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JP4223636B2 - スイッチ装置 - Google Patents

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JP4223636B2
JP4223636B2 JP21393099A JP21393099A JP4223636B2 JP 4223636 B2 JP4223636 B2 JP 4223636B2 JP 21393099 A JP21393099 A JP 21393099A JP 21393099 A JP21393099 A JP 21393099A JP 4223636 B2 JP4223636 B2 JP 4223636B2
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    • HELECTRICITY
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    • H01H2223/002Casings sealed

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  • Tumbler Switches (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車のオーディオやエアコンシステム等を操作するためのスイッチ装置であって、画像表示手段の表示画面上に表示された画像情報を表面側に透過表示可能とするクリアキーを使用したスイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば車載用のラジオカセットデッキ等に採用されているスイッチとしては、操作釦そのものに釦機能を表示する文字等を印刷したものがほとんどであった。そのため、多機能であるラジオカセットデッキ等では、各機能に応じて操作釦を用意する必要があり、また、一つの操作釦に二つの機能表示を印刷する必要があった。
【0003】
しかし、そうすると、操作釦の数が増えてラジオカセットデッキ等の機器自体が大型するばかりか、また、同一操作釦に複数の機能表示がされることから文字等が見難くなるといった問題がある。
【0004】
そこで、これらの問題を解決するために、液晶表示装置の表示画面上に透明窓部を形成した操作釦を配置し、その透明窓部から前記表示画面上に表示された釦機能文字等を操作釦表面側に透過させるように構成してなるスイッチ装置を備えた電子機器が、例えば特開平9−198176号公報に開示されている。
【0005】
かかる電子機器は、図11に示すように、プリント基板101上に液晶表示装置102とスイッチ103を搭載し、その液晶表示装置102等を覆うようにして設けられた前面パネル104に透明窓部105を形成した操作釦107を装着し、前記透明窓部105を介して前記液晶表示装置102の表示画面107上に表示された釦機能文字等を、前記操作釦106の表面側に表示させるように構成してある。
【0006】
上記構成の電子機器においては、上記表示画面107の上部分には受信周波数及び動作状態などが表示され、該表示画面107の下部分には操作釦106の釦機能表示がなされ、その釦機能表示が前記透明窓部105を介して目視により認識できるようになっている。
【0007】
従って、この電子機器によれば、操作釦に釦機能表示を印刷等することなく、装置本体の動作状態などを表示する表示装置を利用して各操作釦の機能表示を行うことができる。また、一つの操作釦に複数の機能を持たせることができる(いわゆるマルチスイッチ化)ため、操作釦の数を増やす必要がなく、装置自体を小型化することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成の電子機器では、例えば操作釦106間の隙間等から塵埃や水滴などが内部に侵入し表示画面107と操作釦106との間に入り込んだ場合には、上記透明窓部105を介してユーザーにそれら塵埃や水滴などを認識させてしまう。つまり、操作釦106の一部を透明としたために、内部に入り込んだ塵埃や水滴などが見えてしまう欠点がある。また、上記表示画面107と操作釦106との間に入り込んだ塵埃などは、ユーザーによって除去する手段はない。
【0009】
