JP4349785B2

JP4349785B2 - Synthetic resin container lid with tamper evident characteristics

Info

Publication number: JP4349785B2
Application number: JP2002298948A
Authority: JP
Inventors: 修石井; 洋一辻口
Original assignee: Japan Crown Cork Co Ltd
Current assignee: Nippon Closures Co Ltd
Priority date: 2002-10-11
Filing date: 2002-10-11
Publication date: 2009-10-21
Anticipated expiration: 2022-10-11
Also published as: JP2004131145A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タンパーエビデント特性（悪戯明示特性）を備えた合成樹脂製容器蓋に関する。
【０００２】
【従来の技術】
ポリエチレンテレフタレートの如き適宜の合成樹脂或いはガラスから形成することができる飲料等のための容器に適用される容器蓋として、当業者には周知の如く、タンパーエビデント特性を備えた合成樹脂製容器蓋が実用に供されている。かかる合成樹脂製容器蓋の典型例は、円形天面壁とこの天面壁の周縁から垂下する円筒状スカート壁とを有する。スカート壁には周方向に延びる周方向破断可能ラインが形成されており、スカート壁は周方向破断可能ラインよりも上方の主部と周方向破断可能ラインよりも下方のタンパーエビデント裾部とに区画されている。主部の内周面には雌螺条が形成され、タンパーエビデント裾部の内周面には係止手段が形成されている。
【０００３】
上述した形態の合成樹脂製容器蓋は、口頸部の外周面に雄螺条とこの雄螺条の下方に位置する係止あご部が形成されている容器に適用される。容器の口頸部を密封する際には、容器蓋を口頸部に被嵌して閉方向に回転せしめ、口頸部の雄螺条に容器蓋の雌螺条を螺合せしめる。かくすると容器蓋は閉方向への回転に従って口頸部に対して下降せしめられ、容器蓋のタンパーエビデント裾部に形成されている係止手段は口頸部の係止あご部を弾性的に乗り越えてこれに係止せしめられる。口頸部を開封せしめる際には、容器蓋を開方向に回転せしめる。かくすると、口頸部の雄螺条に対する容器蓋の雌螺条の螺合が解除されるに従って容器蓋が上昇せしめられる。しかしながら、タンパーエビデント裾部は係止手段が口頸部の係止あご部に係止されている故に上昇が阻止され、これに起因して周方向破断可能ラインに相当な応力が生成され、周方向破断可能ラインが破断される。しかる後に、容器蓋はタンパーエビデント裾部を残して口頸部から離脱せしめられる。
【０００４】
而して、近時においては、所謂ゴミの分別収集のために、タンパーエビデント裾部を容器の口頸部に残留せしめないことが望まれている。そこで、周知の如く、金属薄板製の容器蓋において実施されている如く、スカート壁に形成されている周方向破断可能ラインの一部分の強度を比較的大きくすると共に、タンパーエビデント裾部に軸線方向に延びる破断可能ラインを形成し、口頸部の開封の際には、周方向破断可能ラインにおける一部分は破断されることなく維持され、タンパーエビデント裾部における軸線方向破断可能ラインが破断されてタンパーエビデント裾部が無端環状から有端帯状に展開され、タンパーエビデント裾部を含む容器蓋の全体が口頸部から離脱されるようになすことが提案されている。しかしながら、かような形態の容器蓋には、金属薄板に比べて合成樹脂は延伸性が比較的大きい等に起因して、口頸部の開封の際に軸線方向破断可能ラインが所要とおりに破断されることなく周方向破断可能ラインがその全体に渡って破断されてしまって、タンパーエビデント裾部がスカート壁の主部から離脱され、従ってタンパーエビデント裾部が口頸部に残留せしめられてしまうことが少なくない、という問題がある。軸線方向破断可能ラインが確実に破断されるようになすために軸線方向破断可能ラインの強度を低減せしめると、口頸部を密封するために口頸部に容器蓋を装着する際に軸線方向破断可能ラインが破断されてしまうという許容し得ない事態が発生する傾向がある。また、タンパーエビデント裾部にその下端から上端まで軸線方向に延びる軸線方向スリットを形成することも既に提案されているが、かようなスリットを形成すると、容器の口頸部に容器蓋を装着すると、軸線方向スリットの周方向幅が過剰に拡大され、外観が著しく劣化されてしまうと共に、口頸部の係止あご部に対する係止手段の係止作用が毀損され、タンパーエビデント特性が毀損されてしまう（換言すれば、周方向破断可能ラインの破断を伴うことなく容器蓋が口頸部から離脱されてしまう）傾向が発生する。
【０００５】
上述したとおりの事実に鑑み、本発明者等は、先に、タンパーエビデント裾部を周方向における一部分において相互の接続された内側壁と外側壁との二重螺旋巻構造にせしめることを提案した（特許文献１参照）。二重螺旋巻構造のタンパーエビデント裾部は無端環状ではなくて有端螺旋形態であり、口頸部を開封する際には口頸部に残留せしめられるが、残留せしめられたタンパーエビデント裾部は適宜に展開せしめて口頸部から充分容易に離脱することができる。
【０００６】
【特許文献１】
特開２００２−２１１６０７号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
然るに、かかる容器蓋においても、タンパーエビデント裾部は軸線方向に延びるスリットを有し、周方向に連続して延在する無端環状形態でない故に、タンパーエビデント裾部のスリットが比較的容易に拡張される傾向が残留せしめられており、従って外観が劣化されると共にタンパーエビデント特性が毀損される傾向が残留する。
