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JP4295272B2 - オープンシールド工法で使用するフリクションカットプレートおよびその固定方法 - Google Patents

オープンシールド工法で使用するフリクションカットプレートおよびその固定方法 Download PDF

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Description

本発明は、上下水道、共同溝、電信・電話などの付設地下道等の地下構造物を市街地などに施工するオープンシールド工法で使用するフリクションカットプレートおよびその固定方法に関するものである。
オープンシールド工法は開削工法(オープンカット工法)とシールド工法の長所を活かした合理性に富む工法であり、このオープンシールド工法で使用するオープンシールド機1の概略は図20に示すように左右の側壁板1aと、これら側壁板1aに連結する底板1bとからなる前面、後面および上面を開口したもので、前記側壁板1aと底板1bの先端を刃口11として形成し、また側壁板1aの中央または後端近くにシールドジャッキ2を後方に向け上下に並べて配設する。図中3は隔壁を示す。
かかるオープンシールド機1を使用して施工するオープンシールド工法は、図示は省略するが、発進坑内にこのオープンシールド機1を設置して、オープンシールド機1のシールドジャッキ2を伸長して発進坑内の反力壁に反力をとってオープンシールド機1を前進させ、地下構造物を形成する第1番目のコンクリート函体4を上方から吊り降ろし、オープンシールド機1のテール部1c内で縮めたシールドジャッキ2の後方にセットする。シールドジャッキ2と反力壁との間にはストラットを配設して適宜間隔調整をする。
また、発進坑は土留壁で構成し、オープンシールド機1を発進させるにはこの土留壁を一部鏡切りするが、必要に応じて薬液注入などで発進坑の前方部分に地盤改良を施しておくこともある。
ショベル等の掘削機9でオープンシールド機1の前面または上面から土砂を掘削しかつ排土する。この排土工程と同時またはその後にシールドジャッキ2を伸長してオープンシールド機1を前進させる。この前進工程の場合、コンクリート函体4の前にはボックス鋼材または型鋼を用いた枠体よりなるプレスバー8を配設し、オープンシールド機1は後方にセットされたコンクリート函体4から反力をとる。
そして第1番目のコンクリート函体4の前に第2番目のコンクリート函体4をオープンシールド機1のテール部1c内で吊り降ろす。以下、同様の排土工程、前進工程、コンクリート函体の4のセット工程を適宜繰り返して、順次コンクリート函体4をオープンシールド機1の前進に伴い縦列に地中に残置し、さらにこのコンクリート函体4の上面に埋戻土5を入れる。
なお、コンクリート函体4をオープンシールド機1のテール部1c内に吊り降ろす際には、コンクリートブロック等による高さ調整材7をコンクリート函体4下に配設し、このテール部1c内でコンクリート函体4の左右および下部の空隙にグラウト材6を充填する。
このようにして、オープンシールド機1が到達坑まで達したならばこれを撤去して工事を完了する。
このようなオープンシールド工法では、前記のごとくコンクリート函体4をオープンシールド機1の前進に伴い縦列に地中に残置し、コンクリート函体4は、オープンシールド機1のテール部1c内に吊り降ろされ、オープンシールド機1の前進とともに該テール部1cから出て地中に残されていくものであり、オープンシールド機1はこのように地中に残置したコンクリート函体4に反力をとって前進する。
コンクリート函体4は鉄筋コンクリート製で、図21に示すように左側板4a、右側板4bと上床板4cと下床板4dとからなるもので、前後面を開口10として開放されている。
このようなオープンシールド工法では、前記のごとく掘削・排土は地上に設置したショベルなどの掘削機9で行い、また、コンクリート函体4のオープンシールド機1のテール部1cへのセットも地上に設置したクローラクレーン等の揚重機で行う。
したがって、橋桁や大きな配管などの構造物の直下を横切るような場合、これらの場所では前記掘削機や揚重機の配置ができず、オープンシールド工法の施工が不可能となる。
