JP4128683B2 - Printing sheet and printing sheet - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、隠蔽力ないし反射率に優れて管理ラベル等の形成に好適な印刷用シート、及びそれを用いた耐熱性に優れる熱転写式の印刷シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ブラウン管の製造工程における管理ラベルなどとして用いうる印刷シートとしては、ガラス系グリーンシートにガラス粉末含有のインク情報を付与して焼成により焼き付けるようにしたもの、ポリオルガノシロキサンにて無機粉末を保形したシートにインク情報を付与したものが知られていた(特開平7−334088公報、特願平8−228667号、特許第2654735号、WO93/07844)。
【0003】
しかしながら、ブラウン管等の被着体より再利用可能なリワーク部品を回収するリサイクル工程まで当該管理ラベルを活用できないことが判明した。ちなみに前記のブラウン管では、熱硝酸に浸漬してパネルとファンネルを分離するサルベージ工程を介してリワーク部品が回収されるが、その場合にブラウン管に付与した管理ラベルのインク情報が消失し、その管理ラベルを利用してリワーク部品を管理することができない。
【0004】
【発明の技術的課題】
本発明は、臨機に情報を付与して加熱処理下に被着体に固着できる、曲面固着性や多品種少量生産体制に必要な多種多様な印刷シートの現場等での臨機形成性、被着体への簡便な固着性等の利点を満足させつつ、例えばブラウン管の製造からそのサルベイジまで有効利用できる管理ラベルなどの、耐薬品性や耐熱性、耐候性や隠蔽力ないし反射率等に優れる焼成シートを形成できる印刷用シートの開発を課題とする。
【0005】
【課題の解決手段】
本発明は、少なくとも無機粉末とMQレジンとシリカ融点の降下剤とを用い、必要に応じシリコーンゴム及びセルロース系ポリマーの少なくとも一方を併用した混合物をシート形態に保形してなり、一般式:R3SiO−にて表される一官能性のM単位(ただし、Rは有機基である。)と、Si(O−)4にて表される四官能性のQ単位との重合体からなる前記MQレジン100重量部あたり、10〜500重量部の前記無機粉末と0.1〜1万ppmの前記降下剤を含有して、加熱処理によりシリカが焼結した焼成シートとなることを特徴とする印刷用シート、及びその印刷用シートに熱転写方式によるインク情報を付与したことを特徴とする印刷シートを提供するものである。
【0006】
【発明の効果】
本発明による印刷用シートは、柔軟で熱転写方式等の適宜な方式でインク情報を付与して多種多様な印刷シートを臨機に形成でき、それを曲面被着体等にも良好に密着させて加熱処理下に付与情報を良好に温存した焼成シートとして簡便に固着することができる。また形成された焼成シートは、焼成によりMQレジンが変化して生成したシリカがシリカ融点の降下剤を介し強固に焼結されて無機粉末を強力に結着保持し、耐薬品性や耐熱性、耐候性や隠蔽力ないし反射率等に優れて、例えばブラウン管の製造からそのサルベイジまで有効利用できる管理ラベルなどとして利用することができる。
【0007】
【発明の実施形態】
本発明による印刷用シートは、少なくとも無機粉末とMQレジンとシリカ融点の降下剤とを用い、必要に応じシリコーンゴム及びセルロース系ポリマーの少なくとも一方を併用した混合物をシート形態に保形してなり、一般式:R3SiO−にて表される一官能性のM単位(ただし、Rは有機基である。)と、Si(O−)4にて表される四官能性のQ単位との重合体からなる前記MQレジン100重量部あたり、10〜500重量部の前記無機粉末と0.1〜1万ppmの前記降下剤を含有して、加熱処理によりシリカが焼結した焼成シートとなる保形層を有するものであり、印刷シートはかかる保形層に熱転写方式によるインク情報を付与したものである。その印刷シートの例を図1に示した。1が印刷用シート、2がインク情報である。なお3は必要に応じて設けられる粘着層であり、4は被着体である。
【0008】
印刷用シートは、前記の保形層がシート形態で存在すればよく、従って適宜な形態に形成することができる。その例としては、保形層そのものからなる形態(図1)、図2に例示の如く保形層11を補強基材12で補強した形態、粘着層を有する形態などがあげられる。
【0009】
前記の補強形態は、図2の如く補強基材上に保形層を設ける方式、補強基材に保形層形成材を含浸させる方式、保形層内に補強基材を介在させる方式などの適宜な方式で形成したものであってよい。補強基材としては、樹脂の塗布層やフィルム、繊維や布、不織布、金属箔やネットなどの適宜なものを用いうる。
【0010】
補強基材は、例えばポリエステルやポリイミド、フッ素樹脂やポリアミドなどからなるポリマーの如く加熱処理時に消失するもので形成されていてもよいし、ガラスないしセラミックや金属の如く加熱処理により消失しないもので形成されていてもよい。
【0011】
保形層の形成に用いる無機粉末は、耐熱性の向上(通常約500℃以下、好ましくは約800℃以下)と印刷シートの地色を形成するためのものである。従って金属粉やセラミック粉などの適宜なものを用いることができる。無機粉末の粒径は、50μm以下、就中0.05〜20μmが一般的であるがこれに限定されない。なお無機粉末をマイカの如き薄片母体に付着させてフレーク状の粉末として配合することは、隠蔽力ないし反射率の向上に有効である。
【0012】
一般に用いられる無機粉末の例としては、シリカやチタニア、アルミナや亜鉛華、ジルコニアや酸化カルシウム、マイカやチタン酸カリウム、ホウ酸アルミニウムなどの白色物があげられる。また印刷シートを加熱処理する際の温度以下で酸化されてかかる酸化型の白色系セラミックとなる炭酸塩や硝酸塩や硫酸塩の如き金属化合物などもあげられる。就中、チタン酸カリウムやホウ酸アルミニウムの如く針状結晶物であるものが白色度や焼結強度等の点より好ましく用いうる。
