JP4361848B2 - 可逆性感熱記録媒体及び画像処理方法 - Google Patents
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Description
特開平7−68937号公報
特開平8−224960号公報
特開平9−207437号公報
特開平10−100541号公報
特開平6−340171号公報
特開平8−156410号公報
特開平10−264521号公報
特開平5−193258号公報
本発明は、さらに、単位重量あたりの表面積の総和が20m2/g以上80m2/g以下である鱗片状フィラーを用いることができる。これにより、より耐アルコールに優れ、また、より画像欠陥の生じにくい可逆性感熱記録媒体を提供できる。
〈感熱記録層の作製〉
3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 4.5部
下記の構造の顕色剤
上記組成物をペイントシェーカーにて粒径1.0μmまで粉砕分散した。得られた分散液にアダクト型ヘキサメチレンジイソシアネート75%酢酸エチル溶液(日本ポリウレタン社製:コロネートHL)20部を加え、よく撹拌し感熱記録層塗布液を調製した。上記組成の感熱記録層塗布液を、厚さ250μmの白色PETフィルム上にワイヤーバーを用いて塗布し、100℃で乾燥した後、60℃で24時間加熱して、膜厚約11μmの感熱記録層を設けた。
(中間層の作製)
ポリエステルポリオール樹脂
(武田薬品工業社製:タケラックU−21) 1部
酸化亜鉛
(住友大阪セメント社製:ZnO−305) 1部
コロネートHL 2部
メチルエチルケトン 9部
上記組成物を良く攪拌して調製した中間層塗布液をワイヤーバーで塗布し、90℃1分で乾燥した後、70℃2時間加熱して、膜厚約2.0μmの中間層を設けた。
(保護層の作製)
鱗片状シリカ
(洞海化学工業社製:サンラブリーC:粒径5.7μm、厚み0.1μm、表面積の総和20m2/g、厚みと最大長さ比率80) 2部
トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート(日立化成社製:FA−731A) 8部
光重合開始剤
(日本チバガイギー社製:イルガキュア907) 0.4部
イソプロピルアルコール 9部
トルエン 9部
上記組成物をペイントシェーカーにて30分間振盪して保護層塗布液を調整した。この保護層塗布液を前記感熱記録層塗布済みフィルム上にワイヤーバーにて塗布、加熱乾燥した後、照射エネルギー80W/cmの紫外線ランプ下を10m/分の搬送速度で通して硬化させた後、60℃で24時間加熱して膜厚約4μmの保護層を設け、可逆性感熱記録媒体を作製した。
鱗片状シリカ
(洞海化学工業社製:サンラブリーC:粒径5.7μm、厚み0.1μm、表面積の総和20m2/g、厚みと最大長さ比率80) 2部
トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート
(日立化成社製:FA−731A) 4部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
(日本化薬社製:DPHA) 2部
ウレタンアクリレートオリゴマー
(根上工業社製:アートレジンUN−3320HS) 2部
光重合開始剤
(日本チバガイギー社製:イルガキュア907) 0.4部
イソプロピルアルコール 9部
トルエン 9部
上記組成物をよく攪拌して保護層塗布液を作成した。この保護層塗布液を用いて実施例1の感熱記録層及び中間層塗布済みフィルム上に実施例1と同様にして保護層を設け、可逆性感熱記録媒体を作製した。
鱗片状シリカ
(洞海化学工業社製:サンラブリーC:粒径5.7μm、厚み0.1μm、表面積の総和20m2/g、厚みと最大長さ比率80) 20部
トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート
(日立化成社製:FA−731A) 0.5部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
(日本化薬社製:DPHA) 3.5部
ウレタンアクリレートオリゴマー
(根上工業社製:アートレジンUN−3320HS) 4部
光重合開始剤
(日本チバガイギー社製:イルガキュア907) 0.4部
イソプロピルアルコール 9部
トルエン 9部
上記組成物をよく攪拌して保護層塗布液を作成した。この保護層塗布液を用いて実施例1の感熱記録層及び中間層塗布済みフィルム上に実施例1と同様にして保護層を設け、可逆性感熱記録媒体を作製した。
実施例2におけるトリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレートをネオペンチルグリコール変成トリメチロールプロパンジアクリレート(日本化薬社製:R−604)に換えた以外は実施例2と同様に記録層、中間層、保護層を設け、可逆性感熱記録媒体を作製した。
実施例2におけるトリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレートをテトラヒドロフルフリルアクリレート(サートマー社製:SR−285)に換えた以外は実施例2と同様に記録層、中間層、保護層を設け、可逆性感熱記録媒体を作製した。
鱗片状シリカ
(洞海化学工業社製:サンラブリーC:粒径5.7μm、厚み0.1μm、表面積の総和20m2/g、厚みと最大長さ比率80) 2部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
(日本化薬社製:DPHA) 8部
ウレタンアクリレートオリゴマー
(根上工業社製:アートレジンUN−3320HS) 8部
光重合開始剤
(日本チバガイギー社製:イルガキュア907) 0.4部
イソプロピルアルコール 9部
トルエン 9部
