JP4288888B2 - タンデム圧延機におけるストリップの蛇行制御装置及び蛇行制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タンデム圧延機におけるストリップの蛇行を防止する蛇行制御装置及び蛇行制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、タンデム圧延機におけるストリップの蛇行を防止するため、下記(1)式に従って各スタンドのレベリングを制御する方法が知られている。
ΔTi,i+1 =AΔSli+BΔW+CΔC …(1)
ただし、ΔTi,i+1 :第iスタンド前方差張力、ΔSli:第iスタンドレベリング量、ΔW:板の幅方向へのずれ量、ΔC:板の幅方向クラウン差分、A,B,C:圧延スケジュールによって決まる定数
前記(1)式に基づいてストリップの圧延を行う例を図4を参照して説明する。図4において、101は圧延機、102はストリップ、103は圧延方向、104は張力計、105は蛇行補正装置、106はレベリング装置、107は差張力信号、108はバイアス装置である。
【0003】
ここで、第iスタンドと第i+1スタンドとの間に設置された張力計104から前方差張力ΔTi,i+1 を検出する。差張力とは1つのスタンドにおいて、ストリップ両端(作業側端、駆動側端)の張力をそれぞれ測定し、その差を求めたものである。また、第iスタンドと第i+1スタンドとの間に設置されたCPC装置(図示せず)によりΔWを検出し、第iスタンドと第i+1スタンドとの間に設置されたクラウンメータ(図示せず)によりΔCを検出する。そして、BΔW+CΔCをバイアス信号装置108の出力として、AΔSli=ΔTi,i+1 −(BΔW+CΔC)によりΔSliを求め、この信号を蛇行補正装置105に送出する。蛇行補正装置105は、このΔSli信号をもとにレベリング装置106による第iスタンドのレベリングを制御するのである。
【0004】
また、特開昭63−188415号公報には、第iスタンドのレベリングを制御するにあたり、第iスタンドのみならず、第i+1スタンドの前方差張力、ストリップの幅方向のずれ量、及びストリップの幅方向のクラウン差分を検出し、これらに基づいて第iスタンドのレベリング量を制御する技術が開示されている。
【0005】
しかしながら、これらのレベリング制御方法にあっては、圧延スタンド間あるいは圧延スタンドの出側において板の幅方向へのずれ量ΔWを測定する必要があり、このΔWの測定に際して、ヒューム、圧延クーラント等の使用環境の影響を受けるため、その測定が困難な場合が多かった。
また、前述のレベリング制御方法にあっては、差張力、板の幅方向へのずれ量、及び板の幅方向クラウン差に基づく評価式によりレベリング制御を行っているが、張力検出器の原理上、差張力とレベリングの関係はリニアな関係とならないために評価式の精度に問題があり、最適レベリング値の評価方法の改善が必要であった。
【0006】
そこで、従来、特開平11−151514号公報に開示されたストリップの蛇行制御方法では、図5に示すように、第iスタンド出側に設置した電磁式タイプの位置検出器205によりストリップ202の板幅及び蛇行量を測定し、且つ第iスタンド出側に設置した張力計204によりストリップ202の全張力及び差張力を測定し、これら測定値に基づいて、第iスタンドのレベリングを制御する工程と、第1スタンド入側に設置した電磁式タイプの位置検出器205によりストリップ202の蛇行量を測定し、この測定値に基づいて、アンコイラー208の位置を制御する工程とを備えるようにしている。図5中、符号201は圧延機、203は圧延方向、206は演算器、207はレベリング装置である。なお、全張力とは、1つのスタンドにおいて、ストリップ両端(作業側端、駆動側端)の張力をそれぞれ測定し、その和を求めたものである。
【0007】
このように、電磁式タイプの位置検出器205によりストリップ202の板幅及び蛇行量を測定することにより、ヒューム、圧延クーラント等の使用環境の影響を受けずに板幅及び蛇行量の測定が可能となり、また、ストリップ202の板幅、蛇行量、全張力及び差張力に基づいて第iスタンドのレベリングを制御すると同時に、圧延機入側にてアンコイラー208の位置を制御してストリップ202のセンタリングを行うことにより、レベリング設定不良による蛇行を高精度に防止することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図5に示す特開平11−151514号公報に開示されたストリップの蛇行制御方法にあっては、以下の問題点があった。
即ち、圧延機の入側においては圧延のためストリップ202に高い張力が付与されているとともに、圧延機側でストリップ202を拘束しているため、圧延機入側にてアンコイラー208の位置を制御してストリップ202のセンタリングを行うと、ストリップ母材の変形が発生する可能性があった。
【0009】
