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JP4456961B2 - 浴槽の配管構造に用いられる目皿部材 - Google Patents

浴槽の配管構造に用いられる目皿部材 Download PDF

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Description

本発明は、浴槽の配管構造に用いられる目皿部材に関するものである。
従来より、図6及び図7に示したように、浴室の配管構造に用いられる目皿部材は以下のようであった。
図6に示す特許文献1の従来例を示すが、当該従来例は以下に記載する浴槽、防水パン、排水管、フランジ部材、排水装置、目皿部材、から構成される。
浴槽は、底部に内部の水を下水側へ排水する排水口を開口して構成される。
防水パンは、浴槽を載置する浴槽パンと、洗い場を構成する洗い場パンとから構成される。
浴槽パンは、その上部に浴槽を載置し、底部に浴槽パン上の排水を下水へと排水する開口部を開口して成る。
洗い場パンは、底部に洗い場パン上の排水を下水へと排水する開口部を開口して成る。
排水管は、前記浴槽の排水口から後記するエルボ部材までの排水経路を構成する部材であって、ここでは浴槽の排水口に取り付けられた排水栓、排水栓の下方に接続された硬質のパイプで構成されたジョイント部材を指す。
フランジ部材は、前記洗い場パン及び浴槽パンのそれぞれの開口に取り付けられる部材であって、後記する排水装置を浴槽パン及び洗い場パンに取り付けるための部材である。
目皿部材は、浴槽パンのフランジ部に嵌合される部材であって、浴槽の排水を排水するための開口及び浴槽パン上の排水を排水装置であるエルボ部材へと排水するための開口をそれぞれ構成している。また、目皿部材には、エルボ部材からの排水の逆流を防止するための、水より小さい比重のフロートパッキンを用いている。
排水装置は、浴槽パンの開口部に取り付けられるエルボ部材、洗い場パンの開口部に取り付けられる洗い場トラップから構成される。
エルボ部材は、浴槽と浴槽パン上の排水を集水して洗い場トラップ側へと排水する部材である。
洗い場トラップは、下水側からの臭気や害虫が室内側へと逆流しないように内部に封水を備えて成り、洗い場パン上の排水及びエルボ部材側からの排水を集水して最終的に下水へ排水する。
図7に示す特許文献2の従来例を示すが、当該従来例は以下に記載する浴槽、防水パン、排水管、フランジ部材、排水装置、目皿部材、遠隔操作式排水栓装置から構成される。
浴槽は、底部に内部の水を下水側へ排水する排水口を開口して構成される。
防水パンは、浴槽を載置する浴槽パンと、洗い場を構成する洗い場パンとから構成される。
浴槽パンは、その上部に浴槽を載置し、底部に浴槽パン上の排水を下水へと排水する開口部を開口して成る。
洗い場パンは、底部に洗い場パン上の排水を下水へと排水する開口部を開口して成る。
排水管は、前記浴槽の排水口から後記するエルボ部材までの排水経路を構成する部材であって、ここでは浴槽の排水口に取り付けられた排水栓を指す。
フランジ部材は、前記洗い場パン及び浴槽パンのそれぞれの開口に取り付けられる部材であって、後記する排水装置を浴槽パン及び洗い場パンに取り付けるための部材である。
目皿部材は、浴槽パンのフランジ部に嵌合される部材であって、浴槽の排水を排水するための開口及び浴槽パン上の排水を排水装置であるエルボ部材へと排水するための開口をそれぞれ構成している。また、後記するレリースワイヤ挿通孔を開口して成る。
排水装置は、浴槽パンの開口部に取り付けられるエルボ部材、洗い場パンの開口部に取り付けられる洗い場トラップから構成される。
エルボ部材は、浴槽と浴槽パン上の排水を集水して洗い場トラップ側へと排水する部材である。
洗い場トラップは、下水側からの臭気や害虫が室内側へと逆流しないように内部に封水を備えて成り、洗い場パン上の排水及びエルボ部材側からの排水を集水して最終的に下水へ排水する。
