JP4135483B2

JP4135483B2 - Auxiliary seat device for vehicle

Info

Publication number: JP4135483B2
Application number: JP2002352016A
Authority: JP
Inventors: 憲司佐谷; 和裕松橋; 奈々江道田
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 2002-12-04
Filing date: 2002-12-04
Publication date: 2008-08-20
Anticipated expiration: 2022-12-04
Also published as: JP2004182104A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の補助シート装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、車両のシート装置においては、乗員数が少ない時の比較的ゆったりとした乗車性の確保と、一時的に多くの乗員が乗車する時の乗員乗車性確保とを両立するため、着脱可能な補助シートを設けることが行われている。
【０００３】
例えば、下記特許文献１には、左右のシート間に着脱自在なセンターシートを設け、乗員人数の増減に対応させてセンターシート着脱させることが開示されている。尚、下記特許文献１においては、センターシートを使用しない場合、センターシートは、タイヤハウス等に固定されるようになっている。
【０００４】
【特許文献１】
特開２００１−４７９１０号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述の先行技術によれば、以下のような問題がある。
【０００６】
つまり、上述の先行技術に開示されるセンターシートは、シートバックとシートクッションとが一体化されているため、センターシートの大型化、重量増加が避けられず、着脱作業性が悪化するという問題がある。
【０００７】
また、車両の前後方向に複数のシート列が備えられた車両においては、車両走行中前後のシート列間を乗員が移動する、所謂、ウォークスルーが行われる場合があり、その移動は、通常、左右のシート間のスペースを利用して行われる。
【０００８】
ところが、上述の先行技術によれば、上述のように、センターシートの大型化によって着脱作業性が悪いため、センターシート間のウォークスルースペースを容易に確保することができないものである。
【０００９】
また、通常、乗員がシートに着座する場合、利便性向上の観点よりシート側方にテーブルやアームレストを設けることが望まれる。
【００１０】
ところが、上述の先行技術のように、左右のシート間にセンターシートを着脱可能に配置する場合、左右のシート間のスペースは、センターシートが取付けられることを考慮して広くする必要がある上、更に、別部材としてのテーブルやアームレストを配置することは限られた車幅方向のスペース上困難になるものである。
【００１１】
本発明は、以上のような課題に勘案してなされたもので、第一の目的は、補助シートの格納作業性の向上を図ることにある。
【００１２】
また、第二の目的は、補助シートの格納作業性の向上を図り、左右シート間のウォークスルースペースを容易に確保することにある。
【００１３】
また、第三の目的は、補助シートをシート以外の目的にも利用可能に構成し、別部材を設けることなく利便性を向上させることにある。
【００１４】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明にあってはその解決手法として次のようにしてある。すなわち、本発明の第１の構成においては、乗員が着座するシートクッションと、該シートクッションの後端から略上方側に延設されるシートバックとからなるシートの側方に、設けられる補助シート装置であって、
上記補助シートは、
上記シートの側部に、上端側が着脱可能に支持されるとともに、下端側が車両前後方向に回動可能に枢支される補助シートバックと、
該補助シートバックとは別体に構成され、上記補助シートバック下方側の車両のフロア面に設けられる補助シートクッションとを備えるとともに、
該補助シートクッションは、
上記補助シートクッションの位置を、上記補助シートクッションの着座面が上記シートクッションの着座面と略同一高さとなる着座状態と、上記補助シートクッションの着座面が車両のフロア面と接する格納状態とに変更可能な昇降機構を備え、
該昇降機構は、
上記補助シートクッションの車両前後方向一方側に設けられる第１脚部と、該補助シートクッションの車両前後方向他方側に設けられる第２脚部とを有していて、
上記第１脚部が上記補助シートクッションに車両前後方向に回動可能に枢支される一方、上記第２脚部の一端が上記補助シートクッションに車両前後方向に回動可能に枢支されるとともに、上記第２脚部の他端が車両のフロア面に車両前後方向に回動可能に枢支され、
上記第１脚部を車両のフロア面に対して略直交するように回動させるとともに、上記第２脚部を車両のフロア面に対して略直交するように回動させることによって、上記補助シートクッションの位置を上記着座状態にする一方、上記第１脚部を上記補助シートクッションに格納されるように回動させるとともに、上記補助シートバックを上記第２脚部の上記一端側の軸を中心に上下方向に反転させかつ上記第２脚部を車両のフロア面に対して略平行になるように回動させることによって、上記補助シートクッションの位置を上記格納状態にするよう構成してある。
【００１５】
本発明の第１の構成によれば、補助シート不使用時、補助シートクッションは、車両のフロア面に接するよう下方側に下げるだけで格納できるため、補助シートの格納作業性を向上することができる。
【００１６】
また、補助シートバックが車両前後方向に回動可能とされるため、補助シート不使用時、補助シートバックを車両前方に回動して略水平状態に位置させることによって、補助シートバックの背面をテーブルとして利用することができ、別部材を設けることなく、利便性を向上することができる。
【００１７】
また、補助シートクッションを車両のフロア面に格納する際、着座面がフロア面と接するよう反転された上で格納されるため、シート間若しくはシート側方を乗員が移動する際、シートクッションが踏まれて着座面が汚れることを防止できる。
【００１８】
また、本発明の第２の構成において、上記補助シートバックは、車両前方側に回動され上記補助シートバックの背面が上方に向く前倒状態と、該前倒状態から車幅方向に回動され上記補助シートバックの背面が車幅方向に向く垂直状態とをとり得る回動機構を備えるよう構成してある。
【００１９】
ここで、補助シートバックを前倒状態にした際、補助シートバックの背面位置がシートクッション付近の比較的低い位置となる場合、補助シートバックをアームレストとしては使用しずらい。
【００２０】
本発明の第２の構成によれば、補助シートバックの背面が上方に向く前倒状態と、該前倒状態から車幅方向に回動され上記補助シートバックの背面が車幅方向に向く垂直状態とを取り得るよう構成されているため、補助シート不使用時、補助シートバックを垂直状態とすることによって、補助シートバックの側面を高く位置させることができるため、補助シートバックをアームレストとして利用することができる。
【００２１】
また、本発明の第３の構成において、車両の車幅方向に略同列となるよう配設された第１シートと第２シートとの間に設けられる補助シート装置であって、
上記第１及び第２シートは、
乗員が着座するシートクッションと、
該シートクッションの後端から略上方側に延設されるシートバックとをそれぞれ備え、
上記補助シートは、
上記第１または第２シートの側部に、上端側が着脱可能に支持されるとともに、下端側が車両前後方向に回動可能に枢支される補助シートバックと、
該補助シートバックとは別体に構成され、上記補助シートバック下方側の車両のフロア面に設けられる補助シートクッションとを備えるとともに、
