JP4310947B2 - 冷凍冷蔵庫の制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、冷凍冷蔵庫に係り、特に、各室冷気吐出風路内に設置した各種機器を開閉制御する冷凍冷蔵庫の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、少なくとも2つ以上の温度帯の冷却室を有した冷凍冷蔵庫は、各庫内への冷気吐出風路内には冷気の風量を調整する電動ダンパを設けた構成を多く使用するのが一般的である。
【0003】
図9は従来の冷蔵庫を示す断面図である。図において、1は冷蔵庫本体の断熱箱体で、冷蔵室2と冷凍室3とで構成され、背面には冷却器4を内蔵した冷気吐出風路5を設けている。6は圧縮機、7は冷気強制循環送風機で、前記冷却器4の上方に配置されている。8は前記冷却器4の下方に設けた除霜用ヒータである。9は冷蔵室用の第1温度調節用電動ダンパで、前記冷気吐出風路5の冷蔵室入口に設けてある。10は冷凍室用の第2温度調節用電動ダンパで、前記冷気吐出風路の冷凍室入口に設けてある。
【0004】
以上のように構成された冷却器除霜中の冷蔵室用の第1温度調節用電動ダンパ、冷凍室用の第2温度調節用電動ダンパの制御と冷気の流れについて説明する。図10は、制御タイムチャート図、図11はこの除霜時の制御状態を示した制御フローチャートである。
【0005】
図10の制御タイムチャート図では、時間Aで、圧縮機6および冷気強制循環送風機7の運転を停止すると同時に、除霜用ヒータ8をONし通電を開始する。このとき冷蔵室2、冷凍室3の温度上昇を抑制するため冷蔵室用の第1温度調節用電動ダンパ9、冷凍室用の第2温度調節用電動ダンパ10は閉としてあり、除霜用ヒータ8をONし冷却器4の除霜が開始される。そして、時間Bで、除霜用ヒータ8をOFFすると同時に圧縮機6および冷気強制循環送風機7の運転を開始し、冷蔵室用の第1温度調節用電動ダンパ9、冷凍室用の第2温度調節用電動ダンパ10も開とするものである。
【0006】
次に、図11の制御フローチャートについて説明する。図において、ステップS00において除霜運転を開始すると同時に、ステップS01で圧縮機6を停止、ステップS02で第1温度調節用電動ダンパ9および第2温度調節用電動ダンパ10を閉、冷気強制循環送風機7も停止して、除霜用ヒータ8の通電を開始し、ステップS03で除霜を完了し、ステップS04で除霜運転を終了するものである。
【0007】
従って、冷却器除霜中の冷気の流れは、第1温度調節用電動ダンパ9、第2温度調節用電動ダンパ10を閉じることにより、冷気吐出風路中には冷却器除霜完了まで流れなくなる。
【0008】
また、他の従来例として、ガス冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮したガス冷媒を液化させる凝縮器と、液化した液冷媒を減圧する減圧装置と、減圧した液冷媒をガス化させる蒸発器とを用いそれぞれを配管パイプで接続して構成される冷凍サイクルを備えるとともに、蒸発器の霜取用ヒータを備えた冷蔵庫において、霜取用ヒータの通電直前に圧縮機を所定時間停止する制御装置を有する技術が、特開平10−314069号公報に開示されている。
【0009】
また、他の従来例として、圧縮機モータの停止中、蒸発器の残余冷気を冷蔵室に供給することにより、冷蔵室に保管された食物の新鮮度が落ちる事を防止することのできる冷蔵庫の運転制御装置及び方法の技術が、特開平10−89829号公報に開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の冷凍冷蔵庫の制御装置では、除霜用ヒータが除霜開始から除霜終了まで常時通電され、消費電力が増大する問題があった。
【0011】
また、上記従来の制御装置では、除霜ヒータの熱量のみで除霜を行う為に、ヒータの通電時間が長なり、庫内の温度上昇が増大する問題があった。
【0016】
【課題を解決するための手段】