そこで、前記のように施工場所の上方に橋桁などの障害物が存在し、その下を横切る場合でも、オープンシールド工法に用いたオープンシールド機はそのまま設置してこの障害物の影響を受けずに地下構造物を施工し、また、障害物通過後はオープンシールド工法にすぐに移行して施工を続行できる地下構造物の施工法として次のような工法がある。
これは、図19に示すように発進立坑14に元押しジャッキ13を設置し、障害物の下方を横切るときは、オープンシールド機1の前面を掘削排土し、オープンシールド機1ごとコンクリート函体4を発進立坑14に設置の前記元押しジャッキ13で押し出し、この元押しジャッキ13と押し出したコンクリート函体4との間に新たなコンクリート函体4を配設して押し出しを繰り返す推進工程をオープンシールド工法に組み込んだものである。
そして、このような推進工程を含むオープンシールド工法では、上面に埋戻土5を施したコンクリート函体4の全体を元押しジャッキ13で押し出すこととなるため、コンクリート函体4の前進に伴って埋戻土5も移動してしまうおそれがある。かかる埋戻土の移動は、敷設した函体上部の埋戻し後、上部の交通開放を行う場合に支障をきたす。
そこで、かかる不都合を解消する手段として、図19に示すようにコンクリート函体4と埋戻土5との間にフリクションカットプレート12を配設している。このフリクションカットプレートは例えば厚さ6〜9mm程度で幅がコンクリート函体4の幅にほぼ等しい鋼板で構成され、これを設置するにはコンクリート函体4の埋設ごとにセットし、先行して埋設したコンクリート函体4の上面に既に設置されているフリクションカットプレート12に順次結合していく。
結合方法としては、例えば箱型ルーフ工法において実施しているような溶接などがある。
前記先行技術は当業者間で一般的に行なわれているものであり、文献公知発明にかかるものではない。
前記のようにフリクションカットプレート12はコンクリート函体4の推進にともない発進坑より順次継ぎ足していくが、このフリクションカットプレート12は発進立坑14側でのみ固定部材15によって固定されるものである。そして、フリクションカットプレート12の設置固定後は、コンクリート函体4のみをフリクションカットプレート12の下方で滑らすようにして前進させる。
このため、敷設されたコンクリート函体4の延長が長くなりコンクリート函体4とフリクションカットプレート12との摩擦抵抗が大きくなると、フリクションカットプレート12の伸びによる変形などが生じ、これが原因で上部の埋戻土5の移動やフリクションカットプレート12の破断、または発進立坑14のフリクションカットプレート12の固定部材15の変形などが生じ、場合によっては発進立坑14の変形を招くことにもなる。
本発明の目的は前記不都合を解消するものとして、フリクションカットプレートをコンクリート函体の上部に敷設して、埋戻土との縁を切ってコンクリート函体を推進させる場合に、コンクリート函体とフリクションカットプレートとの摩擦抵抗が大きくなっても、埋戻土が移動することやフリクションカットプレートの破断を防止でき、敷設した函体上部の埋戻し後、上部の交通開放を行うことができ施工性の向上を図れるオープンシールド工法で使用するフリクションカットプレートおよびその固定方法を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、フリクションカットプレートとして、オープンシールド機の前面または上面開口より前方の土砂を掘削・排土する工程と、推進ジャッキを伸長してコンクリート函体を反力にしてシールド機を前進させる工程と、オープンシールド機のテール部内で縮めた推進ジャッキの後方に新たなコンクリート函体を上方から吊り降ろしてセットする工程とを適宜繰り返して順次コンクリート函体を縦列に埋設してコンクリート函体の上部を埋め戻しする工法に、オープンシールド機の前面を掘削排土し、オープンシールド機ごと元押しジャッキで押し出し、この元押しジャッキと押し出したコンクリート函体との間に新たなコンクリート函体を配設して押し出しを繰り返す推進工程を組み合わせたオープンシールド工法において、前記コンクリート函体の推進工程でコンクリート函体の上面に配設するフリクションカットプレートであって、このフリクションカットプレートの上面に埋め戻し土のフリクションを増加させるずれ止め部材として、L型鋼または断面コ字型の溝型鋼のいずれかを前後のフリクションカットプレートを結合する接続ボルトで取り付けたことを要旨とするものである。
