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JP4475011B2 - 肌着用編地 - Google Patents

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JP4475011B2
JP4475011B2 JP2004161486A JP2004161486A JP4475011B2 JP 4475011 B2 JP4475011 B2 JP 4475011B2 JP 2004161486 A JP2004161486 A JP 2004161486A JP 2004161486 A JP2004161486 A JP 2004161486A JP 4475011 B2 JP4475011 B2 JP 4475011B2
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Description

本発明は、ポリエステル系繊維を含みかつ編地表面の一部を実質的無撚りの紡績糸が占めることにより、洗濯やタンブル乾燥、着用による寸法変化やピリングの発生が少なく、乾燥性に優れた肌着用編地に関するものである。
従来より肌着は、着用時の吸水性が要求され、また、着用、洗濯を繰り返しても寸法変化や表面品位の変化が少ないものが求められている。そのため、吸水性能に優れた綿などのセルロース系繊維が主に使用されてきたが、洗濯による縮みが大きく、近年一般化している家庭用タンブル乾燥機の使用には対応できないものであった。また、綿などのセルロース系繊維は水分の保持性が高く、発汗後はべたつきや冷えなどによる着用時の不快感が発生するという問題とともに、洗濯後の乾燥に時間がかかり梅雨時など異臭が発生することもあるという問題があった。
これらの問題を解決するためにポリエステ系短繊維などの合成繊維を混紡することにより、発汗時のべたつきや冷えを解消し、洗濯、乾燥による寸法変化を減少させる手法が用いられてきた。
しかしながら、繊維の拘束力が比較的低い編物の場合、紡績糸を構成している短繊維が、着用時の摩擦、洗濯などの物理的外力により毛羽立ちが発生し、お互いに絡み合い毛玉となって肌着表面に残り、外観品位を低下させる問題がある。
天然繊維、再生繊維のみからなる紡績糸は、短繊維の強度が比較的低く、形成された毛玉が摩擦により脱落し、大きな外観品位低下になることは少ないが、ポリエステル系繊維などの合成繊維の短繊維を含む紡績糸は、天然繊維、再生繊維に比べ、合成繊維の短繊維の強度が高く、上述した毛玉が一度形成されると脱落することなく編地表面に残り、著しく外観品位が低下する問題がある。
これらの問題を解決するため、一般的には編地の密度を高くする方法や、合成繊維の短繊維を含む紡績糸を中層もしくは裏側(肌側)に使用する方法が取られてきたが、これらの方法で毛玉の発生が大きく改善されることはなく、さらに、風合いが硬くなるという問題や、生地設計が制限されるといった問題があるため、根本的な解決には至っていない。また、セルロース系繊維や合成繊維のフィラメント100%使いであると毛玉の発生は問題なく乾燥性もアップするが、風合いが硬く膨らみに欠け肌着として受け入れられないのが現状である。
一方、毛玉の脱落を促進させるため、ポリエチレングリコールやスルホン酸金属塩を共重合させた改質ポリエステルや、あるいは極限粘度が0.45以下の低重合ポリエステルを用い、合成繊維の短繊維の強度を低下させる方法が提案されている。しかしながら、毛玉の発生を防止する効果は得られるものの繊維強度が低下するため、紡績工程での生産性低下、さらには最終製品の物性面、例えば破裂強力などで問題が生じることがある。
また、ポリエステルにリン酸、ホスホン酸、およびこれらの誘導体よりなる群から選択される少なくとも一種のリン化合物を添加し、該素材で構成された織編物を染色加工時の高温熱処理工程において加水分解を生じさせ、繊維を脆くさせる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この技術についても、編物の強度低下をきたし、用途的に制約を受けるものである。