上記補助シートバックは、
車両前方側に回動され上記補助シートバックの背面が上方に向く前倒状態と、該前倒状態から車幅方向に回動され上記補助シートバックの背面が車幅方向に向く垂直状態とをとり得る回動機構を備え、
上記補助シートクッションは、
上記補助シートクッションの位置を、上記補助シートクッションの着座面が上記第１及び第２シートのシートクッションの着座面と略同一高さとなる着座状態と、上記補助シートクッションが車両のフロア面と接する格納状態とに変更可能な昇降機構を備え、
該昇降機構は、
上記補助シートクッションの車両前後方向一方側に設けられる第１脚部と、該補助シートクッションの車両前後方向他方側に設けられる第２脚部とを有していて、
上記第１脚部が上記補助シートクッションに車両前後方向に回動可能に枢支される一方、上記第２脚部の一端が上記補助シートクッションに車両前後方向に回動可能に枢支されるとともに、上記第２脚部の他端が車両のフロア面に車両前後方向に回動可能に枢支され、
上記第１脚部を車両のフロア面に対して略直交するように回動させるとともに、上記第２脚部を車両のフロア面に対して略直交するように回動させることによって、上記補助シートクッションの位置を上記着座状態にする一方、上記第１脚部を上記補助シートクッションに格納されるように回動させるとともに、上記補助シートバックを上記第２脚部の上記一端側の軸を中心に上下方向に反転させかつ上記第２脚部を車両のフロア面に対して略平行になるように回動させることによって、上記補助シートクッションの位置を上記格納状態にするよう構成してある。
【００２２】
本発明の第３の構成によれば、補助シート不使用時、補助シートクッションを車両のフロア面に接するよう格納するとともに、補助シートバックを垂直状態に折り畳むだけの簡単な作業によって、補助シートを格納することができるため、補助シートの格納作業性を向上することができるとともに、左右のシート間にウォークスルースペースを容易に確保することができる。
【００２３】
また、補助シートバックが車両前後方向に回動可能とされるため、補助シート不使用時、補助シートバックを車両前方に回動して略水平状態に位置させることによって、補助シートバックの背面をテーブルとして利用することができ、別部材を設けることなく、利便性を向上することができる。
【００２４】
また、補助シートクッションを車両のフロア面に格納する際、着座面がフロア面と接するよう反転された上で格納されるため、シート間若しくはシート側方を乗員が移動する際、シートクッションが踏まれて着座面が汚れることを防止できる。
【００２５】
【発明の効果】
本発明によれば、補助シート不使用時、補助シートクッションは、車両のフロア面に接するよう下方に下げるだけで格納できるため、補助シートの格納作業性を向上することができる。
【００２６】
また、左右シート間に補助シートを設けるものにおいては、補助シート不使用時、補助シートクッションをフロア面に接するよう格納するとともに、補助シートバックを垂直状態に折り畳むだけの簡単な作業によって、補助シートを格納することができるため、補助シートの格納作業性を向上することができるとともに、左右のシート間にウォークスルースペースを容易に確保することができる。
【００２７】
また、補助シートを補助シート以外の目的に利用することができ、別部材を設けることなく利便性を向上することができる。
【００２８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【００２９】
図１は第１実施形態に関わる車両のシート列配置を示す車両平面図である。
【００３０】
車両１には、車両の最前列に配置される第１列シート列１０と、その第１列シート列１後方に配置される第２列シート列２０と、その第２列シート列２後方に配置される第３シート列３０が配置されている。
【００３１】
第１シート列１０は、運転席１１と助手席１２とから構成され、第２列シート列２０は、運転席１１後方に配置される右側第２席２１と、助手席１２後方に配置される左側第２席２２、及び両第２席２１、２２との間に着脱可能に配置される補助シート２３から構成され、第３シート列３０は、２名若しくは３名の乗員の着座が可能なベンチタイプのベンチシートによって構成される。
【００３２】
尚、２は、スペアタイヤ３及び補助シート２３の内後述する補助シートクッションのみを格納することが可能に構成されるサブトランクである。
【００３３】
（第１実施形態）
次に、図２（Ａ）、図２（Ｂ）に基づき補助シート２３の詳細について、説明する。
【００３４】
図２は、右側第２席２１及び補助シート２３の斜視図であって、補助シート２３は、補助シートバック２３ａと、その補助シートバックとは別体の補助シートクッション２３ｂとから構成されており、補助シートバック２３ａは、後で詳述するように、その上端側が、右側第２席２１及び左側第２席２２のシートバック２１ａ、２２ａ（図２では、右側第２席側のみ図示）の側部に着脱可能に支持されるとともに、下端側が右側第２席２１の側部に回動可能に枢支される一方、補助シートクッション２３ｂは、後で詳述するように車両のフロア面３に折り畳み可能に取付けられている。
【００３５】
次に、図２、図３に基づき補助シートクッション２３ｂの詳細について、説明する。
【００３６】
図３は補助シートバック２３ａのフレーム構造を示す図であって、補助シートクッション２３ｂには、補助シートクッションフレーム２３ｃが備えられており、その補助シートクッションフレーム２３ｃ前方側及び後方側の両側には、それぞれ支持部２３ｄ、２３ｄ、２３ｄ、２３ｄが形成されている。
【００３７】
上記支持部２３ｄの内、前方側の両側の支持部２３ｄ、２３ｄには、補助シートクッション２３ｂの下面に折り畳み可能に形成される略コ字形状の前方側脚部２３ｅが回動可能に枢支されており、上記支持部２３ｄの内、後方側の両側の支持部２３ｄ、２３ｄには、それぞれ独立した円筒状の後方側脚部２３ｆ、２３ｆの一端が車両前後方向に回動可能に枢支されている。
【００３８】
また、後方側脚部２３ｆ、２３ｆの他端は、車両のフロア面３に取付けられた支持部材４、４に車両前後方向に回動可能に枢支されており、これら支持部２３ｄ、２３ｄ、２３ｄ、２３ｄ、前方側脚部２３ｅ、後方側脚部２３ｆ、２３ｆによって昇降機構を構成している。
【００３９】
そして、補助シートクッション２３ｂは、補助シートとして使用する場合、図２（Ａ）に示すように、前方側脚部２３ｅを補助シートクッション２３ｂの下面から車両のフロア面に対し略直交するように出すとともに、後方側脚部２３ｆ、２３ｆを車両のフロア面３に対して略直交するように回動させることによって、補助シートクッション２３ｂの着座面を右側第２席２１のシートクッション２１ｂ、及び左側第２席２２のシートクッション２２ｂの着座面と略同一高さとなる着座状態にすることが可能とされる。（尚、図２では、右側第２席２１のみ開示）また、補助シートとして使用しない場合、図２（Ｂ）に示すように、前方側脚部２３ｅを補助シートクッション２３ｂの下面に格納し、その状態で補助シートバック２３ｂを図２中矢印Ａで示す方向に後方側脚部２３ｆ、２３ｆの一端側枢支軸ａを中心に反転させ、後方側脚部２３ｆ、２３ｆを車両のフロア面３に対して略平行になるように車両前方側に回動させることによって、補助シートバック２３ｂの上面を車両のフロア面３に当接する格納状態にすることが可能とされる。
【００４０】
次に、図２、図４乃至図７に基づき補助シートバック２３ａの詳細について、説明する。
【００４１】
図４は補助シートバック２３ａの使用モードを示す図、図５は補助シートバック２３ａのテーブルモードを示す斜視図、図６は補助シートバック２３ａのアームレストモードを示す斜視図、図７は右側第２席２１のシートバック２１ａ、左側第２席２２のシートバック２２ａ、及び補助シートバック２３ａのフレーム構造を示す図である。
【００４２】
