JP4258057B2 - Electronic money system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は銀行等の金融機関に通貨を預けて、その通貨に相当する金銭的価値をIC(集積回路)カードに電子マネーとして格納し、利用者端末器を利用して取引を行なう電子マネーシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
電子マネーによる電子的金銭取引では利用者の保有するIC(Integrated Circuit)カード内に金銭的価値を有するデジタルデータ(電子マネー)を格納しておき、受取者側のICカード等にデジタルデータを送信することで行われる。この金銭的価値データは物理的に存在するものではないが、取引金額に相当する金銭的価値情報の増減により授受されたものとして処理される。例えば、利用者間で行われる電子マネー取引においては利用者端末器に複数枚のICカードを挿入して、カード内に格納されている制御ソフトウエアに従ってそのICカード間で電子マネーの移動が行われることになる。
【0003】
電子マネーによる電子マネーシステムで資金(電子マネー)が不足すると、利用者はICカードに資金を充填することが必要になり、電子マネーシステムに対応した加盟者用の利用者端末器から公衆回線等を利用して自分の預貯金口座を管理する例えば金融機関のホストコンピュータとオンライン接続し、ICカード内に格納されている制御ソフトウエアにより利用者端末器に挿入したICカードに資金を充填している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
利用者用ICカード内に資金としての電子マネーが不足し、資金補充,即ち、資金充填をしたい場合に、電子マネーの充填取引が可能な利用者端末器等を利用して金融機関の自分の預貯金口座から所定金額をその通貨に相当する金銭的価値(電子マネー)として充填することになる。
【0005】
この電子マネーの発行母体である金融機関としては銀行系,信販系,流通系などが複数存在し、それらの決済形態毎に専用カードを専用システム上で使用することになる。よって、小売店や利用者がこれらの電子マネーによる取引決済を行う場合に決済形態毎に複数の利用者端末器を用意する必要があり、設備投資額が増加する。また、利用者にとっても種々の発行母体の利用者用ICカードを準備,携帯するという必要性があり非常に煩わしいものであった。更に、国際社会においては、一般人でも例えば円とドルのように通貨単位の異なる金銭的価値での取引きが行われるようになるとICカードの個人保有枚数が増大なものになる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、カード状記憶媒体に金銭的価値を持った資金情報を電子マネーとして格納し該電子マネーにより電子的金銭取引を行なう電子マネーシステムにおいて、
前記カード状記憶媒体は、予め定められた決済形態毎に前記電子マネー及び電子的金銭取引を行なうための制御ソフトウエアをアプリケーション識別子に関連づけて不揮発性メモリに格納すると共に、読み出しや書き込みを制御するCPUを有する第1,第2の利用者マネーカードとし、装着される前記第1,第2の利用者マネーカードから格納されている前記電子マネー及び前記制御ソフトウエアの読み取りとそれらの書き込みを前記CPUに指示可能とした制御部を有する利用者端末器とを設け、該利用者端末器を使用して前記第2の利用者マネーカードから前記第1の利用者マネーカードへの資金移動取引を行なう際に、
前記制御部は、前記第2の利用者マネーカードに格納されている決済形態の中から指示された決済形態を識別し、該決済用の制御ソフトウエアが前記第1の利用者マネーカードの不揮発性メモリ内に格納されている場合には、前記資金移動取引を実行し、前記決済用の制御ソフトウエアが前記第1の利用者マネーカードの不揮発性メモリ内に格納されていない場合には、前記第2の利用者マネーカードの不揮発性メモリに格納されている該決済用の制御ソフトウエアを前記CPUに読み出させ、前記第1の利用者マネーカードの不揮発性メモリに格納するとともに前記資金移動取引を実行する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の電子マネーシステムのシステム体系図で、図2は利用者端末器の外観図であり、図3は利用者端末器の制御ブロック図である。1(図では1a,1bとも記述する)は利用者マネーカードであり利用者端末器2に挿入可能な形状に構成されている。3は利用者マネーカード1が挿入可能な多機能電話器であり、通信回線4を介して上位装置であるマネー管理センタ5と回線接続可能な通信ネットワーク網が構築されている。
【0009】
利用者端末器2はワイシャツの胸ポケットなどに収納して持ち運べる携帯型の端末器であり、ATMや電話器と接続することにより利用者の契約した銀行等の口座から電子マネーを引き出すこともできる。
多機能電話器3には通常の通話機能の他に、ICカードの受入口が設けてあり図示しないICカードリーダライタ,操作部,表示部,制御部及び記憶部などで構成される。
【0010】
マネー管理センタ5は共同管理機構が管理、運用する電子マネーの集中センタであり複数の発行母体の異なる電子マネー間の決済も引き受けるもので、電子マネーの交換レートなどが設定されている。
【0011】
6はパーソナルコンピュータ(以後、PCとする)であり、多機能電話器3と同様に通信回線4を介してマネー管理センタ5に回線接続が可能になっている。これらの多機能電話器3又はPC6は自口座から電子マネーを引き出す場合などに、マネー管理センタ5とを介して取引を行なう場合などに使用されるものである。なお、多機能電話器3とPC6の他には図示しないPOS(Point of sale) 端末なども接続可能で小売店等における電子マネー取引きも行えるものである。
【0012】
マネー管理センタ5は専用回線7を介してホストコンピュータ8(図では8a,8b,8cとする)に接続されている。9(図では9a,9b,9cとする)はホストコンピュータ8に管理される記憶装置であり、勘定元帳ファイル等を格納している。この勘定元帳ファイルの内容としては、口座を開設している利用者の住所,氏名,年齢,職業,口座番号,暗証番号,預貯金残高情報(金銭的価値情報に相当し、以後、電子マネー残高とする)であり、入出金取引が行なわれる毎にホストコンピュータ8により電子マネー残高の更新等が指示され、記憶装置9内に最新情報が記憶・保管される。