そこで本発明は、上述の課題を解決するために提案されたものであり、表示スイッチ釦の外周囲から塵埃や水滴などが該表示スイッチ釦と表示画面間に侵入するのを確実に防止することのできるスイッチ装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に係るスイッチ装置は、プリント配線板上に画像表示手段とスイッチが設けられ、画像表示手段の表示画面上に配置されて、前記表示画面に表示された画像情報を表面側に透過表示させると共にスイッチを作動させるクリアキーを備えたスイッチ装置において、前記クリアキーは、前記画像情報を表面側に透過表示可能な表示スイッチ釦と、前記スイッチをオンオフさせるスイッチ押下げ部を有し且つ前記表示スイッチ釦を装着させる釦取付孔部を有した釦取付枠体と、前記釦取付枠体を覆うように一体成形されて前記表示画面上に密着する支持部と伸縮自在なスカート部とを有したゴム材料からなる防水塵埃カバーとを備えており、前記釦取付枠体に複数の樹脂回込み孔部を形成し、前記防水塵埃カバーを構成するゴム材料を前記樹脂回込み孔部に回り込ませたことを特徴とする。
【0011】
画像情報を表面側に透過表示可能な表示スイッチ釦の外周囲に、前記表示スイッチ釦を装着させる釦取付孔部を有した釦取付枠体を覆うように一体成形されたゴム材料からなる防水塵埃カバーが取り付けられ、その防水塵埃カバーの支持部が表示画面上に密着するため、この防水塵埃カバーによって前記表示画面と表示スイッチ釦間への塵埃や水滴などの侵入が防止される。
【0012】
また、釦取付枠体に複数の樹脂回込み孔部を形成し、防水塵埃カバーを構成するゴム材料を前記樹脂回込み孔部に回り込ませたことにより、通常は接合されない樹脂からなる釦取付枠体とゴム材料からなる防水塵埃カバーとが強固に結合して一体化される。このように、釦取付枠体と防水塵埃カバーとが一体化されることにより、組み付け性が向上する。
【0013】
また、請求項2に係るスイッチ装置は、請求項1のスイッチ装置において、前記表示スイッチ釦がゴム被覆された前記釦取付孔部に圧入されていることを特徴とする。
【0014】
前記表示スイッチ釦がゴム被覆された釦取付孔部に圧入されているので、その圧入部分において表示スイッチ釦とゴムとが密着し、該圧入部分からの塵埃や水滴などの侵入が防止される。
【0015】
また、請求項3に係るスイッチ装置は、請求項1又は2記載のスイッチ装置において、前記釦取付枠体を構成する樹脂材料の耐熱温度が前記防水塵埃カバーを構成するゴム材料の耐熱温度よりも高いことを特徴とする。
【0016】
防水塵埃カバーを構成するゴム材料の耐熱温度よりも高い耐熱温度を有した樹脂材料によって前記釦取付枠体を構成しているので、ゴム金型内での一体成形を可能とする。また、これにより、表示スイッチ釦の偏肉を無くすことができるため、成形が容易となる。透明な樹脂材料は、おしなべて衝撃に対し脆いため、釦取付枠体を別材料とすることでスイッチ自体の信頼性も向上する。
【0017】
また、請求項4に係るスイッチ装置は、プリント配線板上に画像表示手段とスイッチが設けられ、画像表示手段の表示画面上に配置されて、前記表示画面に表示された画像情報を表面側に透過表示させると共にスイッチを作動させるクリアキーを備えたスイッチ装置において、前記クリアキーは、前記画像情報を表面側に透過表示可能な表示スイッチ釦と、前記スイッチをオンオフさせるスイッチ押下げ部を有し前記表示スイッチ釦の外周囲に一体的に成形された釦取付枠体と、前記釦取付枠体を覆うように一体成形されて前記表示画面上に密着する支持部と伸縮自在なスカート部とを有した弾性材料からなる防水塵埃カバーとを備えており、前記釦取付枠体に複数の樹脂回込み孔部を形成し、前記弾性材料として熱可塑性エラストマを使用し、該熱可塑性エラストマを前記樹脂回込み孔部に回り込ませたことを特徴とする。
【0018】
表示スイッチ釦の外周囲に一体的に成形した釦取付枠体を覆うようにして弾性材料である熱可塑性エラストマからなる防水塵埃カバーを一体成形し、その防水塵埃カバーの支持部が表示画面上に密着するため、この防水塵埃カバーによって前記表示画面と表示スイッチ釦間への塵埃や水滴などの侵入が防止される。
【0019】
また、防水塵埃カバーを熱可塑性エラストマによって形成しているため、一体成形された表示スイッチ釦及び釦取付枠体が防水塵埃カバー成形時に溶け出すことがない。
【0020】
また、釦取付枠体に複数の樹脂回込み孔部を形成し、防水塵埃カバーを構成する熱可塑性エラストマを前記樹脂回込み孔部に回り込ませたことにより、通常は接合されない樹脂からなる釦取付枠体とゴム材料からなる防水塵埃カバーとが、この熱可塑性エラストマによって強固に結合して一体化される。このように、釦取付枠体と防水塵埃カバーとが一体化されることにより、組み付け性が向上する。
