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JP4350721B2 - 入金管理方法、入金管理システム及び入金管理プログラム - Google Patents

入金管理方法、入金管理システム及び入金管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、売掛金の回収に係り、取引先毎に請求レコードと入金レコードとを照合して消し込む場合に用いる取引先コードを付与するための入金管理方法、入金管理システム及び入金管理プログラムに関するものである。
売掛金の回収に係る業務の一つとして、請求内容の記載された請求レコードと、入金内容の記載された入金レコードとを照合して、入金済みの請求データを逐次消し込んでいく請求データの消込作業が広く一般に行なわれている。最近では、この作業を、コンピュータを利用して行なう場合もある。例えば、EDI(Electronic Data Interchange )を利用して消込を行なう技術も開示されている(例えば、特許文献1を参照。)。この文献記載の技術では、消込キー情報を持ち回ることにより、消込処理の自動化を行なっている。
更に、支払人と関連づけられた複数の振込専用口座を用いて振込を行なう振込処理システムに関する技術も開示されている(例えば、特許文献2を参照。)。この文献記載の技術では、振り込まれた口座番号が振込専用の口座番号かどうかを、テーブル検索で調べる。テーブル検索の結果、振込専用の口座ではない場合は、通常の元帳入金処理を行なう。一方、振込専用の口座番号であるときは、被振込口座番号や関連情報を所定箇所に付加して被振込口座番号を正当口座番号に変更する。このとき、支払人ごとの振込専用の口座番号や関連情報が所定箇所に付与されて通知される。振込専用口座を設定した企業では、支払人を振込に使用した口座番号により特定することができる。
特開2001−92913号公報(第1頁) 特開2000−82101号公報(第1頁)
消込処理を行なう場合、同じ取引先に関する請求レコードと入金レコードとを照合する必要がある。ここで、請求レコードに関しては、請求者自身が取引先を特定するための取引先コードを付与することができる。しかし、入金レコードに関しては、通常の銀行振込による場合、入金元の特定作業は、振込依頼人が自由に入力できる暖昧な振込依頼人名のみにより特定しなければならない。また、氏名や法人名称の場合、類似した名称があり、ユニークに特定することが困難な場合もある。このため、この消込作業は大きな負荷になっている。
また、取引関係においてはEDIを利用できない場合もある。更に、振込依頼人がEDI情報を振込に対して付加しない場合には、EDI情報を用いて消込を行なうことはできない。一方、振込専用口座を使用した処理では、取引先と仮想的な振込専用口座を関連付ける作業が必要であり、割り当てや使用状況の管理が事務負担増の要因となる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、取引先毎に請求レコードと入金レコードとを照合して消し込む場合に用いる取引先コードを効率的かつ的確に付与するための入金管理方法、入金管理システム及び入金管理プログラムを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、取引先毎にマッチング項目に対して付与するポイントに関するデータを記録するポイントデータ記憶手段と、取引先毎に、取引先名及び前記マッチング項目に対応させたマッチング条件に関する情報を記録した取引先データ記憶手段と、取引先毎に、この取引先との取引回数に関するデータを記録する取引回数データ記憶手段と、取引先毎に、この取引先におけるマッチング項目に対して一致したマッチング回数に関するデータを記録するマッチング回数データ記憶手段と、管理コンピュータを備えた入金管理システムを用いて、入金レコードと請求レコードとの消込処理を行なうための取引先コードを付与する入金管理方法であって、前記管理コンピュータが、振込依頼人名及び前記マッチング項目に対応した振込依頼内容に関する情報を含む入金レコードを取得する段階と、前記振込依頼人名に関する情報と、前記取引先データ記憶手段に記録された取引先名に関する情報とを照合して取引先候補を抽出する段階と、前記取引先候補毎に、前記取引先データ記憶手段に記録されたマッチング条件と、前記入金レコードに含まれる振込依頼内容とを照合し、一致するマッチング項目に対して前記ポイントデータ記憶手段に記録されたポイントを付与したポイント総計値を算出するポイント取得処理段階と、前記ポイント総計値の高い取引先候補を、その順番に出力する段階と、前記取引先候補の中から取引先の確定入力があった場合には、この入金レコードに取引先コードを付与するとともに、前記取引回数データ記憶手段において、この取引先についての取引数に「1」を加算し、前記マッチング回数データ記憶手段において、この入金レコードの項目と、特定した取引先レコードの項目とにおいて、一致しているマッチング項目のマッチング回数に「1」を加算し、前記取引回数データ記憶手段を用いてすべての取引について取引総数を算出し、前記確定入力のあった取引先の取引数を前記取引総数で除算して総数割合を算出し、前記取引先について、前記マッチング回数データ記憶手段を用いてマッチング回数を合計したマッチング総数を算出し、各マッチング項目に対して前記マッチング回数を前記マッチング総数で除算した条件割合を算出し、前記ポイントデータ記憶手段において、前記確定入力のあった取引先について、前記総数割合と前記条件割合とを乗算した値を、この取引先のマッチング項目に対して付与するポイントとして更新記録するポイント更新処理段階とを実行することを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の入金管理方法において、前記マッチング条件には、取引先が振込を行なう場合に用いる銀行に関する仕向銀行情報を含み、前記ポイント更新処理段階は、取引先について確定入力のあった入金レコードに含まれる仕向銀行を特定する識別情報を、仕向銀行情報として前記取引先データ記憶手段に更新記録することを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の入金管理方法において、前記マッチング条件には、取引先が振込を行なった振込日付に関する入金日付情報を含み、前記ポイントを更新記録する段階は、取引先について確定入力のあった入金レコードに含まれる振込日付を、入金日付情報として前記取引先データ記憶手段に更新記録することを要旨とする。