遠隔操作式排水栓装置は従来より公知の、浴槽の排水口に備えられる栓体、浴槽の上縁に取り付けられる操作部、栓体と操作部間に備えられるレリースワイヤから構成される。また、操作部の操作によって栓体を開閉させることができる。そして、レリースワイヤは前記目皿部材のレリースワイヤ挿通孔を挿通し、エルボ部材内を通過して栓体に接続して成る。
特開平3−260230号(第4頁、図1、図2) 特開2000−220187号(第3頁、図1、図3)
前記図6(特許文献1)に記載の従来例は、以下の様に施工される。
浴槽パンの開口部にエルボ部材を、洗い場パンの開口部に洗い場トラップを、それぞれフランジ部材で取り付け、エルボ部材が洗い場トラップに連通するように接続する。
その後、浴槽パンのフランジ部材に目皿部材を嵌合固定させ、浴槽を浴槽パンに載置してから、排水栓に接続されたジョイント部材を目皿部材の浴槽排水の開口に接続させて、施工が終了する。
前記図7(特許文献2)に記載の従来例は、以下の様に施工される。
浴槽パンの開口部にエルボ部材を、洗い場パンの開口部に洗い場トラップを、それぞれフランジ部材で取り付け、エルボ部材が洗い場トラップに連通するように接続する。
その後、浴槽パンのフランジ部材に目皿部材を嵌合させ、浴槽を浴槽パンに載置してから、目皿部材の浴槽開口と浴槽の排水栓の位置が合致するように浴槽及び目皿部材を微調整しつつ位置合わせし、浴槽を載置し、施工が終了する。
前記図6(特許文献1)及び図7(特許文献2)に記載の従来例は、以下のような排水の流れとなる。
浴槽内の排水は、排水口から排水管を介して排水され、目皿部材の浴槽用開口を介してエルボ部材内へ排水される。
浴槽パン上の排水は、浴槽パンの開口部から目皿部材の浴槽パン用の開口からエルボ部材内へと排水される。
洗い場パン上の排水は、洗い場パンの開口部から洗い場トラップへと排水される。
エルボ部材内の排水は洗い場トラップへと排水されるとともに、洗い場トラップ内の排水は下水へと排水される。
前記した従来例では、以下のような問題点があった。
1.施工時に、浴槽の排水口と目皿部材の浴槽用開口との位置合わせをする際に、重い浴槽を動かしたり、浴槽を位置合わせしたものの、浴槽の裏側と浴槽パン上の高さ方向の小さい隙間に手を入れて、ジョイント部材などの配管を行わなければ成らず、施工が非常に困難であった。
2.目皿部材は、その浴槽用開口と浴槽の排水管又はジョイント部材が直接的に接続していることと、上方に浴槽が載置されていることから、一度施工が終了してしまうと、浴槽を取り外さない限り、取り外すことは出来なくなってしまう。このとき、従来例のようにフロートパッキンを用いると、フロートパッキンに排水中のゴミが溜まりやすい上、目皿部材が簡単に取り外せないので、目皿部材にゴミが詰まったり、水垢が溜まったときに掃除などのメンテナンスができなくなってしまう。また、浴槽を取り外せば目皿部材を取り外すことはできるが、通常の使用者は浴槽を取り外すことが出来ないので、通常使用時に掃除が出来なくなり、非常に清掃性が悪かった。
3.また、浴室の配管構造は、子供や老人が浴槽内に入りやすいように、浴槽の深さは変更せずに浴槽の跨ぎ込み高さを低くすること、及び排水装置の高さ方向を低くすることで、1階あたりの階層高さを低くして、より高層階の建物を建てることが主流(以下、「低床化」と記載)となっている。このとき、従来例の目皿部材では、排水管を目皿部材に直接的に載置される形で浴槽用開口に接続されるため、排水管分の高さ方向分だけ、高さが必要となり、低床化の主流から外れる形となる。
以上から、本発明の浴槽の配管構造に用いられる目皿部材は次の課題を解決する。
1.施工が簡単であること
2.メンテナンスがし易いこと、及び清掃性がよいこと
3.従来の浴槽配管より低床化が図れること