【０００８】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、口頸部に残留せしめられたタンパーエビデント裾部を充分容易にタンパーエビデント裾部から離脱せしめることができることに加えて、タンパーエビデント裾部の拡張が充分に防止乃至抑制され、従って容器の口頸部に容器蓋を装着した状態において容器蓋の外観が劣化されることがなく、そしてまたタンパーエビデント特性が毀損される虞も充分に防止乃至抑制されている、新規且つ改良された合成樹脂製容器蓋を提供することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は鋭意検討の結果、タンパーエビデント裾部を内側壁とこの内側壁を囲繞する外側壁とから構成し、内側壁には軸線方向に延びるスリットが存在せず、内側壁は周方向に連続して延在する（従って無端環状形態である）ように構成することによって、上記主たる技術的課題を達成することができることを見出した。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明によれば、上記主たる技術的課題を達成する合成樹脂製容器蓋として、天面壁と該天面壁の周縁から垂下する筒状スカート壁とを有し、該スカート壁には周方向に延びる周方向破断可能ラインが形成されており、該スカート壁は該周方向破断可能ラインよりも上方の主部と該周方向破断可能ラインよりも下方のタンパーエビデント裾部とに区画されており、該スカート壁の該主部の内周面には雌螺条が形成されており、該タンパーエビント裾部の内周面には係止手段が形成されている合成樹脂製容器蓋において、
該タンパーエビデント裾部には、該タンパーエビデント裾部の下端から該タンパーエビデント裾部の軸線方向中間より幾分上方まで延びる環状溝が形成されており、該環状溝により該タンパーエビデント裾部の下部は内側壁と該内側壁を囲繞する外側壁とに分割され、該環状溝の底面には周方向に間隔をおいて、該内側壁の外周面と該外側壁の内周面とを接続する破断可能接続部が複数個配設され、
該内側壁には軸線方向に延びるスリットが存在せず該内側壁は周方向に連続して延在し、該係止手段は該内側壁の内周面に配設されており、
該外側壁には軸線方向において該破断可能接続部の中間部が位置する部位に周方向に延びる補助周方向破断可能ラインが形成されていると共に、下端から少なくとも該補助周方向破断可能ラインまで軸線方向に延びる軸線方向スリットが形成されている、
ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋が提供される。
【００１１】
該補助周方向破断可能ラインは周方向に連続して該外側壁を切断することによって形成された切断ラインから構成されているのが好適である。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に従って構成されたタンパーエビデント特性を備えた合成樹脂製容器蓋の好適実施形態を図示している添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
【００１５】
図１乃至図４には本発明に係る合成樹脂容器蓋の一実施形態が図示されている。全体を番号２で示す容器蓋はポリプロピレン又はポリエチレンの如き適宜の合成樹脂から成形されており、図示の実施形態においては中栓４及び蓋本体６から構成されている。
【００１６】
容器蓋２の中栓４は周知の構成を利用することでよく、円形底壁８と、底壁８の周縁から上方に延びる円筒状内壁１０と、内壁１０の上端から半径方向外方に延びる環状壁１２とを含んでいる。底壁８の下面には薄肉破断ライン１４によって切取領域が規定されており、底壁８の上面には薄肉破断ライン１４よりも半径方向内側の所要部位に引張リング１６が形成されている。環状壁１２の上面における内周縁には上方に向かって延びるラッパ形状の排出筒壁１８が形成されており、環状壁１２の下面における外周縁には下方に向かって延びる円筒状外壁２０が形成されている。かかる外壁２０の内周面下端部には周方向に延びる環状係止突条２２が形成されている。
【００１７】
図１乃至図３を参照して説明を続けると、容器蓋２の蓋本体６は円板形状天面壁２４と、かかる天面壁２４の周縁から垂下する略円筒状スカート壁２６とを有している。天面壁２４の下面には環状内側シール壁２８と、かかる内側シール壁２８から半径方向外方に幾分離れた位置において周方向に延びる環状外側シール壁３０とが形成されている。スカート壁２６には周方向破断可能ライン３２が形成されており、スカート壁２６は周方向破断可能ライン３２よりも上方の主部３４と周方向破断可能ライン３２よりも下方のタンパーエビデント裾部３６とに区画されている。スカート壁２６の内周面における下端部には下方を向いた環状肩面３８が形成されており、かかる環状肩面３８から下方に延びる突条４０が周方向に適宜間隔をおいて複数個形成されている。上記周方向破断可能ライン３２は突条４０の軸線方向中間部において、スカート壁２６の外周面から切断刃を作用せしめ、突条４０の少なくとも一部を残留せしめてスカート壁２６を切断することによって形成されている。突条４０の各々の切断されることなく残留せしめられた部分が所謂橋絡部を構成し、タンパーエビデント裾部３６は橋絡部を介してスカート壁２６の主部３４に接続されている。スカート壁２６の主部３４は主領域４２と、主領域４２の下端から下方に向かって外径が漸次増大する円錐台形状部４４と、円錐台形状部４４の下端から下方に向かって上記周方向破断可能ライン３２まで延びる円筒状付加部４６とから構成されている。スカート壁２６の主部３４の内周面には雌螺条４８が形成されており、スカート壁２６の主部３４における主領域４２の外周面には、そこに掛けられる指の滑りを防止するための凹凸形状５０が形成されている。
【００１８】