請求項に記載の発明は、取引先毎にマッチング項目に対して付与するポイントに関するデータを記録するポイントデータ記憶手段と、取引先毎に、取引先名及び前記マッチング項目に対応させたマッチング条件に関する情報を記録した取引先データ記憶手段と、取引先毎に、この取引先との取引回数に関するデータを記録する取引回数データ記憶手段と、取引先毎に、この取引先におけるマッチング項目に対して一致したマッチング回数に関するデータを記録するマッチング回数データ記憶手段と、管理コンピュータを備え、入金レコードと請求レコードとの消込処理を行なうための取引先コードを付与する入金管理システムであって、前記管理コンピュータが、振込依頼人名及び前記マッチング項目に対応した振込依頼内容に関する情報を含む入金レコードを取得する手段と、前記振込依頼人名に関する情報と、前記取引先データ記憶手段に記録された取引先名に関する情報とを照合して取引先候補を抽出する手段と、前記取引先候補毎に、前記取引先データ記憶手段に記録されたマッチング条件と、前記入金レコードに含まれる振込依頼内容とを照合し、一致するマッチング項目に対して前記ポイントデータ記憶手段に記録されたポイントを付与したポイント総計値を算出するポイント取得処理手段と、前記ポイント総計値の高い取引先候補を、その順番に出力する手段と、前記取引先候補の中から取引先の確定入力があった場合には、この入金レコードに取引先コードを付与するとともに、前記取引回数データ記憶手段において、この取引先についての取引数に「1」を加算し、前記マッチング回数データ記憶手段において、この入金レコードの項目と、特定した取引先レコードの項目とにおいて、一致しているマッチング項目のマッチング回数に「1」を加算し、前記取引回数データ記憶手段を用いてすべての取引について取引総数を算出し、前記確定入力のあった取引先の取引数を前記取引総数で除算して総数割合を算出し、前記取引先について、前記マッチング回数データ記憶手段を用いてマッチング回数を合計したマッチング総数を算出し、各マッチング項目に対して前記マッチング回数を前記マッチング総数で除算した条件割合を算出し、前記ポイントデータ記憶手段において、前記確定入力のあった取引先について、前記総数割合と前記条件割合とを乗算した値を、この取引先のマッチング項目に対して付与するポイントとして更新記録するポイント更新処理手段とを備えることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の入金管理システムにおいて、前記マッチング条件には、取引先が振込を行なう場合に用いる銀行に関する仕向銀行情報を含み、前記ポイント更新処理手段は、取引先について確定入力のあった入金レコードに含まれる仕向銀行を特定する識別情報を、仕向銀行情報として前記取引先データ記憶手段に更新記録することを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項4又は5に記載の入金管理システムにおいて、前記マッチング条件には、取引先が振込を行なった振込日付に関する入金日付情報を含み、前記ポイント更新処理手段は、取引先について確定入力のあった入金レコードに含まれる振込日付を、入金日付情報として前記取引先データ記憶手段に更新記録することを要旨とする。
請求項に記載の発明は、取引先毎にマッチング項目に対して付与するポイントに関するデータを記録するポイントデータ記憶手段と、取引先毎に、取引先名及び前記マッチング項目に対応させたマッチング条件に関する情報を記録した取引先データ記憶手段と、取引先毎に、この取引先との取引回数に関するデータを記録する取引回数データ記憶手段と、取引先毎に、この取引先におけるマッチング項目に対して一致したマッチング回数に関するデータを記録するマッチング回数データ記憶手段と、管理コンピュータを備えた入金管理システムを用いて、入金レコードと請求レコードとの消込処理を行なうための取引先コードを付与する入金管理プログラムであって、前記管理コンピュータを、振込依頼人名及び前記マッチング項目に対応した振込依頼内容に関する情報を含む入金レコードを取得する手段と、前記振込依頼人名に関する情報と、前記取引先データ記憶手段に記録された取引先名に関する情報とを照合して取引先候補を抽出する手段と、前記取引先候補毎に、前記取引先データ記憶手段に記録されたマッチング条件と、前記入金レコードに含まれる振込依頼内容とを照合し、一致するマッチング項目に対して前記ポイントデータ記憶手段に記録されたポイントを付与したポイント総計値を算出するポイント取得処理手段と、前記ポイント総計値の高い取引先候補を、その順番に出力する手段と、前記取引先候補の中から取引先の確定入力があった場合には、この入金レコードに取引先コードを付与するとともに、前記取引回数データ記憶手段において、この取引先についての取引数に「1」を加算し、前記マッチング回数データ記憶手段において、この入金レコードの項目と、特定
した取引先レコードの項目とにおいて、一致しているマッチング項目のマッチング回数に「1」を加算し、前記取引回数データ記憶手段を用いてすべての取引について取引総数を算出し、前記確定入力のあった取引先の取引数を前記取引総数で除算して総数割合を算出し、前記取引先について、前記マッチング回数データ記憶手段を用いてマッチング回数を合計したマッチング総数を算出し、各マッチング項目に対して前記マッチング回数を前記マッチング総数で除算した条件割合を算出し、前記ポイントデータ記憶手段において、前記確定入力のあった取引先について、前記総数割合と前記条件割合とを乗算した値を、この取引先のマッチング項目に対して付与するポイントとして更新記録するポイント更新処理手段として機能させることを要旨とする。
(作用)