【0013】
また酸化マンガン・アルミナ、酸化クロム・酸化錫、酸化鉄、硫化カドミウム・硫化セレン等の赤色物、酸化コバルト、ジルコニア・酸化バナジウム、酸化クロム・五酸化二バナジウム等の青色物、酸化クロム・酸化コバルト・酸化鉄・酸化マンガンやクロム酸塩、過マンガン酸塩等の黒色物なども無機粉末の例としてあげられる。
【0014】
さらにジルコニウム・珪素・プラセオジム、バナジウム・錫、クロム・チタン・アンチモン等の黄色物、酸化クロム、コバルト・クロム、アルミナ・クロム等の緑色物、アルミニウム・マンガン、鉄・珪素・ジルコニウム等の桃色物なども無機粉末の例としてあげられる。
【0015】
MQレジンとしては、シリコーン系粘着剤のタッキファイアーなどとして公知の、一般式:R3SiO−にて表される一官能性のM単位と、Si(O−)4にて表される四官能性のQ単位との重合体からなる適宜なものを用いうる。なお前記一般式における、Rは例えば、メチル基やエチル基やプロピル基の如き脂肪族炭化水素基やフェニル基の如き芳香族炭化水素基、ビニル基の如きオレフィン基等の有機基である。好ましく用いうるMQレジンは、保形力に優れるものである。
【0016】
シリカ融点の降下剤としては、シリカの融点を降下させうる適宜な物質を用いうる。ちなみにその例としては、カリウムやナトリウム、リチウムなどのアルカリ金属があげられる。アルカリ金属は、金属粉末等の状態で配合することもできるが、本発明にては全体に可及的に均等に分散していることが好ましく、かかる点よりは微粒性に優れるほど有利であることより、微粒子として入手しやすい化合物として配合することもできる。そのアルカリ金属化合物の形態は、任意であり例えば水酸化物や炭酸化物などの適宜な化合形態を有するものであってよい。
【0017】
印刷用シートの形成は例えば、無機粉末とMQレジンとシリカ融点の降下剤のそれぞれ1種又は2種以上を必要に応じ有機溶剤等を用いてボールミル等で混合し、その混合液を適宜な方式で必要に応じ補強基材やセパレータの如き支持材の上に展開して乾燥させる方法などにより行うことができる。
【0018】
前記において、無機粉末とMQレジンの使用割合は、印刷用シートの取扱性や印刷シートの強度、焼成シートの強度や隠蔽力などの点より、MQレジン100重量部あたり10〜500重量部、好ましくは20〜350重量部、特に30〜100重量部の無機粉末が用いられる。
【0019】
またシリカ融点の降下剤の使用量は、得られる焼成シートの強度などの点より、MQレジン100重量部あたり0.1〜1万ppmとされる。すなわちシリカ融点の降下剤は、上記した如く印刷シートを約400℃以上で焼成した場合にMQレジンがケイ素に結合のメチル基等の有機基の焼失でシリカの微粒子に変質して焼結する際に、そのシリカの融点を下げて焼結強度を高める働きをするものである。
【0020】
ちなみにシリカ融点の降下剤を配合しない場合、焼結シートの鉛筆硬度に基づく表面硬度は、焼結力に乏しくて機械的な衝撃力で表面が容易に破壊されてインク情報が焼失しやすい4H程度であるが、印刷用シートにKOHを4000ppm配合することでセラミックラベルに相当する9H以上の表面硬度に高めることができる。
【0021】
従ってシリカ融点の降下剤は、水置換抽出法に基づき印刷用シートの0.01ppm以上の微量配合でその目的を達成でき、目的とする焼成シートの強度等に応じてその配合量が制御される。焼成シートの強度には、前記したMQレジンの変質で形成されるシリカ微粒子の粒径も関係し、その粒径は理論的に1nm程度と予測され、かかる程度の微粒子では印刷用シートの1重量%未満の含有で500℃以下の焼成温度にても強固に焼結した焼成シートが得られる。
【0022】
前記したシリカ微粒子の粒径や焼成温度の低温化も考慮した、得られる焼成シートの強度や印刷用シートの形成性などの点より好ましいシリカ融点の降下剤の配合量は、MQレジン100重量部あたり、50〜1万ppm、特に100〜5000ppmである。
【0023】
なお上記した必要に応じての有機溶剤としては適宜なものを用いることができ、一般にはトルエンやキシレン、ブチルカルビトールや酢酸エチル、ブチルセロソルブアセテートやメチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどが用いられる。混合液は、限定するものではないが展開性等の点より固形分濃度が5〜85重量%となるように調製することが好ましい。その調製に際しては、必要に応じて分散剤や可塑剤や助燃剤などの適宜な添加剤を配合することができる。
【0024】
展開方式は、ドクターブレード法やグラビアロールコータ法等の層厚制御性に優れる方式が好ましい。消泡剤を併用するなどして展開層中に気泡が残らないよう十分に脱泡処理することが好ましい。形成する印刷用シートないし保形層の厚さは、適宜に決定されるが一般には5μm〜5mm、就中10μm〜1mm、特に20〜200μmとされる。
【0025】
本発明による印刷用シートは、加熱による分解ガスのスムーズな揮散などを目的にポーラスな形態とすることもできる。ちなみに仮着用の粘着層を設けた場合などにはその加熱による分解ガスで印刷シートが膨らむときがあり、ポーラスな印刷用シートとすることでそれを予防することができる。
【0026】
ポーラスな印刷用シートの形成は例えば、図3に例示の如く印刷用シート1にパンチング方式等で微細な孔13を多数形成する方法、補強基材に織布や不織布、あるいは微細な孔を多数形成した金属箔やネット等を用いる方法などの適宜な方法にて行うことができる。
【0027】