さらには、編物を構成する紡績糸中から短繊維が抜け出し、毛玉の形成を助長することを防ぐ目的で、紡績糸のヨリ数を高めに設定する方法、編地の裏面にウレタンなどの樹脂をコーティングする方法が提案されているが、いずれも製品の風合いが低下する問題が残されている。
一方、鞘側に低強力短繊維、芯側に高強力短繊維を配した空気紡績糸及びその編物が提案されているが(例えば、特許文献2参照)、低強力短繊維を含むため、紡績糸および編物としての強力が低下する上、芯側の高強力短繊維を鞘側の低強力短繊維でほぼ完全に被覆する必要があるために鞘側の巻き付き繊維が多くなり、紡績糸が非常に硬く締まった形状になり、編物の風合いが非常に粗硬になるという大きな欠点があった。
いずれの方法においても、強力低下による高次加工工程通過性不良、製品物性、風合いの低下問題を含みながら抗ピル性の改善を追求したものであった。以上のように、着用、洗濯による寸法変化が少なく、乾燥性能と抗ピル性能を併せ持つ肌着を提供することが長年の課題であった。
特開昭63−135517号公報 特開2001−192943号公報
本発明は、かかる従来技術の背景に鑑み、着用、洗濯、タンブル乾燥による寸法変化が少なく、抗ピル性、乾燥性に優れた肌着用編地を提供せんとするものである。
本発明は、かかる課題を解決するために、次のような手段を採用するものである。
すなわち、本発明の肌着用編地は、少なくとも2層からなる多層構造を有し、表面層に無撚りの紡績糸、裏面層にマルチフィラメントが配された肌着用編地であって、該肌着用編地全体の40重量%以上がポリエステル系繊維からなり、かつ前記実質的に無撚りである紡績糸が編地表面の面積中30%以上を占め、かつ家庭洗濯、タンブル乾燥による寸法変化率がタテ、ヨコ共−8%以上、かつ+4%以下であることを特徴とするものである。
本発明の肌着用編地の含水率が、好ましくは、家庭洗濯後、60分以内に洗濯前の10重量%以下まで乾燥することができるという乾燥特性を有するものであり、あるいはこのましくは、JIS L1076に定められているICI法による抗ピリング性が2−3級以上のものであり、あるいは好ましくは、無撚りである紡績糸が、合成繊維糸の短繊維を20重量%以上含む本発明の肌着用編地である。
本発明によれば、着用、洗濯、タンブル乾燥による寸法変化や抗ピル性、乾燥性に優れる肌着用編地であるから、かかる編地で肌着を縫製すると、家庭用タンブル乾燥機の使用が可能で屋内外に吊して乾燥させる手間が省ける。
また、乾燥性に優れることから、着用時の発汗によるべたつきや冷えの発生が少なく、着用、洗濯後早く乾燥することから、異臭の発生も少ないという効果がある。
本発明の肌着用編地は、40重量%以上がポリエステル系繊維からなり、実質的に無撚りである紡績糸が編地表面の面積中30%以上を占め、かつ家庭洗濯、タンブル乾燥による寸法変化率がタテ、ヨコ共−8%以上、かつ+4%以下であるものである。
本発明において、実質的に無撚りである紡績糸とは、撚りトルクの作用による撚り戻りの発生量が50回/50cm以下であるものをいい、例えば、3回転/インチ以下の実撚りがかかっているもの、または無撚り状のものであることが好ましい。撚り数が3回転/インチ以下の場合には、一般に、撚りトルクの作用による撚り戻りの発生が50回/50cm以下であるので、本発明でいう実質的に無撚り構造糸ということができる。また、本発明の上述した「実質的に無撚りである紡績糸」には、撚り戻りの発生量が0回/50cmのものも含まれる。ここでいう撚り戻りの発生量は、JIS L1095「一般紡績糸試験方法」に定められているスナール指数の測定方法(A法)に基づき、つかみ間隔を50cmから0cmにした時の撚り戻り数を測定したものである。ただし、糊つけや熱セット等の方法により撚を固定した紡績糸は、撚を固定する前の状態で測定するものとする。
この実質的に無撚である紡績糸は、一部の繊維により部分的に把持されている形状であって、すべてが同じ撚り角度でないため、すべてが同じ撚り角度を持つ通常の紡績糸に比べて着用、洗濯などの外力に対する抵抗があり、寸法安定性や型くずれを防止する効果がある。また、一部の繊維により部分的に把持されていない膨らみのある繊維束部分に水分が入り込むことにより高い吸水性能を有し、乾燥性能にも優れている。
