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JP4335472B2 - Wireless transceiver - Google Patents

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JP4335472B2
JP4335472B2 JP2001121312A JP2001121312A JP4335472B2 JP 4335472 B2 JP4335472 B2 JP 4335472B2 JP 2001121312 A JP2001121312 A JP 2001121312A JP 2001121312 A JP2001121312 A JP 2001121312A JP 4335472 B2 JP4335472 B2 JP 4335472B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信網を構成し、該無線通信網内において無線通信リンクを確立し、該無線通信リンクを介して信号の伝送を行う無線送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の無線通信機器が1つの無線通信網を構成し、該無線通信網内において通信リンクを確立して信号の送受信を行うシステムとしては、いわゆるブルートゥース(Buletooth)無線通信システムが一般に知られている。
ブルートゥース(以下、単に「BT」と称する)無線通信システムは、極めて近距離に置かれる、例えば携帯電話とノートパソコン或いは、ステレオ装置とヘッドフォンなどの端末機器相互間を、2.4GHz帯域の微弱電波による無線通信リンクで接続してデータや音声等の信号を無線伝送するものである。
【0003】
BTシステムでは、BTの仕様規格を満足するモジュール(以下、単に「BTモジュール」と称する)を内蔵する情報端末機器(以下、単に「BT機器」と称する)間で、1対1のいわゆるポイント−ポイントの信号伝送を行う場合もあるが、一般には、複数のBT機器が1つのネットワークを構成してネットワーク内における信号伝送を行うことが多い。BTシステムにおいては、このような1対nのいわゆるポイント−マルチポイントの信号伝送ネットワークをピコネットと称している。
【0004】
1のピコネットにはBT機器を最大8台まで含めることができ、その内の1つのBT機器が「マスター」と呼ばれ、他のBT機器は「スレーブ」と呼ばれる。マスターは、そのピコネット内におけるBT無線通信リンクの形成、及びその他の通信手順を制御するものであり、各々のスレーブはマスターとの間でのみ信号の伝送を行うことができる。
【0005】
マスターとスレーブの両機能は、各BT機器が内蔵するBTモジュールに固定して定められた機能ではなく、各々のBTモジュールが、かかる双方の機能を具備しており、必要に応じて双方の機能を使い分けることが可能になっている。但し、1つのピコネット内に存在するマスターは常に1つのみである。
マスターとスレーブ間の信号伝送の手順は、先ず、双方のBTモジュール間においてBT仕様に基づく無線通信リンクを形成し、続いて当該無線通信リンクを介して信号の伝送が行われる。BTモジュール間の信号伝送は、時間軸上におけるタイムスロット(625μS)を一単位とし、かかるタイムスロットを相互に時分割して使用することにより行われる。つまり、マスターとスレーブ間の信号伝送は、送信と受信を相互に行う半二重通信の一種であるTDD(Time Division Duplexing)方式が採用されている。因みに、無線通信リンクの確立したBTモジュール間における通信速度は最大1Mbpsである。
【0006】
また、BT無線通信システムにおける変調方式として周波数ホッピング型のスペクトラム拡散方式を採用している。かかる変調方式は、通常の狭帯域変調方式の搬送波周波数を短時間に切り換えていく方式であり、この周波数の切換を周波数ホッピングというのである。BT無線通信システムでは、2.4GHz帯域において1MHz間隔で79波のホッピング周波数を有している。また、前述のタイムスロット(625μS)毎にかかる周波数ホッピングを行うので、毎秒1600回の周波数ホッピングが行われる。
【0007】
なお、如何なる順序で、如何なる周波数用いて周波数ホッピングを行うかの手順をホッピングパターンといい、各BT機器固有の識別番号に相当するBTデバイスアドレスと、各BT機器の使用するクロックの値から、所定の手順に基づいて算出される。当然のことであるが、マスターとスレーブが相互にデータの伝送を行うためには、同一のホッピングパターンを使用する必要がある。従って、ピコネット内のBT機器が、無線通信リンクを確立するには、相手側機器のBTデバイスアドレスやクロック値を知る必要があり、このため、後述する「問い合わせ」(Inquiry)や「呼び出し」(Page)等の通信処理手順において、各BT機器は、これらの情報を交換するのである。
【0008】
一方、ピコネット内においてマスターとなるBT機器は、常にスレーブとなる1つのBT機器としか通信ができない。従って、マスターが複数のスレーブと通信を行う場合、マスターは通信を行うスレーブ毎に、時分割でBT無線通信リンクを確立していく必要がある。
すなわち、新たにBT無線通信リンクを確立するには、その都度マスターが、ピコネット内において「呼び出し」等の通信処理手順を実行する必要がある。また、マスターがピコネット内に在るBT機器を把握するためには、「問い合わせ」等の通信処理手順を実施する必要もある(なお、これら各種の通信処理手順の詳細については後述する)。
【0009】
従って、特定のBT機器間で信号の伝送を行っている途中に、他のBT機器との通信が必要となった場合、今行っている伝送処理の合間を縫って通信リンク確立のための通信処理手順を実行する必要がある。これによって、特定のBT機器間の伝送処理能率が低下することになる。
言い換えれば、ピコネットにおいて、例えばマスターは最大1Mbps相当のリソースをタイムシェアリングして使用することになる。このため、1のスレーブとの通信中に、他のBT機器に対する「問い合わせ」や「呼び出し」等の通信処理手順の実施が必要になると、本来の通信処理のデータレートが減少してしまうことになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、ピコネット内における「問い合わせ」や「呼び出し」等の処理を実施しても、伝送信号のデータレートの減少が少ない、BTモジュールによる無線送受信装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、無線通信網を構成する複数の無線通信機器間の通信手順を管理し、前記複数の無線通信機器との間で信号の伝送処理を行う無線送受信装置であって、前記複数の無線通信機器のうち、信号伝送のための無線通信リンクが相互に確立している無線通信機器との間で信号の伝送処理を担う第1の無線送受信部と、前記無線通信リンクが相互に確立している無線通信機器を除く他の無線通信機器との間において、無線通信リンクを確立するまでの準備手順処理を担う第2の無線送受信部と、を含み、前記無線通信網はブルートゥース無線システムによる無線通信網であり且つ前記第1の無線送受信部及び前記第2の無線送受信部の各々は個別のブルートゥース・モジュールを使用するものであり、前記第1の無線送受信部及び前記第2の無線送受信部の各々に用いられるブルートゥース・モジュールは、異なるブルートゥース・デバイスアドレスを有し、所定の制御信号に応じて、前記第2の無線送受信部のブルートゥース・モジュールが、前記第1の無線送受信部のブルートゥース・デバイスアドレスを取り込んで自己のブルートゥース・デバイスアドレスとする機能と、前記第1の無線送受信部のブルートゥース・モジュールが、前記第2の無線送受信部のブルートゥース・デバイスアドレスを取り込んで自己のブルートゥース・デバイスアドレスとする機能と、前記第1の無線送受信部及び前記第2の無線送受信部の各々に用いられるブルートゥース・モジュールが、予め定めた所定のブルートゥース・デバイスアドレスを取り込んで自己のブルートゥース・デバイスアドレスとする機能と、のうちの少なくとも1つを備えることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明に基づく無線送受信装置の第1の実施形態を図1のブロック図に示す。
図1において、BT機器10は、マスターとして機能するとき同図に示すピコネット全体の通信処理手順の管理を行うものであり、BTの汎用モジュールであるメインモジュール11と、同じくBTの汎用モジュールであるサブモジュール12、及び情報端末機器13から構成されている。
【0013】
メインモジュール11とサブモジュール12は、各々BTの規格及び仕様を満足するものである。なお、「メイン」及び「サブ」の名称は、本実施形態の説明において便宜上付したものである。即ち、両モジュールの物理的な構造は同一であり、両モジュールは、共にBT仕様を満足する汎用のBT無線通信用モジュールである。
【0014】
また、メインモジュール11とサブモジュール12には、同一のBTデバイスアドレスが設定されているものとする。
但し、両モジュールは、各々のモジュール内に在るBTプロトコルスタックの上位に位置するアプリケーションプログラムがそれぞれ異なっている。因みに、BTプロトコルスタックとは、BTモジュールが他のBTモジュールと接続する際の通信処理手順を多層構造的にサポートするものである。
【0015】
つまり、メインモジュール11には、ピコネット内において、BT機器10とBT無線通信リンクの確立した他のBT機器に内蔵されたBTモジュールとの間で専ら信号の伝送処理を行うようなソフトウェアが、アプリケーションプログラムとして構成されている。
一方、サブモジュール12には、ピコネット内における他のBT機器内蔵のBTモジュールと、BT無線通信リンクを設定する際に必要とされる「問い合わせ」や「呼び出し」等の通信処理手順を専門に行うようなソフトウェアが、アプリケーションプログラムとして構成されている。
【0016】