補助シートバック２３ａは、図４（Ａ）、図２（Ａ）に示すように、補助シート２３を本来の補助シートとして使用する補助シート使用モードと、図４（Ｂ）、図５に示すように、補助シートバック２３ａが車両前方側に回動されて補助シートバック２３ａの背面が車両上方側に向く前倒状態とされ、テーブルとして使用することが可能されるテーブルモードと、図４（Ｃ）、図６に示すように、補助シートバック２３ａが図４（Ｂ）、図５の状態から更に車幅方向の右側第２席２１側に回動されて補助シートバック２３ａの左側第２席側２２の側部が車両上方側に向く垂直状態とされ、アームレストとして使用することが可能とされるアームレストモードとの３つのモードを使い分けることが可能に構成されている。
【００４３】
次に、図７に基づき、上記３つのモードを使い分けるための右側第２席２１、左側第２席２２のシートバック２１ａ、２２ａ、及び補助シートバック２３ａの具体的構造について、説明する。
【００４４】
まず、右側第２席２１、左側第２席２２のシートバック２１ａ、２２ａには、シートバックフレーム２１ｆ、２２ｆが各々備えられており、そのシートバックフレーム２１ｆ、２２ｆの補助シート２３側上部にはストライカー２１ｇ、２２ｇが形成されている。
【００４５】
また、シートバックフレーム２１ｆの補助シート２３側略中央部には、回動部材２４を支持する支持部２１ｈが形成されており、回動部材２４は、支持部２１ｈ内に配置され、回動部材２４に対して相対回転可能なピン（不図示）が側方から挿入されることによって車両前後方向へ回動可能に枢支される。
【００４６】
次に、補助シートバック２３には、補助シートバックフレーム２３ｇが備えられており、その補助シートバックフレーム２３ｇの両側上部には、上記ストライカー２１ｇ、２２ｇにロックされるロック部２３ｈ、２３ｈが形成されるとともに、上記支持部２１ｈの上部側に対向する位置の補助シートバックフレーム２３ｇに、上記回動部材２４の車幅方向への回動を可能とする軸２４ａが挿入される支持部２３ｉが形成されており、回動部材２４は、この軸２４ａを中心に車幅方向に回動可能に枢支される。第１実施形態では、これら、支持部２１ｈ、支持部２３ｉ、回動部材２４、軸２４ａによって回動機構を構成している。
【００４７】
以上の構成に基づく、補助シート使用モードからテーブルモードへの変更、及びテーブルモードからアームレストモードへの変更動作について、説明する。
【００４８】
まず、補助シート使用モードからテーブルモードへの変更について説明する。
【００４９】
図４（Ａ）、図２（Ａ）に示す補助シート使用モードにおいて、補助シートバックフレーム２３ｇの両側のロック部２３ｈ、２３ｈをストライカー２１ｇ、２２ｇから外し、補助シートバックフレーム２３ｇ（補助シートバック２３ａ）を車両前方側に回動させると、回動部材２４が軸心ａを中心に車両前方へ回動して前倒状態となり、補助シートバック２３ａを図４（Ｂ）、図５に示すテーブルモードに変更することができる。
【００５０】
この時、補助シートバック２３ａの背面には、図５に示すように、長方形に形成される凹部２３ｊと、カップホルダーとして使用可能な二つの円形の凹部２３ｋ、２３ｋが形成されており、これらの凹部２３ｊ、２３ｋ、２３ｋに飲料水容器等を安定して置くことが可能となり、テーブルとして利用する際の利便性を向上することができる。
【００５１】
次に、テーブルモードからアームレストモードへの変更について、説明する。
【００５２】
図４（Ｂ）、図５に示すテーブルモードにおいて、補助シートバックフレーム２３ｇ（補助シートバック２３ａ）を、右側第２席２１方向に向かって車両上方側へ回動させる、つまり、図４（Ｃ）に示すように、波線で示すテーブルモードの補助シート位置から実線で示すアームレストモードの補助シート位置まで矢印Ｂ方向に補助シートバックシートバックフレーム２３ｇ（補助シートバック２３ａ）回動させると、回動部材２４が軸心ｂを中心に右側第２席２１方向へ回動するため、補助シートバック２３ａは、補助シートバック２３ａの左側第２席２２側側面が車両上方に向く垂直状態となり、補助シートバック２３ａを図４（Ｃ）、図６に示すアームレストモードに変更することができる。
【００５３】
図４（Ｂ）に示すように、テーブルモードにおける補助シートバック２３ａ位置は、補助シートクッション２３ｂ付近に低く位置されるため、この状態では、アームレストとしては使用が難しいものの、図４（Ｃ）に示すように、補助シートバック２３ａを垂直状態とすることによって補助シートバック２３ａの側面位置を高くするとこができ、アームレストとして使用することが可能となる。
【００５４】
以上のように、本実施形態によれば、補助シートクッション２３ｂと補助シートバック２３ａとが別体に構成され、その内補助シートクッション２３ｂは、車両のフロア面３に接するよう下方側に下げるだけで格納できるため、補助シート２３の格納作業性を向上することができる。
【００５５】
また、補助シートバック２３ａが車両前後方向に回動可能とされるため、補助シート２３不使用時、補助シートバック２３ａを前方に回動して略水平状態に位置させることによって、補助シートバック２３ａ背面をテーブルとして利用することができ、別部材を設けることなく利便性を向上できる。
【００５６】
また、補助シートバック２３ａの背面が上方に向くテーブルモードから車幅方向に回動され補助シートバック２３ａの背面が車幅方向に向くアームレストモードとをとり得るよう構成されているため、補助シート２３不使用時、補助シートバック２３ａを垂直状態とすることによって、補助シート２３の側面を高く位置させることができるため、補助シートバック２３ａをアームレストとして利用することができ、利便性を向上することができる。
【００５７】
また、補助シート２３不使用時、補助シートクッション２３ｂを車両のフロア面３に接するよう格納するとともに、補助シートバック２３ｂを垂直状態に折り畳むだけの簡単な作業によって、補助シート２３を格納することができるため、補助シート２３の格納作業性を向上することができるとともに、右側第２席２１及び左側第２席２２のシート間にウォークスルースペースを容易に確保することができる。
【００５８】
また、補助シートバック２３ａの背面には、長方形に形成される凹部２３ｊと、カップホルダーとして使用可能な二つの円形の凹部２３ｋ、２３ｋが形成されているため、これらの凹部２３ｊ、２３ｋ、２３ｋに飲料水容器等を安定して置くことが可能となり、テーブルとして利用する際の利便性を更に向上することができる。
【００５９】
（第２実施形態）
次に、図８に基づき第２実施形態について、説明する。
【００６０】
図８は第２実施形態に関わる補助シートバック２３ａの使用モードを示す図であって、第２実施形態では、第１実施形態に対してテーブルモードにおける補助シートクッション２３ａの位置と、テーブルモードからアームレストモードへの変更時における補助シートバック２３ａの回動方向が異なる点でのみ相違し、その他は第１実施形態と同様であるため、以下、相違点についてのみ説明する。
【００６１】
第１実施形態では、テーブルモードにおける補助シートバック２３ａの位置を右側第２席のシートバック２１ａの下方側で、シートクッション２１ｂ付近に低く位置するとともに、テーブルモードからアームレストモードへの変更の際補助シートバック２３ａを車両上方に向かって回動させる例を示した。
【００６２】
これに対し、第２実施形態では、図８（Ｂ）に示すように、テーブルモードにおける補助シートバック２３ａの位置を右側第２席のシートバック２１ａの略中央付近に高く位置させるとともに、テーブルモードからアームレストモードへの変更の際は、図８（Ｃ）中矢印Ｃで示すように、補助シートバック２３ａを車両下方側へ回動させる例を示している。
【００６３】
以上のように、第２実施形態によれば、上述した第１実施形態と同様の作用効果を奏する。
【００６４】
更に、第２実施形態によれば、テーブルモードにおける補助シートバック２３位置を高くすることができるため、テーブルモードにおいてテーブル上に何も置かない場合アームレストとしても使用することが可能となり、テーブルモードをアームレストモードとして兼用することも可能である。
【００６５】
