JP4137429B2 - Recording / reproducing apparatus, recording / reproducing method, program, and recording medium - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、AVデータを記録する記録再生装置、記録再生方法、媒体及びプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年パーソナルコンピュータの普及と進歩に伴い、外部記憶装置としてその大容量性、高速性からハードディスクドライブや光磁気ディスクドライブなどの記録再生装置が数多く用いられるようになってきている。コンピュータのソフトウェアの肥大化や扱うデータの大容量化に伴い、これら外部記憶装置としての記録再生装置もますます高速化、大容量化が実現されてきている。
【0003】
このようにコンピュータデータを扱ってきた記録再生装置は、その高速性、大容量性を生かし、またデジタル技術を応用して映像音声データ(以下AVデータと呼ぶ)を記録再生するデジタルAV機器としても利用されるようになってきている。
【0004】
コンピュータのデータやプログラムを記録再生装置に記録する場合は、1ビットでも誤りが生じると、プログラムが誤動作するなど重大な問題が生じる。従って、記録再生装置は、コンピュータデータを記録及び再生する際に厳しいエラーチェックを行ってデータやプログラムの信頼性を保証している。
【0005】
このようなエラーチェックには、LBA(Logical Block Address)を記録媒体のセクタに再度割り当てる再割り当て処理、エラーが発生したセクタに再度記録または読み出しを実行するリトライ処理や、エラーが発生したセクタに割り当てられていたLBAを交替領域に存在する他のセクタに割り当て、エラーが発生したセクタの使用を中止する交替処理などがある。
【0006】
これに対して、AVデータを記録再生装置に記録する場合は、データの信頼性よりもむしろAVデータが途切れないように記録再生してAVデータの連続性を保証することが重要である。
【0007】
すなわち、AVデータを再生する場合、仮に1バイト分のデータにエラーが発生したとすると、そのAVデータをテレビモニタに表示した場合、視聴者がほとんど気づかない程度の影響しかない。
【0008】
ところが、仮にリトライ処理や交替処理などの厳しいエラーチェックをAVデータ再生中に実行した場合、そのエラーチェックのためにAVデータの再生が中断するので、テレビモニタに表示された映像は途切れてしまい、視聴者にとっては非常に目障りなものになる。
【0009】
図13に、提案されているAVデータの連続性を保証して記録及び再生する記録再生装置40を示す。
【0010】
記録再生装置40は、HDD41、AV記録再生用HDDコントローラ43、交替DAUテーブル42、ファイルシステム4、記録バッファ8、再生バッファ9から構成される。
【0011】
また、図14にHDD41がAVデータを書き込み及び読み取りを行う磁気ディスク媒体44を示す。
【0012】
磁気ディスク媒体44には、AVデータ記録領域47と交替DAU領域46が設けられている。すなわち、AVデータ記録領域47は、磁気ディスク媒体44に連続してアクセスする最小単位であるディスクアクセスユニット単位でAVデータを書き込む領域であり、交替DAU領域46は、AVデータ記録領域47のディスクアクセスユニットに欠陥があるなどして正常に書き込めない場合にそのディスクアクセスユニットの代替としてAVデータを書き込むディスクアクセスユニットが予め確保されている領域である。このように、記録再生装置40は、AVデータ記録領域47のディスクアクセスユニットの代替として交替DAU領域46に確保されているディスクアクセスユニットにAVデータを書き込むディスクアクセスユニットの交替処理を行う。
【0013】
また、ディスクアクセスユニットのサイズが小さくなると、HDD41のシーク及び回転待ちが頻繁に起こるためAVデータの転送レートが低下する。従って、ディスクアクセスユニットのサイズは、AVデータの連続転送を保証することが出来るだけ十分大きいサイズであり、例えば2Mバイトとする。
【0014】
HDD41は、図17に示すように、通知されたLBA(Logical Block Address)を磁気ディスク媒体44の物理的な位置を表すトラック番号とセクタ番号に対応付けるテーブルを格納しており、このテーブルを利用して磁気ディスク媒体44の物理的な場所を特定してAVデータを書き込みまたは読み込みを行う手段である。
【0015】
AV記録再生用HDDコントローラ43は、HDD41を制御する手段である。交替DAUテーブル42は、交替処理前のディスクアクセスユニットの番号から交替処理後のディスクアクセスユニットの番号を知るためのテーブルである。
【0016】
図15に交替DAUテーブル42の例を示す。DAU番号51は交替処理前のディスクアクセスユニットの番号であり、交替処理後のDAU番号52は交替処理後のディスクアクセスユニットの番号である。ただし、交替処理が行われていない場合には、交替処理後のDAU番号52にはDAU番号51と同じ番号が格納される。
【0017】
ファイルシステム4は、AVデータをファイルとして扱うためのものであり、ファイルを構成するディスクアクセスユニットの情報を含むファイル情報を格納しており、ファイル名を指定してファイル情報を参照したり、またファイル情報を更新する手段である。
【0018】
また、ファイルシステム4は、図16に示すDAU変換テーブル53を格納している。DAU変換テーブル53は、ディスクアクセスユニットを特定するために割り当てられているディスクアクセスユニットの番号54を磁気ディスク媒体44のディスクアクセスユニットの先頭のLBA55に変換するテーブルである。
【0019】
記録バッファ8は、磁気ディスク媒体44に書き込むAVデータが転送されてきた場合、そのAVデータを一時的に格納するバッファである。
【0020】
再生バッファ9は、磁気ディスク媒体44から読み取られたAVデータを一時的に格納するバッファである。
【0021】
次に、このような記録再生装置40の動作を説明する。
【0022】
まず、記録再生装置40は、AVデータを磁気ディスク媒体44に対して記録または再生を行うに先立ち、磁気ディスク媒体44のフォーマット処理を行う。このフォーマット処理を行う際にAVデータ記録領域47とは別に交替DAU領域46をも確保する。
【0023】
次に、AVデータをリアルタイムに転送することが保証出来るように、欠陥を持つか、あるいは書き込みまたは読み出しに所定の時間以上かかるディスクアクセスユニットを使用せず、交替DAU領域46にあるディスクアクセスユニットと差し替える交替処理を行う。
【0024】
すなわち、AV記録再生用コントローラ43は、ディスク媒体44のディスクアクセスユニットに対して書き込み処理及び読み出し処理を行うことによって、欠陥をもつか、あるいは書き込みまたは読み出しに所定の時間以上の時間がかかるディスクアクセスユニットを見つける。
【0025】
AV記録再生用コントローラ43が、このようなディスクアクセスユニットを見つけた場合、ファイルシステム4に通知する。
【0026】
ファイルシステム4は、通知されると交替DAUテーブル42を書き替える。すなわち、通知されたディスクアクセスユニットの番号に対応する交替処理後のDAU番号52を交替DAU領域46にあるディスクアクセスユニットの番号に書き替える。
【0027】
以上の処理を磁気ディスク媒体44の全てのディスクアクセスユニットについて繰り返す。
【0028】
セクタ単位の交替処理を行った場合、交替処理を行ったセクタでシーク動作及び回転待ちが発生するようになるので、書き込み及び読み取りにかかる時間が余分にかかるようになる。従って、AVデータを連続的に転送することを保証出来るサイズより小さな間隔で交替処理が発生すると、シークや回転待ちのためにAVデータの連続転送を保証することが出来なくなる。ところが、記録再生装置40は、セクタ単位ではなく、AVデータを連続的に転送することを保証するサイズを有するディスクアクセスユニット単位の交替処理を行うので、交替処理を行ってもAVデータの連続性を保証することが出来る。
【0029】
このように、記録再生装置40は、予めディスクアクセスユニット単位の交替処理を行うことによって、AVデータをリアルタイムに転送することを保証する。
【0030】
次に、AVデータを磁気ディスク媒体44に記録する場合について説明する。
【0031】
テレビのチューナなどで受信されたAVデータは、リアルタイムに記録再生装置40に転送されてくる。
【0032】
記録バッファ8は、このようにリアルタイムに転送されてくるAVデータを一時的に記録する。
【0033】
記録バッファ8は、ディスクアクセスユニット分のAVデータを格納すると、AV記録再生用HDDコントローラ43に通知する。
【0034】
AV記録再生用HDDコントローラ43は、記録バッファ8からディスクアクセスユニット分のAVデータを格納したことを通知されると、ファイルシステム4にAVデータをどのディスクアクセスユニットに書き込むかを知らせるように要求する。
【0035】
これを受けて、ファイルシステム4は、ファイル情報からAVデータを書き込むべきディスクアクセスユニットの番号を調べ、図15に示す交替DAUテーブル42によってディスクアクセスユニットの番号51を交替処理後のDAU番号52に変換する。AVデータを書き込むべきディスクアクセスユニットが欠陥などのために交替処理されている場合には、交替処理後のDAU番号52に、交替DAU領域46のディスクアクセスユニットの番号が記載されている。また交替処理されていない場合には、AVデータを書き込みべきディスクアクセスユニットの番号と同じ番号が交替処理後のDAU番号52に記載されている。そして、変換したディスクアクセスユニットの番号をAV記録再生用HDDコントローラ43に通知する。従って、AVデータ記録領域47のディスクアクセスユニットのうち、欠陥をもつかまたは書き込みまたは読み出しに所定の時間以上の時間がかかるディスクアクセスユニットは使用されない。
【0036】
AV記録再生用HDDコントローラ43は、ファイルシステム4からAVデータを書き込むべきディスクアクセスユニットの番号が通知されると、さらに、通知されたディスクアクセスユニットの番号の先頭LBAを通知するように要求する。
【0037】
ファイルシステム4は、AV記録再生用HDDコントローラ43からの要求を受け取ると、図16に示すDAU変換テーブル53によってディスクアクセスユニットの番号を先頭LBA55に示すようにディスクアクセスユニットの先頭のLBAを求めて、AV記録再生用HDDコントローラ43に通知する。
【0038】
また、AV記録再生用HDDコントローラ43は、記録バッファ8に1つのディスクアクセスユニットに書き込むべきAVデータの転送を要求する。
【0039】
これを受けて記録バッファ8は、1つのディスクアクセスユニットに書き込むべきAVデータをAV記録再生用HDDコントローラ43に転送する。
【0040】
AV記録再生用HDDコントローラ43は、通知されたLBAからAVデータを書き込むべきセクタ数を指定して書き込みコマンドをファイルシステム4に発行するとともに、記録バッファ8から転送されてきたAVデータをHDD41に転送する。
【0041】
ファイルシステム4は、AV記録再生用HDDコントローラ43から送られてきた書き込みコマンドをHDD41に送る。
【0042】
HDD41は、通知されたLBAを図17のテーブルによってトラック番号とセクタ番号に変換し、転送されてきたAVデータを磁気ディスク媒体44の対応するトラックを構成するセクタに書き込む。
【0043】
一方、記録バッファ8にはリアルタイムにAVデータが転送されてきており、再び、記録バッファ8は、ディスクアクセスユニット分のAVデータを格納すると、AV記録再生用HDDコントローラ43に通知する。以下上記と同様の動作を繰り返してリアルタイムに転送されてくるAVデータを記録する。このようにすれば、欠陥があるなどのために所定の時間以上の時間が経過してもAVデータの記録が完了しないディスクアクセスユニットは使用されないので、AVデータのリアルタイム転送を保証することが出来る。
【0044】
次に、AVデータを磁気ディスク媒体44から読み出す場合について説明する。
【0045】
再生バッファ9は、リアルタイムにAVデータを出力しており、ディスクアクセスユニット分の空きが生じると、AV記録再生用HDDコントローラ43に通知する。
【0046】
再生バッファ9からの通知を受けると、AV記録再生用HDDコントローラ43は、ファイルシステム4から次に読み出すべきディスクアクセスユニットの番号を要求する。
【0047】
これを受けて、ファイルシステム4は、ファイル情報からAVデータを書き込むべきディスクアクセスユニットの番号を調べ、図15に示す交替DAUテーブル42によってディスクアクセスユニットの番号51を交替処理後のDAU番号52に変換する。従って、欠陥のあるディスクアクセスユニットは使用されない。そして、変換したディスクアクセスユニットの番号をAV記録再生用HDDコントローラ43に通知する。
【0048】
AV記録再生用HDDコントローラ43は、ファイルシステム4からAVデータを書き込むべきディスクアクセスユニットの番号が通知されると、さらにファイルシステム4に通知されたディスクアクセスユニットの先頭LBAを問い合わせる。
【0049】
ファイルシステム4は、AV記録再生用HDDコントローラ43から問い合わせを受けると、ディスクアクセスユニットの先頭LBAをAV記録再生用コントローラ43に通知する。
【0050】
AV記録再生用HDDコントローラ43は、ファイルシステム4から通知されたLBAを受け取ると、そのLBAとAVデータを読み取るべきセクタ数を指定して、読み取りコマンドをファイルシステム4に発行する。
【0051】
ファイルシステム4は、AV記録再生用HDDコントローラ43から送られてきた読み取りコマンドをHDD41に中継する。
【0052】
HDD41は、通知されたLBAを図17のテーブルによってトラック番号とセクタ番号に変換し、磁気ディスク媒体44の対応するトラックを構成するセクタからAVデータを読み出して、AV記録再生用HDDコントローラ43に転送する。
【0053】
AV記録再生用HDDコントローラ43は読み出されたAVデータを再生バッファ9に転送する。
【0054】
再生バッファ9は、AV記録再生用HDDコントローラ43によって読み出されたAVデータを格納するとともに、格納しているAVデータをリアルタイムで出力する。
【0055】
従って、記録再生装置40は、ディスクアクセスユニットのサイズをAVデータを連続転送出来るだけ十分大きいサイズとし、さらに、欠陥のあるディスクアクセスユニットの代わりに交替DAU領域46にあるディスクアクセスユニットを使用するので、AVデータの連続転送を保証することが出来る。
【0056】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の記録再生装置40は、AVデータを途切れなく連続転送することを保証するために、予めディスクアクセスユニットの交替処理を行う必要があるので、手間と時間がかかる。
【0057】
すなわち、AVデータを途切れなく連続転送するためには、ディスクアクセスユニットの交替処理を行う必要があり、手間と時間がかかるという課題(第1の課題)がある。
【0058】
また、交替処理を行う際、ディスクアクセスユニットの欠陥や読み取りまたは書き込みに所定の時間以上の時間がかかるディスクアクセスユニットを見つけるために、磁気ディスク媒体44の全体にわたって読み取り処理及び書き込み処理を行うので、磁気ディスク媒体44にすでに記録されていたAVデータが消去されてしまう。
【0059】
すなわち、AVデータを途切れなく連続転送することを保証するためにディスクアクセスユニットの交替処理を行うと、それ以前に記録媒体に記録されていたAVデータが消去されてしまうという課題(第2の課題)がある。
