JP4181250B2 - Natural gas heating method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば液化天然ガスより冷熱利用されて沸騰点以上に気化した天然ガスと、冷熱利用されていない液化天然ガスを同時に混合、気化、昇温させるためのオープンラック型気化器による天然ガス昇温方法に係り、ダウンフロー式となしたオープンラック型気化器の上部ヘッダタンクを2重管にし、液をスパージパイプに、ガスをヘッダー環状部に供給する構成により、従来は液体と気体のそれぞれに熱交換器が必要であったものを1つの熱交換器で効率よく、気化、昇温させることができるダウンフロー式オープンラック型気化器による天然ガス昇温方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
液化天然ガス(以下LNGという)の気化装置としては、オープンラック型気化器(ORV)、サブマージド気化器(SMV)等の気化器が利用されており、又、該気化器などで昇温気化させた天然ガス(以下NGという)を加熱するのに、ブレージングヒーター、温水式加熱器等が用いられていた。
【0003】
LNGの気化装置として多用されるオープンラック型気化器は、例えば直径方向に一対のフィンを突出させたフィンチューブをフィン方向に配列して一枚のパネル状となし、その上下端部にヘッダータンクを設けて熱交換パネルを構成し、該パネルを複数連立配置して、下部ヘッダータンクからLNGを導入して熱交換パネル内を上昇させ、上方に配設した散水用トラフより熱媒体の海水を熱交換パネル面に流下させる間に熱交換する構造である。
【0004】
また、オープンラック型気化器は、上部から下部へと導出するダウンフロー式の構成もあり、上部ヘッダータンク内に装着したスパージパイプにLNGを導き、これに設けられた小穴からLNGを偏りなく連続に噴出することにより、ヘッダーの環状通路部に導入され、伝熱管に均等に分配するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
LNGは、それ自体が極低温(−160℃)であるためにこの冷熱を有効利用することが種々行われ、例えば大型の冷凍機や冷蔵庫の冷熱源として利用されている。この場合、LNGは冷凍機などの熱交換器で気化されて、例えば−40℃程度のNGとなる。このNGを燃料として利用するためには、さらに常温まで昇温する必要があり、別途上記のORVなどで昇温されるが、その数%程度はまだLNGを含んでいることがあり、ORV内で気液2相流の問題より均一に分散させることが困難であることから運転時に異音や振動を発したり、安定した気化ができない問題があった。
【0006】
一つのORVでNGとLNGの両方を混合して気化、昇温させるに際し、両者を気化器導入の直前の配管部に混合装置を設け、気液混相状態でスパージパイプに導入すると比重差により液/ガスの分離が起こり、スパージパイプ内で波状流や塊状流となり偏りなく分配することができない。
【0007】
一方、NGとLNGをスパージパイプを介することなく、ヘッダータンクに別々に導入すると、比重差による液/ガス分離で前記同様の様相を示し、伝熱管に均等分配できない。
【0008】
また、NGとLNGをヘッダーに別々に導入すると、内部でNGが極低温であるLNGにより冷却され、一部又はその大半が再液化することがあり、ガスが再液化する場合には急激な体積収縮(一般的に液とガスの体積比は1:600)が起こるため、その衝撃でヘッダー内部で液が揺動し、異音や振動を発し、装置に多大な応力を生じさせたり、装置出口の気化ガス圧力の不安定現象、流量ハンチング等のいわゆるあおりが現れ、通常の運転には供せない状態となる問題があった。
【0009】
そこで、前記の冷凍機などで冷熱利用されたガス状のNGは、気液分離装置でLNGを除去して、それぞれ別のORVなどで昇温あるいは気化させていた。従って、装置全体から見ると複数の気化器を要して大型化する嫌いがあった。
【0010】
この発明は、上述した一つのORVでNGとLNGの両方を混合して気化、昇温させるに際し、気液2相流特有の問題と再液化による問題を解消し、運転時の異音や振動がなく、出口側の気化ガス圧力が安定し、流量ハンチングの問題もなく、NGとLNGの両方を1つの熱交換器で効率よく、気化、昇温させることが可能なダウンフロー式のORVによる天然ガス昇温方法の提供を目的としている
【0011】
【課題を解決するための手段】
発明者らは、ORVで気化ガスと液化ガスの気液2相流特有の問題と再液化による問題を解消するために、ヘッダータンクの構成について種々検討した結果、上部ヘッダータンクを2重管となして液化ガスをスパージパイプに、気化ガスをヘッダー環状部にそれぞれ供給し、下部ヘッダータンクへ降下させて熱交換させるダウンフロー式としたオープンラック型気化器を採用することにより目的が達成できることを知見した。