尚、本実施形態では、補助シート２３を第２列シート列２０の右側第２席２１と左側第２席２２との間に配置する例を示したが、その他、第３列シート列３０をベンチタイプではない通常の独立した二つのシートとし、そのシート間に配置される補助シート２３に、本発明を適用するようにしてもよい。
【００６６】
また、本実施形態では、補助シート２３を第２列シート列２０の右側第２席２１と左側第２席２２との間に配置する例を示したが、その他、左右のシートの内、いずれか一方のシートのドア側に配置される補助シート２３に、本発明を適用するようにしてもよい。
【００６７】
また、本実施形態では、補助シートバック２３ａ背面に、長方形に形成される凹部２３ｈと、カップホルダーとして使用可能な二つの円形の凹部２３ｉ、２３ｉとを備える例を示したが、これら凹部２３ｈ、２３ｉ、２３ｉは必ずしも必要はなく、水平面が確保されればよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施形態に関わる車両のシート配列を示す車両平面図。
【図２】第１実施形態に関わる右側第２席及び補助シートの斜視図。
【図３】第１実施形態に関わる補助シートクッションの構造図。
【図４】第１実施形態に関わる補助シートバックの使用モードを示す図。
【図５】第１実施形態に関わるテーブルモードにおける補助シート斜視図。
【図６】第１実施形態に関わるアームレストモードにおける補助シート斜視図。
【図７】第１実施形態に関わるシートバック及び補助シートバックの構造図。
【図８】第２実施形態に関わる補助シートバックの使用モードを示す図。
【符号の説明】
１：車両
３：フロア面
４：支持部材（昇降機構）
２１：右側第２席（第１シート）
２１ａ：シートクッション
２１ｂ：シートバック
２１ｈ：支持部（回動機構）
２２：左側第２席（第２シート）
２３：補助シート
２３ａ：補助シートバック
２３ｂ：補助シートクッション
２３ｄ：支持部（昇降機構）
２３ｅ：前方側
脚部（昇降機構）
２３ｆ：後方側脚部（昇降機構）
２３ｉ：支持部（回動機構）
２３ｊ、２３ｋ：凹部
２４：回動部材（回動機構）
２４ａ：軸（回動機構）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an auxiliary seat device for a vehicle.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a seat device of a vehicle, in order to achieve both a relatively relaxed rideability when the number of occupants is small and a passenger rideability ensured when many occupants temporarily ride, An auxiliary sheet is provided.
[0003]
For example, Patent Document 1 below discloses that a detachable center seat is provided between the left and right seats, and the center seat is attached or detached in accordance with an increase or decrease in the number of passengers. In Patent Document 1 below, when the center seat is not used, the center seat is fixed to a tire house or the like.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2001-47910
[Problems to be solved by the invention]
However, the above-described prior art has the following problems.
[0006]
That is, the center seat disclosed in the above-described prior art has a problem in that the seat back and the seat cushion are integrated, and therefore, the center seat cannot be increased in size and weight, and the attachment / detachment workability deteriorates. is there.
[0007]
Further, in a vehicle provided with a plurality of seat rows in the front-rear direction of the vehicle, a so-called walk-through in which an occupant moves between the seat rows before and after the vehicle travels may be performed. This is done using the space between the left and right sheets.
[0008]
However, according to the above-described prior art, as described above, the attachment and detachment workability is poor due to the increase in the size of the center sheet, so that it is not possible to easily secure a walk-through space between the center sheets.
[0009]
In general, when an occupant sits on a seat, it is desirable to provide a table or an armrest on the side of the seat from the viewpoint of improving convenience.
[0010]
However, as in the prior art described above, when the center sheet is detachably disposed between the left and right sheets, the space between the left and right sheets needs to be widened in consideration of the center sheet being attached . Furthermore, it is difficult to arrange a table or an armrest as a separate member because of a limited space in the vehicle width direction.
[0011]
The present invention has been made in view of the above problems, and a first object is to improve the workability of storing auxiliary sheets.
[0012]
The second purpose is achieving an improvement in storage workability of the auxiliary sheet is to easily secure a walk-through space between the left and right seat.
