JP4207240B2 - Illuminometer for exposure apparatus, lithography system, illuminometer calibration method, and microdevice manufacturing method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、露光装置用照度計、リソグラフィ・システム、照度計の較正方法およびマイクロデバイスの製造方法に係り、さらに詳しくは、複数種類の露光装置で、露光量管理として共用して使用可能な露光装置用照度計、リソグラフィ・システム、照度計の較正方法およびマイクロデバイスの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置や液晶表示装置などの製造に際して、マスクまたはレチクル(以下、総称して「マスク」ともいう)などの原版に描かれたパターンを、レジストが塗布された半導体ウエハや透明基板などの感光性基板上に転写するために、投影露光装置が用いられる。半導体装置や液晶表示装置などの製造ラインでは、単一の投影露光装置のみが使用されるわけではなく、一般に、複数の投影露光装置が併用して使用される。
【0003】
このような場合において、各露光装置で製造される製品のばらつきなどを低減するために、各露光装置間の露光量をマッチングさせる必要がある。そのために、露光装置内には内部光センサが常設してあり、間接的に像面上の露光量(照度)を計測し、その計測結果に基づき、各露光装置間の露光量をマッチングさせている。
【0004】
しかしながら、各露光装置毎に設けられた内部光センサが、常に正確な照度を検出しているとは限らず、経時変化などにより誤差が生じることがある。
【0005】
そこで、これらの内部光センサの較正を行い、各露光装置間の露光量をマッチングさせる方法として、ワーキング照度計を用いる方法がある。このワーキング照度計は、ウエハステージ上に着脱自在に設置し、像面上の照度を直接的に計測するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、照度計では、検出信号電圧と照度との良好な直線性や、照度の絶対値などを確保することが常に要求されることから、照度計の較正には、実使用と同じ波長や周波数を持ち、同程度の入射エネルギーの照明光が使用される。そして、特定の条件における計測に最適化された回路内パラメータおよび較正値を得る。
【0007】
よって、一つの照度計は、原則として一種類の波長の光を露光用照明光とする露光装置のみに対応したものとなる。たとえば従来のKrFエキシマレーザ用の照度計は、KrFエキシマレーザを照明光とする露光装置のみに用いることができ、ArFエキシマレーザなどのその他の種類の露光装置に用いることはできなかった。
【0008】
また、従来の照度計の較正値は、一度較正すると、この値を定数として扱っており、意図的な書き換えはできないようになっている。
【0009】
なお、ArFエキシマレーザ露光装置では、使用するレジストが、KrFエキシマレーザ露光装置に用いるレジストに比較して、一般に高感度である。また、KrFエキシマレーザよりエネルギー安定性の良くないArFエキシマレーザでは、積算露光量制御の精度を向上させるために、積算パルス数が多くなる。そのために、1パルスあたりのエネルギーが、KrFエキシマレーザ露光装置の場合に比較して小さくなる。典型的には、照度計の入射エネルギーレベルで数倍〜10倍程度の差異がある。
【0010】
したがって、KrFエキシマレーザ露光装置で最適化した照度計を用いて、ArFエキシマレーザ露光装置の照度を計測しようとしても、センサの出力信号が低下し、直線性を持つ十分に広い計測レンジが得られない可能性が高い。
【0011】
また、使用波長が異なると、センサの波長依存性によってその感度が多少変化するため、KrFエキシマレーザの場合と同様な較正値では、正確な照度の絶対値の計測が困難である。
【0012】
加えて、照度計を、複数の露光装置間の露光量管理ツールとして使用する際に、照度計1台で管理すると、その一台の突然の変化や、使用に伴う経時変動などにより、正確な絶対値基準になり得ない。
【0013】
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、異なる種類の露光用照明光を用いて露光を行う二種類以上の露光装置で、共用して使用可能な露光装置用照度計、リソグラフィ・システム、照度計の較正方法およびマイクロデバイスの製造方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
以下、この項に示す説明では、本発明を、実施形態を表す図面に示す部材符号に対応つけて説明するが、本発明の各構成要件は、これら部材符号を付した図面に示す部材に限定されるものではない。
【0015】
さらに、本発明において、露光装置としては、特に限定されず、g線(436nm)、i線(365nm)、KrFエキシマレーザ(248nm)、ArFエキシマレーザ(193nm)、F2 レーザ(157nm)、またはYAGレーザなどの高調波を露光用光源として用いる露光装置などを例示することができる。また、露光方式の分類による露光装置のタイプも特に限定されず、いわゆるステップ・アンド・リピート方式の露光装置でも、いわゆるステップ・アンド・スキャン方式の露光装置でも良い。いわゆるステップ・アンド・スキャン方式の露光装置は、レチクルなどのマスク上のパターンの一部を投影光学系を介して感光性基板上に縮小投影露光した状態で、マスクと感光性基板とを、投影光学系に対して同期移動させることにより、マスク上のパターンの縮小像を逐次感光性基板の各ショット領域に転写する方式の露光装置である。この方式の露光装置は、いわゆるステップ・アンド・リピート方式の露光装置に比較して、投影光学系に対する負担を増大させることなく、転写対象パターンを大面積化することができるという利点がある。
【0016】
請求項1
本発明の第1の観点に係る露光装置用照度計(請求項1に対応)は、マスク(11)のパターンを基板(14)に転写する露光装置(30a〜30d)で使用される露光装置用照度計において、前記基板(14)上に入射する露光用照明光を受光してその強度に応じた照度信号を出力する光センサ(52)と、前記照度信号を増幅する増幅回路(56)と、前記増幅回路で増幅された前記照度信号のピーク値をホールドするピークホールド回路と、前記ピークホールド回路から出力された前記照度信号を較正する較正回路と(62)、前記基板(14)上での光特性が異なる複数の露光用照明光に対応した前記増幅回路(56)の増幅率と前記較正回路(62)の較正値とを記憶する記憶装置と(64、66)、前記光センサ(52)が受光する前記露光照明光の種類に応じて、前記記憶装置(64、66)から前記増幅率と前記較正値とを読み出し、前記増幅回路(56)で用いる増幅率と前記較正回路(62)で用いる較正値とを切り換える切換回路(68)とを備えたことを特徴とする。
【0017】
本発明に係る露光装置用照度計(50)では、露光用照明光の条件が異なる二種類以上の露光装置(30a〜30d)でも、増幅回路(56)で用いる増幅率と、較正回路(62)で用いる較正値とを選択的に切り換えることで、同一の照度計(50)を用いて、正確に照度を測定することができる。その結果、将来予想されるKrF露光装置(30a)とArF露光装置(30b〜30d)とが併用される製造ラインにおいて、各露光装置の照度の管理が容易になり、製造ラインの負担を軽減することができる。
【0018】
請求項2
本発明に係る露光装置用照度計(50)において、前記増幅回路(56)で用いる増幅率と、前記較正回路(62)で用いる較正値とは、前記露光用照明光の波長および/または入射エネルギー範囲毎に、前記記憶装置(64、66)に記憶してあることが好ましい(請求項2に対応)。
【0019】
本発明に係る露光装置用照度計(50)を用いることができる露光装置の露光用照明光の条件としては、照明光の波長が異なるものでも、あるいは波長が同じで入射エネルギー範囲が著しく異なるものでも良い。
【0020】
請求項3
本発明に係る露光装置用照度計(50)において、前記記憶装置(64、66)は、複数台の露光装置(30a〜30d)でそれぞれ使用される露光照明光の照度を計測するために、前記露光装置(30a〜30d)毎の前記増幅率と前記較正値とを記憶することが好ましい(請求項3に対応)。
【0021】
記憶装置(64,66)としては、書き換え可能なものが好ましい。露光装置用照度計(50)の再較正が可能だからである。
【0022】
請求項4
本発明に係る露光装置用照度計(50)において、前記複数台の露光装置(30a〜30d)は、それぞれ発光強度範囲と波長域との少なくとも一方が異なる光源を有することが好ましい(請求項4に対応)。
【0023】
本発明では、このような露光装置(30a〜30d)に対して、一台の照度計を用いて照度の計測が可能である。
【0024】
請求項5
本発明に係る露光装置用照度計(50)において、前記光センサ(52)は、所定の波長帯域にそれぞれ発振スペクトルを有する複数の露光用照明光を検出可能な広帯域光センサであることが好ましい(請求項5に対応)。
【0025】
たとえばKrFの照度とArFの照度との双方を検出するようにするためである。
【0026】
請求項6
本発明に係る露光装置用照度計(50)において、前記光センサ(52)は、前記露光用照明光毎に、少なくとも受光部が交換自在に装着してあっても良い(請求項6に対応)。
【0027】
KrFで用いる光センサ(52)と、ArFで用いる光センサ(52b)とで、兼用することができない場合には、それぞれのための光センサまたは受光部を別々に準備し、これらを一つの照度計(50)に交換自在に設けても良い。その場合でも、照度計本体(54)の兼用を図ることができる。
【0028】
請求項7
本発明に係る露光装置用照度計(50)において、前記複数の露光用照明光は、KrFエキシマレーザ及びArFエキシマレーザを含むことが好ましい(請求項7に対応)。