上記した保形層には、柔軟性や耐熱硝酸性等の耐薬品性やインク定着性の向上などを目的に、例えばシリコーンゴムやセルロース系ポリマー、炭化水素系ポリマーやビニル系ないしスチレン系ポリマー、アセタール系ポリマーやブチラール系ポリマー、アクリル系ポリマーやポリエステル系ポリマー、ウレタン系ポリマーや繊維素系ポリマー、各種のロウないしワックス等の有機化合物などを必要に応じて配合することができる。
【0028】
柔軟性や耐熱硝酸性の向上などには、シリコーンゴムの併用が特に好ましい。そのシリコーンゴムとしては、適宜なものを用いることができ特に限定はない。フェノール変性物やメラミン変性物、エポキシ変性物やポリエステル変性物、アクリル変性物やウレタン変性物等の各種変性シリコーンゴムなども用いうる。好ましく用いうるシリコーンゴムは、保形力や柔軟性に優れるものである。
【0029】
シリコーンゴムの使用量は、耐熱硝酸性等の耐薬品性の向上性などの点より、MQレジン100重量部あたり1〜1000重量部、就中5〜500重量部、特に10〜200重量部が好ましい。なおシリコーンゴムを併用する場合、上記した無機粉末の使用割合は、MQレジンとシリコーンゴムの合計量に基づくことが印刷用シートの取扱性や印刷シートの強度、焼成シートの強度や隠蔽力などの点より好ましい。
【0030】
一方、熱転写方式によるインクの定着性や印刷用シートの強度向上などの点よりは、エチルセルロースの如きセルロース系ポリマーを併用することが特に好ましい。シリコーンゴム以外の上記した有機化合物の使用量は、MQレジン100重量部あたり、シリコーンゴム併用の場合はそれらの合計100重量部あたり、5〜200重量部、就中10〜100重量部が一般的であるが、これに限定されない。
【0031】
本発明による印刷用シートは、そのまま又はそれに情報を付与した印刷シートとして被着体に仮着して加熱し、加熱処理下にかかる印刷用シートないし印刷シートの加熱処理体を被着体に固着する用途に好ましく用いうる。その加熱処理に際しては、印刷用シートに被固着物を付設し、これを加熱して当該加熱処理体を介し被固着物を被着体に固着する方法も採ることができる。
【0032】
本発明による印刷用シート又は印刷シートは、それ自体の粘着力にて被着体に仮着しうる場合もあるが、その仮着力の向上等を目的に必要に応じて粘着層を設けることもできる。粘着層は、印刷用シート等を被着体に仮着して加熱処理に供するまでの適宜な段階で設けることができる。従って、印刷用シートに情報を付与して印刷シートとする前に予め設けることもできるし、印刷シートとしたのちに設けることもできる。
【0033】
粘着層の形成には、例えばゴム系やアクリル系、シリコーン系やビニルアルキルエーテル系の粘着剤などの適宜な粘着性物質を用いうる。粘着層の付設は、ドクターブレード法やグラビアロールコータ法等の適宜な塗工方法で粘着性物質を印刷用シートないし印刷シートに塗工する方式や、前記に準じてセパレータ上に設けた粘着層を印刷用シートないし印刷シートに移着する方式などの、粘着テープ等の形成方法に準じた適宜な方式で行うことができる。
【0034】
また粘着層は、加熱処理時の分解ガスのスムーズな揮散などを目的に点在状態に設けることもできる。その場合には、印刷用シートを上記したポーラス形態とすることがより好ましい。図4に粘着層31を点在状態に設けた印刷用シート1を例示した。また点状等の粘着層は、例えばロータリースクリーン法などの塗工方法で形成することができる。
【0035】
設ける粘着層の厚さは、使用目的等に応じて決定しうるが一般には1〜500μm、就中5〜200μmとされる。なお設けた粘着層に対しては、それを被着体に仮着するまでの間、セパレータ等で被覆して汚染等を防止することが好ましい。印刷用シートないし印刷シートの被着体への仮着にはロボットなどによる自動接着方法なども採ることができる。
【0036】
印刷シートの形成は、印刷用シートにインク情報や孔又は凹凸からなる彫刻情報を付与する方式や印刷用シートを適宜な形態に打抜く方式などの適宜な方式で行うことができる。前記の情報要素を複合させたものや、その他の種々の方式で形成した情報の複合情報を有するものなどからなる印刷シートも形成することができる。
【0037】
前記のインク情報は、手書き方式やパターンマスクを介しての塗布方式、転写紙に設けたパターンの転写方式やプリンタによる形成方式などの適宜な印刷方式にて付与することができる。就中、プリンタ、特に熱転写プリンタによる印刷方式が任意なインク情報を臨機に、かつ精度よく、しかも効率的に付与できる点などより好ましい。
【0038】
インクとしては、顔料等の着色剤、就中、無機系等の耐熱性の着色剤を用いた適宜なものを用いることができ、加熱処理による定着力の向上などを目的にガラスフリットなどを含有していてもよい。熱転写プリンタ等に適用するための印字リボンの如きインクシートは例えば、かかるインクにワックスやポリマー等のバインダを添加してフィルムや布等からなる支持基材に保持させることにより得ることができる。従って熱転写方式等にて公知のインクやそのインクシートを用いることができる。
【0039】
付与するインク情報は、任意であり、例えば印字情報や絵柄パターン、バーコードパターンなどの適宜なインク情報を付与してよい。なお管理ラベル等の識別ラベルを形成する場合などには、加熱処理後における印刷用シートとインク情報とに良好なコントラスト、ないし色調の相違が形成されるようにすることが好ましい。
【0040】
印刷用シートにインク情報ないし形態を付与する段階は、印刷用シートを被着体に仮着する前後のいずれであってもよい。プリンタによりインク情報を形成する場合には、予めインク情報を付与した印刷シートとして、それを被着体に仮着する方式が通例である。
【0041】
被着体に仮着した印刷用シートないし印刷シートの加熱処理は、被着体の耐熱性などに応じて適宜な加熱条件で行うことができる。一般には、1200℃以下、就中200〜650℃、特に350〜550℃の加熱温度とされる。加熱処理により、粘着層等の有機成分は消失しつつ、印刷用シートを形成するMQレジン等がインク情報と融和しつつ硬化し、焼成シート化して被着体と固着する。