また、ストリップ202の板幅、蛇行量、全張力及び差張力に基づいて第iスタンドのレベリングを制御しているが、差張力の全張力に対する比率が考慮されていないため、その比率の大きさによってはストリップの蛇行を防止できない場合があり、この場合には、ストリップのスタンドでの噛み込み不良や絞り破断等を防止することができなかった。
【0010】
従って、本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ヒューム、圧延クーラント等の使用環境の影響を受けることなく、かつ、ストリップ母材の変形を発生させることなく、ストリップの蛇行を効果的に防止することができる、タンデム圧延機におけるストリップの蛇行制御装置及び蛇行制御方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明のうち請求項1に係るタンデム圧延機におけるストリップの蛇行制御装置は、入側にストリップを巻きだすアンコイラーを備えたタンデム圧延機の圧延スタンド出側におけるストリップの作業側張力および駆動側張力をそれぞれ測定する張力測定手段と、該張力測定手段によって測定されたストリップの各張力に基づいて、ストリップ作業側張力とストリップ駆動側張力との差張力を求めるとともに、ストリップ作業側張力及びストリップ駆動側張力の和である全張力を求め、前記差張力と前記全張力とに基づいて、前記差張力の前記全張力に対する比率を算出する比率演算手段と、該比率演算手段によって算出された前記差張力の前記全張力に対する比率が所定範囲内になるように前記圧延スタンドのレベリング制御を行うレベリング制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0012】
また、本発明のうち請求項2に係るタンデム圧延機におけるストリップの蛇行制御方法は、入側にストリップを巻きだすアンコイラーを備えたタンデム圧延機の圧延スタンド出側におけるストリップの作業側張力および駆動側張力をそれぞれ測定する工程と、測定されたストリップの各張力に基づいて、ストリップ作業側張力とストリップ駆動側張力との差張力を求めるとともに、ストリップ作業側張力及びストリップ駆動側張力の和である全張力を求め、前記差張力と前記全張力とに基づいて、前記差張力の前記全張力に対する比率を算出する工程と、算出された前記差張力の前記全張力に対する比率が所定範囲内になるように前記圧延スタンドのレベリング制御を行う工程とを備えたことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明に係る蛇行制御装置の系統図である。図2は複数本のストリップを圧延した場合の差張力の全張力に対する比の発生率及び絞り破断状況を示すグラフである。図3はストリップが蛇行したときの蛇行修正ロールによる蛇行修正動作を示し、(A)は概略側面図、(B)は概略平面図、(C)は概略斜視図である。
【0014】
図1において、ストリップ2は、図示しないアンコイラーから巻き出され、矢印A方向に搬送されて複数の圧延スタンド1からなるタンデム圧延機により圧延されるようになっている。そして、各圧延スタンド1の出側(図1の場合、第iスタンド及び第i+1スタンドの出側)には、ストリップ2の作業側張力Twsを測定するための作業側張力計3aとストリップ2の駆動側張力TDSを測定するための駆動側張力計3bとが設置されている。これら作業側張力計3a及び駆動側張力計3bで請求項1に規定する「張力測定手段」を構成する。各張力計3a、3bとしては、例えばロードセルにより垂直荷重を測定し、さらにストリップ2の固定された接触角に基づき、ストリップ張力を検出する、従来より公知の装置が用いられる。
【0015】
これら張力計3a、3bは、圧延スタンド1,1間の張力を適切に保つために設けられているものであるが、本発明においては、ストリップ2の蛇行制御にも利用する。
作業側張力計3a及び駆動側張力計3bには、ストリップ作業側張力Twsとストリップ駆動側張力TDSとの差張力ΔTi を求めるとともに、ストリップ作業側張力Tws及びストリップ駆動側張力TDSの和である全張力Ti を求め、さらに、前記差張力ΔTi の前記全張力Ti に対する比率ΔTi / Ti を算出する比率演算器4が接続されている。この比率演算器4が請求項1に規定する「比率演算手段」を構成する。
【0016】
また、比率演算器4には、比率演算器4によって算出された差張力ΔTi の全張力Ti に対する比率ΔTi / Ti が所定範囲内になる作業側レベリング量ΔSWS及び駆動側レベリング量ΔSDSを算出する制御レベリング演算器5が接続されている。制御レベリング演算器5は、作業側レベリング量ΔSWS及び駆動側レベリング量ΔSDSを圧延スタンド1に設けられている作業側圧下位置制御器6a及び駆動側圧下位置制御器6bのそれぞれに出力し、圧延スタンド1のレベリング制御を行うようになっている。この制御レベリング演算器5が請求項1に規定する「レベリング制御手段」を構成する。