上述した実質的に無撚である紡績糸の製造方法としては、ローラー方式のドラフト機構を有する空気精紡機が好ましく使用することができる。該空気精紡機は、紡速を変化させることで糸形態を変化させることができ、紡速を280m/分以上にすることにより実質的に無撚である紡績糸を得ることができる。また、紡速は300m/分以上が好ましく、さらには330m/分以上がより好ましい。
紡速が370m/分より大きくなると弱糸の発生が多くなり、紡績糸としての強度を保つことが難しくなり好ましくなく、280m/分より小さくすると紡績糸全体が硬く締まった形状となり、肌着にした場合、非常にガサついた風合いとなるため好ましくない。
本発明では、実質的に無撚である紡績糸の糸長10cm当たりの、長さ1mm以上の毛羽数が、60個以下であることが好ましい。さらには、糸長10cm当たりの、長さ1mm以上の毛羽数が、40個以下であることがより好ましく、0個のものも含まれる。紡績糸表面における長さ1mm以上の毛羽数の測定方法は、紡績糸をランダムに20箇所から採取し、リーダープリンター用の枠(5×5cm)に、編地形成ループの捲縮がとれる程度の張力(約0.1g/dtex)をかけ20本等間隔でセットし、リーダープリンター「MicroSP 3000」(ミノルタ株式会社製)で倍率10倍にて撮影した。採取した各紡績糸2cmあたりの長さ1mm以上の毛羽数を計測し、各紡績糸20本の毛羽数を合計した値を、糸長10cm当たりの長さに換算した。
この糸長10cm当たりの、長さ1mm以上の毛羽数が60個よりも多い場合、編地表面の毛羽密度が高くなり、その結果、毛羽がお互いに絡みやすくなり、抗ピル性を悪化させることになる。
本発明の編地は、JIS L1076A法に定められているICI法による抗ピリング性が2−3級以上であることが好ましい。該方法による抗ピリング性が2級以下の場合、一般的な合成繊維短繊維を含む紡績糸を使用した編地と、同様に、長期に及ぶ着用により毛玉が多く発生し、肌着の外観を著しく悪化させるものである。
本発明に使用される実質的に無撚りである紡績糸には、好ましくは合成繊維短繊維が20重量%以上、より好ましくは30重量%以上含まれるものであり、100重量%のものも含まれる。該紡績糸に含まれる合成繊維短繊維が20重量%未満の場合、寸法安定性が悪く、乾燥性能も低下する。
本発明に使用され実質的に無撚である紡績糸を構成する合成繊維の短繊維は、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリアクリルニトリル系繊維の少なくとも一種からなることが好ましい。例えば、ポリエステル系繊維としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート繊維などを使用することができる。また、ポリアミド系繊維としては、ナイロン6やナイロン66繊維、さらに、アクリル系繊維としては、ポリアクリロニトリル繊維が好ましく用いられ、これらの合成繊維の短繊維であれば特に限定されるものではない。その他、ポリビニールアルコール系繊維、ポリ塩化ビニール系繊維、ポリエチレン系繊維、ポリプロピレン系繊維、ポリフルオロエチレン系繊維、パラ系アラミド繊維、メタ系アラミド繊維、ポリフェニレンサルファイド繊維などを使用することができる。
また、本発明に使用される合成繊維の短繊維には、セラミックス粒子を含有させることができる。このセラミックス粒子は、合成繊維の溶融紡糸時に配合させることができる。合成繊維に対するセラミックス粒子の配合量は、好ましくは1〜8重量%である。セラミックス粒子の種類は、最も一般的に使用される酸化チタンや炭化カルシウムのほか、発色性改善に使用されるコロイダルシリカ、ジルコニアやカオリンを適宜使用することができる。セラミックス粒子を添加した合成繊維短繊維を使用することにより、発色性や吸水性の向上効果、風合い面でのドライ効果や、防スケ性、紫外線吸収効果が得られる。ドライなタッチや防スケ性、紫外線吸収効果を目的にするときには、好ましくは0.1〜0.2μmを平均直径とする粒子を使用し、また、発色性を目的にするときはさらに粒子経を小さく0.02〜0.04μmを平均粒径とする粒子を使用することが好ましい。