請求項1記載の本発明によれば、フリクションカットプレートの上面に設けたずれ止め部材によってフリクションカットプレートと埋戻土との一体化が図れ、コンクリート函体の推進時にコンクリート函体とフリクションカットプレートとの摩擦抵抗が大きくなっても、埋戻土が移動することやフリクションカットプレートの破断を防止できる。
請求項2記載の本発明は、フリクションカットプレートの固定方法として、オープンシールド機の前面または上面開口より前方の土砂を掘削・排土する工程と、推進ジャッキを伸長してコンクリート函体を反力にしてシールド機を前進させる工程と、オープンシールド機のテール部内で縮めた推進ジャッキの後方に新たなコンクリート函体を上方から吊り降ろしてセットする工程とを適宜繰り返して順次コンクリート函体を縦列に埋設してコンクリート函体の上部を埋め戻しする工法に、オープンシールド機の前面を掘削排土し、オープンシールド機ごと発進立坑に設置した元押しジャッキで押し出し、この元押しジャッキと押し出したコンクリート函体との間に新たなコンクリート函体を配設して押し出しを繰り返す推進工程を組み合わせたオープンシールド工法において、前記コンクリート函体の推進工程でコンクリート函体の上面にフリクションカットプレートを配設し、このフリクションカットプレートの後端をコンクリート函体の上に架設の桁状のプレート固定材に固定し、このプレート固定材を発進立坑の土留材に溶接にて固定したプレート止め鋼材に固定し、前記プレート止め鋼材は前記プレート固定材と併設される部材とこの部材に対して斜めに配置される複数本の部材とで構成され、いずれの部材も土留材に溶接されることを要旨とするものである。
請求項2記載の本発明によれば、フリクションカットプレートが固定されるプレート止め材は発進立坑土留材に溶接により固定されるから、フリクションカットプレートは堅固に固定される。よって、発進立坑とフリクションカットプレートの固定部、フリクションカットプレート、敷設函体上部の埋戻土の全体が一体化した構造となり、埋め戻し直後に函体上部の交通を開放した状態での施工も可能となる。
請求項3記載の本発明は、オープンシールド機の前面または上面開口より前方の土砂を掘削・排土する工程と、推進ジャッキを伸長してコンクリート函体を反力にしてシールド機を前進させる工程と、オープンシールド機のテール部内で縮めた推進ジャッキの後方に新たなコンクリート函体を上方から吊り降ろしてセットする工程とを適宜繰り返して順次コンクリート函体を縦列に埋設してコンクリート函体の上部を埋め戻しする工法に、オープンシールド機の前面を掘削排土し、オープンシールド機ごと発進立坑に設置した元押しジャッキで押し出し、この元押しジャッキと押し出したコンクリート函体との間に新たなコンクリート函体を配設して押し出しを繰り返す推進工程を組み合わせたオープンシールド工法において、前記コンクリート函体の推進工程でコンクリート函体の上面にフリクションカットプレートを配設し、このフリクションカットプレートの後端をプレート止め材に固定し、このプレート止め材にストッパージャッキを取り付け、このストッパージャッキをPC鋼線にて発進立坑に設置のコンクリート函体推進用のプレスバーに固定したことを要旨とするものである。
請求項3記載の本発明によれば、フリクションカットプレートが固定されるプレート止め材は、ストッパージャッキ、PC鋼線を介して発進立坑側に設置のプレスバーに堅固に固定される。よって、発進立坑とフリクションカットプレートの固定部、フリクションカットプレート、敷設函体上部の埋戻土の全体が一体化した構造となり、埋め戻し直後に函体上部の交通を開放した状態での施工も可能となる。
以上述べたように本発明のオープンシールド工法に使用するフリクションカットプレートおよびその固定方法は、フリクションカットプレートをコンクリート函体の上部に敷設して、埋戻土との縁を切ってコンクリート函体を推進させる場合に、コンクリート函体とフリクションカットプレートとの摩擦抵抗が大きくなっても、発進立坑とフリクションカットプレートの固定部、フリクションカットプレート、敷設函体上部の埋戻土の全体が一体化した構造となるから、コンクリート函体の推進に追随して埋戻土が移動することやフリクションカットプレートの破断を防止でき、敷設した函体上部の埋戻し後、上部の交通開放を行うことができ施工性の向上を図れるものである。