【0017】
次に、ストリップ2の蛇行制御の方法について具体的に説明する。
図1において、第iスタンドの出側に設置された作業側張力計3a及び駆動側張力計3bによって測定されたストリップ2の作業側張力Tws及び駆動側張力TDSは、比率演算器4に送出される。比率演算器4においては、作業側張力Tws及び駆動側張力TDSに基づいて、差張力ΔTi (=Tws−TDS)を算出するとともに、全張力Ti (=Tws+TDS)を算出する。そして、比率演算器4は、差張力ΔTi の全張力Ti に対する比率ΔTi / Ti を算出する。そして、比率演算器4は、この比率ΔTi / Ti を制御レベリング演算器5に送出する。
【0018】
制御レベリング演算器5においては、比率演算器4によって算出された差張力ΔTi の全張力Ti に対する比率ΔTi / Ti が所定範囲内になる作業側レベリング量ΔSWS及び駆動側レベリング量ΔSDSを算出する。ここで、複数本のストリップを圧延した場合の差張力の全張力に対する比の発生率及び絞り破断状況を示すグラフである図2を参照すると、差張力ΔTi の全張力Ti に対する比率ΔTi / Ti が0.2より大きい場合及び−0.2より小さい場合に、絞り破断が発生していることがわかる。従って、差張力ΔTi の全張力Ti に対する比率ΔTi / Ti が−0.2以上0.2以下になるように圧延スタンドのレベリング制御を行えば、ストリップ蛇行による絞り破断を防止できることが理解される。このように、本発明にあっては、差張力ΔTi の全張力Ti に対する比率を考慮してレベリング制御を行うため、単に差張力Ti に基づいてレベリング制御を行う場合に比べてストリップの蛇行を確実に防止でき、ストリップのスタンドでの噛み込み不良や絞り破断等を防止することができる。
【0019】
即ち、制御レベリング演算器5は、比率演算器4によって算出された差張力ΔTi の全張力Ti に対する比率ΔTi / Ti が0.2より大きい場合には、作業側レベリング量ΔSWSとして作業側締め込み量GWSを算出し、駆動側レベリング量ΔSDSとして0を算出し、作業側レベリング量ΔSWSとしての作業側締め込み量GWS及び駆動側レベリング量ΔSDSとしての0を作業側圧下位置制御器6a及び駆動側圧下位置制御器6bのそれぞれに出力し、第iスタンドのレベリング制御を行う。また、制御レベリング演算器5は、比率演算器4によって算出された差張力ΔTi の全張力Ti に対する比率ΔTi / Ti が−0.2以上0.2以下の場合には、作業側レベリング量ΔSWSとして作業側締め込み量0を算出し、駆動側レベリング量ΔSDSとして0を算出し、作業側レベリング量ΔSWSとしての作業側締め込み量0及び駆動側レベリング量ΔSDSとしての0を作業側圧下位置制御器6a及び駆動側圧下位置制御器6bのそれぞれに出力し、第iスタンドのレベリング制御を行う。さらに、制御レベリング演算器5は、比率演算器4によって算出された差張力ΔTi の全張力Ti に対する比率ΔTi / Ti が−0.2より小さい場合には、作業側レベリング量ΔSWSとして作業側締め込み量0を算出し、駆動側レベリング量ΔSDSとしてGDSを算出し、作業側レベリング量ΔSWSとしての作業側締め込み量0及び駆動側レベリング量ΔSDSとしてのGDSを作業側圧下位置制御器6a及び駆動側圧下位置制御器6bのそれぞれに出力し、第iスタンドのレベリング制御を行う。
【0020】
以上のように、差張力ΔTi の全張力Ti に対する比率ΔTi / Ti が0.2より大きい場合には、作業側レベリング量ΔSWSとして作業側締め込み量GWSに基づいて第iスタンドのレベリング制御が行われ、差張力ΔTi の全張力Ti に対する比率ΔTi / Ti が−0.2以上0.2以下の場合には、作業側及び駆動側とも圧下位置が変更されず、差張力ΔTi の全張力Ti に対する比率ΔTi / Ti が−0.2より小さい場合には、駆動側レベリング量ΔSDSとしてGDSに基づいて第iスタンドのレベリング制御が行われるので、差張力ΔTi の全張力Ti に対する比率ΔTi / Ti が−0.2以上0.2以下になるように圧延スタンドのレベリング制御が行われる。このため、ストリップ蛇行による絞り破断を確実に防止できる。
【0021】
なお、第i+1スタンドのレベリング制御についても、第iスタンドのレベリング制御と同様に、差張力ΔTi の全張力Ti に対する比率ΔTi / Ti が−0.2以上0.2以下の範囲になるようにレベリング制御が行われる。
なお、図5に示したような従来のレベリング制御にあっては、図3に示すように、ストリップ2が圧延スタンド1のセンターに対して蛇行している場合には、図5に示すアンコイラー208をストリップ202の搬送方向に対して直交する方向に移動させるか、図3に示すような蛇行修正ロール7(圧延面に対して軸を傾けることにより鋼板を移動させる)を傾動させてストリップ2のセンタリングを行っていた。このようなストリップ2の蛇行制御方法を採用すると、圧延スタンド1の入側においては圧延のためストリップ2に高い張力が付与されているとともに、圧延スタンド1側でストリップ2を拘束しているため、ストリップ母材の変形が発生し、絞り破断等の圧延トラブルが生じる可能性が高かった。