また、本発明で使用される合成繊維の短繊維の繊維横断面形状は、一般的な丸断面形状、三角断面形状、扁平断面形状、多葉断面形状、中空断面形状以外に、繊維表面に長手方向に沿って複数の凹溝を形成している短繊維を使用することができ、横断面形状例として文字もしくは記号などでモデル形状的に示すとE、F、H、I、K、M、N、O,T、W、X、Y、Z、+などが挙げられ、特に限定されるものではない。
さらに、合成繊維短繊維の単繊維繊度としては、0.6〜4.4デシテックスの範囲が好ましい。単繊維繊度が0.6デシテックス未満では、前紡工程を含めた紡績工程通過性が悪化し、単繊維繊度が4.4デシテックスより大きくなると、肌触り感が劣る傾向となる上、紡績糸自体の構成繊維本数が少なくなるため、紡績糸としても強度が極端に低下することになり、好ましくない。
一方、合成繊維の短繊維以外の実質的に無撚である紡績糸を構成する繊維は、特に限定されるものではないが、植物繊維である綿、麻、竹、ケナフ、ラミーなど、動物繊維である羊毛、カシミヤ、モヘア、絹など、再生繊維であるビスコースレーヨン、キュプラなど、半合性繊維であるアセテート、トリアセテート、さらには、合成繊維フィラメントなどが挙げられる。
本発明に使用される実質的に無撚である紡績糸の番手は、特に限定されないが、その狙いとする肌着の薄地編地類から厚地編地類まで含めると、15〜60綿番手程度までの範囲を好ましく使用することができる。
本発明の編地を形成する際、実質的に無撚である紡績糸が編地表面の30%以上、より好ましくは40%以上100%以下占めるよう編設計されることが重要である。実質的に無撚である紡績糸が含まれる割合が30%未満の場合、紡績糸特有のソフトな風合いが得られない上、寸法安定性が悪くなり、吸水性、乾燥性が低くなり、また、抗ピリング性も低下し好ましくない。
本発明の編地において、該編地全体の40重量%以上がポリエステル系繊維で構成されることが重要である。ポリエステル系繊維としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート繊維などを使用することができる。ポリエステル系繊維であれば、紡績糸、フィラメント糸、長短複合糸、それらの組み合わせで合っても良い。実質的に無撚りである紡績糸以外のポリエステル系繊維は、寸法安定性、乾燥性、抗ピル性の点からポリエチレンテレフタレートのマルチフィラメント糸状が最も好ましい。また、該フィラメント糸は、実質的に無撚りである紡績糸の合成繊維短繊維と同様に、セラミックス粒子を含有させることができ、同様の効果を得ることができる。
また、該フィラメント糸条の繊維横断面形状は、一般的な丸断面形状、三角断面形状、扁平断面形状、多葉断面形状、中空断面形状以外に、繊維表面に長手方向に沿って複数の凹溝を形成しているフィラメントを配置してもよく、横断面形状例として文字もしくは記号などでモデル形状的に示すとE、F、H、I、K、M、N、O,T、W、X、Y、Z、+などが挙げられ特に限定されるものではない。
フィラメント糸条の単繊維繊度としては、0.6〜5.5デシテックスの範囲が好ましい。単繊維繊度が0.6デシテックス未満では、肌触りなどは柔らかくなるものの、発汗時の肌面のべたつき感が増し、さらには速乾性が悪化することになる。一方、単繊維繊度が5.5デシテックスより大きくなると、発汗時のべたつき感、速乾性には優れるものの、肌触り感が劣る傾向となり好ましくない。フィラメント糸条は、延伸糸、捲縮加工糸、あるいは他のフィラメント糸条との混繊糸であっても良いが、好ましくは捲縮加工糸またはその混繊糸を使用するとよい。また、捲縮加工糸としては、特に仮撚加工糸が好ましい。フィラメント糸条の総繊度は、特に限定されないが、肌着として薄地編地類から厚地編地類まで含めると、33〜330デシテックス程度までの範囲を好ましく使用することができる。
一方、ポリエステル系繊維以外を構成する繊維は、特に限定されるものではないが、植物繊維である綿、麻、竹、ケナフ、ラミーなど、動物繊維である羊毛、カシミヤ、モヘア、絹など、再生繊維であるビスコースレーヨン、キュプラなど、半合性繊維であるアセテート、トリアセテートなどが挙げられる。また、ストレッチ性が要求される場合は、ポリウレタン系弾性繊維に代表される各種のストレッチ性弾性糸や、ポリエステル系繊維の一種であるポリブチレンテレフタレート系繊維加工糸、あるいは、ポリトリメチレンテレフタレート系繊維加工糸またはポリエチレンテレフタレートポリマーとポリトリメチレンテレフタレートポリマーとのサイドバイサイド型複合糸を交編させることが好ましい。