なお、メインモジュール11とサブモジュール12は、各々のBTプロトコルスタックにおいて、いわゆるベースバンド層もしくはリンク管理層、或いはその両方において接続されているものとする。
また、情報端末機器13は、例えばノートパソコンやステレオ装置などのユーザーが直接に操作する情報端末機器であり、メインモジュール11のBTプロトコルスタックの上位に位置するアプリケーションプログラムを介してメインモジュール11に接続されている。
【0017】
図1に示すピコネット内においては、BT機器10の他に、BT機器20及び30等が存在する。これらのBT機器は、BT機器10との間でBT無線通信リンクの確立し、該通信リンクを介して信号の伝送を行うのである。なお、BT機器20及び30等に内蔵されるBTモジュールの説明並びに、該BTモジュールに接続される各種の情報端末機器についての説明は省略するが、例えばBT機器10がノートパソコンの場合は、プリンタやモデム等がBT機器20及び30等の情報端末機器に相当し、また、BT機器10がステレオやディジタルテレビ等のAV装置の場合には、スピーカーシステムやディスプレイ等がこれらに相当する。
【0018】
また、BT機器20及び30等の構成は、BT機器10と同様にメインモジュールとサブモジュールの2つのBTモジュールを具備する構成としても良いし、また、一般のBT機器のように1つのBTモジュールのみを具備する構成としても良い。
続いて、第1の実施形態に基づく動作を図2〜図7に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0019】
先ず、図1のピコネットにおける、BT機器10による「問い合わせ」処理から説明を行う。
因みに、「問い合わせ」(Inquiry)処理とは、マスターとなるBT機器が、ピコネット内に他のどのようなBT機器が存在するかを知らない場合に行う処理である。即ち、「問い合わせ」処理は、マスターが自機の通信範囲内に所定の同報パケットを連続的に送信し、それを受信したスレーブが自機に関する固有情報をマスターに返送することによって実行される。
【0020】
「問い合わせ」処理におけるサブモジュール12の動作を、図2のフローチャートに基づいて説明する。なお、同フローチャートに示す処理動作は、メインモジュール11が「問い合わせ」処理の要求をサブモジュール12に発することによって起動される。
先ず、サブモジュール12は、ステップ10で図1に示すピコネット内における「問い合わせ」処理を実行する。
【0021】
すなわち、サブモジュール12は、ピコネット内でマスターとなり、ステップ10において同報パケットであるIQ(Inquiry)パケットを一定時間ピコネット内にブロードキャスト送信する。一方、ピコネット内に在る他のBTモジュールは、このIQパケットを受信すると自己の属性を明らかにすべく、FHSパケットをマスターに送信して自己のBTデバイスアドレスやクロック等の情報をマスターに通知する。
【0022】
サブモジュール12は、ステップ11においてピコネット内の他のBT機器からの応答をチェックする。応答を受信した場合は、次のステップ12において、その応答により得られた情報をメインモジュール11に通知して「問い合わせ」処理を終了する。また、応答を受信しなかった場合は、ステップ12を経ることなく図2のフローチャートに示す「問い合わせ」処理を終了する。
【0023】
次に、第1の実施形態におけるサブモジュール12の「問い合わせ走査」処理の動作を図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
因みに、「問い合わせ走査」(Inquiry Scan)処理とは、マスターとなるBT機器が「問い合わせ」処理で送信するIQパケットを、ピコネット内のスレーブ側BT機器が受信するために行う動作処理を言う。つまり、図3は、BT機器10が図1に示すピコネット内においてスレーブ側のBT機器となった場合の動作を示すものである。
【0024】
図3のフローチャートに示す処理は、メインモジュール11が「問い合わせ走査」処理の要求をサブモジュール12に発することによって起動される。
図3のステップ20において、先ずサブモジュール12は、「問い合わせ走査」処理を実行する。即ち、サブモジュール12はスレーブとして働き、ピコネット内のマスターとなる他のBT機器が同報送信するIQパケットの受信を試みる。これを具体的に示せば、サブモジュール12は、マスターから送信されるIQパケットの周波数ホッピング速度と比較して非常に遅い速度で受信周波数を周波数ホッピングさせ、マスターからのIQパケットが受信できるタイミングを抽出する。
【0025】
サブモジュール12は、かかる処理を実行しつつ所定のタイミングで、メインモジュール11から「問い合わせ走査」処理の停止要求が来ているか否かを監視する(ステップ21)。
つまり、メインモジュール11は、ピコネット内のマスターとなった他のBT機器からの「問い合わせ」に応答しない場合は、かかる停止要求をサブモジュール12に発する。ステップ21において、サブモジュール12がこれを検知するとステップ22に移り、図3に示す「問い合わせ走査」処理を停止する。
【0026】
一方、メインモジュール11から停止要求が来ていないときは、ステップ30に戻り、サブモジュール12は「問い合わせ走査」処理を繰り返す。
次に、第1の実施形態における「呼び出し」処理の動作について説明する。
「呼び出し」(Page)処理とは、マスターが前述の「問い合わせ」処理によって自機の周辺に在るBT機器を認識した後、その中から特定のBT機器をスレーブとしてピコネット内に参加させる場合に行う通信処理手順を言う。
【0027】
「呼び出し」処理におけるサブモジュール12の動作を図4のフローチャートに示す。図4の処理は、前述の図2及び図3に示した「問い合わせ」及び「問い合わせ走査」処理の場合と同様に、メインモジュール11からの処理要求が発せられることによって起動される。
サブモジュール12は、図4のステップ30において、メインモジュール11からの情報を基に「呼び出し」処理を実行する。即ち、サブモジュール12は、ピコネット内で「呼び出し」の対象となる特定のBT機器にIDパケットを送信し、該IDパケットに対する受信確認を相手のBT機器から受け取る処理を実行する。
【0028】
次のステップ31において、サブモジュール12は「呼び出し」処理を終了するか否かの判定を行う。これは、メインモジュール11から「呼び出し」処理の終了指示が来ているか否かを判定するものであり、終了指示がきていれば、サブモジュール12は「呼び出し」処理を終了する。
また、「呼び出し」処理を終了しない場合はステップ32に移り、「呼び出し」処理の相手側BT機器からの応答があったか否かを判定する。そして、相手機器からの応答があった場合は、ステップ33において、相手機器からの応答結果をメインモジュール11に通知して呼び出し処理を終了する。
【0029】
一方、ステップ32で相手機器からの応答が無かった場合、サブモジュール12は、ステップ30に戻り前述の「呼び出し」処理を繰り返す。
続いて、「呼び出し」処理におけるメインモジュール11の動作を図5のフローチャートに示す。因みに、図5のメインモジュール11の処理は、前述した図4に示すサブモジュール12における「呼び出し」処理と並行して行われるものである。
【0030】
図5のステップ40において、先ずメインモジュール11は、サブモジュール12に対して「呼び出し」処理の要求を行う。
次に、ステップ41に移り「呼び出し」処理を終了するか否かの判断を行う。かかる判断は、例えばアプリケーションプログラムを介して情報端末機器13から送られる指令によって行われるようにしても良い。
【0031】
メインモジュール11は、ステップ41で「呼び出し」処理を終了すると判断した場合ステップ42に移り、「呼び出し」処理を終了する旨をサブモジュール12に通知して図5に示す処理を終了する。
一方、ステップ41で「呼び出し」処理を継続すると判断した場合、メインモジュール11はステップ43に移り、サブモジュール12よりの「呼び出し」処理の結果通知がなされているか否かを判定する。
【0032】
サブモジュール12からの通知があった場合、即ちサブモジュール12に「呼び出し」処理の対象となったBT機器からの応答があった場合、メインモジュール11は、応答のあったBT機器との新たな通信処理が可能かどうかを判断する。そして、通信処理が可能な場合は、ステップ45において「呼び出し」処理の対象となったBT機器との接続処理を実行する。
【0033】
続いて、第1の実施形態における「呼び出し走査」処理の動作について説明を行う。
「呼び出し走査」(Page Scan)処理とは、マスターが特定のスレーブを呼び出すために送信するIDパケットを受信すべく、当該スレーブが行う処理動作を言う。即ち、図1に示すBT機器10がピコネット内のスレーブ側機器となった場合の処理動作となる。
【0034】
先ず、「呼び出し走査」処理におけるサブモジュール12の動作を、図6のフローチャートに示す。図6の処理は前述した図2〜図4の処理の場合と同様に、メインモジュール11からの処理要求(この場合は「呼び出し走査」処理の要求となる)が発せられることによって起動される。
図6のステップ50において、サブモジュール12は、先ず「呼び出し走査」処理を実行する。即ちサブモジュール12は、マスターから「呼び出し」送信されるIDパケットの周波数ホッピング速度に較べて極めて遅い速度で受信周波数を周波数ホッピングさせ、IDパケットを受信できるタイミングを抽出するのである。
【0035】
サブモジュール12は、次のステップ51でメインモジュール11から処理の停止要求が来ているか否かを判断する。そして、停止要求が来ている場合はステップ52に移り、「呼び出し走査」処理を停止して図6の処理を終了する。
一方、メインモジュール11からの停止要求が来ていなかった場合は、サブモジュール12はステップ53に移る。そして、前記ステップ50の「呼び出し走査」処理において、マスターである他のBT機器からのピコネットへの接続要求を受信したか否かを判断する。
【0036】
接続要求を受信していた場合、サブモジュール12はステップ54に移り、受信した接続要求をメインモジュール11に通知した後ステップ50に戻り、再び「呼び出し走査」処理を続行する。なお、ステップ53において、マスターである他のBT機器からの接続要求を受信していなかった場合、サブモジュール12は、メインモジュールへの通知を行うことなくステップ50に戻り、再び「呼び出し走査」処理を続行する。