以下、図面について本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明のオープンシールド工法に使用するフリクションカットプレートの第1実施形態を示す斜視図で、本発明のフリクションカットプレートが使用されるオープンシールド工法は前記従来例と同様であるから、ここでの詳細な説明は省略する。
前記のように施工場所の上方に橋桁などの障害物が存在し、その下を横切る場合でも、オープンシールド工法に用いたオープンシールド機はそのまま設置してこの障害物の影響を受けずに地下構造物を施工し、また、障害物通過後はオープンシールド工法にすぐに移行して施工を続行できる地下構造物の施工法として次のような工法がある。
本発明が実施されるオープンシールド工法においても、障害物が存在し、その下方を横切るときは、図18に示すように発進立坑14に元押しジャッキ13を設置し、オープンシールド機1の前面を掘削排土し、オープンシールド機1ごとコンクリート函体4を発進立坑14に設置の前記元押しジャッキ13で押し出し、この元押しジャッキ13と押し出したコンクリート函体4との間に新たなコンクリート函体4を配設して押し出しを繰り返す推進工程をオープンシールド工法に組み込む。図中16は支圧壁を示す。
そして、前記推進工程ではコンクリート函体4の上部の埋戻土5とコンクリート函体4との間にフリクションカットプレート12を配設して、コンクリート函体4と埋戻土5との縁を切り、コンクリート函体4の推進に伴って埋戻土5が移動しないようにしているが、敷設されるコンクリート函体4の全長が長くなったりすると、フリクションカットプレート12が変形して埋戻土5が移動するおそれがある。
これを対処すべく、本発明はフリクションカットプレート12の構造として、図1、図2に示すように埋戻土5のフリクションを増加させるずれ止め部材としてのL型鋼17をフリクションカットプレート12の上部に固定した。
フリクションカットプレート12へのL型鋼17の固定方法は、前後のフリクションカットプレート12の端を重ねて結合する際に使用する接続ボルト18で同時にL型鋼17も固定する。
これにより、図3にも示すように前後のフリクションカットプレート12の接続ボルト18による結合箇所にずれ止め材としてのL型鋼17が配設される。これにより、L型鋼17が摩擦抵抗材となってフリクションカットプレート12と埋戻土5との一体化が図れ、埋戻土5の移動を確実に阻止できる。
図4〜図6はフリクションカットプレート12の第2実施形態を示し、ずれ止め材として断面コ字型の溝型鋼19を使用し、また、図7〜図9は第3実施形態として第1実施形態のL型鋼17の側部にH型鋼20を接合したものを使用した。ずれ止め材として、これら第1〜第3実施形態のいずれのものを使用するかは、コンクリート函体4の上部の埋戻土5の重量に応じて決定すればよく、重量が大きくなるにしたがい、摩擦抵抗値の大きいものを選定する。
以上のようにしてフリクションカットプレート12の上部にずれ止め材を設けることで、フリクションカットプレート12と埋戻土5との一体化を図るが、フリクションカットプレート12の固定部を発進立坑14に固定することで、発進立坑14とフリクションカットプレート12の固定部、フリクションカットプレート12、コンクリート函体4の上部の埋戻土5の全体を一体化した構造とすることができる。
フリクションカットプレート12を発進立坑14に固定する方法を次に説明する。図10〜図13は固定方法の第1例を示し、最後列のフリクションカットプレート12の端部を、コンクリート函体4の上に架設の桁状のプレート固定材21に固定し、このプレート固定材21を発進立坑14の土留材23に溶接にて固定したプレート止め鋼材22に固定した。