本発明の浴槽の配管構造に用いられる目皿部材は、底部に排水口(2)を開口した浴槽(1)と、浴槽(1)の排水口(2)に取り付けられる排水管(3)と、その上部に浴槽(1)を載置し、底部に開口部(5)を設けた防水パンと、前記防水パンの開口部(5)に取り付けられるフランジ部材(6)と、防水パンの開口部(5)裏側に取り付けられて防水パン上の排水を下水へと排水する排水装置と、前記フランジ部材(6)に取り付けられる目皿部材(9)と、から構成される浴槽(1)の配管構造に用いられる目皿部材であって、前記浴槽(1)に遠隔操作式排水栓装置(E)を備え、前記排水管(3)に、遠隔操作式排水栓装置のレリースワイヤ(16)を挿通させるための挿通孔(15)を開口し、前記目皿部材(9)には、前記排水管(3)に水平方向から差し込んで排水管(3)と合致し、前記レリースワイヤ部分を避けるための凹部(18)が形成された切欠部(10)と、前記切欠部(10)の前記排水管(3)への差し込み方向と反対方向に向かって突出する取っ手(11)とが構成されていることを特徴とする浴槽の配管構造に用いられる目皿部材である。
本発明の浴槽の配管構造に用いられる目皿部材は、前記防水パンを、浴槽(1)を載置する浴槽パン(4a)と、洗い場を構成する洗い場パン(4b)と、から構成されると共に、洗い場パン(4b)の開口部(5)には排水装置としての洗い場トラップ(8)が構成され、浴槽パン(4a)の排水装置としてエルボ部材(7)を構成し、更にエルボ部材(7)は洗い場トラップ(8)に接続されていることを特徴とする前記段落0009に記載の浴槽の配管構造に用いられる目皿部材である。
本発明の浴槽の配管構造に用いられる目皿部材は、前記取っ手(11)を、目皿部材(9)の断面視上面に、斜め上方向に向かって突出して構成したことを特徴とする前記段落0009又は段落0010に記載の浴槽の配管構造に用いられる目皿部材である。
本発明の浴槽の配管構造に用いられる目皿部材は、前記フランジ部材(6)に脱着自在に取り付けられることを特徴とする前記段落0009乃至段落0011のいずれか一つに記載の浴槽の配管構造に用いられる目皿部材である。
本発明の浴槽の配管構造に用いられる目皿部材は、前記目皿部材(9)の外周方向に向かって突出して構成される、ストッパー部(14)が構成されることを特徴とする前記段落0009乃至段落0012いずれか1つに記載の浴槽の配管構造に用いられる目皿部材である。
本発明の浴槽の配管構造に用いられる目皿部材は、前記目皿部材(9)の天面に、排水中のゴミを捕集する、捕集面(13)を構成したことを特徴とする前記段落0009乃至段落0013いずれか一つに記載の浴槽の配管構造に用いられる目皿部材である。
本発明の浴槽の配管構造に用いられる目皿部材は、挿通孔(15)及び排水管(3)に前記目皿部材(9)の切欠部(10)を軸方向視横方向から挿入されることを特徴とする前記段落0009乃至段落0014のいずれか1つに記載の浴槽の配管構造に用いられる目皿部材である。
本発明の排水機器の配管構造によれば、以下の効果を奏する。
請求項1に対する効果として、目皿部材(9)には、前記排水管(3)に水平方向から差し込んで排水管(3)と合致する切欠部(10)が構成されたので、浴槽パン(4a)に浴槽(1)を載置した後に目皿部材(9)をフランジ部材(6)に取り付けることが出来、目皿部材(9)と排水管(3)の位置合わせを行わなくても良くなり施工しやすくなった。また、浴槽(1)を載置した後で目皿部材(9)を取り付けできることから、使用者が簡単に目皿部材(9)を脱着して清掃することが出来、清掃性が向上した。
請求項2に対する効果として、防水パンは、浴槽(1)を載置する浴槽パン(4a)と、洗い場を構成する洗い場パン(4b)と、から構成されると共に、洗い場パン(4b)の開口部(5)には排水装置としての排水トラップが構成され、浴槽パン(4a)の排水装置としてエルボ部材(7)を構成し、更にエルボ部材(7)は排水トラップに接続されたことから、従来の浴槽(1)の配管構造に用いられる目皿部材(9)と比較して、より低床化することができた。
請求項3に対する効果として、目皿部材(9)の上面に取っ手(11)を構成したことから、目皿部材(9)とフランジ部材(6)の取り付けがより容易に取り付けることが出来た。
請求項4に対する効果として、フランジ部と目皿部材(9)が脱着自在に取り付けることができることから、目皿部材(9)とフランジ部の取り付けがより容易となった。
請求項5に対する効果として、目皿部材(9)の外周方向に向かって突出して構成される、ストッパー部(14)を構成することで、目皿部材(9)を押し込む力が強くても、目皿部材(9)が誤って排水装置内に入り込んでしまうことを防止する。