請求項1、又はに記載の発明によれば、管理コンピュータが、振込依頼人名及びマッチング項目に対応した振込依頼内容に関する情報を含む入金レコードを取得し、振込依頼人名に関する情報と、取引先データ記憶手段に記録された取引先名に関する情報とを照合して取引先候補を抽出する。そして、取引先候補毎に、取引先データ記憶手段に記録されたマッチング条件と、入金レコードに含まれる振込依頼内容とを照合し、一致するマッチング項目に対してポイントデータ記憶手段に記録されたポイントを付与したポイント総計値を算出する。そして、ポイント総計値の高い取引先候補を、その順番に出力し、取引先候補の中から取引先の確定入力があった場合には、この入金レコードに取引先コードを付与するとともに、ポイントデータ記憶手段において、確定入力のあった取引先について一致したマッチング項目のポイントを更新記録する。ポイント総計値を用いて、確からしい取引先候補を特定して出力するため、効率的に取引先を特定することができる。更に、このポイントは、取引先として確定された実績に基づいて算出されるので、精度を向上させることができる。
発明によれば、取引回数データ記憶手段を用いてすべての取引について取引総数を算出し、確定入力のあった取引先の取引数を取引総数で除算して総数割合を算出する。更に、取引先について、マッチング回数データ記憶手段を用いてマッチング回数を合計したマッチング総数を算出し、各マッチング項目に対して前記マッチング回数をマッチング総数で除算した条件割合を算出する。そして、総数割合と条件割合とを所定関数に代入した値を、この取引先のマッチング項目に対して付与するポイントとしてポイントデータ記憶手段に更新記録する。取引総数を用いてポイントを決めた場合、取引の多い取引先を考慮することができる一方で、ポイントがこのような取引先に偏ることになる。また、マッチング項目を考慮した場合、取引の少ない取引先を考慮することができる一方で、バラツキが大きくなる。従って、総数割合及び条件割合により、総数とマッチング項目とを考慮したポイントを算出することができる。これにより、振込依頼者について的確に取引先を特定することができる。
請求項又はに記載の発明によれば、マッチング条件には、取引先が振込を行なう場合に用いる銀行に関する仕向銀行情報を含む。そして、取引先について確定入力のあった入金レコードに含まれる仕向銀行を特定する識別情報を、仕向銀行情報として取引先データ記憶手段に更新記録する。振込依頼者は、同じ銀行から振り込むことが多いので、振込が行なわれた仕向銀行に関する情報により、取引先候補の優先順位を算出することができる。
請求項又はに記載の発明によれば、マッチング条件には、取引先が振込を行なった振込日付に関する入金日付情報を含む。そして、取引先について確定入力のあった入金レコードに含まれる振込日付を、入金日付情報として取引先データ記憶手段に更新記録する。振込依頼者は、同じタイミングで振り込むことが多いので、振込日付に関する情報により、取引先候補の優先順位を算出することができる。
本発明によれば、取引先毎に請求レコードと入金レコードとを照合して消し込む場合に用いる取引先コードを効率的かつ的確に付与するための入金管理方法、入金管理システム及び入金管理プログラムを提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を、図1〜図4を用いて説明する。本実施形態では、売掛金に関する請求と入金とを消し込む場合に用いる入金管理方法、入金管理システム及び入金管理プログラムとして説明する。図1に示すように、本実施形態では、金融機関システム10及び消込処理システム20を用いて消込処理を行なう。
この消込処理システム20は、消込処理を実行するコンピュータシステムである。この
消込処理システム20は、図1に示すように、CPU、RAM、ROM等の制御手段から構成された制御部21、データ記憶手段、入力部25、出力部26、通信手段等を備える。入力部25には、キーボードやポインティングデバイスを用いる。出力部26には、ディスプレイやプリンタを用いる。
また、消込処理システム20は、ネットワークを介して金融機関システム10と接続され、通信を行なう。更に、消込処理システム20は、マスタデータ記憶部22、ポイントデータ記憶部23、請求データ記憶部33及び入金データ記憶部34を備える。
消込処理システム20の制御部21は、消込処理を行なうための各種データの管理処理等を行なう。この制御部は、後述する処理(入金レコード取得段階、取引先候補抽出段階、ポイント取得処理段階、取引先候補出力段階、ポイント更新処理段階の各処理等)を行なう。そのための入金管理プログラムを実行することにより、制御部21は、図1に示すように入金データ登録手段211、名称圧縮化処理手段212、マッチング処理手段213、ポイント取得処理手段214、ポイント更新処理手段215、消込処理手段216として機能する。
ここで、入金データ登録手段211は、ファームバンキングで受信した振込データを入金データ記憶部34に記録する。名称圧縮化処理手段212は、入金レコードに含まれる振込依頼人名の圧縮化処理を実行する。マッチング処理手段213は、マスタデータ記憶部22に登録されている取引先と振込依頼人とのマッチングを行なうことにより、取引先を特定するための取引先コードを付与する。ポイント取得処理手段214は、マッチング処理手段213において取引先コードを付与できない場合に、ポイントデータ記憶部23を利用して取引先候補を特定するためのポイントの取得処理を行なう。ポイント更新処理手段215は、取引先が特定された場合に、その結果をポイントデータ記憶部23に反映させて学習するポイント更新処理を行なう。消込処理手段216は、付与された取引先コードを利用して請求と入金との消込処理を行なう。
マスタデータ記憶部22は取引先データ記憶手段として機能し、名称圧縮テーブル、取引先テーブル等のマスタデータが記録される。このマスタデータ記憶部22の各テーブルは、取引が行なわれた場合に初期登録され、入金毎に更新記録される。
名称圧縮テーブルには、法人略称等を削除した圧縮名を生成するために用いる文字列に関するデータが記録されている。具体的には、この名称圧縮テーブルは、例えば、「カブシキカイシャ」や「(カ)」、「カ)」等のように、振込依頼人が通常、よく使用すると想定される法人略称に関するデータが記録されている。
取引先テーブルには、取引先毎に取引先コード、取引先名称、取引先カナ名、取引先住所、仕向銀行情報、キーワード、別名、法人略称、入金日、入金時刻等のフィールド項目から構成された取引先レコードが記録されている。
ここで、取引先コードフィールドには、取引先をユニークに特定するための取引先毎に個別に付与された識別子に関するデータが記録される。