【0021】
また、請求項5に係るスイッチ装置は、請求項1〜4の何れかに記載のスイッチ装置において、前記スカート部の厚みが他の部分の厚みよりも薄肉とされていることを特徴とする。
【0022】
スカート部の厚みを他の部分よりも薄肉としたことにより、表示スイッチ釦を押したときに、スイッチ操作感の妨げにならないよう反力を弱くでき、スイッチ操作感が良くなる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した具体的な一実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0024】
本実施形態のスイッチ装置は、表示スイッチ釦の外周囲から塵埃や水滴などが該表示スイッチ釦と表示画面間に侵入するのを確実に防止することのできるように構成したものである。これらの効果を奏するスイッチ装置の構成について以下に説明する。
【0025】
<スイッチ装置の構成>
本実施形態のスイッチ装置は、図1及び図2に示すように、プリント配線板1上に設けられた画像表示手段であるディスプレイ2の外周囲を囲むように設けられた表示スイッチ釦取付ホルダ3に対して、透過表示可能なクリアキー4を支持軸5を中心として左右又は上下方向に可動自在に取り付けた、いわゆるシーソー形式のスイッチである。
【0026】
『プリント配線板、スイッチ、表示スイッチ釦取付ホルダの構成』
上記プリント配線板1には、図1及び図2に示すように、上記ディスプレイ2を駆動するための駆動回路部(図示は省略する)と、各クリアキー4によってオンオフされる複数個のスイッチ6が設けられている。上記スイッチ6は、例えばメタルドーム等のスイッチ接点からなり、ディスプレイ2の一側縁に沿って所定間隔を置いて配置されている。
【0027】
上記ディスプレイ2は、例えば液晶ディスプレイ(LCD)又はエレクトロルミネッセンス(EL)等の如き画像表示手段とされ、各種機能の画像情報(文字情報を含む)をグラフィカルに図1中二点鎖線で示す表示画面2aに表示するようになっている。かかるディスプレイ2は、上記プリント配線板1に対してディスプレイ取付フレーム7を介して取り付けられている。
【0028】
上記各スイッチ6が後述するクリアキー4によって押されると、例えば車載用オーディオ機器等の各種機器のモードが瞬時にして切り換わり、そのモードに応じた情報(画像情報)が上記表示画面2aの所望部分にグラフィカルに表示される。そして、その表示画面2a上に表示された画像情報は、上記クリアキー4を透過して該クリアキー4のキートップである表示部4aに透過された形態で見える。
【0029】
上記表示スイッチ釦取付ホルダ3は、図1に示すように、上記ディスプレイ2の外周囲を囲むフレームとして形成され、上記クリアキー4を、支持軸5を中心として可動自在(いわゆるシーソー形式)に支持するようになっている。この表示スイッチ釦取付ホルダ3には、各クリアキー4の支持軸5を保持させる保持孔8を有した支持軸保持部9が形成されている。
【0030】
また、上記表示スイッチ釦取付ホルダ3には、図1に示すように、上記プリント配線板1上に配置されたスイッチ6を押すためのスイッチ押下げ部材10を上下動自在に保持するスイッチ押下げ部材保持部11が形成されている。スイッチ押下げ部材保持部11には、上下方向に貫通する孔部12が形成されており、その孔部12に上記スイッチ押下げ部材10が臨みガイドされて上下動するようになされている。
【0031】
『クリアキーの構成』
上記クリアキー4は、図5ないし図9に示すように、表示画面2aに表示された画像情報を表示部4aに透過表示させると共に、複数のスイッチ6を作動させる機能をするものである。かかるクリアキー4は、画像情報を表面側である表示部4aに透過表示可能な表示スイッチ釦13と、スイッチ6をオンオフさせるスイッチ押下げ部14を有し且つ前記表示スイッチ釦13を装着させる釦取付孔部15を有した釦取付枠体16と、前記釦取付枠体16を覆うように一体成形されて上記表示画面2a上に密着する支持部17と伸縮自在なスカート部18とを有したゴム材料からなる防水塵埃カバー19とを備えている。
【0032】
