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JP4111994B1 - マクロライド類 - Google Patents

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Abstract

以下に示し、そして本明細書に定義されているように、マクロライド化合物自体、およびその使用、たとえばヒトを含む動物における抗菌剤および抗原虫剤としての使用:式(I)。
さらに開示されているのは、本発明化合物、中間体およびその医薬組成物の調製方法、および必要とされる患者に本発明化合物を投与することによる疾患の治療または予防する方法である。本要約は、概要であり、本発明を限定するものではない。

Description

発明の詳細な説明
技術分野
本発明は、マクロライド化合物およびそれらの使用、例えばヒトを含む動物における抗菌および抗原虫剤としての使用に関する。本発明は、また、化合物の調製方法、化合物調製に有益な中間体、および化合物を含有する医薬組成物に関する。本発明は、さらに、治療が必要な患者に化合物を投与することによる、疾患、例えばバクテリアおよび/または原虫感染(または他の疾患、例えば癌、炎症、アテローム性動脈硬化または胃運動性低下)を処置及び/または予防する方法を含む。
背景技術
エリスロマイシンおよびクラリスロマイシンはよく知られたマクロライドである。他のエリスロマイシン−べースのマクロライド化合物は、例えばエリスロマイシンまたはクラリスロマイシンの様々な位置に修飾を導入することによって、例えばUS 4,331,803;US 4,474,768;US 4,517,359;US 5,523,399;US 5,527,780;US 5,635,485;US 5,804,565;US 6,020,521;US 6,025,350;US 6,075,133;US 6,162,794;US 6,191,118;US 6,248,719;US 6,291,656;US 6,437,151;US 6,472,371;US 6,555,524; US2002/0052328; US2002/0061856; US2002/0061857; US2002/0077302; US2002/0151507; US2002/0156027; US2003/0100518; US2003/0100742;US2003/0199458;US2004/0077557;WO 99/11651;WO 99/21866;WO 99/21869;WO 99/35157;EP1114 826;およびJ.med. Chem.、46、2706(2003)に示されているように調製される。さらに関連する文献は本明細書のこれ以降に引用されている。それらおよび本明細書にて引用されたすべての文献を、開示、修飾、および様々な組合せのマクロライド環の目的位置を修飾する方法を含んで、全ての目的のために本明細書に参照として全てを援用する。このように、誘導体は、例えばC−2、C−3、C−6、C−9、C−10、C−11、C−12、およびC−13エリスロマイシン位等,および相当するアザリド(azalide)誘導体での修飾を含むことができる。
抵抗性生物の増加した出現、安全性の改善、および活性スペクトラムの改善その他の理由により、新しいマクロライドが望まれている。
発明の概要
本発明は、あるマクロライド化合物自体、それらの調製および有用な中間体、それらの医薬組成物、およびそれらによる感染などを治療および予防する方法に関する。多くの態様では、本発明化合物は、他のマクロライドを含む他の抗生物質に抵抗性の生物に対して活性かつ有効である。
本発明は、下の一般式の化合物:
Figure 0004111994
ここでC11およびC12は通常のマクロライドナンバリングによるエリスロマイシン−ベースマクロライド環のC−11およびC−12位の炭素を示し、そして示された他の可変部は本明細書で定義される;それらの調製および中間体;組成物;およびそれらの例えばバクテリア感染を治療するための使用を含む。環の構造は、限定的ではない。基−Rは環に付いた“修飾(先端基)”を示す。
いくつかの側面では、本発明は、より特定的には式Iの化合物に関する:
Figure 0004111994
ここで二価基(diradical)は、何もない(何もないとは環が一重共有結合によって環に直接結合していることを意味する)、>CH、>C(CH)H,または他のアルキルまたは置換アルキル二価基(“>”は、環およびに一重結合していることを意味する;−CH−は>CHと同じ意味を有する)であってもよい。
二価基は、−C(O)(CH−、−S(O)(CH−、−SON(R)−、−C(O)O(CHR20−、−(C(R)(R))−、または−C(O)N(R)−であってもよく、ここでmは0〜3の整数である。
二価基は、マクロライド環のC−3炭素を示し、C−2およびC−4に直接結合しており、そして例えば二価基は>C(O)、(>CH(OC(O)R14)(ここで“>”はC−2およびC−4に一重結合していることを意味し、C−3は−OC(O)R14で置換されていることを意味する)、>CH(OC(O)N(R14)R15)、>CH(OC(O)OR14)、>CH(OC(O)CH(N(R14)R15)(CR Ar)、>CH(OC(O)CH(N(R14)R15)R14)、>CH(OC(O)C(=NOR14)(CRAr)、>CH(OC(O)C(=NOR14)R14)、>CH(OC(O)(CR Ar)、>CH(OC(O)(CRN(R14)(CR Ar)、または下式で置換されていてもよい:
Figure 0004111994
ここでnは0〜5の整数である。
二価基は>Oまたは>N(R10)であってもよく、好ましくは但し二価基が>C(O)でないときは二価基は>Oである。
二価基は、マクロライド環のC−8とC−10に結合していて、置換されていてもよく、>C(O)、−C(O)NH−、−N(H)C(O)−、>CH(N(R)R)、>C(=NC(O)R19)、または>C(=NOR19)である。この基のさらなるものとして、二価基はまた>C(=NR17)であってもよい。
二価基は−(C(R)(R))−であってもよく、ここでXは0〜5の整数であり;二価基は−(C(R)(R))−であってもよく、ここでyは0〜5の整数である;好ましくは但し、でのx+yの合計は1〜5である。
基は、H、OH、ハロ、または(C−C)アルキルであってもよく、好ましくは但し、が何もないときRはHである。
基は、HまたはArであってもよい。いくつかの態様では、Rまたは−RはたとえばH、Bn、Bzh、CBZ、ベンジルオキシメチル、またはBOCのような保護基であり、または他の適当な基である。
基は、(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル、または(C−C)アルキニルであり、それらのいずれもたとえばArによって置換されていてもよい。
基は、HまたはFであってもよく、好ましくは但し二価基が>C(O)でないときR4はHである。
基およびR20基は、独立的に(C−C)アルキルであってもよく、それは例えば1〜3のグループS置換基によって置換されていてもよい。
およびRのそれぞれは、独立的にH、(C−C12)アルキル、(C−C12)アルケニル,または4−6員ヘテロ環であってもよく;ここでHを除いてそれらのいずれもたとえば1〜3のグループS置換基によって置換されていてもよく;そして独立的にここで前記(C−C12)アルキルおよび(C−C12)アルケニルはその1〜2の炭素が独立的にたとえばグループT二価基によって置き換えられていてもよく;そして独立的に一つまでのR/Rペアは、それらが結合している炭素とともに3〜8員(好ましくは炭素環)を形成してもよく;好ましくは但し、RとR基のトータルが2以下がH以外である。
とRのそれぞれは、独立的にH、(C−C)アルキル、−C(O)(C−C)アルキル、−S(O)(C−C)アルキルであってもよく、Hを除いてそれらのいずれも例えば1〜3のグループS置換基によって置換されていてもよい。好ましくは、そして特にRが−C(O)(C−C)アルキルまたは−S(O)(C−C)アルキルであるとき、RはHまたは(C−C)アルキルであり、Hを除いてそれらは例えば1〜3のグループS置換基によって置換されていてもよい。
10基はHまたは(C−C)アルキルであってもよく、それらは例えば1〜3のグループS置換基によって置換されていてもよい。
11およびR12のそれぞれは、独立的に(a)H、(C−C12)アルキル、(C−C12)アルケニル、(C−C12)アルキニルであり、Hを除いてそれらのいずれも一つの炭素は例えば−NH−、−N(CH)−、−N(4−10員ヘテロ環)、−N(4−10員炭素環)、−O−、−S−、−S(O)−、または−S(O)−、によって置き換えられていてもよく、ここで前記R11およびR12は、それらが結合している原子とともに3〜8員環を形成することができ、または(b)9−10員ヘテロ環、9−10員炭素環、4−6員ヘテロ環,または4−6員炭素環であり、ここでHを除いて,(a)または(b)のいずれも例えば1〜3の:F、Cl、OH、(C−C)アルコキシ、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルコキシ、オキソ、(C−C)アルキル、ハロ−置換(C−C)アルキル,または(C−C)アルコキシ−(C−C)アルキルで置換されていてもよい。
13およびR16基は独立的にH、−C(O)(C−Cアルキル)であり、それは−C(O)Ar、−Si(フェニル)(C−Cアルキル)、−Si(C−Cアルキル)、または他の保護基で置換されていてもよい。
14およびR15基のそれぞれは、独立的にHまたは(C−C10)アルキルであり;それらのアルキルは例えば1〜3のグループS置換基によって置換されていてもよく;そして独立的にここでアルキルの1〜2の炭素は例えばグループT二価基によって置換されていてもよく;そして独立的にここでそれぞれのR14/R15ペアはそれらが結合している原子とともに3〜8員環を形成することができる。
17基はOR19、−C(O)(C−Cアルキル),または−C(O)(4−10員炭素−またはヘテロ環)であってもよく、それらのいずれかは例えば1〜3のグループS置換基によって置換されていてもよい。
19基は、H、(C−C)アルキル、−(C−Cアルキル)−(4−10員炭素−またはヘテロ環),または(4−10員炭素−またはヘテロ環)であってもよく;Hを除いてそれらの基のいずれも1〜3のグループS置換基(またはF、Cl、OH、(C−C)アルコキシ、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルコキシ、オキソ、(C−C)アルキル、ハロ−置換(C−C)アルキル,または(C−C)アルコキシ−(C−C)アルキル)によって置換されていてもよく;それらの基の1つまでの炭素は例えばグループT二価基(または−NH−、−N(CH)−、−N(4−10員炭素−またはヘテロ環)、−O−、−S−、−S(O)−、または−S(O)−)によって置き換えられていてもよい。
およびRのそれぞれは、独立的にHまたは(C−C)アルキルであってもよく、そのアルキルは例えば1〜3のグループS置換基によって置換されていてもよく;そしてここでアルキルの1〜2の炭素は例えばグループT二価基よって置き換えられていてもよく;そしてそれぞれのR/Rペアはそれらが結合している炭素とともに3〜10員環を形成することができる。
基のそれぞれは、独立的にH、F、Cl、(C−C)アルキル、ヒドロキシ、(C−C)アルコキシ,またはCNであってもよく、好ましくは但し二価基のxが2〜5であるとき一つのR基だけがH以外である。
一つのR基とともに一つまでのR基は、環が2環であるように橋かけ一重炭素−炭素結合または橋かけ(C−C)アルキル二価基を形成する場合を除いて、それぞれのR 及びR基はHである。
それぞれのArは独立的に(a)9−10員ヘテロ環、(b)9−10員炭素環、(c)4−6員ヘテロ環、または(d)4−6員炭素環であり、ここで(c)または(d)は4−6員ヘテロ環または4−6員炭素環によって置換されていてもよい。前記Ar環システムは、1〜3のグループS置換基で置換されていてもよい。しかしArおよびRは、上述の環サイズに限定されず、たとえばより大きい環システムを含むことができ、そしてさらなる環システムによって置換され、または融合されていてもよい。
グループS置換基には:ニトロ、ハロ、ヒドロキシ、CF、OCF、OCHF、CHF、CN、CHO、(C−C10)アルコキシ(CNによって置換されていてもよい)、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルコキシ、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルキル、オキソ、(C−C10)アルカノイル、(C−C10)アルキル、(C−C10)アルケニル、(C−C10)アルキニル、4−10員ヘテロ環または炭素環(9−10および5−6員を含む)、ヒドロキシ−置換(C−C)アルキル、−C(O)R11、−C(O)(4−10員ヘテロ環)、−C(O)(4−10員炭素環)、−C(O)(4−10員ヘテロ環)、−C(O)(4−10員炭素環)、−O(4−10員炭素環)、−O(4−10員ヘテロ環)、−C(O)OR11、−OC(O)R11、−C(O)NR1112、−OC(O)NR1112、−NR1112、−SONR1112、および−S(O)11を含み、ここでpは0〜2であり、そしてグループS置換基は非−芳香環で置換されるとき、グループSはまた=N−NR1112、=N−(4−10員ヘテロ環)、=N−(4−10員炭素環)、=N−NHC(O)R11、=N−NHC(O)NR1112、−N(R11)SO12、または=N−R17であってもよい;ここで前記ヘテロ環および炭素環基のいずれもCl、F、(C−C10)アルキル、(C−C10)アルコキシ、オキソ、またはCNによって置換されていてもよい。
グループT二価基には、:−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−N((C−C)アルキル)−、−NH−、−C(O)−、−OC(O)−、−C(O)O−、−N(Ar)−,および−OC(O)O−が含まれる。
それぞれの式Iの可変部の定義には、その定義のいずれのサブセット(subset)を含み、そして式Iの定義は様々な定義のサブセット(subsets)のいずれの組み合わせも含む。
本発明の他の側面では本発明の化合物および中間体を調製する方法を提供する。
本発明の他の側面では、本発明の化合物を含む医薬組成物を提供する。
本発明のさらに他の側面では、バクテリアおよび/または原虫感染の治療および予防を含む、本発明の化合物および組成物で処置が必要な患者を治療する方法を提供する。
発明の詳細な説明
以下の詳細な説明は、一般的な調製、および発明の例を含む、更なる非限定的な発明の詳細を提供するものである。
化合物
上述のように、本発明は、環アミン(環)(それは先端基(基−R)結合している))に(直接または間接に)結合しているC−11/C−12環状尿素またはカルバメート(環)を含むエリスロマイシンベースのマクロライドを含む。いくつかの側面では、本発明は式Iの化合物を含む。さらに、本発明は、サブジーナス(subgenuses)および、特に以下に開示されたものを含む式Iに含まれる好ましい態様を含む、開示されたスピーシーズ(species)(態様)を含む:
いくつかの発明の側面では、二価基は、何もないかメチレンであり;または、いくつかの好ましい態様では二価基は何も存在しない。
二価基は、いくつかの側面では−(C(R)(R))−(特に>CH(R))、−C(O)O−、−C(O)N(R)−、−C(O)(CH−、or−S(O)(CH−であり、ここでmは0〜2);または二価基はより特定的には>C(O)、>S(O)、または>CH(R)であってもよい。いくつかの態様では、RはHまたは(C−C)アルキル(Hを除いて例えばOHまたは(C−C)アルコキシによって置換されていてもよい);またはより特定的には、RはHまたは非置換(C−C)アルキル、特にHまたはメチルである。
二価基はいくつかの側面では>C(O)である。他の態様では、二価基はクラジノシル(cladinosyl)である。他の態様では、二価基は、>CHOC(O)R14、>CHOC(O)NR1415、>CHOC(O)OR15、>CHOC(O)CH(NR1415)((CR Ar)、>CHOC(O)CH(NR1415)R14、>CHOC(O)C(=NOR14)((CR Ar)、>CHOC(O)C(=NOR14)R14、>CHOC(O)(CR Ar)、または下式である:
Figure 0004111994
いくつかの側面では、R14およびR15のそれぞれは、独立的にHまたは1〜3のメチレンユニットが−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、または−NH−で置換されていてもよい(C−C)アルキルであり;そしてそれぞれのR14/R15ペアはそれらが結合している原子とともに3〜8員環を形成することができ;そして前記3〜8員環は例えばArによってまたは1〜2のグループS置換基で置換されていてもよい。
二価基はいくつかの側面では特に>Oである。
二価基はいくつかの側面では、>C(O)または>C(=NOR19)であり、または特に>C(O)である。いくつかの態様では、R19はHまたは1〜3の酸素原子が割り込んでいてもよい、および/または4−10員炭素またはヘテロ環で置換されていてもよい、(C−C)アルキルであってもよい。
二価基はいくつかの側面では−(CH−であり、そして二価基は−(CH−でり、ここでxおよびyは独立的に0〜4の整数であり、そしてここでx+yの合計は2〜4であり;またはより特定的にはxおよびyは0〜3の整数(または1〜2)で合計は2〜3;またはより特定的には、二価基およびはともにメチレンであってもよい。
いくつかの態様では、RはH、OH、またはメチルであり;またはRは特にHである。
いくつかの側面では、Rは(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル、または(C−C)アルキニルであり、それらのいずれもたとえばArによって置換されていてもよく;またはより特定的には、Rは非置換のメチルである。
いくつかの態様では、Rは非置換のエチルである。いくつかの態様では、R13とR16(存在するとき)はともにHである。
いくつかの側面では、ArまたはR環は上述の通りであり、そして例えば1〜2の:ニトロ、Br、Cl、F、ヒドロキシ、(C−C)アルキル、CF、OCF、OCHF、CHF、CN、CHO、(C−C)アルコキシ(CNで置換されていてもよい)、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルコキシ、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルキル、オキソ、(C−C)アルカノイル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、ヒドロキシ−置換(C−C)アルキル、−C(O)R11、−OC(O)R11、−C(O)OR11、−C(O)NR1112、−OC(O)NR1112−、−NHC(O)R11、−NR1112、−NR11SO12、−SONR1112、および−S(O)11(ここでnは0〜2)によって置換されていてもよい。いくつかの態様では、それぞれのR11およびR12は独立的にH、(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル、または(C−C)アルキニルであり、それらのいずれもHを除いて一つまたはそれ以上の置換基、例えば独立的に、Cl、F、OH、(C−C)アルコキシ、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルコキシ、オキソ、(C−C)アルキル、ハロ−置換(C−C)アルキル、または(C−C)アルコキシ−(C−C)アルキルから選択される置換基によって置換されていてもよい。
いくつかの態様では、Rは(a)9−10員ヘテロ環、(b)9−10員炭素環、(c)4−6員ヘテロ環、または(d)4−6員炭素環であり、ここで(c)または(d)は4−6員ヘテロ環または4−6員炭素環で置換されていてもよい;そして上述のR環は、例えば1〜2の:SO11、ヒドロキシ−置換(C−C)アルキル、(C−C)アルキル、CN、CHO、F、Cl、Br、ヒドロキシ、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルコキシ、オキソ、(C−C)アルカノイル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、または(C−C)アルコキシ(CNで置換されていてもよい)で置換されていてもよい。さらに、ニトロ、CF、OCF、OCHF、またはCHF置換があってもよい。本明細書で定義し述べたように、前述の環にはともにアリールおよびヘテロアリール、その他が含まれる。
いくつかの態様では、Rは(a)9−10員ヘテロ環、または(b)5−6員ヘテロ環または5−6員炭素環であってもよく、ここで(b)は5−6員ヘテロ環または5−6員炭素環で置換され、ここでRは例えば1〜2の:SO11、ヒドロキシ−置換(C−C)アルキル、(C−C)アルキル、CN、ニトロ、CF、OCF、OCHF、CHF、CHO、Br、Cl、F、CF、ヒドロキシ、(C−C)アルコキシ(CNで置換されていてもよい)、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルコキシ、オキソ、(C−C)アルカノイル、(C−C)アルケニル、または(C−C)アルキニルで置換されていてもよい。いくつかの好ましい態様では、前記ヘテロ環はヘテロアリールである。いくつかの態様では、Rは1〜3の窒素原子を含む置換または非置換の9−10員ヘテロアリール、または他の9−10員ヘテロ環である。
いくつかの態様では、Rは5−6員アリールまたはヘテロアリールによって直接または介在するヘテロ原子とともに置換される、5−6員アリールまたはヘテロアリールであってもよい。いくつかの特定の態様では、Rは本明細書、特許請求の範囲、実施例、または明細書のその他の部分にて非限定的な一般的定義中にリストされたいずれかのヘテロ環基から選択されることができる。
いくつかの態様では、Rは、フェニル、ピリジニル、ナフタレニル、キノリニル、イソキノリニル、4H−キノリジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、1,5−ナフチリジミル、1,6−ナフチリジミル、1,7−ナフチリジミル、1,8−ナフチリジミル、シンノリニル、フタラジニル、ピリド[2,3−b]ピラジン、ピリド[3,4−b]ピラジン、ピリド[2,3−d]ピリミジン、ピリド[2,3−c]ピリダジン、ピリド[3,2−b]ピリダジン、ベンズイミダゾリル、インドリル、インダゾリル、1H−ベンゾトリアゾリル、1H−ピロロ[3,2−b]ピリジニル、1H−ピロロ[3,2−c]ピリジニル、1H−ピロロ[2,3−c]ピリジニル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル、1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジニル、1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジニル、1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジニル、1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジニル、ピラゾロ[1,5−a]ピリジニル、イミダゾ[2,1−b]チアゾリル、3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジニル、イミダゾ[1,5−a]ピリジニル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、ピロロ[1,2−a]ピリジニル、ピロロ[1,2−a]ピラジニル、ピロロ[1,2−c]ピリミジニル、ピロロ[1,2−b]ピリダジニル、ピロロ[1,5−a]ピリミジニル、イミダゾ[1,5−a]ピリミジニル、イミダゾ[1,2−a]ピリミジニル、ベンゾ[d]チアゾリル、ベンゾ[c][1,2,5]オキサジアゾリル、ベンゾ[d]イソオキサゾリル、ベンゾ[d][1.3]ジオキソリル、ベンゾ[d]オキサゾリル、ベンゾ[d]イソチアゾリル、5−フェニルチアゾリル、2−フェニル−1,3,4−チアジアソリル、4−フェニルチアゾリル、4−フェニル−1,2,3−チアジアソリル、5−フェニルオキサゾリル、2−フェニル−1,3,4−オキサジアゾリル、5−フェニル−1,2,4−オキサジアゾリル、3−フェニル−1,2,4−オキサジアゾリル、1−フェニル−1H−ピラゾリル、4−フェニル−4H−1,2,4−トリアゾリル、1−フェニル−1H−1,2,4−トリアゾリル、2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ピリジニル、2−(1H−ピラゾール−1−イル)ピリジニル、1,3−ジヒドロベンゾ−2,2−ジオキソ[c]チオフェン、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール、1H−インデニル−2(3H)−スルホン、フェノキシフェニル、4−(2−オキソオキサゾリジン−3−イル)フェニル、2,1,3−ベンゾチアジアゾリル−2,2−ジオキシド,または2−(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)ピリジニルであってもよい。そのようなR基は、本明細書記載のように置換されていてもよい。たとえば、置換は、1〜2の(C−C)アルキル、CN、CHO、Cl、F、CF、ニトロ、ヒドロキシ、オキソ、(C−C)アルカノイル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル,または(C−C)アルコキシであってもよい。他のヘテロ環も使用することができる。たとえば、US5,747,467(カラム2−4)またはUS2004/0157787(そこでの基Ar)を参照(それらの全体を本明細書に参照として援用する)。上記で特に言及していなくても、またはここで言及していなくても、Rの二価基に対するいずれの配置(即ち、二価基に結合する環原子)も使用することができる。たとえば、1,8−ナフチリジミルが好ましい基であり、いくつかの態様ではそれは4位に結合していて、そしてたとえば3位(マクロライドに結合している位置に対してオルト)で置換されていてもよい。
このように、第一のサブジーナス(1)は式Iのサブグループで、ここで二価基は何もないか>CHであり;二価基は>CH(R)、−C(O)O−、−C(O)N(R)−、−C(O)(CH−,または−S(O)(CH−であり、ここでmは0〜2であり;二価基は>C(O)であり;二価基は>Oであり;二価基は>C(O)または>C(=NOR19)であり;二価基は−(CH−であり、ここでxは0〜4の整数であり;二価基は−(CH−であり、ここでyは0〜4の整数であり;そしてここでx+yの合計は2〜4であり;RはH、OH、またはメチルであり;それぞれのR11およびR12は独立的にH、(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル、または(C−C)アルキニルであり、それらはHを除いて1〜2の:Cl、F、OH、(C−C)アルコキシ、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルコキシ、オキソ、(C−C)アルキル、ハロ−置換(C−C)アルキル、または(C−C)アルコキシ−(C−C)アルキルで置換されていてもよく;R13はHであり;R19はHまたは1〜3の酸素原子が介在していてもよい、そして4−6員炭素環またはヘテロ環によって置換されていてもよい(C−C)アルキルであり;それぞれのArは独立的に(a)9−10員ヘテロ環、(b)9−10員炭素環、(c)4−6員ヘテロ環、または(d)4−6員炭素環であり、ここで(c)または(d)は4−6員ヘテロ環または4−6員炭素環で置換されていてもよく;そしてここで前記Ar環システムは(すなわち単環、融合環、または非縮合2環システム)、1〜2(あるいは3)の:ニトロ、Br、Cl、F、ヒドロキシ、(C−C)アルキル、CF、OCF、OCHF、CHF、CN、CHO、(C−C)アルコキシ(CNで置換されていてもよい)、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルコキシ、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルキル、オキソ、(C−C)アルカノイル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、ヒドロキシ−置換(C−C)アルキル、−C(O)R11、−OC(O)R11、−C(O)OR11、−C(O)NR1112、−OC(O)NR1112−、−NHC(O)R11、−NR1112、−NR11SO12、−SONR1112、または−S(O)11で置換されていてもよく、ここでpは0〜2である。あるいは、R13は上述の中で−C(O)(C−Cアルキル)であってもよい。独立的に、二価基はあるいは>CHOC(O)R14、>CHOC(O)NR1415、>CHOC(O)OR15、>CHOC(O)CH(NR1415)((CR Ar)、>CHOC(O)CH(NR1415)R14、>CHOC(O)C(=NOR14)((CR Ar)、>CHOC(O)C(=NOR14)R14、>CHOC(O)(CR Ar)、または下式であってもよい。
Figure 0004111994
式I(式Iの最も広い意味での式Iを意味する)の第2のサブジーナス(2)は、式Iのサブグループまたはサブジーナス1のサブグループであり、ここで二価基は>C(O)であり;Rはメチルであり;Rはエチルであり;そしてRはHまたはOHまたは(C−C)アルコキシによって置換されていてもよい(C−C)アルキルである。そのいくつかの好ましい側面では、このサブジーナスにおいて二価基は、>CH(R)(サブジーナス2a)またはあるいは>SO(サブジーナス2b)である。
式Iの第3のサブジーナス(3)は、式Iまたは亜属(Subgenera)1〜2のいずれかのサブグループであり、ここで二価基は何もないかメチレンであり;RはHであり;そしてR(存在するとき)はHまたは(C−C)アルキル、例えばメチルである。
式Iの第4のサブジーナス(4)は、式Iまたは亜属(Subgenera)1〜3のいずれかのサブグループであり、ここで二価基は−(CH−であり、ここでxは0〜3の整数であり;二価基は−(CH−であり、ここでyは0〜3に整数であり;そしてここでx+yの合計は2〜3である。本発明はまた、(3)と(4)の両方の限定をすべて含んだサブジーナスを含む。
式Iの第5のサブジーナス(5)は、式Iまたは亜属(Subgenera)1〜4のいずれかのサブグループであり、ここで二価基はなにもなく;Rは(a)9−10員ヘテロ環または炭素環、または(b)4−6員ヘテロ環または炭素環であり、ここで(b)は4−6員ヘテロ環または炭素環で置換されていてもよく;Rは1〜2の:SO11、ヒドロキシ−置換(C−C)アルキル、(C−C)アルキル、CN、ニトロ、CF、OCF、OCHF、CHF、CHO、F、Cl、Br、ヒドロキシ、(C−C)アルコキシ(CNで置換されていてもよい)、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルコキシ、オキソ、(C−C)アルカノイル、(C−C)アルケニル、または(C−C)アルキニルで置換されていてもよく;そしてR(存在するとき)はHである。いくつかの好ましい態様では、Rは置換または非置換の1〜3の窒素原子を含有する9−10員ヘテロアリールである。本発明は、また(3)、(4)および(5)のすべての限定を含んだサブジーナスを含む。
式Iの第6のサブジーナス(6)は、式Iまたは亜属(Subgenera)1〜5のいずれかのサブグループであり、ここで二価基およびはともにメチレンである。
式Iの第7のサブジーナス(7)は、式Iまたは亜属(Subgenera)1〜6のいずれかのサブグループであり、ここでRは(a)9−10員ヘテロ環、または(b)5−6員ヘテロ環または炭素環であり、ここで(b)は5−6員ヘテロ環または炭素環によって置換されており、そしてここでRは1〜2の:−SO11、ヒドロキシ−置換(C−C)アルキル、(C−C)アルキル、CN、CHO、Br、Cl、F、CF、OCF、CHF、OCHF、ニトロ、ヒドロキシ、(C−C)アルコキシ(CNで置換されていてもよい)、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルコキシ、オキソ、(C−C)アルカノイル、(C−C)アルケニル、または(C−C)アルキニルで置換されていてもよい。本発明はまた、(6)および(7)の両方の限定のすべてを組み合わせたサブジーナスを含む。
式Iの第8のサブジーナス(8)は、式Iまたは亜属(Subgenera)1〜7のいずれかのサブグループであり、ここでRは、独立的にN、SまたはOから選択される1〜3のヘテロ原子を含む9−10員ヘテロ環、特にヘテロアリールである。あるいは、Rは5−6員アリールまたはヘテロアリールで置換された5−6員アリールまたはヘテロアリールであってもよい。Rは例えば、1〜2の:SO11、ヒドロキシ−置換(C−C)アルキル、(C−C)アルキル、CN、CHO、Cl、F、CF、ニトロ、ヒドロキシ、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルコキシ、オキソ、(C−C)アルカノイル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、または(C−C)アルコキシ(CNで置換されていてもよい)で置換されていてもよい。Rはまた本明細書で特定的に開示した先端基のいずれであってもよい。
いくつかの特定の態様では、二価基は何もなく、は>CH、>CH(CH),または>SOであり、は>C(O)であり、は>Oであり、は>C(O)であり、およびはともに>CHであり、RはHであり、Rはメチルであり、RはHまたはFであり、Rはエチルであり、そしてR13はHである。それらの、および他の態様では、Rは、実施例のR基または上記に記載およびリストされたような本明細書開示の他の材料(material)のいずれかから選択されることができる。