本発明は、上記要件を満たすことにより、家庭での洗濯において、二層式洗濯機、全自動洗濯機で洗濯した後、タンブル乾燥機で乾燥させる方法、また全自動洗濯乾燥機による方法、いずれにおいても寸法変化率がタテ、ヨコ共−8%以上、かつ+4%以下に納めることができ、これらの洗濯、乾燥を5回繰り返しても寸法変化率をタテ、ヨコ共−8%以上、かつ+4%以下に納めることができる。洗濯、乾燥による寸法変化率がこれらの方法で5回繰り返した後、タテ、ヨコ共−8%以上、かつ+4%以下であれば洗濯耐久性にすぐれ肌着として繰り返し着用が可能である。また、上記要件を満たすことにより、家庭での洗濯において、二層式洗濯機、全自動洗濯機で洗濯した後、タンブル乾燥機で乾燥させる方法、また全自動洗濯乾燥機による方法、いずれにおいてもシワの発生が3.5級以上、と寸法変化率がタテ、ヨコ共−8%以上、かつ+4%以下に納めることができ、これらの洗濯、乾燥を5回繰り返しても寸法変化率をタテ、ヨコ共−8%以上、かつ+4%以下に納めることができる。
織物と比べ、糸糸間の拘束が少ない編物は、その形態上収縮が大きく、寸法安定性が悪い傾向にあるが、洗濯、乾燥による寸法変化率がこれらの洗濯乾燥を5回繰り返した後、タテ、ヨコ共−8%以上、かつ+4%以下であれば洗濯耐久性にすぐれ肌着として繰り返し着用が可能である。
また、5回の洗濯乾燥を繰り返した後、該寸法変化以内であれば10回、20回後のものと大きな差異がない。また、洗濯乾燥後の外観変化も重要であり、JIS L1018「ニット生地試験方法」の洗濯後のしわは、同付属書7(規定)「繊維製品家庭洗濯および乾燥後のデュラブルプレス生地の外観評価方法」における生地の平滑性の等級付けによってDP−3.5以上であることが好ましい。
また、家庭での洗濯において、二槽式洗濯機、全自動洗濯機で洗濯した後、タンブル乾燥機を使用せずに屋内外で自然乾燥したとき、肌着用編地の含水率が、60分以内に洗濯前の10重量%まで乾燥することができるという乾燥特性を有することも重要である。
一般に、乾燥時間が60分以上であると不快なにおいが付く可能性がある。また、乾燥性に優れていると出張や旅行など家庭以外での洗濯において部屋干しの乾燥性にも優れており着替えを持参しなくてもよいというような効果もある。
上記要件を満たすことにより、肌着としての編地の風合いを損なうことなく、優れた寸法安定性、乾燥性、抗ピリング性、またそれらの耐久性を保持し、着用時の清涼感、吸汗・速乾性を併せ持った肌着用編地を得ることができる。
本発明の編地は、特に編組織等には限定されるものではない。例えば、丸編地であれば、シングル丸編地、ダブル丸編地、あるいは成形丸編地でもよく、また、経編地であれば、シングルトリコット地、ダブルトリコット地、シングルラッセル地、あるいはダブルラッセル地を使用することができ、横編地であれば、シングル横編地、ダブル横編地、あるいは成形横編地を使用することができる。
また、編組織は、丸編地の天竺組織、天竺リバーシブル組織、フライス組織、インターロック組織、リバーシブル組織、その他変化組織、縦編地のハーフ組織、バックハーフ組織、クインズコート組織、サテン組織、サテンネット組織、パワーネット組織、あるいはその他変化組織等、特に限定されることはない。
吸水拡散性を高めるために、表面層に少なくとも無撚りの紡績糸を配し、ほかには所望に応じて合成繊維マルチフィラメントの仮より加工糸や、異形断面糸などを配し、裏面層に合成繊維マルチフィラメントを配置することにより、毛細管現象による吸水・拡散・速乾性能に優れた少なくとも二層からなる多層構造体が好ましく使用される。編地裏面層は平坦面形状で問題ないが、多数の凸部が分散した凹凸面形状にしても構わない。このように裏面層を凹凸形状にすると、衣服にして着用した場合、その凸部が肌面と点接触になるため、液状の汗を発汗してもべとつき感が無く、かつ編地表面層の密度が密となるのに対し、裏面層の密度が粗になるため、液状の汗が毛細管現象により編地裏面層から表面層へより効率的に移動し、吸水・透水性および表面層での拡散・乾燥性をより向上させることができる。かかる凹凸部の形状はメッシュ状、ストライプ状、ボーダー状、格子状、ツイル状、杉綾状、ドット状、あるいは鹿の子状等幅広く用いることができ、特に限定されるものではない。