【0013】
マネー管理センタ5には取引処理マネジャー5a,取引ログ・カウンタ5b,制御ソフトウエア格納部5c,カードアレイマネジャー5e,カード金庫5fが設けられている。取引処理マネジャー5aは通信回線4を介して行われる電子マネー取引を制御するもので、この取引処理マネジャー5aにより取引された情報の内容や回数を記憶するのが取引ログ・カウンタ5bである。制御ソフトウエア格納部5cには各種の取引制御を行なうための制御ソフトウエア5dが記憶されたICカードを少なくとも決済形態毎に有しており、そのICカードに対応して図示しない複数のICカードリーダが設けられている。
【0014】
制御ソフトウエア5dは利用者マネーカード1同様にICカードに電気的に格納されている電子情報で、前述のICカードリーダから抜き取ることにより容易に交換が可能である。なお、フロッピーディスクなどに磁気情報として記録することや、プリント配線板等に搭載したROMなどに記録すること,更にCD−ROMや大容量ICメモリーカードに記憶させておき必要に応じて交換することも可能である。
【0015】
カード金庫5fは図示しない複数のICカードリーダライタに装着された複数の発行母体マネーカード(以後、銀行マネーカードとする)5gを収納したものである。この銀行マネーカード5gは通信回線4を介して取引される移動資金情報の記憶するもので、発行母体毎に設けられており複数の異なる決済形態の電子マネーを格納している。そして利用者マネーカード1と取引処理マネジャー5a及びカードアレイマネジャー5eにより取引処理が管理実行される。このカードアレイマネジャー5eは専用回線7を介してホストコンピュータ8に接続されている。
【0016】
21はICカードリーダライタ(以後、カードR/W部とする)であり、カード挿入口から個々に挿入される利用者マネーカード1(1a,1b)と物理的かつ電気的に接続して記憶情報の読み取りと書き込みが可能なもので、後述する制御部により制御される。22は各種の処理モードなどの設定や暗証番号及び取引金額などの入力をするための操作部であり、図示するように複数の押ボタンスイッチで構成されている。23は表示部で取引金額や処理状態などを表示するもので、例えば液晶表示器などである。
【0017】
24は前述のカードR/W部21,操作部22,表示部23を制御するためのプログラムが格納されている記憶部である。25が以上の各部を制御する制御部で、26が電源部である。電源部26は記憶部24の記憶内容のバックアップや利用者マネーカード1が挿入された場合にカードR/W部21を駆動制御し、利用者マネーカード1内の残高情報の読み出し及びその情報を表示するためのバッテリ電源である。27は電源スイッチであり、28は外部接続口である。
【0018】
また、銀行マネーカード5gから記憶情報を読出制御するソフトウエアはカードアレイマネジャー5e内に設けた図示しないフロッピーディスク又はCD−ROMなどに格納されている。制御ソフトウエア格納部5c内の制御ソフトウエア5dを選択して読取制御するソフトウエアは取引処理マネジャー5a内に設けた図示しないフロッピーディスク又はCD−ROMなどに格納されている。なお、これらのソフトウエアは共通のファイル内に格納してもよい。
【0019】
図4は利用者マネーカード1の説明図で、国際規格に合致したサイズで、かつ同規格の物理特性や電気特性、更に通信プロトコルにも合致したものである。10aはカード基材に埋め込まれたIC(集積回路)チップの一部が露出した端子部であり電気的に信号の授受が行なわれる。このIC(集積回路)には取引決済を行なうための初期動作用の処理プログラムやデータを記憶させるための記憶回路、暗号化ソフト、暗号鍵情報が書き込まれたROM10bや、取引内容や受信した制御ソフトウエア5dの一部を一時的に記憶するRAM10cがある。更に電気的に記憶情報の消去・再書込みが可能な大規模不揮発性メモリであるフラッシュメモリ(以後、EEPROMとする)10dを有し、そして、これらの各メモリの読み出しや書き込みを制御するCPU10eを一体に形成しているものである。
【0020】
次に図5に示す利用者マネーカードの記憶データを、電子マネー用として使用する場合の記憶データを例に説明する。11aは電子マネーの決済形態を示すアプリケーション識別子(Application Identifier:以後、APIDとする)であり、利用者マネーカード1内に複数のアプリケーションプログラムを格納する場合に、このAPIDのアドレスを先頭としてEEPROM10dに所定の記憶エリアが割り当てられている。このAPIDは各種の電子マネー形態毎に付番管理が確立されていてプログラムの版数も識別可能になっている。図における「A01」の「A」を決済形態の種別記号とし、「01」を制御ソフトウエアの版数として説明する。
【0021】
11bは電子マネーの発行または管理元である発行母体毎の発行機関コードで、予め発行母体毎に付与され当該発行母体を識別するためのものである。なお、この発行母体と利用者が取引契約した機関名が異なる場合もあるが、以降の説明においては発行母体と契約機関名を同一として説明する。
【0022】
口座番号11cは勘定元帳ファイル内に格納されている利用者毎の預貯金口座番号と同一人情報である。利用者氏名11dは説明するまでもなく口座登録した利用者の氏名である。暗証番号11eは口座開設時に所定の手続きで申請した数桁の英数字等で構成され、利用者を識別確認するためのものである。
【0023】
11fは本APID(A01)が割り付けられている電子決済を行うための制御プログラムであり、CPU10eよりの命令により変更(プログラム更新)が可能である。有効期限11gは、この電子マネーの有効期限を示すもので、セキュリティ面から発行又は管理元が設定しているもので、取引時にはこの有効期限が切れていないことが所定の手順で確認されることになる。
【0024】
11hは金銭的価値を有するデジタルデータである電子マネー残高情報で、種々の入出金取引が行われる毎にCPU10eによりデジタルデータ情報が更新され、最新の電子マネー残高情報11hとして常時格納されている。このデジタルデータを譲渡又は交換することにより決済を行う。取引履歴情報11iは電子マネーの充填取引(吸い上げ)を含め、電子的な商取引を行ったに日時や取引相手口座番号及び取引金額などを履歴情報として順次記憶したものである。
【0025】