[0013]
A third object is to make the auxiliary sheet usable for purposes other than the sheet, and to improve convenience without providing a separate member.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides the following solution as a solution. That is, in the first configuration of the present invention, an auxiliary seat provided on the side of a seat comprising a seat cushion on which an occupant is seated and a seat back extending substantially upward from the rear end of the seat cushion. A device,
The auxiliary sheet is
An auxiliary seat back that is supported on the side of the seat so that the upper end side is detachable and the lower end side is pivotably supported in the vehicle front-rear direction,
The auxiliary seat back is configured separately from the auxiliary seat cushion, and includes an auxiliary seat cushion provided on the floor surface of the vehicle below the auxiliary seat back.
The auxiliary seat cushion
The position of the auxiliary seat cushion is divided into a seating state in which the seating surface of the auxiliary seat cushion is substantially flush with the seating surface of the seat cushion , and a storage state in which the seating surface of the auxiliary seat cushion is in contact with the floor surface of the vehicle. Equipped with a changeable lifting mechanism ,
The lifting mechanism is
A first leg provided on one side of the auxiliary seat cushion in the vehicle longitudinal direction, and a second leg provided on the other side of the auxiliary seat cushion in the vehicle longitudinal direction,
The first leg is pivotally supported on the auxiliary seat cushion so as to be pivotable in the vehicle longitudinal direction, while one end of the second leg is pivotally supported on the auxiliary seat cushion so as to be pivotable in the vehicle longitudinal direction. And the other end of the second leg is pivotally supported on the vehicle floor so as to be pivotable in the vehicle longitudinal direction.
The auxiliary seat is rotated by rotating the first leg so as to be substantially orthogonal to the floor surface of the vehicle and rotating the second leg so as to be substantially orthogonal to the floor surface of the vehicle. While the cushion is in the seated state, the first leg is rotated so as to be stored in the auxiliary seat cushion, and the auxiliary seat back is centered on the shaft on the one end side of the second leg. The position of the auxiliary seat cushion is set to the retracted state by turning the second leg portion so as to be substantially parallel to the floor surface of the vehicle .
[0015]
According to the first configuration of the present invention, when the auxiliary seat is not used, the auxiliary seat cushion can be stored simply by lowering it so as to contact the floor surface of the vehicle. it can.
[0016]
In addition, since the auxiliary seat back can be rotated in the vehicle front-rear direction, when the auxiliary seat is not in use, the auxiliary seat back is rotated to the front of the vehicle so as to be positioned in a substantially horizontal state. It can be used as a table, and convenience can be improved without providing a separate member.
[0017]
In addition, when the auxiliary seat cushion is stored on the floor surface of the vehicle, the seat cushion is reversed and stored so as to be in contact with the floor surface. It is possible to prevent the seating surface from becoming dirty.
[0018]
Further, in the second configuration of the present invention, the auxiliary seat back is rotated forward in the vehicle and the rear surface of the auxiliary seat back is directed upward, and the auxiliary seat back is rotated in the vehicle width direction from the forward-down state. In addition, the auxiliary seat back is configured to include a turning mechanism that can take a vertical state in which the back surface of the auxiliary seat back faces in the vehicle width direction.
[0019]
Here, when the back position of the auxiliary seat back is a relatively low position in the vicinity of the seat cushion when the auxiliary seat back is brought forward, it is difficult to use the auxiliary seat back as an armrest.
[0020]
According to the second configuration of the present invention, the front-back state in which the back surface of the auxiliary seat back is directed upward, and the vertical direction in which the back surface of the auxiliary seat back is rotated in the vehicle width direction from the forward-turned state and directed in the vehicle width direction. Since the side of the auxiliary seat back can be positioned higher by making the auxiliary seat back vertical when the auxiliary seat is not in use, the auxiliary seat back can be used as an armrest. can do.
[0021]
Further, in the third configuration of the present invention, an auxiliary seat device provided between the first seat and the second seat arranged so as to be substantially in the same row in the vehicle width direction of the vehicle,
The first and second sheets are
A seat cushion on which an occupant sits,
A seat back extending substantially upward from the rear end of the seat cushion,
The auxiliary sheet is
An auxiliary seat back that is supported on the side portion of the first or second seat so that the upper end side is detachable and the lower end side is pivotably supported in the vehicle front-rear direction;
The auxiliary seat back is configured separately from the auxiliary seat cushion, and includes an auxiliary seat cushion provided on the floor surface of the vehicle below the auxiliary seat back.
The auxiliary seat back is
A forward-turned state in which the back surface of the auxiliary seatback is turned upward and the back surface of the auxiliary seatback is turned upward, and a vertical state in which the back surface of the auxiliary seatback is turned in the vehicle width direction from the forward-turned state. Equipped with a possible rotation mechanism,
The auxiliary seat cushion is
The position of the auxiliary seat cushion is such that the seating surface of the auxiliary seat cushion is substantially flush with the seating surfaces of the first and second seat cushions, and the auxiliary seat cushion is in contact with the floor surface of the vehicle. Equipped with a lifting mechanism that can be changed to the retracted state ,
The lifting mechanism is
A first leg provided on one side of the auxiliary seat cushion in the vehicle longitudinal direction, and a second leg provided on the other side of the auxiliary seat cushion in the vehicle longitudinal direction,
The first leg is pivotally supported on the auxiliary seat cushion so as to be pivotable in the vehicle longitudinal direction, while one end of the second leg is pivotally supported on the auxiliary seat cushion so as to be pivotable in the vehicle longitudinal direction. And the other end of the second leg is pivotally supported on the vehicle floor so as to be pivotable in the vehicle longitudinal direction.
The auxiliary seat is rotated by rotating the first leg so as to be substantially orthogonal to the floor surface of the vehicle and rotating the second leg so as to be substantially orthogonal to the floor surface of the vehicle. While the cushion is in the seated state, the first leg is rotated so as to be stored in the auxiliary seat cushion, and the auxiliary seat back is centered on the shaft on the one end side of the second leg. The position of the auxiliary seat cushion is set to the retracted state by turning the second leg portion so as to be substantially parallel to the floor surface of the vehicle .
[0022]
According to the third configuration of the present invention, when the auxiliary seat is not used, the auxiliary seat cushion is stored so as to be in contact with the floor surface of the vehicle, and the auxiliary seat is removed by a simple operation of folding the auxiliary seat back vertically. Since it can be stored, the workability of storing the auxiliary seat can be improved, and a walk-through space can be easily secured between the left and right seats.
[0023]
In addition, since the auxiliary seat back can be rotated in the vehicle front-rear direction, when the auxiliary seat is not in use, the auxiliary seat back is rotated to the front of the vehicle so as to be positioned in a substantially horizontal state. It can be used as a table, and convenience can be improved without providing a separate member.