【0060】
また、ディスクアクセスユニットの交替処理を行うためには、磁気ディスク媒体44に交替DAU領域46のように代替となるディスクアクセスユニットを確保しておく必要がある。このため、AVデータ記録領域47などユーザがAVデータを自由に記録することが出来る領域が減少してしまう。
【0061】
すなわち、AVデータを途切れなく連続転送することを保証するためにディスクアクセスユニットの交替処理を行う場合、代替となるディスクアクセスユニットを予め確保しておかなければならないので、交替処理を行わない場合に比べて記録媒体のユーザが自由に使用出来る領域が減少してしまうという課題(第3の課題)がある。
【0062】
また、振動などの外乱があった場合、磁気ディスク媒体44のディスクアクセスユニットに欠陥がなくてもそのディスクアクセスユニットを不良であると判定してしまい。以後フォーマットし直されるまで、不良なディスクアクセスユニットであるとして扱われてしまう。
【0063】
すなわち、振動などの外乱があった場合、欠陥のないディスクアクセスユニットであっても不良なディスクアクセスユニットであると判定されてしまい、以後記録媒体がフォーマットされるまで不良なディスクアクセスユニットとして扱われてしまうという課題(第4の課題)がある。
【0064】
本発明は、上記第1の課題を考慮し、手間と時間をかけずに、AVデータを途切れなく連続転送することが出来る記録再生装置、記録再生方法、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とするものである。
【0065】
また、本発明は、上記第2の課題を考慮し、すでに記録媒体に記録されていたAVデータを消去せず、AVデータを途切れなく連続転送することが出来る記録再生装置、記録再生方法、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とするものである。
【0066】
また、本発明は、上記第3の課題を考慮し、ユーザが自由に使用できる領域が減少することなく、AVデータを途切れなく連続転送することが出来る記録再生装置、記録再生方法、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とするものである。
【0067】
また、本発明は、上記第4の課題を考慮し、振動などの外乱などの原因により欠陥のないディスクアクセスユニットが不良なディスクアクセスユニットとして恒久的に扱われず、欠陥のないディスクアクセスユニットを再利用することが出来る記録再生装置、記録再生方法、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とするものである。
【0068】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、第1の本発明(請求項1に対応)は、記録媒体に対してAVデータの書き込みと、読み取りとが可能な記録手段と、
前記記録媒体に連続してアクセスする最小単位であるディスクアクセスユニットに対して、AVデータの同時記録再生を行う場合に、記録及び再生を行うAVデータの連続性を共に保障するよう決定されたタイムオーバ時間が経過しても、前記ディスクアクセスユニットに前記AVデータの書込み、若しくは読み取りが完了しないときにAVデータの書き込み、若しくは読み込みエラーが生じたと判断するエラー判断手段と、
前記判断に基づいて、前記ディスクアクセスユニットに対してAVデータの書込み、若しくは読み込みエラーが生じた場合、交替ディスクアクセスユニットを設けることなく、当該書き込み、若しくは読み込みエラーが生じたディスクアクセスニットを飛ばして、次に書き込み、若しくは読み取るべきディスクアクセスユニットに前記AVデータを書き込む、若しくは読み込むよう前記記録手段を制御する記録制御手段と、
前記ディスクアクセスユニットから前記AVデータの書込み、若しくは読み取りを行った際に生じた前記エラーの回数を数えるスキップカウンターと、を備え、
前記記録制御手段は、前記回数が 1 以上の値である所定の値を超えた場合、そのディスクアクセスユニットの書込み、若しくは読み取りを禁止し、以後使用しないように制御することを特徴とする記録再生装置である。
【0071】
また、第2の本発明(請求項2に対応)は、前記エラー判断手段は、コマンドエラーが生じた場合に前記書き込みエラーまたは前記読み取りエラーが生じたと判断することを特徴とする第1の本発明に記載の記録再生装置である。
【0073】
また、第3の本発明(請求項3に対応)は、前記タイムオーバ時間が経過しても前記ディスクアクセスユニットに前記AVデータの書き込みまたは読み取りが完了しない場合、前記記録制御手段は、前記記録手段に発行したコマンドを強制終了させることによって、前記ディスクアクセスユニットを飛ばすよう制御することを特徴とする第1の本発明に記載の記録再生装置である。
【0075】
また、第4の本発明(請求項4に対応)は、前記書き込みスキップカウンターが数える回数は、前記記録媒体がフォーマット処理されない限り初期化されないことを特徴とする第1の本発明に記載の記録再生装置である。
【0076】
また、第5の本発明(請求項5に対応)は、前記ディスクアクセスユニットの読み取りを禁止するかどうかを示す読み取り禁止フラグを備え、
前記記録制御手段は、前記ディスクアクセスユニットに対応する前記読み取り禁止フラグがオンになっている場合、前記記録制御手段はそのディスクアクセスユニットの読み取りを行わず、
前記ディスクアクセスユニットに対応する前記読み取り禁止フラグがオフになっている場合、そのディスクアクセスユニットの読み取りを行うよう制御することを特徴とする第1の本発明に記載の記録再生装置である。
【0077】
また、第6の本発明(請求項6に対応)は、前記記録制御手段は、前記ディスクアクセスユニットに前記AVデータを書き込む際に前記書き込みエラーが生じた場合、そのディスクアクセスユニットに対応する前記読み取り禁止フラグをオンにすることを特徴とする第5の本発明に記載の記録再生装置である。
【0079】
また、第7の本発明(請求項7に対応)は、前記記録制御手段は、前記ディスクアクセスユニットに前記AVデータを正常に書き込めた場合、そのディスクアクセスユニットに対応する前記読み取り禁止フラグをオフにし、
そのディスクアクセスユニットに対応する前記読み取りスキップカウンターの値を0に初期化することを特徴とする第6の本発明に記載の記録再生装置である。
【0080】
また、第8の本発明(請求項8に対応)は、前記記録制御手段は、前記ディスクアクセスユニットに記録されている前記AVデータが消去された場合、そのディスクアクセスユニットに対応する前記読み取り禁止フラグをオフにし、
そのディスクアクセスユニットに対応する前記読み取りスキップカウンターの値を初期化することを特徴とする第6の本発明に記載の記録再生装置である。
【0081】
また、第9の本発明(請求項9に対応)は、前記AVデータの書き込みの際に、前記AVデータを一時的に格納する記録バッファと、
前記AVデータの読み込みの際に、前記AVデータを一時的に格納する再生バッファとを備え、
前記タイムオーバ時間は、少なくとも前記記録バッファへの前記AVデータの格納時間、前記再生バッファからの前記AVデータの出力時間、前記ディスクアクセスユニットの読取りに必要な時間、及び前記ディスクアクセスユニットの書込みに必要な時間に基づいて算出される、第1の本発明の記録再生装置である。
【0082】
また、第10の本発明(請求項10に対応)は、記録媒体に対してAVデータの書き込みと、読み取りとが可能な記録ステップと、
前記記録媒体に連続してアクセスする最小単位であるディスクアクセスユニットに対して、AVデータの同時記録再生を行う場合に、記録及び再生を行うAVデータの連続性を共に保障するよう決定されたタイムオーバ時間が経過しても、前記ディスクアクセスユニットに前記AVデータの書込み、若しくは読み取りが完了しないときにAVデータの書き込み、若しくは読み込みエラーが生じたと判断するエラー判断ステップと、
前記判断に基づいて、前記ディスクアクセスユニットに対してAVデータの書込み、若しくは読み込みエラーが生じた場合、交替ディスクアクセスユニットを設けることなく、当該書き込み、若しくは読み込みエラーが生じたディスクアクセスニットを飛ばして、次に書き込み、若しくは読み取るべきディスクアクセスユニットに前記AVデータを書き込む、若しくは読み込むよう前記記録手段を制御する記録制御ステップと、
前記ディスクアクセスユニットから前記AVデータの書込み、若しくは読み取りを行った際に生じた前記エラーの回数を数えるスキップカウンターステップと、を備え、
前記記録制御ステップは、前記回数が 1 以上の値である所定の値を超えた場合、そのディスクアクセスユニットの書込み、若しくは読み取りを禁止し、以後使用しないように制御することを特徴とする記録再生方法である。
【0084】
また、第11の本発明(請求項11に対応)は、前記エラー判断ステップは、コマンドエラーが生じた場合に前記書き込みエラーまたは前記読み取りエラーが生じたと判断することを特徴とする第10の本発明の記録再生方法である。
【0086】
また、第12の本発明(請求項12に対応)は、第1の本発明の記録再生装置の、記録媒体に対してAVデータの書き込みと、読み取りとが可能な記録手段、
前記記録媒体に連続してアクセスする最小単位であるディスクアクセスユニットに対して、AVデータの同時記録再生を行う場合に、記録及び再生を行うAVデータの連続性を共に保障するよう決定されたタイムオーバ時間が経過しても、前記ディスクアクセスユニットに前記AVデータの書込み、若しくは読み取りが完了しないときにAVデータの書き込み、若しくは読み込みエラーが生じたと判断するエラー判断手段、
前記判断に基づいて、前記ディスクアクセスユニットに対してAVデータの書込み、若しくは読み込みエラーが生じた場合、交替ディスクアクセスユニットを設けることなく、当該書き込み、若しくは読み込みエラーが生じたディスクアクセスニットを飛ばして、次に書き込み、若しくは読み取るべきディスクアクセスユニットに前記AVデータを書き込む、若しくは読み込むよう前記記録手段を制御する記録制御手段、
前記ディスクアクセスユニットから前記AVデータの書込み、若しくは読み取りを行った際に生じた前記エラーの回数を数えるスキップカウンターとしてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
【0087】
また、第13の本発明(請求項13に対応)は、第12の本発明のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体である。
【0088】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0089】
(第1の実施の形態)
まず、第1の実施の形態について説明する。
【0090】
図1に、本実施の形態の記録再生装置1を示す。
【0091】
記録再生装置1は、HDD2、AV記録再生用HDDコントローラ3、ファイルシステム4、Skip処理判定手段5、エラー監視手段6、タイマー7、記録バッファ8、再生バッファ9から構成される。
【0092】
HDD2は、図17に示すように、従来の技術と同様に通知されたLBA(Logical Block Address)を磁気ディスク媒体の物理的な位置を表すトラック番号とセクタ番号に対応付けるためのテーブルを格納しており、このテーブルを利用してLBAを磁気ディスク媒体のトラック番号及びセクタ番号に対応付けて、磁気ディスク媒体にAVデータを書き込みまたは読み取りを行う手段である。
【0093】
図5に、HDD2がAVデータを書き込みまたは読み取りを行う磁気ディスク媒体20を示す。磁気ディスク媒体20には、従来の技術で説明した磁気ディスク媒体44とは異なり、交替DAU領域46は設けられていない。
【0094】
AV記録再生用HDDコントローラ3は、HDD2を制御する手段である。
【0095】
ファイルシステム4は、HDD2に記録されているファイルに関する情報であるファイル情報、磁気ディスク媒体20の各ディスクアクセスユニットの情報、およびディスクアクセスユニットの番号からディスクアクセスユニットの先頭のLBAを求めるDAU変換テーブルを使用してファイルやディスクアクセスユニットを管理する手段である。
【0096】
ここで、ファイル情報とは、ファイル名からどのディスクアクセスユニットにどのような順番でAVデータが書き込まれているかを示す情報であり、例えばファイル名にそのファイルを構成するディスクアクセスユニットの番号を対応付け、ディスクアクセスユニットの番号をAVデータが書き込まれている順番にリストアップすることが出来る情報である。
【0097】
また、磁気ディスク媒体20の各ディスクアクセスユニットの情報とは、各ディスクアクセスユニット毎に、そのディスクアクセスユニットが書き込みをスキップされた回数を数える書き込みスキップカウンター、そのディスクアクセスユニットが読み取りをスキップされた回数を数える読み取りスキップカウンター、読み取りの際に、そのディスクアクセスユニットからAVデータを読み取らないことを示す不良DAUフラグなどがある。
【0098】
また、図16にDAU変換テーブル53を示す。DAU変換テーブル53は、ディスクアクセスユニットを特定するために割り当てられているディスクアクセスユニットの番号54を磁気ディスク媒体44のディスクアクセスユニットの先頭のLBA55に変換するテーブルである。
【0099】
Skip処理判定手段5は、書き込みまたは読み取りを行う際、ディスクアクセスユニットをスキップするかどうかを判定する手段である。
【0100】
エラー監視手段6は、ディスクアクセスユニットに対して書き込みまたは読み取り処理を行っている際に書き込みエラーまたは読み取りエラーが発生したかどうかを監視する手段である。
【0101】
タイマー7は、ディスクアクセスユニットに対して書き込みまたは読み取り処理を行っている時間を測定する手段である。
【0102】
記録バッファ8は、HDD2に書き込むAVデータが転送されてきた場合、そのAVデータを一時的に格納するバッファである。
【0103】
再生バッファ9は、HDD2から読み出されたAVデータを一時的に格納するバッファである。
【0104】
なお、本実施の形態のHDD2は本発明の記録手段の例であり、本実施の形態の磁気ディスク媒体20は本発明の記録媒体の例であり、本実施の形態のAV記録再生用HDDコントローラ3、Skip処理判定手段5は本発明の記録制御手段の例であり、本実施の形態のエラー監視手段6は本発明のエラー監視手段の例であり、本実施の形態の不良DAUフラグは本発明の読み取り禁止フラグの例であり、本実施の形態のエラー監視手段6は本発明の読み取りエラー監視手段の例である。
【0105】
次に、このような記録再生装置1の動作を説明する。
まず、HDD2の磁気ディスク媒体20にAVデータを記録する場合の動作を説明する。
【0106】
磁気ディスク媒体20がフォーマット処理された時点で、上述した各ディスクアクセスユニットの書き込みスキップカウンターと読み取りスキップカウンターはともに0に初期化され、不良DAUフラグは、オフに設定されている。ここで、不良DAUフラグがオフである場合、そのディスクアクセスユニットからAVデータを読み取ることを示し、また不良DAUフラグがオンの場合、そのディスクアクセスユニットからAVデータを読み取らないことを示すものとする。
【0107】
ファイルシステム4がファイルを管理するために使用するファイル情報、ディスクアクセスユニットの情報、およびDAU変換テーブル53は、磁気ディスク媒体20に格納されている。そして記録再生装置1を起動したときに、ファイルシステム4は、磁気ディスク媒体20からファイルシステム4のメモリ上にファイル情報、ディスクアクセスユニットの情報、およびDAU変換テーブル53をロードする。
【0108】
テレビのチューナなどで受信されたAVデータは、リアルタイムに記録再生装置1に転送されてくる。
【0109】