これらの記憶データのうち、少なくともAPID11a,制御ソフトウエア11f,電子マネー残高情報11h及び取引履歴情報11iがEEPROM10dに格納されている。その他の情報は固定情報としてROM10bに記憶してもよいが、本実施の形態ではEEPROM10dに格納されていることとして説明する。
【0026】
12aはAPID11aとは異なる決済形態のアプリケーション識別子であり、決済形態「B」のアプリケーション識別子が付与されている。12bは電子マネーの発行または管理元である発行母体毎の発行機関コードで、予め発行母体毎に付与され当該発行母体を識別するためのものである。口座番号12cは勘定元帳ファイル内に格納されている利用者毎の預貯金口座番号と同一人情報である。利用者氏名12dは口座登録した利用者の氏名であるが利用者マネーカード1bの保有者である。
【0027】
12fは制御ソフトウエア11fとは異なる電子決済を行うための制御プログラムである。12hはAPID(B01)12aを有する電子決済の電子マネー残高であり、12iが取引履歴である。
【0028】
本実施の形態ではAPID12aを有する情報(12a〜12i)は図2に示すような利用者端末器2を使用して決済形態の異なる利用者マネーカード1bから電子マネーを受け取ったときに利用者マネーカード1bより転送され(矢印C)、格納した場合のデータを示している。13、14は第3,第4の電子決済用の取引データを格納する予備記録エリアである。
【0029】
<利用者間の資金移動>
利用者端末器2を使用して電子マネーの決済形態の異なる電子取引きを利用者間で行う場合を図6に示すフローチャートと図7に示す表示部の表示例により説明する。なお、第1の利用者マネーカード1aの発行元がホストコンピュータ8aを管理し、第2の利用者マネーカード1bの発行元がホストコンピュータ8bを管理するものとして説明する。なお、Sは各動作ステップを示す。
【0030】
サービスの提供を受けた、又は商品の購入を希望する利用者は取引準備として利用者端末器2の電源スイッチ27をONすると、電源部26から制御部25に給電される。制御部25によりカードR/W部21、操作部22及び表示部23などの初期化が記憶部24に格納されているプログラムにより行なわれ、初期動作が無事に終了すると表示部に初期画面が表示される。
【0031】
利用者が図2に示すように第1の利用者マネーカード1aを矢印A方向から挿入し、同様に矢印B方向から第2の利用者マネーカード1bを挿入すると端子部10aとカードR/W部21側の端子部が接続されることになる(S1)。制御部25は記憶部24から取引選択画面情報を読み出し、外部接続口28が接続されていない場合に取引きが可能な取引項目のみを表示する。ここで利用者が「資金移動」取引きを選択すると(S2)、まず、第1の利用者マネーカード1aの読取りが開始される。
【0032】
なお、以下の説明においては第1の利用者マネーカード1aと第2の利用者マネーカード1bに区別して説明する関係上からCPUやEEPROMなどの符号については第1の利用者マネーカード1a側を10a〜10eとし、第2の利用者マネーカード1b側を10a′〜10e′とする。また、第1の利用者マネーカード1a側を受取側とし、第2の利用者マネーカード1b側を支払側として
説明する。
【0033】
利用者マネーカード1aのCPU10eによりEEPROM10d内に格納されているAPIDの読取りが行われる(S3)。その結果APIDが1個であればその決済形態の電子取引きが可能な口座番号や電子マネー残高情報を表示する(S4)。次に利用者マネーカード1bのCPU10e′によりEEPROM10d′内の情報が読み出され、それらの情報に基づいて図7(a)に示すように利用者名を表示して資金移動方向の確認を求める。図7(a)においては、支払側が「○○太郎」であり受取側が「××次郎」ということになる。
【0034】
利用者が指示されたボタンを押すと資金移動取引きが開始される。ここで、両カード間に共通する同じAPIDが格納されている場合には図7(b)に示すように契約した機関名などを表示して利用者の確認を求める。なお、複数の同じAPIDが格納されている場合には契約した機関名などを表示して利用者の選択を可能にする。
【0035】
利用者がOKを意味するボタン又は複数の口座情報の中から取引口座を確定するボタンを押下すると、双方の制御ソフトウエアの版数照合が行われる(S5)。これはAPIDを比較することにより容易に可能であり、例えば利用者マネーカード1aと1bが「A01」であれば同一の制御ソフトウエア11fであると判定し、いずれかが「A01以外」であれば不一致であると判定されることになる。
【0036】
ステップS5において利用者マネーカード1aに格納されている制御ソフトウエア11fが利用者マネーカード1bに格納されている制御ソフトウエアより旧版である場合には、制御部25はCPU10eに対して利用者マネーカード1bに格納されている制御ソフトウエア(新版)を利用者マネーカード1aに複写するよう指示する。各CPU10eによりの指示によりEEPROM10d′から制御ソフトウエア11fを読み出してRAM10cに格納する(S6)。
【0037】
逆に利用者マネーカード1aに格納されている制御ソフトウエア11fが新版である場合には、制御部25はCPU10e′に対して利用者マネーカード1aに格納されている制御ソフトウエア(新版)を利用者マネーカード1bに複写するよう指示する。各CPU10eによりの指示によりEEPROM10dから制御ソフトウエア11fを読み出してRAM10c′に格納する
【0038】
ステップS5において利用者マネーカード1a,1bに格納されている制御ソフトウエアが同版である場合にはステップS6の作用は行わない。
【0039】
ステップS4において利用者マネーカード1a側にAPIDが存在しない場合には、利用者マネーカード1b側より新たに決済形態「B」の制御ソフトウエアを含めた取引情報を記憶することになる。まず、図7(c)に示すような表示を行い、利用者に確認を得る。利用者がOKを意味するボタンを押下したら利用者マネーカード1aに記憶可能な記憶エリアがあるか否かを判断する。これはCPU10eによりEEPROM10dに空領域(12,13,14)があることを記憶済み容量から演算することになる(S7)。ここで、空領域がないときには取引不能として処理を中止するが詳細な説明は省略する(S8)。
【0040】
