JP4258400B2 - レンズシートおよび透過型スクリーン - Google Patents
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Description
シート部材が安定した密着状態を維持することができるスクリーンサイズと透過型スクリーンを構成するレンズシートに付与する反りの大きさとの関係を求める簡便な手法が望まれていた。
請求項1に係る発明は、
フレネルレンズシートと組み合わされて透過型スクリーンを構成する、少なくとも片面にレンズが形成されてなるレンズシートにおいて、
前記レンズシートの長辺と短辺の比が16対9相当の矩形形状であり、短辺方向(映像の垂直方向)の長さをx(mm)とし、短辺方向における前記レンズシートの反りの大きさをy(mm)とするとき、短辺方向の長さxと反りyとの関係を下記関係式(1)〜(4)で表される直線で囲まれるx−y領域の上限と下限との間における短辺方向の反り量を有することを特徴とするレンズシートである。
x=800(mm) (2)
y=5.0(mm) (3)
y=0.043x+7.2(mm) (4)
請求項2に係る発明は、
フレネルレンズシートと組み合わされて透過型スクリーンを構成する、少なくとも片面にレンズが形成されてなるレンズシートにおいて、
前記レンズシートの長辺と短辺の比が4対3相当の矩形形状であり、短辺方向(映像の垂直方向)の長さをx(mm)とし、短辺方向における前記レンズシートの反りの大きさをy(mm)とするとき、短辺方向の長さxと反りyとの関係を下記関係式(5)〜(8)で表される直線で囲まれるx−y領域の上限と下限との間における短辺方向の反り量を有することを特徴とするレンズシートである。
x=900(mm) (6)
y=5.0(mm) (7)
y=0.064x−12.2(mm) (8)
請求項3に係る発明は、
前記レンズシートの中心部がフレネルレンズシート側に凸状となる反りを付与してなることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズシートである。
前記レンズシートに拡散層が積層されてなることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズシートである。
前記レンズシートは、屈折もしくは全反射を用いた、凸シリンドリカルレンズ群が並列してなるレンチキュラーレンズ、プリズムアレイを有するレンズシート、単位レンズが2次元的に配列されたマイクロレンズ構造を持つレンズシートのいずれかであることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズシートである。
請求項1または2に記載のレンズシートとフレネルレンズシートとを前記レンズシートの中心部がフレネルレンズシート側に凸状となる反りを有するように組み合わせてなることを特徴とする透過型スクリーンである。
x=800(mm) (2)
y=5.0(mm) (3)
y=0.043x+7.2(mm) (4)
例えば、長辺と短辺の比が16対9相当の矩形形状のレンズシートにおいて、短辺方向の長さxが700mmのレンズシートを用いて、フレネルレンズシートと組み合わせて、吸放湿による変形が少なく温・湿度の変化による画像品質の低下する虞のない、反り量(反りの大きさ)が経時的に変化することがなく、長期間複数枚のレンズシートを組み合わせて使用しても複数のシート部材間に隙間が生じて浮きが発生したり、逆にレンズシート間の密着が強くなりすぎて擦れキズが発生したりすることがない透過型スクリーンを製品とする場合、図3より、x軸の700mmの短辺方向の長さに対する付加する適性反り量は、点状に囲まれた範囲の上限および下限を示すy軸との交点で表される反り量を求める。700mmの短辺方向の長さに対する反り量は上限が37.3mm、下限が5mmであるから長辺と短辺の比が16対9相当の短辺方向の長さが700mmのレンズシートに付与する反り量は5〜37.3mmの範囲の反り量を付加すればよい。
x=900(mm) (6)
y=5.0(mm) (7)
y=0.064x−12.2(mm) (8)
例えば、長辺と短辺の比が4対3相当の矩形形状のレンズシートにおいて、短辺方向の長さxが800mmのレンズシートを用いて、フレネルレンズシートと組み合わせて、吸放湿による変形が少なく温・湿度の変化による画像品質の低下する虞のない、反り量(反りの大きさ)が経時的に変化することがなく、長期間複数枚のレンズシートを組み合わせて使用しても複数のシート部材間に隙間が生じて浮きが発生したり、逆にレンズシート間の密着が強くなりすぎて擦れキズが発生したりすることがない透過型スクリーンを製品とする場合、図4より、x軸の800mmの短辺方向の長さに対する付加する適性反り量は、点状に囲まれた範囲の上限および下限を示すy軸との交点で表される反り量を求める。800mmの短辺方向の長さに対する反り量は上限が39mm、下限が5mmであるから長辺と短辺の比が4対3の短辺方向の長さが800mmのレンズシートに付与する反り量は5〜39mmの範囲の反り量を付加すればよい。