第9のサブジーナス(9)は、式IまたはサブジーナスIのサブフループであり、ここで二価基は>C(O)、−C(O)N(R)−,または−C(O)O−であり;二価基は>C(O)であり;Rはメチルであり;Rはエチルであり;そしてRはHまたは(C−C)アルキルである。より特定的には、上記において、二価基は何もないかまたはメチルであってもよく;二価基は−(CH−であってもよく;ここでXは0〜3であり;二価基は−(CH−であってもよく、ここでYは0〜3であり;そしてここでX+Yの合計は2〜3であり;そしてRはHまたはメチルであってもよい。また、上述でのRは、(a)9−10員ヘテロ環または炭素環、または(b)4−6員ヘテロ環または炭素環であってもよく、ここで(b)は4−6員ヘテロ環または炭素環で置換されていてもよく;そしてRは1〜2の:SO、ヒドロキシ−置換(C−C)アルキル、(C−C)アルキル、CN、CHO、Br、Cl、F、CF、OCF、OCHF、CHF、ニトロ、ヒドロキシ、(C−C)アルコキシ(CNで置換されていてもよい)、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルコキシ、オキソ、(C−C)アルカノイル、(C−C)アルケニル、または(C−C)アルキニルで置換されていてもよい。
本発明はまた、式Iで示した可変部分の定義のいずれのサブグループ、およびそのいずれかの亜属(Subgenera)によって述べられた化合物を含む。
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((キノリン−5−イル)−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.06)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((1H−ベンゾイミダゾール−7−イル)−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.11)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((キノキサリン−8−イル)−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.12)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((キノリン−4−イル)−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.16)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((1,8−ナフチリジン−4−イル)−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.20)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(1S−(1,8−ナフチリジン−4−イル)−エチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.23)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((ピリド[2,3−b]ピラジン−8−イル)−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.24)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(1R−(1,8−ナフチリジン−4−イル)−エチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.25)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((1,5−ナフチリジン−4−イル)−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.26)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((1,6−ナフチリジン−4−イル)−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.27)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((キノキサリン−6−イル)−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.28)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((インダゾール−3−イル)−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.29)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((イソキノリン4−イル)−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.30)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−2−フルオロ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(1R−(1,8−ナフチリジン−4−イル)−エチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.32)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−2−フルオロ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((1,8−ナフチリジン−4−イル)−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.33)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((チアゾロ[4,5−b]ピリジン−7−イル)−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.35)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(1R−(1,5−ナフチリジン−4−イル)−エチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.37)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(1S−(1,5−ナフチリジン−4−イル)−エチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.38)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(1−(キノリン−4−イル)プロピル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.61)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(1−(キノリン−4−イル)−エチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.62)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(1−(キノリン−4−イル)−エチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.63)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(1−(キノリン−4−イル)−ブチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.64)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(1−(キノリン−4−イル)−ブチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.65)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(フェニル−(ピリジン−4−イル)−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.69)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(8−メトキシキノリン−5−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.70)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−メトキシキノリン−4−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.71)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−メトキシ−1,8−ナフチリジン−4−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.72)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(キノリン−3−カルボニトリル−4−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.73)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(7−ブロモピリド[3,2−b]ピラジン−8−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.74)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−ブロモ−1,8−ナフチリジン−4−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.75)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−クロロ1,8−ナフチリジン−4−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.76)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−ブロモピリジン−4−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.77)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−フルオロピリジン−4−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.78)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−クロロピリジン−4−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.79)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((S)−1,8−ナフチリジン−4−(2−メトキシエチル−1−イル))−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.80)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((R)−1,8−ナフチリジン−4−(2−メトキシエチル−1−イル))−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.81)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(4H−キノリジン−4−オン−1−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.82)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(H−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.83)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(8−メトキシキノリン−4−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.84)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(1−フルオロ−3−メトキシベンゼン−2−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.85)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(2−メトキシナフタレン−1−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.86)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(1,3−ジフルオロベンゼン−2−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.87)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼン−1−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.88)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(2−シクロプロピル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−7−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.89)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(6−メトキシキノリン−4−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.90)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(ナフタレン−1−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.91)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(2−メチルナフタレン−1−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.92)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−7−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.93)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(1H−インデン−2(3H)−スルホン−5−メチル−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.94)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(キノリン−8−カルボニトリル−4−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.95)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(キノリン−8−カルボニトリル−5−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.96)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(2−エトキシナフタレン−1−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.97)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−メチルキノリン−4−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.98)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−メチル−1,8−ナフチリジン−4−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.99)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(6−クロロ3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−7−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.100)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−メトキシ−1,5−ナフチリジン−4−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.101)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(6−メトキシキノリン−5−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.102)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(2,4−ジクロロベンゼン−1−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.103)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(ベンゾ[d][1.3]ジオキソール−5−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.104)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(5−メトキシキノキサリンe−8−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.105)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−ブロモ−1,5−ナフチリジン−4−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.106)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−クロロキノリン−4−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.107)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−エトキシ−1,8−ナフチリジン−4−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.1.108)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−( ピリジン−3−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.01)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(ナフタレン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.02)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(キノリン−8−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.03)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(イソキノリン−5−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.04)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(ベンゾ[1,2,5]チアジアゾール−4−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.06)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−シアノベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.10)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(4−シアノベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.11)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(4−(オキサゾール−5−イル)−ベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.13)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(H−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.15)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(6−(1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−3−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.16)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.17)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(2−シアノベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.18)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(H−イミダゾ[1,5−a]ピリジン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.19)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(4−(2,3,4,5−テトラヒドロ−3,5−ジオキソ−1,2,4−トリアジン−6−イル)ベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.20)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(2,3−ジヒドロ−2−オキソベンゾ[d]オキサゾール−5−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ]−エリスロマイシンA.(実施例.3.22)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.29)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(1−(オキシカルボニル−(2,4−ジメトキシベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.31)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(1−(オキシカルボニル−(5−(イソキサゾール−3−イル)チオフェン−2−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.33)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−(オキサゾール−5−イル)ベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.35)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−(1H−ピラゾール−3−イル)ベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.36)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(4−(1H−ピラゾール−5−イル)ベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.39)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−1(−(3−(3−メチルイソキサゾール−5−イル)ベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.40)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−(1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.41)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(2−オキソインドリン−5−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.42)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(2,3−ジヒドロ−2−オキソベンゾ[d]オキサゾール−5−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.43)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(4−(1H−ピラゾール−1−イル)ベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.44)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(4−(1,2,3−チアジアゾール−4−イル)ベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.45)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(5−シアノナフタレン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.49)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−シアノ−4−(1H−ピラゾール−1−イル)ベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.50)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(4−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)ベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.51)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.52)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(4−(6−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)ベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.54)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(4−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)ベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.55)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(4−(1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.56)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.57)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−(1H−ピラゾール−1−イル)ベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.58)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.60)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(4−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.61)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−(1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.62)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−(1,2,3−チアジアゾール−4−イル)ベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.63)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−(オキサゾール−2−イル)ベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.65)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−(ピリダジン−3−イル)ベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.72)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(4−(1,3,4−チアジアゾール−2−イル)ベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.76)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−シアノ−4−フルオロベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.77)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(ベンゾ[d]チアゾール−6−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.79)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(5−(1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−3−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.80)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−フルオロ−4−(1H−イミダゾール−1−イル)ベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.81)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(4−(1H−イミダゾール−1−イル)ベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.82)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(1H−インダゾール−6−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.85)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−フルオロ−4−(1H−ピラゾール−1−イル)ベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.86)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(1H−インダゾール−5−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.87)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(4−フルオロ−3−(オキサゾール−5−イル)ベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.88)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(キノリン−6−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.89)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(2−メチルベンゾ[d]チアゾール−5−