【0042】
本発明による印刷用シートないし印刷シートは、例えば陶磁器やガラス製品、セラミック製品や金属製品、琺瑯製品等の種々の物品への絵付け、着色ないし色別情報やバーコード等からなる識別マークの付与などの種々の目的に好ましく用いうる。
【0043】
就中、熱硝酸への浸漬にも耐えてそのインク情報を良好に保持する等の優れた耐薬品性を有することなどより、例えばブラウン管の製造から、それをリサイクルしてリワーク部品を回収するまでの管理ラベルの形成などに好ましく用いうる。なお被着体は、平板形態や容器等の曲面形態などの任意な形態を有するものであってよい。
【0044】
【実施例】
例1
MQレジン130部(重量部、以下同じ)及びシリコーンゴム30部(いずれも信越化学工業社製)、水酸化カリウム0.4部、チタン酸カリウム80部、エチルセルロース60部をトルエンにて均質に混合し、その分散液を厚さ75μmのポリエステルフィルム上にドクターブレード法にて塗工し乾燥させて厚さ65μmの保形層を形成し、印刷用シートを得た。
【0045】
一方、重量平均分子量が約100万のポリブチルアクリレート100部を含むトルエン溶液をシリコーン系剥離剤で処理した厚さ70μmのグラシン紙からなるセパレータ上にドクターブレード法にて塗工し乾燥させて厚さ20μmの粘着層を形成し、それを前記の保形層面に接着してポリエステルフィルムを剥離し、粘着層付きの印刷用シートとした。
【0046】
ついで前記印刷用シートの保形層に、金属酸化物系黒色顔料とビスマスガラスを含有するワックス系インクを保持した市販のインクリボンと熱転写プリンタを用いてバーコードからなるインク情報を付与し、印刷シートを得た。
【0047】
例2
チタン酸カリウムに代えて、ホウ酸アルミニウムを用いたほかは実施例1に準じて、印刷用シートと印刷シートを得た。
【0048】
例3
水酸化カリウムを使用しないほかは実施例1に準じて、印刷用シートと印刷シートを得た。
【0049】
例4
シリコーンゴムをMQレジンで置換したほかは実施例1に準じて、印刷用シートと印刷シートを得た。
【0050】
例5
MQレジンをシリコーンゴムで置換したほかは実施例1に準じて、印刷用シートと印刷シートを得た。
【0051】
評価試験
上記の例で得た印刷シートよりセパレータを剥がしてその粘着層を介しガラス板に仮着し、470℃で30分間加熱処理(空気中)し、白色地の上に黒色のバーコードからなるインク情報を鮮明な状態で有する焼成シートが固着したガラス板を得、下記の試験に共した。なお前記の加熱処理により、印刷用シートのエチルセルロースや粘着層等における有機成分は焼失した。また焼成シートは、MQレジン又は/及びシリコーンゴムがシリカに変質して硬化物として残存したものであった。
【0052】
鉛筆硬度
JIS K 5400に準拠して焼成シート表面の鉛筆硬度を調べた。
【0053】
焼結強度
焼成シートの表面を綿布で擦りインク情報の定着力、及びガラス板との固着力を調べ、次の基準で評価した。
良好:焼成シートの脱落なく、インク情報が試験前と同じ判読性を維持した場合。
不良:焼成シートが欠落し、インク情報が判読不能となった場合。
【0054】
反射率
焼成シートの白色地における反射率を波長400〜800nmの光について調べた。
【0055】
耐薬品性
焼成シートをガラス板と共に80℃、15%硝酸液に2分間浸漬したのち取りだして、前記の焼結強度試験と同じ方法により評価した。
【0056】
前記の結果を次表に示した。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷シート例の断面図
【図2】印刷用シート例の断面図
【図3】他の印刷用シート例の平面図
【図4】さらに他の印刷用シート例の断面図
【符号の説明】
1:印刷用シート
11:保形層 12:補強基材 13:微細な孔
2:インク情報層
3:粘着層
31:点状に分布した粘着層
4:被着体[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a printing sheet excellent in hiding power or reflectance and suitable for forming a management label and the like, and a thermal transfer type printing sheet using the same and excellent in heat resistance.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, printing sheets that can be used as management labels in the production process of cathode ray tubes include glass-type green sheets that are provided with ink information containing glass powder and baked by firing. Inorganic powders are retained with polyorganosiloxane. It has been known to add ink information to a shaped sheet (Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-334088, Japanese Patent Application No. 8-228667, Japanese Patent No. 2654735, WO 93/07844).