制御ソフトウエアの照合又は格納が終了すると、移動資金の金額入力を指示する。まず、APIDが同一の場合を説明すると、利用者マネーカード1aの電子マネー残高に対して移動により加算された電子マネー残高が格納限度額を超えないようにするため、CPU10eは図7(d)のように受入れ可能な金額をも表示する。
【0041】
移動金額が入力(例えば、10,000円)されると、CPU10e′は利用者マネーカード1bの電子マネー残高に対して移動により減算された残高が負の金額にならないことを確認する。移動可能な場合には図7(e)に示すように移動金額(図では10,000円)を表示して可否の選択をさせることになる(S9)。
【0042】
次に、同一のAPIDが存在しない場合を説明する。CPU10e′は制御部25に移動可能な金額、即ち電子マネー残高情報を送信し、表示部23に表示させる、利用者がこの表示を参照しつつ、移動金額が入力されると、制御部25は表示金額から入力金額を減算した電子マネー残高が負の金額にならないことを確認する。移動可能な場合には図7(e)に示すように移動金額(図では10,000円)を表示して可否の選択をさせることになるが、これらの処理は先にRAM10cに格納した決済形態「B」の制御ソフトウエアにより行われる。
【0043】
利用者により、取引きの確認操作が行われると、利用者マネーカード1a,1bの更新を行うことになり、利用者マネーカード1aには移動金額が加算され、利用者マネーカード1bからは移動金額が減算される。同一のAPIDが存在した場合には電子マネー残高情報11hの更新と取引履歴情報11iの格納が行われる。また同一のAPIDが存在しない場合には記録エリア12に決済形態「B」の取引情報として図5に示すような情報(12a〜12i)を格納する(S10)。なお、この時点での取引履歴情報12iは1件目として格納されるのは言うまでもない。
【0044】
各取引情報がEEPROM10d、10d′に格納されると、それぞれのCPU10e,10e′により格納取引情報の読み出しが行われ、少なくとも移動金額の照合が行われる(S11)。照合の結果において取引が正常であるとCPU10e,10e′が判断したら図7(f)に示すように画面を表示する。利用者により確認操作入力が行われると、制御部25に取引成立を意味する信号を送信する。CPU10e,10e′はこの成立信号を受けて処理を終了させる。
【0045】
制御部25は取引終了を表示し、少なくとも利用者マネーカード1bの抜き取り待ちとする。利用者マネーカード1bが抜き取られたことが図示しない検出手段により検知されると移動取引を完結する(S12)。
なお、利用者マネーカード1aの抜き取りは次取引きがなければ、利用者により抜き取られる。
【0046】
<電子マネーの交換取引>
利用者が決済形態「B」の電子マネーを自分の契約した決済形態「A」の電子マネーに全額交換する処理を説明する。
利用者が図1に示すような多機能電話器3に利用者マネーカード1aを挿入すると、端子部10aが電気的に接続される(S21)。図示しない多機能電話器3の制御部の制御により取引科目が表示される。利用者は「電子マネー取引」を選択し、続けて所定のアカウントID(マネー管理センタにログインするための特定番号)を入力すると(S22)、通信回線4を介してマネー管理センタ5と回線接続が行なわれる。なお、アカウントIDは事前に取り決めた事項、及び利用者側と契約母体側の双方での相手認識が可能とするが詳細は省略する。
【0047】
マネー管理センタ5と回線接続されると取引処理マネジャー5aより取引種別を選択入力するように指示が返信される(S23)。また、取引中止登録のなされている口座にはサービスを拒否する旨の表示がなされる。利用者が「電子マネー交換」取引きを多機能電話器3から入力すると(S24)、利用者マネーカード1aの記憶データの読取り動作が行われる(S25)。次にCPU10eは読み取った記憶データの中から先頭アドレスのAPID11a情報を所定の通信プロトコルにより取引処理マネジャー5aに送信する(S26)。なお、本説明においては図5に示すようにAPID(A01)11aとAPID(B01)12aが存在していることにする。
【0048】
取引処理マネジャー5aでは所定のチェックデータを多機能電話器3に送信して相互チェックを開始する(S27)。そして相互チェック動作により正当性が確認されたら(S28)、更に記憶データ(例えば11b〜11d)を取引処理マネジャー5aに送信する。取引処理マネジャー5aは発行機関コード11bに基づいてホストコンピュータ8aを特定し、それらの記憶データ(11c,11d)を送信する(S29)。ホストコンピュータ8a側では口座番号情報11cに基づき勘定元帳ファイル9aの利用者情報との照会を行ない(S30)、該当する口座番号から取引可能な相手であることが確認されるとセッションが確立する(S31)。
【0049】
セッションが確立すると、CPU10eは交換取引きの可能なAPID毎の電子マネー情報を表示し、交換を希望する電子マネーを特定する所定の番号を入力するよう誘導表示がなされる。この実施例では利用者マネーカード1aにおける交換可能な電子マネーはAPID(B01)が付与された決済形態「B」のみである。
【0050】
利用者が誘導表示によりAPIDの「B」を指示選択すると(S33)、取引処理マネジャー5aでは決済形態「A」と「B」が取引可能であることを確認する。更に取引処理マネジャー5aは記憶データ(12a〜12h)に基づいてホストコンピュータ8bに顧客照会を行う。ホストコンピュータ8bでは口座番号12cに基づいて契約者であることを確認し、取引可能であれば顧客確認済みを意味する信号をマネー管理センタ5に送る。
【0051】
取引可能ときにはマネー管理センタ5から暗証番号を入力するように誘導される。利用者が暗証番号を入力すると、ステップS25にて読取った暗証番号11eと照合する。
【0052】
利用者マネーカード1a内に記憶されていた暗証番号と異なる番号であると判断されると、『暗証番号を再入力してください』と誘導し、再度の入力を促す。この再入力を所定回数行なっても暗証番号の一致が確認できない場合には『暗証番号が違います』と報知して取引を中止し、ホストコンピュータ8a及びマネー管理センタ5との回線接続が切断される。
暗証番号が一致すると、電子マネーの交換処理を行う(S34)。この交換処理については後述する。
【0053】
交換された電子マネーデータを受信したCPU10eは、電子マネー残高に加算して最新の電子マネー残高情報11hとし、取引履歴情報11iと共にEEPROM10dを最終的には書き換えることになる。この時には決済形態「B」の電子マネー残高12hは0(ゼロ)としてRAM10cに格納することになる(S35)。
