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JP4323709B2 - Method for controlling inhaler and discharge head - Google Patents

Method for controlling inhaler and discharge head Download PDF

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JP4323709B2
JP4323709B2 JP2000365937A JP2000365937A JP4323709B2 JP 4323709 B2 JP4323709 B2 JP 4323709B2 JP 2000365937 A JP2000365937 A JP 2000365937A JP 2000365937 A JP2000365937 A JP 2000365937A JP 4323709 B2 JP4323709 B2 JP 4323709B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸入器及び吐出ヘッドの制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、医学及び科学の進歩により、平均寿命が延びて高齢化社会となりつつある。その反面、食生活や生活環境の変化、環境汚染、ウイルスや菌などによる新たな病気や感染症が見つかり、人々の健康に対する不安は増えている。特に、先進国と呼ばれる国々においては、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の患者の増加が問題となっている。
【0003】
一方、医療機関の数はこのような患者の増加に対応できるほど増えておらず、通院可能な医療機関がない地域もあるため、政策を含めた今後の対応が懸念されている。
【0004】
このため、高齢者あるいは生活習慣病や慢性疾患の患者に対して、通院せずに医師の診断を受けたり日常的な健康管理が行える、遠隔医療システムや在宅健康管理システムが提案されている。
【0005】
これらのシステムの代表的な構成は、対称となる個人が自宅などに端末を設置し、インターネットなどの通信回線を介して医療機関又はセンターにあるサーバに接続し、端末から問診に対する回答や血圧、体温等の測定値を入力・送信し、サーバに収集されたデータを看護婦や医師がチェックして、異常の有無やメッセージを返送するものである。
【0006】
このような医療システムを運用するためには、各利用者の診療記録(カルテ)を電子的に記録した電子カルテと、電子カルテのデータ及び各種測定値等を蓄積する医療データベースとが必要となるが、この電子カルテ及び医療データベースについては、様々な方面から提案がなされている。
【0007】
特に、電子カルテは、現在問題となっている医療ミスや投薬ミスを防止するのに有効であり、またその内容を患者や家族にも公開することで患者側の「知る権利」を満たすものとして大きな関心が寄せられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような医療用システムにおいて使用する端末の形態としては、表示画面と入力デバイスを備える通常のパーソナルコンピュータの形態をしたものと、例えば、血圧等の特定の値が測定できる専用端末としたものとがある。
【0009】
通常のパーソナルコンピュータのような機器を端末として使用する場合には、機器の設定や操作方法が複雑となり、利用できる対象が限られてしまう。
【0010】
また、専用端末の場合には、利用者が複数の疾病や疾患にかかっており、様々な測定を行う必要がある場合に、複数の専用端末を用いて測定を行うこととなり、煩わしいばかりでなく結果的に利用者の負担が増える。
【0011】
更に、従来提案されている医療用システムでは、例えば、利用者が慢性疾患等を煩っており定期的に薬剤を投与する必要がある場合、その薬剤の投与及び管理は利用者側に委ねられており、システム側でサポートする機能を備えていない。このため、このような利用者にとっては薬剤の投与及び管理に関する負担が軽減されないという問題が生じる。
【0012】
具体的な例を挙げて説明すると、現在増加傾向にある糖尿病の患者のうち、I型と呼ばれるインスリン依存型糖尿病の患者は、膵臓からインスリンが分泌されないため、定期的にインスリンを投与する必要がある。インスリンの投与は現在皮下注射によって行われているため、患者の肉体的・精神的負担は大きい。
【0013】
このような患者の負担を軽減するために、針が細くあまり痛みを感じないペン型の注射器も開発されているが、I型糖尿病の患者は、インスリンを定期的に投与する必要がある以外は健常者と同様に働いている場合が多いので、ペン型であっても人前で注射を打つことには精神的に抵抗があるため、適切な時間に投与を行うのが困難となる。
【0014】
このため、患者自身による投与を容易とするべく、薬剤を注射ではなく液滴として吐出して吸気と共に肺に到達させ、肺から薬剤を投与する方法も提案されている。
【0015】
しかしながら、このような吸入方式は、液滴として吐出した薬剤を患者の肺まで効率良く到達させることが困難であり、実用的なものとなっていない。
【0016】
本発明は以上のような状況を鑑みてなされたものであり、吸入器で薬剤を吐出させる際の吸入効率を向上させることを可能とする、吸入器及び吐出ヘッドの制御方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の吸入器は、剤を出して用者に吸入させる吸入器であって、前記薬剤の液滴を吐出する吐出ヘッドと、前記利用者による空気の吸入量の時間的な変化を含む吸入プロファイルを検出するセンサと、前記センサにより検出された前記吸入プロファイルに応じて、吸入時間内の複数回における吐出パラメータの変化を含む吐出条件を決定し、前記吐出条件に応じて前記吸入時間内に前記吐出ヘッドが前記液滴を前記複数回に分けて吐出するように、前記吐出ヘッドを制御する制御手段を有する。
【0018】
また、上記目的を達成する本発明の吐出ヘッドの制御方法は、剤を出して用者に吸入させる吸入器であり、前記薬剤の液滴を吐出する吐出ヘッドと、前記利用者による空気の吸入量の時間的な変化を含む吸入プロファイルを検出するセンサと、前記センサの検出結果に応じて前記吐出ヘッドを制御する制御手段とを有する吸入器における吐出ヘッドの制御方法であって、前記センサが、前記吸入プロファイルを検出する第1のステップと、前記制御手段が、前記第1のステップで検出された前記吸入プロファイルに応じて、吸入時間内の複数回における吐出パラメータの変化を含む吐出条件を決定し、前記吐出条件に応じて前記吸入時間内に前記吐出ヘッドが前記液滴を前記複数回に分けて吐出するように、前記吐出ヘッドを制御する第2のステップとを備えている
【0019】
このようにすると、吸入器で薬剤を吐出させる際に、薬剤の吐出に関するパラメータを、例えば吸気速度等に応じて変化させることにより、より多くの薬剤を肺まで送り込んで吸入効率を向上させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、ここでは本発明の健康管理システムの実施形態として医療用の健康管理システムを例に挙げて説明する。
【0021】
[全体構成]
図1は、本実施形態の医療用の健康管理システムの全体構成を示すブロック図である。図示されたように、本実施形態は、データベース100、医療機関端末110、製薬会社端末120、販売店端末130、利用者端末200A〜200Nから構成される。ここではデータベース100、医療機関端末110、製薬会社端末120、及び販売店端末130それぞれ1つだけが示されているが、これはあくまで例示であり、それぞれ複数あってよいことはもちろんである。また、利用者端末も200A〜200N(以下、単に200と総称する)の4つだけが示されているが、実際には多数の利用者端末が接続される。
【0022】
図2は、本実施形態で取り扱うデータを示した図である。本実施形態では、登録される個人に関するデータとして、住所、氏名、生年月日、連絡先、職業、勤務先、等を含む基本データと、ID(国民全てに番号が割り当てられている場合にはその番号、そのようなものがない場合には保険証に記載されている番号等)、暗証番号、パスワードなどの英数字及び、指紋、声紋、掌紋、顔、虹彩、網膜血管パターンなどの生体認証データを含む識別データと、番号、種別、使用記録等を含む健康保険のデータと、診察記録、処方箋、投薬データ、入院記録、病歴や家族の病歴等を含む各個人毎に電子化された診療や処方箋のデータ(電子カルテ)と、健康診断等で得られた測定値のデータとを扱う。また、緊急連絡先として指定医療機関のデータ、後述する吸入器の設定データも個人に関するデータとして扱う。
【0023】
また、医療データとして、登録番号、所在地、連絡先、登録医師、設備等を含む医療機関のデータと、登録番号、所在地、連絡先、取り扱い薬品、規模等を含む製薬会社のデータと、登録番号、所在地、連絡先、取り扱い薬品、及び薬剤師名等を含む薬品販売店のデータと、薬品名、効能、注意事項等を含む薬剤データと、吸入器の取り扱いや保守に関するデータを含む吸入器データ(不図示)とを扱う。
【0024】
これらのデータ全てはデータベース100に格納されるが、個人に関するデータは各個人の利用者端末200にも取り外し可能なメモリカードの形態で格納される。
【0025】
データベース100は、例えば、行政区域等のある一定の範囲毎に設けられ、その地域内に住む住民個人に関するデータと医療データとを格納する医療用データベースサーバである。このデータベース100の設置場所としては、その行政区域の専用の施設であっても指定された特定の病院であってもよい。また、各データベースは互いに接続されており、住民が居住地以外の区域で治療を受ける場合や移動した場合などに必要なデータにアクセスできるように構成されている。
【0026】
医療機関端末110は各医療機関に設置され、データベース100と接続されており、利用者端末200のメモリカードを挿入するスロットを備えている。診察の際に、医療機関に勤務する医師や看護婦は、患者の持参した利用者端末200のメモリカードを医療機関端末110に挿入し、診察の参考とするべく診療に訪れた患者個人に関するデータを読み出す。また、診察結果に基づいてデータベース100のデータ及び患者のメモリカード内の電子カルテのデータの更新を行う。
【0027】
このとき記録される処方箋のデータには有効期限も含まれており、その期限内に患者が再度診察を受けることにより、必要に応じて有効期限の再設定が行われる。
【0028】
また、診察の際に医師は、患者個人に関するデータに加え、薬剤データを参照して、患者が複合疾患(内蔵疾患と循環器系疾患を併発した場合など)であるときに、処方内容が競合したときの判断の参考とする。このような場合には、患者に情報を伝え(インフォームド・コンセント)患者が希望する処方を優先するようにしてもよい。
【0029】
更に、患者のDNAの解析結果を患者のメモリカードあるいはデータベース100に記録しておけば、従来の平均的・統計的手法にかわり、遺伝子診断、遺伝子治療と呼ばれる手法を取り入れて処方を決定することもできる。
【0030】
製薬会社端末120は各製薬会社に設置され、データベース100と接続されている。製薬会社に勤務する者は、この端末よりデータベース100にアクセスして、医療機関や薬品販売店にある薬品の在庫データを調べると共に納入した薬品の出庫のデータを更新し、並びにこれらのデータに基づいて生産管理のデータを処理する。
【0031】
販売店端末130は各薬品販売店に設置され、データベース100と接続されており、利用者端末200のメモリカードを挿入するスロットを備えている。販売店に勤務する者は、客が来店したときに持参した利用者端末200のメモリカードを挿入して客の処方箋データを読み取る。また、この端末よりデータベース100にアクセスして、訪れた客の処方箋データを読み出して照合し、両者のデータが一致したことを確認して薬品を販売する。そして、販売した薬品に関して、データベース100及び客のメモリカードの投薬データの更新を行う。
【0032】
この場合、事前に代理人となる人間のIDや生体認証情報をデータベース100に登録しておけば、患者本人以外に家族や介護者などが代理人として薬品を受け取ることもできる。
【0033】
更に、利用者が口座を持っている金融機関あるいはクレジットカードの会社などと電子商取引(EC)に関する契約を取り決めておけば、実際にその場で代金を支払わずに、利用者端末200を介して薬品を購入する際の決済が行われるようにすることもできる。これは医療機関に支払う診察代や薬品代についても同様である。
【0034】
