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JP4368540B2 - Osteomalacia preventive agent - Google Patents

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JP4368540B2
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Description

【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、骨軟化症予防剤に関し、さらに詳しくは椎茸菌糸体エキス等の担子菌類菌糸体エキスを含有する骨軟化症予防剤に関する。
【0002】
【従来技術】
ヒトや動物の骨(骨組織)では、「類骨」なる未完成の骨様組織ができ、そこへカルシウムが沈着して、固い骨が完成するという新陳代謝が行われている。カルシウムの沈着が不十分だと類骨部分の多い骨となり、軟らかくて変形しやすい。
【0003】
カルシウム沈着は、カルシウムが血液中のリンと結合することにより燐酸カルシウム(石灰化)の形で生じ、この代謝を促進しているのがビタミンDである。よって、ビタミンD不足があると骨軟化症が発症する。
すなわち骨軟化症とは、成人で、石灰化異常により正常なカルシウム沈着ができずに骨が軟らかくなっている状態をいい、子供ではこれをくる病といい、症状としては、臀部に広がる骨痛、筋肉の脱力、カルシウム不足の症状、口のまわりのしびれ、手足のしびれ、手あるいは足の痙攣等が挙げられる。(なお、骨軟化症の類似疾患に、骨粗鬆症などがあるが、骨粗鬆症では、骨軟化症と異なり、石灰化障害はない。)
このような骨軟化症の原因は多数あり、例えば、食事からのビタミンDの摂取不足、肝、腎障害、胃切除による慢性下痢などのため胃や腸でのビタミンDの吸収障害、日光浴(紫外線照射)の不足により、体内にビタミンDを合成する機能が低下していることなどがある。その他の要因として、ビタミンD代謝の先天的あるいは後天的な障害、腎不全やアシドーシス、食事量が不十分なために起こるリン酸塩不足や腎臓病によるリン再吸収能力の低下、てんかん発作の治療薬による副作用などがある。
【0004】
このように、骨軟化症は様々な原因で起こり得るが、多くは、前述したようなビタミンDの摂取不足の場合に発症するとされている。
従って、例えば、大人が、戸外に出ず、室内で長期間生活し、しかも乳糖不耐症のために牛乳の摂取を避けている場合、非常に強力な日焼け止め剤を使用して日光に当たる時間が不足している場合、労働衛生環境が悪く日照時間が短い場合やひどいスモッグ発生地域に住んでいるなど住環境等が悪く日照時間が短い場合などには、体内でのビタミンDの生合成が妨げられ、骨軟化症が発症する可能性が高くなる。このような骨軟化症は、成人1000人当たり一人の割合で見られる。
【0005】
そして、既に発症した骨軟化症患者には、その潜在的な原因に対応して活性型ビタミンD、カルシウム、リンの経口補助薬を投与し、また腸にビタミンDの吸収障害のある骨軟化症患者には、紫外線照射と平行して、ビタミンDを普通より多く投与する等の処置が施されている。
このような種々の原因で発症する骨軟化症のうちで、例えば、ビタミンDの欠乏が原因で発症するタイプの骨軟化症は、基本的には、ビタミンDを強化した乳製品を摂り、日光に十分当たることにより予防できる。
【0006】
しかしながら、例えば、乳糖不耐症の場合、乳製品の摂取は安価で高栄養価を有していても困難である。また今日の高層化および高密度化した都市型住環境下では、日常的に十分な日光浴を行うこともままならず、特に高齢者では、日光の届かない室内で過ごす時間が増加するなど、骨軟化症が発症する誘因は多い。
ここで、もし、日常的に摂取する乳製品等のカルシウム含有量などが少量であっても、食品に含まれるカルシウムを効率よく体内、特に骨組織に取り込むことができれば、骨軟化症の予防に有益であり、骨軟化症を軽減、治療する選択肢が増えるため好ましい。
【0007】
とくに、昔から食用されていた食品から抽出された物質がそのような生理作用を示すなら、かかる活性物質を主成分とする薬剤では、長期間の服用でも副作用がないか、あっても少なく使いやすいことが期待される。さらにそれを配合した保健薬または健康食品であれば、一般の人々がビタミン剤または栄養滋養剤と変わらない形態で摂取することも可能であり、高齢化社会の疾病のひとつである骨軟化症の予防に大いに貢献するものとして期待される。
【0008】
ところで古来より、椎茸、松茸、エノキ茸などの担子菌類の茸は食用されており、中には、担子菌類サルノコシカケ科に属する茸のように漢方薬として重用されているものもある。さらに椎茸菌糸体あるいはその抽出物等には、制癌作用、便秘予防、肥満や糖尿病の予防、食品中の毒性物質の排除促進、自己防御能の向上など、健康維持、増進に有益な種々の作用があると報告されている。
【0009】
例えば、(1)特公昭60-23826号公報において、本願出願人らは、接種菌として椎茸菌を用いた以外は上記特願昭62−34123号記載の方法と同様の方法にて保健飲料を製造する方法を提案している。この公報では、得られる保健飲料には、血圧降下作用、利尿作用、疲労回復作用などがあると記載されている。
【0010】
(2)特開昭57−170173号公報には、砂糖きびあるいは砂糖大根等の原糖及び植物繊維を多量に含有する素材を用いて培養基とし、これに椎茸等の食用茸の種菌を接種して、菌糸体を培養させた後、子実体発生寸前または直後の培養基を粉砕、加水、加温して前記菌糸体に自己消化を生じさせて該菌糸体に含有されている有効成分を培養基に溶脱させ、しかる後乾燥させて微細に粉砕した、食用菌糸体の有効成分及び食物繊維を含有した粉末食品の製造方法が開示されている。該公報には、この方法で得られる粉末食品は、大腸癌、動脈硬化症、糖尿病等に有効であると記載されている。
【0011】
また、本願出願人等は、(3)特許第2519785号(特開平2−107171号公報)にて、トウモロコシ随、フスマ及び米糠からなる植物繊維と水とを含む固体培地に、エノキタケ菌糸を接種して培養し、培養終了後この培地を破砕し、乾燥することによる、食物繊維含有食品の製造方法を提案しており、該公報には、この方法により得られる食品を摂取すると、便秘予防、肥満、糖尿病、動脈硬化の予防、食品中の毒性物質の排除促進、自己防御能の向上などが期待できる旨記載されている。
【0012】
また、(4)特開平2−134325号公報には、担子菌の1種である椎茸菌の菌糸体培養物から抽出された成分からなるエイズ治療剤が記載されている。
また、(5)「キノコの化学・生化学」(水野、河合編、学会出版センター刊)には、キノコの食物繊維には、薬理作用、結腸癌、直腸癌の予防効果が期待でき、エノキタケ抽出物ではその発癌予防効果が動物実験でも証明されていると記載されている。
【0013】
(6)「きのこ抗腫瘍研究20年」(池川等、社団法人 長野県農村工業研究所発行、平成元年3月1日刊)には、エノキタケ菌糸体から分離されたプロフラミンは、制癌剤として機能し、経口投与しても毒性がなく、その他の副作用も認められないと記載されている。
さらに、本発明者らは、前記(1)特公昭60-23826号公報に記載の方法と同様の方法にて得られる椎茸菌糸体エキスが、HIV型ウイルス活性阻害効果を有することを見出し、(7)特開平7−173070号公報(特許第3017630号)において、該方法で得られるHIV型ウイルス活性阻害剤を提案している。