この発明による冷凍冷蔵庫の制御装置は、少なくとも冷蔵室、冷凍室の2室以上の複数の室で構成し、かつ脱臭風路を有すると共に、前記複数の室又は脱臭風路に冷却器にて冷却した冷気を冷気強制循環用送風機にて、前記複数の室又は脱臭風路に、冷気吐出風路を介して送風し、かつ前記冷気吐出風路内に前記複数の室又は脱臭風路に向けてそれぞれ温度調節用電動ダンパを設けると共に、前記冷却器下方に除霜用ヒータを備え、除霜運転時除霜ヒータ通電停止後、冷気強制循環用送風機にて脱臭風路内に強制対流を発生させ、前記冷却器の残霜の除霜を行うものである。
【0017】
また、この発明による冷凍冷蔵庫の制御装置は、除霜運転時冷蔵室用の第1温度調節用電動ダンパを閉の状態にて、除霜ヒータOFF後に冷気強制循環用送風機にて脱臭風路内に強制対流を発生させ、冷却器の残霜の除霜を行うものである。
【0018】
また、この発明による冷凍冷蔵庫の制御装置は、除霜運転時冷凍室用の第2温度調節用電動ダンパを閉の状態にて、除霜ヒータOFF後に冷気強制循環用送風機にて脱臭風路内に強制対流を発生させ、冷却器の残霜の除霜を行うものである。
【0019】
また、この発明による冷凍冷蔵庫の制御装置は、除霜運転時冷蔵室用の第1温度調節用電動ダンパ、冷凍室用の第2温度調節用電動ダンパ又は脱臭用の第3温度調節用電動ダンパを閉の状態にて、冷気強制循環用送風機にて脱臭風路内に強制対流を発生させ除霜を行うものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1による冷蔵庫を説明する。図1はこの発明の実施の形態1による冷蔵庫の構造を示す断面図である。図において、1は冷蔵庫本体の断熱箱体で、冷蔵室2と冷凍室3とで構成され、背面には冷却器4を内蔵した冷気吐出風路5を設けている。6は圧縮機、7は冷気強制循環送風機で、前記冷却器4の上方の配置したある。8は前記冷却器4の下方に設けた除霜用ヒータである。9は冷蔵室用の第1温度調節用電動ダンパで、前記冷気吐出風路5の冷蔵室入口に設けてある。10は冷凍室用の第2温度調節用電動ダンパで、前記冷気吐出風路5の冷凍室入口に設けてある。
【0021】
図2はこの実施の形態1による冷蔵庫の制御を示す制御タイムチャート、図3はこの実施の形態1による制御を示すフローチャートである。図2において、除霜用ヒータ8の通電開始前に、時間Aにおいて冷蔵室用の第1温度調節電動ダンパ9を開、冷凍室用の第2温度調節電動ダンパ10を閉の状態で、冷気強制循環送風機7を作動させ、冷蔵室入口より冷蔵室2の比較的高い温度の冷気を冷気吐出風路5内に呼び戻す。冷蔵室2の比較的高い温度の冷気により冷却器4温度を上昇させて、冷却器温度T>T1の時に、時間Bにおいて除霜ヒータ8に通電し、冷気強制循環送風機7をOFFし、冷蔵室用の第1温度調節電動ダンパ9を閉にして除霜を開始して時間Cで除霜運転を終了する。これにより、除霜ヒータ8に通電する時間を短縮し、冷蔵庫の省エネルギー化を実現することができる。
【0022】
次に、図3に示すこの実施の形態1による制御を示すフローチャートを説明する。ステップS10において除霜運転を開始する。次にステップS11に進み、圧縮機は停止状態とする。その後、ステップS12において冷蔵室用の第1温度調節電動ダンパ9を開き、冷気強制循環用送風機7をONにし冷蔵室入口より、冷蔵室2の比較的高い温度の冷気を逆に冷気吐出風路5内に呼び戻す。そして、ステップS13に進み、ステップS13では冷却器温度を判定し、冷却器温度がT>T1であれば、ステップS14に進み、冷却器温度がT>T1でなければ、再度冷却器温度がT>T1であるかを判定する。ステップS14では、冷蔵室用第1温度調節電動ダンパ9を閉とすると同時に、除霜用ヒータ8に通電開始して冷却器の除霜運転を開始しする。ステップS15で除霜を完了する。冷却器4の除霜を完了したらステップS16に進み、除霜用ヒータ8の通電を停止して、ステップS17で除霜運転を終了するものである。
【0023】
この制御により庫内を冷却する効果が得られ、除霜用ヒータ8の通電時を短くし、除霜用ヒータ8の通電時における冷蔵室2の温度上昇を未然に防ぐことができる。