記録バッファ8は、このようにリアルタイムに転送されてくるAVデータを一時的に格納する。そして、ディスクアクセスユニット分のAVデータを格納すると、AV記録再生用HDDコントローラ3にディスクアクセスユニット分のAVデータを格納したことを通知する。
【0110】
AV記録再生用HDDコントローラ3は、記録バッファ8からディスクアクセスユニット分のAVデータを格納したことを通知されると、ファイルシステム4にAVデータをどのディスクアクセスユニットに書き込むかを知らせるように要求する。
【0111】
これを受けて、ファイルシステム4は、ファイル情報からAVデータを書き込むべきディスクアクセスユニットの番号をAV記録再生用HDDコントローラ3に通知する。
【0112】
AV記録再生用HDDコントローラ3は、ファイルシステム4からAVデータを書き込むべきディスクアクセスユニットの番号が通知されると、さらに、通知されたディスクアクセスユニットの番号の先頭LBAをファイルシステム4に問い合わせる。
【0113】
ファイルシステム4は、AV記録再生用HDDコントローラ3から問い合わせを受け取ると、図16に示すDAU変換テーブル53によってディスクアクセスユニットの番号を先頭LBA55に示すようにディスクアクセスユニットの先頭のLBAを求めて、AV記録再生用HDDコントローラ3に通知する。
【0114】
また、AV記録再生用HDDコントローラ3は、記録バッファ8に1つのディスクアクセスユニットに書き込むべきAVデータの転送を要求する。
【0115】
これを受けて記録バッファ8は、1つのディスクアクセスユニットに書き込むべきAVデータをAV記録再生用HDDコントローラ3に転送する。
【0116】
AV記録再生用HDDコントローラ3は、記録バッファ8から転送されてきたAVデータをHDD2に転送するとともに、ディスクアクセスユニットの先頭LBA55と、1つのディスクアクセスユニットのサイズである書き込みサイズを指定して書き込みコマンドをファイルシステム4に発行する。ファイルシステム4は、AV記録再生用HDDコントローラ3から送られてきた書き込みコマンドをHDD2に中継する。
【0117】
HDD2は、通知されたLBAを図17のテーブルによってトラック番号とセクタ番号に変換し、転送されてきたAVデータを磁気ディスク媒体44の対応するセクタに書き込む。
【0118】
一方、記録バッファ8にはリアルタイムにAVデータが転送されてきており、再び、記録バッファ8は、ディスクアクセスユニット分のAVデータを格納すると、AV記録再生用HDDコントローラ3に通知する。記録再生装置1は、上記と同様の動作を繰り返してリアルタイムに転送されてくるAVデータをディスクアクセスユニット毎に次々に記録していく。
【0119】
このようにAVデータを記録する際、エラー監視手段6は、AV記録再生用HDDコントローラ3が発行した書き込みコマンドが正常に実行されたかエラーが発生したかどうかを監視することによって、不良なディスクアクセスユニットを検出する。
【0120】
図7にエラー監視手段6の動作を示す。以下、図7を用いてエラー監視手段6の動作を説明する。
【0121】
AV記録再生用HDDコントローラ3が上記のようにして書き込みコマンドを発行すると(S1)と、エラー監視手段6は、エラー監視動作に入る。すなわち、AV記録再生用HDDコントローラ3が書き込みコマンドを発行した時点から経過した時間をタイマー7を用いて測定する。
【0122】
そして、エラー監視手段6は、書き込みコマンドの終了通知がHDD2から送られてきたかどうかを判定する(S2)。そして、書き込みコマンドの終了通知がHDD2からまだ送られてきていない場合、S4に進み、書き込みコマンドの終了通知がHDD2から送られてきている場合、S3に進む。
【0123】
S4において、エラー監視手段6は、書き込みコマンドが発行されてからの経過時間が300ミリ秒以上かどうかを判定する。この300ミリ秒の時間は、AVデータの連続性から導かれたタイムオーバ時間である。すなわち、1つのディスクアクセスユニットに書き込み処理が300ミリ秒以内で完了すれば、書き込むAVデータの連続性を保証することが出来る。なお、タイムオーバ時間の導き方については後述する。書き込みコマンドが発行されてから300ミリ秒以上経過した場合はS5に進み、300ミリ秒以下の場合はS2に進む。
【0124】
S5において、書き込みコマンドが発行されてからの経過時間が300ミリ秒以上経過した場合、エラー監視手段6は、AV記録再生用コントローラ3に書き込み処理を中断するよう指示する。エラー監視手段6からの指示を受けると、AV記録再生用HDDコントローラ3は、ファイルシステム4に書き込み中断コマンドを発行し、ファイルシステム4は、書き込み中断コマンドをHDD2に中継する。HDD2は書き込み中断コマンドを受け取ると、書き込み処理を中断して、S6に進む。
【0125】
S6において、エラー監視手段6は、Skip処理判定手段5に不良なディスクアクセスユニットを検出したことを通知する。Skip処理判定手段5は、エラー監視手段6から不良DAUを検出したことを通知されると、スキップ処理を起動する。なお、スキップ処理については後述する。
【0126】
一方S3において、HDD2は書き込みコマンドの終了を通知する際、正常終了したかエラーにより終了したかどうかをも通知する。エラー監視手段6は、HDD2からの書き込みコマンドの終了通知を受け取ると、書き込みコマンドが正常に終了したかエラーにより終了したかを判定する。
【0127】
そして、エラーにより終了した場合は、S6に進み、正常に終了した場合はS7に進む。
【0128】
すなわち、S6において、エラー監視手段6は、書き込みコマンドがエラー終了した場合、または、300ミリ秒経過しても書き込みコマンドが終了しなかった場合に書き込みエラーが発生したとし、AVデータを書き込もうとしたディスクアクセスユニットを不良なディスクアクセスユニットと判定する。
【0129】
S7において、書き込みコマンドが正常に終了した場合、エラー監視手段6は、書き込みコマンドが正常に終了したことをSkip処理判定手段5に通知し、AV記録再生用HDDコントローラ3は、記録バッファ8から次のディスクアクセスユニット分のAVデータを格納したことを通知されたタイミングで、次の書き込みコマンドを発行する。
【0130】
次に、Skip処理判定手段5の動作について説明する。図8にSkip処理判定手段5の動作を示す。
【0131】
S10において、エラー監視手段6から通知されると、Skip処理判定手段5は、その通知が書き込みコマンドが正常に終了したことの通知か不良なディスクアクセスユニットを検出したことの通知かを判定する(S11)。
【0132】
不良なディスクアクセスユニットを検出したことの通知である場合、S12に進み、正常に書き込みコマンドが終了したことの通知である場合はS15に進む。
【0133】
S15において、Skip処理判定手段5は、正常に書き込みコマンドが終了したことを通知された場合、そのディスクアクセスユニットの書き込みスキップフラグを0に初期化し、また不良DAUフラグをオフにし、S16に進む。
【0134】
一方、S12において、エラー監視手段6から不良なディスクアクセスユニットを検出したことを通知されると、Skip処理判定手段5は、そのディスクアクセスユニットの書き込みスキップカウンターを1だけ加算する。
【0135】
そして、そのディスクアクセスユニットの不良DAUフラグをオンにし(S13)、S16に進む。
【0136】
S16において、Skip処理判定手段5は、ファイルシステム4から次に書き込むべきディスクアクセスユニットの番号を取得し、現在のディスクアクセスユニットとし、S17に進む。
【0137】
S17において、Skip処理判定手段5は現在のディスクアクセスユニットが恒久不良かどうかを判定する。すなわち、現在のディスクアクセスユニットの書き込みスキップカウンターの値が5を超える場合は、恒久不良と判定し、また5以下の場合は、恒久不良とは判定しない。なお、恒久不良なディスクアクセスユニットとは、振動などの外乱ではなくディスクアクセスユニット自体の欠陥により書き込みまたは読み取りが正常に行えないものを意味している。
【0138】
ここで、恒久不良の判定方法について説明する。記録再生装置1の書き込みエラー及び読み取りエラーの発生要因には、ディスク欠陥によるエラー、ランダム誤りによるエラー、及び振動等の外乱によるエラー等がある。
【0139】
このうち、ディスク欠陥によるエラーは、HDD2の磁気ディスク媒体20のディスクアクセスユニットに欠陥がある場合に発生するエラーであり、欠陥のあるディスクアクセスユニットから読み取りを行うと必ずエラーが発生するものであり、読み取りの際にも同様にエラーが発生する。一方、ランダム誤りによるエラーとは、ディスクアクセスユニットにランダムアクセスするために発生するエラーであり、ランダム誤りによるエラーが発生する確率は、10-12程度と小さい。また、振動等の外乱によるエラーは、使用環境により異なるが、通常の家庭で据え置きの用途であれば経験的に10-9程度の発生確率である。
【0140】
恒久不良のディスクアクセスユニットとは、上述したようにディスクアクセスユニット自体に欠陥のあるディスクアクセスユニットのことであり、このような、ディスクアクセスユニットに書き込みまたは読み取りを行う毎にエラーが発生する。従って、あるディスクアクセスユニットに書き込みまたは読み取りを行う際に生じるエラーの発生確率が、ランダム誤りによるエラーの発生確率及び振動等の外乱によるエラーの発生確率よりも大きい確率である場合、そのディスクアクセスユニットは恒久不良であると判定することが出来る。従って、書き込みまたは読み取りの際にエラーの発生する確率が、10-9より大きい場合には、そのディスクアクセスユニットは、恒久不良のディスクアクセスユニットであると判定することが出来る。
【0141】
具体的に説明すると、ユーザの使用頻度が記録再生装置1を5年間使用するものとし、HDD2の磁気ディスク媒体20が30Gbyteの容量を持ち、そのディスクアクセスユニットのサイズを1Mbyteとし、1日8時間24Mbpsのデータ記録し続けるとする場合、平均すると1つのディスクアクセスユニットに、一日2回書き込みが行われることになる。従って、5年間では、平均すると、1つのディスクアクセスユニットに2×365×5=3650回だけ書き込みが行われることになる。従って、あるディスクアクセスユニットに3650回だけ書き込みを行った場合に、ディスク欠陥以外のエラーが発生する回数は、1回あるかないか程度の回数になる。すなわち、振動等の外乱によるエラーは一つのディスクアクセスユニットについては5年に1回程度しか発生せず、また、ランダム誤りによるエラーは10年に1回程度しか発生しない。
【0142】
従って、このモデルでは、恒久エラーの検出は、2回エラーが発生した場合には、ディスク欠陥によるエラーと判定することが出来る。すなわち、このモデルの場合は、現在のディスクアクセスユニットの書き込みスキップカウンターの値が1を超える場合は、恒久不良と判定し、また1以下の場合は、恒久不良とは判定しないことによって、ディスクアクセスユニットが恒久不良であるかどうかを判定することが出来る。このようにスキップカウンターの値が所定の値(このモデルの場合は1)を超える場合は、恒久不良と判定し、所定の値以下の場合には、恒久不良とは判定しないことによって、ディスクアクセスユニットが恒久不良であるかどうかを判定することが出来る。また、ディスク欠陥のエラー判定は、使用状況、メディアのエラー特性によって異なるため、各用途に応じて恒久不良であると判定する際の所定の値を予め決めておく必要がある。なお、S17では、HDD2の磁気ディスク媒体20の一部のディスクアクセスユニットに対して他のディスクアクセスユニットよりも頻繁に書き込みまたは読み取りを行うことも起こりうることを考慮して、このような所定の値として5を用いた。
【0143】
さらに、S17において、現在のディスクアクセスユニットが恒久不良の場合は、S16に進む。現在のディスクアクセスユニットが恒久不良でない場合は、AV記録再生用HDDコントローラ3にスキップすべきディスクアクセスユニットの番号を通知して、S18に進む。すなわち、恒久不良と判定されたディスクアクセスユニットは以後使用されなくなる。
【0144】
例えば、図5の磁気ディスク媒体20において、再利用可能な不良DAU22は、書き込みスキップカウンターの値が5以下であるものであり、このようなディスクアクセスユニットに対しては書き込み処理が行われる。ところが、再利用不可なDAU23は、書き込みスキップカウンターの値が5を超えるものであり、このようなディスクアクセスユニットに対して書き込み処理が行われない。
【0145】
S18において、AV記録再生用HDDコントローラ3は、記録バッファ8から次のディスクアクセスユニットに書き込むべきAVデータがディスクアクセスユニット分格納されたことが通知されると、AV記録再生用HDDコントローラ3はSkip処理判定手段5からスキップすべきと通知されたディスクアクセスユニットについては、スキップして、ファイルシステム4から次に書き込むべきディスクアクセスユニットの番号を取得して、S19に進む。
【0146】
S19において、AV記録再生用HDDコントローラ3は、HDD2にファイルシステム4を経由して次のディスクアクセスユニットに書き込むための書き込みコマンドを発行する。
【0147】
このようにして、記録再生装置1は、AVデータを磁気ディスク媒体20のディスクアクセスユニットに次々と書き込んでいく。
【0148】
以上説明したように、本実施の形態の記録再生装置1は、AVデータの記録時には、エラーが発生したディスクアクセスユニットの書き込みスキップカウンターを1だけだけ加算し、不良DAUフラグをオンにする。そして、そのディスクアクセスユニットの次に書き込むべきディスクアクセスユニットにAVデータを書き込む。また書き込みスキップカウンターの値が5を超えたディスクアクセスユニットは恒久不良とみなしてAVデータを書き込まない。
【0149】
また、一回でも書き込みに成功した場合には、そのディスクアクセスユニットの不良DAUフラグをオフにし、読み取りスキップカウンターを0にする。なお、この場合書き込みスキップカウンターはそのままにする。
【0150】
従って、従来の技術とは異なり、本実施の形態の記録再生装置1は、ディスクアクセスユニットの交替処理を行わないにも関わらず、AVデータを途切れることなく連続転送することが出来る。また、外乱などのために300ミリ秒以上経過しても書き込みが完了しないディスクアクセスユニットにいても、再利用することが出来る。
【0151】
次に、記録再生装置1が磁気ディスク媒体20に記録されているAVデータを再生する場合の動作について説明する。
【0152】
上記のようにして磁気ディスク媒体20にはすでにAVデータが記録されているとする。そして、記録再生装置1が起動されると、ファイルシステム4は、磁気ディスク媒体20からファイルシステム4のメモリ上にファイル情報、ディスクアクセスユニットの情報、およびDAU変換テーブル53をロードする。
【0153】
AV記録再生用HDDコントローラ3は、ファイルシステム4から次に読み出すべきディスクアクセスユニットの番号を問い合わせる。
【0154】
これを受けて、ファイルシステム4は、ファイル情報からAVデータを読み取るべきディスクアクセスユニットの番号をAV記録再生用HDDコントローラ3に通知する。
【0155】
AV記録再生用HDDコントローラ3は、ファイルシステム4からAVデータを読み取るべきディスクアクセスユニットの番号が通知されると、そのディスクアクセスユニットの先頭LBAを問い合わせる。
【0156】
ファイルシステム4は、AV記録再生用HDDコントローラ3からの問い合わせを受け取ると、図16に示すDAU変換テーブル53によってディスクアクセスユニットの番号を先頭LBA55に示すようにディスクアクセスユニットの先頭のLBAを求めて、AV記録再生用HDDコントローラ3に通知する。
【0157】
