JP4123938B2 - 燃料噴射システム - Google Patents
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Description
背景技術
本発明は、独立請求項の上位概念部に記載した形式の燃料噴射システムから出発する。
【0002】
ドイツ連邦共和国特許出願公開第19827219号明細書に基づき、内燃機関に用いられる燃料噴射システムが公知である。この公知の燃料噴射システムはインジェクタを有している。このインジェクタは燃料噴流調整プレートを備えている。この燃料噴流調整プレートは第1のノズル孔と第2のノズル孔とを有している。第1のノズル孔は第1の円に沿って配置されており、第2のノズル孔は第2の円に沿って配置されている。第2の円は、第1の円の直径よりも大きく寸法設定された直径を有している。この場合、両円は調整プレートの中心軸線に対して同軸的に配置されている。第2のノズル孔の各孔軸線は、弁体の中心軸線に対して垂直である基準平面と鋭角を成している。この鋭角は、第1のノズル孔の各孔軸線によって基準平面と共に形成される鋭角よりも小さく設定されている。したがって、第1のノズル孔を通って噴射される燃料噴霧を、第2のノズル孔を通って噴射される燃料噴霧から離れる方向に向けることができる。結果として、第1のノズル孔を通って噴射される燃料噴霧は、第2のノズル孔を通って噴射される燃料噴霧を妨害しない。これによって、噴射された燃料を適切に噴霧することが可能となる。
【0003】
ドイツ連邦共和国特許第19642653号明細書に基づき、点火可能な燃料・空気混合物(混合気)を形成するための方法が公知である。直接噴射式の内燃機関のシリンダ内には、ピストンによって仕切られた各燃焼室内にインジェクタを用いて、ノズル開口を有する弁座からの弁部材の持上りによるノズル開口の開放時に燃料が噴射されることによって、点火可能な燃料・空気混合物が形成可能となる。内燃機関のあらゆる運転条件下、特に層状給気運転において、消費率・エミッション最適化された内側の混合気形成を全特性マップのあらゆる運転点で可能にするためには、弁部材の開放行程と噴射時間とが可変に調整可能であることが提案されている。
【0004】
ドイツ連邦共和国特許出願公開第19804463号明細書に基づき、混合気圧縮型の火花点火式の内燃機関に用いられる燃料噴射システムが公知である。この公知の燃料噴射システムは、ピストン・シリンダ装置によって形成された燃焼室内に燃料を噴射する噴射弁と、燃焼室内に突入した点火プラグとを備えている。噴射弁は、噴射ノズルの全周にわたって分配されて配置された少なくとも一列の噴射孔を備えている。これらの噴射孔を介して燃料を適切に噴射することによって、混合気クラウドの形成によるスプレーガイド燃焼法が実現される。この場合、少なくとも1つの噴流が点火のために点火プラグの方向に向けられている。少なくともほぼ閉鎖されたかもしくはまとめられた混合気クラウドを形成する別の噴流が設けられている。
【0005】
上述した刊行物に基づき公知の混合気形成法もしくは燃料噴射システムには、特に混合気クラウドの、不足した均質度ならびに点火可能な混合気を点火プラグの火花ギャップの領域に搬送する問題の欠点がある。エミッションの少ない、燃料を節約した燃焼を可能にするためには、これらの事例では、複雑な燃焼室ジオメトリ、スワールバルブまたは渦流発生機構が使用されなければならない。これによって、一方では、燃焼室が燃料・空気混合物で充填され、他方では、点火可能な混合気が点火プラグにガイドされる。
【0006】
この場合、たいてい点火プラグに燃料が直接噴き付けられる。これによって、点火プラグのより激しい燻りおよび頻繁な熱衝撃が生ぜしめられる。これによって、点火プラグがより短い耐用年数を有している。
【0007】
さらに、ドイツ連邦共和国特許第19642653号明細書に基づき公知の、点火可能な燃料・空気混合物を形成するための方法には、特に層状給気運転で小さな燃料量を精確に調量することが不可能となるという欠点がある。なぜならば、燃料噴射弁の開閉のための時間を十分正確に制御することができないからである。
【0008】