【0024】
この実施の形態1において冷凍室、冷蔵室の2室から構成される冷蔵庫で説明をしたが、少なくとも冷蔵室、冷凍室の2室以上で構成し、冷却器にて冷却した冷気を冷気強制循環用送風機にて、前記冷蔵室、冷凍室に各々の冷気吐出風路を介して送風し、前記各々の冷気吐出風路には各々の前記冷気吐出風路内に複数の温度調節電動ダンパを配したもので、かつ冷却器の除霜用ヒータを設けた冷蔵庫であれば、その室数の多少、構成はこれに限定するものではない。
【0025】
また冷蔵室用の第1温度調節電動ダンパ9を開としたが、冷蔵室に限定はしない。除霜時における冷却器温度よりの高い温度帯の部屋の温度調節電動ダンパであれば構わない。
【0026】
実施の形態2。
図4はこの発明のに実施の形態2に示す冷蔵庫の断面図である。図において、1は冷蔵庫本体の断熱箱体で、冷蔵室2と冷凍室3とで構成され、背面には冷却器4を内蔵した冷気吐出風路5を設けている。6は圧縮機、7は冷気強制循環送風機で、前記冷却器4の上方の配置したある。8は前記冷却器4の下方に設けた除霜用ヒータである。9は冷蔵室用の第1温度調節用電動ダンパで、前記冷気吐出風路5の冷蔵室入口に設けてある。10は冷凍室用の第2温度調節用電動ダンパで、前記冷気吐出風路5の冷凍室入口に設けてある。11は脱臭風路、12はこの脱臭風路出口に設けた脱臭風路用の第3温度調節用電動ダンパである。
【0027】
図5はこの実施の形態2による冷蔵庫の制御を示す制御タイムチャート図、図6はこの実施の形態2の制御フローチャートである。
【0028】
図5において、除霜用ヒータ8の通電開始前に、時間Aにおいて冷蔵室用の第1温度調節電動ダンパ9を閉、冷凍室用の第2温度調節電動ダンパ10を閉、脱臭風路用の第3温度調節電動ダンパ12を開の状態で、除霜用ヒータ8を通電し除霜を開始する。時間Bで冷却器4の除霜が完了したら除霜用ヒータ8の通電を停止し、除霜用ヒータ8の余熱と冷気強制循環送風機7の作動による上昇した冷却器周辺エアを利用し、脱臭風路への冷気強制対流によって、時間Cまで冷却器4に残った霜の除霜を完了させる。時間Cになったら、圧縮機をON、冷蔵室用の第1温度調節電動ダンパ9を開、冷凍室用の第2温度調節電動ダンパ10を開、脱臭風路用の第3温度調節電動ダンパ12を閉として通常の冷蔵庫の運転を開始する。
【0029】
次に、図6に示すこの実施の形態2による制御を示すフローチャートを説明する。ステップS20において除霜運転を開始する。次にステップS21に進み、圧縮機は停止状態とする。その後、ステップS22において冷蔵室用の第1温度調節電動ダンパ9を閉じ、冷凍室用の第2温度調節用電動ダンパ10を閉じ、脱臭用の第3温度調節用電動ダンパ12を開とし、冷気強制循環用送風機7をONにし除霜用ヒータ8に通電を開始する。そして、ステップS23に進み、ステップS13では冷却器温度を判定し、冷却器温度がT>T1であれば、ステップS24に進み、冷却器温度がT>T1でなければ、再度冷却器温度がT>T1であるかを判定する。ステップS24では、除霜用ヒータ8の通電を停止し、ステップS25に進む。ステップS25では、脱臭風路11で冷気強制循環用送風機7をONにし強制対流により冷却器4の残った霜の除霜をする。そして、ステップS26で除霜が完了したらステップS27に進み除霜運転を終了するものである。
【0030】
この実施の形態2において冷凍室、冷蔵室の2室から構成される冷蔵庫で説明をしたが、少なくとも冷蔵室、冷凍室の2室以上で構成し、冷却器にて冷却した冷気を冷気強制循環用送風機にて、前記冷蔵室、冷凍室に各々冷気吐出風路を介して送風し、前記各々冷気吐出風路には各々の前記冷気吐出風路内に複数の電動ダンパを備えたもので、かつ冷却器の除霜用ヒータを設けた冷蔵庫であれば、その部屋数、構成はこれに限定しない。
【0031】
この実施の形態2において脱臭風路11への強制対流としたが、強制対流が発生させられる風路、スペースが確保できればこれに限定しない。
【0032】
実施の形態3.
