JP4441089B2 - エンジン用エアクリーナー・カバー - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
エンジン用エアクリーナーにおいて、吸気効率を低下させることなくフィルタエレメントを保護し、かつ、取り付けが容易であるように構成したエンジン用エアクリーナー・カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジン用エアクリーナーの一例として、図6の組立図に示すように、気泡が連通した多孔質発泡ウレタンなどにより円柱状に形成したフィルタエレメント4を吸気口に設けることにより、フィルタエレメント4によって空気中の塵埃を除去している。
【0003】
この種のエンジン用エアクリーナーは、インテーク・マニュホールドに筒状の結合部材2を介して結合される通気孔32を有する台座3にフィルタエレメント4を載せ、フィルタエレメント4の頂部にリング状取付金具5を嵌め込み、このリング状取付金具5の切起し片51と台座3に形成した切起し片31との間にコイル状スプリング6を掛けて、フィルタエレメント4を固定している。
【0004】
このフィルタエレメント4は、台座3の通気孔32と連通する空洞42を有し(図3参照)、表面積を増加するために周囲に螺旋状の凹凸41が形成されている。
【0005】
そして、フィルタエレメント4が、目詰まりして通気性が悪くなったときに、コイル状スプリング6およびリング状取付金具5を外し、フィルタエレメント4を外して洗浄するか交換をしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のエアクリーナーにおいては、エンジンルーム内に、フィルタエレメント4を露出させた状態で比較的温度が低い場所に設置されており、塵埃を除去する機能を果たしている。
【0007】
エンジンから放射される輻射熱によって露出したフィルタエレメント4が劣化させられるので、フィルタエレメント4をカバーで覆うことが行われている。
【0008】
しかし、フィルタエレメント4をカバーで覆うと、吸気効率を低下させたり、フィルタエレメント4の特定の部分に塵埃が集中して堆積する傾向があった。
【0009】
そこで、この発明は、フィルタエレメントをカバーで覆っても、フィルタエレメントの吸気効率を低下させることがなく、かつ、取り付けが容易なエンジン用エアクリーナー・カバーを提供するために考えられたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明のエンジン用エアクリーナーカバーは、空気を取り入れる開口部13および台座3に載せる狭い開口部14を有し、多孔質発泡ウレタンなどにより円柱状に形成したフィルタエレメント4の側部を保護するカバー1であって、カバー1の内側に空気を整流させる螺旋状のフィン11を設けるとともに、カバーの側面に孔12をあけて、フィルタエレメント4の頂部にリング状取付金具5を嵌め込み、カバー1の孔12を経て、リング状取付金具5と台座3との間にコイル状スプリング6を掛けて、フィルタエレメント4およびカバー1を台座3に固定するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のエンジン用エアクリーナー・カバーの実施形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】
この発明のエンジン用エアクリーナー・カバーは、図1の縦断面図に示すように、フィルタエレメント4の側部を覆うものであって、輻射熱を反射するアルミニウムなどの絞り加工が容易な金属板で作られ、吸気口となる広い開口部13および台座3に載せる狭い開口部14を有するラッパ状のカバーであり、カバー1の内面には、複数の螺旋状のフィン11が設けられ、カバー1の側面にはコイル状スプリング6を挿通させるための孔12があけられている。
【0014】
螺旋状のフィン11は、組み立てた際に、フィルタエレメント4とカバー1との間に位置するように、アルミニウムなどの細長い金属板を加工したものであって、カバー1の内面に鋲止めなどにより固定されている。
【0015】
この発明のカバーを適用するエンジン用エアクリーナーは、図2の組立図および図3の縦断面図に示すように、インテーク・マニュホールドに筒状の結合部材2を介して結合される通気孔32を有する台座3にフィルタエレメント4を載せ、カバー1でフィルタエレメント4の側部を覆うように、カバー1を台座3に載せたのち、フィルタエレメント4の頂部にリング状取付金具5を嵌め込み、カバー1の側面にあけた孔12を経て、リング状取付金具5の切起し片51と台座3の切起し片31との間にコイル状スプリング6を掛けて、フィルタエレメント4およびカバー1を台座3に固定することにより、図4の側面図および図5の平面図に示すように組み立てる。
【0016】
このように、多孔質発泡ウレタンのフィルタエレメント4を使用したエンジン用エアクリーナーにおいては、フィルタエレメント4にカバー1が取り付られていないが、ユーザー自身が容易にカバー1を取り付けることができる。
【0017】
このように構成されたエンジン用エアクリーナーを使用し、エンジンを始動させて吸気すると、フィルタエレメント4は、その周囲の空気を吸い込むのであるが、螺旋状のフィン11を有するカバー1が設けられているので、カバー1の開口部13から取り入れた空気は螺旋状のフィン11によって整流され、旋回しながらフィルタエレメント4に吸い込まれる。
【0018】
【発明の効果】
以上の実施の形態に基づく説明から明らかなように、本発明によると、カバー1によってフィルタエレメント4の側部が覆われているので、カバー1の開口部13を温度の低い方向に向けて設置して低温の空気を吸入させることが可能になり、また、カバー1の内側に螺旋状のフィン11を設けて、吸入空気を螺旋状に整流することにより、フィルタエレメント4の全表面から均一に吸気が可能となり、目詰まりが集中することなく吸気効率を高めることができる。
【0019】
さらに、従来のエンジン用エアクリーナーにカバー1を取り付ける際に、コイル状スプリング6をそのまま使用して、カバー1およびリング状取付金具5を取り付けることができるので、カバー1以外の部品を必要とせず、また、特別な加工を要しないので、ユーザー自身で容易にカバー1を取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のエンジン用エアクリーナー・カバーの実施の形態を示す縦断面図、
【図2】この発明のカバーを適用したエンジン用エアクリーナー示す組立図、
【図3】この発明のカバーを適用したエンジン用エアクリーナーを示す縦断面図、
【図4】この発明のカバーを適用したエンジン用エアクリーナーを示す側面図、
【図5】この発明のカバーを適用したエンジン用エアクリーナーを示す平面図、
【図6】従来のエンジン用エアクリーナーの一例を示す組立図である。
【符号の説明】
1 カバー
2 筒状の結合部材
3 台座
4 フィルタエレメント
5 リング状取付金具
6 コイル状スプリング
11 フィン
12 孔
13、14 開口部
31、51 切起し片
Claims (1)
- 空気を取り入れる開口部および台座に載せる狭い開口部を有し、多孔質発泡ウレタンなどにより円柱状に形成したフィルタエレメントの側部を保護するカバーであって、カバーの内側に空気を整流させる螺旋状のフィンを設けるとともに、カバーの側面に孔をあけて、フィルタエレメントの頂部にリング状取付金具を嵌め込み、カバーの孔を経て、リング状取付金具と台座との間にコイル状スプリングを掛けて、フィルタエレメントおよびカバーを台座に固定することを特徴とするエンジン用エアクリーナーカバー。
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