図３及び図４を参照して説明を続けると、上記タンパーエビデント裾部３６の少なくとも下部は、周方向に連続して延在する内側壁５２と、かかる内側壁５２を囲繞する外側壁５４とから構成されている。図示の実施形態においては、内側壁５２と外側壁５４との間にタンパーエビデント裾部３６の下端からタンパーエビデント裾部３６の軸線方向中間より幾分上方まで延びる環状溝５６が形成されており、かかる環状溝５６の底面には周方向に間隔をおいて、内側壁５２の外周面と外側壁５４の内周面とを接続する破断可能接続部５８が複数個（図示の場合は１８個）配設されている。かかる環状溝５６は蓋本体６を射出成形或いは圧縮成形する際に形成することができる。或いはこれに代えて、蓋本体６を成形した後に、タンパーエビデント裾部３６の下端から、破断可能接続部５８に対応した切欠を有する環状切断刃を作用せしめることによって形成することもできる。内側壁５２には軸線方向に延びるスリットが存在せず、その内周面に係止手段６０が形成されている。図示の実施形態における係止手段６０は周方向に連続して延在している環状突出片６２から構成されており、かかる環状突出片６２はタンパーエビデント裾部３６の内周面から半径方向内方に向かって上方に傾斜して突出せしめられている。環状突出片６２には、その先端から基縁近傍まで延びる切り目６４が周方向に間隔をおいて形成されている。所望ならば、環状突出片６２に代えて、例えばフラップ片、弧状突条等の他の適宜の形態の突条或いは突起から係止手段を構成することもできる。また、図示の実施形態における外側壁５４には軸線方向において上記破断可能接続部５８の中間部が位置する部位に周方向に延びる補助周方向破断可能ライン６６が形成されている。かかる補助周方向破断可能ライン６６は軸線方向において上記破断可能接続部５８の中間部が位置する部位に外側壁５４の外周面から切断刃を作用せしめ、外側壁５４及び破断可能接続部５８の一部を切断することによって形成されている。そしてまた、図示の実施形態における外側壁５４には、図２に図示するとおり、その下端から主部３４の円錐台形状部４４の軸線方向中間まで軸線方向に延びる軸線方向スリット６８が形成されている。
【００１９】
図１には上述したとおりの容器蓋２が適用される、ガラス或いは適宜の合成樹脂等から成形することができる容器の口頸部７０も図示されている。かかる口頸部７０は略円筒形状であり、その外周面には軸線方向に間隔をおいて二条の係止あご部７２及び７４と、係止あご部７２及び７４の間に雄螺条７６とが形成されている。
【００２０】
内容物が充填された容器の口頸部７０に容器蓋２を装着する際には、中栓４を蓋本体６内に組み込み、しかる後に容器の口頸部７０に被嵌し、蓋本体６を閉回転方向、即ち図１において上方から見て時計方向に回転せしめる。かくすると、口頸部７０の雄螺条７６に蓋本体６の雌螺条４８が螺合せしめられ、蓋本体６は回転に応じて口頸部７０に沿って下降せしめられる。そして、蓋本体６のスカート壁２６におけるタンパーエビデント裾部３６の内周面に形成されている係止手段６０が口頸部７０の外周面に形成されている係止あご部７４を弾性的に乗り越えて、係止あご部７４の下方に係合せしめられる。中栓４も蓋本体６の下降に付随して下降せしめられ、中栓４の外壁２０の内周面下端部に形成されている環状係止突条２２が口頸部７０の外周面に形成されている係止あご部７２を弾性的に乗り越えて、その下方に係合せしめられる。中栓４の内壁１０の外周面及び環状壁１２の下面は口頸部７０の内周面上端部及び頂面に密接せしめられ、容器の口頸部７０が密封される。かくして、容器蓋２の中栓４及び蓋本体６が容器の口頸部７０に装着される。本発明の容器蓋２においては、タンパーエビデント裾部３６の内側壁５２が周方向に連続して延びているが故に、容器蓋２を容器の口頸部７０に装着した状態においてはタンパーエビデント裾部３６の拡張が充分防止乃至抑制され、従って容器蓋２の外観が劣化されることがなく、タンパーエビデント特性が毀損される虞も充分に防止乃至抑制することができる。
【００２１】
容器の口頸部７０を開封する際には、容器蓋２の蓋本体６を開回転方向、即ち図１において上方からみて反時計方向に回転せしめて、蓋本体６の雌螺条４８と口頸部７０の雄螺条７６との螺合を漸次解除する。かくすると蓋本体６のスカート壁２６は上昇せんとするが、スカート壁２６のタンパーエビデント裾部３６は、その内周面に形成されている係止手段６０が口頸部７０の係止あご部７４の下方に係合せしめられている故に上昇が阻止され、従ってスカート壁２６に形成されている周方向破断可能ライン３２、更に詳しくはその橋絡部に相当な応力が生成されて橋絡部が破断される。これによってタンパーエビデント裾部３６がスカート壁２６の主部３４から完全に分離され、タンパーエビデント裾部３６は口頸部７０から離脱されることなく口頸部７０に残留せしめられる。一方、タンパーエビデント裾部３６を除く蓋本体６は口頸部７０に沿って上昇せしめられ、口頸部７０から離脱せしめられる。これによって中栓４を装着した口頸部７０が露呈せしめられる。しかる後において中栓４の引張リング１６に指を掛けて上方に引っ張ると、中栓４の底壁８に形成された薄肉破断ライン１４が破断され、引張リング１６及び薄肉破断ライン１４に規定されている切取領域が中栓４からから離脱せしめられ、中栓４の底壁８に排出開口が生成される。かかる排出開口を通して容器内の内容物を消費することができる。
【００２２】
ごみの分別収集のために、口頸部７０に残留せしめられているタンパーエビデント裾部３６を容器の口頸部７０から離脱せしめる際には、軸線方向スリット６８によって有端帯状になる外側壁５４の一方の端部を指で摘み、半径方向外方に強制せしめる。かくすると、補助周方向破断可能ライン６６、即ち複数個の破断可能接続部５８が周方向に順次破断せしめられ、外側壁５４がタンパーエビデント裾部３６から離脱せしめられる。その後、口頸部７０に残留せしめられている、外側壁５４が離脱せしめられたタンパーエビデント裾部を上方に強制すると、タンパーエビデント裾部３６は外側壁５４が離脱せしめられているが故に比較的容易に拡張され、タンパーエビデント裾部３６の内周面に形成されている係止手段６０が口頸部７０の係止あご部７４及び雄螺条７６を比較的容易に乗り越えて、タンパーエビデント裾部３６は口頸部７０から離脱せしめられる。或いは、図２において軸線方向スリット６８の左側領域に外側壁５４と内側壁５２とを連結する連結部を付設しておいて、外側壁５４の軸線方向スリット６８の右側端部を指で摘まみ、半径方向外方に強制し、更に上方に強制することにより連結部を介して外側壁５４と共にタンパーエビデント裾部３６の全体が口頸部７０から離脱せしめるようにすることもできる。
【００２３】