【0014】
しかしながら、担子菌類の椎茸(菌糸体培養物)などから抽出される椎茸菌糸体エキスなどの担子菌類菌糸体エキスには、上記のような効果に加えて、他にどのような効果があるかという点については、未だ、知られていないことが多い。
そこで、本発明者は、椎茸菌糸体エキス等の、従来より食用され漢方に利用されている担子菌類の菌糸体エキスの薬理作用について鋭意研究を重ねたところ、椎茸菌糸体エキスなどの担子菌類菌糸体エキスには、驚くべきことに、著しい骨軟化症予防効果が認められること、上記椎茸菌糸体抽出物は医薬品として利用することができ、さらに一般飲食物、健康食品、機能性食品として利用することにより、上記効果を期待できることなどを新たに見出して、本発明を完成するに至った。
【0015】
【発明の目的】
本発明は、上記のような従来技術に伴う問題点を解決しようとするものであって、骨軟化症を予防でき、しかも副作用の恐れがなく安全性に優れた骨軟化症予防剤を提供することを目的としている。
【0016】
【発明の概要】
本発明に係る骨軟化症予防剤は、担子菌類の菌糸体培養物から抽出された担子菌類菌糸体エキスを含むことを特徴としている。上記担子菌類としては、椎茸菌、山伏茸菌、エノキタケ菌、エリンギ菌、霊芝菌等が挙げられる。
本発明においては、上記担子菌類の菌糸体エキスとしては、
バガス(bagasse)を基材とする固体培地上に、椎茸菌などの担子菌類を接種し、次いで菌糸体を増殖して得られる菌糸体を含む固体培地を解束し、
この解束された固体培地に、水およびセルラーゼまたはプロテアーゼから選ばれる酵素の1種またはそれ以上を、前記固体培地を30〜50℃に保ちながら添加し、そして前記固体培地を酵素の存在下に粉砕および擂潰して椎茸菌糸体エキス等の担子菌類菌糸体エキスを抽出し、次いで95℃までの温度に加熱することにより酵素を失活させかつ滅菌してなるものであることが望ましい。
【0017】
このような骨軟化症予防剤を、例えば、経口摂取すれば、低カルシウム食を摂取していても骨密度を著しく向上させて骨軟化症を予防でき、しかもこの骨軟化症予防剤には、副作用の恐れが全くなく安全性に優れている。
【0018】
【発明の具体的説明】
以下、本発明に係る骨軟化症予防剤について具体的に説明する。
[骨軟化症予防剤の製造]
本発明に係る骨軟化症予防剤には、担子菌類の菌糸体エキスが含まれている。
担子菌類(Basidiomycota)としては、古来より我が国で食用菌類として食用され、あるいは漢方で使用されている、松茸目あるいはハラタケ目(Agaricales)の茸、サルノコシカケ目あるいはヒダナシタケ目(Aphyllophorales)の茸、キクラゲ目(Auriculariales)またはシロキクラゲ目(Tremellales)の茸、アンズタケ目(cantharellales)の茸等が挙げられる。
【0019】
より具体的には、松茸目あるいはハラタケ目(Agaricales)の茸としては、
松茸(Tricholoma Matsutake Ito et Imai.)、
椎茸(Lentinula edodes (Berk.) Sing.)、
エノキ茸(Flammulina Velutipes (Fr.)Sing.)、
平茸(Pleurotus ostreatus (Jacq.Ex Fr)Kummer)、
なめこ(Pholiota nameko(I.Ito)S.Ito et IMAI)、
イグチ属(Boletus Dill.ex Fr.)、
シメジ(Lyophyllum shimeji (Kawam.)Hongo)、
チチタケ(Lactarius volemus(Fr.)Fr.)、
エリンギ(pleurotus eryngii)等が挙げられる。
【0020】
また、サルノコシカケ目あるいはヒダナシタケ目(Aphyllophorales)の茸としては、
コフキサルノコシカケ(Elfvingia applanatus(Pers.)Karst.)、
ツガサルノコシカケ(Fomitopsis pinicola (Fr.)Karst.)、
カワラ茸(Coriolus versicolor(Fr.)Quel.)、
マンネン茸すなわち霊芝(Ganoderma lucidum(W.Curt.ex Fr.)Karst.)、
舞茸(Grifola frondosa(Fr.)S.F.Gray)、
メシマコブ(P.yucatensis(Murr.)Imaz.,)等が挙げられる。
【0021】
キクラゲ目(Auriculariales)またはシロキクラゲ目(Tremellales)の茸としては、
キクラゲ(Auricularia auricula(Hook.)Underw.)、
シロキクラゲ(Tremellinea fuciformis Berk.)等が挙げられる。
アンズタケ目(cantharellales)の茸としては、
ハリタケ科(Hydnaceae)の山伏茸すなわちハリタケ(hydnum)等が挙げられる。
【0022】
本発明では、これら担子菌類のうちでも、椎茸(Lentinula edodes (Berk.) Sing.)、山伏茸、エノキ茸(Flammulina Velutipes (Fr.)Sing.)、霊芝菌が好ましく用いられる。
本発明では、これらの担子菌類を、1種または2種以上組み合わせて用いることができる。なお、これらの担子菌類の多くは、「キノコの事典」(中村克哉編、朝倉書店、1989年)、「キノコ類の培養法」(岩出亥之助著、地球社、昭和60年再訂5版)あるいは「原色日本菌類図鑑」(今関等共著、保育社、昭和58年、27刷)などに詳説されている。
【0023】
椎茸菌糸体エキス等の担子菌類菌糸体エキスの製法には特に制限はなく、前記従来技術の項に挙げたような方法で得られる担子菌類菌糸体エキスでもよく、例えば、椎茸菌糸体エキスでは、特開平2−134325号公報に記載されているように、椎茸菌糸体培養物を必要により自己消化させた後、熱水抽出し、その熱水抽出物をアルコールに沈殿させて得られるものでもよく、また、必要により、この沈殿物をさらにクロマトカラムにて分画し、エチレングリコール等にて溶出画分を分取して用いてもよい。
【0024】
また、本願出願人が先に提案した、特開平9−234086号公報に記載の「菌糸体含有培地からの有用成分の抽出方法」で得られた抽出物を用いてもよい。すなわち、本発明では、「バガスを基材とする固体培地上に担子菌類を接種し、次いで菌糸体を増殖して得られる菌糸体を含む固体培地を圧搾し、搾汁液(i)を得ると共に、搾汁液(i)が分離された菌糸体を含む固体残渣成分に、水および酵素を添加して30〜60℃、好ましくは30〜50℃に保ちながら攪拌して菌糸体細胞壁を溶解させ、次いで、95℃までの温度に加熱し上記酵素を失活させるとともに滅菌して細胞壁溶解生成物含有液(ii)を得ることを特徴とする菌糸体含有培地からの有用成分の抽出方法。」にて得られた搾汁液(i)、細胞壁溶解生成物含有液(ii)の何れか一方または両者を用いることもできる。なお、上記酵素としては、セルラーゼ、プロテアーゼ、β-1,3−グルカナーゼ、キチナーゼの内の何れか1種または2種以上が好ましく、さらには、該酵素が、β-1,3−グルカナーゼを主成分とし、さらにキチナーゼ、セルラーゼを含有していることが好ましい。
【0025】