さらに、複雑な燃焼室ジオメトリならびにスワール調整装置を備えた燃料噴射弁には、製作が困難となり得ると同時に生産にかかる費用が高価となるという欠点がある。
【0009】
発明の利点
独立請求項の特徴部に記載の特徴を備えた本発明による燃料噴射システムは従来のものに比べて、互いに異なる直径の噴射孔を配置することによって、噴射された燃料噴流の弁付近の領域に濃度増加を有する混合気クラウドが燃焼室内に形成されるという利点を有している。これによって、点火プラグの領域で点火時点の遅れが達成される。これによって、混合気クラウドの、エミッションの少ない迅速な燃焼を得ることができる。
【0010】
従属請求項に記載した手段によって、独立請求項に記載した燃料噴射システムの有利な構成が可能となる。
【0011】
大きい方の主噴射開口の間に小さい方の副噴射開口を配置することは特に有利である。この場合、この副噴射開口は十字状にまとめられているかまたは中心の噴射開口を中心とした同心的な円にまとめられている。
【0012】
副噴射開口の直径に対する軸方向の長さの、減少させられた比率を有する副噴射開口の加工成形も有利である。これによっても、噴流拡張をより少ない貫徹力で達成することができる。
【0013】
中心の噴射開口における副噴射開口の直径に対する長さの比率の減少は特に有利である。なぜならば、この場合、極めて僅かな手間で混合気クラウドの濃度増加を弁付近の領域に得ることができるからである。
【0014】
さらに、円錐形の噴射開口の使用が有利である。なぜならば、この噴射開口は容易に製作可能であり、大きな噴流拡張を可能にしているからである。
【0015】
実施例の説明
以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。
【0016】
図1には、公知先行技術による燃料噴射システム1の実施例の概略的な断面図が示してある。この燃料噴射システム1は燃焼室2を有している。この燃焼室2は、シリンダ壁3と、シリンダヘッド4と、ピストン5とによって仕切られる。このピストン5には燃焼室キャビティ6が形成されている。燃焼室2の天井7には、2つの電極15を備えた点火プラグ8が、たとえば中心に配置されている。吸気弁9と排気弁10とは燃焼室2の天井斜面11に図示してある。シリンダ壁3とシリンダヘッド4との間に側方から配置された燃料噴射弁12はコーン状の混合気クラウド13を燃焼室2内に噴射する。燃焼室キャビティ6のジオメトリならびに混合気クラウド13の形状は、点火プラグ8の両電極15の間に延びている火花ギャップ14の領域への混合気クラウド13の経路を規定している。混合気クラウド13は点火プラグ8の電気火花によって点火される。
【0017】
混合気クラウド13は、従来の燃料噴射システム1では、燃料噴射弁12の噴射特性に基づき条件付けられてしか化学量論的でない。噴流フロント、すなわち、混合気クラウド13の、燃料噴射弁12から最も遠く離れていて、時間的に最初に噴射された領域は最大の液滴サイズによって噴霧内に規定されているのに対して、噴流エンド、すなわち、混合気クラウド13の、燃料噴射弁12の最も近くに位置していて、時間的に最後に噴射された領域は最小の液滴によって規定されている。この両領域の間の燃料の分布は、一貫した理論混合気を形成することができるようにはなっていない。一方では、混合気がガウス分布もしくは正規分布で大きな液滴または小さな液滴よりも著しく多くの中サイズの液滴を有しており、他方では、たとえば燃料噴射弁12の開閉時の質量流量における変化および流体動力学的な現象も混合気の化学量論的組成に影響を与え得る。
【0018】
混合気クラウド13の、上述した欠点を除去することができるように、本発明によれば、噴射された混合気クラウド13に孔配置形式、孔直径および/または孔直径に対する軸方向の孔長さの比率によって影響を与える手段が設けられている。これによって、図2に概略的に示したように、噴流根元領域20、すなわち、燃料噴射弁12の最も近くに位置していて、時間的に最後に噴射された領域には、高い貫徹力と僅かな開き角とを備えた主噴流21が副噴流22によって補填されるように影響が与えられる。この副噴流22は僅かな貫徹力および/または主噴流21よりも大きな開き角の点で優れている。これによって、混合気クラウド13の、燃料噴射弁12の最も近くに位置する部分を濃度増加させることができる。