[0024]
In addition, when the auxiliary seat cushion is stored on the floor surface of the vehicle, the seat cushion is reversed and stored so as to be in contact with the floor surface. It is possible to prevent the seating surface from becoming dirty.
[0025]
【The invention's effect】
According to the present invention, when the auxiliary seat is not used, the auxiliary seat cushion can be stored simply by lowering it so as to come into contact with the floor surface of the vehicle, so that the storage efficiency of the auxiliary seat can be improved.
[0026]
In the case where an auxiliary seat is provided between the left and right seats, when the auxiliary seat is not used, the auxiliary seat cushion is stored so as to be in contact with the floor surface, and the auxiliary seat back is folded by a simple operation by simply folding the auxiliary seat back. Therefore, the workability of storing the auxiliary seat can be improved, and a walk-through space can be easily secured between the left and right seats.
[0027]
Further, the auxiliary sheet can be used for purposes other than the auxiliary sheet, and convenience can be improved without providing a separate member.
[0028]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0029]
FIG. 1 is a vehicle plan view showing a vehicle seat row arrangement according to the first embodiment.
[0030]
The vehicle 1 includes a first row seat row 10 arranged in the front row of the vehicle, a second row seat row 20 arranged behind the first row seat row 1, and a rear row of the second row seat row 2. A third sheet row 30 to be arranged is arranged.
[0031]
The first seat row 10 includes a driver seat 11 and a passenger seat 12, and the second row seat row 20 is disposed on the right second seat 21 located behind the driver seat 11 and behind the passenger seat 12. Consists of a left second seat 22 and an auxiliary seat 23 that is detachably disposed between the second seats 21 and 22, and the third seat row 30 can seat two or three passengers. Consists of bench-type bench seats.
[0032]
Reference numeral 2 denotes a sub-trunk configured to be able to store only an auxiliary seat cushion described later among the spare tire 3 and the auxiliary seat 23.
[0033]
(First embodiment)
Next, the details of the auxiliary seat 23 will be described based on FIGS. 2 (A) and 2 (B).
[0034]
FIG. 2 is a perspective view of the right second seat 21 and the auxiliary seat 23, and the auxiliary seat 23 includes an auxiliary seat back 23a and an auxiliary seat cushion 23b separate from the auxiliary seat back. As will be described later in detail, the auxiliary seat back 23a has seat backs 21a, 22a (only the right second seat side is shown in FIG. 2) of the right second seat 21 and the left second seat 22. While being detachably supported by the side portion, the lower end side is pivotally supported by the side portion of the right second seat 21, while the auxiliary seat cushion 23b is provided on the vehicle floor surface 3 as will be described in detail later. It is attached to the foldable.
[0035]
Next, the details of the auxiliary seat cushion 23b will be described with reference to FIGS.
[0036]
FIG. 3 is a view showing a frame structure of the auxiliary seat back 23a. The auxiliary seat cushion 23b is provided with an auxiliary seat cushion frame 23c, and the auxiliary seat cushion frame 23c is provided on both the front side and the rear side. , Support portions 23d, 23d, 23d, and 23d are formed, respectively.
[0037]
Of the support portion 23d, the front-side support portions 23d and 23d are pivotally supported by a substantially U-shaped front leg portion 23e that is foldable on the lower surface of the auxiliary seat cushion 23b. Of the support portion 23d, the support portions 23d and 23d on both sides on the rear side are pivotally supported so that one ends of independent cylindrical rear side leg portions 23f and 23f can rotate in the vehicle front-rear direction. Has been.
[0038]
The other ends of the rear leg portions 23f and 23f are pivotally supported by support members 4 and 4 attached to the floor surface 3 of the vehicle so as to be rotatable in the vehicle front-rear direction, and these support portions 23d and 23d, 23d and 23d, the front side leg part 23e, and the back side leg parts 23f and 23f comprise the raising / lowering mechanism.
[0039]
When the auxiliary seat cushion 23b is used as an auxiliary seat, as shown in FIG. 2A, the front leg 23e is extended from the lower surface of the auxiliary seat cushion 23b so as to be substantially orthogonal to the floor surface of the vehicle. At the same time, by rotating the rear leg portions 23f and 23f so as to be substantially orthogonal to the floor surface 3 of the vehicle, the seating surface of the auxiliary seat cushion 23b is moved to the seat cushion 21b of the right second seat 21 and the left side seating. It is possible to make the seating state substantially the same height as the seating surface of the seat cushion 22b of the two seats 22. (Only the second seat 21 on the right side is disclosed in FIG. 2) When not used as an auxiliary seat, as shown in FIG. 2 (B), the front leg 23e is stored on the lower surface of the auxiliary seat cushion 23b, In this state, the auxiliary seat back 23b is reversed around the one end side pivot shaft a of the rear leg portions 23f, 23f in the direction indicated by the arrow A in FIG. 2, and the rear leg portions 23f, 23f are moved to the floor surface 3 of the vehicle. , It is possible to bring the upper surface of the auxiliary seat back 23b into a retracted state in contact with the floor surface 3 of the vehicle.
[0040]
Next, the details of the auxiliary seat back 23a will be described with reference to FIGS. 2 and 4 to 7. FIG.
[0041]
4 is a view showing a use mode of the auxiliary seat back 23a, FIG. 5 is a perspective view showing a table mode of the auxiliary seat back 23a, FIG. 6 is a perspective view showing an armrest mode of the auxiliary seat back 23a, and FIG. It is a figure which shows the frame structure of the seat back 21a of the seat 21, the seat back 22a of the left second seat 22, and the auxiliary seat back 23a.
[0042]
As shown in FIGS. 4 (A) and 2 (A), the auxiliary seat back 23a has an auxiliary seat use mode in which the auxiliary seat 23 is used as an original auxiliary seat, and as shown in FIGS. 4 (B) and 5. In addition, the auxiliary seatback 23a is turned forward and the back side of the auxiliary seatback 23a is in the forward-turned state toward the upper side of the vehicle so that it can be used as a table, and FIG. 6) As shown in FIG. 6, the auxiliary seat back 23a is rotated further to the right second seat 21 side in the vehicle width direction from the state shown in FIGS. 4B and 5, and the left second seat of the auxiliary seat back 23a. The side portion of the side 22 is in a vertical state facing the upper side of the vehicle, and is configured to be able to use three modes properly, an armrest mode that can be used as an armrest.
[0043]
Next, specific structures of the right second seat 21, the right second seat 22, the seat backs 21a and 22a, and the auxiliary seat back 23a for properly using the three modes will be described with reference to FIG.
