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JP4198324B2 - 皮革製表皮一体発泡品の製造方法 - Google Patents

皮革製表皮一体発泡品の製造方法 Download PDF

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郁雄 坂本
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Tachi S Co Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車のアームレスト、ヘッドレスト等を表皮一体発泡成形により製造するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のアームレスト、ヘッドレストには牛革、馬革などの天然皮革をトリムカバーに使用したものがある。
このアームレストなどは、所定形状に裁断した複数の皮革製表皮片と、この各表皮片の内側に設けた発泡体製ワディングとからなるトリムカバー片を袋状に縫製して内部にパッド成形用の発泡液を注入してパッドをワディングと一体発泡成形している。
【0003】
以上の皮革製表皮片はその裏面側に発泡体製のワディングをラミネートしてトリムカバー片を形成し、この各トリムカバー片を袋状に縫製して、アームレスト、ヘッドレスト等のトリムカバーを形成している。
【0004】
また、前記皮革製表皮片にはその周囲に前記ワディングを縫着又は接着してトリムカバー片を形成したものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前者はトリムカバー片の表皮片における裏側全体にワディングが接着されているため、縫製時においてトリムカバー片を折ったり、曲げたり或いは縫製したトリムカバーを裏返しすることにより、皮革製の表皮片側にヘッドレスト、アームレスト等の外観を損なう皺が発生する不具合があった。
【0006】
一方、後者は皮革製表皮片の全面に渉ってワディングが接着されていないため、前記前者の不具合はない。
しかし、表皮片とワディングとの周囲を縫着又は接着して形成した複数のトリムカバー片を接ぎ合わせてワディングが内側になるように、また、縫い代が内側になるように、袋状に縫製すると、ワディングに皺、折れ目が発生するため、このワディングにパッドが確実に一体発泡できない部分があった。
【0007】
そこで、本発明は斯様な皮革製表皮片にワディングをラミネートせずに、表皮片とワディングとの周囲を縫着又は接着してトリムカバー片を形成し、このトリムカバー片によって袋状のトリムカバーを使用してトリムカバーと発泡体製パッドを一体に発泡するものにおいて、表皮片、ワディングに皺、タルミが発生しないようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するための本発明は、前記表皮片に対して、前記ワディングは大きさを小形に形成した後、その表皮片とワディングとの両端縁を合わせて重ね合わせ、次に両端縁に沿って両者を一体に縫着して前記トリムカバー片を形成後、複数の該トリムカバー片を袋状に縫製して内部にパッドを発泡成形することを特徴とするものである。
【0009】
以上の構成により、表皮片がワディングに対して大きいため、トリムカバー片の形成時において、ワディングに対して表皮片が弛むが、このトリムカバー片の多数を縫い代及びワディングを内側にして袋状に縫製すると、ワディングが表皮片に密着し表皮片に弛みが生じない。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
図面は自動車用座席に設けるヘッドレストの製造方法を示す。
【0011】
図1、図2はヘッドレストの外面を構成する袋状のトリムカバーの縫製用トリムカバー片(A)を示し、このトリムカバー片(A)は所定形状に裁断された牛革、馬革などの天然皮革からなる表皮片(2)と、この表皮片(2)に対して小形状の大きさに裁断されているウレタンフォームなどのスラブ材製のワディング(1)とから構成されている。
【0012】
以上のワディング(1)と表皮片(2)は、外周縁(1A)(2A)に切り込みからなる位置決め用のノッチ(11)(21)…が設けてある。
そして、図示するものはワディング(1)の4隅(1B)…が表皮片(2)の外周縁(2A)の一部分(2B)…と一致するように形成されている。
【0013】
従って、表皮片(2)の一部分(2B)間がワディング(1)からはみ出すような大きさに形成されている。
このはみ出す量は、ワディング(1)の厚み、パッド成形用の発泡液の発泡圧等による伸縮性によっても異なるが、少なくとも後述するように複数のトリムカバー片(A)(B)(C)を縫い代が内側になるように袋状に縫製した際に、各表皮片(2)の内面に密着するようにする。
【0014】
即ち、各トリムカバー片(A)(B)(C)を袋状に縫製すると、縫い代が略直角状に折れ曲がるため、表皮片(2)の外周寸法とワディングの外周寸法に距離違いが発生するが、この距離違いが生じるように、つまり、各トリムカバー片(A)を袋状に縫製した際に、表皮片(2)の外周寸法とワディング(1)の外周寸法が一致するように表皮片(2)に対してワディング(1)の大きさを小さく形成する。
【0015】
以上の表皮片(2)とワディング(1)とを重ね合わせ、各ノッチ(11)(21)が一致するように表皮片(2)とワディング(1)の外周縁(1A)(2A)に沿って縫糸(4)でミシン縫いすることにより、図3に示すようにトリムカバー片(A)が形成される。
【0016】
このトリムカバー片(A)は、ワディング(1)に対して表皮片(2)が大きいため、表皮片(2)に弛みが生じる。
【0017】
斯様にして複数のトリムカバー片(A)(B)(C)を形成して、各トリムカバー片(A)…のワディング(1)側を内側に、また、トリムカバー片(A)…の縫い代を内方に略直角状に折曲して袋状にヘッドレスト用のトリムカバーを縫製する。
【0018】
斯様に複数のトリムカバー片(A)…を袋状に縫製することにより、各ワディング(1)が表皮片(2)の内側に密着し、表皮片(2)に弛みが生じない。
【0019】
然る後、このトリムカバー内にヘッドレストのフレームと一体のステー(6)を挿通した後、トリムカバー内にパッド成形用の発泡液を注入してパッド(7)をワディング(1)に一体に発泡成形すると図4、図5に示すように、ヘッドレストが製造される。
【0020】
なお、図4、図5に示すものは、自動車用シートのヘッドレストであるが、本発明は自動車用シートのアームレスト…など、天然皮革を表皮片に使用するものにおいて有効に利用できる。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、天然皮革製の表皮片の外周縁にワディングを縫着又は接着によりトリムカバー片を形成し、この複数のトリムカバー片を袋状に縫製して内部にパッド成形用の発泡液を注入してパッドをワディングと一体に発泡成形するものにおいて、前記袋状にトリムカバーを縫製した際に、ワディングに皺、折れ目が全く発生しない。
そのため、パッドの発泡成形性が良好となる。
【0022】
しかも、従来方法に対してワディングの大きさを皮革製表皮片に対してあらかじめ小形に調節すれば良いため、トリムカバー片の成形性も損なわれない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用する皮革製表皮片とワディングを示す平面図である。
【図2】図1のIIーII線断面図である。
【図3】図1の状態の表皮片とワディングを一体に縫製してトリムカバー片とした状態の断面図である。
【図4】本発明に係る方法で製造したヘッドレストの斜視図である。
【図5】図4のVーV線断面図である。
【符号の説明】
A トリムカバー片
1 ワディング
2 皮革製表皮片

Claims (1)

  1. 所定形状に裁断した複数の皮革製表皮片と、この各表皮片の内側に設けた発泡体製ワディングとからなるトリムカバー片を、袋状に縫製して、内部にパッド成形用の発泡液を注入してパッドをワディングと一体発泡成形する表皮一体発泡品の製造方法において、
    前記表皮片に対して、前記ワディングは大きさを小形に形成した後、その表皮片とワディングとの両端縁を合わせて重ね合わせ、次に両端縁に沿って両者を一体に縫着して前記トリムカバー片を形成後、複数の該トリムカバー片を袋状に縫製して内部にパッドを発泡成形することを特徴とする皮革製表皮一体発泡品の製造方法。
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