[0003]
However, it has been found that the management label cannot be used until a recycling process for collecting rework parts that can be reused from an adherend such as a cathode ray tube. By the way, in the above-mentioned CRT, the rework parts are collected through a salvage process in which the panel and funnel are separated by dipping in hot nitric acid. In that case, the ink information of the management label given to the CRT disappears, and the management label Rework parts cannot be managed using.
[0004]
[Technical Problem of the Invention]
The present invention provides information on the occasion and adheres to the adherend under heat treatment. The curved surface adherence and the ability to form various kinds of printed sheets necessary for a variety of small-quantity production systems, adherence, etc. Firing that excels in chemical resistance, heat resistance, weather resistance, hiding power, reflectance, etc., such as management labels that can be used effectively from the manufacture of CRT to its salvage while satisfying the advantages such as easy adhesion to the body The issue is to develop a printing sheet that can form a sheet.
[0005]
[Means for solving problems]
The present invention uses at least an inorganic powder, an MQ resin, and a silica melting point depressant, and if necessary, a mixture containing at least one of a silicone rubber and a cellulosic polymer is retained in a sheet form. It consists of a polymer of monofunctional M units represented by 3 SiO— (where R is an organic group ) and tetrafunctional Q units represented by Si (O—) 4 . It comprises 10 to 500 parts by weight of the inorganic powder and 0.1 to 10,000 ppm of the depressant per 100 parts by weight of the MQ resin, and becomes a fired sheet in which silica is sintered by heat treatment. The present invention provides a printing sheet to be printed, and a printing sheet characterized in that the printing sheet is provided with ink information by a thermal transfer method.
[0006]
【The invention's effect】
The printing sheet according to the present invention is flexible and can apply ink information by an appropriate method such as a thermal transfer method to form a wide variety of printing sheets on an occasional basis, and heats them with good adhesion to a curved adherend or the like. It can be easily fixed as a fired sheet in which the imparted information is well preserved under the treatment. Further, the formed fired sheet is formed by changing the MQ resin by firing, and the silica produced by the sintering is strongly sintered through the silica melting point depressant to strongly bind and hold the inorganic powder. It is excellent in weather resistance, hiding power, reflectance, etc., and can be used as a management label that can be effectively used from the manufacture of a cathode ray tube to its salvage, for example.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The printing sheet according to the present invention comprises at least an inorganic powder, an MQ resin, and a silica melting point depressant, and if necessary, a mixture of at least one of silicone rubber and cellulose-based polymer is retained in a sheet form, A monofunctional M unit represented by the general formula: R 3 SiO— (where R is an organic group ) and a tetrafunctional Q unit represented by Si (O—) 4 10 to 500 parts by weight of the inorganic powder and 0.1 to 10,000 ppm of the depressant are contained per 100 parts by weight of the MQ resin made of a polymer, and a sintered sheet in which silica is sintered by heat treatment is obtained. It has a shape-retaining layer, and the printing sheet is obtained by adding ink information to the shape-retaining layer by a thermal transfer method. An example of the printed sheet is shown in FIG.
[0008]
The printing sheet only needs to have the shape-retaining layer in the form of a sheet, and thus can be formed in an appropriate form. Examples thereof include a form composed of the shape-retaining layer itself (FIG. 1), a form in which the shape-retaining layer 11 is reinforced with the reinforcing base 12 as illustrated in FIG. 2, and a form having an adhesive layer.
[0009]
As shown in FIG. 2, the reinforcing form includes a method in which a shape retaining layer is provided on the reinforcing base, a method in which the reinforcing base is impregnated with the shape retaining layer forming material, a method in which the reinforcing base is interposed in the shape retaining layer, and the like. It may be formed by an appropriate method. As the reinforcing substrate, an appropriate material such as a resin coating layer, a film, a fiber, a cloth, a nonwoven fabric, a metal foil, or a net can be used.
[0010]
The reinforcing substrate may be formed of a material that disappears during heat treatment, such as a polymer made of polyester, polyimide, fluororesin, polyamide, or the like, or formed of a material that does not disappear by heat treatment, such as glass, ceramic, or metal. May be.