また、本発明では、該公報に記載の「バガスを基材とする固体培地上に担子菌類を接種し、次いで菌糸体を増殖して得られる菌糸体を含む固体培地を圧搾して、搾汁液(i)を得ると共に、搾汁液(i)が分離された菌糸体を含む固体残渣成分を解束し、この解束された固体残渣成分に、水および酵素を添加して30〜60℃、好ましくは30〜50℃に保ちながら前記固体成分を粉砕および擂潰して菌糸体細胞壁を溶解させ、次いで、95℃までの温度に加熱して上記酵素を失活させるとともに滅菌して細胞壁溶解生成物含有液(ii)を得ることを特徴とする菌糸体含有培地からの有用成分の抽出方法。」にて得られた搾汁液(i)、細胞壁溶解生成物含有液(ii)の何れか一方または両者を用いることもできる。この場合も上記と同様の酵素を用いることが好ましい。
【0026】
本発明では、骨軟化症予防効果の点で特に好ましくは、該椎茸菌糸体エキスでは、特公昭60-23826号公報に記載された方法を利用して調製したものが望ましい。また、椎茸菌糸体エキス以外の上記したような他の担子菌類菌糸体エキスの場合も、椎茸菌糸体エキスと同様の方法にて調製したものが好ましい。
以下、椎茸菌糸体エキスの調製法の例を挙げて、以下に詳説する。
【0027】
椎茸菌糸体エキスを調製するには、具体的には、まずバガスからなる固体培地に水、好ましくは純水を適度に混ぜた後、椎茸菌を接種する。なお、このバガス培地に、米糠の他、必要によりリン、鉄、ゲルマニウム等のミネラル類、落花生表皮、玄米などを添加してもよい。
次いで、このように椎茸菌が接種された培地を、温度および湿度が調節されさらには照度も調節された培養室内に入れて、菌糸体を増殖させる。
【0028】
菌糸体が固体培地に蔓延し、子実体の発生直前・直後の時期に、バガス基材の繊維素を解束し、12メッシュ通過分が30重量%以下となるようにすることが望ましい。なお、バガス基材培地の解束は、上記のように子実体の発生直前・直後の時期に行うことが好ましいが、子実体がかなり成長した後の時期に行ってもよい。
【0029】
このように解束された固体培地に、水およびセルラーゼ、プロテアーゼまたはグルコシダーゼから選ばれる酵素の1種またはそれ以上を、固体培地を30〜60℃、好ましくは30〜50℃に保ちながら添加する。添加される酵素としては、セルラーゼが好ましい。
酵素の添加量は、固体培地1kgに対して0.5〜5g好ましくは1〜3gであることが好ましい。また水は、金属イオン等のイオン類を含まない純水が好ましく、この解束された培地1kgに対して、水(例:純水)1〜10kg好ましくは2〜6kgを加えてバガス含有混合物とする。
【0030】
次いでこのバガス含有混合物から椎茸菌糸体エキスを抽出するが、このように椎茸菌糸体エキスを抽出するには、培地含有混合物を、例えば変速機付ギヤーポンプ等を用いて循環させながら、固体培地に粉砕および擂潰作用を加えてバガス繊維の約70重量%以上が12メッシュ通過分となるようにすることが望ましい。
【0031】
バガス含有混合物の粉砕および擂潰は、該混合物の温度を30〜60℃、好ましくは30〜50℃に保ちながら行ってもよく、温度を上記温度より徐々に上昇させながら行ってもよいが、温度を上昇させながら行うことが好ましい。水温が60℃以上好ましくは70℃以上となったときに、バガス含有混合物中に室温の空気を噴入をさせると、空気泡は急激に加熱されて破壊し、バガス繊維に衝撃を与え有効成分の抽出をより効率的に行うことができる。
【0032】
次いで、このようにして処理されたバガス含有混合物をさらに加熱して95℃までの温度、好ましくは75〜90℃程度の温度に加熱し、この温度で数十分間保持して該混合物中の酵素を失活させるとともに、該混合物を殺菌すると、椎茸菌糸体エキスが得られる。
なお、得られた椎茸菌糸体エキスを必要に応じて、50〜120メッシュ好ましくは60〜100メッシュ程度の濾布を用いて濾過してもよい。
【0033】
このようにして得られる椎茸菌糸体エキスは、濃縮して用いることもでき、また凍結乾燥して粉末状として用いることもできる。
以上、椎茸菌糸体エキスの好ましい調製法の例を詳説したが、本発明で用いられる前記したその他の担子菌類菌糸体エキスも、上記椎茸菌に代えて、霊芝、エノキ茸、メシマコブ、山伏茸、マイタケ、エリンギなどの担子菌類を用いる点以外は、上記と同様にして、調製することができる。
【0034】
本発明の骨軟化症予防剤には、上記椎茸菌糸体エキス等の担子菌類菌糸体エキスは、どのような量で含まれていてもよい。
このような骨軟化症予防剤は、顆粒状、液状、錠剤、カプセル状など各種剤形にて経口投与してもよく、また骨軟化症患者に使用する注射液としての開発も可能である。また、上記の菌糸体エキス原液が含まれた骨軟化症予防剤は、骨密度を向上させて骨軟化症を予防、改善する効果があり、希釈せずにそのまま骨密度異常者に投与することもできるが、例えば精製水、アルコール等で適宜希釈して投与することもできる。
【0035】
このような骨軟化症予防剤は、該骨軟化症予防剤中の担子菌類菌糸体エキス固形分換算量として、体重1kg当たり、1日につき、通常1〜100mg、好ましくは5〜50mgの量で摂取することが望ましい。
上記のように、本発明に係る骨軟化症予防剤を骨密度異常者特に骨軟化症患者に投与すると、それらの症状を改善することが期待される。
【0036】
このように本発明に係る骨軟化症予防剤は骨密度を向上させ骨軟化症を予防することができるとともに、骨軟化症を改善することも期待されるのは、次のような理由によるのであろうと思われる。
すなわち、この椎茸菌糸体エキス等の担子菌類菌糸体エキスからなる骨軟化症予防剤には、本発明者らの研究によれば、椎茸菌糸体等の担子菌類菌糸体から抽出される有効成分と、椎茸菌糸体などの担子菌類菌糸体が培養された固体培地とから抽出される有効成分とが多数混在し、これらの成分(未同定である)がカルシウムの吸収、骨組織への沈着なども含めて総合的に作用する結果、骨密度が向上し、骨軟化症も予防され、さらに好ましくは罹患してる骨軟化症の改善も期待できるのであろうと考えられる。
【0037】
さらに付言すれば、骨軟化症ではビタミンDの作用の下、カルシウムとリンが燐酸カルシウムの形で類骨に沈着する過程が円滑に進行していない。これには、カルシウム及び燐酸の摂取と腸管吸収並びに代謝の変調も直接的に影響する。従って、ビタミン、ホルモンなどの関与する調節因子も含めて、骨代謝に対する本発明に係る骨軟化症予防剤の生理的作用を調べることにより、効果の確認は一層明確となると思われる。一つの可能性として、椎茸菌糸体抽出物は、肝臓機能を賦活する効果を有することがこれまで確認されており、また活性ビタミンDが、肝臓で合成されることから、本発明の骨軟化症予防剤を摂取することにより、ビタミンD不足が解消されるとともに、カルシウム、リンの腸管吸収及びその代謝並びに骨組織への沈着も促進され、その結果、骨軟化症も予防されまたは改善されるのであろうと考えられる。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば、低骨密度を改善し向上させて骨軟化症を予防することができ、しかも、副作用の虞がなく安全性に優れた保健食品あるいは医薬である骨軟化症予防剤が提供される。
本発明で用いられる椎茸菌糸体エキス等の担子菌類菌糸体エキスは、安全性が高く、長期間服用することができ、低ミネラル食摂取者であっても効率よくミネラル分、特にカルシウム分を効率よく吸収して骨密度を向上させることができ、骨軟化症の発症を予防、抑制することができると考えられ、本発明に係る骨軟化症予防剤の開発の意義は大きい。