利用者端末200は、利用者が常に携帯して持ち運べるように、小型、軽量であり、それぞれ特定の個人に対応付けられており、上述のように利用者個人に関するデータを格納する取り外し可能なメモリカードを収納する。また、後で詳述するが無線通信機能と利用者の健康管理をサポートする入出力デバイスとを有しており、無線通信によってデータベース100と必要に応じて適宜接続される。
【0035】
[利用者端末]
図3は、利用者端末200の構成を示すブロック図である。本実施形態の利用者端末200は、全体を制御するCPUを含むコントローラ201、利用者の健康管理をサポートする入出力デバイスとしての吸入器202、無線通信をサポートする通信部203、制御プログラムや各種データを格納する内部メモリ204、個人に関するデータを格納するメモリカード205、I/Oインタフェース206、テンキーや緊急通報(エマージェンシー)スイッチ等の各種スイッチを含むキースイッチ207、液晶ディスプレイやマイク、スピーカなどの表示・音声入出力部208、生体認証用のセンサ209、及び電源として2次電池などの充電可能なバッテリー(不図示)とを備えている。
【0036】
吸入器202は、所定量の液状の薬剤が収容されたタンク2022B、及びタンクから供給された薬剤を微小液滴として吐出する吐出ヘッド2022Aを有するカートリッジ2022と、カートリッジ2022を駆動制御する制御部2021と、カートリッジあるいはタンクに付与されたコードを読み取ったり利用者の吸入状態(負圧)を検出するためのセンサ2023とを含んでおり、熱を利用したインクジェット方式に基づいて液状の薬剤を微小液滴として吐出してミストあるいはエアロゾルを形成して吸気の際に肺から薬剤を体内に投与する。
【0037】
この投与方式は、注射器による投与に代わるものとして、患者自身による薬剤の投与を容易にすると共に精神的、肉体的負担を軽減するものである。
【0038】
通信部203は、キースイッチ207のテンキー及び表示・音声出力部208によって適切な通信方式に従った通話、及びデータベース100とのデータ通信が無線を介して行えるように構成されている。
【0039】
無線通信の方式については特に記載しないが、現在実用化されている移動体通信(携帯電話、PHS、自動車電話等)で採用されている方式や、衛星を経由した方式、あるいはブルートゥースを用いた方式であってもよい。
【0040】
内部メモリ204は、ROMなどの読み取り専用の媒体であってもよいが、通信部203を介してプログラムの更新や変更が可能なように、書き換え可能な記憶媒体であってもよい。
【0041】
メモリカード205は、半導体記憶媒体、MOやCD−R、CD−RWあるいは小型の磁気ディスク等の少なくとも追記が可能で取り外しのできる記憶媒体である。
【0042】
また、I/Oインタフェース206は、利用者が必要に応じて血圧、脈拍、血糖値、体温、尿蛋白などを測定するとき、あるいは自身の測定データを印刷するために、各種測定センサやプリンタなどの外部入出力機器250を選択的に接続できるように構成されている。
【0043】
本実施形態の利用者端末200は吸入器202を一体とした構成であるが、この吸入器202は、他の薬剤投与器具や上記の測定センサと同様に外部入出力機器250の1つとして別体として取り外し可能に構成されていてもよい。
【0044】
認証センサ209は、利用者端末200を登録された人間だけが利用できるように、指紋、声紋、掌紋、顔、虹彩、網膜血管パターンなどのいずれかによって使用者の生体認証を行うセンサである。
【0045】
更に、図示しないが、GPSあるいは無線電話網の基地局から受信する電波の強度を利用して現在位置を検出すると共に、地図情報を利用して最寄りの医療機関や薬品販売店への経路を示すナビゲーション機能を備えている。
【0046】
[セキュリティ対策]
本実施形態の医療用の健康管理システムは、取り扱うデータがプライバシー及び重要な医療データに関するのでデータを十分に保護すると共に、医療ミスや操作ミスを防止するために、動作の際にフェイルセーフとなるように構成する必要がある。
【0047】
例えば、データベース100に格納されるデータは、追加書き込み(追記)のみ可能とするのがよいが、ある程度古くなったデータは特定の管理者によって別の記憶媒体にバックアップした後に上書きするようにしてもよい。また、利用者端末200のメモリカードは必要な容量を過剰に大きくしないように、所定年数経過したデータには上書きするようにしてもよい。
【0048】
データベース100は、接続される医療機関端末110、製薬会社端末120、販売店端末130、利用者端末200の各端末に対してデータ項目毎にアクセス権を設定する。
【0049】
具体的には、医療機関端末110からは、データベース100の全てのデータにアクセス可能であるが、書き込みが可能なのは、その医療機関に関する一部のデータと、訪れた患者の健康保険の使用記録のデータと、電子カルテのデータと、健康診断等で得られた測定値のデータだけである。販売店端末130は、客の利用者端末のメモリカードを挿入してIDが一致した際には個人の処方箋データ及び投薬データにアクセスできるが、通常は薬剤に関するデータと製薬会社のデータに対してのみアクセス可能とする。製薬会社端末130は、薬剤に関するデータと医療機関及び薬品販売店の在庫状況のデータとに対してのみアクセス可能とする。
【0050】
また、これら各端末を操作する際にはID、暗証番号、パスワードなどの入力が必要なようにする。更に、利用者端末200と同様なセンサによる生体認証を併用してもよい。
【0051】
データベース100と利用者端末200との接続は無線を介して行われるので、特に厳密なセキュリティ対策を講じる必要がある。利用者端末200からアクセスできるデータは、利用する個人に関するデータだけであり、利用者端末から書き込み可能なデータは、薬剤の使用記録(投薬データ)や利用者個人が測定したデータだけである。利用者端末200からデータベース100にアクセスする際にはID、暗証番号、パスワードなどの英数字に加え認証センサ209による生体認証を行う。また、データを通信する際には暗号化技術を用いて漏洩や傍受(盗聴)を防止するのがよい。
【0052】
本実施形態では利用者が処方する薬剤に対してもセキュリティ対策を講じて、誤使用や投薬ミス、誤操作を防止するように構成されている。
【0053】
利用者端末200の吸入器202は、1回の投与毎にカートリッジ2022あるいはタンク2022Bのいずれかを交換する。従って、カートリッジあるいはタンクは個別包装されて開封/未開封が容易に解るようになっている。使用する薬剤や吐出方法に応じてどちらを1回の使用毎に交換するようにしてもよいが、以下では説明を簡略化するためにタンク2022Bを交換するものとする。
【0054】
タンクのみを1回毎に交換する際には、吐出ヘッドは複数回使用することとなるが、吐出性能を保証するために、カートリッジが装着されてから使用された回数が所定回数となったらあるいは所定の期間が経過したら、新たなカートリッジとの交換を促すように表示や音で警告を与えると共に、例えば、熱エネルギーを発生するヒータが断線するように構成して、実際の吸入動作が行えないようにするのが好ましい。そして、新たなカートリッジが装着された際には、IDやパスワードを入力させて利用者を再確認する。
【0055】
薬剤の誤った投与を防止するためには、タンク2022Bに光学的あるいは電気的に読み取り可能なコードを付与し、利用者端末200に装着されたときにメモリカード205内に格納された電子カルテに記載された薬剤データとコードの情報とを照合するようにして、電子カルテのデータと異なる薬剤が納められたタンクが装着された場合、及び患者が指示された投与量を越えて投与を行おうとしたり適切なインターバルを守らない場合には、表示や音で警告を与えると共に、実際の吸入動作が行えないようにするのがよい。
【0056】
カートリッジ2022に同様のコードを付与することも、誤ったカートリッジの装着を防止するのに有効である。また、カートリッジには制御部2021との接続のための電気的端子が設けられているので、この端子を利用して種別を識別するようにしてもよい。
【0057】
また、1度使用したタンク内に再度薬剤を注入(リフィル)して再使用すると薬液の純度低下や細菌による汚染の可能性がある。このため、タンクの外壁を金属などの材料として注入が不可能な構成としたり、薬剤を使用した後には上記コードを読み取れなくするように、上書きあるいは書き換えるのも有効である。タンクや薬剤自体に処方毎に異なる色をつけて、利用者が容易に識別できるようにしたり、異なる薬剤を使用する場合には、吸入器部分全体を交換するようにして薬剤の混入を防止することも考えられる。
【0058】
更に、処方箋に基づいた適切なインターバルで薬剤の投与が行われるように、表示や音、振動などで利用者に薬剤投与のタイミングを通知するようにするのが好ましい。
【0059】
吸入器を実際に動作させる際にもIDやパスワードを入力させて利用者を再確認すると共に、動作中に誤った操作が行われたり機器の故障が検出された際には、表示や音で警告を与えて、直ちに動作を停止させて安全側に作用するようにするのが望ましい。
【0060】
本実施形態の利用者端末はバッテリー駆動であるので、吸入動作中にバッテリーが切れるのを予防するために、バッテリーの残りの電力をチェックして1回の吸入動作が行えない残量であったら吸入動作を行えないようにしたり、あと数回でバッテリーが切れることを事前に通知する必要がある。また、バッテリー残量が少なくなった時などに、例えば、吐出時間を長くするなど、通常の吐出よりも電力消費の少ない省電力モードに切り換えたりできるようにするのもよい。
【0061】
更に、衛生上の観点から吐出ヘッドの吐出面(ノズル)を保護すると共に吐出性能を維持するために、ノズル面をキャッピングして表面に残った薬剤の乾燥、固着、並びに不要な薬剤が漏れるのを防止する。このキャップは吸入器のキャップと一体的に構成するのがよい。
【0062】
[緊急通報]
本実施形態の利用者端末200は、患者の状態が急変したり異常事態が生じたときに、利用者端末200のキースイッチ207に設けられた緊急通報(エマージェンシー)スイッチを所定時間以上連続して押し続けると緊急通報モードに入る。
【0063】
図9は緊急通報モードの内容の例を示す図である。図示されたように本実施形態の利用者端末は、緊急通報モードに入るとメニュー画面が表示される。利用者がメニュー画面が表示されてから所定時間以上何も操作しないと、事態が深刻であると判断して、非常通報を行う。この非常通報では、自動的に救急車に直ちに出動を要請すると共に予め設定された家族などの連絡先にも自動的に通知するように設定されている。
【0064】
緊急通知のメニュー画面の項目としては、指定医師への連絡、追加の医療内容の通知、応急処置内容の指示、ナビゲーション、及び緊急通話などが用意されている。
【0065】
緊急通話とは利用者本人が通話可能な状態であるときに、救急施設に連絡して症状を伝えたり、医師や家族に連絡するためのものである。
【0066】
また、ナビゲーションとは、データベース100に格納された医療データに基づいて上述のように最寄りの、あるいは患者の使用している薬剤の供給できる医療機関や薬品販売店への経路を示す機能である。
【0067】
[カートリッジ及びタンク]
本実施形態のカートリッジは、熱を利用したインクジェット方式に基づいて液状の薬剤を微小液滴として吐出する。これはプリンタなどの記録装置で実用化されている、いわゆるバブルジェット方式と呼ばれる方式と基本的に同じであるが、医療用として使用するために、吐出ヘッドやタンクについても記録装置とは異なる特徴をいくつか有している。
【0068】
例えば、吐出ヘッドの構成材料としては、金メッキされたもの、セラミック、ガラスなどを用いる。また、吐出する薬剤の種類や投与の方法(肺まで到達させる必要があるか否か等)に応じて、吐出口(ノズル)の配列や形状を異なったものとする。
【0069】
タンクに収納される薬剤についても、目視により残量が確認できるように着色したり、加熱により薬剤の性質が変化しないように予め焦げやすい糖類や多糖類を混入しておりたりすることが考えられる。更に、収容される薬剤の容量についても、1回の投与に必要な量に、吐出が途中で失敗した場合や吸入の前あるいは後に行う回復処理に必要な量を加えて、吐出が正しく行われた際にはある程度の量が残るようにするのが好ましい。
【0070】
なお、本実施形態のタンクは二重構造となっており、金属などからなる外部の壁と収納された薬剤の容量に応じて形状が変化する柔軟な部材からなる内部の壁とが一体的に成形されている。通常のインクジェット方式で用いられるインクタンクとは異なり、内部に多孔質の吸収体はなく、大気連通口も設けられていない。
【0071】
また、タンクは例えば所定の本数単位で包装されて供給されるが、このとき、スポイトや滅菌ガーゼなどの吐出ヘッドやキャップのメンテナンスを行うための器具や治具を同梱しておくのがよい。
【0072】