【0054】
RAM10cへ加算された電子マネー残高情報等の格納が完了すると、CPU10eは多機能電話器3を介してマネー管理センタ5に格納完了を意味する信号を送信する。
【0055】
取引処理マネジャー5aはカードアレイマネジャー5eに決済形態の合致する銀行マネーカード5gの電子マネー残高の更新を指示する(S36)。この更新は決済形態「B」の電子マネー残高を増額し、決済形態「A」の電子マネー残高を減額することになるが、交換レートなどが設定されていればその取り決めに従って交換することになる。
【0056】
銀行マネーカード5gの残高情報の更新が完了したら、カードアレイマネジャー5eは交換終了信号を取引処理マネジャー5aに送信する。交換終了通知を受信した取引処理マネジャー5aはAPID情報から制御ソフトウエア11fの新旧版数を比較する(S37)。ソフト版数が不一致の時には「お客様のカード情報を最新情報に更新します」と表示させる(S38)。続けて制御ソフトウエアを送信するが、送信される制御ソフトウエアは利用者マネーカード1aを使用して電子取引きを行うために必要な制御関係部分のみであることは言うまでもない。
【0057】
CPU10eはRAM10cに格納している残高情報をEEPROM10d内の電子マネー残高データ11hとして更新、取引履歴記憶エリア11iに取扱番号や取引日時及び取引金額情報を格納する(S39)。また、新版の制御ソフトウエアを受信している場合にはAPID11aと制御ソフトウエア11fも同時に更新することになる。
【0058】
利用者マネーカード1aに残高情報の更新及び取引履歴等の格納が完了すると、RAM10c内に記憶している取引情報との照合が行なわれ、格納した取引情報に誤りがないことが確認されると、取引完了が表示される(S40)。この完了信号により取引処理マネジャー5aは取引ログ・カウンタ5bに取引記録を格納する。
【0059】
多機能電話器3と上位装置であるマネー管理センタ5及びホストコンピュータ8aとの回線接続が切断される(S41)。これを検知してRAM10c内の取引情報が消去される。利用者がこの表示を見て利用者マネーカード1aを取り出すと取引きが完結することになる。
【0060】
次回以降の取引きにおいて利用者マネーカード1aと1b間においては決済形態「B」の電子マネーについては制御ソフトウエアをコピーすることなく授受可能となる。なお、オフライン取引では利用者マネーカード1a内の電子マネー12hは利用者マネーカード1b以外には移動不可能とするが、これは利用者マネーカード1aが決済形態「B」の取引契約を行っていないためである。発行母体間で顧客保証が行われれば、ホストコンピュータ8a,8b間で顧客照会を行うことにより契約者扱いをすることや、新規契約を誘導することにより他の利用者マネーカードとの移動取引きが可能となる。
【0061】
<交換処理>
電子マネーの交換処理をマネー管理センタ側の処理を中心に図9に示すフローチャートにより説明する。
多機能電話器3を介して、APID12a(決済形態B)を受信した取引処理マネジャー5aは制御ソフトウエア格納部5cを検索して、処理可能であるか否かを確認する。受信したAPID12aと同一の制御ソフトウエアが格納されていれば処理可能となる(S341)。なお、APIDにより識別可能なソフト版数は異なっていてもかまわないが、受信したAPIDの方が新版である場合にはホストコンピュータ8bに照会を行うなどの処理を経て最終的に取引き可否が決定される。処理可能である旨の信号を多機能電話器3に返信すると、多機能電話器3より電子マネー残高情報12h及び交換貨幣金種や金額などの取引情報が送られてくる(S342)。
【0062】
この交換貨幣は決済形態「B」の電子マネーである旨を指示入力すると取引処理マネジャ−5aはカードアレイマネジャー5eに対し銀行マネーカード5gの検索を指示する。カードアレイマネジャー5eはこの利用者マネーカード1aの発行母体(決済形態は「A」である)の銀行マネーカード5gを特定し、電子マネーの授受が可能であること、即ち,銀行マネーカード5gがロック状態ではないことを確認して、可能の場合のみ銀行マネーカード5gに決済形態「B」の電子マネーを加算入金する(S344)。
【0063】
銀行マネーカード5gは入金された決済形態「B」の電子マネーに相当する決済形態「A」の電子マネーを出金する。この入出金処理は銀行マネーカード5g内の図示しないCPUにより行われる(S345)。
【0064】
電子マネーの出金を受けたカードアレイマネジャー5eはその情報を取引処理マネジャー5aに転送する。取引処理マネジャー5aは受信した電子マネー金額に対して利用者マネーカード1a内の電子マネー残高11hを加算して、その加算結果が格納限度金額を超えるか否かを判断する(S346)。
【0065】
取引処理マネジャー5aは格納限度金額以内であれば電子マネーを多機能電話器3に送信する。多機能電話器3はCPU10eにこの電子マネーを転送すると、CPU10eは電子マネー残高11hに加算する(S347)。また、ステップS346において格納限度金額を超える場合にはその超過金額を口座入金するよう誘導することになる(S348)。
【0066】
口座入金が必要になると、取引処理マネジャー5aは通信回線7を介してホストコンピュータ8aに超過金額分の電子マネーを送信する。ホストコンピュータ8aは入金取引として該当する利用者の開設した口座番号の預貯金残高に入金取引として加算する。なお、ステップS348の処理においては超過金額を銀行マネーカード5gに格納しておき金融機関側においてマネー管理センタ5を制御して、銀行マネーカード5gの取引情報から利用者の開設している口座の勘定元帳ファイル内の電子マネー残高情報が更新(増額)してもよい。これら処理はリアルタイムで行なっても良いし、後日処理でも構わない。
【0067】
CPU10eはステップS347にて加算した電子マネー残高11hをマネー管理センタ5に送信すると、取引処理マネジャー5aはステップS346で演算した電子マネー残高と比較して、同一であることを確認して終了となる。
【0068】
利用者マネーカード1をICカードとし、端子部10aによる電気的な接触式カードとして説明したが、これに限定するものではなく、ゴミ,塵,結露,脂などに強い非接触式ICカードでも実現可能である。
【0069】
【発明の効果】