AV記録再生用HDDコントローラ3は、LBAを通知されると、LBAとディスクアクセスユニットのサイズ分のセクタ数を指定して、読み取りコマンドをファイルシステム4に発行し、ファイルシステム4は送られてきた読み取りコマンドをHDD2に中継する。
【0158】
HDD2は、通知されたLBAを図17のテーブルによってトラック番号とセクタ番号に変換し、磁気ディスク媒体44の対応するトラックを構成するセクタからAVデータを読み取って、AV記録再生用HDDコントローラ3に転送する。
【0159】
AV記録再生用HDDコントローラ3は読み取られたAVデータを再生バッファ9に転送する。
【0160】
再生バッファ9は、AV記録再生用HDDコントローラ3から転送されてきたAVデータを格納するとともに、格納しているAVデータをリアルタイムで出力する。
【0161】
再生バッファ9に1つのディスクアクセスユニット分以上の空きが発生した場合、そのことをAV記録再生用HDDコントローラ3に通知する。
【0162】
AV記録再生用コントローラ3は、再生バッファ9からディスクアクセスユニット分の空きがあることを通知されたタイミングで、ファイルシステム4に読み取りコマンドを発行する。以下上記と同様の動作を繰り返し、次々とAVデータを読み取っていく。
【0163】
このようにAVデータを再生する際、エラー監視手段6は、AV記録再生用HDDコントローラ3が発行した読み取りコマンドが正常に実行されたかエラーが発生したかどうかを監視することによって、不良なディスクアクセスユニットを検出する。
【0164】
すなわち、図7にエラー監視手段6の動作を示す。以下図7を用いてエラー監視手段6の動作を説明する。
【0165】
AV記録再生用HDDコントローラ3が上記のようにして読み取りコマンドを発行すると(S1)と、エラー監視手段6は、エラー監視動作に入る。すなわち、AV記録再生用HDDコントローラ3が読み取りコマンドを発行した時点から経過した時間をタイマー7を用いて測定する。
【0166】
そして、エラー監視手段6は、読み取りコマンドの終了通知がHDD2から送られてきたかどうかを判定する(S2)。そして、読み取りコマンドの終了通知がHDD2からまだ送られてきていない場合、S4に進み、読み取りコマンドの終了通知がHDD2から送られてきている場合、S3に進む。
【0167】
S4において、エラー監視手段6は、読み取りコマンドが発行されてからの経過時間が300ミリ秒以上かどうかを判定する。この300ミリ秒の時間は、AVデータの連続性から導かれたタイムオーバ時間である。すなわち、300ミリ秒以内に読み取り処理が完了すれば、AVデータを途切れなく連続的に再生することが出来る。なお、タイムオーバ時間の求め方については、後述する。そして、読み取りコマンドが発行されてから300ミリ秒以上経過した場合はS5に進み、300ミリ秒以下の場合はS2に進む。
【0168】
S5において、読み取りコマンドが発行されてからの経過時間が300ミリ秒以上経過した場合、エラー監視手段6は、AV記録再生用コントローラ3に読み取り処理を中断するよう指示する。エラー監視手段6からの指示を受けると、AV記録再生用HDDコントローラ3は、ファイルシステム4に読み取り中断コマンドを発行し、ファイルシステム4は、読み取り中断コマンドをHDD2に中継する。HDD2は読み取り中断コマンドを受け取ると、読み取り処理を中断して、S6に進む。
【0169】
S6において、エラー監視手段6は、Skip処理判定手段5に不良なディスクアクセスユニットを検出したことを通知する。Skip処理判定手段5は、エラー監視手段6から不良DAUを検出したことを通知されると、スキップ処理を起動する。なお、スキップ処理については後述する。
【0170】
一方S3において、HDD2は読み取りコマンドの終了を通知する際、正常終了したかエラーにより終了したかどうかも通知する。エラー監視手段6は、HDD2からの読み取りコマンドの終了通知を受け取ると、読み取りコマンドが正常に終了したかエラーにより終了したかを判定する。そして、エラーにより終了した場合は、S6に進み、正常に終了した場合はS7に進む。
【0171】
すなわち、S6において、エラー監視手段6は、読み取りコマンドがエラー終了した場合、または、300ミリ秒経過しても読み取りコマンドが終了しなかった場合に読み取りエラーが発生したとし、AVデータを読み取ろうとしたディスクアクセスユニットを不良なディスクアクセスユニットと判定する。
【0172】
S7において、読み取りコマンドが正常に終了した場合、エラー監視手段6は、読み取りコマンドが正常に終了したことをSkip処理判定手段5に通知し、AV記録再生用HDDコントローラ3は、再生バッファ9に読み取ったAVデータを転送し、再生バッファ9がディスクアクセスユニット分のAVデータを出力したことを通知されたタイミングで、次の読み取りコマンドを発行する。
【0173】
次に、Skip処理判定手段5の動作について説明する。図9にSkip処理判定手段5の動作を示す。
【0174】
S20において、エラー監視手段6から通知されると、Skip処理判定手段5は、その通知が読み取りコマンドが正常に終了したことの通知か不良なディスクアクセスユニットを検出したことの通知かを判定する(S21)。
【0175】
エラー監視手段6からの通知が読み取りコマンドが正常に終了したことの通知である場合、S25に進む。また、不良ディスクアクセスユニットを検出したことの通知である場合、S22に進む。
【0176】
S22において、エラー監視手段6から不良なディスクアクセスユニットを検出したことを通知されると、Skip処理判定手段5は、そのディスクアクセスユニットの読み取りスキップカウンターを1だけ加算し、S23に進む。
【0177】
S23において、Skip処理判定手段5は、読み取りスキップカウンターの値が5を超えているかどうかを判定する。5を超えている場合、S24に進み、5以下の場合、S25に進む。
【0178】
S24において、Skip処理判定手段5は、そのディスクアクセスユニットの不良DAUフラグをオンにし、S25に進む。
【0179】
S25において、Skip処理判定手段5は、ファイルシステム4から次に読み取るべきディスクアクセスユニットの番号を取得し、現在のディスクアクセスユニットとし、S26に進む。
【0180】
S26において、Skip処理判定手段5は現在のディスクアクセスユニットの不良DAUフラグがオンかオフかを判定する。すなわち、現在のディスクアクセスユニットの不良DAUフラグがオンの場合、S25に進む。また、現在のディスクアクセスユニットの不良DAUフラグがオフの場合、AV記録再生用HDDコントローラ3に不良DAUフラグがオンになっているディスクアクセスユニットの番号を通知して、S27に進む。
【0181】
S27において、再生バッファ9からディスクアクセスユニット分のAVデータを出力し、再生バッファ9に1つのディスクアクセスユニット分の空きが発生したことを通知されると、AV記録再生用HDDコントローラ3はSkip処理判定手段5から通知されたディスクアクセスユニットについては、スキップして、ファイルシステム4から次に書き込むべきディスクアクセスユニットの番号を取得して、S28に進む。
【0182】
S28において、AV記録再生用HDDコントローラ3は、HDD2にファイルシステム4を経由して次のディスクアクセスユニットからAVデータを読み取るための読み取りコマンドを発行する。
【0183】
このようにして、記録再生装置1は、AVデータを磁気ディスク媒体20から次々と読み取っていく。
【0184】
以上説明したように本実施の形態の記録再生装置1は、読み出し時には、エラーが発生したら、そのディスクアクセスユニットの読み取りスキップカウンターを1だけ加算する。そして、読み取りスキップカウンターの値が5を超えたディスクアクセスユニットについては、その不良DAUフラグをオンにする。また、不良DAUフラグがオンになっているディスクアクセスユニットに対しては読み取り処理を行わない。
【0185】
従って、読み取り時にも、従来の技術とは異なり、本実施の形態の記録再生装置1は、ディスクアクセスユニットの交替処理を行わないにも関わらず、AVデータを途切れることなく連続転送することが出来る。
【0186】
次に、磁気ディスク媒体20に記録されているAVデータを消去する場合の動作を説明する。
【0187】
磁気ディスク媒体20に記録されているAVデータはオブジェクトとして管理されている。すなわち、オブジェクトとは、記録再生装置の録画スタートボタンを押してから録画停止ボタンを押すまでのAVデータをいう。この間に記録再生装置のポーズボタンがはいっていてもよい。
【0188】
図12に、磁気ディスク媒体20に記録されているオブジェクトを消去する際の動作を示す。以下、図12に基づいて説明する。
【0189】
S40において、AV記録再生用HDDコントローラ3は消去処理を起動する。すなわち、消去するファイルのディスクアクセスユニットの番号をファイルシステム4から取得し、そのディスクアクセスユニットに記録されているAVデータを消去する消去コマンドを発行する。
【0190】
ファイルシステム4は、消去コマンドを受け取ると、消去すべきファイルとディスクアクセスユニットとを関連付けたテーブルを初期化し、HDD2へ書き込む。
【0191】
すなわち、このテーブルの中には不良DAUフラグやスキップカウンターが含まれており、ファイルシステム4は、テーブルの初期化時には、不良DAUフラグをオフにし(S41)、読み取りスキップカウンターを0に初期化する(S42)。
【0192】
なお、消去したディスクアクセスユニットの書き込みスキップカウンターは、初期化せず、そのままにする。従って、書き込みスキップカウンターの値が5を超えるディスクアクセスユニットはAVデータが消去されても再利用することは出来ない。これに対して、書き込みスキップカウンターが5以下のディスクアクセスユニットは、AVデータが消去されると再利用することが出来るようになる。
【0193】
図5は、オブジェクトが消去される前の磁気ディスク媒体を磁気ディスク媒体20として示し、図6にオブジェクトが消去された後の磁気ディスク媒体を磁気ディスク媒体30として示す。
【0194】
磁気ディスク媒体20には、オブジェクト0(24)とオブジェクト1(25)が記録されている。オブジェクト0(24)が記録されているディスクアクセスユニットには、書き込みスキップカウンターの値が5以下である再利用可能な不良DAU22と書き込みスキップカウンターの値が5を超えた再利用付加な不良DAU23がある。
【0195】
オブジェクト消去後、再利用可能な不良DAU22は、書き込みスキップカウンターの値が5以下であり、読み取りスキップカウンターの値が0に初期化され、不良DAUフラグがオフにされるので、オブジェクト消去後再利用可能なDAU28に示すように、再利用される。これに対して、再利用不可な不良DAU23は、オブジェクト消去後でも書き込みスキップカウンターの値が5を超えているので、再利用不可な不良DAU29に示すように再利用されない。
【0196】
従って、振動などの外乱などの原因により欠陥のないディスクアクセスユニットが不良なディスクアクセスユニットとして恒久的に扱われず、欠陥のないディスクアクセスユニットを再利用することが出来る。
【0197】
なお、上記の説明では、AVデータを記録する場合と再生する場合とを分けて説明したが、本実施の形態の記録再生装置1は、AVデータを記録しながら同時に磁気ディスク媒体20に記録されているAVデータを再生することも可能である。このように同時にAVデータを記録しながらすでに記録されているAVデータを再生する場合、AV記録再生用HDDコントローラ3、エラー監視手段6、Skip処理判定手段5は時分割に上述した記録動作と再生動作を行う。
【0198】
さて、前述したように、タイムオーバ時間である300ミリ秒の求め方について説明する。
【0199】
本実施の形態の記録再生装置1は、AVデータを記録しながら同時に磁気ディスク媒体20に記録されているAVデータを再生する同時記録再生を行う場合に、記録するAVデータの連続性も再生するAVデータの連続性もともに保証し、また、ディスクアクセスユニットの不良が、書き込み及び読み取りでともに30%の確率で均一に発生する場合までAVデータの連続性を保証するとする。
【0200】
記録バッファ8には、最大でディスクアクセスユニット3個分のAVデータを格納することが可能であり、また再生バッファ9にも最大でディスクアクセスユニット3個分のAVデータを格納することが可能であるとする。
【0201】
そして、不良でないディスクアクセスユニットに対して書き込みまたは読み取りに必要な時間を160ミリ秒とする。また、1個のディスクアクセスユニット分のAVデータを出力または入力するのに要する時間を560ミリ秒とする。
【0202】
そうすると、記録バッファ8に3個のディスクアクセスユニット分のAVデータが格納される時間または再生バッファ9から3個のディスクアクセスユニット分のAVデータが出力される時間は、560×3ミリ秒になる。また3個のディスクアクセスユニットに対して読み取り処理を行い、3個のディスクアクセスユニットに対して書き込み処理を行う時間は、タイムオーバ時間Toutとすると、160ミリ秒×3×2+(Tout−160)×3×0.3×2になる。AVデータの連続性を保証するためには、この時間が記録バッファ8に3個のディスクアクセスユニット分のAVデータが格納される時間及び再生バッファ9から3個のディスクアクセスユニット分のAVデータが出力される時間より小さくなければならないので、次に示す数1の関係が成立しなければならない。
【0203】
【数1】
160×3×2+(Tout−160)×3×0.3×2<560×3
数1からToutは次に示す数2を満たさなければならない。
【0204】
【数2】
Tout<560
また、ディスクアクセスユニット3個分のAVデータを書き込み同時にディスクアクセスユニット3個分のAVデータを読み取った場合に書き込み及び読み取り処理でそれぞれ1回づつタイムアウトが発生した場合にAVデータの連続性を保証するためには、次の数3の関係が成立しなければならない。
【0205】
【数3】
160ミリ秒×2×2+Tout×2<560×3
数3からToutは次に示す数4を満たさなければならない。
【0206】
【数4】
Tout<520ミリ秒
従って、書き込み読み取りでそれぞれ一回づつタイムアウトが発生した方がタイムオーバ時間を短く設定しなくてはならい。
【0207】
さらに、読み出し処理を行う場合にタイムオーバが発生した場合に、再度そのディスクアクセスユニットから読み取りを行うリトライ処理を一回だけ行う場合には、次に数5を満たさなければならない。
【0208】
【数5】
160ミリ秒×2×2+Tout×3<560×3
数5からToutは次に示す数6を満たさなければならない。
【0209】
【数6】
Tout<347ミリ秒
従って、読み取り処理でタイムオーバが起こった場合、1回だけ再度そのディスクアクセスユニットに対して読み取り処理を行うことを許容すると、タイムオーバ時間を347ミリ秒以下に設定すればよい。また、Toutを347ミリ秒以下に設定すると、数1〜数6の全ての条件を満たすことが出来る。
【0210】
本実施の形態のタイムオーバ時間である300ミリ秒は、上記の考察を行うことによって求めたものである。
【0211】
なお、本実施の形態では、磁気ディスク媒体20を使用した記録再生装置1について説明したが、他の記録媒体を使用した記録再生装置であってもよい。
【0212】
例えば、図2に記録媒体としてDVDRAMを使用する記録再生装置11を示す。記録再生装置11は、図1の記録再生装置1とは異なり、AV記録再生用DVDコントローラ13、DVDRAMドライブ12を備えている。AV記録再生用DVDコントローラ13は、AV記録再生用HDDコントローラ3がHDD2を制御したのと同様にして、DVDRAMドライブ12を制御する。また、ファイルシステム4は、ディスクアクセスユニットの番号をDVDRAMのLBAに変換すること以外は、記録再生装置1のフィルシステムと同様である。記録再生装置11の上記以外のブロックについては、記録再生装置1と同様である。このように、HDDを用いた記録再生装置だけでなくDVDを用いた記録再生装置にも本実施の形態を適用することが出来る。
