JP4107363B2 - Optical print head and image forming apparatus using the same - Google Patents
Optical print head and image forming apparatus using the same Download PDFInfo
- Publication number
- JP4107363B2 JP4107363B2 JP2000007519A JP2000007519A JP4107363B2 JP 4107363 B2 JP4107363 B2 JP 4107363B2 JP 2000007519 A JP2000007519 A JP 2000007519A JP 2000007519 A JP2000007519 A JP 2000007519A JP 4107363 B2 JP4107363 B2 JP 4107363B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- element array
- imaging element
- imaging
- light shielding
- shielding member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固体走査書込方式のデジタル書込光学系に用いられる結像素子アレイに関するもので、デジタル複写機、プリンタ、デジタルファクシミリ等に適用可能なものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタル複写機、プリンタ、デジタルファクシミリなどのデジタル出力機器の小型化に伴い、デジタル書込装置の小型化が要求されている。デジタル書込方式は、現在では大きく2種類に分類することができる。その一つは、半導体レーザ等の光源から出射された光束を偏向器によって光走査し、走査結像レンズによって光スポットを形成する光走査方式であり、もう一つは、LEDアレイ等の発光素子アレイから出射された光束を、結像素子アレイによって光スポットを形成する固体走査方式である。
【0003】
上記光走査方式は、光偏向器によって光を走査するため光路長が大きくなってしまうのに対し、上記固体走査方式は、光路長を非常に短くすることが可能であるため、装置全体を小型化することができるという利点があると共に、偏向器等の機械的な駆動部品を必要としないという利点もある。
【0004】
従来における固体走査方式のデジタル書込装置として、例えば、特開平10−153751号公報記載のものがある。図12(A)に示すように、このデジタル書込装置に用いられている結像素子アレイ90は、発光素子アレイ側である入射側に位置する入射面90aと、像担持体の被走査面側である出射側に位置する出射面90bと、略直角をなす二つ一対の全反射面90cとが一体的に形成された結像素子が複数個配列されたものである。結像素子アレイ90をアレイ方向端面側から見ると、全反射面90cは入射光軸に対して45度傾いている。
【0005】
発光素子面の1点から出た光は結像素子アレイ90の入射面90aに入射し、一対の全反射面90cで順に反射され、出射面90bから出射して像担持体上の被走査面に至る。入射光軸と出射光軸は互いに略直角をなす。上記入射面90aと出射面90bとの結像作用によって、発光素子面の1点の像がこれに対応する像担持体上の被走査面の1点に結ばれる。
【0006】
上記結像素子アレイ90には、図12(B)に示すように、光量の最適化と、隣接している結像素子間のクロストーク光を防止するために、複数の開口部91aが形成されたアパーチャ部材91が配設されている。このアパーチャ部材91は、横断面がL字型の板状のものであり、図12(C)に示すように、上記各結像素子の入射面90aと出射面90bにそれぞれ対応するように開口部91aが二つの板に結像素子の配列方向に沿って一定間隔に複数形成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような横断面がL字型の肉厚な板状のアパーチャ部材91は、発光素子アレイから出射される光束の多くを遮光してしまうため、結像素子の伝達効率を低下させてしまう。特に、その厚さが結像素子アレイ90の配列ピッチ程度以上にまで厚くなったり、配列ピッチに対してアパーチャ部材91の開口部91aの径が小さくなると伝達効率の低下が顕著になる。
【0008】
また、上述のようなアパーチャ部材91を低コストに製造するためには、樹脂による成形が望まれるが、樹脂による成形の場合、低コストで製造できる大きさおよび厚さには限られた範囲があり、結像素子の伝達効率を低下させない程度に薄くしたり、開口部91aの径を大きくすることは困難である。
【0009】
一方、近年では、書込装置の高解像度化が急速に進んでおり、600dpiや1200dpiなどの高解像度が要求されている。従って、結像素子に対しても高い結像性能が要求されている。
【0010】
本発明は以上のような従来技術の問題点を解消するためになされたものであり、伝達効率を向上させると共に、結像性能を向上させることができる光プリントヘッドおよびこれを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、複数の発光素子が配列された発光素子アレイと、上記複数の発光素子からの光束をそれぞれ像担持体上に光スポットとして結像するために、複数の結像素子が配列された結像素子アレイと、各開口がそれぞれの結像素子に対応して形成された遮光部材と、を備えた光プリントヘッドにおいて、上記結像素子アレイの配列ピッチをP、上記遮光部材の各開口の配列方向の開口径をApxとしたとき、
P≦1mm
0.8≦Apx/P<1.0
を満たし、上記結像素子アレイは、等価な結像素子が複数個一体形成されて配列されており、上記遮光部材は、上記結像素子アレイの発光素子アレイ側及び像担持体側の両方に不透明材質を用いて印刷または塗布により上記結像素子アレイと一体的に形成されていることを特徴とする。
【0013】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、上記結像素子は、レンズ面を有し、そのレンズ面が非球面形状であることを特徴とする。
【0018】
請求項3記載の発明は、電子写真プロセスによって画像を形成する画像形成装置において、請求項1または2記載の光プリントヘッドを露光ユニットとして用いていることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明にかかる光プリントヘッドおよびこれを用いた画像形成装置の実施の形態について説明する。図1に示すように、結像素子アレイ1は、複数の発光素子が配列された発光素子アレイ(図示せず)の各発光素子からの光束をそれぞれ像担持体上に光スポットとして結像するためのものであり、発光素子アレイ側である入射側に位置する入射面1aと、像担持体の被走査面側である出射側に位置する出射面1bと、略直角をなす二つ一対の全反射面1cとが一体的に形成されてなる結像素子がα方向に複数個配列されたものであり、結像素子の配列方向(α方向)に正立等倍系をなしているものである。