上記のように、本実施形態では1回の投与毎にタンク2022Bを交換し、カートリッジ2022も所定回数あるいは一定の期間毎に交換するが、交換されたカートリッジやタンクは、以下のようにして有効にリサイクルされる。
【0073】
カートリッジ及びタンクは、製薬会社で製造され、医師の記載した電子カルテの処方箋に従って、医療機関の薬局又は市井の薬品販売店で患者に供給される。上記のように患者がカートリッジ又はタンクを入手する際には、医療機関端末110又は販売店端末130にメモリカードを挿入し、メモリカードに格納された処方箋データとデータベース100内の処方箋データとが照合される。また、投薬データには過去に使用した薬剤のデータも記録されているので、患者が同じカートリッジ又はタンクを既に使用しているかどうかが容易に解る。
【0074】
従って、既に同じカートリッジ又はタンクを使用している場合には、使用済みのカートリッジ又はタンクを持参して、新しいものと交換するようにする。この場合、カートリッジやタンクを回収したか否かも薬剤使用記録として投薬データに記録するようにすれば、回収をより確実にすることができる。
【0075】
カートリッジやタンクは医療機関又は販売店を経由して製薬会社に回収され、外観や機能を検査し、まだ使用できるものは洗浄の後、殺菌消毒され、再度薬剤が充填され、コードの情報が書き換えられて再使用される。
【0076】
[吸入動作]
次に、本実施形態の利用者端末200を用いて実際の吸入動作を行う際の処理を、図4のフローチャートを参照して説明する。
【0077】
最初に、使用する薬剤投与に関する調整が済んでいるかどうか判断される(ステップS301)。調整動作は、薬剤の1回の投与量、投与インターバルなどのデータを登録する初期設定(ステップS302)、利用者個々の空気吸入の量やプロファイルを測定し吐出条件を決定するテスト吸入(ステップS303)、及びテスト吸入の結果、正しく調整が終了したかどうかの判断(ステップS304)からなる。
【0078】
この調整動作は、薬剤の投与が必要であると診断された際に、例えば医師などの専門家の指導の下で行われ、測定された空気吸入の量やプロファイル、決定された吐出条件は、吸入器設定データとしてデータベース100及び利用者端末200のメモリカード205の両方に記憶される。
【0079】
次に実際の吸入動作を行うべく、カートリッジ及び/又はタンクを吸入器202に装着する(ステップS305)。そして動作が行えるようにID番号、暗証番号あるいはパスワードのいずれかと指紋などの生体認証手段との組合わせから、利用者の認証を行う(ステップS306)。
【0080】
実際の吸引動作を行う前に、吸引治具などの器材を用いて吸引・回復処理を行う(ステップS307)。その後、利用者は吸入器の吐出口側端を咥え、吸入動作を実行する(ステップS308)。薬剤の吐出は利用者の吸入を負圧センサなどで検出することによって開始され、吐出が行われている間には利用者端末は信号音等を発生するようにするのがよい。吸入を数回繰り返して所定量の薬剤が吐出されたら(ステップS309)、吸入が終了する。このときも吸入が終了したことを信号音や表示などで通知するのがよい。
【0081】
[吐出の駆動制御]
本実施形態は、熱を利用したインクジェット方式に基づいて液状の薬剤を微小液滴として吐出する。この方式は駆動波形をパルス状とすることにより、吐出される液滴の数をパルスの数によって制御することが可能であるため、吐出量を正確に管理する用途に適している。
【0082】
しかしながら本実施形態では、医療用として使用するために記録装置とは異なる吐出制御を行っている。すなわち、記録装置は紙などの記録媒体に上方からインクを吐出して記録を行うが、本実施形態の吸入器ではミストあるいはエアロゾル状となるように薬剤を吐出して利用者の吸入空気と共に薬剤を肺まで到達させる必要がある。
【0083】
このため、通常の記録装置よりも液滴のサイズをはるかに小さくし、かつこのような小さなサイズの液滴を適量だけ確実に吐出させるように制御する必要がある。その反面、液滴のサイズが小さくなると、吐出された液滴の運動エネルギーが小さいため、吐出方向については記録装置のようにほぼ1方向とする必要はなく、様々な方向に吐出した液滴が飛翔したり液滴同士が衝突したりしてもよい。
【0084】
従って、本実施形態では、空気吸入のプロファイル(パターン)に応じて駆動パラメータを変化させる。例えば、空気吸入の際、単位時間当たりの吸入量は開始時点が多く、終了直前には少なくなる。従って、吸入時間(1秒から2秒)内に複数回の吐出を行う場合、最初の吐出と最後の吐出とでは吐出速度や駆動周波数などを変化させる。また、吐出方式を変えたり、液滴の大きさや主滴/副滴の割合を変えることも考えられる。これらの駆動パラメータを変化させるタイミングは、使用する薬剤に関連付けられてメモリカードに記憶されるようにするのが好ましい。
【0085】
更に、空気吸入のプロファイルは、年齢や性別、体格などにより個人差があるため、処方が同じであっても利用者個人に合わせて微調整(チューニング)する必要がある。これは上記で図4のフローチャートのS302〜S304に関して説明した部分で行われる。
【0086】
また、吐出が正確に行われたことを確認するために、吐出された液滴を例えば、光学的検出手段などによってモニタするのが好ましい。この場合、正しく吐出が行われていない場合には警報を発生するようにするのがよい。検出方法としては、反射光、屈折光、透過光、あるいは散乱光を検出したり、薬剤に混入した着色料や蛍光剤を検出する方法、またはレーザを用いたものなどが考えられる。
【0087】
[薬剤の流れ]
ここで図5を参照して本実施形態における薬剤(カートリッジ及びタンク)の流れについて説明する。
【0088】
製薬会社で製造された薬剤は、医療機関及び販売店にそれぞれ納入される。そして、利用者(患者)が医師の診察結果により薬剤を投与する必要が生じたら、例えば初診の際には、診察を受けた医療機関の薬局で所定日数分の薬剤を受け取る。
【0089】
また、2回目以降で診察が伴う場合には上記と同様に医療機関の薬局で薬剤を受け取る。このとき、前回受け取って使用済みの薬剤と交換すると共に、電子カルテの投薬データに新たに渡した薬剤のデータを書き込む。
【0090】
診察が必要ない場合には、薬品販売店に出向いて薬剤を受け取ることもできる。この場合にも前回受け取って使用済みの薬剤と交換すると共に、販売店端末で電子カルテの投薬データに新たに渡した薬剤のデータを書き込む。
【0091】
患者から受け取った使用済みの薬剤は、医療機関及び薬品販売店から製薬会社に回収され、上述のようにリサイクルされる。
【0092】
[データの流れ]
図6は本実施形態におけるデータの流れの概容を示す図である。
【0093】
図示されたように、本実施形態の健康管理システムは、データを集中的に管理するデータベース100を中心として構成されているが、各端末でも必要な情報を分散的に管理する。
【0094】
医療機関端末110は、薬剤データをデータベース100から読み取る。また、診察の際には患者の利用者端末200のメモリカードから患者の個人データを読み取ってデータベース100から読み取ったデータと照合し、健康保険のデータや電子カルテのデータをデータベース100及び患者のメモリカードに書き込む。
【0095】
製薬会社端末120は、データベース100から医療機関や販売店の薬剤の在庫データを読み取り、納入した薬剤のデータを出庫データとしてデータベース100に書き込む。また、新たな薬剤が開発されたときや新たな効能が発見されたときなどに、薬剤データをデータベース100に書き込む。
【0096】
販売店端末130は、患者が訪れたときに患者の利用者端末200のメモリカードから処方箋データ及び投薬データを読み取り、データベース100から読み取った処方箋データと照合する。そして、患者が購入した薬剤に関する投薬データをメモリカード及びデータベース100に書き込む。
【0097】
患者の利用者端末200のメモリカードには、患者自身あるいは医療機関以外で検査器を用いて測定された測定データが書き込まれる。この測定データは、無線通信又は医療機関端末110を介して適宜データベース100に書き込まれる。また、患者からの要請により、自身の電子カルテのデータや最寄りの医療機関や薬品販売店に関するナビゲーションデータをデータベースから読み取る。
【0098】
[具体例]
以下、本実施形態の医療用の健康管理システムを用いていくつかの患者の健康管理を行う具体的な例を示す。
【0099】
なお、以下の具体例では、いずれの患者も役所などの公共機関や定期健診を受けた医療機関で発行され、基本データ、識別データ、健康保険データ、測定データがメモリカードに格納された利用者端末200を既に所有しているものと想定する。
【0100】
(1)インスリン治療患者
図7及び図8のフローチャートは、診察時及び薬剤支給時に行われる処理の例をそれぞれ示している。以下、これらのフローチャートを参照してインスリン治療の必要な患者の例を説明する。
【0101】
患者Aは定期健診で血糖値が高いことを指摘され、近くの医療機関で診察を受けるべく出向いた。自身の利用者端末からメモリカードを取り出して医師に渡した。医師は患者のメモリカードを医療機関端末に挿入し(ステップS701)、医師の診察を受けた(ステップS702)。診察の結果I型糖尿病と診断され、インスリンの定期的な投与が必須となった。処方する薬剤は、中間型と速効型の混合製剤と決定され、朝食前と夕食前30分以内に各20単位摂取するように義務付けられた。医師と相談の上、標準摂取時刻を設定して電子カルテが作成された(ステップS703)。
【0102】
この電子カルテのデータは、患者の利用者端末200のメモリカードとデータベース100とに書き込まれた。このとき、認証データとして新たに顔写真及び指紋のデータも書き込まれた。患者Aはインスリン摂取の方法として肺吸入を選択し(ステップS704)、利用者端末200の吸入器を初めて使用することとなった。
【0103】
医師の指導の下、図4のステップS302からS304に関して説明したようにして、患者Aの吸入器設定データがメモリカード及びデータベースに登録された(ステップS705)。
【0104】
以上の処理が終了したら、処方箋のデータを作成・更新し(ステップS706)、患者のメモリカードを医療機関端末から取り出して返却し(ステップS707)診察時の処理を終了する。
【0105】
患者Aは薬剤を受け取るべく、利用者端末200をもって当該医療機関の薬局に行った。自身のメモリカードを薬局内の担当者に渡した、担当者は、薬局内の医療機関端末に患者のメモリカードを挿入し(ステップS801)、IDと指紋とで本人であることを確認し(ステップS802)、メモリカード内の処方箋とデータベース内の処方箋を照合して確認した(ステップS803)。S802及びS803のいずれかの照合が正しく行われなかったら、処理を中断して患者に通知する。
【0106】
S802及びS803の照合が正しく行われたので、担当者は1ヶ月分のインスリンを患者Aに渡した(ステップS804)。このインスリンはカートリッジ一体型であり、受け取った薬箱には吸引治具も納められている。この薬剤の支給は初回であることを確認し(ステップS805)、投薬データとして受け取ったインスリンの量、日付、使用期限、期間等の情報がメモリカードとデータベースの両方に書き込まれ(ステップS807)、メモリカードが取り出されて患者に返却された(ステップS808)。
【0107】
自宅に帰った後、標準設定時刻を告げる警告音が鳴り、患者Aは受け取った薬箱から個包装されたカートリッジ1つを取り出して、注意深く開封して薬の漏れ等がないことを確認して吸入器部分に装着した。利用者端末は、カートリッジが装着されるとメモリカードの電子カルテに記載された処方箋データと装着されたカートリッジの情報とを照合して、カートリッジの種類や装着時刻がディスプレイに表示された。
【0108】
そして、図4のステップS306からS309に関して説明したようにして、IDや指紋で利用者の認証を行い、治具を用いて吸引・回復動作を行った後、インスリンの吸入を行い、吸入による自己摂取を終了した。このとき吸入動作を実行した日時はメモリカードに記憶される。
【0109】
以上のような吸入動作を定期的に繰り返して数日過ぎた頃、出先で体の異常を感じ、利用者端末のナビゲーション機能を利用して最寄りの薬品販売店に出向いて、血糖値を測定し測定結果をメモリカードに記憶した。測定した値は通常より多少高めであったので、メモリカードに記憶されたデータをデータベースに転送して、利用者端末の緊急通報機能を用いて担当の医師に連絡して通話により指示を仰いだ。
【0110】
別のある日、手持ちのインスリンが少なくなったので、行きつけの薬品店で購入しようとしたが、在庫が切れていた。そこでナビゲーション機能を用いてインスリンの在庫がある最寄りの薬品店を検索して出向いた。上記と同様に図8のS801からS804に記載された処理に従って、新しいカートリッジを受け取った。この場合はこの薬剤の支給が初回ではないのでステップS805からステップS806へ進み、使用済みのカートリッジを返却した。販売店端末でメモリカード及びデータベースの投薬データと、薬剤の在庫データとが更新されて患者にメモリカードが返却された。