[0011]
The inorganic powder used for forming the shape-retaining layer is for improving heat resistance (usually about 500 ° C. or less, preferably about 800 ° C. or less) and forming the ground color of the printed sheet. Accordingly, appropriate materials such as metal powder and ceramic powder can be used. The particle size of the inorganic powder is generally 50 μm or less, especially 0.05 to 20 μm, but is not limited thereto. It is effective to improve the hiding power or reflectivity by adhering an inorganic powder to a thin base such as mica and blending it as a flaky powder.
[0012]
Examples of generally used inorganic powders include white materials such as silica, titania, alumina, zinc white, zirconia, calcium oxide, mica, potassium titanate, and aluminum borate. Also included are metal compounds such as carbonates, nitrates, and sulfates that are oxidized at a temperature lower than the temperature at which the printing sheet is heat-treated to form an oxidized white ceramic. In particular, needle crystals such as potassium titanate and aluminum borate can be preferably used in terms of whiteness and sintering strength.
[0013]
Manganese oxide / alumina, chromium oxide / tin oxide, iron oxide, red cadmium sulfide / selenium sulfide, etc., blue oxide such as cobalt oxide, zirconia / vanadium oxide, chromium oxide / divanadium pentoxide, chromium oxide / cobalt oxide -Black materials such as iron oxide, manganese oxide, chromate and permanganate are also examples of inorganic powders.
[0014]
Furthermore, yellow materials such as zirconium, silicon, praseodymium, vanadium, tin, chromium, titanium, and antimony, green materials such as chromium oxide, cobalt, chromium, alumina, and chromium, and pink materials such as aluminum, manganese, iron, silicon, and zirconium Are also examples of inorganic powders.
[0015]
As the MQ resin, a monofunctional M unit represented by a general formula: R 3 SiO— known as a tackifier of a silicone-based adhesive and a tetrafunctional represented by Si (O—) 4 are used. Any suitable polymer comprising a polymer with a Q unit can be used. In the above general formula, R is an organic group such as an aliphatic hydrocarbon group such as a methyl group, an ethyl group or a propyl group, an aromatic hydrocarbon group such as a phenyl group, or an olefin group such as a vinyl group. MQ resins that can be preferably used are excellent in shape retention.
[0016]
As the silica melting point depressant, an appropriate substance capable of lowering the silica melting point can be used. Incidentally, examples thereof include alkali metals such as potassium, sodium and lithium. The alkali metal can be blended in the state of a metal powder or the like, but in the present invention, it is preferable that the alkali metal is dispersed as uniformly as possible in the present invention. Therefore, it can also be blended as a compound that is easily available as fine particles. The form of the alkali metal compound is arbitrary, and may have an appropriate compound form such as a hydroxide or a carbonate.
[0017]
For forming the printing sheet, for example, one or more of inorganic powder, MQ resin, and silica melting point depressant are mixed with an organic solvent or the like, if necessary, using a ball mill, etc. If necessary, it can be carried out by a method of spreading on a support material such as a reinforcing base material or a separator and drying it.
[0018]
In the above, the use ratio of the inorganic powder and the MQ resin is preferably 10 to 500 parts by weight per 100 parts by weight of the MQ resin , from the viewpoints of handleability of the printing sheet, strength of the printing sheet, strength and hiding power of the fired sheet, etc. 20 to 350 parts by weight, particularly 30 to 100 parts by weight of inorganic powder is used.
[0019]
The amount of the silica melting point depressant, from the viewpoint of strength of the fired sheet obtained, Ru is a from 0.1 to 10,000 ppm per MQ resin 100 parts by weight. In other words, the silica melting point depressant is used when the printed sheet is baked at about 400 ° C. or more as described above, and the MQ resin is converted into fine particles of silica due to the burning of organic groups such as methyl groups bonded to silicon. In addition, it serves to lower the melting point of the silica and increase the sintering strength.
[0020]
By the way, when the silica melting point depressant is not blended, the surface hardness based on the pencil hardness of the sintered sheet is about 4H, where the sintering power is poor and the surface is easily destroyed by mechanical impact force and the ink information is easily burned out. However, by adding 4000 ppm of KOH to the printing sheet, the surface hardness can be increased to 9H or higher corresponding to the ceramic label.
[0021]
Therefore, the silica melting point depressant can achieve its purpose with a small amount of 0.01 ppm or more of the printing sheet based on the water displacement extraction method, and its amount is controlled according to the strength and the like of the intended fired sheet. . The strength of the fired sheet is also related to the particle size of the silica fine particles formed by the alteration of the MQ resin, and the particle size is predicted to be theoretically about 1 nm. With such fine particles, the weight of the printing sheet is 1 weight. Even if it contains less than% and the firing temperature is 500 ° C. or less, a strongly sintered fired sheet can be obtained.
[0022]
In consideration of the particle size of the silica fine particles and the lowering of the firing temperature, the blending amount of the silica melting point depressant which is preferable from the viewpoint of the strength of the obtained fired sheet and the formability of the printing sheet is 100 parts by weight of MQ resin. per, 5 0-10000 ppm, is particularly 100~5000ppm.
[0023]
An appropriate organic solvent can be used as described above, and generally, toluene, xylene, butyl carbitol, ethyl acetate, butyl cellosolve acetate, methyl ethyl ketone, methyl isobutyl ketone, or the like is used. Although it does not limit, it is preferable to prepare a liquid mixture so that solid content concentration may become 5 to 85 weight% from points, such as a developability. In the preparation thereof, appropriate additives such as a dispersant, a plasticizer, and a combustion aid can be blended as necessary.