【0020】
上記二つ一対の全反射面1cは、互いに90度の角度をなすルーフプリズムを構成していて、結像に作用せず、入射光軸に対し45度傾斜されて形成されている。また、結像素子の入射面1aと出射面1bの境界部分、および結像素子の入射面1aと出射面1bの各縁部であって、結像素子の配列方向であるα方向に平行な縁部には、補強および組み付け時の位置精度を高めるための棒状のリブ部1dがα方向に沿って一体に形成されている。この実施の形態において、上記結像素子アレイ1は、ルーフプリズムレンズアレイと入射側のレンズアレイと出射側のレンズアレイとを一体成形してなるルーフプリズムレンズアレイ(RPLA)が用いられている。なお、図2には、図1において結像素子の配列方向であるα方向と平行なβ方向から見たときの結像素子アレイ1を示し、図3には、上記α方向の断面を示している。
【0021】
上記結像素子アレイ1は、上述のように正立等倍系であるため、結像素子の入射面1aと出射面1bの形状が等しく、光学的に等価であり、上記発光素子アレイの発光素子面の物点から入射面1aまでの距離と、出射面1bから像担持体の被走査面の像点までの距離が等しくなっている。また、図示の結像素子は、レンズ面である入射面1aと出射面1bが共に円弧形状に形成されているものであるが、非円弧形状にすることもできる。入射面1aと出射面1bを非円弧形状にすることにより、よりレンズ周辺部での結像性能を向上させることができる。
【0022】
また、上記結像素子アレイ1は、各結像素子の配列ピッチをPとすると、P≦1mmとなるように設定されている。固体書込方式を用いた画像形成では、画像の縦スジが問題となっている。この縦スジは、結像素子アレイの配列周期に伴って発生するものであり、結像素子アレイの配列周期を人間が最も敏感に感じる周波数帯からずらすことによって、目立ちにくくすることができる。この人間が最も敏感に感じる周波数帯は、0.5〜1サイクル/mm程度であることが知られており、従って、結像素子アレイ1の各結像素子の配列ピッチPを1mm以下にすることにより、縦スジを目立たなくすることができ、良好な画像を得ることができる。
【0023】
また、結像素子アレイ1の各結像素子の配列ピッチPが1mm以下であるため、各結像素子の配列方向のレンズ径は1mm以下とすることができる。球面単レンズでは、レンズ径が大きくなるにつれて、レンズの周辺部での球面収差特性がレンズの光軸付近に比べて著しく低下する。「ザイデルの5収差」(「結像光学入門」68頁等参照)では、入射瞳半径をRとしたとき、球面収差はR3に比例し、コマ収差はR2に比例することが知られている。従って、各結像素子の配列方向のレンズ径は1mm以下とすることにより、レンズ周辺部での結像性能の劣化を小さく抑えることができる。
【0024】
図示しない上記発光素子アレイの発光素子面の1点から出射した光束は、結像素子アレイ1の入射面1aに入射し、二つの全反射面1cで順に反射され、出射面1bから出射して像担持体の被走査面に至る。入射光軸と出射光軸は互いに略90度をなす。入射面1aと出射面1bとの結像作用によって、発光素子面の1点の像がこれに対応する像担持体の被走査面の1点に結ばれる。このようにして上記発光素子アレイに配列されている多数の発光素子面の像が像担持体の被走査面上においてライン状に結ばれる。このライン方向が主走査方向であり、像担持体を回転させて副走査を行いながら発光素子アレイに配列されている多数の発光素子のオン・オフを制御することにより、像担持体の被走査面に画像を形成することができる。
【0025】
図4には、図3と同様に、上記α方向の結像素子アレイ1の断面を示している。図4に示すように、結像素子アレイ1には、隣接している結像素子と結像素子との境界部分11を遮るように、結像素子アレイ1の発光素子アレイ側および像担持体側の両方、すなわち、入射面1aおよび出射面1bの両方の前面に遮光部材12が別体でそれぞれ形成されている。より具体的に説明すると、上記遮光部材12には、それぞれの結像素子の入射面1aおよび出射面1bに対応するように複数の開口12aが形成されていて、配列方向において互いに隣接する開口12aと開口12aとの間の部分12bが上記境界部分11を遮るようになっている。この遮光部材12としては、各結像素子の入射面1aおよび出射面1bに対応して複数の開口12aが形成された金属平板等の薄い平板などを用いることができる。なお、図4には、出射面1bの前面に設けられた遮光部材12のみを示している。
【0026】
また、前述の通り、結像素子アレイ1の各結像素子の配列ピッチPがP≦1mmであるため、結像素子アレイ1の各結像素子の配列方向のレンズ径は1mm以下であり、結像性能の劣化は小さく抑えられていることから、従って、上記遮光部材12の各開口12aの配列方向の開口径を十分に大きく取ることができる。すなわち、上記遮光部材12の各開口12aの配列方向の開口径をApxとしたとき、
0.8≦Apx/P<1.0
を満たすように設定することができる。なお、各結像素子の配列方向のレンズ径をLxとすると、Apx<Lxとなる。
【0027】
上記実施の形態によれば、結像素子アレイ1の各結像素子の配列ピッチPをP≦1mmとすると共に、上記遮光部材12の各開口12aの配列方向の開口径をApxとしたとき、0.8≦Apx/P<1.0を満たすようにしているため、遮光部材12の各開口12aの配列方向の開口径を、結像素子アレイ1の各結像素子の配列ピッチPに対して大きくすることができ、結像素子の伝達効率を向上させることができる。また、結像素子アレイ1の各結像素子の配列ピッチPがP≦1mmであるため、結像素子アレイの配列周期を人間が最も敏感に感じる周波数帯からずらすことによって縦スジを目立ちにくくすることができ、結像素子の結像性能を向上させることができる。
【0028】
また、上記遮光部材12は、発光素子アレイ側である入射面1aのみに設けることもできるし、結像素子アレイ1の像担持体側である出射面1bのみに設けることもできる。しかしながら、前述のように、入射面1aおよび出射面1bの両方に遮光部材12をそれぞれ設けた方が、より遮光性能を向上させることができる。また、入射面1aおよび出射面1bの両方に遮光部材12を設けた場合、結像素子アレイ1の発光素子アレイ側である入射面1aに設けられた遮光部材12と、結像素子アレイ1の像担持体側である出射面1bに設けられた遮光部材12とは、それぞれ別々に設けることもできるし、一体的に設けることもできる。一体的に設ける場合は、例えば、各面に複数の開口12aが形成されたL字型の金属平板等の薄い平板を遮光部材12として用いることができる。
【0029】