【0213】
図3に記録媒体として光磁気ディスクを使用する記録再生装置14を示す。記録再生装置14は、図1の記録再生装置1とは異なり、AV記録再生用DVDコントローラ16、MOドライブ15を備えている。AV記録再生用DVDコントローラ16は、AV記録再生用HDDコントローラ3がHDD2を制御したのと同様にして、MOドライブ15を制御する。また、ファイルシステム4は、ディスクアクセスユニットの番号をMOドライブのLBAに変換すること以外は、記録再生装置1のファイルシステム4と同様である。記録再生装置14の上記以外のブロックについては、記録再生装置1と同様である。このように、光磁気ディスク媒体を用いた記録再生装置にも本実施の形態を適用することが出来る。
【0214】
さらに、本実施の形態では、書き込みコマンドまたは読み取りコマンドが発行されてからの経過時間が300ミリ秒以上経過してもそのコマンドが終了しない場合、エラー監視手段6は、不良なディスクアクセスユニットを検出したことをSkip処理判定手段5に通知したが、これに限らない。エラー監視手段6は、発行された書き込みコマンドまたは読み取りコマンドにコマンドエラーが発生した場合にも、不良なディスクアクセスユニットを検出したことをSkip処理判定手段5に通知しても構わない。この場合のコマンドエラーとは、HDD2に書き込みコマンドまたは読み取りコマンドを発行した時、何らかの原因でHDD2がそのコマンドを実行不可能な場合、HDD2がタイムオーバ時間である300ミリ秒以内に通知してくるエラーであり、このようなエラーは、読み取り動作時のECC(誤り訂正)エラーやHDD2の初期化時にコマンドを発行した場合に発生する。
【0215】
さらに、本発明の書き込みエラーが生じた場合とは、書き込みコマンドが発行されてからの経過時間が300ミリ秒以上経過してもそのコマンドが終了しない場合に限らず、書き込みコマンドが発行されてからの経過時間が300ミリ以内にHDD2がそのコマンドを実行することが不可能であることを通知した場合など、要するに本発明の書き込みエラーは、AVデータの連続性から導かれたタイムオーバ時間が経過してもディスクアクセスユニットにAVデータの記録が完了しない場合であっても構わないし、コマンドエラーが生じた場合であっても構わない。
【0216】
なお、本実施の形態の図9のS24において、Skip処理判定手段5は、そのディスクアクセスユニットの不良DAUフラグをオンにし、S25に進むとして説明したが、これに限らない。すなわち、図10に示すように、S24において、Skip処理判定手段5は、そのディスクアクセスユニットの不良DAUフラグをオンにし、S24aに進み、S24aにおいて、Skip処理判定手段5は、書き込み側スキップカウンターを1だけインクリメントしてから、S25に進んでも構わない。記録再生装置1の仕様によっては、ディスクアクセスユニットに実際にはAVデータが正常に書き込めていないのにもかかわらず、書き込みが正常に完了したと判定されるようば場合が起こり得る。このような場合は、そのディスクアクセスユニットに対して読み取りを行った場合には必ずエラーが発生する。従って、図10に示すように、S24の次に、S24aを実行することにより、ディスクアクセスユニットに実際にはAVデータが正常に書き込めていないのにもかかわらず、書き込みが正常に完了したと判定されるようば場合であっても、ディスクアクセスユニットが恒久不良かどうかを正確に判定することが出来るようになる。
【0217】
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。
【0218】
図4に、本実施の形態の記録再生装置17を示す。
【0219】
本実施の形態の記録再生装置17は、第1の実施の形態の記録再生装置1のAV記録再生用HDDコントローラ3の代わりにAV記録再生用HDDコントローラ18を備えている。
【0220】
AV記録再生用コントローラ18は、第1の実施の形態のAV記録再生用HDDコントローラ3とは異なり、再生時には、ディスクアクセスユニットの読み取りにエラーが発生した場合、再生バッファ9に格納されているAVデータが全て出力されるまで、そのディスクアクセスユニットに対して読み取りを繰り返し行うようHDD2を制御する手段である。
【0221】
それ以外は、第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
【0222】
次に、このような本実施の形態の動作を説明する。
【0223】
AVデータを記録する場合の動作は、第1の実施の形態と同様である。
【0224】
AVデータを再生する際、エラー監視手段6は第1の実施の形態と同様にして読み取り処理にエラーが発生したかどうかを監視している。
【0225】
図11にSkip処理判定手段5の動作を示す。以下図11に基づいて説明する。
【0226】
S30において、エラー監視手段6から通知されると、Skip処理判定手段5は、その通知が読み取りコマンドが正常に終了したことの通知か不良なディスクアクセスユニットを検出したことの通知かを判定する(S31)。
【0227】
エラー監視手段6からの通知が読み取りコマンドが正常に終了したことの通知である場合、S37に進む。また、不良ディスクアクセスユニットを検出したことの通知である場合、S32に進む。
【0228】
S32において、エラー監視手段6から不良なディスクアクセスユニットを検出したことを通知されると、Skip処理判定手段5は、そのディスクアクセスユニットの読み取りスキップカウンターを1だけ加算し、S33に進む。
【0229】
S33において、Skip処理判定手段5は、読み取りスキップカウンターの値が5を超えているかどうかを判定する。5を超えている場合、S34に進み、5以下の場合、S35に進む。
【0230】
S35において、Skip処理判定手段5は、再生バッファ9が空かどうかをAV記録再生用HDDコントローラ18に問い合わせる。AV記録再生用HDDコントローラ18は、Skip処理判定手段5からの問い合わせに応じて、再生バッファ9の状態を調べ、再生バッファ9が空かどうかをSkip処理判定手段5に通知する。Skip処理判定手段5は、再生バッファ9が空の場合、S37に進む。再生バッファ9が空でない場合、S36に進む。
【0231】
S36において、Skip処理判定手段5は、エラーが発生したディスクアクセスユニットに対して再度読み取り処理を行うようAV記録再生用HDDコントローラ18に指示し、AV記録再生用コントローラ18は、Skip処理判定手段から指示されると、そのディスクコマンドに対して再度読み取りを行うための読み取りコマンドを発行する。エラー監視手段6は、第1の実施の形態と同様にしてその読み取り処理でエラーが発生したかどうかを監視する。
【0232】
S34において、読み取りスキップカウンターの値が5を超えている場合であるので、Skip処理判定手段5は、そのディスクアクセスユニットの不良DAUフラグをオンにし、S37に進む。
【0233】
S37において、Skip処理判定手段5は、ファイルシステム4から次に読み取るべきディスクアクセスユニットの番号を取得し、現在のディスクアクセスユニットとし、S38に進む。
【0234】
S38において、Skip処理判定手段5は現在のディスクアクセスユニットの不良DAUフラグがオンかオフかを判定する。すなわち、現在のディスクアクセスユニットの不良DAUフラグがオンの場合、S37に進む。また、現在のディスクアクセスユニットの不良DAUフラグがオフの場合、AV記録再生用HDDコントローラ18に不良DAUフラグがオンになっていたディスクアクセスユニットの番号を通知して、S39に進む。
【0235】
S39において、再生バッファ9からディスクアクセスユニット分のAVデータを出力したことを通知されると、AV記録再生用HDDコントローラ18はSkip処理判定手段5から通知されたディスクアクセスユニットについては、スキップして、ファイルシステム4から次に書き込むべきディスクアクセスユニットの番号を取得して、S40に進む。
【0236】
S40において、AV記録再生用HDDコントローラ3は、HDD2にファイルシステム4を経由して次のディスクアクセスユニットからAVデータを読み取るための読み取りコマンドを発行する。
【0237】
このようにして、記録再生装置1は、AVデータを磁気ディスク媒体20から次々と読み取っていく。そして、ディスクアクセスユニットにエラーが生じた場合には、記録バッファ9が空になるまで、そのディスクアクセスユニットに対して読み取り処理を繰り返し行う。
【0238】
従って、第1の実施の形態の効果に加え、さらにAVデータを途切れずに連続的に再生しながら、第1の実施の形態よりさらにAVデータの再生の信頼性を向上させることが出来る。
【0239】
なお、本発明のタイムオーバ時間は、本実施の形態の形態における300ミリ秒に限らず、310ミリ秒、280ミリ秒など、要するにAVデータの連続性を保証出来るような時間でありさえすればよい。
【0240】
さらに、本発明のスキップカウンターは、本実施の形態における書き込みスキップカウンター及び読み取りスキップカウンターのように読み取り処理と書き込み処理に対応して別々に設けるものに限らず、読み取りと書き込みとをまとめてカウントするものであってもよい。要するに本発明のスキップカウンターは、ディスクアクセスユニットがスキップされた回数を数えるものでありさえすればよい。
【0241】
さらに、本発明の所定の回数は、本実施の形態における5回に限らず、4回、7回などでもよく、要するに本発明の所定の回数は、ディスクアクセスユニットを恒久不要であると判定するのに適した回数でありさえすればよい。
【0242】
さらに、本発明の記録媒体は本実施の形態における磁気ディスク媒体20に限らず、光磁気ディスク媒体、光ディスク媒体など、要するに本発明の記録媒体はAVデータを記録または再生することが出来るものでありさえすればよい。
【0243】
さらに、本発明の記録媒体は、本発明の記録再生装置に内蔵されていても構わないし、着脱自在であっても構わない。
【0244】
さらに、本発明は、上述した本発明の記録再生装置の全部または一部の手段(または、装置、素子、回路、部等)の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
【0245】
さらに、本発明は、上述した本発明の記録再生装置の全部または一部の手段の全部または一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムを担持した媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記機能を実行する媒体である。
【0246】
なお、本発明の一部の手段(または、装置、素子、回路、部等)とは、それらの複数の手段の内の、幾つかの手段を意味し、あるいは、一つの手段の内の、一部の機能を意味するものである。
【0247】
また、本発明のプログラムを記録した、コンピュータに読みとり可能な記録媒体も本発明に含まれる。
【0248】
また、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
【0249】
また、本発明のプログラムの一利用形態は、伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとられ、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
【0250】
また、記録媒体としては、ROM等が含まれ、伝送媒体としては、インターネット等の伝送媒体、光・電波・音波等が含まれる。
【0251】
また、上述した本発明のコンピュータは、CPU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウェアや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良い。
【0252】
なお、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。
【0253】
【発明の効果】
以上説明したところから明らかなように、本発明は、手間と時間をかけずに、AVデータを途切れなく連続転送することが出来る記録再生装置、記録再生方法、プログラム及び記録媒体を提供することが出来る。
【0254】
また、本発明は、すでに記録媒体に記録されていたAVデータを消去せず、AVデータを途切れなく連続転送することが出来る記録再生装置、プログラム及び記録媒体を提供することが出来る。
【0255】
また、本発明は、ユーザが自由に使用できる領域が減少することなく、AVデータを途切れなく連続転送することが出来る記録再生装置、プログラム及び記録媒体を提供することが出来る。
【0256】
また、本発明は、振動などの外乱などの原因により欠陥のないディスクアクセスユニットが不良なディスクアクセスユニットとして恒久的に扱われことがなく、欠陥のないディスクアクセスユニットを再利用することが出来る記録再生装置、プログラム及び記録媒体を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における記録再生装置の構成を示す図。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるDVDに記録再生する記録再生装置の構成を示す図。
【図3】本発明の第1の実施の形態における光磁気ディスクに記録再生する記録再生装置の構成を示す図。
【図4】本発明の第2の実施の形態における記録再生装置の構成を示す図。
【図5】本発明の第1の実施の形態における磁気ディスク媒体の例を示す図。
【図6】本発明の台1の実施の形態におけるAVデータが消去された際の磁気ディスク媒体の例を示す図。
【図7】本発明の第1の実施の形態におけるエラー監視手段の動作を示すフローチャート図。
【図8】本発明の第1の実施の形態におけるSkip処理判定手段の記録時の動作を示すフローチャート図。
【図9】本発明の第1の実施の形態におけるSkip処理判定手段の再生時の動作を示すフローチャート図。
【図10】本発明の第1の実施の形態におけるSkip処理判定手段の再生時の動作を示すもう一つのフローチャート図。
【図11】本発明の第2の実施の形態におけるSkip処理判定手段の再生時の動作を示すフローチャート図。
【図12】本発明の第1の実施の形態における記録再生装置のAVデータ消去時の動作を示すフローチャート図。
【図13】従来の記録再生装置の構成を示す図。
【図14】従来の記録再生装置が記録再生する磁気ディスク媒体の例を示す図。
【図15】従来の記録再生装置の交替DAUテーブルの例を示す図。
【図16】従来の記録再生装置及び本実施の形態の記録再生装置が使用するDAU変換テーブルの例を示す図。
【図17】従来の記録再生装置及び本実施の形態の記録再生装置が使用するLBAを物理アドレスに対応付けるためのテーブルを示す図。
【符号の説明】
1 記録再生装置
2 HDD
3 AV記録再生用HDDコントローラ3
4 ファイルシステム
5 Skip処理判定手段
6 エラー監視手段
7 タイマー
8 記録バッファ
9 再生バッファ
11 記録再生装置
12 DVDRAMドライブ
13 AV記録再生用DVDコントローラ
14 記録再生装置
15 MOドライブ
16 AV記録再生用MOコントローラ
17 記録再生装置
18 AV記録再生用コントローラ
20 磁気ディスク媒体
22 再利用可能な不良DAU
23 再利用付加な不良DAU
26 AVデータ記録領域
27 磁気ディスク媒体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a recording / reproducing apparatus, a recording / reproducing method, a medium, and a program for recording AV data.