図５にはタンパーエビデント裾部の変形例が図示されている。かかるタンパーエビデント裾部１３６は周方向に連続して延在する内側壁１５２と、かかる内側壁１５２を囲繞する外側壁１５４とから構成されている。図示の実施形態においては、内側壁１５２と外側壁１５４との間にタンパーエビデント裾部１３６の下端からタンパーエビデント裾部１３６の上端まで延びる環状溝１５６が形成されており、かかる環状溝１５６の底面には周方向に間隔をおいて、内側壁１５２の外周面と外側壁１５４の内周面とを接続する破断可能接続部１５８が複数個（図示の場合は１８個）配設されている。図示の実施形態における破断可能接続部１５８の上端は、周方向破断可能ライン１３２によってスカート壁２６の主部３４から切り離されている。内側壁１５２は周方向破断可能ライン１３２、更に詳しくは橋絡部を介してスカート壁２６の主部３４に接続されており、かかる内側壁１５２の内周面には係止手段１６０が配設されている。また、外側壁１５４は破断可能接続部１５８、内側壁１５２及び橋絡部を介してスカート壁２６の主部３４に接続されており、かかる外側壁１５４には下端から上端、即ち周方向破断可能ライン１３２まで軸線方向に延びる軸線方向スリット（図示していない）が形成されている。
【００２４】
ごみの分別収集のために、口頸部７０に残留せしめられているタンパーエビデント裾部１３６を容器の口頸部７０から離脱せしめる際には、軸線方向スリット（図示していない）によって有端帯状になる外側壁１５４の一方の端部を指で摘み、半径方向外方に強制せしめる。かくすると、複数個の破断可能接続部１５８が周方向に順次破断せしめられ、外側壁１５４がタンパーエビデント裾部１３６から離脱せしめられる。その後、口頸部７０に残留せしめられている外側壁１５４が離脱せしめられたタンパーエビデント裾部１３６を上方に強制すると、タンパーエビデント裾部１３６は外側壁１５４が離脱せしめられているが故に比較的容易に拡張され、タンパーエビデント裾部１３６の内周面に形成されている係止手段１６０が口頸部７０の係止あご部７４及び雄螺条７６を比較的容易に乗り越えて、タンパーエビデント裾部１３６は口頸部７０から離脱せしめられる。この場合にも、所望ならば外側壁１５４と内側壁１５２とを連結する連結部を付設しておいて、外側壁１５４を指で摘んで所要方向に強制することによってタンパーエビデント裾部１３６の全体が口頸部７０から離脱せしめられるようになすことができる。
【００２５】
【発明の効果】
本発明のタンパーエビデント特性を備えた合成樹脂製容器蓋においては、口頸部に残留せしめられたタンパーエビデント裾部を充分容易にタンパーエビデント裾部から離脱せしめることができることに加えて、タンパーエビデント裾部の拡張が充分に防止乃至抑制され、従って容器の口頸部に容器蓋を装着した状態において容器蓋の外観が劣化されることがなく、そしてまたタンパーエビデント特性が毀損される虞も充分に防止乃至抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に従がって構成された容器蓋の一実施形態を示す断面図。
【図２】図１に示す容器蓋の正面図。
【図３】図１に示す容器蓋の底面図。
【図４】図１の容器蓋のタンパーエビデント裾部を示す部分拡大断面。
【図５】タンパーエビデント裾部の変形例を示す図。
【符号の説明】
２：容器蓋
４：中栓
６：蓋本体
２４：天面壁
２６：スカート壁
３２：周方向破断可能ライン
３４：主部
３６：タンパーエビデント裾部
３８：肩面
４０：突条
４８：雌螺条
５２：内側壁
５４：外側壁
５８：破断可能接続部
６０：係止手段
６６：補助周方向破断可能ライン
６８：軸線方向スリット
７０：口頸部
１２６：スカート壁
１３２：周方向破断可能ライン
１３４：主部
１３６：タンパーエビデント裾部
１５２：内側壁
１５４：外側壁
１５８：破断可能接続部
１６０：係止手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a synthetic resin container lid having tamper evidence characteristics (tamper evident characteristics).
[0002]
[Prior art]
As well known to those skilled in the art, as a container lid applied to a container for beverages and the like that can be formed from an appropriate synthetic resin such as polyethylene terephthalate or glass, a container lid made of a synthetic resin having tamper evidence characteristics Is in practical use. A typical example of such a synthetic resin container lid has a circular top wall and a cylindrical skirt wall depending from the periphery of the top wall. A circumferentially breakable line extending in the circumferential direction is formed on the skirt wall, and the skirt wall has a main portion above the circumferentially breakable line and a tamper evidence hem below the circumferentially breakable line. It is partitioned. A female thread is formed on the inner peripheral surface of the main portion, and a locking means is formed on the inner peripheral surface of the tamper evidence skirt.