【0037】
続いて、「呼び出し走査」処理におけるメインモジュール11の動作を図7のフローチャートに示す。なお、図7に示す処理は、図6に示したサブモジュール12の「呼び出し走査」処理と併行して行われるものである。
先ず、図7のステップ60において、メインモジュール11は、サブモジュール12に対して前述の「呼び出し走査」処理を要求する。そして、次のステップ61でかかる処理を終了するか否かを判断する。
【0038】
例えば、アプリケーションプログラムを介してユーザーから処理の中止命令がなされたような場合には、メインモジュール11は「呼び出し走査」処理を終了すべく、ステップ62において「呼び出し走査」処理の停止要求をサブモジュール12に通知して図7の処理を終了する。
一方、「呼び出し走査」処理を継続する場合はステップ63に移り、サブモジュール12より、ピコネット内のマスターであるBT機器からの接続要求が通知されて来ているか否かを判断する。
【0039】
接続要求の通知が来ていた場合、メインモジュール11はステップ64において新たな通信処理が可能かどうか、即ち新たなBT機器と通信処理を行える余裕があるか否かを判断する。そして、通信処理が可能な場合はステップ65において、呼び出し対象である他のBT機器との間でBT無線通信リンクを接続する。
その後、メインモジュール11は、次のステップ66において接続処理が完了したか否かを判定し、接続が終わっていれば、ユーザーに接続が完了した旨の通知を行い(ステップ67)、接続が完了したマスターのBT機器との通信を開始して(ステップ68)図7のフローチャートに示す処理を終了する。
【0040】
一方、ステップ63において、サブモジュール12より他のBT機器からの接続要求が通知されていなかった場合は、ステップ61に戻り前述の処理を繰り返す。また、ステップ66においてマスターのBT機器との接続が未完了の場合、メインモジュール11は、ユーザーに接続が不可なる旨の通知を行い(ステップ69)ステップ61に戻る。
【0041】
以上、本発明に基づく第1の実施形態について説明した。かかる実施形態では、ピコネット内における「問い合わせ」や「呼び出し」等のBT無線通信リンクの設定処理を、BT機器10内のサブモジュール12が専ら行うことになる。このため、メインモジュール11は、ピコネット内でもともと通信を行っているBT機器があった場合、そのBT機器との間で最大1Mbpsのデータレートで通信処理を継続することが可能となる。
【0042】
なお、図1の構成では、メインモジュール11とサブモジュール12とを、各モジュールのBTプロトコルスタックのベースバンド層において接続し、情報の授受を行っていたが本実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、両モジュールのBTプロトコルスタックにおいて、上位のリンク管理層(図示せず)によって接続を行っても良いし、これら2層の両方で接続を行っても良い。さらに、BTプロトコルスタックの上位に位置するアプリケーションプログラムを介して双方のモジュールを接続するようにしても良い。
【0043】
なお、図1の構成においては、メインモジュール11とサブモジュール12の各々のBTデバイスアドレスを同一の値であるとして説明を行ったが、本実施形態はかかる構成に限定されるものではない。例えば、装置動作の初期状態において、各々のモジュールが個別のBTデバイスアドレスを有しており、各々が普通のBTモジュールとして動作しているが、メインモジュール11からの所定の指示を受けることによって、サブモジュール12がメインモジュール11と同一のBTデバイスアドレスを使用する構成としても良い。
【0044】
また、所定の指示によってメインモジュール11がサブモジュール12のBTデバイスアドレスを使用するようにしても良いし、さらに、両モジュールが予め設定された所定の同一BTデバイスアドレスを使用するようにしても良い。
次に、本発明による第2の実施形態を図8のブロック図に示す。
図8において、BT機器10は、メインモジュール11、サブモジュール12、情報端末機器13及びホストCPU14から構成されている。
【0045】
ホストCPU14は、主にマイクロコンピュータやROM,RAM等のメモリー素子から構成されており、BT機器10の全体の動作を制御するものである。なお、BT機器10におけるその他の構成要素、並びに図8に示すピコネットに含まれる他のBT機器20,30等については、第1の実施形態の場合と同様のためその説明は省略する。
【0046】
第2の実施形態は、BT機器10内の2つのBTモジュールであるメインモジュール11とサブモジュール12とが、各々のBTプロトコルスタック内において直接に情報の伝達ができない場合の実施形態である。従って、前記2つのBTモジュールとホストCPUは、各モジュールのプロトコルスタックの上位に構成されているアプリケーションプログラムを介して情報の伝達を行うことになる。
【0047】
ここで言う情報の伝達とは、メインモジュール11からサブモジュール12に対して行う各種の代理指示や処理動作の要求であり、また、サブモジュール12からメインモジュール11に対して行う前記処理動作の代理をした結果の伝達をいう。
続いて、第2の実施形態におけるホストCPU14の処理動作を、図9〜図11に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0048】
先ず、「問い合わせ」処理時におけるホストCPU14の動作を図9のフローチャートに基づいて説明する。
図9のステップ70において、ホストCPU14は、サブモジュール12に対してピコネット内における「問い合わせ」処理を実行する指示を出す。これに応じて、BT機器10内のサブモジュール12は、第1の実施形態で説明したピコネット内における「問い合わせ」処理を実行する。
【0049】
ホストCPU14は、次のステツプ71でサブモジュール12を介してピコネット内の他のBT機器からの応答を受信し、それによって得られた情報をステップ72において内部のメモリー素子に保存して「問い合わせ」処理を終了する。すなわち、ホストCPU14は、サブモジュール12をマスターと成し、「問い合わせ」処理を実行させ、BT機器10の周辺に他のBT機器が存在するかを確認させる。そして、他のBT機器からの応答があった場合は、その情報を記憶保存するのである。
【0050】
次に、第2の実施形態における「問い合わせ走査」処理時のホストCPU14の動作を図10のフローチャートに基づいて説明する。
図10のステップ80において、先ずホストCPU14は、サブモジュール12を「問い合わせ走査」モードに設定する。そして、次のステップ81においてサブモジュール12は、第1の実施形態で説明した「問い合わせ走査」処理を実行し、ピコネット内のマスターからの問い合わせに応答する。
【0051】
続いて、第2の実施形態における「呼び出し走査」処理時のホストCPU14の動作について、図11のフローチャートに基づいて説明する。
ホストCPU14は、先ず図11のステップ90において、サブモジュール12を「呼び出し走査」モードに設定する。
そして、次のステップ91で「呼び出し走査」処理を終了するか否かの判断を行う。例えば、情報端末機器13からアプリケーションプログラムを介して「呼び出し走査」処理終了の指令があった場合は、「呼び出し走査」処理を終了するものと判断してステップ92に移り、サブモジュール12の設定を解除して「呼び出し走査」処理を終了する。
【0052】
一方、ステップ91において「呼び出し走査」処理を終了しない場合は、ステップ93に移り、「呼び出し走査」処理の過程においてサブモジュール12が、ピコネット内のマスターから接続要求を受信したか否かを判定する。
マスターからの接続要求を受信していた場合、ホストCPU14はステップ94に移り、サブモジュール12を介して、マスターからの接続要求を一旦拒絶する。本実施形態において、BT機器10と他のBT機器との間でのデータ伝送処理を担うのは、サブモジュール12ではなくメインモジュール11である。このため、メインモジュール11の状況を把握する必要があり、かかる処置が必要となるのである。
【0053】
その後、ホストCPU14はステップ95において、メインモジュール11が新たなBT機器との通信処理が可能か否か、即ちメインモジュール11が現在、ピコネット内の他のBT機器と通信処理中か否かを判定する。そして、通信処理が可能であればステップ96に移り、サブモジュール12の行った「呼び出し走査」処理において接続要求を受信したBT機器について、今度はメインモジュール11が接続要求を送信する。
【0054】
その後、ステップ97において、メインモジュール11が新たなBT機器からの応答を受信して該BT機器との接続処理に入ると、ホストCPU14は、次のステップ98でかかる接続処理が完了したか否かを判定する。
接続処理が完了した場合、ホストCPU14は、ステップ99においてユーザーに接続が完了した旨の通知を行い、更に、ステップ100でメインモジュール11による該BT機器とのデータ通信処理を開始して、図11に示す「呼び出し走査」を終了する。
【0055】
一方、前記ステップ93において、サブモジュール12が他のBT機器からの接続要求を受信していなかった場合は、ステップ91に戻り、サブモジュール12による「呼び出し走査」処理を継続する。
また、前記ステップ95において、メインモジュール11が既にピコネット内の他のBT機器と通信中であり新たなBT機器との通信が不可能の場合、或いは前記ステップ98において、メインモジュール11と新たなBT機器との接続処理が未完了の場合、ホストCPU14はステップ101に移る。そして、今回の「呼び出し走査」処理において、接続要求を出したマスターとの接続が不可能なる旨をユーザーに通知して前記ステップ91に戻る。
【0056】