【0022】
しかしながら、本発明のように、差張力ΔTi の全張力Ti に対する比率ΔTi / Ti が−0.2以上0.2以下になるように圧延スタンド1のレベリング制御を行うと、ストリップ蛇行による絞り破断を確実に防止できるため、圧延機入側での蛇行修正ロール7やアンコイラー208の動作による蛇行修正量を制限 することができる。このため、ストリップ母材の変形が発生することはない。ただし、ストリップ母材の変形が発生しない範囲での圧延機入側での蛇行修正ロール7やアンコイラー208の動作による蛇行修正は可能である。
【0023】
また、圧延スタンド1,1間あるいは圧延スタンド1の出側においてストリップ2の幅方向へのずれ量を測定する必要がないため、ヒューム、圧延クーラント等の使用環境の影響を受けることはない。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されず、種々の変更を行うことができる。
【0024】
例えば、差張力ΔTi の全張力Ti に対する比率ΔTi / Ti を−0.2以上0.2以下の範囲になるようにレベリング制御を行っているが、ストリップ2の材質、板幅、板厚、単位張力等を考慮して前記範囲を適宜変更することができる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るタンデム圧延機におけるストリップの蛇行を防止する蛇行制御装置及び蛇行制御方法によれば、タンデム圧延機の圧延スタンド出側におけるストリップの作業側張力および駆動側張力をそれぞれ測定し、測定されたストリップの各張力に基づいて、ストリップ作業側張力とストリップ駆動側張力との差張力を求めるとともに、ストリップ作業側張力及びストリップ駆動側張力の和である全張力を求め、前記差張力と前記全張力とに基づいて、前記差張力の前記全張力に対する比率を算出し、算出された前記差張力の前記全張力に対する比率が所定範囲内になるように前記圧延スタンドのレベリング制御を行うので、ヒューム、圧延クーラント等の使用環境の影響を受けることなく、かつ、ストリップ母材の変形を発生させることなく、ストリップの蛇行を効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るストリップの蛇行制御装置の系統図である。
【図2】複数本のストリップを圧延した場合の差張力の全張力に対する比の発生率及び絞り破断状況を示すグラフである。
【図3】ストリップが蛇行したときの蛇行修正ロールによる蛇行修正動作を示し、(A)は概略側面図、(B)は概略平面図、(C)は概略斜視図である。
【図4】従来例のストリップの蛇行制御方法を説明するための概略図である。
【図5】従来の他の例のストリップの蛇行制御方法を説明するための概略図である。
【符号の説明】
1 圧延スタンド
2 ストリップ
3a 作業側張力計
3b 駆動側張力計
4 比率演算器(比率演算手段)
5 制御レベリング演算器(レベリング制御手段)
6a 作業側圧下位置制御器
6b 駆動側圧下位置制御器
7 蛇行修正ロール
Claims (2)
- 入側にストリップを巻きだすアンコイラーを備えたタンデム圧延機の圧延スタンド出側におけるストリップの作業側張力および駆動側張力をそれぞれ測定する張力測定手段と、
該張力測定手段によって測定されたストリップの各張力に基づいて、ストリップ作業側張力とストリップ駆動側張力との差張力を求めるとともに、ストリップ作業側張力及びストリップ駆動側張力の和である全張力を求め、前記差張力と前記全張力とに基づいて、前記差張力の前記全張力に対する比率を算出する比率演算手段と、
該比率演算手段によって算出された前記差張力の前記全張力に対する比率が所定範囲内になるように前記圧延スタンドのレベリング制御を行うレベリング制御手段とを備えたことを特徴とするタンデム圧延機におけるストリップの蛇行制御装置。 - 入側にストリップを巻きだすアンコイラーを備えたタンデム圧延機の圧延スタンド出側におけるストリップの作業側張力および駆動側張力をそれぞれ測定する工程と、
測定されたストリップの各張力に基づいて、ストリップ作業側張力とストリップ駆動側張力との差張力を求めるとともに、ストリップ作業側張力及びストリップ駆動側張力の和である全張力を求め、前記差張力と前記全張力とに基づいて、前記差張力の前記全張力に対する比率を算出する工程と、
算出された前記差張力の前記全張力に対する比率が所定範囲内になるように前記圧延スタンドのレベリング制御を行う工程とを備えたことを特徴とするタンデム圧延機におけるストリップの蛇行制御方法。
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