[0003]
The synthetic resin container lid of the above-described form is applied to a container in which a male thread and a locking jaw part located below the male thread are formed on the outer peripheral surface of the mouth and neck. When sealing the mouth and neck of the container, the container lid is fitted onto the mouth and neck and rotated in the closing direction, and the female thread of the container lid is screwed onto the male thread of the mouth and neck. Thus, the container lid is lowered with respect to the mouth and neck according to the rotation in the closing direction, and the locking means formed at the tamper evidence hem of the container lid elastically moves the locking jaw of the mouth and neck. It gets over and is locked to this. When opening the mouth and neck, the container lid is rotated in the opening direction. Thus, the container lid is raised as the threading of the female thread of the container lid with respect to the male thread of the mouth and neck is released. However, the tamper evidence hem is prevented from rising because the locking means is locked to the locking jaw of the mouth and neck, and as a result, considerable stress is generated in the circumferential breakable line, The circumferential breakable line is broken. Thereafter, the container lid is removed from the mouth and neck, leaving the tamper evidence skirt.
[0004]
Thus, recently, it is desirable that the tamper evidence skirt does not remain in the mouth and neck of the container for so-called separate collection of dust. Therefore, as is well known, the strength of a part of the circumferentially breakable line formed on the skirt wall is relatively increased and the axial direction of the tamper evidence hem as in the case of a container lid made of a thin metal plate. When opening the mouth and neck, a part of the circumferential breakable line is maintained without being broken, and the axial breakable line at the tamper evidence hem is broken. It has been proposed that the tamper-evidence hem is developed from an endless annular shape into an end-band shape so that the entire container lid including the tamper-evidence hem is detached from the mouth and neck. However, in such a container lid, the synthetic resin is relatively stretchable compared to the thin metal plate, and the axially breakable line breaks as required when opening the mouth and neck. The circumferentially breakable line is broken all over and the tamper evidence hem is removed from the main part of the skirt wall, thus leaving the tamper evidence hem in the mouth and neck. There is a problem that it often happens. When the strength of the axially breakable line is reduced to ensure that the axially breakable line is broken, the axial breakage occurs when the container lid is attached to the mouth and neck to seal the mouth and neck. An unacceptable situation tends to occur where possible lines are broken. In addition, it has already been proposed to form an axial slit extending in the axial direction from the lower end to the upper end of the tamper evidence hem, but when such a slit is formed, a container lid is attached to the mouth and neck of the container. Then, the circumferential width of the axial slit is excessively enlarged, the appearance is remarkably deteriorated, the locking action of the locking means with respect to the locking jaw of the mouth and neck is damaged, and the tamper evidence characteristic is damaged. (In other words, the container lid is detached from the mouth-and-neck portion without breaking the circumferential breakable line).
[0005]
In view of the facts as described above, the present inventors previously proposed that the tamper evidence skirt is made into a double spiral wound structure of an inner wall and an outer wall that are mutually connected in a part in the circumferential direction. (See Patent Document 1). The tamper-evidence hem of the double spiral winding structure is not an endless ring, but is an end-spiral shape, and it remains on the mouth-neck when opening the mouth-neck, but it remains on the tamper-evidence hem The part can be unfolded appropriately and can be easily removed from the mouth and neck.
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2002-221607
[Problems to be solved by the invention]
However, even in such a container lid, the tamper evidence skirt has a slit extending in the axial direction, and the slit of the tamper evidence skirt is relatively easy because it is not an endless annular shape extending continuously in the circumferential direction. There remains a tendency to expand, thus leaving a tendency to deteriorate the appearance and damage the tamper evidence properties.
[0008]
The present invention has been made in view of the above facts, and the main technical problem thereof is that the tamper evidence hem remaining in the mouth and neck can be separated from the tamper evidence hem sufficiently easily. In addition, the expansion of the tamper evidence skirt is sufficiently prevented or suppressed, so that the appearance of the container lid is not deteriorated when the container lid is attached to the mouth and neck of the container, and the tamper evidence characteristics are also provided. It is an object of the present invention to provide a new and improved synthetic resin container lid in which the risk of damage is sufficiently prevented or suppressed.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies, the present inventors have formed the tamper evidence skirt portion from an inner wall and an outer wall surrounding the inner wall, the inner wall has no slit extending in the axial direction, and the inner wall is It has been found that the main technical problem described above can be achieved by configuring it so as to extend continuously in the direction (and thus in an endless annular form).
[0010]
[Means for Solving the Problems]
That is, according to the present onset bright, as the synthetic resin container closure to achieve the above principal object, and a cylindrical skirt wall extending downwardly from the peripheral edge of the top panel wall and the top panel wall, the said skirt wall circumferential A circumferentially breakable line extending in a direction is formed, and the skirt wall is partitioned into a main portion above the circumferentially breakable line and a tamper evidence skirt below the circumferentially breakable line. A synthetic resin container lid in which a female thread is formed on the inner peripheral surface of the main portion of the skirt wall, and a locking means is formed on the inner peripheral surface of the tamper evint hem portion In
An annular groove extending from the lower end of the tamper evidence skirt to the upper side in the axial direction of the tamper evidence skirt is formed in the tamper evidence skirt, and the tamper evidence is formed by the annular groove. bottom of the skirt is divided into an outer wall surrounding the inner wall and the inner side wall, the bottom surface of the annular groove at intervals in the circumferential direction, the inner periphery of the outer peripheral surface and the outer side wall of the inner side wall A plurality of breakable connecting portions for connecting the surfaces are arranged,
The inner wall has no slit extending in the axial direction, the inner wall continuously extends in the circumferential direction, and the locking means is disposed on the inner circumferential surface of the inner wall,
The outer wall is formed with an auxiliary circumferential breakable line extending in the circumferential direction at a position where the intermediate portion of the breakable connecting portion is located in the axial direction, and the axial line extends from the lower end to at least the auxiliary circumferential breakable line. An axial slit extending in the direction is formed,
A synthetic resin container lid is provided.