図7はこの実施の形態3による冷蔵庫の制御を示す制御タイムチャート図、図8はこの実施の形態3の制御フローチャートである。
【0033】
図7による実施の形態3を示す制御タイムチャート図では、除霜用ヒータ8の通電開始前に、時間Aにおいて冷蔵室用の第1温度調節電動ダンパ9を開、冷凍室用の第2温度調節電動ダンパ10を閉、脱臭用の第3温度調節用電動ダンパ12を開の状態で、冷気強制循環送風機7を作動さる。これにより、冷蔵室入口より冷蔵室2の比較的高い温度の冷気を冷気吐出風路5内に呼び戻す。冷蔵室2の比較的高い温度の冷気により冷却器4温度を上昇させて、冷却器温度T>T1の時に、時間Bにおいて除霜ヒータ8に通電し、冷気強制循環送風機7はONとし、冷蔵室用の第1温度調節電動ダンパ9を閉にして除霜を開始して時間Cで除霜運転を終了する。時間Cでは、除霜用ヒータ8をOFFして時間Dまで除霜用ヒータ8の余熱と冷気強制循環送風機7の作動による上昇した冷却器周辺エアを利用し、脱臭風路11への冷気強制対流によって、時間Dまで冷却器4に残った霜の除霜を完了させる。時間Dになったら、圧縮機をON、冷蔵室用の第1温度調節電動ダンパ9を開、冷凍室用の第2温度調節電動ダンパ10を開、脱臭風路用の第3温度調節電動ダンパ12を閉として通常の冷蔵庫の運転を開始する。これにより、除霜ヒータ5に通電する時間を短縮し、冷蔵庫の省エネルギー化を実現することができる。
【0034】
次に、図8に示すこの実施の形態3による制御を示すフローチャートを説明する。ステップS30において除霜運転を開始する。次にステップS31に進み、圧縮機は停止状態とする。その後、ステップS32において冷蔵室用の第1温度調節電動ダンパ9を開、冷凍室用の第2温度調節用電動ダンパ10を閉じ、脱臭用の第3温度調節用電動ダンパ12を開とし、冷気強制循環用送風機7をONにし冷蔵室入口より、冷蔵室2の比較的高い温度の冷気を逆に冷気吐出風路5内に呼び戻す。そして、ステップS33に進み、ステップS33では冷却器温度を判定し、冷却器温度がT>T1であれば、ステップS34に進み、冷却器温度がT>T1でなければ、再度冷却器温度がT>T1であるかを判定する。ステップS34では、冷蔵室用の第1温度調節用電動ダンパ9を閉とすると同時に除霜用ヒータ8に通電開始して冷却器4の除霜運転を開始する。開始後、ステップS35に進む。ステップS35では冷却器温度を判定し、冷却器温度がT>T2であれば、ステップS36に進み、冷却器温度がT>T2でなければ、再度冷却器温度を判定する。ステップS36では、除霜用ヒータ8の通電を停止し、ステップS37に進み、ヒータの余熱、および上昇した冷却器周辺エアを利用し、冷気強制循環送風機4による脱臭風路11で強制対流により冷却器4の残った霜の除霜をする。そして、ステップS38で除霜が完了したらステップS39に進み除霜運転を終了するものである。
【0035】
このことで、冷蔵室の冷却効果が得られるために、除霜時の除霜用ヒータ8の通電時間を短縮し、冷蔵庫の省エネルギー化を実現することができる除霜運転時の冷蔵室2、冷凍室3の温度上昇を抑制することが可能となり、庫内の食品鮮度保持性が向上する。
【0036】
この実施の形態3において冷凍室、冷蔵室の2室から構成される冷蔵庫で説明をしたが、少なくとも冷蔵室、冷凍室の2室以上で構成し、冷却器にて冷却した冷気を冷気強制循環用送風機にて、前記冷蔵室、冷凍室に各々の冷気吐出風路を介して送風し、前記各々の冷気吐出風路には各々の前記冷気吐出風路内に複数の電動ダンパを備えたもので、かつ冷却器の除霜用ヒータを設けた冷蔵庫であれば、その部屋数、構成はこれに限定しない。
【0037】
また冷蔵室用の第1温度調節用電動ダンパ9を開としたが、冷蔵室2に限定はしない。除霜時における冷却器温度よりの高い温度帯の部屋の温度調節用電動ダンパであれば構わない。
【0038】