【0012】
また、発明者らは、上記構成のORVにおいて、スパージパイプの上面に液化ガスの供給用の小孔を配設し、かつスパージパイプの外周部に吹き流れを防止するためのリングを設けること、気化ガスがヘッダー内に流入した直後の乱れを整流するための整流手段を上部ヘッダータンク内に配設することにより、ヘッダー内での気液2相の混合が均一になされ、ガスの再液化がヘッダー内で連続的に行われるので、伝熱管に偏流なく分配され、各伝熱管での熱交換が均等となり円滑な気化が可能であることを知見し、この発明を完成した。
【0013】
さらに、発明者らは、上記構成のダウンフロー式ORVは、いずれの気化ガス及び液化ガスも適用可能であり、例えば、冷熱利用されたガス状NGやタンクで貯蔵中に発生したボイルオフガス、荷役中に発生したボイルオフガスなどを、通常の液化されたNGとの混合、気化が可能であり、特に気化ガスがNGであり、液化ガスが同じLNGまたは熱量調整用などの液化石油ガスLPGである適用例が好適であることを確認した。
【0014】
【発明の実施の形態】
図面に基づいてこの発明のORVの一構成例を詳述する。図1にこの発明によるORVの全体構成を示すが、熱交換パネル1は、直径方向に一対のフィンを突出させたフィンチューブ2をフィン方向に配列して一枚のパネル状となし、その上下端部にヘッダータンク3,4を設けて構成し、熱交換パネル1上方に配設した散水用トラフ5より熱媒体の海水を熱交換パネル1面に流下させる。
【0015】
上部ヘッダータンク3は、図2に示すごとく、両端は閉塞した外管31内にスパージパイプ33を内蔵した2重管構造であり、ここではスパージパイプ33は外管31の一方端より液化ガス導入口34を露出し、同じ側の外管31上面には気化ガス導入口32が設けてある。
【0016】
スパージパイプ33の他端は、図3Cに示すごとき外管31内に嵌入したブラインドフランジ35で閉塞かつ支持され、前記導入口34との間を図3Aに示すごとき管外面に放射状に設けたウイングからなるサポート36、37で支持される。外管31内はスパージパイプ33内とその環状部とからなる。また、前記サポートはスパージパイプ33の外周部あるいは外管31内周部に突設したり、別部材で環状部に挿入するなど種々の構成が採用できる。
【0017】
前記サポートのうち外管31の気化ガス導入口32に近いサポート37は、ここではウイング幅が長く設定され、上部ヘッダータンク3の環状部に入った気化ガスがスパージパイプ33外周を回りながら進むのを防止してできるだけ水平に平行移動するように整流する整流分配板を兼ねている。
【0018】
気化ガスがヘッダータンク3内に流入した直後の乱れを整流し、気化ガスを環状部内に均等に分配するための整流手段は、サポート兼用の放射状ウイングのほか、スパージパイプ33外周または外管31内周部に突設する小ウイング、リブ状のもの、あるいは別部材で環状部に挿入するなど、整流が可能であれは種々の構成が採用できる。
【0019】
一方、スパージパイプ33の上面には一定間隔で小孔38が設けられ、スパージパイプ33内に導入された液化ガスが小孔38よりオーバーフローする構成である。また、スパージパイプ33の外周には所定数の小孔38毎にリング39が周設されており、これは環状部をスパージパイプ33外周部に平行に進む気化ガスにてオーバーフローした液化ガスが吹き流れるのを防止する機能を有している。
【0020】
上述の構成からなる上部ヘッダータンク3において、上部ヘッダータンク3の環状部に入った気化ガスは整流分配板を兼ねているサポート37により、環状部内に均等に分配されてスパージパイプ33に沿って進み、また、スパージパイプ33内に導入された液化ガスは、パイプの上面の小孔38からオーバーフローし、気化ガスと液化ガスは混合、再液化しながら環状部を流下し、上部ヘッダータンク3に貫通接続されるフィンチューブ2の上端口21に達してフィンチューブ2内を流下する。
【0021】
特に、スパージパイプ33の外周に設けたリング39はにて、小孔38から噴出した液化ガスが気化ガスにより長手方向に吹き流されずに当該リング39で下方に落下することで多数のフィンチューブ2への分配が不均等になることを防止できる。
【0022】
なお、液化ガスと気化ガスの混合比によっては気化ガスが全て再液化しないが、この際フィンチューブ2の上端口21部で混合し流下し、フィンチューブ2で海水と熱交換されて気化、加熱され、全てがガスとなって下部ヘッダータンク4より導出されて、需要家に供給される。
【0023】