[0011]
The auxiliary circumferential breakable line is preferable that the Ru Tei consist formed cutting line by cutting the outer side walls and circumferentially continuous.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a preferred embodiment of a synthetic resin container lid having tamper evidence characteristics constructed according to the present invention will be described in more detail with reference to the accompanying drawings.
[0015]
1 to 4 show an embodiment of a synthetic resin container lid according to the present invention. The container lid shown as a whole by the number 2 is formed from an appropriate synthetic resin such as polypropylene or polyethylene, and is composed of an inner plug 4 and a lid body 6 in the illustrated embodiment.
[0016]
The inner lid 4 of the container lid 2 may use a known configuration, and extends from the upper end of the inner wall 10 radially outward from the circular bottom wall 8, the cylindrical inner wall 10 extending upward from the periphery of the bottom wall 8. And an annular wall 12. A cut region is defined on the lower surface of the bottom wall 8 by a thin breaking line 14, and a tension ring 16 is formed on the upper surface of the bottom wall 8 at a required portion radially inward of the thin breaking line 14. A trumpet-shaped discharge tube wall 18 extending upward is formed on the inner peripheral edge of the upper surface of the annular wall 12, and a cylindrical outer wall 20 extending downward is formed on the outer peripheral edge of the lower surface of the annular wall 12. ing. An annular locking protrusion 22 extending in the circumferential direction is formed at the lower end of the inner peripheral surface of the outer wall 20.
[0017]
1 to 3, the lid body 6 of the container lid 2 has a disk-shaped top wall 24 and a substantially cylindrical skirt wall 26 that hangs down from the periphery of the top wall 24. Yes. On the lower surface of the top wall 24, an annular inner seal wall 28 and an annular outer seal wall 30 extending in the circumferential direction are formed at a position separated from the inner seal wall 28 in the radially outward direction. A circumferentially breakable line 32 is formed on the skirt wall 26, and the skirt wall 26 has a main portion 34 above the circumferentially breakable line 32 and a tamper evidence skirt below the circumferentially breakable line 32. 36. An annular shoulder surface 38 facing downward is formed at the lower end of the inner peripheral surface of the skirt wall 26, and a plurality of protrusions 40 extending downward from the annular shoulder surface 38 are formed at appropriate intervals in the circumferential direction. Has been. The circumferentially breakable line 32 is formed by causing the cutting blade to act from the outer peripheral surface of the skirt wall 26 at the intermediate portion in the axial direction of the ridge 40 and cutting the skirt wall 26 by leaving at least a part of the ridge 40. Is formed. The portions of the ridges 40 that are left uncut form a so-called bridge portion, and the tamper evidence skirt portion 36 is connected to the main portion 34 of the skirt wall 26 via the bridge portion. . The main portion 34 of the skirt wall 26 includes a main region 42, a truncated cone-shaped portion 44 whose outer diameter gradually increases downward from the lower end of the main region 42, and the above-described circumference from the lower end of the truncated cone-shaped portion 44 downward. It is comprised from the cylindrical addition part 46 extended to the direction breakable line 32. As shown in FIG. A female thread 48 is formed on the inner peripheral surface of the main portion 34 of the skirt wall 26, and the outer peripheral surface of the main region 42 in the main portion 34 of the skirt wall 26 is prevented from slipping of fingers. A concave / convex shape 50 is formed.
[0018]
3 and 4, at least the lower part of the tamper evidence skirt 36 has an inner wall 52 extending continuously in the circumferential direction and an outer wall 54 surrounding the inner wall 52. It consists of and. In the illustrated embodiment, an annular groove 56 is formed between the inner wall 52 and the outer wall 54 and extends from the lower end of the tamper evidence skirt 36 to slightly above the middle in the axial direction of the tamper evidence skirt 36. The bottom surface of the annular groove 56 is provided with a plurality of breakable connection portions 58 (18 in the case of illustration) that connect the outer peripheral surface of the inner wall 52 and the inner peripheral surface of the outer wall 54 at intervals in the circumferential direction. Are arranged). The annular groove 56 can be formed when the lid body 6 is injection molded or compression molded. Alternatively, after forming the lid main body 6, an annular cutting blade having a notch corresponding to the breakable connecting portion 58 can be applied from the lower end of the tamper evidence skirt portion 36. The inner wall 52 has no slit extending in the axial direction, and a locking means 60 is formed on the inner peripheral surface thereof. The locking means 60 in the illustrated embodiment is composed of an annular projecting piece 62 extending continuously in the circumferential direction, and the annular projecting piece 62 is formed in the radial direction from the inner peripheral surface of the tamper evidence skirt 36. It is inclined upward and protrudes inward. In the annular projecting piece 62, cuts 64 extending from the tip to the vicinity of the base edge are formed at intervals in the circumferential direction. If desired, instead of the annular projecting piece 62, the locking means can be constituted by other appropriate forms of protrusions or protrusions such as a flap piece, an arcuate protrusion, and the like. Further, an auxiliary circumferential breakable line 66 extending in the circumferential direction is formed on the outer wall 54 in the illustrated embodiment at a portion where the intermediate portion of the breakable connecting portion 58 is located in the axial direction. The auxiliary circumferential breakable line 66 is formed by applying a cutting blade from the outer peripheral surface of the outer wall 54 to a portion where the intermediate portion of the breakable connecting portion 58 is located in the axial direction. It is formed by cutting the part. Further, as shown in FIG. 2, the outer wall 54 in the illustrated embodiment is formed with an axial slit 68 extending in the axial direction from the lower end thereof to the middle in the axial direction of the truncated cone-shaped portion 44 of the main portion 34. Yes.
