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JP4110215B2 - ブラストノズル及びブラスト装置 - Google Patents

ブラストノズル及びブラスト装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はブラストノズル及びブラスト装置に係わり、特に下地を傷めずに十分な剥離効果が得られるブラストノズル及びブラスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ブラスト処理は、固体粒子を高速で被処理物に噴射して、被処理物の表面の研削又は表面層の剥離などを行う処理である。このとき用いる固体粒子をブラストメディア(研削材)という。
【0003】
従来、このブラストメディアとしては、通常、砂(サンド)が使用されるが、砂を回収するための専用の設備が必要であり、また周囲への砂の飛散や機械の摺動部分への砂の混入などの問題が発生するため使用が限定されていた。
また、砂はモース高度が高いため、金属材料に対しては傷を付け易かった。
【0004】
一方、これらの問題を解決するため、従来、水溶性ブラストメディアである炭酸水素ナトリウム(重曹)が提案されている(特公平6−69668号公報、特公平7−55451号公報)。
【0005】
これは重曹の結晶を使用したもので、平均粒子径が0.5mm以下であり、主に航空機やステンレス機器等の金属表面や構築物の壁からの塗装剥離や汚れ除去に用いられている。水溶性のブラストメディアを用いた場合は、使用後のブラストメディアを溶解して除去できる利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の炭酸水素ナトリウムを用いたブラスト処理は、廃棄物処理の容易性から塩化メチレンを代替えするペイントリムーバーとして使用されているに過ぎない。
【0007】
従って、この炭酸水素ナトリウムを用いたブラスト処理を、従来サンドブラストや鋼球によるショットブラスト等が使用されていた、アスファルト舗装を施した覆工板状の横断歩道用の白線の除去に適用したり、母材がアルミニウム合金のためサンドブラストの使用ができないが、汚れが強固に付着した空港灯火設備の誘導灯のクリーニングに適用する場合には、剥離能力が十分でなく、作業に時間も要していた。
【0008】
本発明はこのような従来の課題に鑑みてなされたもので、下地を傷めずに十分な剥離効果が得られるブラストノズル及びブラスト装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このため本発明(請求項1)は、気体により加圧されたブラストメディアが導入される管路と、該管路の径が先端に行くほど絞られる絞り部と、該絞り部に連設され、内部に直方体形状の通路が形成された長尺ノズルとを備えたブラストノズルであって、前記絞り部の先端の開口径が前記ブラストメディアの平均粒子径の2〜20倍、前記長尺ノズルの通路の高さが前記ブラストメディアの平均粒子径の2〜10倍、該長尺ノズルの通路の幅が前記長尺ノズルの通路の高さの3〜10倍、前記長尺ノズルの通路長が前記絞り部の先端の開口径の10〜50倍であることを特徴とする。
【0010】
また、本発明(請求項2)は、気体により加圧されたブラストメディアが導入される管路と、該管路の径が先端に行くほど絞られる絞り部と、該絞り部に連設され、内部に直方体形状の通路が形成された長尺ノズルとを備えたブラストノズルであって、前記絞り部の先端の開口径が1mm〜20mm、前記長尺ノズルの通路の高さが2mm〜10mm、該長尺ノズルの通路の幅が前記長尺ノズルの通路の高さの3〜10倍、前記長尺ノズルの通路長が前記絞り部の先端の開口径の10〜50倍であることを特徴とする。
【0011】
このように構成することで、加圧された気体による流れを最適に維持しつつ、ブラストメディアの詰まりを防止できる。そして、ブラストメディアによる剥離能力を高め、かつメディア消費量を抑えることができる。
【0012】
更に、本発明(請求項3)は、前記長尺ノズルを前記管路に対し回動自在とする回動手段を備えて構成した。
【0013】
加圧された気体とブラストメディアを圧送するホースは通常肉厚のため、これに接続したノズルの流路方向を軸とした回転方向を調整するのは肉体的に力が必要であったが、これにより、長尺ノズルの方向を自由に調整できる。