この発明において、熱交換器のORVには、特徴である上部ヘッダータンクを2重管となしたダウンフロー式構成が採用できれば、いずれの加熱源、構成を用いたORVでも採用できる。また、液化ガスと気化ガスの導入口には公知の異種金属継手を用いて漏洩を防止したり、上部ヘッダータンク外部を断熱材で覆い保冷を行うことにより、熱交換効率を安定かつ向上させるなどの公知の補助手段を採用することもよい。
【0024】
【実施例】
LNGを前段として冷凍機の冷熱源として熱交換器で気化し、後段に上述の構成からなるダウンフロー式ORVを用いたところ、前段で−40℃程度のNGが得られた。この発明によるダウンフロー式ORVに当該NGとLNGを供給して混合気化させ、常温のNGを得る操業を6か月間以上連続運転した。
【0025】
試験の間、運転時の異音や振動がなく、あおりがなく出口側の気化ガス圧力が安定し、設計値の運転が可能であった。各部の経時変化を調査したところ、極めて高い耐久性を有していることが分かった。
【0026】
すなわち、上部ヘッダータンク内での気液の混合が均一になされ、ガスの再液化がタンク内で連続的に行われるので、チューブに偏流なく分配され、各チューブでの熱交換が均等となり、極めて円滑な気化が行われ、また、各チューブの流入量が均一で温度のばらつきがないのことから、パネルとしてのチューブが収縮量の違いによる異常応力の発生や、曲がり等を防止でき、真直状態を維持できる結果、耐久性の高い装置とすることができたと推測される。
【0027】
【発明の効果】
この発明のダウンフロー式ORVによる天然ガス昇温方法は、上部ヘッダータンク内での気液2相流による波状流や塊状流による揺動がなく異音や振動を発することがなく、気液の混合が均一になされてガスの再液化が上部ヘッダータンク内で連続的に行われるため、各チューブへの分配と熱交換が均等に行われ、かつ流入量が均一で温度のばらつきがないことから、効率のよい熱交換を行うことができるとともに装置の耐久性を高めることができる。
【0028】
この発明によるダウンフロー式ORVは、実施例の他、冷熱利用されたガス状の天然ガスやタンクで貯蔵中に発生したボイルオフガス、荷役中に発生したボイルオフガスなどを通常の液化された天然ガスと同時に1台の装置で混合し気化、加熱処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるダウンフロー式オープンラック型気化器の全体構成を示す正面説明図である。
【図2】この発明によるダウンフロー式オープンラック型気化器の上部ヘッダータンクの内部構成を示す縦断説明図である。
【図3】図2の上部ヘッダータンクの要部の詳細を示す縦断説明図であり、Aはタンクの直径方向の断面、Bはタンクの軸方向の断面、Cはタンクエンドの断面を示す。
【符号の説明】
1 熱交換パネル
2 フィンチューブ
3 上部ヘッダータンク
4 下部ヘッダータンク
5 散水用トラフ
21 上端口
31 外管
32 気化ガス導入口
33 スパージパイプ
34 液化ガス導入口
35 ブラインドフランジ
36,37 サポート
38 小孔
39 リング[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention, for example, a natural gas which is cold utilized from liquefied natural gas is vaporized to above the boiling point, mixing the liquefied natural gas that is not cold utilized simultaneously vaporized natural gas by open rack vaporizer for raising the temperature relates to a heating method, the upper header tank of the open rack vaporizer without a down flow type and a double tube, the liquid in Supajipaipu, the configuration for supplying gas to the header annulus, the conventional respective liquid and gas The present invention relates to a natural gas temperature raising method using a downflow type open rack type vaporizer that can efficiently vaporize and raise the temperature of one that requires a heat exchanger.