上記表示スイッチ釦13は、図6及び図7に示すように、表示画面2a上に表示された画像情報を表示部4aを介して透過可能とする樹脂材料によって形成されている。例えば、かかる表示スイッチ釦13は、アクリル(PMMA)やポリカーボネート(PC)等によって矩形体として形成されており、下端側外周縁に段差部20を形成することにより上記釦取付枠体16に形成された釦取付孔部15に嵌入する嵌合部21を有している。
【0033】
上記釦取付枠体16は、図9に示すように、上記嵌合部21を嵌入させる釦取付孔部15を有した矩形状の枠体として形成され、一側縁の両端部にスイッチ6を押すためのスイッチ押下げ部14、14を有している。また、釦取付枠体16には、表示スイッチ釦取付ホルダ3に形成された保持孔8に挿入されて支持される支持軸5が形成されている。
【0034】
さらに、この釦取付枠体16には、後述するゴム材料からなる防水塵埃カバー19を一体的に成形するための樹脂回込み孔部22が複数形成されている。樹脂回込み孔部22は、例えば長孔形状として所定間隔を置いて形成されている。一般に、樹脂材料とゴム材料は成形によって一体化できないため、樹脂回込み孔部22を釦取付枠体16に形成することにより、この樹脂回込み孔部22にゴム材料を回り込ませてこれら樹脂材料とゴム材料を一体化する。
【0035】
上記釦取付枠体16は、上記表示スイッチ釦13に対してその厚みが薄いため、機械的強度を高めるために、剛性の高い耐熱性に優れた樹脂材料によって成形する。また、この釦取付枠体16には、防水塵埃カバー19が一体的に成形されることから、該防水塵埃カバー19を構成するゴム材料の耐熱温度よりも高い耐熱温度の樹脂材料で成形する。そのため、釦取付枠体16を構成する樹脂材料には、例えばゴム成形の金型温度は160℃以上、加硫に160〜200℃程度の温度がかかることから、これよりも高い耐熱性を有したガラス強化PBT(グラスファイバー系のポリブチレンテレフタレート)等を採用する。
【0036】
上記防水塵埃カバー19は、図6ないし図8に示すように、上記ディスプレイ2の表示画面2a上に密着する支持部17と、伸縮自在なスカート部18と、上記釦取付枠体16を被覆する被覆部23とからなる。上記被覆部23は、上記樹脂回込み孔部22に回り込むと共に上記釦取付枠体16を覆うようになされている。
【0037】
上記スカート部18は、上記釦取付枠体16の下端部外周縁に沿って斜め下方に延在するスカートとして形成されており、裾広がり状態とされている。このスカート部18は、上記クリアキー4がスイッチストローク範囲内で可動でき、且つスイッチ操作感の妨げにならないよう反力を弱くするため、被覆部23や支持部17よりもその厚みが薄肉とされている。
【0038】
上記支持部17は、上記スカート部18の下端外周縁に沿って水平方向に延在するフランジとして形成されており、上記ディスプレイ2の表示画面2a上に密着するようになっている。
【0039】
上記した3つの部品から構成されるクリアキー4は、釦取付枠体16が上記した耐熱性の高い樹脂材料によって成形された後、防水塵埃カバー19を成形する金型内に上記釦取付枠体16を配置して防水塵埃カバー19を形成し、その防水塵埃カバー19が一体化された釦取付枠体16の釦取付孔部15に、上記表示スイッチ釦13を圧入固定することによって製造される。
【0040】
このように釦取付枠体16に防水塵埃カバー19を一体化し、その釦取付枠体16の釦取付孔部15に表示スイッチ釦13を圧入固定することで、圧縮されたゴムにより該釦取付孔部15と表示スイッチ釦13間が密着してシールされる。
【0041】
<スイッチ装置の動作>
次に、以上のようにして構成されたスイッチ装置の動作について説明する。図2に示す初期状態(スイッチを押していない状態)では、防水塵埃カバー19の支持部17がディスプレイ2の表示画面2a上に密着しており、例えば図4に示すように表示スイッチ釦13の外周囲の隙間から矢印のように塵埃や水滴等が入り込んだ場合でも、上記支持部17が塵埃の侵入を防止し、表示画面2a上に塵埃が入り込むことを阻止する。
【0042】
そして、図2の初期状態から表示スイッチ釦13を押すと、図3に示すように、押された側のスカート部18が縮むと共に、反対側の支持部17が表示画面2aに密着した状態のままスカート部18が伸びる。このように、表示スイッチ釦13を押してスカート部18が伸びた場合でも、支持部17が表示画面2aに密着した状態にあることから、塵埃や水滴等が上記表示画面2aと表示スイッチ釦13間に入り込むようなことがない。従って、ユーザーは、表示画面2a上の塵埃や水滴等を認識するようなことがなく、常にクリアーな画像情報を見ることができる。
【0043】