上記組成物をよく攪拌して保護層塗布液を作成した。この保護層塗布液を用いて実施例1の感熱記録層及び中間層塗布済みフィルム上に実施例1と同様にして保護層を設け、可逆性感熱記録媒体を作製した。
実施例2の保護層塗布液をアズワン社製超音波洗浄機VS−100(周波数50KHz)で10分間超音波を照射した後、実施例2と同様にして保護層を設け、可逆性感熱記録媒体を作製した。
(保護層塗布液の作製)
鱗片状シリカ
(洞海化学工業社製:サンラブリーC:粒径5.7μm、厚み0.1μm、表面積の総和20m2/g、厚みと最大長さ比率80) 4部
トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート
(日立化成社製:FA−731A) 6部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
(日本化薬社製:DPHA) 3部
ウレタンアクリレートオリゴマー
(根上工業社製:アートレジンUN−3320HS) 2部
紫外線硬化性シリコーン樹脂30%溶液
(東レダウコーニング社製:AY42−146−U10) 1部
光重合開始剤
(日本チバガイギー社製:イルガキュア907) 0.4部
イソプロピルアルコール 9部
トルエン 9部
上記組成物をよく攪拌して保護層塗布液を作成した。この保護層塗布液を用いて実施例1の感熱記録層及び中間層塗布済みフィルム上に実施例1と同様にして保護層を設け、可逆性感熱記録媒体を作製した。
中間層を設けない以外は実施例2と同様にして可逆性感熱記録媒体を作製した。記録層塗布済フィルムは乳白色であったが、保護層塗布後に紫外線架橋を行ったところ、淡赤褐色に着色した。
実施例6における鱗片状シリカを不定形シリカ(富士シリシア社製:P―526:粒径1.4μm)に換えた以外は実施例7と同様に記録層、中間層、保護層を設け、可逆性感熱記録媒体を作製した。
実施例2における鱗片状シリカを有機シラン球状シリカ(旭硝子社製:サンスフェア)に換えた以外は実施例2と同様に記録層、中間層、保護層を設け、可逆性感熱記録媒体を作製した。
実施例6における鱗片状シリカを、微粉末シリカ(富士シリシア社製:サイロホービック100)に換えた以外は実施例7と同様に記録層、中間層、保護層を設け、可逆性感熱記録媒体を作製した。
実施例6における鱗片状シリカを除いた以外は実施例7と同様に記録層、中間層、保護層を設け、可逆性感熱記録媒体を作製した。
実施例2における鱗片状シリカを鱗片状タルク(三好化成社製:PT−46)に変えた以外は実施例2と同様に記録層、中間層、保護層を設け、可逆性感熱記録媒体を作製した。
光照射後の消し残り濃度変化=耐光性試験後の消去濃度―耐光性試験後の地肌濃度
Claims (16)
- 保護層を有する可逆性感熱記録媒体において、該保護層は、少なくともシリカを主成分とする鱗片状フィラーを含むことを特徴とする可逆性感熱記録媒体。
- 前記鱗片状フィラーの鱗片板の厚みに対する該鱗片板の最大長さの比率は、10以上であることを特徴とする請求項1に記載の可逆性感熱記録媒体。
- 前記鱗片状フィラーの鱗片板の厚みは、0.01μm以上0.5μm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の可逆性感熱記録媒体。
- 前記鱗片状フィラーの単位重量あたりの表面積の総和は、20m2/g以上80m2/g以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の可逆性感熱記録媒体。
- 前記鱗片状フィラーの平均粒径は、4.0μm以上6.0μm以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の可逆性感熱記録媒体。
- 前記保護層は、紫外線硬化性樹脂及び/又は熱硬化性樹脂を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の可逆性感熱記録媒体。
- 前記熱硬化性樹脂は、イソシアネートで架橋されていることを特徴とする請求項6記載の可逆性感熱記録媒体。
- 表面の動摩擦係数は、0.3以下であることを特徴とする特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の可逆性感熱記録媒体。
- 前記保護層は、紫外線吸収剤を有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の可逆性感熱記録媒体。
- 表面粗さは、0.2μm以下であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の可逆性感熱記録媒体。
- 2種類以上のシートを貼り合わせた支持体を有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の可逆性感熱記録媒体。
- 熱に対し非可逆な可視情報が表面に形成してあることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の可逆性感熱記録媒体。
- 印刷が可能な部分を有することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の可逆性感熱記録媒体。
- 接着剤層又は粘着剤層を設けたことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の可逆性感熱記録媒体。
- 情報記憶部を有することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の可逆性感熱記録媒体。
- 請求項1乃至15のいずれか1項に記載の可逆性感熱記録媒体を、加熱することにより画像を形成又は消去する画像処理方法。
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