【0039】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づきさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により何等制限されるものではない。
【0040】
【調製例1】
[椎茸菌糸体エキスからなる骨軟化症予防剤の調製]
バガス90重量部、米糠10重量部からなる固体培地に純水を適度に含ませた後に、椎茸種菌を接種し、温度および湿度を調節した培養室内に置き、菌糸体を増殖させた。菌糸体が固体培地に蔓延した後、バガス基材の繊維素を解束し、12メッシュ通過分が24重量%以下になるようにした。この解束された培地1.0kgに、純水3.5リットルおよび精製セルラーゼ2.0gを固体培地を40℃に保ちながら加えてバガス含有混合物とした。
【0041】
次いで培地含有混合物を変速機付ギヤーポンプにより循環させながら、固体培地に該ポンプのギヤー部分において粉砕および擂潰作用を200分間程度加え、バガス繊維の約80重量%が12メッシュ通過分となるようにした。バガス含有混合物の粉砕および擂潰は、該混合物の温度を徐々に上昇させながら行った。
その後、バガス含有混合物をさらに加熱して、90℃として30分間放置した。
【0042】
90℃への加熱により酵素を失活させ、かつ殺菌を施した。
得られた培地含有混合物を60メッシュ濾布を用いて濾過し、微小浮遊物を含有する椎茸菌糸体エキスを得た。
この椎茸菌糸体エキスをフリーズドライ法にて粉末化した。
この椎茸菌糸体エキス中のミネラル成分組成は、以下のとおり。
【0043】
Ca量:95.1mg/100g、Fe量:81.7mg/100g
【0044】
【調製例2〜3】
上記調製例1において、椎茸種菌に代えて、エノキ茸種菌(調製例2)、山伏茸種菌(調製例3)を用いた以外は、調製例1と同様にして、エノキ茸菌糸体エキス粉末、山伏茸菌糸体エキス粉末を得た。
これらのエキス中のミネラル成分組成は、以下のとおり。
<エノキ茸菌糸体エキス>
Ca量:161mg/100g、Fe量:17.3mg/100g
<山伏茸菌糸体エキス>
Ca量:150mg/100g、Fe量:23.9mg/100g
【0045】
【試験例1】
上記調製例1で得られた椎茸菌糸体エキス(粉末)からなる、骨軟化症予防剤を用いて、ラットに対する骨硬度の向上、骨軟化症予防効果を調べた。
<試験方法>
表1に示す正常飼料と、低ミネラル飼料と、低ミネラル飼料に椎茸菌糸体エキスを配合した該エキス含量が4%の飼料の3種類を用意した。
【0046】
6週齢のWistar系雄性ラット(紀和実験動物)15匹を5匹ずつの3群に分けて、それぞれ表1に示す正常飼料、低ミネラル飼料、低ミネラル飼料に椎茸菌糸体エキスを4%となる量で添加した混合飼料(混合飼料中に椎茸菌糸体エキス4%含有)を、自由に摂取させた。(該椎茸菌糸体エキス中のカルシウム量は、実験に影響しない程度の微量である。)
なお、表1に明らかなように、表3に示すハーパー混合ミネラルを4.5%添加した飼料を正常飼料とし、ハーパー混合ミネラルを0.5%に低減した飼料を低ミネラル飼料とした。
【0047】
飼料の摂取量は、給餌器に入れた粉末飼料の消費量を28日間、日曜日を除いて毎日測定した。ラットが摂食中に給餌器よりこぼす飼料は無視できる程度の少量であった。ラット体重の測定は、毎週月曜日および木曜日に行った。
試験開始後、28日目にラットを殺して、その胸腺、肺、心臓、肝臓、脾臓、副腎、腎臓、睾丸を摘出し、部検および湿重量を測定した。また、ラットの下肢(大腿骨および脛骨)を摘出して、脛骨については、その長さと骨硬度の測定も行った。骨硬度は、木屋式硬度計を用いて測定した。
【0048】
乾燥後の灰分量から骨重量を求めた。すなわち、左右の大腿骨および脛骨をクロロホルム:メタノール=2:2(容量比)の混液内に48時間浸したのち、磁性るつぼに入れ、120℃で5時間乾燥した後、電気炉で灰化処理を行った。
灰化は、250℃で0.5時間保持した後、450℃で0.5時間保持し、次いで600℃で0.5時間保持し、さらに700℃で2時間保持することにより行った。
【0049】
結果を表1〜6にそれぞれ示す。
【0050】
【表1】

Figure 0004368540
【0051】
【表2】
Figure 0004368540
【0052】
【表3】
Figure 0004368540
【0053】
【表4】
Figure 0004368540
【0054】
【表5】
Figure 0004368540
【0055】
【表6】
Figure 0004368540
【0056】
<試験結果>
〔1〕飼料の摂取量
飼料の摂取量は、各群で大差が見られなかった。
〔2〕体重の変化
表4の体重欄を参照すれば明らかなように、低ミネラル飼料群摂取のラットでは、正常飼料群摂取のラットや、「低ミネラル飼料+椎茸菌糸体エキス混合飼料群」摂取のラットと比較すると、明らかに体重の増加が劣り、成長障害が認められた。
【0057】
▲3▼部検
何れの飼料を与えたラット群とも、各臓器の外観に異常は見られなかった。
また、表4の「臓器と湿重量」の項の記載に明らかなように、何れの飼料を与えたラット群とも、各臓器重量に有意差は認められなかった。
▲4▼脛骨の長さ
表5の記載に明らかなように、何れの飼料を与えたラット群とも、脛骨の長さに有意差は認められなかった。
【0058】
▲5▼骨硬度
表5に明らかなように、正常飼料摂食群のラットに比べて、低ミネラル飼料摂取群のラットの骨硬度は約1/2に減少していた。
また、「低ミネラル飼料+椎茸菌糸体エキス混合飼料群」のラットでは、低ミネラル飼料摂取群のラットよりも有意に骨硬度は増加していた。
【0059】
▲6▼骨重量
骨重量は、脱脂後乾燥した状態で求めたところ、低ミネラル飼料群のラットでは、正常飼料群のラットの約2/3倍に減少したが、「低ミネラル飼料+椎茸菌糸体エキス混合飼料群」のラットでは、ほぼ正常飼料群のラットと同等になった。
【0060】
また、表6に示すように、脛骨灰化後の骨重量は、低ミネラル飼料群ラットでは正常飼料群のラットの場合の約1/2倍に減少していたが、「低ミネラル飼料+椎茸菌糸体エキス混合飼料群」のラットでは、有意に正常飼料群の値に回復した。
上記試験結果によれば、正常飼料を摂取させる場合に比して、低ミネラル飼料を摂取させて4週間ラットを飼育すると、明らかに生育の障害のみならず、骨硬度の減少や骨の乾燥重量および灰化重量の減少が起きる。低ミネラル飼料であっても、この低ミネラル飼料と共に椎茸菌糸体エキスを併せて摂取することで生育の障害のみならず、骨硬度の減少や骨の乾燥重量および灰化重量の減少が顕著に改善されたことが分かる。
【0061】
骨は、カルシウムだけでなく、結合組織と共存してはじめて丈夫な骨となるが、椎茸菌糸体エキスは、骨組織へのカルシウムの補給や結合組織の再生に何らかの作用を促し、正常へと改善したものと推察される。
なお、椎茸菌糸体エキスに代えて、山伏茸菌糸体エキス、エノキタケ菌糸体エキスなどを用いた場合にも、上記と同様な効果が得られる。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an agent for preventing osteomalacia, and more particularly to an agent for preventing osteomalacia containing basidiomycetous mycelium extracts such as shiitake mycelium extract.
