加え、
(1)不凍液を排熱熱交換器の表面において排気ガスに含まれる水蒸気の結氷が生じることがない所定起動温度まで加熱して、自動でエンジン発電機を起動することができる使用性に優れたコージェネレーションシステムを提供することができる。
(2)不凍液の温度が、排熱熱交換器の表面において排気ガスに含まれる水蒸気の結氷が生じることがない所定起動温度に達した後にエンジン発電機を起動するので、エンジン発電機の故障を確実に防ぐことができるコージェネレーションシステムを提供することができる。
【0044】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3の内いずれか1項の効果に加え、
(1)不凍液を排熱熱交換器の表面において排気ガスに含まれる水蒸気の結氷が生じることがない温度まで所定起動時間熱して、自動でエンジン発電機を起動することができる使用性に優れたコージェネレーションシステムを提供することができる。
【0045】
請求項5に記載の発明によれば、請求項1乃至4の内いずれか1項の効果に加え、
(1)余剰電力を熱として回収することができるので、余剰電力が商用電源側に逆潮流することを防ぎ、余剰電力を効率良く回収することができるコージェネレーションシステムを提供することができる。
(2)一つのヒータを、外気の温度が所定温度以下である場合の不凍液の加熱と余剰電力の回収とに併用することができるので、部品点数を削減することができる生産性及び省コスト性に優れたコージェネレーションシステムを提供することができる。
【0046】
請求項6に記載の発明によれば、
(1)不凍液を短時間で排熱熱交換器の表面において排気ガスに含まれる水蒸気の結氷が生じることがない所定起動温度まで加熱して、自動でエンジン発電機を起動することができ、エンジンの排気ガスに含まれる水蒸気が排熱熱交換器のフィン等の表面に結氷することなく、エンジン発電機の故障を確実に防ぐことができる使用性及び安全性に優れたエンジン発電機起動方法を提供することができる。
【0047】
請求項7に記載の発明によれば、請求項6の効果に加え、
(1)不凍液を短時間で排熱熱交換器の表面において排気ガスに含まれる水蒸気の結氷が生じることがない温度まで加熱することができ、短時間でエンジン発電機を起動することができるエンジン発電機起動方法を提供することができる。
【0049】
請求項8に記載の発明によれば、請求項6又は7の効果に加え、
(1)不凍液を排熱熱交換器の表面において排気ガスに含まれる水蒸気の結氷が生じることがない温度まで加熱することができる所定起動時間加熱して、自動でエンジン発電機を起動することができる使用性に優れたエンジン発電機起動方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1におけるコージェネレーションシステムを示す構成図
【図2】分電盤及びコージェネレーションシステム全体の電気系統を示す電気系統図
【図3】実施の形態1におけるコージェネレーションシステムの貯湯運転を示すフローチャート
【図4】実施の形態1におけるコージェネレーションシステムの貯湯運転を示すフローチャート
【図5】コージェネレーションシステムに用いられるエンジン発電機の構成図
【符号の説明】
1 コージェネレーションシステム
1a 熱利用ユニット
1b 貯湯系統
2 エンジン排熱系統
3 暖房系統
4 高温暖房系統
5 風呂加熱系統
6 風呂追い焚き系統
7 制御装置
7a 外気温度センサ
8 エンジン発電機
8a 往路側接続管
8b 戻り側接続管
9 給水給湯系統
9a 湯張り経路
101 貯湯タンク
102 循環ポンプ
103、104、105、106 貯湯温度センサ
108 循環比例弁
109 循環温度センサ
110、111 じゃま板
112a 湯比例弁
112b 水比例弁
114 湯張り弁
117 給湯口
118 給水口
124、204、302、501 熱交換器
124a、204a、302a、501a 熱の供給側
124b、204b、302b、501b 熱の受給側
125 バイパス路
201 排熱ポンプ
202 エンジン冷却水タンク
205 排熱温度センサ
206 ヒータ
207、307、602 往路口
208、308、603 戻り口
401 補助熱源機
403 暖房弁
502 ふろ弁
801 エンジン
802 発電機
803 排気管
804 排気室
805 排熱熱交換器
806 排気口
807 シリンダ
808 エンジン冷却室
809 中継器
901 外部商用電源
902 電力消費機器
903 分電盤
903a 商用電源ライン
903b 消費機器ライン