以上、説明した本発明は次の効果を奏する。利用者は1枚の利用者マネーカードを使用して取引形態の異なる複数の利用者マネーカードとの取引きが可能になる。よって、利用者にとっては取引相手のカード種別を意識することもなく取引が可能となり利便性がよい。更に、利用者マネーカード内には取引相手側の制御ソフトウエアを格納してない場合においても相手側のマネーカードから制御ソフトウエアをコピーして格納するので取引形態を増設することが容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子マネーシステムのシステム体系図である。
【図2】本発明の利用者端末器の外観図である。
【図3】本発明の利用者端末器の制御ブロック図である。
【図4】本発明の利用者マネーカードの説明図である。
【図5】本発明の利用者マネーカードの記憶データの一部を示す概念図である。
【図6】本発明の利用者端末器における取引フローチャートである。
【図7】本発明の利用者端末器における表示例を示す説明図である。
【図8】本発明における他の電子マネーとの交換処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明における電子マネー交換処理の詳細を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,1a,1b 利用者マネーカード
2 利用者端末器
3 多機能電話器
4 通信回線
5 マネー管理センタ
5a 取引処理マネジャ
5c 制御ソフトウエア格納部
5d 制御ソフトウエア
5f カード金庫
5g 銀行マネーカード
8,8a,8b,8c ホストコンピュータ
9,9a,9b,9c 記憶装置
10a 端子部
10b ROM
10c ROM
10d フラッシュメモリ(EEPROM)
10e CPU
21 ICカードリーダライタ
22 操作部
23 表示部
24 記憶部
25 制御部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is an electronic money system in which a currency is deposited in a financial institution such as a bank, a monetary value corresponding to the currency is stored as an electronic money in an IC (integrated circuit) card, and a transaction is performed using a user terminal. About.
[0002]
[Prior art]
In electronic money transactions using electronic money, digital data (electronic money) having monetary value is stored in an IC (Integrated Circuit) card held by the user, and the digital data is transmitted to the IC card on the recipient side. It is done by doing. Although this monetary value data does not physically exist, it is processed as having been exchanged by increasing / decreasing monetary value information corresponding to the transaction amount. For example, in electronic money transactions conducted between users, a plurality of IC cards are inserted into user terminals, and control software stored in the cardsAccording toElectronic money is transferred between the IC cards.
[0003]
When funds (electronic money) are insufficient in the electronic money system using electronic money, the user needs to fill the IC card with funds, and from the user terminal for the member corresponding to the electronic money system to the public line, etc. Manage your own savings and savings account using online, for example, connect online with a host computer of a financial institution and fill the IC card inserted in the user terminal with the control software stored in the IC card .
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
When there is a shortage of electronic money as funds in the user's IC card and it is necessary to replenish funds, that is, to replenish funds, the financial institution's own terminal can be used using a user terminal that can be charged with electronic money. A predetermined amount is filled from the deposit and saving account as a monetary value (electronic money) corresponding to the currency.