以上、本発明に基づく第2の実施形態について説明した。本実施形態においても先に説明した第1の実施形態と同様に、ピコネット内におけるBT無線通信リンクの設定処理をサブモジュール12が専ら行うことになる。このため、前述したいずれの処理においても、メインモジュール11は、ピコネット内でもともと通信を行っているBT機器があった場合、そのBT機器と最大1Mbpsのデータレートで通信処理を継続することが可能となる。
【0057】
【発明の効果】
本発明では、複数の装置で無線通信網を構成する無線送受信装置において、無線通信リンクの確立を図る無線送受信部と、確立した無線通信リンクを介して信号の伝送を行う無線送受信部を分離したので、既に行っている信号伝送処理が無線通信リンク確立処理によって妨げられることが無く、無線送受信装置が有する最大の通信速度を生かして信号の伝送を行うことができる。また、逆に、信号伝送処理の遂行のため、無線通信リンクの確立処理が妨げられることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態のサブモジュールにおける「問い合わせ」処理の動作を示すフローチャートである。
【図3】第1の実施形態のサブモジュールにおける「問い合わせ走査」処理の動作を示すフローチャートである。
【図4】第1の実施形態のサブモジュールにおける「呼び出し」処理の動作を示すフローチャートである。
【図5】第1の実施形態のメインモジュールにおける「呼び出し」処理の動作を示すフローチャートである。
【図6】第1の実施形態のサブモジュールにおける「呼び出し走査」処理の動作を示すフローチャートである。
【図7】第1の実施形態のメインモジュールにおける「呼び出し走査」処理の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明による第2の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図9】第2の実施形態のホストCPUにおける「問い合わせ」処理の動作を示すフローチャートである。
【図10】第2の実施形態のホストCPUにおける「問い合わせ走査」処理の動作を示すフローチャートである。
【図11】第2の実施形態のホストCPUにおける「呼び出し走査」処理の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10,20,30 …ブルートゥース機器
11 …メインモジュール
12 …サブモジュール
13 …情報端末機器
14 …ホストCPU
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a wireless transmission / reception apparatus that configures a wireless communication network, establishes a wireless communication link in the wireless communication network, and transmits signals via the wireless communication link.
[0002]
[Prior art]
A so-called Bluetooth wireless communication system is generally known as a system in which a plurality of wireless communication devices constitute one wireless communication network and a communication link is established within the wireless communication network to transmit and receive signals. .
A Bluetooth (hereinafter simply referred to as “BT”) wireless communication system is a very weak 2.4 GHz band radio wave between terminals such as a mobile phone and a notebook computer, or a stereo device and headphones, which are placed at a very short distance. The wireless communication link is used to wirelessly transmit signals such as data and voice.
[0003]
In the BT system, a so-called point-to-one relationship between information terminal devices (hereinafter simply referred to as “BT devices”) incorporating a module that satisfies the BT specification standards (hereinafter simply referred to as “BT modules”) — In some cases, signal transmission of points is performed, but in general, a plurality of BT devices often constitute one network and perform signal transmission in the network. In the BT system, such a one-to-n so-called point-multipoint signal transmission network is referred to as a piconet.
[0004]
One piconet can include up to eight BT devices, one of which is called a “master”, and the other BT device is called a “slave”. The master controls the formation of the BT wireless communication link in the piconet and other communication procedures, and each slave can transmit signals only to the master.
[0005]
Both the master and slave functions are not functions fixed to the BT module built in each BT device, but each BT module has both of these functions, and both functions as necessary. It is possible to use properly. However, there is always only one master in one piconet.
In the signal transmission procedure between the master and the slave, first, a wireless communication link based on the BT specification is formed between both BT modules, and subsequently, the signal is transmitted via the wireless communication link. Signal transmission between the BT modules is performed by using a time slot (625 μS) on the time axis as a unit and using the time slots by time-sharing each other. That is, the signal transmission between the master and the slave employs a TDD (Time Division Duplexing) method which is a kind of half-duplex communication in which transmission and reception are performed mutually. Incidentally, the maximum communication speed between BT modules with established wireless communication links is 1 Mbps.
[0006]
Further, a frequency hopping type spread spectrum system is adopted as a modulation system in the BT wireless communication system. Such a modulation method is a method of switching the carrier frequency of the normal narrowband modulation method in a short time, and this frequency switching is called frequency hopping. The BT wireless communication system has 79 hopping frequencies at 1 MHz intervals in the 2.4 GHz band. Further, since frequency hopping is performed every time slot (625 μS) described above, frequency hopping is performed 1600 times per second.