プレート止め鋼材22はプレート固定材21と併設される部材と、この部材に対して斜めに配置される複数本の部材とで構成され、いずれの部材も土留材23に溶接される。よって、フリクションカットプレート12は結果的には土留材23に固定されて発進立坑14側に堅固に固定されることになり、フリクションカットプレート12の移動が阻止され、その結果、埋戻土5の移動も阻止される。
図14〜図17は、固定方法の第2例を示し、第1例の構成要素であった斜めのプレート止め鋼材22にかえて、ストッパージャッキ24をプレート固定材21に併設したプレート止め鋼材22に固定した。
そして、ストッパージャッキ24に接続されたPC鋼線25を、元押しジャッキ13の函体推進用のプレスバー26に定着具27で接続する。
これにより、コンクリート函体4の推進時に、フリクションカットプレート12が移動しようとしても、ストッパージャッキ24を動作させることでプレート止め鋼材22を発進立坑14側に引戻すことができるから、このプレート止め鋼材22に固定されているプレート固定材21も発進立坑14側に引き戻すことができ、フリクションカットプレート12の移動を阻止できる。その結果、埋戻土5の移動も阻止できる。
以上のようにして、フリクションカットプレート12は堅固に固定されるから、発進立坑14でのみの固定であっても支障はない。そして、発進立坑14とフリクションカットプレート12の固定部、フリクションカットプレート12、コンクリート函体4の上部の埋戻土5の全体を一体化した構造とすることができ、発進立坑14部の変形、フリクションカットプレート12の伸びや破断、埋戻土5の移動や変形を抑えることができ、コンクリート函体4の上部の交通などを開放した状態での施工(函体推進)も可能となる。
本発明のオープンシールド工法に使用するフリクションカットプレートの第1実施形態を示すコンクリート函体に取り付けた状態の縦断側面図である。 本発明のオープンシールド工法に使用するフリクションカットプレートの第1実施形態を示す側面図である。 本発明のオープンシールド工法に使用するフリクションカットプレートの第1実施形態を示すコンクリート函体に取り付けた状態の平面図である。 本発明のオープンシールド工法に使用するフリクションカットプレートの第2実施形態を示すコンクリート函体に取り付けた状態の縦断側面図である。 本発明のオープンシールド工法に使用するフリクションカットプレートの第2実施形態を示す側面図である。 本発明のオープンシールド工法に使用するフリクションカットプレートの第2実施形態を示すコンクリート函体に取り付けた状態の平面図である。 本発明のオープンシールド工法に使用するフリクションカットプレートの第3実施形態を示すコンクリート函体に取り付けた状態の縦断側面図である。 本発明のオープンシールド工法に使用するフリクションカットプレートの第3実施形態を示す側面図である。 本発明のオープンシールド工法に使用するフリクションカットプレートの第3実施形態を示すコンクリート函体に取り付けた状態の平面図である。 本発明のオープンシールド工法におけるフリクションカットプレートの固定方法の第1例を示す平面図である。 本発明のオープンシールド工法におけるフリクションカットプレートの固定方法の第1例を示す縦断側面図である。 本発明のオープンシールド工法におけるフリクションカットプレートの固定方法の第1例を示す縦断正面図である。 本発明のオープンシールド工法におけるフリクションカットプレートの固定方法の第1例を示す要部の縦断側面図である。 本発明のオープンシールド工法におけるフリクションカットプレートの固定方法の第2例を示す平面図である。 本発明のオープンシールド工法におけるフリクションカットプレートの固定方法の第2例を示す縦断側面図である。 本発明のオープンシールド工法におけるフリクションカットプレートの固定方法の第2例を示す縦断正面図である。 本発明のオープンシールド工法におけるフリクションカットプレートの固定方法の第2例を示す要部の縦断側面図である。 本発明のフリクションカットプレートを使用するオープンシールド工法の説明図である。 従来のフリクションカットプレートを使用するオープンシールド工法の説明図である。 オープンシールド工法の概略を示す縦断側面図である。 コンクリート函体の斜視図である。
符号の説明
1 オープンシールド機 1a 側壁板
1b 底板 1c テール部
1d フロント部 2 シールドジャッキ