次に、上記遮光部材についていくつか変形例を挙げて説明する。図5に示すように、結像素子アレイ1には、隣接している結像素子と結像素子との境界部分11を遮るように、結像素子アレイ1の発光素子アレイ側および像担持体側の両方、すなわち、入射面1aおよび出射面1bの両方の前面に遮光部材13が一体的にそれぞれ形成されている。より具体的に説明すると、上記遮光部材13は、入射面1aあるいは出射面1bの前面であり、かつ、隣接している結像素子と結像素子との境界部分11に一体的に形成されている。従って、配列方向において遮光部材13と遮光部材13との間隙が、遮光部材13の開口13aとなっている。この遮光部材13としては、不透明材質のインク等を用いることができる。なお、図5には、出射面1bの前面に設けられた遮光部材13のみを示している。
【0030】
また、前述の通り、結像素子アレイ1の各結像素子の配列ピッチPがP≦1mmであるため、結像素子アレイ1の各結像素子の配列方向のレンズ径は1mm以下であり、結像性能の劣化は小さく抑えられていることから、従って、上記遮光部材13の各開口13aの配列方向の開口径を十分に大きく取ることができる。すなわち、上記遮光部材13の各開口13aの配列方向の開口径をApxとしたとき、
0.8≦Apx/P<1.0
を満たすように設定することができる。なお、各結像素子の配列方向のレンズ径をLxとすると、Apx<Lxとなる。
【0031】
図6には、遮光部材の別の変形例を示している。図6に示すように、結像素子アレイ1の結像素子と結像素子との境界部分には、入射面1aおよび出射面1bの両方の前面に突出したリブ14が形成されている。この各リブ14上に遮光部材15が一体的にそれぞれ形成されている。従って、配列方向において遮光部材15と遮光部材15との間隙、換言すれば、リブ14とリブ14との間隙が、遮光部材15の開口15aとなっている。この遮光部材15は、不透明材質を用いて印刷または塗布により形成することができる。また、図6に示すものは、遮光部材15がリブ14の上面のみに形成されているが、リブ14の側面にも形成することができる。なお、図5には、出射面1bの前面に設けられた遮光部材15のみを示している。
【0032】
また、前述の通り、結像素子アレイ1の各結像素子の配列ピッチPがP≦1mmであるため、結像素子アレイ1の各結像素子の配列方向のレンズ径は1mm以下であり、結像性能の劣化は小さく抑えられていることから、従って、上記遮光部材15の各開口15aの配列方向の開口径を十分に大きく取ることができる。すなわち、上記遮光部材15の各開口15aの配列方向の開口径をApxとしたとき、
0.8≦Apx/P<1.0
を満たすように設定することができる。なお、各結像素子の配列方向のレンズ径をLxとすると、Apx=Lxとなる。
【0033】
いままで述べたものは、遮光部材の上記配列方向の開口についてであるが、次に、遮光部材の上記配列方向に対して直交する方向の開口について説明する。図8には、図2と同様に、結像素子の配列方向であるα方向と平行なβ方向から見たときの結像素子アレイ1を示している。図8に示すように、結像素子アレイ1には、入射面1aおよび出射面1bの両方の前面に遮光部材16が別体でそれぞれ形成されている。より具体的に説明すると、上記遮光部材16にはそれぞれの結像素子の入射面1aおよび出射面1bに対応するように開口16aが形成されていて、この遮光部材16は、入射面1aおよび出射面1bのレンズ面の上記配列方向に沿った周辺部を遮るように上記配列方向に伸びたリブ部1dの近傍に設けられている。この遮光部材16としては、各結像素子の入射面1aおよび出射面1bに対応して開口16aが形成された金属平板等の薄い平板などを用いることができる。
【0034】
また、前述の通り、結像素子アレイ1の各結像素子の配列ピッチPがP≦1mmであるため、上記遮光部材16の各開口16aの配列方向に対して直交する方向の開口径をApyとしたとき、
Apy≧Apxであり、
1.0≦Apy/P≦1.75
を満たすように設定することができる。なお、各結像素子の配列方向に対して直交する方向のレンズ径をLyとすると、Apy<Lyとなる。
【0035】
上記実施の形態によれば、上記遮光部材16の開口16aの配列方向に対して直交する方向の開口径をApyとしたとき、1.0≦Apy/P≦1.75を満たすようにしているため、遮光部材16の開口16aの配列方向に対して直交する方向の開口径を、結像素子アレイ1の各結像素子の配列ピッチPに対して大きくすることができ、結像素子の伝達効率を向上させることができる。
【0036】
また、上記遮光部材16は、発光素子アレイ側である入射面1aのみに設けることもできるし、結像素子アレイ1の像担持体側である出射面1bのみに設けることもできる。しかしながら、前述のように、入射面1aおよび出射面1bの両方に遮光部材16をそれぞれ設けた方が、より遮光性能を向上させることができる。また、入射面1aおよび出射面1bの両方に遮光部材16を設けた場合、結像素子アレイ1の発光素子アレイ側である入射面1aに設けられた遮光部材16と、結像素子アレイ1の像担持体側である出射面1bに設けられた遮光部材16とは、それぞれ別々に設けることもできるし、図10に示すように一体的に設けることもできる。一体的に設ける場合は、図10に示すように各面に開口16aが形成されたL字型の金属平板等の薄い平板を遮光部材16として用いることができる。
【0037】
また、図10に示すものは、遮光部材16が入射面1aおよび出射面1bのレンズ面の上記配列方向に沿った周辺部を遮るようにリブ部1dに一体的に設けられているが、図9に示すように、入射面1aおよび出射面1bのレンズ面の上記配列方向に沿った周辺部を遮らず、リブ1dだけを覆うようにすることもできる。すなわち、Apy=Lyとなるように遮光部材16を設けることができる。また、図9に示す場合、遮光部材16は、不透明材質を用いて印刷または塗布により形成することができる。また、図9に示すものは、遮光部材16がリブ1dの上面のみに形成されているが、リブ1dの側面にも形成することができる。
【0038】
次に、上記結像素子アレイ1の配列ピッチPを0.6mm、上記遮光部材の上記配列方向の開口径を0.5mm、上記配列方向に対して直交する方向の開口径を0.6mmとした場合の具体的な光学データを挙げる。図7に示すように、上記発光素子アレイの発光素子面の物点から結像素子アレイ1の入射面1aまでの距離をL1、結像素子アレイ1の出射面1bから像担持体の被走査面の像点までの距離をL2、入射面1aから二つ一対の全反射面1cまでの光軸上の距離をD1、二つ一対の全反射面1cから出射面1bまでの光軸上の距離をD2とする。
【0039】
(単位:mm)
L1=L2=7.0
D1=D2=0.7
屈折率=1.525
配列ピッチ=0.6
入射面1aの曲率半径=3.675
出射面1bの曲率半径=−3.675
【0040】