取引先名称、取引先カナ名、取引先住所の各フィールドには、この取引先の本名(取引先名称、取引先カナ名)、取引先住所に関するデータが記録される。
仕向銀行情報フィールドには、この取引先が振込を行なう場合に利用する仕向銀行を特定する識別情報として、仕向銀行カナ名/コード、銀行支店カナ名/コード、口座科目名/コード、口座番号、口座名義人名の各データが記録される。
キーワードフィールドには、振込依頼人名を特定するために予め登録されたキーワードに関するデータが記録される。例えば、本来の取引先カナ名が「カブシキカイシャ ミズホジョウホウソウケン」の場合、「ミズホジョウホウソウケン」のように、振込依頼人を特定するための文字列を用いる。このキーワードは、振込依頼人が入力した依頼人名と部分一致による検索を用いてマッチング処理を行なうために用いられる。
別名フィールドには、本名と一致しない振込依頼人名で入金が行なわれた入金レコードにおいて取引先コードの確定入力が行なわれた場合に、この振込依頼人名に関するデータが記録される。なお、この別名フィールドには、名称圧縮処理後の名称が記録されるとともに、必要に応じて複数の名称を登録することが可能である。
法人略称フィールドには、この取引先について慣行上使用されている略称に関するデータが記録される。
入金日、入金時刻フィールドには、入金日付情報として前回の入金日付、入金時刻に関するデータが記録される。
ポイントデータ記憶部23は、ポイントデータ記憶手段、マッチング回数データ記憶手段、取引回数データ記憶手段として機能し、取引数データや、取引先を判断する場合に用いるポイントテーブルが記録される。この取引数データやポイントテーブルは取引先の判断毎に更新される。このポイントテーブルは、取引先毎に登録されており、取引先コードに対して取引数、及びマッチング項目毎にマッチング回数、ポイント数に関するデータが記録される。
取引先コードフィールドには、取引先を特定するための識別子に関するデータが記録される。
取引数フィールドには、この取引先における所定期間の入金実績の回数に関するデータが記録される。
また、本実施形態では、マッチング項目として、仕向銀行コード、請求金額、入金日、入金時刻を用いる。そして、各マッチング項目に対して、マッチング回数、ポイント数の各フィールドが設けられている。マッチング回数フィールドには、取引先の確定入力が行なわれた場合に、各マッチング項目において所定期間にマッチングした回数に関するデータが記録される。また、ポイント数フィールドには、このマッチング項目に対して、取引先の優先順位を決定するために付与するポイントに関するデータが記録される。
請求データ記憶部33には、取引先に対する売掛金の請求レコードが記録される。請求レコードは、取引先名称、取引先コード、売上日、請求締日、請求日、入金予定日、伝票番号および取引内容(商品コード、商品名、入数、数量、単価、金額、合計額および総合計額等)等のデータ項目を記録するためのデータフィールドを含む。本実施形態では、この総合計額を請求金額として用いて消し込みを行なう。更に、各請求レコードは、消込フラグフィールドを含む。この消込フラグフィールドには、消込ができた場合に消込フラグが記録される。この消込フラグは、消込を行なった入金レコードを特定することができる固有の消込コードを含んでいる。なお、請求データ記憶部33に登録された請求レコードは、電子データまたは帳票類として取引先へ送付される。
入金データ記憶部34には、請求に対して取引先から振込があった入金レコードが記録される。この入金レコードは、金融機関システム10から振込データを取得した場合に記録される。この入金レコードには、勘定日、入金額、振込依頼人名、仕向銀行情報等が含まれる。更に、各入金レコードは、取引先コードフィールドや消込フラグフィールドを含む。この取引先コードフィールドには、後述する処理により付与された取引先コードが記
録される。消込フラグフィールドには、消込ができた場合に消込フラグが記録される。この消込フラグは、消込を行なった請求レコードを特定するために、共通した消込コードを含んで構成される。
以上のように構成された消込処理システム20を用いて、消込処理を行なう処理手順を、図2〜図4を用いて説明する。
(取引先コードの付与)
まず、取引相手から請求を受けた場合、仕向銀行から被仕向銀行へ代金の振込処理を行なう。そして、消込処理システム20の制御部21は、被仕向銀行の金融機関システム10から振込データを取得する。本実施形態では、制御部21の入金データ登録手段211が、ファームバンキングにより振込データを受信する。そして、制御部21の入金データ登録手段211は、振込データを入金データ記憶部34に記録する。
そして、消込処理システム20の制御部21は、圧縮名と本名とのマッチング処理を実行する(ステップS1−1)。具体的には、先ず、制御部21の名称圧縮化処理手段212が、入金データ記憶部34に記録された入金レコードの振込依頼人名を取得する。そして、名称圧縮化処理手段212は、振込依頼人名の文字列中にスペースを検知した場合には、このスペースを削除する。次に、名称圧縮化処理手段212は、法人略称の削除を行なった圧縮名を生成する。具体的には、入金レコードの振込依頼人名の文字列中に、マスタデータ記憶部22に記録された名称圧縮テーブルに含まれる文字列を検知した場合には、この文字列を削除する。そして、マッチング処理手段213が、マスタデータ記憶部22に記録された取引先テーブルにおいて、名称圧縮化処理手段212が生成した圧縮名と本名とが一致する取引先を検索する。
ここで、取引先テーブルにおいて特定された取引先レコードの数(マッチング数)が1個の場合(ステップS1−2において「1個」の場合)には、制御部21のマッチング処理手段213は、取引先コードの付与・記録処理を実行する(ステップS1−3)。具体的には、マッチング処理手段213は、入金データ記憶部34に記録された入金レコードに対して取引先コードを付与して記録する。
更に、制御部21は、この取引先について、マスタデータ記憶部22に記録された取引先テーブルを更新する。具体的には、制御部21のマッチング処理手段213は、この取引先についての取引数に「1」を加算する。更に、マッチング処理手段213は、入金レコードを用いて、取引先レコードの入金日、入金時刻を更新する。