請求項8
本発明に係る露光装置用照度計(50)において、前記較正回路で較正された照度信号のデータを表示する表示装置を備えることが好ましい(請求項8に対応)。
請求項9
本発明に係る露光装置用照度計(50)において、前記光センサが受光する前記露光用照明の種類を入力する入力装置を備えることが好ましい(請求項9に対応)。
【0029】
請求項10
本発明に係るリソグラフィ・システム(請求項10に対応)は、種類が異なる複数台の露光装置(30a〜30d)と、前記複数台の露光装置(30a〜30d)に順次装着される照度計(50)とを備えたリソグラフィ・システムにおいて、前記照度計(50)は、露光用照明光を受光してその強度に応じた照度信号を出力する光センサ(52)と、前記照度信号を増幅する増幅回路(56)と、前記増幅回路(56)で増幅された前記照度信号のピーク値をホールドするピークホールド回路(58)と、前記ピークホールド回路(58)から出力された前記照度信号を較正する較正回路(62)と、前記複数台の露光装置(30a〜30d)でそれぞれ使用される露光用照明光に対応した前記増幅回路(56)の増幅率と前記較正回路(62)の較正値とを記憶する記憶装置(64、66)と、装着された前記露光装置の種類に応じて、前記記憶装置(64、66)から前記増幅率と前記較正値とを読み出し、前記増幅回路(56)で用いる増幅率と前記較正回路(62)で用いる較正値とを切り換える切換回路(68)とを備えたことを特徴とする。
本発明に係るリソグラフィ・システムでは、露光用照明光の条件が異なる二種類以上の露光装置(30a〜30d)が混在するリソグラフィ・システムでも、増幅回路(56)で用いる増幅率と、較正回路(62)で用いる較正値とを選択的に切り換えることで、同一の照度計(50)を用いて、各露光装置(30a〜30d)毎に、正確に照度を測定することができる。その結果、将来予想されるKrF露光装置(30a)とArF露光装置(30b〜30d)とが併用されるリソグラフィ・システムにおいて、各露光装置(30a〜30d)の照度の管理が容易になり、製造ラインの負担を軽減することができる。
【0030】
請求項11
本発明に係る照度計の較正方法(請求項11に対応)は、マスク(11)のパターンが転写される基板(14)上に入射する露光用照明光を受光する照度計(50)の較正方法において、前記照度計(50)は、前述のいずれかの露光用照度計(50)で構成され、前記光センサ(52)で受光する露光用照明光毎に設定される前記増幅回路の増幅率と前記較正回路(62)の較正値とを使ってその照度を決定するために、複数の基準照度計を用いて同一の光源から射出される照明光をそれぞれ検出して得られる基準照度の平均値と、前記照度計(50)を用いて前記照明光を検出して得られる照度とがほぼ一致するように、前記露光用照明光毎の較正値を変更することを特徴とする。
【0031】
本発明に係る照度計の較正方法によれば、単一の基準照度計を用いて較正する場合に比較して、照度計の較正が正確になる、即ち絶対値確度が向上することになり、照度計の照度計測精度が向上する。なぜなら、基準照度計自体が、多少なりとも絶対値誤差を持つからである。したがって、較正済みの基準照度計の数が多いほど、照度計(50)の較正がより正確になり、照度計の照度計測精度がより向上する。
【0032】
請求項12
本発明に係るマイクロデバイスの製造方法(請求項12に対応)は、複数台の露光装置(30a〜30d)を用いて基板(14)上に複数のパターンを重ね合わせて転写してマイクロデバイスを製造する方法において、前記複数台の露光装置(30a〜30d)のうち、前記基板(14)に入射する露光用照明光の波長と強度との少なくとも一方が異なる少なくとも二台の露光装置でそれぞれ前記露光用照明光の照度を前述のいずれかの露光装置用照度計(50)を用いて計測し、前記露光装置毎に前記計測された照度を利用して前記パターンの転写時における前記基板の露光量を制御することを特徴とする。
【0033】
本発明において、マイクロデバイスとは、特に限定されず、半導体装置、液晶回路、磁気ヘッドなどを例示することができる。
【0034】
本発明に係るマイクロデバイスの製造方法では、露光用照明光の条件が異なる二種類以上の露光装置(30a〜30d)が混在するマイクロデバイスの製造ラインでも、照度計(50)に設定される計測パラメータを前記露光装置毎に切り換えることで、同一の照度計(50)を用いて、各露光装置(30a〜30d)毎に、正確に照度を測定することができる。その結果、将来予想されるKrF露光装置(30a)とArF露光装置(30b〜30d)とが併用されるマイクロデバイスの製造ラインにおいて、各露光装置(30a〜30d)の露光量制御が容易になり、製造ラインの負担を軽減することができる。
【0035】
請求項13
本発明に係るマイクロデバイスの製造方法では、前記少なくとも二台の露光装置は互いに前記露光用照明光の波長が異なることことが好ましい(請求項13に対応)。
【0036】
増幅回路(56)で用いる増幅率と、較正回路(62)で用いる較正値とを選択的に切り換えることで、同一の照度計(50)を用いて、露光用照明光の波長が異なる露光装置(30a〜30d)毎に、正確に照度を測定することができる。
【0037】
請求項14
本発明に係るマイクロデバイスの製造方法では、前記少なくとも二台の露光装置は、前記露光用照明光としてKrFエキシマレーザを使用する露光装置(30a)と、ArFエキシマレーザを使用する露光装置(30b〜30d)とを含むことが好ましい(請求項14に対応)。
【0038】
将来予想されるKrF露光装置(30a)とArF露光装置(30b〜30d)とが併用されるマイクロデバイスの製造ラインにおいて、各露光装置(30a〜30d)の照度の管理が容易になり、マイクロデバイスの製造ラインの負担を軽減することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1は本発明の1実施形態に係る露光装置用照度計の概略ブロック図、図2は図1に示す照度計における主要回路の特性を示す概略図、図3は複数の露光装置と照度計との関係を示す概略図、図4は露光装置の一例を示す概略図、図5は照度計のセンサ部が設置されるウエハステージの概略斜視図、図6は照度計の構成方法の一例を示す概略図、図7はセンサ部の他の例を示す要部断面図である。
【0040】
図1に示す本発明の1実施形態に係る露光装置用照度計50は、たとえば図3に示すように、KrFエキシマレーザを露光用照明光源とする露光装置30aと、ArFエキシマレーザを露光用照明光源とする露光装置30b〜30dとが混在するリソグラフィ・システムによりマイクロデバイスとしての半導体装置を製造するシステムにおいて、各露光装置30a〜30dの照度を検出し、露光装置間の露光量をマッチングさせるために使用される。なお、本実施形態では、これら二種類の露光装置30a〜30dは、同一のホストコンピュータ76に接続してあり、それぞれの稼働状況などがモニターされ、生産管理されている。
【0041】
まず、図4に基づき、一つの露光装置30aについて説明する。図3に示す他の露光装置30b〜30dについての説明は省略するが、基本的な構成は、図4に示すものと同様であり、露光用照明光のための光源の種類が異なるのみである。
【0042】
図4に示すように、本実施形態に係る露光装置30aは、いわゆるステップ・アンド・スキャン方式の露光装置であり、マスクとしてのレチクル11上のパターンの一部を投影光学系13を介して基板としてのレジストが塗布されたウエハ14上に縮小投影露光した状態で、レチクル11とウエハ14とを、投影光学系13に対して同期移動させることにより、レチクル11上のパターンの縮小像を逐次ウエハ14の各ショット領域に転写し、ウエハ14の上に半導体装置を製造するようになっている。
【0043】
本実施形態の露光装置30aは、露光用光源1としてKrFエキシマレーザ(発振波長248nm)を有する。露光用光源1からパルス発光されたレーザビームLBは、ビーム整形・変調光学系2へ入射するようになっている。本実施形態では、ビーム整形・変調光学系2は、ビーム整形光学系2aと、エネルギー変調器2bとから成る。ビーム整形光学系2aは、シリンダレンズやビームエキスパンダ等で構成してあり、これらにより、後続のフライアイレンズ5に効率よく入射するようにビームの断面形状が整形される。
【0044】
図4に示すエネルギー変調器2bは、エネルギー粗調器およびエネルギー微調器などで構成してあり、エネルギー粗調器は、回転自在なレボルバ上に透過率(=(1−減光率)×100(%))の異なる複数個のNDフィルタを配置したものであり、そのレボルバを回転することにより、入射するレーザビームLBに対する透過率を100%から複数段階で切り換えることができるようになっている。なお、そのレボルバと同様のレボルバを2段配置し、2組のNDフィルタの組み合わせによってより細かく透過率を調整できるようにしてもよい。一方、エネルギー微調器は、ダブル・グレーティング方式、または傾斜角可変の2枚の平行平板ガラスを組み合わせた方式等で、所定範囲内でレーザビームLBに対する透過率を連続的に微調整するものである。ただし、このエネルギー微調器を使用する代わりに、エキシマレーザ光源1の出力変調によってレーザビームLBのエネルギーを微調整してもよい。
【0045】
図4において、ビーム整形・変調光学系2から射出されたレーザビームLBは、光路折り曲げ用のミラーMを介してフライアイレンズ5に入射する。
【0046】
フライアイレンズ5は、後続のレチクル11を均一な照度分布で照明するために多数の2次光源を形成する。図4に示すように、フライアイレンズ5の射出面には照明系の開口絞り(いわゆるσ絞り)6が配置してあり、その開口絞り6内の2次光源から射出されるレーザビーム(以下、「パルス照明光IL」と呼ぶ)は、反射率が小さく透過率の大きなビームスプリッタ7に入射し、ビームスプリッタ7を透過した露光用照明光としてのパルス照明光ILは、リレーレンズ8を介してコンデンサレンズ10へ入射するようになっている。
【0047】