【0014】
更に、本発明(請求項4)は、前記長尺ノズルの通路先端より吐出された前記気体により混合されたブラストメディアの周囲に対し、ブラストメディアの飛散防止のため噴霧状の水膜を形成する水案内管を備え、該水案内管の先端が、前記長尺ノズルの先端より僅かに先方に突出されたことを特徴とする。
【0015】
以上により、飛散防止用の水とブラストメディアの流路をノズル内部で同一としないことによって、剥離能力を落とすことなくブラストメディアの飛散を防止できる。
【0016】
更に、本発明(請求項5)は、前記ブラストメディアは炭酸水素ナトリウムで構成され、該ブラストメディアの平均粒子径は、0.5mm〜5mmであることを特徴とする。
【0017】
更に、本発明(請求項6)は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のブラストノズルに対し気体により加圧されたブラストメディアを供給する加圧容器を備えたブラスト装置であって、前記加圧容器には、前記ブラストメディアが投入される投入口と、底部より上方に向けて配設され、外部より加圧された気体が導入される気体入口ノズルと、該気体入口ノズルの先端と所定距離隔てて対峙され、前記気体及び該気体に混合された前記ブラストメディアが導入され、前記ブラストノズルに向けて送出する内部配管とを備えて構成した。
【0018】
以上により、加圧された気体によるブラストメディアとの混合が最適に行われ、剥離能力を高めることができる。
【0019】
更に、本発明(請求項7)は、前記ブラストノズルによりブラスト処理される被処理対象物は、柔らかくサンドブラストでは傷のつきやすいアルミニウム合金に付着したエポキシ樹脂接着剤及び汚れであることを特徴とする。
【0020】
以上により、アルミニウム合金を傷つけることなく、付着したエポキシ樹脂接着剤及び汚れを簡単に落とすことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。本発明の実施形態の全体構成図を図1に示す。図1において、エンジン駆動のコンプレッサー1で加圧された空気は、配管3を通じてエアードライヤー5の内部を通ることで乾燥されるようになっている。
【0022】
エアードライヤー5は、発電機7により電力供給されている。そして、このエアードライヤー5で乾燥された空気は、配管9を通じてエアクリーナー11でミストとダストを除去して浄化された後、加圧容器13底部に導入されている。
【0023】
加圧容器13内部には炭酸水素ナトリウムのブラストメディア14が入れられており、導入された空気と混合された後、ホースよりなる配管15を通り、ノズル17から吐出されるようになっている。
【0024】
図2に加圧容器13の縦断面図を示す。加圧容器13の上部13aには、ブラストメディア14を投入する投入口18が配設されている。加圧容器13の胴部13bはほぼ円筒状に構成され、この同部13bに続く底部13cは下方に向けて円錐状に狭まるように形成されている。
【0025】
そして、この底部13cの中心には、空気入口ノズル19が上方に向けて挿入されている。空気入口ノズル19の上方には、この空気入口ノズル19と所定距離隔てて内部配管21の下端部21aが対峙されている。一方、内部配管21の上端部21bには、配管15が接続されている。
【0026】
次に、ノズル17について説明する。図3にノズル17の平面構成図、図4に側面構成図、図5に正面構成図を示す。図3〜図5において、配管接続口23には、配管15の一端が接続されるようになっている。
【0027】
配管接続口23には回動部25が取り付けられ、回動部25により、連設される円筒状の配管27は、配管接続口23に対し360度回動自在なようになっている。
【0028】
配管27の先端には絞り部29が配設され、先端に行くほど径が絞られるようになっている。そして、絞り部29の先端には断面が楕円形状のオリフィス部31が配設されている。
【0029】
そして、このオリフィス部31には、断面が長方形状の長尺ノズル33が固着されている。長尺ノズル33の内部には、角形状の通路34が配設されている。長尺ノズル33の根元付近には、水供給部35が取り付けられている。
【0030】
水供給部35には、バルブ37を介して図示しない水配管に接続されている。水供給部35の両側部には、水案内管39の一端が接続され、一方、水案内管39の他端は、長尺ノズル33の先端部にネジ止めされた水案内管保持部41により保持されている。
【0031】
水案内管39の先端は、長尺ノズル33の先端より僅かに先方に突出されている。この水はブラストメディアが被施工物に当たって飛散することを防止することを目的としている。
【0032】
ここで水案内管39の先端は、長尺ノズル33の内側に向けて少し屈曲させることによって、長尺ノズル33から噴出されるブラストメディアと加圧空気との混合を良くすることもできる。
【0033】
次に、本発明の実施形態の動作を説明する。
加圧容器13の投入口18より粒状の炭酸水素ナトリウムのブラストメディア14を投入する。使用されるブラストメディア14は、直径0.5mm〜5mmであるが、実用上は直径0.5mm〜2mmが好ましい。
【0034】
空気入口ノズル19より加圧された空気が吐出されることで、ブラストメディア14が攪拌され、同時に内部配管21の下端部21aよりこのブラストメディア14が空気と共に導入される。
【0035】
その後、空気に混合されたブラストメディア14は、ノズル17に導かれる。ノズル17内部では、絞り部29で絞られた後、オリフィス部31を経て長尺ノズル33の先端より外部に向けてブラストメディア14が吐出される。
【0036】
オリフィス部31は開口の最短径が1mm〜20mmであるが、加圧された空気による流れを最適に維持しつつ、ブラストメディア14の詰まりを防止し、かつ加圧空気によるブラストメディアを加速するため、2mm〜15mmが好ましい。
【0037】
なお、このオリフィス部31開口の最短径の大きさは、使用されるブラストメディア14の平均粒子径と密接な関係を有し、平均粒子径の2〜20倍程度が好ましい。
【0038】
一方、長尺ノズル33の通路34の高さHは、同様に加圧された空気による流れを最適に維持しつつ、ブラストメディア14の詰まりを防止し、かつ加圧空気によるブラストメディアを加速するため、2mm〜10mmが好ましい。
【0039】
なお、この通路34の高さHは、使用されるブラストメディア14の平均粒子径と密接な関係を有し、平均粒子径の2〜10倍が好ましい。また、長尺ノズル33の通路34の幅Wは、高さHの3〜10倍が好ましい。長尺ノズル33の流路長Lは、オリフィス部31開口の最短径の10〜50倍であるが、20〜40倍が好ましい。
【0040】
更に、従来は、米国特許公報USP2717476等に示すように、長尺ノズル33の途中から水を導入し、長尺ノズル33内部で水膜を形成することでブラストメディア14の飛散防止を図っていた。このため、僅かながら、ブラストメディア14の剥離能力が落ちてしまっていた。
【0041】
しかしながら、本発明では、水案内管39の先端を、長尺ノズル33の先端より僅かに先方に突出させて構成した。このため、吐出されたブラストメディア14による剥離能力が落ちることはない。更に、水がブラストノズル内に逆流してノズルが閉塞することも防止できる。
【0042】
以上により、ブラストメディア14を剥離対象物に衝突させた際の剥離能力を従来以上に向上させ、かつ安定して操作できる。また、ブラストメディア14のモース硬度が2.5程度と低く、従来行われていた水圧ジェットの20MPaほどの圧力を必要とせず、0.3〜0.8MPaの圧力で洗浄できる。
【0043】
従って、剥離対象物に対し損傷を与えることなく、汚れ等を剥離できる。
更に、炭酸水素ナトリウム自身は、安全性が高く、水溶性であり廃棄も容易である。
【0044】
なお、ブラストメディア14は、炭酸水素ナトリウム以外に炭酸カルシウム、プラスチックス(メラミン樹脂、ナイロン、ユリア樹脂等)、セスキ炭酸ナトリウム、氷、ドライアイス等を使用してもよい。
【0045】
【実施例】
次に、実施例について説明する。
(実施例1) 実施例1の施工対象は、アスファルト舗装を施した覆工板上の横断歩道用の白線を除去するものである。ノズル17は、通路34の高さHの寸法が4mm、幅Wが25mm、流路長Lの長さ280mmである。絞り部29の形状は直径20mmの円形が次第に絞られて直径9mmの円形となっている。
【0046】
比較されるノズルとしては、米国MMLJ社の直圧式ノズルを使用した。噴射部分の形状は円状で、開口部分の寸法が直径9.5mmである。飛散防止用の噴霧水は、ブラストメディア14を噴出する開口部分を覆うように設置された円筒との隙間から噴射されるようになっている。なお、このノズルの形状については、先述した米国特許公報USP2717476に詳しい。
【0047】
加圧容器13には、株式会社エコグローバル研究所のエコシャワーSB400を使用した。配管15としては全長15mで内径25.4mmの高圧ホースを使用した。
【0048】
コンプレッサー1は、デンヨー株式会社のDPS−180SSBであり、エンジン駆動の50PS(37kw相当)のスクリュー回転型油冷方式一段圧縮機を使用した。コンプレッサー1から供給される空気圧力は0.79MPaである。
【0049】
施工時に加圧容器13から吐出される空気圧力は0.64MPaであった。所要空気量はコンプレッサーの能力より5m3−N/分と推定される。飛散防止用の噴霧水は各試験とも0.05m3/h使用した。
【0050】
また、ブラストメディア14としては、旭硝子株式会社の平均粒子径0.1mm、0.3mm、1.0mmの平均粒子径の炭酸水素ナトリウム(商品名、エコブラスト)を使用した。
表1に試験結果を示す。
【0051】
【表1】
Figure 0004110215
【0052】
表1において、本品と記載したのが本発明の実施品であり、比較と記載したのがMMLJ社の直圧式ノズルである。表中の×は白線を除去できなかったことを示す。ブラストメディア14は平均粒子径を示す。
【0053】
剥離能力は、1m2剥離するのに要した時間を示し、メディア消費量は、1m2剥離するのに要したブラストメディア14の量を示している。この結果、ノズル17により、平均粒子径1.0mmのブラストメディア14を使用した試験番号3−1が最も剥離能力が高く、メディア消費量も低かった。
【0054】
同じ条件であっても比較ノズルを使用した場合には、剥離能力、メディア消費量共に3倍程度の相違があった。なお、平均粒子径0.1mmのブラストメディア14を使用した場合には、いずれのノズルであっても白線を除去できなかった。
【0055】
なお、ノズル17の流路長Lの長さを変えた場合について比較を行った。流路長Lの長さは試験番号3−1が280mm、試験番号3−2が45mm、試験番号3−3が900mmである。試験結果を表2に示す。
【0056】
【表2】
Figure 0004110215
【0057】
表2において、試験番号3−2では、剥離能力が低下した。一方、試験番号3−3では、剥離能力の低下は少なかったが、ノズル17が重くなり、かつ長すぎるので非常に作業がし難かった。
【0058】
(実施例2) 実施例2の施工対象は、空港灯火設備の誘導灯をクリーニングするものである。使用したノズル、加圧容器13、施工条件、ブラストメディア14共に実施例1と同様にした。
【0059】
図6に誘導灯43の上から見た平面図、図7に側面図を示す。誘導灯43は、東芝ライテック株式会社製のものを使用した。誘導灯43の胴部43aは、滑走路等に埋め込まれ、ガム質(エポキシ樹脂)により接着されるようになっている。
【0060】
誘導灯43の頭部43b内側にはプリズム部分43cが配設され、プリズム部分43cの約1〜2cmが地上面に出されるようになっている。誘導灯43の頭部43bの直径は22.5cmで、誘導灯43の胴部43a及び頭部43bを含めた高さは10cmである。誘導灯43の本体はアルミニウム合金製でプリズム部分43cはガラス製である。
【0061】
図6及び図7に示すように、誘導灯43の頭部43b表面には飛行機のタイヤゴム等の硬質の汚れ45が強固に付着している。また、胴部43a周囲には、ガム質(エポキシ樹脂)47が約1〜2cm付着している。これらをブラストメディア14で除去した。評価のために3個を施工してその平均値を表3の試験結果に示す。
【0062】
【表3】
Figure 0004110215
【0063】
表3から、ノズル17により、平均粒子径1.0mmのブラストメディア14を使用した試験番号9が、誘導灯43の頭部43b表面の汚れ45及び胴部43a周囲のガム質(エポキシ樹脂)47の付着の両方に対し、最も剥離能力が高く、メディア消費量も低かった。
【0064】