903c 電力供受給ライン
904 エンジン発電機ライン
905 ヒータライン
906 電流センサ

Claims (8)

  1. エンジン発電機の排熱を貯湯の加熱等に利用するコージェネレーションシステムであって、
    コージェネレーションシステム全体を制御すると共に前記エンジン発電機の起動及び停止を制御する制御装置と、前記エンジン発電機の排熱熱交換器において排熱により加熱される不凍液が循環するエンジン排熱系統と、前記エンジン排熱系統に配設され前記不凍液を加熱するヒータと、外気の温度を検出する外気温度センサ及び前記不凍液の温度を検出する排熱温度センサの内少なくともいずれか1と、を備え、
    前記制御装置は、前記エンジン発電機を起動する際に前記外気温度センサ又は前記排熱温度センサにより検出される温度が予め設定された所定温度以下であれば、前記ヒータをオンし前記エンジン発電機の排気室内で高温の排気ガスに含まれる水蒸気が前記排熱熱交換器の表面に結氷することがない温度まで前記不凍液を加熱した後、前記エンジン発電機を起動することを特徴とするコージェネレーションシステム。
  2. 前記エンジン排熱系統に配設された排熱ポンプを備え、前記制御装置は、前記排熱ポンプを駆動して前記不凍液を前記エンジン排熱系統に循環させながら前記ヒータにより前記不凍液を加熱することを特徴とする請求項1に記載のコージェネレーションシステム。
  3. 前記外気温度センサ及び前記排熱温度センサ、又は、前記排熱温度センサを備え、前記制御装置は、前記ヒータをオンした後、前記排熱温度センサにより検出される温度が、前記エンジン発電機の排気室内で高温の排気ガスに含まれる水蒸気が前記排熱熱交換器の表面に結氷することがない所定起動温度以上になったと判定した場合に前記エンジン発電機を起動することを特徴とする請求項1又は2に記載のコージェネレーションシステム。
  4. 前記制御装置は、前記ヒータをオンしてから前記エンジン発電機の排気室内で高温の排気ガスに含まれる水蒸気が前記排熱熱交換器の表面に結氷することがない温度まで加熱することができる所定起動時間が経過したと判定した場合に前記エンジン発電機を起動することを特徴とする請求項1乃至3の内いずれか1項に記載のコージェネレーションシステム。
  5. 前記制御装置は、前記エンジン発電機の出力電力に余剰電力が生じた場合は前記ヒータをオンし前記余剰電力を熱として回収することを特徴とする請求項1乃至4の内いずれか1項に記載のコージェネレーションシステム。
  6. エンジン発電機の排熱を貯湯の加熱等に利用するコージェネレーションシステムにおけるエンジン発電機起動方法であって、
    外気の温度、又は、前記エンジン発電機の排熱熱交換器において排熱により加熱される不凍液の温度が予め設定された所定温度以下であるか否かを判定する初期温度判定ステップと、
    前記初期温度判定ステップにおいて前記外気の温度又は前記不凍液の温度が予め設定された所定温度以下であると判定した場合に、前記不凍液が循環するエンジン排熱系統に配設されたヒータをオンするヒータオンステップと、
    前記ヒータオンステップにおいて前記ヒータをオンした後、前記エンジン排熱系統を循環する前記不凍液の温度が、前記エンジン発電機の排気室内で高温の排気ガスに含まれる水蒸気が前記排熱熱交換器の表面に結氷することがない所定起動温度以上か否かを判定する起動温度判定ステップと、
    前記起動温度判定ステップにおいて前記不凍液の温度が前記所定起動温度以上であると判定した場合に前記エンジン発電機を起動するエンジン発電機起動ステップと、
    を備えていることを特徴とするエンジン発電機起動方法。
  7. 前記ヒータオンステップにおいて前記ヒータをオンする前又はオンした後に、前記エンジン排熱系統に配設された排熱ポンプを駆動する排熱ポンプ駆動ステップを備えていることを特徴とする請求項6に記載のエンジン発電機起動方法。
  8. 前記ヒータオンステップにおいて前記ヒータをオンしてから、前記エンジン発電機の排気室内で高温の排気ガスに含まれる水蒸気が前記排熱熱交換器の表面に結氷することがない温度まで加熱することができる所定起動時間が経過したか否かを判定する起動時間判定ステップを備え、
    前記エンジン発電機起動ステップは、前記起動時間判定ステップにおいて前記ヒータをオンしてから前記所定起動時間が経過したと判定した場合に前記エンジン発電機を起動することを特徴とする請求項6又は7に記載のエンジン発電機起動方法。
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