<他の実施形態>
以上、本発明を適用した具体的な一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されることなく種々の変更が可能である。
【0044】
上述の実施形態では、クリアキー4を、表示スイッチ釦13と釦取付枠体16と防水塵埃カバー19の3部品によって構成したが、表示スイッチ釦13と釦取付枠体16を一体成形したものと防水塵埃カバー19との2部品で構成するようにしてもよい。
【0045】
例えば、図10に示すように、表示スイッチ釦13の外周囲にはスイッチ押下げ部14を有した釦取付枠体16が一体的に成形されている。釦取付枠体16が一体成形された表示スイッチ釦13は、透過可能で耐熱性の高いアクリル(PMMA)やポリカーボネート(PC)等によって成形される。
【0046】
そして、上記防水塵埃カバー19は、上記アクリルやポリカーボネート等の耐熱性を考慮し、表示スイッチ釦13及び釦取付枠体16が溶けないようにすべく、ゴム状の弾性を持つ熱可塑性エラストマによって成形する。例えば、熱可塑性エラストマは、耐熱温度が100℃〜140℃であるアクリルやポリカーボネートよりも低い耐熱温度を示し、これらアクリルやポリカーボネートを溶かすようなことはない。また、防水塵埃カバー19として熱可塑性エラストマを使用することで、釦取付枠体16に形成された樹脂回込み孔部22にスムーズに熱可塑性エラストマが回り込むことになる。なお、熱可塑性エラストマとしては、ウレタン系のエラストマが好ましい。
【0047】
本実施形態のクリアキー4を製造するには、アクリル等によって釦取付枠体16をその外周囲に一体化させた表示スイッチ釦13を図10に示すように成形した後、この表示スイッチ釦13を防水塵埃カバー19を成形する金型内に配置して熱可塑性エラストマを流し込む。これにより、釦取付枠体16を覆うようにして熱可塑性エラストマからなる防水塵埃カバー19が一体化されたクリアキー4が製造される。製造された最終形態は、図5に示す3部品構成からなるクリアキー4と同じになる。
【0048】
また、上述の実施形態では、何れもシーソー形式のスイッチ装置に本発明を適用したが、プシュ形式のスイッチ装置に本発明を適用しても同様の効果が得られる。
【0049】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0050】
請求項1記載のスイッチ装置によれば、画像情報を表面側に透過表示可能な表示スイッチ釦の外周囲に、該表示スイッチ釦を装着させる釦取付孔部を有した釦取付枠体を覆うように一体成形されたゴム材料からなる防水塵埃カバーを取り付け、その防水塵埃カバーの支持部を表示画面上に密着させているため、この防水塵埃カバーによって上記表示画面と上記表示スイッチ釦間への塵埃や水滴などの侵入を阻止することができ、塵埃等の無いクリアーな表示画面をユーザーに提供できる。
【0051】
また、本発明のスイッチ装置によれば、釦取付枠体に複数の樹脂回込み孔部を形成し、防水塵埃カバーを構成するゴム材料を前記樹脂回込み孔部に回り込ませたことにより、通常は接合されない樹脂からなる釦取付枠体とゴム材料からなる防水塵埃カバーとを強固に結合一体化させることができ、組み付け性を大幅に向上させることができる。
【0052】
請求項2記載のスイッチ装置によれば、表示スイッチ釦をゴム被覆された釦取付孔部に圧入させているので、その圧入部分において表示スイッチ釦とゴムとが密着し、該圧入部分からの塵埃や水滴などの侵入を阻止することができる。
【0053】
請求項3記載のスイッチ装置によれば、防水塵埃カバーを構成するゴム材料の耐熱温度よりも高い耐熱温度を有した樹脂材料によって前記釦取付枠体を構成しているので、該釦取付枠体の剛性を高めることができ、機械的強度を十分に確保することができる。また、表示スイッチ釦と比べて釦取付枠体の厚みが薄いため、この釦取付枠体の剛性を高めることによって、スイッチ自体の信頼性を向上させることができる。
【0054】
請求項4記載のスイッチ装置によれば、表示スイッチ釦の外周囲に一体的に成形した釦取付枠体を覆うようにして弾性材料である熱可塑性エラストマからなる防水塵埃カバーを一体成形し、その防水塵埃カバーの支持部を表示画面上に密着させているため、この防水塵埃カバーによって前記表示画面と表示スイッチ釦間への塵埃や水滴などの侵入を阻止することができ、塵埃等の無いクリアーな表示画面をユーザーに提供できる。
【0055】