【0019】
すでに上述したように、噴流根元領域20での混合気クラウド13の濃度増加の目的のためには、燃料噴射弁12の噴射開口の直径および/または数に関する種々異なる手段をとることができる。
【0020】
図3Aには、本発明により形成された燃料噴射システム1の燃料噴射弁12の弁座体24に設けられた噴射開口26,27の配置形式の第1実施例が示してある。図面は、孔付きプレート25の平面図として見ることができる。この孔付きプレート25は弁座体24と一体に形成されているかまたは弁座体24に載置されている。
【0021】
孔付きプレート25は、本実施例では、21個の主噴射開口26を有している。これらの主噴射開口26は、外側に位置する円にかつ孔付きプレート25に設けられた中心の噴射開口28を備えた内側に位置する星状の配置形式で配置されている。また、孔付きプレート25は20個の副噴射開口27を有している。これらの副噴射開口27は主噴射開口26の間の中間スペースに規則的に形成されている。この場合、副噴射開口27は主噴射開口26よりも著しく僅かな直径を備えている。これによって、副噴射開口27から噴射される副噴流22の貫徹力は、主噴射開口26から噴射される主噴流21の進入深さの約20〜50%としかならない。
【0022】
この場合、主噴射開口26の孔直径は50μm〜100μmに寸法設定することができるのに対して、副噴射開口27の直径は30μm〜70μmに寸法設定することができる。
【0023】
図3Bには、弁座体24の孔付きプレート25に設けられた主噴射開口26と副噴射開口27との組合せに対する別の実施例が図3Aと同様の図で示してある。
【0024】
この実施例では、主噴射開口26だけでなく副噴射開口27も同心的な円に配置されている。これによって、孔付きプレート25が簡単に製作可能となり、混合気クラウド13が半径方向で核領域において極めて均質となる。
【0025】
噴流根元領域20の濃度増加の別の可能性は、軸方向の孔長さlを、孔付きプレート25に設けられた噴射開口26の孔直径dに比べて減少させることにある。
【0026】
図4Aおよび図4Bには、図3Aおよび図3Bと同様の図で主噴射開口26と副噴射開口27との配置形式が示してある。この主噴射開口26と副噴射開口27とは、減少させられた比率l/dを有している。この場合、主噴射開口26の配置形式は、図3Aに示した配置形式に相当している。
【0027】
図4Aには、4つの付加的な副噴射開口27を備えた配置形式が示してある。これらの副噴射開口27は、より良好に区別するために破線で図示してあり、中心の噴射開口28を中心として十字状に配置されているのに対して、図4Bでは、中心の噴射開口28しか、減少させられた比率l/dを有していない。このことは、特に単純なかつ容易に製作可能な配置形式を成している。付加的には、副噴射開口27が、減少させられた直径を有していてもよい。
【0028】
図5Aには、減少させられた比率l/dを備えた少なくとも1つの副噴射開口27の使用時の、噴射された混合気クラウド13の概略図が図2と同様の図で示してある。副噴射開口27の開き角の拡張によって、副噴流22は主噴流21よりも僅かな貫徹力と大きな開き角とを有している。これによって、噴流根元領域20の濃度増加が得られる。副噴射開口27の適切な分配時には、均質な濃度増加を得ることができる。
【0029】
図5Bには、減少させられた比率l/dを備えた副噴射開口27の領域における、図5Aに符号VBで示した区分が部分的な断面図で示してある。副噴射開口27の軸方向の長さlは拡張部29によって減少させられている。この拡張部29は、たとえば穿孔によって孔付きプレート25に加工成形可能である。
【0030】
図5Cには、副噴射開口27の別の実施例が示してある。この副噴射開口27は円錐形に形成されているので、流出領域における直径は流入領域における直径に比べて著しく拡張されている。
【0031】