この凹凸状高低差を形成させるには、編組織による方法、太い糸と細い糸の組合せや、あるいは、この両者の組合せなどがあり、特に限定されるものではないが、洗濯乾燥による形態安定性おいては、多層構造体であっても布帛表、裏面とも凹凸が小さい方がひっかかりが少なく防シワ性の点で好ましい。
また、乾燥時間特性を短縮するためには、目付が軽いシングル組織の方がダブル組織よりも好ましい。吸水拡散性、形態安定性、乾燥性の面から凹凸の少ない二重構造シングル組織が最も好ましい。
二重構造のシングル丸編地は、少なくとも表糸と裏糸で構成され、裏糸が表糸よりなる表1編目の内側に表糸と相似形状に配置される二重編目部と裏糸が二重編目部の間で橋渡し状となる橋渡し部からなる二重シングル丸編地である。その場合、シングル組織でありながら表糸と裏糸からなる多層構造を有し、吸水・拡散・乾燥性に優れ、目付が軽いため乾燥時間が速くなる。
製編における編成条件は、通常糸使いの編成条件に準じればよく、特に特殊条件を取るものではない。
製編された生機編地の熱処理、精練や染色などの加工は、通常の編地の加工法に準じて行えばよく、特に特別な設備などは必要ではない。この染色段階での付帯加工として、撥水加工、防汚加工、抗菌加工、消臭加工、防臭加工、難燃加工、吸汗加工、吸湿加工、防カビ加工、紫外線吸収加工、減量加工など、さらに、後加工としてカレンダー加工、エンボス加工、シワ加工、起毛加工、プリント加工、あるいはオパール加工など、要求特性に応じて適宜付与することが望ましい。
特に、吸汗加工を行うことにより、編地の汗処理性は一層向上することになり好ましい。
本発明の編地は、素材や編地の構造を適宜に定めることにより、次のような用途に幅広く展開可能である。
すなわち、例えば、婦人用肌着のスリップ、キャミソール、ペチコート、ショーツ、タイツ、アンダーパンツ、Tシャツ、丸首シャツ、U首シャツ、ボディスーツ、ガードル等。また紳士用肌着であるTシャツ、丸首シャツ、U首シャツ、ランニングシャツ、アンダーパンツ、タイツ、ブリーフ、トランクス等に好ましく使用できる。さらに、これらの肌着の転用を含めたアスレチックシャツ、アウトドアシャツ、野球アンダーシャツ、スキー用シャツ等のスポーツ用肌着、さらには、屋外作業、屋内作業等の作業用肌着等にも使用できる。
以下、実施例によって本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、本発明中の各評価は次の方法で行った。
1.編地の表面において無撚りの紡績糸が占める面積割合
肌着用編地表面をKEYENCE製マイクロスコープ(VH−6300C)で50倍のレンズで拡大観察し、SONY製カラービデオプリンター(UP−2300)で16倍に拡大した写真から、タテ6.4cm、ヨコ8cm(サンプル実面積タテ4mm、ヨコ5mm)において、ループ間の空隙を含め実質的に無撚りである紡績糸の占める割合を測定した。編地中央部からランダムに5箇所測定し、平均値を占有面積とした(%)。
2.抗ピル性
JIS L1076 「織物及び編物のピリング試験方法」A法(ICI法5時間)に基づいて測定した。ピリングの判定は、以下の通り9段階表示で級判定を行った。
5 級 :ピルの発生が標準写真5号程度のもの
4−5級:ピルの発生が標準写真の4号と5号の中間程度のもの
4 級 :ピルの発生が標準写真4号程度のもの
3−4級:ピルの発生が標準写真の3号と4号の中間程度のもの
3 級 :ピルの発生が標準写真3号程度のもの
2−3級:ピルの発生が標準写真の2号と3号の中間程度のもの
2 級 :ピルの発生が標準写真2号程度のもの
1−2級:ピルの発生が標準写真の1号と2号の中間程度のもの
1 級 :ピルの発生が標準写真1号又はその程度を超えるもの
3.寸法変化率
JIS L1909「繊維製品の寸法変化測定方法」に基づいて編地の試料にマーキングを行い、洗濯処理方法は、JIS L0217の103法(40℃)に準じて全自動洗濯機で洗濯した後、乾燥処理方法は、JIS L1042のI−2法(高温タンブル乾燥法80℃以下)で乾燥を行った。洗濯+乾燥処理を5回繰り返した後、下記の方法で寸法変化率を測定した。
△L=(L2−L1)/L1×100
