JP4228978B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
一方、このようにECUケースに嵌合するコネクタでは、省スペースを図るためにカバー付きのコネクタが用いられる。具体的には、ハウジングの後面にカバーが装着され、このカバーは、ハウジングの後面から引き出された電線をまとめて収容したのち、その電線群をハウジングの長辺側の側面に沿った面上において左右いずれかに振った方向に屈曲して導出するようになっている。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものである。
電線群を電線導出口に沿わせて固定すると、電線群は、カバーの幅方向の中心からオフセットされた位置から導出される。したがってコネクタが縦列状態で配設され、一のコネクタの上方を隣りのコネクタから導出された電線群が通る場合、その電線群は一のコネクタの直上から幅方向に外れた位置を通ることになる。そのため、隣りのコネクタを残して一のコネクタを外す場合に、隣りのコネクタからの電線群との干渉の度合いが少なくでき、取り外しをスムーズに行うことができる。
電線導出口がカバーの幅内に収まって設けられているから、カバーひいてはコネクタが幅方向に大型化するのが防止される。
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図21によって説明する。
この実施形態では、ECU(電子制御ユニット)集合搭載型のコネクタを例示しており、図1及び図2に示すように、縦長の扁平な箱形をなすECUケースCの一面に、図示3個の雄コネクタ10が並んで配設され、各雄コネクタ10に、カバー60付きの雌コネクタ20が嵌合されるようになっている。なおECUケースCは、さらに複数個が並んで設置される。
各端子挿入孔15には、それぞれタブ状をなす雄端子金具12の一端が挿入され、嵌合凹部13に整列して突出しているとともに、各雄端子金具12の他端側は基壁14から後方に突出し、所定位置から下方へ直角曲げされたのちさらに後方に直角曲げされて接続部12Aとされている。
このように雄コネクタ10を搭載した基板Kが、ECUケースC内に収容され、それに伴い各雄コネクタ10が、ケースCの一面に開口された窓孔Caに嵌って臨んでいる。
この雌端子金具30はキャビティ22内に後方から挿入され、正規位置に至ると、キャビティ22の底壁に設けられたランス23が、本体部31に設けられた係止部36に弾性的に係止する。また、雌ハウジング21の下面には、サイドタイプのリテーナ25が装着され、リテーナ25が本係止位置まで押し込まれたところで、係止突部26が本体部31のあご部37に係止し、これにより雌端子金具30は、キャビティ22内に二重に抜け止めされて収容される。そして電線Wは、キャビティ22の入口22Aから後方に引き出されるようになっている。また、雌ハウジング21の後面には、各キャビティ22の入口22Aにおける下縁の一側に寄った位置に、テスタTの検査ピンTpを挿入するテスタ挿入口28が、キャビティ22の入口22Aに開口して形成されている。
また、雌ハウジング21の下面後縁における幅方向の中央部には、指掛部46が突出形成されている。
このカバー60は、また回動開閉式となっている。そのため、雌ハウジング21の後縁側における幅方向の中心を挟んだ左右両端部には、その上下両面からそれぞれ軸50が立てられている。
両軸孔65には、軸受板64A,64Bの突出方向の前縁において、軸50の抜止突部52を嵌めて逃がす逃がし孔66が切り欠き形成されている。また、一方の軸受板64Bでは、軸孔65から基端側に達する切割溝67が切られている。切割溝67が切られた分、撓み変形しやすくなっている。
閉鎖端60B側では、短くなった両側板62の外面上から、係止片70がカバー60の開口縁63を越えて突設されている。両係止片70は、同じく雌ハウジング21の後面側を上下に挟むことができる間隔を開けて形成されており、その突出端には軸受板64A,64Bとは反対側に直角曲げされた鈎部71が形成され、図12(A)に示すように、上記した軸50の係止面51に係止可能となっている。
押圧操作部73の押圧壁74を図13の矢線方向に押圧すると、両係止片70を鈎部71が軸受板64A,64Bに接近するように撓み変形させることが可能である。また、押圧壁74の残った部分が、両係止片70の特に鈎部71の前方を保護することに機能している。
雌コネクタ20側では、雌ハウジング21のキャビティ22内に雌端子金具30が挿入される(図6参照)。雌ハウジング21の後面側に引き出された電線Wは、ほぼ一まとめとされる。続いて、図13に示すように、電線群Waを開口端60A側から挿通溝61に通しつつ、カバー60が雌ハウジング21の後面側において、例えば背面から見た左側で略直交姿勢に配され、特に軸孔65の逃がし孔66と軸50の抜止突部52とが、同一方向を向いて並んだ状態とされる。
このとき、カバー60の指当部78を挟むようにして持てば、ロックアーム40の解除操作部42に触れることがなく、したがってロックが掛かった際にロックアーム40が勢い良く復動し、係止音を発する等、良好なロックフィーリングが得られる。
カバー60を雌ハウジング21に残したまま開いて導通検査が行えること、また電線導出口76に電線群Waを沿わせてテープ巻きすることで、電線群Waのオフセットが確定できることも同様である。
しかしながら電線群Waの中心xは、カバー60の幅方向の中心Xから同図の左側に寸法sだけオフセットされた位置から導出されているから、上段の雌コネクタ20を引き抜いた際に、中段の雌コネクタ20から導出された電線群Waと干渉する度合いが少なく、上段の雌コネクタ20を比較的スムーズに取り外すことができる。
またこの電線導出口76はテープ巻部ともなっていて、電線群Waを電線導出口76に沿わせて電線導出口76ともどもテープ82を巻き付けて固定すると、電線群Waの導出位置をオフセット位置に確定することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)電線導出口に電線群を沿わせて固定する手段としては、テープ巻きに限らず、結束バンドや収縮チューブを用いて固定するようにしてもよい。
(2)雄端子金具が装着された雄コネクタにも、本発明は同様に適用することができる。
(3)本発明は上記実施形態に例示したECUケースに嵌合する場合に限らず、電線群の導出方向が同じであるカバー付きのコネクタが縦列状態で配設される場合全般について、同様に実効がある。
W…電線
Wa…電線群
20…雌コネクタ
21…雌ハウジング(ハウジング)
30…雌端子金具
60…カバー
61…挿通溝
76…電線導出口(導出部、固定部)
82…テープ
X…カバー60の幅方向の中心
x…電線群Waの中心
Claims (2)
- 電線の端末に固着された端子金具が複数収容された横長のブロック状をなすハウジングの後面にはカバーが装着され、このカバーは、前記ハウジングの後面から引き出された電線群を収容したのち、前記ハウジングの長辺側の側面に沿った面上において引き出された方向とは交差する方向に屈曲して導出するようにしたコネクタであって、
前記カバーの長さ方向の一端側が前記ハウジングの後端部の長さ方向の一端側に回動開閉可能に軸支されているとともに、前記カバーの天井面における長さ方向の一側の領域では、前記ハウジングの後面から引き出された電線群を挿通可能な挿通溝が全幅に亘って開口され、前記カバーの天井面における幅方向の中心からオフセットした位置である前記挿通溝の一方の側縁には、前記電線群を沿わせて固定することが可能な電線導出口が突出形成されていることを特徴とするコネクタ。 - 前記電線導出口が前記カバーの幅内に収まって設けられていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
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