[0002]
[Prior art]
In recent years, with the spread and progress of personal computers, many recording and reproducing devices such as hard disk drives and magneto-optical disk drives have come to be used as external storage devices due to their large capacity and high speed. Along with the enlargement of computer software and the increase in the volume of data to be handled, these recording and playback devices as external storage devices have been realized at higher speeds and larger capacities.
[0003]
The recording / reproducing apparatus that has dealt with computer data in this way makes use of its high speed and large capacity, and can also be used as a digital AV device for recording and reproducing video / audio data (hereinafter referred to as AV data) by applying digital technology. It is getting used.
[0004]
When recording computer data or a program in a recording / reproducing apparatus, if an error occurs even in one bit, a serious problem such as a malfunction of the program occurs. Therefore, the recording / reproducing apparatus performs a strict error check when recording and reproducing computer data to guarantee the reliability of data and programs.
[0005]
For such error checking, a reassignment process for reassigning LBA (Logical Block Address) to a sector of a recording medium, a retry process for re-recording or reading a sector in which an error has occurred, or an assignment to an errored sector There is a replacement process in which the LBA that has been assigned is assigned to another sector in the replacement area, and the use of the sector in which the error has occurred is stopped.
[0006]
On the other hand, when recording AV data in a recording / reproducing apparatus, it is important to guarantee the continuity of the AV data by recording and reproducing the AV data so that the AV data is not interrupted, rather than the reliability of the data.
[0007]
In other words, when reproducing AV data, if an error occurs in one byte of data, when the AV data is displayed on a television monitor, there is only an effect that the viewer hardly notices.
[0008]
However, if a strict error check such as retry processing or replacement processing is executed during AV data playback, the AV data playback is interrupted due to the error check, and the video displayed on the TV monitor is interrupted. It will be very annoying for viewers.
[0009]
FIG. 13 shows a recording / reproducing
[0010]
The recording / reproducing
[0011]
FIG. 14 shows a
[0012]
The
[0013]
Further, when the size of the disk access unit is reduced, the
[0014]
As shown in FIG. 17, the
[0015]
The AV recording / reproducing
[0016]
FIG. 15 shows an example of the replacement DAU table 42. The
[0017]
The
[0018]
The
[0019]
The
[0020]
Playback buffer9Is a buffer for temporarily storing AV data read from the
[0021]
Next, the operation of such a recording / reproducing
[0022]
First, the recording / reproducing
[0023]
Next, in order to guarantee that the AV data is transferred in real time, the disk access unit in the
[0024]
That is, the AV recording / reproducing
[0025]
When the AV recording / reproducing
[0026]
When notified, the
[0027]
The above processing is repeated for all the disk access units of the
[0028]
When the sector-by-sector replacement process is performed, a seek operation and a rotation wait are generated in the sector for which the replacement process has been performed, so that extra time is required for writing and reading. Therefore, if replacement processing occurs at intervals smaller than the size that can guarantee that AV data is continuously transferred, continuous transfer of AV data cannot be guaranteed due to seeking or waiting for rotation. However, since the recording / reproducing
[0029]
In this way, the recording / reproducing
[0030]
Next, a case where AV data is recorded on the
[0031]
AV data received by a TV tuner or the like is transferred to the recording / reproducing
[0032]
The
[0033]
When the
[0034]
When notified from the
[0035]
In response to this, the
[0036]
When notified from the
[0037]
When the
[0038]
The AV recording / reproducing
[0039]
In response to this, the
[0040]
The AV recording /
[0041]
The
[0042]
The
[0043]
On the other hand, AV data has been transferred to the
[0044]
Next, a case where AV data is read from the
[0045]
The
[0046]
Upon receiving the notification from the
[0047]
In response to this, the
[0048]
When the
[0049]
Upon receiving an inquiry from the AV recording / reproducing
[0050]
When receiving the LBA notified from the
[0051]
The
[0052]
The
[0053]
The AV recording / reproducing
[0054]
The
[0055]
Therefore, the recording / reproducing
[0056]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the conventional recording / reproducing
[0057]
That is, in order to continuously transfer AV data without interruption, there is a problem (first problem) that it is necessary to perform a disk access unit replacement process, which takes time and effort.
[0058]
Further, when performing the replacement process, the reading process and the writing process are performed over the entire
[0059]
That is, when the replacement process of the disk access unit is performed to ensure that AV data is continuously transferred without interruption, the AV data previously recorded on the recording medium is erased (second problem) )
[0060]
In addition, in order to perform the disk access unit replacement process, an alternative disk access unit such as the
[0061]
That is, when the replacement process of the disk access unit is performed in order to ensure that AV data is continuously transferred without interruption, an alternative disk access unit must be secured in advance, so that the replacement process is not performed. In comparison, there is a problem (third problem) that the area of the user of the recording medium can be freely used.
[0062]
In addition, when there is a disturbance such as vibration, it is determined that the disk access unit is defective even if the disk access unit of the
[0063]
In other words, when there is a disturbance such as vibration, even a disk access unit without a defect is determined to be a defective disk access unit, and is subsequently treated as a defective disk access unit until the recording medium is formatted. There is a problem (fourth problem).
[0064]
In consideration of the first problem, the present invention provides a recording / reproducing apparatus and a recording / reproducing method capable of continuously transferring AV data without interruption without taking time and effort.,ProgramAnd recording mediumIs intended to provide.
[0065]
In addition, in consideration of the second problem, the present invention provides a recording / reproducing apparatus and a recording / reproducing method capable of continuously transferring AV data without interruption without erasing the AV data already recorded on the recording medium.,ProgramAnd recording mediumIs intended to provide.
[0066]
In addition, the present invention takes into consideration the above-mentioned third problem, and a recording / reproducing apparatus and a recording / reproducing method capable of continuously transferring AV data without interruption without reducing the area that the user can freely use.,ProgramAnd recording mediumIs intended to provide.
[0067]
In addition, in consideration of the fourth problem, the present invention does not permanently treat a defect-free disk access unit as a defective disk access unit due to a disturbance such as vibration, and recycles a defect-free disk access unit. Recording / reproducing apparatus and recording / reproducing method that can be used,ProgramAnd recording mediumIs intended to provide.
[0068]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problem, the first aspect of the present invention (corresponding to claim 1) includes a recording means capable of writing and reading AV data on a recording medium,
For the disk access unit, which is the smallest unit that continuously accesses the recording medium,When simultaneous recording / reproduction of AV data is performed, even if the time over time determined to ensure the continuity of AV data to be recorded and reproduced has elapsed, the writing of the AV data to the disk access unit, or An error determination means for determining that an AV data writing or reading error has occurred when reading is not completed;
Based on the determination, if an AV data write or read error occurs in the disk access unit, the write or read error occurs without providing a replacement disk access unit.Disc access knit,Recording control means for controlling the recording means to write or read the AV data to a disk access unit to be written or read;
A skip counter that counts the number of errors that occurred when the AV data was written or read from the disk access unit;
The recording control means has the number of
[0071]
The second2The present invention (claims)2The error determination means determines that the write error or the read error has occurred when a command error occurs.1The recording / reproducing apparatus according to the present invention.
[0073]
The second3The present invention (claims)3In the case where writing or reading of the AV data to the disk access unit is not completed even after the time-over time has elapsed, the recording control means forcibly terminates the command issued to the recording means. The disk access unit is controlled to be skipped.1The recording / reproducing apparatus according to the present invention.
[0075]
The second4The present invention (claims)4The write skip counter counts the number of times that the recording medium is not initialized unless the recording medium is formatted.1The recording / reproducing apparatus according to the present invention.
[0076]
The second5The present invention (claims)5Is provided with a read prohibition flag indicating whether to prohibit reading of the disk access unit,
When the read prohibition flag corresponding to the disk access unit is turned on, the recording control means does not read the disk access unit,
In the recording / reproducing apparatus according to the first aspect of the present invention, when the read prohibition flag corresponding to the disk access unit is off, the disk access unit is controlled to read.
[0077]
The second6The present invention (claims)6The recording control means turns on the read prohibition flag corresponding to the disk access unit when the write error occurs when writing the AV data to the disk access unit. First5The recording / reproducing apparatus according to the present invention.
[0079]
The second7The present invention (claims)7The recording control means turns off the read prohibition flag corresponding to the disk access unit when the AV data has been normally written to the disk access unit,
The read skip counter value corresponding to the disk access unit is initialized to zero.6The recording / reproducing apparatus according to the present invention.
[0080]
The second8The present invention (claims)8The recording control means turns off the read prohibition flag corresponding to the disk access unit when the AV data recorded in the disk access unit is erased,
A value of the read skip counter corresponding to the disk access unit is initialized.6The recording / reproducing apparatus according to the present invention.
[0081]
The second9The present invention (claims)9Corresponds to)A recording buffer for temporarily storing the AV data when the AV data is written;
A playback buffer for temporarily storing the AV data when the AV data is read;
The time-over time includes at least the storage time of the AV data in the recording buffer, the output time of the AV data from the reproduction buffer, the time required for reading the disk access unit, and the writing of the disk access unit. It is the recording / reproducing apparatus of 1st this invention calculated based on required time.
[0082]
The second10The present invention (claims)10Corresponds to)A recording step capable of writing and reading AV data to and from a recording medium;
Time determined to guarantee both continuity of AV data to be recorded and reproduced when simultaneous recording and reproduction of AV data is performed with respect to a disk access unit which is a minimum unit for continuously accessing the recording medium. An error determination step for determining that an AV data write or read error has occurred when writing or reading of the AV data to the disk access unit is not completed even if an overtime has elapsed;
Based on the determination, if an AV data write or read error occurs in the disk access unit, the disk access unit in which the write or read error occurred is skipped without providing a replacement disk access unit. A recording control step for controlling the recording means to write or read the AV data to a disk access unit to be written or read next;
A skip counter step of counting the number of errors that occurred when the AV data was written or read from the disk access unit,
In the recording control step, the number of times is 1 When a predetermined value which is the above value is exceeded, writing / reading of the disk access unit is prohibited, and the recording / reproducing method is controlled so as not to be used thereafter.