[0002]
[Prior art]
In human and animal bones (bone tissue), an incomplete bone-like tissue called “ostoid” is formed, and calcium is deposited there to complete a hard bone. Insufficient calcium deposition results in bones with many osteoid parts that are soft and easy to deform.
[0003]
Calcium deposition occurs in the form of calcium phosphate (calcification) by combining calcium with phosphorus in the blood, and it is vitamin D that promotes this metabolism. Therefore, osteomalacia develops when vitamin D is deficient.
In other words, osteomalacia is a condition in which adults do not have normal calcification due to abnormal calcification and the bone is softened. This is called rickets in children, and symptoms include bone pain spreading to the buttocks. , Muscle weakness, symptoms of calcium deficiency, numbness around the mouth, numbness in the limbs, convulsions in the hands or feet. (Similar diseases of osteomalacia include osteoporosis and the like, but unlike osteomalacia, there is no calcification disorder in osteoporosis.)
There are many causes of osteomalacia such as vitamin D absorption in the stomach and intestines due to insufficient intake of vitamin D from the diet, liver and kidney damage, chronic diarrhea due to gastrectomy, sunbathing (ultraviolet rays) The function of synthesizing vitamin D in the body may be reduced due to lack of irradiation. Other factors include congenital or acquired disorders of vitamin D metabolism, renal failure and acidosis, phosphate deficiency due to insufficient diet, decreased phosphorus resorption capacity due to kidney disease, treatment of epileptic seizures There are side effects from drugs.
[0004]
As described above, osteomalacia can occur due to various causes, but many are considered to develop in the case of insufficient intake of vitamin D as described above.
So, for example, if an adult stays indoors for a long time without going outdoors, and avoids milk intake due to lactose intolerance, the time spent in the sun using a very powerful sunscreen When there is a shortage of sunshine, when the occupational health environment is poor and the daylight hours are short, or when the living environment is bad, such as living in a terrible smog-producing area, biosynthesis of vitamin D in the body is not possible. Impaired and increases the likelihood of developing osteomalacia. Such osteomalacia is seen at a rate of 1 per 1000 adults.
[0005]
And for osteomalacia patients who have already developed, oral active supplements of active vitamin D, calcium and phosphorus are administered corresponding to their potential causes, and osteomalacia with vitamin D absorption disorder in the intestine The patient is treated in parallel with ultraviolet irradiation, such as administering vitamin D more than usual.
Among the osteomalacia that develops due to such various causes, for example, the type of osteomalacia that develops due to the lack of vitamin D basically takes dairy products enriched with vitamin D, sunlight. Can be prevented by hitting enough.
[0006]
However, for example, in the case of lactose intolerance, intake of dairy products is difficult even if inexpensive and have high nutritional value. Also, in today's high-rise and high-density urban residential environments, sufficient sunbathing does not remain on a daily basis, especially in elderly people, such as increased time spent indoors where sunlight does not reach. There are many incentives to develop.
Here, even if the calcium content of dairy products or the like taken daily is small, if calcium contained in food can be efficiently taken into the body, particularly bone tissue, it can be used to prevent osteomalacia. It is beneficial because it provides more options for reducing and treating osteomalacia.
[0007]
In particular, if substances extracted from foods that have been used for a long time show such physiological effects, drugs with such active substances as the main component have no or no side effects even if taken for a long time. It is expected to be easy. Furthermore, if it is a health medicine or health food that contains it, the general public can take it in the same form as vitamins or nutritional nourishment, which is one of the diseases of aging society, osteomalacia. Expected to contribute greatly to prevention.
[0008]
By the way, since ancient times, basidiomycete mushrooms such as shiitake mushrooms, pine mushrooms and enoki mushrooms have been edible, and some of them have been used as traditional Chinese medicines, such as mushrooms belonging to the family Basidiomycetes sarnococcidae. Furthermore, shiitake mycelium or its extract has various anti-cancer effects, prevention of constipation, prevention of obesity and diabetes, promotion of elimination of toxic substances in foods, improvement of self-protection ability, etc. It has been reported to have an effect.
[0009]
For example, in (1) Japanese Patent Publication No. 60-23826, the applicants of the present application prepared a health drink in the same manner as described in Japanese Patent Application No. 62-34123 except that shiitake bacteria were used as the inoculum. Proposes a manufacturing method. In this publication, it is described that the obtained health drink has blood pressure lowering action, diuretic action, fatigue recovery action and the like.
[0010]
(2) In JP-A-57-170173, a material containing a large amount of raw sugar and plant fiber such as sugar cane or sugar radish is used as a culture medium, and this is inoculated with an inoculum of edible mushrooms such as shiitake mushrooms. After the mycelium is cultured, the culture medium immediately before or after the fruiting body is pulverized, hydrolyzed, and heated to cause self-digestion of the mycelium, and the active ingredients contained in the mycelium are leached into the culture medium. A method for producing a powdered food containing an active ingredient of edible mycelium and dietary fiber, which is then dried and then finely pulverized is disclosed. The publication describes that the powdered food obtained by this method is effective for colorectal cancer, arteriosclerosis, diabetes and the like.
[0011]
In addition, the present applicants (3) inoculated the enokitake mushroom mycelium in a solid medium containing plant fiber and water consisting of maize, bran and rice bran in Japanese Patent No. 2519785 (Japanese Patent Laid-Open No. 2-107171). And then cultivating the culture medium and crushing the medium after completion of the culture and drying it, and proposes a method for producing a dietary fiber-containing food. It is described that prevention of obesity, diabetes, arteriosclerosis, promotion of elimination of toxic substances in foods, improvement of self-protection ability and the like can be expected.
[0012]
In addition, (4) JP-A-2-134325 describes an AIDS therapeutic agent comprising a component extracted from a mycelium culture of shiitake mushroom, which is a kind of basidiomycete.
In addition, (5) “Mushroom Chemistry / Biochemistry” (Mizuno, edited by Kawai, published by Academic Publishing Center), mushroom dietary fiber can be expected to have a pharmacological action, preventive effect on colon cancer and rectal cancer. In the extract, it is described that the carcinogenesis preventing effect has been proven in animal experiments.
[0013]
(6) In “20 years of mushroom antitumor research” (Ikegawa et al., Published by Nagano Prefectural Rural Industrial Research Institute, published on March 1, 1989), proflamin isolated from enokitake mycelium functions as an anticancer agent. It is described that it is not toxic even after oral administration and that no other side effects are observed.
Furthermore, the present inventors have found that a shiitake mycelium extract obtained by a method similar to the method described in (1) Japanese Examined Patent Publication No. 60-23826 has an inhibitory effect on HIV virus activity. 7) Japanese Patent Laid-Open No. 7-173070 (Patent No. 3017630) proposes an HIV type virus activity inhibitor obtained by this method.