このとき、600dpiの発光素子アレイを想定し、各発光素子を20μm×20μmの完全拡散光源とした場合の像担持体の被走査面上での像高H=0(結像素子の光軸位置に対応)でのビームスポット径(1/e2径)は、上記配列方向が42μm、配列方向に対して直交する方向が40μmというシミュレーション結果が得られ、配列方向の開口径が大きいにも関わらず、良好なビームスポット径が得られている。
【0041】
次に、上記結像素子アレイ1の配列ピッチPを0.6mm、上記遮光部材の上記配列方向の開口径を0.5mm、上記配列方向に対して直交する方向の開口径を1.0mmとした場合の具体的な光学データを挙げる。なお、上記光学データと同様、図7に示すように、上記発光素子アレイの発光素子面の物点から結像素子アレイ1の入射面1aまでの距離をL1、結像素子アレイ1の出射面1bから像担持体の被走査面の像点までの距離をL2、入射面1aから二つ一対の全反射面1cまでの光軸上の距離をD1、二つ一対の全反射面1cから出射面1bまでの光軸上の距離をD2とする。
【0042】
(単位:mm)
L1=L2=8.0
D1=D2=1.5
屈折率=1.525
配列ピッチ=0.6
入射面1aの曲率半径=4.200
出射面1bの曲率半径=−4.200
【0043】
また、入射面1aおよび出射面1bは共に非球面形状であり、次式の一般的な非球面式で表すことができる。
X(H)=H2/[R+R√{1−(1+K)(H/R)2}]
+AH4+BH6+CH8+DH10+・・・
R:近軸曲率半径、H:レンズ高さ、K:円推定数、
A、B、C、D、・・・:定数
入射面1aの非球面パラメータ K=6.944
A=−0.01745
出射面1bの非球面パラメータ K=6.944
A=0.01745
【0044】
このとき、1200dpiの発光素子アレイを想定し、各発光素子を10μm×10μmの完全拡散光源とした場合の像担持体の被走査面上での像高H=0(結像素子の光軸位置に対応)でのビームスポット径(1/e2径)は、上記配列方向が13μm、配列方向に対して直交する方向が16μmというシミュレーション結果が得られ、配列方向に対して直交する方向の開口径が大きいにも関わらず、良好なビームスポット径が得られている。
【0045】
また、上記光プリントヘッドは、電子写真プロセスによって画像を形成する画像形成装置の露光ユニットとして用いることができる。図11に示すように、像担持体72の周囲には、帯電ユニット90、発光素子アレイと結像素子アレイとからなる光プリントヘッドで構成された露光ユニット91、現像ユニット92、転写ユニット93、定着ユニット94、除電ユニット95、クリーナユニット96等が配置されている。周知の通り、電子写真プロセスにおいては、光プリントヘッドからの光スポットを像担持体72上に照射することにより像担持体72上に潜像を形成し(露光)、その潜像にトナーを付着させてトナー像を形成し(現像)、そのトナー像を記録紙に転写し(転写)、圧力や熱によって記録紙に定着させる(定着)ことにより画像を形成している。
【0046】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、複数の発光素子が配列された発光素子アレイと、上記複数の発光素子からの光束をそれぞれ像担持体上に光スポットとして結像するために、複数の結像素子が配列された結像素子アレイと、各開口がそれぞれの結像素子に対応して形成された遮光部材と、を備えた光プリントヘッドにおいて、上記結像素子アレイの配列ピッチをP、上記遮光部材の各開口の配列方向の開口径をApxとしたとき、
P≦1mm
0.8≦Apx/P<1.0
を満たしているため、結像素子の伝達効率を向上させることができると共に、結像素子の結像性能を向上させることができる。
また、上記遮光部材は、上記結像素子アレイの発光素子アレイ側及び像担持体側の両方に設けられるため、より遮光性能を高めることができる。上記結像素子アレイは、等価な結像素子が複数個一体形成されて配列されており、上記遮光部材は、不透明材質を用いて印刷または塗布により結像素子アレイと一体的に形成されているため、遮光部材と結像素子アレイとの位置調整を不用にすることができる。
【0048】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明において、上記結像素子は、レンズ面を有し、そのレンズ面が非球面形状であるため、結像素子の結像性能をさらに向上させることができる。
【0053】
請求項3記載の発明によれば、電子写真プロセスによって画像を形成する画像形成装置において、請求項1または2記載の光プリントヘッドを露光ユニットとして用いているため、露光ユニットの光出力を増加させることができ、印刷速度を速くすることができると共に、発光素子アレイの発光出力を下げることができ、省エネルギー化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる光プリントヘッドおよびこれを用いた画像形成装置の実施の形態に適用可能な結像素子アレイを示す部分斜視図である。
【図2】上記結像素子アレイを示す側面図である。
【図3】上記結像素子アレイを示す横断面図である。
【図4】本発明に適用可能な遮光部材が設けられた上記結像素子アレイを示す横断面図である。
【図5】別の遮光部材が設けられた上記結像素子アレイを示す横断面図である。
【図6】さらに別の遮光部材が設けられた上記結像素子アレイを示す横断面図である。
【図7】上記結像素子アレイの光学的配置を示す側面図である。
【図8】さらに別の遮光部材が設けられた上記結像素子アレイを示す横断面図である
【図9】さらに別の遮光部材が設けられた上記結像素子アレイを示す横断面図である
【図10】さらに別の遮光部材が設けられた上記結像素子アレイを示す横断面図である
【図11】像担持体の周囲に配置される各種ユニットを示す配置図である。
【図12】従来のアパーチャ部材が適用された結像素子アレイの一例を示す(A)は結像素子アレイの部分斜視図、(B)はアパーチャ部材の部分斜視図、(C)はアパーチャ部材が取り付けられた結像素子アレイの横断面図である。
【符号の説明】
1 結像素子アレイ
1a 入射面
1b 出射面
1c 全反射面
1d リブ部
11 境界部分
12 遮光部材
12a 開口
13 遮光部材
13a 開口
14 リブ
15 遮光部材
15a 開口
16 遮光部材
16a 開口
72 像担持体
90 帯電ユニット
91 露光ユニット
92 現像ユニット
93 転写ユニット
94 定着ユニット
95 除電ユニット
96 クリーナユニット[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an imaging element array used in a solid-state scanning writing digital writing optical system, and is applicable to a digital copying machine, a printer, a digital facsimile, and the like.