【0111】
(2)勃起不全症患者
次に、勃起不全症患者の例を上記と同様に図7及び図8のフローチャートを参照して説明する。
【0112】
患者Bは診察を受けるべく医療機関に出向いた。自身の利用者端末からメモリカードを取り出して医師に渡した。医師は患者のメモリカードを医療機関端末に挿入し(ステップS701)、診察を行った(ステップS702)。診察の結果、勃起不全症と診断され、医師との相談に基づき、肺吸入により性腺刺激ホルモンを3ヶ月の間投与することとなった。薬剤の支給は1週間単位と設定され、摂取は一定のインターバルを守り、患者自身が必要に応じて決定することとなった。以上の情報は、メモリカード及びデータベースの電子カルテに書き込まれた(ステップS703)。
【0113】
医師の指導の下、図4のステップS302からS304に関して説明したようにして、患者Bの吸入器設定データがメモリカード及びデータベースに登録された(ステップS705)。また同時に、認証データとして新たに顔写真及び指紋のデータも書き込まれた。
【0114】
以上の処理が終了したら、処方箋のデータを作成・更新し(ステップS706)、患者のメモリカードを医療機関端末から取り出して返却し(ステップS707)診察時の処理を終了する。
【0115】
患者Bは利用者端末200をもって当該医療機関の薬局に行き、自身のメモリカードを薬局内の担当者に渡した、担当者はメモリカードを薬局に設置されている医療機関端末に挿入し(ステップS801)、IDと顔写真とで本人であることを確認し(ステップS802)、メモリカード内の処方箋とデータベース内の処方箋を照合して確認し(ステップS803)、1週間分の薬剤を患者Bに渡した(ステップS804)。この薬剤はタンク交換型であり、受け取った薬箱には吸引治具も納められている。この薬剤の支給は初回であることを確認し(ステップS805)、投薬データとして受け取った量、日付、使用期限、期間等の情報がメモリカードとデータベースの両方に書き込まれ(ステップS807)、メモリカードが取り出されて患者に返却された(ステップS808)。
【0116】
患者Bは必要に応じて薬箱からタンクを取りだしてカートリッジに装着し、効力発揮希望時間に合わせて、上記(1)と同様に吸入による自己摂取を行った。
【0117】
1週間後、受け取った薬剤が無くなったので患者Bは薬品販売店に出向いた。上記と同様に図8のS801からS804に記載された処理に従って、新しいタンクを受け取った。この場合はこの薬剤の支給が初回ではないのでステップS805からステップS806へ進み、使用済みのタンクを返却した。販売店端末でメモリカード及びデータベースの投薬データと、薬剤の在庫データとが更新されて患者にメモリカードが返却された。
【0118】
(3)禁煙希望者
次に、禁煙希望者の例を上記と同様に図7及び図8のフローチャートを参照して説明する。
【0119】
患者Cは禁煙をめざし、医療機関に出向いて治療を受けることとした。自身の利用者端末からメモリカードを取り出して医師に渡した。医師は患者のメモリカードを医療機関端末に挿入し(ステップS701)、問診を行った(ステップS702)。問診及び相談に基づき、肺吸入により段階的にニコチン摂取量を減少させることとなった。薬剤の支給は1週間単位と設定され、1日の最大摂取量は一定の濃度減少勾配に従って決定することとなった。以上の情報は、メモリカード及びデータベースの電子カルテに書き込まれた(ステップS703)。
【0120】
医師の指導の下、図4のステップS302からS304に関して説明したようにして、患者Cの吸入器設定データがメモリカード及びデータベースに登録された(ステップS705)。また同時に、認証データとして新たに顔写真及び指紋のデータも書き込まれた。
【0121】
この場合、吸入器は一定間隔以下のインターバルで吸入を行うと、1回当たりのニコチン吐出量が減少し、1日の最大摂取量を越えないようにコントロールされる。更に、前日の摂取量が最大摂取量未満であってもその残りの量を翌日には持ち越せないように制御されている。
【0122】
以上の処理が終了したら、処方箋のデータを作成・更新し(ステップS706)、患者のメモリカードを医療機関端末から取り出して返却し(ステップS707)診察時の処理を終了する。
【0123】
患者Cは利用者端末200をもって当該医療機関の薬局に行き、自身のメモリカードを薬局内の担当者に渡した、担当者はメモリカードを薬局に設置されている医療機関端末に挿入し(ステップS801)、IDと顔写真とで本人であることを確認し(ステップS802)、メモリカード内の処方箋とデータベース内の処方箋を照合して確認し(ステップS803)、1週間分の薬剤を患者Cに渡した(ステップS804)。この薬剤はタンク交換型であり、受け取った薬箱には吸引治具も納められている。この薬剤の支給は初回であることを確認し(ステップS805)、投薬データとして受け取った量、日付、使用期限、期間等の情報がメモリカードとデータベースの両方に書き込まれ(ステップS807)、メモリカードが取り出されて患者に返却された(ステップS808)。
【0124】
患者Cは喫煙の代わりに1日に数回、薬箱からタンクを取りだしてカートリッジに装着し、上記(1)と同様に吸入による自己摂取を行った。
【0125】
1週間後、受け取った薬剤が無くなったので患者Cは別の医療機関に出向いた。医師は患者Cのメモリカードを医療機関端末に挿入し、患者Cの電子カルテを読み出して設定された濃度減少勾配に従って、1日の最大摂取量や1回の吸入回数等が設定され、新たな処方箋が書き込まれた。また、吸入器も新たな処方に応じて再度調整された。
【0126】
そして、上記と同様に医療機関の薬局で、図8のS801からS804に記載された処理に従って、新しいタンクを受け取った。この場合はこの薬剤の支給が初回ではないのでステップS805からステップS806へ進み、使用済みのタンクを返却した。薬局の医療機関端末でメモリカード及びデータベースの投薬データと、薬剤の在庫データとが更新されて患者にメモリカードが返却された。
【0127】
(4)入院患者
次に、入院患者の例を図10のフローチャートを参照して説明する。
【0128】
患者Dは勤務先の定期健康診断で胃癌が発見され、除去手術を受けるべく医療機関へ出向いた。医療機関では患者のメモリカードを医療機関端末に挿入し(ステップS1101)、過去の健康診断の結果及び胃部X線撮影画像を読み出して診断し、手術を行った(ステップS1102)。
【0129】
手術結果に基づいて術後の治療方法を含む電子カルテが作成され(ステップS1103)、入院するベッドに備えられたベッドサイド端末に患者Dのメモリカードが移され(ステップS1104)、医師や看護婦などの担当者が登録された(ステップS1105)。
【0130】
このベッドサイド端末は、医療機関端末110の変形であり、その構成は利用者端末200から吸入器202を取り除いたものとほぼ同様である。ただし、ディスプレイなどの表示画面は、視認しやすいように大きくなっている。この表示画面上には患者の名前と病気名や症状が常に表示されている。
【0131】
医師や看護婦によって行われる毎日の治療では、表示画面に表示された名前と症状とを確認して患者を識別し(ステップS1106)、医師や看護婦のIDを入力して患者の電子カルテを読み出し(ステップS1107)、回診や必要な検査又は測定を行い(ステップS1108)、その結果に基づいて処方データを更新する(ステップS1109)。
【0132】
一定期間経過後、症状が回復し退院許可がおりた(ステップS1110)。退院の際には患者にメモリカードが返却された(ステップS1111)。
【0133】
[実施形態の効果]
以上説明したように本実施形態によれば、以下のような効果がある。
【0134】
(1)様々な個人データ及び医療データを電子化してデータベースに格納することにより、情報の共有化による効率的な医療行為が期待できる。
【0135】
(2)各端末にアクセス権を設定すると共に個人識別を行うことにより、プライバシーに係わる個人のデータを保護することができる。
【0136】
(3)利用者端末に緊急通報モードが設けられているので、緊急時に適切かつ迅速な対応が可能となる。
【0137】
(4)従来注射により投与していた薬剤を利用者端末の吸入器を用いて投与することにより、患者自身での薬剤の投与が容易となり、患者の精神的、肉体的負担が軽減される。
【0138】
(5)吸入器での薬剤の吐出駆動の際に、駆動パラメータを吸気速度等に応じて変化させることにより、より多くの薬剤を肺まで送り込んで吸入効率を向上させることができる。
【0139】
(6)吸入器での薬剤投与の際に、個々の患者の吸気量やプロファイルに従った適切な吐出制御を行い効率良く薬剤を投与することができる。
【0140】
(7)患者自身で薬剤投与を行う際に、誤まった薬剤を装着したり吸入器の誤操作を防止することができる。
【0141】
(8)利用者端末のコントローラにより、薬剤の投与量や投与インターバルを処方箋データに従って正確に管理することができる。
【0142】
(9)薬剤の支給及び投与が記録されるので、各患者が使用した薬剤や在庫の管理が正確に行える。更に、使用済みのカートリッジやタンクの回収も正確に行える。
【0143】
(10)利用者端末のメモリカードにも処方箋データが記憶されているので、このデータを読み取ることにより、地域を問わず処方箋に従った薬剤の受け取りが可能となる。
【0144】
(11)利用者端末のナビゲーション機能により、最寄りのあるいは適切な医療機関や薬品販売店へのアクセスが容易となる。
【0145】
[他の実施形態]
以上の実施形態においては、医療用の健康管理システムを例に挙げて説明したが、本発明はこれ以外の様々なアプリケーションに適用できる。
【0146】
例えば、上記と同様な利用者端末とスポーツクラブ等に設置した端末とを用いて、美容や健康のために、予め設定したプログラムに従って利用者がダイエットや運動を規則正しく行うように指示を与えるシステムや、薬剤以外の体に必要なビタミンやミネラル等を過不足なく摂取するために、上記の利用者端末の吸入器を使用することも考えられる。
【0147】
このような医療以外のアプリケーションに適用する際には、必要に応じてデータベースや各端末に格納するデータや利用者端末の機能が変更される。
【0148】
更に、医療用の健康管理システムとしても、ぜんそく患者の吸入治療に上記の利用者端末の吸入器を使用したり、現在注射あるいは飲み薬によって体内に投与されている薬剤を上記の利用者端末の吸入器を使用して体内に投与することが考えられる。
【0149】
また、健康管理システムの構成も上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、データベースが医療機関端末に含まれるような形態でもよい。
【0150】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明によれば、吸入器で薬剤を吐出させる際に、薬剤の吐出に関するパラメータを、例えば吸気速度等に応じて変化させることにより、より多くの薬剤を肺まで送り込んで吸入効率を向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての医療用の健康管理システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施形態で取り扱うデータを示す図である。
【図3】図1の実施形態における利用者端末の構成を示すブロック図である。
【図4】図3の利用者端末を用いた吸入動作を示すフローチャートである。
【図5】図1の実施形態における薬剤の流れを示す図である。
【図6】図1の実施形態におけるデータの流れを示す図である。
【図7】医療機器端末での診察時の処理を示すフローチャートである。
【図8】薬剤支給時の処理を示すフローチャートである。
【図9】緊急通報モードを説明するための図である。
【図10】入院患者に対する処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 データベース
110 医療機関端末
120 製薬会社端末
130 販売店端末
200 利用者端末
201 コントローラ
202 吸入器
203 通信部
204 内部メモリ
205 メモリカード
206 I/Oインタフェース
207 キースイッチ
208 表示・音声入出力部
209 認証センサ
250 外部入出力機器
2021 制御部
2022 カートリッジ
2022A 吐出ヘッド
2022B タンク
2023 センサ
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention Method for controlling inhaler and discharge head It is about.