[0007]
Note that the order of frequency hopping using what frequency and in what order is called a hopping pattern, and is determined from a BT device address corresponding to an identification number unique to each BT device and a clock value used by each BT device. It is calculated based on the procedure. Naturally, in order for the master and the slave to transmit data to each other, it is necessary to use the same hopping pattern. Therefore, in order for the BT device in the piconet to establish a wireless communication link, it is necessary to know the BT device address and clock value of the counterpart device. For this reason, an “inquiry” or “call” (to be described later) ( In the communication processing procedure such as “Page”, each BT device exchanges such information.
[0008]
On the other hand, a BT device serving as a master in a piconet can always communicate with only one BT device serving as a slave. Therefore, when the master communicates with a plurality of slaves, the master needs to establish a BT wireless communication link in a time division manner for each slave that performs communication.
That is, in order to establish a new BT wireless communication link, the master needs to execute a communication processing procedure such as “calling” within the piconet each time. In addition, in order for the master to grasp the BT device in the piconet, it is necessary to perform a communication processing procedure such as “inquiry” (details of these various communication processing procedures will be described later).
[0009]
Therefore, when it is necessary to communicate with other BT devices during signal transmission between specific BT devices, the communication for establishing the communication link is established between the transmission processing currently being performed. A processing procedure needs to be executed. As a result, the transmission processing efficiency between specific BT devices decreases.
In other words, in the piconet, for example, the master uses time-shared resources corresponding to a maximum of 1 Mbps. For this reason, if communication processing procedures such as “inquiry” and “calling” for other BT devices are required during communication with one slave, the data rate of the original communication processing is reduced. Become.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made to solve such a problem. Even when processing such as “inquiry” and “calling” in the piconet is performed, the data rate of the transmission signal is hardly reduced, and wireless communication using a BT module is performed. It is an object to provide a transmission / reception device.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is a wireless transmission / reception apparatus that manages a communication procedure between a plurality of wireless communication devices constituting a wireless communication network and performs a signal transmission process with the plurality of wireless communication devices, wherein the plurality of wireless communication devices Among the communication devices, a first wireless transmission / reception unit that performs signal transmission processing with a wireless communication device with which a wireless communication link for signal transmission is established is mutually established, and the wireless communication link is mutually established. A second wireless transmission / reception unit that performs preparatory procedure processing until a wireless communication link is established with another wireless communication device other than the wireless communication device being connected. The wireless communication network is a wireless communication network based on a Bluetooth wireless system, and each of the first wireless transmission / reception unit and the second wireless transmission / reception unit uses a separate Bluetooth module. The Bluetooth module used in each of the wireless transmission / reception unit and the second wireless transmission / reception unit has different Bluetooth device addresses, and the Bluetooth module of the second wireless transmission / reception unit according to a predetermined control signal A function of taking in the Bluetooth device address of the first wireless transmission / reception unit and setting it as its own Bluetooth device address, and the Bluetooth module of the first wireless transmission / reception unit, the Bluetooth of the second wireless transmission / reception unit・ Get your device address and make your own Bluetooth The function used as a device address, and the Bluetooth module used in each of the first wireless transmission / reception unit and the second wireless transmission / reception unit captures a predetermined predetermined Bluetooth device address, and the own Bluetooth device address. And at least one of the functions It is characterized by that.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A first embodiment of a wireless transmission / reception apparatus according to the present invention is shown in the block diagram of FIG.
In FIG. 1, when the BT device 10 functions as a master, it manages the communication processing procedure of the entire piconet shown in FIG. 1, and is a main module 11 which is a general-purpose module of the BT, and is also a general-purpose module of the BT. It consists of a submodule 12 and an information terminal device 13.
[0013]
The main module 11 and the sub module 12 each satisfy the BT standards and specifications. Note that the names “main” and “sub” are given for convenience in the description of the present embodiment. That is, both modules have the same physical structure, and both modules are general-purpose BT wireless communication modules that satisfy the BT specification.
[0014]
It is assumed that the same BT device address is set in the main module 11 and the submodule 12.
However, the two modules differ from each other in application programs that are located above the BT protocol stack in each module. Incidentally, the BT protocol stack supports a communication processing procedure when a BT module is connected to another BT module in a multilayer structure.
[0015]
In other words, the main module 11 includes software that performs signal transmission processing exclusively between the BT device 10 and a BT module built in another BT device that has established a BT wireless communication link within the piconet. It is structured as a program.
On the other hand, the sub-module 12 specializes in communication processing procedures such as “inquiry” and “calling” required when setting up a BT wireless communication link with other BT devices built in the BT device in the piconet. Such software is configured as an application program.
[0016]
It is assumed that the main module 11 and the sub module 12 are connected in so-called baseband layer and / or link management layer in each BT protocol stack.
The information terminal device 13 is an information terminal device that is directly operated by a user such as a notebook personal computer or a stereo device, and is connected to the main module 11 via an application program that is positioned above the BT protocol stack of the main module 11. Has been.
[0017]
In the piconet shown in FIG. 1, there are BT devices 20 and 30 in addition to the BT device 10. These BT devices establish a BT wireless communication link with the BT device 10 and transmit signals via the communication link. The description of the BT module built in the BT devices 20 and 30 and the description of various information terminal devices connected to the BT module are omitted. For example, when the BT device 10 is a notebook computer, a printer And a modem or the like correspond to information terminal devices such as the BT devices 20 and 30, and when the BT device 10 is an AV apparatus such as a stereo or a digital television, a speaker system or a display corresponds to these.
[0018]
Further, the configuration of the BT devices 20 and 30 and the like may be configured to include two BT modules, a main module and a sub module, as in the BT device 10, or one BT module as in a general BT device. It is good also as a structure which comprises only.
Next, the operation based on the first embodiment will be described based on the flowcharts shown in FIGS.
[0019]
First, the “inquiry” process by the BT device 10 in the piconet of FIG. 1 will be described.
Incidentally, the “inquiry” process is a process performed when the master BT device does not know what other BT devices exist in the piconet. That is, the “inquiry” process is executed when the master continuously transmits a predetermined broadcast packet within the communication range of its own device, and the slave that has received it returns unique information about the own device to the master. .
[0020]
The operation of the submodule 12 in the “inquiry” process will be described based on the flowchart of FIG. The processing operation shown in the flowchart is started when the main module 11 issues a request for “inquiry” processing to the submodule 12.
First, the submodule 12 executes “inquiry” processing in the piconet shown in FIG.
[0021]
That is, the submodule 12 becomes a master in the piconet, and broadcasts an IQ (Inquiry) packet, which is a broadcast packet, in the piconet for a predetermined time in step 10. On the other hand, when another BT module in the piconet receives this IQ packet, it sends an FHS packet to the master to notify the master of information such as its BT device address and clock in order to clarify its attributes. To do.
[0022]
In step 11, the submodule 12 checks responses from other BT devices in the piconet. If a response is received, in the next step 12, information obtained from the response is notified to the main module 11, and the “inquiry” process is terminated. If no response is received, the “inquiry” process shown in the flowchart of FIG.
[0023]
Next, the operation of the “inquiry scanning” process of the submodule 12 in the first embodiment will be described based on the flowchart shown in FIG.
Incidentally, the “inquiry scan” process is an operation process that is performed in order that the slave BT device in the piconet receives the IQ packet transmitted by the master BT device in the “inquiry” process. That is, FIG. 3 shows an operation when the BT device 10 becomes a slave BT device in the piconet shown in FIG.
[0024]
The processing shown in the flowchart of FIG. 3 is started when the main module 11 issues a request for “inquiry scanning” processing to the submodule 12.
In step 20 of FIG. 3, first, the submodule 12 executes an “inquiry scanning” process. That is, the submodule 12 acts as a slave and attempts to receive an IQ packet broadcast by another BT device serving as a master in the piconet. Specifically, the submodule 12 frequency-hops the reception frequency at a very low speed compared to the frequency hopping speed of the IQ packet transmitted from the master, and determines the timing at which the IQ packet from the master can be received. Extract.
[0025]
The submodule 12 monitors whether or not a stop request for “inquiry scanning” processing has been received from the main module 11 at a predetermined timing while executing such processing (step 21).
That is, when the main module 11 does not respond to an “inquiry” from another BT device that has become a master in the piconet, it issues such a stop request to the submodule 12. In step 21, when the submodule 12 detects this, the process proceeds to step 22 to stop the “inquiry scanning” process shown in FIG.