一方、取引先テーブルにおいて圧縮名と本名とが一致する取引先を特定できない場合(ステップS1−2において「なし」の場合)には、制御部21は、キーワード、別名を用いてマッチング処理を実行する(ステップS1−4)。具体的には、マッチング処理手段213は、マスタデータ記憶部22に記録された取引先テーブルにおいて、名称圧縮化処理手段212が生成した圧縮名と、キーワード又は別名とが一致する取引先を検索する。
ここで、マッチング数が1個の場合(ステップS1−5において「1個」の場合)には、制御部21のマッチング処理手段213は、取引先コードの付与・記録処理を実行する(ステップS1−3)。
また、取引先テーブルにおいて圧縮名と、キーワード又は別名とが一致する取引先を特定できない場合(ステップS1−5において「なし」の場合)には、取引先コードを付与できない。そこで、制御部21のマッチング処理手段213は、入金データ記憶部34の入金レコードの取引先コードフィールドに、特定不可フラグを記録する(ステップS1−6)。
一方、複数の取引先候補が特定された場合(ステップS1−2やS1−5において「2個以上」の場合)、消込処理システム20の制御部21は、法人略称を用いて判定処理を実行する(ステップS1−7)。具体的には、制御部21のマッチング処理手段213は、マスタデータ記憶部22に記録された取引先テーブルにおいて、各取引先候補に関連付けて登録されている法人略称を取得する。そして、それぞれの法人略称と、名称圧縮化処理手段212が生成した圧縮名とを比較する。
ここで、法人略称が一致する取引先をユニークに特定できた場合(ステップS1−8において「YES」の場合)には、消込処理システム20の制御部21は、取引先コードの付与・記録処理を実行する(ステップS1−3)。そして、このように付与された取引先コードを用いて、後述するように消込処理(ステップS2−9)が行なわれる。
一方、2個以上の取引先において法人略称が一致し、ユニークに特定できない場合(ステップS1−8において「NO」の場合)、消込処理システム20の制御部21は、ポイント数を用いて取引先候補の優先順位を決定するランキング処理を実行する。この処理を、図3を用いて説明する。
ここで、まず、消込処理システム20の制御部21は、取引先候補毎に、ポイント数の抽出処理を実行する(ステップS2−1)。具体的には、ポイント取得処理手段214は、入金レコードの仕向銀行情報と、取引先候補の取引先レコードに記録された仕向銀行情報とを比較する。そして、両者が一致した場合には、ポイントデータ記憶部23に記録されたポイントテーブルを用いて、この取引先候補についてのマッチング項目「仕向銀行」に関するポイント数を取得する。
次に、この取引先候補に対する請求レコードを請求データ記憶部から抽出して、請求金額を特定する。そして、入金レコードに記録された入金金額と、請求レコードに記録された請求金額とを比較する。そして、所定範囲内で両者が一致した場合には、ポイントデータ記憶部23に記録されたポイントテーブルを用いて、この取引先候補についてのマッチング項目「請求金額」に関するポイント数を取得する。
次に、この取引先候補に対する入金レコードにおいて入金日と入金時刻を特定する。そして、入金レコードに記録された入金日と入金時刻と、取引先候補の取引先レコードに記録された入金日と入金時刻とをそれぞれ比較する。ここで、入金レコードの値と取引先レコードの値が所定範囲内で一致した場合には、ポイントデータ記憶部23に記録されたポイントテーブルを用いて、この取引先候補についてのマッチング項目「入金日」又は「入金時刻」に関するポイント数を取得する。
そして、消込処理システム20の制御部21は、取引先候補毎にポイント数を合計する(ステップS2−2)。具体的には、ポイント取得処理手段214は、ステップS2−1においてポイントテーブルからマッチング項目毎に取得したポイント数を合計したポイント総計値を、取引先候補毎に算出する。
次に、消込処理システム20の制御部21は、ポイント総計値を用いて並替処理を実行する(ステップS2−3)。具体的には、ポイント取得処理手段214において、算出したポイント総計値の多い順番に、取引先候補を並べたランキング一覧を生成する。そして、制御部21は、上位ランキングの取引先候補の表示処理を実行する(ステップS2−4)。具体的には、生成したランキング一覧を含めた確認画面を、出力部26に表示する。この確認画面には、入金レコードに含まれる各種データとともに、取引先候補に関する取引先レコードに含まれる各種データが、ランキングの順番に表示される。更に、各取引先
候補を選択するための選択ボタンや、ランキング一覧に含まれない取引先を入力するための自由入力欄を備える。
この場合、利用者は、ランキング一覧を確認して、入力部25を用いて確定入力を行なう。この場合、消込処理システム20の制御部21は、この取引先に関する取引先コードを入金レコードに記録する(ステップS2−5)。なお、ランキング一覧において取引先を特定できない場合には、利用者が、直接、取引先コードを入金レコードに記録する。
次に、確定入力を行なわれた取引先が、ポイントデータ記憶部23に登録されているかどうかを確認する(ステップS2−6)。ポイントデータ記憶部23に未だ登録されていない取引先の選択入力が行われた場合(ステップS2−6において「NO」の場合)には、制御部21は、ポイントデータ記憶部23に、この取引先について新規登録処理を行なう(ステップS2−7)。具体的には、この取引先に関するポイントテーブルをポイントデータ記憶部23に新たに登録する。
更に、制御部21は、この取引先について、マスタデータ記憶部22に記録された取引先テーブルを更新する。具体的には、制御部21のマッチング処理手段213は、この取引先についての取引数に「1」を加算する。更に、マッチング処理手段213は、入金レコードを用いて、取引先レコードの入金日、入金時刻を更新する。また、マッチング処理手段213は、振込依頼人名の圧縮名が、この取引先レコードの別名フィールドに記録されているかどうかを確認する。圧縮名の記録がない場合には、マッチング処理手段213は、この圧縮名を別名フィールドに追加記録する。
一方、利用者によって、ポイントデータ記憶部23に既に登録されている取引先の中から、この入金レコードに関する取引先が選択され、確定入力が行われた場合(ステップS2−6において「YES」の場合)には、消込処理システム20の制御部21は、付与ポイント数の更新処理を実行する(ステップS2−8)。この場合、まず、上述と同様に、この取引先について、マスタデータ記憶部22に記録された取引先テーブルを更新する。以下、付与ポイント数の更新処理を、図4を用いて説明する。