[0002]
[Prior art]
In recent years, with the miniaturization of digital output devices such as digital copying machines, printers, and digital facsimiles, there has been a demand for miniaturization of digital writing devices. Currently, the digital writing method can be roughly classified into two types. One is an optical scanning method in which a light beam emitted from a light source such as a semiconductor laser is optically scanned by a deflector and a light spot is formed by a scanning imaging lens, and the other is a light emitting element such as an LED array. This is a solid-state scanning method in which light beams emitted from the array are formed as light spots by an imaging element array.
[0003]
In the optical scanning method, the optical path length is increased because light is scanned by an optical deflector, whereas in the solid scanning method, the optical path length can be very short, so that the entire apparatus is small. There is also an advantage that a mechanical driving component such as a deflector is not necessary.
[0004]
As a conventional solid scanning digital writing apparatus, for example, there is one described in Japanese Patent Laid-Open No. 10-153751. As shown in FIG. 12A, an
[0005]
The light emitted from one point on the light emitting element surface enters the incident surface 90a of the
[0006]
As shown in FIG. 12B, the
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The thick plate-
[0008]
Further, in order to manufacture the
[0009]
On the other hand, in recent years, the resolution of writing devices is rapidly increasing, and high resolution such as 600 dpi and 1200 dpi is required. Therefore, high imaging performance is also required for the imaging element.
[0010]
The present invention has been made in order to solve the above-described problems of the prior art, and an optical print head capable of improving transmission efficiency and image forming performance, and an image forming apparatus using the same. The purpose is to provide.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
According to a first aspect of the present invention, there is provided a light emitting element array in which a plurality of light emitting elements are arranged, and a plurality of image forming elements for imaging light beams from the light emitting elements as light spots on an image carrier. In an optical print head provided with an imaging element array in which each aperture is formed and a light shielding member in which each opening is formed corresponding to each imaging element, the arrangement pitch of the imaging element array is P, and the light shielding When the aperture diameter in the arrangement direction of each aperture of the member is Apx,
P ≦ 1mm
0.8 ≦ Apx / P <1.0
The imaging element array is formed by arranging a plurality of equivalent imaging elements integrally, and the light shielding member is opaque on both the light emitting element array side and the image carrier side of the imaging element array. Print using material Or It is formed integrally with the imaging element array by coating.
[0013]
Claim 2 The described invention is claimed. 1 In the invention described above, the imaging element has a lens surface, and the lens surface has an aspherical shape.
[0018]
Claim 3 The invention described in the above is an image forming apparatus for forming an image by an electrophotographic process. Or 2 The optical print head described is used as an exposure unit.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of an optical print head and an image forming apparatus using the same according to the present invention will be described below with reference to the drawings. As shown in FIG. 1, the imaging element array 1 forms an image of a light beam from each light emitting element of a light emitting element array (not shown) in which a plurality of light emitting elements are arranged as a light spot on an image carrier. For this purpose, there are two pairs of substantially perpendicular surfaces, an incident surface 1a positioned on the incident side which is the light emitting element array side and an output surface 1b positioned on the output side which is the scanned surface side of the image carrier. A plurality of imaging elements formed integrally with the total reflection surface 1c are arranged in the α direction, and have an erecting equal magnification system in the arrangement direction (α direction) of the imaging elements. It is.
[0020]
The two pairs of total reflection surfaces 1c constitute a roof prism that forms an angle of 90 degrees with each other, do not act on image formation, and are inclined by 45 degrees with respect to the incident optical axis. In addition, a boundary portion between the incident surface 1a and the exit surface 1b of the imaging element and each edge of the entrance surface 1a and the exit surface 1b of the imaging element, which are parallel to the α direction that is the arrangement direction of the imaging elements. A rod-shaped rib portion 1d for enhancing positional accuracy during reinforcement and assembly is integrally formed on the edge portion along the α direction. In this embodiment, the imaging element array 1 uses a roof prism lens array (RPLA) formed by integrally molding a roof prism lens array, an incident side lens array, and an exit side lens array. 2 shows the imaging element array 1 when viewed from the β direction parallel to the α direction which is the arrangement direction of the imaging elements in FIG. 1, and FIG. 3 shows a cross section in the α direction. ing.