[0026]
On the other hand, when a stop request has not been received from the main module 11, the process returns to step 30 and the submodule 12 repeats the “inquiry scanning” process.
Next, the operation of the “calling” process in the first embodiment will be described.
The “calling” (Page) processing is when the master recognizes a BT device in the vicinity of its own device by the above-mentioned “inquiry” processing and then joins a specific BT device as a slave in the piconet. This refers to the communication processing procedure to be performed.
[0027]
The operation of the submodule 12 in the “calling” process is shown in the flowchart of FIG. The processing in FIG. 4 is started when a processing request is issued from the main module 11 as in the case of the “inquiry” and “inquiry scanning” processing shown in FIGS.
In step 30 of FIG. 4, the submodule 12 executes “calling” processing based on the information from the main module 11. That is, the submodule 12 transmits ID packets to a specific BT device that is the target of “calling” in the piconet, and executes a process of receiving reception confirmation for the ID packets from the partner BT device.
[0028]
In the next step 31, the submodule 12 determines whether to end the “calling” process. This is to determine whether or not an instruction to end the “calling” process has been received from the main module 11. If the end instruction has been received, the sub-module 12 ends the “calling” process.
If the “calling” process is not terminated, the process proceeds to step 32 to determine whether or not there is a response from the partner BT device of the “calling” process. If there is a response from the counterpart device, in step 33, the response result from the counterpart device is notified to the main module 11 and the calling process is terminated.
[0029]
On the other hand, if there is no response from the counterpart device in step 32, the submodule 12 returns to step 30 and repeats the above-described “calling” process.
Next, the operation of the main module 11 in the “calling” process is shown in the flowchart of FIG. Incidentally, the processing of the main module 11 in FIG. 5 is performed in parallel with the “calling” processing in the submodule 12 shown in FIG. 4 described above.
[0030]
In step 40 of FIG. 5, first, the main module 11 requests the sub-module 12 for “calling” processing.
Next, the process proceeds to step 41 to determine whether or not to terminate the “calling” process. Such a determination may be made by a command sent from the information terminal device 13 via an application program, for example.
[0031]
When the main module 11 determines in step 41 that the “calling” process is to end, the main module 11 proceeds to step 42, notifies the submodule 12 that the “calling” process is to be ended, and ends the process shown in FIG. 5.
On the other hand, if it is determined in step 41 that the “calling” process is to be continued, the main module 11 proceeds to step 43 and determines whether or not the result of the “calling” process from the submodule 12 has been notified.
[0032]
When there is a notification from the submodule 12, that is, when there is a response from the BT device that is the target of the “calling” process to the submodule 12, the main module 11 sends a new response to the BT device that has responded. Determine whether communication processing is possible. If communication processing is possible, connection processing with the BT device that is the target of “calling” processing is executed in step 45.
[0033]
Next, the operation of “call scanning” processing in the first embodiment will be described.
“Page Scan” processing refers to a processing operation performed by a slave to receive an ID packet transmitted to call a specific slave. That is, the processing operation is performed when the BT device 10 shown in FIG. 1 becomes a slave device in the piconet.
[0034]
First, the operation of the submodule 12 in the “call scanning” process is shown in the flowchart of FIG. The processing in FIG. 6 is started by issuing a processing request from the main module 11 (in this case, a request for “call scanning” processing), as in the case of the processing in FIGS.
In step 50 of FIG. 6, the submodule 12 first performs a “call scanning” process. That is, the sub-module 12 extracts the timing at which the ID packet can be received by frequency hopping the reception frequency at a very low speed compared with the frequency hopping speed of the ID packet transmitted “calling” from the master.
[0035]
In the next step 51, the submodule 12 determines whether or not a processing stop request has been received from the main module 11. If a stop request has been received, the process proceeds to step 52 where the “call scanning” process is stopped and the process of FIG. 6 is terminated.
On the other hand, if no stop request has been received from the main module 11, the submodule 12 proceeds to step 53. Then, in the “call scanning” process of step 50, it is determined whether or not a connection request to the piconet from another BT device as a master has been received.
[0036]
If the connection request has been received, the sub-module 12 moves to step 54, notifies the received connection request to the main module 11, returns to step 50, and continues the “call scanning” process again. In step 53, if a connection request from another BT device as a master has not been received, the submodule 12 returns to step 50 without notifying the main module, and performs the “call scanning” process again. To continue.
[0037]
Next, the operation of the main module 11 in the “call scanning” process is shown in the flowchart of FIG. The process shown in FIG. 7 is performed in parallel with the “call scanning” process of the submodule 12 shown in FIG.
First, in step 60 of FIG. 7, the main module 11 requests the sub-module 12 for the “call scanning” process described above. Then, in the next step 61, it is determined whether or not to end such processing.
[0038]
For example, when a user gives an instruction to stop processing via the application program, the main module 11 issues a request to stop the “call scanning” process in step 62 to end the “call scanning” process. 12 and the processing of FIG.
On the other hand, when the “call scanning” process is continued, the process proceeds to step 63, where it is determined whether or not a connection request from the BT device as a master in the piconet is notified from the submodule 12.
[0039]
If a connection request notification has been received, the main module 11 determines in step 64 whether new communication processing is possible, that is, whether there is room to perform communication processing with a new BT device. If communication processing is possible, in step 65, a BT wireless communication link is connected to another BT device to be called.
After that, the main module 11 determines whether or not the connection process is completed in the next step 66. If the connection is completed, the main module 11 notifies the user that the connection is completed (step 67), and the connection is completed. The communication with the master BT device is started (step 68), and the processing shown in the flowchart of FIG. 7 is ended.
[0040]
On the other hand, in step 63, when the connection request from the other BT device is not notified from the submodule 12, the process returns to step 61 and the above-described processing is repeated. If the connection with the master BT device is not completed in step 66, the main module 11 notifies the user that the connection is impossible (step 69) and returns to step 61.
[0041]
Heretofore, the first embodiment based on the present invention has been described. In this embodiment, the submodule 12 in the BT device 10 exclusively performs the setting processing of the BT wireless communication link such as “inquiry” and “call” in the piconet. Therefore, when there is a BT device originally communicating in the piconet, the main module 11 can continue communication processing with the BT device at a data rate of 1 Mbps at the maximum.
[0042]
In the configuration of FIG. 1, the main module 11 and the sub module 12 are connected in the baseband layer of the BT protocol stack of each module to exchange information. However, this embodiment is limited to this. is not. For example, in the BT protocol stack of both modules, the connection may be made by an upper link management layer (not shown), or the connection may be made by both these two layers. Further, both modules may be connected via an application program located at the upper level of the BT protocol stack.
[0043]
In the configuration of FIG. 1, the BT device address of each of the main module 11 and the sub module 12 has been described as the same value. However, the present embodiment is not limited to this configuration. For example, in the initial state of the apparatus operation, each module has an individual BT device address, and each module operates as a normal BT module. By receiving a predetermined instruction from the main module 11, The sub module 12 may be configured to use the same BT device address as that of the main module 11.
[0044]
Further, the main module 11 may use the BT device address of the sub-module 12 according to a predetermined instruction, and both modules may use the same predetermined BT device address set in advance. .
Next, a second embodiment according to the present invention is shown in a block diagram of FIG.
In FIG. 8, the BT device 10 includes a main module 11, a sub module 12, an information terminal device 13, and a host CPU 14.
[0045]
The host CPU 14 is mainly composed of a memory element such as a microcomputer, ROM, and RAM, and controls the overall operation of the BT device 10. Note that the other components in the BT device 10 and the other BT devices 20 and 30 included in the piconet shown in FIG. 8 are the same as those in the first embodiment, and thus description thereof is omitted.
[0046]
The second embodiment is an embodiment in which the main module 11 and the sub module 12 which are two BT modules in the BT device 10 cannot directly transmit information in each BT protocol stack. Accordingly, the two BT modules and the host CPU transmit information via an application program that is configured at the upper level of the protocol stack of each module.