[0044]
First, the seat back frames 21f and 22f of the right second seat 21 and the left second seat 22 are respectively provided with seat back frames 21f and 22f, and the auxiliary seat 23 side upper portions of the seat back frames 21f and 22f are respectively provided. Striker 21g, 22g is formed.
[0045]
In addition, a support portion 21h that supports the rotation member 24 is formed at a substantially central portion on the auxiliary seat 23 side of the seat back frame 21f. The rotation member 24 is disposed in the support portion 21h, and the rotation member A pin (not shown) that can rotate relative to 24 is inserted from the side so as to be pivotable in the vehicle longitudinal direction.
[0046]
Next, the auxiliary seat back 23 is provided with an auxiliary seat back frame 23g, and lock portions 23h and 23h to be locked to the strikers 21g and 22g are formed on both upper sides of the auxiliary seat back frame 23g. In addition, a support portion 23i is formed in which a shaft 24a that allows the turning member 24 to turn in the vehicle width direction is inserted into the auxiliary seat back frame 23g at a position facing the upper side of the support portion 21h. The rotating member 24 is pivotally supported around the shaft 24a so as to be rotatable in the vehicle width direction. In the first embodiment, the support portion 21h, the support portion 23i, the rotation member 24, and the shaft 24a constitute a rotation mechanism.
[0047]
The change operation from the auxiliary seat use mode to the table mode and the change operation from the table mode to the armrest mode based on the above configuration will be described.
[0048]
First, the change from the auxiliary sheet use mode to the table mode will be described.
[0049]
In the auxiliary seat use mode shown in FIGS. 4A and 2A, the lock portions 23h, 23h on both sides of the auxiliary seat back frame 23g are removed from the strikers 21g, 22g, and the auxiliary seat back frame 23g (auxiliary seat back 23a ) To the front side of the vehicle, the turning member 24 turns to the front side of the vehicle about the axis a and enters the forward-turned state, and the auxiliary seat back 23a is moved to the table shown in FIGS. You can change to mode.
[0050]
At this time, as shown in FIG. 5, the back surface of the auxiliary seat back 23a is formed with a rectangular recess 23j and two circular recesses 23k, 23k that can be used as cup holders. It becomes possible to place a drinking water container etc. stably in the recessed parts 23j, 23k, and 23k, and the convenience at the time of utilizing as a table can be improved.
[0051]
Next, the change from the table mode to the armrest mode will be described.
[0052]
In the table mode shown in FIGS. 4B and 5, the auxiliary seat back frame 23 g (auxiliary seat back 23 a) is rotated upward in the direction of the right second seat 21, that is, FIG. ) When the auxiliary seat back seat back frame 23g (auxiliary seat back 23a) is rotated in the direction of arrow B from the auxiliary seat position in the table mode indicated by the wavy line to the auxiliary seat position in the armrest mode indicated by the solid line, the rotation is performed. Since the member 24 rotates about the axis b toward the right second seat 21, the auxiliary seat back 23 a is in a vertical state in which the side surface on the left second seat 22 side of the auxiliary seat back 23 a faces the upper side of the vehicle. The back 23a can be changed to the armrest mode shown in FIGS.
[0053]
As shown in FIG. 4 (B), the position of the auxiliary seat back 23a in the table mode is low in the vicinity of the auxiliary seat cushion 23b. In this state, although it is difficult to use as an armrest, the position shown in FIG. As shown, the side position of the auxiliary seat back 23a can be increased by placing the auxiliary seat back 23a in a vertical state, and the auxiliary seat back 23a can be used as an armrest.
[0054]
As described above, according to the present embodiment, the auxiliary seat cushion 23b and the auxiliary seat back 23a are configured separately, and the auxiliary seat cushion 23b is only lowered downward so as to contact the floor surface 3 of the vehicle. Therefore, the storage workability of the auxiliary sheet 23 can be improved.
[0055]
In addition, since the auxiliary seat back 23a can be rotated in the vehicle front-rear direction, the auxiliary seat back 23a is rotated forward to be positioned in a substantially horizontal state when the auxiliary seat 23 is not used. The back can be used as a table, and convenience can be improved without providing a separate member.
[0056]
Further, the auxiliary seat 23 is configured to be able to take the armrest mode in which the back of the auxiliary seat back 23a is turned in the vehicle width direction from the table mode in which the back of the auxiliary seat back 23a faces upward, and the back of the auxiliary seat back 23a faces in the vehicle width direction. When not in use, the side surface of the auxiliary seat 23 can be positioned higher by placing the auxiliary seat back 23a in a vertical state, so that the auxiliary seat back 23a can be used as an armrest, improving convenience. it can.
[0057]
Further, when the auxiliary seat 23 is not used, the auxiliary seat cushion 23b is stored so as to be in contact with the floor surface 3 of the vehicle, and the auxiliary seat 23 can be stored by a simple operation of folding the auxiliary seat back 23b in a vertical state. Therefore, the storage workability of the auxiliary seat 23 can be improved, and a walk-through space can be easily secured between the right second seat 21 and the left second seat 22.
[0058]
In addition, the back surface of the auxiliary seat back 23a is formed with a rectangular recess 23j and two circular recesses 23k, 23k that can be used as cup holders. Therefore, the recesses 23j, 23k, 23k It becomes possible to place a drinking water container etc. stably, and the convenience at the time of utilizing as a table can further be improved.
[0059]
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment will be described based on FIG.
[0060]
FIG. 8 is a diagram showing a use mode of the auxiliary seat back 23a according to the second embodiment. In the second embodiment, the position of the auxiliary seat cushion 23a in the table mode and the table mode are compared with the first embodiment. The difference is only in that the rotation direction of the auxiliary seat back 23a is different when changing to the armrest mode, and the others are the same as in the first embodiment, so only the differences will be described below.
[0061]
In the first embodiment, the position of the auxiliary seat back 23a in the table mode is positioned lower in the vicinity of the seat cushion 21b on the lower side of the right second seat back 21a, and assists when changing from the table mode to the armrest mode. The example which rotates the seat back 23a toward the vehicle upper direction was shown.
[0062]
On the other hand, in the second embodiment, as shown in FIG. 8 (B), the position of the auxiliary seat back 23a in the table mode is positioned high near the approximate center of the seat back 21a of the right second seat, and the table mode In the case of changing from the armrest mode to the armrest mode, as shown by an arrow C in FIG.
[0063]
As mentioned above, according to 2nd Embodiment, there exists an effect similar to 1st Embodiment mentioned above.
[0064]
Furthermore, according to the second embodiment, since the position of the auxiliary seat back 23 in the table mode can be increased, it can be used as an armrest when nothing is placed on the table in the table mode. It can also be used as an armrest mode.