[0019]
FIG. 1 also shows a mouth-and-neck part 70 of a container that can be molded from glass or an appropriate synthetic resin to which the container lid 2 as described above is applied. The mouth-and-neck portion 70 has a substantially cylindrical shape. The outer peripheral surface of the mouth-and-neck portion 70 has two locking jaw portions 72 and 74 spaced apart in the axial direction, and a male screw 76 between the locking jaw portions 72 and 74. Is formed.
[0020]
When the container lid 2 is attached to the mouth / neck portion 70 of the container filled with the contents, the inner plug 4 is incorporated into the lid body 6 and then fitted into the mouth / neck portion 70 of the container. Is rotated in the closed rotation direction, that is, clockwise as viewed from above in FIG. Thus, the female thread 48 of the lid body 6 is screwed into the male thread 76 of the mouth-and-neck part 70, and the lid body 6 is lowered along the mouth-and-neck part 70 in response to the rotation. Then, the locking means 60 formed on the inner peripheral surface of the tamper evidence skirt 36 in the skirt wall 26 of the lid body 6 elastically locks the locking jaw 74 formed on the outer peripheral surface of the mouth-and-neck portion 70. And is engaged below the locking jaw 74. The inner plug 4 is also lowered along with the lowering of the lid body 6, and an annular locking protrusion 22 formed on the lower end portion of the inner peripheral surface of the outer wall 20 of the inner plug 4 is formed on the outer peripheral surface of the mouth neck portion 70. The latching jaw portion 72 is elastically moved over and engaged with the lower portion thereof. The outer peripheral surface of the inner wall 10 of the inner plug 4 and the lower surface of the annular wall 12 are brought into close contact with the upper end and the top surface of the inner peripheral surface of the mouth-and-neck portion 70, and the mouth-and-neck portion 70 of the container is sealed. Thus, the inner cap 4 and the lid body 6 of the container lid 2 are attached to the mouth / neck portion 70 of the container. In the container lid 2 of the present invention, the inner wall 52 of the tamper evidence skirt 36 continuously extends in the circumferential direction. Therefore, when the container lid 2 is attached to the mouth / neck portion 70 of the container, The expansion of the dent skirt 36 is sufficiently prevented or suppressed. Therefore, the appearance of the container lid 2 is not deteriorated, and the possibility that the tamper evidence characteristic is damaged can be sufficiently prevented or suppressed.
[0021]
When opening the mouth-and-neck portion 70 of the container, the lid body 6 of the container lid 2 is rotated in the opening rotation direction, that is, counterclockwise as viewed from above in FIG. The screwing of the neck 70 with the male thread 76 is gradually released. In this way, the skirt wall 26 of the lid body 6 is not raised, but the tamper evident skirt 36 of the skirt wall 26 has a locking means 60 formed on the inner peripheral surface of the skirt wall 26 so that the locking chin of the mouth-and-neck portion 70 is locked. Due to the engagement below the section 74, the ascent is prevented and therefore a considerable stress is generated in the circumferentially breakable line 32 formed in the skirt wall 26, and more particularly in its bridging section. The part is broken. As a result, the tamper evidence skirt 36 is completely separated from the main portion 34 of the skirt wall 26, and the tamper evidence skirt 36 is left on the mouth neck 70 without being detached from the mouth neck 70. On the other hand, the lid main body 6 excluding the tamper evidence skirt 36 is raised along the mouth and neck portion 70 and detached from the mouth and neck portion 70. As a result, the mouth-and-neck portion 70 to which the inner plug 4 is attached is exposed. Thereafter, when a finger is put on the pulling ring 16 of the inner plug 4 and pulled upward, the thin breaking line 14 formed on the bottom wall 8 of the inner plug 4 is broken, and the tensile ring 16 and the thin breaking line 14 are defined. The cut-out area is removed from the inner plug 4 and a discharge opening is created in the bottom wall 8 of the inner plug 4. The contents in the container can be consumed through the discharge opening.
[0022]
When separating the tamper-evidence skirt 36 remaining in the mouth-and-neck portion 70 from the mouth-and-neck portion 70 of the container for the separate collection of the garbage, the outer wall is formed into an end band by the axial slit 68. One end of 54 is picked with a finger and forced outward in the radial direction. Thus, the auxiliary circumferential breakable line 66, that is, the plurality of breakable connection portions 58 are sequentially broken in the circumferential direction, and the outer wall 54 is detached from the tamper evidence skirt 36. Thereafter, when the tamper evidence skirt having the outer wall 54 separated from the mouth and neck 70 is forced upward, the tamper evidence skirt 36 has the outer wall 54 detached. The locking means 60, which is relatively easily expanded and formed on the inner peripheral surface of the tamper evidence skirt 36, can move over the locking jaw 74 and the male thread 76 of the mouth-and-neck 70 relatively easily, The tamper evidence skirt 36 is detached from the mouth and neck portion 70. Alternatively, in FIG. 2, a connecting portion for connecting the outer wall 54 and the inner wall 52 is attached to the left side region of the axial slit 68, and the right end of the axial slit 68 of the outer wall 54 is picked with a finger. The entire tamper-evidence skirt 36 can be separated from the mouth-and-neck portion 70 together with the outer wall 54 through the connecting portion by forcing outward in the radial direction and further upward.