消込処理システム20の制御部21は、取引先として特定された候補について、総数割合の算出処理を実行する(ステップS3−1)。具体的には、ポイント更新処理手段215は、先ず、この取引先の取引数及び全体の総取引数を算出する。そして、ポイント更新処理手段215は、取引数を総取引数で除算して、総数割合を算出する。
次に、制御部21は、取引先毎にマッチング項目毎にポイント数を算出する。
具体的には、制御部21は、マッチング項目においてマッチングした項目について条件割合の算出処理を実行する(ステップS3−2)。具体的には、ポイント更新処理手段215は、この入金レコードの項目と、特定した取引先レコードの項目とにおいて、一致しているマッチング項目のマッチング回数に「1」を加算する。そして、ポイント更新処理手段215は、この取引先のポイントテーブルにおいて、マッチング回数を合計してマッチング総数を算出する。そして、マッチング項目毎のマッチング回数をマッチング総数で除算して、条件割合を算出する。
次に、消込処理システム20の制御部21は、ポイントデータ記憶部23に記録されたポイント数の更新処理を実行する(ステップS3−3)。具体的には、ポイント更新処理手段215は、マッチング項目毎に総数割合と条件割合とを所定関数(ここでは、乗算)に代入した値をポイントテーブルのポイント数として更新する。以降の取引先候補のランキング処理においては、このポイント数を用いる。
(消込処理)
次に、消込処理システム20は、請求及び入金の消込処理を実行する(ステップS2−9)。具体的には、制御部21の消込処理手段216は、同じ取引先コードが付与された請求レコード及び入金レコードを用いて、請求金額の一致するレコードを検索する。そして、金額が一致するレコードを検出した場合、制御部21の消込処理手段216は、入金データ記憶部34に記録された入金レコード及び請求データ記憶部33に記録された請求レコードに、共通した消込コードを付与して、この消込コードを含む消込フラグを記録する。
また、個別に消込ができない場合には、請求レコードや入金レコードの一部や全部を合算した合計値を用いて消込処理を行なうことも可能である。この場合も、制御部21の消込処理手段216は、金額が一致するレコードや、合計値を構成するレコードに対して、共通した消込コードを付与して、この消込コードを含む消込フラグを記録する。
更に、請求レコードや入金レコードの金額において、調整金額を含めた金額範囲を用いて消込処理を行なうことも可能である。具体的には、制御部21の消込処理手段216は、請求金額に対して、振込手数料を考慮した調整金額を請求合計額に加減する。ここで、調整金額は、入金額と請求額とがずれている場合であっても顧客が許容しうる金額範囲(例えば「1000円」)であり、消込処理手段216に予め調整金額データを保持させておく。
以上、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
・ 上記実施形態では、マスタデータ記憶部22には、取引先テーブルが記録される。この取引先テーブルには、取引先毎に取引先コードに関連付けて、取引先名称、取引先カナ名、キーワード、別名フィールドを含む取引先レコードが記録されている。そして、消込処理システム20の制御部21は、圧縮名と本名とのマッチング処理を実行する(ステップS1−1)。更に、制御部21は、キーワード、別名を用いてマッチング処理を実行する(ステップS1−4)。そして、ユニークに取引先を特定できた場合、制御部21のマッチング処理手段213は、取引先コードの付与・記録処理を実行する(ステップS1−3)。これにより、消込処理において利用する取引先コードを効率的に付与することができる。
・ 上記実施形態では、マスタデータ記憶部22には、取引先テーブルが記録される。この取引先テーブルには、取引先毎に取引先コードに関連付けて法人略称フィールドを含む取引先レコードが記録されている。そして、複数の取引先候補が特定された場合、消込処理システム20の制御部21は、法人略称を用いて判定処理を実行する(ステップS1−7)。ここで、法人略称が一致する取引先をユニークに特定できた場合には、消込処理システム20の制御部21は、取引先コードの付与・記録処理を実行する(ステップS1−3)。これにより、消込処理において利用する取引先コードを効率的に付与することができる。
・ 上記実施形態では、ポイントデータ記憶部23には、取引先を判断する場合に用いるポイントテーブルが記録される。そして、取引先をユニークに特定できない場合、消込処理システム20の制御部21は、ポイント数を用いて取引先候補の優先順位を決定するランキング処理を実行する。具体的には、消込処理システム20の制御部21は、取引先候補毎に、ポイント数の抽出処理を実行し(ステップS2−1)、取引先候補毎にポイント数を合計する(ステップS2−2)。そして、制御部21はポイント総計値を用いて並替処理を実行し(ステップS2−3)、上位ランキングの取引先候補の表示処理を実行する(ステップS2−4)。これにより、マッチング項目毎に、マッチングの実績を活かして、確からしい取引先候補を優先的に表示することができる。従って、利用者は効率的に
取引先を特定することができる。
・ 上記実施形態では、ポイントデータ記憶部23には、取引先を判断する場合に用いるポイントテーブルが記録される。このポイントテーブルは、ポイント更新処理手段215により更新される。具体的には、消込処理システム20の制御部21は、取引先として特定された候補について、総数割合の算出処理(ステップS3−1)、マッチングした項目についての条件割合の算出処理(ステップS3−2)を実行する。そして、消込処理システム20の制御部21は、総数割合及び条件割合を用いてポイント処理を実行する(ステップS3−3)。具体的には、ポイント更新処理手段215は、マッチング項目毎に総数割合と条件割合とを乗算した値をポイントテーブルのポイント数として更新する。取引総数に応じてポイント数を設定したのでは、取引数の多い取引先のポイント数が高くなってしまう。一方、条件割合に応じてポイント数を設定したのでは、取引数が考慮されず、信憑性が低くなる。本実施形態では、総数割合と条件割合とを用いた関数によりポイント数を算出するので、取引数とマッチングの条件割合とを考慮したポイント数を算出することができる。