請求項6に対する効果として、目皿部材(9)の天面に、排水中のゴミを捕集する捕集面(13)を構成したことから、排水中のゴミや水垢をより多く捕集できるようになった。請求項7に対する効果として、浴槽(1)に遠隔操作式排水栓装置(E)を備え、前記排水管(3)に、遠隔操作式排水栓装置(E)のレリースワイヤ(16)を挿通させるための挿通孔(15)を開口させると共に、挿通孔(15)及び排水管(3)に前記目皿部材(9)の切欠部(10)を軸方向視横方向から挿入できるので、従来技術の構造よりも、目皿部材(9)分の高さ方向を縮小できる上、レリースワイヤ(16)が排水装置中の封水内に常に浸ってしまうことでのレリースワイヤ(16)の劣化を少なくすることができた。
本発明の浴室の配管構造に用いられる目皿部材(9)は、図1乃至図5に示したように、以下に記載する浴槽(1)、防水パン、排水管(3)、フランジ部材(6)、排水装置、目皿部材(9)、遠隔操作式排水栓装置(E)から構成される。
浴槽(1)は、底部に内部の水を下水側へ排水する排水口(2)を開口して構成される。防水パンは、浴槽(1)を載置する浴槽パン(4a)と、洗い場を構成する洗い場パン(4b)とから構成される。
浴槽パン(4a)は、その上部に浴槽(1)を載置し、底部に浴槽パン(4a)上の排水を下水へと排水する開口部(5)を開口して成る。
洗い場パン(4b)は、底部に洗い場パン(4b)上の排水を下水へと排水する開口部(5)を開口して成る。
排水管(3)は、前記浴槽(1)の排水口(2)から後記するエルボ部材(7)までの排水経路を構成する部材であって、ここでは浴槽(1)の排水口(2)に取り付けられた排水栓、排水栓の下方に接続された硬質のパイプで構成されたジョイント部材を指す。
フランジ部材(6)は、前記洗い場パン(4b)及び浴槽パン(4a)のそれぞれの開口に取り付けられる部材であって、後記する排水装置を浴槽パン(4a)及び洗い場パン(4b)に取り付けるための部材である。また、内周面には後記する目皿部材(9)の係合部(12)と係合するリブが中心方向に向かって突出して構成される。
目皿部材(9)は、図4及び図5に示すように平面視円形状であって、前記浴槽パン(4a)の開口部(5)のフランジ部材(6)に脱着自在に係合される部材であり、以下に記載する係合部(12)、捕集面(13)、切欠部(10)、取っ手(11)、ストッパー部(14)から構成される。
係合部(12)は、目皿部材(9)の外周に突出して構成し、前記フランジ部材(6)のリブと脱着自在に係合する。
捕集面(13)は、目皿部材(9)の平面視に編み目状に構成され、浴槽パン(4a)上からの排水を通過させつつ、排水中のゴミや水垢などを捕集する。
切欠部(10)は、目皿部材(9)の平面視外周から中心方向に向かって、且つ前記排水栓及び排水管(3)を内部に嵌合させる形状として切り欠き形成される。
取っ手(11)は、目皿部材(9)の断面視上面に、斜め上方向に向かって突出構成される。当該取っ手(11)を引っ張ったり押し込むことにより使用者及び施工者は目皿部材(9)をフランジ部材(6)から脱着することができる。
ストッパー部(14)は、目皿部材(9)の断面視外周上端から外側方向に向かって突出して構成される。当該ストッパー部(14)により、目皿部材(9)をフランジ部材(6)に取り付ける際、係合部(12)の係合力を越える押し込み力があっても、ストッパー部(14)がフランジ部材(6)に引っ掛かることで目皿部材(9)がエルボ部材(7)内部に入り込むことを防止する。
排水装置は、浴槽パン(4a)の開口部(5)に取り付けられるエルボ部材(7)、洗い場パン(4b)の開口部(5)に取り付けられる洗い場トラップ(8)から構成される。エルボ部材(7)は、浴槽(1)と浴槽パン(4a)上の排水を集水して洗い場トラップ(8)側へと排水する部材である。また、本実施例では、エルボ部材(7)内を、前記浴槽(1)の排水管(3)と水密的に接続されて構成される浴槽流路(Y1)と、浴槽パン(4a)からの排水を取水する浴槽パン流路(Y2)とに分割して構成する。また、浴槽流路(Y1)及び浴槽パン流路(Y2)は、洗い場トラップ(8)の下側に配置され、それぞれ単独に下水側からの臭気や害虫が室内側へと逆流しないよう封水を構成するとともに、洗い場トラップ(8)の下流に接続される。