リレーレンズ8は、第1リレーレンズ8Aと、第2リレーレンズ8Bと、これらレンズ8A,8B間に配置される固定照明視野絞り(固定レチクルブラインド)9Aおよび可動照明視野絞り9Bとを有する。固定照明視野絞り9Aは、矩形の開口部を有し、ビームスプリッタ7を透過したパルス照明光ILは、第1リレーレンズ8Aを経て固定照明視野絞り9Aの矩形の開口部を通過するようになっている。また、この固定照明視野絞り9Aは、レチクルのパターン面に対する共役面の近傍に配置してある。可動照明視野絞り9Bは、走査方向の位置および幅が可変の開口部を有し、固定照明視野絞り9Aの近くに配置してあり、走査露光の開始時および終了時にその可動照明視野絞り9Bを介して照明視野フィールドをさらに制限することによって、不要な部分(レクチルパターンが転写されるウエハ上のショット領域以外)の露光が防止されるようになっている。
【0048】
図4に示すように、固定照明視野絞り9Aおよび可動照明視野絞り9Bを通過したパルス照明光ILは、第2リレーレンズ8Bおよびコンデンサレンズ10を経て、レチクルステージ15上に保持されたレチクル11上の矩形の照明領域12Rを均一な照度分布で照明する。レチクル11上の照明領域12R内のパターンを投影光学系13を介して投影倍率α(αは例えば1/4,1/5等)で縮小した像が、フォトレジストが塗布されたウエハ(感光性基板)14上の照明視野フィールド12Wに投影露光される。以下、投影光学系13の光軸AXに平行にZ軸を取り、その光軸AXに垂直な平面内で照明領域12Rに対するレチクル11の走査方向(即ち、図4の紙面に平行な方向)をY方向、その走査方向に垂直な非走査方向をX方向として説明する。
【0049】
このとき、レチクルステージ15はレチクルステージ駆動部18によりY方向に走査される。外部のレーザ干渉計16により計測されるレチクルステージ15のY座標がステージコントローラ17に供給され、ステージコントローラ17は供給された座標に基づいてレチクルステージ駆動部18を介して、レチクルステージ15の位置および速度を制御する。
【0050】
一方、ウエハ14は、不図示のウエハホルダを介してウエハステージ28上に載置される。ウエハステージ28は、Zチルトステージ19と、Zチルトステージ19が載置されるXYステージ20とを有する。XYステージ20は、X方向およびY方向にウエハ14の位置決めを行うと共に、Y方向にウエハ14を走査する。また、Zチルトステージ19は、ウエハ14のZ方向の位置(フォーカス位置)を調整すると共に、XY平面に対するウエハ14の傾斜角を調整する機能を有する。Zチルトステージ19上に固定された移動鏡、および外部のレーザ干渉計22により計測されるXYステージ20(ウエハ14)のX座標、およびY座標がステージコントローラ17に供給され、ステージコントローラ17は、供給された座標に基づいてウエハステージ駆動部23を介してXYステージ20の位置および速度を制御する。
【0051】
また、ステージコントローラ17の動作は、不図示の装置全体を統轄制御する主制御系によって制御されている。そして、走査露光時には、レチクル11がレチクルステージ15を介して+Y方向(または−Y方向)に速度VR で走査されるのに同期して、XYステージ20を介してウエハ14は照明視野フィールド12Wに対して−Y方向(または+Y方向)に速度α・VR (αはレチクル11からウエハ14に対する投影倍率)で走査される。
【0052】
また、Zチルトステージ19上のウエハ14の近傍に光変換素子からなる照度むらセンサ21が常設され、照度むらセンサ21の受光面はウエハ14の表面と同じ高さに設定されている。照度むらセンサ21としては、遠紫外で感度があり、且つパルス照明光を検出するために高い応答周波数を有するPIN型のフォトダイオード等が使用できる。照度むらセンサ21の検出信号が不図示のピークホールド回路、およびアナログ/デジタル(A/D)変換器を介して露光コントローラ26に供給されている。
【0053】
なお、図4に示すビームスプリッタ7で反射されたパルス照明光ILは、集光レンズ24を介して光変換素子よりなるインテグレータセンサ25で受光され、インテグレータセンサ25の光電変換信号が、不図示のピークホールド回路およびA/D変換器を介して出力DSとして露光コントローラ26に供給される。インテグレータセンサ25の出力DSと、ウエハ14の表面上でのパルス照明光ILの照度(露光量)との相関係数は予め照度計を用いて求められて露光コントローラ26内に記憶されている。露光コントローラ26は、制御情報TSを露光用光源1に供給することによって、露光用光源1の発光タイミング、および発光パワー等を制御する。露光コントローラ26は、さらにエネルギー変調器2bでの減光率を制御し、ステージコントローラ17はステージ系の動作情報に同期して可動照明視野絞り9Bの開閉動作を制御する。
【0054】
本実施形態では、このようなKrFエキシマレーザを露光用照明光として用いたステップ・アンド・スキャン方式の投影露光装置30aと、ArFエキシマレーザを露光用照明光として用いたステップ・アンド・スキャン方式の投影露光装置30b〜30dとが混在するリソグラフィ・システムを用いた半導体装置の製造方法において、各露光装置30a〜30dの照度を検出し、露光装置間の露光量をマッチングさせるために、図1に示す露光装置用照度計50が使用される。
【0055】
図1に示すように、本実施形態に係る露光装置用照度計50は、光センサ50と、照度計本体54とを有する。光センサ52には、光変換素子が内蔵してあり、光センサ52に照射された露光用照明光の入射エネルギーに応じて、電気信号を出力するようになっている。本実施形態において用いることができる光変換素子としては、特に限定されず、光起電力効果、ショットキー効果、光電磁効果、光導電効果、光電子放出効果、焦電効果などを利用した光変換素子が例示されるが、本実施形態では、所定の波長帯域にそれぞれ発振スペクトルを有する複数の露光用照明光を検出可能な広帯域光センサ素子が好ましい。KrFとArFとの双方の波長の光を検出するためである。このような観点からは、焦電効果を利用した光変換素子である焦電センサ素子が好ましい。
【0056】
照度計本体54は、配線53を介して光センサ52からの出力信号(照度信号)が入力する増幅回路(アンプ)56を有する。増幅回路56は、増幅率記憶装置64に接続してあり、増幅率記憶装置64に記憶してある増幅率で、光センサ52からの照度信号を増幅するようになっている。
【0057】
増幅率記憶装置64には、露光用照明光の種類に応じて予め設定された増幅率が記憶してあり、本実施形態では、KrF露光用照明光のためのKrF用増幅率と、ArF露光用照明光のためのArF用増幅率とが記憶してある。これら増幅率の設定の仕方については後述する。
【0058】
増幅回路56には、ピークホールド(P/H)回路58が接続してあり、増幅回路56で増幅された照度信号のピーク値をホールドするようになっている。このピークホールド回路58は、アナログ・デジタル変換(A/D)回路60に接続してあり、ピークホールド回路58でホールドされた照度信号のピーク値(アナログ信号)は、デジタル信号に変換される。
【0059】
アナログ・デジタル変換回路60は、較正回路62に接続してあり、アナログ・デジタル変換回路60により変換されたデジタル信号(照度信号)は、較正回路62により較正される。この較正回路62による較正は、較正回路62に接続してある較正値記憶装置66に記憶してある較正値に基づき行われる。較正値記憶装置66には、露光用照明光の種類に応じて予め設定された較正値が記憶してあり、本実施形態では、KrF露光用照明光のためのKrF用較正値と、ArF露光用照明光のためのArF用較正値とが記憶してある。これら較正値の設定の仕方については後述する。
【0060】
較正回路62による較正が必要な理由を次に示す。すなわち、較正回路62へ入力される前のデジタル信号は、光センサ52へ入射された光の照度に対応した量のデジタル信号ではあるが、そのデジタル信号から照度を計算するためには、増幅回路56での増幅率や、光センサ52で用いたセンサ素子の波長依存性などを考慮して補正を行う必要があるからである。このような較正を行わない場合には、正確な照度を算出して表示することはできない。なお、本実施形態では、光センサ52には、KrFとArFとの二種類の露光用照明光が照射されるので、較正回路62で行う較正値としては、KrF露光用照明光のためのKrF用較正値と、ArF露光用照明光のためのArF用較正値との二種類の較正値が必要となる。
【0061】
較正回路62の出力端には、表示装置74が接続してあり、較正回路62により較正されて照度(入射エネルギー)に換算されたデータが、表示装置74に表示されるようになっている。なお、本実施形態では、表示装置74が、照度計本体54に装着してあるが、その表示装置74は、照度計本体54とは別の外部の表示装置であっても良い。また、較正回路62により較正されて照度(入射エネルギー)に換算されたデータは、照度計本体54の外部へ転送可能に構成しても良い。表示装置74としては、特に限定されず、ブラウン管、液晶表示装置、プラズマ表示装置、LEDなどを例示することができる。
【0062】
増幅率記憶装置64と較正値記憶装置66とは、別々の記憶装置でも良いが、同一の記憶装置であっても良く、また、照度計本体54に内蔵された記憶装置でも、外部記憶装置でも良い。記憶装置としては、特に限定されず、SRAMやEEPROMなどの不揮発性メモリ、磁気ディスク、光磁気ディスク、フロッピーディスクなどを例示することができる。
【0063】
これら増幅率記憶装置64および較正値記憶装置66には、必要に応じて切換回路68が接続してある。切換回路68は、増幅回路56で用いられる増幅率と、較正回路62で用いられる較正値とを、光センサ52へ入力される露光用照明光の種類に応じて切り替えるように、記憶装置64,66および/または増幅回路56および較正回路62へ切換信号を出力する。
【0064】
切換回路68からの切換信号は、入力装置70からマニュアルで入力された選択信号に基づき発生させても良いし、入出力端子72から入力された選択信号に基づき発生させても良い。入力装置70としては、特に限定されないが、キーボード、タッチパネル、マウスなどを例示することができる。作業者は、このような入力装置70からマニュアル式に、光センサ52が設置されて照度が測定されるべき露光用照明光の種類(本実施形態では、KrFまたはArF)を選択する。入力装置70を用いて、露光用照明光の種類(本実施形態では、KrFまたはArF)を選択することで、切換回路68から切換信号が出力し、増幅回路56で用いる増幅率と、較正回路62で用いる較正値が決定し、各記憶装置64および66から読み出される。
【0065】
図1に示す入出力端子72が接続される機器としては、特に限定されないが、たとえば光センサ52が設置されるべき露光装置30a〜30dの各制御装置でも、図3に示すホストコンピュータ76であっても良い。入出力端子72を、このような機器に接続することで、これらの機器から自動的に、光センサ52が設置されるべき露光装置30a〜30dで用いる露光用照明光の種類(本実施形態では、KrFまたはArF)を示す選択信号が入力される。その結果、切換回路68から切換信号が出力し、増幅回路56で用いる増幅率と、較正回路62で用いる較正値が決定し、各記憶装置64および66から読み出される。
【0066】
なお、図1に示す増幅率記憶装置64と較正値記憶装置66とに記憶されるデータ量は、それほど多くない場合などには、増幅率記憶装置64と較正値記憶装置66とは、それぞれ単なる可変抵抗や可変コンデンサなどの電子素子であっても良い。その場合には、切換回路68および入力装置70は、可変抵抗の抵抗値または可変コンデンサの容量を変えるための単なるつまみなどで構成することもできる。この場合には、可変抵抗の抵抗値または可変コンデンサの容量が、記憶すべき増幅率または較正値に対応する。
【0067】
本実施形態において、照度計50の光センサ52が設置される位置は、特に限定されないが、図5に示すように、各露光装置30a〜30dにおけるウエハステージ28のZチルトステージ19上である。照度の測定に際しては、ウエハステージ28を、XおよびY方向に駆動制御し、図4に示す投影光学系13を通過した露光用照明光を、図5に示す光センサ52の光変換素子へ入射させる。
【0068】
なお、照度計50は光センサ52がアパーチャ板の直下に近接して設けられており、照度測定時にはそのアパーチャ板の下面、即ち光センサ52の受光面が投影光学系13の像面とほぼ一致するように照度計50の位置が調整される。
【0069】
次に、図1に示す増幅率記憶装置64へ記憶すべき増幅率と、較正値記憶装置66に記憶すべき較正値とを設定する方法について説明する。
ArFエキシマレーザ露光装置では、使用するレジストが、KrFエキシマレーザ露光装置に用いるレジストに比較して、一般に高感度である。また、KrFエキシマレーザよりエネルギー安定性の良くないArFエキシマレーザでは、積算露光量制御の精度を向上させるために、積算パルス数が多くなる。そのために、1パルスあたりのエネルギーが、KrFエキシマレーザ露光装置の場合に比較して小さくなる。典型的には、照度計の入射エネルギーレベルで数倍〜10倍程度の差異がある。
【0070】
したがって、従来では、KrFエキシマレーザ露光装置で最適化した照度計を用いて、ArFエキシマレーザ露光装置の照度を計測しようとしても、センサの出力信号が低下し、直線性を持つ十分に広い計測レンジが得られない可能性が高い。
【0071】
また、使用波長が異なると、センサの感度が多少変化するため、KrFエキシマレーザの場合と同様な較正値では、正確な照度の絶対値の計測が困難である。
【0072】
そこで、本実施形態では、図1に示す増幅率記憶装置64には、KrF用増幅率とArF用増幅率との二種類の増幅率を記憶し、露光波長に応じて切り換えて使用している。また、較正値記憶装置66には、KrF用較正値とArF用較正値との二種類の増幅率を記憶し、露光波長に応じて切り換えて使用している。
【0073】
まず、増幅率記憶装置64に記憶すべきKrF用増幅率とArF用増幅率との設定について説明する。
図2に示すように、ピークホールド回路58では、その入力信号(入力電圧)と出力信号(出力電圧)との関係において、その入力電圧V0がV1よりも大きくV2よりも小さい場合に、良好な直線関係(比例関係)を持つ領域が存在する。別の言い方をすれば、照度計50による測定の直線性は、ピークホールド回路58の追随性に依存する。そのため、正確な照度を算出するためには、増幅回路56において、その出力電圧V0(ピークホールド回路58への入力電圧)が、V1<V0<V2の関係となるように、増幅率を設定する必要がある。
【0074】
その際に、KrFの場合の1パルスあたりの照射エネルギーと、ArFの場合の1パルスあたりの照射エネルギーとは、異なることから、それぞれについて、出力電圧がV0程度になるように、KrF用増幅率gKrF とArF用増幅率gArF とを決定する。これらのKrF用増幅率gKrF とArF用増幅率gArF とが、図1に示す増幅率記憶装置64に記憶される。記憶させるための操作は、図1に示す入力装置70をマニュアルで操作することにより行っても良いし、入出力端子72からデータを送信することにより記憶させても良い。
【0075】
なお、KrFの場合の1パルスあたりの照射エネルギーと、ArFの場合の1パルスあたりの照射エネルギーとは、コンピュータの解析プログラムによるシュミレーションにより求めても良いし、実測により求めても良い。
【0076】
次に、図1に示す較正値記憶装置66に記憶すべきKrF用較正値とArF用較正値との設定について説明する。
これらの較正値を求めるための一方法としては、たとえば図6に示すように、まず、KrFレーザ装置78を用い、同じレーザ装置78から出射される光を、同時に、反射率、及び透過率が既知のビームスプリッタ80を介してKrF用基準照度計50aの光センサ52aと、較正すべきワーキング照度計50の光センサ52とに照射する。その際には、較正すべきワーキング照度計50の増幅回路56で用いる増幅率は、KrF用増幅率となるように切換回路68を用いて設定しておく。次に、較正すべきワーキング照度計50の照度計本体54の表示部で示す照度計の値が、KrF用基準照度計50aの照度計本体54aの表示部で示す値と同じ値となるように、ビームスプリッタ80の反射率、及び透過率も用いてKrF用較正値を決定し、その決定されたKrF用較正値を、ワーキング照度計50中の図1に示す較正値記憶装置66に記憶させる。KrF用較正値の決定および記憶は、マニュアルで行っても良いが、基準照度計50aとワーキング照度計50とを直接または他の機器を介して間接的に接続し、自動的に行うようにしても良い。
【0077】
ArF用較正値の決定および記憶は、図6に示すレーザ装置78をArF用のものとすると共に、基準照度計50aもArF用のものと交換し、さらに、較正すべきワーキング照度計の増幅回路56で用いる増幅率を、ArF用増幅率となるように切換回路68を用いて設定しておき、前記と同様な操作を行えば良い。
【0078】
次に、このように構成されたワーキング照度計50の使用方法について説明する。
図4に示すように、各露光装置30には、インテグレータセンサ25や照度むらセンサ21などの光センサが装着してあり、正確な照度(露光量)を検出するように、露光装置の出荷前に較正してある。しかしながら、露光装置の長期間の使用と共に、インテグレータセンサ25や照度むらセンサ21などの光センサの再較正が必要となる場合がある。また、図3に示すように、製造ラインにおいては、複数の露光装置30a〜30dを用いることが一般的であり、各露光装置30a〜30d間の露光量をマッチングさせる必要がある。
【0079】
このような場合において、KrF露光装置とArF露光装置とが混在する場合には、従来では、KrF用ワーキング照度計とArF用ワーキング照度計との二種類の照度計が必要であった。本実施形態では、単一のワーキング照度計50を用い、図1に示す入力装置70または入出力端子72からの選択信号に基づき、増幅回路56で用いる増幅率と、較正回路62で用いる較正値とを、KrF用とArF用とに切り換えて照度を計測する。したがって、単一のワーキング照度計50を用いて、KrF露光装置とArF露光装置との双方の照度を計測することができる。
【0080】
ワーキング照度計50を用いて計測された照度出力信号は、露光装置30に装着してあるインテグレータセンサ25や照度むらセンサ21などの光センサの較正に用いたり、各露光装置30a〜30d間の露光量をマッチングさせたりすることに用いられる。
【0081】
なお、ワーキング照度計50の長期間の使用により、ワーキング照度計50自体を再較正する必要が生じた場合には、次に示す方法で行うことが好ましい。 すなわち、較正済みの複数の基準照度計を用いて、ワーキング照度計50を再較正することが好ましい。
【0082】
まず、較正済みの複数(たとえば三つ)の基準照度計を用いて、同一の露光装置の照度を測定する。較正済みの複数の基準照度計といえども、多少のばらつきはあり、測定結果として、たとえばIa,Ib,Ic(mW/cm2 )程度にばらつく。その測定結果の算術平均値を求め、基準照度平均値(Ia+Ib+Ic)/3とする。
【0083】
また、同一の露光装置の照度を、再較正すべきワーキング照度計50を用いて測定する。その測定結果をIdとする。再較正に際しては、この再較正すべきワーキング照度計50の照度測定結果Idが、前記の基準照度平均値(Ia+Ib+Ic)/3に近づくように、予め設定された較正値Cdを書き換える。すなわち、図1に示す較正値記憶装置66に記憶してある較正値Cdを書き換える。この操作を、測定すべき露光用照明光の種類に応じて行う。本実施形態では、KrFとArFとの二つの露光装置毎に行う。
【0084】
このように複数の較正済みの基準照度計を用いて、ワーキング照度計50を再較正することで、単一の基準照度計を用いて再較正する場合に比較して、ワーキング照度計50の再較正が正確になり、ワーキング照度計50の照度計測精度が向上する。なぜなら、基準照度計自体が、多少なりとも絶対値誤差を持つからである。したがって、較正済みの基準照度計の数が多いほど、ワーキング照度計50の再較正がより正確になり、ワーキング照度計50の照度計測精度がより向上する。
【0085】
なお、前述したワーキング照度計50の再較正方法は、ワーキング照度計でない照度計に対しても適用することができると共に、再較正ではない最初の較正にも適用することができる。
【0086】
また、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
【0087】
たとえば、図7に示すように、ArFエキシマレーザの照度を計測するための光センサ52bとしては、光電変換素子82をパッケージ84で覆い、石英ガラスなどで構成してある透明板86と素子82との間に密封隙間88を作り、その密封隙間88内に流路90を通して窒素ガスなどの不活性ガスをパージするように構成したものが使用される可能性もある。そのような場合には、KrF用光センサ52とArF用光センサ52bとを、共通の照度計本体54に接続し、前記と同様にして、増幅率と較正値とを切り換えて使用することができる。または、KrF用光センサ52自体またはその受光部のみを交換自在な構造とし、そのセンサまたは受光部のみを、ArF用光センサ52b自体またはその受光部のみと交換し、前記と同様にして、増幅率と較正値とを切り換えて使用することができる。このような場合でも、照度計本体54は、共通のものを使用することができる。
【0088】
また、前述した実施形態では、KrF用とArF用とで切り換えて使用することができる照度計について開示したが、これらの波長の組み合わせのみでなく、その他の波長の組み合わせに対しても、本発明に係る照度計を用いることができる。さらに、異なる波長の組み合わせは、二つのみでなく、三つ以上であっても良い。さらにまた、本発明に係る照度計は、波長が同じでも、異なる入射エネルギー範囲を持つ露光用照明光の照度を高精度で検出するために、入射エネルギー範囲で切り換えて用いることもできる。
【0089】
また、図1に示す本発明に係る照度計50の照度計本体54を構成するブロック図を実現するための各回路または装置は、各機能を実現するためのハードのみで構成されることなく、その一部または全てが、ソフトウェア・プログラムであっても良い。
【0090】
また、上述した実施形態では、本発明に係る照度計を、各露光装置に付随している光センサ(21、25など)の較正を主として行うためのワーキング照度計として用いたが、本発明は、これに限定されず、各露光装置に付随している照度計自体とすることもできる。すなわち、従来の露光装置の製造の段階では、各露光装置に装着すべき照度計は、露光装置の光源の波長毎に別種類の照度計を準備する必要があった。しかし、本発明に係る照度計を用いることで、単一種類の照度計を、切り換えて設定して露光装置に取り付けることで、照度計部品の共用化を図ることができる。
【0091】
さらにまた、上述した実施形態ではステップ・アンド・スキャン方式の縮小投影型走査露光装置(スキャニング・ステッパー)についての説明したが、例えばレチクル11とウエハ14とを静止させた状態でレチクルパターンの全面に露光用照明光を照射して、そのレチクルパターンが転写されるべきウエハ14上の1つの区画領域(ショット領域)を一括露光するステップ・アップ・リピート方式の縮小投影型露光装置(ステッパー)、さらにはミラープロジェクション方式やプロキシミティ方式などの露光装置にも同様に、本発明に係る照度計を適用することができる。なお、図4に示した投影光学系13はその全ての光学素子が屈折素子(レンズ)であるものとしたが、反射素子(ミラーなど)のみからなる光学系であってもよいし、あるいは屈折素子と反射素子(凹面鏡、ミラーなど)とからなるカタディオプトリック光学系であってもよい。また、投影光学系13は縮小光学系に限られるものではなく、等倍光学系や拡大光学系であってもよい。
【0092】
さらに、本発明に係る照度計は、光源として軟X線領域に発振スペクトルを有するEUV(Extreme Ultra Violet)を発生するSOR、またはレーザプラズマ光源等を用いた縮小投影型走査露光装置、又はプロキシミティー方式のX線走査露光装置にも適用可能である。
【0093】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明に係る露光装置用照度計、リソグラフィ・システムおよびマイクロデバイスの製造方法によれば、露光用照明光の条件が異なる二種類以上の露光装置でも、同一の照度計を用いて、正確に照度を測定することができる。その結果、将来予想されるKrF露光装置とArF露光装置とが併用されるリソグラフィ・システムやマイクロデバイスの製造ラインにおいて、各露光装置の照度の管理が容易になり、製造ラインの負担を軽減することができる。
【0094】
また、本発明に係る照度計の較正方法によれば、単一の基準照度計を用いて較正する場合に比較して、照度計の較正が正確になり、照度計の照度計測精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の1実施形態に係る露光装置用照度計の概略ブロック図である。
【図2】 図2は図1に示す照度計における主要回路の特性を示す概略図である。
【図3】 図3は複数の露光装置と照度計との関係を示す概略図である。
【図4】 図4は露光装置の一例を示す概略図である。
【図5】 図5は照度計のセンサ部が設置されるウエハステージの概略斜視図である。
【図6】 図6は照度計の構成方法の一例を示す概略図である。
【図7】 図7はセンサ部の他の例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1… 露光用光源
11… レチクル(マスク)
13… 投影光学系
14… ウエハ(基板)
17… ステージコントローラ
30a〜30d… 露光装置
50… 照度計
50a… 基準照度計
52,52a,52b… 光センサ
54,54a… 照度計本体
56… 増幅回路
58… ピークホールド回路
60… アナログ・デジタル変換回路
62… 較正回路
64… 増幅率記憶装置
66… 較正値記憶装置
68… 切換回路
70… 入力装置
72… 入出力端子
74… 表示装置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an illuminometer for an exposure apparatus, a lithography system, a calibration method for the illuminometer, and a method for manufacturing a microdevice, and more specifically, an exposure that can be shared and used for exposure amount management in a plurality of types of exposure apparatuses. BACKGROUND OF THE
[0002]
[Prior art]
In the manufacture of semiconductor devices and liquid crystal display devices, a pattern drawn on an original plate such as a mask or a reticle (hereinafter also collectively referred to as a “mask”) is used for photosensitivity of a semiconductor wafer or a transparent substrate coated with a resist. A projection exposure apparatus is used for transferring onto the substrate. In production lines such as semiconductor devices and liquid crystal display devices, not only a single projection exposure apparatus is used, but a plurality of projection exposure apparatuses are generally used in combination.
[0003]
In such a case, it is necessary to match the exposure amount between the exposure apparatuses in order to reduce variations in products manufactured by the exposure apparatuses. For this purpose, an internal light sensor is permanently installed in the exposure apparatus, and the exposure amount (illuminance) on the image surface is indirectly measured, and the exposure amount between the exposure apparatuses is matched based on the measurement result. Yes.
[0004]
However, the internal light sensor provided for each exposure apparatus does not always detect accurate illuminance, and errors may occur due to changes over time.
[0005]
Accordingly, there is a method of using a working illuminometer as a method of calibrating these internal light sensors and matching the exposure amount between the exposure apparatuses. This working illuminometer is detachably installed on a wafer stage and directly measures the illuminance on the image plane.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the illuminometer always requires good linearity between the detection signal voltage and illuminance, the absolute value of illuminance, etc. And illumination light of the same incident energy is used. Then, in-circuit parameters and calibration values optimized for measurement under specific conditions are obtained.
[0007]
Therefore, one illuminance meter is compatible with only an exposure apparatus that uses light of one kind of wavelength as exposure illumination light in principle. For example, a conventional illuminometer for a KrF excimer laser can be used only for an exposure apparatus that uses a KrF excimer laser as illumination light, and cannot be used for other types of exposure apparatuses such as an ArF excimer laser.
[0008]
In addition, once the calibration value of a conventional illuminometer is calibrated, this value is treated as a constant, so that it cannot be rewritten intentionally.
[0009]
In the ArF excimer laser exposure apparatus, the resist used is generally more sensitive than the resist used in the KrF excimer laser exposure apparatus. In addition, in an ArF excimer laser, which has less energy stability than a KrF excimer laser, the number of integrated pulses increases in order to improve the accuracy of integrated exposure amount control. For this reason, the energy per pulse is smaller than in the case of a KrF excimer laser exposure apparatus. Typically, there is a difference of several to 10 times in the incident energy level of the luminometer.
[0010]
Therefore, even if the illuminance meter optimized by the KrF excimer laser exposure apparatus is used to measure the illuminance of the ArF excimer laser exposure apparatus, the sensor output signal decreases and a sufficiently wide measurement range with linearity is obtained. Most likely not.
[0011]
Also, if the wavelength used is different, the sensitivity varies somewhat depending on the wavelength dependence of the sensor, so it is difficult to accurately measure the absolute value of illuminance with the same calibration value as in the case of the KrF excimer laser.
[0012]
In addition, when the illuminometer is used as an exposure management tool between multiple exposure devices, if one illuminometer is managed, it will not be accurate due to sudden changes in that unit or changes over time associated with use. It cannot be an absolute value standard.
[0013]
The present invention has been made in view of such a situation, and an illuminometer for an exposure apparatus, a lithography system, which can be used in common by two or more types of exposure apparatuses that perform exposure using different types of exposure illumination light, An object of the present invention is to provide a illuminometer calibration method and a microdevice manufacturing method.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
Hereinafter, in the description shown in this section, the present invention will be described in association with the member codes shown in the drawings representing the embodiments, but each constituent element of the present invention is limited to the members shown in the drawings attached with these member codes. Is not to be done.
[0015]
Further, in the present invention, the exposure apparatus is not particularly limited, and g-line (436 nm), i-line (365 nm), KrF excimer laser (248 nm), ArF excimer laser (193 nm), F2An exposure apparatus using harmonics such as a laser (157 nm) or a YAG laser as an exposure light source can be exemplified. Also, the type of exposure apparatus according to the classification of the exposure method is not particularly limited, and a so-called step-and-repeat type exposure apparatus or a so-called step-and-scan type exposure apparatus may be used. A so-called step-and-scan exposure apparatus projects a mask and a photosensitive substrate in a state in which a part of the pattern on the mask such as a reticle is subjected to reduced projection exposure onto the photosensitive substrate via a projection optical system. The exposure apparatus employs a method in which a reduced image of a pattern on a mask is sequentially transferred to each shot area of a photosensitive substrate by being moved synchronously with respect to an optical system. This type of exposure apparatus has an advantage that the pattern to be transferred can be enlarged without increasing the burden on the projection optical system, compared to a so-called step-and-repeat type exposure apparatus.
[0016]
An illuminometer for an exposure apparatus according to the first aspect of the present invention (corresponding to claim 1) is used in an exposure apparatus (30a to 30d) for transferring a pattern of a mask (11) to a substrate (14).In the illuminometer for exposure equipmentAn optical sensor (52) that receives the illumination light for exposure incident on the substrate (14) and outputs an illuminance signal corresponding to the intensity thereof; an amplifier circuit (56) that amplifies the illuminance signal;A peak hold circuit for holding a peak value of the illuminance signal amplified by the amplifier circuit, and output from the peak hold circuitThe calibration circuit for calibrating the illuminance signal (62) and the optical characteristics on the substrate (14) are different.pluralFor illumination light for exposurecorresponding toThe amplification factor of the amplifier circuit (56) and the calibration value of the calibration circuit (62)According to the type of the exposure illumination light received by the storage device (64, 66) and the optical sensor (52), the amplification factor and the calibration value are read from the storage device (64, 66), An amplification factor used in the amplifier circuit (56) and a calibration value used in the calibration circuit (62).Switching circuit (68) for switchingWhenIt is provided with.
[0017]
In the illuminometer (50) for an exposure apparatus according to the present invention, the amplification factor used in the amplification circuit (56) and the calibration circuit (62) even in two or more types of exposure apparatuses (30a to 30d) having different exposure illumination light conditions. The illuminance can be accurately measured using the same illuminometer (50) by selectively switching between the calibration values used in (1). As a result, in the production line in which the KrF exposure apparatus (30a) and the ArF exposure apparatus (30b to 30d) that are expected in the future are used in combination, the illuminance of each exposure apparatus can be easily managed, and the burden on the production line is reduced. be able to.
[0018]
In the illuminometer (50) for an exposure apparatus according to the present invention, the amplification factor used in the amplification circuit (56) and the calibration value used in the calibration circuit (62) are the wavelength and / or incidence of the exposure illumination light. For each energy range,Store in the storage device (64, 66)It is preferable (corresponding to claim 2).
[0019]
The exposure illumination light conditions of the exposure apparatus in which the illuminometer (50) for exposure apparatus according to the present invention can be used, even if the wavelength of the illumination light is different, or the incident light range is significantly different with the same wavelength. But it ’s okay.
[0020]
Claim 3
In the illuminometer (50) for an exposure apparatus according to the present invention,Storage device (64, 66)In order to measure the illuminance of exposure illumination light respectively used by a plurality of exposure apparatuses (30a to 30d), the amplification factor and the calibration value for each of the exposure apparatuses (30a to 30d) are calculated.RememberIt is preferable (corresponding to claim 3).
[0021]
The storage device (64, 66) is preferably rewritable. This is because the illuminometer (50) for the exposure apparatus can be recalibrated.
[0022]
Claim 4
In the illuminometer (50) for an exposure apparatus according to the present invention, it is preferable that the plurality of exposure apparatuses (30a to 30d) include light sources having different emission intensity ranges and wavelength ranges, respectively. Corresponding).
[0023]
In the present invention, it is possible to measure the illuminance using a single illuminometer for such exposure apparatuses (30a to 30d).
[0024]
In the illuminometer (50) for an exposure apparatus according to the present invention, the optical sensor (52) is preferably a broadband optical sensor capable of detecting a plurality of exposure illumination lights each having an oscillation spectrum in a predetermined wavelength band. (Corresponding to claim 5).
[0025]
For example, both the illuminance of KrF and the illuminance of ArF are detected.
[0026]
Claim 6
In the illuminometer (50) for an exposure apparatus according to the present invention, the light sensor (52) may be mounted so that at least a light receiving portion is replaceable for each exposure illumination light (corresponding to claim 6). ).
[0027]
When the optical sensor (52) used in KrF and the optical sensor (52b) used in ArF cannot be used together, a photosensor or a light receiving unit for each is separately prepared, and these are used as one illuminance. The meter (50) may be provided interchangeably. Even in that case, the illuminance meter main body (54) can be shared.
[0028]
Claim 7
In the illuminometer (50) for an exposure apparatus according to the present invention, the plurality of exposure illumination lights preferably include a KrF excimer laser and an ArF excimer laser (corresponding to claim 7).
The exposure apparatus illuminometer (50) according to the present invention preferably includes a display device that displays data of the illuminance signal calibrated by the calibration circuit (corresponding to claim 8).
Claim 9
The exposure apparatus illuminometer (50) according to the present invention preferably includes an input device for inputting a type of the exposure illumination received by the optical sensor (corresponding to claim 9).
[0029]
A lithography system according to the present invention (corresponding to claim 10) includes a plurality of different types of exposure apparatuses (30a to 30d) and an illuminance meter (sequentially mounted on the plurality of exposure apparatuses (30a to 30d)). 50), the illuminometer (50) receives the exposure illumination light and outputs an illuminance signal corresponding to the intensity thereof, and amplifies the illuminance signal. An amplifier circuit (56), a peak hold circuit (58) for holding the peak value of the illuminance signal amplified by the amplifier circuit (56), and the illuminance signal output from the peak hold circuit (58) are calibrated. Calibration circuit (62), the amplification factor of the amplification circuit (56) corresponding to the illumination light for exposure used in each of the plurality of exposure apparatuses (30a to 30d), and the calibration circuit ( 2) reading the amplification factor and the calibration value from the storage device (64, 66) according to the type of the mounted exposure apparatus, and the storage device (64, 66) for storing the calibration value of 2), A switching circuit (68) for switching between an amplification factor used in the amplifier circuit (56) and a calibration value used in the calibration circuit (62) is provided.
In the lithography system according to the present invention, even in a lithography system in which two or more types of exposure apparatuses (30a to 30d) having different exposure illumination light conditions are mixed, the amplification factor used in the amplification circuit (56) and the calibration circuit ( By selectively switching the calibration value used in 62), the illuminance can be accurately measured for each exposure apparatus (30a to 30d) using the same illuminometer (50). As a result, in a lithography system in which a KrF exposure apparatus (30a) and an ArF exposure apparatus (30b to 30d) that are expected in the future are used in combination, the illuminance of each exposure apparatus (30a to 30d) can be easily managed and manufactured. The burden on the line can be reduced.
[0030]
Claim 11
Calibration method of illuminance meter according to the present invention (Claim 11Corresponds to the exposure illumination light incident on the substrate (14) onto which the pattern of the mask (11) is transferred.In the calibration method of the illuminance meter (50) for receiving light, the illuminance meter (50) is constituted by any one of the above-described exposure illuminance meters (50),Set for each exposure illumination light received by the optical sensor (52).The amplification factor of the amplifier circuit andCalibration value of the calibration circuit (62)WhenIn order to determine the illuminance using a reference illuminance, an average value of reference illuminance obtained by detecting illumination light emitted from the same light source using a plurality of reference illuminance meters, and the illuminance meter (50) is used. The calibration value for each exposure illumination light is changed so that the illuminance obtained by detecting the illumination light substantially matches.
[0031]
According to the calibration method of the illuminometer according to the present invention, the calibration of the illuminometer becomes accurate, that is, the absolute value accuracy is improved, as compared with the case of calibrating using a single reference illuminometer. The illuminance measurement accuracy of the illuminometer is improved. This is because the reference illuminometer itself has an absolute value error. Therefore, the greater the number of calibrated reference illuminometers, the more accurate the illuminometer (50) is calibrated, and the illuminance measurement accuracy of the illuminometer is further improved.
[0032]
Claim 12
Microdevice manufacturing method according to the present invention (Claim 12Is a method of manufacturing a microdevice by superimposing and transferring a plurality of patterns on a substrate (14) using a plurality of exposure apparatuses (30a to 30d), and the plurality of exposure apparatuses (30a). ˜30d), the illuminance of the exposure illumination light is adjusted by at least two exposure apparatuses in which at least one of the wavelength and intensity of the exposure illumination light incident on the substrate (14) is different.For any of the above exposure equipmentMeasured using illuminometer (50)AndThe exposure amount of the substrate at the time of transferring the pattern is controlled by using the measured illuminance for each exposure apparatus.
[0033]
In the present invention, the micro device is not particularly limited, and examples thereof include a semiconductor device, a liquid crystal circuit, and a magnetic head.
[0034]
In the microdevice manufacturing method according to the present invention, the measurement set in the illuminometer (50) even in a microdevice manufacturing line in which two or more types of exposure apparatuses (30a to 30d) having different exposure illumination light conditions are mixed. By switching the parameter for each exposure apparatus, the illuminance can be accurately measured for each exposure apparatus (30a to 30d) using the same illuminometer (50). As a result, it becomes easy to control the exposure amount of each exposure apparatus (30a to 30d) in a micro device production line in which a KrF exposure apparatus (30a) and an ArF exposure apparatus (30b to 30d) that are expected in the future are used in combination. The burden on the production line can be reduced.
[0035]
In the microdevice manufacturing method according to the present invention, the at least two exposure apparatuses have a wavelength of the illumination light for exposure to each other.DifferentIt is preferable (Claim 13Corresponding).
[0036]
By selectively switching between the amplification factor used in the amplifier circuit (56) and the calibration value used in the calibration circuit (62), an exposure apparatus with different wavelengths of illumination light for exposure using the same illuminometer (50) Illuminance can be measured accurately every (30a-30d).
[0037]
In the microdevice manufacturing method according to the present invention, the at least two exposure apparatuses include an exposure apparatus (30a) using a KrF excimer laser as the exposure illumination light and an exposure apparatus (30b to 30b) using an ArF excimer laser. 30d)Claim 14Corresponding).
[0038]
In a micro device production line in which a KrF exposure apparatus (30a) and an ArF exposure apparatus (30b to 30d), which are expected in the future, are used in combination, the illumination intensity of each exposure apparatus (30a to 30d) can be easily managed. The burden on the production line can be reduced.
[0039]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described based on embodiments shown in the drawings.
FIG. 1 is a schematic block diagram of an illuminometer for an exposure apparatus according to an embodiment of the present invention, FIG. 2 is a schematic diagram showing characteristics of main circuits in the illuminometer shown in FIG. 1, and FIG. 4 is a schematic diagram illustrating an example of an exposure apparatus, FIG. 5 is a schematic perspective view of a wafer stage on which a sensor unit of the illuminometer is installed, and FIG. 6 is an example of a configuration method of the illuminometer. FIG. 7 is a schematic cross-sectional view showing another example of the sensor unit.
[0040]
An
[0041]
First, one
[0042]
As shown in FIG. 4, the
[0043]
The
[0044]
The
[0045]
In FIG. 4, the laser beam LB emitted from the beam shaping / modulating
[0046]
The fly-
[0047]
The
[0048]
As shown in FIG. 4, the pulse illumination light IL that has passed through the fixed
[0049]
At this time, the
[0050]
On the other hand, the
[0051]
The operation of the
[0052]
Further, an
[0053]
Note that the pulse illumination light IL reflected by the beam splitter 7 shown in FIG. 4 is received by the
[0054]
In the present embodiment, a step-and-scan
[0055]
As shown in FIG. 1, the
[0056]
The illuminometer
[0057]
The amplification
[0058]
A peak hold (P / H)
[0059]
The analog /
[0060]
The reason why calibration by the
[0061]
A
[0062]
The amplification
[0063]
A switching
[0064]
The switching signal from the switching
[0065]
A device to which the input /
[0066]
In addition, when the amount of data stored in the
[0067]
In the present embodiment, the position where the
[0068]
The
[0069]
Next, a method for setting the amplification factor to be stored in the amplification
In the ArF excimer laser exposure apparatus, the resist used is generally higher in sensitivity than the resist used in the KrF excimer laser exposure apparatus. In addition, in an ArF excimer laser, which has less energy stability than a KrF excimer laser, the number of integrated pulses increases in order to improve the accuracy of integrated exposure amount control. For this reason, the energy per pulse is smaller than in the case of a KrF excimer laser exposure apparatus. Typically, there is a difference of several to 10 times in the incident energy level of the luminometer.
[0070]
Therefore, in the past, even when trying to measure the illuminance of the ArF excimer laser exposure apparatus using the illuminance meter optimized with the KrF excimer laser exposure apparatus, the output signal of the sensor is lowered and a sufficiently wide measurement range having linearity Is likely not to be obtained.
[0071]
Further, since the sensitivity of the sensor changes somewhat when the wavelength used is different, it is difficult to accurately measure the absolute value of the illuminance with the same calibration value as in the case of the KrF excimer laser.
[0072]
Therefore, in the present embodiment, the amplification
[0073]
First, the setting of the KrF gain and the ArF gain to be stored in the
As shown in FIG. 2, the
[0074]
At this time, since the irradiation energy per pulse in the case of KrF and the irradiation energy per pulse in the case of ArF are different, the amplification factor for KrF is set so that the output voltage is about V0 for each. gKrF and ArF gain gArF are determined. These KrF gain gKrF and ArF gain gArF are stored in the
[0075]
The irradiation energy per pulse in the case of KrF and the irradiation energy per pulse in the case of ArF may be obtained by simulation by a computer analysis program or may be obtained by actual measurement.
[0076]
Next, the setting of the KrF calibration value and the ArF calibration value to be stored in the calibration
As a method for obtaining these calibration values, for example, as shown in FIG. 6, first, a
[0077]
The determination and storage of the calibration value for ArF is performed by replacing the
[0078]
Next, a method of using the working
As shown in FIG. 4, each exposure apparatus 30 is equipped with an optical sensor such as an
[0079]
In such a case, when a KrF exposure apparatus and an ArF exposure apparatus coexist, conventionally, two types of illuminance meters, that is, a KrF working illuminance meter and an ArF working illuminance meter are required. In the present embodiment, a single working
[0080]
The illuminance output signal measured using the working
[0081]
In addition, when it becomes necessary to recalibrate the working
[0082]
First, the illuminance of the same exposure apparatus is measured using a plurality of (for example, three) calibrated reference illuminance meters. Even with a plurality of calibrated reference illuminometers, there is some variation, and as a measurement result, for example, Ia, Ib, Ic (mW / cm2) Vary to some extent. An arithmetic average value of the measurement results is obtained and set as a reference illuminance average value (Ia + Ib + Ic) / 3.
[0083]
Further, the illuminance of the same exposure apparatus is measured using a working
[0084]
In this way, by recalibrating the working
[0085]
The above-described recalibration method of the working
[0086]
Further, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications can be made within the scope of the present invention.