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.90)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(ナフタレン−2−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.91)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(フタラジン−5−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.92)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(キノキサリンe−5−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.93)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.94)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(1,3−ジヒドロベンゾ−2,2−ジオキソ[c]チオフェン−5−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.95)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(2−メチル−2H−インダゾール−5−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.96)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(6−クロロイミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.97)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−2−フルオロ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(キノキサリンe−5−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.98)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−シアノ−4−エトキシベンゼン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.99)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(キノリン−5−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.100)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(8−メトキシキノリン−5−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.101)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(8−エトキシキノリン−5−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.102)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−2−フルオロ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−シアノ−4−エトキシベンゼン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.103)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(ベンゾ[d]イソチアゾール−6−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.104)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(4−エトキシ−3−メトキシベンゼン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.105)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(5−クロロ2−メトキシベンゼン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.106)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−クロロベンゼン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.107)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(4−アセトアミドベンゼン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.108)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−(シアノメトキシ)−4−メトキシベンゼン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.109)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−(4−フルオロフェノキシ)ベンゼン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.110)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(8−メチルキノリン−5−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.111)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(8−メトキシキノキサリンe−5−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.112)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(8−(ジフルオロメトキシ)キノリン−5−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.113)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(8−メチルキノキサリンe−5−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.114)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(4−(2−オキソオキサゾリジン−3−イル)ベンゼン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.115)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(1,3−ジメチル−2,1,3−ベンゾチアジアゾールe−2,2−ジオキシド0−5−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.116)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−エチル−1−メチル−1H−インダゾール−5−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.3.117)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(ベンズヒドリル)−(アゼチジン−3−イル)−メチル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.4.01)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((キノリン−6−イル)−メチル)−(アゼチジン−3−イル)−メチル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.4.14)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−メチル)−(アゼチジン−3−イル)−メチル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.4.18)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((6−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−イル)−メチル)−(アゼチジン−3−イル)−メチル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.4.44)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−12,11−(オキシカルボニル−(1−((1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−メチル)−(アゼチジン−3−イル)−メチル)−イミノ)−3−((2−メチルピロリジン)−1−カルボニル)−エリスロマイシンA.(実施例.5.03)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−12,11−(オキシカルボニル−(1−((キノリン−8−イル)−メチル)−(アゼチジン−3−イル)−メチル)−イミノ)−3−((2−メチルピロリジン)−1−カルボニル)−エリスロマイシンA.(実施例.5.04)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−12,11−(オキシカルボニル−(1−((1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−メチル)−(アゼチジン−3−イル)−メチル)−イミノ)−3−((2−(3−フルオロフェニル)−ピロリジン)−1−カルボニル)−エリスロマイシンA.(実施例.5.05)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−12,11−(オキシカルボニル−(1−((1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−メチル)−(アゼチジン−3−イル)−メチル)−イミノ)−3−((2−(3−フルオロフェニル)−ピロリジン)−1−カルボニル)−エリスロマイシンA.(実施例.5.06)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−12,11−(オキシカルボニル−(1−((1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−メチル)−(アゼチジン−3−イル)−メチル)−イミノ)−3−(ピロリジンe−1−カルボニル)−エリスロマイシンA.(実施例.5.10)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((キノリン−5−イル)−メチル)−(R)−ピロリジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.9.02)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−メチル)−(R)−ピロリジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.9.03)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((1,8−ナフチリジン−4−イル)−メチル)−(R)−ピロリジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.9.05)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−メチル)−(R)−ピロリジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.9.06)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((イソキノリン5−イル)−メチル)−(R)−ピロリジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.9.07)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((1H−インダゾール−3−イル)−メチル)−(R)−ピロリジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.9.09)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−2−フルオロ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−カルボキシル)−((R)−ピロリジン−2−イル)−メチル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.10.27)
−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((キノキサリン−8−イル)−メチル)−((S)−ピロリジン−3−イル)−メチル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.11.02)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−メチル)−((S)−ピロリジン−3−イル)−メチル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.11.05)
3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((キノリン−4−イル)−メチル)−((S)−ピロリジン−3−イル)−メチル)−イミノ)−エリスロマイシンA.(実施例.11.11)
他の態様には本明細書の実施例、および本明細書の範囲内の化合物が含まれる。注目すべきは、例えばermBメカニズム(例えば、ストレプトコッカスピオゲネス1079)によってクラリスロマイシンに耐性なS.pyo.(ストレプトコッカスピオゲネス)に対して約8μg/mlまたはそれ以下(好ましくは4μg/mLまたはそれ以下)のインビトロMICを有する化合物、および/または例えば排出(efflux)メカニズムによってクラリスロマイシンに耐性なストレプトコッカスニューモニエに対して約0.5μg/mLまたはそれ以下のインビトロMICを有する化合物である。実施例が示されている。
本発明は、上述のエリスロマイシンの修飾に限られない。たとえば、US2003/0100518(たとえばページ1);US6,472,371(たとえばカラム1);US6,140,479(たとえばカラム2);US6,043,226(たとえばカラム4);およびUS2002/0115621(たとえばページ1)に言及されているC−3修飾を使用することができる;US2003/0100518(たとえばページ4)に言及されているC−5修飾を使用することができる;US2003/0100742(たとえばページ3);US2003/0100518(たとえばページ4);US6,075,133(たとえばカラム4−7);およびUS2002/0115621(たとえばページ2)に言及されているC−6修飾を使用することができる;US2003/0100518(たとえばページ1)に言及されているC−8修飾を使用することができる;US4,474,768;US4,517,359;およびUS2003/0100518(たとえばページ1)で言及されているC−9修飾を使用することができる;US2003/0013665(たとえばページ12−14);およびWO03/004509に言及されているC−12修飾を使用することができる;US2003/0100518(たとえばページ5);およびUS2003/0013665(たとえばパージ2)で言及されているC−13修飾を使用することができる。前述の文献はまた類似体の調製方法を述べている。それらの文献のすべてを本明細書に参照として援用する。
本発明は中間体を含む。たとえば本発明は−RはHまたはBzhのような保護基である化合物を含み、例えば3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンAまたは3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−((1−ベンズヒドリル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンAを含む。本発明はまた1−[1,8]ナフチリジニル−4−イルエタノールまたは1−[1,8]ナフチリジニル−4−イルエタノンのような−Rの前駆体を含む。
一般的調製方法
本発明の化合物は、当業者の知識と組み合わされ、限定的でないものとして、本明細書の記述、スキームおよび実施例に従って調製することができる。
エリスロマイシンおよびクラリスロマイシン化合物(それらの多くは当業者に知られており、市販されている)は、本発明の化合物を調製するための出発原料として適切である。たとえばUS2,653,899;2,823,203;および4,331,803参照。それらの文献をすべて本明細書に参照として援用する。
知られた培養方法は、さまざまなC−13修飾を導入するのに使用することができる(式I、R)。たとえば、US2003/0100518はページ22−27にてそのような化合物の調製を述べ、例えばUS6,437,151およびWO99/35157を参照している。またUS6,472,371のカラム25−32を参照。上述の文献すべてを本明細書に参照として援用する。
C−6位(式I、R)に修飾基を導入するのに、公知の方法を使用することができる。たとえば、US6,075,133,カラム55−58には、C−6でのアルキル化が述べられている。上記文献を本明細書に援用する。適当な反応基保護および脱保護が、ある置換に必要であろう。
2’および4”(式I、R13およびR16)を保護するのに公知の方法を使用することができる。R13およびR16基の導入は、式II(スキームI)の化合物(ここでR13およびR16は水素)を、TEAのような塩基の存在下、およびDMAPのような活性化剤または触媒の存在下、DCM、THFまたはトルエンのような溶媒中でR13基を含む酸無水物または酸クロリドで、約2〜24時間約室温で反応させることによって達成することができる。もし2等量の無水物または酸クロリドを使用すると、R13基はR13(C−2’)およびR16(C−4”)の両方に導入されるであろう。もし、1等量使用されると、基R13だけが導入されるであろう。基R16はそれから引き続く工程により(C−4”に)導入され、このようにしてR13をR16を別のものとすることができる。後述のGreene et al.に述べられているような、公知のアシル、カルボニル、およびシリル保護基などを含む公知の方法で導入することができるさまざまな保護基(R13およびR16)を使用することができる。いくつかの好ましい態様では、保護試薬は、無水酢酸である。他のヒドロキシ−保護基の例には、メチルチオメチル、TMS、TBDMS、TBDPS、メトキシメチルのようなエーテル、およびAc、Bzを含むエステルなどが含まれる。非プロトン性溶媒の例には、DCM、クロロホルム、DMF、THF、NMP、DMSO、ジエチルスルホキシド、DMF、N,N−ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミド、前述のものの混合物で、THF、1,2−ジメトキシエタン、アセトニトリル、酢酸エチル、アセトンなどを含むものと含まないものなどが含まれる。他の修飾は、その文献および当業者に知られている。
化合物はさらに、たとえばスキーム1〜3に示されているように、式IV−VII、XVIおよびXVIIの化合物、すなわち二価基が>C(O)で、が−O−で、そしてが−C(O)−である化合物を得るために修飾されることができる。
Figure 0004111994
スキーム1は、式III−VIIの化合物の調製を示している。式IIIは式II(ここでR13およびR16は水素ではなく、R13およびR16基は保護されていない第一級アルコールまたは第一級または第二級アミンを含まない)と約3〜5等量のCDIとの反応によってステップ1aにて調製することができる。たとえば、J. Org. Chem.、53、2340(1988)参照、そしてそれの全体を参照として本明細書に援用する。その反応は、アセトニトリル、THF、IPE、DMF、またはそれらの混合物のような非プロトン性溶媒中で、DBUのような塩基の約2〜5等量の存在下にて約25〜40℃にて約2〜12時間で、行うことができる。
式IVの化合物は、相当する式IIIの化合物からアセトニトリルまたはDMFのような溶媒中で、TEAまたはDBUのような塩基の存在下で約40〜80℃にて約12〜72時間所望のN−11側鎖の第一級アミンとの反応によってステップ1bに示すように調製することができる。式IV中の基Pは、適当な保護基を示すか、式Iで定義したように先端基−Rを示す。
式IVのクラディノース部分は、それから水とエタノールのようなアルコールを含む2成分溶媒混合物中で約室温〜45℃にて好ましくは約室温から40℃にて、約6〜24時間、塩酸のような酸と反応させることによってステップ1cに示すように除去されて、式Vが得られる。代表的な酸には、希釈塩酸、硫酸、過塩素酸、クロロ酢酸、ジクロロ酢酸、またはトリフルオロ酢酸が含まれる。反応に適する溶媒には、メタノール、エタノール、IPA、ブタノールなど、および混合物が含まれる。
ステップ1dは、C−3ヒドロキシル基のオキソ基への酸化による式VIを得る工程を示している。これは、例えば修正Swern酸化を用いて達成することができる。たとえば、式VIの化合物は、DCMのような溶媒中で約室温〜50℃にて約6〜24時間EDCおよびピリジニウムトリフルオロ酢酸と反応させることができる。
Pが保護基であるとき、式VIの脱保護および所望の置換基の導入は水素化によって達成することができる。式VIの化合物で基PがBzh、Bn、またはCBZのような保護基を表す場合には、この基は、約1〜4気圧の圧力で炭素上のパラジウムまたは炭素上の水酸化パラジウムのような触媒の存在下、メタノール、エタノール、酢酸エチルまたはTHFのような溶媒中で、約25〜60℃で約4〜24時間の間、水素ガスで反応させることによって除去することができる。基PがBOCのような保護基の場合、この基は、DCMのような溶媒中で、約0〜25℃にて約0.5時間、TFAで反応させることによって除去することができ、またはたとえば水とメタノール、エタノールまたはTHFを含む溶媒混合物中で、約25〜50℃で、約1〜6時間塩酸のような酸と反応させることによって除去することができる。
一旦保護基が取り除かれると、構造−Rの新しい基をたとえば以下の方法のいずれかによって式VIの化合物に導入することができる:1)二価基が−C(O)(CH−の場合、基(CHを含むカルボン酸は、EDCのようなカルボジイミドの存在下、HOBTおよび/またはDMAPのような活性化剤の存在下、DCM、DMF、THFまたはアセトニトリルのような溶媒中で約25〜40℃にて約2〜20時間反応させることができる。あるいは基Rを含む酸クロリドは、DCM、THF、またはアセトニトリルのような溶媒中で、TEA、DIEA、炭酸水素ナトリウムのような塩基の存在下で、約0〜40℃にて約1〜8時間、結合させることができる;2)二価基が−SO(CH−または、−SON(R)−の場合、基(CHまたはN(R)Rを含むスルホニルクロライドまたはスルファモイルクロリドは、TEA、DIEA、炭酸水素ナトリウムまたは炭酸カリウムのような塩基の存在下で、DCM、DMF、THFまたはアセトニトリルのような溶媒中で約25〜40℃にて約30分〜4時間反応させることができる;3)二価基が−(C(R)(R))−の場合、基Rを含むアルデヒド、またはR−C(O)−(C(R)(R))−を含むケトンは、メタノール、エタノール、DCMまたはTHFのような溶媒の存在下で、ある場合には4Aモレキュラーシーブの添加を必要とし、約25〜60℃にて約2〜18時間同様に反応させることにより、相当するイミンを形成し、それは水素化シアノほう素ナトリウムまたはトリアセトキシボロヒドライドナトリウムのような還元剤と、約25〜40℃にて約4〜24時間反応させることができる;4)二価基が−(C(R)(R))−の場合、基−(C(R)(R))−Rを含むハロゲン化物またはスルホネートは、塩基の存在下で約25〜150℃にて、DCM、THFまたはアセトニトリルのような溶媒中で、約0.1〜12時間反応させることができる;5)二価基がC(O)N(R)の場合、構造ClC(O)N(R)(R)の基R2またはカルバモイルクロライドを含むイソシアネートは、TEA、DIEA、炭酸水素ナトリウム、または炭酸カリウムのような塩基の存在下で、DCM、DMF、THF,またはアセトニトリルのような溶媒中で、約25〜60℃にて約2〜8時間反応させることができる;および5)二価基がC(O)O(CHの場合、基(CH−Rを含むクロロホルメートは、TEA、DIEA、炭酸水素ナトリウム、または炭酸カリウムのような塩基の存在下で、DCM、THF、またはアセトニトリルのような溶媒中で、約25〜40℃にて、約30分〜4時間反応させることができ、それにより基−Rの転化が完結する(マクロライドへ2−Rを導入するための試薬の調製は以下に述べる。)。
式VIIはステップ1eに示すように、まずDMFのような溶媒中にて、約−50〜−30℃にて約10〜30分間、水素化ナトリウム、リチウムジイソプロピルアミド、またはリチウムヘキサメチルジシラジドのような塩基とVIとの反応によってC−2炭素にアニオン/エノラートを生成することによって調製することができる。それからこのアニオンは、Selectfluor(登録商標)(Air Products and Chemicalsによって市販されている)のような電気陽性のフッ素化試薬を含む、種々の求電子試薬と反応させることができる。この様式での基Rの挿入は、ステップ1dで述べた基2−Rの分子内導入の前または後に実施することができるが、ある場合には基2−Rの上述のR基挿入条件への適合性に制限されうる。この化学反応を進めるためには、基R13は水素であってはならない。最終ステップにて、VIまたはVIIの非−水素R13基は、当業者に知られた、メタノールのような溶媒中で約25℃〜60℃にて約6〜24時間反応させることによって、アシルを除去(水素によって置換)することができ、シリルではTHF中のTBAFにて除去することができる。基R13またはR16は、本発明の最終化合物から同様に除去することができる。
Figure 0004111994
あるいは、式VIの化合物でが>C(O)、が−O−で、が−C(O)−である化合物は、スキーム2に概略を示すように調製することができる。ステップ2のように、式IIは無水条件下でCDI、ジサクシニルカルボネートまたはエチレンカルボネートのようなホスゲン均等物と、DCM、アセトニトリル、ベンゼン、トルエン、またはそれらの混合液中にて、TEA、DIEA、炭酸水素ナトリウムのような塩基の存在下、約25〜50℃にて約2〜20時間処理することによって環状カーボネート VIIIに転換することができる。
クラディノース部分(moiety)は、ステップ1cに述べたように、マイルドな 水溶液酸加水分解または酵素加水分解のいずれかによって、ステップ2bに示すように除去して式IXを得ることができる。
ステップ2cは、スキーム1で上で述べたように、修正Swern酸化手順を使用した式IXからケトンXへの酸化を示している。あるいは、この反応は、DCMのような溶媒中で、約−20℃〜0℃の温度にて約一時間、N−クロロこはく酸アミドとジメチルサルファイドとで形成されるコンプレックスとXIとの反応、続いてTEAのような塩基の少なくとも約2等量との約−20℃〜0℃での約1時間の反応、さらなる約一時間の約25℃での反応によって行うことができる。
式XIは、無水条件下でCDIと、DBUのような塩基の存在下で、DCMまたはDMFのような溶媒中で、約25〜40℃にて約24〜48時間処理することによってステップ2dに示すように調製することができる。この転換は、まず式Xの化合物を約1〜3等量のDBUのような塩基と、ベンゼンまたはトルエンのような溶剤中で、約40〜80℃にて約4〜24時間処理することによって、ステップワイズに行うこともできる。得られるアリルアルコールをそれから水素化ナトリウムのような塩基とTHFまたはDMFのような溶媒中で約−40〜0℃にて約10〜30分処理することができる。生成されるアニオンはCDIと反応させることにより、相当する式XIの化合物を調製することができる。
式VIは、ステップ1の一般的様式中のステップ2eに示すように、所望の第一級アミンと処理することによって得ることができる。Pが保護基である場合、スキーム1で述べたように、所望の置換基と変換することができる。さらに、式VIはスキーム1で述べたようにハロゲン化等することができる。
Figure 0004111994
二価基が>C(O)で、がN−R10基で、そして が−C(O)−である本発明の化合物は、式XIから出発してスキーム3に示すように調製することができる。同様の方法は、US2003/0013665(ページ7−14)およびUS2002/0052328(ページ5)にて言及されており、それらの全体を本明細書に参照として援用する。
ケテンアセタールXIIは、DBU、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン、DIEA、TEA、リチウムヘキサメチルジシラジド、またはカリウムヘキサメチルジシラジドのような塩基、好ましくはDBUと、アセトニトリル、DMFまたはTHF極性非プロトン性溶媒、好ましくはアセトニトリルの存在下にて、XIを処理することによって、ステップ3aに示すように調製することができる。その反応は、約20〜100℃、好ましくは約60〜80℃にて、約30分〜3時間攪拌にて実施することができる。
アジドXIIIは、約3等量のトリメチルシリルアジド、アジ化ナトリウムまたはトリブチルチンアジド、好ましくはトリメチルシリルアジドのようなアジ化試薬で、四塩化スズ、塩化チタン(IV)、三ふっ化ほう素ジエチルエーテレート(boron trifluoride diethyl etherate),または三塩化アルミニウム、好ましくは四塩化スズのようなルイス酸と非プロトン性溶媒の存在下で反応させることにより、ステップ3bに示すように調製することができる。適当な溶媒には、DCM,ジクロロエタン、クロロホルム、または四塩化炭素が含まれ、好ましくはDCMである。その反応は、約−80℃にてスタートし、そして約25℃に暖め、そして続いて約4〜24時間反応することができる。
式XIVを得るための式XIIIのステップ3cのような還元は、酢酸のような酸中の亜鉛のような還元性金属と、約室温にて約30分〜2時間処理することによって達成することができる。
アミンXIVは、TEAまたはピリジンのような塩基と、THFまたはジオキサンのような非プロトン性溶媒の存在下でホスゲンまたはトリホスゲンと処理することによって、相当するイソシアネートに変換することができる。その反応は、約0〜50℃、好ましくは約0℃にて、約0.5〜12時間、好ましくは約30分で行うことができる。
そのイソシアネートは、THF、ジオキサン、またはDMFのような非プロトン性溶媒の存在下にて所望の第一級アミンと反応させることによって直鎖の尿素を形成し、ステップ3dに示すように環状XVに変換することができる。その反応は約0〜100℃、好ましくは約25℃にて、約0.5〜12時間で行うことができる。それから、得られる産物を水酸化カリウムのような塩基の存在下で、トルエンのような溶媒中で約60〜80℃にて約10〜30分間加熱して、相当する環状尿素XVを形成することができる。その反応は約25〜100℃、好ましくは約80℃にて約0.5〜12時間、好ましくは3時間で行うことができる。
10がH以外の場合、その化合物はKHMDSのような強力な塩基と、約−10〜25℃にてTHFのような溶媒中で約1〜4時間、たとえばアルキルまたはアリルハロゲン化物、たとえば約少なくとも1当量のR10−L(Lはハロゲンのような適当な脱離基)の存在下で処理することができ、またはあるいはメシレートまたはトシレートと上述の時間、温度条件にて処理することができる。
式XVの化合物の基Pは保護基であり、−R基の分子内導入は、スキーム1に示すのと同じ様式で達成することができる。式XVIの化合物を形成する基R(ステップ3eに示す)の導入は、スキーム1に述べたのと類似の様式にて実施することができる。
Figure 0004111994
本発明の化合物で2価基が>C(O)、4が−O−または−N(R10)−であり、そしてが−C(O)−以外である化合物は、スキーム4に示すように調製することができる。式VIまたはXVの出発物質は、構造R19−O−NHのヒドロキシル−アミンを遊離塩基または塩酸塩として、トリエチルアミンのような塩基の存在下で、DCMまたはTHFのような溶媒中で、約室温にて約4〜24時間処理することができ、このようにしてステップ4aに示すように式XVIIを得ることができる。R19がHの場合、R19が水素でない式XVIIの化合物は、R19が水素である相当する化合物のアルキルハロゲン化物または置換アルキルハロゲン化物との、DCM、アセトニトリルまたはDMFのような溶媒中での、トリエチルアミン、DIEAまたは炭酸酸水素ナトリウムのような塩基の存在下での約25℃〜60℃での約1〜24時間の反応によって調製することができる。
式XVIIの化合物でXVIIのR19がHである場合、メタノールまたはエタノールのような溶媒中、約室温にて約4〜24時間、XVIIをTiClのような還元剤と反応させることによってステップ4bに示すように調製することができる。
式XIXの化合物は、(例えばUS2004/0171818に示すように:本明細書中にその全体を援用する)DCM中にてトリエチルアミンの存在下で、XVIIIを所望のR19基を有するアシル化剤と反応させることによってステップ4cに示すように調製することができる。