△L:寸法変化率(%)、
L1:処理前の長さ(mm)、L2:処理5回後の長さ(mm)
4.洗濯後のシワ
JIS L1018「ニット生地試験方法」洗濯後のしわは、寸法変化率と同様の方法で、洗濯、乾燥処理を5回行った後、付属書7(繊維製品家庭洗濯及び乾燥後のデュラブルプレス生地の外観評価方法)に基づき判定基準に従って判定を行った。
DP−5 :判定用標準の5のレプリカの外観と同等のもの
DP−4 :判定用標準の4のレプリカの外観と同等のもの
DP−3.5:判定用標準の3.5のレプリカの外観と同等のもの
DP−3 :判定用標準の3のレプリカの外観と同等のもの
DP−2 :判定用標準の2のレプリカの外観と同等のもの
DP−1 :判定用標準の1のレプリカの外観と同等かそれ以上悪いもの
各級の中間レベルの場合は、4−5(4級と5級の中間レベル)のように表示した。
5.乾燥性
家庭洗濯後の乾燥性を想定し、肌着用編地の油剤などを除去して20℃65%の温調室で十分乾燥させた後、タテ30cm、ヨコ30cmの試験片をカットする。四方の糸端がほつれてこないよう縁かがりミシンをかけた後、試験片の重量を測定しW0とする。試験片が完全に水中に浸るように沈め、30分間放置する。その後、家庭用洗濯機の脱水装置で30秒間脱水する。その後、20℃65%RHの温調室で吊り干し乾燥させ、5分ごとに重量を測定し、その時の重量をWm(m:放置時間)とする。
含水率(%)=(Wm−W0)/W0×100
含水率が処理前の10重量%以下になるまでの時間(m)を測定し、5枚の平均値を乾燥時間として示した。
6.着用耐久性・快適性
丸首肌着を作製し、10名が3ヶ月間着用した後、着用によるピリング、毛羽、シワ、寸法変化などの着用耐久性と着用時の快適性を下記の通りの基準で判定した。10人の平均値を示した。
着用耐久性
◎:ピリング、毛羽、シワ、寸法変化がいずれも認められない。
○:ピリング、毛羽、シワ、寸法変化がいずれかがわずかに認められるが気にならない。
△:ピリング、毛羽、シワ、寸法変化がいずれかが認められ、やや気になる。
×:ピリング、毛羽、シワ、寸法変化がいずれかが認められ非常に気にない。
着用快適性
◎:吸汗、拡散、乾燥性に優れ快適である。
○:吸汗、拡散、乾燥性がありやや快適である。
△:吸汗、拡散、乾燥性がどちらともいえない。
×:吸汗、拡散、乾燥性が悪く不快である。
比較例1
東レ(株)製ポリエステル原綿(1.45dtex×38mm)を通常の前紡工程を通過させることにより、混率がポリエステル100%、太さが3.32g/mのスライバーを作成した。このスライバーをローラー方式のドラフト機構を有する空気精紡機に仕掛け、ドラフト率を225倍、紡速を350m/minに設定して綿番手40番手の無撚紡績糸を得た。この紡績糸の撚り戻りの発生量は28回/50cmで、実質的に無撚りであるといえるものであった。なお、用いた空気精紡機の糸形成部は中空のエアーノズルを有し、エアーノズル内の空気流が旋回作用を与えることにより、短繊維が結束し、無撚りの紡績糸を形成する機構となっている。
この無撚紡績糸と84デシテックス36フィラメントの楕円八葉断面のポリエステル糸を1本を交互に用いて、28Gシングル丸編機で天竺編地を編成し、通常のポリエステル100%の編地の染色加工方法に準じ、リラックス・精練、染色、乾燥、仕上げセットを行った結果、目付が113g/mの編地を得た。
この編地全体のポリエステルの混率は100重量%。編地の表面に占める無撚紡績糸が含まれる割合は60.5%であった。抗ピリング性は3−4級であり、寸法変化率は、タテ−3.1%、ヨコ−1.3%、洗濯後のしわは4−5級、乾燥時間は25分であった。この編地を使用して丸首半袖シャツを縫製し、3ヶ月間着用した結果、着用耐久性は◎、着用快適性は○であった。結果を表1に示す。
実施例1
粒径0.1μmの酸化チタンを2重量%含有する東レ(株)製ポリエステル原綿(1.70dtex×38mm)とインド綿を通常の前紡工程を通過させることにより、混率がポリエステル50%、綿50%太さが3.32g/mのスライバーを作成した。このスライバーを比較例1で使用した空気精紡機に仕掛け、ドラフト率を225倍、紡速を350m/minに設定して綿番手40番手の無撚紡績糸を得た。28Gのシングル丸編機で、表糸イとして該40番手の無撚り紡績糸を、表糸ロとして、ポリエステル84デシテックス72フィラメントの加工糸を、裏糸ハとして、ポリエステル56デシテックス24フィラメントの加工糸用い、図2の編み方図の給糸口1、2、3、4各々に給糸し、図1の編地断面モデルで表される編地を編成して肌着用二重構造シングル丸編地を得た。