[0023]
FIG. 5 shows a modified example of the tamper evidence skirt. The tamper evidence skirt 136 includes an inner wall 152 that extends continuously in the circumferential direction and an outer wall 154 that surrounds the inner wall 152. In the illustrated embodiment, an annular groove 156 extending from the lower end of the tamper evidence skirt 136 to the upper end of the tamper evidence skirt 136 is formed between the inner wall 152 and the outer wall 154. A plurality of breakable connection portions 158 (18 in the case of illustration) for connecting the outer peripheral surface of the inner wall 152 and the inner peripheral surface of the outer wall 154 are disposed on the bottom surface of the inner wall 152 at intervals in the circumferential direction. Yes. The upper end of the breakable connection 158 in the illustrated embodiment is separated from the main portion 34 of the skirt wall 26 by a circumferential breakable line 132. The inner side wall 152 is connected to the main part 34 of the skirt wall 26 via a circumferentially breakable line 132, more specifically, a bridging portion, and a locking means 160 is disposed on the inner peripheral surface of the inner side wall 152. Has been. The outer wall 154 is connected to the main portion 34 of the skirt wall 26 via a breakable connecting portion 158, an inner wall 152, and a bridging portion. The outer wall 154 can be broken from the lower end to the upper end, that is, circumferentially. An axial slit (not shown) extending in the axial direction to the line 132 is formed.
[0024]
When separating the tamper-evidence hem 136 remaining in the mouth-and-neck part 70 from the mouth-and-neck part 70 of the container for the separate collection of garbage, it is terminated by an axial slit (not shown). One end of the outer wall 154 that becomes a band is picked with a finger and forced outward in the radial direction. As a result, the plurality of breakable connection portions 158 are sequentially broken in the circumferential direction, and the outer wall 154 is detached from the tamper evidence skirt portion 136. Then, when the tamper evidence skirt 136 from which the outer wall 154 left on the mouth and neck portion 70 is separated is forced upward, the tamper evidence skirt 136 is separated from the outer wall 154. The locking means 160, which is relatively easily expanded and formed on the inner peripheral surface of the tamper evidence skirt 136, easily climbs over the locking jaw 74 and the male thread 76 of the mouth and neck 70, The tamper evidence skirt 136 is detached from the mouth and neck portion 70. Also in this case, if desired, a connecting portion for connecting the outer wall 154 and the inner wall 152 is provided, and the outer wall 154 is grasped with a finger and forced in the required direction to thereby adjust the tamper evidence skirt 136. The whole can be made to detach from the mouth-and-neck portion 70.
[0025]
【The invention's effect】
In the synthetic resin container lid provided with the tamper evident characteristics of the present invention, in addition to being able to detach the tamper evidence hem remaining in the mouth and neck from the tamper evidence hem sufficiently easily, The expansion of the tamper evidence hem is sufficiently prevented or suppressed, so that the appearance of the container lid is not deteriorated when the container lid is attached to the mouth and neck of the container, and the tamper evidence characteristics are also impaired. This can be sufficiently prevented or suppressed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view illustrating one embodiment of a container lid constructed in accordance with the present invention.
FIG. 2 is a front view of the container lid shown in FIG.
3 is a bottom view of the container lid shown in FIG. 1. FIG.
4 is a partially enlarged cross-sectional view showing a tamper evidence skirt of the container lid of FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is a view showing a modification of the tamper evidence skirt.
[Explanation of symbols]
2: Container lid 4: Inner plug 6: Lid main body 24: Top wall 26: Skirt wall 32: Circumferentially breakable line 34: Main portion 36: Tamper evidence hem 38: Shoulder surface 40: Projection 48: Female thread Article 52: Inner wall 54: Outer wall 58: Breakable connection 60: Locking means 66: Auxiliary circumferential breakable line 68: Axial slit 70: Mouth neck 126: Skirt wall 132: Circumferential breakable line 134 : Main part 136: Tamper evidence skirt 152: Inner side wall 154: Outer wall 158: Breakable connecting part 160: Locking means

Claims

A top skirt wall and a cylindrical skirt wall depending from the peripheral edge of the top surface wall, and a circumferentially breakable line extending in the circumferential direction is formed on the skirt wall, and the skirt wall is the circumferentially breakable line The main part is divided into an upper main part and a tamper evidence hem part below the circumferential breakable line, and a female thread is formed on the inner peripheral surface of the main part of the skirt wall. , In the synthetic resin container lid in which the locking means is formed on the inner peripheral surface of the tamper evint skirt,
An annular groove is formed in the tamper evidence skirt from the lower end of the tamper evidence skirt so as to extend somewhat upward from the middle in the axial direction of the tamper evidence skirt. The tamper evidence is formed by the annular groove. bottom of the skirt is divided into an outer wall surrounding the inner wall and the inner side wall, the bottom surface of the annular groove at intervals in the circumferential direction, the inner periphery of the outer peripheral surface and the outer side wall of the inner side wall A plurality of breakable connecting portions for connecting the surfaces are arranged,
There is no slit extending in the axial direction on the inner wall, the inner wall continuously extends in the circumferential direction, and the locking means is disposed on the inner circumferential surface of the inner wall,
The outer wall is formed with an auxiliary circumferential breakable line extending in the circumferential direction at a portion where the intermediate portion of the breakable connecting portion is located in the axial direction, and the axial line extends from the lower end to at least the auxiliary circumferential breakable line. An axial slit extending in the direction is formed,
A synthetic resin container lid.

The auxiliary circumferential breakable line is comprised of a cut line formed by cutting the outer side walls and circumferentially continuous, plastic container closure according to claim 1, wherein.