[0002]
[Prior art]
In recent years, with the advancement of medicine and science, the average life span has been extended and it is becoming an aging society. On the other hand, new diseases and infectious diseases due to changes in eating habits and living environment, environmental pollution, viruses and fungi have been found, and people's health concerns are increasing. In particular, in countries called developed countries, an increase in patients with lifestyle-related diseases such as diabetes and hypertension is a problem.
[0003]
On the other hand, the number of medical institutions has not increased to accommodate the increase in patients, and there are areas where there are no medical institutions that can be visited, so there are concerns about future responses including policies.
[0004]
For this reason, telemedicine systems and home health management systems have been proposed in which elderly patients or patients with lifestyle-related diseases or chronic diseases can be diagnosed by a doctor without going to the hospital and can perform daily health management.
[0005]
A typical configuration of these systems is that a symmetrical individual installs a terminal at home or the like, connects to a server in a medical institution or center via a communication line such as the Internet, and answers to an inquiry from the terminal, blood pressure, Measurement values such as body temperature are input and transmitted, and the data collected on the server is checked by a nurse or doctor, and the presence or absence of an abnormality and a message are returned.
[0006]
In order to operate such a medical system, an electronic medical record in which medical records (medical records) of each user are electronically recorded, and a medical database in which electronic medical record data and various measured values are stored are required. However, various proposals have been made regarding this electronic medical record and medical database.
[0007]
In particular, electronic medical records are effective in preventing medical and medication errors that are currently a problem, and the contents of such information are also disclosed to patients and their families, thereby satisfying the patient's right to know. There is great interest.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
As a form of the terminal used in the medical system as described above, a form of a normal personal computer having a display screen and an input device and a form of a dedicated terminal capable of measuring a specific value such as blood pressure, for example, There is.
[0009]
When a device such as a normal personal computer is used as a terminal, the setting and operation method of the device are complicated, and the usable targets are limited.
[0010]
In addition, in the case of a dedicated terminal, if the user has multiple illnesses and diseases and needs to perform various measurements, the measurement will be performed using a plurality of dedicated terminals. As a result, the burden on the user increases.
[0011]
Furthermore, in a conventionally proposed medical system, for example, when a user is suffering from a chronic disease or the like and it is necessary to administer a drug regularly, the administration and management of the drug are left to the user side. And does not have the functions supported by the system. For this reason, the problem that the burden regarding administration and management of a chemical | medical agent cannot be reduced for such a user arises.
[0012]
To explain with specific examples, among patients with diabetes that are currently on the rise, patients with insulin-dependent diabetes called type I do not secrete insulin from the pancreas, so it is necessary to administer insulin regularly. is there. Since insulin is currently administered by subcutaneous injection, the physical and mental burden on the patient is great.
[0013]
In order to reduce the burden on such patients, pen-type syringes that have thin needles and do not feel much pain have been developed. However, patients with type I diabetes need to administer insulin regularly. Since it often works like a healthy person, even if it is a pen type, since it is mentally resistant to injecting in public, it becomes difficult to administer at an appropriate time.
[0014]
For this reason, in order to facilitate administration by the patient himself, a method has been proposed in which the drug is discharged as a droplet instead of an injection so that the drug reaches the lung together with inhalation, and the drug is administered from the lung.
[0015]
However, such an inhalation method is not practical because it is difficult to efficiently reach the patient's lungs with the medicine ejected as droplets.
[0016]
The present invention has been made in view of the situation as described above, and makes it possible to improve inhalation efficiency when discharging a medicine with an inhaler. Method for controlling inhaler and discharge head The purpose is to provide.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention Inhaler Is medicine Agent Vomiting Take out Interest An inhaler for inhaling a user, An ejection head for ejecting the liquid droplets of the medicine; a sensor for detecting an inhalation profile including temporal changes in the amount of air inhaled by the user; Above In accordance with the inhalation profile detected by the sensor, an ejection condition including a change in ejection parameters at a plurality of times within the inhalation time is determined, and the ejection head removes the droplet within the inhalation time according to the ejection condition. The ejection head is controlled so as to eject in a plurality of times. Control means When Have
[0018]
Further, the present invention achieving the above object Discharge head control The method is medicine Agent Vomiting Take out Interest Inhaler for inhaling the user An ejection head for ejecting the liquid droplets of the medicine, a sensor for detecting an inhalation profile including a temporal change in the amount of inhalation of air by the user, and the ejection head according to a detection result of the sensor. Control of discharge head in inhaler having control means for controlling A method, A first step in which the sensor detects the inhalation profile; and the control means, Above Inhalation according to the inhalation profile detected in the first step In time Determine ejection conditions including changes in ejection parameters at a plurality of times, and control the ejection head so that the ejection head ejects the droplets in the plurality of times within the suction time according to the ejection conditions And a second step to .
[0019]
In this way, when the medicine is ejected by the inhaler, the inhalation efficiency can be improved by sending more medicine to the lungs by changing the parameters related to the medicine ejection, for example, according to the inspiratory speed or the like. it can.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Preferred embodiments of the present invention will be described below in detail with reference to the accompanying drawings. Here, as an embodiment of the health management system of the present invention, a medical health management system will be described as an example.
[0021]
[overall structure]
FIG. 1 is a block diagram showing the overall configuration of the medical health management system of the present embodiment. As shown in the figure, this embodiment includes a database 100, a medical institution terminal 110, a pharmaceutical company terminal 120, a store terminal 130, and user terminals 200A to 200N. Here, only one each of the database 100, the medical institution terminal 110, the pharmaceutical company terminal 120, and the dealer terminal 130 is shown, but this is only an example, and it goes without saying that there may be a plurality of each. Also, only four user terminals 200A to 200N (hereinafter simply referred to as 200) are shown, but a large number of user terminals are actually connected.
[0022]
FIG. 2 is a diagram showing data handled in the present embodiment. In this embodiment, basic data including address, name, date of birth, contact information, occupation, work place, etc., and ID (if a number is assigned to all citizens) are registered as data related to an individual. Biometrics such as fingerprints, voice prints, palm prints, faces, irises, retinal blood vessel patterns, etc.) Identification data including data, health insurance data including number, type, usage record, etc., and electronic medical treatment for each individual including examination records, prescriptions, medication data, hospitalization records, medical history, family medical history, etc. And prescription data (electronic medical records) and measurement data obtained by health examinations. In addition, data of designated medical institutions as emergency contact information, and inhaler setting data, which will be described later, are also handled as data relating to individuals.
[0023]
Also, as medical data, data of medical institutions including registration number, location, contact information, registered doctors, equipment, etc., pharmaceutical company data including registration number, location, contact information, drugs handled, scale, etc., registration number Drug store data including location, contact information, drugs handled, and pharmacist name, drug data including drug name, efficacy and precautions, and inhaler data including data on handling and maintenance of the inhaler ( (Not shown).
[0024]
All of these data are stored in the database 100, but the data relating to the individual is also stored in the form of a removable memory card in the user terminal 200 of each individual.
[0025]
The database 100 is a medical database server that is provided for each certain range such as an administrative district, for example, and stores data and medical data related to residents living in the area. The installation location of the database 100 may be a dedicated facility in the administrative region or a specified specific hospital. Each database is connected to each other, and is configured so that necessary data can be accessed when residents receive treatment or move in an area other than the place of residence.
[0026]
The medical institution terminal 110 is installed in each medical institution, is connected to the database 100, and includes a slot into which the memory card of the user terminal 200 is inserted. At the time of medical examination, a doctor or nurse who works at a medical institution inserts the memory card of the user terminal 200 brought by the patient into the medical institution terminal 110, and data about the individual patient who visits the clinic for reference of the medical examination. Is read. Also, the data in the database 100 and the electronic medical record data in the patient's memory card are updated based on the examination result.
[0027]
The prescription data recorded at this time also includes an expiration date, and the expiration date is reset as necessary when the patient is examined again within the expiration date.
[0028]
In addition, doctors refer to drug data in addition to data related to individual patients at the time of medical examination, and the content of prescriptions competes when the patient has a complex disease (such as a complication of a built-in disease and a cardiovascular disease). It will be used as a reference when making decisions. In such a case, information may be transmitted to the patient (informed consent), and the prescription desired by the patient may be given priority.
[0029]
Furthermore, if the patient's DNA analysis results are recorded in the patient's memory card or database 100, the prescription is determined by adopting a method called gene diagnosis or gene therapy instead of the conventional average / statistical method. You can also.
[0030]
The pharmaceutical company terminal 120 is installed in each pharmaceutical company and connected to the database 100. A person working for a pharmaceutical company accesses the database 100 from this terminal, checks the inventory data of medicines in medical institutions and drug dealers, updates the delivery data of delivered medicines, and based on these data To process production management data.
[0031]
The dealer terminal 130 is installed in each drug dealer, is connected to the database 100, and has a slot into which the memory card of the user terminal 200 is inserted. The person who works at the store inserts the memory card of the user terminal 200 brought when the customer visits the store and reads the prescription data of the customer. Also, the database 100 is accessed from this terminal, the prescription data of the visiting customer is read out and collated, and the medicine is sold after confirming that both data match. Then, the medication data in the database 100 and the customer's memory card is updated for the medicines sold.
[0032]
In this case, if the ID or biometric information of the person acting as the agent is registered in the database 100 in advance, a family member or a caregiver can receive the medicine as the agent in addition to the patient.
[0033]
Furthermore, if a contract for electronic commerce (EC) is negotiated with a financial institution or a credit card company in which the user has an account, the user terminal 200 can be used without actually paying the price on the spot. You can also make payments when you purchase medicines. The same applies to the examination fee and medicine fee paid to the medical institution.
[0034]
The user terminal 200 is small and light so that the user can always carry it and carry it. Each of the user terminals 200 is associated with a specific individual, and as described above, a removable memory for storing data related to the individual user. Store the card. Further, as will be described in detail later, it has a wireless communication function and an input / output device that supports user's health management, and is appropriately connected to the database 100 as needed by wireless communication.
[0035]
[User terminal]
FIG. 3 is a block diagram illustrating a configuration of the user terminal 200. A user terminal 200 according to the present embodiment includes a controller 201 including a CPU that controls the whole, an inhaler 202 as an input / output device that supports user health management, a communication unit 203 that supports wireless communication, a control program, and various Internal memory 204 for storing data, memory card 205 for storing personal data, I / O interface 206, key switch 207 including various switches such as numeric keys and emergency call (emergency) switch, liquid crystal display, microphone, speaker, etc. A display / voice input / output unit 208, a biometric authentication sensor 209, and a rechargeable battery (not shown) such as a secondary battery are provided as a power source.
[0036]
The inhaler 202 includes a tank 2022B in which a predetermined amount of liquid medicine is stored, a cartridge 2022 having a discharge head 2022A that discharges the medicine supplied from the tank as fine droplets, and a control unit 2021 that drives and controls the cartridge 2022. And a sensor 2023 for reading a code attached to the cartridge or the tank or detecting a user's inhalation state (negative pressure), and a liquid medicine based on an ink jet method using heat. It is ejected as a droplet to form a mist or aerosol, and a drug is administered into the body from the lungs during inspiration.
[0037]
As an alternative to administration by a syringe, this administration system facilitates administration of the drug by the patient himself and reduces the mental and physical burden.
[0038]
The communication unit 203 is configured so that a telephone call according to an appropriate communication method and data communication with the database 100 can be performed by radio using the numeric keypad of the key switch 207 and the display / audio output unit 208.
[0039]
The wireless communication method is not particularly described, but the method used in mobile communication (cellular phone, PHS, car phone, etc.) currently in practical use, the method via satellite, or the method using Bluetooth It may be.
[0040]
The internal memory 204 may be a read-only medium such as a ROM, but may be a rewritable storage medium so that the program can be updated or changed via the communication unit 203.
[0041]
The memory card 205 is a detachable storage medium such as a semiconductor storage medium, an MO, a CD-R, a CD-RW, or a small magnetic disk.