・ 上記実施形態では、制御部21は、この取引先について、マスタデータ記憶部22に記録された取引先テーブルを更新する。具体的には、制御部21のマッチング処理手段213は、入金レコードを用いて、取引先レコードの入金日、入金時刻を更新する。これにより、取引実績を考慮して取引先候補のランキング処理を行なうことができる。
なお、上記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
○ 上記実施形態では、ポイントデータ記憶部23には、取引先を判断する場合に用いるポイントテーブルが記録される。このポイントテーブルは、取引先毎に登録されており、取引先コードに対して取引数、及びマッチング項目毎にマッチング回数、ポイント数に関するデータが記録される。本実施形態では、マッチング項目として、仕向銀行コード、請求金額、入金日、入金時刻を用いる。マッチング項目は、これらに限定されるものではなく、これらの一部や他の項目を用いることも可能である。
○ 上記実施形態では、消込処理システム20の制御部21は、ポイント処理を実行する(ステップS3−3)。具体的には、ポイント更新処理手段215は、マッチング項目毎に総数割合と条件割合とを乗算した値をポイントテーブルのポイント数として更新する。ポイント数の算出方法は、これに限定されるものではなく、総数割合と条件割合とを用いた関数を用いることにより、両者を考慮したポイント数を算出することができる。
○ 上記実施形態では、消込処理システム20は、取引先に関する取引先コードを入金レコードに記録し(ステップS2−5)、その後、請求及び入金の消込処理を実行する(ステップS2−9)。これに代えて、取引先候補のランキング処理を行なっている場合には、マッチング項目として請求金額も利用しているため、請求金額がマッチングしている場合には、消込フラグを直接、記録するようにしてもよい。
○ 上記実施形態では、消込処理システム20の制御部21は、取引先候補毎に、ポイント数の抽出処理(ステップS2−1)を実行し、ポイント数を合計する(ステップS2−2)。この場合、抽出した各ポイントに対して、マッチング項目毎に重み付けを行なってもよい。具体的には、項目毎に重み付け関数を設定した重み付けテーブルを、消込処理システム20に保持させておく。そして、消込処理システム20の制御部21は、ステップS2−1において抽出したポイントに対して、このポイントのマッチング項目の重み付け関数を、重み付けテーブルから抽出する。次に、制御部21は、抽出したポイントを重み付け関数に代入することにより、重み付けを行なったポイントを算出する。これにより、マッチング項目の内容を考慮してポイントに軽重を付けることができる。
本発明の一実施形態のシステムの概略図。 本発明の一実施形態の処理手順の説明図。 本発明の一実施形態の処理手順の説明図。 本発明の一実施形態の処理手順の説明図。
符号の説明
20…消込処理システム、21…制御部、211…入金データ登録部、212…名称圧縮化処理手段、213…マッチング処理手段、214…ポイント取得処理手段、215…ポイント更新処理手段、216…消込処理手段、22…マスタデータ記憶部、23…ポイントデータ記憶部、33…請求データ記憶部、34…入金データ記憶部。

Claims (7)

  1. 取引先毎にマッチング項目に対して付与するポイントに関するデータを記録するポイントデータ記憶手段と、
    取引先毎に、取引先名及び前記マッチング項目に対応させたマッチング条件に関する情報を記録した取引先データ記憶手段と、
    取引先毎に、この取引先との取引回数に関するデータを記録する取引回数データ記憶手段と、
    取引先毎に、この取引先におけるマッチング項目に対して一致したマッチング回数に関するデータを記録するマッチング回数データ記憶手段と、
    管理コンピュータを備えた入金管理システムを用いて、入金レコードと請求レコードとの消込処理を行なうための取引先コードを付与する入金管理方法であって、
    前記管理コンピュータが、
    振込依頼人名及び前記マッチング項目に対応した振込依頼内容に関する情報を含む入金レコードを取得する段階と、
    前記振込依頼人名に関する情報と、前記取引先データ記憶手段に記録された取引先名に関する情報とを照合して取引先候補を抽出する段階と、
    前記取引先候補毎に、前記取引先データ記憶手段に記録されたマッチング条件と、前記入金レコードに含まれる振込依頼内容とを照合し、一致するマッチング項目に対して前記ポイントデータ記憶手段に記録されたポイントを付与したポイント総計値を算出するポイント取得処理段階と、
    前記ポイント総計値の高い取引先候補を、その順番に出力する段階と、
    前記取引先候補の中から取引先の確定入力があった場合には、この入金レコードに取引先コードを付与するとともに、
    前記取引回数データ記憶手段において、この取引先についての取引数に「1」を加算し、
    前記マッチング回数データ記憶手段において、この入金レコードの項目と、特定した取引先レコードの項目とにおいて、一致しているマッチング項目のマッチング回数に「1」を加算し、
    前記取引回数データ記憶手段を用いてすべての取引について取引総数を算出し、
    前記確定入力のあった取引先の取引数を前記取引総数で除算して総数割合を算出し、
    前記取引先について、前記マッチング回数データ記憶手段を用いてマッチング回数を合計したマッチング総数を算出し、
    各マッチング項目に対して前記マッチング回数を前記マッチング総数で除算した条件割合を算出し、
    前記ポイントデータ記憶手段において、前記確定入力のあった取引先について、前記総数割合と前記条件割合とを乗算した値を、この取引先のマッチング項目に対して付与するポイントとして更新記録するポイント更新処理段階と
    を実行することを特徴とする入金管理方法。
  2. 前記マッチング条件には、取引先が振込を行なう場合に用いる銀行に関する仕向銀行情報を含み、
    前記ポイント更新処理段階は、取引先について確定入力のあった入金レコードに含まれる仕向銀行を特定する識別情報を、仕向銀行情報として前記取引先データ記憶手段に更新記録することを特徴とする請求項1に記載の入金管理方法。