[0047]
Information transmission here refers to various proxy instructions and requests for processing operations performed from the main module 11 to the sub-module 12, and the proxy of the processing operations performed from the sub-module 12 to the main module 11. This is the transmission of the results.
Next, the processing operation of the host CPU 14 in the second embodiment will be described based on the flowcharts shown in FIGS.
[0048]
First, the operation of the host CPU 14 during the “inquiry” process will be described with reference to the flowchart of FIG.
9, the host CPU 14 instructs the submodule 12 to execute “inquiry” processing in the piconet. In response to this, the submodule 12 in the BT device 10 executes the “inquiry” process in the piconet described in the first embodiment.
[0049]
In the next step 71, the host CPU 14 receives a response from another BT device in the piconet via the submodule 12 and stores the obtained information in an internal memory element in step 72 to execute “inquiry”. End the process. In other words, the host CPU 14 makes the submodule 12 the master, executes the “inquiry” process, and checks whether there is another BT device around the BT device 10. If there is a response from another BT device, the information is stored and saved.
[0050]
Next, the operation of the host CPU 14 during the “inquiry scanning” process in the second embodiment will be described based on the flowchart of FIG.
In step 80 of FIG. 10, the host CPU 14 first sets the submodule 12 to the “inquiry scanning” mode. In the next step 81, the submodule 12 executes the “inquiry scanning” process described in the first embodiment, and responds to the inquiry from the master in the piconet.
[0051]
Next, the operation of the host CPU 14 during the “call scanning” process in the second embodiment will be described based on the flowchart of FIG.
First, in step 90 of FIG. 11, the host CPU 14 sets the sub-module 12 to the “call scanning” mode.
Then, in the next step 91, it is determined whether or not to end the “call scanning” process. For example, if there is a command to end the “call scanning” process from the information terminal device 13 via the application program, it is determined that the “call scanning” process is to be ended, and the process proceeds to step 92 to set the submodule 12. Release the “call scanning” process.
[0052]
On the other hand, when the “call scanning” process is not terminated in step 91, the process proceeds to step 93, and in the course of the “call scanning” process, it is determined whether the submodule 12 has received a connection request from the master in the piconet. .
If a connection request from the master has been received, the host CPU 14 proceeds to step 94 and temporarily rejects the connection request from the master via the submodule 12. In the present embodiment, the main module 11, not the submodule 12, is responsible for data transmission processing between the BT device 10 and other BT devices. For this reason, it is necessary to grasp the situation of the main module 11, and this measure is necessary.
[0053]
Thereafter, in step 95, the host CPU 14 determines whether or not the main module 11 can perform communication processing with the new BT device, that is, whether or not the main module 11 is currently communicating with other BT devices in the piconet. To do. If the communication process is possible, the process proceeds to step 96, and the main module 11 transmits a connection request for the BT device that has received the connection request in the “call scanning” process performed by the submodule 12.
[0054]
Thereafter, in step 97, when the main module 11 receives a response from the new BT device and enters the connection process with the BT device, the host CPU 14 determines whether or not the connection process is completed in the next step 98. Determine.
When the connection process is completed, the host CPU 14 notifies the user that the connection has been completed in step 99, and further, in step 100, starts the data communication process with the BT device by the main module 11, and FIG. The “call scanning” shown in FIG.
[0055]
On the other hand, if the submodule 12 has not received a connection request from another BT device in step 93, the process returns to step 91 to continue the “call scanning” process by the submodule 12.
In step 95, when the main module 11 is already communicating with another BT device in the piconet and communication with the new BT device is impossible, or in step 98, the main module 11 and the new BT device are in communication. If the connection process with the device has not been completed, the host CPU 14 proceeds to step 101. Then, in this “call scanning” process, the user is notified that connection with the master that issued the connection request is impossible, and the process returns to step 91.
[0056]
Heretofore, the second embodiment based on the present invention has been described. Also in this embodiment, the submodule 12 exclusively performs the setting process of the BT wireless communication link in the piconet as in the first embodiment described above. For this reason, in any of the processes described above, if there is a BT device originally communicating within the piconet, the main module 11 can continue communication processing with the BT device at a maximum data rate of 1 Mbps. It becomes.
[0057]
【The invention's effect】
In the present invention, in a wireless transmission / reception device that forms a wireless communication network with a plurality of devices, a wireless transmission / reception unit that establishes a wireless communication link and a wireless transmission / reception unit that transmits signals via the established wireless communication link are separated. Therefore, the signal transmission process already performed is not hindered by the wireless communication link establishment process, and the signal can be transmitted by utilizing the maximum communication speed of the wireless transmission / reception apparatus. Conversely, the establishment of the wireless communication link is not hindered because the signal transmission process is performed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a first exemplary embodiment according to the present invention.
FIG. 2 is a flowchart illustrating an operation of an “inquiry” process in a submodule according to the first embodiment.
FIG. 3 is a flowchart showing the operation of “inquiry scanning” processing in the submodule of the first embodiment.
FIG. 4 is a flowchart illustrating an operation of “calling” processing in the submodule according to the first embodiment.
FIG. 5 is a flowchart showing an operation of “calling” processing in the main module of the first embodiment.
FIG. 6 is a flowchart showing the operation of “call scanning” processing in the submodule of the first embodiment.
FIG. 7 is a flowchart showing an operation of “call scanning” processing in the main module of the first embodiment;
FIG. 8 is a block diagram showing a configuration of a second exemplary embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a flowchart illustrating an operation of “inquiry” processing in the host CPU according to the second embodiment.
FIG. 10 is a flowchart illustrating an operation of “inquiry scanning” processing in the host CPU according to the second embodiment.
FIG. 11 is a flowchart illustrating an operation of “call scanning” processing in the host CPU according to the second embodiment;
[Explanation of symbols]
10, 20, 30 ... Bluetooth equipment
11 ... Main module
12 Sub-module
13 Information terminal equipment
14: Host CPU

Claims (9)

無線通信網を構成する複数の無線通信機器間の通信手順を管理し、前記複数の無線通信機器との間で信号の伝送処理を行う無線送受信装置であって、
前記複数の無線通信機器のうち、信号伝送のための無線通信リンクが相互に確立している無線通信機器との間で信号の伝送処理を担う第1の無線送受信部と、
前記無線通信リンクが相互に確立している無線通信機器を除く他の無線通信機器との間において、無線通信リンクを確立するまでの準備手順処理を担う第2の無線送受信部と、を含み、
前記無線通信網はブルートゥース無線システムによる無線通信網であり且つ前記第1の無線送受信部及び前記第2の無線送受信部の各々は個別のブルートゥース・モジュールを使用するものであり、
前記第1の無線送受信部及び前記第2の無線送受信部の各々に用いられるブルートゥース・モジュールは、異なるブルートゥース・デバイスアドレスを有し、
所定の制御信号に応じて、前記第2の無線送受信部のブルートゥース・モジュールが、前記第1の無線送受信部のブルートゥース・デバイスアドレスを取り込んで自己のブルートゥース・デバイスアドレスとする機能と、
前記第1の無線送受信部のブルートゥース・モジュールが、前記第2の無線送受信部のブルートゥース・デバイスアドレスを取り込んで自己のブルートゥース・デバイスアドレスとする機能と、
前記第1の無線送受信部及び前記第2の無線送受信部の各々に用いられるブルートゥース・モジュールが、予め定めた所定のブルートゥース・デバイスアドレスを取り込んで自己のブルートゥース・デバイスアドレスとする機能と、
のうちの少なくとも1つを備えることを特徴とする無線送受信装置。
A wireless transmission / reception apparatus that manages communication procedures between a plurality of wireless communication devices constituting a wireless communication network, and performs signal transmission processing with the plurality of wireless communication devices,
A first wireless transmission / reception unit that performs a signal transmission process with a wireless communication device in which a wireless communication link for signal transmission is mutually established among the plurality of wireless communication devices;
Between the other radio communication devices except the wireless communication device the wireless communication link is established with one another, seen including a second wireless transceiver responsible for preparation procedure processing until establishing a wireless communication link, the ,
The wireless communication network is a wireless communication network based on a Bluetooth wireless system, and each of the first wireless transmission / reception unit and the second wireless transmission / reception unit uses a separate Bluetooth module.