通常のポリエステル/綿混編地の染色加工方法に準じ、リラックス・精練、染色、乾燥、仕上げセットを行った結果、目付が133g/mの編地を得た。
この編地は、編地全体のポリエステルの混率は75重量%であり、編地表面に占める無撚紡績糸が含まれる割合は62.5%、抗ピリング性は4級であり、寸法変化率は、タテ−4.0%、ヨコ−2.9%、洗濯後のしわは4級、乾燥時間は45分であった。
この編地を使用して丸首半袖シャツを縫製し、3ヶ月間着用した結果、着用耐久性は◎、着用快適性は◎であった。結果を表1に示す。
比較例2
インド綿を用い通常の前紡行程を通過させ綿100%でリング紡績機に仕掛け綿番手40番手のリング紡績糸を得た。このリング紡績糸を用い比較例1と同様に28Gのシングル丸編機で天竺の肌着用編地を編成した。通常の綿編地の染色加工方法に準じ、リラックス・精練、染色、乾燥、仕上げセットを行った結果、目付が128g/mの編地を得た。
この編地は、肌着用編地の表面に占める無撚紡績糸が含まれる割合は0重量%、編地全体のポリエステル混率は0%であった。
抗ピリング性は2級であり、寸法変化率は、タテ−12.5%、ヨコ−8.2%、洗濯後のしわは3級、乾燥時間は120分であった。この編地を使用して丸首半袖シャツを縫製し、3ヶ月間着用した結果、寸法変化が大きく、シワが発生し着用耐久性は×、運動後の汗が残りひんやり感があり着用快適性は×であった。結果を表1に示す。
比較例3
東レ(株)製ポリエステル原綿(1.45dtex×38mm)を通常の前紡工程を通過させることにより、混率がポリエステル100%、太さが0.49g/mの粗糸を作製しリング紡績機に仕掛け、ドラフト率を33.4倍、撚り係数を3.5倍に設定し綿番手40番手の撚りの入った一般的なリング紡績糸を得た。このリング紡績糸を用い、28Gのシングル丸編機で天竺地を編成した。通常のポリエステル100%の編地の染色加工方法に準じ、リラックス・精練、染色、乾燥、仕上げセットを行った結果、目付が125g/mの編地を得た。
この編地全体のポリエステルの混率は100重量%。編地の表面に占める無撚紡績糸が含まれる割合は0%であった。抗ピリング性は1−2級であり、寸法変化率は、タテ−7.4%、ヨコ2.1%、洗濯後のしわは4−5級、乾燥時間は40分であった。この編地を使用して丸首半袖シャツを縫製し、3ヶ月間着用した結果、ピリングの発生が著しく着用耐久性は×、着用快適性は△であった。結果を表1に示す。
Figure 0004475011
実施例で編成した肌着用二重構造シングル丸編地の編地断面モデル概略図である。 図1の編地の編み方図である。
符号の説明
a〜h:表編目
イ、ロ:表糸
ハ:裏糸
1、2、3、4:給糸口
C1〜C8:編針

Claims (4)

  1. 少なくとも2層からなる多層構造を有し、表面層に無撚りの紡績糸、裏面層にマルチフィラメントが配された肌着用編地であって、該肌着用編地全体の40重量%以上がポリエステル系繊維で構成され、かつ前記実質的に無撚りである紡績糸が編地表面の面積中30%以上を占め、かつ家庭洗濯、タンブル乾燥による寸法変化率がタテ、ヨコ共−8%以上、かつ+4%以下であることを特徴とする肌着用編地。
  2. 該肌着用編地の含水率が、家庭洗濯後、60分以内に洗濯前の10重量%以下まで乾燥することを特徴とする請求項1に記載の肌着用編地。
  3. JIS L1076法に定められているICI法による抗ピリング性が2−3級以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の肌着用編地。
  4. 前記実質的に無撚りである紡績糸が、合成繊維糸の短繊維を20重量%以上含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の肌着用編地。
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