  3. 前記マッチング条件には、取引先が振込を行なった振込日付に関する入金日付情報を含み、
    前記ポイントを更新記録する段階は、取引先について確定入力のあった入金レコードに含まれる振込日付を、入金日付情報として前記取引先データ記憶手段に更新記録することを特徴とする請求項1又は2に記載の入金管理方法。
  4. 取引先毎にマッチング項目に対して付与するポイントに関するデータを記録するポイントデータ記憶手段と、
    取引先毎に、取引先名及び前記マッチング項目に対応させたマッチング条件に関する情報を記録した取引先データ記憶手段と、
    取引先毎に、この取引先との取引回数に関するデータを記録する取引回数データ記憶手段と、
    取引先毎に、この取引先におけるマッチング項目に対して一致したマッチング回数に関するデータを記録するマッチング回数データ記憶手段と、
    管理コンピュータを備え、入金レコードと請求レコードとの消込処理を行なうための取引先コードを付与する入金管理システムであって、
    前記管理コンピュータが、
    振込依頼人名及び前記マッチング項目に対応した振込依頼内容に関する情報を含む入金レコードを取得する手段と、
    前記振込依頼人名に関する情報と、前記取引先データ記憶手段に記録された取引先名に関する情報とを照合して取引先候補を抽出する手段と、
    前記取引先候補毎に、前記取引先データ記憶手段に記録されたマッチング条件と、前記入金レコードに含まれる振込依頼内容とを照合し、一致するマッチング項目に対して前記ポイントデータ記憶手段に記録されたポイントを付与したポイント総計値を算出するポイント取得処理手段と、
    前記ポイント総計値の高い取引先候補を、その順番に出力する手段と、
    前記取引先候補の中から取引先の確定入力があった場合には、この入金レコードに取引先コードを付与するとともに、
    前記取引回数データ記憶手段において、この取引先についての取引数に「1」を加算し、
    前記マッチング回数データ記憶手段において、この入金レコードの項目と、特定した取引先レコードの項目とにおいて、一致しているマッチング項目のマッチング回数に「1」を加算し、
    前記取引回数データ記憶手段を用いてすべての取引について取引総数を算出し、
    前記確定入力のあった取引先の取引数を前記取引総数で除算して総数割合を算出し、
    前記取引先について、前記マッチング回数データ記憶手段を用いてマッチング回数を合計したマッチング総数を算出し、
    各マッチング項目に対して前記マッチング回数を前記マッチング総数で除算した条件割合を算出し、
    前記ポイントデータ記憶手段において、前記確定入力のあった取引先について、前記総数割合と前記条件割合とを乗算した値を、この取引先のマッチング項目に対して付与するポイントとして更新記録するポイント更新処理手段と
    を備えることを特徴とする入金管理システム。
  5. 前記マッチング条件には、取引先が振込を行なう場合に用いる銀行に関する仕向銀行情報を含み、
    前記ポイント更新処理手段は、取引先について確定入力のあった入金レコードに含まれる仕向銀行を特定する識別情報を、仕向銀行情報として前記取引先データ記憶手段に更新記録することを特徴とする請求項4に記載の入金管理システム。
  6. 前記マッチング条件には、取引先が振込を行なった振込日付に関する入金日付情報を含み、
    前記ポイント更新処理手段は、取引先について確定入力のあった入金レコードに含まれる振込日付を、入金日付情報として前記取引先データ記憶手段に更新記録することを特徴とする請求項4又は5に記載の入金管理システム。
  7. 取引先毎にマッチング項目に対して付与するポイントに関するデータを記録するポイントデータ記憶手段と、
    取引先毎に、取引先名及び前記マッチング項目に対応させたマッチング条件に関する情報を記録した取引先データ記憶手段と、
    取引先毎に、この取引先との取引回数に関するデータを記録する取引回数データ記憶手段と、
    取引先毎に、この取引先におけるマッチング項目に対して一致したマッチング回数に関するデータを記録するマッチング回数データ記憶手段と、
    管理コンピュータを備えた入金管理システムを用いて、入金レコードと請求レコードとの消込処理を行なうための取引先コードを付与する入金管理プログラムであって、
    前記管理コンピュータを、
    振込依頼人名及び前記マッチング項目に対応した振込依頼内容に関する情報を含む入金レコードを取得する手段と、
    前記振込依頼人名に関する情報と、前記取引先データ記憶手段に記録された取引先名に関する情報とを照合して取引先候補を抽出する手段と、
    前記取引先候補毎に、前記取引先データ記憶手段に記録されたマッチング条件と、前記入金レコードに含まれる振込依頼内容とを照合し、一致するマッチング項目に対して前記ポイントデータ記憶手段に記録されたポイントを付与したポイント総計値を算出するポイント取得処理手段と、
    前記ポイント総計値の高い取引先候補を、その順番に出力する手段と、
    前記取引先候補の中から取引先の確定入力があった場合には、この入金レコードに取引先コードを付与するとともに、
    前記取引回数データ記憶手段において、この取引先についての取引数に「1」を加算し、
    前記マッチング回数データ記憶手段において、この入金レコードの項目と、特定した取引先レコードの項目とにおいて、一致しているマッチング項目のマッチング回数に「1」を加算し、
    前記取引回数データ記憶手段を用いてすべての取引について取引総数を算出し、
    前記確定入力のあった取引先の取引数を前記取引総数で除算して総数割合を算出し、
    前記取引先について、前記マッチング回数データ記憶手段を用いてマッチング回数を合計したマッチング総数を算出し、
    各マッチング項目に対して前記マッチング回数を前記マッチング総数で除算した条件割合を算出し、
    前記ポイントデータ記憶手段において、前記確定入力のあった取引先について、前記総数割合と前記条件割合とを乗算した値を、この取引先のマッチング項目に対して付与するポイントとしてポイント更新処理手段
    として機能させることを特徴とする入金管理プログラム。
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