[0014]
However, in addition to the effects described above, what other effects can be obtained from basidiomycete mycelium extracts such as shiitake mycelium extract extracted from basidiomycete shiitake (mycelium culture) and the like? Many points are not yet known.
Therefore, the present inventor conducted extensive research on the pharmacological action of mycelia extracts of basidiomycetes that have been edible and used in traditional Chinese medicine, such as shiitake mycelium extract. Surprisingly, the body extract has a remarkable osteomalacia-preventing effect, and the above-mentioned shiitake mycelium extract can be used as a medicine, and further used as a general food, food, health food or functional food. As a result, the inventors have newly found that the above-mentioned effects can be expected and completed the present invention.
[0015]
OBJECT OF THE INVENTION
The present invention is intended to solve the problems associated with the prior art as described above, and provides an osteomalacia prophylactic agent that can prevent osteomalacia and that is excellent in safety without fear of side effects. The purpose is that.
[0016]
Summary of the Invention
The osteomalacia prophylactic agent according to the present invention is characterized by comprising a basidiomycete mycelium extract extracted from a mycelium culture of basidiomycetes. Examples of the basidiomycetes include shiitake mushrooms, yabushi bacillus, enokitake mushrooms, eringgi fungi, and reishi mushrooms.
In the present invention, the mycelium extract of the above basidiomycetes,
On a solid medium based on bagasse (bagasse), inoculate basidiomycetes such as shiitake mushrooms, and then bundling the solid medium containing mycelium obtained by growing the mycelium,
To the unbound solid medium, water and one or more enzymes selected from cellulase or protease are added while keeping the solid medium at 30 to 50 ° C., and the solid medium is added in the presence of the enzyme. A basidiomycete mycelium extract such as shiitake mycelium extract is extracted by pulverization and crushing, and then the enzyme is deactivated and sterilized by heating to a temperature up to 95 ° C.
[0017]
Such an osteomalacia preventive agent, for example, if taken orally, even if a low calcium diet is ingested, bone mineral density can be significantly improved to prevent osteomalacia, and this osteomalacia prophylactic agent includes There is no fear of side effects and it is excellent in safety.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the osteomalacia preventive agent according to the present invention will be specifically described.
[Manufacture of osteomalacia prophylactic agent]
The agent for preventing osteomalacia according to the present invention includes a mycelium extract of basidiomycetes.
Basidiomycota has been used as an edible fungus in Japan since ancient times, and has been used in traditional Chinese medicine. (Auriculariales) or Tremellales moths, cantharellales moths, and the like.
[0019]
More specifically, for the moths of pine moths or agaricales,
Matsutake (Tricholoma Matsutake Ito et Imai),
Shiitake (Lentinula edodes (Berk.) Sing.),
Enoki mushroom (Flammulina Velutipes (Fr.) Sing.),
Pleurotus ostreatus (Jacq.Ex Fr) Kummer,
Nameko (Pholiota nameko (I.Ito) S.Ito et IMAI),
Iguchi (Boletus Dill.ex Fr.),
Shimeji (Lyophyllum shimeji (Kawam.) Hongo),
Chichitake (Lactarius volemus (Fr.) Fr.),
Examples include erurogi (pleurotus eryngii).
[0020]
In addition, as moths of the order of Sarnochoshika or Aphyllophorales,
(Elfvingia applanatus (Pers.) Karst.),
Fomitopsis pinicola (Fr.) Karst.
Kawaraki mushroom (Coriolus versicolor (Fr.) Quel.),
Ganoderma lucidum (W.Curt.ex Fr.) Karst.),
Maiko (Grifola frondosa (Fr.) SFGray),
Meshimakobu (P.yucatensis (Murr.) Imaz.,) And the like.
[0021]
As moths of the order Auriculariales or Tremellales,
Jellyfish (Auricularia auricula (Hook.) Underw.),
Examples include Tremellinea fuciformis Berk.
As a moth of cantharellales,
Examples include the Yamabushi Pass of Hydnaceae, that is, Hydnum.
[0022]
Among these basidiomycetes, shiitake mushroom (Lentinula edodes (Berk.) Sing.), Yamabushi mushroom, Enoki mushroom (Flammulina Velutipes (Fr.) Sing.) And Ganoderma fungi are preferably used in the present invention.
In the present invention, these basidiomycetes can be used alone or in combination of two or more. Many of these basidiomycetes are “Mushroom Encyclopedia” (Katsuya Nakamura, Asakura Shoten, 1989), “Mushroom Cultivation Method” (Iwade Shinnosuke, Geo-sha, 5th edition 1985) or It is described in detail in "Primary Color Japanese Fungi Encyclopedia" (Imoseki et al., Childcare Company, 1983, 27).
[0023]
There is no particular limitation on the production method of basidiomycete mycelium extract such as shiitake mycelium extract, and basidiomycete mycelium extract obtained by the method as mentioned in the above-mentioned section of the prior art may be used, for example, shiitake mycelium extract, As described in JP-A-2-134325, the shiitake mycelium culture may be self-digested if necessary, followed by hot water extraction, and the hot water extract precipitated in alcohol. If necessary, this precipitate may be further fractionated with a chromatographic column, and the eluted fraction may be fractionated with ethylene glycol or the like.
[0024]
Moreover, you may use the extract obtained by "the extraction method of the useful component from the mycelia containing medium" of Unexamined-Japanese-Patent No. 9-234086 which the applicant of this application proposed previously. That is, in the present invention, “a solid culture medium containing mycelium obtained by inoculating basidiomycetes on a solid medium based on bagasse and then growing the mycelium is obtained to obtain a juice (i)” In addition, water and an enzyme are added to the solid residue component containing the mycelium from which the juice (i) is separated, and stirred at 30 to 60 ° C., preferably 30 to 50 ° C. to dissolve the mycelium cell wall, Next, a method for extracting useful components from a mycelium-containing medium, which comprises heating to a temperature of up to 95 ° C. to inactivate the enzyme and sterilizing to obtain a cell wall lysate-containing solution (ii) ” One or both of the juice (i) and the cell wall lysate-containing solution (ii) obtained in this manner can be used. The enzyme is preferably one or more of cellulase, protease, β-1,3-glucanase, and chitinase, and the enzyme is mainly β-1,3-glucanase. It is preferable to contain chitinase and cellulase as components.
[0025]
Further, according to the present invention, the juice is obtained by squeezing a solid medium containing mycelium obtained by inoculating basidiomycetes on a solid medium based on bagasse and then growing the mycelium. (i) is obtained, and the solid residue component containing the mycelium from which the juice (i) is separated is unbound, and water and an enzyme are added to the unbound solid residue component at 30 to 60 ° C., Preferably, the solid component is pulverized and crushed while maintaining at 30 to 50 ° C. to dissolve the mycelium cell wall, and then heated to a temperature up to 95 ° C. to deactivate the enzyme and sterilize to sterilize the cell wall lysate. A method for extracting useful components from a mycelium-containing medium characterized by obtaining a containing liquid (ii). ”Either one of the juice (i) and the cell wall lysate containing liquid (ii) obtained in“ Both can also be used. Also in this case, it is preferable to use the same enzyme as described above.
[0026]
In the present invention, it is particularly preferable from the viewpoint of osteomalacia-preventing effect, and it is desirable that the shiitake mycelium extract is prepared using the method described in Japanese Patent Publication No. 60-23826. In addition, in the case of other basidiomycete mycelium extracts as described above other than shiitake mycelium extract, those prepared by the same method as shiitake mycelium extract are preferable.