[0065]
In the present embodiment, an example of placing the auxiliary sheet 23 between the right second seat 21 and the left second seat 22 of the second-row seat rows 20, other, third row seating row 30 May be two normal independent sheets that are not bench type, and the present invention may be applied to the auxiliary sheet 23 disposed between the sheets.
[0066]
In the present embodiment, the auxiliary seat 23 is disposed between the right second seat 21 and the left second seat 22 of the second row seat row 20, but any of the left and right seats can be selected. The present invention may be applied to the auxiliary seat 23 disposed on the door side of one of the seats.
[0067]
In the present embodiment, the auxiliary seat back 23a is provided with a rectangular recess 23h on the back surface and two circular recesses 23i and 23i that can be used as cup holders. 23i and 23i are not necessarily required, and a horizontal plane may be ensured.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a vehicle plan view showing a seat arrangement of a vehicle according to a first embodiment.
FIG. 2 is a perspective view of a right second seat and an auxiliary seat according to the first embodiment.
FIG. 3 is a structural diagram of an auxiliary seat cushion according to the first embodiment.
FIG. 4 is a diagram illustrating a use mode of an auxiliary seat back according to the first embodiment.
FIG. 5 is a perspective view of an auxiliary sheet in a table mode according to the first embodiment.
FIG. 6 is a perspective view of an auxiliary seat in an armrest mode according to the first embodiment.
FIG. 7 is a structural diagram of a seat back and an auxiliary seat back according to the first embodiment.
FIG. 8 is a view showing a use mode of an auxiliary seat back according to the second embodiment.
[Explanation of symbols]
1: Vehicle 3: Floor surface 4: Support member (elevating mechanism)
21: Right second seat (first seat)
21a: Seat cushion 21b: Seat back 21h: Support part (rotating mechanism)
22: Left second seat (second seat)
23: auxiliary seat 23a: auxiliary seat back 23b: auxiliary seat cushion 23d: support part (elevating mechanism)
23e: Front leg (elevating mechanism)
23f: Rear leg (elevating mechanism)
23i: Support part (rotating mechanism)
23j, 23k: Recess 24: Rotating member (rotating mechanism)
24a: shaft (rotating mechanism)

Claims

An auxiliary seat device provided on the side of a seat comprising a seat cushion on which an occupant is seated and a seat back extending substantially upward from the rear end of the seat cushion,
The auxiliary sheet is
An auxiliary seat back that is supported by the side portion of the seat so that the upper end side is detachable and the lower end side is pivotably supported in the vehicle front-rear direction,
The auxiliary seat back is configured separately and includes an auxiliary seat cushion provided on the floor surface of the vehicle below the auxiliary seat back,
The auxiliary seat cushion
The position of the auxiliary seat cushion includes a seating state in which the seating surface of the auxiliary seat cushion is substantially the same height as the seating surface of the seat cushion , and a storage state in which the seating surface of the auxiliary seat cushion is in contact with the floor surface of the vehicle. Equipped with a changeable lifting mechanism ,
The lifting mechanism is
A first leg provided on one side of the auxiliary seat cushion in the vehicle longitudinal direction, and a second leg provided on the other side of the auxiliary seat cushion in the vehicle longitudinal direction,
The first leg is pivotally supported on the auxiliary seat cushion so as to be pivotable in the vehicle longitudinal direction, while one end of the second leg is pivotally supported on the auxiliary seat cushion so as to be pivotable in the vehicle longitudinal direction. And the other end of the second leg is pivotally supported on the vehicle floor so as to be pivotable in the vehicle longitudinal direction.
The auxiliary seat is rotated by rotating the first leg so as to be substantially orthogonal to the floor surface of the vehicle and rotating the second leg so as to be substantially orthogonal to the floor surface of the vehicle. While the cushion is in the seated state, the first leg is rotated so as to be stored in the auxiliary seat cushion, and the auxiliary seat back is centered on the shaft on the one end side of the second leg. The vehicle is characterized in that the position of the auxiliary seat cushion is brought into the retracted state by turning the second leg portion substantially in parallel with the floor surface of the vehicle. Auxiliary seat device.

The auxiliary seat back is
A forward-turned state in which the back surface of the auxiliary seatback is turned upward and the back surface of the auxiliary seatback is turned upward, and a vertical state in which the back surface of the auxiliary seatback is turned in the vehicle width direction from the forward-turned state. The auxiliary seat device for a vehicle according to claim 1, further comprising a rotatable mechanism.

An auxiliary seat device provided between a first seat and a second seat arranged so as to be substantially in the same row in the vehicle width direction of the vehicle,
The first and second sheets are
A seat cushion on which an occupant sits,
A seat back extending substantially upward from the rear end of the seat cushion,
The auxiliary sheet is
An auxiliary seat back that is supported on the side portion of the first or second seat so that the upper end side is detachable and the lower end side is pivotably supported in the vehicle front-rear direction;
The auxiliary seat back is configured separately and includes an auxiliary seat cushion provided on the floor surface of the vehicle below the auxiliary seat back,
The auxiliary seat back is
A forward-turned state in which the back surface of the auxiliary seatback is turned upward and the back surface of the auxiliary seatback is turned upward, and a vertical state in which the back surface of the auxiliary seatback is turned in the vehicle width direction from the forward-turned state. Equipped with a possible rotation mechanism,
The auxiliary seat cushion is
The position of the auxiliary seat cushion is the seating state in which the seating surface of the auxiliary seat cushion is substantially flush with the seating surfaces of the seat cushions of the first and second seats, and the seating surface of the auxiliary seat cushion is the floor of the vehicle. Equipped with a lifting mechanism that can be changed to the retracted state in contact with the surface ,
The lifting mechanism is
A first leg provided on one side of the auxiliary seat cushion in the vehicle longitudinal direction, and a second leg provided on the other side of the auxiliary seat cushion in the vehicle longitudinal direction,
The first leg is pivotally supported on the auxiliary seat cushion so as to be pivotable in the vehicle longitudinal direction, while one end of the second leg is pivotally supported on the auxiliary seat cushion so as to be pivotable in the vehicle longitudinal direction. And the other end of the second leg is pivotally supported on the vehicle floor so as to be pivotable in the vehicle longitudinal direction.
The auxiliary seat is rotated by rotating the first leg so as to be substantially orthogonal to the floor surface of the vehicle and rotating the second leg so as to be substantially orthogonal to the floor surface of the vehicle. While the cushion is in the seated state, the first leg is rotated so as to be stored in the auxiliary seat cushion, and the auxiliary seat back is centered on the shaft on the one end side of the second leg. The vehicle is characterized in that the position of the auxiliary seat cushion is brought into the retracted state by turning the second leg portion substantially in parallel with the floor surface of the vehicle. Auxiliary seat device.