3 隔壁 4 コンクリート函体
4a 左側板 4b 右側板
4c 上床板 4c 下床板
5 埋戻土 6 グラウト材
7 高さ調整材 8 プレスバー
9 掘削機 10 開口
11 刃口 12 フリクションカットプレート
13 元押しジャッキ 14 発進立坑
15 固定部材 16 支圧壁
17 L型鋼 18 接続ボルト
19 溝型鋼 20 H型鋼
21 プレート固定材 22 プレート止め鋼材
23 土留材 24 ストッパージャッキ
25 PC鋼線 26 プレスバー
27 定着具

Claims (3)

  1. オープンシールド機の前面または上面開口より前方の土砂を掘削・排土する工程と、推進ジャッキを伸長してコンクリート函体を反力にしてシールド機を前進させる工程と、オープンシールド機のテール部内で縮めた推進ジャッキの後方に新たなコンクリート函体を上方から吊り降ろしてセットする工程とを適宜繰り返して順次コンクリート函体を縦列に埋設してコンクリート函体の上部を埋め戻しする工法に、オープンシールド機の前面を掘削排土し、オープンシールド機ごと元押しジャッキで押し出し、この元押しジャッキと押し出したコンクリート函体との間に新たなコンクリート函体を配設して押し出しを繰り返す推進工程を組み合わせたオープンシールド工法において、前記コンクリート函体の推進工程でコンクリート函体の上面に配設するフリクションカットプレートであって、このフリクションカットプレートの上面に埋め戻し土のフリクションを増加させるずれ止め部材として、L型鋼または断面コ字型の溝型鋼のいずれかを前後のフリクションカットプレートを結合する接続ボルトで取り付けたことを特徴とするオープンシールド工法で使用するフリクションカットプレート。
  2. オープンシールド機の前面または上面開口より前方の土砂を掘削・排土する工程と、推進ジャッキを伸長してコンクリート函体を反力にしてシールド機を前進させる工程と、オープンシールド機のテール部内で縮めた推進ジャッキの後方に新たなコンクリート函体を上方から吊り降ろしてセットする工程とを適宜繰り返して順次コンクリート函体を縦列に埋設してコンクリート函体の上部を埋め戻しする工法に、オープンシールド機の前面を掘削排土し、オープンシールド機ごと発進立坑に設置した元押しジャッキで押し出し、この元押しジャッキと押し出したコンクリート函体との間に新たなコンクリート函体を配設して押し出しを繰り返す推進工程を組み合わせたオープンシールド工法において、前記コンクリート函体の推進工程でコンクリート函体の上面にフリクションカットプレートを配設し、このフリクションカットプレートの後端をコンクリート函体の上に架設の桁状のプレート固定材に固定し、このプレート固定材を発進立坑の土留材に溶接にて固定したプレート止め鋼材に固定し、前記プレート止め鋼材は前記プレート固定材と併設される部材とこの部材に対して斜めに配置される複数本の部材とで構成され、いずれの部材も土留材に溶接されることを特徴とするフリクションカットプレートの固定方法。
  3. オープンシールド機の前面または上面開口より前方の土砂を掘削・排土する工程と、推進ジャッキを伸長してコンクリート函体を反力にしてシールド機を前進させる工程と、オープンシールド機のテール部内で縮めた推進ジャッキの後方に新たなコンクリート函体を上方から吊り降ろしてセットする工程とを適宜繰り返して順次コンクリート函体を縦列に埋設してコンクリート函体の上部を埋め戻しする工法に、オープンシールド機の前面を掘削排土し、オープンシールド機ごと発進立坑に設置した元押しジャッキで押し出し、この元押しジャッキと押し出したコンクリート函体との間に新たなコンクリート函体を配設して押し出しを繰り返す推進工程を組み合わせたオープンシールド工法において、前記コンクリート函体の推進工程でコンクリート函体の上面にフリクションカットプレートを配設し、このフリクションカットプレートの後端をプレート止め材に固定し、このプレート止め材にストッパージャッキを取り付け、このストッパージャッキをPC鋼線にて発進立坑に設置のコンクリート函体推進用のプレスバーに固定したことを特徴とするフリクションカットプレートの固定方法。
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