式XXの化合物は、水、メタノール、エタノールまたはそれらの混合液中にて、約室温で約12〜24時間、シアノ水素化ほう素ナトリウムまたはトリアセトキシボロヒドライドナトリウムのような還元剤と反応させることによって、ステップ4dに示すように調製することができる。
式XXIの化合物は、J.med.Chem.、33、3086(1990)(その全体を本明細書に参照として援用する)に記載のように、R基を含むアルデヒドを使用して還元的アミノ化によって、ステップ4eに示すように調製することができる。あるいは、直接アルキル化を適用することもできる。RとRが非−水素である場合、連続還元アミノ化を基RとRを含みアルデヒドを使用して式XXの化合物にて行うことができる。XXIはフッ素化させることができる。当業者には、C−9(式Iでの二価基I)での修飾は式Iの化合物には一般的である。参照:EP0345627およびWO 02/57286(それらの全体を本明細書に援用する)。
Figure 0004111994
二価基が>C(O)、が−O−または−N(R10)−であり、そしてが−C(O)NR19−または−N(R19)C(O)−である本発明の化合物は、スキーム5に示すように、および例えば米国特許6,262,030(その全体を本明細書に援用する。)に記載されているように調製できる。
二価基が>C(O)でない化合物は、スキーム6に従って調製することができる。それから、類似の転換は、例えばJP2001−72669に記載されているように公知であり、それを本明細書に参照として援用する。
本明細書に記載され、または当業者に知られた、式Vの化合物または相当する中間体で修飾(例えばC−9(二価基)にて)されたものは、EDCのようなカルボジイミドの存在下、HOBTまたはDMAPのような活性化剤の存在下、DCMのような溶媒中で約25〜40℃にて約8〜48時間、所望のカルボン酸と反応することができ、それによって式XXIV(ここで二価基は>C(O)−または>CHOC(O)N(R14)R15ではない)をステップ6aのように形成する。この転換は、式Vの化合物でR13が水素でない場合にだけ実施することができる。基Pが保護基の場合、−R基の分子内導入は、スキーム1に記載のものと同じ様式で達成することができる。この時点で、保護基R13は、スキーム1と類似の様式にて除去することができる。
式XXVの化合物は、ステップ6bに示すように、アセトニトリルのような溶媒中でトリエチルアミンまたはDIEAのような塩基の存在下で、約室温にて約2〜8時間、約1〜3等量のbis−スクシンイミジルカルボネートと反応することによって形成することができる。この転換は、基R13が水素でない化合物の場合にのみ実施することができる。
Figure 0004111994
式XXVIの化合物は、それからDCM、THF、DMF、またはアセトニトリルのような溶媒中でトリエチルアミンまたはDIEAのような塩基の存在下で約室温にて約30分〜4時間、構造HNR1415のアミンと反応することによって、ステップ6cに示すように調製することができる。基Pが保護基の場合、−R基の分子内導入は、スキーム1に述べているのと同様な様式で達成することができる。この時点で、保護基R13はスキーム1に述べたように除去することができる。US2003/0100518(たとえば、ページ1);US6,472,371(たとえば、カラム1);US6,140,479(たとえば、カラム2);US6,043,226(たとえば、カラム4);およびUS2002/0115621(たとえばページ1)を参照。これらの全体を本明細書に援用する。
式IのN−11と基2−Rの橋かけをする基[−(環)]は、異なって保護されたジアミンから導くことができ、そしてスキーム1−6に示すようにマクロライドに導入することができる。例示目的で、いくつかの異なって保護されたつなぎの基(tethering基)の調製をスキーム7−9に示す。あるいは、スキーム1−6に示すように、そのつなぎの基および先端基2−Rは、単一ユニットとして調製することができ、マクロライドに導入することができる。
Figure 0004111994
Figure 0004111994
Figure 0004111994
スキーム7は、RがHまたはアルキルである、アゼチジン部分を含むあるつなぎの基の調製を示している。メタンスルホン酸1−ベンズヒドリル−アゼチジン−3−イルエステル(RがHである、スキーム7の化合物)は当業者に知られていて、Oakwood Productsから購入することができる。化合物1は、適当な極性溶媒、好ましくはDNFに溶解し、過剰量のアジ化ナトリウムを添加し、得られた混合物を約60−100℃、好ましくは約80℃にて加熱し、約12〜24時間反応させることによって相当するアジドにステップ7aに示すように転換することができる。水性の後処理の後、粗アジド産物は過剰量のトリフェニルホスフィンで処理して、THFのような溶媒中で約3−10時間還流(リフラックス)することができる。この混合物を水酸化アンモニウムを添加し、約50〜70℃に加熱し、約12〜24時間の反応で加水分解することができ、化合物2を生じる。
がHまたはアルキルである化合物3が、ステップ7bに示すように、メシレートのシアン化物での置換、続いて水素化リチウムアルミニウム還元(たとえば、Frigola、J.、et al.、J.med. Chem.、36(7)、801(1993)の方法を使用して:その全体を本明細書に参照として援用する)によって調製することができる。
スキーム8は、アゼチジン部分を含むある他のつなぎの基(ここでRはOHまたはFである)の調製を示している。出発のケトン4は知られており、市販されている。化合物5は、ステップ8aに示すように、重亜硫酸ナトリウムの存在下で、ジオキサン、THFまたは酢酸エチルまたはそれらの組み合わせのような溶媒中で、約0〜25℃にて約24時間〜48時間、4と青酸カリを反応させることによって調製することができる。WO04/94407を参照:それの全体を本明細書に参照として援用する。
ステップ8bに示すように、化合物5のアミン6への還元はTHFのような溶媒中で、約0〜25℃にて約4〜6時間、約2等量水素化リチウムアルミニウムの過剰量との反応によって実施することができる。
化合物7は、Stelzer et al.、Tetrahedron Asymmetry、4、161(1993)(その全体を本明細書に参照として援用する)の方法によって、化合物5とDASTとの反応によって、ステップ8cに示すように調製することができる。化合物7からアミン8への還元は、ステップ8bで述べているのと類似の様式でステップ8dに示すように実施することができる。
つなぎの基中間体11と14の調製は、スキーム9に概略を示すように実施することができる。nが1〜3である化合物9から、相当する化合物10を形成するエポキシ化は、水素化ナトリウムのような強力な塩基のような存在下で、DMF、DCMまたはDMSO、好ましきはDMFのような溶媒中で、約室温にて約8〜18時間、トリメチルスルホニウムイオダイドと反応させることによって達成することができる。
相当する化合物11は、ステップ9bに示すように、約25〜80℃で約1〜6時間、水酸化アンモニウムと反応させることによって調製することができる。化合物15は、スキーム8と類似の様式で、ステップ9c−eに示すように、9から調製することができる。
実施例でのマクロライドテンプレートの環状アミン(式Iの環)窒素と反応させる先端基試薬(即ち、式Iの−R基またはスキーム1の基Pを形成するための試薬)は、市販されているか、当業者に知られているか、本明細書に照らし当業者の知識の範囲内であるか、またはスキーム10および調製9―26によって記載されているか実施可能に記載されている。
スルホンアミドを調製するために使用するスルホニルクロライドは、異なった方法で調製することができる。芳香族またはヘテロ芳香族系は、過剰のクロロスルホン酸と、クロロホルムのような溶媒中で約50〜80℃で、約12〜48時間反応させることができる。濃縮後、中間体スルホン酸は、還流(リフラックス)にて約12〜24時間オキシ塩化リンと処理することによって相当するスルホニルクロライドに変換することができる。
Figure 0004111994
あるいは、スルホニルクロライドは、スキーム10に示すように、芳香族またはヘテロ芳香族ニトロまたはアミン含有化合物から調製することができる。ニトロ化合物は、インジウム還元またはパラジウムまたはプラチナ−ベースの触媒を使用した触媒水素化を含む当業者に知られたさまざまな方法で、ステップ10aに示すように、相当するアミン化合物に転換することができる。それから、その相当する芳香族性またはヘテロ芳香族性スルホニルクロライドは、ステップ10bに示すように、氷酢酸と濃塩酸の混合液中で約0〜5℃にて約5〜15分間、硝酸ナトリウムと反応することにより、アミンから調製することができる。2酸化硫黄の飽和溶液および酢酸水溶液中の過剰の塩化第2銅を添加し、室温で約12〜36時間攪拌し、続いて塩基性水溶液にて後処理した。
化合物実施例
表1〜16に示されている化合物は調製され同定された。特に、マクロライド中間体(テンプレート)が調製され、続いて所望の先端基とそのテンプレートの環状アミン(式Iの環)窒素の結合によって、式Iの基2−Rが導入される。以下に記載したものは、非限定的なマクロライドテンプレートの調製、非限定的な先端基試薬の調製、および非限定的な本発明の最終化合物の実施例である。
調製1:3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA
ステップ1:DBU(10mL、67mmol)を、室温にて無水アセトニトリル(100mL)に溶解した1−ベンズヒドリル−アゼチジン−3−イルアミン(9.0g、37.8mmol)に添加した。この溶液に11−デオキシ−2’,4”−ジアセチル−10,11−ジデヒドロ−12−O−((1H−イミダゾール−1−イル)−カルボニル)−6−O−メチル−エリスロマイシンA(32.5g、35.8mmol)を添加し、そして得られた混合物を7.5時間加熱(50℃)し、それから室温にて終夜攪拌した。白色の沈殿物をろ過にて回収した(21g、19.5mmol)。その濾過物を約25mlに濃縮し、水(20mL)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(30mL)を添加し、そして得られた混合物をDCM(50mL)で抽出した。有機相を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、NaSOで乾燥し、そして真空下で濃縮して黄褐色泡沫を得た。MS(ESI+)でのm/z540(M/2+H)
ステップ2:ステップ1での産物をエタノール(100mL)および2NHCl(100mL)に溶解し、3時間加熱し(40℃)、それから30℃に冷却し、終夜攪拌した。得られた混合物を真空下で、バスを28℃に保って、最初の体積の約半分に濃縮した。得られた濃縮物にDCM(100mL)を添加し、そして注意深く固体炭酸カリウムを添加して、水相をアルカリ性(pH10まで)とした。有機相を分離し、そして水相をDCM(3x100mL)で再抽出した。組み合わせた有機層をNaSOで乾燥し、そして濃縮して白色泡沫を得た。MS(ESI+)でのm/z440(M/2+H)
ステップ3:ステップ2の粗産物を無水DCM(200mL)に再溶解し、それに無水DMSO(20mL、282mmol)、ピリジニウムトリフルオロ酢酸(15g、77.7mmol)、および最後にEDC(30g、156.5mmol)を加えた。その混合物を室温にて3時間攪拌し、そして飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(30mL)、水(30mL)で処理した。その反応混合物を別の漏斗に入れ、数時間相を分離させた。その水相をDCM(3x 75mL)で再抽出し、組み合わせた有機相を水(50mL)で洗浄した。有機相をNaSOで乾燥した後、溶媒を真空下で除去して、黄色の泡沫を得た。MS(ESI+)でのm/z439(M+H)
ステップ4:ステップ3での黄色泡沫をメタノール(200mL)に再溶解し、24時間加熱し(50℃)、それから真空下にて乾燥するまで濃縮した。この固体物質をヘキサン/ジエチルエーテル(2/1)で洗浄し、メタノール(50mL)で処理し、そして得られたスラリーをスチームバス上で沸点まで加熱し、そして室温まで冷却した。得られた白色固体をフィルターにかけ、真空下で乾燥した(10.5g、12.6mmol、4ステップまでの収率35%)。MS(ESI+)でのm/z418(M/2+H)。1HNMR(CDCl)δ 7.41(m、4H)、7.21(m、4H)、7.16(m、2H)、4.88(br d、1H)、4.60(s、1H)。
ステップ5:ステップ4での白色固体をメタノールに溶解し、濃塩酸水溶液(2.4mL、28mmol)で処理した。これにPearlman触媒(水酸化パラジウム、20重量%Pd、約6g)を添加し、そのスラリーをParrシェーカーにて加熱(35℃)しながら2時間まで水素ガス(40〜50psi)にさらした。そのParrフラスコを室温まで冷却し、窒素ガスでパージし、そして固体をフィルターで分離した。その濾過物をトリエチルアミン(6.0mL、43mmol)で処理して、真空下で濃縮して表題化合物と、ジフェニルメタン(1当量)およびそのトリエチルアミンの塩酸塩(2.2当量)をフリーフローな粗固体(free flowing crude solid)(合計14g;表題化合物は約59重量%)として得た。MS(ESI+)でのm/z335(M/2+H)。1HNMR(CDOD)δ 4.71−4.59(m、2H)、4.48(br t、1H)、4.33(d、1H)、4.27(d、1H)、4.16(br t、1H)。
調製1の産物は、表1−3のマクロライドテンプレートに相当する。
調製2a:2’−アセチル−3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−12,11−(オキシカルボニル−((1−(ベンズヒドリル)−アゼチジン−3−イル)−メチル)−イミノ)−エリスロマイシンA
ステップ1:11−デオキシ−2’,4”−ジアセチル−10,11−ジデヒドロ−12−O−((1H−イミダゾール−1−イル)−カルボニル)−6−O−メチル−エリスロマイシンA(18.8g、20.7mmol)に、無水アセトニトリル(25mL)、トリエチルアミン(20mL、144mmol)、およびC−(1−ベンズヒドリル−アゼチジン−3−イル)メチルアミン(5.5g、21.8mmol)を添加した。その混合物を7.5時間加熱(60°C)し、還流(リフラックス)コンデンサーに適合させ、それから窒素流下で連続した終夜の過熱で濃縮し、固体の塊を得た。MS(ESI+)でのm/z1093(M+H)
ステップ2:ステップ1での粗固体にエタノール(100mL)および2NHCl(100mL)を添加し、そしてその混合液を室温にて2.5日攪拌した。不完全な反応のため、混合液を16時間加熱(30°C)し、それから室温に再び冷却する前にさらなる24時間温度をわずかに(40℃まで)上昇させた。28℃に保ちながら、溶媒を(真空にて)半分に減少させた。得られた濃縮物を酢酸エチル(2x100mL)で抽出した。組み合わせた有機相を水(20mL)で洗浄し、水相を再度組み合わせ、そしてpHをゆっくり10まで飽和炭酸水素ナトリウム水溶液にて上昇させ、塩基性となった水相を酢酸エチル(4x100mL)で抽出した。組み合わせた有機相を乾燥(NaSO)し、濾過し、そして真空にて濃縮し、表題化合物を得た。MS(ESI+)でのm/z447(M/2+H)
調製2b:3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−((アゼチジン−3−イル)−メチル)−イミノ)−エリスロマイシンA
ステップ1:2’−アセチル−3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−12,11−(オキシカルボニル−((1−(ベンズヒドリル)−アゼチジン−3−イル)−メチル)−イミノ)−エリスロマイシンA(10g、11.2mmol)を室温にてDCM(75mL)に溶解した。この攪拌溶液に無水DMSO(10mL、140.8mmol)、ピリジニウムトリフルオロ酢酸(7.6g、39mmol),およびEDC(7.5g、39mmol)を添加した。反応混合液を室温にて終夜攪拌し、それから飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(30mL)、水(30mL)にて処理し、そして得られた混合液をDCM(4x30mL)にて抽出した。組み合わせた有機相を乾燥(NaSO)し、フィルターにかけ、真空にて濃縮し、それからメタノール(70mL)に再溶解し、そして24時間加熱(40°C)した。トリエチルアミン(2mL)を反応液に添加し、そして24時間加熱して、完全な脱アセチル化を達成した。メタノール溶液をそれから真空にて濃縮して、金色の泡沫を得て、それを精製(SGC:DCM:メタノール:NHOHの93:7:0.4の比の溶出液を使用)して6.4g(7.55mmol)中間体を得た。MS(ESI+)でのm/z425(M/2+H)
ステップ2:ステップ1(6.2g、7.3mmol)での中間体をメタノール(100mL)に溶解し、そしてこれにPearlman触媒(水酸化パラジウム、20重量% Pd、3g)を添加し、そして得られたスラリーを水素圧下(Parrシステム、50psi)にて加熱しつつ(40℃)攪拌した。5時間後、さらなる触媒を添加し(8g)、そして望ましい産物への温和な転換を示唆するLCMSをモニターしながら、18時間反応を継続した。続いて、濃塩酸水溶液(2mL)を添加して、反応を転換が完結するまでさらに4日間継続した。そのスラリーをそれから固体を除くためにフィルターにかけ、そして濾過物を表題化合物のジヒドロクロライド塩(5.23g、7.28mmol)として得、それはアナログ調製のために使用することができた。MS(ESI+)でのm/z342(M/2+H)。1HNMR(DMSO−d)δ 4.59(br d、1H)、4.23(d、1H)、4.06(m、2H)。
調製2bの産物は、表4のマクロライドテンプレートに相当する。
調製2c:3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−12,11−(オキシカルボニル−((アゼチジン−3−イル)−メチル)−イミノ)−3−(ピロリジン−1−カルボニル)−エリスロマイシンAおよび3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−12,11−(オキシカルボニル−((アゼチジン−3−イル)−メチル)−イミノ)−3−(アゼチジン−1−カルボニル)−エリスロマイシンA
ステップ1:2’−アセチル−3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−12,11−(オキシカルボニル−((1−(ベンズヒドリル)−アゼチジン−3−イル)−メチル)−イミノ)−エリスロマイシンA(3.0g、3.4mmol)を無水アセトニトリル(15mL)およびトリエチルアミン(1.4mL、10mmol)に溶解した。Bis(N−スクシンイミジル)カルボネート(1.29、5mmol)を添加し、そしてその溶液を室温にて24時間攪拌し、それからさらなるトリエチルアミン(1.4mL、10mmol)およびbis(N−スクシンイミジル)カルボネート(1.29、5mmol)を添加し、そして反応液をさらに24時間攪拌した。更なるアセトニトリル(15mL)を添加し、そして得られたストック溶液を2つの部分に分けた(ステップ2aおよび2b)。
ステップ2a:ステップ1(24mL)からのストック溶液のメジャーな部分をピロリジン(1mL、12mmol)で処理して、LCMSにてカルバメート形成が完遂されるまでモニターした。MS(ESI+)でのm/z496(M/2+H)。この溶液を真空にて濃縮し、メタノール(80mL)に再溶解し、2’−アセチル保護基を除去するために20時間加熱(60°C)した。メタノールの除去につづいて精製(SGC:DCM:メタノール:NHOHの95:4:1比の溶出液を使用)し、精製された中間体(3.32g)を得た。MS(ESI+)でのm/z475(M/2+H)
ステップ2b:ステップ1(6mL)でのストック溶液のマイナーな部分をアゼチジン(1mL、18mmol)で処理して、上述のステップ2aと同様にモニターした。MS(ESI+)でのm/z489(M/2+H)。その2’−アセチル保護基を除去して、そして中間体を上述の2aのように精製した(0.32gを得た。)。MS(ESI+)でのm/z468(M/2+H)
ステップ3a:ステップ2aでの産物をメタノール(100mL)および濃塩酸水溶液(0.331mL、3.85mmol)に溶解した。これにPearlman触媒(水酸化パラジウム、20重量%Pd、3.0g)を添加した。そのスラシーを加熱(35℃)し振とう(Parrシステム)しながら18時間水素(40psi)にさらした。固体を除去した後、濾過物を真空にて濃縮して3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−12,11−(オキシカルボニル−((アゼチジン−3−イル)−メチル)−イミノ)−3−(ピロリジン−1−カルボニル)−エリスロマイシンAをジヒドロクロライド塩(2.74g)として得た。MS(ESI+)でのm/z385(M/2+H)
ステップ3b:ステップ2bでの産物をステップ3aのように水素化分解し、3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−12,11−(オキシカルボニル−((アゼチジン−3−イル)−メチル)−イミノ)−3−(アゼチジン−1−カルボニル)−エリスロマイシンAをジヒドロクロライド塩(0.25g)として得た。MS(ESI+)でのm/z385(M+H)
調製2cの産物は、表5のテンプレートに相当する。
調製2d:3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−12,11−(オキシカルボニル−((アゼチジン−3−イル)−メチル)−イミノ)−3−((2−メチルピロリジン)−1−カルボニル)−エリスロマイシンAを調製2c、ステップ1、2A、および3aに従って、ここでステップ2aでのピロリジンに代えて2−メチルピロリジンを使用して調製した。MS(ESI+)でのm/z399(M/2+H)。 調製2dの産物は、表5のテンプレートに相当する。
調製2e:3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−12,11−(オキシカルボニル−((アゼチジン−3−イル)−メチル)−イミノ)−3−((2−(3−フルオロフェニル)−ピロリジン)−1−カルボニル)−エリスロマイシンAを、調製2c、ステップ1、2a、および3aに従って、ここでステップ2aでのピロリジンに代えて2−(3−フルオロフェニル)−ピロリジンを使用して調製した。MS(ESI+)でのm/z439(M/2+H)。調製2eの産物は、表5のテンプレートに相当する。
調製3:3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−12,11−(オキシカルボニル−((3−メチル−アゼチジン−3−イル)−メチル)−イミノ)−エリスロマイシンAは、調製1と類似の様式にて、ここで1−ベンズヒドリル−アゼチジン−3−イルアミンに代えてC−(1−ベンズヒドリル−3−メチル−アゼチジン−3−イル)メチルアミンを使用して調製することができる。MS(ESI+)でのm/z349(M/2+H)。調製3の産物は、表6のテンプレートに相当する。
調製4:3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−12,11−(オキシカルボニル−((3−ヒドロキシ−アゼチジン−3−イル)−メチル)−イミノ)−エリスロマイシンAは、調製1と類似の様式にて、ここで1−ベンズヒドリル−アゼチジンe−3−イルアミンに代えて3−アミノメチル−1−ベンズヒドリル−アゼチジン−3−オールを使用して調製することができる。MS(ESI+)でのm/z350(M/2+H)。調製4の産物は、表7のテンプレートに相当する。
調製5a:3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−((S)−ピロリジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA:調製1のステップ1〜4の類似の方法にて、1−ベンズヒドリル−アゼチジン−3−イルアミンに代えて(S)−1−ベンジル−ピロリジン−3−イルアミンを用いて、3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−((S)−1−ベンジル−ピロリジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンAを得た。MS(ESI+)でのm/z387(M/2+H)。この産物(4g、5.2mmol)をメタノール(360mL)中の4.4%蟻酸溶液に溶解し、パラジウムブラック(0.30g)で処理して、4時間加熱して(40℃)攪拌した。この混合液をフィルターにかけ、そして濾過物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液にて中和した。得られた混合物を真空にて濃縮し、そして(3x酢酸エチル)にて抽出した。組み合わせた有機相を乾燥し(NaSO)、濾過し、そして真空にて濃縮し表題化合物(3g、4.4mmol)を得た。MS(ESI+)でのm/z342(M/2+H)。1HNMR(CDOD)δ1.11(dd、3H)、0.87(t、3H)。調製5aの産物は表8のテンプレートに相当する。
調製5b:3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−((R)−ピロリジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンAは調製5aと類似の方法にて、(S)−1−ベンジル−ピロリジン−3−イルアミンに代えて(R)−1−ベンジル−ピロリジン−3−イルアミンを使用して調製することができる。1HNMR(CDOD)δ1.28(d、3H)、1.17(d、3H)、1.07(d、3H)、0.88(t、3H)。調製5bの産物は表9のテンプレートに相当する。
調製6a:2’−アセチル−3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(((S)−ピロリジン−2−イル)−メチル)−イミノ)−エリスロマイシンA
ステップ1.保護された中間体は、調製1ステップ1〜4と類似の様式にて、1−ベンズヒドリル−アゼチジン−3−イルアミンに代えて(S)−2−アミノメチル−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを使用し、調製することができる。
ステップ2.ステップ1での粗産物は、ジクロロエタン中の過剰なトリフルオロ酢酸にて、室温にて3時間、それに続いて真空下での乾燥によって表題化合物のトリフルオロ酢酸塩として調製することができる。MS(ESI+)でのm/z370(M/2+H)。調製6aの産物は、表12のテンプレートに相当する。
調製 6b:3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(((R)−ピロリジン−2−イル)−メチル)−イミノ)−エリスロマイシンAは、調製1ステップ1〜4の類似にの様式にて、1−ベンズヒドリル−アゼチジン−3−イルアミンに代えて(R)−2−アミノメチル−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを使用し、続いて調製6aステップ2にて調製することができる。MS(ESI+)でのm/z349(M/2+H)。調製6bの産物は表10のテンプレートに相当する。
調製 7a:3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(((S)−ピロリジン−3−イル)−メチル)−イミノ)−エリスロマイシンAは、調製6bと類似の様式にて、(R)−2−アミノメチル−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルに代えて(R)−3−アミノメチル−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを使用して調製することができる。MS(ESI+)でのm/z349(M/2+H)。調製7aの産物は、表11のテンプレートに相当する。
調製 7b:3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(((R)−ピロリジン−3−イル)−メチル)−イミノ)−エリスロマイシンAは、調製6bと類似の様式にて、(R)−2−アミノメチル−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルに代えて(S)−3−アミノメチル−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを用いて調製することができる。MS(ESI+)でのm/z349(M/2+H)。調製7bの産物は、表13のテンプレートに相当する。
調製8:2’−アセチル−3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−12,11−(オキシカルボニル−((3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−イル)−メチル)−イミノ)−エリスロマイシンAは、調製6と類似の様式にて、(S)−2−アミノメチル−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルに代えて6−アミノメチル−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボン酸tert−ブチルエステルを使用することによって調製することができる。MS(ESI+)でのm/z750(M+H)
調製8.1:2’−アセチル−3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−12,11−(オキシカルボニル−((ピペリジン−4−イル)−メチル)−イミノ)−エリスロマイシンAは、調製6aと類似の様式にて、(S)−2−アミノメチル−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルに代えて4−アミノメチル−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを使用することにより調製することができる。MS(ESI+)でのm/z 710(M+H)
調製8.2:3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−12,11−(オキシカルボニル−((4−ヒドロキシ−ピペリジン−4−イル)−メチル)−イミノ)−エリスロマイシンAは、調製6aステップ1と類似の様式にて、(S)−2−アミノメチル−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルに代えて4−アミノメチル−4−ヒドロキシ−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを使用することによって調製することができる。MS(ESI+)でのm/z 869(M+H)。その産物は、それから過剰のメタノールに室温にて終夜さらし、真空下にて濃縮して乾燥し、DCMDCM(1mL)に再溶解し、そして過剰のTFA(1mL)と4時間室温にて処理した。真空下での濃縮の後、残さを誘導化に直接用いた。MS(ESI+)でのm/z727(M+H)
調製9:3−シアノ−4−[1,2,4]トリアゾール−1−イル−ベンゼン−スルホニルクロライド
アニリンのスルホニルクロライドへの転換は、J.med. Chem.29、427-433(1986)に示されている手順で、マイナーな修正をして行った。J.med.Chem.29、427-433(1986)の全体を本明細書に参照として援用する。
ステップ1.氷酢酸(2.16mL)中の5−アミノ−2−[1,2,4]トリアゾール−1−イル−ベンゾニトリル(0.40g、2.16mmol)を濃塩酸水溶液(0.45mL、5mmol)にて処理し、そしてその混合液を0−5℃の間に氷水バスにて冷却した。硝酸ナトリウム(0.150g、2.17mmol)を添加し、スラリーを約10分間攪拌した。
ステップ2.別のフラスコにて、塩化銅(II)二水和物(1.8g、10.6mmol)を酢酸(36mL)および水(2.2mL)と処理した。それから系をよく換気しながら、2酸化硫黄ガスを飽和点まで(一定量になるまで)バブリングした。(このステップにて得られた混合物は、いくつかの反応に使用することができる)。
ステップ3.ステップ2からの混合物の一部(3mL)をステップ1でのスラリーに加え、そして反応フラスコを終夜攪拌しながら(換気を保ちながら)室温まで暖めた。それからその混合液を水で希釈し、DCMで繰り返し抽出した。組み合わせた有機相を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液にて洗浄し、乾燥し(NaSO)、フィルターにかけ、そして真空にて濃縮し、表題化合物(0.20g)を得た。それはさらなる精製なしに使用した。HNMR(CDCl)δ 9.06(s、1H)、8.50(s、1H)、8.39(d、J=9Hz、1H)、8.25(s、1H)、8.19(d、J=9Hz、1H)。
調製10:イミダゾ[1,2−a]−ピリジン−3−スルホニルクロライド
ステップ1.クロロスルホン酸(0.170mL、2.55mmol)をクロロホルム(1mL)に溶解し、そしてこの溶液をクロロホルム(4mL)中のイミダゾ[1,2−a]−ピリジン(0.100g、0.85mmol)溶液に一滴ごと10分にわたって加えた。この反応混合液を24時間還流(リフラックス)で加熱し、それから室温まで冷却し、そして真空下にて乾燥するまで濃縮した。この粗油状産物をジエチルエーテル(10mL)とエタノール(5mL)で処理して、白色沈澱を得た。その固体をろ過にて集め、エタノールにて洗浄し、乾燥してイミダゾ[1,2−a]−ピリジン−3−スルホン酸(0.128mg)を得た。MS(ESI−)form/z131(M−H)