[0084]
The second11The present invention (claims)11The error determining step determines that the write error or the read error has occurred when a command error occurs.10The recording / reproducing method of the present invention.
[0086]
The second12The present invention (claims)12Corresponds to)A recording means capable of writing and reading AV data with respect to a recording medium in the recording / reproducing apparatus of the first invention;
Time determined to guarantee both continuity of AV data to be recorded and reproduced when simultaneous recording and reproduction of AV data is performed with respect to a disk access unit which is a minimum unit for continuously accessing the recording medium. An error judging means for judging that an AV data writing or reading error has occurred when the writing or reading of the AV data is not completed in the disk access unit even if the over time has elapsed;
Based on the determination, if an AV data write or read error occurs in the disk access unit, the disk access unit in which the write or read error occurred is skipped without providing a replacement disk access unit. Recording control means for controlling the recording means to write or read the AV data to a disk access unit to be written or read next;
This is a program for causing a computer to function as a skip counter that counts the number of errors that occur when the AV data is written or read from the disk access unit.
[0087]
The second13The present invention (claims)13Corresponds to)A recording medium on which a program according to the twelfth aspect of the present invention is recorded, and is a recording medium that can be processed by a computer.
[0088]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0089]
(First embodiment)
First, the first embodiment will be described.
[0090]
FIG. 1 shows a recording / reproducing
[0091]
The recording / reproducing
[0092]
As shown in FIG. 17, the
[0093]
FIG. 5 shows a
[0094]
The AV recording / reproducing
[0095]
The
[0096]
Here, the file information is information indicating in what order the AV data is written in which disk access unit from the file name. For example, the file name corresponds to the number of the disk access unit constituting the file. In addition, it is information that can list the disk access unit numbers in the order in which AV data is written.
[0097]
The information of each disk access unit of the
[0098]
FIG. 16 shows the DAU conversion table 53. The DAU conversion table 53 is a table for converting the disk
[0099]
The Skip process determination means 5 is a means for determining whether or not to skip the disk access unit when writing or reading.
[0100]
The
[0101]
The
[0102]
The
[0103]
The
[0104]
The
[0105]
Next, the operation of the recording / reproducing
First, the operation for recording AV data on the
[0106]
At the time when the
[0107]
File information used by the
[0108]
AV data received by a TV tuner or the like is transferred to the recording / reproducing
[0109]
The
[0110]
When notified by the
[0111]
In response to this, the
[0112]
When the number of the disk access unit to which AV data is to be written is notified from the
[0113]
When the
[0114]
The AV recording / reproducing
[0115]
In response to this, the
[0116]
The AV recording /
[0117]
The
[0118]
On the other hand, AV data has been transferred to the
[0119]
When recording AV data in this way, the error monitoring means 6 monitors whether the write command issued by the AV recording / reproducing
[0120]
FIG. 7 shows the operation of the error monitoring means 6. Hereinafter, the operation of the error monitoring means 6 will be described with reference to FIG.
[0121]
When the AV recording / reproducing
[0122]
Then, the error monitoring means 6 determines whether or not a write command end notification has been sent from the HDD 2 (S2). If a write command end notification has not yet been sent from the
[0123]
In S4, the
[0124]
In S5, when 300 milliseconds or more have elapsed since the writing command was issued, the error monitoring means 6 instructs the AV recording / reproducing
[0125]
In S6, the
[0126]
On the other hand, in S3, when notifying the end of the write command, the
[0127]
If the process ends due to an error, the process proceeds to S6. If the process ends normally, the process proceeds to S7.
[0128]
That is, in S6, the error monitoring means 6 tries to write AV data when a write error occurs when the write command ends in error or when the write command does not end after 300 milliseconds elapses. The disk access unit is determined as a defective disk access unit.
[0129]
In S7, when the write command is completed normally, the
[0130]
Next, the operation of the Skip
[0131]
In S10, when notified from the error monitoring means 6, the Skip process determining means 5 determines whether the notification is a notification that the write command has been completed normally or a notification that a defective disk access unit has been detected ( S11).
[0132]
If it is a notification that a defective disk access unit has been detected, the process proceeds to S12, and if it is a notification that the write command has been completed normally, the process proceeds to S15.
[0133]
In S15, when notified that the write command has been normally completed, the Skip process determination means 5 initializes the write skip flag of the disk access unit to 0, turns off the defective DAU flag, and proceeds to S16.
[0134]
On the other hand, in S12, when notified from the error monitoring means 6 that a defective disk access unit has been detected, the Skip processing determination means 5 adds 1 to the write skip counter of the disk access unit.
[0135]
Then, the defective DAU flag of the disk access unit is turned on (S13), and the process proceeds to S16.
[0136]
In S16, the Skip process determination means 5 acquires the number of the disk access unit to be written next from the
[0137]
In S17, the Skip process determination means 5 determines whether or not the current disk access unit is permanently defective. That is, when the value of the write skip counter of the current disk access unit exceeds 5, it is determined as a permanent failure, and when it is 5 or less, it is not determined as a permanent failure. The permanently defective disk access unit means a unit that cannot be written or read normally due to a defect in the disk access unit itself rather than a disturbance such as vibration.
[0138]
Here, the determination method of a permanent defect is demonstrated. Causes of the writing error and reading error of the recording / reproducing
[0139]
Among these errors, an error due to a disk defect is an error that occurs when the disk access unit of the
[0140]
The permanent disk access unit is a disk access unit in which the disk access unit itself is defective as described above, and an error occurs every time such a disk access unit is written or read. Therefore, when the probability of occurrence of an error that occurs when writing to or reading from a certain disk access unit is greater than the probability of occurrence of an error due to a random error and the probability of occurrence of an error due to disturbance such as vibration, the disk access unit Can be determined to be permanently defective. Therefore, the probability that an error will occur when writing or reading is 10-9If larger, it can be determined that the disk access unit is a permanently defective disk access unit.
[0141]
More specifically, assume that the usage frequency of the user is to use the recording / reproducing
[0142]
Therefore, in this model, when a permanent error is detected twice, it can be determined that the error is due to a disk defect. That is, in this model, when the value of the write skip counter of the current disk access unit exceeds 1, it is determined as a permanent failure, and when it is 1 or less, it is not determined as a permanent failure. It can be determined whether the unit is permanently defective. Thus, when the skip counter value exceeds a predetermined value (1 in this model), it is determined as a permanent failure, and when it is equal to or less than the predetermined value, it is not determined as a permanent failure. It can be determined whether the unit is permanently defective. In addition, since the disc defect error determination differs depending on the use situation and the error characteristics of the media, it is necessary to determine a predetermined value for determining the permanent defect according to each application. In S17, in consideration of the fact that writing or reading to some disk access units of the
[0143]
In S17, if the current disk access unit is permanently defective, the process proceeds to S16. If the current disk access unit is not permanently defective, the AV recording / reproducing
[0144]
For example, in the
[0145]
In S18, when the AV recording / reproducing
[0146]
In S19, the AV recording / reproducing
[0147]
In this way, the recording / reproducing
[0148]
As described above, when recording AV data, the recording / reproducing
[0149]
If the writing is successful even once, the defective DAU flag of the disk access unit is turned off and the reading skip counter is set to zero. In this case, the write skip counter is left as it is.
[0150]
Therefore, unlike the conventional technique, the recording / reproducing
[0151]
Next, an operation when the recording / reproducing
[0152]
It is assumed that AV data has already been recorded on the
[0153]
The AV recording / reproducing
[0154]
In response to this, the
[0155]
When notified from the
[0156]
Upon receiving an inquiry from the AV recording / reproducing
[0157]
When notified of the LBA, the AV recording / reproducing
[0158]
The
[0159]
The AV recording / reproducing
[0160]
The
[0161]
When the
[0162]
The AV recording / reproducing
[0163]
When reproducing AV data in this way, the error monitoring means 6 monitors whether a read command issued by the AV recording / reproducing
[0164]
That is, FIG. 7 shows the operation of the error monitoring means 6. Hereinafter, the operation of the error monitoring means 6 will be described with reference to FIG.
[0165]
When the AV recording / reproducing
[0166]
Then, the
[0167]
In S4, the
[0168]
In S5, when 300 milliseconds or more have elapsed since the read command was issued, the error monitoring means 6 instructs the AV recording / reproducing
[0169]
In S6, the
[0170]
On the other hand, in S3, when the
[0171]
That is, in S6, the error monitoring means 6 tries to read AV data, assuming that a read error has occurred when the read command has ended in error, or if the read command has not ended even after 300 milliseconds have elapsed. The disk access unit is determined as a defective disk access unit.
[0172]
In S7, when the read command is normally completed, the error monitoring means 6 notifies the Skip processing determining
[0173]
Next, the operation of the Skip
[0174]
In S20, when notified from the
[0175]
If the notification from the
[0176]
In S22, when the
[0177]
In S23, the Skip
[0178]
In S24, the Skip
[0179]
In S25, the Skip process determination means 5 acquires the number of the disk access unit to be read next from the
[0180]
In S26, the Skip process determination means 5 determines whether the current DAU flag of the disk access unit is on or off. That is, if the defective DAU flag of the current disk access unit is on, the process proceeds to S25. If the defective DAU flag of the current disk access unit is off, the AV recording / reproducing
[0181]
In S27, the AV data for the disk access unit is output from the
[0182]
In S28, the AV recording / reproducing
[0183]
In this way, the recording / reproducing
[0184]
As described above, the recording / reproducing
[0185]
Accordingly, even during reading, unlike the conventional technique, the recording / reproducing
[0186]
Next, an operation for erasing AV data recorded on the
[0187]
AV data recorded on the
[0188]
FIG. 12 shows an operation when erasing an object recorded on the
[0189]
In S40, the AV recording / reproducing
[0190]
When the
[0191]
That is, the table includes a defective DAU flag and a skip counter. When the table is initialized, the
[0192]
Note that the write skip counter of the erased disk access unit is not initialized and is left as it is. Therefore, a disk access unit having a write skip counter value exceeding 5 cannot be reused even if AV data is erased. On the other hand, a disk access unit having a write skip counter of 5 or less can be reused when AV data is erased.
[0193]
FIG. 5 shows the magnetic disk medium before the object is erased as the
[0194]
Object 0 (24) and object 1 (25) are recorded on the
[0195]
After the object is erased, the reusable
[0196]
Therefore, a disk access unit without a defect due to a disturbance such as vibration is not permanently treated as a defective disk access unit, and a disk access unit without a defect can be reused.
[0197]
In the above description, the case where AV data is recorded and the case where it is reproduced is described separately. However, the recording / reproducing
[0198]
Now, as described above, how to obtain 300 milliseconds, which is the time over time, will be described.
[0199]
The recording / reproducing
[0200]
The
[0201]
Then, the time required for writing to or reading from a disk access unit that is not defective is set to 160 milliseconds. Further, the time required to output or input AV data for one disk access unit is 560 milliseconds.
[0202]
Then, the time for storing the AV data for three disk access units in the
[0203]
[Expression 1]
160 × 3 × 2 + (Tout−160) × 3 × 0.3 × 2 <560 × 3
[0204]
[Expression 2]
Tout <560
In addition, when AV data for three disk access units is written and AV data for three disk access units is simultaneously read, the continuity of the AV data is guaranteed when a timeout occurs once each in the writing and reading processes. In order to do this, the following relationship of
[0205]
[Equation 3]
160 milliseconds × 2 × 2 + Tout × 2 <560 × 3
From
[0206]
[Expression 4]
Tout <520 ms
Therefore, the time over time must be set shorter if a timeout occurs once for each reading and writing.
[0207]
Furthermore, when a time-over occurs when performing a read process, if the retry process for reading from the disk access unit is performed only once, the following
[0208]
[Equation 5]
160 milliseconds × 2 × 2 + Tout × 3 <560 × 3
From
[0209]
[Formula 6]
Tout <347 milliseconds
Therefore, if a time-out occurs in the read process, the time-over time may be set to 347 milliseconds or less if it is allowed to read the disk access unit once again. Further, when Tout is set to 347 milliseconds or less, all the conditions of
[0210]
The time over time of 300 milliseconds in the present embodiment is obtained by performing the above consideration.
[0211]
In the present embodiment, the recording / reproducing
[0212]
For example, FIG. 2 shows a recording / reproducing
[0213]
FIG. 3 shows a recording / reproducing
[0214]
Furthermore, in this embodiment, if the command does not end even if the elapsed time after the write command or the read command is issued exceeds 300 milliseconds, the error monitoring means 6 detects a defective disk access unit. The Skip
[0215]
Furthermore, the case where the write error of the present invention occurs is not limited to the case where the write command is issued, even if the elapsed time from the issue of the write command is 300 milliseconds or more does not end.TheWhen the
[0216]
Note that, in S24 of FIG. 9 of the present embodiment, the Skip
[0217]
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment will be described.
[0218]
FIG. 4 shows the recording / reproducing
[0219]
The recording / reproducing
[0220]
Unlike the AV recording / reproducing
[0221]
Since other than that is the same as that of 1st Embodiment, description is abbreviate | omitted.
[0222]
Next, the operation of this embodiment will be described.
[0223]
The operation for recording AV data is the same as that of the first embodiment.
[0224]
When reproducing AV data, the error monitoring means 6 monitors whether or not an error has occurred in the reading process in the same manner as in the first embodiment.
[0225]
FIG. 11 shows the operation of the Skip process determination means 5. This will be described below with reference to FIG.
[0226]
In S30, when notified from the
[0227]
If the notification from the
[0228]
In S32, when notified from the error monitoring means 6 that a defective disk access unit has been detected, the Skip process determining means 5 adds 1 to the read skip counter of the disk access unit, and proceeds to S33.