洗い場トラップ(8)は、下水側からの臭気や害虫が室内側へと逆流しないように内部に封水を備えて成り、洗い場パン(4b)上の排水を集水して、最終的に下水へ排水する。遠隔操作式排水栓装置(E)は、従来より公知である、遠隔操作によって、浴槽(1)の排水口(2)の栓体を開閉するための装置であり、以下に記載する操作部(17)、栓体(図示せず)、レリースワイヤ(16)、から構成する。
操作部(17)は、浴槽(1)の上縁部に配置され、内部に従来より公知である、ボールペン等に用いられるスラストロック機構が構成される。
栓体は、浴槽(1)の排水口(2)に位置し、当該栓体が上下することで排水口(2)が開閉し、その開閉により浴槽(1)内の水が止水/排水する。
レリースワイヤ(16)は、操作部から栓体まで、前記排水管(3)に構成されたレリースワイヤ挿通孔(15)を介して配置接続される。
前記実施例は、以下の様に施工される。
浴槽パン(4a)の開口部(5)にエルボ部材(7)を、洗い場パン(4b)の開口部(5)に洗い場トラップ(8)を、それぞれフランジ部材(6)を用いて取り付け、エルボ部材(7)の浴槽流路(Y1)及び浴槽パン流路(Y2)を洗い場トラップ(8)の下流に接続する。
また、浴槽(1)には前記遠隔操作式排水栓装置(E)を予め取り付けておく。
その後、浴槽(1)に排水栓及び排水管(3)を接続させ、エルボ部材(7)の浴槽流路(Y1)の開口付近に排水管(3)が位置するように浴槽(1)を浴槽パン(4a)上に載置する。
そして、洗い場パン(4b)側から目皿部材(9)の取っ手(11)を操作しながら、フランジ部材(6)のリブと目皿部材(9)の係合部(12)が係合するようにはめ込む。このとき、目皿部材(9)の切欠部(10)を排水管(3)に差し込みつつ合致させるようにしてフランジ部材(6)にはめこみ、さらには目皿部材(9)のストッパー部(14)がフランジ部材(6)に当接するまで押し込み、施工が完了する。また、遠隔操作式排水栓装置(E)のレリースワイヤ(16)が排水管(3)に連通されている当該実施例でも、当該レリースワイヤ(16)部分を避けるように目皿部材(9)の切欠部(10)を構成することで、円滑に目皿部材(9)をフランジ部材(6)に取り付けることができる。
前記実施例は、以下のような排水の流れとなる。
浴槽(1)内の排水は、排水口(2)から排水管(3)を介してエルボ部材(7)の浴槽流路(Y1)内へ排水される。
浴槽パン(4a)上の排水は、浴槽パン(4a)の開口部(5)から目皿部材(9)の捕集面(13)を介してエルボ部材(7)の浴槽パン流路(Y2)内へと排水される。
洗い場パン(4b)上の排水は、洗い場パン(4b)の開口部(5)から洗い場トラップ(8)へと排水される。
エルボ部材(7)内の排水は洗い場トラップ(8)の下流へと排水されるとともに、洗い場トラップ(8)内の排水は下水へと排水される。
本実施例は上記のようであるが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しなければ、適宜変更することは可能である。例えば、上記実施例では排水装置をエルボ部材(7)と洗い場トラップ(8)と記載しているが、たとえば排水装置を洗い場トラップ(8)のみで、浴槽(1)の排水管(3)を直接的に洗い場トラップ(8)に配管する構成でもよい。
また、上記実施例では、エルボ部材(7)を洗い場流路と洗い場パン流路と分割して構成しているが、浴槽(1)の排水と浴槽パン(4a)の排水をエルボ部材(7)内で集水して洗い場トラップ(8)へ排水する構成でもよい。
また、上記実施例では目皿部材(9)とフランジ部材(6)の取り付けを係合による取り付けとしているが、例えば弾性パッキンなどで脱着自在に取り付けてもよい。
また、上記実施例では、目皿部材(9)の取っ手(11)を上面に構成したが、例えば側面に取っ手(11)を構成してもよい。