前記、実施の形態1、実施の形態2および実施の形態3によれば、除霜時の庫内の温度上昇を抑制し、食品保存性の向上した冷蔵庫を提供できる。
【0039】
また、前記、実施の形態1、実施の形態2および実施の形態3によれば、除霜時の庫内の温度上昇を抑制し、省エネルギー性に優れた冷蔵庫を提供できる。
【0040】
【発明の効果】
この発明による冷凍冷蔵庫の制御装置は、少なくとも冷蔵室、冷凍室の2室以上の複数の室で構成し、冷却器にて冷却した冷気を冷気強制循環用送風機にて、前記複数の室に冷気吐出風路を介して送風し、前記冷気吐出風路内に前記複数の室に向けてそれぞれ温度調節用電動ダンパを備え、除霜運転時除霜用ヒータ通電前に圧縮機停止の状態で、前記冷蔵室用の第1温度調節用電動ダンパを開き、冷気強制循環用送風機の冷気を強制対流により、比較的高い冷蔵室内の冷気を冷気吐出風路内に呼び戻すようにして、冷却器温度を上昇させる構成としたから、除霜中の冷蔵室内の温度上昇を抑制することができ、食品の保存性の高い冷蔵庫を提供することができる効果を有する。
【0041】
また、この発明の冷凍冷蔵庫の制御装置は、除霜用ヒータをOFFの状態にて庫内に冷気強制循環用送風機にて冷気を強制対流させ、冷却器温度を上昇させて冷却器の除霜を行う構成としたから、除霜用ヒータの通電時間を短縮し、冷蔵庫の省エネルギー化を図ることができる効果を有する。
【0042】
また、この発明の冷凍冷蔵庫の制御装置は、冷凍室用の第2温度調節用電動ダンパを閉の状態にて庫内に冷気強制循環用送風機にて冷気を強制対流させ、冷却器温度を上昇させて冷却器の除霜を行う構成としたから、除霜中の冷蔵室内の温度上昇を抑制することができ、食品の保存性の高い冷蔵庫を提供することができる効果を有する。
【0043】
また、この発明の冷凍冷蔵庫の制御装置は、庫内に冷気強制循環用送風機にて冷気を強制対流させ、冷却器温度を上昇させた後、除霜用ヒータをONて冷却器を加熱し、冷却器の除霜を行う構成としたから、食品の保存性の高い冷蔵庫を提供することができる効果を有する。
【0044】
また、この発明の冷凍冷蔵庫の制御装置は、少なくとも冷蔵室、冷凍室の2室以上の複数の室で構成し、かつ脱臭風路を有すると共に、前記複数の室又は脱臭風路に冷却器にて冷却した冷気を冷気強制循環用送風機にて、前記複数の室又は脱臭風路に、冷気吐出風路を介して送風し、かつ前記冷気吐出風路内に前記複数の室又は脱臭風路に向けてそれぞれ温度調節用電動ダンパを設けると共に、前記冷却器下方に除霜用ヒータを備え、除霜運転時除霜ヒータ通電停止後、冷気強制循環用送風機にて脱臭風路内に強制対流を発生させ、前記冷却器の残霜の除霜を行う構成としたから、除霜用ヒータの通電時間を短縮させることができると共に、除霜中の冷蔵室内の温度上昇を抑制することができ、かつ食品の保存性の高い冷蔵庫を提供することができる効果を有する。
【0045】
また、この発明の冷凍冷蔵庫の制御装置は、除霜運転時冷蔵室用の第1温度調節用電動ダンパを閉の状態にて、除霜ヒータOFF後に冷気強制循環用送風機にて脱臭風路内に強制対流を発生させ、冷却器の残霜の除霜を行う構成としたから、除霜用ヒータの通電時間を短縮させることができると共に、除霜中の冷蔵室内の温度上昇を抑制することができ、冷蔵庫の省エネルギー化を図ることができる効果を有する。
【0046】
また、この発明の冷凍冷蔵庫の制御装置は、除霜運転時冷凍室用の第2温度調節用電動ダンパを閉の状態にて、除霜ヒータOFF後に冷気強制循環用送風機にて脱臭風路内に強制対流を発生させ、冷却器の残霜の除霜を行う構成としたから、除霜中の冷蔵室内の温度上昇を抑制することができ、かつ食品の保存性が高く使用者が安心して使用できる冷蔵庫を提供することができる効果を有する。
【0047】