[0229]
In S <b> 33, the Skip
[0230]
In S35, the Skip processing determination means 5 inquires of the AV recording / reproducing
[0231]
In S36, the Skip process determining means 5 instructs the AV recording / reproducing
[0232]
In S34, since the value of the read skip counter exceeds 5, the Skip process determination means 5 turns on the defective DAU flag of the disk access unit, and proceeds to S37.
[0233]
In S37, the Skip process determination means 5 acquires the number of the disk access unit to be read next from the
[0234]
In S38, the Skip process determination means 5 determines whether the defective DAU flag of the current disk access unit is on or off. That is, if the defective DAU flag of the current disk access unit is on, the process proceeds to S37. If the defective DAU flag of the current disk access unit is off, the AV recording / reproducing
[0235]
In S39, when it is notified from the
[0236]
In S40, the AV recording / reproducing
[0237]
In this way, the recording / reproducing
[0238]
Therefore, in addition to the effects of the first embodiment, it is possible to further improve the reliability of AV data reproduction compared to the first embodiment while continuously reproducing AV data without interruption.
[0239]
Note that the time-over time of the present invention is not limited to 300 milliseconds in the embodiment, but may be 310 milliseconds, 280 milliseconds, etc., as long as it is a time that can guarantee the continuity of AV data. Good.
[0240]
Furthermore, the skip counter of the present invention is not limited to a separate one corresponding to the read process and the write process, such as the write skip counter and the read skip counter in the present embodiment, and reads and writes are counted together. It may be a thing. In short, the skip counter of the present invention only needs to count the number of times the disk access unit is skipped.
[0241]
Further, the predetermined number of times of the present invention is not limited to five times in the present embodiment, and may be four times, seven times, etc. In short, the predetermined number of times according to the present invention determines that the disk access unit is not permanently required. It is only necessary that the number of times is appropriate.
[0242]
Further, the recording medium of the present invention is not limited to the
[0243]
Furthermore, the recording medium of the present invention may be built in the recording / reproducing apparatus of the present invention or may be detachable.
[0244]
Further, the present invention is a program for causing a computer to execute the functions of all or a part of the recording / reproducing apparatus of the present invention described above (or an apparatus, element, circuit, unit, etc.). It is a program that works and works.
[0245]
Furthermore, the present invention is a medium carrying a program for causing a computer to execute all or part of the functions of all or part of the above-described recording / reproducing apparatus of the present invention. The program is a medium for executing the function in cooperation with the computer.
[0246]
Note that a part of the means of the present invention (or an apparatus, an element, a circuit, a part, etc.) means some of the plurality of means, or one of the means, It means some functions.
[0247]
Further, the present invention includes a computer-readable recording medium that records the program of the present invention.
[0248]
Further, one usage form of the program of the present invention may be an aspect in which the program is recorded on a computer-readable recording medium and operates in cooperation with the computer.
[0249]
Further, one usage form of the program of the present invention may be an aspect in which the program is transmitted through a transmission medium, read by a computer, and operated in cooperation with the computer.
[0250]
The recording medium includes a ROM and the like, and the transmission medium includes a transmission medium such as the Internet, light, radio waves, sound waves, and the like.
[0251]
The computer of the present invention described above is not limited to pure hardware such as a CPU, and may include firmware, an OS, and peripheral devices.
[0252]
As described above, the configuration of the present invention may be realized by software or hardware.
[0253]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, the present invention provides a recording / reproducing apparatus and a recording / reproducing method capable of continuously transferring AV data without interruption without time and effort.,ProgramAnd recording mediumCan be provided.
[0254]
The present invention also provides a recording / reproducing apparatus capable of continuously transferring AV data without interruption without erasing the AV data already recorded on the recording medium.,ProgramAnd recording mediumCan be provided.
[0255]
The present invention also provides a recording / reproducing apparatus capable of continuously transferring AV data without interruption without reducing the area that the user can freely use.,ProgramAnd recording mediumCan be provided.
[0256]
In addition, the present invention is a recording method in which a defect-free disk access unit is not permanently treated as a defective disk access unit due to a disturbance such as vibration, and a defect-free disk access unit can be reused. Playback device,ProgramAnd recording mediumCan be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a configuration of a recording / reproducing apparatus according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a configuration of a recording / reproducing apparatus for recording / reproducing information on a DVD according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a diagram showing a configuration of a recording / reproducing apparatus for recording / reproducing information on a magneto-optical disk according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a diagram showing a configuration of a recording / reproducing apparatus according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a diagram showing an example of a magnetic disk medium according to the first embodiment of the invention.
6 is a diagram showing an example of a magnetic disk medium when AV data is erased in the embodiment of the table 1 of the present invention. FIG.
FIG. 7 is a flowchart showing the operation of the error monitoring unit in the first embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a flowchart showing an operation at the time of recording of the Skip process determination unit in the first embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a flowchart showing an operation at the time of reproduction of the Skip process determination unit in the first embodiment of the present invention.
FIG. 10 is another flowchart showing the operation at the time of reproduction of the skip processing determination unit in the first embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a flowchart showing an operation at the time of reproduction of the Skip process determination unit in the second embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a flowchart showing an operation when erasing AV data in the recording / reproducing apparatus in the first embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a diagram showing a configuration of a conventional recording / reproducing apparatus.
FIG. 14 is a diagram showing an example of a magnetic disk medium recorded and reproduced by a conventional recording / reproducing apparatus.
FIG. 15 is a diagram showing an example of a replacement DAU table of a conventional recording / reproducing apparatus.
FIG. 16 is a diagram showing an example of a DAU conversion table used by a conventional recording / reproducing apparatus and the recording / reproducing apparatus of the present embodiment.
FIG. 17 is a diagram showing a table for associating LBAs used by a conventional recording / reproducing apparatus and the recording / reproducing apparatus of the present embodiment with physical addresses;
[Explanation of symbols]
1 Recording and playback device
2 HDD
3 HDD controller for AV recording /
4 File system
5 Skip processing determination means
6 Error monitoring means
7 Timer
8 Recording buffer
9 Playback buffer
11 Recording / playback device
12 DVDRAM drive
13 DVD controller for AV recording and playback
14 Recording / playback device
15 MO drive
16 AV recording / playback MO controller
17 Recording / playback device
18 AV recording / playback controller
20 Magnetic disk media
22 Reusable defective DAU
23 Reuse-added defective DAU
26 AV data recording area
27 Magnetic disk media
Claims (13)
前記記録媒体に連続してアクセスする最小単位であるディスクアクセスユニットに対して、AVデータの同時記録再生を行う場合に、記録及び再生を行うAVデータの連続性を共に保障するよう決定されたタイムオーバ時間が経過しても、前記ディスクアクセスユニットに前記AVデータの書込み、若しくは読み取りが完了しないときにAVデータの書き込み、若しくは読み込みエラーが生じたと判断するエラー判断手段と、
前記判断に基づいて、前記ディスクアクセスユニットに対してAVデータの書込み、若しくは読み込みエラーが生じた場合、交替ディスクアクセスユニットを設けることなく、当該書き込み、若しくは読み込みエラーが生じたディスクアクセスニットを飛ばして、次に書き込み、若しくは読み取るべきディスクアクセスユニットに前記AVデータを書き込む、若しくは読み込むよう前記記録手段を制御する記録制御手段と、
前記ディスクアクセスユニットから前記AVデータの書込み、若しくは読み取りを行った際に生じた前記エラーの回数を数えるスキップカウンターと、を備え、
前記記録制御手段は、前記回数が 1 以上の値である所定の値を超えた場合、そのディスクアクセスユニットの書込み、若しくは読み取りを禁止し、以後使用しないように制御することを特徴とする記録再生装置。Recording means capable of writing and reading AV data to and from a recording medium;
Time determined to guarantee both continuity of AV data to be recorded and reproduced when performing simultaneous recording and reproduction of AV data with respect to a disk access unit which is a minimum unit for continuously accessing the recording medium. An error determination means for determining that an AV data write or read error has occurred when writing or reading of the AV data is not completed in the disk access unit even if an over time has elapsed;
Based on the determination, if an AV data write or read error occurs in the disk access unit, the disk access unit in which the write or read error occurred is skipped without providing a replacement disk access unit. Recording control means for controlling the recording means to write or read the AV data to a disk access unit to be written or read next;
A skip counter that counts the number of errors that occurred when the AV data was written or read from the disk access unit;
The recording control means, when the number of times exceeds a predetermined value which is a value of 1 or more, prohibits writing or reading of the disk access unit, and controls not to use it thereafter apparatus.
前記記録制御手段は、前記ディスクアクセスユニットに対応する前記読み取り禁止フラグがオンになっている場合、前記記録制御手段はそのディスクアクセスユニットの読み取りを行わず、
前記ディスクアクセスユニットに対応する前記読み取り禁止フラグがオフになっている場合、そのディスクアクセスユニットの読み取りを行うよう制御することを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。A read prohibition flag indicating whether to prohibit reading of the disk access unit;
The recording control means, when the read prohibition flag corresponding to the disk access unit is turned on, the recording control means does not read the disk access unit,
2. The recording / reproducing apparatus according to claim 1 , wherein when the read prohibition flag corresponding to the disk access unit is turned off, control is performed so that the disk access unit is read.
前記AVデータの読み込みの際に、前記AVデータを一時的に格納する再生バッファと A reproduction buffer for temporarily storing the AV data when the AV data is read; を備え、With
前記タイムオーバ時間は、少なくとも前記記録バッファへの前記AVデータの格納時間、前記再生バッファからの前記AVデータの出力時間、前記ディスクアクセスユニットの読取りに必要な時間、及び前記ディスクアクセスユニットの書込みに必要な時間に基づいて算出される、請求項1に記載の記録再生装置。 The time over time includes at least the storage time of the AV data in the recording buffer, the output time of the AV data from the reproduction buffer, the time required for reading the disk access unit, and the writing of the disk access unit. The recording / reproducing apparatus according to claim 1, wherein the recording / reproducing apparatus is calculated based on a required time.
前記記録媒体に連続してアクセスする最小単位であるディスクアクセスユニットに対して、AVデータの同時記録再生を行う場合に、記録及び再生を行うAVデータの連続性を共に保障するよう決定されたタイムオーバ時間が経過しても、前記ディスクアクセスユニットに前記AVデータの書込み、若しくは読み取りが完了しないときにAVデータの書き込み、若しくは読み込みエラーが生じたと判断するエラー判断ステップと、
前記判断に基づいて、前記ディスクアクセスユニットに対してAVデータの書込み、若しくは読み込みエラーが生じた場合、交替ディスクアクセスユニットを設けることなく、当該書き込み、若しくは読み込みエラーが生じたディスクアクセスニットを飛ばして、次に書き込み、若しくは読み取るべきディスクアクセスユニットに前記AVデータを書き込む、若しくは読み込むよう前記記録手段を制御する記録制御ステップと、
前記ディスクアクセスユニットから前記AVデータの書込み、若しくは読み取りを行った際に生じた前記エラーの回数を数えるスキップカウンターステップと、を備え、
前記記録制御ステップは、前記回数が 1 以上の値である所定の値を超えた場合、そのディスクアクセスユニットの書込み、若しくは読み取りを禁止し、以後使用しないように制御することを特徴とする記録再生方法。A recording step capable of writing and reading AV data to and from a recording medium;
Time determined to guarantee both continuity of AV data to be recorded and played back when simultaneous recording and playback of AV data is performed with respect to a disk access unit which is a minimum unit for continuously accessing the recording medium. An error determination step for determining that an AV data write or read error has occurred when writing or reading of the AV data to the disk access unit is not completed even if an overtime has elapsed;
Based on the determination, if an AV data write or read error occurs in the disk access unit, the disk access unit in which the write or read error occurred is skipped without providing a replacement disk access unit. A recording control step for controlling the recording means to write or read the AV data to a disk access unit to be written or read next;
A skip counter step of counting the number of errors that occurred when the AV data was written or read from the disk access unit,
In the recording control step, when the number of times exceeds a predetermined value which is a value of 1 or more, writing or reading of the disk access unit is prohibited and control is performed so as not to be used thereafter. Method.
前記記録媒体に連続してアクセスする最小単位であるディスクアクセスユニットに対して、AVデータの同時記録再生を行う場合に、記録及び再生を行うAVデータの連続性を共に保障するよう決定されたタイムオーバ時間が経過しても、前記ディスクアクセスユニットに前記AVデータの書込み、若しくは読み取りが完了しないときにAVデータの書き込み、若しくは読み込みエラーが生じたと判断するエラー判断手段、
前記判断に基づいて、前記ディスクアクセスユニットに対してAVデータの書込み、若しくは読み込みエラーが生じた場合、交替ディスクアクセスユニットを設けることなく、当該書き込み、若しくは読み込みエラーが生じたディスクアクセスニットを飛ばして、次に書き込み、若しくは読み取るべきディスクアクセスユニットに前記AVデータを書き込む、若しくは読み込むよう前記記録手段を制御する記録制御手段、
前記ディスクアクセスユニットから前記AVデータの書込み、若しくは読み取りを行った際に生じた前記エラーの回数を数えるスキップカウンターとしてコンピュータを機能させるためのプログラム。Of the recording and reproducing apparatus according to claim 1, wherein the writing of AV data to a recording medium, read and capable recording hand stage,
Time determined to guarantee both continuity of AV data to be recorded and reproduced when performing simultaneous recording and reproduction of AV data with respect to a disk access unit which is a minimum unit for continuously accessing the recording medium. An error judging means for judging that an AV data writing or reading error has occurred when the writing or reading of the AV data is not completed in the disk access unit even if the over time has elapsed;
Based on the determination, if an AV data write or read error occurs in the disk access unit, the disk access unit in which the write or read error occurred is skipped without providing a replacement disk access unit. Recording control means for controlling the recording means to write or read the AV data to a disk access unit to be written or read next;
A program for causing a computer to function as a skip counter that counts the number of errors that occur when the AV data is written or read from the disk access unit .
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