[0024]
The development method is preferably a method excellent in layer thickness controllability such as a doctor blade method or a gravure roll coater method. It is preferable to sufficiently remove bubbles so that bubbles do not remain in the spreading layer by using an antifoaming agent in combination. The thickness of the printing sheet or the shape-retaining layer to be formed is appropriately determined, but is generally 5 μm to 5 mm, especially 10 μm to 1 mm, particularly 20 to 200 μm.
[0025]
The printing sheet according to the present invention may be in a porous form for the purpose of smooth volatilization of decomposition gas by heating. By the way, when a temporary adhesive layer is provided, the print sheet may swell due to the decomposition gas generated by heating, and this can be prevented by forming a porous print sheet.
[0026]
The porous printing sheet is formed by, for example, a method of forming many fine holes 13 in the
[0027]
For the purpose of improving the chemical resistance such as flexibility and heat-resistant nitric acid and the ink fixing property, the shape retaining layer described above, for example, silicone rubber, cellulose polymer, hydrocarbon polymer, vinyl or styrene polymer, Acetal polymers, butyral polymers, acrylic polymers, polyester polymers, urethane polymers, fiber polymers, various organic compounds such as waxes and waxes can be blended as necessary.
[0028]
The silicone rubber is particularly preferably used in combination for improving flexibility and heat-resistant nitric acid resistance. As the silicone rubber, an appropriate one can be used and there is no particular limitation. Various modified silicone rubbers such as phenol-modified products, melamine-modified products, epoxy-modified products, polyester-modified products, acrylic-modified products, and urethane-modified products can also be used. Silicone rubber that can be preferably used is excellent in shape retention and flexibility.
[0029]
The amount of silicone rubber used is from 1 to 1000 parts by weight per 100 parts by weight of MQ resin, especially from 5 to 500 parts by weight, especially from 10 to 200 parts by weight, from the standpoint of improving chemical resistance such as heat resistant nitric acid. preferable. When silicone rubber is used in combination, the use ratio of the above-mentioned inorganic powder is based on the total amount of MQ resin and silicone rubber, such as the handling property of the printing sheet, the strength of the printing sheet, the strength of the fired sheet, and the hiding power. It is more preferable than the point.
[0030]
On the other hand, it is particularly preferable to use a cellulose-based polymer such as ethyl cellulose in view of fixing the ink by the thermal transfer method and improving the strength of the printing sheet. The amount of the above-mentioned organic compound other than silicone rubber is generally 5 to 200 parts by weight, especially 10 to 100 parts by weight per 100 parts by weight of the MQ resin, and in the case of using silicone rubber in combination with those 100 parts by weight. However, it is not limited to this.
[0031]
The printing sheet according to the present invention is heated as it is or attached to the adherend as a printing sheet with information added thereto, and the printing sheet under heat treatment or the heat-treated body of the printing sheet is fixed to the adherend. It can be preferably used for the purpose of. In the heat treatment, a method of attaching the adherend to the printing sheet and heating it to fix the adherend to the adherend through the heat-treated body can be employed.
[0032]
The printing sheet or printing sheet according to the present invention may be temporarily attached to the adherend with its own adhesive force, but an adhesive layer may be provided as necessary for the purpose of improving the temporary attachment force. it can. The pressure-sensitive adhesive layer can be provided at an appropriate stage until a printing sheet or the like is temporarily attached to an adherend and subjected to heat treatment. Therefore, it can be provided in advance before giving information to the printing sheet to form a printing sheet, or can be provided after making the printing sheet.
[0033]
For the formation of the adhesive layer, for example, an appropriate adhesive substance such as a rubber-based, acrylic-based, silicone-based, or vinyl alkyl ether-based adhesive can be used. Attaching the adhesive layer is a method of applying an adhesive substance to a printing sheet or printing sheet by an appropriate coating method such as a doctor blade method or a gravure roll coater method, or an adhesive layer provided on a separator according to the above. Can be carried out by an appropriate method in accordance with a method for forming an adhesive tape or the like, such as a method for transferring the material to a printing sheet or a printing sheet.
[0034]
The adhesive layer can also be provided in a scattered state for the purpose of smooth volatilization of the decomposition gas during the heat treatment. In that case, it is more preferable that the printing sheet has the porous form described above. FIG. 4 illustrates the
[0035]
The thickness of the pressure-sensitive adhesive layer to be provided can be determined according to the purpose of use and the like, but is generally 1 to 500 μm, especially 5 to 200 μm. The provided adhesive layer is preferably covered with a separator or the like until it is temporarily attached to the adherend to prevent contamination or the like. For temporarily attaching the printing sheet or the printing sheet to the adherend, an automatic bonding method using a robot or the like can be employed.
[0036]
The printing sheet can be formed by an appropriate method such as a method of giving ink information or engraving information consisting of holes or irregularities to the printing sheet and a method of punching the printing sheet into an appropriate form. It is also possible to form a printing sheet made of a composite of the above information elements or a composite sheet having information formed by various other methods.
[0037]
The ink information can be applied by an appropriate printing method such as a handwriting method, a coating method using a pattern mask, a pattern transfer method provided on a transfer paper, or a printer formation method. In particular, a printing method using a printer, in particular a thermal transfer printer, is more preferable because it can provide arbitrary ink information in a realistic, accurate and efficient manner.