ステップ2. ステップ1からの産物(0.10g、0.5mmol)をオキシ塩化りん(3mL)にて処理し、そして終夜還流(リフラックス)で加熱した。反応混合液を室温にまで冷却し、そしてDCM(50mL)にて処理し、氷−水(100mL)に注ぎ、それからDCM(4x100mL)にて抽出した。有機相を組み合わせ、乾燥し(NaSO)、濾過し、そして真空下にて乾燥するまで濃縮し、表題化合物(0.10g)を得た。HNMR(DMSO−d)δ 8.87(m、1H)、8.25(s、1H)、7.98(m、2H)、7.57(m、1H)。
調製11:イミダゾ[1,2−a]−ピリミジン−2−カルバルデヒドおよびイミダゾ[1,2−a]−ピリミジン−3−カルバルデヒド
イミダゾ[1,2−a]ピリミジン(0.30g、2.5mmol)を無水DMF(10.0mL)に溶解し、そして事前に調製していた無水DMF(10.0ml)中のオキシ塩化リン(0.26mL、2.8mmol)溶液に添加した。その溶液を室温にて窒素下で72時間攪拌した。それからその溶液を水(100ml)中に注ぎ、そして残存する有機物をジエチルエーテル(3x30mL)にて抽出した。残存の水性部分を窒素流下にて乾燥するまで濃縮し、粗イミダゾ[1,2−a]−ピリミジン−3−カルバルデヒドとイミダゾ[1,2−a]−ピリミジン−2−カルバルデヒド(合計0.10g)の混合物を得、それは続く還元アミノ化工程にさらなる精製なしで使用した。MS(ESI+)でのm/z148(M+H)。そのアイソマーを3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−((アゼチジン−3−イル)−メチル)−イミノ)−エリスロマイシンAとカップリングさせた後にRP−HPLCにて分離した。
調製12:イミダゾ[1,2−a]−ピラジン−3−カルバルデヒド
イミダゾ[1,2−a]−ピラジン(0.30g、2.5mmol)を無水 DMF(10.0mL)に溶解し、そして事前に調製していた無水DMF(10.0ml)中のオキシ塩化リン(0.26mL、2.8mmol)溶液に添加した。その溶液を室温にて窒素下で72時間攪拌した。それからその溶液を水(100ml)中に注ぎ、そして残存する有機物をジエチルエーテル(3x30mL)にて抽出した。残存の水性部分を窒素流下にて乾燥するまで濃縮し表題化合物(0.050g)を得た。MS(ESI+)でのm/z148(M+H)
調製13:ピロロ[1,2−a]−ピラジン−6−カルバルデヒド
ステップ1.ピロロ[1,2−a]ピラジン(1.92g、16.3mmol)を水(16mL)に溶解し、そして濃塩酸水溶液(4mL、46.4mmol)および37重量%ホルムアルデヒド水溶液(5.6mL、67mmol)にて処理した。その溶液を4時間60℃に加熱し、室温まで冷却し、そしてpHを10に調整した。その溶液を酢酸エチル(3x 50mL)で抽出し、そして組み合わせたフラクションをNaSOにて乾燥し、そして真空下にて乾燥するまで濃縮した。その有機残さを精製した(DCM:メタノール:NHOHの96:3:1の溶離液を使用したSGC)。回収した出発物質を水(20mL)および濃塩酸(5mL、0.6mol)およびホルムアルデヒド(7mL、0.9mol)に溶解した。その溶液を120時間60℃に加熱し、そしてそれから室温にて240時間攪拌した。それから溶液のpHを水酸化ナトリウム溶液(30%w/v水溶液)にて12とし、そして酢酸エチル(4x30mL)で抽出した。有機相を組み合わせ、NaSOにて乾燥し、そして真空下にて乾燥するまで濃縮した。その産物を精製して(DCM:メタノール:NHOHの95:4:1の溶離液を使用したSGC)、表題化合物(0.46g)を得た。MS(ESI+)でのm/z149(M+H)。1HNMR(CDCl)δ8.46(s、1H)、7.85(dd、1H)、7.19(d、1H)、6.72(d、1H)、6.63(d、1H)、4.83(s、1H)、4.78(bs,1H)。
ステップ2.ピロロ[1,2−a]ピラジン−6−イル−メタノール(0.06g、0.41mmol)を酢酸エチル(3mL)に溶解し、IBX(0.34g、1.2mmol)にて処理し、そして3時間80℃に加熱した。その溶液を室温まで冷却し、シリンジフィルターフリットでろ過した。その溶液を窒素流下で濃縮して、表題化合物(0.06g)を得た。それを更なる精製をせずに使用した。HNMR(CDCl)δ9.87(s、1H)、9.34(d、1H)、9.02(s、1H)、7.93(d、1H)、7.47(d、1H)、6.82(d、1H)。
調製14:イミダゾ[1,2−a]−ピリジン−6−カルバルデヒド
ステップ1.1H−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボン酸(2.0g、5.1mmol)を無水DCM(30mL)に溶解し、そして0℃に冷却した。エチルクロロホルメート(1.30mL、13.6mmol)およびトリエチルアミン(4.31mL、30.8mmol)をその溶液に添加し、そして温度は周辺温度に温められつつ、一時間攪拌した。エタンチオール(2.0mL、27mmol)を添加し、そしてその溶液を終夜攪拌した。その物質は部分的に転換されたので、TEA(2.0mL、14mmol)およびエチルクロロホルメート(7.8mL、82mmol)を添加し、そして15分間攪拌し、さらにエタンチオール(80mL、1.1mol)を添加した。その溶液を2時間攪拌し、そして飽和炭酸水素ナトリウム水溶液溶液に注いだ。DCMの相を除去し、そして水相部を酢酸エチル(4x70mL)で抽出した。組み合わせた有機フラクションをNaSOで乾燥し、濾過し、そして真空下で濃縮した。その産物を精製し(アセトン:ヘキサンの1:4から3:1のゲラジエントの溶離液を使用したSGC)、チオエステル中間体(0.2g)を得た。1HNMR(CDCl)δ8.82(s、1H)、7.67−7.57(m、4H)、3.07(q、2H)、1.32(t、3H).
ステップ2.ステップ1からのチオエステル(0.11g、0.53mmol)をアセトン(1.0mL)に溶解し、そして炭素状の10%パラジウム(0.027g)を添加し、続いてトリエチルシラン(0.089mL、0.558mmol)を添加した。その混合液を1時間攪拌し、そしてトリエチルシラン(0.089mL、0.558mmol)を添加した。1.5時間後、反応液をシリンジフィルターに通し、そして精製(アセトン:ヘキサンのゲラジエント溶液3:17〜3:1を使用したSGC)、表題化合物(0.049g)を得た。MS(ESI+)でのm/z147(M+H)。1HNMR(CDCl)δ9.90(s、1H)、8.66(s、1H)、7.70(d、2H)、7.66−7.60(m、2H)。
調製15:1−ピリジン−2−イル−1H−ピラゾール−4−カルバルデヒド
無水DMF(6mL)中の2−ブロモピリジン(3.4mmol)、3−ピラゾールカルボキサルデヒド(3.2mmol)、および炭酸カリウム(3.4mmol)の混合物を24時間120℃に加熱した。その反応液を室温に冷却し、水で希釈し、そして酢酸エチル(3x)で抽出した。その有機相を組み合わせ、そして乾燥し(NaSO)、濾過し、そして濃縮した。精製によって(酢酸エチル:ヘキサンのグラジエント溶液0%〜100%酢酸エチルを使用したSGC)得た。
調製16:[1,8]ナフチリジン−4−カルバルデヒド
4−メチル−[1,8]ナフチリジン(0.743g、5.15mmol)をジオキサン(32mL)と水(4mL)に溶解した。二酸化セレン(1.14g、103mmol)を添加し、そしてその溶液を80℃で一時間加熱した。続いて、さらに二酸化セレン(0.020g、1.80mmol)を添加し、その溶液を30分間加熱し、それから室温まで冷却した。その溶液を固体を除くためにシリンジフィルターに通し、そして水:飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(1:1)(60ml)の溶液に注いだ。その有機相を分離し、そして残存する水相をDCM(2x100mL)および(1x50mL)にて抽出した。その有機フラクションを組み合わせ、NaSOにて乾燥し、濾過にかけ、そして真空にて濃縮した。その産物を精製し(アセトニトリル:ヘキサンの1:1:を使用したSGC)、表題化合物(0.63g)を得た。MS(ESI+)でのm/z159(M+H)。1HNMR(CDCl)δ10.39(s、1H)、9.39−9.37(m、2H)、9.16(d、1H)、7.85(d、1H)、7.61(dd、1H)。
調製17:1−[1,8]ナフチリジン−4−イル−エタノール
[1,8]ナフチリジン−4−カルバルデヒド(0.300g、1.90mmol)を無水トルエン(10mL)と無水THF(10mL)の混合液に溶解した。その溶液を0℃に冷却し、そしてメチルマグネシウムブロミド(THF/トルエン中1.4Mの1.62ml)をゆっくり添加し、そしてその溶液を室温に温めながら一時間攪拌した。溶液が明るい黄色になり沈澱が明らかとなるまで、飽和塩化アンモニウム水溶液を添加した。その溶液をシリンジフィルターに通し、水に入れ、そこで酢酸エチル(3x30mL)で抽出した。組み合わせた有機相をNaSOにて乾燥し、濾過し、そして真空にて濃縮した。その産物を精製し(アセトニトリル:ヘキサン1:1の溶離液から始め、DCM:メタノール:NHOHの89:10:1溶離液にて化合物溶離を終了するSGC)、表題化合物(0.079g)を得た。MS(ESI+)でのm/z175(M+H)。1HNMR(CDCl)δ8.73(m、1H)、8.64(d、1H)、8.38(m、1H)、7.52(d、1H)、7.25(dd、1H)、6.32(bs、1H)、5.58(dd、1H)、1.48(s、3H)。
調製18:1−[1,8]ナフチリジン−4−イル−エタノン
1−[1,8]ナフチリジン−4−イル−エタノール(1.44g、8.26mmol)を酢酸エチル(250mL)に溶解し、IBX(7.8g、24.8mmol)で処理し、そして6時間80℃で加熱した。その溶液を室温まで冷却し、そして濾過により固形物を除いた。その産物を精製し(アセトニトリル溶離液を使用したSGC)、表題化合物(1.22g)を得た。MS(ESI+)でのm/z173(M+H)。1HNMR(CDCl)δ9.13(d、1H)、9.03(dd、1H)、8.85(dd、1H)、7.70(d、1H)、7.46(dd、1H)、2.64(s、3H)。
調製19:5−ニトロ−2−[1,2,4]トリアゾール−1−イル−ベンゾニトリル
2−フルオロ−5−ニトロ−ベンゾニトリル(1.0g、6.0mmol)を無水DMF(6mL)に溶解し、それから[1,2,4]−トリアゾール(0.46g、6.7mmol)、炭酸セシウム(2.9g、8.9mmol)で処理して、そして終夜加熱(50℃)した。室温に冷却したのち、その混合液を水で処理して、そして固体の表題化合物をろ過にて回収した(1.14g)。MS(ESI+)でのm/z216(M+H)
調製20:2−メチル−5−(4−ニトロ−フェニル)−[1,3,4]オキサジアゾール
4−ニトロ−安息香酸ヒドラジド(1.0g、5.6mmol)をオルト酢酸トリメチル中の還流(リフラックス)にて4日間加熱した。室温まで冷却後、その混合物をヘキサンでつぶして、そして表題化合物をろ過にて回収した(0.93g)。MS(ESI+)でのm/z206(M+H)
調製21:5−アミノ−2−[1,2,4]トリアゾール−1−イル−ベンゾニトリル
5−ニトロ−2−[1,2,4]トリアゾール−1−イル−ベンゾニトリル(1.14g、5.3mmol)を、インジウムパウダー(3.25g、28.2mmol)を添加する前に、エタノール(23mL)および飽和塩化アンモニウム水溶液(5.3mL)に溶解した。その混合液を3時間還流(リフラックス)し、室温に冷却し、そして固体をろ過した(メタノール洗浄)。その濾過物を水で希釈し、1NNaOH(aq)にてアルカリ性とし、そして酢酸エチルで抽出した。その有機相を乾燥し(NaSO)、濾過にかけ、そして真空にて濃縮し、表題化合物を得た(0.88g)。MS(ESI+)でのm/z186(M+H)
調製22:2−メチル−5−(4−アミノ−フェニル)−[1,3,4]オキサジアゾール
2−メチル−5−(4−ニトロ−フェニル)−[1,3,4]オキサジアゾール(0.930g、4.54mmol)をメタノールに溶解した。この溶液に炭素上10%パラジウム(0.06g)を添加し、そしてその混合物を水素圧下(35psi、Parr装置)で、反応が完了するまで(LCMSモニター)振とうした。その固体をフィルターにかけ、そしてメタノールで洗浄した。その濾過物を濃縮して表題化合物(0.76g)を得た。MS(ESI+)でのm/z176(M+H)
調製23:4−(6−クロロピリダジン−3−イル)フェニルアミン
4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニルアミン(0.500g、2.28mmol)、3,6−ジクロロピリダジン(0.340g、2.28mmol)、炭酸ナトリウム(0.726g、6.85mmol),およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.068g、0.059mmol)を、窒素下で1,2−ジメトキシエタン(11mL)と水(3.8mL)に混合した。その反応混合液を12時間加熱し(110℃)、室温まで冷却し、塩水で希釈し、そして酢酸エチルで抽出した。組み合わせた有機相を乾燥し(NaSO)、濾過し、そして真空下で濃縮し、粗固体を生じ、それをDCMに溶解し、1NHCl(aq)で抽出した。DCM相を捨て、そして水相を1NNaOH(aq)にて塩基性とし、そして酢酸エチルで抽出した。その酢酸エチル相を乾燥し(NaSO)、濾過し、真空下で濃縮して表題化合物(0.395g)を得た。MS(ESI+)でのm/z206(M+H)
調製24:5−オキサゾール−5−イル−ピリジン−3−イルアミン
ステップ1.5−(3−ピリジン)−オキサゾール(21.2mmol)をクロロホルム(40ml)中のm−クロロ過安息香酸(46.9mmol)にて、室温で3時間相当するN−オキサイドに変換した。この反応混合液に水酸化カルシウム(109mmol)とDCM(250mL)を添加し、そしてこれを固形分をろ過する前に45分間攪拌した。その濾過物を濃縮してN−オキサイド中間体(2.9g、17.9mmol)を得た。
ステップ2.DCM(90mL)中のテトラブチルアンモニウムニトレート(6.54g、21.6mmol)を窒素下氷−水バス中で冷却した。この溶液に、トリフルオロ無水酢酸(3.0mL、21.6mmol)を添加し、そして得られた混合液を、ステップ1の産物(90mlのDCM中)を添加する前に、20分間攪拌し、得られたスラリーをまず氷−水バス中で攪拌し、それから2時間室温まで暖めた。その混合液を9時間加熱し(40℃、室温まで冷却し、そして飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で処理した。その混合液をDCM(3x250mL)で抽出し、そして組み合わせた有機相を乾燥し(NaSO)、濾過し、そして真空下にて濃縮し、5−(N−オキサイド−5−ニトロ−3−ピリジン)−オキサゾール(0.73g、3.53mmol)を精製(メタノール:DCMの1:10比を使用したSGC)後に得た。
ステップ3.ステップ2からの5−(N−オキサイド−5−ニトロ−3−ピリジン)−オキサゾール(0.159g、0.77mmol)をメタノール(30mL)とRaney ニッケル2800の懸濁液(2mL)で処理し、そしてその混合液を水素下(45psi)で6時間Parr装置にて攪拌した。濾過(セライト)にて表題化合物を得た。MS(ESI+)でのm/z162(M+H)
調製25:キノリン−5−イル−カルバミン酸フェニルエステル
6−アミノキノリン(0.5g、3.5mmol)をDCM中のフェニルクロロホルメート(0.597g、3.81mmol)およびトリエチルアミン(1mL)にて、4時間室温で処理した。これに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と水を添加し、そして混合液をDCMにて抽出した。その組み合わせた有機相を塩水にて洗浄し、乾燥し(NaSO)、濾過にかけ、真空にて濃縮し、表題化合物を精製(酢酸エチル:ヘキサンの2:3から7:3のグラジエント溶離液を使用したSGC)後に得た。MS(ESI+)でのm/z265(M+H)
調製26:1−ベンズヒドリル−アゼチジン−3−イルアミン
メタンスルホン酸1−ベンズヒドリル−アゼチジン−3−イルエステル(14.8g、47mmol、Oakwood Products)を無水DMF(60mL)に溶解し、そしてこの溶液にアジ化ナトリウム(9.0g、138mmol)を加えた。その混合液を18時間加熱し(80℃)、室温まで冷却し、それから水(20mL)と飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20mL)で処理した。得られた混合物をDCM(4x60mL)で抽出し、そして有機相をNaSOにて乾燥した。溶媒除去にて粗オイル(11g)を生じ、それをTHF(85mL)に再溶解し、そしてトリフェニルホスフィン(15g、57mmol)で処理した。室温にて攪拌後(30分;ガス発生をいくらかの熱の発生がみられた)、混合液を還流(リフラックス)(6時間)にて加熱し、それからNHOH(7mL)を添加する前に室温まで冷却し、そして再び還流(リフラックス)(5時間)した。室温まで冷却後、溶媒を除去して、そして残さを3NHCl(35mL)で処理してpH1とした。得られた酸性溶液をDCM(3x50mL)にて抽出し、そして有機相を捨てた。水相を固体水酸化カリウムにてpH10まで塩基性化し、そしてそれから再びDCM(3x75mL)にて抽出した。水相をそれから固体塩化ナトリウムで飽和させ、そしてDCM(3x75mL)で再抽出した。組み合わせた有機相をNaSOにて乾燥し、濾過し、そして濃縮して粗1−ベンズヒドリル−アゼチジン−3−イルアミン(9.0g、37.8mmol)を得た。MS(ESI+)でのm/z(M+H)239。
以下の調製例は、表1−16の例の調製を、使用された先端基結合方法を含み、示している。
調製27(例1.20):3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((1,8−ナフチリジン−4−イル)−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA
調製1での最終粗固体(1.20g、1.06mmol3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA)を無水THF(10mL)、1,8−ナフチリジン−4−カルバルデヒド(0.20g、1.3mmol)、トリエチルアミン(0.44mL、3.2mmol)、酢酸(0.095mL、1.6mmol)、粉状4オングストロームモレキュラーシーブ(3g)にて処理し、そしてそのスラリーを4時間攪拌しながら47℃にて加熱した。この時点で、トリアセトキシボロヒドライドナトリウム(sodium triacetoxyborohydride)(0.33g、1.6mmol)を添加し、そして熱源を取り除くまで30−60分過熱を続け、そして攪拌しながら終夜反応フラスコを室温まで戻らせた。その反応混合液をDCMで希釈し、そして固体を除去するためにフィルターにかけた。濾過されたものに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(15mL)と水(15mL)を添加し、そして得られた混合液をDCM(5x30mL)で抽出した。その固体濾過物(filtrant)を分液ロートで洗浄し、濾過物として抽出された。組み合わせた有機相を乾燥し(NaSO)、濾過にかけ、そして真空下で濃縮した。
濾過(DCM:メタノール:NHOHグラジエント溶離96:4:0.5〜93:7:0.5比を使用したSGC)にて表題化合物を得た(0.557g:メタノール中で過剰量のギ酸での二ギ酸塩への転換、および真空下での濃縮後に)。
調製28:3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(S)−(1,8−ナフチリジン−4−イル)−エチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA(例1.23);および3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(R)−(1,8−ナフチリジン−4−イル)−エチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA(例1.25);
調製1の最終粗固体(4.21g、3.72mmol3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA)を無水THF(35mL)、1−[1,8]ナフチリジン−4−イル−エタノン(0.7g、4.07mmol)、酢酸(0.33mL、5.8mmol)、トリエチルアミン(1.55mL,11.1mmol),および粉状4オングストロームモレキュラーシーブ(4.5g)で処理し、そしてそのスラリーを4時間攪拌しながら49℃に加熱した。この時点で、トリアセトキシボロヒドライドナトリウム(2.35g、11mmol)を添加し、そして過熱を熱源を除去するまえに一時間継続し、そして攪拌を継続しながら終夜で反応フラスコを室温に戻した。その固体をろ過分離し、濾過物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(15mL)と水(15mL)を添加して、相を分離させた。その水相をDCM(5x40mL)で再抽出した。その固体濾過物を分液ロートにて洗浄し、濾過物として抽出された。組み合わせた有機相を乾燥し(NaSO)、濾過し、そして真空にて濃縮してジアステレオマーの粗混合物4gを得た。
そのジアステレオマーを部分として分離した(10分でのB中の8〜30%Aグラジエントを使用したRP−HPLC)。より極性ピーク(Peak1)は4.00分に溶出し(1.1g回収)と、より極性の低いピーク(Peak2)は4.38分に溶出した(1.0g回収)。ピーク1は酢酸エチル、メタノール、メタノール/水、エタノール、エタノール/水、IPA、又は水/水にて再結晶することができる。酢酸エチルを使用した再結晶にて、X−線スペクトル解析に適した結晶が得られ、その構造を明確に3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(R)−(1,8−ナフチリジン−4−イル)−エチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA(例1.25)と同定した。ピーク2は、3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(S)−(1,8−ナフチリジン−4−イル)−エチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA(例1.23)と推定した。
調製29(例1.33):3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−2−フルオロ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((1,8−ナフチリジン−4−イル)−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA
ステップ1:3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((1,8−ナフチリジン−4−イル)−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA(0.10g、0.12mmol)の遊離塩基を、無水DCM(1.5mL)に溶解した。トリエチルアミン(0.069mL、0.50mmol)と無水酢酸(0.015mL、0.16mmol)を添加し、そして反応を終夜行わせた。その混合液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と水(1:1)を添加し、有機相を分離した。水相をDCM(3x2mL)にて再組み合わせた有機相を乾燥し(NaSO)し、濾過し、そして真空にて濃縮し、粗中間体を得た。
ステップ2:ステップ1での中間体を無水DMF(3mL)と無水トルエン(3mL)に溶解し、そして窒素加圧条件を維持しながらドライ氷/アセトンバスにて冷却した。 固体ポタジウムビス(トリメチルシリル)アミド(0.042g、0.21mmol)を窒素下にて量りとり、そして速やかに前記冷却溶液に添加し、そして1時間冷却しながら攪拌した。固体[1−(クロロメチル)−4−フルオロ−1,4−ジアゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンビス(テトラフルオロボレート)](0.062g、0.176mmol)を添加し、そして反応液を1時間室温まで暖めた。DCM(20mL)を添加し、つづいて飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(5mL)および水(5mL)を添加し、そして相を分離させた。その水相をDCM(2x10mL)にて再抽出した。組み合わせた有機相をNaSOにて乾燥し、濾過し、そして真空にて濃縮した。
ステップ3:ステップ2の粗産物をメタノール(100mL)に溶解し、そして終夜加熱(32°C)した。真空にて濃縮後、粗混合物をRP−HPLCにて精製し、表題化合物(0.023g、0.028mmol)を得た。
調製30(例2.06):3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(N−(キノリン−5−イル)−アミノカルボニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA
調製1からの最終粗固体(0.076g、0.067mmol)を無水アセトニトリル中のトリエチルアミン(1.0mL)とキノリン−5−イル−カルバミン酸フェニルエステル(0.030g、0.113mmol)にて処理し、そして終夜加熱(50°C)した。その反応混合液を真空にて乾燥させ、精製(RP−HPLC)して表題化合物を得た。
調製31(例3.15):3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA
調製1での最終粗固体(0.20g、0.18mmol)を無水アセトニトリル(5mL)にて処理し、続いてトリエチルアミン(0.076mL、0.54mmol),およびイミダゾ[1,2−a]−ピリジン−3−スルホニルクロライド(0.039g、0.18mmol)にて処理した。反応物を3時間室温にて攪拌し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(15mL)、水(15mL)にて処理して、そしてDCM(4x30mL)にて抽出した。組み合わせた有機相を乾燥し(NaSO)、濾過し、そして真空にて濃縮した。RP−HPLCによる精製にて、表題化合物(0.055g、0.065mmol)を得た。
調製32(例4.34):3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−((1−(キノリン−8−カルボニル)−アゼチジン−3−イル)−メチル)−イミノ)−エリスロマイシンA
ステップ1:キノリン−8−カルボン酸(0.182g、1.05mmol)を無水 DCM(3mL)とDMF(0.025mL)の溶液に添加した。これにしゅう酸クロリド(ジクロロメタン中の2M溶液0.526mL、1.05mmol)を加え、室温にて15分攪拌し、続いてトリエチルアミン(0.550mL、3.9mmol)とN−ヒドロキシスクシンイミド(0.140g、1.22mmol)を添加した。反応物をさらに30分攪拌し、水(10mL)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10mL)で処理し、そしてDCM(2x30mL)にて抽出した。組み合わせた有機相を乾燥し(NaSO)、濾過し、そして乾燥するまで濃縮し、そして無水THF(8mL)とトリエチルアミン(0.550mL、3.9mmol)に再溶解して、以下のステップ2のストック溶液として使用した。
ステップ2:調製2aからの3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−((アゼチジン−3−イル)−メチル)−イミノ)−エリスロマイシンA−ジヒドロクロライド塩(0.050g、0.073mmol)を上述のステップ1にて調製したストック溶液(2ml)にて直接処理して、水(15mL)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10mL)にて処理する前に室温にて15分間反応させ、続いてDCM(3x30mL)にて抽出した。有機相を乾燥し(NaSO)として精製し(DCM:メタノール9:1溶離液を使用したSGC)、表題化合物(0.022g、0.026mmol)を得た。MS(ESI+)でのm/z 420(M/2+H)。1HNMR(CDOD)δ8.94(br d、1H)、8.37(br t、1H)、8.02(br d、1H)、7.76(br d、1H)、7.64(t、1H)、7.56(m、1H)。
調製33(例10.14):3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−((1−( ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−カルボニル)−(R)−ピロリジン−2−イル)−メチル)−イミノ)−エリスロマイシンA
ステップ1.ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−カルボン酸(0.228g、1.41mmol)、EDC(0.455g、2.38mmol)、HOBT(0.328g、2.38mmol)、および調製6aからの2’−アセチル−3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(((S)−ピロリジン−2−イル)−メチル)−イミノ)−エリスロマイシンAトリフルオロ酢酸塩(0.80g)を室温にて終夜無水DMF(7mL)に混合し、それから2日間加熱(45°C)した。反応混合液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水にて処理して、DCMにて繰り返し抽出した。組み合わせた有機相を乾燥し(NaSO)、そして真空にて乾燥するまで濃縮した。
ステップ2.ステップ1での粗産物をメタノールに再溶解し、2’−アセチル基を除去するため、3時間加熱(40°C)し、表題化合物をRP−HPLC精製後に得た。
調製34(例12.11):3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−((1−(キノリン−5−カルボニル)−(S)−ピロリジン−2−イル)−メチル)−イミノ)−エリスロマイシンA
ステップ1.キノリン−5−カルボン酸(0.04g、0.23mmol)を無水アセトニトリル(1.5mL)中に置き、トリエチルアミン(0.078mL、0.56mmol)で処理し、続いてO−(N−スクシンイミジル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(0.056g、0.185mmol)にて処理して、混合液を3時間攪拌した。
ステップ2.無水アセトニトリル中の調製6bからの3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(((R)−ピロリジン−2−イル)−メチル)−イミノ)−エリスロマイシンAトリフルオロ酢酸塩(0.075g、0.081mmol)を、ステップ1からの混合液に添加し、得られた混合液を終夜攪拌した。
ステップ3.ステップ2の間に望まない2’−エステルの切断を確実にするために、反応混合物(ステップ2から)を窒素流下で乾燥させ、そしてメタノールに再溶解し、それから1.5時間加熱(60℃)した。精製(RP−HPLC)にて、表題化合物(0.006g)を得た。
調製35(例1.107):3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((3−クロロキノリン−4−イル)−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA
ステップ1:3mL四塩化炭素中の3−クロロ4−メチルキノリン(0.10g、0.56mmol;Bull. Soc. Pharm. Bordeaux1988、127、29)、N−ブロモスクシンイミド(0.200g、1.13mmol)、および過酸化ベンゾイル(0.040g、0.168mmol)をシールしたチューブで85℃にて2.5時間加熱した。水(3mL)を添加し、そしてその産物をDCM(3x3mL)にて抽出した。有機相をNaSOにて乾燥し、そして溶媒を蒸発させた。残存固体のLC−MSは、3−クロロ4−ブロモメチルキノリンと出発物質のおよそ60:40の混合物であることを示唆した。MS(ESI+)でのm/z257(M+H)
ステップ2:2mLアセトニトリル 中のこの粗産物(0.34mmol)、調製1からの最終粗固体(0.22g、0.34mmol)、トリエチルアミン(0.087mL、0.67mmol)をマイクロウェーブ反応機で90℃にて6分加熱した。その反応混合物を濃縮し、そして残さを精製し(RP−HPLC)、表題化合物(0.050g、0.059mmol)を得た。
調製36:4−ブロモメチル−3−メトキシ−[1,5]ナフチリジン
ステップ1:3,5−ジブロモ−4−メチルピリジン(100mg)をマイクロウェーブチューブに入れ、続いて2mlメタノール中のCuI(0.01当量)、炭酸セシウム(2当量)および1,10−フェナントロリン(0.02当量)を添加した。その混合液をマイクロ波照射で160℃で2時間加熱した。その反応混合液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルの間で分配した。酢酸エチル相をNaSOにて乾燥した。その粗中間体である3−ブロモ−5−メトキシ−4−メチルピリジンをSGC(酢酸エチル/ヘキサン)にて精製した。MS(ESI+)でのm/z201[M+H]
ステップ2:3−ブロモ−5−メトキシ−4−メチルピリジン(0.76g)をシングルネック丸底フラスコにNaOtBu(1.4eq)、BINAP(0.8eq)、Pd(dba)(0.25eq),およびベンズヒドリリデンアミン(1eq)のトルエン20ml溶液とともに入れ、そして150℃にて4時間還流(リフラックス)した。その反応物を水と酢酸エチルで分配し、そして酢酸エチル相をNaSOにて乾燥した。その産物をSGC(酢酸エチル/ヘキサン)にて精製し、5−メトキシ−4−メチル−N−(ジフェニルメチレン)ピリジン−3−アミンを得た。MS(ESI+)でのm/z302[M+H]