[0005]
There are multiple banking, credit sales, distribution, etc. financial institutions that are the issuers of electronic money, and a dedicated card is used on the dedicated system for each payment mode.thingbecome. Therefore, when a retail store or a user performs transaction settlement using these electronic money, it is necessary to prepare a plurality of user terminals for each settlement mode, and the capital investment amount increases. In addition, it is very troublesome for users to prepare and carry IC cards for users of various issuing bases. Furthermore, in the international community, when the general public conducts transactions with different monetary values such as yen and dollars, the number of personally held IC cards increases.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present inventionIn an electronic money system for storing financial information having a monetary value in a card-like storage medium as electronic money and performing electronic money transactions using the electronic money,
The card-like storage medium stores the control software for performing the electronic money and electronic money transactions in a nonvolatile memory in association with an application identifier for each predetermined payment mode, and controls reading and writing First and second user money cards having a CPU, and reading and writing of the electronic money and the control software stored from the first and second user money cards to be mounted A user terminal having a control unit capable of instructing the CPU, and using the user terminal, a money transfer transaction from the second user money card to the first user money card is performed. When doing
The control unit identifies an instructed payment form from among the payment forms stored in the second user money card, and the control software for the payment is a non-volatile memory of the first user money card. When the funds transfer transaction is executed and the control software for settlement is not stored in the non-volatile memory of the first user money card, The payment control software stored in the non-volatile memory of the second user money card is read by the CPU, stored in the non-volatile memory of the first user money card, and the funds Perform a mobile transaction.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below. FIG. 1 is a system diagram of an electronic money system according to the present invention, FIG. 2 is an external view of a user terminal, and FIG. 3 is a control block diagram of the user terminal. 1 (also described as 1a and 1b in the figure) is a user money card, which is configured to be inserted into the
[0009]
The
In addition to the normal call function, the
[0010]
The
[0011]
Reference numeral 6 denotes a personal computer (hereinafter referred to as a PC), which can be connected to the
[0012]
The
[0013]
The
[0014]
Like the user money card 1, the
[0015]
The card safe 5f stores a plurality of issuing base money cards (hereinafter referred to as bank money cards) 5g mounted on a plurality of IC card readers / writers (not shown). This bank money card 5g stores mobile fund information that is traded via the
[0016]
[0017]
A
[0018]
Software for reading and controlling stored information from the bank money card 5g is stored in a floppy disk or CD-ROM (not shown) provided in the card array manager 5e. Software for selecting and controlling the
[0019]
FIG. 4 is an explanatory diagram of the user money card 1, which has a size that conforms to international standards, and that conforms to the physical characteristics and electrical characteristics of the standards, and also to the communication protocol.
[0020]
Next, a description will be given of an example of stored data when the stored data of the user money card shown in FIG. 5 is used for electronic money.
[0021]
Reference numeral 11b denotes an issuing institution code for each issuing mother that is an issuer or manager of electronic money, and is assigned in advance to each issuing mother to identify the issuing mother. Although there may be cases where the issuing host and the name of the organization with which the user has a contract for trading are different, in the following explanation, the issuing host and the name of the contracting organization are assumed to be the same.
[0022]
The account number 11c is the same person information as the savings account number for each user stored in the account ledger file. The user name 11d is the name of the user who registered the account without needing to be described. The personal identification number 11e is composed of several alphanumeric characters and the like applied in a predetermined procedure at the time of opening an account, and is used for identifying and confirming the user.
[0023]
11f is a control program for performing electronic settlement to which this APID (A01) is assigned, and can be changed (program update) by a command from the
[0024]
11h is electronic money balance information which is digital data having a monetary value, and the digital data information is updated by the
[0025]
Among these stored data, at
[0026]
12a is an application identifier of a payment form different from
[0027]
12f is a control program for performing electronic settlement different from the
[0028]
In the present embodiment, the information (12a to 12i) having the
[0029]
<Money transfer between users>
A case where electronic transactions with different electronic money settlement modes are performed between users using the
[0030]
When a user who has received a service or desires to purchase a product turns on the
[0031]
When the user inserts the first
[0032]
In the following description, the first
explain.
[0033]
The
[0034]
When the user presses the instructed button, the money transfer transaction is started. Here, when the same APID common to both cards is stored, the name of the contracted organization is displayed as shown in FIG. When a plurality of the same APIDs are stored, the name of the contracted organization is displayed to enable the user to select.
[0035]
When the user presses a button indicating OK or a button for confirming a trading account from a plurality of account information, the version numbers of both control software are collated (S5). This can be easily done by comparing the APIDs. For example, if the
[0036]
When the
[0037]
Conversely, when the
[0038]
If the control software stored in the
[0039]
If the APID does not exist on the
[0040]
When the verification or storage of the control software is completed, the user is instructed to input the amount of money to be transferred. First, the case where the APID is the same will be described. In order to prevent the electronic money balance added by the movement with respect to the electronic money balance of the
[0041]
When the transfer amount is input (for example, 10,000 yen), the
[0042]
Next, a case where the same APID does not exist will be described. The
[0043]
When a transaction confirmation operation is performed by the user, the
[0044]
When each transaction information is stored in the
[0045]
The
Note that the
[0046]
<Electronic money exchange transaction>
A process of exchanging the entire amount of electronic money in the payment form “B” with the electronic money in the payment form “A” with which the user has contracted will be described.
When the user inserts the
[0047]
When the line is connected to the
[0048]
The
[0049]
When the session is established, the
[0050]
When the user instructs and selects “B” of APID by guidance display (S33), the
[0051]
When a transaction is possible, the
[0052]
If it is determined that the number is different from the password stored in the
If the passwords match, electronic money exchange processing is performed (S34). This exchange process will be described later.
[0053]
The
[0054]
When the storage of the electronic money balance information added to the
[0055]
The
[0056]
When the update of the balance information of the bank money card 5g is completed, the card array manager 5e transmits an exchange end signal to the
[0057]
The
[0058]
When the balance information is updated and the transaction history is stored in the
[0059]
The line connection between the
[0060]
In subsequent transactions, the
[0061]
<Exchange processing>
The electronic money exchange process will be described with reference to the flowchart shown in FIG. 9, focusing on the process on the money management center side.
The
[0062]
When an instruction is input indicating that the exchange money is electronic money of the settlement form “B”, the
[0063]
The bank money card 5g withdraws the electronic money of the payment form “A” corresponding to the received electronic money of the payment form “B”. This deposit / withdrawal process is performed by a CPU (not shown) in the bank money card 5g (S345).