Bluetooth modules used for each of the first wireless transceiver and the second wireless transceiver have different Bluetooth device addresses,
In accordance with a predetermined control signal, the Bluetooth module of the second wireless transmission / reception unit captures the Bluetooth device address of the first wireless transmission / reception unit and sets it as its own Bluetooth device address;
A function that the Bluetooth module of the first wireless transmission / reception unit takes in the Bluetooth device address of the second wireless transmission / reception unit and sets it as its own Bluetooth device address;
A function that a Bluetooth module used in each of the first wireless transmission / reception unit and the second wireless transmission / reception unit takes in a predetermined predetermined Bluetooth device address and sets it as its own Bluetooth device address;
A wireless transmission / reception apparatus comprising at least one of the above .
前記第1の無線送受信部と前記第2の無線送受信部とは相互に接続され、
前記第1の無線送受信部は、前記第2の無線送受信部を制御する制御信号を生成し、かつ前記第2の無線送受信部からの情報信号を取得することを特徴とする請求項1に記載の無線送受信装置。
The first wireless transceiver unit and the second wireless transceiver unit are connected to each other,
The first wireless transmission / reception unit generates a control signal for controlling the second wireless transmission / reception unit and acquires an information signal from the second wireless transmission / reception unit. Wireless transceiver.
前記第1の無線送受信部及び前記第2の無線送受信部の各々に接続され、前記2つの無線送受信部の各々を制御する制御信号を生成し、かつ前記2つの無線送受信部の各々から情報信号を取得する制御部とを、更に含むことを特徴とする請求項1に記載の無線送受信装置。  A control signal that is connected to each of the first wireless transceiver and the second wireless transceiver and controls each of the two wireless transceivers and generates an information signal from each of the two wireless transceivers The wireless transmission / reception apparatus according to claim 1, further comprising: a control unit that acquires the information. 前記第1の無線送受信部及び前記第2の無線送受信部の各々に用いられるブルートゥース・モジュールは、同一のブルートゥース・デバイスアドレスを有することを特徴とする請求項1に記載の無線送受信装置。The wireless transmission / reception apparatus according to claim 1 , wherein the Bluetooth modules used in each of the first wireless transmission / reception unit and the second wireless transmission / reception unit have the same Bluetooth device address . 前記第2の無線送受信部に用いられるブルートゥース・モジュールは、ブルートゥース・システムにおける、問い合わせ処理、問い合わせ走査処理、呼び出し処理、及び呼び出し走査処理の各処理を実施することを特徴とする請求項1に記載の無線送受信装置。 The Bluetooth module used in the second wireless transmission / reception unit performs inquiry processing, inquiry scanning processing, call processing, and call scanning processing in a Bluetooth system. Wireless transceiver. メインモジュールとサブモジュールの、2つのブルートゥース・モジュールを搭載したブルートゥース端末機器が、他のブルートゥース端末機器に対して実施する問い合わせ走査処理方法であって、  An inquiry scanning processing method performed by a Bluetooth terminal device equipped with two Bluetooth modules, a main module and a sub-module, with respect to other Bluetooth terminal devices,
メインモジュールがサブモジュールに対して問い合わせ走査処理の実行を要求する第1の行程と、A first step in which the main module requests the sub-module to execute an inquiry scanning process;
前記第1の行程による実行要求に応じて、サブモジュールが問い合わせ走査処理を実行する第2の行程と、A second step in which the submodule executes an inquiry scanning process in response to an execution request in the first step;
メインモジュールからサブモジュールに対して前記問い合わせ走査処理の実行停止要求がなされたことを判定する第3の行程と、A third step for determining that a request for stopping execution of the inquiry scanning process has been made from the main module to the sub-module;
前記実行停止要求に応じて、サブモジュールが問い合わせ走査処理を停止する第4の行程と、を含むことを特徴とする問い合わせ走査処理方法。And a fourth step in which the submodule stops the inquiry scanning process in response to the execution stop request.
前記第2の行程で実行された問い合わせ走査処理によって得られた情報を、サブモジュールがメインモジュールに通知する第5の行程を更に含むことを特徴とする請求項6に記載の問い合わせ走査処理方法。7. The inquiry scan processing method according to claim 6, further comprising a fifth step in which the sub-module notifies the main module of information obtained by the inquiry scan processing executed in the second step. メインモジュールとサブモジュールの、2つのブルートゥース・モジュールを搭載したブルートゥース端末機器が、他のブルートゥース端末機器に対して実施する呼び出し処理方法であって、A Bluetooth terminal device equipped with two Bluetooth modules, a main module and a sub-module, is a call processing method implemented for other Bluetooth terminal devices,
メインモジュールがサブモジュールに対して呼び出し処理の実行を要求する第1の行程と、A first step in which the main module requests the submodule to execute a calling process;
前記第1の行程による実行要求に応じて、サブモジュールが呼び出し処理を実行する第2の行程と、A second step in which a submodule executes a call process in response to an execution request in the first step;
前記第2の行程において実行された呼び出し処理の結果をメインモジュールに通知する第3の行程と、A third step of notifying the main module of the result of the calling process executed in the second step;
メインモジュールにおいて新たなブルートゥース端末との通信処理が可能であるかを判定する第4の行程と、A fourth step of determining whether communication processing with a new Bluetooth terminal is possible in the main module;
前記第4の行程で通信が可能であると判定された場合、メインモジュールが前記第3の行程でサブモジュールから通知された呼び出し対象のブルートゥース端末機器と通信処理を行う第5の行程と、When it is determined that communication is possible in the fourth step, a fifth step in which the main module performs communication processing with the Bluetooth terminal device to be called notified from the submodule in the third step;
前記第4の行程で通信が不可能であると判定された場合、メインモジュールが呼び出し処理の停止をサブモジュールに対して要求する第6の行程と、A sixth process in which the main module requests the sub-module to stop calling processing when it is determined that communication is impossible in the fourth process;
前記第6の行程による実行停止要求に応じて、サブモジュールが呼び出し処理を停止する第7の行程と、を含むことを特徴とする呼び出し処理方法。A call process method comprising: a seventh process in which the submodule stops the call process in response to an execution stop request in the sixth process.
メインモジュールとサブモジュールの、2つのブルートゥース・モジュールを搭載したブルートゥース端末機器が、他のブルートゥース端末機器に対して実施する呼び出し走査処理方法であって、  A call scanning processing method performed by a Bluetooth terminal device including two Bluetooth modules, a main module and a sub-module, with respect to other Bluetooth terminal devices,
メインモジュールがサブモジュールに対して呼び出し走査処理の実行を要求する第1の行程と、A first step in which the main module requests the sub-module to execute a call scanning process;
前記第1の行程による実行要求に応じて、サブモジュールが呼び出し走査処理を実行する第2の行程と、A second step in which the submodule executes a call scanning process in response to the execution request in the first step;
前記第2の行程において実行された呼び出し走査処理の結果をメインモジュールに通知する第3の行程と、A third step of notifying the main module of the result of the call scanning process executed in the second step;
メインモジュールにおいて新たなブルートゥース端末機器との通信処理が可能であるかを判定する第4の行程と、A fourth step of determining whether communication processing with a new Bluetooth terminal device is possible in the main module;
前記第4の行程で通信が可能であると判定された場合、メインモジュールが前記第3の行程でサブモジュールから通知された呼び出し対象のブルートゥース端末機器と通信処理を行う第5の行程と、When it is determined that communication is possible in the fourth step, a fifth step in which the main module performs communication processing with the Bluetooth terminal device to be called notified from the submodule in the third step;
メインモジュールから呼び出し走査処理の停止をサブモジュールに要求する第6の行程と、A sixth step for requesting the sub-module to stop the calling scanning process from the main module;
前記第6の行程による停止要求に応じて、サブモジュールが呼び出し走査処理を停止する第7の行程と、を含むことを特徴とする呼び出し走査処理方法。And a seventh process in which the submodule stops the call scanning process in response to the stop request in the sixth process.
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