ステップ3:シングルネック丸底フラスコ中の5−メトキシ−4−メチル−N−(ジフェニルメチレン)ピリジン−3−アミン(0.7g)に14mlの1NHCl/THF(1:1)を添加し、そして得られた混合物を55℃にて一時間加熱した。その反応物を1N NaOHにて塩基性(pH9)とし、DCMにて抽出し、NaSOで乾燥し、そして真空にて乾燥するまで濃縮し、5−メトキシ−4−メチル−ピリジン−3−イルアミンを得た。MS(ESI+)でのm/z139[M+H]
ステップ4:四塩化炭素(6ml)に溶解した3−メトキシ−4−メチル−1,5−ナフチリジン(0.26g)溶液にN−ブロモスクシンイミド(1.2eq)および過酸化ベンゾイル(0.3eq)を加え、そして80℃にて4時間加熱した。その反応物を飽和炭酸水素ナトリウムをDCMにて分配し、DCM相をNaSOにて乾燥し、濃縮後に表題化合物(120mg)を得た。MS(ESI+)でのm/z252[M+H]
調製37:8−メトキシキノキサリン−5−スルホニルクロライド
ステップ1:10ml酢酸中の2,3−ジアミノフェノール(2g)、20ml4M酢酸ナトリウム、および20mlの水に溶解したオキサルアルデヒド(4.8g)の溶液を組み合わせ、得られた混合液を60℃にて1.5時間加熱した。室温へ冷却後、水(100ml)を添加し、そして混合液を酢酸エチルで抽出した。その有機相をNaSOにて乾燥し、濃縮してキノキサリン−5−olを得た。MS(ESI+)でのm/z147[M+H]
ステップ2:DMF(6ml)に溶解したキノキサリン−5−オール(0.43g)にKCO(2.5当量)とKI(0.2当量)を添加した。この混合液に一滴ごとヨードメタン(1.2当量)を添加した。得られた混合物を50℃にて終夜加熱した。その反応混合液を続いて飽和炭酸水素ナトリウムおよび酢酸エチルで分配し、その酢酸エチル相を水と塩水で洗浄し、NaSOにて乾燥し、そして真空にて乾燥するまで濃縮した。粗物質をSGC(メタノール:DCM)にて精製し、5−メトキシキノキサリンを得た。MS(ESI+)でのm/z160[M+H]
ステップ3:5−メトキシキノキサリンを調製10の方法によって表題化合物に転換した。MS(ESI+)でのm/z259[M+H]
調製38:7−ブロモ−ピリド[2,3−b]ピラジン−8−カルバルデヒド
パーシェーカー(Parrシェーカー)フラスコ中に、メタノール(240ml)に2−アミノ−5−ブロモ−4−メチル−3−ニトロピリジン(1.63g、7.0mmol;Combi-Blocks)を部分的に溶解し、これにPtO触媒(29mg)を添加し、水素(45psi)に振とうしながら室温で一時間さらした。さらなる触媒(30mg)を添加し、そして水素化分解をさらに2時間続けて、濾過によって固体を除去した。濾過物を濃縮して粗5−ブロモ−2,3−ジアミノ−4−メチル−3−ニトロピリジン(1.5g)を得た。MS(ESI+)でのm/z203(M+H)。これは続いて調製37のステップ1および調製16の方法と類似の方法にて表題化合物に転換された。MS(ESI+)でのm/z239(M+H)
調製39:3−クロロ[1,8]ナフチリジン−4−カルバルデヒド
ステップ1:DCM(300ml)に4−メチル−ピリジン−2−イルアミン(30g、0.28mol)に溶解し、トリエチルアミン(41mL)で処理し、続いて滴下ロートを通して30分間トリメチルアセチルクロライド(38mL)で処理した。その混合液を室温で終夜攪拌し、水(100ml)と飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(75mL)の分液ロートに注いだ。その有機相を抽出し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(75mL)で洗浄し、NaSOで乾燥し、そして濃縮して固体の2,2−ジメチル−N−(4−メチル−ピリジン−2−イル)−プロピオンアミド(42g、0.22mol)を得た。1HNMR(CDCl)δ8.09(m、2H)、7.93(br s、1H)、6.83(m、1H)、2.33(s、3H)、1.29(s、9H)。
ステップ2:ステップ1からの2,2−ジメチル−N−(4−メチル−ピリジン−2−イル)−プロピオンアミド(42g、0.22mol)を上部からの攪拌機を備えた3−首3Lフラスコに入れた。これに、水(650ml)を、続いてNaHPO(78g、0.55mol)、続いてDCM(220mL)を加えた。混合物を攪拌し、0℃の氷−バスにて冷却し、それから塩素ガスをスパージ−フリットを通してゆっくりバブリングした。反応をTLC(酢酸エチル/ヘキサン1/1)でモニターし、そして80分後に完了していた。反応混合液を分液ロートに移し、そして抽出した。水相をDCM(2x100mL)で再抽出した。組み合わせた相をNaSOにて乾燥し、濃縮して粗固体産物を得、それをヘキサンから再結晶して、精製したN−(5−クロロ4−メチル−ピリジン−2−イル)−2,2−ジメチル−プロピオンアミド(41g、0.18mol)を得た。1HNMR(CDCl)δ 8.18(s、1H)、8.12(s、1H)、7.94(br s、1H)、2.35(s、3H)、1.29(s、9H)。
ステップ3:ステップ2からのN−(5−クロロ4−メチル−ピリジン−2−イル)−2,2−ジメチル−プロピオンアミド(18.3g、0.081mol)を上部からの攪拌機を備えた火炎乾燥3首1Lフラスコに窒素下で入れた。この固体に無水ジエチルエーテル(170mL)を添加し、そして混合物を溶液になるまで攪拌し、それからドライアイス/アセトンバスにて20分冷却した(スラリーが形成された)。得られたスラリーにカニューレを通して8分に渡ってtert−ブチルリチウム(ペンタン中1.7m、100mL)を滴下した。そのフラスコを冷却バスから除去し、室温に達するまで攪拌し、その時点で3−ジメチルアミノ−プロペナール(10mL、0.10mol)を添加した。得られた混合物を終夜室温にて窒素流下で攪拌し;翌朝乾燥パウダーが得られた。これに水(80mL)を添加し、そして氷−水バス中でフラスコを冷却しながら、濃塩酸(40mL)をゆっくり添加した。酸を添加後、アイスバスを除去し、フラスコを80℃に一時間加熱し、氷/水バスで冷却し、そして塩基性になるまでNaOH(固体ペレット)で処理した。塩基性水性混合物を続いてDCM(4x100mL)で抽出した−辛抱強さとブラインが得たれたエマルジョンを崩すのに必要であった。組み合わせた抽出物をNaSOにて乾燥し、そして真空下にて濃縮し、粗産物を得、それはさらにSGC(酢酸エチル溶離液)にて精製され、純粋な3−クロロ4−メチル−[1,8]ナフチリジン(10g、0.056mol)を得た。注:弱いUV活性のため、UVよりもMSでカラムフラクションをモニターするのがより効果的であった。MS(ESI+)でのm/z 179(M+H)。1HNMR(CDCl)δ9.06(m、1H)、8.96(s、1H)、8.34(d、1H)、7.51(m、1H)、2.72(s、3H)。
ステップ4:ステップ3からの3−クロロ4−メチル−[1,8]ナフチリジン(3.0g、16.7mmol)を4:1のジオキサン:水(30mL)に溶解し、そして二酸化セレン(5.9g、50.4mmol)を添加した。反応混合液を2.5時間加熱(110℃)し、室温まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(30mL)および水(10mL)に注いだ。それから混合液をDCM(80mL)で処理し、そして固体をセライトにて濾過し、濾過ケーキをDCMで洗浄した。水相を有機相を分離後、水相をDCM(4x80mL)で再抽出し、そして組み合わせた有機相を乾燥し(NaSO)、そして濃縮した。粗産物をSGC(アセトニトリル 溶離液)クロマトグラフにかけ、表題化合物3−クロロ[1,8]ナフチリジン−4−カルバルデヒド(1.0g、5.2mmol)を得た。注:ステップ3と同様に、弱いUV活性のため、UVよりもMSでカラムフラクションをモニターするのがより効果的であった。MS(ESI+)でのm/z193(M+H)。1HNMR(CDCl)δ10.79(s、1H)、9.28(dd、1H)、9.17(s、1H)、9.14(dd、1H)、7.63(dd.1H)。
調製 40:2−シクロプロピル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−7−カルバルデヒド
2−シクロプロピル−7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(100mg、0.58mmol;EP0420237A1から)を6mlジオキサン:水(4:1)中のSeO(160mg、1.44mmol)で処理し、そして20分間間隔で3回180℃でマイクロ波照射(300W、通常吸収)した。その混合物を続いて飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(25ml)および水(25ml)で処理して、そして固体をセライトを通した濾過にて除去し、DCMで洗浄した。濾過物をDCM(4x50mL)で抽出し、そして組み合わせた有機抽出物を乾燥し(NaSO)、濾過し、そして乾燥するまで濃縮して粗表題化合物を得た。MS(ESI+)でのm/z188(M+H)
調製41:3−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−7−カルバルデヒド
ステップ1:4−メチル−ピリジン−2,3−ジ−アミン(1.0g、8.12mmol)を蟻酸(15mL)で処理し、還流(リフラックス)にて3時間加熱した。室温まで冷却後、溶液を窒素流下にて48時間濃縮し、それからDCM(30mL)にて希釈し、固体をブフナー漏斗にて濾過で回収した。濾過物を濃縮し、粗産物をSGC(溶離液としてDCM:メタノール:NHOH=90:10:1)クロマトグラフにより、精製された7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(0.325g、2.44mmol)を得た。MS(GCMS)form/z133(M)
ステップ2:7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(2.0g、15mmol)をアセトン(60ml)に溶解し、新たに粉としたKOH(4.21g)を添加し、そして一滴ごとヨードメタン(10ml)を滴下した。10分後、反応混合物を水(25ml)中の飽和炭酸水素ナトリウム水溶液25ml)に注ぎ、DCM(4x80ml)で抽出した。有機相を組み合わせ、そしてNaSOにて乾燥し、濾過し、そして濃縮した。SGC(DCM:メタノール:NHOH=96:4:1を溶離液として)にて3,7−ジメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(1.05g)を得た。1HNMR(CDCl)δ7.94(s、1H)、7.83(d、1H)、6.48(s、1H)、3.04(s、3H)、2.07(s、3H)。
ステップ3:調製16で述べたSeOでの酸化により表題化合物を得た。MS(ESI+)でのm/z 162(M+H)
調製42:6−クロロ3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−7−カルバルデヒド
ステップ1:調製39ステップ2からのN−(5−クロロ4−メチル−ピリジン−2−イル)−2,2−ジメチル−プロピオンアミド(3.0g、13.2mmol)を濃硫酸(19ml)で処理し、そして30分間攪拌し、氷−水バス中にて0−10℃に冷却し、そして10分に渡って赤煙硝酸(0.67ml)を添加した。反応混合物を終夜加熱し(35°C)、それから水(40ml)で希釈し、DCM(6x50ml)で抽出した。DCMは真空にて除去され、そして残さを濃塩酸(20ml)に再溶解し、そして18時間40℃に加熱し、それから4時間100℃に加熱し、そして最後に18時間50℃で加熱した。混合物を室温にまで冷却し、水(50ml)にて希釈し、そしてDCM(5x40ml)で抽出した。水相を30%(w/v)NaOH水溶液にてpHが12になるまで処理して、DCM(6x60ml)で抽出した。それらの後者の抽出物を組み合わせ、NaSOにて乾燥し、濾過し、そして濃縮して5−クロロ4−メチル−3−ニトロ−ピリジン−2−イルアミン(1.0g)を得た。HNMR(CDCl)δ 8.15(s、1H)、5.93(br s、2H)、2.49(s、3H)。
ステップ2:ステップ1からの物質(1.0g)をメタノール(300ml)に溶解し、そしてPtO(40mg)を添加した。混合物を水素(50psi)にパーシェーカー(Parrシェーカー)中にて3.5時間さらし、そしてセライトにて濾過し、そして濾過物に濃塩酸(1ml)を添加し、濃縮して5−クロロ4−メチル−ピリジン−2,3−ジ−アミン塩酸塩(1g)を得た。NMR(CDCl)δ 7.39(s、1H)、2.29(s、3H)。
ステップ3:ステップ2(1g)からの物質をリン酸(20ml)に溶解し、そして蟻酸(10ml)に添加し、1時間加熱し(130℃)、そして3日間室温に冷却した。反応混合物をそれから氷(200g)に注ぎ、固体が形成されるまで、pHを30%水酸化ナトリウム(w/v)水溶液にて調整した。固体を濾過にて除去し、水で洗浄した。濾過物(水性)を乾燥するまで濃縮し、温熱エタノールで繰り返し抽出した。エタノール抽出物を組み合わせ、そして固体となるまで濃縮した(3g)。その固体を温熱アセトニトリル(4x80ml)にて抽出し;組み合わせたアセトニトリル抽出物を室温まで冷却し、そして固体を沈殿させた。沈殿物をろ過し(セライト)、そしてとか物を濃縮して6−クロロ7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(0.278g)を得た。MS(ESI+)でのm/z168(M+H)
ステップ4:ステップ3(0.278g)からの産物を調製16に述べたようにSeO酸化にさらし、表題化合物(69mg)を得た。MS(ESI+)でのm/z182(M+H)
調製 43:4−ブロモメチル−キノリン−3−カルボニトリル
調製36のステップ4に使用された手順に従って、4−メチル−キノリン−3−カルボニトリル(Arch.Pharm.1989、322、511)を臭素化させた。MS(ESI+)でのm/z249(M+2)
調製44:3−メチル−キノリン−4−カルバルデヒド
ステップ1:2−クロロ3−メチル−キノリン−4−カルボニルクロライド(200mg)を文献(Bioorg.med. Chem.2002、10、779)記載のように合成し、そしてTHF(4ml)に溶解し、そして窒素下水素化ホウ素ナトリウム(189mg、5.0mmol)で処理した。反応混合物を1時間攪拌し、水にて希釈し、DCMにて3回抽出し、NaSOにて乾燥し、濾過し、そして真空にて蒸発させ、174mgの粗アルコールを得た。HNMR(CDCl)δ8.12(d、1H)、7.97(d、1H)、7.65(m、1H)7.57(m、1H)、5.16(s、2H)、2.62(s、3H)。LCMS(ESI+)でのm/z 208(M)、210(M+2)
ステップ2:ステップ1(0.819mmol)からのアルコール170mg、30mLのエタノール、0.35mlのトリエチルアミン(2.5mmol)および100mgの10%Pd/Cの混合物を30分間15psiの水素下で攪拌し、セライトでメタノールにて濾過し、真空にて蒸発させた。得られた残さを水とDCM間で分配し、DCMで3回抽出し、塩水で洗浄して、NaSOにて乾燥し、そして真空にて蒸発させて128mgの表題化合物を得た。HNMR(CDCl)δ8.60(s、1H)、8.19(d、1H)、8.04(d、1H)、7.63(m、1H)、7.56(m、1H)、5.13(s、2H)、2.51(s、3H)。LCMS(ESI+)でのm/z 174(M+H)
調製 45:8−メトキシキノリン−5−カルバルデヒド
ステップ1:5−(ヒドロキシメチル)キノリノール(6.7g、38mmol)をDMF(38mL)に溶解し、そして炭酸カリウム(16g、116mmol)で処理し、続いてヨウ化メチル(2.9mL、6.8g、48mmol)で処理した。その混合液を室温にて終夜攪拌して、そして水の入った分液ロートに注いで、そしてDCMで3回抽出した。その有機相をNaSOにて乾燥し、そして濃縮して固体の5−ヒドロキシメチル−8−メトキシキノリン(6.5g)を得た。1HNMR(CDCl)δ 8.97(d、1H)、8.51(d、1H)7.49(m、2H)、6.99(d、1H)、5.05(s、2H)、4.09(s、3H)。
ステップ2:ステップ1からの5−ヒドロキシメチル−8−メトキシキノリン(6.5g、34mmol)を250mlのDCMに溶解し、そして24gの二酸化マンガンで処理した。24時間の攪拌後、その混合物をさらなる6gの二酸化マンガンで処理して24時間攪拌した。その混合物をセライトのパッド(pad)を通した濾過にかけ、そして濾過物を真空にて濃縮して6gの表題化合物を茶色の固体として得た。HNMR(CDCl)δ10.2(s、1H)、9.69(d、1H)、9.01(d、1H)、8.01(d、1H)、7.61(dd、1H)、7.16(d、1H)、4.19(s、3H)。
調製 46:3−メトキシキノリン−4−カルバルデヒド
ステップ1:メチル3−ヒドロキシシンコニネート、(J.Org.Chem.1953、18、552)(1.53g、7.54mmol)および炭酸カリウム(1.15g、8.29mmol)アセトン溶液(11ml)をヨウ化メチル(470μL、7.54mmol)で処理して、室温にて終夜窒素下で攪拌した。水で希釈したその混合液をDCMで抽出し、そして飽和チオ硫酸ナトリウム溶液で洗浄した。その有機物をNaSOにて乾燥し、そして濃縮した。SGC(Combi flash、10−50%酢酸エチル−ヘキサンにて40分)にて精製した物質は、メチル3−メトキシシンコニネートであった。1HNMR(CDCl)δ8.85(s、1H)、8.07(d、1H)、7.72(d、1H)、7.61(m、2H)、4.08(s、3H)、4.03(s、1H).MS(ESI+)でのm/z218(M+H)
ステップ2:トルエン(3.9ml)中のメチル3−メトキシシンコニネート(427mg、1.96mmol)を−78℃まで窒素雰囲気化で冷却した。トルエン中1MのDiBAL−H(5.9ml、5.9mmol)を一滴ごと5分間滴下した。反応を水3.9mlにて停止させ、そして室温まで暖め、硫酸マグネシウムと炭酸水素ナトリウムの代替の部分を添加し、酢酸エチルを添加した。濾過され、そして酢酸エチルで洗浄された固体は、それから濃縮され中間体アルコール(339mg)を生じた。HNMR(CDCl):δ8.67(s、1H)、8.10(d,1H)、8.00(d、1H)、7.55(m、2H)、5.14(s、2H)、3.98(s,3H)。
ステップ3:ステップ2からの産物(339mg、1.79mmol)をDCM(1.8ml)に溶解し、そして室温にてデス−マーチン・ペルヨージナン(760mg、1.79mmol)で処理した。その混合物のDCMでの希釈の完了後、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄した。それから有機物をNaSOにて乾燥し、そして濃縮した。SGCにて精製し(0−100%酢酸エチル:ヘキサンにて45分)黄色固体(264mg)を得た。MS(ESI+)でのm/z188(M+H)。1HNMR(CDCl)δ10.90(s、1H)、9.02(m、2H)、8.08(d、1H)、7.65(m、2H)、4.21(s、3H)。
調製47:3−メトキシ−[1,8]−ナフチリジン−4カルバルデヒド
ステップ1:水(90ml)中の48%テトラフルオロホウ酸にN−(5−アミノ−4−メチル−ピリジン−2−イル)−2,2−ジメチル−プロピオンアミド(WO9614844)(5.38g、25.96mmol)溶解し、そして−10℃に塩水/氷バス内で冷却した。水40ml中の硝酸ナトリウム(2.33g、33.74mmol)を前記溶液に一滴ごと25分に渡って添加した。固体をろ過にて回収し、そして冷ジエチルエーテルで洗浄した。固体をフラスコに移し、メタノール中(85ml)にて終夜55−60℃にて開口で加熱した。溶媒を真空下にて除去し、そして粗物質を酢酸エチルに溶解し、そして炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄した。有機相をNaSOにて乾燥し、そして濾過後に濃縮した。中間体をSGCで酢酸エチル:ヘキサン0〜25%にて30分間溶出して精製し、3.16gのN−(5−メトキシ−4−メチル−ピリジン−2−イル)−2,2−ジメチル−プロピオンアミドを得た。MS(ESI+)でのm/z(M+H)223。1HNMR(CDCl)δ8.08(s、1H)、7.74(s、NH)、7.68(s、1H)、3.84(s、3H)、2.22(s、3H)、1.62(s、NH)、1.30(s、9H)。
ステップ2:ステップ1からの物質を調製39のステップ3の方法によって、3−メトキシ−4−メチル−[1,8]ナフチリジンに転換した。HNMR(CDCl)δ8.98(d、1H)、8.92(s、1H)、8.32(d、1H)、7. 45(m,1H)、4.07(s、3H)、2.54(s、3H)。
ステップ3:ステップ2からの物質を調製16の方法によって3−メトキシ−[1,8]ナフチリジン−4−カルバルデヒドに転換した。HNMR(CDCl)δ10.84(s、1H)、9.42(d、1H0、9.22(s、1H)、9.03(m、1H)、7.57(m、1H)4.25(s,3H)。
調製48:4−メチル−[1,8]ナフチリジン
4−メチル−ピリジン−2−イルアミンを公知の方法(Chem. Pharm. Bull.1971、19、1751)にて4−メチル−[1,8]ナフチリジンに転換した。m−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム(202g、897mmol)を量りとり上部攪拌装置を備えた3L3−首フラスコに入れ、そしてそのフラスコを氷−水バスに浸し、濃硫酸(260ml)、グリセロール(145ml、1987mmol)、4−メチル−ピリジン−2−イルアミン(50g、463mmol)を添加し、そして最後に水(260ml)を添加した。その混合液を8時間120℃で加熱し、それから室温に冷却し、チョコレートブラウンのスラリーを得た。水酸化ナトリウム(20Naq)を冷却しながら(温度が40℃を超えないように)ゆっくりとpHがおよそ10になるまで添加した。得られたスラッジをセライトの濾過にかけ、そして濾過物をDCM(3x100ml)で抽出した。その有機相をNaSOにて乾燥し、濾過し、そして真空にて濃縮して黒いオイルを得た。所望の産物(7.32g、50.8mmol)をSGC(DCM:メタノールの95:5)にて単離した。
調製49:3−ブロモ−[1,8]ナフチリジン−4−カルバルデヒド
ステップ1:調製48と類似の方法にて、2−アミノ−5−ブロモ−4−メチルピリジンは3−ブロモ−4−メチル−[1,8]−ナフチリジンをもたらした。1HNMR(CDCl)δ9.11(m、2H)、8.43(d、1H)、7.54(m、1H)、2.79(s、3H)。
ステップ2:3−ブロモ−4−メチル−[1,8]−ナフチリジン(1.5g、6.7mmol)、ジオキサン(16mL)および水(0.6mL)の混合物を二酸化セレン(3.0g、27mmol)で処理し、そして80℃にて一時間攪拌した。その混合液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液にて希釈し、酢酸エチルで3回抽出し、そして組み合わせた有機相をNaSOにて乾燥し、そして真空にて濃縮した。シリカゲルのpadを通した濾過での酢酸エチル溶出にて、0.70gの表題化合物を黄色固体として得た。HNMR(CDCl)δ10.62(s、1H)、9.32(s、1H)、9.28(d、1H)、1.18(d、1H)、7.66(dd、1H)。
調製 50:2−メトキシ−1−[1,8]ナフチリジン−4−イル−エタノン
ステップ1:調製18からの1−[1,8]ナフチリジン−4−イル−エタノン(250mg、1.45mmol)と2,6−ルチジン(0.254ml、2.18mmol)のDCM(3.6ml)溶液をトリメチルシリルトリフレート(trimethylsilyltriflate)(0.276ml,1.53mmol)で処理して、そして終夜室温にて攪拌した。混合液をDCMで希釈し、そして飽和炭酸水素ナトリウムにて洗浄した。有機物をNaSOにて乾燥し、そして濃縮して、350mg4−(1−トリメチルシラニルオキシ−ビニル)−[1,8]−ナフチリジンをオイルとして得た。MS(ESI+)でのm/z245(M+H)
ステップ2:アイスバス中のメタノール(7.2ml)中のヨードソベンゼン(347mg、1.57mmol)の懸濁液に、三ふっ化ほう素ジエチルエーテレート(0.200ml、1.57mmol)を添加し、続いて最低量メタノール中のステップ1からの4−(1−トリメチルシラニルオキシ−ビニル)−[1,8]−ナフチリジン(350mg、1.43mmol)を添加した。その反応混合液を終夜室温に温め、そして固体の炭酸水素ナトリウムで反応を停止させ、そして水で希釈した。ヨードベンゼンを酢酸エチルで抽出して、そして所望の物質をDCMにて2回再抽出した。その有機相をNaSOにて乾燥し、そして濃縮してオレンジオイル(110mg)を得、それは出発物質および所望の表題化合物の2:3の混合物からなっていた。MS(ESI+)でのm/z203(M+H)
調製51:5−ブロモメチル−キノリン−8−カルボニトリル
ステップ1:5−ブロモ−2−メチルベンゼン−アミン(J.Fluorine Chem.2002、116、173)(8.9g、48mmol)を水(27mL)、濃硫酸(27mL)、グリセロール(19g、206mmol)、3−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム塩(21g、23mmol)で処理して、そして120℃に8時間加熱し、そして150℃にて4時間加熱した。混合液を室温まで冷却し、氷上でクエンチし、水酸化ナトリウムで注意深く塩基性とし、そして固体の炭酸水素ナトリウムにて緩衝化した。その混合液を酢酸エチルにて2回抽出し、そして有機相をNaSOにて乾燥し、そして濃縮した。SGCによる精製(Combiflash、5−40%酢酸エチル−ヘキサンにて40分)によって、5.33gの5−メチル−8−ブロモキノリンを得た。1HNMR(CDCl)δ9.05(d、1H)、8.34(d、1H)、7.94(d、1H)、7.49(dd、1H)、7.24(d、1H)、2.65(s、3H)。
ステップ2:5−メチル−8−ブロモキノリン(01.5g、6.78mmol)を窒素下Schlenkフラスコにて、Pd(dba)(0.62g、0.67mmol)、ジフェニルホスフィノフェロセン(0.752g、1.36mmol)、シアン化亜鉛(2.77g、23.7mmol)、ヨウ化第1銅(0.064g、0.34mmol)およびガス抜きしたDMF(45mL、使用前に窒素でパージ)で処理した。その混合物を終夜80℃に加熱した。室温に冷却後、その混合物を、飽和塩化アンモニウム:水酸化アルミニウム(37%):水(90ml)の4:1:4に注ぎ、酢酸エチルで3回抽出し、そして有機相をNaSOにて乾燥し、そして濃縮した。その物質をSGCにて精製し、そして5−45%酢酸エチル:ヘキサンで30分にわたって溶出し、1.05gの5−メチルキノリン−8−カルボニトリルを得た。1HNMR(CDCl)δ9.10(d、1H)、8.39(d、1H)、8.01(d、1H)、7.58(m、1H)、7.43(m、1H)、2.76(s、3H)。
ステップ3:ステップ2からの物質を、調製36ステップ4の方法に従って臭素化し、表題化合物を得た。1HNMR(CDCl)δ9.16(m、1H)、8.55(d、1H)、8.08(d、1H)、7.66(m,1H)、4.88(s、2H)。
調製52:4−ホルミル−キノリン−8−カルボニトリル
ステップ1:酢酸を濃硫酸に溶解した2−ブロモアニリン(5.16g、30mmol)を酢酸中のメチルビニルケトンの溶液で処理した。その反応混合物を90℃にて14時間加熱した。冷却した混合物を水に注ぎ、そして水酸化ナトリウムにて塩基性とし、そして酢酸エチルで抽出した。その有機物をNaSOにて乾燥および濃縮し、そしてSGCによる精製(Combiflash:0−100%酢酸エチル:ヘキサンにて30分以上)、ホットヘキサンからの再結晶によって、4−メチル−8−ブロモキノリン(2.3g)を得た。1HNMR(CDCl)δ8.92(d、1H)、8.08(d,1H)、8.01(d,1H)、7.45(t,1H)、7.32(d,1H)、2.71(s、3H)。
ステップ2:4−メチル−8−ブロモキノリン(0.1g、0.47mmol)を窒素下で、Schlenkフラスコ中にて、Pd(dba)(0.049g、0.047mmol)、ジフェニルホスフィノフェロセン(0.052g、0.094mmol)、シアン化亜鉛(0.19g、1.6mmol)、ヨウ化第1銅(0.005g、0.024mmol)および脱ガスDMF(2.3mL、使用前に窒素でパージ)で処理した。その混合液を2時間80℃に加熱した。室温に冷却後、その混合液を水で希釈し、酢酸エチルで3回抽出し、そして有機相をNaSOにて乾燥および濃縮し、0.1gの5−メチルキノリン−8−カルボニトリルを得た。HNMR(CDCl)δ8.89(d、1H)、8.04(d、1H)、8.02(d、1H)、7.41(m、1H)、7.27(m、1H)、2.70(s、3H)。
ステップ3:ステップ2からの物質を調製16の方法により転換し、表題化合物を得た。HNMR(CDCl)δ10.43(s、1H)、9.40(d、1H、9.38(d、1H)、8.24(d,1H)、7.94(d,1H)、7.80(t、1H)。
調製53:2,2−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1H−2λ −ベンゾ[c]チオフェン−5−カルバルデヒド
ステップ1:メチル3,4−bis(ブロモメチル)ベンゾate(997mg、3.10mmol)のエタノール(16ml)と水(4ml)の溶液を、硫化ナトリウム9水和物(745mg、3.10mmol)で処理した。その溶液を還流(リフラックス)にて2時間急速な攪拌をしながら加熱し、それから室温に冷却した。その混合液を真空にて乾燥するまで濃縮し、そして残さをDCM(50ml)に懸濁した。そのスラリーをろ過し、そして固体をさらなるDCMで洗浄した。その濾過物をNaSOにて乾燥し、濾過し、そして真空にて濃縮してメチル2,1−ジヒドロベンゾチオフェン−5−カルボキシレート(581mg)を黄色のオイルとして得た。1HNMR(CDCl)δ7.88−7.94(m、2H)、7.31(d、1H)、4.29(s、4H)、3.92(s、3H)。MS(ESI+)でのm/z197[M+H]
ステップ2:ステップ1からのスルフィド(577mg、2.97mmol)のDCM(24ml)、メタノール(24ml)および水(16ml)の溶液をオキソン(oxone)(2.37g、3.85mmol、1.3当量)で処理して、そして反応液を終夜室温にて攪拌した。それからその混合液をセライトのパッド(pad)を通した濾過にかけ、そしてそのパッドを更なるDCM(2×20ml)で洗浄した。その濾過物相を分離し、そして水相をDCM(2×25ml)で抽出した。その組み合わせた有機抽出物をNaSOにて乾燥し、そして真空にて濃縮した。得られた粗残さをSGC(グラジエント80:20〜50:50ヘキサン/酢酸エチル)にて精製して、メチル2,2−ジオキソ−2,1−ジヒドロベンゾチオフェン−5−カルボキシレート(288mg)をオフホワイトの固体として得た:HNMR(CDCl))δ8.05(d、1H)、8.01(s、1H)、7.41(d、1H)、4.42(d、4H)、3.94(s、3H)。MS(ESI+)でのm/z227[M+H]
ステップ3:ステップ2からのエステル(288mg、1.27mmol)のDCM(10ml)溶液を窒素下−78℃に冷却し、そしてLiAlH(ヘキサン中1.0m、1.50ml、1.50mmol)にて一滴ごと5分にわたり処理した。その混合物を−78℃にて90分間攪拌し、そして室温まで暖め、さらに一時間攪拌した。水(1ml)を添加し、そして活発なガス生成が観察された。その混合物を10分間攪拌し、そして2N NaOH(1ml)を添加し、さらに水(3ml)を添加した。その混合液を30分間攪拌し、酢酸エチル(50ml)で希釈し、そしてNaSOにて乾燥した。続く濾過および真空下での濾過物の濃縮により、所望のアルコール中間体(310mg)を得、それを直接使用した。このアルコールをDCM(13ml)に溶解し、そしてその溶液をMnO(463mg、5.33mmol)で処理した。室温にて1.75時間攪拌後、そのスラリーをセライトのパッドを通して濾過し、そしてそのパッドを繰り返しDCMで洗浄した。その濾過物を真空にて濃縮し、残さをSGC(ヘキサン/酢酸エチルのグラジエント75:25〜50:50)にて精製し、表題化合物(25mg)を淡い黄色の固体として得た:HNMR(CDCl)δ10.02(s、1H)、7.85−7.92(m、2H)、7.53(d、1H)、4.45(d、4H)。13C NMR(CDCl)δ190.8、137.8、136.8、132.6、130.3、127.0、126.9、56.9、56.6。MS(ESI+)でのm/z197[M+H]
調製54:ベンゾチアゾール−5−スルホニルクロライド
ステップ1:2−ブロモ−5−ニトロアニリン(5.27g、24.3mmol)の98%蟻酸(30ml)溶液を還流(リフラックス)にて90分間窒素下で加熱した。冷却した反応混合液を冷水(600ml)に注ぎ、黄色の沈殿物を得た。その固体をろ過にて分離し、そしてそのケーキを冷水(2×200ml)で洗浄した。続く真空での終夜の乾燥にて、N−ホルミル−2−ブロモ−5−ニトロアニリン(5.84g、98%)を黄色固体として得た:HNMR(DMSO−d)δ10.14(br s、1H)、9.01(d、J=2.4Hz、1H)、8.46(s、1H)、7.98(d、J=8.8Hz、1H)、7.91(dd、J=8.8、2.5Hz、1H);13C NMR(DMSO−d)δ161.2、146.9、136.6、134.0、120.6、119.8、116.7。
ステップ2:ステップ1からのホルムアミド(5.83g、23.8mmol)と硫化ナトリウム9水和物(8.60g、35.8mmol)のエタノール(120ml)溶液を還流リフラックス)にて2時間窒素下で加熱した。その後、反応液を室温まで冷却し、そして冷水(600ml)に注いだ。その得られた溶液をアイスバス中で冷却し、そして37%塩酸にてpH1まで酸性化した。その溶液をアイスバス中でさらに一時間冷却し、その間にオレンジ色の沈殿物が形成された。この固体をろ過にて分離し、そして真空にて乾燥し5−ニトロベンゾチアゾールをオレンジ色の固体として得た(2.28g)。上述の濾過物を酢酸エチル(3×200ml)にて抽出し、そして組み合わせた有機抽出物をNaSOにて乾燥し、そして真空にて濃縮してさらなる5−ニトロベンゾチアゾール(0.89g)をオレンジ固体として得た。NMRおよびTLC解析は両産物は同一であることを示し;組み合わせの収率は3.17gであった。1HNMR(CDCl)δ 9.19(s、1H)、9.02(d、1H)、8.35(dd、1H)、8.12(d、1H);13C NMR(CDCl)δ157.3、153.1、147.0、140.2、122.5、120.1、119.3。MS(ESI+)でのm/z181[M+H]
ステップ3:ステップ2からの物質(1.17g、6.47mmol)の37%HCl(15mL)溶液を40℃に加熱し、塩化すず(II)2水物(4.39g、19.4mmol)で処理して、そして30分間その温度で攪拌した。その反応液を炭酸水素ナトリウム水溶液(250mL)に注いで、そして酢酸エチル(3×100mL)で得抽出した。組み合わせた有機抽出物をNaSOにて乾燥し、濾過し、そして真空にて濃縮した。得られた粗残さをSGCにて精製し(グラジエント75:25〜0:100のヘキサン/酢酸エチル)、4(0.214g)をオレンジの固体として得た:HNMR(CDCl)δ8.91(s、1H)、7.69(d、J=8.5Hz、1H)、7.41(d、J=2.2Hz、1H)、6.87(dd、J=8.5、2.2Hz、1H)、4.12(br s、2H);MS(ESI+)でのm/z151[M+H]
ステップ4:ステップ3からのアニリン(0.217g、1.45mmol)の氷酢酸(2ml)溶液を一滴ごと37%HCl(2ml)に加えた。その混合液を氷/塩バスにて−10℃に冷却し、そして硝酸ナトリウム(0.110g、1.59mmol)の水(1.1ml)溶液を一滴ごと加えた。その混合液を−10℃にて60分間攪拌した。このジアゾ化反応が進行中の間、氷酢酸(2ml)と塩化第1銅(0.029g、0.293mmol)を含む第二のフラスコを、混合物が青−緑色になるまで二酸化硫黄ガスで処理した。この混合液を10℃に冷却し、そして上述のジアゾ化反応物を15分に渡って部分毎に添加した。活発なガス生成が観察された。それから混合液を室温にまで温め、終夜攪拌した。その反応液を冷水(100ml)に注ぎ、そしてその水相を酢酸エチル(3×50ml)で抽出した。その組み合わせた有機抽出物を水(2×50ml)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(3×25ml)、および塩水(3×25ml)にて洗浄し、そしてNaSOにて乾燥し、濾過し、そして真空にて濃縮した。得られた粗固体をSGCにより精製し(90:10ヘキサン/酢酸エチル)、表題化合物(0.123g)をオフホワイトの固体として得た:mp110−112℃;HNMR(CDCl)δ9.24(s、1H)、8.83(d、1H)、8.23(d、1H)、8.11(dd、1H)。1CNMR(CDCl)δ157.5、152.7、142.6、141.0、123.4、123.1、122.8。MS(ESI+)でのm/z234、236[M+H]
調製55:4−エトキシ−3−メトキシベンゼンスルホニルクロライド
ステップ1:ヨードエタン(1.93mL、38.4mmol)を一滴ごと15分にわたって、窒素下60℃にて4−ニトログアヤコール1(5.00g、29.6mmol)とKCO(6.21g、44.3mmol)のDMF(30ml)の攪拌溶液に添加した。2時間後、反応液を室温まで冷却し、そして水(100ml)とメチルtert−ブチルエーテル(250ml)で希釈した。有機相を水(25ml)、塩水(2x20ml)で洗浄し、NaSOにて乾燥し、濾過し、そして真空下濃縮して2−エトキシ−5−ニトロアニソール(5.74g)を青白い黄色固体として得た。mp88−90℃。1HNMR(DMSO−d)δ 7.89(dd、1H)、7.73(d、1H)、7.16(d、1H)、4.17(q、2H)、3.88(s、3H)、1.37(t、3H)。13C NMR(DMSO−d)δ153.9、148.6、140.5、117.6、111.5、106.4、64.6、55.9、14.4。MS(ESI+)でのm/z198[M+H]
ステップ2:ステップ1からの2−エトキシ−5−ニトロアニソール(5.50g、27.9mmol)と10%Pd/C(1.0g)の1:1のエタノール:酢酸エチル(50ml)のサスペンジョンを30分間水素H(35−40psi)雰囲気下で振とうした。反応混合物をセライトを通した濾過にかけ、そして真空下で濃縮して4−エトキシ−3−メトキシアニリン(4.82g、100%)を茶色の固体として得た:mp54−56℃。1HNMR(DMSO−d)δ6.61(d、1H)、6.25(d、1H)、6.03(dd、1H)、4.65(s、2H)、3.82(q、2H)、3.66(s、3H)、1.22(t、3H);13CNMR(DMSO−d)δ143.6、138.8、116.6、105.1、99.9、65.0、55.1、15.1;MS(ESI+)でのm/z168[M+H]
ステップ3:ステップ2からの4−エトキシ−3−メトキシアニリン(2.35g、14.05mmol)の氷酢酸(5ml)溶液に濃塩酸(15ml)を添加した。その混合液を氷/塩バス中にて−10℃に冷却し、硝酸ナトリウム(1.06g、15.36mmol)の水(2.5mL)溶液を一滴ごと加えた。それからその混合物を−10℃にて90分間攪拌した。このジアゾ化反応が進行中の間、氷酢酸(16ml)を含む第二のフラスコを、二酸化硫黄ガスで10分間飽和させ、そして塩化第1銅(0.278g、2.81mmol)を添加し、続いて混合液が青−緑になるまでさらに二酸化硫黄を添加した。この混合液を10℃に冷却し、そして上述のジアゾ化反応物を25分に渡って部分毎に添加した。得られた混合物を終夜室温まで温めた。それから反応混合物を氷−冷水(100ml)に注ぎ、そして水相を酢酸エチル(4×50ml)で抽出した。その組み合わせた有機抽出物を水(2×50ml)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(4×50ml)、および塩水(3×50ml)で洗浄し、それからNaSOにて乾燥し、そして真空にて濃縮した。得られた暗い赤色のオイルのクロマトグラフィーによる精製(Biotage、グラジエント100:0〜80:20のヘキサン/酢酸エチルで850ml)により、48mgの不純な産物をオレンジ−黄色の半固体として得た。この半固体のヘキサンでの粉砕により、表題化合物(34mg)を薄黄色固体として得た。mp72−73℃。1HNMR(CDCl)δ7.66(dd、1H)、7.44(d、1H)、6.97(d、1H)、4.21(q、2H)、3.96(s、3H)、1.52(t、3H)。13C NMR(CDCl)δ154.3、149.5、135.7、121.7、111.3、109.3、65.1、56.4、14.5。
更なる非限定的例を表1−16に示す。それぞれの表の上部に、その下での例のマクロライドテンプレート構造を示している。テンプレートでの可変部はそれぞれの例において表内に定義している。以下の表は、(1)実施例番号、(2)可変部名(C−2フッ素化の化合物は、表の上部の名窓に2−Fと示している。調製29参照)(名窓中でアスタリスク(*)でリストした化合物は、不特定の絶対配置の一つのジアステレオマーである)、(3)M+1またはM/2([M+2]/2)MSデータ(特に断りがなければ)、(4)CDODでのHNMRスペクトルデータ(特に断りがなければ)、そして(5)テンプレートに先端基試薬を結合させる調製方法は、対照化合物を調製するのに使用される条件を記載している調製番号として示されている。2’−アセテート保護基が存在する場合、その保護基は調製34のステップ3のように最終ステップで除去される。特に示さなければ、化合物はギ酸塩として調製された。
クロマトグラフ精製は典型的には、逆相高速液体クロマトグラフィー(高速液体クロマトグラフィー(RP−HPLC,島津instruments)にてアセトニトリル(0.1%蟻酸)および水(0.1%蟻酸)溶媒系での溶出にて行った。蒸発光散乱検出(An evaporative light scattering detection system)をRP−HPLCにて化合物を可視化し回収プロセスを手助けするために使用した。他の精製はノーマルフェーズ中圧SGC(normal-phase medium pressure SGC)で実施した。
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生物学的特性
上述のように、ケトライド(ketolides)を含むマクロライド類は、多くの例で抗菌活性を有するクラスとして一般的に知られている。本発明に限定されないが、マクロライドはバクテリアのリボゾームのサブユニットに結合してタンパク合成を阻害すると考えられている。本発明は、いずれの理論にも拘束されることはなく、限定されるものではないが、上記のように、少なくとも一般的な用語として、エリスロマイシン、クラリスロマイシン、および他のマクロライドの活性と作用メカニズムは知られている。
いくつかの態様では、本発明の化合物は、広い抗菌活性スペクトラムを示し、および/または種々の感染性ストレインに対して有効である。たとえば標準的なマイクロタイターブロース連続希釈テスト(standard microtiter broth serial dilution test)を使用して、本発明化合物は、耐性種を含むスタフィロコッカスアウレウス(S. aureus)、ストレプトコッカスニューモニエ(S. pneumo.)、モラクセラカタラーリス、ストレプトコッカスピオゲネス(S. pyo.)、およびヘモフィルスインフルエンゼ(H. inf.)のストレインを含む広範な病原性微生物に対して有効なレベルの活性を示すことが明らかとなった。それゆえ、本発明化合物は、たとえばヒトおよぶ動物において病原細菌によって引き起こされる様々な疾患を治療および/または予防するために使用することができる。
ermA、ermB、またはermCの遺伝子を有するバクテリア種は、Erm−メチラーゼによる23SrRNA分子の修飾(メチル化)、それによる全ての3つの抗体クラスのメンバーへの結合が一般的に減少することによって、いくつかのマクロライド類、リンコサミド類(lincosamides)およびストレプトグラミンB(ストレプトグラミン B)抗生物質に対して耐性である。マクロライドエフラックス遺伝子(efflux genes)を有する他の種もまた記載されている。たとえば、msrAはブドウ状球菌のエフラックスシステムの成分をコードし、それはいくつかのマクロライド類およびストレプトグラミン類の侵入を防ぎ、一方mefA/Eはマクロライド類のみを排出するトランスメンブレン蛋白をコードする。マクロライド抗生物質の不活化は、2’−ヒドロキシル(mph)のリン酸化または大環状ラクトンの切断(エステラーゼ)のいずれかによって起き、および仲介されうる。“AcrAB”または“AcrAB−様”は、ストレイン中に内在的に多剤耐性エフラックス(排出)ポンプが存在することを意味する。
バクテリアおよび原生動物病原体に対する活性は、病原体の決められたストレインの生育を阻害する化合物の能力によって示すことができる。本明細書に記載するアッセイには、明らかにされているマクロライド耐性メカニズムの代表的なものを含む、多様な標的病原体種を含むように集められたバクテリアストレインのパネルを含む。スクリーニングパネルを含むバクテリア病原体を以下の表に示す。多くの場合、マクロライド−感受性親株とその親株から得られたマクロライド−耐性株の両方は、耐性メカニズムを回避する化合物の能力のより正確な評価を得るために利用できる。そのアッセイは、マイクロタイタートレイにて実施され、そしてPerformance Standards for Antimicrobial Susceptibility Testing;14th Informational Supplement(M100-S14)(The National Committee for Clinical Laboratory Standards(NCCLS)guidelinesによって発行された。)に従って、解釈される;MICがストレインを比較するために使用される。化合物は、最初はDMSOに40mg/mlのストック溶液として溶解される。表17は、表1〜16の化合物にて得られたデータをリストしている。
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いくつかの態様では、本発明の化合物はまた、MBIで観測されるように推定される薬剤−薬剤相互作用(たとえば推測されるストレインDDI)に関して好ましい特性を示し、それは本発明のいくつかの態様では、共投与されるCYP3A4目的薬剤ミダゾラムのAUCにおいて約4倍またはそれ以下、約3倍またはそれ以下、または約2倍またはそれ以下の増加を予測される。さらに、肺/血漿分配率は、本発明によれば、約10、15、または20以上である。筋肉/血漿分配比は、約1またはそれ以上、約2またはそれ以上、または約2.4またはそれ以上である。
いくつかの態様では、本発明の化合物はマクロライド−抵抗性または多剤薬剤耐性バクテリア種に対して使用することができる。たとえば、いくつかの態様では、本発明の化合物は、ermBのようなメチル化ベースの耐性を含む、耐性ストレプトコッカスピオゲネス種に対して好ましい活性を示す。さらに、いくつかの態様では、この活性はいくつかの知られたケトライド系のものよりも高い。たとえば、クラリスロマイシン−耐性(たとえば、ermBメカニズム)ストレプトコッカスピオゲネスでのインビトロMICは、約8μg/mLまたはそれ以下、4μg/mLまたはそれ以下、2μg/mL、または1μg/mLまたはそれ以下(すなわち、一般的には低いほうがよりよい)。クラリスロマイシン−耐性(たとえば、排出(efflux)メカニズム)ストレプトコッカスニューモニエのインビトロMICは、約0.5μg/mLまたはそれ以下である。いくつかの態様では、本発明の化合物は、ヘモフィルスインフルエンゼ、スタフィロコッカスアウレウス、およびマクロライド−耐性ストレプトコッカスニューモニエに対しても有益または有効である。少なくともそれらの側面において、本発明の化合物は、少なくとも約8、16、32倍またはそれ以上、テリスロマイシンよりも能力が高い。このように、本発明はそのような好ましい特性の利益を利用した化合物の使用を含む。
医薬組成物および使用
本発明は、本発明の化合物(その生理的に許容される塩または溶媒和物、および組成物を含む)の有益または有効量を患者に投与することを含む、ヒトまたは非−ヒト動物体のバクテリア又は原虫感染に対処または治療する(予防を含む)方法に関する。
全身投与の場合、成人ヒトの治療に適用される日々の投与量は、約2〜100mg/kg体重、好ましくは約5〜60mg/kg体重の範囲であってもよく、それは例えば投与ルート、患者の状態、および当業者に知られた他の因子に応じて、1〜4回/日で投与することができる。組成物が投与単位を含む場合、それぞれの単位は約200mg〜1gの活性成分を含むことができる。いくつかの態様では、投与は約300〜430mgQDの範囲である。処置の持続は、本発明のいくつかの側面では、応答の速度によって規定されることができる。
本発明の化合物は、ヒト用または獣医薬としての使用のためのいかなる投与方法用に調剤することができ、そしてそれゆえ本発明はその範囲内に、ヒトまたは獣医薬としての使用に適用される本発明の化合物を含む医薬組成物を含む。そのような組成物は、一つまたはそれ以上の適当な担体または賦形剤とともに、またはそれらを伴わずに、通常の方法で使用のために提供することができる。本発明の組成物は、非経口、静脈内、経口、頬、直腸、局所、インプラント、眼、鼻、または尿生殖器の使用用の形態に調剤されたものを含む。いくつかの好ましい態様では、経口投与が便宜で有効である。投与形態、たとえば経口には、即時、修正、延長、制御または徐放製剤(浸透圧ポンプ等)を含む。
本発明の化合物はまた、一つ以上の状態または生物的ターゲットのための組み合わせ治療を達成するのに望ましい他の活性成分と組み合わせることができる。たとえば、本発明の化合物は他の抗感染薬、またはその有効性または抗感染薬の他の特性を増強する薬剤(例えば、排出阻害剤(efflux inhibitors))と組み合わせることができる。
一般的な定義と記述
本明細書中の見出しおよび小見出しのいずれのセクションも、読者の便宜のためであり、非限定的であることは理解すべきである。たとえば、主題“発明の概要”は何ら特別な意味があるのではなく、そのセクションの置かれる位置の結果にすぎない。
特に断りがなければ、本明細書に使用している文言および用語は当業者に理解される合理的で最も広い意味で解釈されるべきである。加えて、主題(例えば、与えられた分子位置での置換)が多くの可能性から選択される記述および特許請求の範囲では、その記載は引用した基のいずれの各選択肢(subset)をも含む意図である。複数の置換位置または置換基の場合、基または様々な各選択肢(subset)の組合せが含まれる。
特に断りがなければ、エリスロマイシン−ベースのマクロライド炭素は、以下に示す番号付け協定によって特定される:
Figure 0004111994
特に明かであるか示されていなければ、本発明の化合物および特許請求の範囲中の用語“化合物”は、特に文脈上明記されているかを問わず、製剤的に許容される塩または溶媒和物、およびアモルファスまたは結晶形、または互変異性体を含む。同様に、その表現は当該化合物を含む物質または組成物をも含みうるオープンなものである(例えば、化合物のラセミ混合物の塩、互変異性体、エピマー、ステレオアイソマー、不純な混合物などを含む組成物)。
本明細書で使用される用語“製剤的に許容される塩”は、特に示されていなければ、本発明化合物で存在することができる酸性基または塩基性基の塩を含む。性質として塩基性の化合物は、様々な無機および有機酸との塩を形成することができる。そのような塩基性化合物の製剤的に許容される酸付加塩を調製することに使用することができる酸は、非毒性の酸付加塩を形成する酸である。形成することができる化合物は、例えば硫酸塩、リン酸塩、クエン酸塩、酢酸塩、トシレート、コハク酸塩、ベシレート、メシレート、乳酸塩、および塩酸塩である。塩基性塩、一塩基性であっても二塩基であってもよい。
本発明の化合物は、不斉中心を有し、それゆえ異なった鏡像異性およびジアステレオ異性形で存在することができる。本発明は、すべての光学異性体および立体異性体、およびそれらの混合物をいずれの割合においても含み、そしてそれはすべての医薬組成物および治療方法に適用することができ、それらを含むことができる。本明細書では特定の化合物を特定の立体配置で示しているが、キラル中心での逆の立体化学を有する化合物またはそれらの混合物も含まれる。本発明はさらに、化合物のすべてのEおよびZ配置を含む。これらは、混合物として、またはいずれかの成分をいかなる割合で含むものとして存在することができる。ある位置での立体化学が示されていない場合には、それはいずれの配置またはあらゆる比での混合物を含む意図である。
本発明の化合物は製剤的に許容される誘導体またはそれらのプロドラッグを含む。“製剤的に許容される誘導体またはプロドラッグ”は、いずれの製剤的に許容される塩、エステル、エステルの塩または化合物の他の誘導体であって、受容体に投与され、本発明の化合物または代謝物またはその残渣(residue)を(直接または間接に)提供することができることを意味する。本発明の特に好ましい誘導体およびプロドラッグは、化合物が患者に投与されたときに化合物のバイオアベイラビリティーが増加し(例えば、経口投与された化合物をより速やかに血中に吸収されるようにすることによって)、与えられた生物的部分への親化合物の送達を高め、インジェクションによる投与を可能とする溶解性の向上、代謝を変えるまたは排出速度を変える化合物である。
本発明は、一つまたはそれ以上の水素、炭素または他の原子がその異なった放射性同位体によって置換された化合物を含む。その様な化合物は、代謝薬力学的研究および結合アッセイにおける研究および診断ツールとして有効である。
用語“置換された”および本発明の式に含まれる置換基は、与えられた構造中の、特定された基でのかまたは特定されていなければ化学的に可能ないずれかの基での、一つまたはそれ以上の水素基の置換を意味する。与えられた構造の一つ以上の位置で、特定された基から選択される一つ以上の置換基で置換されることができる場合、その置換基は特に断りがなければ、それぞれの位置(独立的に選択される)で同じであっても異なっていてもよい。ある場合には、与えられた構造の2つの置換基は一つの共有される置換基で置換されていてもよい。当業者が理解できるように、化学的に不可能なまたは高度に不安定な構造は望ましくないか、意図していないことは理解すべきである。
特に断りがなければ、本明細書で記載されている置換基、2価基または他の基は、対象分子の適当な位置のいずれかを通して結合されていてもよい。たとえば、用語“インドリル”は、1−インドリル、2−インドリル、3−インドリル等を含む。
ある基の炭素含量を記載するための決めごとは、“(C−C)”または“C−C”が“a”〜“b”炭素原子のいずれかの数含むことを意味する。
本明細書で使用される用語“何もない(absent)”は、特に断りがなければ、たとえば“−R−が何もない”)は2価基Rは何も原子がないことを意味し、単に隣接する原子間に単結合があることを意味する構造多様性を述べるために使用される。
本明細書で使用される用語“アルキル”は、特に断りがなければ、サイクリック(“シクロアルキル”少なくとも3環原子)、直鎖および/または分岐鎖を有する、飽和一価炭化水素基を意味する。本明細書で使用される用語“Me”は、特に断りがなければ、メチルを意味する。本明細書で使用される用語“Et”は、特に断りがなければ、エチルを意味する。本明細書で使用される用語“Pr”は特に断りがなければイソプロピルを含むプロピルを意味する。
本明細書で使用される用語“アルケニル”は、特に断りがなければ、少なくとも一つの炭素−炭素2重結合を含む、直鎖、4位以上の環原子の場合はサイクリック、または分岐鎖の炭化水素基を意味する。アルケニル基の例には、エテニル、E−およびZ−プロペニル、イソプロペニル、E−およびZ−ブテニル、E−およびZ−イソブテニル、E−およびZ−ペンテニル、E−およびZ−ヘキセニル、E,E−、E,Z−、Z,E−、Z,Z−ヘキサジエニ等が含まれる。
本明細書で使用される用語“アルキニル”は、特に断りがなければ、少なくとも一つの炭素−炭素3重結合を含む、直鎖または分岐鎖炭化水素基を意味する。アルケニルの例には、エチニル、E−およびZ−プロピニル、イソプロピニル、E−およびZ−ブチニル、E−およびZ−イソブチニル、E−およびZ−ペンチニル、E、Z−ヘキシニル等が含まれる。
本明細書で使用される用語“アルコキシ”は、特に断りがなければ、−O−アルキル、−O−アルケニル、または−O−アルキニルを意味する。
本明細書で使用される用語“アルカノイル”は、特に断りがなければ、−C(O)−アルキル、−C(O)−アルケニル、または−C(O)−アルキニルを意味する。
用語“芳香族性”は、4n+2pi(nは整数)電子を含む平面環システムを含む。
本明細書で使用される用語“アリール”は、特に断りがなければ、環システムに炭素原子のみを含む完全に芳香性の基を意味する。非限定的な例には、フェニル、ナフチルおよびアントラセニル(anthracenyl)が含まれる。
本明細書で使用される用語“炭素環”は、特に断りがなければ、環に炭素原子のみを含み、芳香性のない環システムを意味する。炭素環基は、アリールまたは非−アリールであってもよく、ここで非−アリールには飽和および不飽和環および芳香性および/または非−芳香性部分を有する環システムを含む。炭素環の例は、フェニル、ナフチル,シクロヘキセニルおよびインデニルを含む。用語“4−10員炭素環”は、4〜20環原子を有する化学的に可能な単環および縮合2環炭素環を意味する。これには、たとえばシクロペンタニルおよび上述の炭素環を含む。同様に、“4−6員炭素環”は、4〜6環炭素を有する単環炭素環環システムを意味し、そして“9−10員炭素環”は9〜10の環炭素を有する縮合2環炭素環環システムを意味する。
本明細書で使用される用語“ヘテロアリール”は、特に断りがなければ、環システムに少なくとも一つのヘテロ原子を含む完全に芳香族性の基を意味する。ヘテロアリールには、たとえば5と6員単環(ピラジニルおよびピリジニルのような)、および9と10員の縮合2環システム(キノリニルのような)が含まれる。他のヘテロアリールの例には、キノリン−4−イル、7−メトキシ−キノリン−4−イル、ピリジン−4−イル、ピリジン−3−イル、およびピリジン−2−イルが含まれる。ヘテロアリールの他の例には、ピリジニル、イミダゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピラジニル、テトラゾリル、フラニル、チエニル、イソキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソチアゾリル、ピロリル、キノリニル、イソキノリニル、インドリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾフラニル、シンノリニル、インダゾリル、インドリジニル、フタラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、イソインドリル、プテリジニル、プリニルオキサジアゾリル,チアジアソリル、フラザニル、ベンゾフラザニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾキサゾリル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチリジミル、フロピリジニル等が含まれる。5−6員ヘテロアリールの例には、チオフェニル、イソキサゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,3−チアジアソリル、1,2,4−トリアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,3,4−チアジアソリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,2,5−チアジアソリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−トリアジニル、1,3,5−トリアジニルなどが含まれる。
本明細書で使用される用語“ヘテロ環”は、特に断りがなければ、少なくとも一つのN、OまたはSを含む環システムで、ヘテロアリール等であってもよいものを意味する。非−アリールヘテロ環基には、飽和および不飽和系を含み、それらの環システムに4原子のみを有する基も含む。ヘテロ環基は、ベンゾ−縮合環システムおよび一つまたはそれ以上のオキソで置換された環システムを含む。環硫黄という表現は、可能である場合の硫化物、スルフォキシドまたはスルホンを含む意で理解されるべきである。ヘテロ環基もまた部分的に不飽和または完全飽和の4−10員環システムを含み、たとえばサイズとして4〜8原子の単環および2環システムであり、非芳香環に縮合した芳香6員アリールまたはヘテロアリール環を含む。同様に含まれるものには、5−6員ヘテロアリーるを含む4−6員環システム(“4−6員ヘテロ環”)を含み、アゼチジニルおよびピペリジニルのような基を含む。ヘテロ環は、可能な場合にヘテロ原子に結合したものであってもよい。たとえば、ピロールから誘導される基は、ピロール−1−イル(N−結合)またはピロール−3−イル(C−結合)である。他のヘテロ環には、イミダゾ(4,5−b)ピリジン−3−イルおよびベンゾイミダゾール−1−イルが含まれる。
ヘテロ環基の例には、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ピペリジノ、モルフォリノ、チオホルフォリノ、チオキサニル、ピペラジニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ホモピペリジニル、オキセパニル、チエパニル、オキサゼピニル、ジアゼピニル、チアゼピニル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジニル、2−ピロリニル、3−ピロリニル、インドリニル、2H−ピラニル、4H−ピラニル、ジオキサニル、1,3−ジオキソラニル、ピラゾリニル、ジチアニル、ジチオラニル、ジヒドロピラニル、ジヒドロチエニルジヒドロフラニル、ピラゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、3−アザビシクロ[4.1.0]ヘプタニル、3H−インドリル、キノリジニル等が含まれる。
ヘテロ環または炭素環−置換環には、たとえば2−フェニル−チアゾール−5−イル、2−ピリジン−3−イル−チアゾール−4−イル、4−フェニル−イミダゾール−1−イル、および4−ピリジン−3−イル−イミダゾール−1−イルが含まれる。
用語“9−10員ヘテロ環”は、5、6または6、6の2環ヘテロ環システムで、飽和、不飽和、または芳香であってもよい系をいう。用語“9−10員縮合2環ヘテロ環”はまた、フェニル縮合の一つの5または6員ヘテロ環基をもいう。例示には、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、インドリル、ベンゾキサゾリル、3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジニル,−ジヒドロフタジニル、1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−1−イル、イミダゾ[4,5−b]ピリジル、1,3ベンゾ[1,3]ジオキソリル、2H−クロマニル、イソクロマニル、5−オキソ−2,3−ジヒドロ−5H−[1,3]チアゾロ[3,2−a]ピリミジル、1,3−ベンゾチアゾリル、1,4,5,6テトラヒドロピリダジル、1,2,3,4,7,8ヘキサヒドロプテリジニル、2−チオキソ−2,3,6,9−テトラヒドロ−1H−プリン−8−イル、3,7−ジヒドロ−1H−プリン−8−イル、3,4−ジヒドロピリミジン−1−イル、2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシニル、ベンゾ[1,3]ジオキソリル、2H−クロメニル、クロマニル、3,4−ジヒドロフタラジニル、2,3−ジヒドロ−1H−インドリル、1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル、2,4,7−トリオキソ−1,2,3,4,7,8−ヘキサヒドロプテリジニル、チエノ[3,2−d]ピリミジニル、4−オキソ−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジニル、1,3−ジメチル−6−オキソ−2−チオキソ−2,3,6,9−テトラヒドロ−1H−プリニル、1,2−ジヒドロイソキノリニル、2−オキソ−1,3−ベンゾキサゾリル、2,3−ジヒドロ−5H−1,3−チアゾロ[3,2−a]ピリミジニル、5,6,7,8−テトラヒドロ−キナゾリニル、4−オキソクロマニル、1,3−ベンゾチアゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾトリアゾリル、プリニル、フリルピリジル、チオフェニルピリミジル、チオフェニルピリジル、ピロリルピリジル、オキサゾリルピリジル、チアゾリルピリジル、3,4−ジヒドロピリミジン−1−イル、イミダゾリルピリジル、キノリル(quinoliyl)、イソキノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチリジミル、ピラゾリル[3,4]ピリジン、1,2−ジヒドロイソキノリニル、シンノリニル、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル、4,5,6,7−テトラヒドロ−ベンゾ[b]−チオフェニル−2−イル、1,8−ナフチリジミル、1,5−ナフチリジニル、1,6−ナフチリジミル、1,7−ナフチリジニル、3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン、4,8−ジヒドロキシ−キノリニル、1−オキソ−1,2−ジヒドロ−イソキノリニル、4−フェニル−[1,2,3]チアジアゾリルなどが含まれる。
環システムのサイズは、環システム中にxからyの原子を有することができることを意味する“x−y員”という形式で環原子の数に従って記載することができる。環システムには縮合環を含むことができる。たとえば、用語“9−10員炭素環”は、5、6または6、6縮合2環炭素環システムで、飽和、不飽和、または芳香であってもよい系をいう。それはまた、フェニル縮合の一つの5または6員飽和または不飽和の炭素環基をもいう。そのような基の例は、ナフチル、1,2,3,4テトラヒドロナフチル、インデニル、インダニル等を含む。特に言及または示さなければ、記載した環システムは非置換である。
本明細書で使用される用語“ハロ”または“ハロゲン”は、特に断りがなければ、フルオロ、クロロ、ブロモまたはイオドを含む。好ましいハロ基はフルオロである。
用語“保護基”は、機能的な基(functional group)に結合することができ、そしてのちに完全な機能基を現すために除去される適当な化学基である。さまざまな機能的な基のための保護基の例は、T. W.greeneおよびP.g.m. Wutsによる、Protective groups in Organic Synthesis、2d Ed.、John WileyおよびSons(1991およびその後の版);L. FieserおよびM. FieserによるFieser and Fieser’s Reagents for Organic Synthesis、 John Wiley およびSons(1994);およびL. Paquette編Encyclopedia of Reagents for Organic Synthesis、 John WileyおよびSons(1995)に記載されている。本明細書で使用される用語“ヒドロキシ保護基”は、特に断りがなければ、Ac、CBZ、およびGreene中で言及されている基を含む当業者に知られた様々なヒドロキシ保護基を含む。
本発明の化合物を使用する文脈で使用されている用語“治療する(treat)”、“治療(treatment)”、“治療する(treating)”は、特に断りがなければ、そのような用語が適用される疾患または状態、またはそのような疾患または状態のひとつまたはそれ以上の症状の進展を抑制する、緩和する、阻害する、または部分的にまたは完全に予防することを意味する。“予防”は、感染が起こる前に治療することを意味する。
用語“医薬組成物”は、患者に有効に適用するために適当ないずれかの形態での活性化合物、たとえば本発明化合物と少なくとも一つの製剤的に許容される担体との混合物をいう。