[0042]
The I / O interface 206 is used for various measurement sensors, printers, etc. when the user measures blood pressure, pulse, blood glucose level, body temperature, urine protein, etc. as necessary, or for printing his / her own measurement data. The external input / output device 250 can be selectively connected.
[0043]
The user terminal 200 of the present embodiment has a configuration in which an inhaler 202 is integrated, but this inhaler 202 is separately provided as one of the external input / output devices 250 in the same manner as other drug administration devices and the above measurement sensors. It may be configured to be removable as a body.
[0044]
The authentication sensor 209 is a sensor that performs biometric authentication of the user by any one of a fingerprint, a voice print, a palm print, a face, an iris, a retinal blood vessel pattern, and the like so that only a registered person can use the user terminal 200.
[0045]
Further, although not shown, the current position is detected using the strength of radio waves received from a base station of GPS or a wireless telephone network, and the route to the nearest medical institution or drug store is shown using map information. It has a navigation function.
[0046]
[Security measures]
The medical health management system of the present embodiment is fail-safe during operation in order to sufficiently protect data and prevent medical errors and operational errors because the data handled is related to privacy and important medical data. It is necessary to configure as follows.
[0047]
For example, the data stored in the database 100 is preferably only allowed to be additionally written (added), but the data that has become old to some extent may be overwritten after being backed up to another storage medium by a specific administrator. Good. The memory card of the user terminal 200 may be overwritten on data that has passed a predetermined number of years so as not to excessively increase the necessary capacity.
[0048]
The database 100 sets an access right for each data item for each of the medical institution terminal 110, the pharmaceutical company terminal 120, the store terminal 130, and the user terminal 200 to be connected.
[0049]
Specifically, all the data in the database 100 can be accessed from the medical institution terminal 110, but the data that can be written are a part of the data related to the medical institution and the use record of the health insurance of the visited patient. It is only data, electronic medical record data, and measured value data obtained by health examinations. The store terminal 130 can access the personal prescription data and medication data when the memory card of the customer's user terminal is inserted and the IDs match, but usually the drug data and the pharmaceutical company data are accessed. Only accessible. The pharmaceutical company terminal 130 can access only data related to medicines and data on the stock status of medical institutions and drug stores.
[0050]
Further, when operating each of these terminals, it is necessary to input an ID, a personal identification number, a password, and the like. Furthermore, biometric authentication using the same sensor as the user terminal 200 may be used in combination.
[0051]
Since the connection between the database 100 and the user terminal 200 is performed via wireless, it is necessary to take particularly strict security measures. The data that can be accessed from the user terminal 200 is only data relating to the individual to be used, and the data that can be written from the user terminal is only the use record of medicine (medication data) and the data measured by the individual user. When accessing the database 100 from the user terminal 200, biometric authentication is performed by the authentication sensor 209 in addition to alphanumeric characters such as an ID, a password, and a password. In addition, when communicating data, it is preferable to prevent leakage or interception (wiretapping) using an encryption technique.
[0052]
In the present embodiment, security measures are also taken for drugs prescribed by the user to prevent misuse, medication errors, and erroneous operations.
[0053]
The inhaler 202 of the user terminal 200 replaces either the cartridge 2022 or the tank 2022B for each administration. Accordingly, the cartridge or tank is individually packaged so that it can be easily opened / unopened. Depending on the medicine to be used and the discharge method, whichever may be replaced for each use, the tank 2022B is replaced in the following in order to simplify the description.
[0054]
When replacing only the tank every time, the ejection head will be used multiple times. However, in order to guarantee the ejection performance, if the number of times the cartridge has been used has become a predetermined number of times, or When a predetermined period has elapsed, a warning is given with a display or sound to prompt replacement with a new cartridge, and for example, the heater that generates heat energy is broken so that the actual suction operation cannot be performed. It is preferable to do so. When a new cartridge is installed, the user is reconfirmed by inputting the ID and password.
[0055]
In order to prevent the wrong administration of the medicine, an optically or electrically readable code is given to the tank 2022B, and the electronic medical record stored in the memory card 205 is attached to the user terminal 200. When a tank containing a drug different from the electronic medical record data is installed, and the patient tries to administer the dose exceeding the indicated dose by comparing the written drug data with the code information. If the proper interval is not met, a warning is given with a display or sound, and the actual inhalation operation should not be performed.
[0056]
Giving a similar code to the cartridge 2022 is also effective in preventing erroneous cartridge mounting. Further, since the cartridge is provided with an electrical terminal for connection with the control unit 2021, the type may be identified using this terminal.
[0057]
In addition, if the medicine is once again injected (refilled) into the tank once used and reused, there is a possibility that the purity of the chemical solution is lowered or contamination by bacteria occurs. For this reason, it is effective to make the outer wall of the tank non-injectable as a material such as metal, or to overwrite or rewrite the code so that the code cannot be read after the medicine is used. The tank and the drug itself are colored differently for each prescription so that the user can easily identify them, and when using a different drug, the entire inhaler part is replaced to prevent the drug from entering. It is also possible.
[0058]
Furthermore, it is preferable to notify the user of the timing of drug administration by display, sound, vibration or the like so that the drug is administered at an appropriate interval based on the prescription.
[0059]
When actually operating the inhaler, enter the ID and password to reconfirm the user, and if an incorrect operation is performed during operation or a device failure is detected, a display or sound It is desirable to give a warning and immediately stop the operation to act on the safe side.
[0060]
Since the user terminal of the present embodiment is battery-powered, in order to prevent the battery from running out during the inhalation operation, the remaining power of the battery is checked and if the remaining amount cannot be inhaled once. It is necessary to prevent the inhalation operation or to notify in advance that the battery will run out in a few more times. Further, when the remaining battery level is low, for example, it is possible to switch to a power saving mode that consumes less power than normal ejection, for example, by extending the ejection time.
[0061]
Furthermore, in order to protect the discharge surface (nozzles) of the discharge head and maintain the discharge performance from a hygienic viewpoint, the nozzle surface is capped to dry and fix the drug remaining on the surface and to leak unnecessary drugs. To prevent. This cap is preferably constructed integrally with the cap of the inhaler.
[0062]
[Emergency call]
The user terminal 200 according to the present embodiment continuously switches an emergency call (emergency) switch provided on the key switch 207 of the user terminal 200 for a predetermined time or more when the patient's state suddenly changes or an abnormal situation occurs. Press and hold to enter emergency call mode.
[0063]
FIG. 9 is a diagram showing an example of the contents of the emergency call mode. As shown in the figure, the user terminal of the present embodiment displays a menu screen when entering the emergency call mode. If the user does not operate anything for a predetermined time after the menu screen is displayed, the situation is judged to be serious and an emergency call is made. In this emergency call, the ambulance is automatically requested to be dispatched immediately, and a preset contact information such as a family is automatically notified.
[0064]
Items on the emergency notification menu screen include contact with a designated doctor, notification of additional medical contents, instruction of first-aid treatment contents, navigation, emergency call, and the like.
[0065]
The emergency call is for contacting a first aid facility to convey symptoms and contacting a doctor or family member when the user himself / herself is able to talk.
[0066]
In addition, navigation is a function that indicates a route to a medical institution or drug store that can supply the nearest or patient-used medicine as described above based on medical data stored in the database 100.
[0067]
[Cartridge and tank]
The cartridge of this embodiment discharges a liquid medicine as fine droplets based on an ink jet system using heat. This is basically the same as the so-called bubble jet method, which has been put into practical use in recording devices such as printers. However, for medical use, the discharge head and tank are also different from the recording device. Have some.
[0068]
For example, as the constituent material of the ejection head, a material plated with gold, ceramic, glass or the like is used. In addition, the arrangement and shape of the ejection ports (nozzles) are different depending on the type of medicine to be ejected and the method of administration (whether it is necessary to reach the lung, etc.).
[0069]
The medicine stored in the tank may be colored so that the remaining amount can be confirmed visually, or saccharides and polysaccharides that are easily burnt may be mixed in advance so that the properties of the medicine are not changed by heating. . Furthermore, with regard to the volume of the medicine to be stored, the amount required for one administration is added to the amount necessary for the recovery process to be performed before or after inhalation when the ejection fails in the middle of the ejection, and the ejection is performed correctly. It is preferable to leave a certain amount when it is discharged.
[0070]
The tank of the present embodiment has a double structure, and an external wall made of metal or the like and an internal wall made of a flexible member whose shape changes according to the capacity of the stored medicine are integrated. Molded. Unlike an ink tank used in a normal ink jet system, there is no porous absorber inside, and no air communication port is provided.
[0071]
In addition, tanks are supplied, for example, in units of a predetermined number. At this time, it is preferable to enclose a discharge head such as a dropper or a sterilized gauze and an instrument or jig for maintaining the cap. .
[0072]
As described above, in this embodiment, the tank 2022B is replaced for each administration, and the cartridge 2022 is also replaced a predetermined number of times or at a certain period. The replaced cartridge or tank is effective as follows. Recycled.
[0073]
Cartridges and tanks are manufactured by pharmaceutical companies and supplied to patients at medical institution pharmacies or Ichii drug dealers according to prescriptions of electronic medical records written by doctors. When a patient obtains a cartridge or tank as described above, a memory card is inserted into the medical institution terminal 110 or the store terminal 130, and the prescription data stored in the memory card is compared with the prescription data in the database 100. Is done. Further, since medication data used in the past is recorded in the medication data, it can be easily understood whether the patient has already used the same cartridge or tank.
[0074]
Therefore, when the same cartridge or tank is already used, the used cartridge or tank is brought and replaced with a new one. In this case, if the cartridge or tank is collected or not is recorded in the medication data as a medicine use record, the collection can be made more reliable.
[0075]
Cartridges and tanks are collected by a pharmaceutical company via a medical institution or dealer, the appearance and functions are inspected, and those that can still be used are cleaned, sterilized, refilled with drugs, and the code information is rewritten. To be reused.
[0076]
[Inhalation operation]
Next, processing when performing an actual inhalation operation using the user terminal 200 of the present embodiment will be described with reference to the flowchart of FIG.
[0077]
First, it is determined whether or not the adjustment relating to the medicine administration to be used has been completed (step S301). In the adjustment operation, initial settings for registering data such as a single dose of a medicine, an administration interval, etc. (step S302), a test inhalation for determining the discharge condition by measuring the amount and profile of each user's air inhalation (step S303). ) And whether or not the adjustment is correctly completed as a result of the test inhalation (step S304).
[0078]
This adjustment operation is performed under the guidance of a specialist such as a doctor, for example, when it is diagnosed that administration of a medicine is necessary.The measured amount and profile of air inhalation and the determined discharge conditions are: It is stored as inhaler setting data in both the database 100 and the memory card 205 of the user terminal 200.
[0079]
Next, in order to perform the actual suction operation, the cartridge and / or the tank are mounted on the inhaler 202 (step S305). Then, the user is authenticated from a combination of any one of the ID number, password, or password and biometric authentication means such as a fingerprint so that the operation can be performed (step S306).
[0080]
Before performing the actual suction operation, suction / recovery processing is performed using equipment such as a suction jig (step S307). Thereafter, the user holds the discharge port side end of the inhaler and performs an inhalation operation (step S308). The discharge of the medicine is started by detecting the user's inhalation with a negative pressure sensor or the like, and the user terminal may generate a signal sound or the like while the discharge is being performed. When a predetermined amount of medicine is discharged by repeating inhalation several times (step S309), the inhalation is finished. Also at this time, it is preferable to notify the end of inhalation by a signal sound or a display.
[0081]
[Discharge drive control]
In the present embodiment, a liquid medicine is ejected as fine droplets based on an ink jet method using heat. This method is suitable for applications in which the ejection amount is accurately managed because the number of droplets to be ejected can be controlled by the number of pulses by making the drive waveform pulsed.
[0082]
However, in the present embodiment, ejection control different from that of the recording apparatus is performed for use in medical use. That is, the recording apparatus performs recording by ejecting ink from above onto a recording medium such as paper. In the inhaler of this embodiment, the medicine is ejected so as to be in the form of mist or aerosol, and the medicine together with the inhaled air of the user. Needs to reach the lungs.