Hereinafter, an example of a method for preparing shiitake mycelium extract will be described in detail.
[0027]
In order to prepare a shiitake mycelium extract, specifically, water, preferably pure water, is first mixed in a solid medium composed of bagasse, and then shiitake fungus is inoculated. In addition to rice bran, minerals such as phosphorus, iron, and germanium, peanut skin, brown rice, and the like may be added to the bagasse medium as necessary.
Next, the medium inoculated with shiitake mushrooms in this manner is placed in a culture chamber in which the temperature and humidity are controlled and the illuminance is also adjusted to grow the mycelium.
[0028]
It is desirable that the mycelium spreads in the solid medium, and the bagasse base fiber is unbundled immediately before and after the occurrence of fruiting bodies so that the passage through 12 mesh is 30% by weight or less. It is preferable that the bagasse base medium is unbundled at the time immediately before and after the occurrence of fruit bodies as described above, but may be performed at a time after the fruit bodies have grown considerably.
[0029]
Water and one or more enzymes selected from cellulase, protease, or glucosidase are added to the solid medium thus unwound while keeping the solid medium at 30 to 60 ° C, preferably 30 to 50 ° C. Cellulase is preferable as the enzyme to be added.
The addition amount of the enzyme is 0.5 to 5 g, preferably 1 to 3 g, per 1 kg of the solid medium. The water is preferably pure water that does not contain ions such as metal ions, and 1 kg of water (e.g. pure water), preferably 2 to 6 kg, is added to 1 kg of the unbound medium, and a bagasse-containing mixture. And
[0030]
Next, shiitake mycelium extract is extracted from this bagasse-containing mixture. To extract shiitake mycelium extract in this way, the medium-containing mixture is pulverized into a solid medium while circulating using, for example, a gear pump with a transmission. It is desirable to add a crushing action so that about 70% by weight or more of the bagasse fiber is equivalent to 12 meshes.
[0031]
The bagasse-containing mixture may be pulverized and crushed while maintaining the temperature of the mixture at 30 to 60 ° C, preferably 30 to 50 ° C, or while gradually increasing the temperature from the above temperature, It is preferable to carry out while raising the temperature. When air at room temperature is injected into the bagasse-containing mixture when the water temperature is 60 ° C. or higher, preferably 70 ° C. or higher, the air bubbles are rapidly heated and destroyed, impacting the bagasse fibers and active ingredients. Can be extracted more efficiently.
[0032]
Next, the bagasse-containing mixture thus treated is further heated to a temperature of up to 95 ° C., preferably about 75 to 90 ° C., and kept at this temperature for several tens of minutes. When the enzyme is inactivated and the mixture is sterilized, a shiitake mycelium extract is obtained.
In addition, you may filter the obtained shiitake mycelium extract using the filter cloth of 50-120 mesh, preferably about 60-100 mesh as needed.
[0033]
The shiitake mycelium extract thus obtained can be concentrated and used, or can be freeze-dried and used as a powder.
As mentioned above, although the example of the preferable preparation method of a shiitake mycelium extract was explained in detail, the above-mentioned other basidiomycete mycelium extracts used in the present invention can also be replaced with the above-mentioned shiitake fungus, ganoderma, enoki mushroom, mesimacob, yamabushi mochi It can be prepared in the same manner as described above except that basidiomycetes such as maitake and eringi are used.
[0034]
The agent for preventing osteomalacia of the present invention may contain basidiomycete mycelium extracts such as the above-mentioned shiitake mycelium extract in any amount.
Such osteomalacia prophylactic agents may be orally administered in various dosage forms such as granules, liquids, tablets, capsules, etc., and can also be developed as injection solutions used for osteomalacia patients. In addition, the osteomalacia prophylactic agent containing the above mycelium extract stock solution has an effect of preventing and improving osteomalacia by improving bone density and should be administered as it is to a person with abnormal bone density without dilution. However, it can be administered after appropriately diluted with, for example, purified water or alcohol.
[0035]
Such an osteomalacia prophylactic agent is usually 1 to 100 mg, preferably 5 to 50 mg per kg body weight per day as a solid-conversion amount of basidiomycetous mycelium extract in the osteomalacia prophylactic agent. Ingestion is desirable.
As described above, when the osteomalacia prophylactic agent according to the present invention is administered to a person with abnormal bone density, particularly an osteomalacia patient, it is expected to improve those symptoms.
[0036]
As described above, the osteomalacia prophylactic agent according to the present invention can improve bone density and prevent osteomalacia, and is also expected to improve osteomalacia because of the following reasons. It seems to be.
That is, the osteomalacia prophylactic agent comprising a basidiomycete mycelium extract such as shiitake mycelium extract, according to the study by the present inventors, an active ingredient extracted from a basidiomycetous mycelium such as shiitake mycelium , There are many active ingredients extracted from solid medium in which basidiomycetous mycelium such as shiitake mycelium is cultured, and these ingredients (unidentified) are also absorbed in calcium, deposited in bone tissue, etc. As a result of the comprehensive action, it is considered that the bone density is improved, osteomalacia is prevented, and preferably, the affected osteomalacia can be improved.
[0037]
In addition, in osteomalacia, under the action of vitamin D, the process of depositing calcium and phosphorus on osteoids in the form of calcium phosphate does not proceed smoothly. This directly affects calcium and phosphate intake and intestinal absorption and metabolic modulation. Therefore, it is considered that the confirmation of the effect becomes clearer by examining the physiological action of the osteomalacia prophylactic agent according to the present invention on bone metabolism including regulatory factors such as vitamins and hormones. As one possibility, it has been confirmed that shiitake mycelium extract has an effect of activating liver function, and since active vitamin D is synthesized in the liver, the osteomalacia of the present invention. Ingestion of the prophylactic agent eliminates vitamin D deficiency and promotes intestinal absorption and metabolism of calcium and phosphorus, as well as deposition on bone tissue, resulting in prevention or improvement of osteomalacia. It is thought to be.
[0038]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to prevent osteomalacia by improving and improving low bone density, and to provide a preventive agent for osteomalacia, which is a health food or a pharmaceutical that is excellent in safety without the risk of side effects. Is done.
The basidiomycete mycelium extract such as shiitake mycelium extract used in the present invention is highly safe and can be taken for a long period of time. It can be absorbed well to improve bone density, and it is thought that the onset of osteomalacia can be prevented and suppressed, and the development of the osteomalacia prophylactic agent according to the present invention is significant.
[0039]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although this invention is demonstrated further more concretely based on an Example, this invention is not restrict | limited at all by these Examples.
[0040]
[Preparation Example 1]
[Preparation of osteomalacia prophylaxis comprising shiitake mycelium extract]
After pure water was appropriately contained in a solid medium consisting of 90 parts by weight of bagasse and 10 parts by weight of rice bran, shiitake inoculum was inoculated and placed in a culture chamber with controlled temperature and humidity to grow mycelium. After the mycelium was spread on the solid medium, the bagasse-based fibrin was bunched so that the passage through 12 mesh was 24% by weight or less. To 1.0 kg of the unbound medium, 3.5 liters of pure water and 2.0 g of purified cellulase were added while keeping the solid medium at 40 ° C. to obtain a bagasse-containing mixture.
[0041]
Next, while the medium-containing mixture is circulated by a gear pump with a transmission, pulverization and crushing action is added to the solid medium at the gear part of the pump for about 200 minutes, so that about 80% by weight of bagasse fiber becomes 12 meshes. did. The bagasse-containing mixture was pulverized and crushed while gradually raising the temperature of the mixture.