また、本発明のスイッチ装置によれば、防水塵埃カバーを熱可塑性エラストマによって形成しているため、一体成形された表示スイッチ釦及び釦取付枠体が防水塵埃カバー成形時に溶け出すことがない。
【0056】
また、本発明のスイッチ装置によれば、釦取付枠体に複数の樹脂回込み孔部を形成し、防水塵埃カバーを構成する熱可塑性エラストマを前記樹脂回込み孔部に回り込ませたことにより、通常は接合されない樹脂からなる釦取付枠体とゴム材料からなる防水塵埃カバーとを、この熱可塑性エラストマによって強固に結合一体化させることができ、組み付け性を大幅に向上させることができる。
【0057】
請求項5記載のスイッチ装置によれば、スカート部の厚みを他の部分よりも薄肉としたことにより、表示スイッチ釦を押したときに、スイッチ操作感の妨げにならないよう反力を弱くでき、スイッチ操作感を良好なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のスイッチ装置の分解斜視図である。
【図2】本実施形態のスイッチ装置においてクリアキーを押していない初期状態の要部断面部である。
【図3】本実施形態のスイッチ装置においてクリアキーを押した状態の要部断面図である。
【図4】本実施形態のスイッチ装置において塵埃等がディスプレイの表示画面上に入り込まない様子を示す要部拡大断面図である。
【図5】クリアキーの斜視図である。
【図6】クリアキーの分解斜視図である。
【図7】クリアキーを分解した状態の断面図である。
【図8】釦取付枠体に防水塵埃カバーを一体成形した状態を一部破断して示す斜視図である。
【図9】釦取付枠体の斜視図である。
【図10】表示スイッチ釦と釦取付枠体を一体成形した状態を示す斜視図である。
【図11】従来のスイッチ装置の断面図である。
【符号の説明】
1 プリント配線板
2 ディスプレイ
2a 表示画面
4 クリアキー
5 支持軸
6 スイッチ
10 スイッチ押下げ部材
13 表示スイッチ釦
14 スイッチ押下げ部
15 釦取付孔部
16 釦取付枠体
17 支持部
18 スカート部
19 防水塵埃カバー

Claims (5)

  1. プリント配線板上に画像表示手段とスイッチが設けられ、画像表示手段の表示画面上に配置されて、前記表示画面に表示された画像情報を表面側に透過表示させると共にスイッチを作動させるクリアキーを備えたスイッチ装置において、
    前記クリアキーは、前記画像情報を表面側に透過表示可能な表示スイッチ釦と、前記スイッチをオンオフさせるスイッチ押下げ部を有し且つ前記表示スイッチ釦を装着させる釦取付孔部を有した釦取付枠体と、前記釦取付枠体を覆うように一体成形されて前記表示画面上に密着する支持部と伸縮自在なスカート部とを有したゴム材料からなる防水塵埃カバーとを備えており、
    前記釦取付枠体に複数の樹脂回込み孔部を形成し、前記防水塵埃カバーを構成するゴム材料を前記樹脂回込み孔部に回り込ませたことを特徴とするスイッチ装置。
  2. 前記表示スイッチ釦がゴム被覆された前記釦取付孔部に圧入されていることを特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。
  3. 前記釦取付枠体を構成する樹脂材料の耐熱温度が前記防水塵埃カバーを構成するゴム材料の耐熱温度よりも高いことを特徴とする請求項1又は2記載のスイッチ装置。
  4. プリント配線板上に画像表示手段とスイッチが設けられ、画像表示手段の表示画面上に配置されて、前記表示画面に表示された画像情報を表面側に透過表示させると共にスイッチを作動させるクリアキーを備えたスイッチ装置において、
    前記クリアキーは、前記画像情報を表面側に透過表示可能な表示スイッチ釦と、前記スイッチをオンオフさせるスイッチ押下げ部を有し前記表示スイッチ釦の外周囲に一体的に成形された釦取付枠体と、前記釦取付枠体を覆うように一体成形されて前記表示画面上に密着する支持部と伸縮自在なスカート部とを有した弾性材料からなる防水塵埃カバーとを備えており、
    前記釦取付枠体に複数の樹脂回込み孔部を形成し、前記弾性材料として熱可塑性エラストマを使用し、該熱可塑性エラストマを前記樹脂回込み孔部に回り込ませたことを特徴とするスイッチ装置。
  5. 前記スカート部の厚みが他の部分の厚みよりも薄肉とされていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のスイッチ装置。
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