[0021]
Since the imaging element array 1 is an erecting equal-magnification system as described above, the shapes of the entrance surface 1a and the exit surface 1b of the imaging element are equal and optically equivalent, and the light emission of the light emitting element array The distance from the object point on the element surface to the incident surface 1a is equal to the distance from the exit surface 1b to the image point on the scanned surface of the image carrier. In the illustrated imaging element, both the entrance surface 1a and the exit surface 1b, which are lens surfaces, are formed in an arc shape, but may be formed in a non-arc shape. By forming the entrance surface 1a and the exit surface 1b into a non-arc shape, it is possible to further improve the imaging performance at the lens periphery.
[0022]
The imaging element array 1 is set to satisfy P ≦ 1 mm, where P is the arrangement pitch of the imaging elements. In image formation using the solid writing method, vertical stripes of the image are a problem. This vertical stripe is generated with the arrangement cycle of the imaging element array, and can be made inconspicuous by shifting the arrangement cycle of the imaging element array from a frequency band that is most sensitive to humans. The frequency band that humans feel most sensitively is known to be about 0.5 to 1 cycle / mm. Therefore, the arrangement pitch P of the imaging elements of the imaging element array 1 is set to 1 mm or less. As a result, vertical stripes can be made inconspicuous and a good image can be obtained.
[0023]
Further, since the arrangement pitch P of the imaging elements of the imaging element array 1 is 1 mm or less, the lens diameter in the arrangement direction of the imaging elements can be 1 mm or less. In the spherical single lens, as the lens diameter increases, the spherical aberration characteristic at the periphery of the lens is significantly reduced as compared with the vicinity of the optical axis of the lens. In “Seidel's five aberrations” (see “Introduction to Imaging Optics” on page 68), when the entrance pupil radius is R, the spherical aberration is R Three Coma is proportional to R 2 It is known to be proportional to Therefore, by setting the lens diameter in the arrangement direction of the image forming elements to 1 mm or less, it is possible to suppress deterioration in image forming performance at the periphery of the lens.
[0024]
A light beam emitted from one point of the light emitting element surface of the light emitting element array (not shown) enters the incident surface 1a of the imaging element array 1, is sequentially reflected by the two total reflection surfaces 1c, and is emitted from the emission surface 1b. It reaches the surface to be scanned of the image carrier. The incident optical axis and the outgoing optical axis are substantially 90 degrees. Due to the imaging action of the incident surface 1a and the exit surface 1b, one point image on the light emitting element surface is connected to one point on the scanned surface of the image carrier corresponding thereto. In this way, a large number of light emitting element surface images arranged in the light emitting element array are connected in a line on the scanned surface of the image carrier. This line direction is the main scanning direction, and the image carrier is scanned by controlling on / off of a large number of light emitting elements arranged in the light emitting element array while performing sub-scanning by rotating the image carrier. An image can be formed on the surface.
[0025]
FIG. 4 shows a cross section of the imaging element array 1 in the α direction, similarly to FIG. 3. As shown in FIG. 4, the imaging element array 1 includes a light emitting element array side and an image carrier side of the imaging element array 1 so as to block a boundary portion 11 between the adjacent imaging elements. In other words, the
[0026]
Further, as described above, since the arrangement pitch P of the imaging elements of the imaging element array 1 is P ≦ 1 mm, the lens diameter in the arrangement direction of the imaging elements of the imaging element array 1 is 1 mm or less, Since the deterioration of the imaging performance is suppressed to be small, therefore, the aperture diameter in the arrangement direction of the apertures 12a of the
0.8 ≦ Apx / P <1.0
Can be set to satisfy. Note that Apx <Lx, where Lx is the lens diameter in the arrangement direction of the imaging elements.
[0027]
According to the above embodiment, when the arrangement pitch P of the imaging elements of the imaging element array 1 is P ≦ 1 mm and the aperture diameter in the arrangement direction of the openings 12a of the
[0028]
The
[0029]
Next, the light shielding member will be described with some modifications. As shown in FIG. 5, the imaging element array 1 includes a light emitting element array side and an image carrier side of the imaging element array 1 so as to block a boundary portion 11 between adjacent imaging elements. In other words, the
[0030]
Further, as described above, since the arrangement pitch P of the imaging elements of the imaging element array 1 is P ≦ 1 mm, the lens diameter in the arrangement direction of the imaging elements of the imaging element array 1 is 1 mm or less, Since the deterioration of the imaging performance is kept small, therefore, the aperture diameter in the arrangement direction of the apertures 13a of the
0.8 ≦ Apx / P <1.0
Can be set to satisfy. Note that Apx <Lx, where Lx is the lens diameter in the arrangement direction of the imaging elements.
[0031]
FIG. 6 shows another modification of the light shielding member. As shown in FIG. 6,
[0032]
Further, as described above, since the arrangement pitch P of the imaging elements of the imaging element array 1 is P ≦ 1 mm, the lens diameter in the arrangement direction of the imaging elements of the imaging element array 1 is 1 mm or less, Since the deterioration of the imaging performance is kept small, therefore, the aperture diameter in the arrangement direction of the apertures 15a of the
0.8 ≦ Apx / P <1.0
Can be set to satisfy. Note that Apx = Lx, where Lx is the lens diameter in the arrangement direction of the imaging elements.
[0033]
What has been described so far is the opening in the arrangement direction of the light shielding members. Next, the opening in the direction orthogonal to the arrangement direction of the light shielding members will be described. FIG. 8 shows the imaging element array 1 when viewed from the β direction parallel to the α direction, which is the arrangement direction of the imaging elements, as in FIG. As shown in FIG. 8, in the imaging element array 1,
[0034]
Further, as described above, since the arrangement pitch P of the imaging elements of the imaging element array 1 is P ≦ 1 mm, the aperture diameter in the direction orthogonal to the arrangement direction of the openings 16a of the
Apy ≧ Axx,
1.0 ≦ Apy / P ≦ 1.75
Can be set to satisfy. If the lens diameter in the direction orthogonal to the arrangement direction of the imaging elements is Ly, Apy <Ly.