また、この発明の冷凍冷蔵庫の制御装置は、除霜運転時冷蔵室用の第1温度調節用電動ダンパ、冷凍室用の第2温度調節用電動ダンパ又は脱臭用の第3温度調節用電動ダンパを閉の状態にて、冷気強制循環用送風機にて脱臭風路内に強制対流を発生させ、除霜を行う構成としたから、除霜用ヒータの通電時間を短縮させることができると共に、除霜中の冷蔵室内の温度上昇を抑制することができ、消費電力の削減に貢献できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による冷凍冷蔵庫の制御装置を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による冷凍冷蔵庫の制御装置を示す制御タイムチャート図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による冷凍冷蔵庫の制御装置を示す制御フローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態2による冷凍冷蔵庫の制御装置を示す断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による冷凍冷蔵庫の制御装置を示す制御タイムチャート図である。
【図6】 この発明の実施の形態2による冷凍冷蔵庫の制御装置を示す制御フローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態3による冷凍冷蔵庫の制御装置を示す制御タイムチャート図である。
【図8】 この発明の実施の形態3による冷凍冷蔵庫の制御装置を示す制御フローチャートである。
【図9】 従来の冷凍冷蔵庫の制御装置を示す断面図である。
【図10】 従来の冷凍冷蔵庫の制御装置を示す制御タイムチャートである。
【図11】 従来の冷凍冷蔵庫の制御装置を示す制御示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 冷蔵庫本体、2 冷蔵室、3 冷凍室、4 冷却器、5 冷気吐出風路、6 圧縮機、7 冷気強制循環送風機、8 除霜用ヒータ、9冷蔵室用の第1温度調節用電動ダンパ、10 冷凍室用の第2温度調節用電動ダンパ、11 脱臭風路、12 脱臭用の第3温度調節用電動ダンパ。
Claims (4)
- 少なくとも冷蔵室、冷凍室の2室以上の複数の室で構成し、かつ脱臭風路を有すると共に、前記複数の室又は脱臭風路に冷却器にて冷却した冷気を冷気強制循環用送風機にて、前記複数の室又は脱臭風路に、冷気吐出風路を介して送風し、かつ前記冷気吐出風路内に前記複数の室又は脱臭風路に向けてそれぞれ温度調節用電動ダンパを設けると共に、前記冷却器下方に除霜用ヒータを備え、除霜運転時除霜ヒータ通電停止後、冷気強制循環用送風機にて脱臭風路内に強制対流を発生させ、前記冷却器の残霜の除霜を行うことを特徴とする冷凍冷蔵庫の制御装置。
- 除霜運転時冷蔵室用の第1温度調節用電動ダンパを閉の状態にて、除霜ヒータOFF後に冷気強制循環用送風機にて脱臭風路内に強制対流を発生させ、冷却器の残霜の除霜を行うことを特徴とする請求項1記載の冷凍冷蔵庫の制御装置。
- 除霜運転時冷凍室用の第2温度調節用電動ダンパを閉の状態にて、除霜ヒータOFF後に冷気強制循環用送風機にて脱臭風路内に強制対流を発生させ、冷却器の残霜の除霜を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の冷凍冷蔵庫の制御装置。
- 除霜運転時冷蔵室用の第1温度調節用電動ダンパ、冷凍室用の第2温度調節用電動ダンパ又は脱臭用の第3温度調節用電動ダンパを閉の状態にて、冷気強制循環用送風機にて脱臭風路内に強制対流を発生させ、除霜を行うこと特徴とする請求項1又は請求項2記載の冷凍冷蔵庫の制御装置。
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