[0038]
As the ink, an appropriate one using a colorant such as a pigment, especially a heat-resistant colorant such as an inorganic type can be used, and contains glass frit for the purpose of improving the fixing power by heat treatment. You may do it. An ink sheet such as a print ribbon to be applied to a thermal transfer printer or the like can be obtained, for example, by adding a binder such as wax or polymer to the ink and holding the ink on a supporting substrate made of a film or cloth. Therefore, a known ink or its ink sheet can be used by a thermal transfer method or the like.
[0039]
The ink information to be applied is arbitrary, and for example, appropriate ink information such as print information, a pattern pattern, and a barcode pattern may be applied. When forming an identification label such as a management label, it is preferable that a good contrast or color tone difference be formed between the printing sheet and the ink information after the heat treatment.
[0040]
The step of giving ink information or form to the printing sheet may be performed before or after temporarily attaching the printing sheet to the adherend. When ink information is formed by a printer, a method of temporarily attaching the ink information to an adherend as a print sheet to which ink information has been applied is usually used.
[0041]
The heat treatment of the printing sheet or the printing sheet temporarily attached to the adherend can be performed under appropriate heating conditions depending on the heat resistance of the adherend. In general, the heating temperature is 1200 ° C. or less, especially 200 to 650 ° C., particularly 350 to 550 ° C. By the heat treatment, the organic resin such as the adhesive layer disappears, and the MQ resin or the like forming the printing sheet is cured while being compatible with the ink information, and is formed into a baked sheet and fixed to the adherend.
[0042]
The printing sheet or the printing sheet according to the present invention is provided with various kinds of articles such as ceramics, glass products, ceramic products, metal products, and glazed products. It can be preferably used for various purposes.
[0043]
In particular, it has excellent chemical resistance, such as being able to withstand immersion in hot nitric acid and maintaining good ink information, for example, from the manufacture of CRT to the recycling of the reworked parts. It can be preferably used for forming a management label. The adherend may have an arbitrary form such as a flat form or a curved form such as a container.
[0044]
【Example】
Example 1
MQ resin 130 parts (parts by weight, the same applies hereinafter) and silicone rubber 30 parts (all manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.), potassium hydroxide 0.4 parts, potassium titanate 80 parts, and ethyl cellulose 60 parts are uniformly mixed with toluene. Then, the dispersion was applied onto a 75 μm thick polyester film by a doctor blade method and dried to form a shape-retaining layer having a thickness of 65 μm to obtain a printing sheet.
[0045]
On the other hand, a toluene solution containing 100 parts of polybutyl acrylate having a weight average molecular weight of about 1 million is coated on a separator made of glassine paper having a thickness of 70 μm treated with a silicone release agent by a doctor blade method and dried. A pressure-sensitive adhesive layer having a thickness of 20 μm was formed, and the polyester film was peeled off by adhering it to the shape-retaining layer surface to obtain a printing sheet with an adhesive layer.
[0046]
Next, ink information consisting of a barcode is given to the shape retaining layer of the printing sheet using a commercially available ink ribbon holding a wax-based ink containing a metal oxide black pigment and bismuth glass and a thermal transfer printer, and printing is performed. A sheet was obtained.
[0047]
Example 2
A printing sheet and a printing sheet were obtained in the same manner as in Example 1 except that aluminum borate was used instead of potassium titanate.
[0048]
Example 3
A printing sheet and a printing sheet were obtained in the same manner as in Example 1 except that potassium hydroxide was not used.
[0049]
Example 4
A printing sheet and a printing sheet were obtained in the same manner as in Example 1 except that the silicone rubber was replaced with MQ resin.
[0050]
Example 5
A printing sheet and a printing sheet were obtained in the same manner as in Example 1 except that the MQ resin was replaced with silicone rubber.
[0051]
Evaluation test The separator is peeled off from the printed sheet obtained in the above example, temporarily attached to a glass plate through the adhesive layer, heat-treated at 470 ° C. for 30 minutes (in air), from a black barcode on a white background. A glass plate to which a fired sheet having clear ink information was fixed was obtained and used in the following tests. In addition, the organic component in the ethyl cellulose, the adhesion layer, etc. of the printing sheet was burned out by the heat treatment. Further, the fired sheet was one in which MQ resin and / or silicone rubber was transformed into silica and remained as a cured product.
[0052]
Pencil hardness The pencil hardness of the surface of the fired sheet was examined in accordance with JIS K 5400.
[0053]
The surface of the sintered strength fired sheet was rubbed with a cotton cloth to examine the fixing power of ink information and the fixing power to the glass plate, and evaluated according to the following criteria.
Good: When the ink information maintains the same legibility as before the test without falling off the fired sheet.
Defect: When the fired sheet is missing and the ink information becomes unreadable.
[0054]
The reflectance of the reflectance fired sheet on white ground was examined for light having a wavelength of 400 to 800 nm.
[0055]
The chemically resistant fired sheet was dipped in a 15% nitric acid solution at 80 ° C. for 2 minutes together with a glass plate, taken out, and evaluated by the same method as in the sintering strength test.
[0056]
The results are shown in the following table.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a print sheet example. FIG. 2 is a cross-sectional view of a print sheet example. FIG. 3 is a plan view of another print sheet example. Explanation of]
1: Printing sheet 11: Shape-retaining layer 12: Reinforcing substrate 13: Fine pores 2: Ink information layer 3: Adhesive layer 31: Adhesive layer distributed in a dot form 4: Adhered body
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