[0035]
According to the above embodiment, when the opening diameter in the direction orthogonal to the arrangement direction of the openings 16a of the
[0036]
Further, the
[0037]
Further, in the structure shown in FIG. 10, the
[0038]
Next, the arrangement pitch P of the imaging element array 1 is 0.6 mm, the opening diameter of the light shielding member in the arrangement direction is 0.5 mm, and the opening diameter in the direction orthogonal to the arrangement direction is 0.6 mm. Specific optical data in this case will be listed. As shown in FIG. 7, the distance from the object point on the light emitting element surface of the light emitting element array to the incident surface 1a of the imaging element array 1 is L1, and the image carrier is scanned from the exit surface 1b. The distance to the image point of the surface is L2, the distance on the optical axis from the incident surface 1a to the two pairs of total reflection surfaces 1c is D1, and the distance on the optical axis from the two pairs of total reflection surfaces 1c to the emission surface 1b The distance is D2.
[0039]
(Unit: mm)
L1 = L2 = 7.0
D1 = D2 = 0.7
Refractive index = 1.525
Arrangement pitch = 0.6
Radius of curvature of entrance surface 1a = 3.675
Radius of curvature of exit surface 1b = −3.675
[0040]
At this time, assuming a light-emitting element array of 600 dpi and each light-emitting element as a complete diffusion light source of 20 μm × 20 μm, the image height H = 0 on the scanning surface of the image carrier (the optical axis position of the imaging element) Beam spot diameter (1 / e) 2 As for (diameter), a simulation result that the arrangement direction is 42 μm and the direction orthogonal to the arrangement direction is 40 μm is obtained, and a good beam spot diameter is obtained despite the large aperture diameter in the arrangement direction.
[0041]
Next, the arrangement pitch P of the imaging element array 1 is 0.6 mm, the opening diameter of the light shielding member in the arrangement direction is 0.5 mm, and the opening diameter in the direction orthogonal to the arrangement direction is 1.0 mm. Specific optical data in this case will be listed. As in the optical data, as shown in FIG. 7, the distance from the object point on the light emitting element surface of the light emitting element array to the incident surface 1a of the imaging element array 1 is L1, and the exit surface of the imaging element array 1 L2 is the distance from 1b to the image point on the scanned surface of the image carrier, D1 is the distance on the optical axis from the incident surface 1a to the two pairs of total reflection surfaces 1c, and the light is emitted from the two pairs of total reflection surfaces 1c. The distance on the optical axis to the surface 1b is D2.
[0042]
(Unit: mm)
L1 = L2 = 8.0
D1 = D2 = 1.5
Refractive index = 1.525
Arrangement pitch = 0.6
Radius of curvature of entrance surface 1a = 4.200
Radius of curvature of exit surface 1b = -4.200
[0043]
The incident surface 1a and the exit surface 1b are both aspherical and can be represented by the following general aspherical expression.
X (H) = H 2 / [R + R√ {1- (1 + K) (H / R) 2 }]
+ AH Four + BH 6 + CH 8 + DH Ten + ...
R: paraxial radius of curvature, H: lens height, K: estimated number of circles,
A, B, C, D, ...: Constant
Aspherical parameter K = 6.944 of entrance surface 1a
A = −0.01745
Aspherical parameter K = 6.944 of the exit surface 1b
A = 0.01745
[0044]
At this time, assuming a 1200 dpi light emitting element array, the image height H = 0 on the scanning surface of the image carrier when each light emitting element is a 10 μm × 10 μm complete diffusion light source (the optical axis position of the imaging element) Beam spot diameter (1 / e) 2 (Diameter) is a good beam spot diameter despite the large aperture diameter in the direction orthogonal to the array direction, with the simulation result that the array direction is 13 μm and the direction orthogonal to the array direction is 16 μm. Is obtained.
[0045]
The optical print head can be used as an exposure unit of an image forming apparatus that forms an image by an electrophotographic process. As shown in FIG. 11, around the
[0046]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, in order to form a light-emitting element array in which a plurality of light-emitting elements are arrayed and light beams from the plurality of light-emitting elements as light spots on the image carrier, respectively, In an optical print head comprising an imaging element array in which image elements are arranged and a light shielding member in which each opening is formed corresponding to each imaging element, the arrangement pitch of the imaging element arrays is P, When the aperture diameter in the arrangement direction of each opening of the light shielding member is Apx,
P ≦ 1mm
0.8 ≦ Apx / P <1.0
Therefore, the transmission efficiency of the imaging element can be improved and the imaging performance of the imaging element can be improved.
Further, since the light shielding member is provided on both the light emitting element array side and the image carrier side of the imaging element array, the light shielding performance can be further improved. In the imaging element array, a plurality of equivalent imaging elements are integrally formed and arranged, and the light shielding member is printed using an opaque material. Or Since it is formed integrally with the imaging element array by coating, position adjustment between the light shielding member and the imaging element array can be made unnecessary.
[0048]
Claim 2 According to the described invention, the claims 1 In the invention described above, since the imaging element has a lens surface and the lens surface is aspherical, the imaging performance of the imaging element can be further improved.
[0053]
Claim 3 According to the described invention, in an image forming apparatus for forming an image by an electrophotographic process, Or 2 Since the described optical print head is used as an exposure unit, the light output of the exposure unit can be increased, the printing speed can be increased, and the light output of the light emitting element array can be reduced, thereby saving energy. Can be achieved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partial perspective view showing an imaging element array applicable to an embodiment of an optical print head and an image forming apparatus using the same according to the present invention.
FIG. 2 is a side view showing the imaging element array.
FIG. 3 is a transverse sectional view showing the imaging element array.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing the imaging element array provided with a light shielding member applicable to the present invention.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing the imaging element array provided with another light shielding member.
FIG. 6 is a transverse sectional view showing the imaging element array in which another light shielding member is provided.
FIG. 7 is a side view showing an optical arrangement of the imaging element array.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing the imaging element array provided with still another light shielding member.