[0083]
For this reason, it is necessary to perform control so that the size of the droplet is much smaller than that of a normal recording apparatus, and an appropriate amount of such a small size droplet is reliably ejected. On the other hand, when the droplet size is reduced, the kinetic energy of the ejected droplet is small, so the ejection direction does not have to be almost one direction as in the recording apparatus, and the droplet ejected in various directions It may fly or the droplets may collide with each other.
[0084]
Therefore, in the present embodiment, the drive parameter is changed according to the profile (pattern) of air intake. For example, at the time of air inhalation, the amount of inhalation per unit time is large at the start time and decreases just before the end. Accordingly, when a plurality of discharges are performed within the suction time (1 to 2 seconds), the discharge speed, the drive frequency, and the like are changed between the first discharge and the last discharge. It is also conceivable to change the ejection method or change the size of the droplets or the ratio of the main droplets / sub-droplets. The timing for changing these driving parameters is preferably stored in the memory card in association with the medicine to be used.
[0085]
Furthermore, the air inhalation profile has individual differences depending on age, gender, physique, and the like, so even if the prescription is the same, it is necessary to fine-tune (tune) according to the individual user. This is performed in the portion described above with reference to S302 to S304 in the flowchart of FIG.
[0086]
Further, in order to confirm that the ejection has been performed accurately, it is preferable to monitor the ejected liquid droplets by, for example, an optical detection means. In this case, it is preferable that an alarm be generated when ejection is not performed correctly. As a detection method, a method of detecting reflected light, refracted light, transmitted light, or scattered light, a method of detecting a colorant or a fluorescent agent mixed in a medicine, or a method using a laser can be considered.
[0087]
[Drug flow]
Here, the flow of the medicine (cartridge and tank) in this embodiment will be described with reference to FIG.
[0088]
Drugs manufactured by pharmaceutical companies are delivered to medical institutions and dealers, respectively. When the user (patient) needs to administer a medicine according to the doctor's examination result, for example, at the first examination, the medicine for the prescribed number of days is received at the pharmacy of the medical institution that received the examination.
[0089]
In addition, when a medical examination is accompanied after the second time, the medicine is received at the pharmacy of the medical institution as described above. At this time, it is exchanged for the medicine received and used last time, and the newly delivered medicine data is written in the medication data of the electronic medical record.
[0090]
If you do not need to see a doctor, you can go to a drug store to receive the drug. In this case as well, the medicine received last time is exchanged with the used medicine, and the newly delivered medicine data is written in the electronic medical record medication data at the store terminal.
[0091]
Used medicines received from patients are collected from medical institutions and drug dealers to pharmaceutical companies and recycled as described above.
[0092]
[Data flow]
FIG. 6 is a diagram showing an outline of the data flow in the present embodiment.
[0093]
As shown in the figure, the health management system of the present embodiment is configured around a database 100 that centrally manages data, but each terminal also manages necessary information in a distributed manner.
[0094]
The medical institution terminal 110 reads drug data from the database 100. At the time of medical examination, the patient's personal data is read from the memory card of the patient's user terminal 200 and collated with the data read from the database 100, and the health insurance data and the electronic medical record data are stored in the database 100 and the patient's memory. Write on the card.
[0095]
The pharmaceutical company terminal 120 reads the medicine inventory data of the medical institution or the dealer from the database 100 and writes the delivered medicine data into the database 100 as the delivery data. Also, drug data is written into the database 100 when a new drug is developed or when a new effect is discovered.
[0096]
The dealer terminal 130 reads the prescription data and the medication data from the memory card of the patient user terminal 200 when the patient visits, and collates with the prescription data read from the database 100. Then, the medication data regarding the medicine purchased by the patient is written in the memory card and the database 100.
[0097]
In the memory card of the user terminal 200 of the patient, measurement data measured using a tester other than the patient himself or a medical institution is written. This measurement data is appropriately written in the database 100 via wireless communication or the medical institution terminal 110. In response to a request from a patient, the electronic medical record data and navigation data about the nearest medical institution or drug store are read from the database.
[0098]
[Concrete example]
Hereinafter, a specific example in which the health management of some patients is performed using the medical health management system of the present embodiment will be described.
[0099]
In the following specific examples, all patients are issued by public institutions such as government offices or medical institutions that have undergone periodic medical examinations, and basic data, identification data, health insurance data, and measurement data are stored in memory cards. It is assumed that the user terminal 200 is already owned.
[0100]
(1) Patients treated with insulin
The flowcharts of FIGS. 7 and 8 show examples of processing performed at the time of diagnosis and medicine supply, respectively. Hereinafter, an example of a patient in need of insulin treatment will be described with reference to these flowcharts.
[0101]
Patient A was pointed out to have a high blood glucose level at regular checkups, and went to see a doctor at a nearby medical institution. I took out the memory card from my user terminal and gave it to the doctor. The doctor inserts the patient's memory card into the medical institution terminal (step S701) and receives a doctor's examination (step S702). As a result of the examination, type I diabetes was diagnosed, and regular administration of insulin became essential. The drugs to be prescribed were determined to be intermediate and fast-acting mixed preparations and required to take 20 units each within 30 minutes before breakfast and dinner. After consulting with a doctor, an electronic medical record was created by setting a standard intake time (step S703).
[0102]
This electronic medical chart data was written in the memory card of the patient user terminal 200 and the database 100. At this time, face photograph and fingerprint data were newly written as authentication data. Patient A selects pulmonary inhalation as a method of ingesting insulin (step S704), and uses the inhaler of the user terminal 200 for the first time.
[0103]
Under the guidance of the doctor, the inhaler setting data of the patient A is registered in the memory card and the database as described with respect to steps S302 to S304 in FIG. 4 (step S705).
[0104]
When the above process is completed, prescription data is created / updated (step S706), the patient's memory card is taken out from the medical institution terminal and returned (step S707), and the process at the time of the diagnosis is terminated.
[0105]
Patient A went to the pharmacy of the medical institution with the user terminal 200 to receive the medicine. The person in charge gave his memory card to the person in charge in the pharmacy, and the person in charge inserts the patient's memory card into the medical institution terminal in the pharmacy (step S801) and confirms the identity with the ID and fingerprint ( In step S802), the prescription in the memory card and the prescription in the database are collated and confirmed (step S803). If any of S802 and S803 is not correctly verified, the process is interrupted and the patient is notified.
[0106]
Since the collation of S802 and S803 was correctly performed, the person in charge handed insulin for one month to the patient A (step S804). This insulin is a cartridge-integrated type, and a suction jig is also housed in the received medicine box. It is confirmed that the medicine is supplied for the first time (step S805), and information such as the amount, date, expiration date, and period of insulin received as medication data is written to both the memory card and the database (step S807). The memory card was removed and returned to the patient (step S808).
[0107]
After returning home, a warning sound will sound to tell the standard setting time, and patient A takes out one individually packed cartridge from the received medicine box and carefully opens it to confirm that there is no leakage of medicine. Attached to the inhaler part. When the cartridge is loaded, the user terminal collates the prescription data written in the electronic medical record of the memory card with the information of the loaded cartridge, and the cartridge type and loading time are displayed on the display.
[0108]
Then, as described with reference to steps S306 to S309 in FIG. 4, after authenticating the user with an ID or fingerprint, performing a suction / recovery operation using a jig, inhaling insulin, Ingestion was terminated. At this time, the date and time when the inhalation operation was executed is stored in the memory card.
[0109]
After a few days after repeating the above inhalation operations regularly, you feel a physical abnormality on the road, go to the nearest drug store using the navigation function of the user terminal, and measure the blood sugar level The measurement result was stored in a memory card. Since the measured value was slightly higher than usual, the data stored in the memory card was transferred to the database, the emergency call function of the user terminal was used to contact the doctor in charge, and the call was directed. .
[0110]
Another day, I had less insulin on hand, so I tried to buy it at a local drug store, but it was out of stock. So I used the navigation function to search for the nearest drug store with insulin stock and went there. Similar to the above, a new cartridge was received according to the processing described in S801 to S804 of FIG. In this case, since the medicine is not supplied for the first time, the process proceeds from step S805 to step S806, and the used cartridge is returned. The medication data in the memory card and database and the drug inventory data were updated at the dealer terminal, and the memory card was returned to the patient.
[0111]
(2) Patients with erectile dysfunction
Next, an example of a patient with erectile dysfunction will be described with reference to the flowcharts of FIGS.
[0112]
Patient B went to a medical institution for medical examination. I took out the memory card from my user terminal and gave it to the doctor. The doctor inserts the patient's memory card into the medical institution terminal (step S701) and conducts a diagnosis (step S702). As a result of the examination, erectile dysfunction was diagnosed, and gonadotropin was administered for 3 months by pulmonary inhalation based on consultation with a doctor. The supply of the drug was set as a weekly unit, and the intake was kept at a certain interval, and the patient himself decided as needed. The above information was written in the electronic medical record of the memory card and database (step S703).
[0113]
Under the guidance of the doctor, the inhaler setting data of the patient B is registered in the memory card and the database as described with respect to steps S302 to S304 in FIG. 4 (step S705). At the same time, new photo data and fingerprint data were written as authentication data.
[0114]
When the above process is completed, prescription data is created / updated (step S706), the patient's memory card is taken out from the medical institution terminal and returned (step S707), and the process at the time of the diagnosis is terminated.
[0115]
The patient B goes to the pharmacy of the medical institution with the user terminal 200 and gives his memory card to the person in charge in the pharmacy. The person in charge inserts the memory card into the medical institution terminal installed in the pharmacy (step S801), the ID and the face photograph confirm that the person is the person (step S802), the prescription in the memory card is checked against the prescription in the database (step S803), and the drug for one week is stored in patient B. (Step S804). This medicine is a tank exchange type, and a suction jig is also housed in the medicine box received. It is confirmed that the medicine is supplied for the first time (step S805), and information such as the received amount, date, expiration date, and period is written in both the memory card and the database (step S807). Was taken out and returned to the patient (step S808).
[0116]
Patient B removed the tank from the medicine box as needed and attached it to the cartridge, and self-ingested by inhalation in the same manner as in (1) above, in accordance with the desired time to demonstrate efficacy.
[0117]
One week later, patient B went to a drug store because the received drug was gone. Similar to the above, a new tank was received according to the processing described in S801 to S804 of FIG. In this case, since the supply of the medicine is not the first time, the process proceeds from step S805 to step S806, and the used tank is returned. The medication data in the memory card and database and the drug inventory data were updated at the dealer terminal, and the memory card was returned to the patient.
[0118]
(3) Those who wish to quit smoking
Next, an example of a person who wishes to quit smoking will be described with reference to the flowcharts of FIGS.
[0119]
Patient C went to a medical institution for smoking cessation and received treatment. I took out the memory card from my user terminal and gave it to the doctor. The doctor inserts the patient's memory card into the medical institution terminal (step S701) and makes an inquiry (step S702). Based on the interview and consultation, nicotine intake was gradually reduced by lung inhalation. The supply of the drug was set as a weekly unit, and the maximum daily intake was determined according to a constant concentration decrease gradient. The above information was written in the electronic medical record of the memory card and database (step S703).
[0120]
Under the guidance of the doctor, the inhaler setting data of the patient C is registered in the memory card and the database as described with respect to steps S302 to S304 in FIG. 4 (step S705). At the same time, new photo data and fingerprint data were written as authentication data.
[0121]
In this case, when the inhaler performs inhalation at an interval equal to or less than a predetermined interval, the discharge amount of nicotine per one time is decreased and controlled so as not to exceed the maximum daily intake. Furthermore, even if the intake amount on the previous day is less than the maximum intake amount, the remaining amount is controlled so that it cannot be carried over to the next day.
[0122]
When the above process is completed, prescription data is created / updated (step S706), the patient's memory card is taken out from the medical institution terminal and returned (step S707), and the process at the time of the diagnosis is terminated.