[0002]
[Prior art]
As a vaporizer for liquefied natural gas (hereinafter referred to as LNG), a vaporizer such as an open rack vaporizer (ORV) or a submerged vaporizer (SMV) is used. In order to heat natural gas (hereinafter referred to as NG), brazing heaters, hot water heaters and the like have been used.
[0003]
An open rack type carburetor that is frequently used as an LNG vaporizer is, for example, a fin-like tube with a pair of fins projecting in the diameter direction to form a single panel, and a header tank at the upper and lower ends. To form a heat exchange panel, a plurality of the panels are arranged in a row, LNG is introduced from the lower header tank to raise the inside of the heat exchange panel, and the sea water of the heat medium is supplied from the watering trough disposed above. It is a structure for exchanging heat while flowing down the surface of the heat exchange panel.
[0004]
In addition, the open rack type vaporizer also has a down flow type structure that leads out from the upper part to the lower part. The LNG is led to the sparge pipe installed in the upper header tank, and the LNG is continuously distributed evenly from the small holes provided in this. By being ejected, it was introduced into the annular passage portion of the header and was evenly distributed to the heat transfer tubes.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Since LNG itself has an extremely low temperature (−160 ° C.), various utilization of this cold energy is performed, and for example, it is used as a cold heat source for large refrigerators and refrigerators. In this case, LNG is vaporized by a heat exchanger such as a refrigerator, and becomes NG of about −40 ° C., for example. In order to use this NG as a fuel, it is necessary to further raise the temperature to room temperature, and the temperature is separately raised by the above-mentioned ORV or the like. However, about several percent of the NG may still contain LNG, However, since it is difficult to disperse more uniformly than the problem of gas-liquid two-phase flow, there are problems that abnormal noise and vibration are generated during operation, and stable vaporization cannot be performed.
[0006]
When mixing and vaporizing and heating both NG and LNG with one ORV, a mixing device is provided in the piping part immediately before the introduction of the vaporizer, and if it is introduced into the sparge pipe in a gas-liquid mixed phase state, the liquid / Gas separation occurs, and it becomes a wavy flow or a lump flow in the sparge pipe and cannot be distributed without any bias.
[0007]
On the other hand, if NG and LNG are separately introduced into the header tank without passing through the sparge pipe, the liquid / gas separation due to the difference in specific gravity shows the same aspect as described above, and the heat transfer tubes cannot be evenly distributed.
[0008]
In addition, when NG and LNG are separately introduced into the header, NG is cooled by LNG that is extremely cold inside, and part or most of it may be reliquefied. Since contraction (generally, the volume ratio of liquid to gas is 1: 600), the shock causes the liquid to oscillate inside the header, generating abnormal noise and vibration, causing a great amount of stress to the device, So-called tilts such as unstable gas pressure at the outlet and flow rate hunting appear, and there is a problem that it cannot be used for normal operation.
[0009]
Therefore, gaseous NG that has been cold-utilized in the refrigerator or the like has been heated or vaporized by another ORV or the like by removing LNG with a gas-liquid separator. Accordingly, when viewed from the whole apparatus, there is a discomfort for requiring a plurality of vaporizers to increase the size.
[0010]
This invention eliminates problems inherent to gas-liquid two-phase flow and problems due to reliquefaction when mixing and vaporizing both NG and LNG with one ORV as described above. According to without, the vaporized gas pressure is stabilized on the outlet side, without problems flow hunting, efficiency both NG and LNG in a single heat exchanger may, vaporization, of possible down-flow type be heated ORV The purpose is to provide a method for raising the temperature of natural gas.
[Means for Solving the Problems]
The inventors have conducted various studies on the configuration of the header tank in order to eliminate the problems specific to gas-liquid two-phase flow of vaporized gas and liquefied gas and the problem due to reliquefaction in ORV. Knowing that the purpose can be achieved by adopting a down-flow type open rack type vaporizer that supplies liquefied gas to the sparge pipe and vaporized gas to the header ring and lowers it to the lower header tank to exchange heat. did.