[0064]
The card array manager 5e receiving the withdrawal of the electronic money transfers the information to the
[0065]
The
[0066]
When account deposit is necessary, the
[0067]
When the
[0068]
The user money card 1 has been described as an IC card and an electric contact type card using the
[0069]
【The invention's effect】
The present invention described above has the following effects. The user can use a single user money card to make a transaction with a plurality of user money cards having different transaction forms. Therefore, it is possible for the user to trade without being aware of the card type of the trading partner, which is convenient. Furthermore, even if the control software of the other party is not stored in the user money card, the control software is copied and stored from the other party's money card, so that it is easy to increase the number of transactions.The
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a system diagram of an electronic money system according to the present invention.
FIG. 2 is an external view of a user terminal according to the present invention.
FIG. 3 is a control block diagram of a user terminal according to the present invention.
FIG. 4 is an explanatory diagram of a user money card according to the present invention.
FIG. 5 is a conceptual diagram showing a part of data stored in a user money card according to the present invention.
FIG. 6 is a transaction flowchart in the user terminal of the present invention.
FIG. 7 is an explanatory diagram showing a display example in the user terminal of the present invention.
FIG. 8 is a flowchart showing exchange processing with other electronic money in the present invention.
FIG. 9 is a flowchart showing details of an electronic money exchange process in the present invention.
[Explanation of symbols]
1,1a, 1b User money card
2 User terminal
3 Multifunctional telephone
4 communication lines
5 Money Management Center
5a Transaction processing manager
5c Control software storage
5d control software
5f card safe
5g bank money card
8, 8a, 8b, 8c Host computer
9, 9a, 9b, 9c storage device
10a terminal
10b ROM
10c ROM
10d Flash memory (EEPROM)
10e CPU
21 IC card reader / writer
22 Operation unit
23 Display
24 storage unit
25 Control unit
Claims (3)
前記カード状記憶媒体は、予め定められた決済形態毎に前記電子マネー及び電子的金銭取引を行なうための制御ソフトウエアをアプリケーション識別子に関連づけて不揮発性メモリに格納すると共に、読み出しや書き込みを制御するCPUを有する第1,第2の利用者マネーカードとし、
装着される前記第1,第2の利用者マネーカードから格納されている前記電子マネー及び前記制御ソフトウエアの読み取りとそれらの書き込みを前記CPUに指示可能とした制御部を有する利用者端末器とを設け、
該利用者端末器を使用して前記第2の利用者マネーカードから前記第1の利用者マネーカードへの資金移動取引を行なう際に、
前記制御部は、前記第2の利用者マネーカードに格納されている決済形態の中から指示された決済形態を識別し、該決済用の制御ソフトウエアが前記第1の利用者マネーカードの不揮発性メモリ内に格納されている場合には、前記資金移動取引を実行し、
前記決済用の制御ソフトウエアが前記第1の利用者マネーカードの不揮発性メモリ内に格納されていない場合には、
前記第2の利用者マネーカードの不揮発性メモリに格納されている該決済用の制御ソフトウエアを前記CPUに読み出させ、前記第1の利用者マネーカードの不揮発性メモリに格納するとともに前記資金移動取引を実行することを特徴とする電子マネーシステム。In an electronic money system for storing financial information having a monetary value in a card-like storage medium as electronic money and performing electronic money transactions using the electronic money,
The card-like storage medium stores the control software for performing the electronic money and electronic money transactions in a nonvolatile memory in association with an application identifier for each predetermined payment mode , and controls reading and writing First and second user money cards having a CPU ,
A user terminal having a control unit capable of instructing the CPU to read and write the electronic money and the control software stored from the first and second user money cards to be mounted; Provided,
When performing a funds transfer transaction from the second user money card to the first user money card using the user terminal,
Wherein the control unit is configured to identify the settlement embodiment shown fingers from the second settlement form that is stored in the user money card, the control software for the payment of the first user money card If stored in non-volatile memory, execute the funds transfer transaction;
When the payment control software is not stored in the non-volatile memory of the first user money card,
The payment control software stored in the non-volatile memory of the second user money card is read by the CPU, stored in the non-volatile memory of the first user money card, and the funds An electronic money system characterized by executing a mobile transaction .
前記アプリケーション識別子は、決済形態の種別記号と制御ソフトウエアの版数情報で形成され、
前記制御部は、該決済用の制御ソフトウエアが前記第1の利用者マネーカードの不揮発性メモリ内に格納されている場合には、
前記第2の利用者マネーカードの不揮発性メモリに格納されているに前記アプリケーション識別子を前記CPUに読み出させ、第1の利用者マネーカードの不揮発性メモリ内の前記アプリケーション識別子と版数照合し、
前記第1の利用者マネーカード側の版数情報が旧版であるとき、前記第2の利用者マネーカードの不揮発性メモリに格納されている制御ソフトウエアを前記第1の利用者マネーカードの不揮発性メモリに複写できる電子マネーシステム。The electronic money system according to claim 1,
The application identifier is formed by a settlement mode type symbol and control software version number information,
When the control software for settlement is stored in the non-volatile memory of the first user money card,
The application identifier stored in the non-volatile memory of the second user money card is read by the CPU and the version number is compared with the application identifier in the non-volatile memory of the first user money card. ,
When the version number information on the first user money card side is an old version, the control software stored in the nonvolatile memory of the second user money card is transferred to the nonvolatile memory of the first user money card. Electronic money system that can be copied to volatile memory .
前記制御部は、
前記アプリケーション識別子と版数照合した結果、第2の利用者マネーカード側の版数情報が旧版であるとき、前記第1の利用者マネーカードの不揮発性メモリに格納されている制御ソフトウエアを前記第2の利用者マネーカードの不揮発性メモリに複写できる電子マネーシステム。The electronic money system according to claim 2,
The controller is
As a result of collating the version number with the application identifier, when the version number information on the second user money card side is an old version, the control software stored in the nonvolatile memory of the first user money card is An electronic money system capable of copying to a non-volatile memory of a second user money card .
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