本実施例の配管構造を示す、断面図である。 図1の、浴槽配管の上面図である。 図1の、洗い場トラップ部分の断面図である。 本実施例の目皿部材を示す断面図である。 本実施例の目皿部材を示す平面図である。 従来例の配管構造を示す断面図である。 従来例の配管構造を示す断面図である。
1 浴槽
2 排水口
3 排水管
4a 浴槽パン
4b 洗い場パン
5 開口部
6 フランジ部
7 エルボ部材
8 洗い場トラップ
9 目皿部材
10 切欠部
11 取っ手
12 係合部
13 捕集面
14 ストッパー部
15 挿通孔
16 レリースワイヤ
17 操作部
18 凹部
E 遠隔操作式排水栓装置
Y1 浴槽流路
Y2 浴槽パン流路

Claims (7)

  1. 底部に排水口(2)を開口した浴槽(1)と、
    浴槽(1)の排水口(2)に取り付けられる排水管(3)と、
    その上部に浴槽(1)を載置し、底部に開口部(5)を設けた防水パンと、
    前記防水パンの開口部(5)に取り付けられるフランジ部材(6)と、
    防水パンの開口部(5)裏側に取り付けられて防水パン上の排水を下水へと排水する排水装置と、
    前記フランジ部材(6)に取り付けられる目皿部材(9)と、
    から構成される浴槽(1)の配管構造に用いられる目皿部材であって、
    前記浴槽(1)に遠隔操作式排水栓装置(E)を備え、
    前記排水管(3)に、遠隔操作式排水栓装置のレリースワイヤ(16)を挿通させるための挿通孔(15)を開口し、
    前記目皿部材(9)には、前記排水管(3)に水平方向から差し込んで排水管(3)と合致し、前記レリースワイヤ部分を避けるための凹部(18)が形成された切欠部(10)と、
    前記切欠部(10)の前記排水管(3)への差し込み方向と反対方向に向かって突出する取っ手(11)とが構成されている
    ことを特徴とする浴槽の配管構造に用いられる目皿部材。
  2. 前記防水パンは、浴槽(1)を載置する浴槽パン(4a)と、洗い場を構成する洗い場パン(4b)と、から構成されると共に、洗い場パン(4b)の開口部(5)には排水装置としての洗い場トラップ(8)が構成され、浴槽パン(4a)の排水装置としてエルボ部材(7)を構成し、更にエルボ部材(7)は洗い場トラップ(8)に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の浴槽の配管構造に用いられる目皿部材。
  3. 前記取っ手(11)は、目皿部材(9)の断面視上面に、斜め上方向に向かって突出して構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の浴槽の配管構造に用いられる目皿部材。
  4. 前記フランジ部材(6)に目皿部材(9)が脱着自在に取り付けることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の浴槽の配管構造に用いられる目皿部材。
  5. 前記目皿部材(9)の外周方向に向かって突出して構成される、ストッパー部(14)が構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれか1つに記載の浴槽の配管構造に用いられる目皿部材。
  6. 前記目皿部材(9)の天面に、排水中のゴミを捕集する、捕集面(13)を構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の浴槽の配管構造に用いられる目皿部材。
  7. 挿通孔(15)及び排水管(3)に前記目皿部材(9)の切欠部(10)を軸方向視横方向から挿入されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の浴槽の配管構造に用いられる目皿部材。
JP2004251045A 2004-08-30 2004-08-30 浴槽の配管構造に用いられる目皿部材 Expired - Fee Related JP4456961B2 (ja)

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