[0012]
In addition, in the ORV configured as described above, the inventors have provided a small hole for supplying a liquefied gas on the upper surface of the sparge pipe, and provided a ring for preventing a blowing flow on the outer periphery of the sparge pipe, By arranging rectification means in the upper header tank to rectify the turbulence immediately after the gas flows into the header, the gas-liquid two-phase mixing in the header is made uniform, and gas re-liquefaction is performed in the header. Thus, the present invention has been completed by discovering that heat is distributed to the heat transfer tubes without uneven flow, heat exchange in each heat transfer tube is uniform, and smooth vaporization is possible.
[0013]
Further, the inventors can apply any vaporized gas and liquefied gas to the downflow type ORV having the above-described configuration, for example, gaseous NG using cold heat, boil-off gas generated during storage in a tank, cargo handling, etc. The boil-off gas generated therein can be mixed and vaporized with normal liquefied NG, and in particular, the vaporized gas is NG, and the liquefied gas is the same LNG or liquefied petroleum gas LPG for heat quantity adjustment, etc. It was confirmed that the application example was suitable.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A configuration example of the ORV of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 shows an overall configuration of an ORV according to the present invention. A heat exchange panel 1 is formed as a single panel by arranging
[0015]
As shown in FIG. 2, the
[0016]
The other end of the
[0017]
Among the supports, the
[0018]
The rectifying means for rectifying the turbulence immediately after the vaporized gas flows into the
[0019]
On the other hand,
[0020]
In the
[0021]
In particular, in the
[0022]
Depending on the mixing ratio of the liquefied gas and the vaporized gas, the vaporized gas does not re-liquefy. However, at this time, it is mixed and flows down at the
[0023]
In the present invention, the ORV of any heat source and configuration can be used for the ORV of the heat exchanger as long as a downflow configuration in which the characteristic upper header tank is a double pipe can be adopted. In addition, a known dissimilar metal joint is used at the inlet of the liquefied gas and the vaporized gas to prevent leakage, or by covering the outside of the upper header tank with a heat insulating material and keeping it cool, the heat exchange efficiency is stabilized and improved. It is also possible to employ known auxiliary means.
[0024]
【Example】
When LNG was vaporized with a heat exchanger as a cooling heat source of the refrigerator with the preceding stage and a downflow ORV having the above-described configuration was used with the latter stage, NG of about −40 ° C. was obtained in the preceding stage. The NG and LNG were supplied to the downflow type ORV according to the present invention to be mixed and vaporized, and the operation for obtaining normal temperature NG was continuously operated for 6 months or more.
[0025]
During the test, there was no abnormal noise or vibration during operation, there was no tilt, the vaporized gas pressure on the outlet side was stable, and the design value operation was possible. When the time-dependent change of each part was investigated, it turned out that it has extremely high durability.
[0026]
That is, gas-liquid mixing in the upper header tank is made uniform, and gas reliquefaction is continuously performed in the tank, so that it is distributed to the tubes without uneven flow, heat exchange in each tube becomes even, extremely Smooth vaporization is performed, and since the inflow of each tube is uniform and there is no temperature variation, the tube as a panel can prevent abnormal stress due to difference in shrinkage, bend, etc., straight state As a result, it is presumed that the device can be made highly durable.
[0027]
【The invention's effect】
Natural gas heating method according to the down flow type ORV of the invention, without emitting noise and vibration without oscillating due to wavy flow or bulk flow due to the gas-liquid two-phase flow in the upper header tank, the gas-liquid Because mixing is performed uniformly and gas reliquefaction is continuously performed in the upper header tank, distribution to each tube and heat exchange are performed uniformly, and the inflow is uniform and there is no temperature variation. , the durability of the device it is possible to perform efficient heat exchange can be highly Mel.
[0028]
The downflow ORV according to the present invention is a natural liquefied natural gas that is obtained by using cold natural gas, boil-off gas generated during storage in a tank, boil-off gas generated during cargo handling, etc. At the same time, mixing, vaporization, and heat treatment are possible with a single device.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory front view showing the overall configuration of a downflow type open rack type vaporizer according to the present invention.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view showing an internal configuration of an upper header tank of a downflow type open rack type vaporizer according to the present invention.
3 is a longitudinal sectional view showing details of a main part of the upper header tank of FIG. 2, wherein A is a cross section in the diameter direction of the tank, B is a cross section in the axial direction of the tank, and C is a cross section of the tank end.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
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