同じ条件であっても比較ノズルを使用した場合には、剥離能力、メディア消費量共に3倍程度の相違があった。なお、平均粒子径0.1mmのブラストメディア14を使用した場合には、いずれのノズルであってもクリーニングできなかった。
【0065】
なお、いずれも誘導灯43本体及びプリズム部分43cを傷つけることはなかった。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、絞り部と長尺ノズルとを備えてブラストノズルを構成したので、加圧された空気による流れを最適に維持しつつ、ブラストメディアの詰まりを防止できる。そして、ブラストメディアによる剥離能力を高め、かつメディア消費量を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の全体構成図
【図2】 加圧容器の縦断面図
【図3】 ノズルの平面構成図
【図4】 同上側面構成図
【図5】 同上正面構成図
【図6】 誘導灯の平面図
【図7】 同上側面図
【符号の説明】
1 コンプレッサー
3、9、15、27 配管
13 加圧容器
14 ブラストメディア
17 ノズル
18 投入口
19 空気入口ノズル
21 内部配管
25 回動部
29 絞り部
31 オリフィス部
33 長尺ノズル
34 通路
35 水供給部
37 バルブ
39 水案内管

Claims (7)

  1. 気体により加圧されたブラストメディアが導入される管路と、
    該管路の径が先端に行くほど絞られる絞り部と、
    該絞り部に連設され、内部に直方体形状の通路が形成された長尺ノズルとを備えたブラストノズルであって、
    前記絞り部の先端の開口径が前記ブラストメディアの平均粒子径の2〜20倍、前記長尺ノズルの通路の高さが前記ブラストメディアの平均粒子径の2〜10倍、該長尺ノズルの通路の幅が前記長尺ノズルの通路の高さの3〜10倍、前記長尺ノズルの通路長が前記絞り部の先端の開口径の10〜50倍であることを特徴とするブラストノズル。
  2. 気体により加圧されたブラストメディアが導入される管路と、
    該管路の径が先端に行くほど絞られる絞り部と、
    該絞り部に連設され、内部に直方体形状の通路が形成された長尺ノズルとを備えたブラストノズルであって、
    前記絞り部の先端の開口径が1mm〜20mm、前記長尺ノズルの通路の高さが2mm〜10mm、該長尺ノズルの通路の幅が前記長尺ノズルの通路の高さの3〜10倍、前記長尺ノズルの通路長が前記絞り部の先端の開口径の10〜50倍であることを特徴とするブラストノズル。
  3. 前記長尺ノズルを前記管路に対し回動自在とする回動手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のブラストノズル。
  4. 前記長尺ノズルの通路先端より吐出された前記気体により混合されたブラストメディアの周囲に対し噴霧状の水膜を形成する水案内管を備え、
    該水案内管の先端が、前記長尺ノズルの先端より僅かに先方に突出されたことを特徴とする請求項1、2又は3記載のブラストノズル。
  5. 前記ブラストメディアは炭酸水素ナトリウムで構成され、該ブラストメディアの平均粒子径は、0.5mm〜5mmであることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のブラストノズル。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のブラストノズルに対し気体により加圧されたブラストメディアを供給する加圧容器を備えたブラスト装置であって、
    前記加圧容器には、前記ブラストメディアが投入される投入口と、
    底部より上方に向けて配設され、外部より加圧された気体が導入される気体入口ノズルと、
    該気体入口ノズルの先端と所定距離隔てて対峙され、前記気体及び該気体に混合された前記ブラストメディアが導入され、前記ブラストノズルに向けて送出する内部配管とを備えたことを特徴とするブラスト装置。
  7. 前記ブラストノズルによりブラスト処理される被処理対象物は、アルミニウム合金に付着したエポキシ樹脂接着剤及び汚れであることを特徴とする請求項6記載のブラスト装置。
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