[0123]
The patient C goes to the pharmacy of the medical institution with the user terminal 200 and gives his memory card to the person in charge in the pharmacy. The person in charge inserts the memory card into the medical institution terminal installed in the pharmacy (step S801), the ID and the face photograph are used to confirm the identity (step S802), and the prescription in the memory card is checked against the prescription in the database (step S803). (Step S804). This medicine is a tank exchange type, and a suction jig is also housed in the medicine box received. It is confirmed that the medicine is supplied for the first time (step S805), and information such as the received amount, date, expiration date, and period is written in both the memory card and the database (step S807). Was taken out and returned to the patient (step S808).
[0124]
Patient C took out the tank from the medicine box several times a day instead of smoking and attached it to the cartridge, and performed self-intake by inhalation as in (1) above.
[0125]
One week later, the patient C went to another medical institution because the received medicine was gone. The doctor inserts the memory card of the patient C into the medical institution terminal, reads out the electronic medical record of the patient C, and sets the maximum daily intake, the number of times of inhalation, etc. according to the set concentration decrease gradient. A prescription was written. The inhaler was also adjusted again according to the new prescription.
[0126]
In the same manner as described above, a new tank was received at the pharmacy of the medical institution according to the processing described in S801 to S804 in FIG. In this case, since the supply of the medicine is not the first time, the process proceeds from step S805 to step S806, and the used tank is returned. The medication data in the memory card and database and the drug inventory data were updated at the medical institution terminal of the pharmacy, and the memory card was returned to the patient.
[0127]
(4) Hospitalized patients
Next, an example of an inpatient will be described with reference to the flowchart of FIG.
[0128]
Patient D was found to have gastric cancer in his regular health checkup at his workplace, and was sent to a medical institution to undergo removal surgery. At the medical institution, the patient's memory card was inserted into the medical institution terminal (step S1101), and the results of past health examinations and stomach X-ray images were read and diagnosed, and surgery was performed (step S1102).
[0129]
An electronic medical record including a postoperative treatment method is created based on the operation result (step S1103), and the memory card of the patient D is transferred to the bedside terminal provided in the hospitalized bed (step S1104). The person in charge such as is registered (step S1105).
[0130]
This bedside terminal is a modification of the medical institution terminal 110, and its configuration is substantially the same as that obtained by removing the inhaler 202 from the user terminal 200. However, the display screen such as a display is large so that it can be easily seen. On this display screen, the name of the patient and the name and symptoms of the disease are always displayed.
[0131]
In daily treatment performed by a doctor or nurse, the name and symptom displayed on the display screen are confirmed to identify the patient (step S1106), and the doctor's or nurse's ID is input to check the patient's electronic medical record. Reading (step S1107), round-trips and necessary examinations or measurements are performed (step S1108), and prescription data is updated based on the results (step S1109).
[0132]
After a certain period of time, the symptoms recovered and the patient was discharged (step S1110). At the time of discharge, the memory card was returned to the patient (step S1111).
[0133]
[Effect of the embodiment]
As described above, according to this embodiment, there are the following effects.
[0134]
(1) Efficient medical practice by sharing information can be expected by digitizing various personal data and medical data and storing them in a database.
[0135]
(2) By setting an access right to each terminal and performing personal identification, personal data concerning privacy can be protected.
[0136]
(3) Since the emergency call mode is provided in the user terminal, it is possible to respond appropriately and promptly in an emergency.
[0137]
(4) By administering a drug that has been conventionally administered by injection using the inhaler of the user terminal, the patient can easily administer the drug, and the mental and physical burden on the patient is reduced.
[0138]
(5) By changing the driving parameter according to the inhalation speed or the like when the medicine is driven to be discharged by the inhaler, more medicine can be sent to the lungs to improve the inhalation efficiency.
[0139]
(6) When a drug is administered with an inhaler, the drug can be efficiently administered by performing appropriate discharge control according to the inhalation amount and profile of each patient.
[0140]
(7) When a patient administers a drug by himself / herself, it is possible to attach a wrong drug or prevent an inhaler from being operated erroneously.
[0141]
(8) The dose of the medicine and the administration interval can be accurately managed according to the prescription data by the controller of the user terminal.
[0142]
(9) Since the supply and administration of medicines are recorded, the medicines and stocks used by each patient can be managed accurately. In addition, used cartridges and tanks can be collected accurately.
[0143]
(10) Since the prescription data is also stored in the memory card of the user terminal, by reading this data, it becomes possible to receive the medicine according to the prescription regardless of the region.
[0144]
(11) The navigation function of the user terminal facilitates access to the nearest or appropriate medical institution or drug store.
[0145]
[Other Embodiments]
In the above embodiment, the medical health management system has been described as an example, but the present invention can be applied to various other applications.
[0146]
For example, using a user terminal similar to the above and a terminal installed in a sports club or the like, a system for giving instructions to the user to regularly perform diet and exercise according to a preset program for beauty and health, In order to ingest vitamins and minerals necessary for the body other than drugs without excess or deficiency, it is also conceivable to use the inhaler of the above user terminal.
[0147]
When applied to such non-medical applications, the data stored in the database, each terminal, and the function of the user terminal are changed as necessary.
[0148]
Further, as a medical health management system, the inhaler of the above-described user terminal is used for inhalation treatment of asthma patients, or a drug currently administered into the body by injection or swallowing medicine is stored in the above-described user terminal. It may be administered into the body using an inhaler.
[0149]
Further, the configuration of the health management system is not limited to the above embodiment, and for example, a form in which a database is included in the medical institution terminal may be employed.
[0150]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, when a medicine is ejected by an inhaler, more medicine is delivered to the lungs by changing a parameter related to the medicine ejection, for example, according to an inspiration speed or the like. This has the effect of improving the inhalation efficiency.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing an overall configuration of a medical health management system as an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing data handled in the embodiment of FIG. 1;
FIG. 3 is a block diagram showing a configuration of a user terminal in the embodiment of FIG.
4 is a flowchart showing an inhalation operation using the user terminal of FIG.
FIG. 5 is a view showing a flow of medicine in the embodiment of FIG. 1;
FIG. 6 is a diagram showing a data flow in the embodiment of FIG. 1;
FIG. 7 is a flowchart showing processing at the time of a medical examination at a medical device terminal.
FIG. 8 is a flowchart showing processing at the time of medicine supply.
FIG. 9 is a diagram for explaining an emergency call mode.
FIG. 10 is a flowchart showing processing for hospitalized patients.
[Explanation of symbols]
100 database
110 Medical Institution Terminal
120 Pharmaceutical company terminal
130 Dealer terminal
200 User terminal
201 controller
202 inhaler
203 Communication Department
204 Internal memory
205 memory card
206 I / O interface
207 key switch
208 Display / Audio Input / Output Unit
209 Authentication sensor
250 External input / output equipment
2021 Control unit
2022 cartridge
2022A Discharge head
2022B tank
2023 sensor

Claims (13)

剤を出して用者に吸入させる吸入器であって、
前記薬剤の液滴を吐出する吐出ヘッドと、
前記利用者による空気の吸入量の時間的な変化を含む吸入プロファイルを検出するセンサと、
前記センサにより検出された前記吸入プロファイルに応じて、吸入時間内における複数回の吐出パラメータの変化を含む吐出条件を決定し、前記吐出条件に応じて前記吸入時間内に前記吐出ヘッドが前記液滴を前記複数回に分けて吐出するように、前記吐出ヘッドを制御する制御手段と、
を有することを特徴とする吸入器
A inhaler to be taken in a Subscriber out ejection medicine agent,
An ejection head for ejecting droplets of the medicine;
A sensor for detecting an inhalation profile including a temporal change in the amount of air inhaled by the user;
In accordance with the inhalation profile detected by the sensor, an ejection condition including a plurality of changes in the ejection parameters within the inhalation time is determined, and the ejection head moves the droplet within the inhalation time according to the ejection condition. Control means for controlling the discharge head so as to discharge in a plurality of times ,
An inhaler characterized by comprising:
前記吐出パラメータは、前記液滴の吐出速度を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の吸入器
The inhaler according to claim 1, wherein the discharge parameter includes a discharge speed of the droplet.
前記吐出パラメータは、前記吐出ヘッドの駆動周波数を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の吸入器
The inhaler according to claim 1, wherein the ejection parameter includes a driving frequency of the ejection head .
前記吐出パラメータは、前記吐出ヘッドから吐出される前記液滴の大きさを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の吸入器
The inhaler according to claim 1, wherein the ejection parameter includes a size of the droplet ejected from the ejection head .
前記吐出パラメータは、前記吐出ヘッドから吐出される前記液滴における主滴/副滴の割合を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の吸入器
The inhaler according to claim 1, wherein the ejection parameter includes a ratio of main droplets / sub-droplets in the droplets ejected from the ejection head .
前記吐出パラメータは、前記吐出ヘッドの吐出方式を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の吸入器
The inhaler according to claim 1, wherein the discharge parameter includes a discharge method of the discharge head .
前記吐出ヘッドは、熱エネルギーを利用して前記液滴を吐出す
ことを特徴とする請求項1に記載の吸入器
The discharge head, inhaler according to claim 1, utilizing thermal energy, characterized in <br/> that that discharges the liquid droplets.
剤を出して用者に吸入させる吸入器であり、前記薬剤の液滴を吐出する吐出ヘッドと、前記利用者による空気の吸入量の時間的な変化を含む吸入プロファイルを検出するセンサと、前記センサの検出結果に応じて前記吐出ヘッドを制御する制御手段とを有する吸入器における吐出ヘッドの制御方法であって、
前記センサが、前記吸入プロファイルを検出する第1のステップと、
前記制御手段が、前記第1のステップで検出された前記吸入プロファイルに応じて、吸入時間内における複数回の吐出パラメータの変化を含む吐出条件を決定し、前記吐出条件に応じて前記吸入時間内に前記吐出ヘッドが前記液滴を前記複数回に分けて吐出するように、前記吐出ヘッドを制御する第2のステップと、
を備えたことを特徴とする吐出ヘッド制御方法。
A inhaler to be taken in a Subscriber out ejection medicine agent, a sensor for detecting an ejection head that ejects liquid droplets of the medicament, the inhalation profile including the temporal change in the intake amount of air by the user And a control method of the discharge head in the inhaler having control means for controlling the discharge head according to the detection result of the sensor ,
A first step in which the sensor detects the inhalation profile;
The control means determines a discharge condition including a plurality of changes in the discharge parameter within the inhalation time according to the inhalation profile detected in the first step, and within the inhalation time according to the discharge condition. A second step of controlling the ejection head so that the ejection head ejects the droplets in a plurality of times;
A method for controlling an ejection head , comprising:
前記吐出パラメータは、前記液滴の吐出速度を含む
ことを特徴とする請求項に記載の吐出ヘッド制御方法。
It said discharge parameter control method for a discharge head according to claim 8, characterized in that it comprises a discharge speed of the droplet.
前記吐出パラメータは、前記吐出ヘッドの駆動周波数を含む
ことを特徴とする請求項に記載の吐出ヘッド制御方法。
It said discharge parameter control method for a discharge head according to claim 8, characterized in that it comprises a drive frequency of the discharge head.
前記吐出パラメータは、前記吐出ヘッドから吐出される前記液滴の大きさを含む
ことを特徴とする請求項に記載の吐出ヘッド制御方法。
The method of controlling an ejection head according to claim 8 , wherein the ejection parameter includes a size of the droplet ejected from the ejection head .
前記吐出パラメータは、前記吐出ヘッドから吐出される前記液滴における主滴/副滴の割合を含む
ことを特徴とする請求項に記載の吐出ヘッド制御方法。
It said discharge parameter control method for a discharge head according to claim 8, characterized in that it comprises a percentage of the main droplet / sub-droplet in the liquid droplet ejected from the ejection head.
前記吐出パラメータは、前記吐出ヘッドの吐出方式を含む
ことを特徴とする請求項に記載の吐出ヘッド制御方法。
9. The ejection head control method according to claim 8 , wherein the ejection parameter includes an ejection method of the ejection head .
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