Thereafter, the bagasse-containing mixture was further heated and left at 90 ° C. for 30 minutes.
[0042]
The enzyme was inactivated by heating to 90 ° C. and sterilized.
The obtained medium-containing mixture was filtered using a 60-mesh filter cloth to obtain a shiitake mycelium extract containing a micro suspended matter.
This shiitake mycelium extract was pulverized by freeze drying.
The mineral component composition in this shiitake mycelium extract is as follows.
[0043]
Ca content: 95.1 mg / 100 g, Fe content: 81.7 mg / 100 g
[0044]
[Preparation Examples 2-3]
In the above Preparation Example 1, instead of Shiitake mushroom, Enoki mushroom inoculum (Preparation Example 2) and Yamabushi mushroom inoculum (Preparation Example 3) were used in the same manner as in Preparation Example 1, Enoki mushroom mycelium extract powder, Yamabushi-mycelium extract powder was obtained.
The mineral component composition in these extracts is as follows.
<Enoki mushroom mycelium extract>
Ca content: 161 mg / 100 g, Fe content: 17.3 mg / 100 g
<Yamabushi-mycelium extract>
Ca amount: 150 mg / 100 g, Fe amount: 23.9 mg / 100 g
[0045]
[Test Example 1]
Bone for rats using an osteomalacia prophylactic agent comprising the shiitake mycelium extract (powder) obtained in Preparation Example 1 hardness The improvement effect of osteomalacia was investigated.
<Test method>
Three types of feeds were prepared: normal feed, low-mineral feed, and low-mineral feed mixed with shiitake mycelium extract and having a content of 4%.
[0046]
Divide 15 6-year-old Wistar male rats (Kiwa experimental animals) into 3 groups of 5 each, and each of normal diet, low mineral diet, and low mineral diet shown in Table 1 contains 4% shiitake mycelium extract. The mixed feed added in an amount (containing 4% shiitake mycelium extract in the mixed feed) was freely ingested. (The amount of calcium in the shiitake mycelium extract is so small that it does not affect the experiment.)
As is clear from Table 1, feed containing 4.5% of the Harper mixed mineral shown in Table 3 was used as normal feed, and feed containing the Harper mixed mineral reduced to 0.5% was used as low mineral feed.
[0047]
The intake of the feed was measured every day except for Sundays for 28 days. The diet spilled from the feeder during feeding was negligible. Rat body weight was measured every Monday and Thursday.
On the 28th day after the start of the test, the rats were killed, and their thymus, lungs, heart, liver, spleen, adrenal glands, kidneys, and testicles were removed, and mass examination and wet weight were measured. In addition, the lower limbs (femur and tibia) of the rat were removed, and the length and bone hardness of the tibia were also measured. Bone hardness was measured using a Kiyama hardness tester.
[0048]
The bone weight was determined from the amount of ash after drying. That is, the left and right femurs and tibias were immersed in a mixture of chloroform: methanol = 2: 2 (volume ratio) for 48 hours, placed in a magnetic crucible, dried at 120 ° C. for 5 hours, and then ashed in an electric furnace. Went.
Ashing was performed by holding at 250 ° C. for 0.5 hour, holding at 450 ° C. for 0.5 hour, then holding at 600 ° C. for 0.5 hour, and further holding at 700 ° C. for 2 hours.
[0049]
The results are shown in Tables 1 to 6, respectively.
[0050]
[Table 1]
Figure 0004368540
[0051]
[Table 2]
Figure 0004368540
[0052]
[Table 3]
Figure 0004368540
[0053]
[Table 4]
Figure 0004368540
[0054]
[Table 5]
Figure 0004368540
[0055]
[Table 6]
Figure 0004368540
[0056]
<Test results>
[1] Feed intake
There was no significant difference in feed intake between the groups.
[2] Change in body weight
Table 4 body weight Column As can be clearly seen, the weight gained in rats fed the low mineral diet group was clearly higher than those in the normal diet group and rats fed the “low mineral diet + shiitake mycelium extract mixed feed group”. Was inferior and growth disorder was observed.
[0057]
(3) Department inspection
No abnormality was seen in the appearance of each organ in any group of rats fed any diet.
Further, as is clear from the description of the “organ and wet weight” section of Table 4, no significant difference was found in the weight of each organ in any group of rats fed any diet.
▲ 4 ▼ Tibial length
As is clear from the description in Table 5, there was no significant difference in the length of the tibia between the groups of rats fed any diet.
[0058]
(5) Bone hardness
As apparent from Table 5, the bone hardness of the rats in the low mineral feed group was reduced to about ½ compared to the rats in the normal feed group.
In addition, the bone hardness was significantly increased in the rats of the “low mineral diet + shiitake mycelium extract mixed diet group” than in the rats of the low mineral diet intake group.
[0059]
▲ 6 bone weight
The bone weight was determined in a dry state after defatting, and in the rats of the low mineral diet group, the bone weight decreased to about 2/3 times that of the rats of the normal diet group, but the “low mineral diet + shiitake mycelium extract mixed diet group” ”Rats were almost equivalent to rats in the normal diet group.
[0060]
In addition, as shown in Table 6, the bone weight after tibia ashing was reduced by about 1/2 times in the low-mineral diet group rats as compared to the normal diet group rats. In the rats of the “mycelium extract mixed feed group”, the value of the normal feed group was significantly recovered.
According to the above test results, when rats were bred for 4 weeks by ingesting a low-mineral diet as compared to the case of ingesting a normal diet, not only the growth disturbance but also the decrease in bone hardness and the dry weight of bone were observed. And a decrease in ashing weight occurs. Even with low-mineral diet, taking this low-mineral diet together with shiitake mycelium extract not only impaired growth but also markedly improved bone hardness, bone dry weight and ash weight You can see that
[0061]
Bone becomes strong bones only when it coexists not only with calcium but also with connective tissue, but shiitake mycelium extract promotes some effects on calcium supply to bone tissue and regeneration of connective tissue, and improves to normal It is presumed that
It should be noted that the same effect as described above can be obtained when Yamabushi mushroom mycelium extract, Enokitake mushroom mycelium extract, or the like is used instead of shiitake mycelium extract.

Claims (1)

菌糸体エキスとして、バガス(bagasse)を基材とする固体培地上に、椎茸菌を接種し、次いで菌糸体を増殖して得られる菌糸体を含む固体培地を解束し、この解束された固体培地に、水およびセルラーゼまたはプロテアーゼから選ばれる酵素の1種またはそれ以上を、前記固体培地を30〜50℃に保ちながら添加し、そして前記固体培地を酵素の存在下に粉砕および擂潰して椎茸菌糸体エキスを抽出し、次いで95℃までの温度に加熱することにより酵素を失活させかつ滅菌してなる椎茸菌糸体エキスを含むことを特徴とする骨軟化症予防剤。As a mycelium extract, a solid medium containing mycelia obtained by inoculating shiitake fungus on a solid medium based on bagasse and then growing the mycelium was unbound. To the solid medium, water and one or more enzymes selected from cellulase or protease are added while keeping the solid medium at 30 to 50 ° C., and the solid medium is crushed and crushed in the presence of the enzyme. osteomalacia prophylactic agent characterized by comprising a shiitake mycelium equi scan the enzyme formed by quenched and sterilized by extracting the shiitake mycelium equi scan, then heated to a temperature of up to 95 ° C..
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