物であるシリンドリカルレンズaを透明基材bに重合接着せしめる方法等によって成形されるが、特にこれらの方法に限定されるものではない。また、凸状のシリンドリカルレンズaの形状は円形状あるいは非球面形状であっても良く、特に形状は限定されない。
回転する型ロールの表面には低屈折率部fを構成する断面形状三角形の部分に対応する雌型が彫られている。所定温度に加温された低屈折率樹脂を樹脂フィーダーから型ロール上に供給し、三角形の凹部に埋め込む。余剰の樹脂をドクターブレードにて掻き落とした後、電離放射線照射機にて電離放射線をロール表面に照射して、低屈折率樹脂を硬化させる。次いで、フィーダーから透明樹脂をロール幅のほぼ全長にわたって供給し型ロールの表面に透明樹脂層を形成する。さらに、その上面に透明支持体フィルム層を、供給ロールからベースフィルムを巻き出して形成したのち、再び電離放射線照射機にて電離放射線を照射して、透明樹脂を硬化させる。そして、型ロールの表面凹部に形成されていた断面形状三角形の低屈折率部fは、ロール表面から剥離される。この時点では、透明支持体フィルム上に透明樹脂層が形成され、さらに透明樹脂層の上面に低屈折率樹脂が断面三角形に形成されている。
)の直線で囲まれるx−y領域を満たす上限と下限との間の反りの大きさに、シートを拘束しない状態で短辺方向に湾曲状に、図9で示した反り付与方法により反りを成形し、短辺反りを付与したレンズシートを作成した。
10・・・フレネルレンズシート
20、20(1)、20(2)・・・レンズシート
20n、20(1)n・・・レンズ反対側平坦面
20o、20(1)o・・・レンズ面
30・・・共押出3層構成樹脂板
40・・・ハードコート層
41・・・マット剤
50・・・冷却ロール
60・・・搬送ベルト
70・・・固定具
80・・・前面板
a・・・シリンドリカルレンズ層
b、h・・・透明基材層
c・・・遮光層
d、j・・・光拡散板
d1、j1、k1・・・光拡散剤
e、i・・・接着剤層
f・・・低屈折率部(遮光部)
g・・・高屈折率部(単位レンズ)
k・・・中間層
l、m・・・外層
Claims (5)
- フレネルレンズシートと組み合わされて透過型スクリーンを構成する、少なくとも片面にレンズが形成されてなるレンズシートにおいて、
前記レンズシートの長辺と短辺の比が16対9相当の矩形形状であり、短辺方向(映像の垂直方向)の長さをx(mm)とし、短辺方向における前記レンズシートの反りの大きさをy(mm)とするとき、短辺方向の長さxと反りyとの関係を下記関係式(1)〜(4)で表される直線で囲まれるx−y領域の上限と下限との間における短辺方向の反り量を有することを特徴とするレンズシート。
x=500(mm) (1)
x=800(mm) (2)
y=5.0(mm) (3)
y=0.043x+7.2(mm)(4) - 前記レンズシートの中心部がフレネルレンズシート側に凸状となる反りを付与してなることを特徴とする請求項1に記載のレンズシート。
- 前記レンズシートに拡散層が積層されてなることを特徴とする請求項1に記載のレンズシート。
- 前記レンズシートは、屈折もしくは全反射を用いた、凸シリンドリカルレンズ群が並列してなるレンチキュラーレンズ、プリズムアレイを有するレンズシート、単位レンズが2次元的に配列されたマイクロレンズ構造を持つレンズシートのいずれかであることを特徴とする請求項1に記載のレンズシート。
- 請求項1に記載のレンズシートとフレネルレンズシートとを前記レンズシートの中心部がフレネルレンズシート側に凸状となる反りを有するように組み合わせてなることを特徴とする透過型スクリーン。
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JP2004047431A JP4258400B2 (ja) | 2004-02-24 | 2004-02-24 | レンズシートおよび透過型スクリーン |
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JP2004047431A JP4258400B2 (ja) | 2004-02-24 | 2004-02-24 | レンズシートおよび透過型スクリーン |
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JP2005241687A JP2005241687A (ja) | 2005-09-08 |
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