FIG. 9 is a cross-sectional view showing the imaging element array provided with still another light shielding member.
FIG. 10 is a cross-sectional view showing the imaging element array provided with still another light shielding member.
FIG. 11 is a layout diagram showing various units arranged around the image carrier.
FIGS. 12A and 12B show an example of an imaging element array to which a conventional aperture member is applied, in which FIG. 12A is a partial perspective view of the imaging element array, FIG. 12B is a partial perspective view of the aperture member, and FIG. It is a cross-sectional view of the imaging element array to which is attached.
[Explanation of symbols]
1 Imaging element array
1a Incident surface
1b Outgoing surface
1c Total reflection surface
1d rib part
11 border
12 Shading member
12a opening
13 Shading member
13a opening
14 Ribs
15 Shading member
15a opening
16 Shading member
16a opening
72 Image carrier
90 Charging unit
91 Exposure unit
92 Development Unit
93 Transfer unit
94 Fixing unit
95 Static elimination unit
96 Cleaner unit
Claims (3)
上記複数の発光素子からの光束をそれぞれ像担持体上に光スポットとして結像するために、複数の結像素子が配列された結像素子アレイと、
各開口がそれぞれの結像素子に対応して形成された遮光部材と、を備えた光プリントヘッドにおいて、
上記結像素子アレイの配列ピッチをP、上記遮光部材の各開口の配列方向の開口径をApxとしたとき、
P≦1mm
0.8≦Apx/P<1.0
を満たし、
上記結像素子アレイは、等価な結像素子が複数個一体形成されて配列されており、
上記遮光部材は、上記結像素子アレイの発光素子アレイ側及び像担持体側の両方に不透明材質を用いて印刷または塗布により上記結像素子アレイと一体的に形成されていることを特徴とする光プリントヘッド。A light emitting element array in which a plurality of light emitting elements are arranged;
An imaging element array in which a plurality of imaging elements are arranged in order to form light beams from the plurality of light emitting elements as light spots on the image carrier;
In an optical print head provided with a light shielding member in which each opening is formed corresponding to each imaging element,
When the arrangement pitch of the imaging element array is P, and the aperture diameter in the arrangement direction of the openings of the light shielding member is Apx,
P ≦ 1mm
0.8 ≦ Ap x / P <1.0
The filling,
In the imaging element array, a plurality of equivalent imaging elements are integrally formed and arranged.
The light shielding member is formed integrally with the imaging element array by printing or coating using an opaque material on both the light emitting element array side and the image carrier side of the imaging element array. Print head.
請求項1または2記載の光プリントヘッドを露光ユニットとして用いていることを特徴とする画像形成装置。In an image forming apparatus that forms an image by an electrophotographic process,
An image forming apparatus using the optical print head according to claim 1 as an exposure unit.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007519A JP4107363B2 (en) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | Optical print head and image forming apparatus using the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007519A JP4107363B2 (en) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | Optical print head and image forming apparatus using the same |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001191579A JP2001191579A (en) | 2001-07-17 |
JP4107363B2 true JP4107363B2 (en) | 2008-06-25 |
Family
ID=18535900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000007519A Expired - Fee Related JP4107363B2 (en) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | Optical print head and image forming apparatus using the same |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4107363B2 (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014223739A (en) * | 2013-05-15 | 2014-12-04 | 株式会社リコー | Optical device, optical writing device and image forming device |
JP2015013395A (en) * | 2013-07-03 | 2015-01-22 | 株式会社リコー | Optical print head and image formation device |
-
2000
- 2000-01-17 JP JP2000007519A patent/JP4107363B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014223739A (en) * | 2013-05-15 | 2014-12-04 | 株式会社リコー | Optical device, optical writing device and image forming device |
JP2015013395A (en) * | 2013-07-03 | 2015-01-22 | 株式会社リコー | Optical print head and image formation device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001191579A (en) | 2001-07-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8077193B2 (en) | Optical scanning device and image forming apparatus using the same | |
JP5489612B2 (en) | Scanning optical device and image forming apparatus using the same | |
KR101078513B1 (en) | Optical scanning apparatus and image forming apparatus using the same | |
JP4819392B2 (en) | Scanning optical device and image forming apparatus using the same | |
JP5014075B2 (en) | Optical scanning device and image forming apparatus using the same | |
US6456314B1 (en) | Optical printing head and image forming apparatus using it | |
JP2009098332A (en) | Optical scanning device and image forming apparatus using the same | |
JP2007114484A (en) | Optical scanner and image forming device using it | |
US6496214B1 (en) | Image forming elements array, and optical printing head and image forming apparatus using the array | |
US6462879B2 (en) | Optical writing device and image forming apparatus and method using the same | |
KR100856163B1 (en) | Optical scanning apparatus and imageforming apparatus | |
JP5127122B2 (en) | Method for adjusting scanning line pitch interval of scanning optical device | |
US8896893B2 (en) | Light scanning apparatus and image forming apparatus using the same | |
JP2007045094A (en) | Scanning optical system and image forming device using the same | |
JP4434547B2 (en) | Scanning optical device and image forming apparatus using the same | |
JP4107363B2 (en) | Optical print head and image forming apparatus using the same | |
KR101209578B1 (en) | Illuminated position adjusting method in optical scanning apparatus | |
JP2008052197A (en) | Optical scanner and image forming apparatus using the same | |
JP4916069B2 (en) | Imaging element unit, optical writing unit, and image forming apparatus | |
JP4817526B2 (en) | Optical scanning device and image forming apparatus using the same | |
JP2003025625A (en) | Optical printing head and imaging apparatus | |
JP2005088352A (en) | Scanning optical device and image forming apparatus using it | |
JP6304476B2 (en) | Optical scanning apparatus and image forming apparatus | |
JP2000241754A (en) | Image-forming element array and optical printing head and image forming device using the same | |
JP2000249978A (en) | Image-formation element array, and optical printing head and image forming device using the same |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050111 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070308 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070814 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071011 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071226 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080222 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080325 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080325 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130411 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140411 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |