JP4297526B2 - 顔料マーカー用インキ組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、酸化チタン又は酸化チタンと他の着色剤をビヒクル中に分散してなる、筆記時に不透明であり隠蔽性を有する顔料マーカー用インキ組成物に関し、更に詳しくは、液中での酸化チタンの沈降、分離の抑制及びいったん沈降した後に撹拌ボールにより再分散を容易ならしめるように改良された顔料マーカー用インキ組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、酸化チタン又は酸化チタンと他の着色剤をビヒクル中に分散してなるインキがマーキングペンに使用されている。
一般に、これらのマーキングペンの機構は、撹拌ボールとなる硬球を内蔵したインキ貯蔵部と弁機構を介在して繊維集束体又は中空のプラスチック棒のようなペン体へインキが供給されるものである。
これらのペン体からインキが流出し、十分な隠蔽性を持ったインキが出るためには、粘度が、30mPa・sec以下の低いことが条件とされる。
【0003】
このような低粘度のビヒクル中に比重の大きい酸化チタンを分散、安定化させることは、非常に困難である。即ち、インキ調整後、短時間で比重の大きい酸化チタンが沈降、分離をしてしまうからである。
従って、前記の機構を備えたマーキングペンでは、インキ貯蔵部にあらかじめ直径φ8mm程度の硬球を入れておき、マーキングペン使用時に、マーキングペンを振とうして、前記硬球の作用でインキを撹拌し、酸化チタンの再分散を図っているものである。
【0004】
しかしながら、マーキングペンが長期間未使用状態で放置された場合には、沈降した酸化チタンのケーキングが起こり、前記硬球はこのケーキの中に埋まり再分散時には、かなり激しいマーキングペンの振とうが必要となる課題がある。
更に、底部に溜まった酸化チタンのケーキが硬い場合は、なお一層のマーキングペンの振とうが必要であり、ボールを動かすのが大変である。
【0005】
このような課題を解決するために、例えば、特開昭60−190480号公報には、極性表面を有する酸化チタン等の顔料をリン酸エステル類により表面処理して得た顔料を用いる顔料マーカー用インキ組成物が知られており、また、特開平6−107964号公報には、酸化チタンの表面をアルミナ処理した酸化チタンと、カルボキシル基を有する(メタ)アクリル樹脂と、エタノールなどのアルコール系溶剤を含有してなる白色顔料組成物が知られている。
しかしながら、このような従来の顔料マーカー用インキ組成物等は、未だマーキングペンが長期間未使用状態で放置された場合には、酸化チタンのケーキングが起こり、再分散時には、かなり激しいマーキングペンの振とうが必要となる課題があり、酸化チタンのケーキングが起ってもボール撹拌が容易となり、再分散等に優れる顔料マーカー用インキ組成物の出現が望まれいるのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記従来の課題及び現状に鑑み、これを解消しようとするものであり、酸化チタン、樹脂及び該樹脂を溶解する有機溶剤からなる顔料マーカー用インキ組成物において、長期間未使用状態で放置された場合に酸化チタンのケーキングが起ってもボール撹拌が容易となり、再分散等に優れる顔料マーカー用インキ組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記従来の課題及び現状を解決するべく鋭意研究を重ねた結果、顔料マーカー用インキ組成物中に特定のポリエーテル・エステル塩を使用することにより上記目的を達成しうることを見いだし、この知見に基づいて本発明を完成するに至ったのである。すなわち、本発明の顔料マーカー用インキ組成物は、次の(1)〜(9)に存する。
(1) 酸化チタン、樹脂及び該樹脂を溶解する有機溶剤からなる顔料マーカー用インキ組成物において、少なくとも下記一般式(I)からなるポリエーテル・エステルアミン塩を含有することを特徴とする顔料マーカー用インキ組成物。
R1−(CH2CH2O)n−OSO3NH4………(I)
〔式(I)中のR1は、炭素数1〜4のアルキル基又は水素を示し、nは、45〜500の整数である。〕
(2) 酸化チタン、樹脂及び該樹脂を溶解する有機溶剤からなる顔料マーカー用インキ組成物において、少なくとも下記一般式(II)からなるポリエーテル・エステルアミン塩を含有することを特徴とする顔料マーカー用インキ組成物。
R2−(CH2CH2O)n−OCONH4 ………(II)
〔式(II)中のR2は、炭素数1〜4のアルキル基又は水素を示し、nは、45〜500の整数である。〕
(3) 酸化チタン、樹脂及び該樹脂を溶解する有機溶剤からなる顔料マーカー用インキ組成物において、少なくとも下記一般式(III)からなる分子量が5000〜20000であるポリエーテル・エステルアミン塩を含有することを特徴とする顔料マーカー用インキ組成物。
R3−(CH2CH2O)n−OPO3NH4………(III)
〔式(III)中のR3は、炭素数1〜4のアルキル基又は水素を示し、nは45〜500の整数である。〕
(4) 酸化チタン、樹脂及び該樹脂を溶解する有機溶剤からなる顔料マーカー用インキ組成物において、少なくとも下記一般式(IV)からなる分子量が5000〜20000であるポリエーテル・エステルアミン塩を含有することを特徴とする顔料マーカー用インキ組成物。
【化2】
(5) 前記ポリエーテル・エステルアミン塩の含有量が、インキ組成物全量に対して0.1〜10重量%である請求項1に記載の顔料マーカー用インキ組成物。
(6) 前記ポリエーテル・エステルアミン塩の含有量が、インキ組成物全量に対して0.1〜10重量%である請求項2に記載の顔料マーカー用インキ組成物。
(7) 前記ポリエーテル・エステルアミン塩の含有量が、インキ組成物全量に対して0.1〜10重量%である請求項3に記載の顔料マーカー用インキ組成物。
(8) 前記ポリエーテル・エステルアミン塩の含有量が、インキ組成物全量に対して0.1〜10重量%である請求項4に記載の顔料マーカー用インキ組成物。
(9) 酸化チタンの含有量が、インキ組成物全量に対して5〜60重量%である請求項1〜8の何れか一つに記載の顔料マーカー用インキ組成物。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を詳しく説明する。
本発明の顔料マーカー用インキ組成物は、酸化チタン、樹脂及び該樹脂を溶解する有機溶剤からなる顔料マーカー用インキ組成物において、ポリエーテル・エステルアミン塩を含有することを特徴とするものである。
【0009】
本発明に用いるポリエーテル・エステルアミン塩は、酸化チタン、樹脂及び該樹脂を溶解する有機溶剤からなる顔料マーカー用インキ組成物中に含有させることにより、長期間未使用状態で放置された場合に酸化チタンのケーキングが起ってもボール撹拌が容易となり、再分散等に優れた作用を有するものとなる(この点等に関しては更に実施例等で説明する)。
【0010】
本発明に用いるポリエーテル・エステルアミン塩として、例えば、下記一般式(I)〜(IV)から選択される化合物の1種又は2種以上の混合物が挙げられる。
R1−(CH2CH2O)n−OSO3NH4………(I)
R2−(CH2CH2O)n−OCONH4 ………(II)
R3−(CH2CH2O)n−OPO3NH4………(III)
〔上記式(I)〜(III)中のR1〜R3は、夫々炭素数1〜4のアルキル基又は水素を示し、nは、夫々45〜500の整数である。〕
【0011】
【化3】
【0012】
具体的なポリエーテル・エステルアミン塩としては、
例えば、CH3(CH2CH2O)n−OSO3NH4、
CH3(CH2CH2O)n−OCONH4、
CH3(CH2CH2O)n−OPO3NH4
等を挙げることができ、nはいづれも180〜350の整数(分布を有するもの)であり、特に好ましくは、nはいづれも250の整数であることが望ましい。これらのポリエーテル・エステルアミン塩の分子量は、1000〜20000、好ましくは、5000〜15000である。この分子量を1000〜20000の範囲内とすることにより、更にボール撹拌が容易となり、再分散等に優れる顔料マーカー用インキ組成物となる。
【0013】
また、上記のポリエーテル・エステルアミン塩の含有量としては、インキ組成物全量に対して0.1〜10重量%、好ましくは、0.2〜5重量%である。
含有量が0.1重量%未満であると、本発明の効果が得られず、10重量%を越えると、粘度が高くなり、筆記描線にかすれが生じてしまい、好ましくない。
【0014】
本発明に用いる酸化チタンは、ルチル型、アナターゼ型のいずれでもよいが、隠蔽力の点からルチル型が望ましい。
酸化チタンの含有量については、特に限定はないが、インキ組成物全量に対して、5〜60重量%の範囲で選ばれる。
酸化チタンの含有量が5重量%未満であると、マーキングペン等による塗布量程度では隠蔽力が得られる程度のインキが塗布できず、60重量%を越えると、インキの粘度が高くなりすぎ、アクリル繊維体やポリエチレンテレフタレート(PET)繊維体又はこれらの混合繊維体などからなる気孔率60〜70%等のペン芯を透過できず、好ましくない。
【0015】
本発明に用いる有機溶剤としては、例えば、アルコール系溶剤、炭化水素系溶剤、グリコールエーテル系溶剤、芳香族系溶剤、ケトン系溶剤、エステル系溶剤等が挙げられ、これらの溶剤は単独あるいは2種以上混合して使用することができ、その使用量はインキ組成物全量に対して、5〜90重量%が望ましい。
具体的な溶剤としては、イソブチルアルコール、エタノール、イソプロピルアルコール、メチルシクロヘキサン、トルエン、キシレン、ジプロピレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ポリプロピレングリコール、アセトン、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、酢酸プロピルなどが挙げられる。
【0016】
本発明に用いる樹脂は、前記溶剤に可溶であればいかなるものでも良く、例えば、ガムロジン、マレイン酸樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂、ケトン樹脂、テルペン樹脂、アクリル樹脂、芳香族炭化水素系樹脂、石油樹脂などが挙げられ、これらは単独あるいは2種以上混合して使用でき、その使用量はインキ組成物全量に対して、1〜50重量%が望ましい。
具体的な樹脂として、ヒタノール1140(日立化成(株))、アクリディックA−172(大日本インキ化学工業(株))、ベッコゾールER−3303(大日本インキ化学工業(株))、エステルガムAAG(荒川化学工業(株))、マルキードNo6(荒川化学工業(株))、YSポリスターS145(安原樹脂工業(株))などが挙げられる。
【0017】
更に、本発明の顔料マーカー用インキ組成物には、前記成分以外に、必要に応じて、無機顔料、有機顔料、アゾ系、アントラキノン系、フタロシアニン系等の染料や、アニオン系、ノニオン系、カチオン系などの界面活性剤、酸化ポリエチレン系、重合植物油などの粘度調整剤などの各種添加剤を配合してもかまわない。
【0018】
本発明の顔料マーカー用インキ組成物は、上記各配合成分を、ボールミル、ビーズミル、サンドミル、ロールミル、ホモミキサー、ディゾルバー、超音波などの顔料分散機の中から最適な手段を選択して、分散することにより製造することができる。なお、上述のポリエーテル・エステルアミン塩は、分散前、分散後に配合しても構わないものである。
【0019】
【実施例】
次に、実施例及び比較例に基づき本発明を更に詳細に説明するが、本発明は、これらの実施例によって限定されるものではない。
【0020】
〔実施例1〕
酸化チタン“JR−701”(テイカ(株)製) 35重量%
CH3(CH2CH2O)n−OSO3NH4〔n=250〕 2重量%
アルキッド樹脂“ベッコゾールP−470−70”
(大日本インキ(株))製 8重量%
テルペンフェノール樹脂“YSポリスターT−115”
(ヤスハラケミカル(株))製 15重量%
キシレン 40重量%
上記成分中、酸化チタン、ベッコゾール、ポリエーテル・エステルアミン塩、キシレンの一部を順次加え、撹拌機で2時間のプレミキシングを行い、ビーズミルにて分散処理を行い、ミルベースを作り、その後、テルペンフェノール、残りのキシレンを加え、撹拌機にて撹拌し、顔料マーカー用インキ組成物となる白インキを調製した。
【0021】
〔比較例1〕
実施例1において、ポリエーテル・エステルアミン塩を配合せずにキシレンを42重量%とした以外は、実施例1と同様に調製した。
【0022】
〔実施例2〕
酸化チタン“JR−701”(テイカ(株)製) 35重量%
CH3(CH2CH2O)n−OCONH4〔n=250〕 2重量%
アルキッド樹脂“ベッコゾールP−470−70”
(大日本インキ(株))製 8重量%
テルペンフェノール樹脂“YSポリスターT−115”
(ヤスハラケミカル(株))製 15重量%
キシレン 40重量%
上記成分中、酸化チタン、ベッコゾール、ポリエーテル・エステルアミン塩、キシレンの一部を順次加え、撹拌機で2時間のプレミキシングを行い、ビーズミルにて分散処理を行い、ミルベースを作り、その後、テルペンフェノール、残りのキシレンを加え、撹拌機にて撹拌し、顔料マーカー用インキ組成物となる白インキを調製した。
【0023】
〔比較例2〕
実施例2において、ポリエーテル・エステルアミン塩を配合せずにキシレンを42重量%とした以外は、実施例1と同様に調製した。
【0024】
〔実施例3〕
酸化チタン“R−931”(デュポンジャパン(株)製) 35重量%
CH3(CH2CH2O)n−OPO3NH4〔n=250〕 2重量%
アルキッド樹脂“ベッコゾールODE−230−70”
(大日本インキ(株))製 8重量%
ロジン変性マレイン酸樹脂“マルキード33号”
(荒川化学工業(株))製 5重量%
キシレン 38重量%
染料“オイルイエロー#105”(オリエント化学(株))製 2重量%
上記成分中、酸化チタン、ベッコゾール、ポリエーテル・エステルアミン塩、キシレンの一部を順次加え、撹拌機で2時間のプレミキシングを行い、ビーズミルにて分散処理を行い、ミルベースを作り、その後、ロジン変性マレイン酸樹脂、残りのキシレンを加え、撹拌機にて撹拌し、白インキを調製した。次いで、染料を加え、撹拌機を用いて顔料マーカー用インキ組成物となる黄色インキを調製した。
【0025】
〔比較例3〕
実施例2において、ポリエーテル・エステルアミン塩を配合せずにキシレンを40重量%とした以外は、同様に製造し黄色インキを調製した。
【0026】
〔実施例4〕
酸化チタン“R−931”(デュポンジャパン(株)製) 35重量%
【化4】
アルキッド樹脂“ベッコゾールODE−230−70”
(大日本インキ(株))製 8重量%
ロジン変性マレイン酸樹脂“マルキード33号”
(荒川化学工業(株))製 5重量%
キシレン 38重量%
染料“オイルイエロー#105”(オリエント化学(株))製 2重量%
上記成分中、酸化チタン、ベッコゾール、ポリエーテル・エステルアミン塩、キシレンの一部を順次加え、撹拌機で2時間のプレミキシングを行い、ビーズミルにて分散処理を行い、ミルベースを作り、その後、ロジン変性マレイン酸樹脂、残りのキシレンを加え、撹拌機にて撹拌し、白インクを調製した。次いで、染料を加え、撹拌機を用いて顔料マーカー用インキ組成物となる黄色インキを調製した。
【0027】
〔比較例4〕
実施例4において、ポリエーテル・エステルアミン塩を配合せずにキシレンを40重量%とした以外は、同様に製造し黄色インキを調製した。
【0028】
上記で得られた実施例1〜4及び比較例1〜4のインキをバルブ機構を備えたマーキングペン〔軸体:内径φ14mm(外径φ15mm)、長さ10cmのアルミニウム管製、ペン芯:アクリル繊維体、φ4.5mm、長さ21.5mm、気孔率60%、撹拌ボール:直径φ8mm、2個)に約6.2ccに充填し、1ケ月室温下で静置した後、手による振とうを行い、撹拌ボールが動き出すまでの回数で評価を行った。
これらの結果を下記表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
上記表1の結果から明らかなように、本発明範囲となるポリエーテル・エステルアミン塩を含有した実施例1〜4は、本発明の範囲外となる比較例1〜4に較べて、撹拌ボールが動き出すまでの回数がきわめて少なく、ボール撹拌が容易になり、再分散性に優れていることが判明した。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、ポリエーテル・エステルアミン塩の効果により、ボール撹拌が容易になり、再分散性に優れ、長時間保存後も沈降物が生じにくいインキが得られ、これを用いて安定した描線を得ることができる顔料マーカー用インキ組成物が提供される。
Claims (9)
- 酸化チタン、樹脂及び該樹脂を溶解する有機溶剤からなる顔料マーカー用インキ組成物において、少なくとも下記一般式(I)からなるポリエーテル・エステルアミン塩を含有することを特徴とする顔料マーカー用インキ組成物。
R1−(CH2CH2O)n−OSO3NH4 ………(I)
〔式(I)中のR1は、炭素数1〜4のアルキル基又は水素を示し、nは、45〜500の整数である。〕 - 酸化チタン、樹脂及び該樹脂を溶解する有機溶剤からなる顔料マーカー用インキ組成物において、少なくとも下記一般式(II)からなるポリエーテル・エステルアミン塩を含有することを特徴とする顔料マーカー用インキ組成物。
R2−(CH2CH2O)n−OCONH4 ………(II)
〔式(II)中のR2は、炭素数1〜4のアルキル基又は水素を示し、nは、45〜500の整数である。〕 - 酸化チタン、樹脂及び該樹脂を溶解する有機溶剤からなる顔料マーカー用インキ組成物において、少なくとも下記一般式(III)からなる分子量が5000〜20000であるポリエーテル・エステルアミン塩を含有することを特徴とする顔料マーカー用インキ組成物。
R3−(CH2CH2O)n−OPO3NH4 ………(III)
〔式(III)中のR3は、炭素数1〜4のアルキル基又は水素を示し、nは45〜500の整数である。〕 - 前記ポリエーテル・エステルアミン塩の含有量が、インキ組成物全量に対して0.1〜10重量%である請求項1に記載の顔料マーカー用インキ組成物。
- 前記ポリエーテル・エステルアミン塩の含有量が、インキ組成物全量に対して0.1〜10重量%である請求項2に記載の顔料マーカー用インキ組成物。
- 前記ポリエーテル・エステルアミン塩の含有量が、インキ組成物全量に対して0.1〜10重量%である請求項3に記載の顔料マーカー用インキ組成物。
- 前記ポリエーテル・エステルアミン塩の含有量が、インキ組成物全量に対して0.1〜10重量%である請求項4に記載の顔料マーカー用インキ組成物。
- 酸化チタンの含有量が、インキ組成物全量に対して5〜60重量%である請求項1〜8の何れか一つに記載の顔料マーカー用インキ組成物。
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