用語“製剤的に許容される”は、医薬組成物中で化合物とともに患者に投与することができる物質をいう。前記担体は、化合物の生理的活性を壊してはならず、治療的有効量の化合物を送達するに十分な投与量を投与するときに非毒性でなければならない。
略号:特に示さなければ、以下の略号は本明細書を通して適用される:
Ac:アセチル
AUC:時間曲線下面積
Bn:ベンジル
Bz:ベンゾイル
Bzh:ベンズヒドリル
BOC:tert−ブチルオキシカルボニル
CBZ:ベンジルオキシカルボニル
CDI:カルボニルジイミダゾール
DAST:(ジエチルアミノ)サルファートリフルオリド
DBU:1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]]ウンデカ−7−エン
DCM:ジクロロメタン
DIEA:ジイソプロピルエチルアミン
DMAP:ジメチルアミノピリジン
DMF:ジメチルホルムアミド
DMSO:ジメチルスルホキシド
EDC:1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドハイドロクロライド
eq.:当量
EtOAc:酢酸エチル
EtOH:エタノール
HCl:塩酸
HOBT:N−ヒドロキシベンゾトリアゾール
HPLC:高速液体クロマトグラフィー
IBX:1−ヒドロキシ−1,2−ベンゾイオゾキソル−3(1H)−オン1−オキシド
IPA:イソプロピルアルコール
IPE:ジイソプロピルエーテル
KHMDS:ポタジウムヘキサメチルジシラジド
LCMS:液体クロマトグラフィー質量分析法
MeCN:アセトニトリル
MeOH:メタノール
MIC:最小発育阻止濃度
MS:マススペクトロメトリー。すべてのサンプルは、LCMS−エレクトロスプレー(アセトニトリル、水、蟻酸混合液を使用したグラジエント溶出)またはプローブAPCI法のいずれかにて解析した。
NaHCO:炭酸水素ナトリウム
NaSO:硫酸ナトリウム
NHOH:28−30%の濃縮水酸化アンモニウム水溶液
NMP:N−メチルピロリジノン
NMR:核磁気共鳴スペクトル。すべてのサンプルは400mHz(Varianインスルメンツ)で測定した。
PCR:ポリメラーゼ連鎖反応
RP−HPLC:逆相高速液体クロマトグラフィー
RT:室温または約室温
SGC:シリカゲルクロマトグラフィー
TEA:トリエチルアミン
TFA:トリフルオロ酢酸
THF:テトラヒドロフラン

Claims (20)

  1. 式の化合物:
    Figure 0004111994
    ここで:
    二価基は、何もない、>CHまたは>C(CH)Hであり;
    二価基は、−C(O)(CH−、−S(O)(CH−、−S(O)N(R)−、−(C(R)(R))−、−C(O)O(CHR20、または−C(O)N(R)−であり、ここでmは0〜3の整数であり;
    二価基は、>C(O)、>CH(OC(O)R14)、>CH(OC(O)N(R14)R15)、>CH(OC(O)OR15)、>CH(OC(O)CH(N(R14)R15)(CR Ar)、>CH(OC(O)CH(N(R14)R15)R14)、>CH(OC(O)C(=NOR14)(CR Ar)、>CH(OC(O)C(=NOR14)R14)、>CH(OC(O)(CR Ar)、>CH(OC(O)(CRN(CR Ar)R14)、または:
    Figure 0004111994
    ここでnは、0〜5の整数であり;
    二価基は、>Oまたは>NR10であり、ただし二価基が>C(O)でないときは二価基は>Oであり;
    二価基は、>C(O)、−C(O)NH−、−NHC(O)−、>CH(N(R)R)、>C(=NC(O)R19)、または>C(=NOR19)であり;
    二価基は、−(C(R)(R))−であり、ここでxは0〜5の整数であり;
    二価基は、−(C(R)(R))−であり、ここでyは0〜5の整数であり;ただしx+yの合計は1〜5であり;
    は、H、OH、F、または(C−C)アルキルであり、ただし二価基が何もないときRはHであり;
    は、HまたはArであり;
    は、(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル,または(C−C)アルキニルであり、それらのいずれもArによって置換されていてもよく;
    はHまたはFであり、但し二価基が>C(O)でないときRはHであり;
    基およびR20基のそれぞれは、独立的に(C−C)アルキルであり;
    およびRのそれぞれは、独立的にH、(C−C12)アルキル、(C−C12)アルケニル,または4−6員ヘテロ環であり;ここでHを除いてそれらのいずれも1〜3のグループS置換基によって置換されていてもよく;独立的にここで前記(C−C12)アルキルおよび(C−C12)アルケニルはその1〜2の炭素が独立的にグループT二価基によって置き換えられていてもよく;そして独立的に一つまでのR/Rペアは、それらが結合している炭素とともに3〜8員炭素環を形成してもよく;但し、RとR基のトータル2以下がH以外であり;
    は、独立的にH、(C−C)アルキル、−C(O)(C−C)アルキル、または−S(O)(C−C)アルキルであって、Hを除いてそれらのいずれも1〜3のグループS置換基によって置換されていてもよく;
    はHまたは(C−C)アルキルであり、それは1〜3のグループS置換基によって置換されていてもよく;
    10基はHまたは(C−C)アルキルであり;
    11およびR12のそれぞれは、独立的に(a)H、(C−C12)アルキル、(C−C12)アルケニル、(C−C12)アルキニルであり、Hを除いてそれらのいずれも一つの炭素は−NH−、−N(CH)−、−N(4−10員炭素−またはヘテロ環)、−O−、−S−、−S(O)−,または−S(O)−によって置き換えられていてもよく、ここで前記R11およびR12は、それらが結合している原子とともに3〜8員環を形成することができ、または(b)9−10員ヘテロ環、9−10員炭素環、4−6員ヘテロ環,または4−6員炭素環であり、ここでHを除いて,(a)または(b)のいずれも1〜3の:F、Cl、OH、(C−C)アルコキシ、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルコキシ、オキソ、(C−C)アルキル、ハロ−置換(C−C)アルキル,または(C−C)アルコキシ−(C−C)アルキルで置換されていてもよく;
    13およびR16基のそれぞれは、独立的にH、−C(O)(C−Cアルキル)、−C(O)Ar、(フェニル)(C−Cアルキル)−Si、または(C−Cアルキル)−Siであり;
    14およびR15基のそれぞれは、独立的にHまたは(C−C10)アルキルであり;それらのアルキルは1〜3のグループS置換基によって置換されていてもよく;独立的にここでアルキルの1〜2の炭素はグループT二価基によって置き換えられていてもよく;そして独立的にここでそれぞれのR14/R15ペアはそれらが結合している原子とともに3〜8員環を形成することができ;
    17基はOR19、−C(O)(C−Cアルキル)、または−C(O)(4−10員炭素−またはヘテロ環)であり;
    19は、H、4−10員炭素−またはヘテロ環、−(C−C)アルキル,または−(C−C)アルキル−(4−10員炭素−またはヘテロ環)であり、それらのいずれも−NH−、−N(CH)−、−N(4−10員炭素−またはヘテロ環)、−O−、−S−、−S(O)−,または−S(O)−で置き換えられる一つのアルキル炭素を有することができ;そしてそれらはHを除いて1〜3の:F、Cl、OH、(C−C)アルコキシ、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルコキシ、オキソ、(C−C)アルキル、ハロ−置換(C−C)アルキル,または(C−C)アルコキシ−(C−C)アルキルで置換されていてもよい;
    およびRのそれぞれは、独立的にHまたは(C−C)アルキルであり;ここで、前記アルキルは1〜3のグループS置換基によって置換されていてもよく;独立的にここでアルキルの1〜2の炭素はグループT二価基よって置き換えられていてもよく;そして独立的にそれぞれのR/Rペアはそれらが結合している炭素とともに3〜10員環を形成することができ;
    基のそれぞれは、独立的にH、F、Cl、(C−C)アルキル、ヒドロキシ、(C−C)アルコキシ,またはCNであり、但し二価基のxが2〜5であるとき一つのR基だけがH以外であり;
    一つまでのR基と一つのR基が環が2環を形成するように、橋渡しのシングル炭素−炭素結合または橋渡しの(C−C)アルキル二価基を形成する場合を除いて、それぞれのRとR基はHであり;
    それぞれのArは独立的に(a)9−10員ヘテロ環、(b)9−10員炭素環、(c)4−6員ヘテロ環、または(d)4−6員炭素環であり、ここで(c)または(d)は4−6員ヘテロ環または4−6員炭素環によって置換されていてもよいく;ここで前記 環システムのいずれも、1〜3のグループS置換基で置換されていてもよく;
    グループS置換基は:ニトロ、ハロ、ヒドロキシ、CF、OCF、OCHF、CHF、CN、CHO、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルコキシ、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルキル、オキソ、(C−C10)アルカノイル、(C−C10)アルキル、(C−C10)アルケニル、(C−C10)アルキニル、4−10員ヘテロ環または炭素環、ヒドロキシ−置換(C−C)アルキル、−C(O)R11、−C(O)(4−10員ヘテロ環)、−C(O)(4−10員炭素環)、−C(O)(4−10員ヘテロ環)、−O(4−10員炭素環)、−O(4−10員ヘテロ環)、−C(O)(4−10員炭素環)、−C(O)OR11、−OC(O)R11、−C(O)NR1112、−OC(O)NR1112、−NR1112、−SONR1112、−S(O)11であり、ここでpは0〜2であり,そして(C−C10)アルコキシはCNで置換されていてもよくここで前記ヘテロ環および炭素環基のいずれもCl、F、(C−C10)アルキル、(C−C10)アルコキシ、オキソ、またはCNによって置換されていてもよく;
    グループT二価基は:−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−N((C−C)アルキル)−、−NH−、−C(O)−、−OC(O)−、−C(O)O−、−N(Ar)−、および−OC(O)O−である。
  2. 請求項1の化合物であって、ここで:
    二価基は何もないかまたは−CH−であり;
    二価基は−CH(R)−、−C(O)O−、−C(O)N(R)−、−C(O)(CH−、−S(O)(CH−であり、ここでmは0〜2であり;
    二価基は>C(O)であり;
    二価基は>Oであり;
    二価基は>C(O)または>C(=NOR19)であり;
    二価基は−(CH−であり;ここでxは0〜4であり;二価基は−(CH−であり、ここでyは0〜4であり;但しx+yの合計は2〜4であり;
    はH、OH,またはメチルであり;
    それぞれのR11とR12は独立的にH、(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル,または(C−C)アルキニルであり、それはHを除いて1〜2の:Cl、F、OH、(C−C)アルコキシ、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルコキシ、オキソ、(C−C)アルキル、ハロ−置換(C−C)アルキル、または(C−C)アルコキシ−(C−C)アルキルで置換されていてもよく;
    13はHであり;
    19はHまたは1〜3の酸素原子が介在することができる(C−C)アルキルで、後者は独立的に4−10員炭素またはヘテロ環によって置換されていてもよく;
    それぞれのArは独立的に(a)9−10員ヘテロ環、(b)9−10員炭素環、(c)4−6員ヘテロ環,または(d)4−6員炭素環であり、ここで(c)または(d)は4−6員ヘテロ環または4−6員炭素環で置換されていてもよく;ここで前記環システムは1〜2のCF、OCF、OCHF、CHF,ニトロ、Cl、F、Br、ヒドロキシ、(C−C)アルキル、CN、CHO、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルコキシ、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルキル、オキソ、(C−C)アルカノイル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、ヒドロキシ−置換(C−C)アルキル、−C(O)R11、−OC(O)R11、−C(O)OR11、C(O)N(R11)R12−、−OC(O)N(R11)R12−、−NHC(O)R11、−N(R11)R12、−N(R11)SO12、−SON(R11)R12、−S(O)11(ここでpは0〜2であり)、またはCNで置換されていてもよい(C−C)アルコキシで置換されていてもよい。
  3. 請求項1または2の化合物であって、ここで:
    二価基は>CH(R)、−C(O)O−、−C(O)N(R)−、−C(O)(CH−、−S(O)(CH−であり、ここでmは0〜2であり;
    二価基は>CH(OC(O)R14)、>CH(OC(O)N(R14)R15)−、>CHOC(O)OR15、>CHOC(O)CH(N(R14)R15)((CR Ar)、>CHOC(O)CH(N(R14)R15)R14、>CHOC(O)C(=NOR14)((CR Ar)、>CHOC(O)C(=NOR14)R14、>CHOC(O)(CR Ar)、または下式であり:
    Figure 0004111994
    二価基は>Oであり;
    二価基は>C(O)または>C(=NOR19)であり;
    二価基は−(CH−であり、ここでxは0〜4であ;二価基は−(CH−であり、ここでyは0〜4であり;そしてここでx+yの合計は2〜4であり;
    はH、OH,またはメチルであり;
    は(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル、または(C−C)アルキニルであり、それらのいずれもArで置換されていてもよく;
    11およびR12のそれぞれは、独立的にH、(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル、または(C−C)アルキニルであり;
    13およびR16はともにHであり;
    14およびR15のそれぞれは、独立的にHまたは1〜3のメチレンユニットがO、S、S(O)、S(O)、C(O)、またはNHで置換されていてもよい(C−C)アルキルであり;独立的にそれぞれのR14/R15ペアはそれらが結合している原子とともに3〜8員環を形成することができ、そして前記3〜8員環はArによってまたは1〜2のグループS置換基で置換されていてもよく;
    19は、Hまたは1〜3の酸素原子が介在することができる(C−C)アルキルで、独立的に4−10員炭素またはヘテロ環によって置換されていてもよく;および
    前記グループS置換基は:ニトロ、Cl、F、Br、CF、OCF、OCHF、CHF、ヒドロキシ、(C−C)アルキル、CN、CHO、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルコキシ、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルキル、オキソ、(C−C)アルカノイル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、ヒドロキシ−置換(C−C)アルキル、−C(O)R11、−OC(O)R11、−C(O)OR11、C(O)N(R11)R12−、−OC(O)N(R11)R12−、−NHC(O)R11、−N(R11)R12、−N(R11)SO12、−SON(R11)R12、−S(O)11(ここでpは0〜2である)、およびCNにとって置換されていてもよい(C−C)アルコキシである。
  4. 請求項1または2の化合物であって、ここで:
    二価基は>CH(R)であり;
    二価基は>C(O)であり;
    はメチルであり;
    はエチルであり;
    はH、またはOHあるいは(C−C)アルコキシで置換されていてもよい(C−C)アルキルである。
  5. 請求項1、2または4の化合物であって、ここで:
    二価基は何もないかメチレンであり;
    二価基は−(CH−であり、ここでXは0〜3であり;
    二価基は−(CH−であり、ここでYは0〜3であり;そしてここでX+Yの合計は2〜3であり;
    はHであり;そして
    はHまたは(C−C)アルキルである。
  6. 請求項1、2、4または5の化合物であって、ここで:
    二価基は何もなく;;
    は(a)9−10員ヘテロ環または炭素環、または(b)4−6員ヘテロ環または炭素環であり、ここで(b)は4−6員ヘテロ環または炭素環で置換されていてもよく;そしてRは1〜2の:SO11、ヒドロキシ−置換(C−C)アルキル、(C−C)アルキル、CN、CHO、ニトロ、F、Cl、Br、CF、OCF、OCHF、CHF、ヒドロキシ、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルコキシ、オキソ、(C−C)アルカノイル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル,またはCNで置換されていてもよい(C−C)アルコキシで置換されていてもよい;そして
    はHまたはメチルである。
  7. 請求項1、2または4〜6のいずれか一項の化合物であって、ここで
    二価基およびはともにメチレンであり;そして
    は、(a)9−10員ヘテロ環、または(b)5−6員ヘテロ環または炭素環であり、ここで(b)は5−6員ヘテロ環または炭素環で置換されていてもよく、そしてここでRは1〜2の:SO11、ヒドロキシ−置換(C−C)アルキル、(C−C)アルキル、CN、CHO、Br、Cl、F、CF、OCF、OCHF、CHF、ニトロ、ヒドロキシ、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルコキシ、オキソ、(C−C)アルカノイル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル,またはCNで置換されていてもよい(C−C)アルコキシで置換されていてもよい。
  8. 請求項1、2、または4〜7のいずれか一項の化合物であって、ここで:
    は1〜3のヘテロ原子を含む9−10員ヘテロアリールであり、それは1〜2の:SO11、ヒドロキシ−置換(C−C)アルキル、(C−C)アルキル、CN、CHO、Cl、F、CF、ニトロ、ヒドロキシ、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルコキシ、オキソ、(C−C)アルカノイル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、またはCNで置換されていてもよい(C−C)アルコキシで置換されていてもよい。
  9. 請求項1、2、または4〜8のいずれか一項の化合物であって、ここで:
    は、キノリニル、イソキノリニル、キナゾリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、1,5−ナフチリジミル、1,6−ナフチリジミル、1,7−ナフチリジミル、1,8−ナフチリジミル、シンノリニル、フタラジニル、ピリド[2,3−b]ピラジニル、ピリド[3,4−b]ピラジニル、ピリド[3,2−b]ピラジニル、ピリド[2,3−d]ピリミジニル、ピリド[2,3−c]ピリダジニル、ベンズイミダゾリル、インドリル、インダゾリル、1H−ベンゾトリアゾリル、1H−ピロロ[3,2−b]ピリジニル、1H−ピロロ[3,2−c]ピリジニル、1H−ピロロ[2,3−c]ピリジニル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル、1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジニル、3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジニル、1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジニル、1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジニル、1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジニル、ピラゾロ[1,5−a]ピリジニル、イミダゾ[1,5−a]ピリジニル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、ピロロ[1,2−a]ピリジニル、ピロロ[1,2−a]ピラジニル、ピロロ[1,2−c]ピリミジニル、ピロロ[1,2−b]ピリダジニル、ピロロ[1,5−a]ピリミジニル、イミダゾ[1,5−a]ピリミジニル、イミダゾ[1,2−a]ピリミジニル、ベンゾ[d][1.3]ジオキソリル,または1H−インデン−2(3H)−スルホニルであって、それらのいずれも1〜2の(C−C)アルキル、CN、CHO、Cl、F、CF、ニトロ、ヒドロキシ、オキソ、(C−C)アルカノイル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル,または(C−C)アルコキシで置換されていてもよい。
  10. 請求項1または2の化合物であって、ここで:
    二価基は>SOであり;
    二価基は>C(O)であり;
    はメチルであり;および
    はエチルである。
  11. 請求項10の化合物であって、ここで:
    二価基は何もないかメチレンであり;
    二価基は−(CH−であり、ここでXは0〜3であり;
    二価基は−(CH−であり、ここでYは0〜3であり;そしてここでX+Yの合計は2〜3であり;そして
    はHであり;そして
    は(a)9−10員ヘテロ環、または炭素環、または(b)4−6員ヘテロ環または炭素環であり、ここで(b)は4−6員ヘテロ環または炭素環で置換されていてもよく;そしてRは1〜2の:SO、ヒドロキシ−置換(C−C)アルキル、(C−C)アルキル、CN、CHO、Br、Cl、F、CF、OCF、OCHF、CHF、ニトロ、ヒドロキシ、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルコキシ、オキソ、(C−C)アルカノイル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、またはCNで置換されていてもよい(C−C)アルコキシで置換されていてもよい。
  12. 請求項10または11の化合物であって、ここで:
    二価基は何もなく;;
    二価基およびはともにメチレンであり;そして
    は(a)9−10員ヘテロ環、または(b)5−6員ヘテロ環または炭素環であり、ここで(b)は5−6員ヘテロ環または炭素環で置換されていてもよく、そしてここでRは1〜2の:SO、ヒドロキシ−置換(C−C)アルキル、(C−C)アルキル、CN、CHO、Br、Cl、F、CF、OCF、OCHF、CHF、ニトロ、ヒドロキシ、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルコキシ、オキソ、(C−C)アルカノイル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル,またはCNで置換されていてもよい(C−C)アルコキシで置換されていてもよい。
  13. 請求項10〜12のいずれか一項の化合物であって、ここで:
    は1〜3のヘテロ原子を含む9−10員ヘテロアリールであり、それは1〜2の:SO11、ヒドロキシ−置換(C−C)アルキル、(C−C)アルキル、CN、CHO、Cl、F、CF、ニトロ、ヒドロキシ、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルコキシ、オキソ、(C−C)アルカノイル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、またはCNで置換されていてもよい(C−C)アルコキシで置換されていてもよい。
  14. 請求項10〜12のいずれか一項の化合物であって、ここで
    は、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、キノキサリニル、キナゾリニル、1,8−ナフチリジミル、1,7−ナフチリジミル、1,6−ナフチリジミル、1,5−ナフチリジミル、フタラジニル、ベンゾ[d]チアゾリル、2,1,3−ベンゾチアジアゾール−2,2−ジオキシジル、ベンゾ[c][1,2,5]オキサジアゾリル、ベンゾ[d]イソオキサゾリル、ベンゾ[d]オキサゾリル、ベンゾ[d]イソチアゾリル、イミダゾ[2,1−b]チアゾリル、5−フェニルチアゾリル、2−フェニル−1,3,4−チアジアソリル、4−フェニルチアゾリル、4−フェニル−1,2,3−チアジアソリル、5−フェニルオキサゾリル、2−フェニル−1,3,4−オキサジアゾリル、5−フェニル−1,2,4−オキサジアゾリル、3−フェニル−1,2,4−オキサジアゾリル、1−フェニル−1H−ピラゾリル、4−フェニル−4H−1,2,4−トリアゾリル、1−フェニル−1H−1,2,4−トリアゾリル、2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ピリジニル、2−(1H−ピラゾール−1−イル)ピリジニル、2−(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)ピリジニル、1H−インダゾリル、1,3−ジヒドロベンゾ−2,2−ジオキソ[c]チオフェニル、4−(2−オキソオキサゾリジン−3−イル)フェニル,または2H−インダゾリルであり、それらのいずれも1〜2の(C−C)アルキル、CN、CHO、Cl、F、CF、ニトロ、ヒドロキシ、オキソ、(C−C)アルカノイル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル,または(C−C)アルコキシで置換されていてもよい。
  15. 請求項1または2の化合物であって、ここで:
    二価基は何もないかメチルであり;
    二価基は>C(O)、−C(O)N(R)−,または−C(O)O−であり;
    二価基は>C(O)であり;
    二価基は−(CH−であり、ここでXは0〜3であり;
    二価基は−(CH−であり、ここでYは0〜3であり;そしてここでX+Yの合計は2〜3であり;
    はメチルであり;
    はエチルであり;そして
    はHまたはメチルである。
  16. 以下から選択される請求項1の化合物:
    3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((キノリン−5−イル)−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA、
    3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((キノリン−4−イル)−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA、
    3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((1,8−ナフチリジン−4−イル)−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA、
    3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−((1,5−ナフチリジン−4−イル)−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA、
    3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−2−フルオロ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(1R−(1,8−ナフチリジン−4−イル)−エチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA、
    3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(1−(キノリン−4−イル)−ブチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA、
    3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(8−メトキシキノリン−5−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA、
    3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−メトキシキノリン−4−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA、
    3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−メトキシ−1,8−ナフチリジン−4−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA、
    3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−ブロモ−1,8−ナフチリジン−4−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA、
    3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−クロロ1,8−ナフチリジン−4−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA、
    3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−エトキシ−1,8−ナフチリジン−4−メチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA、
    3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(4−(オキサゾール−5−イル)−ベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA、
    3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−(1H−ピラゾール−3−イル)ベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA、
    3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−(1,2,3−チアジアゾール−4−イル)ベンゼンスルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA、
    3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(キノキサリン−5−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA、
    3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(1,3−ジヒドロベンゾ−2,2−ジオキソ[c]チオフェン−5−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA、
    3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(8−メトキシキノリン−5−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA、
    3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(8−エトキシキノリン−5−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA、
    3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−2−フルオロ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(3−シアノ−4−エトキシベンゼン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA、
    3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(4−エトキシ−3−メトキシベンゼン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA、または
    3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(8−メトキシキノキサリン−5−スルホニル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA。
  17. 3−デスクラジノシル−11,12−ジデオキシ−6−O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボニル−(1−(1R−(1,8−ナフチリジン−4−イル)−エチル)−アゼチジン−3−イル)−イミノ)−エリスロマイシンA。
  18. 請求項1〜17のいずれか一項の化合物を含む医薬組成物。
  19. 請求項1〜17のいずれか一項の化合物の、バクテリア感染の治療のための製剤の製造における使用。
  20. 請求項1〜17のいずれか一項の化合物を含む、バクテリア感染の治療用医薬組成物。
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