図5Bおよび図5Cに示した形の副噴射開口27は、図4Aまたは図4Bに示した各孔付きプレート25に使用することができる。貫徹力がより僅かな場合の噴流角度の拡張と噴流根元領域20の濃度増加との効果はあらゆる事例に匹敵し得る。
【0032】
さらに、メイン噴射パルス後、付加的な燃料量をシリンダ内に噴射しひいては混合気の濃度増加に貢献するポスト噴射パルスが誘導されるように、前述した手段をノズル付近の噴流根元領域20の濃度増加の付加的な手段に組み合わせることが可能となる。
【0033】
本発明は、図示の実施例に限定されておらず、たとえば噴射開口の別の配置形式または複数の特徴の組合せに対しても使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 公知先行技術による燃料噴射システムの実施例の概略的な断面図である。
【図2】 本発明により形成された燃料噴射システムによって噴射された混合気クラウドの例示的な概略的な断面図である。
【図3A】 主噴射開口と副噴射開口とを備えた弁体の第1実施例の横断面図である。
【図3B】 主噴射開口と副噴射開口とを備えた弁体の第2実施例の横断面図である。
【図4A】 互いに異なる寸法に設定された噴射開口を備えた弁体の第3実施例の横断面図である。
【図4B】 互いに異なる寸法に設定された噴射開口を備えた弁体の第4実施例の横断面図である。
【図5A】 本発明により形成された燃料噴射システムの、円錐形に成形された噴射開口を備えた燃料噴射弁の弁閉鎖体の第5実施例の概略図である。
【図5B】 図5Aに示した領域VBにおける円錐形の噴射開口の拡大図である。
【図5C】 図5Aに示した領域VBにおける第6実施例の概略図である。
【符号の説明】
1 燃料噴射システム
2 燃焼室
3 シリンダ壁
4 シリンダヘッド
5 ピストン
6 燃焼室キャビティ
7 天井
8 点火プラグ
9 吸気弁
10 排気弁
11 天井斜面
12 燃料噴射弁
13 混合気クラウド
14 火花ギャップ
15 電極
20 噴流根元領域
21 主噴流
22 副噴流
24 弁座体
25 孔付きプレート
26 主噴射開口
27 副噴射開口
28 噴射開口
29 拡張部
Claims (6)
- 内燃機関に用いられる燃料噴射システム(1)であって、燃料噴射弁(12)が設けられており、該燃料噴射弁(12)が、燃料を燃焼室(2)内に直接噴射するようになっており、該燃焼室(2)が、シリンダ壁(3)によって形成されるようになっており、該シリンダ壁(3)にピストン(5)が案内されており、さらに、燃焼室(2)内に突入した点火プラグ(8)が設けられており、燃料噴射弁(12)が、燃焼室(2)内に、燃料噴射弁(12)の弁座体(24)に結合されたかまたは弁座体(24)と一体に形成された孔付きプレート(25)に配置された主噴射開口(26)によって混合気クラウド(13)を発生させるようになっており、孔付きプレート(25)が、副噴射開口(27)を有しており、該副噴射開口(27)の直径が、主噴射開口(26)の直径よりも小さく寸法設定されている形式のものにおいて、
副噴射開口(27)が、主噴射開口(26)に比べて、軸方向の長さlと直径dとの、減少させられた比率を有しており、副噴流(22)が、主噴流(21)に少なくとも部分的にオーバラップしていることを特徴とする、燃料噴射システム。 - 副噴射開口(27)から噴射される副噴流(22)の貫徹力が、主噴射開口(26)から噴射される主噴流(21)の貫徹力よりも僅かである、請求項1記載の燃料噴射システム。
- 副噴射開口(27)が、段付けされた横断面を有している、請求項1記載の燃料噴射システム。
- 副噴射開口(27)が、円錐形の横断面を有している、請求項3記載の燃料噴射システム。
- 段付けされたかまたは円錐形の副噴射開口(27)の流入側の直径が、噴射側の直径よりも小さく寸法設定されている、請求項3または4記載の燃料噴射システム。
- 主噴射開口(26)の直径が、50μm〜100μmの範囲内にあり、副噴射開口(27)の直径が、30μm〜70μmの範囲内にある、請求項1から5までのいずれか1項記載の燃料噴射システム。
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