[0087]
For example, as shown in FIG. 7, as an
[0088]
In the above-described embodiment, the illuminance meter that can be used by switching between KrF and ArF has been disclosed. However, the present invention is applicable not only to the combination of these wavelengths but also to other wavelength combinations. The illuminance meter concerning can be used. Furthermore, the combination of different wavelengths is not limited to two, but may be three or more. Furthermore, the illuminance meter according to the present invention can be switched between the incident energy ranges in order to detect the illuminance of the illumination light for exposure having the same wavelength but different incident energy ranges with high accuracy.
[0089]
In addition, each circuit or device for realizing the block diagram constituting the illuminance meter
[0090]
In the above-described embodiment, the illuminance meter according to the present invention is used as a working illuminance meter for mainly calibrating optical sensors (21, 25, etc.) attached to each exposure apparatus. However, the present invention is not limited to this, and the illuminance meter attached to each exposure apparatus can be used. That is, at the stage of manufacturing a conventional exposure apparatus, it is necessary to prepare a different type of illuminance meter for each wavelength of the light source of the exposure apparatus as the illuminance meter to be attached to each exposure apparatus. However, by using the illuminometer according to the present invention, a single type of illuminometer can be switched and set and attached to the exposure apparatus, so that the illuminometer parts can be shared.
[0091]
Furthermore, in the above-described embodiment, the reduction projection type scanning exposure apparatus (scanning stepper) of the step-and-scan method has been described. For example, the reticle 11 and the
[0092]
Further, the illuminometer according to the present invention includes a reduction projection scanning exposure apparatus or proximity using a SOR that generates EUV (Extreme Ultra Violet) having an oscillation spectrum in a soft X-ray region as a light source, or a laser plasma light source. The present invention can also be applied to an X-ray scanning exposure apparatus of the type.
[0093]
【The invention's effect】
As described above, according to the illuminometer for an exposure apparatus, the lithography system, and the method for manufacturing a microdevice according to the present invention, the same illuminometer can be used even in two or more types of exposure apparatuses having different exposure illumination light conditions. Can be used to accurately measure the illuminance. As a result, in a lithography system and a micro device production line in which a KrF exposure apparatus and an ArF exposure apparatus that are expected in the future will be used together, it becomes easy to manage the illuminance of each exposure apparatus and reduce the burden on the production line. Can do.
[0094]
Moreover, according to the calibration method of the illuminometer according to the present invention, the illuminometer is more accurately calibrated and the illuminance measurement accuracy of the illuminometer is improved as compared with the case of calibrating using a single reference illuminometer. .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic block diagram of an illuminometer for an exposure apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic diagram showing characteristics of main circuits in the illuminometer shown in FIG.
FIG. 3 is a schematic view showing a relationship between a plurality of exposure apparatuses and an illuminometer.
FIG. 4 is a schematic view showing an example of an exposure apparatus.
FIG. 5 is a schematic perspective view of a wafer stage on which a sensor unit of an illuminance meter is installed.
FIG. 6 is a schematic diagram showing an example of a method for configuring an illuminometer.
FIG. 7 is a cross-sectional view of a main part showing another example of a sensor unit.
[Explanation of symbols]
1 ... Light source for exposure
11 ... Reticle (mask)
13. Projection optical system
14 ... Wafer (substrate)
17 ... Stage controller
30a-30d ... Exposure apparatus
50 ... Illuminance meter
50a ... Standard illuminometer
52, 52a, 52b ... Optical sensor
54, 54a ... Illuminance meter body
56 ... Amplifier circuit
58 ... Peak hold circuit
60 ... Analog-digital conversion circuit
62 ... Calibration circuit
64 ... Amplification rate storage device
66 ... Calibration value storage device
68 ... Switching circuit
70 ... Input device
72 ... Input / output terminals
74 ... Display device
Claims (14)
前記基板上に入射する露光用照明光を受光してその強度に応じた照度信号を出力する光センサと、
前記照度信号を増幅する増幅回路と、
前記増幅回路で増幅された前記照度信号のピーク値をホールドするピークホールド回路と、
前記ピークホールド回路から出力された前記照度信号を較正する較正回路と、
前記基板上での光特性が異なる複数の露光用照明光に対応した前記増幅回路の増幅率と前記較正回路の較正値とを記憶する記憶装置と、
前記光センサが受光する前記露光照明光の種類に応じて、前記記憶装置から前記増幅率と前記較正値とを読み出し、前記増幅回路で用いる増幅率と前記較正回路で用いる較正値とを切り換える切換回路とを備えたことを特徴とする露光装置用照度計。 The exposure apparatus for luminometer that are used in exposure apparatus for transferring a pattern of a mask onto a substrate,
An optical sensor that receives exposure illumination light incident on the substrate and outputs an illuminance signal according to the intensity thereof;
An amplifier circuit for amplifying the illuminance signal;
A peak hold circuit for holding a peak value of the illuminance signal amplified by the amplifier circuit;
A calibration circuit for calibrating the illuminance signal output from the peak hold circuit ;
A storage device for storing the amplification factor of the amplification circuit and the calibration value of the calibration circuit corresponding to a plurality of exposure illumination lights having different light characteristics on the substrate;
Switching that switches the amplification factor used in the amplification circuit and the calibration value used in the calibration circuit by reading the amplification factor and the calibration value from the storage device according to the type of the exposure illumination light received by the optical sensor an exposure apparatus for luminometer, characterized in that a circuit.
前記照度計は、
露光用照明光を受光してその強度に応じた照度信号を出力する光センサと、
前記照度信号を増幅する増幅回路と、
前記増幅回路で増幅された前記照度信号のピーク値をホールドするピークホールド回路と、
前記ピークホールド回路から出力された前記照度信号を較正する較正回路と、
前記複数台の露光装置でそれぞれ使用される露光用照明光に対応した前記増幅回路の増幅率と前記較正回路の較正値とを記憶する記憶装置と、
装着された前記露光装置の種類に応じて、前記記憶装置から前記増幅率と前記較正値とを読み出し、前記増幅回路で用いる増幅率と前記較正回路で用いる較正値とを切り換える切換回路とを備えたことを特徴とするリソグラフィ・システム。A plurality of exposure apparatus types are different, in a lithography system that includes a sequential mounted Ru luminometer said plurality of exposure apparatus,
The illuminance meter is
An optical sensor that receives the illumination light for exposure and outputs an illuminance signal according to its intensity;
An amplifier circuit for amplifying the illuminance signal;
A peak hold circuit for holding a peak value of the illuminance signal amplified by the amplifier circuit;
A calibration circuit for calibrating the illuminance signal output from the peak hold circuit ;
A storage device for storing the amplification factor of the amplification circuit corresponding to the illumination light for exposure used in each of the plurality of exposure apparatuses and the calibration value of the calibration circuit ;
Depending on the type of the mounted exposure apparatus, it reads out the said calibration value and the amplification factor from the storage device, and a switching circuit for switching a calibration value to be used in the calibration circuit and an amplification factor used in the amplifier circuit A lithography system characterized by that.
前記照度計は、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の露光用照度計で構成され、
前記光センサで受光する露光用照明光毎に設定される前記増幅回路の増幅率と前記較正回路の較正値とを使ってその照度を決定するために、複数の基準照度計を用いて同一の光源から射出される照明光をそれぞれ検出して得られる基準照度の平均値と、前記照度計を用いて前記照明光を検出して得られる照度とがほぼ一致するように、前記露光用照明光毎の較正値を変更することを特徴とする照度計の較正方法。In a calibration method of an illuminometer that receives exposure illumination light incident on a substrate onto which a mask pattern is transferred ,
The illuminometer is composed of the illuminometer for exposure according to any one of claims 1 to 9,
To determine the illuminance by using the calibration value of the calibration circuit and the amplification factor of the amplifier circuit is set for each exposure illumination light received by the light sensor, the same using a plurality of reference illumination meter The exposure illumination light so that the average value of the reference illuminance obtained by detecting the illumination light emitted from the light source and the illuminance obtained by detecting the illumination light using the illuminometer substantially coincide with each other. A calibration method for an illuminometer, wherein a calibration value for each is changed.
前記複数台の露光装置のうち、前記基板に入射する露光用照明光の波長と強度との少なくとも一方が異なる少なくとも二台の露光装置でそれぞれ前記露光用照明光の照度を請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の露光装置用照度計を用いて計測し、前記露光装置毎に前記計測された照度を利用して前記パターンの転写時における前記基板の露光量を制御することを特徴とするマイクロデバイスの製造方法。In a method of manufacturing a microdevice by transferring a plurality of patterns superimposed on a substrate using a plurality of exposure apparatuses,
Wherein among the plurality of exposure apparatus, according to claim illuminance of each of the exposure illumination light, at least one of different at least two sets of exposure apparatus between the wavelength and intensity of the exposure illumination light from claim 1 incident on the substrate 9 was measured by using an exposure apparatus for luminometer according to any one of, said using the measured intensity for each of the exposure apparatus to control an exposure amount of the substrate during transfer of the pattern A method of manufacturing a microdevice, which is characterized.
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